JP2008140610A - ディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物形成材料層の面内のムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供する。
【解決手段】基板600上に構造物形成材料層601を形成する構造物形成材料層形成工程と、構造物形成材料層601上に耐サンドブラスト性を有するマスクパターンを形成するパターニング工程と、構造物形成材料層601およびマスクパターンに対して切削材を噴射しつつ構造物形成材料層601上を移動可能な噴射ガンを備えたサンドブラスト装置によりマスクパターンの形成されていない部分の構造物形成材料層601を切削して構造物を形成する構造物形成工程と、を備え、構造物形成工程において、構造物形成材料層601のムラに応じて噴射ガンを制御することを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板上に形成された構造体形成材料層をサンドブラスト加工により所定の形状に形成するディスプレイパネルの製造方法に関する。
従来、ディスプレイパネルとして、例えば、プラズマディスプレイパネルや液晶表示パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどがある。これらディスプレイパネルは、表示面を構成する前面基板、および、この背面側に設けられた背面基板を備えており、これら基板上には発光領域を構成する様々な構造物が適宜設けられている。このような構造物としては、例えば、プラズマディスプレイパネルにおいては、発光領域を複数の単位発光領域に区画するリブや、各単位発光領域において放電発光させるためのアドレス電極およびバス電極等、これら電極等を被覆する誘電体層等が挙げられる。
ここで、プラズマディスプレイパネルの背面板となる基板上にリブを形成する際に用いられるサンドブラスト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1のサンドブラスト装置は、基板を搬送する搬送ローラと、この搬送ローラによる搬送方向と直交する方向に往復移動しながら切削材を噴射する噴射ガンと、などを備えている。そして、基板上にリブを形成する際には、まず、基板上にガラスペーストを塗布乾燥した後、このガラスペースト上におけるリブとなる部分に、耐サンドブラスト性を有するマスクを形成する。この後、この基板を搬送ローラにて所定方向に搬送するとともに、噴射ガンを基板の搬送方向と直交する方向に往復移動させながら切削材を基板に向けて噴射することにより、マスクが形成されていない部分のガラスペーストを切削してリブを形成する。
特開2005−186204
ところで、従来のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、例えば、ガラスペーストにムラが発生するという問題が一例としてあげられる。主なムラとして、ガラスペーストを塗布した後、乾燥時に発生する乾燥ムラが挙げられる。例えば、図1に、乾燥ムラが発生した時の基板600の断面を示す。基板600に塗布された構造物形成材料層601であるガラスペーストは、端部ほど乾燥しやすいため、端部が盛り上がり、ヒケと呼ばれる肉厚部601Aが形成される。
これに対し、従来のサンドブラスト装置を用いたリブの形成においては、図2に示すように、基板上での噴射ガンの移動速度が一定になるように、噴射ガンを往復移動させていた。ここで、図2は、噴射ガンの位置と速度との関係を示すグラフであり、噴射ガンの位置に合わせて基板600が示されている。図2中の折れ線Pは、噴射ガンの移動速度を示し、上方に位置するほど移動速度が大きい。すなわち、噴射ガンは、一端側の停止位置Aから加速移動を開始し、基板600より手前の位置Bにおいて一定の速度に達した後、その速度を維持しつつ基板600上を移動する。そして、基板600から外れた位置Cから減速を開始し、反対側の停止位置Dにて停止する。これにより、基板600に塗布された構造物形成材料層601であるガラスペーストを均一に切削することができる。
しかし、図2に示すような従来のリブの形成方法により、図1に示すような乾燥ムラが発生した構造物形成材料層601を切削すると、構造物形成材料層601は面内のいずれの位置においても均一に切削されるので、肉厚部601Aの形状(すなわちヒケ)が、そのままリブに残ってしまうという問題が一例としてあげられる。
本発明は、このような点に鑑み、構造物形成材料層の面内のムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基板上に構造物形成材料層を形成する構造物形成材料層形成工程と、前記構造物形成材料層上に耐サンドブラスト性を有するマスクパターンを形成するパターニング工程と、前記構造物形成材料層および前記マスクパターンに対して切削材を噴射しつつ前記構造物形成材料層上を移動可能な噴射ガンを備えたサンドブラスト装置により前記マスクパターンの形成されていない部分の前記構造物形成材料層を切削して構造物を形成する構造物形成工程と、を備え、前記構造物形成工程において、前記構造物形成材料層のムラに応じて前記噴射ガンを制御することを特徴とするディスプレイパネルの製造方法である。
〔第1の実施の形態〕
以下に、本発明に係る第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[ディスプレイパネルの構成]
まず、本実施の形態において製造するディスプレイパネルであるプラズマディスプレイパネルの概略構成について以下に説明する。
図3は、本実施の形態におけるプラズマディスプレイパネルの内部構造を示す一部を切り欠いた分解斜視図である。
図3において、1はプラズマディスプレイパネルで、このプラズマディスプレイパネル1は、放電空間1Aを介して前面基板10と背面基板20とが対向配置されている。
前面基板10の内面側には、複数の透明電極11、図示しない複数のバス電極、複数のブラックストライプ13、誘電体層14および保護膜15がそれぞれ設けられている。
背面基板20の内面側には、この背面基板20上に複数のアドレス電極21がそれぞれ平行に設けられ、これらアドレス電極21を覆うように背面基板20の内面側に絶縁体層であるアドレス電極保護層22が設けられ、さらにこのアドレス電極保護層22上にストライプ形状のリブ23が設けられ、これらリブ23により、複数個の放電セル24が区画形成される。
複数個の放電セル24の内部には、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の蛍光体層(25R、25G、25B)が順に形成されている。放電空間1Aの内部、すなわちそれぞれの放電セル24の内部は、ネオンガスなどの放電ガスが充填され、外気との間で密閉されている。
なお、本実施の形態において形成される構造物は、プラズマディスプレイパネル1のリブ23である。
[サンドブラスト装置の構成]
次に、本実施の形態に用いるサンドブラスト装置の構成について、図面に基づいて説明する。図4は、第1の実施の形態に係るサンドブラスト装置の概略構成を示す平面視での断面図である。図5は、サンドブラスト装置の正面視での断面図である。
図4および図5において、100はサンドブラスト装置である。このサンドブラスト装置100は、図示しない前工程装置からプラズマディスプレイパネルの背面板となる略矩形板状の基板600を搬入する。この後、基板600を略矩形状の長手方向と搬送方向とが略一致する状態で搬送するとともに、基板600上に形成された構造物形成材料層601をサンドブラスト加工することにより図示しないリブを形成して、この基板600に付着した切削材Kを除去する装置である。このサンドブラスト装置100は、前工程装置から搬入される基板600上に形成された構造物形成材料層601の厚さムラを検出する検出室170と、構造物形成材料層601にサンドブラスト加工を施すブラスト室110と、サンドブラスト加工の際に基板600に付着する切削材Kなどを除去する図示しないエアブロー部と、などを備えている。なお、構造物形成材料層601上には、マスクパターンが形成されているが、図示は省略している。
ブラスト室110は、例えば金属などの材料により下面が開口された略矩形箱状に形成された筐体上部120と、この筐体上部120の下端に連結され上面および下面が開口された略四角錐台形状に形成された筐体下部130と、を備えた筐体140を有している。そして、筐体上部120および筐体下部130にて、サンドブラスト空間140Aが略区画形成されている。
筐体上部120は、略長方形板状の天板部121と、この天板部121の長手方向の両側縁において下方に向けて略垂直に設けられた略矩形板状の側板部122,123と、天板部121の前工程装置側の端縁において下方に向けて略垂直に設けられた略矩形板状の基端板部124と、天板部121のエアブロー部側の端縁において下方に向けて略垂直に設けられた略矩形板状の先端板部125と、にて下面が開口された略矩形箱状に形成されている。基端板部124における下方には、側板部122側から側板部123側にかけて略細長矩形状に形成され基板600をサンドブラスト空間140Aに搬入するための搬入孔124Aが形成されている。先端板部125における基端板部124の搬入孔124Aに略対応する位置には、基板600をサンドブラスト空間140Aから搬出するための搬出口125Aが形成されている。
筐体下部130は、側板部122,123の下端縁において対向する側板部123,122側の斜め下方に向けて設けられた略台形板状の側斜板部131,132と、基端板部124の下端縁において先端板部125側の斜め下方に向けて設けられた略台形板状の図示しない基斜板部と、先端板部125の下端縁において基端板部124側の斜め下方に向けて設けられた略台形板状の図示しない先斜板部と、にて上面および下面が開口され上面よりも下面が小さい略四角錐台形状に形成されている。そして、この筐体下部130の下面の開口部が、切削材Kをサンドブラスト空間140Aの外部に排出する排出孔140Bとされている。
また、筐体140には、サンドブラスト空間140Aの上下方向略中央から下方にかけての位置などに設けられた搬送部150と、この搬送部150の上方などに設けられた切削部160と、などが備えられている。
搬送部150は、前工程装置から搬入された基板600をエアブロー部に搬出する。そして、この搬送部150は、サンドブラスト空間140Aにおける側斜板部131,132の基端板部124側から先端板部125側にかけて設けられたローラ保持部151,152と、ローラ保持部151,152を架橋する状態に設けられた複数の搬送手段としての搬送ローラ153と、筐体140の外部に設けられた駆動手段としての駆動モータ154と、駆動力伝達手段としての駆動ベルト155と、などを備えている。
搬送ローラ153は、例えば金属やセラミックなどの材料により略丸棒状に形成されている。この搬送ローラ153は、軸方向一端側に設けられローラ保持部151により保持される被保持部153Aと、軸方向他端側に設けられローラ保持部152により保持される被保持部153Bと、被保持部153A,153Bにより挟まれる位置に設けられ基板600が載置される基板載置部153Cと、被保持部153Aよりも軸方向一端側に設けられ駆動ベルト155が架け回されるローラ架回部153Dと、を有している。なお、搬送ローラ153は、被保持部153A,153B、基板載置部153C、ローラ架回部153Dを一体的に形成したものでもよいし、それぞれを別体で形成してこれらを組み立てた構成などいずれの構成としてもよい。
ローラ保持部151は、例えば金属などの材料により略棒状に形成され側斜板部131の各端板部124,125側において上方に向けて立設された固定ステー151A,151Bと、例えば金属などの材料により略細長矩形板状に形成され固定ステー151A,151Bを架橋する状態に設けられた架橋部材151Cと、を備えている。架橋部材151Cにおける上面には、搬送ローラ153を被保持部153Aにて回転可能に保持する複数の保持部材151Dが、基端板部124側から先端板部125側にかけて略同一間隔で並設されている。この保持部材151Dは、被保持部153Aの円周面を包むように保持している。
ローラ保持部152は、固定ステー151A,151B、架橋部材151Cと略同一の構成を有する固定ステー152A,152B、架橋部材152Cを備えている。固定ステー152A,152B、架橋部材152Cは、側斜板部132における固定ステー151A,151B、架橋部材151Cにそれぞれ略対応する位置に設けられている。また、架橋部材152Cの上面における架橋部材151Cに設けられた保持部材151Dに略対応する位置には、搬送ローラ153を被保持部153Bにおいて回転可能に保持する保持部材152Dが設けられている。
そして、ローラ保持部151,152の保持部材151D,152Dにより各搬送ローラ153を保持することにより、搬送ローラ153は、サンドブラスト空間140Aにおいて基端板部124側から先端板部125側にかけて略同一間隔に並設される。
駆動モータ154は、搬送ローラ153を駆動する。この駆動モータ154は、筐体140の側斜板部131側の外部における先端板部125側に配設されている。そして、駆動モータ154は、モータ本体154Aと、このモータ本体154Aの一面から突出するように設けられモータ本体154Aの駆動により回転するモータ軸154Bと、を備えている。モータ本体154Aは、モータ軸154Bの軸方向が搬送ローラ153の軸方向と略一致するように配設されている。そして、モータ軸154Bの先端側には、駆動ベルト155が架け回されるモータ架回部154Cが設けられている。なお、ここでは、駆動手段として駆動モータ154を適用した構成について例示するが、これに限らず他の駆動手段を適宜適用してもよい。
駆動ベルト155は、駆動モータ154の動力を各搬送ローラ153に伝達する。この駆動ベルト155としては、例えばゴムなどの材料により形成されたものが例示できるが、これに限られない。また、ここでは、駆動力伝達手段として駆動ベルト155を適用した構成について例示するが、これに例えばチェーンや歯車など駆動モータ154の動力を伝達可能な他の駆動力伝達手段を適宜適用してもよい。この駆動ベルト155は、側斜板部131に形成された挿通孔131Aを介して筐体140の外部から内部にかけて設けられ、各搬送ローラ153のローラ架回部153Dおよび駆動モータ154のモータ架回部154Cに架け回されている。これにより、モータ本体154Aによりモータ軸154Bが回転されると駆動ベルト155が駆動し、この駆動ベルト155の駆動により各搬送ローラ153が所定の方向に回転して、搬送ローラ153に載置された基板600が搬送される。
切削部160は、搬送ローラ153により搬送される基板600上の構造物形成材料層601に対して切削材Kを噴射することにより、構造物形成材料層601を切削してリブを形成する。そして、この切削部160は、サンドブラスト空間140Aにおける上方に設けられ図示しない制御部の制御により切削材Kを噴射する噴射ガン161,162と、天板部121の上方に設けられ噴射ガン161,162を構造物形成材料層601のムラに応じて制御するガン移動制御部163と、例えば天板部121の上方に設けられ噴射ガン161,162に切削材Kを供給する図示しない切削材供給部と、などを備えている。
ガン移動制御部163は、サンドブラスト空間140Aにおける基端板部124近傍の上方において噴射ガン161を基板600の搬送方向と略直交する方向に往復移動させる図示しない第1の移動制御部と、噴射ガン161よりも先端板部125側において噴射ガン162を噴射ガン161と略同一方向に往復移動させる図示しない第2の移動制御部と、を備えている。なお、ここでは、第1の移動制御部および第2の移動制御部が噴射ガン161,162を基板600の搬送方向と略直交する方向に往復移動させる構成について例示するが、これに限らず噴射ガン161,162を往復移動させる方向が基板600の搬送方向と一致しない方向であれば、いずれの方向に往復移動させる構成としてもよい。また、第1の移動制御部と第2の移動制御部とを別体で設けた構成について例示するが、これらを1つで構成してもよいし、これらの一部を共有させた構成などとしてもよい。そして、第1の移動制御部および第2の移動制御部は略同一の構成を有しているので、以下において、第1の移動制御部について詳細に説明し、第2の移動制御部については説明を簡略化する。
第1の移動制御部は、天板部121の上方における基端板部124近傍の側板部122側から側板部123側に基板600の搬送方向に略垂直に架け渡された図示しないレールと、レールに係合されるとともに図示しない略棒状の連結部を介して噴射ガン161と連結されレールに沿って往復移動される図示しない駆動部と、などを備えている。そして、第1の移動制御部は、駆動部をレールに沿って移動させることにより、噴射ガン161を平面視で搬送ローラ153の一端縁153Eよりも側板部122側の折返し部R11まで移動させる。また、第1の移動制御部は、駆動部をレールに沿って他方に移動させることにより、噴射ガン161を平面視で搬送ローラ153の他端縁153Fよりも側板部123側の折返し部R12まで移動させる。すなわち、第1の移動制御部は、噴射ガン161が折返し部R11または折返し部R12に到達した際に、噴射ガン161と側斜板部131または側斜板部132との間に搬送ローラ153が存在しないような位置に設定された折返し部R11と折返し部R12との間で、噴射ガン161を往復移動させる。なお、レールの上方には、駆動部および噴射ガン161がレールの所定位置を通過したことを検知して検知信号を出力する噴射ガン検知手段としての図示しない接触式センサが六つ設けられている。これら六つの接触式センサは、レール上方の任意の位置に配置可能に構成されている。
第2の移動制御部は、第1の移動制御部の先端板部125側に隣接されている。第2の移動制御部は、天板部121の上方における基端板部124近傍の側板部122側から側板部123側に基板600の搬送方向に略垂直に架け渡されたレール165と、レール165に係合されるとともに略棒状の連結部164を介して噴射ガン162と連結されレール165に沿って往復移動される駆動部166と、などを備えている。そして、第2の移動制御部は、駆動部166をレール165に沿って移動させることにより、噴射ガン162を折返し部R11から基板600の搬送方向と略同一方向に移動した位置である折返し部R13まで移動させる。また、第2の移動制御部は、駆動部166をレール165に沿って他方に移動させることにより、噴射ガン162を折返し部R12から基板600の搬送方向と略同一方向に移動した位置である折返し部R14まで移動させる。すなわち、第2の移動制御部は、噴射ガン162が折返し部R13または折返し部R14に到達した際に、噴射ガン162と側斜板部131または側斜板部132との間に搬送ローラ153が存在しないような位置に設定された折返し部R13と折返し部R14との間で、噴射ガン162を往復移動させる。なお、レール165の上方には、駆動部166および噴射ガン161がレール165の所定位置を通過したことを検知して検知信号を出力する噴射ガン検知手段167としての接触式センサが六つ設けられている。これら六つの接触式センサは、レール165上方の任意の位置に配置可能に構成されている。
噴射ガン161,162は、下方に向けて開口され切削材供給部から供給される切削材Kを噴射する図示しない噴射孔を有している。そして、この噴射孔は、長手方向が基板600の搬送方向と略同一となるようなスリット状に形成されている。なお、ここでは、噴射孔がスリット状に形成された噴射ガン161,162を用いる構成について例示するが、これに限らず例えば噴射孔がスリット状以外の形状である例えば略円形状に形成された複数の噴射ガン161,162を基板600の搬送方向に並設する構成や、噴射孔が例えば略円形状に形成された1つの噴射ガン161を基板600の搬送方向に揺動させる構成など適宜他の構成などとしてもよい。
検出室170は、基端板部124に隣接して設けられる。検出室170は、例えば金属などの材料により基端板部124側に開口部を有する略箱状に形成され側板部122,123および天板部121に連接された筐体171を有している。筐体171の基端板部124と逆側の側面における基端板部124の搬入孔124Aに略対応する位置には、基板600を前工程から搬入するための搬入口171Aが形成されている。そして、この筐体の内部に略区画形成された検出空間には、前工程から搬入される基板600上に形成された構造物形成材料層601の厚さムラを検出する厚さムラ検出手段172としてのレーザーセンサなどが設けられている。厚さムラ検出手段172は、図示しない制御手段により検出空間の上方において基板600の搬送方向と略直交する方向に往復移動される。また、検出空間の基端板部124の搬入孔124A上方には、下方に向けて帯状の圧縮空気を噴射し、検出室170とブラスト室110との間の空気の流れを遮断する図示しないエアカーテンが設けられている。これにより、検出室170とブラスト室110とが区分けされている。
エアブロー部は、例えば金属などの材料により例えば上方が略箱状に形成され、例えば下方が略四角錐台形状に形成された図示しない筐体を有している。そして、この筐体の内部に略区画形成されたエアブロー空間には、ブラスト室110から搬入される基板600に例えばエアーを噴射することにより基板600に付着した切削材Kなどを除去する図示しないエア噴射部などが設けられている。
[サンドブラスト装置の動作]
次に、サンドブラスト装置100の動作について説明する。なお、ここでは、噴射ガン161が折返し部R12に位置し、噴射ガン162が折返し部R13に位置する状態において、基板600が搬入された際のサンドブラスト装置100の動作について説明する。
まず、サンドブラスト装置100の検出室170は、前工程装置から構造物形成材料層601が形成された基板600が搬入されると、検出空間の上方の厚さムラ検出手段172を基板600の搬送方向と略直交する方向に往復移動させる。厚さムラ検出手段172は、基板600上に形成された構造物形成材料層601にレーザーを照射し、構造物形成材料層601の厚さ(すなわち厚さムラ)を検出して検出信号を出力する。なお、基板600は、当初は図示しない外部搬送手段により搬送方向に搬送され、基板600の先端側がブラスト室110に搬入された後は、搬送部150の搬送ローラ153にて搬送される。
次に、サンドブラスト装置100のブラスト室110は、搬送部150に構造物形成材料層601が形成された基板600が搬入されると、例えば予め駆動されている搬送部150の搬送ローラ153にて基板600を所定速度で搬送する。また、ブラスト室110は、切削部160にて噴射ガン161,162から切削材Kを基板600に向けて噴射させ、噴射ガン161を折返し部R12から折返し部R11に向けて移動させるとともに、噴射ガン162を折返し部R13から折返し部R14に向けて移動させる。なお、ここでは、噴射ガン161の移動方向と噴射ガン162の移動方向とを異なる方向とした構成について例示するがこれに限られない。この後、噴射ガン161が折返し部R11に到達すると、第1の移動制御部は、噴射ガン161を折返し部R12に向けて移動させる。また、第2の移動制御部も、同様にして噴射ガン162を折返し部R13に向けて移動させる。
そして、噴射ガン161,162が基板600の上方を通過して切削材Kが基板600に衝突すると、この衝突によりマスクパターンが形成されていない部分の構造物形成材料層601が切削され、基板600にリブが形成される。ここで、切削材Kや切削された構造物形成材料などは、排出孔140Bからサンドブラスト空間140Aの外部に排出され適宜再利用される。なお、基板600の搬送速度、噴射ガン161,162からの切削材Kの噴射量などは、基板600に形成されるリブが所望の形状となるように適宜調整されている。この後、リブが形成された基板600は、搬送部150にてエアブロー部に搬送され、エアブロー部にて表面に付着した切削材Kが除去される。
ここにおいて、噴射ガン161,162は、構造物形成材料層601の厚さムラに応じて制御される。具体的には、噴射ガン161,162の切削速度が制御される。切削速度の制御は、例えば、図6に示すように、厚さムラ検出手段172から出力された厚さムラの検知信号に基づいて、噴射ガン161,162の移動速度を制御することにより実施される。ここで、図6は、噴射ガン161,162の位置と速度との関係を示すグラフであり、噴射ガン161,162の位置に合わせて基板600が示されている。図6中の折れ線Pは、噴射ガン161,162の移動速度を示し、上方に位置するほど移動速度が大きい。
すなわち、噴射ガン161,162は、一端側の停止位置A(折返し部R11,R12,R13,R14のいずれか)から加速移動を開始し、基板600より手前の位置Bにおいて一定の速度に達する。構造物形成材料層601の端部に形成され厚さムラ検出手段172に検知された肉厚部601A(ヒケ)に追従するように、構造物形成材料層の端部より手前の位置Cにおいて、再び加速を開始し、構造物形成材料層601の厚さが一定となる位置Dにおいて一定の速度に達する。その速度を維持しつつ基板600上を移動し、構造物形成材料層601の反対側の端部に形成された肉厚部601A(ヒケ)に追従するように、位置Eにおいて、減速を開始し、基板600から外れた位置Fにおいて一定の速度に達する。位置Gから再び減速を開始し、反対側の停止位置H(折返し部R11,R12,R13,R14のいずれか)にて停止する。これにより、噴射ガン161,162が構造物形成材料層601の端部上に位置する時の切削速度が、噴射ガン161,162が構造物形成材料層601の中央部上に位置する時の切削速度よりも大きくなるように制御される。
[ディスプレイパネルの製造方法]
本実施の形態のディスプレイパネルの製造方法は、基板上に構造物形成材料層を形成する構造物形成材料層形成工程と、構造物形成材料層上にマスクパターンを形成するパターニング工程と、構造物形成材料層を切削して構造物を形成する構造物形成工程と、を備える。
構造物形成材料層形成工程は、例えば、ガラスペースト等の構造物形成材料を基板600上に塗布した後、必要に応じて乾燥等の処理を施し、構造物形成材料層601を形成する工程である。ガラスペーストは、例えば、ガラスフリット、バインダ、溶剤および添加剤等を含み、乾燥および焼成することでバインダおよび溶剤が除去され、ガラスフリットが融着されてリブが得られるものである。
パターニング工程は、構造物形成材料層601上に耐サンドブラスト性を有するマスクパターンを形成する工程である。
構造物形成工程は、上述のサンドブラスト装置を用いて、構造物形成材料層601上を往復移動する噴射ガン161,162から構造物形成材料層601およびマスクパターンに対して切削材Kを噴射し、マスクパターンの形成されていない部分の構造物形成材料層601を切削して構造物を形成する工程である。
[第1の実施の形態の作用効果]
上述したように、上記第1の実施の形態では、以下に示す作用効果を奏することができる。
(1)ディスプレイパネルの製造方法が、基板600上に構造物形成材料層601を形成する構造物形成材料層形成工程と、構造物形成材料層601上に耐サンドブラスト性を有するマスクパターンを形成するパターニング工程と、構造物形成材料層601およびマスクパターンに対して切削材Kを噴射しつつ構造物形成材料層601上を移動可能な噴射ガン161,162を備えたサンドブラスト装置100によりマスクパターンの形成されていない部分の構造物形成材料層601を切削して構造物を形成する構造物形成工程と、を備え、構造物形成工程において、構造物形成材料層601のムラに応じて噴射ガン161,162を制御するので、構造物形成材料層601の面内のムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができる。
(2)噴射ガン161,162の制御が、切削速度を制御することで実施されるので、構造物形成材料層601に各種のムラがある場合においても、ムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができる。例えば、構造物形成材料層601に組成の偏り(組成ムラ)がある場合、組成の違いにより切削しにくい部分において、切削速度を大きくすれば、このような部分についても他の部分と同様の厚さとすることができ、良好な構造物を形成することができる。
(3)切削速度が、構造物形成材料層601の厚さムラに応じて制御されるので、構造物形成材料層601に厚さムラがある場合においても、厚さムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができる。例えば、乾燥ムラの発生により構造物形成材料層601の端部に形成された肉厚部601Aにおいて、切削速度を大きくすれば、肉厚部601Aを深く切削して、他の部分と同様の厚さとすることができ、良好な構造物を形成することができる。
(4)噴射ガン161,162は、基板600の搬送方向に対して交差する方向に往復移動可能に構成され、構造物形成工程において、噴射ガン161,162が構造物形成材料層601の端部上に位置する時の切削速度が、噴射ガン161,162が構造物形成材料層601の中央部上に位置する時の切削速度よりも大きくなるように制御されるので、例えば、乾燥ムラの発生により構造物形成材料層601の端部に形成された肉厚部601Aを深く切削し、他の部分と同様の厚さとすることができ、良好な構造物を形成することができる。
(5)サンドブラスト装置100が、構造物形成材料層601の厚さムラを検出する厚さムラ検出手段172を有し、噴射ガン161,162による切削速度が、厚さムラ検出手段172により検出された構造物形成材料層601の厚さムラに応じて調整されるので、構造物形成材料層601の厚さムラを確実に排除することができ、良好な構造物を形成することができる。
(6)サンドブラスト装置100が、噴射ガン161,162を有するブラスト室110と、エアカーテンによりブラスト室110と区分けされ厚さムラ検出手段172を有する検出室170と、を備えるので、ブラスト室110の空気が切削材Kとともに検出室170に入り込むことがなく、厚さムラ検出手段172が故障したり、誤動作したりする等の不具合が発生しにくい。これによれば、例えば、切削材Kが散在する空間では使用できないレーザーセンサ等を厚さムラ検出手段172として使用することができる。
(7)検出室170において厚さムラ検出手段172が構造物形成材料層601の厚さムラを検出した後、ブラスト室110において構造物形成工程が実施されるので、直前に検出した構造物形成材料層601の厚さムラに応じて効率的に構造物形成工程を実施することができる。
〔第2の実施の形態〕
以下に、本発明に係る第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様のサンドブラスト装置100を例示して説明するがこれを用いるディスプレイパネルの製造方法に限られない。なお、本実施の形態は、サンドブラスト装置100の動作が第1の実施の形態と異なり、用いられるサンドブラスト装置100自体は第1の実施の形態のサンドブラスト装置100と同一であるから、サンドブラスト装置100の説明を省略する。また、サンドブラスト装置100の動作についても説明を簡略化する。
本実施の形態において、第1の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段および第2の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段167は、それぞれ図6におけるA,B,C,D,E,Fに対応する位置の上方に配置されている。そして、厚さムラ検出手段172による構造物形成材料層601の厚さムラの検出は実施しない。
切削速度の制御は、厚さムラ検出手段172により検出された構造物形成材料層601の厚さムラにはよらず、噴射ガン161,162が第1の移動制御部のレールおよび第2の移動制御部のレール165の所定位置を通過したことを示す検知信号に基づいて調整される。
すなわち、第1の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段および第2の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段167は、それぞれ噴射ガン161,162がA,B,C,D,E,Fを通過したことを示す検知信号を出力し、この検知信号に基づいて第1の移動制御部の駆動部および第2の移動制御部の駆動部166が、噴射ガン161,162の移動速度を図6に示す速度と等しくなるように制御する。
なお、A,B,C,D,E,Fの位置は、例えば、予めテストサンプルを用いて測定した構造物形成材料層601の厚さムラに応じて決定することができる。構造物形成材料層601の厚さムラは、厚さムラ検出手段172によって求めてもよく、その他の手段によって求めてもよい。また、第1の実施の形態を用いてディスプレイパネルを製造した時の、噴射ガン161,162の移動速度を記録しておき、その記録からA,B,C,D,E,Fの位置を決定してもよい。
[第2の実施の形態の作用効果]
上記第2の実施の形態では、第1の実施の形態の(1)〜(4)と同様の作用効果に加え以下に示す作用効果を奏することができる。
(8)サンドブラスト装置100が、噴射ガン161,162を所定の移動方向にガイドする第1の移動制御部のレールおよび第2の移動制御部のレール165と、噴射ガン161,162がレールの所定位置を通過したことを検知して検知信号を出力する第1の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段および第2の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段167と、を有し、噴射ガン161,162が、第1の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段および第2の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段167から出力された検知信号に基づいて制御されるので、構造物形成材料層601上における噴射ガン161,162の位置に応じて、噴射ガン161,162を制御することができ、構造物形成材料層601の面内のムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができる。
例えば、第1の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段および第2の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段167を、乾燥ムラによって生じた構造物形成材料層601の肉厚部601Aに対応する位置の前後に配置し、その区間内において切削速度が大きくなるように噴射ガン161,162を制御すれば、肉厚部601Aを深く切削して、他の部分と同様の厚さとすることができ、良好な構造物を形成することができる。
(9)第1の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段および第2の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段167は、レール165上方の任意の位置に配置可能に構成されているので、厚さムラ検出手段172によって検出することが不可能なムラが発生した場合でも、そのムラに応じて第1の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段および第2の移動制御部の六つの噴射ガン検知手段167の配置を決定すれば、それらのムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができる。
(10)切削速度の制御が、厚さムラ検出手段172により検出された構造物形成材料層601の厚さムラにはよらないので、毎回基板600の構造物形成材料層601の厚さムラを検出する必要がなく、工程の簡略化および省電力化を図ることができる。
[実施の形態の変形]
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、各実施の形態に用いるサンドブラスト装置100において、検出室170とブラスト室110とが、エアカーテンにより区分けされる構成を例示したが、これに限定されない。検出室170は、ブラスト室110から切削材Kが入り込まないように、ブラスト室110から区分けされていればよく、例えば、ブラスト室110を適宜の手段で減圧することにより、区分けされていてもよい。この場合でも、エアカーテンによる区分けと同様に、ブラスト室110から検出室170に空気および切削材Kが入り込むことを防止することができ、厚さムラ検出手段172が故障したり、誤動作したりする等の不具合が発生しにくい。
上述の各実施の形態において、構造物形成材料層601を切削する切削速度は、噴射ガン161,162の移動速度により制御されることとしたが、これに限定されない。例えば、噴射ガン161,162から噴射される切削材Kの単位時間あたりの量を増減することによっても、切削速度を制御することができる。また、例えば、噴射ガン161,162が切削材Kを噴射する噴射圧の増減によっても、切削速度を制御することができる。これらの場合においても、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、良好な構造物を形成することができる。
さらに、各実施の形態において、基板600上に形成される構造物は、プラズマディスプレイパネルのリブであるとしたが、これに限定されず、本発明は、他の構造物に対しても適用できる。
[実施形態の作用効果]
上述したように、上記実施の形態では、ディスプレイパネルの製造方法が、基板600上に構造物形成材料層601を形成する構造物形成材料層形成工程と、構造物形成材料層601上に耐サンドブラスト性を有するマスクパターンを形成するパターニング工程と、構造物形成材料層601およびマスクパターンに対して切削材Kを噴射しつつ構造物形成材料層601上を移動可能な噴射ガン161,162を備えたサンドブラスト装置100によりマスクパターンの形成されていない部分の構造物形成材料層601を切削して構造物を形成する構造物形成工程と、を備え、構造物形成工程において、構造物形成材料層601のムラに応じて噴射ガン161,162を制御するので、構造物形成材料層601の面内のムラによる影響を排除して、良好な構造物を形成することができる。
基板上のガラスペーストに発生した乾燥ムラを示す図。 従来のリブ形成における噴射ガンの移動速度を示す図。 本発明の第1の実施の形態におけるプラズマディスプレイパネルの内部構造を示す一部を切り欠いた分解斜視図。 前記第1の実施の形態におけるサンドブラスト装置の概略構成を示す平面視での断面図。 前記第1の実施の形態におけるサンドブラスト装置の正面視での断面図。 前記第1の実施の形態における噴射ガンの移動速度を示す図。
符号の説明
100 サンドブラスト装置
110 ブラスト室
150 搬送部
161,162 噴射ガン
165 レール
167 噴射ガン検知手段
170 検出室
172 厚さムラ検出手段
600 基板
601 構造物形成材料層
601A 肉厚部

Claims (7)

  1. 基板上に構造物形成材料層を形成する構造物形成材料層形成工程と、
    前記構造物形成材料層上に耐サンドブラスト性を有するマスクパターンを形成するパターニング工程と、
    前記構造物形成材料層および前記マスクパターンに対して切削材を噴射しつつ前記構造物形成材料層上を移動可能な噴射ガンを備えたサンドブラスト装置により前記マスクパターンの形成されていない部分の前記構造物形成材料層を切削して構造物を形成する構造物形成工程と、
    を備え、
    前記構造物形成工程において、前記構造物形成材料層のムラに応じて前記噴射ガンを制御する
    ことを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  2. 請求項1に記載のディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記噴射ガンの制御は、切削速度を制御する
    ことを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記切削速度は、前記構造物形成材料層の厚さムラに応じて制御される
    ことを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載のディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記噴射ガンは、前記基板の搬送方向に対して交差する方向に往復移動可能に構成され、
    前記構造物形成工程において、前記噴射ガンが前記構造物形成材料層の端部上に位置する時の前記切削速度が、前記噴射ガンが前記構造物形成材料層の中央部上に位置する時の前記切削速度よりも大きくなるように制御される
    ことを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記サンドブラスト装置は、
    前記噴射ガンを所定の移動方向にガイドするレールと、
    前記噴射ガンが前記レールの所定位置を通過したことを検知して検知信号を出力する噴射ガン検知手段と、
    を有し、
    前記噴射ガンは、前記噴射ガン検知手段から出力された前記検知信号に基づいて制御される
    ことを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記サンドブラスト装置は、前記構造物形成材料層の厚さムラを検出する厚さムラ検出手段を有し、
    前記噴射ガンは、前記厚さムラ検出手段により検出された前記構造物形成材料層の厚さムラに応じて制御される
    ことを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  7. 請求項6に記載のディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記サンドブラスト装置は、
    前記噴射ガンを有するブラスト室と、
    前記ブラスト室と区分けされ前記厚さムラ検出手段を有する検出室と、
    を備え、
    前記検出室において前記厚さムラ検出手段が前記構造物形成材料層の厚さムラを検出した後、前記ブラスト室において構造物形成工程が実施される
    ことを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
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