JP2008140182A - 入力装置、送受信システム、入力処理方法、および制御プログラム - Google Patents

入力装置、送受信システム、入力処理方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数種類の入力処理を特別な切り替え操作無しで行う。
【解決手段】本発明のリモコン2は、複数の入力エリアを含んで構成される入力面を備え、該入力面に対するユーザの接触位置を検出するタッチパッド5と、タッチパッド5の入力面に対するユーザの押圧を検出するプッシュSW8と、プッシュSW8がタッチパッド5に対するユーザの押圧を検出したときに、上記複数の入力エリアのうち、タッチパッド2が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられたチャンネルに切り替える処理を行うことを指示する命令を生成する制御部10とを備えているので、座標入力とチャンネル切り替えという2つの入力処理を特別な切り替え操作無しで行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の入力処理を特別な切り替え操作無しで行うことのできる入力装置等に関するものである。
近年、PC(パーソナルコンピュータ)を初めとする各種電子機器は、急速に高性能化、多機能化、小型化しており、これらの電子機器に入力指示を行う入力装置にも、電子機器の高性能化、多機能化、小型化に対応すべく、様々な工夫が施されている。
例えば、PCで計算処理等を行う場合、主に数字の入力を行うことになる。このような場合、入力装置としてテンキーが利用されている。テンキーを用いることで容易に、かつスピーディに数字の入力を行うことができる。テンキーは、デスクトップ型のPCのキーボードには始めから組み込まれている場合がほとんどである。
一方、ノート型PCでは、小型化のために、テンキーを備えていないものが一般的である。したがって、ノート型PCでテンキー入力を行うためには、外付けのテンキーを利用する必要があるが、外付けのテンキーを利用することは、ノート型PCの小型であるという利点を損なうことにもなる。
また、ノート型PCでは、マウスの代わりにタッチパッドで座標入力するものが一般的であり、一般的にタッチパッドを備えている。そこで、特許文献1では、タッチパッドをテンキーとして利用できるようにすることで、ノート型PCでテンキー入力を可能にしている。
具体的には、特許文献1では、図12に示すような外観のパーソナルコンピュータ(ノート型PC)101が開示されている。図示のように、特許文献1に開示されているノート型PCは、機能ボタン102およびタッチパッド103を備えている。また、タッチパッド103は、図13に示すように、4×4の16区画に分割されており、分割された各区画には、数字や算術記号などがそれぞれ割り当てられている。
特許文献1では、機能ボタン102が操作された場合に、タッチパッド103からの入力をテンキー入力と判断することにより、ノート型PCにおけるテンキー入力を可能にしている。
すなわち、特許文献1の技術では、タッチパッド103という1つの入力装置を用いて、通常の座標入力とテンキー入力との2通りの入力を行えるようにしており、これによりノート型PCの小型であるという利点を損なわずにテンキーを利用することができる。
また、特許文献2では、デスクトップ型PCのキーボードに備えられているテンキー部分をタッチパッドで構成している。そして、キーボード上に設けられた「MOUSE」キーを押下することで、タッチパッド入力モードとテンキー入力モードとを切り替えるようになっている。
具体的には、特許文献2では、「MOUSE」キーを押下しているときに、タッチパッドに触れることによって座標入力を行うことができ、「MOUSE」キーを押下していないときにタッチパッドに触れることによってテンキー入力を行うことができる。
すなわち、特許文献2の技術では、タッチパッドという1つの入力装置を用いて、通常の座標入力とテンキー入力との2通りの入力を行えるようにすることで、マウスを用いる場合と比べて省スペースで座標入力とテンキー入力との両方を行うことを可能にしている。
特開2000−284900号公報(2000年10月13日公開) 特開平11−102247号公報(1999年4月13日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、テンキー入力と座標入力との切り替えを行うときに「機能ボタン」や「MOUSE」キーを操作する必要がある。
すなわち、ノート型PCやPCのキーボードには、ただでさえ多くの入力キーが設けられている。その上、さらにテンキー入力への切り替えを行うためのキーを追加した場合、ユーザにとって、どのボタンを押せばテンキー入力と座標入力との切り替えができるのかを把握することは困難な作業となる。つまり、切り替えのためのキーを新たに設けることは、ユーザの操作性という観点から好ましくない。
また、図13に示すように、タッチパッド103に数字や算術記号が記載されている場合、一見、その数字や記号の部分を押すだけでテンキー入力ができるように感じるが、実際には、機能ボタン102を操作しなければテンキー入力を行うことができない。
つまり、特許文献1の構成で、ユーザがテンキー入力を行うためには、パーソナルコンピュータ101には機能ボタン102が備えられていること。そして、機能ボタン102を操作した後、タッチパッド103に触れることによってテンキー入力ができるということを、マニュアル等を読むなどして予め知っておく必要がある。しかしながら、多くのユーザにとって、分厚いマニュアルを読み込んでテンキー入力の方法を調べることは容易ではない。
これは、PCに限らず、テレビやビデオ、DVD(Digital Versatile Disk)等の電子機器全般に言えることである。すなわち、これらの電子機器は、1つの機器で多様な機能を備える多機能化が進んでいるが、その多様な機能を実行指示するために新たな入力キー等を設けると、入力装置が複雑化してユーザの操作性が低下してしまう。
例えば、テレビの視聴ができるPCをリモコン(リモートコントローラ)を用いて操作する場合、そのリモコンには、テレビのチャンネル操作用の入力装置(チャンネル選択ボタン等)とPC操作用の入力装置(例えばトラックボール等)とを備える必要がある。
しかしながら、このような多種類のボタンや入力装置を備えたリモコンは、ユーザにとって扱い難いものであった。
すなわち、PC、テレビ、ビデオ、DVD等の電子機器に対して入力操作を行うための入力装置には、その電子機器が備える多様な機能を操作するための複数種類の処理入力を行うことが求められると共に、ユーザが容易に使用できる操作性の良さが求められている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数種類の入力処理を特別な切り替え操作無しで行うことのできる入力装置等を実現することにある。
本発明に係る入力装置は、上記課題を解決するために、複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部と、上記第2入力部がユーザの押圧を検出したときに、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行うことを指示する命令を生成する命令生成手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る入力処理方法は、上記課題を解決するために、複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部とを備える入力装置の入力処理方法であって、上記第2入力部がユーザの押圧を検出したときに、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行うことを指示する命令を生成するステップを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、第2入力部への入力を行わないときには、入力面に対するユーザの接触位置の検出のみが行われ、第2入力部への入力を行うときには、第1入力部が検出した接触位置に対応する第1の処理を行うことを指示する命令が生成される。
ここで、第2入力部は、第1入力部の入力面に対する押圧を検出するので、入力面を押下することによって第2入力部への入力を行うことができる。すなわち、上記入力装置および入力処理方法では、入力面に触れることで該入力面に対するユーザの接触位置が検出され、入力面を押下することで第1の処理を行うことを指示する命令が生成される。
したがって、上記入力装置および入力処理方法によれば、特別な切り替え操作を行うことなく、入力面に対するユーザの接触位置の検出処理、および第1の処理という2種類の処理の入力を行うことができる。
また、上記入力装置は、上記接触位置を示すデータまたは上記第1の処理を行うことを指示する命令を外部の装置へ送信する送信部を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、入力装置に入力された入力指示を外部の装置に送信することができる。なお、外部の機器としては、例えば、パーソナルコンピュータやテレビ放送を受信する放送受信装置等、様々な電子機器が適用できる。
また、本発明に係る送受信システムは、上記課題を解決するために、上記入力装置と、該入力装置から受信した上記接触位置を示すデータおよび上記第1の処理を行うことを指示する命令に従って動作する装置とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、特別な切り替え操作を行うことなく、入力面に対するユーザの接触位置の検出処理および第1の処理という2種類の処理の入力を行い、これら2種類の処理のそれぞれに対応する動作を上記装置に実行させることができる。
また、本発明に係る送受信システムは、上記課題を解決するために、入力装置と受信装置とからなる送受信システムであって、上記入力装置は、複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部と、上記第1検出部が検出する上記入力面に対するユーザの接触位置を示すデータ、および第2検出部が検出する上記入力面に対するユーザの押圧を示す信号を上記受信装置に送信する送信部とを備え、上記受信装置は、上記入力装置の送信部から送信される上記接触位置を示すデータ、および上記押圧を示す信号を受信する受信部と、上記入力面に対するユーザの押圧を示す信号を受信したときに、上記受信部が受信した上記接触位置を示すデータに基づいて、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行う受信処理手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザが上記入力装置の入力面に触れると、該入力面に対するユーザの接触位置を示すデータが受信装置に送信される。また、ユーザが上記入力装置の入力面を押下すると、入力面へのユーザの押圧を示す信号が受信装置に送信される。
そして、ユーザが上記入力装置の入力面を押下した場合、受信装置では、受信部が受信した上記接触位置を示すデータから、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域を割り出し、この領域に予め対応付けられた第1の処理を行う。
また、ユーザが上記入力装置の入力面に触れているが押下はしていない場合、入力面に対するユーザの接触位置を示すデータが受信装置に送信される。この場合、受信装置は、入力面に対するユーザの接触位置を示すデータに基づいて所定の動作を実行することができる。
なお、所定の動作とは、例えば、画面上に表示されているカーソルを移動させる動作や、選択項目を変更する動作、ユーザの接触位置の軌跡を描画する動作など、従来のマウスやタッチパッドによって実行できるような種々の動作である。
すなわち、上記送受信システムによれば、入力面に対するユーザの接触位置の検出処理に対応する動作および第1の処理という2種類の動作を受信装置に実行させることができる。そして、上記2種類の動作のそれぞれを実行させるための入力を行うときには、特別な切り替え操作を行う必要が無い。
また、上記受信装置は、上記入力面に対するユーザの接触位置の移動軌跡パターンと、該移動軌跡パターンに対応する第2の処理とを対応付けて記憶している記憶部と、上記入力装置の送信部から送信される上記接触位置を示すデータに基づき、上記入力面に対するユーザの接触位置の軌跡が、上記移動軌跡パターンに該当するか否かを判定し、上記移動軌跡パターンに該当する場合、該移動軌跡パターンに対応する第2の処理を行う移動軌跡認識処理手段とを備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、入力装置の入力面に移動軌跡パターンを入力することによって、入力した移動軌跡パターンに対応する第2の処理が実行される。したがって、受信装置は、入力面に対するユーザの接触位置を示すデータに基づいて行う動作および第1の処理に加えて、さらに第2の処理を実行することができる。なお、移動軌跡パターンとしては、文字や記号、数字などを適用することができる。
そして、これら3種類の動作を実行させるための入力を行う際には、特別な切り替え操作を行う必要が無い。したがって、上記送受信システムによれば、ユーザの操作性を低下させること無く、さらに多様な処理入力を行うことができる。
なお、上記入力装置および送受信システムは、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記入力装置あるいは送受信システムをコンピュータにおいて実現する制御プログラム、およびその制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る入力装置は、以上のように、複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部と、上記第2入力部がユーザの押圧を検出したときに、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行うことを指示する命令を生成する命令生成手段とを備えている構成である。
また、本発明に係る入力処理方法は、以上のように、複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部とを備える入力装置の入力処理方法であって、上記第2入力部がユーザの押圧を検出したときに、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行うことを指示する命令を生成するステップを含む構成である。
そして、本発明に係る送受信システムは、以上のように、入力装置と受信装置とからなる送受信システムであって、上記入力装置は、複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部と、上記第1検出部が検出する上記入力面に対するユーザの接触位置を示すデータ、および第2検出部が検出する上記入力面に対するユーザの押圧を示す信号を上記受信装置に送信する送信部とを備え、上記受信装置は、上記入力装置の送信部から送信される上記接触位置を示すデータ、および上記押圧を示す信号を受信する受信部と、上記入力面に対するユーザの押圧を示す信号を受信したときに、上記受信部が受信した上記接触位置を示すデータに基づいて、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行う受信処理手段とを備えている構成である。
したがって、本発明の入力装置、入力処理方法、または送受信システムによれば、複数の入力処理を特別な切り替え操作無しで行うことができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図8に基づいて説明すると以下の通りである。
〔送受信システム1の概要〕
まず、図2および図3に基づいて、本発明の概要について説明する。図2は、本発明の送受信システム1の概要を示す平面図である。図示のように、リモコン(入力装置)2から放送受信装置3へとIR(Infrared Ray、例えばIrSimple)信号が送信される。そして、放送受信装置3では、受信したIR信号に基づいて処理が行われる。
放送受信装置3は、図示のように、表示画面4が2分割されており、一方にはPC(パーソナルコンピュータ)画面が表示され、他方にはTV(テレビ)画面が表示されている。すなわち、放送受信装置3はPC機能とTV機能との両方を備えており、PCを動作させながらテレビ放送を視聴できるようになっている。
リモコン2は、図示のように、その上面(リモコン2のユーザが操作を行う側の面)に、座標入力を行うためのタッチパッド(第1入力部)5、および放送受信装置3の電源ON/OFFの切り替えを行うための電源ボタン7を備えている。
また、タッチパッド5は、4×3の12区画に区切られており、各区画にはそれぞれ1〜12までの数字が付されている。以下、この12区画をそれぞれ入力エリア(1)〜(12)と呼ぶ。リモコン2では、入力エリア(1)〜(12)に、それぞれテレビ放送の1〜12チャンネルが対応付けられている。
そして、リモコン2の側面(リモコン2の操作時に放送受信装置3に向ける側の面)にはIR発信部6が設けられており、IR発信部6からIR信号が送信される。
また、図3に示すように、タッチパッド5の下方(リモコン2の内部側)には、プッシュSW(スイッチ)8が設けられている。タッチパッド5はプッシュSW(第2入力部)8の方向に可動であり、タッチパッド5の押下に連動してプッシュSW8が押下されるようになっている。
図3は、リモコン2の断面の概略構成を示す図であり、同図(a)は、タッチパッド5に触れているときのプッシュSW8の状態を示しており、同図(b)は、タッチパッド5を押下したときのプッシュSW8の状態を示している。
すなわち、リモコン2では、タッチパッド5に触れただけではプッシュSW8は押下されず、タッチパッド5を押下することによってタッチパッド5に連動してプッシュSW8が押下されるようになっている。
リモコン2では、タッチパッド5に触れることで座標入力を行うことができ、これによって例えばPC画面上のカーソルを移動させる等の処理を放送受信装置3に実行させることができる。
また、リモコン2では、入力エリアに触れてそのままタッチパッド5を押下することにより、放送受信装置3のチャンネルを切り替えることができる。例えば、入力エリア(1)に触れ、そのままタッチパッド5を押下すると、リモコン2からチャンネルを「1」に切り替える指示が放送受信装置3へと送られる。そして、この指示を受けた放送受信装置3でチャンネルが「1」に切り替えられる。
さらに、リモコン2は、タッチパッド5に所定のジェスチャパターンを入力することで、そのジェスチャパターンに対応する動作を放送受信装置3に実行させるジェスチャ入力機能を備えている。ジェスチャ入力については後述する。
すなわち、本発明のリモコン2では、従来のテレビ用リモコンと同様に、変更したいチャンネルに対応する位置でタッチパッド5を押下することでテレビのチャンネルを変更することができる。それゆえ、本発明のリモコン2のユーザは、従来のリモコンと同じ感覚でリモコン2を使用することができる。
また、リモコン2では、タッチパッド5に触れることで座標入力を行うことができるが、座標入力を行う場合と、チャンネル入力を行う場合とで、特別な切り替え動作等を行う必要はない。切り替え動作を行う必要が無いので、当然のことながら、リモコン2の操作面には切り替えキー等の余分なキーが増えることもない。
すなわち、リモコン2は、特別な切り替え操作を行うことなく、ただタッチパッド5に触れるだけで座標入力を行うことができるので、誰でも簡単に座標入力を行うことができる。
さらに、リモコン2では、座標入力とチャンネル入力に加えてジェスチャ入力を行うことができるので、リモコン2では、座標入力、チャンネル入力、およびジェスチャ入力の3通りの処理入力が可能である。もちろん、何れの処理入力を行う場合においても特別な切り替え操作は必要が無い。
〔リモコン2の構成〕
次に、リモコン2のより詳細な構成について図1に基づいて説明する。図1はリモコン2の概略構成を示すブロック図である。図示のように、リモコン2は、タッチパッド5、プッシュSW8、タッチパッドI/F(インターフェイス)9、制御部(命令生成手段、移動軌跡認識処理手段)10、記憶部11、IR制御部(送信部)12、およびIR発信部6を備えている。
タッチパッド5は、その表面(リモコン2外部に露出している面)に指などが接触した場合に、タッチパッド5上のどの位置に接触があったのかを検知し、検知結果をタッチパッドI/F9に送る。
具体的には、タッチパッド5は、その表面に指などが触れることにより内部の電荷量が変化することを検出し、これによってタッチパッド5上の指などの動きを検出する、静電容量式のタッチパッドであることを想定している。
なお、タッチパッド5は、ペンなどの接触を、圧力を利用して検出する感圧式であってもよく、特に限定はされない。また、タッチパッド5の代わりに、液晶表示パネル等を用いたタッチパネルを用いてもよい。
プッシュSW8は、押下されたときに、プッシュSW8が押下されたことを示す信号を制御部10に送信する。また、プッシュSW8は、タッチパッド5と連動している。すなわち、タッチパッド5が押下された場合にプッシュSW8は押下された状態となり、タッチパッド5を押下していない場合にはプッシュSW8は押下されていない状態となる。
タッチパッドI/F9は、タッチパッド5に入力された信号を座標データに変換して制御部10に送る。なお、座標データとは、タッチパッド5に接触している指の位置を座標値で示すデータである。
制御部10は、タッチパッド5およびプッシュSW8から送られる、座標データおよびプッシュSW8が押下されたことを示す信号に基づいて、放送受信装置3に所定の動作を実行させる動作コマンドを生成する。生成した動作コマンドはIR制御部12に送られてIR信号パターンに変換される。
また、制御部10は、タッチパッド5への座標入力がジェスチャ入力であるか否かを判定し、ジェスチャ入力である場合には、座標入力されたジェスチャパターンに対応する処理を放送受信装置3に実行させる動作コマンドを生成する。
記憶部11は、制御部10で使用されるデータやプログラム等を格納している。また、入力エリアデータ格納部13、移動軌跡格納部14、およびジェスチャパターン格納部15を備えている。
入力エリアデータ格納部13には、入力エリアの座標割り当てとその入力エリアに対応する動作コマンドとが対応付けて格納されている。この例では、ある座標値から別の座標値までの範囲に含まれる座標は、入力エリア(1)に対応する…、というように入力エリアの座標が割り当てられている。
また、この場合、入力エリアに対応する動作コマンドはチャンネルの切り替えである。例えば、入力エリア(1)に対応する動作コマンドは、「チャンネルを1に切り替える」旨の命令となる。
なお、各入力エリアに割り当てる動作コマンドはチャンネル切り替えに限られない。例えば、放送受信装置3の音量調節を行うための入力エリアを設け、その入力エリアに対応する動作コマンドを「音量アップ」や「音量ダウン」としてもよい。また、「インターネットに接続する」等のPCへの動作命令を動作コマンドとしてもよい。
もちろん、タッチパッド5における入力エリアの分割方法は、図2等に示すような12分割に限られない。必要な動作コマンドの数にあわせて入力エリアを配分し、対応する動作コマンドと共に、入力エリアデータ格納部13に記録しておけばよい。
移動軌跡格納部14は、タッチパッド5に入力された入力座標の軌跡を格納する。すなわち、移動軌跡格納部14には、タッチパッド5に指が触れてから離れるまでの間における座標データの推移が記録される。
ジェスチャパターン格納部15は、ジェスチャパターンとそのジェスチャパターンに対応する動作コマンドとを互いに対応付けた状態で格納している。すなわち、制御部10は、移動軌跡格納部14に格納されている入力座標の軌跡と、ジェスチャパターン格納部15に格納されているジェスチャパターンとを対比することにより、ジェスチャ入力に対応する動作コマンドを判定することができる。
IR制御部12は、制御部10から送られる座標データや、制御部10が生成した動作コマンドをIR信号パターンに変換し、該IR信号パターンをIR発信部6に送る。IR発信部6は、図示しない発光素子を備えており、この発光素子がIR制御部12から送られるIR信号パターンに従って発光する。これにより、IR信号が生成され、生成されたIR信号がIR発信部6から放送受信装置3へと送信される。
〔チャンネル切り替え動作〕
次に、リモコン2で放送受信装置3のチャンネルを切り替える場合の動作の概略を図4に基づいて説明する。同図(a)はチャンネル切り替え動作の一例を示す図であり、同図(b)は同図(a)のチャンネル切り替え動作の結果が表示された状態を示す図である。
同図(a)に示すように、放送受信装置3のTV画面には、CH(チャンネル)6が表示されている。同図(a)では、CH6が表示されている状態で、リモコン2のタッチパッド5に指を触れ、タッチパッド5の入力エリア(12)に指を触れた状態でタッチパッド5を押下する様子を示している。
そして、同図(b)に示すように、タッチパッド5の入力エリア(12)に指を触れた状態でタッチパッド5を押下することにより、放送受信装置3のTV画面には、CH12が表示されることになる。
このチャンネル切り替え動作におけるリモコン2の各部の動作について説明する。上述のように、タッチパッド5に指を触れると指を触れた位置の座標データが制御部10に送られる。また、タッチパッド5を押下することによってプッシュSW8が連動して押下され、プッシュSW8から、押下があったことを示す信号が制御部10に送られる。
すなわち、タッチパッド5に指を触れた状態でタッチパッド5を押下した場合、制御部10には、指が触れている位置の座標データが送られているところに、さらにプッシュSW8の押下があったことを示す信号が送られてくることになる。
制御部10は、プッシュSW8の押下があったことを示す信号を受け取ると、記憶部11の入力エリアデータ格納部13を参照し、指が触れている位置の座標データに対応する入力エリアを探す。そして、指が触れている位置の座標データが含まれる入力エリアに対応する動作コマンドを生成する。
図4の例では、制御部10は、入力エリアデータ格納部13を参照することによって、タッチパッド5から受け取った座標データが入力エリア(12)に含まれていることを検出し、入力エリア(12)に対応する処理、すなわちチャンネルを12に切り替える動作を放送受信装置3に指示するための動作コマンドを生成する。なお、以下の説明では、チャンネルを切り替えるための動作コマンドをCHキーと呼ぶことがある。
制御部10が生成した動作コマンド、すなわちCHキーは、IR制御部12およびIR発信部6によってIR信号に変換され、放送受信装置3に送られる。そして、放送受信装置3では、受信したIR信号を復号し、復号して得られた動作コマンドに従って処理を行う。すなわち、図4の例では、チャンネルを12に切り替える処理が行われ、これによって、表示されるチャンネルがCH12へと切り替わる(図4(b)参照)。
〔座標入力動作1〕
次に、リモコン2で座標入力を行う場合の動作の概略を説明する。図5(a)は座標入力動作の一例を示す図であり、同図(b)は同図(a)の座標入力の結果が表示された状態を示す図である。
図5(a)に示すように、放送受信装置3のPC画面の左下にカーソルが表示されている。ここで、リモコン2のタッチパッド5に指を触れ、タッチパッド5に触れた状態で指を右上へと移動させると、リモコン2から指の軌跡を示す座標データが放送受信装置3に送信される。すると、同図(b)に示すように、放送受信装置3のPC画面のカーソルが同図(a)における指の軌跡に対応して画面右上へと移動する。
ここで、リモコン2で座標入力を行うときのプッシュSW8は図3(a)に示すような状態、すなわちプッシュSW8は押下されていない状態である。つまり、リモコン2では、プッシュSW8を押下しない程度の押圧でタッチパッド5に触れることによって座標入力を行うことができる。
座標入力動作におけるリモコン2の各部の動作について説明する。すでに説明したように、タッチパッド5に触れると、制御部10にはタッチパッド5上で指が触れている位置を示す座標データが送られる。
ここで、制御部10は、プッシュSW8の押下があったことを示す信号を受け取っておらず、座標データのみを受け取った場合、受け取った座標データをそのままIR制御部12に渡す。
IR制御部12およびIR発信部6は、受け取った座標データをIR信号に変換し、放送受信装置3へと送信する。放送受信装置3は、このIR信号を受信、復号して得られた座標データに基づいて処理を行う。すなわち、図5の例では、放送受信装置3は、カーソルを画面右上へと移動させる(図5(b)参照)。
〔座標入力動作2〕
また、図6に示すように、リモコン2から座標入力し、PC画面に表示されている選択領域を移動させてPCを操作することもできる。同図(a)では、PC画面上において、塗りつぶされている文字列(あいうえお)が選択されている文字列、すなわち選択領域を示している。
ここで、タッチパッド5に触れ、タッチパッド5に触れた状態で指を下方へと移動させることにより、同図(b)に示すように、選択領域を下方へと移動させることができ、これにより選択する文字列を「さしすせそ」へと変更することができる。
〔ジェスチャ入力動作〕
続いて、リモコン2でジェスチャ入力を行う場合の動作の概略を説明する。ジェスチャ入力時のリモコン2の動作説明に先立ち、まずジェスチャ入力を可能にするジェスチャ入力機能について説明する。ジェスチャ入力機能とは、所定のパターンの座標入力がなされたときに、その所定のパターンに対応付けられた動作を実行させる機能であり、ジェスチャ入力とは、上記所定のパターンの座標入力を指す。リモコン2では、タッチパッド5を用いてこのジェスチャ入力を行う。ジェスチャ入力機能を用いることで、様々な動作の指示を簡単な座標入力によって行うことができるので利便性が高い。
ここでは、ジェスチャパターンが「y」の字の形状であり、ジェスチャパターン「y」に対応する動作が、所定のホームページを表示する動作である場合の例を図7に基づいて説明する。図7(a)はジェスチャ入力動作とジェスチャ入力によって表示されるPC画面の一例を示す図であり、同図(b)は同図(a)のジェスチャ入力の結果が表示された状態を示す図である。なお、リモコン2でジェスチャ入力を行う場合、座標入力時と同様に、プッシュSW8は押下されていない状態である(図3(a)参照)。
図7(a)のリモコン2の図では、タッチパッド5に指が触れた位置、および指がタッチパッド5から離れた位置をそれぞれ白抜き矢印T1およびT2で示している。また、矢印Lは指の軌跡を示している。すなわち、同図(a)では、位置T1でタッチパッド5に触れ、触れた指をタッチパッド5から離さずに、「y」の字を描くように移動させ、位置T2でタッチパッド5から指を離す様子を示している。
上述のように、タッチパッド5に触れることにより、タッチパッド5上の指の位置が座標データとして放送受信装置3に送られる。したがって、タッチパッド5に「y」の字を描いた場合、PC画面上ではカーソルが「y」の字の軌跡を描く。同図では、カーソルの移動軌跡を点線L’で示している。
位置T2でタッチパッド5から指を離した後のPC画面の表示例が図7(b)である。図示のように、PC画面上にジェスチャ入力「y」に対応するホームページが表示されている。
ジェスチャ入力動作におけるリモコン2の各部の動作について説明する。上述のように、タッチパッド5に触れてから離れるまでの指の軌跡は、移動軌跡格納部14に格納される。
制御部10は、タッチパッドから指が離れたことを検出すると、移動軌跡格納部14に格納されている指の軌跡と、ジェスチャパターン格納部15に格納されているジェスチャパターンとを対比し、そのパターンが略一致するものを探す。
ここでは、図7(a)に示すように、「y」の字状の座標入力がなされたことを想定しているので、制御部10は、入力された座標の軌跡が、ジェスチャパターン格納部15に格納されているジェスチャパターン「y」に略一致していることを検出する。
そして、制御部10は、ジェスチャパターン「y」に対応する動作コマンド、すなわち、「所定のホームページを表示する」という動作コマンドを生成し、これをIR制御部12に送る。
IR制御部12およびIR発信部6は、受け取った動作コマンドをIR信号に変換し、放送受信装置3へと送信する。放送受信装置3は、このIR信号を受信、復号して得られた動作コマンドに基づいて処理を行う。すなわち、図7の例では、放送受信装置3は、所定のホームページを表示する(図7(b)参照)。
なお、ジェスチャパターンは「y」のようなアルファベットに限らず、文字や記号、数字など、様々なパターンを適用することができる。例えば、ジェスチャパターンを数字の「2」の形状とし、このジェスチャパターンに対応する動作を「チャンネルを2に変更する」動作としてもよい。この場合、タッチパッド5に「2」の字を描くことによってチャンネルが2に切り替わることになる。
〔ジェスチャ入力動作の変形例〕
ところで、図7の例では、ジェスチャ入力を行うときに、放送受信装置3のPC側の表示画面では、カーソルが移動するのみで入力された座標の軌跡は表示されない。したがって、送受信システム1のユーザは、どのような入力がなされているかが把握し難く、それゆえ正確なジェスチャ入力を行うことが難しいと感じることも考えられる。
このような場合、通常の座標入力を行うときと、ジェスチャ入力を行うときとで処理の切り替えを行い、ジェスチャ入力の場合は、ユーザがどのような座標入力を行っているのかを画面表示するように構成すればよい。
例えば、タッチパッド5をダブルクリックすることによって、ジェスチャ入力を行うジェスチャ入力モードに切り替えることが考えられる。ここで、ダブルクリックとは、タッチパッド5を短い時間間隔で2回触れる動作を指す。ただし、このダブルクリックは、プッシュSW8が押下されない程度の押圧で行うものとする。
そして、例えば、ジェスチャ入力モード時に入力された座標の軌跡を放送受信装置3に画面表示させればよい。これにより、ユーザは、どのような座標が入力されているのかを視認しながらジェスチャ入力を行うことができるため、容易かつ正確にジェスチャ入力を行うことができる。
〔リモコン2における処理の流れ〕
続いて、リモコン2における処理の流れについて図8に基づいて説明する。図8は、リモコン2で行われる処理の一例を示すフローチャートである。まず、リモコン2のユーザがタッチパッド5に触れると、タッチパッド5における電荷の変化がタッチパッドI/F9へと伝達される。
そして、タッチパッドI/F9は、タッチパッド5から伝達される電荷の変化に基づいて、タッチパッド5上において接触があった位置を示す座標データを制御部10に送る。制御部10は、受け取った座標データをIR制御部12に送り、IR制御部12は、この座標データをIR信号に変換し、このIR信号をIR発信部6から放送受信装置3へと送信する(S1)。
ここで、制御部10は、プッシュSW8から、該プッシュSW8が押下されたことを示す信号を受け取ったか否かを確認する(S2)。プッシュSW8の押下が検出された場合、制御部10は、入力エリアデータ格納部13を参照し、プッシュSW8の押下が検出されたときの座標データから、タッチパッド5の入力エリアを割り出す。
そして、制御部10は、割り出した入力エリアに対応する動作コマンドを入力エリアデータ格納部13から読み出してIR制御部12に送る。この例では、入力エリアに対応するチャンネルに切り替える旨の動作コマンド、すなわちCHキーがIR制御部12に送られる。そして、CHキーを受信した放送受信装置3は、表示するチャンネルを、受信したCHキーに対応するチャンネルへと切り替える。
IR制御部12は、このCHキーをIR信号に変換し、このIR信号をIR発信部6から放送受信装置3へと送信する(S3)。そして、CHキーを送信した後、制御部10は、再度タッチパッド5上の指の位置を座標データとして送信する、すなわち処理はS1に戻る。
一方、プッシュSW8の押下が検出されない場合、制御部10は、タッチパッド5から指が離れたか否かを確認し(S4)、指が離れていない場合は再度S1に戻る。すなわち、リモコン2では、ユーザがタッチパッド5に触れている間は、タッチパッド5上の指の位置を座標データとして放送受信装置3に送信し続ける。このとき、座標データを受信した放送受信装置3は、受信した座標データに従って、カーソルを移動させる等の処理を行う。
S4で指が離れていることを検出した場合、制御部10は、記憶部11の移動軌跡格納部14からS1〜S5までの処理の間に移動した指の移動軌跡を読み出し、この移動軌跡をジェスチャパターン格納部15から読み出したジェスチャパターンと順次対比してゆき、一致するジェスチャパターンの有無を調べる(S5)。
なお、ここでは、制御部10は、タッチパッド5から制御部10への座標データ送信が途絶えたときに、タッチパッド5から指が離れたことを検出することを想定している。
S5で一致するジェスチャパターンが見つかった場合、制御部10は、そのジェスチャパターンに対応する動作コマンドをジェスチャパターン格納部15から読み出し、読み出した動作コマンドをIR制御部12に送る。IR制御部12は、受け取った動作コマンドをIR信号に変換し、IR発信部6から放送受信装置3へと送信する(S6)。
動作コマンドをIR制御部12に送った後、制御部10は処理を終了し、処理終了後、制御部10はタッチパネルや電源ボタン77への接触を待つ待機状態となる。そして、動作コマンドを受信した放送受信装置3は、受信した動作コマンドに対応する動作を実行する。
一方、S5で一致するジェスチャパターンが見つからなかった場合、制御部10はそのまま処理を終了する。処理終了後、制御部10は、タッチパネルや電源ボタン7への接触を待つ待機状態となる。
〔リモコン2で行われる処理の変形例〕
ここで、図8のフローチャートにおける、S1〜S4の工程の変形例について説明する。図8のフローチャートでは、S3にてCHキーを送信した後、すぐにS1に戻って座標データの送信を行う例を示した。
ところで、テレビのチャンネル切り替えを行う場合、チャンネルを連続して切り替えることが考えられる。このような場合、ユーザがタッチパッド5に指を触れたまま、あるチャンネルから別のチャンネルへと切り替えることが予想される。
ここで、図8のフローチャートでは、S3でCHキー送信した後、すぐにS1に戻って座標データの送信を行う。したがって、タッチパッド5に指を触れたまま、連続してチャンネル切り替えを行う場合に、ユーザがチャンネル切り替えを意図しているにもかかわらず、チャンネル切り替えの合間に座標データが送信されてしまう。そして、座標データが送信されることによって、PC画面上のカーソルが移動する等のユーザの意図しない処理が行われることになる。
このことを解消するために、例えば、CHキーを送信した後一定の時間は、座標データを送信しないようにすればよい。具体的には、図8のフローチャートにおいて、S3でCHキーを送信した後一定の時間は、S1をとばしてS2へ進むようにすればよい、これにより、連続してチャンネル切り替えを行う場合に座標データが送信されてユーザの意図しない動作が行われることを防ぐことができる。
なお、上述の例では、ユーザがタッチパッド5を押下したことをプッシュSW8によって検出する例を示したが、この例に限られない。要は、タッチパッド5に加えられた押圧を検出し、その検出結果を制御部10に送信できるような構成であれば良い。例えば、プッシュSW8の代わりに押圧を検出する感圧センサをタッチパッド5の下部(リモコン2の内部側)に設け、ユーザがタッチパッド5を押下したことを検出しても良い。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について図9〜図11に基づいて説明する。なお、上述の実施形態と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
上述の送受信システム1は、リモコン2が動作コマンドを生成して送信し、放送受信装置3がこの動作コマンドに従って動作を行う構成である。これに対し、本実施形態の送受信システム21は、放送受信装置23が動作コマンドの生成を行う構成である。
〔送受信システム21の概要〕
図9は、送受信システム21の概略構成を示すブロック図である。図示のように、送受信システム21は、リモコン(入力装置)22および放送受信装置(受信装置)23を備えている。
リモコン22の記憶部25は、図1に示したリモコン2の記憶部11と異なり、入力エリアデータ格納部13、移動軌跡格納部14、およびジェスチャパターン格納部15を備えていない。
送受信システム21では、入力エリアデータ格納部13、移動軌跡格納部14、およびジェスチャパターン格納部15は、放送受信装置23の記憶部である放送受信装置記憶部29が備えている。
そして、放送受信装置23の動作を制御する放送受信装置制御部(受信処理手段、移動軌跡認識処理手段)28が、リモコン22から送信されるデータに基づいて、チャンネル切り替えの動作コマンド生成処理や、ジェスチャ入力有無の判定や、ジェスチャ入力に対応する動作コマンド生成処理を行う。
なお、図9では、簡単のため、放送受信装置23の構成のうち、本発明の特徴点に関わる構成のみを示しているが、実際には、放送受信装置23は、テレビ放送を受信、表示するための種々の構成、およびPC機能を実現するための種々の構成を備えている。
続いて、リモコン22の備える各構成について説明する。制御部24は、タッチパッド5から送られる座標データをIR制御部12に送る。また、制御部24は、プッシュSW8が押下された場合に、プッシュSW8が押下されたことを示す信号をIR制御部12に送る。
そして、制御部24は、タッチパッド5からの座標データの送信が検出されなくなったときに、タッチパッド5から指が離れたことを示す信号を生成し、これをIR制御部12に送る。リモコン2の制御部10と比べて、リモコン22の制御部24は、非常に簡略な構成となっている。
記憶部25は、制御部24で使用されるプログラムやデータ等を格納している。制御部24と同様、リモコン2の記憶部11と比べて簡略な構成となっている。
すなわち、リモコン22は、リモコン2と比べて構成が簡略であり、それゆえリモコン2よりも小型化、軽量化、低コスト化が容易である。
次に、放送受信装置23の備える各構成について説明する。放送受信装置23は、IR受信部26、IRデコード部27、放送受信装置制御部28、および放送受信装置記憶部29を備えている。
IR受信部26は、リモコン22が送信するIR信号を受信するものであり、図示しない受光素子を備えている。IR受信部26は、受信したIR信号をIRデコード部27に送る。
IRデコード部27は、IR受信部26から受け取ったIR信号をデコードし、放送受信装置制御部28が処理可能なデータ形式に変換して放送受信装置制御部28に送る。
放送受信装置制御部28は、IRデコード部27から受け取ったデータ、すなわちリモコン22が送信したデータに基づいて所定の動作コマンドを生成する。
そして、放送受信装置制御部28は、IRデコード部27から受け取った座標データや、放送受信装置制御部28が生成した動作コマンドを、放送受信装置23が備える各構成(図示せず)に送信して実行させる。これにより、リモコン22からの指示によって、放送受信装置23の操作を行うことができる。
放送受信装置記憶部29は、放送受信装置制御部28で使用されるデータやプログラム等を格納している。また、放送受信装置記憶部29は、入力エリアデータ格納部13、移動軌跡格納部14、およびジェスチャパターン格納部15を備えている。
〔リモコン22で行われる処理〕
続いて、リモコン22で行われる処理の一例について図10に基づいて説明する。図10は、リモコン22で行われる処理の一例を示すフローチャートである。S1、S2、S4は、図8に示した処理と同様の処理であるから説明を省略し、S11〜S13の処理について詳細に説明する。
リモコン22のユーザがタッチパッド5に触れると、タッチパッド5からタッチパッドI/F9を介して接触があった位置の座標データが制御部24に送られる。制御部24は、座標データを受け取ると、タッチパッド5に接触があったことを示す信号を生成し、これをIR制御部12に送る。IR制御部12は、この信号をIR信号に変換してIR発信部6から放送受信装置23へと送信する(S11)。
放送受信装置23は、タッチパッド5に接触があったことを示す信号の受信をトリガとして処理を開始する。すなわち、タッチパッド5に接触があったことを示す信号を受信することによって、放送受信装置23は、座標データ等の入力を受け付けることが可能な状態となる。なお、放送受信装置23における処理の詳細については後述する。
続いて、制御部24は、タッチパッド5からタッチパッドI/F9を介して送られてくる座標データを、IR制御部12およびIR発信部6を介してIR信号に変換し、放送受信装置23に送信する(S1)。そして、制御部24は、プッシュSW8の押下が検出されたか否かを確認する(S2)。
S2でプッシュSW8の押下が確認された場合、制御部24は、プッシュSW8が押下されたことを示す信号を生成し、IR制御部12およびIR発信部6を介して放送受信装置23に送信する(S12)。
すなわち、リモコン2では、プッシュSW8の押下が検出された場合、CHキー、すなわち動作コマンドを放送受信装置3に送信していたが(図8のS3参照)、リモコン22では、プッシュSW8が押下されたことを示す信号を放送受信装置23に送信する。
S2でプッシュSW8の押下が検出されず、かつS4でタッチパッド5から指が離れたことが検出された場合、制御部24は、タッチパッド5から指が離れたことを示す信号を生成し、IR制御部12およびIR発信部6を介して放送受信装置23に送信する(S13)。
すなわち、リモコン2では、タッチパッド5から指が離れたことが検出された場合、ジェスチャ入力が行われたか否かを判断していたが(図8のS5参照)、リモコン22では、タッチパッド5から指が離れたことを示す信号を放送受信装置23に送信する。
〔放送受信装置23で行われる処理〕
続いて、図10に示すリモコン22の処理に対応して放送受信装置23で行われる処理について図11に基づいて説明する。図11は、放送受信装置23で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
放送受信装置制御部28は、リモコン22が図10のS11で送信した、タッチパッド5に指が触れたことを示す信号の受信をトリガとして処理を開始する。ここで、リモコン22は、タッチパッド5に指が触れたことを示す信号に続いて、タッチパッド5に指が触れている位置を示す座標データを放送受信装置23に送信する。
上記座標データは、IR信号に変換されて送信され、このIR信号をIR受信部26が受信する。そして、IR信号は、IRデコード部27でIR信号に変換する前の座標データへとデコードされた後、放送受信装置制御部28に送られる。
そして、放送受信装置制御部28は、受け取った座標データに基づいてPC画面上のカーソルを移動させる等の動作コマンドを生成し、これを放送受信装置23の図示しないPC動作制御部に送る。これにより、PC画面上のカーソルが移動する等の動作が実行される(S21)。
ここで、放送受信装置制御部28は、タッチパッド5から指が離れたことを示す信号を受信したか否かを確認する(S22)。タッチパッド5から指が離れたことを示す信号を受信した場合、放送受信装置制御部28は、放送受信装置記憶部29の移動軌跡格納部14に格納されている、S21〜S22までの間に受信した座標の軌跡を読み出す。
そして、放送受信装置制御部28は、読み出した座標の軌跡、すなわち指の移動軌跡がジェスチャパターン格納部15のジェスチャパターンと一致するか否か、順次調べてゆく(S25)。
一致するジェスチャパターンが見つかった場合、放送受信装置制御部28は、一致したジェスチャパターンに対応する動作コマンドを生成する。そして、この動作コマンドに従って、入力されたジェスチャパターンに対応する動作が行われることになる(S26)。一方、座標の軌跡とジェスチャパターンとが一致しない場合は処理を終了する。
すなわち、図11のフローチャートにおいて、S25〜S26の処理では、放送受信装置制御部28は、タッチパッド5への座標入力をジェスチャパターンとして認識し、当該ジェスチャパターンに対応する動作コマンドを生成するパターン認識処理手段として機能している。
S22でタッチパッド5から指が離れたことを示す信号を受け取っていない場合、放送受信装置制御部28は、プッシュSW8が押下されたことを示す信号を受信したか否かを確認する(S23)。
プッシュSW8の押下を示す信号の受信が確認された場合、放送受信装置制御部28は、入力エリアデータ格納部13を参照し、プッシュSW8が押下されたときに受信した座標データから、その座標データが属する入力エリアを割り出す。そして、放送受信装置制御部28は、割り出した入力エリアに対応する動作コマンドを読み出して適所に送る。
この場合、入力エリア(1)〜(12)には、それぞれ1〜12のチャンネルに切り替えるという動作コマンドが割り当てられている。したがって、検出した入力エリアに対応するチャンネルへの切り替え指示が、図示しないチューナーに送られることによってチャンネルの切り替えが行われる(S24)。
そして、チャンネル切り替え後、放送受信装置制御部28は、再度S21に戻ってリモコン22から送信される座標データに従って画面に表示されているカーソルを移動させる等の処理を行う。
また、放送受信装置制御部28は、S23でプッシュSW8が押下されたことを示す信号を受信していない場合も、再度S21に戻り、リモコン22から送信される座標データに従って画面に表示されているカーソルを移動させる等の処理を行う。
〔放送受信装置23で行われる処理の変形例〕
ここで、図11のフローチャートにおけるS21〜S24の工程の変形例について説明する。図11のフローチャートでは、S23でプッシュSW8の押下を示す信号を受信した場合、S24でチャンネル切り替えを行い、チャンネル切り替え後、すぐにS21に戻ってカーソルの移動を行う例を示した。
ここで、チャンネル切り替えを行う場合、チャンネルを連続して切り替えることが考えられる。このような場合、多くのユーザは、タッチパッド5に指を触れたまま、連続して複数のチャンネルに次々と切り替えることが予想される。
図11のフローチャートでは、チャンネル切り替え後、すぐにカーソルの移動が行われるので、タッチパッド5に指を触れたまま、連続してチャンネル切り替えを行う場合に、ユーザは、チャンネル切り替えを意図しているにもかかわらず、チャンネル切り替えの合間にカーソルが移動してしまう。
このことを解消するために、例えば、S23でプッシュSW8の押下を示す信号を受信した後、一定の時間は、座標入力を無効とすればよい。これにより、連続してチャンネル切り替えを行う場合に、カーソルが移動する等のユーザの意図しない処理が行われることを防ぐことができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、リモコン2およびリモコン22、放送受信装置23の各ブロック、特に制御部10、制御部24、および放送受信装置制御部28は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、リモコン2、リモコン22、および放送受信装置23は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるリモコン2、リモコン22、および放送受信装置23の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記リモコン2、リモコン22、あるいは放送受信装置23に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、リモコン2、リモコン22、あるいは放送受信装置23を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明によれば、タッチパッドへの座標入力と、タッチパッドを押下することによる動作コマンド入力との2通りの入力処理を特別な切り替え操作なしで行うことができる。したがって、本発明は、リモコンに限らず、PCのタッチパッド等、種々の電子機器の入力装置として適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、本発明のリモコンの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、本発明の送受信システムの概要を示す平面図である。 上記リモコンの断面の概略構成を示す図であり、同図(a)は、タッチパッドに触れているときのプッシュSWの状態を示しており、同図(b)は、タッチパッドを押下したときのプッシュSWの状態を示している。 本発明の実施形態を示すものであり、同図(a)はチャンネル切り替え動作の一例を示す図であり、同図(b)は同図(a)のチャンネル切り替え動作の結果が表示された状態を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、同図(a)は座標入力動作の一例を示す図であり、同図(b)は同図(a)の座標入力の結果が表示された例を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、同図(a)は座標入力動作の一例を示す図であり、同図(b)は同図(a)の座標入力の結果が表示された別の例を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、同図(a)はジェスチャ入力動作とジェスチャ入力によって表示されるPC画面の一例を示す図であり、同図(b)は同図(a)のジェスチャ入力の結果が表示された状態を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、上記リモコンで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、上記とは別の送受信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、上記送受信システムにおけるリモコンの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、上記送受信システムにおける放送受信装置の処理の一例を示すフローチャートである。 従来技術を示すものであり、従来のノート型PCの外観を示す図である。 従来技術を示すものであり、上記ノート型PCのタッチパッドの形態を示す図である。
符号の説明
1 送受信システム
2 リモコン(入力装置)
3 放送受信装置
5 タッチパッド(第1入力部)
6 IR発信部
8 プッシュSW(第2入力部)
9 タッチパッドI/F
10 制御部(命令生成手段、移動軌跡認識処理手段)
11 記憶部
12 IR制御部(送信部)
13 入力エリアデータ格納部
14 移動軌跡格納部
15 ジェスチャパターン格納部
21 送受信システム
22 リモコン(入力装置)
23 放送受信装置(受信装置)
24 制御部
25 記憶部
26 IR受信部
27 IRデコード部
28 放送受信装置制御部(受信処理手段、移動軌跡認識処理手段)
29 放送受信装置記憶部

Claims (7)

  1. 複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、
    上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部と、
    上記第2入力部がユーザの押圧を検出したときに、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行うことを指示する命令を生成する命令生成手段とを備えていることを特徴とする入力装置。
  2. 上記接触位置を示すデータまたは上記第1の処理を行うことを指示する命令を外部の装置へ送信する送信部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 請求項2に記載の入力装置と、該入力装置から受信した上記接触位置を示すデータおよび上記第1の処理を行うことを指示する命令に従って動作する装置とを含むことを特徴とする送受信システム。
  4. 入力装置と受信装置とからなる送受信システムであって、
    上記入力装置は、
    複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、
    上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部と、
    上記第1検出部が検出する上記入力面に対するユーザの接触位置を示すデータ、および第2検出部が検出する上記入力面に対するユーザの押圧を示す信号を上記受信装置に送信する送信部とを備え、
    上記受信装置は、
    上記入力装置の送信部から送信される上記接触位置を示すデータ、および上記押圧を示す信号を受信する受信部と、
    上記入力面に対するユーザの押圧を示す信号を受信したときに、上記受信部が受信した上記接触位置を示すデータに基づいて、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行う受信処理手段とを備えていることを特徴とする送受信システム。
  5. 上記受信装置は、上記入力面に対するユーザの接触位置の移動軌跡パターンと、該移動軌跡パターンに対応する第2の処理とを対応付けて記憶している記憶部と、
    上記入力装置の送信部から送信される上記接触位置を示すデータに基づき、上記入力面に対するユーザの接触位置の軌跡が、上記移動軌跡パターンに該当するか否かを判定し、上記移動軌跡パターンに該当する場合、該移動軌跡パターンに対応する第2の処理を行う移動軌跡認識処理手段とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の送受信システム。
  6. 複数の領域を含んで構成される入力面に対するユーザの接触位置を検出する第1入力部と、
    上記入力面に対するユーザの押圧を検出する第2入力部とを備える入力装置の入力処理方法であって、
    上記第2入力部がユーザの押圧を検出したときに、上記複数の領域のうち、上記第1入力部が検出した接触位置が含まれる領域に予め対応付けられた第1の処理を行うことを指示する命令を生成するステップを含むことを特徴とする入力処理方法。
  7. 請求項1または2に記載の入力装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記命令生成手段として機能させるための制御プログラム。
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