JP2010157820A - 制御システム、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性のよい制御システムを提供する。
【解決手段】リモートコントローラ装置の入力手段によりサインの入力を行い、入力手段により入力されたサインの軌跡を表示する。そして、そのサインの軌跡データを受信装置に送信する。受信装置では、軌跡データを受信し、受信した軌跡データを補正手段により補正する。そして受信装置は、補正した軌跡データをリモートコントローラ装置に送信する。リモートコントローラ装置は、補正された軌跡データを受信してサイン認識する。
【選択図】 図4

Description

本発明はリモートコントローラ装置(リモコン)を用いた制御システム、及び制御方法に係り、特にタッチパネル型のリモートコントローラ装置と非制御装置とを用いて精度が高くサイン入力を行う制御システム、及び制御方法に関する。
近年、テレビ(TV、テレビジョン等の非制御装置)放送のデジタル化や、家電機器の多機能化およびネットワーク化が進んでいる。
しかしながら、これらの機器のリモートコントローラ装置(リモコン)の操作が複雑化して使い勝手が悪いという問題があった。
これは、各機器の多機能化に対応するために、リモコンのボタンの数が増えたことが1つの原因であった。実際に、リモコン上に多くのボタンが備えられたことで、直近で操作したいボタンの位置が一目で分かり難く必要な機能にアクセスするのが難しくなっていた。
特に、テレビにおいて通常頻繁に使用される機能は、電源のオン/オフ、チャンネル切換、音量切換等の特定の機能がほとんどであり、設定変更や電子番組表の操作等の機能は、それほど頻繁には使用されなかった。しかしながら、従来のリモコンでは、それほど頻繁には使用しない機能のためのボタンも備えなければならないため、使用頻度が高いボタンが探しにくくなっていた。このため、特に子供や高齢者等にとっては操作が難しいという状況が発生していた。また、ボタン数が多いことで部品点数が多くなり、重量の増大やリモコンのコストが上昇する原因にもなっていた。
このために、従来の操作性を改善するリモコンとして、通常のスイッチ等からなるボタンを少なくし、指やペンでなぞって入力を行うタッチパネルの入力部を備えている「キーレス」(又は「ボタンレス」)と呼ばれるリモコンが存在する。
このような、従来のキーレスのリモコンとして、例えば特許文献1を参照すると、タッチパネル上に指やペンで文字等を描き、その文字やカーソルの移動位置により、メニュー画面上の機能を選択する遠隔制御信号をテレビに送信し、選択された機能を遂行するリモコンが記載されている。
このような従来技術1のリモコンにより、ボタン数を減らして、使い勝手のよいリモコンを実現することができる。
特開平8−65539号公報
しかしながら、従来技術1のリモコンは、文字やカーソルの移動位置を検出して遠隔制御信号を選択するためには、移動位置の検出処理やリモコンの制御手段との通信処理等にかなりの演算が必要であるという問題があった。このため、リモコンに高度な演算処理性能がある演算手段を備えると、リモコンのコストが上がるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の制御システムは、リモートコントローラ装置と受像装置との制御システムであって、該リモートコントローラ装置は、サインの入力を行う入力手段と、前記入力手段により入力されたサインの軌跡を表示する表示手段と、前記サインの軌跡データを前記受像装置に送信し、前記受像装置から送信された、補正済みの軌跡データを受信する送受信手段とを有し、受像装置は、前記リモートコントローラ装置から受信した前記軌跡データを補正する補正手段と、前記軌跡データを受信し、該補正手段により補正された軌跡データを送信する送受信手段とを有することを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記リモートコントローラ装置の表示手段は、前記補正された軌跡データを表示することを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記リモートコントローラ装置又は前記受像装置は、前記補正された軌跡データからサインを認識するサイン認識手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記リモートコントローラ装置は、前記送受信手段から、認識したサインに対応するコマンドを送信し、前記受像装置は、前記コマンドに係る確認画面を描画する確認画面描画手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記受像装置は、電子ペットを描画する電子ペット描画データを更に備え、前記確認画面描画手段は、前記確認画面に電子ペットを描画することを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記リモートコントローラ装置は、前記送受信手段から、認識したサインに対応するコマンドを送信し、前記受像装置は、認識したサインに係るコマンドの説明を音声で出力する音声合成手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記受像装置は、前記リモートコントローラ装置の前記表示手段に表示するリモコン画面データを作成するリモコン画面データ作成手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記リモコン画面データ作成手段は、前記受像装置の動作状況を前記リモコン画面データに含めることを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記受像装置の前記リモコン画面データ作成手段は、前記リモコン画面データに、前記受像装置の機能に対応する非階層的なメニュー画面を含んで作成し、前記リモートコントローラ装置は、前記非階層的なメニュー画面を描画するメニュー画面描画手段と、前記入力手段のドラッグを検知するドラッグ手段とを備え、前記メニュー画面描画手段は、前記非階層的なメニュー画面をドラッグによりスクロールして表示することを特徴とする。
本発明の制御システムは、前記メニュー画面描画手段は、前記非階層的なメニュー画面を拡大して表示することを特徴とする。
本発明の制御方法は、入力手段によりサインの入力を行い、入力された前記サインの軌跡を表示し、前記サインの軌跡データを送信し、前記軌跡データを受信し、受信した前記軌跡データを補正し、補正した軌跡データを送信し、前記補正した軌跡データを受信し、受信した、前記補正した軌跡データを描画することを特徴とする。
本発明によれば、サインや文字のデータをリモートコントローラ装置のタッチパネルで入力し、入力したサインの軌跡データを送信し、補正手段を用いて軌跡データの補正を行い、補正された軌跡データを用いてサインや文字の認識を行うことで、サインや文字の認識精度が高くコストを抑えた制御システムを提供することができる。
<第1の実施の形態>
〔操作の外観〕
図1を参照して説明すると、本発明の実施の形態に係る制御システムXは、赤外線や電波を用いたリモートコントローラ装置であるリモコン10により、表示装置20(受像装置)、録画/再生装置30、照明器具40といった家庭内の機器を制御する。また、各機器は、UWB(ウルトラワイドバンド)無線/有線ネットワークやi.LinkやUSB(ユニバーサルシリアルバス)やHDMI等の外部接続により接続して、相互に制御することもできる。
リモコン10は、リモコン本体の筐体の表面積に対して比較的大きなドットマトリクス・ディスプレイである表示部140と、この表示部140と一体となったタッチパネルやその他の操作ボタンを備える入力部160とを備えている。この表示部140と入力部160とを用いて、後述するように操作機器を選択し、文字や符号等の線の集合である「サイン」を指やスタイラスペン等でなぞって入力することで各機器の操作をすることができる。これにより、従来の複数のボタンを選択して操作するリモコンよりも、非常に容易に各機器の操作を行うことができる。よって、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
表示装置20は、地上/衛星/CATV/IP放送/サーバー型放送等含むデジタル放送)や地上波放送に対応した表示装置である。さらに、表示装置20の本体側から赤外線信号や電波等に重畳して、後述する各種データをリモコン10に送信し、リモコン10の入力部160のデータを受信して双方向通信を行う機能を備えている。なお、録画/再生装置30の機能を表示装置20に内蔵することもできる。
録画/再生装置30は、DVD(デジタルバーサティルディスク)、BD(ブルーレイディスク)、HDD(ハードディスクドライブ)のような、画像データや音声データや番組情報のデータを記録/再生する機能を備えた、DVD/BD/HDDのレコーダー/プレーヤーである。録画/再生装置30は、放送番組を記憶媒体に録画し、録画された記憶媒体を再生する機器である。
なお、各機器は、複数備えることが可能である。また、この図に記載されていない機器を備えるシステムも当然可能であり、それらの機器とも外部接続により接続して、リモコン10により制御を行うことができる。
また、以下では、表示装置20はデジタル放送の表示(テレビ)機能部位と、録画/再生装置30のような録画/再生(レコーダ)機能部位を備えているものとして説明する。
〔リモコン10の制御構成〕
次に、図2を参照してリモコン10の制御構成の1例について説明する。
リモコン10は、タッチパネルを備えたリモコンであり、Blooth(登録商標)等の2.4GHz帯の電波やワイヤレスUSBや赤外線通信等を用いて表示装置20と接続する。
リモコン10は、制御部100と、記憶部120と、表示部140(表示手段)と、制御信号送受信部150(送受信手段)と、入力部160と、サイン認識部170(サイン認識手段)と、リモコン画面描画部180(ボタン描画手段)とを主に含んで構成される。
以下、これらの各構成部位について、より詳しく説明する。
制御部100は、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックプロセッサ)等であり、記憶部120等に記憶されているプログラム等を実行し、番組情報データやタッチパネルのボタンや電子ペット等を表示部140に表示する。この制御部100は、表示装置20のCPU等よりも演算能力、処理能力等は低くても、低消費電力であることが望ましい。
記憶部120は、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)やSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)、ROM(リード・オンリー・メモリ)、フラッシュメモリ、HDD等の記憶手段である。また、記憶部120は、各種プログラムやデータの他に、機種選択部121と、リモコン画面データ122と、操作マークデータ124と、画面座標データ125と、電子ペット操作データ127とを記憶することができる。
機種選択部121は、後述するように、ユーザーが表示部140に表示された操作マークを入力部160で押下したことを検知して、操作を行う機器である表示装置20や録画/再生装置30や照明器具40等を切り換えるための部位である。
リモコン画面データ122は、リモコン10の表示部140に表示するためのリモコン画面のデータである。リモコン画面データ122は、HTMLやXML等の記述言語を用いて所定のフォーマットで記載され、描画するフォームや一覧表のオブジェクトの座標と、このフォームや一覧表に表示するためのデータ放送の文字情報と、操作マークデータ124等の別データへのリンクと、ユーザーが押下したことを検出するボタンの座標等を記載したデータと、このボタンのデータをユーザーが押下した際のアクション(動作)等の操作情報を記憶している。このリモコン画面データ122には、後述する非階層的なメニュー画面のためのリモコン画面データを含んでいる。なお、このリモコン画面データ122は、後述するように表示装置20が作成して送信し、リモコン10にて受信することもできる。また、リモコン画面データ122を逆に表示装置20のような各機器に送信することも可能である。
操作マークデータ124は、機器を簡単に識別できするための操作マークを表示するためのデータである。この操作マークデータ124は、各機器に対するアイコンの画像データと、このアイコンに関連づけられた各機器の名称や特性を示すデータを含んで構成される。これらの操作マークデータ124は、各機器からアイコンデータのようなデータ形式で「ダウンロード」したり、ユーザーにより作成して対応する各機器に「アップロード」も可能である。なお、操作マークデータ124は、テレビやBDレコーダ等基本的な機器を模式図的に描画したアイコンを記憶しておくこともできる。
画面座標データ125は、リモコン画面データ122の描画ためのデータを記憶している部位である。具体的には、リモコン画面データ122から非階層的なメニュー画面を表示させた際に、実際の表示部140の画面よりも大きな非階層的なメニュー画面のうち、表示する部分(ビューポート)の画面上の表示座標等のデータと、描画データのバッファ等を記憶している。この画面上の表示座標は、後述するドラッグ部162を用いて、この非階層的なメニュー画面をスクロールした際には変化させて記憶することができる。
電子ペット操作データ127は、電子ペットを表示して、各機器を操作する幼児用の操作インターフェイスに関するデータを記憶している部位である。この電子ペット操作データ127には、電子ペットのキャラクター、電子ペットのアイテムに関する画像データや動き(モーション)、変形データ等を含んでいる。
表示部140は、リモコン10に備えられた主にドットマトリクスディスプレイであり、液晶ディスプレイ、有機/無機ELディスプレイ、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)、FED(フィールド・エミッション・ディスプレイ)、LED(ライト・エミッション・ダイオード)アレイ、電子ペーパー、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ等を用いることができる。表示部140には、後述するように、操作マークや、ユーザーが各機器を操作するためのサインの軌跡や、階層的でないメニュー画面等を描画する。
制御信号送受信部150(送受信手段)は、各機器のコマンドや操作マークデータ124等のデータを送受信するための機能を持つ部位である。
制御信号送受信部150は、リモコン10が電波リモコンの場合は、例えば、Bluetooth(登録商標)や無線LANやワイヤレスUSBのアンテナと受信用LSIを備えた電波送受信部等から構成される。
また、制御信号送受信部150は、リモコン10が赤外線リモコンの場合、表示装置20へ赤外線信号を送信する赤外線LEDと、表示装置20からの赤外線信号を受信する受光部等から構成される。加えて、制御信号送受信部150は、無線LAN、ワイヤレスUSB、HDMI、i−link、有線LAN、電話線、c.link、USB等の端子を備えていて、この端子で送受信したコマンドに連動して制御することもできる。また、リモコン10のファームウェアをアップデートするためのフラッシュメモリカードのインターフェイスを備えていてもよい。
入力部160は、表示部140の表面に備えられた、指やスタイラスペン(ペン)等による複数のタッチを検出可能な光感知式や感圧式等のタッチパネル(タッチディスプレイ)と、その他の操作ボタン等のキーを備えた入力手段であり、ユーザーの入力を検知する。
この入力部160のタッチパネルは、図1に示したように、表示部140よりも大きい面積であってもよく、表示部140より外の部分にテンキーやカーソルキーや「OK(選択)」「キャンセル」「送信」等のボタンである、その他の操作ボタンを備えることもできる。
そして、これらのその他の操作ボタンは、LEDと導光板を用いて同一のエリアでテンキーとカーソルキー等の表示を動的に切り換えられる「デュアルモード・イルミネーションキー」のような表示切り換え可能キーであってもよい。
また、入力部160は、ドラッグ部162(ドラッグ手段)と、マルチタッチ部164とを更に備えている。
ドラッグ部162は、ユーザーがタッチパネルを押下したまま指やペン等を移動させる「ドラッグ」を検出する部位である。ドラッグ部162は、このドラッグの際の指やペン等の移動速度や移動距離を測定し、画面の座標を変更して表示部140に表示させる「スクロール」や電子ペットでの操作における方向や距離や加速度やスピード等を入力する。
マルチタッチ部164は、タッチパネルの画素に形成された複数の電極や光センサー等を用いて、ユーザーが指やペン等で複数の箇所をタッチする「マルチタッチ」を検出する部位である。このマルチタッチを検出することで、メニュー上で複数の機能を連動させて操作をすることができる。
なお、入力部160は、光学センサやタッチパッド等のポインティングデバイスや加速度検出デバイスや皮膚抵抗センサや傾きセンサや音声入力センサや電波・磁場センサや脳波センサ等を備えていてもよく、これらの入力信号も入力部160の各種入力と同様に扱うことができる。
サイン認識部170は、リモコン10のドラッグ時の線の軌跡等から、各機器を操作するための文字や符号等の線の集合である「サイン」を認識する部位である。すなわち、本発明の実施の形態に係る「サイン」は、通常の手書き文字認識を行って認識する複数の線で描かれた英数字や漢字や各国語の文字の他に、簡易的に一筆書き的に入力する文字様図形や、単なる傾いた線そのものや、三角や星形のような図形や、その他の図形を含む。つまり、サインの認識には、文字認識の他にも、ユーザーの意図するコマンドを呼び出すための図形の認識が含まれる。サイン認識部170は、ドラッグされた線の表示部140で押下された座標の変化をベクトル化した「軌跡」を作成し、この軌跡の特徴量を抽出する計算を行い、ユーザーが入力したサインを推定する。この推定の計算には、ヒューリスティックな手法等の演算が少ない手法を用いており、補正された軌跡データを用いた場合には、比較的非力な演算能力をもつ制御部100でも、十分な精度でサインを推定することができる。さらに、軌跡のデータを制御信号送受信部150から表示装置20等のサイン計算部270を備えた機器に送信し、より高精度なサインや手書き文字からなる単語の認識を行うこともできる。
リモコン画面描画部180は、リモコン画面データ122や操作マークデータ124の画像データや文字データ等を描画するためのグラフィックプロセッサの機能を備えている部位である。
また、リモコン画面描画部180は、ユーザーが入力部160を用いて入力した指示を反映させる表示画面を描画する。さらに、リモコン画面描画部180は、ユーザーがリモコン10の表示部140に描画されたボタンをタッチしたことを検出すると、音声や振動にて知らせるための機能も備えている。
さらに、リモコン画面描画部180は、マーク描画部182と、メニュー描画部184(メニュー画面描画手段)と、電子ペット描画部186とを備えている。
マーク描画部182は、操作マークを描画するための部位である。この操作マークは丸や四角や三角形といった、簡単な図形をアイコンとして用いて描画することが好適である。また、各機器の外観を図案化して、そのまま操作マークとして描画することもできる。さらに、各操作マークは、後述するように機器の状態に連動して、色や形状等を変化させて、視覚的・直感的にユーザーに機器の動作の状態を理解させ、操作を促すことができる。
メニュー描画部184は、非階層的なメニュー画面等を描画するための部位である。メニュー描画部184は、リモコン画面データ122から取得した、表示部140の表示面積より大きなそれぞれの機器についての非階層的なメニュー画面の一部をビューポートとして、画面座標データ125の座標に従って、スクロールさせて描画することができる。
電子ペット描画部186は、電子ペットを用いた操作用インターフェイスにより各機器の操作を行う際に、この電子ペットを電子ペット操作データ127を用いて描画する部位である。
なお、リモコン画面描画部180は、記憶部120に記憶されたプログラムを制御部100が実行するように構成することもできる。
また、表示部140と入力部160とは、タッチパネルのように一体的に形成されるように説明したが、それぞれが分離して構成してもよい。
また、リモコン10には表示部140のユニットが内蔵され、入力部160だけ別に有線や無線の接続手段(図示しない)により外部に接続するような構成にしてもよい。逆に、リモコン10には入力部160のユニットが内蔵され、表示部140の小型ディスプレイだけを有線や無線の接続手段により外部に接続するような構成にしてもよい。
〔表示装置20の制御構成〕
次に、図3を参照して、表示装置20の制御構成の例について詳細に説明する。
表示装置20は、デジタル放送のテレビジョン受信機や携帯端末等の表示装置である。以下では、リモコン10よりも大きな画面を備えており、録画又は再生の可能な記録媒体駆動装置を本体に内蔵又は外部接続可能な液晶テレビジョン放送受信機である場合について説明する。なお、表示装置20は、携帯電話、スマートフォン、PDA(パーソナル・データ・アシスタント)、MID(モバイル・インターネット端末)、ネットブック、ノートPC、ワンセグテレビ、ビデオゲーム機等の携帯端末であってもよい。
表示装置20は、リモコン情報処理部200(制御手段、コマンド実行手段、リモコン情報処理手段)と、記憶部220と、ネットワーク接続部230と、表示部240(表示手段)と、制御信号送受信部250(送受信手段)と、確認画面描画部260(確認画面描画手段)、音声合成部265(音声合成手段)と、サイン計算部270(補正手段、サイン認識手段)と、録画/再生処理部280と、チューナ部290とを備えている。以下、各部についてより詳しく説明する。
リモコン情報処理部200は、CPU等の制御機能を備えており、リモコン10のコマンドを実行する部位である。また、リモコン情報処理部200は、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)を用いて、表示部240にユーザーの録画や文字放送の双方向処理やEPG処理に係る表示を行う。
さらに、リモコン情報処理部200は、リモコン10で表示するリモコン画面データ122を作成したり、タイマー手段を用いて録画予約処理を行うこともできる。このために、リモコン情報処理部200は、リモコン画面データ作成部202(リモコン画面データ作成手段)と、予約処理部204(予約手段)とを備えている。
リモコン画面データ作成部202は、リモコン10の表示部140に表示されるリモコン画面データ122を作成する部位である。また、このリモコン画面データ122に、TSデータ223のBMLデータ等からパーサー等を用いて取得して含めることもできる。このように、表示装置20によりリモコン10で表示する画面データを作成するために、リモコン10の制御部100の処理の負荷を抑えることができる。なお、リモコン画面データ122は、ネットワーク接続部230からサーバに接続して受信してもよい。
予約処理部204は、ユーザーがリモコン10のボタンで入力したデータを元に、タイマーにより予約処理を行うための予約データ227を作成する部位である。
記憶部220は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD等の記憶手段であり、各種データとプログラムを記憶している。記憶部220は、リモコン画面データ122と、操作マークデータ124と、記憶部220は、TSデータ223と、電子番組表データ225(録画画像の画像データ)と、予約データ227と、電子ペットデータ228とを記憶している。
TSデータ223は、チューナ部290で受信されているデジタル放送の「生」のデジタルデータである。TSデータ223は、画像データ、音声データ、番組情報等の文字データを含むTS形式のデータである。すなわち、画像データとしては、MPEG2−TS形式や、H.264/AVC形式等のTV放送の映像の画像データを含んでいる。音声データとしては、AAC形式や、MPEG2−LA形式や、ロスレス圧縮形式等の音声データを含んでいる。また、番組情報等の文字データとしては、番組配列情報であるPSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)データから取得するような文字データを含んでいる。このデジタル放送のデジタルデータの形式は、ARIB規格等のデジタル放送用の規格(ARIB STD−B10等)で規定されている
電子番組表データ225は、録画/再生処理部280が録画処理を行った場合に、録画/再生処理部280により記憶される画像データや音声データや番組情報等の文字データである。この電子番組表データ225は、TSデータをそのまま記憶しても、TSデータから画像データと音声データと番組情報等の文字データとをそれぞれ抽出して、録画用に圧縮された形式等に変換して記憶してもよい。
予約データ227は、予約処理部204が予約処理を行った際の予約情報をデータベースとして記憶しているデータである。
電子ペットデータ228は、後述する確認画面等に表示する「電子ペット」の画像データやキャラクタデータやモーションデータ、さらに電子ペットの「成長」等に関するパラメータのデータ等を記憶したデータである。さらに、電子ペットデータ228には、リモコン10の表示部140で表示するための低解像度キャラクターデータや操作用パラメータ等も含んでいる。
なお、リモコン画面データ122と、操作マークデータ124とは、表示装置20からリモコン10に送信されてリモコン10の記憶部120に記憶されるリモコン画面データ122と操作マークデータ124と同一の構成要素を示すものである。
ネットワーク接続部230は、電話線やインターネットと接続して、デジタル放送やIP放送等の双方向機能に対応するための部位である。
表示部240は、液晶ディスプレイ、PDP、有機・無機ELディスプレイ、プロジェクタ等の表示部を備えている表示装置である。表示部240は、リモコン10の表示部140よりも高精細であり、デジタル放送の高精細放送の画像等を明瞭に表示可能である。
制御信号送受信部250(双受信手段)は、制御信号送受信部150と同様に、赤外線や電波を用いてリモコン10との間でコマンド(制御信号)、リモコン画面データ122、操作マークデータ124等を送受信する部位である。
確認画面描画部260は、画像処理チップとグラフィックプロセッサー等を用いて、後述するサイン入力によりユーザーが選択した機器のコマンドの「確認画面」を表示部240に描画するための部位である。この確認画面描画部260は、電子ペットデータ228を用いて電子ペットの画像も描画することができる。
音声合成部265は、PCM音声データや音声合成シンセサイザ等を用いて、確認画面のための音声データを作成する部位である。音声合成部265が作成した音声データは、図示しないスピーカー等からユーザーが理解できる言語の音声として出力される。
サイン計算部270は、各機器を操作するためのサインや手書き文字の認識を行う部位である。サイン計算部270は、リモコン10のサイン認識部170のサインの座標の軌跡データを補正し、サイン認識を行う部位である。この補正としては、通常、タッチパネルによりユーザーが入力するサインの軌跡は一定しないので、平均化正規化等の処理を行う。また、特徴量を抽出しやすいように、指のストロークや向き等を基に、統計的な手法を用いて、実際にどのような線を引きたかったのかを推定して補正することもできる。この統計的な手法としては、EM(Expectation Maximization)法や、ベイジアンネットワーク等の手法を用いて、複数のユーザーの指でのストロークや向きの特徴を捉えることができる。また、指の動作の統計モデルを用いることもできる。さらに、ユーザーの書く文字の「くせ」を認識して、この特徴量から、ユーザーの指の筋肉の動作の特徴を認識して、統計的・人工知能的な補正を行うことも可能である。また、サインの認識としては、データを制御信号送受信部250から受信し、SVM(サポートベクターマシン)やニューラルネット等の人工知能的な手法やベイジアンネットワーク等の統計的な手法等の、比較的複雑な計算が必要なものの、精度の高いサインや手書き文字の認識を行う。また、ヒューリスティックな手法等を用いることもできる。認識したサインや手書き文字の結果は、リモコン10に送信することができる。
録画/再生処理部280は、予約処理部204が作成した予約データ227を基に、所定時間に録画処理を行って、電子番組表データ225を作成したり、再生処理により電子番組表データ225を再生するための部位である。また、録画/再生処理部280は、電子番組表データ225を再生して表示部240に表示する機能も備えている。
チューナ部290は、一般的なデジタル放送用のチューナとデジタル放送の放送電波を複合してTS(トランスポート・ストリーム)データへの変換を行う部位である。我が国の地上デジタル放送の例では、HD(高精細)やSD(標準解像度)の通常のデジタル放送と、電界強度が低くても受信可能なワンセグ放送の電波とを受信してTSデータに変換可能である。すなわち、チューナ部290は、通常のデジタル放送と、ワンセグ放送とをTSデータとして同時に受信可能である。加えて、チューナ部290は複数のチューナを備えていて、地上デジタル放送の場合は、視聴しているチャンネルのみならず他のチャンネルのTSデータを時分割で切り換えて取得するように構成することが好適である。
なお、リモコン画面データ作成部202と、予約処理部204と、確認画面描画部260と、音声合成部265と、サイン計算部270と、録画/再生処理部280とは、RAMやROMやフラッシュメモリやHDD等の記憶部に記憶されたプログラムを、表示装置20のCPU等の制御部が実行するように構成することもできる。
〔制御システムXの制御処理〕
次に、図4〜図12を参照して、リモコン10と表示装置20とを用いた、表示装置20の制御処理について説明する。
上述したように、表示装置20は、高機能な液晶テレビジョン受信機等であり、通常のデジタル放送の表示機能部位と、録画/再生機能部位とを備えている。このように高機能な機器の操作を行う際に、タッチパネルを備えたリモコン10でサインを入力し、表示装置20の高度な演算能力を用いて補正を行って、リモコン10で補正されたサインの軌跡データを用いてサイン認識を行うことで、高い精度でサイン認識を行うことができ、ユーザーが注意を払ってサイン入力をする必要性を減らすことができ、操作性を大幅に向上させることができるという効果が得られる。
また、制御システムXにおいては、非階層的なメニュー画面等を用いて操作を行うことで、より操作性が高い制御を行うことができる。これにより、ユーザーの使い勝手がよくなるという効果が得られる。
以下で図4のフローチャートを参照して、本発明の実施の形態に係る制御処理について詳しく説明する。
(ステップS201)
まず、表示装置20において、リモコン情報処理部200のリモコン画面データ作成部202は、操作マークデータ送信処理を行う。
具体的には、リモコン情報処理部200は、操作マークデータ124を取得して、リモコン10へ転送する。
表示装置20は、上述したように、デジタル放送の表示機能部位と、録画/再生機能部位とを備えているために、それぞれの機能部位に対応した操作マークの画像データを含む操作マークデータ124が記憶部220に記憶されている。
以下で、デジタル放送の表示機能部位を「四角」のアイコン画像を用いた操作マークとし、録画/再生機能部位を「丸」のアイコン画像を用いた操作マークである例について説明する。
なお、この操作機器選択データ送信処理は、リモコン10に対応した機器である録画/再生装置30、照明器具40においても同様に実行することができる。この際には、後述するように、リモコン10の表示部140に、この操作機器選択データで送信された各機器のアイコン等の操作マークが表示されて、ユーザーがこの操作マークを押下することでその機器や機能部位を選択可能である。
(タイミングT301)
ここで、リモコン画面データ作成部202は、制御信号送受信部250から、操作マークデータ124を、赤外線や電波にて送信する。
リモコン10の制御部100は、制御信号送受信部150からリモコン画面データ122を受信すると、操作マークデータ124として記憶部120に記憶する。
(ステップS101)
リモコン10の機種選択部121は、操作機器/機能部位選択処理を行う。
図5を参照して具体的に説明すると、まず、機種選択部121の指示を受けたマーク描画部182は、この操作マークデータ124からアイコン画像データや関連づけられた情報等を抽出する。そして、マーク描画部182は、リモコン画面描画部180のマーク描画部182が表示部140にボタン等として描画する。
マーク描画部182は、表示部140に、表示装置20のデジタル放送の表示機能部位を示す「四角」のアイコン510をタッチパネルのボタンとして描画する。また、マーク描画部182は、表示装置20の録画/再生機能部位を示す「円」(縁あり円)のアイコン520も、同様にボタンとして描画する。さらに、ここでは、録画/再生装置30の「円」(縁なし円)のアイコン530を表示している。加えて、画面内に収まらないときにリモコン画面に他のアイコンがある場合には、スクロールの方向を指示する矢印540が描画されている。
ユーザーは、これらのアイコンのうち、いずれかを押下することで、操作するための機器や機能部位を選択することができる。
また、図5の例によれば、マーク描画部182は、同様の機能を備える機器については、同様のアイコンを用いて、描画上の変化を与えることで、選択する機器を簡単に識別できるようにすることができる。
この描画上の変化としては、マーク描画部182は、例えば、アイコンの描画時に、アイコンの外周部を縁取りしたり、縁取りした外周部の枠内の色を中心部の枠内の色と異ならせたり、あるいはアイコンの形状や大きさ、色調を変化させる等の差異をつけて描画することができる。
図5においては、マーク描画部182は、録画/再生機能を備える、表示装置20の録画/再生機能部位を示すアイコン520と、表示装置20の外部に接続された録画/再生装置30を示すアイコン530とにおいて、描画上の変化の変化をつけて表示している。この例では、複数の同様の機能を備える機器がある場合に、内蔵機器の機能部位については「縁取り(二重線)」でアイコン520のように表示し、単独の機器の場合は縁取りなしのアイコン530のように表示する。すなわち、単独の機器を単純な図柄で表示し、複数の機能部位を備える機器で機能部位を選択させる場合には修飾した図柄で表示するといったように、アイコンの表示に変化を与えた描画する。
これにより、機器に内蔵されている機能部位と、単独で使用する機器との選択をより容易に行うことが可能となる。
アイコンを描画した後、機種選択部121は、入力部160からユーザーがどのアイコンを選択したかを検知する。
なお、選択可能な機器や機能部位が1種類だけの場合には、このステップS101を省略することができる。
また、これらのアイコンについては、ユーザーが各機器の設定機能を用いて、アイコンの画像そのものを選択することも可能である。これにより、同じ機器が複数備えられている場合でも、よりはっきりと区別して選択して操作することができる。
(タイミングT302)
ここで、機種選択部121は、ユーザーが選択した機器や機能部位に対応するリモコン画面データ122が存在するか否かを確認して、リモコン画面データ122が存在しない場合には、リモコン画面データ122送信依頼のコマンドを制御信号送受信部150から送信する。以下では、表示装置20に対して、このコマンドを送信した例について説明する。
なお、ユーザーが選択した機器や機能部位に対応するリモコン画面データ122が既に記憶部120に記憶されている場合には、機種選択部121はコマンドを送信せず、すぐに処理をステップS102のリモコン画面データ表示処理に進める。
(ステップS202)
表示装置20のリモコン情報処理部200のリモコン画面データ作成部202は、リモコン画面データ作成処理を行う。
このリモコン画面データ122は、後述するようにリモコン10の表示部140よりも大きく表示されるような非階層的なメニュー画面のデータであるリモコン画面データ122を作成する。
このリモコン画面データ122は、記述言語を用いて、各機器や各機能の状態や操作に係る変化等をリモコン10で表現できるようなデータとして作成する。さらに、リモコン画面データ122は、サイン入力に対応したフォームや、メニュー画面上で表示される画像データ等についても、リモコン画面データ122に含めて作成することができる。また、リモコン画面データ122は、リモコン10の表示部140やタッチセンサの機能等により、配置等を最適化して作成する。
加えて、表示装置20のリモコン画面データ作成部202は、各機能や個別のフォームやボタン等について、「拡大率」のパラメータを指定する。後述のスクロール処理の際には、その座標が近づくと、最大で「拡大率」まで拡大して表示することができる。この「拡大率」については、リモコン画面データ122に、所定のグリッド座標等を備えて、この座標毎に指定してもよい。
また、リモコン画面データ122は、リモコン10で最初に表示される所定の座標情報を含めておく。例えば、この所定の座標情報としては、リモコン画面データ122の左上の座標等を設定することができる。
さらに、リモコン画面データ122には、電子ペットデータ228のうち、リモコン10での電子ペットによる操作や電子ペットの成長のパラメータのデータ等の電子ペット用情報を含ませることができる。
(タイミングT303)
そして、リモコン画面データ作成部202は、作成したリモコン画面データを122を制御信号送受信部250からリモコン10へ送信する。
リモコン10の制御部100が表示装置20からリモコン画面データ122を受信して記憶部120のリモコン画面データ122に記憶する。また、所定の座標情報についても、記憶部120に記憶する。加えて、電子ペット用データを、電子ペット操作データ127に記憶する。
(ステップS102)
ここで、リモコン10のリモコン画面描画部180のメニュー描画部184は、リモコン画面データ表示処理を行う。
具体的には、メニュー描画部184は、リモコン画面データ122を読み出して、記憶部120の表示部140用のバッファー画面に描画を行う。
この際に、メニュー描画部184は、表示部140用よりも大きなリモコン画面データ122のメニュー画面等をすべて描画せず、上述の所定の座標情報に従って、表示部140の表示解像度や表示面積の分だけ描画する。また、メニュー描画部184は、この描画した座標を画面座標データ125に記憶する。
なお、メニュー描画部184は、リモコン10の記憶部120の容量に余裕がある場合には、リモコン画面データ122のメニュー画面等をバッファー画面にすべて描画することも可能である。この場合は、入力部160のドラッグ部162にてメニュー画面をスクロールさせる際に、メニュー画面を再描画せずに矩形コピーやラスタースクロール等で対応できるために、表示スピードが速く操作性が良くなるという効果が得られる。
(ステップS103)
また、リモコン10のサイン認識部170は、メニュー画面にサインを描画する箇所がある場合には、サイン入力処理を行う。
本発明の実施の形態に係る制御システムXでは、タッチパネルに指またはタッチペン等で書き込まれた、文字、マーク、矢印等を含むサインを認識することができる。そして、このサインに対応して、それぞれの機器を制御するための制御信号を送信する。
図6を参照して説明すると、リモコン10のサイン認識部170は、タッチパネルの特定の座標を「サイン入力フォーム」のような描画領域として、ユーザーの入力を検知する。図6のサイン入力フォーム610は、デジタル放送の表示機能部位用のアイコンそのものを、サイン入力フォームとして用いた例である。
このように、各機能に係るアイコンを入力フォームとすると、各機能のアイコンと操作のためのサインとの結びつきを一目で理解することができる。
このため、ユーザーは、例えば、「四角」のアイコンを四角の描画領域に用いると、デジタル放送の表示機能を示していることが分かる。すなわち、四角の表示領域に、チャンネル番号の数字、音量アップ/マイナスの「+」「−」、データ放送に係る「D」といったコマンド用のサインを描画可能である。
また、例えば、「円」のアイコンを円形の描画領域に用いると、録画/再生機能について操作することが分かる。これにより、円形の描画領域に「r」のサインを描いて録画を指示し、「p」のサインを描いて再生を指示することができる。
具体的には、図6の例では、サイン認識部170は、ユーザーが指やスタイラスペン等でこのサイン入力フォーム610をなぞると、例えば指で描くにつれ、タッチした始点の位置から描画中のなぞられた座標を検知する。
そして、サイン認識部170は、検知したサインの座標の変化等を軌跡としてサイン入力フォーム610に描画し、表示部140に表示することができる。
図6の例では、サイン認識部170は、ユーザーのタッチパネルからの入力を検知して、そのまま描画したサインの軌跡650を描画する。
(タイミングT304)
ここで、リモコン10の制御部100の処理能力が低く、表示装置20でサイン認識を行う場合には、サインの座標の軌跡データを表示装置20へ逐次送信する。
ここで、サイン認識部170は、サインの座標の軌跡データを制御信号送受信部150から送信する。
表示装置20の制御信号送受信部250は、座標の軌跡データを受け取り、サイン計算部270に送信する。
(ステップS203)
表示装置20のサイン計算部270は、軌跡データ補正処理を行う。
この軌跡データ補正処理としては、サイン計算部270は、サイン認識を成功させるために、座標のぶれ等を抑えるため、座標の軌跡データの平均化、加速度の予測判別計算等による線分の正規化、ベイジアンネットワークによる線分の移動軌跡の確率計算などの処理を行う。
この軌跡データ補正処理により、サイン計算部270は、座標のぶれが補正されて、誤差の少ない補正された軌跡データを得ることができる。
このように、表示装置20のサイン計算部270のような高度な計算処理能力を用いて座標の軌跡データを補正するために、ユーザーがリモコン10のタッチパネルを多少荒っぽく描画しても、誤差の少ない描画データをリモコンへ返すことができる。これにより、サインの認識精度が向上する。
また、この補正された軌跡データには、座標のデータ以外の動作状況のデータについても含ませることができる。これにより、後述するリモコン10のアイコン状態変化処理により、表示装置20の状態を表示可能である。
(タイミングT305)
ここで、サイン計算部270は、補正された軌跡データを制御信号送受信部250から送信して、リモコン10へ返す。
リモコン10の制御信号送受信部150は、この補正された軌跡データを受信して、サイン認識部170に送信する。
(ステップS104)
ここで、サイン認識部170は、サイン認識処理を行う。
図7を参照すると、まず、サイン認識部170は、補正された軌跡データを、例えば色別表示して描画する。この色別表示としては、元々のサインの軌跡とは違う赤色のような色で表示したり、太い白黒二色表示にて描画することが可能である。図7の補正されたサインの座標の軌跡750は、この補正された軌跡データを描画して表示部140に表示した例である。このように、補正された軌跡データを表示することで、ユーザーの意図に沿った綺麗なサインを表示できる。
この上で、サイン認識部170は、補正された軌跡データを基に、サイン等を認識するサイン認識を行う。
このサイン認識としては、図6と図7の例では、サインとして「3」すなわち、チャンネルを「3」番に変更するようなサインを認識する。
そして、サイン認識部170は、認識したサインについて、実際に記憶部120に記憶されたフォントデータやサインの描画用ベクトルデータ(図示せず)を用いて、補正された軌跡データにできるだけ重なるように計算して描画することも可能である。
なお、サイン認識部170は、この座標の軌跡の情報から、線の長さや傾きや曲線の方向の変化割合等の特徴量を抽出して、表示装置20に座標の軌跡データを送らずに、ヒューリスティックな手法等を用いて、サインを認識することも可能である。これにより、なんらかの状況で表示装置20と接続できない場合に対応することができる。
また、表示装置20のサイン計算部270は、サポートベクターマシン等の高度な演算を必要とする手法を用いてサインの認識を行って、その認識結果をリモコン10に送信するような構成も可能である。
サインの認識を行った後、サイン認識部170は、所定の時間、ユーザーがタッチパネルを押下して「いない」ことを検知する。
ここで、ユーザーは、確定後に指やスタイラスペン等を離して、別のサインを描画することで、複数のコマンドを実行する「マクロ」を実現することができる。
図8を参照して説明すると、例えば、表示装置20の録画/再生機能部位が選択された後、「円」アイコンをサイン入力フォーム810とした例について説明する。
ユーザーが指やスタイラスペン等で「r」のサインを描いた場合には、サインの軌跡850のデータが入力される。
この後、サイン認識が行われた後、ユーザーがさらに、例えば「8」のサインの座標の軌跡を描いたことをサイン認識部170が検出した場合には、この「8」のサイン認識も行う。
この上で、サイン認識部170は、「r(ecord) 8(ch)」という「マクロ」の指示であることを認識する。すなわち、ユーザーは、タッチパネルに「r」を描いた後「8」を描けば、「8チャンネル」を録画することができる。
このような「マクロ」については、リモコン10の記憶部120に予めユーザーが設定していておき、サイン認識部170は、マクロそのものを認識して、そのマクロに対応するコマンドを下記の「確定モード」になったと判断したときに送信する。
また、所定時間経過後に、ユーザーがタッチパネルを押下しなくなった場合には、表示装置20への送信と補正された軌跡データの描画である色別表示を停止する。この際に、サイン認識部170は、ユーザーがサイン入力を終了したと推定し、サイン認識の「確定」を行う。また、入力部160のボタン等を用いて、サインの「確定」を行ってもよい。
このように「確定」した場合は、サイン認識部170は、「確定モード」になったと判定して、認識したサインに対応するコマンドを選択された機器に送信する。
なお、マクロが設定されておらずに、ユーザーがサインを複数指やスタイラスペン等で描いた場合には、認識したサインを、逐次、表示装置20等の機器に送信するように構成することもできる。この際に、サイン認識部170は、当然、サインが2個以上ある場合でも、送信可能である。
(ステップS105)
ここで、サイン認識部170は、アイコン状態変化処理を行う。
具体的に説明すると、この処理において、サイン認識部170の指示を受けたマーク描画部182は、上述の各機器や各機能から受信した、座標のデータ以外の動作状況のデータを用いて、アイコンの描画状態を変化させて描画する。これにより、各機器や各機能の状態を視覚的に容易に把握することが可能になる。
図9を参照して具体的に説明すると、表示装置20の録画/再生機能部位が選択されている際に、動作状況をリモコン10の表示部140に表示する例を示している。
ここでは、サイン認識部170は、表示装置20に内蔵の録画/再生機能の動作状況として録画指示又録画中である場合、例えば、アイコン1021のように、縁取りありの円を赤く表示するように指示する。
また、表示装置20に内蔵の録画/再生機能の動作状況として録画/再生を停止している停止モードの際には、例えば、アイコン1022のように、縁取りありの円を黒く表示するように指示する。
また、録画/再生装置30の動作状況として再生指示又は再生中の場合は、アイコン1031のように、縁取りなしの円を青く表示するように指示する。
また、録画/再生装置30の動作状況として一時停止中の際には、例えば、アイコン1032のように、縁取りなしの円を灰色で表示するように指示する。
マーク描画部182は、これらの指示をうけて、リモコン画面データ122の状態表示用のデータを変更し、それぞれの指示に従ってアイコンを変化させて描画する。
なお、このリモコン10の表示部140のアイコンと、各機器のLED等の動作状態表示を行う表示部の動作とを連動することも可能である。たとえば、録画/再生装置30において、アイコン1031が表示されている場合には、録画/再生装置30に備えられた円型の表示部を青く光って表示することができる。
また、上述のサイン認識処理とアイコン状態変化処理とは、同時に行うことができる。
(タイミングT306)
ここで、サイン認識部170は、認識されたサインに係るコマンドを制御信号送受信部150から送信する。マクロの場合には、マクロに対応したコマンドを、逐次、各機器に送信する。
表示装置20は、制御信号送受信部250からコマンドを受信すると、まずは確認画面描画部260へ送信する。
(ステップS204)
ここで、確認画面描画部260は、確認・復唱処理を行う。
図10を参照して説明すると、確認画面描画部260は、認識したサインに係るコマンドの説明を、表示部240に描画して表示する。
この際に、確認画面描画部260は、確認画面として、ダイアログボックス1110を描画する。図10の例では、確認画面描画部260は、上述の図6と図7の例のように、表示装置20のデジタル放送の表示機能においてチャンネルを「3」に変えることを、ダイアログボックス1110で示す。
また、確認画面描画部260は、電子ペット操作データ127を用いて、電子ペット1120を描画する。この電子ペットは、上述のダイアログボックス1110と同様の内容を、より親しみやすいような表現で「セリフ」として、表示することができる。
また、この確認・復唱処理としては、音声合成部265は、これらの「セリフ」を合成した音声を用いて出力することができる。
これにより、ユーザーがそのような機能やコマンドを実行しようとしていたのかを、ユーザーが容易に確認することが可能になる。すなわち、手書きのサインは、認識が十分にできない場合もあるので、不明なサインが入力されたような場合は、どのような機能やコマンドを入力したのかを明確にユーザーに認識させることができるという効果が得られる。また、電子ペットにてコマンドの確認・復唱を行うので、機器に対する親しみを持たせることができ、機械に応答されるうっとうしさを軽減することができる。
なお、この電子ペット復唱処理は、表示装置20のように表示部240のような複雑な表示ができる表示部を持たない機器の場合には、音声合成部265を用いたような音声合成のみを使用して音声にて確認・復唱することも可能である。さらに、音声合成を行うハードウェアやソフトウェアを備えていない場合には、ブザー音やLEDの点滅等で確認・復唱することもできる。そのような構成により、確認・復唱処理を行うコストを削減することができる。
(ステップS106)
ここで、リモコン10にて、非階層的なメニュー画面等を操作するためのスクロール処理について説明する。
このスクロール処理は、リモコン10の入力部160のドラッグ部162を用いて実現することができる。ドラッグ部162は、指やスタイラスペン等で押下したまま動かして離す「ドラッグ」を検知する。この際に、入力部160に備えられた、表示部140以外の箇所の「ドラッグ」を検知したり、指を押下して動かす加速度等を検出するタッチパッドの入力を行ってもよい。
制御部100は、ドラッグ部162がドラッグを行った際に、ユーザーが画面上に描かれているサイン入力フォームやボタン等以外の箇所をドラッグしていたことを検知して、スクロール処理を行う。また、制御部100は、タッチパネルに描画された、非階層的なメニュー画面の他のコマンドや機能へのアクセス(接近、呼び出し)をするための矢印等をユーザーが押下したことについても検知する。
図11を参照すると、リモコン画面データ表示処理にて表示される、非階層的なメニュー画面として描画されるリモコン画面データ122の概念図を示している。
このリモコン画面データ122は、上述したように、まずは表示部140に所定の座標情報に従って、表示部140の表示解像度や表示面積の分、ビュー画面1210としてメニュー描画部184により描画される。つまり、リモコン画面データ122には、細分化された各機能に対応するボタン等の情報があり、そのボタン等の情報には座標データが付与されているために、座標によりリモコン画面データ122のどの部分を描画するかを決定するように構成することができる。
図11の例では、表示装置20の録画/再生機能部位が選択され、この録画/再生機能部位のさらに細分化された各機能に、非階層的なメニュー画面を用いてアクセスする例について示している。
この録画/再生機能の細分化された各機能としては、例えば、電子番組表機能、録画リスト機能、編集機能、電子ペット機能等を用いることができる。ここでは、電子番組表機能は、番組の録画予約を行ったり番組情報を閲覧するための機能である。また、録画リスト機能は、録画した番組のファイルをリスト状に表示してユーザーに選択させ、その選択されたファイルの再生、消去、ダビング等を行う機能である。編集機能は、選択されたファイルからカット編集等を行う機能である。電子ペット機能については後述する。
また、図11には、電子番組表機能にアクセスするための矢印1221、録画リスト機能にアクセスするための矢印1222、編集機能にアクセスするための矢印1223、電子ペット機能にアクセスするための矢印1224がタッチパネル上で押下を検知するボタンとして描画されている。なお、この矢印は、ビュー画面1210から向かってどの方向にアクセスする機能があるのかを、メニュー描画部184が動的に更新して標示することもできる。
図11の例では、ユーザーは、まず、タッチパネルのドラッグや矢印の押下を行う。これにより、メニュー描画部184は、表示部140に表示する座標を移動して表示する。
これにより、ビュー画面1210が移動して、電子番組表機能と録画リスト機能にアクセスすることができる。また、ドラッグや矢印の押下を行うことで、最初に描画される所定の座標よりも遠くの座標にある電子ペット機能や編集機能に、直接アクセスすることもできる。すなわち、階層的にいちいちボタンを何回も押下することなく、各機能に「シームレス」にアクセス可能となるため、使い勝手を向上させることができる。
加えて、各機能に「拡大率」が指定されている場合、この機能にユーザーがアクセスされると、メニュー描画部184は、最大でその「拡大率」まで拡大して標示する。これにより、さらに細分化された機能についてアクセスしやすくなるという効果が得られる。
図11の例では、電子番組表機能と、録画リスト機能と、編集機能について、このような拡大を行うように設定している。
また、ユーザーが拡大された画面にてドラッグを行って別の座標に移動させると、今度は通常の大きさでビュー画面1210を表示する。
具体的に、電子番組表機能にアクセスした際には、メニュー描画部184は、小さく描画されていたビュー画面1210が、実際に電子番組表が表示される電子番組表フォームと、録画予約を行うボタン(録画予約)と、番組情報を表示するためのボタン(番組情報)等を表示する。
また、電子番組表フォームについては、拡大時に、実際の電子番組表の情報を、表示装置20に要求して、電子番組表データ225や予約データ227を制御信号送受信部150でダウンロードするように構成することもできる。なお、リモコン画面データ122に、電子番組表データ225と予約データ227とを含ませるような構成も可能である。
さらに、この電子番組表機能にアクセスされている際に、電子番組表フォームにサインを入力すると、録画予約したい番組の「絞り込み」や「検索」を行うことができる。絞り込みや検索が行われた場合には、電子番組表フォームで絞り込んだ番組表を表示したり、検索された番組の色を変えて表示することができる。また、電子番組表フォームにサインを入力することで、各ボタンと同様の機能を実現することもできる。例えば、電子番組表フォームのある番組を押下して選択した後、「r」というサインを入力すると、録画予約ボタンを押下したのと同じコマンドを入力することができる。
録画リスト機能にアクセスした際には、メニュー描画部184は、録画番組名等を表示するフォームである録画リストフォームと、再生ボタン(再生)、編集ボタン(再生)、消去ボタン(再生)、ダビングボタン(ダビング)等を表示する。
ここでは、上述の電子番組表機能と同様に、録画したTSデータの番組名等のリストを表示装置20に要求して、制御信号送受信部150でダウンロードしたり、リモコン画面データ122に含ませるように構成することもできる。
この番組名等のリストは、色を変化させる等の処理にて、少なくとも1つの番組名に係るTSデータを選択している。そして、ユーザーが番組名等を押下することで、この番組名等のリストを選択することもできる。各ボタンに関連づけられた機能は、この選択されたTSデータに対して実行される。なお、上述の電子番組表のように、録画リストフォームにサイン入力を行うことで、番組名等のリストから「絞り込み」や「検索」を行うこともできる。
録画リスト機能の編集ボタンの横にドラッグを行ったり、矢印1223の押下を検知した場合、制御部100は、録画リストで選択された録画ファイルを編集する編集機能にアクセスする。
この編集機能においては、時間毎のTS画像のサムネイル画像を表示するタイムロールと、カットボタン(カット)、開始点設定ボタン(開始点)、終了点設定ボタン(終了点)、映像効果付与ボタン(効果)等を表示して、これらを基に映像データのカット編集を行うことができる。
なお、タイムロールにいても、サムネイル画像のデータを表示装置20に要求して、制御信号送受信部150でダウンロードしたり、リモコン画面データ122に含ませるように構成することもできる。
また、サムネイル画像は容量が大きいために、映像のタイムコード等のどこを示しているかをタイムバーの棒の位置等で示すようなインターフェイスを用いてもよい。これにより、リモコン10の記憶部120の記憶容量を削減できるという効果が得られる。
電子ペット機能にアクセスをした場合には、後述するように電子ペットによる入力手段として機能させたり、電子ペットを「育成」することができる。
この他にも、リモコン画面データ122には、表示装置20の設定を行う設定機能や、接続機器を変更したりホームネットワークを実現するネットワーク機能等にアクセスできるようにボタンやフォーム等を配置可能である。また、各機器の各機能がアップデートされることで、このリモコン画面データ122自体も、アップデートされた機能にアクセスできるように更新可能である。これにより、例えば、表示装置20にダウンロードメディアのダウンロード機能が追加された場合には、ダウンロードメディアのダウンロード機能にシームレスにアクセスできる。
また、ユーザーがステップS101のデジタル放送の表示機能部位を選択している場合には、上述の録画/再生機能部位の操作と同様に、電子番組表機能にスクロール処理によりアクセス可能である。加えて、各アイコンにサインを入力することで、必要な機能に自動的にスクロールしてアクセスするようにすることも可能である。
また、チャンネル変更機能として、表示装置20や、リモコン10のワンセグ放送のチューナー(図示せず)から、各放送局の放送中の番組のサムネイル画像を一覧で表示して、ユーザーが押下することでこの放送局を選択するコマンドを送信できる。
さらに、音量やサラウンド等を調整する音量機能や、接続を切り換える接続機能等も備えてアクセスすることができる。
このように、スクロール処理を行うことで、録画機能やチャンネル選局変更等にシームレスにアクセスすることが可能になる。これにより使い勝手を大きく向上させることができる。
(表示装置20での非階層的なメニュー画面の操作)
なお、上述の例では、リモコン10の表示部140に非階層的なメニュー画面を標示する例について示した。しかしながら、表示装置20のように高精細な表示部240を備えている場合には、リモコン情報処理部200は、リモコン画面データ122を表示装置20の表示部240に表示して、ユーザーに選択させることが可能である。これにより、スクロール処理を行う際の各機能やボタン等を多数表示したり、一画面で表示することが可能になり、視認性を向上させることができる。
このような構成の場合には、リモコン10の制御部100は、ドラッグ部162をタッチパッド(トラックパッド)的に用いて、ユーザーが指やスタイラスペン等で押下した座標や加速度等を検知し、その情報のみを表示装置20へ送信する。これにより、表示装置20の表示部240に描画された各機能やボタン等を示すカーソル等が移動する。
そして、制御部100は、入力部160が「タップ」(短い押下)されたことを検知すると、表示装置20の表示部240で選択されているリモコン画面データ122の機能を実行する。この際には、表示装置20のリモコン情報処理部200は、選択されている機能やボタン等についての情報を、制御信号送受信部250から返信する。
なお、表示装置20では、他の機器のリモコン画面データを表示して、リモコン10により選択することも可能である。この場合には、その機器用のリモコン画面データを制御信号送受信部150から送信して、表示装置20の制御信号送受信部250で受信する。また、ネットワーク接続部230にて受信してもよい。
(ステップS107)
ここで、非階層的なメニュー画面等の操作の際の複数タッチ処理について説明する。
この複数タッチ処理は、マルチタッチ部164を用いて実現することができる。
制御部100は、上述の各機能にアクセスされた際に、マルチタッチ部164を用いて、ボタンを複数押下されたことを検知して、その複数のボタンに対応することができる。例えば、図11の例では、制御部100は、録画リストフォームに表示された番組名を選択して、ダビングボタンと消去ボタンを同時に押下したことを検知すると、「ダビング」してBD等に番組を書き出した後で、消去するといった一連の動作を行うコマンドを、制御信号送受信部150から送信することができる。また、この複数押下により、マクロを送信することもできる。
また、ソフトウェアキーボード、「シフトキー」や「Fn」(ファンクション)ボタンのような特殊なボタンを、リモコン画面データ122に用意しておいて、この「シフトキー」や「Fn」ボタンのようなボタンと別のボタンを同時に押下した際にアクセスする機能を記述することも可能である。
これにより、複数のボタンを同時にタッチして、必要な機能に簡単にアクセスできることができ、使い勝手を向上させることができる。
さらに、図示しないボタンを押しながらサインの入力が行えるので、さらに使い勝手を向上させることができる。
(ステップS108)
ここで、上述の非階層的なメニュー画面等で電子ペット機能にアクセスした際の、電子ペット操作処理について説明する。
図12を参照すると、ユーザーは、例えば幼児向けに、電子ペットによる各機器の制御を行うことができる。このペット操作処理用には、上述のように非階層的なメニュー画面からスクロール処理にて座標を移動させてアクセスすることができる。
そして、この電子ペット機能にアクセスされると、電子ペット描画部186は、電子ペット操作データ127を用いて、表示部140に電子ペットを描画して、以下で説明する各種処理を行う。
具体的な電子ペット機能を用いた電子ペット操作処理としては、電子ペット描画部186は、図12のように、電子ペット1320、オブジェクト1330〜オブジェクト1350のようなキャラクターを表示する。
この上で、タッチパネル上で、指やスタイラスペン等で、各キャラクターをタッチっしたり、ドラッグしたりすることで、様々なコマンドを入力することができ、さらに電子ペットのパラメータを変化させることができる。
例えば、電子ペット描画部186は、ユーザーが電子ペット1320の顔の部分をドラッグしたことを検知すると、形が変わるモーフィングを行って表示する。このモーフィングは、所定時間経過後にアニメーションで元に戻るようにすることもできる。同様に、ユーザーが電子ペット1320の手や足をドラッグしたりタップすると、電子ペット描画部186は、人形のように動かしてアニメーション表示する。また、電子ペット描画部186は、何もない位置をタップすると、電子ペット1320を、その位置に歩かせるようにアニメーションして表示する。加えて、電子ペット描画部186は、電子ペットの頭の部分をスタイラスペン等をドラッグすると、「なでる」動作と検知して、電子ペットの「好意」のようなパラメータを上昇させる。
また、各コマンドと各オブジェクトの動作を関連づけることが可能である。
たとえば、電子ペット描画部186は、ユーザーが木のオブジェクト1330から皿のオブジェクト1350にドラッグを行ったのを検知すると、「葉っぱ」のキャラクターをアニメーションさせて皿のオブジェクト1350上に移動させ、積み上げて表示する。この際に、葉っぱの数の分だけ、チャンネルを変更するコマンドを送信することができる。つまり、葉っぱの移動を「サイン」として入力することができる。
また、電子ペット描画部186は、パンのオブジェクト1340からから皿のオブジェクト1350にドラッグを行ったのを検知すると、パンのキャラクターをアニメーションさせて皿のオブジェクト1350上に移動させて表示する。そして、同様に、パンの数だけ音量を変化させるコマンドを送信することができる。
このように、葉っぱや餌を皿に入れた数だけチャンネルが変わったり音量が変わったりすることで、幼児に数の概念の学習を行わせる知育効果が得られる。
また、電子ペット描画部186は、この各オブジェクトと電子ペット操作データ127に含まれるミニゲームを連動させることもでき、皿回しゲームなどを実行することができる。ミニゲームは表示装置20の電子ペットデータ228にも含まれており、表示装置20と連動して遊ぶことが可能である。
これにより、幼児に、機器のリモコンと操作の関係を学習させることも可能となり、テレビ画面を直接触らないので画面汚れを防止できるという効果が得られる。
なお、電子ペット機能においては、子供が使用して各機器の設定等が変更されることを防ぐために、特定のリモコン10を電子ペット機能でのアクセスのみ行うようにする「固定」モードを備えている。
この電子ペット機能の固定モードの設定は、例えば、電子ペット機能にアクセスした際にユーザーが固定用のサインをタッチパネル上に描画すると、制御部100がそれを検知して、検知後に固定モードとすることができる。
また、同様にサインを用いて固定モードを解除することも可能である。
(タイミングT307)
ここで、リモコン10のリモコン画面描画部180の電子ペット描画部186は、電子ペット機能でのコマンド入力や、ミニゲームでの入力の情報を、制御信号送受信部150から表示装置20へ送信する。
表示装置20の制御信号送受信部250は、これらの情報を、電子ペットデータ228へ記憶する。
(ステップS205)
表示装置20の確認画面描画部260は、電子ペット育成処理を行う。
具体的には、確認画面描画部260は、リモコン10の電子ペット機能によりコマンドが入力された際も、上述の確認・復唱処理と同様の処理に加えて、電子ペットのパラメータを変化させる処理を行う。これらのパラメータとしては、電子ペットの「好意」の他にも、活発さ、知性等を設定することができる。
確認画面描画部260は、これらのパラメータに従って、確認・復唱処理や電子ペット育成処理を行う。たとえば、確認・復唱処理で、楽しげなセリフを話したり、「もっと構ってほしい」というメッセージを付け加えたりする。
また、ユーザーが選択したコマンドの履歴から、所定の処理を電子ペットデータ228に記憶しておき、マクロを作成して提案するといった機能を実現することもできる。
これにより、表示装置20の使用に親しみを感じさせ、使用頻度を高めさせることが可能になる。
(ステップS206)
これらの処理を行った後、最終的に、リモコン情報処理部200の制御手段は、コマンド実行処理を行う。
具体的には、表示装置20のコマンドを受信した場合、リモコン情報処理部200の制御手段は、ユーザーがリモコン10で入力したコマンドや、マクロの複数のコマンドを実行する。
これのコマンドとしては、上述のように、機能部位毎の機能を呼び出すコマンドや、マクロを実行する。たとえば、デジタル放送の表示機能部位では、チャンネルや音量や接続機器の変更を行う。また、録画/再生機能部位では、予約処理部204を用いて予約データ227の作成/表示や、TSデータ223の再生や削除、電子番組表データ225の表示等を行うことができる。
また、これらのコマンドやマクロに伴って、必要であればネットワーク接続部230から情報を受信し、制御信号送受信部250から信号を送信する。
以上により、制御システムXの制御処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
まず、従来技術1の遠隔制御装置(リモコン)においては、文字やカーソルの移動位置を検出してコマンドを認識していたために、リモコンの演算手段にコストがかかるという問題があった。
また、従来技術1では、実際にはユーザーが指やペンでなぞって入力を行うと、ユーザーが入力するデータは誤差が大きいため、誤認識することがあった。これにより、ボタンを使ったリモコンよりも操作性が著しく劣るという問題があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、サインの座標の軌跡データを、リモコン10で取得して、表示装置20に送信する。表示装置20は、画像処理等のために高度な演算能力を備えたサイン計算部270を元々備えている。このサイン計算部270にて、サインの座標の軌跡データを補正して、補正された軌跡データを基にサインの認識を行うことができる。
これにより、リモコン10に高度な演算能力をもったCPUやDSP等の演算手段を備える必要がないために、コストを削減し、重量の増大を抑えることができる。
また、従来技術1では、実際にはユーザーが指やペンでなぞって入力を行うと、ユーザーが入力するデータは誤差が大きいため、誤認識することがあった。これにより、ボタンを使ったリモコンよりも操作性が著しく劣るという問題があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、、高度な演算能力を備えたサイン計算部270を用いて、サインの座標の軌跡データを補正を行う。このため、リモコン10のタッチパネルで多少荒っぽくサインを描画しても、補正されたデータを基に認識するため、精度高くサインの認識をすることができる。このため、操作性を向上させることができる。
また、従来技術1のリモコンでは、テレビジョン受信機へ一方向に遠隔制御信号(コマンド)を送信することができるだけであった。このため、テレビジョン受信機へコマンドを送信した後で、例えばテレビジョン受信機の画面でコマンドの実行結果を確認することができるだけであった。
このため、従来技術1のリモコンは、正常にサインが認識された場合と、誤って認識された場合との区別が難しかった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、制御信号送受信部150を備えており、補正された軌跡データをもう一度リモコン10にて表示することができる。また、認識後の文字やサインを、きれいなフォントを用いてリモコン10に描画することもできる。
これにより、サインをどのように描いた場合にちゃんと補正されて認識されるのかを、ユーザーが把握しやすくなり、操作性を向上させることができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、確認・復唱処理を備えており、実際にどういうコマンドが送信されたのかを、表示装置20で確実に把握することができる。また、音声にて復唱することで、表示部のない機器にも対応可能となる。
さらに、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、電子ペットを用いて確認・復唱処理を行うことで、コマンドを復唱する際に、機械が話す無機的な感じをユーザーが受けることが少なくなり、機器操作に対して煩わしさを感じるのを抑える心理的な効果が得られる。
また、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、制御信号送受信部150により、操作している機器の動作状況を受信し、リモコン10の表示部140に表示されるアイコン等に反映して表示することができる。
このため、リモコン10にて動作状況を確認しながら、サインを入力してコマンドを送信することができ、操作性を向上させることができる。
また、このリモコン10に表示される機器の動作状況と、機器の表示部のLED等に表示される動作状況を連動させることで、容易に機器の状態を把握することができ、機器のトラブル解消に役立たせることができる。
また、従来のリモコンでは、階層型のメニューを用いていたために、必要な機能にアクセスするのが面倒であるという問題があった。
図13を参照して、従来の階層型のメニュー画面の操作について具体例に説明する。
たとえば、従来のリモコンでは、チャンネルの設定変更をしようとすると、以下のような階層的な操作が必要であった。
(1)「設置調整」ボタンを押して、「設置調整画面」を呼び出す。
(2)「カーソル」ボタンで画面上のハイライトカーソルを移動して「チャンネル設定」を呼び出し「決定」ボタンを押す。
(3)「カーソル」ボタンで変更したいチャンネルを選択し、「決定」ボタンを押す。
(4)「カーソル」ボタンで変更したい内容を呼び出し「決定」ボタンを押す。
(5)「カーソル」ボタンで設定内容を変更し「決定」ボタンを押す。
(6)「戻る」ボタン等で通常の番組視聴状態に戻る。
このように階層的な操作が必要な場合は、ユーザーが多数の階層をまたいで操作を行う必要があるため、設定の途中で次に何をやったらいいか判らなくなったりすることがあった。このため、階層性が深くなればなるほど、操作性が著しく落ちるという問題があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、非階層的なメニュー画面を描画するリモコン画面データ122を作成し、リモコン10のドラッグ部162等の入力を検知して用いてスクロール処理を行って、必要な機能にシームレスにアクセスすることができる。
これにより、どの機能にアクセスしている状況からでも、目的の操作に係る機能にアクセスすることができる。よって、いちいち階層的な操作をする必要がなく、操作性を大きく向上することができる。
また、メニュー描画部184により、リモコン画面データ122がリモコン10の表示部140に一部のみ表示されている場合には、呼び出す機能がどの方向にあるのかを矢印等で示すことができる。これにより、必要な機能に容易にアクセスできるという効果が得られる。
また、メニュー描画部184により、アクセスしている機能が表示された際に、表示部140の解像度等に合わせて拡大して表示を行うことができる。これにより、各機能へアクセスする際のスクロールの距離を少なくし、アクセスした際の操作性を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る制御システムXにおいては、電子ペットを用いてコマンドを入力することができる。
このため、幼児においても興味を持たせて容易に機器を操作させることができる。このため、幼児の発達を促す心理的な効果が期待できる。
また、タッチパネルを備えたリモコンを用いてミニゲーム等を呼び出すこともできるため、ゲーム用のコントローラーが必要ない。このため、余計なコストをかけずに制御システムXにゲームを追加することができる。
なお、上述の実施の形態では、デジタル放送の表示機能と録画/再生機能とを、切り換えて操作する例について説明した。
しかしながら、本発明の実施の形態に係る制御処理はこれに限られるものではなく、マルチリモコンであるリモコン10を用いて、録画/再生装置30や照明器具40のように、各機器との間で同様に各機能を呼び出して、同様にサインや非階層的なメニュー画面等を用いて制御することができる。
また、上述の表示装置20に備えられたサイン計算部270は、他の機器に備えられていてもよく、例えば、録画/再生装置30や、PC/AT互換機のようなパーソナル・コンピューターを用いることもできる。また、サイン計算部270と制御信号送受信部250を備えた専用のサイン計算機器を用意することもできる。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る制御システムXによる制御の概念図である。 本発明の実施の形態に係るリモコン10の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置20の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御処理の制御システムXの制御処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るリモコン10の表示部140に表示された操作機器/機能部位選択の画面例である。 本発明の実施の形態に係るリモコン10の表示部140に表示されたサイン入力の画面例である。 本発明の実施の形態に係るリモコン10の表示部140に表示された補正されたサインの軌跡データを表示した画面例である。 本発明の実施の形態に係るリモコン10の表示部140に表示された録画/再生機能用のサイン入力の画面例である。 本発明の実施の形態に係るリモコン10の表示部140に表示された録画/再生機能又は録画/再生装置30の動作状況を示す画面例である。 本発明の実施の形態に係る表示装置20の表示部240に表示された確認画面の画面例である。 本発明の実施の形態に係る非階層的なメニュー画面として描画されるリモコン画面データ122の概念図である。 本発明の実施の形態に係るリモコン10の表示部140に表示された電子ペット操作の画面例である。 従来の階層的なメニュー画面の操作の概念を示す概念図である。
符号の説明
10 リモコン
20 表示装置
30 録画/再生装置
40 照明器具
100 制御部
120 記憶部
121 機種選択部
122 リモコン画面データ
124 操作マークデータ
125 画面座標データ
127 電子ペット操作データ
140、240 表示部
150、250 制御信号送受信部
160 入力部
162 ドラッグ部
164 マルチタッチ部
170 サイン認識部
180 リモコン画面描画部
182 マーク描画部
184 メニュー描画部
186 電子ペット描画部
200 リモコン情報処理部
202 リモコン画面データ作成部
204 予約処理部
220 記憶部
223 TSデータ
225 電子番組表データ
227 予約データ
228 電子ペットデータ
230 ネットワーク接続部
260 確認画面描画部
265 音声合成部
270 サイン計算部
280 録画/再生処理部
290 チューナ部
510、520、530、1021、1022、1031、1032 アイコン
540、1221、1222、1223、1224 矢印
610、810 サイン入力フォーム
650、850 サインの軌跡
750 補正されたサインの座標の軌跡
1110 ダイアログボックス
1120、1320 電子ペット
1330、1340、1350 オブジェクト
1210 ビュー画面
X 制御システム

Claims (11)

  1. リモートコントローラ装置と受像装置との制御システムであって、
    該リモートコントローラ装置は、
    サインの入力を行う入力手段と、
    前記入力手段により入力されたサインの軌跡を表示する表示手段と、
    前記サインの軌跡データを前記受像装置に送信し、前記受像装置から送信された、補正済みの軌跡データを受信する送受信手段と
    を有し、
    受像装置は、
    前記リモートコントローラ装置から受信した前記軌跡データを補正する補正手段と、
    前記軌跡データを受信し、該補正手段により補正された軌跡データを送信する送受信手段と
    を有する
    ことを特徴とする制御システム。
  2. 前記リモートコントローラ装置の表示手段は、
    前記補正された軌跡データを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記リモートコントローラ装置又は前記受像装置は、
    前記補正された軌跡データからサインを認識するサイン認識手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御システム。
  4. 前記リモートコントローラ装置は、
    前記送受信手段から、認識したサインに対応するコマンドを送信し、
    前記受像装置は、
    前記コマンドに係る確認画面を描画する確認画面描画手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記受像装置は、
    電子ペットを描画する電子ペット描画データを更に備え、
    前記確認画面描画手段は、前記確認画面に電子ペットを描画する
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御システム。
  6. 前記リモートコントローラ装置は、
    前記送受信手段から、認識したサインに対応するコマンドを送信し、
    前記受像装置は、認識したサインに係るコマンドの説明を音声で出力する音声合成手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  7. 前記受像装置は、
    前記リモートコントローラ装置の前記表示手段に表示するリモコン画面データを作成するリモコン画面データ作成手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載に記載の制御システム。
  8. 前記リモコン画面データ作成手段は、
    前記受像装置の動作状況を前記リモコン画面データに含める
    ことを特徴とする請求項7に記載の制御システム。
  9. 前記受像装置の前記リモコン画面データ作成手段は、
    前記リモコン画面データに、前記受像装置の機能に対応する非階層的なメニュー画面を含んで作成し、
    前記リモートコントローラ装置は、
    前記非階層的なメニュー画面を描画するメニュー画面描画手段と、
    前記入力手段のドラッグを検知するドラッグ手段とを備え、
    前記メニュー画面描画手段は、前記非階層的なメニュー画面をドラッグによりスクロールして表示する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御システム。
  10. 前記メニュー画面描画手段は、前記非階層的なメニュー画面を拡大して表示する
    ことを特徴とする請求項9に記載の制御システム。
  11. 入力手段によりサインの入力を行い、
    入力された前記サインの軌跡を表示し、
    前記サインの軌跡データを送信し、
    前記軌跡データを受信し、
    受信した前記軌跡データを補正し、
    補正した軌跡データを送信し、
    前記補正した軌跡データを受信し、
    受信した、前記補正した軌跡データを描画する
    ことを特徴とする制御システムにより実行する制御方法。
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