JP2008140044A - 画像投影装置、画像投影プログラム及び画像修正方法 - Google Patents

画像投影装置、画像投影プログラム及び画像修正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プレゼンテーション中にスクリーンに表示されている画像の修正を可能とする。
【解決手段】画像データに基づいた画像を投影する投影部と、この投影部を操作する操作部とを備えた画像投影装置において、投影部は、ファイルデータを読み込むファイル読込手段と、ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、レンダリングすることにより画像データを生成するレンダリング手段と、画像データに応じた画像を投影する投影手段と、投影手段で投影された画像から操作部による操作に応じて所定のオブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、選択されたオブジェクトの属性情報を操作部による操作に応じて修正する属性情報修正手段と、修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データに更新させる更新手段とを備えた画像投影装置とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、いわゆるプロジェクタなどの画像投影装置、画像投影プログラム及び画像修正方法に関する。
従来、コンピュータ装置等から画像データを入力して液晶表示素子に画像データに応じた画像を表示し、この液晶表示素子に光を照射して投影スクリーン上に画像を拡大投影するプロジェクタなどの画像投影装置が広く使用されている。また、DMD(Digital Micromirror Device)素子を用いて画像データに応じた画像を投影する画像投影装置も知られている。
この画像投影装置は、会議等における小規模のプレゼンテーションをはじめとして、多数の聴衆を集めて行われる大規模のプレゼンテーション等においても広く使用されており、使用時には、画像投影装置とともに、この画像投影装置に画像データを入力するためのコンピュータ装置が必要であって、コンピュータ装置の画像出力端子と、画像投影装置の画像入力端子とを適宜のケーブルで接続し、通常、コンピュータ装置の表示用画面に表示される画像データを画像投影装置に入力して、この画像投影装置によって画像データに応じた画像をスクリーンに拡大投影している。
画像投影装置を利用する利用者は、拡大投影させる画像となるファイルデータをあらかじめ作成しており、このファイルデータをコンピュータ装置で読み込んでレンダリングすることにより所定の画像データを生成し、この画像データを画像投影装置に入力している。すなわち、コンピュータ装置は、ファイルデータから画像データを生成するレンダリング手段として必須となっている。
なお、プレゼンテーションの原稿となるファイルデータは、一般的に「オブジェクト」の組み合わせによって構成されている。「オブジェクト」とは、四角や丸などのような所定の外形形状の領域情報、この領域内に表示させる文字情報、あるいは領域内に表示させる画像情報などの属性情報で構成されている。領域情報は、領域の形状、大きさ、外周縁を縁取る線の色及び太さ及び形態、領域内の色などの情報で構成されている。領域内の色は、特に、「背景色」と呼ばれている。文字情報は、1つまたは複数の文字で構成されるテキスト、色、大きさ、フォントなどの情報で構成されている。画像情報は、画像データ自体、あるいは画像データの格納先のパス情報などで構成されている。
以下において、本発明では、説明の便宜上、文字情報を含むことにより文字を表示するオブジェクトを「文字オブジェクト」と呼ぶ。なお、特に言及しないで使用する「オブジェクト」の語は、文字オブジェクトも含む全てのオブジェクトを指すものとする。
コンピュータ装置では、ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を読み出し、各属性情報を用いながらレンダリングを行ってスライドごとの画像データを生成し、この画像データを画像投影装置に入力してスクリーンに投影することにより、各オブジェクトは投影された画像中の所定位置に配置された文字あるいは図形として表示されることとなっている。
したがって、画像投影装置を利用する際には、ファイルデータの読込手段及びレンダリング手段としてのコンピュータ装置が必要であって、コンピュータ装置及び画像投影装置の設置、及び接続作業、さらには拡大投影した画像の投影状態の調整など繁雑な作業が多くなっており、特に、画像投影装置を用いてプレゼンテーションを行うプレゼンテータが、プレゼンテーション用のファイルデータを持ち込んでプレゼンテーションを行う場合には、コンピュータ装置によってファイルデータが読み込まれてプレゼンテーションが開始されるまでに多大な時間を要することとなっていた。
そこで、画像投影装置には、ファイルデータを記憶したメモリ等の記憶装置から直接的にファイルデータを読み込むファイル読込手段を設け、できるだけ速やかにプレゼンテーションを開始可能とした画像投影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−066799号公報
しかしながら、ファイルデータの作成に使用するコンピュータ装置と、作成されたファイルデータを投影する画像投影装置では、画像の表示手段が異なるために、コンピュータ装置のモニタ画面で表示したファイルデータに基づく画像の表示色と、画像投影装置でスクリーンに投影して表示した同じファイルデータに基づく画像の投影色とが大きく異なる場合があった。特に、投影色は、画像投影装置ごとに異なっていた。
さらに、コンピュータ装置のモニタ画面では鮮明に判読される文字でも、画像投影装置でスクリーンに投影した場合には色調の変化等によって判読が困難となっていたり、あるいは文字の大きさが遠くからは判読が困難な大きさとなっていたりすることがあり、このことはスクリーンに投影して初めて確認されることであって、その場ではプレゼンテーションの途中であることから修正することがほとんど不可能であり、聴衆からは判読が困難な状態のままプレゼンテーシを続けざるを得ないことがあった。
そこで、請求項1に記載の発明では、画像データに基づいた画像を投影する投影部と、この投影部を操作する操作部とを備えた画像投影装置において、投影部は、複数のオブジェクトの属性情報を含むファイルデータを読み込むファイル読込手段と、ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、オブジェクトの属性情報を用いてレンダリングすることにより画像データを生成するレンダリング手段と、画像データに応じた画像を投影する投影手段とを備えるとともに、投影手段で投影された画像から操作部による操作に応じて所定のオブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、このオブジェクト選択手段により選択されたオブジェクトの属性情報を操作部による操作に応じて修正する属性情報修正手段と、修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データをレンダリング手段によって新たに生成させて画像データを更新させる更新手段とを備えた画像投影装置とした。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の画像投影装置において、投影手段により画像データに応じた画像のみを順次投影する状態において、オブジェクトの属性情報を修正操作するための操作ツールを表示することなく、オブジェクト選択手段、属性情報修正手段、及び更新手段の操作部による操作を有効とすることとした。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の画像投影装置において、オブジェクトが、文字のオブジェクトを含み、属性情報が、文字の色情報、及び大きさ情報、並びに文字の背景の色情報を含むこととした。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投影装置において、投影部は、操作部によるオブジェクトの属性情報の修正の際に操作部で移動操作してオブジェクトを選択するために用いるカーソルを、投影手段で投影された画像に表示させるカーソル表示手段を備えることとした。
また、請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の画像投影装置において、オブジェクト選択手段が、カーソル表示手段で画面に表示されたカーソルと重ね合わされて表示されるオブジェクト、またはカーソルに最も近接したオブジェクトを、属性情報を修正するオブジェクトとして選択することとした。
また、請求項6に記載の発明では、請求項4または請求項5に記載の画像投影装置において、オブジェクト選択手段が、複数のオブジェクトが画面上において前後に互いに重なり合わされて表示される場合に、最前面として表示されているオブジェクトを、属性情報を修正するオブジェクトとして選択することとした。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投影装置において、オブジェクト選択手段が、画像におけるあらかじめ設定した所定位置に近いオブジェクトから順番にオブジェクトを選択することとした。
また、請求項8に記載の発明では、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像投影装置において、オブジェクト選択手段が、操作部による属性情報を修正するオブジェクトの切替操作に応じて、属性情報を修正するオブジェクトを他のオブジェクトに順次切り替えることとした。
また、請求項9に記載の発明では、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像投影装置において、投影部は、操作部によってオブジェクトの属性情報を修正する際に、操作部による操作に応じてオブジェクト選択手段により全てのオブジェクトを一括して選択する一括選択手段と、この一括選択手段で選択された全てのオブジェクトにおける同一の属性情報を一括して修正する一括修正手段とを備えることとした。

また、請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の画像投影装置において、一括修正手段が、修正後の属性情報を、あらかじめ設定された所定の属性情報とすることとした。
また、請求項11に記載の発明では、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像投影装置において、オブジェクト選択手段が、文字を表示するオブジェクトのみを選択することとした。
また、請求項12に記載の発明では、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像投影装置において、投影部は、ファイルデータにおけるオブジェクトの属性情報を、属性情報修正手段で修正したオブジェクトの属性情報に書き換えるファイルデータ書換手段と、属性情報修正手段で修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データによる画像の投影を終了する場合に、ファイルデータ書換手段によるファイルデータの書き換えの実行と不実行のいずれか一方を選択させる選択手段とを備えることとした。
また、請求項13に記載の発明では、請求項3に記載の画像投影装置において、操作部は、投影部に所定のオブジェクトの文字の大きさに関する属性情報を修正させる操作手段と、投影部に所定のオブジェクトの文字の色に関する属性情報を修正させる操作手段との少なくともいずれか一つの操作手段を備えることとした。
また、請求項14に記載の発明では、請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像投影装置において、操作部は、投影部に所定のオブジェクトの背景色に関する属性情報を修正させる操作手段と、投影部に所定のオブジェクトの大きさに関する属性情報を修正させる操作手段との少なくともいずれか一つの操作手段を備えることとした。
また、請求項15に記載の発明では、請求項3に記載の画像投影装置において、投影部は、オブジェクトの背景色と、オブジェクトにおける文字の色との組み合わせを規定する色テーブルと、この色テーブルを用いてオブジェクトの背景色に関する属性情報と、オブジェクトにおける文字の色に関する属性情報とを、操作部による操作に応じて修正する色組み合わせ修正手段とを備えることとした。
また、請求項16に記載の発明では、コンピュータを、操作手段による操作によって画像を投影させる画像投影装置として機能させるための画像投影プログラムであって、コンピュータを、複数のオブジェクトを含むファイルデータを読み込むファイル読込手段と、ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、オブジェクトの属性情報を用いてレンダリングすることによって画像データを生成するレンダリング手段と、画像データに応じた画像を投影する投影手段として機能させるとともに、操作部による操作に応じて画像から所定のオブジェクトを選択させるオブジェクト選択手段と、操作部による操作に応じて選択されたオブジェクトの属性情報を修正する属性情報修正手段と、修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データをレンダリング手段によって新たに生成させて画像データを更新する更新手段として機能させる画像投影プログラムとした。
また、請求項17に記載の発明では、請求項16に記載の画像投影プログラムにおいて、コンピュータを投影手段として画像データに応じた画像のみを順次投影する状態で、オブジェクトの属性情報を修正操作するための操作ツールを表示することなく、操作部による操作を有効としてコンピュータをオブジェクト選択手段、属性情報修正手段、及び更新手段として機能させることとした。
また、請求項18に記載の発明では、複数のオブジェクトの属性情報を含むファイルデータを読み込むステップと、ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出するステップと、オブジェクトの属性情報を用いてレンダリングすることにより画像データを生成するステップと、画像データに応じた画像を投影するステップとにより画像を表示し、操作手段による操作に応じて画像中の所定のオブジェクトの属性情報を修正することにより画像を修正する画像投影装置の画像修正方法であって、投影された画像から属性情報を修正するオブジェクトを操作手段による操作に応じて選択するステップと、選択されたオブジェクトの属性情報を操作手段による操作に応じて修正するステップと、修正された属性情報を用いてレンダリングすることにより画像データを更新して投影するステップとを有する画像修正方法とした。
請求項1,16,18に記載の発明によれば、投影された画像から操作部による操作に応じて所定のオブジェクトを選択するとともに、選択されたオブジェクトの属性情報を操作部による操作に応じて修正し、修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データを生成して、この画像データに応じた画像を投影することにより、プレゼンテーションにおける画像の表示中でも速やかに画像の表示形態を修正することができ、画像の見難さを解消して聴衆にストレスを与えることなくプレゼンテーションを行うことができる。
また、請求項2,17記載の発明では、請求項1または請求項16に記載の画像投影装置または画像投影プログラムにおいて、投影手段により画像データに応じた画像のみを順次投影する状態において、オブジェクトの属性情報を修正操作するための操作ツールを表示することなく、オブジェクト選択手段、属性情報修正手段、及び更新手段の操作部による操作を有効とすることによって、聴衆に対してプレゼンテーションが中断された印象を与えることなく速やかに画像の見難さを解消することができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の画像投影装置において、オブジェクトが、文字のオブジェクトを含み、属性情報が、文字の色情報、及び大きさ情報、並びに文字の背景の色情報を含むことによって、文字の色や大きさあるいは文字の背景の色を調整することによって速やかに画像の見難さを解消できる。
また、請求項4記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投影装置において、投影部は、カーソル表示手段によって投影手段で投影された画像にオブジェクトを選択するために用いるカーソルを表示することにより、操作部によるカーソルの移動操作によって表示形態を修正したいオブジェクトを速やかに指定できる。
また、請求項5記載の発明では、請求項4に記載の画像投影装置において、カーソル表示手段で画面に表示されたカーソルが重ね合わされて表示されるオブジェクト、またはカーソルに最も近接したオブジェクトを、属性情報を修正するオブジェクトとして選択することによって、表示形態を修正したいオブジェクトを速やかに指定できる。
また、請求項6記載の発明では、請求項4または請求項5に記載の画像投影装置において、複数のオブジェクトが画面上において前後に互いに重なり合わされて表示される場合に、最前面として表示されているオブジェクトを対象のオブジェクトとして選択することによって、一般的に最前面に配置されることが多い文字を表示するオブジェクトを速やかに指定できる。
また、請求項7記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投影装置において、画像におけるあらかじめ設定した所定位置に近いオブジェクトから順番にオブジェクトを選択することによって、表示形態を修正したいオブジェクトの属性情報を修正可能とするまでに必要となる操作部の操作回数を推定でき、できるだけ少ない操作部の操作回数で表示形態を修正したいオブジェクトを指定できる。
また、請求項8記載の発明では、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像投影装置において、操作部による属性情報を修正するオブジェクトの切替操作に応じて、属性情報を修正するオブジェクトを他のオブジェクトに順次切り替えることによって、表示形態を修正したいオブジェクトを速やかに指定できる。
また、請求項9記載の発明では、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像投影装置において、操作部によってオブジェクトの属性情報が修正される際に、操作部による操作に応じてオブジェクト選択手段により全てのオブジェクトを一括して選択する一括選択手段と、この一括選択手段で選択された全てのオブジェクトにおける同一の属性情報を一括して修正する一括修正手段とを備えることによって、全オブジェクトの所定の属性情報を一括して修正したい場合に、速やかに修正できる。
また、請求項10記載の発明では、請求項9に記載の画像投影装置において、一括修正手段が、修正後の属性情報を、あらかじめ設定された所定の属性情報とすることによって、所定の属性情報を極めて速やかに修正できる。
また、請求項11記載の発明では、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像投影装置において、オブジェクト選択手段が、文字を表示するオブジェクトのみを選択することよって、一般的に画面の見難さの原因となっている文字の表示形態の修正操作を速やかに行うことができ、画面の見難さを極めて短時間で解消できる。
また、請求項12記載の発明では、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像投影装置において、ファイルデータにおけるオブジェクトの属性情報を、属性情報修正手段で修正したオブジェクトの属性情報に書き換えるファイルデータ書換手段と、属性情報修正手段で修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データによる画像の投影を終了する場合に、ファイルデータ書換手段によるファイルデータの書き換えの実行と不実行のいずれか一方を選択させる選択手段とを備えることによって、表示形態の一時的な修正と、ファイルデータの書き換えをともなう表示形態の完全修正とを選択でき、プレゼンテーションの終了後におけるファイルデータの修正作業の手間を省くことができる。
また、請求項13記載の発明では、請求項3に記載の画像投影装置において、操作部に、所定のオブジェクトの文字の大きさに関する属性情報を投影部に修正させる操作手段と、所定のオブジェクトの文字の色に関する属性情報を投影部に修正させる操作手段の少なくともいずれか一つの操作手段を設けることによって、操作部によってだれもが画像の表示形態を修正でき、たとえばプレゼンテーションを行っているプレゼンテータではなく、聴衆の一人が操作部によって画像の表示形態を修正することができる。
また、請求項14記載の発明では、請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像投影装置において、操作部に、所定のオブジェクトの背景色に関する属性情報を投影部に修正させる操作手段と、所定のオブジェクトの大きさに関する属性情報を投影部に修正させる操作手段の少なくともいずれか一つの操作手段を設けることによって、操作部によってだれもが画像の表示形態を修正でき、たとえばプレゼンテーションを行っているプレゼンテータではなく、聴衆の一人が操作部によって画像の表示形態を修正することができる。
また、請求項15記載の発明では、請求項3に記載の画像投影装置において、オブジェクトの背景色と、オブジェクトにおける文字の色との組み合わせを規定する色テーブルと、この色テーブルを用いてオブジェクトの背景色に関する属性情報と、オブジェクトにおける文字の色に関する属性情報とを、操作部による操作に応じて修正する色組み合わせ修正手段を備えることによって、色の組み合わせを原因とする見難さを速やかに解消できる。
本発明の画像投影装置、画像投影プログラム及び画像修正方法は、画像データに基づいた画像を投影する投影部と、この投影部を操作する操作部とを備えた画像投影装置で所要の画像を投影するものであり、所要の画像を投影してプレゼンテーションを行っている際に、投影された画像中の文字の大きさや色調などが適正でないことにより画像の内容の認識が困難となっていた場合、プレゼンテーションを中断することなく速やかに適正化して画像の見難さを解消し、聴衆にストレスを与えることなくプレゼンテーションを続行可能としているものである。
すなわち、例えば、図1に示すように、スクリーンに表示した画像1中に文字オブジェクト2が表示されている場合であって、画像1中に表示されている文字の大きさが小さいためにスクリーンから遠く離れた聴衆が文字の判別が困難となっていたり、あるいは文字の色と背景色との明るさの差が小さく表示されてスクリーンの近くからでも文字の判別が困難となっていたりした際に、操作部の操作によって画像1の修正を可能としているものである。
特に、操作部の操作によって投影部は、図2に示すように画像1中にオブジェクトを選択するためのカーソル3を表示して、このカーソル3を用いて修正したいオブジェクトである文字オブジェクト2を選択させている。ここで、投影部は、スクリーンに表示されている画像1が修正作業中の画像であることを明示するために、たとえば画面右上などの所定位置に修正作業中であることを示す識別用図柄4を表示してもよい。修正対象となるオブジェクトの選択は、カーソルを用いて選択する場合だけでなく、カーソルの代わりにオブジェクトを囲む枠線などを表示させて選択させることもできる。
修正対象となるオブジェクトが選択されると、投影部は、図3に示すようにスクリーンに表示されている画像1中の修正対象となるオブジェクトを取り囲む枠線5を表示して、この枠線5で囲まれたオブジェクトが選択されたことを表示している。
次いで、投影部は、操作部の操作による文字サイズの大型化、または背景色の明度上昇あるいは濃度低下の命令入力にともなって、図4に示すように修正対象となるオブジェクト中の文字の大きさを大型化させ、または背景色を調整して、どの聴衆からも文字を判別しやすくしている。
このように、本発明では、スクリーンに表示されている画像1に画像編集用の操作ツールを表示することなく、操作部の操作に基づいてオブジェクトの選択操作及び修正操作を行っていることにより、画像のみを順次投影するいわゆるスライドショーの状態において、プレゼンテーションが中断された印象を聴衆に与えることなく速やかに画像の見難さを解消することができる。なお、画像1の修正は、文字の大きさや背景色の明るさの修正だけでなく、文字の色、あるいは文字の背景となっている背景色の領域などの修正であってもよい。
特に、修正作業途中では、スクリーンに表示されている画像1に画像編集用の操作ツールを表示しないことにより、聴衆は、修正作業自体もプレゼンテーションの一部であると錯覚しやすく、修正にともなってプレゼンテーションが中断されている感覚を聴衆に対して抱かせにくくすることができる。
さらには、プレゼンテーションの途中で聴衆の前で敢えて文字の大きさを換えたり、文字の色を変えたり、背景色を変えたりすることにより注目を集めやすくして、聴衆に対してより強い印象を与えることもできる。
なお、図2〜4に示すように、画像1中に表示する識別用図柄4では、「オブジェクトの選択」あるいは「属性の修正」などの修正作業の状態を示す語を表示することによって、修正作業を行っている作業者が修正作業状況を把握しやすくすることができ、誤修正することを防止できる。
操作部の操作による画像の修正は、プレゼンテーションを行っているプレゼンテータが行ってもよいし、プレゼンテータ以外の聴衆が行ってもよい。なお、以下においては、説明の便宜上、操作部はプレゼンテータが操作するものとする。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図5は本実施形態における画像投影装置Sの使用状態説明図、図6は、ブロック図による画像投影装置Sの構成説明図である。
本実施形態における画像投影装置Sは、図5に示すように、投影する画像のデータであるファイルデータを記憶したメモリカード10などの記憶媒体からファイルデータを読み出してスクリーン20に投影する投影部30と、この投影部30を操作する操作部40とを備えている。
操作部40は、投影部30と一体的に配設することもできるが、本実施形態では、図5に示すように操作部40は赤外線などを利用したリモートコントロール装置で構成し、投影部30から離れた位置からも投影部30を遠隔操作可能としている。
投影部30は、図6に示すように、マイクロコンピュータ31、不揮発性メモリ32、主記憶装置33、外部記憶装置34、データバス35を備え、これらによって投影部30の動作を制御している。
さらに、投影部30は、所要の画像が表示されるLCD(Liquid Crystal Display)51、及び画像が表示されたLCD51に光を照射する光源としての投影用ランプ52を備え、LCD51に光を照射することにより画像を投影している。
また、投影部30は、操作部40で発光された赤外線を受光する赤外線受光器36、及びこの赤外線受光器36を制御する赤外線通信制御回路37を備え、また、メモリカード10などの記憶媒体から所要のファイルデータを読み出す読出回路38、及び投影部30の操作状態を表示する制御パネル39を備えている。
マイクロコンピュータ31は、不揮発性メモリ32、主記憶装置33、外部記憶装置34に記憶されたプログラムを実行可能としており、プログラムの実行にともなって、マイクロコンピュータ31を具備した投影部30を、ファイルデータを読み込むファイル読込手段、読み込んだファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出する属性情報抽出手段、抽出した属性情報を用いてレンダリングすることにより画像データを生成するレンダリング手段、生成された画像データに応じた画像を投影する投影手段として機能させ、さらに、所定のオブジェクトを選択するオブジェクト選択手段、選択されたオブジェクトの属性情報を修正する属性情報修正手段、修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データへの更新を行う更新手段、ファイルデータを修正されたオブジェクトの属性情報に書き換えるファイルデータ書換手段、このファイルデータ書換手段によるファイルデータの書き換えの実行と不実行のいずれか一方を選択させる選択手段として機能させている。
また、マイクロコンピュータ31は、プログラムの実行にともなって、投影部30を、後述するように、スクリーン20に投影された画像にオブジェクトを選択するために用いるカーソルを表示させるカーソル表示手段、スクリーン20に投影された画像に表示された複数のオブジェクトを一括して選択する一括選択手段、一括選択手段で選択された全てのオブジェクトにおける同一の属性情報を一括して修正する一括修正手段、及び選択したオブジェクトにおける背景色に関する属性情報と文字の色に関する属性情報とを所定の組み合わせに修正する色組み合わせ修正手段としても機能させている。
不揮発性メモリ32には、投影部30に所定の動作を行わせる動作プログラムを記憶しており、この動作プログラムをマイクロコンピュータ31にロードさせることによって、投影部30を前述した各種手段として機能させている。
主記憶装置33は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)で構成した揮発性の記憶装置であって、この主記憶装置33の一部を、フレームメモリ33a、あるいは作業用メモリ33bなどとして使用している。
フレームメモリ33aでは、マイクロコンピュータ31によってファイルデータに基づいて生成した画像データを記憶しており、この画像データをLCD51に表示させてスクリーン20への投影を行っている。
作業用メモリ33bでは、マイクロコンピュータ31でのプログラムの実行にともなって使用するデータを記憶しており、適宜のプログラムやファイルデータを展開して格納した展開領域33b-1や、後述するようにファイルデータから抽出した各オブジェクトの属性情報をオブジェクトテーブルとして記憶するテーブル記憶領域33b-2などを必要に応じて設けている。
外部記憶装置34は、大容量の不揮発性の記憶領域を有した記憶装置であって、フラッシュメモリなどを用いて構成した記憶装置としている。本実施形態では、所定のファイルデータから画像データを生成するアプリケーションプログラムのプログラムファイル34-1、及びこのアプリケーションプログラムが使用する各種のテーブルファイル34-2を記憶している。あるいは、外部記憶装置34には、投影部30に所定の動作を行わせる動作プログラムを記憶させておいてもよい。なお、外部記憶装置34はフラッシュメモリで構成する場合に限定するものではなく、ハードディスクなどの記憶手段を用いてもよい。
本実施形態では、スクリーン20に投影される画像の電子データであるファイルデータは、メモリカード10などの適宜の記憶媒体を介して投影部30に入力して読み込んでいるが、外部記憶装置34にファイルデータをあらかじめ記憶させておいてもよい。
メモリカード10などの記憶媒体から所要のファイルデータを読み出す読出回路38は、メモリカード10を挿入可能としたスロットに挿入されたメモリカード10から、そのメモリカード10に記憶されたファイルを読み出している。読出回路38は、各種のメモリカード10に対応可能としていることが望ましく、メモリカードではなくUSB(Universal Serial Bus)メモリなどから所要のファイルデータを読み出し可能としてもよいし、無線LAN(Local Area Network)あるいは有線LANなどによって所要のファイルデータを読み出し可能としてもよい。
制御パネル39には、図示しない各種の操作ボタンを設けており、画像投影装置Sのオンオフ操作だけでなく、スクリーン20に投影した画像のピントや色調などを調整可能としている。
赤外線通信制御回路37は、赤外線受光器36での赤外線信号の受光に基づいて所定の信号をマイクロコンピュータ31に入力し、操作部40による投影部30の操作を可能としている。本実施形態では、赤外線受光器36を投影部30の本体と一体的に設けているが、赤外線受光器36は、操作部40での発光を検出しやすい位置に配置できるように適宜の配線を介して赤外線通信制御回路37と接続してもよい。
所要の画像が表示されるLCD51は、LCD駆動回路53から入力された駆動信号に基づいて動作している。LCD駆動回路53には、フレームメモリ33aに記憶されている画像データから画像処理回路54で生成した画像信号を入力しており、LCD駆動回路53では、この画像信号に基づいて駆動信号を生成している。
投影用ランプ52は、ランプ駆動回路55によって駆動制御されている。投影用ランプ52から照射された光は、投影用ランプ52とLCD51との間に設けた入射側光学系56を介してLCD51に照射され、LCD51を通過した光は出射側光学系57によってスクリーン20に向けて投射している。
説明の便宜上省略しているが、LCD51は、赤、緑、青の3色に対応させて3つ設けており、入射側光学系56では、ダイクロイックミラーなどを用いて投影用ランプ52から照射された光を3つの光に分けるとともに各色フィルターを通過させた後に各LCD51に照射し、出射側光学系57では、各LCD51を通過した光をダイクロイックプリズムで合成して1つの光とし、投射レンズを介して投射している。
出射側光学系57は、投射レンズの位置を超音波モータなどによって調整可能としており、この投射レンズの位置調整を行うことによりスクリーン20に投影した場像のピントを調整可能としている。このピントの調整は、制御パネル39に設けた操作ボタンの操作にともなってピント調整機構58を介して行っている。なお、ピントの調整は超音波モータなどによって行う場合だけでなく、手動で投射レンズの位置を調整することにより行ってもよい。
操作部40は、図6に示すように、マイクロコンピュータ41、不揮発性メモリ42、データバス45を備え、これらによって投影部40の動作を制御している。
また、操作部40は、適宜の操作命令を入力する複数の操作ボタンを設けたキーパネル49を備えるとともに、このキーパネル49の操作結果に基づいて生成された信号から所定の赤外線信号を赤外線発光器46に発光させる赤外線通信制御回路47を備えている。
操作部40のマイクロコンピュータ41は、不揮発性メモリ42に記憶された所定の動作プログラムの実行にともなって、操作部40を、後述するように、投影部30に所定のオブジェクトの文字の大きさに関する属性情報を修正させる操作手段、投影部30に所定のオブジェクトの文字の色に関する属性情報を修正させる操作手段、投影部30に所定のオブジェクトの背景色に関する属性情報を修正させる操作手段、投影部30に所定のオブジェクトの大きさに関する属性情報を修正させる操作手段として機能させている。
図7は、本実施形態の操作部40である操作用リモートコントロール装置のキーパネル49の概略模式図である。操作部40には、以下の操作ボタン及び方向指示キーなどを設けている。
「修正」ボタン61は、プレゼンテーションの途中でスクリーン20に表示された画像を修正可能とする場合に使用する操作ボタンである。
「スライド」ボタン62は、「修正」ボタン61によって修正中となっている状態から修正が禁止されている通常のプレゼンテーション状態に戻す場合に使用する操作ボタンである。
「選択手段切替」ボタン63は、「修正」ボタン61によって修正中となっている状態において、スクリーン20に表示された画像中の複数のオブジェクトの中から、修正するオブジェクトを選択する選択手段を切替える場合に使用する操作ボタンである。デフォルトでは、「修正」ボタン61が押されて修正中となったときには、スクリーン20に表示された画面中にオブジェクトを選択するためのカーソルを表示して、このカーソルを用いて所定のオブジェクトを選択可能としている。この状態で「選択手段切替」ボタン63が押された場合には、カーソルの表示を中止する一方、画面中のいずれか一つのオブジェクトを囲む枠線を表示して、この枠線を用いて所定のオブジェクトを選択可能としている。この状態では、後述する選択手段による選択操作によって順繰りで画面中のいずれか一つのオブジェクトに枠線を表示して選択可能としている。この状態でさらに「選択手段切替」ボタン63が押された場合には、選択手段による選択操作の際に文字オブジェクトのみに枠線を順繰りで表示することとしている。そして、さらに「選択手段切替」ボタン63が押された場合には、画面中の全てのオブジェクトにそれぞれ枠線を表示して全てのオブジェクトを一括して選択することとし、さらに「選択手段切替」ボタン63が押された場合には、枠線の表示を中止する一方、デフォルトのカーソルの表示によるオブジェクトの選択に戻している。
「方向指示」キー64は、360°のいずれの方向にも傾倒自在として起立させた操作レバー、あるいはいわゆる十字キーなどのように操作方向の入力を可能とした操作キーであり、上述したカーソルや枠線の移動方向を入力させる操作手段である。
「方向指示」キー64の左側に設けた「左指示」ボタン65は、逆送り命令あるいは所定の数値の減算命令の入力を可能とした操作ボタンであり、「修正」ボタン61によって修正中となっている状態では、枠線で囲まれるオブジェクトを修正する操作手段、あるいは後述するオブジェクトの属性情報を変更する操作手段であり、「スライド」ボタン62によってプレゼンテーション状態となっている状態では、スクリーン20に表示される画像を逆送り方向に修正する操作手段である。
「方向指示」キー64の右側に設けた「右指示」ボタン66は、順送り命令あるいは所定の数値の加算命令の入力を可能とした操作ボタンであり、「修正」ボタン61によって修正中となっている状態では、枠線で囲まれるオブジェクトを「左指示」ボタン65の場合とは逆方向に修正する操作手段、あるいは後述するオブジェクトの属性情報を「左指示」ボタン65の場合とは逆方向に変更する操作手段であり、「スライド」ボタン62によってプレゼンテーション状態となっている状態では、スクリーン20に表示される画像を順送り方向に修正する操作手段である。
「選択確定」ボタン67は、「方向指示」キー64、「左指示」ボタン65、または「右指示」ボタン66によるオブジェクトの選択操作を確定させる操作ボタンである。本実施形態では、「方向指示」キー64、「左指示」ボタン65、または「右指示」ボタン66によるオブジェクトの選択時と、「選択確定」ボタン67の操作による確定時とで枠線の表示形態を異ならせ、枠線で囲まれたオブジェクトが選択確定されたことを表示している。具体的には、オブジェクトの選択時には1秒間に1〜5回程度で枠線を明滅させ、オブジェクトの確定時には枠線を明滅させることなく常時表示している。枠線の表示形態はこれに限定するものではなく、適宜の表示形態としてよい。
「文字色修正」ボタン68は、「選択確定」ボタン67で確定したオブジェクトに含まれた文字の色を修正することを入力する操作ボタンである。この「文字色修正」ボタン68が押された後は、後述するようにして文字の色を修正可能としている。
「文字サイズ修正」ボタン69は、「選択確定」ボタン67で確定したオブジェクトに含まれた文字の大きさを修正することを入力する操作ボタンである。この「文字サイズ修正」ボタン69が押された後は、「左指示」ボタン65を操作することによって文字の大きさを順次小さくし、「右指示」ボタン66を操作することによって文字の大きさを順次大きくする操作を可能としている。
「背景色修正」ボタン71は、「選択確定」ボタン67で確定したオブジェクトの背景色を修正することを入力する操作ボタンである。この「背景色修正」ボタン71が押された後は、後述するようにして文字の色を修正可能としている。
「オブジェクトサイズ修正」ボタン72は、「選択確定」ボタン67で確定したオブジェクトの大きさを修正することを入力する操作ボタンである。この「オブジェクトサイズ修正」ボタン72が押された後は、「左指示」ボタン65を操作することによってオブジェクトの中心位置は移動させずにオブジェクトの枠形状を順次拡大し、「右指示」ボタン66を操作することによってオブジェクトの中心位置は移動させずにオブジェクトの枠形状を順次縮小する操作を可能としている。
「自動/手動切替」ボタン73は、「選択確定」ボタン67で確定したオブジェクトに含まれる文字の色、または背景色を自動調整するか、それとも手動で調整するかを切替える操作ボタンである。デフォルトでは、手動調整としており、「文字色修正」ボタン68または「背景色修正」ボタン71を操作して修正項目を指定し、「自動/手動切替」ボタン73を操作することにより、文字色を修正する場合には背景色を基準としてあらかじめ設定していた文字色に修正し、背景色を修正する場合には文字色を基準としてあらかじめ設定していた背景色に修正している。あるいは、「文字色修正」ボタン68または「背景色修正」ボタン71を操作することなく「自動/手動切替」ボタン73を操作した場合には、文字色と背景色とをあらかじめ設定していた文字色と背景色の組み合わせに修正している。図8は、外部記憶装置34のテーブルファイル34-2にあらかじめ記憶している文字色と背景色の組み合わせテーブルの一例であり、投影部30は操作部40での「自動/手動切替」ボタン73の操作に基づいて、このテーブルに基づいて文字色及び/または背景色を修正している。
「文字色修正」ボタン68または「背景色修正」ボタン71の操作による修正項目の指定後、「自動/手動切替」ボタン73を操作しない場合、あるいは「自動/手動切替」ボタン73を偶数回操作した場合には、文字の色または背景色に対し、手動による修正操作を可能としている。
「色相修正」ボタン74は、「文字色修正」ボタン68または「背景色修正」ボタン71の操作によって指定された文字色または背景色の色相を修正することを入力する操作ボタンである。この「色相修正」ボタン74が押された後は、「左指示」ボタン65を操作することによって色相を示す値を順次小さくし、「右指示」ボタン66を操作することによって色相を示す値を順次大きくする操作を行って色相を修正可能としている。
「彩度修正」ボタン75は、「文字色修正」ボタン68または「背景色修正」ボタン71の操作によって指定された文字色または背景色の彩度を修正することを入力する操作ボタンである。この「彩度修正」ボタン75が押された後は、「左指示」ボタン65を操作することによって彩度を示す値を順次小さくし、「右指示」ボタン66を操作することによって彩度を示す値を順次大きくする操作を行って彩度を修正可能としている。
「明度修正」ボタン76は、「文字色修正」ボタン68または「背景色修正」ボタン71の操作によって指定された文字色または背景色の明度を修正することを入力する操作ボタンである。この「明度修正」ボタン76が押された後は、「左指示」ボタン65を操作することによって明度を示す値を順次小さくし、「右指示」ボタン66を操作することによって明度を示す値を順次大きくする操作を行って明度を修正可能としている。
「修正確定」ボタン77は、上述したオブジェクトの属性情報の修正の確定を決定させたことを入力する操作ボタンである。この「修正確定」ボタン77が操作されることにより、修正情報の修正が確定されたこととなり、この「修正確定」ボタン77を操作することなく「スライド」ボタン62を操作した場合には、修正内容をクリア可能としている。
以下において、本実施形態の画像投影装置Sの動作について、フローチャートに基づいて詳説する。
図9に示すように、まず、画像投影装置Sの投影部30は、主電源がオン状態とされると(ステップS1)、初期起動操作を開始し、投影部30の外部記憶装置34及び読出回路38に装着されたメモリカード10の読み出しを行って(ステップS2)、投影部30の外部記憶装置34に記憶しているプログラムファイル34-1のアプリケーションプログラムで取り扱いが可能なファイルデータのリストをスクリーン20に投影して表示する。メモリカード10は、投影部30の起動後に所定のスロットに挿入してもよいし、投影部30の起動前にあらかじめ所定のスロットに挿入していてもよい。
この状態で、プレゼンテーションを行うプレゼンテータは、操作部40または投影部30の制御パネル39に設けた操作ボタンを用いてプレゼンテーションに使用するファイルデータ指定する。ここで、操作部40を用いてプレゼンテーションに使用するファイルデータ指定する場合には、操作部40の「方向指示」キー64、「左指示」ボタン65、または「右指示」ボタン66を用いて所定のファイルデータにカーソルまたはファイルデータ名を囲む枠線を合わせ、「選択確定」ボタン67を操作することによって行っている。
なお、ファイルデータのリストはスクリーンに表示するのではなく、投影部30の制御パネル39に表示用のディスプレイを設けて、このディスプレイに表示し、所定のファイルデータを指定可能としてもよい。また、本実施形態では、ファイルデータのリストを表示した画面には、「外部入力」をリスト名の一つとして表示しており、投影部30に設けた外部入力端子から入力された画像データを投影部30によって投影可能としている。
投影部30では、所定のデータファイルが指定されると(ステップS3)、このデータファイルに対応したアプリケーションプログラムを起動させる(ステップS4)。
一方、ステップS3において所定のデータファイルが指定されず、他の処理が指定された場合には、投影部30は指定された処理を実行する(ステップS5)。例えば、ファイルデータのリストにおいて「外部入力」が指定された場合には、投影部30は外部入力端子から入力された画像データに基づく画像の投影を開始する。
本実施形態では、アプリケーションプログラムはプレゼンテーション用のファイルデータを取り扱うプログラムであって、このアプリケーションプログラムはファイルデータを読み込んでレンダリングすることにより所定の画像データを生成し、この画像データに基づく画像をスクリーン20に順次投影することにより、いわゆるスライドショーを実行可能としている。
投影部30は、アプリケーションプログラムの起動後、ファイル読込手段として機能することにより直ちに所定のデータファイルを読み込むとともに、データファイルに基づく画像をスライドとしてスクリーン20に投影させるスライドショーを実行し(ステップS6)、プレゼンテーションを開始可能とする。
プレゼンテーションの終了後、投影部30はスライドショーの表示を終了して、スクリーン20にファイルデータのリストを再度表示し、別のファイルデータに切替え可能としている。この状態で電源オフが選択されると、投影部30は投影用ランプ52の冷却などの終了動作を行って動作を停止する(ステップS7)。
一方、操作部40は、図10に示すように、操作部40における主電源がオン状態とされると(ステップS11)、上述した各操作ボタンが操作されたことの検出を開始する。操作部40は、操作ボタンが操作されたこと検出すると(ステップS12)、赤外線通信制御回路47介して赤外線発光器46から所定の赤外線信号を送信する(ステップS13)。
操作部40は、操作部40における主電源がオフ状態とされない限りは、各操作ボタンが操作を待ち受けており、主電源がオフ状態とされることにより(ステップS14)、動作を終了する。
投影部30は、アプリケーションプログラムに基づいて、ステップS6のスライドショーを次のように実行している。
図11に示すように、まず、投影部30は、アプリケーションプログラムによってマイクロコンピュータ31をファイル読込手段として、スライドショーを実行するファイルデータを読み込み、投影部30の主記憶装置33における展開領域33b-1に展開する(ステップS20)。
次いで、投影部30は、アプリケーションプログラムによってマイクロコンピュータ31を属性情報抽出手段として、展開されたファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出して、主記憶装置33におけるテーブル記憶領域33b-2に、図12に示すオブジェクトテーブルとして記憶する(ステップS21)。
本実施形態では、1つの画像を構成する全オブジェクトを一纏めとして1つのオブジェクトテーブルを生成しており、各オブジェクトテーブルでは、全オブジェクトにそれぞれ固有のテーブル番号を付している。
特に、各オブジェクトには、管理のための順位付けを行っており、本実施形態では、スクリーン20に表示された画像の左上端部を原点と設定し、この原点から各オブジェクトの表示領域における左上端部の座標までの距離が近い順に昇順で順位付けしてテーブル番号としている。
さらに、オブジェクトテーブルでは、オブジェクト中の文字オブジェクトに対してテーブル番号とは別のインデックスとして、文字オブジェクト以外のオブジェクトは除いて昇順に順位付けした補助テーブル番号を付与している。
本実施形態では、オブジェクトテーブルは、各オブジェクトの属性情報を格納したオブジェクトファイルのポインタ情報を管理している。オブジェクトファイルは、図13に概略的に示すように、各オブジェクトにおける属性情報を記録している。図1〜4を用いて説明した画像の修正では、オブジェクトファイルにおける文字のサイズを修正しているものである。オブジェクトファイルにおいて、「図形の色」は「背景色」のことである。以下においては、説明の便宜上、オブジェクトファイルで管理されている属性情報までを含めてオブジェクトテーブルと呼び、オブジェクトテーブルで各オブジェクトの属性情報が管理されているものとする。
テーブル記憶領域33b-2へのオブジェクトテーブルの記憶後、投影部30は、アプリケーションプログラムによってマイクロコンピュータ31をレンダリング手段として機能させ、抽出された属性情報に基づいて第1ページ目の画像データをレンダリングによって生成し、生成した画像データを主記憶装置33のフレームメモリ33aに記憶させる。
次いで、投影部30は、フレームメモリ33aに記憶した画像データを画像処理回路54に読み取らせて画像信号を生成させ、この画像信号をLCD駆動回路53に入力して駆動信号を生成させてLCD51に入力することによりLCD51に画像を表示し、このLCD51に投影用ランプ52から光を照射することにより投影手段となってスクリーン20に所要の画像を投影して表示する(ステップS22)。
表示された画像中の文字が小さかったり、配色が適切でなかったりして画像が見難い場合には、プレゼンテータが操作部40の「修正」ボタン61を押す。投影部30では、「修正」ボタン61が押下されたと判断した場合(ステップS23:Yes)、後述する操作に基づいて画像を修正し、見難さを改善する「修正」処理を実行する(ステップS24)。
画像の修正の終了後、または修正の必要がなかった場合(ステップS23:No)であって、スクリーン20に次のスライドである画像を表示させる場合には、操作部40の「右指示」ボタン66を操作することによって投影部30に順送り方向のページ送り信号を受信させる(ステップS25)。
ページ送り信号の受信にともなって、投影部30は投影中の画像の投影を終了して、次のスライドに相当する画像データに応じた画像の投影に切替える。
このとき、投影部30は、投影していた画像データの属性情報に修正が加えられたかどうかを判定する(ステップS26)。
属性情報に修正が加えられていた場合には(ステップS26:Yes)、投影部30は、アプリケーションプログラムによってマイクロコンピュータ31を選択手段として機能させて、ファイルデータにおける属性情報の書き換えの実行による「修正」内容の保存と、属性情報の書き換えの不実行による「修正」内容の不保存のいずれか一方を選択させる(ステップS27)。本実施形態では、この選択時に、投影部30は、スクリーン20に表示される画面に、「保存しますか?」と、「YES」と、「NO」の文字を表示し、操作部40の「左指示」ボタン65または「右指示」ボタン66で「YES」と「NO」のいずれか一方を選択させて、「選択確定」ボタン67を操作させることにより、選択結果の入力を行わせている。
「修正」内容の保存が選択された場合には(ステップS27:Yes)、投影部30は、アプリケーションプログラムによってマイクロコンピュータ31をファイルデータ書換手段として機能させて、先にテーブル記憶領域33b-2に記憶されたオブジェクトテーブルにおける所要の属性情報を書き換える(ステップS28)。
一方、属性情報に修正が加えられていなかった場合(ステップS26:No)、または「修正」内容の不保存が選択された場合(ステップS27:No)には、投影部30は、テーブル記憶領域33b-2に記憶されたオブジェクトテーブルの書き換えを行うことなく、現時点でスクリーン20に表示している画像が最終ページの画像かどうかを判定する(ステップS29)。
スクリーン20に表示している画像が最終ページの画像でない場合(ステップS29:No)には、投影部30は、操作部40からのページ送り信号に基づいて次のページの画面を表示するためにステップS23に戻り、レンダリングによって新しいページの画像データを生成して、スクリーン20への投影に投影する。ここで、ページ送り信号が、操作部40の「右指示」ボタン66の操作による順送りではなく、「左指示」ボタン65の操作による逆送りの場合には、1ページ分だけ前のページの画像データを生成して、スクリーン20への投影に投影する。なお、第1ページの画面を表示している場合に、逆送りのページ送り信号が入力された場合には、第1ページの画面を再表示することとしている。
一方、スクリーン20に表示している画像が最終ページの画像であった場合(ステップS29:Yes)には、投影部30は、スクリーン20に表示される画面に、「終了しますか?」と、「YES」と、「NO」の文字を表示し、操作部40の「左指示」ボタン65または「右指示」ボタン66で「YES」と「NO」のいずれか一方を選択させて、「選択確定」ボタン67を操作させることにより、終了確認を行う(ステップS30)。
「NO」が選択された場合(ステップS30:No)には、操作部40はステップS25に戻って逆送りのページ送り信号が入力されるのを待ち受け、「Yes」が選択された場合(ステップS30:Yes)には、操作部40は、テーブル記憶領域33b-2に記憶されたオブジェクトテーブルの属性情報に基づいてファイルデータを書き換えながら閉じてスクリーン20への画像の表示を終了させ、さらにスライドショーを実行していたアプリケーションプログラムの動作を終了させる。
本実施形態では、プレゼンテーションにおける最終ページに到達した場合に終了の選択を可能としているが、操作部40に「終了」ボタンを設けて、この「終了」ボタンが押された場合には、その時点において直ちにステップS30の終了確認を行ってもよい。
以下において、本発明の要部である、スライドショーの途中での実施するスクリーン20に表示された画像の「修正」処理(ステップS24)について説明する。
スクリーン20に所要の画像を表示している際に、その画像中の文字が小さかったり、配色が適切でなかったりして画面が見難い場合には、プレゼンテーションを行っているプレゼンテータが操作部40の「修正」ボタン61を押すことにより、投影部30に「修正」信号が入力され(ステップS23:Yes)、図14に示す「修正」処理が実行される。
投影部30は、「修正」信号の入力に基づいて、主記憶装置33におけるテーブル記憶領域33b-2から、表示している画面中に含まれるオブジェクトの属性情報を抽出し、抽出した属性情報を用いて主記憶装置33におけるテーブル記憶領域33b-2に新たに修正用オブジェクトテーブルを生成する(ステップS41)。
このとき、修正用オブジェクトテーブルには、抽出した属性情報だけでなく、オブジェクトの指定に用いるオブジェクト指定手段としてのカーソルを1つのオブジェクトとして、修正用オブジェクトテーブルに組み込んでいる。カーソルを指定するオブジェクトは、後述するように表示・非表示を切替え可能としている。なお、オブジェクト指定手段は、後述するようにカーソル及びオブジェクトを囲む枠線である。
投影部30は、修正用オブジェクトテーブルを用いてレンダリングを行って画像データを生成し、この画像データを主記憶装置33のフレームメモリ33aに記憶させることにより画像データを更新し、前述したようにこのフレームメモリ33aに記憶された画像データに基づく画像をスクリーン20に表示する(ステップS42)。
スクリーン20に表示された画像には、修正用オブジェクトテーブルに加えられたカーソルオブジェクトがデフォルト位置に表示される。本実施形態では、スクリーン20に表示された画像中にカーソルまたはオブジェクトを囲む枠線を表示することにより、画像の修正中であることを表示しているが、カーソルまたは枠線だけでなく、例えば「修正中」などの文字を上述した識別用図柄として画面に表示してもよい。この場合には、この識別用図柄も、修正用オブジェクトテーブルで管理されるオブジェクトとなる。
プレゼンテータは、後述するように操作部40の「方向指示」キー64、または「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66を用いてカーソルを移動させ、あるいは、操作部40の「選択手段切替」ボタン63を押してカーソルではなくオブジェクトを囲む枠線を表示さるととともに、「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66を用いて枠線が表示されるオブジェクトを順次修正し(ステップS43)、「選択確定」ボタン67を押すことによってオブジェクトの選択を確定させる(ステップS44:Yes)。
なお、カーソルを用いて修正対象のオブジェクトを指定した場合には、修正するオブジェクトの確定後にカーソルの表示を終了し、修正対象のオブジェクトを囲む枠線によって修正対象のオブジェクトを明示させている。
ここで、投影部30は、操作部40の「方向指示」キー64、または「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66の操作に基づいて、修正用オブジェクトテーブルにおけるカーソルオブジェクト、または枠線表示のための各オブジェクトの属性情報を逐次更新し、更新された属性情報に基づいてレンダリングを行って画像データを逐次生成し、フレームメモリ33aに記憶される画像データを逐次更新して、更新された画像データに基づく画像をスクリーン20に表示する。
投影部30は、「選択確定」ボタン67の操作による「選択確定」信号の入力後、選択確定されたオブジェクトの属性情報の修正操作を待ち受ける。
プレゼンテータは、後述するように操作部40の「文字色修正」ボタン68、「文字サイズ修正」ボタン69、「背景色修正」ボタン71、「オブジェクトサイズ修正」ボタン72、「自動/手動切替」ボタン73、「色相修正」ボタン74、「彩度修正」ボタン75、「明度修正」ボタン76を用いてオブジェクトの所定の属性情報を修正し(ステップS45)、「修正確定」ボタン77を押すことによって投影部30にオブジェクトの属性情報の修正を確定させる(ステップS46:Yes)。
投影部30は、操作部40の上記各ボタンの操作に基づいて、修正用オブジェクトテーブルにおける所定の属性情報を修正し、修正された属性情報に基づいてレンダリングを行って画像データを逐次生成し、フレームメモリ33aに記憶される画像データを逐次更新して、更新された画像データに基づく画像をスクリーン20に表示する。
プレゼンテータは、スクリーン20に表示された画像が見難さを解消できていると判断した場合には、操作部40の「スライド」ボタン62を押して投影部30に「修正終了」信号を入力し、修正作業を終了する(ステップS47:Yes)。
なお、1つの画面において1つのオブジェクトだけでなく、他のオブジェクトの修正も必要な場合には、修正作業を終了するのではなく(ステップS47:No)、ステップS43に戻って修正が必要なオブジェクトを再度選択して、属性情報を修正可能としている。
また、プレゼンテータが、「修正確定」ボタン77を押すことなく「スライド」ボタン62を押した場合には、投影部30は、修正用オブジェクトテーブルをクリアして、テーブル記憶領域33b-2に記憶されている元のオブジェクトテーブルに基づいて画像データを生成し、スクリーン20に画像を表示することとしている。したがって、プレゼンテータは、間違って行った修正を速やかに無効とすることができる。
ここで、修正作業を終了してスライドショーの状態に復帰した際にスクリーン20に表示される画像は、修正用オブジェクトテーブルにおける属性情報に基づいて生成した画像データである。
そして、プレゼンテーションの進行にともなってスクリーン20に表示する画像を次ページの画像に切替える際には、上述したステップS26の判定として修正用オブジェクトテーブルと、テーブル記憶領域33b-2に記憶されている元のオブジェクトテーブルとを比較して属性情報の修正の有無を確認し、属性情報が修正されているとともに(ステップS26:Yes)、この「修正」内容を保存する(ステップS27:Yes)場合には、修正用オブジェクトテーブルにおける所定の属性情報を、元のオブジェクトテーブルの所定の属性情報に上書きし、ファイルデータを書き換えている(ステップS28)。
「修正」処理中での「オブジェクトの選択」処理は、以下のようにしている。
すなわち、図15に示すように、投影部30は、操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることがなく、「選択手段切替」信号が入力されなければ(ステップS50:No)、デフォルトとしてカーソルを用いてオブジェクトの選択を行わせる(ステップS51)。
投影部30は、操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることにより「選択手段切替」信号が入力されると(ステップS50:Yes)、スクリーン20に表示される画像からカーソルを非表示とし、代わりに選択されるオブジェクトを指定するためのオブジェクトを囲む枠線を表示する(ステップS52)。
次いで、投影部30はステップS53に進み、操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることがなく、「選択手段切替」信号が入力されなければ(ステップS53:No)、修正用オブジェクトテーブルに含まれるカーソルオブジェクト以外の全オブジェクトのいずれか1つのオブジェクトに枠線を表示させる。
そして、投影部30は、操作部40の「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66の操作に基づいて枠線が表示されるオブジェクトを順次切替えながらオブジェクトの選択を行わせる(ステップS54)。
操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることにより投影部30に「選択手段切替」信号が入力された(ステップS53:Yes)場合には、投影部30はステップS55に進み、操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることがなく、「選択手段切替」信号が入力されなければ(ステップS55:No)、修正用オブジェクトテーブルに含まれるカーソルオブジェクト以外の全オブジェクトの中で、文字オブジェクトのいずれか1つに枠線を表示させる。
そして、投影部30は、操作部40の「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66の操作に基づいて、文字オブジェクトのみに順次切替えながら枠線を表示して、文字オブジェクトの選択を行わせる(ステップS56)。
操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることにより「選択手段切替」信号が入力された(ステップS55:Yes)場合には、投影部30はステップS57に進み、操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることがなく、「選択手段切替」信号が入力されなければ(ステップS57:No)、修正用オブジェクトテーブルに含まれるカーソルオブジェクト以外の全オブジェクトに枠線を表示して、全オブジェクトの一括選択を行わせる(ステップS58)。
一方、ステップS57において、操作部40の「選択手段切替」ボタン63が押されることにより「選択手段切替」信号が入力されると(ステップS50:Yes)、投影部30は、スクリーン20に表示される画像においてオブジェクトを囲む枠線を非表示とし、代わりにカーソルを表示させる(ステップS59)。
そして、投影部30は、ステップS50に戻り、ステップS51によるカーソルを用いたオブジェクトの選択を可能としている。
ステップS51のカーソルを用いたオブジェクトの選択処理では、図16に示すように、プレゼンテータが操作部40の「方向指示」キー64、または「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66の操作に基づいて、スクリーン20に表示される画像中でカーソルを移動させ(ステップS60)、「選択確定」ボタン67を押すことにより投影部30には「選択確定」信号が入力される(ステップS61)。
投影部30は、「選択確定」信号の入力にともなって修正用オブジェクトテーブルからカーソルの座標情報を取得し(ステップS62)、修正用オブジェクトテーブル中のカーソルオブジェクト以外のオブジェクトのうち、前記座標情報の座標を領域内に含むオブジェクトをカーソルと重なり合うオブジェクトとして特定する。
カーソルと重なり合うオブジェクトが存在し(ステップS63:Yes)、そのオブジェクトは1つだけであって(ステップS64:No)、しかも複数のオブジェクトを連結して取り扱うグループ化されたオブジェクトとなっていない(ステップS65:No)場合には、投影部30は、カーソルが重なったオブジェクトを修正対象のオブジェクトとして特定する(ステップS66)。
本実施形態では、修正対象のオブジェクトが特定されると、カーソルを非表示とするとともに、特定されたオブジェクトに枠線を常時表示している。
一方、ステップS63においてカーソルと重なり合うオブジェクトが存在せず、またステップS64においてカーソルと重なり合うオブジェクトが複数存在し、またステップS65においてカーソルと重なり合うオブジェクトがグループ化されていた場合には、投影部30は、修正用オブジェクトテーブル中のカーソルオブジェクト以外のオブジェクトのうち、各オブジェクトの中心座標からカーソルの座標に最も近接したオブジェクトを特定して、特定されたオブジェクトを囲む枠線を表示する(ステップS67)。
すなわち、投影部30は、この時点でカーソルによるオブジェクトの選択から枠線によるオブジェクトの選択に切替え、カーソルを非表示としている。また、ここで表示される枠線は、本実施形態では、1秒間に1〜5回程度で明滅させて表示した枠線として、未確定状態であることを示している。
枠線の表示後、投影部30は、プレゼンテータによる操作部40の「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66の操作に基づいて枠線が表示されるオブジェクトを修正することにより枠線を移動させ(ステップS68)、操作部40の「選択確定」ボタン67が再度操作されて「選択確定」信号が入力されることにより(ステップS69)、修正対象のオブジェクトを特定する(ステップS66)。ここで、「選択確定」信号の再入力にともなって、操作部40は、明滅表示させていた枠線を常時表示させて確定状態となったことを示している。
ここでは、投影部30は、修正用オブジェクトテーブルを利用して「左指示」ボタン65と「右指示」ボタン66の操作に基づく枠線の移動表示を行って選択可能としているが、選択作業用のテーブルを新たに設けてもよい。
なお、本実施形態では、互いに重なり合って表示された複数のオブジェクトの中からいずれか1つのオブジェクトをカーソルで指定する場合には、オブジェクトの中心座標とカーソルの座表とを用いて最近接状態のオブジェクトを優先させて選択しているが、カーソルからオブジェクトの中心座標までの距離を用いるのではなく、オブジェクトの領域までの最短距離を用いてもよい。あるいは、互いに重なり合って表示された複数のオブジェクトの中からいずれか1つのオブジェクトをカーソルで指定する場合には、重なって表示される複数のオブジェクトのうち、最前面に位置するオブジェクトを優先させて選択してもよい。この場合、オブジェクト同士の重なり合いにおける前面・背面等の重なりの順序関係に関する情報は、各オブジェクトの属性情報に格納させておき、この重なりの順序関係の情報に基づいて、いずれかのオブジェクトが最全面に位置するかが判断される。
ステップS54の全オブジェクトから修正対象のオブジェクトを順次選択する選択処理は、以下のように行っている。
ここで、図12に示したように、オブジェクトテーブルでは、各オブジェクトに固有のテーブル番号を付与して管理しており、このテーブル番号情報は修正用オブジェクトテーブルにも引き継がれている。
図17に示すように、まず、投影部30には、プレゼンテータによる操作部40の「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作に基づく操作信号が入力される(ステップS70)。
投影部30は、入力された「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作に基づく操作信号から、入力信号のカウントを行う。ここで、投影部30は、「左指示」ボタン65が操作された場合には、「−1」をカウントアップし、「右指示」ボタン66が操作された場合には「+1」をカウントアップしながらカウントを行っている(ステップS71)。
投影部30は、「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作に基づく操作信号の入力が途絶えたところで修正用オブジェクトテーブルを参照し(ステップS72)、カウント結果であるカウント値に基づいて、このカウント値に対応するテーブル番号のオブジェクトを修正対象のオブジェクトとして特定し、スクリーン20に表示された画像において特定されたオブジェクトを囲む枠線を表示する(ステップS73)。
特に、オブジェクトテーブルでは、スクリーンに表示された画面の左上端部を原点として、この原点に近いオブジェクト順にテーブル番号を付与しているので、所定のオブジェクトを指定するために必要な「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作回数を想定しやすく、操作性を向上させることができる。
なお、全オブジェクトから修正対象のオブジェクトを順次選択する選択処理は、上述の方法に限定するものではなく、例えばオブジェクトテーブルの作成時に各オブジェクトに対してそれぞれフラグ情報を記憶させ、このフラグが立てられたオブジェクトを修正対象のオブジェクトとして特定することとし、「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作に基づく操作信号の入力に基づいてフラグが立てられるオブジェクトを切替えて、「選択確定」信号が入力された時点でフラグが立っているオブジェクトを修正対象のオブジェクトとしてもよい。特に、この場合、フラグが立てられたオブジェクトには枠線を表示させることにより、現段階でどのオブジェクトが選択されているかをプレゼンテータが確認しやすく、オブジェクトの誤選択を防止できる。
また、ステップS56の文字オブジェクトから修正の対象オブジェクトを順次選択する選択処理の場合には、オブジェクトテーブルの作成時にテーブル番号とは別に文字オブジェクトだけに付与した補助テーブル番号を利用して、「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作に基づくカウント値に対応した補助テーブル番号のオブジェクトを修正対象のオブジェクトとして特定することにより、速やかに所定のオブジェクトを特定できる。
あるいは、フラグを用いる場合には、文字オブジェクト以外のオブジェクトは除外してフラグ操作を行うことにより、速やかに所定のオブジェクトを特定できる。特に、画面中に配置される文字オブジェクトの数が少ない場合には、極めて少ない操作回数で所定の文字オブジェクトを特定できる。
また、ステップS58の全オブジェクトの一括選択処理の場合には、ステップS55の段階で「選択手段切替」信号が入力された段階で、修正用オブジェクトテーブル中のカーソルオブジェクト以外の全てのオブジェクトに枠線を表示させ、この状態で「選択確定」信号を入力させることにより全オブジェクトを修正対象のオブジェクトとして特定する。
このようにして特定された修正対象のオブジェクトは、ステップS45の「属性情報の修正」処理によって修正しており、「属性情報の修正」処理は、具体的には以下のように行っている。
すなわち、図18に示すように、まず、投影部30には、プレゼンテータによる操作部40の「文字色修正」ボタン68、「文字サイズ修正」ボタン69、「背景色修正」ボタン71、「オブジェクトサイズ修正」ボタン72のいずれかの操作に基づく操作信号が入力され、「文字サイズ修正」ボタン69の操作に基づく操作信号が入力されると(ステップS80:Yes)、投影部30は、修正用オブジェクトテーブルから所定の文字オブジェクトにおける文字サイズ情報を読み出す(ステップS81)。
次いで、投影部30は、後述する「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作による操作信号の入力に基づいてサイズ修正を行う(ステップS82)。
「オブジェクトサイズ修正」ボタン72の操作に基づく操作信号が投影部30に入力された場合(ステップS83:Yes)には、投影部30は、修正用オブジェクトテーブルから所定のオブジェクトにおけるオブジェクトサイズ情報を読み出し(ステップS84)、ステップS82によってサイズ修正を行う。
「文字色修正」ボタン68の操作に基づく操作信号が投影部30に入力された場合(ステップS85:Yes)には、投影部30は、操作部40からの「自動/手動切替」ボタン73、「色相修正」ボタン74、「彩度修正」ボタン75、「明度修正」ボタン76のいずれかの操作に基づく操作信号の入力を待ち受ける。
ここで、「自動/手動切替」ボタン73の操作に基づく操作信号が投影部30に入力された場合(ステップS86:Yes)には、投影部30は、テーブルファイル34-2にあらかじめ記憶した文字色と背景色の組み合わせテーブルである色テーブルに基づいて、背景色を基準として文字色を自動修正する(ステップS87)。
一方、ステップS86で「色相修正」ボタン74、「彩度修正」ボタン75、「明度修正」ボタン76のいずれかの操作に基づく操作信号が投影部30に入力された場合には、文字色の色相、彩度または明度を手動で修正する(ステップS88)。
「背景色修正」ボタン71の操作に基づく操作信号が投影部30に入力された場合(ステップS89)にも、投影部30は、操作部40からの「自動/手動切替」ボタン73、「色相修正」ボタン74、「彩度修正」ボタン75、「明度修正」ボタン76のいずれかの操作に基づく操作信号の入力を待ち受ける。
ここで、「自動/手動切替」ボタン73の操作に基づく操作信号が投影部30に入力された場合(ステップS90:Yes)には、投影部30は、テーブルファイル34-2にあらかじめ記憶した文字色と背景色の組み合わせテーブルである色テーブルに基づいて、文字色を基準として背景色を自動修正する(ステップS87)。
一方、ステップS90で「色相修正」ボタン74、「彩度修正」ボタン75、「明度修正」ボタン76のいずれかの操作に基づく操作信号が投影部30に入力された場合には、背景色の色相、彩度または明度を手動で修正する(ステップS88)。
また、投影部30に「文字色修正」ボタン68、「文字サイズ修正」ボタン69、「背景色修正」ボタン71、「オブジェクトサイズ修正」ボタン72のいずれかの操作に基づく操作信号が入力されることなく、「自動/手動切替」ボタン73の操作に基づく操作信号が入力された場合には、図19に示すように、投影部30は、修正用オブジェクトテーブルから修正対象の文字オブジェクトにおける文字色情報の読み出しを行い(ステップS91)、次いで投影部30は背景色情報の読み出しを行う(ステップS92)。
次いで、投影部30は、テーブルファイル34-2にあらかじめ記憶した文字色と背景色の組み合わせテーブルである色テーブルを参照し(ステップS93)、修正対象の文字オブジェクトにおける文字色と背景色の組み合わせが色テーブル内に存在するか確認する(ステップS94)。
組み合わせが存在する場合(ステップS94:Yes)には、投影部30は、文字色と背景色を色テーブルで推奨された色の組み合わせに修正する(ステップS95)。一方、組み合わせが存在しない場合(ステップS94:No)には、投影部30は、文字色と背景色の修正を行わないこととしている。
ステップS82のサイズ修正処理では、図20に示すように、投影部30は、操作部40からの「左指示」ボタン65の操作に基づく操作信号を受信すると(ステップS101:Yes)、あらかじめ設定されている一段分の変化量だけ縮小させたサイズ情報に修正している(ステップS102)。
また、投影部30は、操作部40からの「右指示」ボタン66の操作に基づく操作信号を受信すると(ステップS103:Yes)、あらかじめ設定されている一段分の変化量だけ拡大させたサイズ情報に修正している(ステップS104)。
文字サイズあるいはオブジェクトサイズを所定段数縮小させたい場合には、「左指示」ボタン65を操作すればよく、文字サイズあるいはオブジェクトサイズを所定段数拡大させたい場合には、「右指示」ボタン66を操作すればよい。
投影部30は、操作部40からの「修正確定」ボタン77の操作に基づく「修正確定」信号を受信すると(ステップS105:Yes)、修正用オブジェクトテーブルの文字サイズの属性情報、またはオブジェクトサイズの属性情報を修正後のサイズ情報に書き換えている(ステップS106)。
また、ステップS88の色の手動修正処理では、図21に示すように、まず、投影部30は、修正用オブジェクトテーブルから所定の文字オブジェクトにおける文字色情報または背景色情報を読み出す(ステップS110)。
次いで、投影部30は、操作部40からの「色相修正」ボタン74、「彩度修正」ボタン75、「明度修正」ボタン76のいずれかの操作に基づく操作信号の入力を待ち受け、「彩度修正」ボタン75の操作に基づく操作信号が入力された場合(ステップS111:Yes)には、投影部30は、「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作による操作信号の入力に基づいて彩度の修正を行う(ステップS112)。
「色相修正」ボタン74の操作に基づく操作信号が入力された場合(ステップS113:Yes)には、投影部30は、「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作による操作信号の入力に基づいて色相の修正を行う(ステップS114)。
「明度修正」ボタン76の操作に基づく操作信号が入力された場合(ステップS113:No)には、投影部30は、「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作による操作信号の入力に基づいて明度の修正を行う(ステップS115)。
「左指示」ボタン65及び/または「右指示」ボタン66の操作による彩度、色相または明度の修正は、図20に示したサイズ修正のフローチャートにおけるサイズの代わりに、彩度を示す値、色相を示す値または明度を示す値を減少または増大させて行っている。
以上のように、本発明では、スライドショー表示によってプレゼンテーションを行っている途中で、極めて速やかにオブジェクトの修正を行うことができ、聴衆が判読しやすい画像を表示することにより、円滑なプレゼンテーションを可能とすることができる。
本実施形態にかかる画像投影装置で投影表示した画像の参考例である。 本実施形態にかかる画像投影装置で投影表示した画像の参考例である。 本実施形態にかかる画像投影装置で投影表示した画像の参考例である。 本実施形態にかかる画像投影装置で投影表示した画像の参考例である。 本実施形態にかかる画像投影装置の使用状態説明図である。 本実施形態にかかる画像投影装置の構成説明図用ブロック図である。 本実施形態にかかる画像投影装置の操作部キーパネルの概略模式図である。 文字色と背景色の組み合わせテーブル説明図である。 本実施形態にかかる画像投影装置の投影部のメインルーチンのフローチャートである。 本実施形態にかかる画像投影装置の操作部のメインルーチンのフローチャートである。 スライドショールーチンのフローチャートである。 オブジェクトテーブルの説明図である。 オブジェクトファイルの説明図である。 「修正」ルーチンのフローチャートである。 オブジェクトの選択ルーチンのフローチャートである。 カーソルによる選択ルーチンのフローチャートである。 全オブジェクトからの選択ルーチンのフローチャートである。 属性情報の修正ルーチンのフローチャートである。 文字色及び背景色の組み合わせの自動修正ルーチンのフローチャートである。 サイズ修正ルーチンのフローチャートである。 色の自動修正ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
S 画像投影装置
10 メモリカード
20 スクリーン
30 投影部
31 マイクロコンピュータ
32 不揮発性メモリ
33 主記憶装置
33a フレームメモリ
33b 作業用メモリ
33b-1 展開領域
33b-2 テーブル記憶領域
34 外部記憶装置
34-1 プログラムファイル
34-2 テーブルファイル
35 データバス
36 赤外線受光器
37 赤外線通信制御回路
38 読出回路
39 制御パネル
40 操作部
51 LCD(Liquid Crystal Display)
52 投影用ランプ
53 LCD駆動回路
54 画像処理回路
55 ランプ駆動回路
56 入射側光学系
57 出射側光学系

Claims (18)

  1. 画像データに基づいた画像を投影する投影部と、この投影部を操作する操作部とを備えた画像投影装置において、
    前記投影部は、
    複数のオブジェクトの属性情報を含むファイルデータを読み込むファイル読込手段と、
    前記ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、
    前記オブジェクトの属性情報を用いてレンダリングすることにより画像データを生成するレンダリング手段と、
    前記画像データに応じた画像を投影する投影手段と、
    を備えるとともに、
    前記投影手段で投影された前記画像から前記操作部による操作に応じて所定のオブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、
    このオブジェクト選択手段により選択されたオブジェクトの属性情報を前記操作部による操作に応じて修正する属性情報修正手段と、
    修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データを前記レンダリング手段によって新たに生成させて前記画像データを更新させる更新手段と、
    を備えたことを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記投影手段により前記画像データに応じた画像のみを順次投影する状態において、前記オブジェクトの属性情報を修正操作するための操作ツールを表示することなく、前記オブジェクト選択手段、前記属性情報修正手段、及び前記更新手段の前記操作部による操作を有効とすることを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  3. 前記オブジェクトが、文字のオブジェクトを含み、
    前記属性情報が、前記文字の色情報、及び大きさ情報、並びに前記文字の背景の色情報を含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像投影装置。
  4. 前記投影部は、
    前記操作部による前記オブジェクトの属性情報の修正の際に前記操作部で移動操作してオブジェクトを選択するために用いるカーソルを、前記投影手段で投影された画像に表示させるカーソル表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  5. 前記オブジェクト選択手段が、
    前記カーソル表示手段で前記画面に表示されたカーソルと重ね合わされて表示されるオブジェクト、または前記カーソルに最も近接したオブジェクトを、属性情報を修正するオブジェクトとして選択することを特徴とする請求項4に記載の画像投影装置。
  6. 前記オブジェクト選択手段が、
    複数のオブジェクトが前記画面上において前後に互いに重なり合わされて表示される場合に、最前面として表示されているオブジェクトを、属性情報を修正するオブジェクトとして選択することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像投影装置。
  7. 前記オブジェクト選択手段が、
    前記画像におけるあらかじめ設定した所定位置に近いオブジェクトから順番にオブジェクトを選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  8. 前記オブジェクト選択手段が、
    前記操作部による属性情報を修正するオブジェクトの切替操作に応じて、属性情報を修正するオブジェクトを他のオブジェクトに順次切り替えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  9. 前記投影部は、
    前記操作部によって前記オブジェクトの属性情報を修正する際に、前記操作部による操作に応じて前記オブジェクト選択手段により全てのオブジェクトを一括して選択する一括選択手段と、
    この一括選択手段で選択された全てのオブジェクトにおける同一の属性情報を一括して修正する一括修正手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  10. 前記一括修正手段が、修正後の属性情報を、あらかじめ設定された所定の属性情報とすることを特徴とする請求項9に記載の画像投影装置。
  11. 前記オブジェクト選択手段が、
    文字を表示するオブジェクトのみを選択することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  12. 前記投影部は、
    前記ファイルデータにおけるオブジェクトの属性情報を、前記属性情報修正手段で修正したオブジェクトの属性情報に書き換えるファイルデータ書換手段と、
    前記属性情報修正手段で修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データによる画像の投影を終了する場合に、前記ファイルデータ書換手段による前記ファイルデータの書き換えの実行と不実行のいずれか一方を選択させる選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  13. 前記操作部は、
    前記投影部に所定のオブジェクトの文字の大きさに関する属性情報を修正させる操作手段と、
    前記投影部に所定のオブジェクトの文字の色に関する属性情報を修正させる操作手段と、
    の少なくともいずれか一つの操作手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像投影装置。
  14. 前記操作部は、
    前記投影部に所定のオブジェクトの背景色に関する属性情報を修正させる操作手段と、
    前記投影部に所定のオブジェクトの大きさに関する属性情報を修正させる操作手段と、
    の少なくともいずれか一つの操作手段を備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  15. 前記投影部は、
    前記オブジェクトの背景色と、前記オブジェクトにおける文字の色との組み合わせを規定する色テーブルと、
    この色テーブルを用いて前記オブジェクトの背景色に関する属性情報と、前記オブジェクトにおける文字の色に関する属性情報とを、前記操作部による操作に応じて修正する色組み合わせ修正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像投影装置。
  16. コンピュータを、操作手段による操作によって画像を投影させる画像投影装置として機能させるための画像投影プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数のオブジェクトを含むファイルデータを読み込むファイル読込手段と、
    前記ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、
    前記オブジェクトの属性情報を用いてレンダリングすることによって画像データを生成するレンダリング手段と、
    前記画像データに応じた画像を投影する投影手段と、
    して機能させるとともに、
    前記操作部による操作に応じて前記画像から所定のオブジェクトを選択させるオブジェクト選択手段と、
    前記操作部による操作に応じて前記選択されたオブジェクトの属性情報を修正する属性情報修正手段と、
    修正されたオブジェクトの属性情報に応じた画像データを前記レンダリング手段によって新たに生成させて前記画像データを更新する更新手段と、
    して機能させる画像投影プログラム。
  17. 前記コンピュータを前記投影手段として前記画像データに応じた画像のみを順次投影する状態において、前記オブジェクトの属性情報を修正操作するための操作ツールを表示することなく、前記操作部による操作を有効として前記コンピュータを前記オブジェクト選択手段、前記属性情報修正手段、及び前記更新手段として機能させることを特徴とする請求項16記載の画像投影プログラム。
  18. 複数のオブジェクトの属性情報を含むファイルデータを読み込むステップと、
    前記ファイルデータから各オブジェクトの属性情報を抽出するステップと、
    前記オブジェクトの属性情報を用いてレンダリングすることにより画像データを生成するステップと、
    前記画像データに応じた画像を投影するステップと
    により前記画像を表示し、操作手段による操作に応じて前記画像中の所定のオブジェクトの属性情報を修正することにより前記画像を修正する画像投影装置の画像修正方法であって、
    投影された前記画像から前記属性情報を修正するオブジェクトを前記操作手段による操作に応じて選択するステップと、
    選択された前記オブジェクトの属性情報を前記操作手段による操作に応じて修正するステップと、
    修正された前記属性情報を用いてレンダリングすることにより画像データを更新して投影するステップと、
    を有する画像修正方法。
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