JP2008139533A - 背面投写型画像表示装置、および背面投写型画像表示装置の画像歪補正方法 - Google Patents

背面投写型画像表示装置、および背面投写型画像表示装置の画像歪補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反射ミラーの調整の効率化と調整の簡易性の向上を図り、投写画像のピン歪を抑制した背面投写型画像表示装置、および背面投写型画像表示装置の画像歪補正方法を提供することである。
【解決手段】背面投写型画像表示装置は、投写ユニット600から投写された画像光Lを、反射ミラー200により光路変更し、背面からスクリーン700に投写する背面投写型画像表示装置(リアプロジェクタ1)であって、背面投写型画像表示装置は画像歪補正機構を備え、画像歪補正機構は、略台形形状の開口部531を有する筐体(背面用筐体530)と、背面用筐体530の開口部531の四隅近傍で、反射ミラー200を支持する支持部と、反射ミラー200の重心近傍で反射ミラー200の撓みを調整する調整部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、背面投写型画像表示装置、および背面投写型画像表示装置の画像歪補正方法に関するものである。
近年、投写ユニットから投写された画像を、反射ミラーにより光路変更し、背面からスクリーンに投写する背面投写型画像表示装置、いわゆるリアプロジェクタの普及が目覚しい。それに伴い、リアプロジェクタの低価格化が進んだことにより、製造における低コスト化が課題となっている。また、画質においても高画質化が課題となっている。
このような状況の中、高画質化を図るために、スクリーンに投写される画像のピン歪を防止する映像(画像)歪補正機構が特許文献1に開示されている。なお、特許文献1では、反射ミラーの各辺の中央部近傍をセットねじで押圧して適当に撓ませることにより、投写映像(投写される画像)のピン歪を抑制するように補正することを開示している。
特開2002−77777号公報
上記、特許文献1の映像(画像)歪補正機構によれば、反射ミラーの各辺(4辺)の中央部近傍をセットねじで各々押圧して撓ませる必要があり、調整に時間がかかってしまうという課題があった。また、調整は、反射ミラーの反射面側から行なう必要があり、投写する画像光の光路を遮るため、調整がしづらいという課題があると共に、スクリーンと兼ね合わせた調整が行なえないという課題もあった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、反射ミラーの調整の効率化と調整の簡易性の向上を図り、投写画像のピン歪を抑制した背面投写型画像表示装置、および背面投写型画像表示装置の画像歪補正方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の背面投写型画像表示装置は、投写ユニットから投写された画像光を、反射ミラーにより光路変更し、背面からスクリーンに投写する背面投写型画像表示装置であって、背面投写型画像表示装置は画像歪補正機構を備え、画像歪補正機構は、略台形形状の開口部を有する筐体と、筐体の開口部の四隅近傍で、反射ミラーを支持する支持部と、反射ミラーの重心近傍で反射ミラーの撓みを調整する調整部と、を有することを特徴とする。
このような背面投写型画像表示装置によれば、支持部により、筐体に有する開口部の四隅近傍で反射ミラーを支持する。そして、調整部により、反射ミラーの重心近傍で反射ミラーの撓みを調整する。これにより、反射ミラーの重心近傍で調整することのみで、反射ミラーの撓みを調整するため、従来のように、反射ミラーの各辺(4辺)の中央部近傍で各々調整する必要がなくなり、ピン歪を抑制するための調整の効率化を図ることが可能となる。
また、上述した背面投写型画像表示装置において、調整部は、反射ミラーの反射面と逆側の面を含んで設置され、当該面の略法線方向に移動可能として、反射ミラーの撓みを調整することが望ましい。
このような背面投写型画像表示装置によれば、調整部は、反射ミラーの反射面と逆側の面を含んで当該面の略法線方向に移動可能に設置される。これにより、反射ミラーの撓みを調整する際、従来のように、反射ミラーの反射面側から調整する必要がなくなるため、投写する画像光の光路を遮ることがなくなり、調整が行ない易くなる。従って、反射ミラーの調整の簡易性の向上を図ることが可能となる。
また、反射ミラーの反射面と逆側の面の略法線方向に移動可能として、反射ミラーの撓みを調整するため、反射ミラーに不要な応力などを負荷することがなく、調整に伴う反射ミラーの品質を維持できる。
また、反射ミラーの調整は、反射ミラーの反射面と逆側の面の方向で行なえるため、例えば、背面投写型画像表示装置としてスクリーンや反射ミラーなどを組み立てた後に、反射ミラーの調整を行なうことが可能となる。従って、反射ミラーの調整の利便性を向上させることができる。
また、上述した背面投写型画像表示装置において、調整部は、ネジの螺合により調整することが望ましい。
このような背面投写型画像表示装置によれば、ネジの螺合という簡易な構成により反射ミラーの撓みを調整することができ、しかも微調整が可能となる。
また、上述した目的を達成するために、本発明の画像歪補正方法は、前述したいずれかの画像歪補正機構を用いて、スクリーンおよび反射ミラーを所定の位置に組んだ後、画像光を投写させて、調整を行なうことを特徴とする。
このような画像歪補正方法によれば、スクリーンおよび反射ミラーを、各々が背面投写型画像表示装置において、所定の位置に組んだ後、画像光を投写させて調整を行なう。従って、反射ミラーの調整は、投写ユニットなどから投写される画像光を反射ミラーで反射させ、反射させた画像光をスクリーンに投写させて、スクリーンに投写された画像を確認しながら行なうことが可能となる。従って、スクリーンと兼ね合わせて反射ミラーの調整が行なえるため、調整の品質を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る背面投写型画像表示装置の概略断面図である。また、図1は、背面投写型画像表示装置としてのリアプロジェクタ1の側面からの概略断面図を示している。また、リアプロジェクタ1の画像歪補正機構の概略断面図を示している。なお、図1は、寸法関係を任意に縮小および拡大して図示している。図1を参照して、背面投写型画像表示装置としてのリアプロジェクタ1の構成および動作を説明する。
図1に示すように、リアプロジェクタ1は、外装筺体500として、ベース用筐体510と前面用筐体520と背面用筐体530との3つの筐体を有して構成されている。なお、背面用筐体530は、傾斜した形態となっている。そして、ベース用筐体510には、投写ユニット600と制御ユニット610が設置される。なお、ベース用筐体510には、図示を省略するが、リアプロジェクタ1の各構成部に電力を供給する電源ユニットやリアプロジェクタ1内部を冷却する冷却ユニット、音声を出力する音声出力部などが設置される。前面用筐体520には、平面視矩形状の開口部521が形成され、開口部521周縁に透過型のスクリーン700が支持固定される。また、背面用筐体530には、画像歪補正機構を構成する反射ミラー200が設置される。
投写ユニット600は、制御ユニット610から出力された画像信号に基づいて画像光Lを形成して反射ミラー200に向けて拡大投写する。この投写ユニット600は、例えば、光源601と、光源601から射出された光束を画像信号に基づいて変調して光学像を形成する光変調装置(例えば、液晶パネル602など)と、光学像を画像光Lとして拡大投写する投写レンズ603などを備えて構成されている。
制御ユニット610は、具体的な図示は省略するが、例えば、チューナ、IF回路、音声検波回路、映像検波回路、増幅回路、およびCPUなどを備えて構成され、投写ユニット600を統括的に制御する。また、制御ユニット610は、例えば、リモートコントローラ(図示略)の操作によって選択されたチャンネルに対応する周波数の放送信号を抽出して、画像信号を液晶パネル602に出力するとともに音声信号を音声出力部(図示略)に出力する。
スクリーン700は、平面視矩形形状を有し、前面用筐体520の開口部521周縁に支持固定される。このスクリーン700は、フレネルレンズ710とレンチキュラーレンズ720とにより構成されている。フレネルレンズ710とレンチキュラーレンズ720は、ともにミラー状の部材で形成されている。そして、スクリーン700は、反射ミラー200を介して入射した画像光Lをフレネルレンズ710で平行光に変換し、また、画像光Lを画像として結像させ、前記平行光をレンチキュラーレンズ720で拡散光に変換して、画像光Lを背面側から前面側に透過して画像として表示する。
反射ミラー200は、ガラス基板210とガラス基板210の面上にコーティングされた反射面となる反射層220とを有して構成されている。反射ミラー200は、背面用筐体530内の所定の部位に設置され、投写ユニット600から投写された画像光Lを反射層220で反射(光路変更)させて、透過型のスクリーン700を構成するフレネルレンズ710の背面側に入射させる。
なお、図1に示すA部およびB部は、後述する図2に示すA−A’断面およびB−B’断面を示している。詳細は後述する。
図2は、背面投写型画像表示装置の背面側に備える画像歪補正機構の概略正面図である。そして、図2は、リアプロジェクタ1の背面用筐体530に備える画像歪補正機構に対して、反射ミラー200の面に垂直(法線)方向から見た図を示している。図3は、画像歪補正機構の概略組立図である。図4は、調整部の概略拡大断面図である。そして、図4は、図2に示すA−A’断面を示している。図1〜図4を参照して、画像歪補正機構の構成および動作を説明する。
画像歪補正機構は、反射ミラー200が設置された場合、反射ミラー200の自重により、撓んでしまうことにより、反射ミラー200で反射した画像光Lがスクリーン700に入射して投写された画像にピン歪(糸巻き歪)が生じてしまうことを防止(抑制)する機構である。そして、後述する支持部により、反射ミラー200を支持し、後述する調整部を構成する調整ネジ100を回動させることにより、反射ミラー200の撓みを調整することにより、ピン歪(糸巻き歪)を補正(調整)する構造となっている。
図1、図3に示すように、背面用筐体530は、略台形形状の開口部531を有する筐体であり、開口部531の外周部には、略台形形状を有する反射ミラー200の外形の縁辺を載置する反射ミラー載置面532が形成されている。また、反射ミラー載置面532の外周部には、一段突出する反射ミラー固定板載置面533が形成されている。また、反射ミラー固定板載置面533の外周部には、一段突出するカバー部材載置面534が形成されている。
画像歪補正機構を構成する支持部の構成を説明する。
本実施形態での支持部は、反射ミラー押え板160、反射ミラー上側固定板120、反射ミラー下側固定板130、反射ミラー固定ネジ10および固定板ネジ11とを有して構成される。
以下に、支持部を構成する反射ミラー200の背面用筐体530への固定構造に関して、組立方法を含めて説明する。
図1〜図3に示すように、反射ミラー200の背面用筐体530への固定は、開口部531の四隅近傍となる反射ミラー200の四隅近傍を反射ミラー固定ネジ10により固定する構造を採用している。詳細には、背面用筐体530の背面側から(リアプロジェクタ1の外側から)反射ミラー載置面532に、反射ミラー200を載置した後、反射ミラー200の隅部を押える略矩形状の反射ミラー押え板160を、反射ミラー200の四隅に各々設置する。そして、反射ミラー固定板載置面533に反射ミラー上側固定板120、反射ミラー下側固定板130を載置して固定する。その反射ミラー上側固定板120、反射ミラー下側固定板130に形成されるネジ孔124,134に反射ミラー固定ネジ10を螺合させながら反射ミラー押え板160に当接させ、所定の圧力で押圧するまで反射ミラー固定ネジ10を回転させることにより、反射ミラー200を固定している。
反射ミラー上側固定板120は、反射ミラー200の長手方向の片長さと同程度の長さを有する平面視コ字状の部材であり、反射ミラー固定板載置面533に固定する載置面固定部121と、その両端部に形成される反射ミラー固定部122とを有して形成されている。また、載置面固定部121には、4つのネジ孔123が形成されている。
また、載置面固定部121に形成されるネジ孔123に相対して、反射ミラー固定板載置面533には、インサートナット533Aが圧入されている。なお、インサートナット533Aは、略円柱形状をなし、外周面はローレット加工され、中心部に固定板ネジ11の所定のピッチでネジ溝が形成されている。
反射ミラー上側固定板120は、反射ミラー固定板載置面533に載置され、4つの固定板ネジ11がネジ孔123を介してインサートナット533Aと螺合することにより、反射ミラー固定板載置面533に固定される。
反射ミラー下側固定板130も、反射ミラー上側固定板120と同様に形成され、反射ミラー200の短手方向の片長さと同程度の長さを有する平面視コ字状の部材であり、反射ミラー固定板載置面533に固定する載置面固定部131と、その両端部に形成される反射ミラー固定部132とを有して形成されている。そして、載置面固定部131には、4つのネジ孔133が形成されている。
載置面固定部131に形成されるネジ孔133に相対して、反射ミラー固定板載置面533には、前述したインサートナット533Aが圧入されている。そして、反射ミラー下側固定板130は、反射ミラー固定板載置面533に載置され、前述した4つの固定板ネジ11がネジ孔133を介してインサートナット533Aと螺合することにより、反射ミラー固定板載置面533に固定される。
また、反射ミラー上側固定板120の両端部に形成される反射ミラー固定部122には、各1つネジ孔124が形成されている。ネジ孔124は、反射ミラー固定ネジ10を螺合させるために、反射ミラー固定ネジ10の所定のピッチでネジ溝が形成されている。同様に、反射ミラー下側固定板130の両端部に形成される反射ミラー固定部132にも、反射ミラー固定ネジ10の所定のピッチでネジ溝が形成されたネジ孔134を各1つ有している。
そして、前述したと同様に、ネジ孔124,134に、反射ミラー固定ネジ10を各々螺合させながら反射ミラー押え板160に当接させ、所定の圧力で押圧するまで回転させることにより、反射ミラー200を固定している。なお、所定の圧力で押圧するまで、回転させるため、反射ミラー固定ネジ10の頭部は、反射ミラー上側固定板120および反射ミラー下側固定板130に当接させていない。このような固定の状態を、本実施形態では反射ミラー200を支持するという。
上述のようにして、反射ミラー200は、背面用筐体530へ固定(支持)される。
次に、画像歪補正機構を構成する調整部の構成を説明する。
本実施形態での調整部は、反射ミラー200のガラス基板210を含み、調整ネジ受部110、調整ネジ100、調整ネジ固定板140および固定板ネジ12を有して構成されている。
以下に、調整部の構成および動作を説明する。
図1〜図4に示すように、調整ネジ受部110は、反射ミラー200の重心近傍となる部位で、反射ミラー200の反射層220の逆側の面となるガラス基板210の面に設置されている。そして、調整ネジ受部110は、調整ネジ100の回動による移動量を確保する隙間を有して、凸形状に形成したネジ受部111と、その両側にガラス基板210と接続する固定部112とを形成して構成されている。なお、ネジ受部111の略中央部には、調整ネジ100のネジ部103の所定ピッチでネジ溝が形成されたネジ孔113が形成されている。
調整ネジ100は、頭部101から所定の長さを有する位置に鍔部102が設けられ、この鍔部102からネジ先に向かって、所定ピッチのネジ山を有したネジ部103が設けられて構成されている。
調整ネジ固定板140は、板状に形成され、反射ミラー上側固定板120と反射ミラー下側固定板130に差し渡す形態に構成されている。詳細には、調整ネジ固定板140の両端には、調整ネジ固定板140を反射ミラー上側固定板120と反射ミラー下側固定板130に、固定板ネジ12を用いて固定するためのネジ孔142が各々2箇所形成されている。また、このネジ孔142に相対する、反射ミラー上側固定板120と反射ミラー下側固定板130には、固定板ネジ12の所定のピッチでねじ溝が形成されたネジ孔125およびネジ孔135が形成されている。
また、調整ネジ固定板140には、調整ネジ100を回動自在に支持するために、調整ネジ100の頭部101と鍔部102との間隙に挿入するための係合部141が平面視U字形状に形成されている。
以下に、調整部の組立方法を説明する。
図3に示すように、反射ミラー200が、前述した支持部により支持された後、反射ミラー200に固定される調整ネジ受部110のネジ孔113に、調整ネジ100のネジ部103を所定の量、螺合させる。その後、調整ネジ固定板140の係合部141を、調整ネジ100の頭部101と鍔部102との間隙に挿入する。そして、調整ネジ固定板140のネジ孔142を反射ミラー上側固定板120と反射ミラー下側固定板130とに形成するネジ孔125およびネジ孔135に位置させる。その後、固定板ネジ12をネジ孔142に挿入し、ネジ孔125およびネジ孔135に螺合させることにより、調整部の組み立てが完了する。
次に、調整部の動作を説明する。
本実施形態での調整部は、調整ネジ100を回動させることにより、反射ミラー200の撓み量を調整する構造となっている。詳細には、図4に示すように、本実施形態の調整ネジ100は、反射ミラー200を構成するガラス基板210の面に対して、略法線方向に設置されて、略法線方向に移動可能となっている。そして、調整ネジ100は、調整ネジ固定板140により、頭部101と鍔部102が移動方向に固定されるため、頭部101を回動することにより、ネジ部103が回動し、その動作に従動して調整ネジ受部110が移動する。調整ネジ受部110の移動に伴って、調整ネジ受部110が設置される反射ミラー200が移動(実線矢印で示す)する。この動作により、反射ミラー200の撓み量を調整することができる。
次に、調整部を使用した画像歪補正方法を説明する。
本実施形態では、リアプロジェクタ1を組み立てた後に、画像歪の補正(調整)を行なう。詳細には、最初に、ベース用筐体510に投写ユニット600や制御ユニット610などを組み込む。次に、前面用筐体520にスクリーン700を組み込む。次に、背面用筐体530に、画像歪補正機構を組み込む。この際、背面用筐体530には、図1、図3に示すカバー部材170は、組み込んでいない状態である。次に、各構成部が組み込まれたベース用筐体510に対して、各構成部が組み込まれた前面用筐体520および背面用筐体530を組み立てる。
この状態まで組み立てた後、調整用の画像を投写ユニット600から投写させる。そして、調整者は、その投写された画像光Lが反射ミラー200で反射して、スクリーン700を透過した画像をリアプロジェクタ1の外部から見ながら、リアプロジェクタ1の背面側から調整ネジ100の頭部101を回動させることにより調整する。調整は、ピン歪(糸巻き歪)による画像歪が最小となるように調整する。
なお、画像歪の調整が終了した場合、本実施形態では略台形形状を有するカバー部材170を背面用筐体530に形成するカバー部材載置面534に載置して、画像歪補正機構を覆う。これにより、リアプロジェクタ1が完成する。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の背面投写型画像表示装置によれば、画像歪調整機構の支持部により、筐体(背面用筐体530)に有する略台形形状の開口部531の四隅近傍で反射ミラー200を支持する。そして、調整部により、反射ミラー200の重心近傍で反射ミラー200の撓みを調整する。これにより、反射ミラー200の重心近傍で調整することのみで、反射ミラー200の撓みを調整するため、従来のように反射ミラーの各辺(4辺)の中央部近傍で各々調整する必要がなくなり、ピン歪を抑制するための調整の効率化を図ることが可能となる。
(2)また、本実施形態の背面投写型画像表示装置によれば、調整部は、反射ミラー200の反射面となる反射層220の逆側の面(ガラス基板210の面)を含んで当該面の略法線方向に移動可能に設置される。これにより、反射ミラー200の撓みを調整する際、従来のように、反射ミラー200の反射層220側から調整する必要がなくなるため、投写された画像光の光路を遮ることがなくなり、調整が行ない易くなる。従って、反射ミラー200の調整の簡易性の向上を図ることが可能となる。
(3)また、本実施形態の背面投写型画像表示装置によれば、反射ミラー200の反射面となる反射層220の逆側の面(ガラス基板210の面)の略法線方向に移動可能として、反射ミラー200の撓みを調整するため、反射ミラー200に不要な応力などを負荷することがなく、調整に伴う反射ミラー200の品質を維持できる。
(4)また、本実施形態の背面投写型画像表示装置によれば、反射ミラー200の調整は、反射ミラー200の反射面となる反射層220の逆側の面(ガラス基板210の面)の方向で行なえるため、例えば、リアプロジェクタ1としてスクリーン700や反射ミラー200などを組み立てた後に、反射ミラー200の調整を行なうことが可能となる。従って、反射ミラー200の調整の利便性を向上させることができる。
(5)また、本実施形態の背面投写型画像表示装置によれば、調整ネジ100の螺合という簡易な構成により、反射ミラー200の撓みを調整することができ、しかも微調整が可能となる。
(6)また、本実施形態の画像歪補正方法によれば、スクリーン700および反射ミラー200を、前面用筐体520および背面用筐体530の各々の所定の位置に組んだ後、画像を投写させて調整を行なう。従って、反射ミラー200の調整は、投写ユニット600から投写される画像光Lを反射ミラー200で反射させ、反射させた画像光Lをスクリーン700に投写させて、スクリーン700に投写された画像を確認しながら行なうことが可能となる。従って、スクリーン700と兼ね合わせて反射ミラー200の撓み調整が行なえるため、調整の品質を向上させることが可能となる。
(7)また、本実施形態の背面投写型画像表示装置および画像歪補正方法を用いて、リアプロジェクタ1を製造することにより、反射ミラー200の調整の効率化と調整の簡易性の向上を図ることが可能となる。従って、リアプロジェクタ1の製造における低コスト化を実現できると共に、高画質化も実現できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態の画像歪補正方法では、スクリーン700および反射ミラー200を、前面用筐体520および背面用筐体530の各々の所定の位置に組んだ後、画像光Lを投写させて、スクリーン700を透過した画像を確認しながら調整を行なっている。しかし、これに限らず、本実施形態の画像歪補正機構を背面用筐体530に組み込んだ後、スクリーン700を介さずに、反射ミラー200のみでの歪補正を行なっても良い。
(変形例2)前記実施形態において、液晶パネル602は、透過型の液晶パネル602を用いているが、反射型の液晶パネルなど、反射型の光変調素子を用いることも可能である。また、入射した光の出射方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から出射した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いても良い。
本発明を実施するための最良の形態を、上記記載で開示しているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して図示し、かつ、説明しているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、上述した実施形態に対し、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形(変更ならびに改良)を加えることができるものである。従って、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形を加えることにより実施する場合も本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る背面投写型画像表示装置の概略断面図。 背面投写型画像表示装置の背面側に備える画像歪補正機構の概略正面図。 画像歪補正機構の概略組立図。 調整部の概略拡大断面図。
符号の説明
1…背面投写型画像表示装置としてのリアプロジェクタ、100…調整ネジ、110…調整ネジ受部、120…反射ミラー上側固定板、130…反射ミラー下側固定板、140…調整ネジ固定板、160…反射ミラー押え板、170…カバー部材、200…反射ミラー、210…ガラス基板、220…反射層、500…外装筺体、510…ベース用筐体、520…前面用筐体、530…背面用筐体、531…開口部、600…投写ユニット、700…スクリーン。

Claims (4)

  1. 投写ユニットから投写された画像光を、反射ミラーにより光路変更し、背面からスクリーンに投写する背面投写型画像表示装置であって、
    前記背面投写型画像表示装置は画像歪補正機構を備え、
    前記画像歪補正機構は、
    略台形形状の開口部を有する筐体と、
    前記筐体の開口部の四隅近傍で、前記反射ミラーを支持する支持部と、
    前記反射ミラーの重心近傍で前記反射ミラーの撓みを調整する調整部と、を有することを特徴とする背面投写型画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の背面投写型画像表示装置であって、
    前記調整部は、前記反射ミラーの反射面と逆側の面を含んで設置され、当該面の略法線方向に移動可能として、前記反射ミラーの撓みを調整することを特徴とする背面投写型画像表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の背面投写型画像表示装置であって、
    前記調整部は、ネジの螺合により調整することを特徴とする背面投写型画像表示装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の背面投写型画像表示装置の画像歪補正方法であって、
    前記スクリーンおよび前記反射ミラーを所定の位置に組んだ後、画像光を投写させて、調整を行なうことを特徴とする画像歪補正方法。
JP2006325280A 2006-12-01 2006-12-01 背面投写型画像表示装置、および背面投写型画像表示装置の画像歪補正方法 Withdrawn JP2008139533A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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