JP2008139187A - 潤滑剤劣化検出装置および検出装置付き軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度や素子の劣化に影響されずに精度の良い劣化検出が可能な潤滑剤劣化検出装置、およびその潤滑剤劣化検出装置を備えた検出装置付き軸受を提供する。
【解決手段】 この潤滑剤劣化検出装置1では、円弧状の光ファイバ4の両端にそれぞれ発光素子および受光素子を対向して設け、この円弧状の光ファイバ4の一部に潤滑剤5を介在させるギャップ部7を設ける。前記発光素子および受光素子である劣化検出用の発光素子2および受光素子3とは別に、基準用の発光素子2Aおよび受光素子3Aを、この基準用の発光素子2Aから投光された光が基準用の受光素子3Aに入射するように設ける。さらに、前記基準用の受光素子3Aの出力を基準として、前記劣化検出用の受光素子3の出力を評価して潤滑剤5の劣化を検出する判定手段6を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、潤滑剤の混入物などによる劣化状態を検出する潤滑剤劣化検出装置、およびその潤滑剤劣化検出装置を備えた検出装置付き軸受、例えば鉄道車両用、自動車用、風車設備用、工場設備用等の潤滑剤劣化検出装置付き軸受に関する。
潤滑剤を封入した軸受では、軸受内部の潤滑剤(グリース、油など)が劣化すると転動体の潤滑不良が発生し、軸受寿命が短くなる。転動体の潤滑不良を、軸受の振動状態などから判断するのでは、寿命に達して動作異常が発生してから対処することになるため、潤滑状態の異常をより早く検出できない。そこで、軸受内の潤滑剤の状態を定期的あるいはリアルタイムに観測し、異常やメンテナンス期間の予測を可能にすることが望まれる。
潤滑剤の劣化の主要な要因として、軸受の使用に伴って発生する摩耗粉が潤滑剤に混入することが挙げられる。
軸受の摩耗状態を検出するものとしては、軸受のシール部材の内側に電極を配置し、摩耗粉の混入による潤滑剤の電気的特性を、抵抗値や静電容量や磁気抵抗やインピーダンスの変化で検出するようにしたセンサ付き軸受が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2004−293776号公報
しかし、特許文献1のセンサ付き軸受は、潤滑剤の電気的特性を検出するものであるため、大量の摩耗粉が入って導通が起こるなどの状況にならなければ、特性変化として検出されず、混入物の検出が困難な場合がある。
このような課題を解決するものとして、例えば図6のように、両端にそれぞれ発光素子42および受光素子43を対向させる一つ割りのリング状の光ファイバ44を設け、このリング状の光ファイバ44の円周方向の一部に、潤滑剤45を介在させる測定用ギャップ47を設けた光学式の構成を考えた。
図6の構成では、発光素子42から出射された光が光ファイバ44を経由して測定用ギャップ47に存在する潤滑剤45を透過し、さらに光ファイバ44を経由して受光素子43で検出され、受光素子43で検出される透過光量から潤滑剤45に混入する鉄粉等の異物の量が推定される。
しかし、このような光学式のセンサを軸受内に組み込んで、軸受内部に封入された潤滑剤の劣化検出に用いる場合、発光素子42および受光素子43の温度特性による測定誤差や、発光素子42の劣化による光量の減少などにより、精度の良い検出ができない。
この発明の目的は、温度や素子の劣化に影響されずに精度の良い劣化検出が可能な潤滑剤劣化検出装置、およびその潤滑剤劣化検出装置を備えた検出装置付き軸受を提供することである。
この発明の潤滑剤劣化検出装置は、円弧状の光ファイバの両端にそれぞれ発光素子および受光素子を対向して設け、この円弧状の光ファイバの一部に潤滑剤を介在させるギャップ部を設けた潤滑剤劣化検出装置において、前記発光素子および受光素子である劣化検出用の発光素子および受光素子とは別に、基準用の発光素子および受光素子を、この基準用の発光素子から投光された光が基準用の受光素子に入射するように設け、前記基準用の受光素子の出力を基準として、前記劣化検出用の受光素子の出力を評価して潤滑剤の劣化を検出する判定手段を設けたことを特徴とする。
判定手段は、基本動作として潤滑剤からの透過光の強度に対応する劣化検出用の受光素子3の出力から、潤滑剤に混入している異物の量を検出する。ところが、この場合の測定値には、劣化検出用の発光素子および受光素子の温度特性による誤差が生じる。また、劣化検出用の発光素子が劣化すると、潤滑剤の劣化状態が同じであっても劣化検出用の受光素子の受光量は減少することになる。このような測定誤差を補償するため、判定手段は、基準用の受光素子が検出する光量を基準として、潤滑剤の透過光を検出する劣化検出用の受光素子の受光量を評価する。これにより、判定手段は、温度や素子の劣化による測定誤差をキャンセルすることができ、精度の良い劣化検出が可能となる。
この発明の潤滑剤劣化検出装置付き軸受は、この発明の上記構成の潤滑剤劣化検出装置を軸受に搭載したものである。
この構成によると、軸受内に封入された潤滑剤の劣化状態を、リアルタイムで正解に検出することができる。これにより、軸受に動作異常が発生する前に潤滑剤の交換の必要性を判断でき、軸受に潤滑不良による破損を防ぐことができる。また、潤滑剤交換の必要性を潤滑剤劣化検出装置の出力によって判断できるため、使用期限前に廃棄される潤滑剤の量が減少する。
この発明の潤滑剤劣化検出装置は、円弧状の光ファイバの両端にそれぞれ発光素子および受光素子を対向して設け、この円弧状の光ファイバの一部に潤滑剤を介在させるギャップ部を設けた潤滑剤劣化検出装置において、前記発光素子および受光素子である劣化検出用の発光素子および受光素子とは別に、基準用の発光素子および受光素子を、この基準用の発光素子から投光された光が基準用の受光素子に入射するように設け、前記基準用の受光素子の出力を基準として、前記劣化検出用の受光素子の出力を評価して潤滑剤の劣化を検出する判定手段を設けたため、温度や素子の劣化に影響されずに精度の良い劣化検出が可能となる。
この発明の潤滑剤劣化検出装置付き軸受は、この発明の潤滑剤劣化検出装置を軸受に搭載したため、軸受内に封入された潤滑剤の劣化検出を、リアルタイムで正確に行うことができる。これにより、軸受に動作異常が発生する前に潤滑剤の交換の必要性を判断でき、軸受の潤滑不良による破損を防ぐことができる。また、潤滑剤交換の必要性を潤滑剤劣化検出装置の出力によって判断できるため、使用期限前に廃棄される潤滑剤の量が減少する。
この発明の一実施形態を図1ないし図3と共に説明する。図1は、この実施形態の潤滑剤劣化検出装置の概略構成図を示す。この潤滑剤劣化検出装置1は軸受に搭載されて軸受内部に封入された潤滑剤の劣化検出を行うものであり、劣化検出用の発光素子2および受光素子3と、円弧状の光ファイバ4と、前記劣化検出用の発光素子2および受光素子3とは別の基準用の発光素子2Aおよび受光素子3Aと、前記劣化検出用および基準用の各受光素子3,3Aの出力に基づき潤滑剤の劣化を判定する判定手段6とを備える。前記光ファイバ4の一端は前記劣化検出用の発光素子2の発光面に、他端は前記劣化検出用の受光素子3の受光面にそれぞれ対向して配置される。また、光ファイバ4の円周方向の一部には、潤滑剤5を介在させるギャップ部7が設けられている。
このように円弧状の光ファイバ4の円周方向の一部に、検出対象の潤滑剤5を介在させるギャップ部7を設けることにより、劣化検出用の発光素子2から出射された光が光ファイバ4を介して潤滑剤5を透過し、その透過光がさらに光ファイバ4を介して劣化検出用の受光素子3に入射される。
一方、基準用の発光素子2Aおよび受光素子3Aは、それらの発光面と受光面が互いに近接して対向し、発光素子2Aから出射された光が受光素子3Aに入射されるように、劣化検出用の発光素子2および受光素子3の設置位置に近い別の位置に配置される。
前記発光素子2,2Aとしては、LED、EL、有機ELなどを用いることができ、それぞれ発光回路8,8Aによって駆動される。前記受光素子3,3Aとしては、フォトダイオード、フォトトランジスタなどを用いることができ、それらの出力を受ける受光回路9,9Aによって各受光素子3,3Aの受光量が個別に検出される。
前記判定手段6は、劣化検出用の受光素子3の出力を受光回路9を介して入力すると共に、基準用の受光素子3Aの出力を別の受光回路9Aを介して入力し、基準用の受光素子3Aの出力を基準として、劣化検出用の受光素子3Aの出力を評価して潤滑剤5の劣化を検出する。
光ファイバ4は、2つの光ファイバ固定部材10,11を介して光ファイバ4と略同径の円弧状カバー12に取付けられている。円弧状カバー12は光ファイバ4を検出対象の潤滑剤5の流動による荷重から保護するための部材であり、図1のB−B矢視断面図を示す図2(B)のように、断面概形がS字状の剛性材料、例えば合成樹脂または金属材料からなる。この潤滑剤劣化検出装置1を軸受内に設置する場合、前記円弧状カバー12の表面側が軸受内に封入される潤滑剤に晒されるように配置される。
1つの光ファイバ固定部材10は、カバー12の裏面下半部に接合される円弧状の部材であり、この光ファイバ固定部材10に光ファイバ4の両端が固定され、さらに劣化検出用の発光素子2および受光素子3もこの光ファイバ固定部材10に固定される。もう1つの光ファイバ固定部材11は、図1のA−A矢視断面図を示す図2(A)のように、他の光ファイバ固定部材10の前面側に固定され、この光ファイバ固定部材11に光ファイバ4のギャップ部7の近傍部位が固定されて位置決めされている。このように、光ファイバ4の両端を固定する光ファイバ固定部材10とは別の光ファイバ固定部材11でギャップ部7の近傍部位を固定することにより、ギャップ部7の位置決めを容易にすることができる。
基準用の発光素子2Aおよび受光素子3Aは、さらに別の固定部材10Aを介して前記カバー12に取付けられている。この固定部材10Aも、光ファイバ固定部材10と同様にカバー12の裏面下半部に接合される。
光ファイバ4のギャップ部7に対応する位置である円弧状カバー12の円周方向中間部には開口13が設けられ、これによりギャップ部7が軸受内部の潤滑剤5に晒される。図3に平面図で示すように、光ファイバ固定部材11は、光ファイバ4のギャップ部7の近傍部位を支持する部分が、円弧状カバー12の開口13からカバー12の表面側に向けて二股状に突出した突出部11aとされている。これにより、光ファイバ4のギャップ部7の近傍部が、円弧状カバー12からカバー外に突出させられる。
上記構成により、光ファイバ4の両端、劣化検出用の発光素子2および受光素子3が固定される光ファイバ固定部材10と、基準用の発光素子2Aおよび受光素子3Aが固定される固定部材10Aとがカバー12で覆われる。また、図2(B)のように、表面側のカバー12と裏面側の光ファイバ固定部材10とで挟まれて形成される円弧状空間14内に光ファイバ4のギャップ部7以外の部位が配置される。これにより、潤滑剤5の流動による荷重から光ファイバ4、発光素子2,2Aおよび受光素子3,3Aが保護される。
潤滑剤5が新品のときには透明に近い状態にあり、劣化検出用の発光素子2から光ファイバ4を経由して投光され潤滑剤5を透過する透過光の強度は高い。ところが、潤滑剤5に混入する鉄粉(摩耗粉)などの異物の量が多くなると、透過光の強度が徐々に低下する。
そこで、判定手段6は、基本動作として潤滑剤5からの透過光の強度に対応する劣化検出用の受光素子3の出力から、潤滑剤5に混入している異物の量を検出する。ところが、この場合の測定値には、劣化検出用の発光素子2および受光素子剤5の温度特性による誤差が生じる。また、劣化検出用の発光素子2が劣化すると、潤滑剤5の劣化状態が同じであっても劣化検出用の受光素子3の受光量は減少することになる。このような測定誤差を補償するため、判定手段6は、劣化検出用の発光素子2および受光素子3と同等の環境下に配置された基準用の発光素子2Aおよび受光素子3Aから得られるモニタ光量を基準として、つまり受光素子3Aが検出する光量を基準として、潤滑剤5の透過光を検出する劣化検出用の受光素子3の受光量を評価する。これにより、判定手段6は、温度や素子の劣化による測定誤差をキャンセルすることができ、精度の良い劣化検出が可能となる。
図4および図5は、上記実施形態の潤滑剤劣化検出装置1を、鉄道車両用軸受に込み込んでなる検出装置付き軸受の一例を示す。この検出装置付き軸受20は、図4に示すように、内輪21の両側に各々接して設けられた付属品である油切り25および後ろ蓋26とで鉄道車両用軸受ユニットを構成する。軸受20は、ころ軸受、詳しくは複列の円すいころ軸受からなり、各列のころ23,23に対して設けた分割型の内輪21,21と、一体型の外輪22と、前記ころ23,23と、保持器24とを備える。
油切り25は、車軸30に取付けられて外周に軸受シール31を摺接させたものである。後ろ蓋26は、車軸30に軸受20よりも中央側で取付けられて、外周に軸受シール31Aを摺接させたものである。これら軸受20の両端部に配置される両軸受シール31,31Aにより軸受20の内部に潤滑剤が封止され、かつ防塵・耐水性が確保される。
この場合、潤滑剤劣化装置1における回路部(判定手段6、発光回路8,8A、受光回路9,9A)を除くセンサ部(発光素子2,2A、受光素子3,3A、光ファイバ4、円弧状カバー12など)は、前記軸受シール31を有するシールユニット27内に組み込んで一体化されている。図5はシールユニット27の拡大断面図を示す。
この場合のシールユニット27は、軸受外輪22の端部に取付けられる環状のシールケース28と、このシールケース28の内径面に圧入嵌合されるリング部材29と、このリング部材29の内周面に圧入嵌合される軸受シール31とでなる。シールケース28は、軸受シール31を覆う環状の部材であって、軸方向に複数の段部が階段状に並ぶ断面形状とされ、その一端部を固定輪となる軸受外輪22の内径面に圧入嵌合させることで軸受外輪22に取付けられる。さらに、シールケース28の他端の小径段部は、油切り25のフランジ部25aの内向き幅面に形成されたリング状の溝38に遊嵌させ、この溝38とシールケース28の小径段部との間にラビリンス隙間を形成することで、密封が図られている。
このシールケース28の中間段部の内径面に、断面L字状の前記リング部材29がその円筒部29aを圧入嵌合させて取付けられている。リング部材29の内径側に延びる立板部29bは、前記油切り25の外径面に対して所定のラビリンス隙間を形成するように配置されている。軸受シール31は、断面L字状の環状芯金32と、この環状芯金32の立板部に固定される弾性部材33とでなり、環状芯金32の円筒部を前記リング部材29の円筒部29aの内周面に圧入嵌合させることにより、リング部材29を介してシールケース28に固定される。前記弾性部材33には、油切り25の外径面に摺接するラジアルリップが形成されている。
前記シールユニット27に対して、潤滑剤劣化検出装置1が同心に取付けられる。具体的には、シールケース28における大径段部の内径面に潤滑剤劣化検出装置1の円弧状カバー12が嵌め込まれ、続いて圧入される圧入リング34により、シールケース28の大径段部端面とリング部材29の立板部29bにわたって潤滑剤劣化検出装置1が押し当てられることで軸方向に位置決め固定される。このように、円弧状カバー12をシールケース28と同心状に配置して潤滑剤劣化装置1を取付けることにより、軸受20内に潤滑剤劣化装置1を容易に位置決めでき、組立も容易となる。なお、この場合の潤滑剤劣化検出装置1の取付けは、前記圧入に限らず、ねじや接着などのいずれかの結合処理を1つ以上採用して行っても良い。
潤滑剤劣化検出装置1の発光素子2,2Aと発光回路8,8A、および受光素子3,3Aと受光回路9,9Aをそれぞれ繋ぐ配線35は、潤滑剤劣化検出装置1の内部からシールケース28に設けられた孔36を貫通して、軸受20の外部に設置される発光回路8,8Aおよび受光回路9,9Aに接続される。シールケース28の前記孔36は内側から潤滑剤劣化検出装置1の円弧状カバー12で覆われ、さらに弾性体37でシールすることによって、防水処理が施される。
もう一方の軸受シール31Aもシールユニット27Aにより軸受外輪22に取付けられる。このシールユニット27Aは、潤滑剤劣化検出装置1を取付けていないほかは、前記シールユニット27と同じ構造とされている。
なお、発光回路8,8Aや受光回路9,9Aは軸受20の内部に設置しても良い。軸受20の外部に回路を設置するスペースがない場合には、潤滑剤劣化検出装置1の円弧状カバー12を円周方向に延ばして、そのカバー12上に発光回路8,8Aおよび受光回路9,9Aを配置することで、軸受20内にこれらの回路を容易に設置できる。
この検出装置付き軸受20によると、軸受内に封入された潤滑剤の劣化状態を、リアルタイムで正確に検出することができる。これにより、軸受20に動作異常が発生する前に潤滑剤の交換の必要性を判断でき、軸受20に潤滑不良による破損を防ぐことができる。また、潤滑剤交換の必要性を潤滑剤劣化検出装置1の出力によって判断できるため、使用期限前に廃棄される潤滑剤の量が減少する。
この発明の一実施形態に係る潤滑剤劣化検出装置の概略構成図である。 (A)は図1におけるA−A矢視断面図、(B)は図1におけるB−B矢視断面図、(C)は図1における矢印C方向から見た側面図である。 潤滑剤劣化検出装置の部分平面図である。 図1の潤滑剤劣化検出装置を搭載した検出装置付き軸受の一構成例を示す断面図である。 同検出装置付き軸受のシールユニットの部分の拡大断面図である。 潤滑剤劣化検出装置の提案例の概略構成図である。
符号の説明
1…潤滑剤劣化検出装置
2,2A…発光素子
3,3A…受光素子
4…光ファイバ
5…潤滑剤
7…ギャップ部
20…検出装置付き軸受

Claims (2)

  1. 円弧状の光ファイバの両端にそれぞれ発光素子および受光素子を対向して設け、この円弧状の光ファイバの一部に潤滑剤を介在させるギャップ部を設けた潤滑剤劣化検出装置において、
    前記発光素子および受光素子である劣化検出用の発光素子および受光素子とは別に、基準用の発光素子および受光素子を、この基準用の発光素子から投光された光が基準用の受光素子に入射するように設け、前記基準用の受光素子の出力を基準として、前記劣化検出用の受光素子の出力を評価して潤滑剤の劣化を検出する判定手段を設けたことを特徴とする潤滑剤劣化検出装置。
  2. 請求項1に記載の潤滑剤劣化検出装置を軸受に搭載した潤滑剤劣化検出装置付き軸受。
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