JP2008139017A - 沸騰水型原子炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】非凝縮性ガスが給水中に多量含まれることを防止することにより、炉心での水の沸騰時に単位重量当たりの潜熱を大きくでき、熱効率を向上させる。
【解決手段】原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、ここで仕事に供された蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮した復水を復水ポンプにより加熱器、脱気器を介して給水系統に送り、この給水系統を経て原子炉圧力容器に原子炉給水として環流させる沸騰水型原子炉において、復水器は内部に冷却水システムから送られる冷水が導かれる伝熱管及びその下方に配設された板を備え、且つ復水溜まりの液面上部近傍又は復水溜まりの液面真下に伝熱管により熱交換されて板から流下する凝縮水を受ける板面に複数の孔を有する多孔板を水平に設ける。
【選択図】図18

Description

本発明は、沸騰水型原子炉の給水加熱系の循環ループの一部である低圧ドレンタンク、また、復水器に係り、特に原子炉圧力容器で発生した酸素・水素等の不凝縮性ガスを抽出する効率を良くした沸騰水型原子炉に関する。
沸騰水型原子炉では、原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、ここで仕事に供された蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮水を復水ポンプにより復水加熱器、脱気器等を介して給水系統に送り、この給水系統を経て原子炉圧力容器に原子炉給水として環流させている。
給水系統には給水力を付与するために給水ポンプとこの給水ポンプを境としてその上、下流側に配置される低圧給水ポンプおよび高圧給水ポンプとが設けられている。
これらの給水加熱器はいずれも複数基で構成されており、円筒内に多数の加熱管を配し、その円筒内にタービン抽気または他の蒸気を流通させると共に、加熱管内に給水を通水させ、加熱管の周壁での熱交換によって給水を加熱するようにして、熱効率の向上を図るようにしている。
図22は、このような沸騰水型原子炉の給水加熱系の循環ループの概略構成を示す系統図である。
図22に示すように、原子炉圧力容器201内の炉心202で発生した熱により、ポンプ203により循環された水が蒸気水になる。この蒸気水を気水分離器219および蒸気乾燥器220で乾き度の高い蒸気にし、主蒸気配管204を経てタービン205で仕事をした後、復水器206で冷却することにより酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水となり、低圧復水ポンプ207により加圧された後、空気抽出器208に至る。この空気抽出器208で一部抽出された空気はオフガス処理系209で処理され、許容値以下の低放射能レベルのガスは排気筒210から排気される。
また、凝縮水は高圧復水ポンプ211で加圧され、複数段の低圧給水加熱器214、215を通って給水ポンプ221でさらに高圧給水加熱器217へ送られる。この過程で高温高圧水は給水管218より原子炉圧力容器内に送られる循環パスを循環する。
一方、複数段の給水加熱器214、215で加熱された一部の蒸気水は、低圧ドレンタンク213へ導かれる。低圧ドレンタンク213内では蒸気水中に含まれる酸素、水素等の非凝縮性ガスをオフガス抽出器216に吸引してオフガス処理系209で処理する。
ここで、低圧ドレンタンク213及びその周辺機器の構成の概要並びに加熱蒸気水の凝縮水の流れを図23に示す。低圧給水加熱器214を経た凝縮水は酸素等の非凝縮性ガスを飽和溶解度を上限として残存している。これはプラントで溶存酸素濃度としてモニターし、ある一定値以下になるようにコントロールする必要がある。
上記低圧給水加熱器214からドレンタンク213へ流入した凝縮水は、流入口部の正面に設けられた衝突板222に当たって下部へ流下し、ドレンタンク213の下部に配設されているドーナツ板223を経て低圧ドレンポンプ212へ導かれる。また、ドレンタンク213の上部には、オフガス抽出器216が非凝縮性ガスを吸引するために接続されている。
上記復水器206の概略構成を図24に示す。この復水器206は、内部に冷却水給水システム231から送られる海水が導かれる伝熱管232及びその下方に傾斜させて配設された板233を備え、タービン205の出口蒸気が蒸気流入管230を経て復水器206に導かれ、冷却水給水システム231から送られる海水を伝熱管232内を通して管群内外で熱交換をし、凝縮水として傾斜板233に流下した後、低圧復水ポンプ207に至る。
この際、凝縮水が液面224に流れ落ちるときガス巻き込みによる非凝縮性ガスを凝縮水に溶存されることは好ましくない。
このような構成の沸騰水型原子炉の給水加熱系の循環ループにおいて、図22に示すように低圧給水加熱器214を経た凝縮水は酸素等の非凝縮性ガスを飽和溶解度を上限として残存している。特に溶存酸素は配管、炉内構造物等を酸化腐食する恐れがあるため、溶存酸素は除去処理して凝縮水を給水系に戻す必要がある。このため、プラントで溶存酸素濃度はモニターし、ある一定値以下になるようにコントロールする必要がある。
また、低圧給水加熱器214から低圧ドレンタンク213へ流入した凝縮水は、衝突板222に当たって下部へ流下し、ドーナツ板223を経て低圧ドレンポンプ212へ導かれる。低圧ドレンタンク213にはオフガス抽出器216が接続され、このオフガス抽出器216に非凝縮性ガスが吸引される。この際、吸引される非凝縮性ガスは凝縮水の表面からのみ溶出されてガス空間に抽出されるので、凝縮水のガス空間に接している表面積は大きい方が好ましい。
しかし、上述した構成では、凝縮水の流れ、特に滝流れによりガスが凝縮水に巻き込まれるため、給水に溶存酸素等が多く含まれることになり、配管、炉心構造材等の腐食を招く恐れがある。
さらに、図24に示すように復水器206においては、タービン205の出口蒸気を蒸気流入管230を経て復水器206に導かれ、冷却水供給システム231から送られる海水を伝熱管232内を通して管群内外で熱交換をし、凝縮水として板233に流下した後、低圧復水ポンプ207に至る。
この際、凝縮水が液面224に流れ落ちるときガス巻き込みによる非凝縮性ガスを凝縮水に溶存されることになる。特に滝流れによりガスが凝縮水に巻き込まれると、低圧ドレンタンク213と同様に給水中に溶存酸素等が多く含まれることになり配管、炉心構造材等の腐食をまねく恐れがある。
以上のように給水中の非凝縮性ガス、特に溶存酸素は構造材等の腐食を招き、構造健全性を低下させる恐れがある。また、非凝縮性ガスが給水中に多量含まれると、炉心での水の沸騰時に、単位重量当たりの潜熱が小さくなり熱効率の低下につながる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、非凝縮性ガスが給水中に多量含まれることを防止することにより、炉心での水の沸騰時に単位重量当たりの潜熱を大きくでき、熱効率を向上させることができる沸騰水型原子炉を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、次のような手段により沸騰水型原子炉を構成するものである。
請求項1に対応する発明は、原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、ここで仕事に供された蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮した復水を復水ポンプにより加熱器、脱気器を介して給水系統に送り、この給水系統を経て原子炉圧力容器に原子炉給水として環流させる沸騰水型原子炉において、前記復水器は内部に冷却水給水システムから送られる冷水が導かれる伝熱管及びその下方に配設された板を備え、且つ複水溜まりの液面上部近傍又は複水溜まりの液面直下に前記伝熱管により熱交換されて前記板から流下する凝縮水を受ける板面に複数の孔を有する多孔板を水平に設けたものである。
請求項2に対応する発明は、原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、ここで仕事に供された蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮した復水を復水ポンプにより加熱器、脱気器を介して給水系統に送り、この給水系統を経て原子炉圧力容器に原子炉給水として環流させる沸騰水型原子炉において、前記復水器は内部に冷却水給水システムから送られる冷水が導かれる伝熱管及びその下方に配設された板を備え、且つ前記板より流下する復水の落下部に受け容器を設け、その下部に有する下降管からの滝流れを受ける多孔受け皿を水平に設けるようにしたものである。
請求項3に対応する発明は、原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、ここで仕事に供された蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮した復水を復水ポンプにより加熱器、脱気器を介して給水系統に送り、この給水系統を経て原子炉圧力容器に原子炉給水として環流させる沸騰水型原子炉において、前記復水器は内部に冷却水給水システムから送られる冷水が導かれる伝熱管及びその下方に配設された板を備え、且つ前記板より流下する復水の落下部に受け容器を設け、その下部に有する下降管の下部に対応させてこの下降管を中心に周面に多数の流出孔を有するドーナツ状の管を水平状態に配設すると共に、このドーナツ状の管と下降管との間を複数本の連通管により接続するようにしたものである。
上記請求項1及び請求項3に対応する発明の沸騰水型原子炉にあっては、非凝縮性ガスが給水中に多量に含まれることを防止でき、炉心での水の沸騰時に単位重量当たりの潜熱を大きくでき、熱効率を向上させることが可能となる。
本発明によれば、非凝縮性ガスが給水中に多量に含まれることを防止することにより、炉心での水の沸騰時に単位重量当たりの潜熱を大きくでき、熱効率を向上させることができる沸騰水型原子炉を提供できる。
以下本発明による沸騰水型原子炉の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における給水加熱系の循環ループの一部に設けられる低圧ドレンタンク及びその周辺部の概略構成を示す断面図、図22と同一部品には同一符号を付して説明する。
なお、全体の構成については図21に示したものと概略同様なので、ここではその説明を省略する。
第1の実施の形態では、図1に示すように低圧給水加熱器214から低圧ドレンタンク213に凝縮水を導入する配管1を低圧ドレンタンク213の壁面を貫通させて水平状態に配設し、そのタンク内に位置する配管1の開口部に端栓2により閉塞し、また配管周面に複数の流出孔4を千鳥状に配列して設けるようにしたものである。この場合、端栓2に対しても流出孔4が設けられる。
このような構成の第1の実施の形態によれば、原子炉圧力容器201で発生した酸素・水素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が低圧給水加熱器214から低圧ドレンタンク213に配管1を通して流入するが、この凝縮水は配管1に設けられた複数の流出孔4から液滴3として噴出し、飛散させることができる。
ここで、流出孔4は半径がRで、軸方向に対するピッチP、周方向個数Mとすれば、総個数N=P×Mとなり、また端栓2の流出孔の総個数Hとすれば、これらの流出孔4の総開口面積はπR2 ×(N+H)である。
従って、各流出孔4から液滴3となって流出することにより、従来のように一様に流下させる状態に比べて低圧ドレンタンク213内の空間部と接する表面積が大きくなり、液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなる。このため、オフガス抽出器216により非凝縮性ガスを大量に吸引することができる。
このように本実施形態によれば、非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減することができる。
上記実施の形態では、配管周面に複数の流出孔4を千鳥状に配列して設ける場合について述べたが、配管1に設けられる流出孔4として軸方向並びに周方向に等間隔を存して正方状に配列してもよく、また上半部周面のみに千鳥状態もしくは正方状に配列してもよい。
さらに、図2(a),(b)に示すように配管1の下半部周面だけに、複数の流出孔4を千鳥状態もしくは正方状に配列してもよい。このように配管1の下半部周面にのみ流出孔4の設けることにより、液滴3同士が重なり合うことがなくなるので、それだけ空間部と接する表面積が大きくなり、液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなる。
また、上記実施の形態では、低圧ドレンタンク213内に水平状態で挿入された配管1に径の等しい複数個の流出孔4を設ける場合について述べたが、配管1の端栓2側から凝縮水の上流側に向って孔径を徐々に大きくした流出孔4を配列したり、その逆に孔径が徐々に小さくした流出孔4を配列するようにしても、前述同様用の作用効果を得ることができる。
さらに、上記実施の形態では、配管1に円形の流出孔4を設ける場合について述べたが、円形の一部を切欠いた流出孔としてもよい。さらに、この流出孔の形状としては、三角、四角、星形、円形の一部を内側へ突出させた流出孔としてもよい。
このように形状の異なる流出孔を配管1に設けても、前述同様用の作用効果を得ることができる。
図3は本発明の第2の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素、水素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す断面図である。
第2の実施の形態では、図3(a)及び(b)に示すように低圧ドレンタンク213内に位置する配管1の周面に噴出口側を絞り加工した複数の絞付き流出孔12を周方向及び軸方向に適宜の間隔を存して設けるようにしたものである。
ここで、上記構成に代えて図3(c)に示すように配管1の周面に中央部を絞り加工した複数の絞付き流出孔13を周方向及び軸方向に適宜の間隔を存して設けるようにしてもよい。また、図3(d)に示すように配管1の周面に入口側を絞り加工した複数の絞付き流出孔14を周方向及び軸方向に適宜の間隔を存して設けるようにしてもよい。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が絞付き流出孔の絞り部で一旦絞られた状態、または絞られてから拡散した状態で低圧ドレンタンク213内に噴出するので、凝縮水は各流出孔から流出する際、液滴になり易くなる。これにより、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
従って、本実施の形態によれば、非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第2の実施の形態では、低圧ドレンタンク213内に位置する配管1の周面に絞り部を有する流出孔12,13,14に設けて凝縮水の流速を高める場合について述べたが、絞り部を設ける代りに各流出孔の出口部にじゃま板を設けるようにしてもよい。
この場合、各流出孔の出口部に板状の一対のじゃま板を孔中心部でクロスするように配設するようにしてもよく、また各流出孔の出口部の中央部に円盤状のじゃま板を設けるようにしてもよい。
このように各流出孔にじゃま板を設けることにより、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水はじゃま板の配置に応じた流速分布で各流出孔から液滴となって低圧ドレンタンク213内に噴出、飛散させることができる。これにより、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器216により大量に吸引することができる。
従って、前述同様に非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
さらに、凝縮水の流速を高めて液滴として噴出させる手段として、配管1に設けられた各流出孔に噴射ノズルの一端部をそれぞれ挿入して設けるようにしてもよい。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が噴射ノズルより液滴3として低圧ドレンタンク213内に噴出、飛散させることができるので、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器216により大量に吸引することができる。
図4は本発明の第3の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素、水素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第3の実施の形態では、図4に示すように配管1の周面に周方向及び軸方向に複数の流出孔4を設けるとともに、これらの各流出孔4に対応させて旋回噴出ノズル17をそれぞれ設けるようにしたものである。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が旋回噴出ノズル17より図示左回りに旋回させて液滴3として低圧ドレンタンク内に遠心力で噴出、飛散させることができるので、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
上記第3の実施の形態では、各流出孔4に旋回噴出ノズル17を設けたが、これに代えて低圧ドレンタンク内に位置する配管1の周面に複数の斜行流出孔を周方向及び軸方向に適宜の間隔を存して設けるようにしてもよい。
図5は本発明の第4の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素、水素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第4の実施の形態では、図5に示すように低圧ドレンタンク内に位置する配管1の開口端に球状体19により閉塞し、この球状体19と配管1の周面に周方向及び軸方向に複数の流出孔4をそれぞれ適宜の間隔を存して設けるようにしたものである。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が配管1と球状体19に設けられた流出孔4より液滴3として低圧ドレンタンク内に噴出、飛散させることができるので、その液滴の流出箇所が多くなり、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
従って、前述同様に非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第4の実施の形態では、配管1の開口端に球状体19を設けたが、これに代えて、配管1の開口端をくさび状の閉塞体で閉塞し、この閉塞体と配管1の周面に複数の流出孔4を周方向及び軸方向にそれぞれ適宜の間隔を存して設けるようにしてもよい。
また、配管1の開口端にこれより径の小さな平形管を一体的に取付けて、この平形管の下面部に複数の流出孔をそれぞれ適宜の間隔を存して設けるようにしてもよい。
図6は本発明の第5の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素、水素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第5の実施の形態では、図6に示すように低圧ドレンタンク内に位置する配管1の開口端に枝状の管体22のほぼ中央部を連通させて取付け、この管体22に周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存してそれぞれ設けるようにしたものである。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が管体22に設けられた流出孔4より液滴3として低圧ドレンタンク内に噴出、飛散させることができるので、その液滴の流出箇所が多くなり、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
従って、前述同様に非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第5の実施の形態では、配管1の開口端に枝状の管体22を設けたが、これに代えて、配管1の開口端にコ字形の分岐する管体のほぼ中央部を連通させて取付け、この管体の周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存してそれぞれ設けたり、上下方向に分岐する管体のほぼ中央部を連通させて取付け、この管体の周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存してそれぞれ設けるようにしたものでも、前述同様の作用効果を得ることができる。
図7は本発明の第6の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第6の実施の形態では、図7に示すように配管1の周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存して周方向及び軸方向にそれぞれ設け、また配管1の内周面に軸方向に凝縮水の流れがジグザグ状になるようにじゃま板26を設けるようにしたものである。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水はじゃま板26によりジグザグ状に流れることで、凝縮水から非凝縮性ガスが分離し易い状態となり、この状態で各流出孔4から液滴3として低圧ドレンタンク内に噴出、飛散させることができるので、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
従って、前述同様に非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記実施の形態では、凝縮水の流れがジグザグ状になるようにじゃま板26を配設したが、これに代えて配管1内に螺旋状の案内羽根を軸方向に挿入するようにしても前述同様の作用効果を得ることができる。
図8は本発明の第7の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第7の実施の形態では、図8(a)に示すように低圧ドレンタンク内に位置する部分の配管1の周面に流出孔4を周方向及び軸方向に適宜の間隔を存してそれぞれ設け、また配管1の外周側面に上部から下部にかけて水平方向の長さが段階的に短く、且つ水平方向両端部を上向きに直角に折曲げた軸方向に長形なL形フィン28を水平状態にしてそれぞれ取付けるようにしたものである。
この場合、図8(b)に示すようにL形端部のほぼ中央部に切欠30を設けたL形フィン29を配管1に前述同様に取付けてもよい。また、複数個の切欠きを設けたL形フィンを配管に前述同様に取付けるようにしてもよい。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水は各流出孔4から噴出した後、各L形フィン28上を水平方向に流れて、液滴3として低圧ドレンタンク内に飛散させることができる。
特に、流量が定格100%に達しない50%、75%の部分負荷運転の場合、起動時の低流量運転では流出孔4からの流速が遅いため噴出しづらく、隣接する流出孔4からの液滴が合体して表面積が小さくなるが、本実施の形態のようにL形フィン28又は30を配列することにより、低流量の条件でもフィンの両端から液滴3として流下させることができるため、液滴になり易く表面積は大きくなる。また、100%定格運転では流出孔4からの流速が大きいため、液滴3になり易い。
従って、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
また、前述同様に非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第7の実施の形態では、配管1の外周側面にLフィン28を設けたが、このLフィン28の板面に複数の流出孔を設けるようにしてもよく、またLフィンに代えて平板状のフィンを設ける構成としても前述同様の作用効果を得ることができる。
さらに、配管1の外周面に螺旋状のフィンを軸方向に巻き付ける構成としてもよい。この構成にあっては、配管1の各流出孔4から噴出する液滴の一部は螺旋フィンに沿って流れ落ち、他は直接流出孔4から液滴が噴出して飛散させることができ、前述同様の作用効果を得ることができる。
図9は本発明の第8の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第8の実施の形態では、図9(a),(b)に示すように低圧ドレンタンク213内に位置する部分の配管1の先端部に回転散水多孔羽根34を回転可能に取付け、この回転散水多孔羽根34に配管1内の凝縮水を開口孔を通して流出させ、回転エネルギを与えるようにしたものである。この場合、回転散水多孔羽根34は凝縮水の流路が卍形状に形成され、その端部には複数の流出孔がそれぞれ設けられている。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が配管1の先端部に回転可能に取付けられた回転散水多孔羽根34に流入することで回転しながら、その端部に有する流出孔から液滴となって低圧ドレンタンク213内に噴出し飛散させることができるので、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
従って、本実施の形態によれば、非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
図10は本発明の第9の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第9の実施の形態では、図10(a),(b)に示すように低圧ドレンタンク213内に位置する部分の配管1を内管とし、その外側に外管35を設けた二重管構造とし、これら配管1及び外管35の周面に適宜の間隔を存して流出孔4及び36を周方向及び軸方向にそれぞれ設けるようにしたものである。
ここで、内管である配管1に設けられた流出孔4と外管35に設けられた流出孔36は、それぞれ同径の場合と不均一径の場合がある。また、配管1の流出孔4と外管35の流出孔36がそれぞれ同径の場合、不均一径の場合のいずれにおいても、その孔位置関係を互いにずらせて設ける場合がある。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が配管1の流出孔4から流出して一旦外管35内に溜まり、その後外管35の流出孔36から液滴となって低圧ドレンタンク213内に噴出し飛散させることができるので、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
図11は本発明の第10の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第10の実施の形態では、図11に示すように配管1を水平状態にして低圧ドレンタンク213の側壁面を貫通させ、且つ開口端をタンク内壁面に臨ませて接続し、この接続部を囲むように低圧ドレンタンク内壁面に箱体38を取付けるとともに、この箱体38の各面に複数の流出孔4をそれぞれ設けるようにしたものである。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が配管1の開口端より箱体38に流入し、さらにこの箱体38の各面に設けられた流出孔4より液滴3として低圧ドレンタンク213内に噴出、飛散させることができるので、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器により大量に吸引することができる。
従って、前述同様に非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
ここで、上記第10の実施の形態において、箱体38内に配管1の開口端に対向させてじゃま板を設けるようにしてもよい。このようにすれば、配管1から流出した凝縮水は一旦じゃま板に当たってから箱体38の各面に設けられた流出孔4より液滴となって低圧ドレンタンク213内に噴出し、飛散させることができる。
また、箱体38に代えてコの字形の板を設け、この板の各面に複数の流出孔を設けてもよく、また上部を開放したL字形の板を設け、この板の各面に複数の流出孔を設けてもよい。
さらに、下部を開放した逆L字形の板を設け、この板の各面に複数の流出孔4を設けてもよく、また半球状の板を配管の開口端を囲むように設けてその半球面に複数の流出孔を設けるようにしてもよい。
このような構成においても、前述同様の作用効果を得ることができる。
図12は本発明の第11の実施の形態における低圧給水加熱器から供給される酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水を低圧ドレンタンクに水平状態にして導入する配管の一部を示す構成説明図である。
第11の実施の形態では、図12に示すように低圧ドレンタンク213に水平状態にしてタンク側壁面を貫通させ、且つ開口端をタンク内壁面に臨ませて接続し、この接続部を囲むように低圧ドレンタンク内壁面に内側箱体44を取付けるとともに、この箱体44の外側に外側箱体45をそれぞれ設けて二重箱形構造とし、各箱体の各面に複数の流出孔4をそれぞれ設けるようにしたものである。
このような構成とすれば、酸素等の非凝縮性ガスを含んだ凝縮水が配管1の開口端より内側箱体44に流入し、この内側箱体44の各面に設けられた流出孔4より液滴3として外側箱体45内に流出し、さらにこの外側箱体45の各面に設けられた流出孔4より液滴3として低圧ドレンタンク213内に噴出し、飛散させることができるので、前述した実施の形態と同様に液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなり、非凝縮性ガスをオフガス抽出器216により大量に吸引することができる。
ここで、二重箱形構造に代えて、内側開放板と外側開放板とを一部がラップするように組合せて設ける構成とし、これら内側開放板と外側開放板に流出孔を設けるようにしても、前述同様の作用効果が得られる。
図13は本発明の第12の実施の形態における低圧ドレンタンク及びその周辺機器の構成説明図である。
第12の実施の形態では、図13に示すように低圧給水加熱器214より低圧ドレンタンク213に原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを含む凝縮水を導入する配管1を水平状態にして低圧ドレンタンク213の壁面を貫通させて配設し、そのタンク内に位置する配管1の周面に複数の流出孔4を周方向及び軸方向にそれぞれ設け、また低圧ドレンタンク213内の底部に配管1の各流出孔4から噴出した液滴3が液面に達する前に受ける板面に多数の孔を有する受板48を設けるようにしたものである。
このような構成の本実施の形態によれば、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを凝縮水と一緒に複数の流出孔4から液滴3として噴出し、飛散させることができる。
従って、従来のように凝縮水を一様に流下させる場合に比べて表面積が大きく、液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなるため、ドレンタンク216に非凝縮性ガスを大量に吸引することができる。また、液面224への液滴3群の突入によるエネルギーを多孔板48へ衝突させることにより分散させ、ガス225の巻き込み量を低減できる。
よって、本実施形態によれば非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されることとに加えて、給水へ流れる凝縮水液面でのガス巻き込みを低減できるため、これら両者の方法によって給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
図14は本発明の第13の実施の形態における低圧ドレンタンク及びその周辺機器の構成説明図である。
第13の実施の形態では、図14に示すように低圧給水加熱器214より低圧ドレンタンク213に原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを含む凝縮水を導入する配管として、低圧ドレンタンク213の下部壁面を水平状態に貫通させると共に低圧ドレンタンク内において垂直に立上がる垂直配管49を配設し、その液面より上方に位置する垂直配管49の周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存して周方向及び軸方向にそれぞれ設けるようにしたものである。
このような構成の本実施の形態によれば、配管上の設備の関係で低圧ドレンタンク213の液面の上方部の壁面を水平状態に貫通させることができないような場合でも、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを凝縮水と一緒に複数の流出孔4から液滴3として噴出し、飛散させることができる。
従って、従来のように凝縮水を一様に流下させる場合に比べて表面積が大きく、液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなるため、ドレンタンク216に非凝縮性ガスを大量に吸引することができる。
よって、非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第13の実施の形態において、低圧ドレンタンク213内に位置する垂直配管49の液面より上方の周面に設けられる複数の流出孔として、水平から角度αだけ上部に傾けた斜行流出孔を設けるようにしてもよい。
このような斜行流出孔とすれば、凝縮水が液滴となって上向きに噴出するので、拡散し易くなる。
図15は本発明の第14の実施の形態における低圧ドレンタンク内に挿入された垂直配管の一部を示す構成説明図である。
第14の実施の形態では、低圧ドレンタンク213内の液面224より上方の垂直配管49の周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存して周方向及び軸方向にそれぞれ設け、また配管内部に複数段のオリフィス55を各孔位置と重ならないように軸方向に適宜の間隔を存してそれぞれ設けるようにしたものである。
このような構成の本実施の形態によれば、垂直配管49内の上方部が複数段のフリフィス55により仕切られた各部屋で凝縮水の流入量が調整されるので、酸素等の非凝縮性ガスを凝縮水と一緒に複数の流出孔4から流速が制御された液滴3として噴出し、飛散させることができる。
従って、従来のように凝縮水を一様に流下させる場合に比べて表面積が大きく、液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなるため、ドレンタンク216に非凝縮性ガスを大量に吸引することができる。
よって、非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第14の実施の形態において、垂直配管49内に設けられた複数段のオリフィス55の各中心部に存する孔を通して各段に対応させてじゃま板を設けるようにしてもよい。
このような構成としても流出孔4から噴出する液滴3の流速が制御され、より顕著に作用効果を発揮させることができる。
上記第14の実施の形態においては、垂直配管49内にオリフィスを複数段にして設ける場合について述べたが、低圧ドレンタンク213内の垂直配管49内の上端に三角すい状ブロックをその先端を下向きにして取付け、三角すい状ブロックと垂直配管49の内周面との間に存する間隙が上端より下方に向かって連続的に広がるようにして各流出孔4から流出する凝縮水の吹出し圧力を調整するようにしてもよい。
上記と同様に垂直配管49の上端に取り連れられる三角すい状ブロックに代えて、垂直配管49の上端より下方に向かって段階的に大きさを小さくした段付きブロックを取付けるようにしてもよい。同様にオリフィスとブロックを組合せたじゃま板を設けるようにしてもよい。
図16は本発明の第15の実施の形態における低圧ドレンタンク内に挿入された垂直配管の一部を示す構成説明図である。
第15の実施の形態では、図16に示すように低圧ドレンタンク213内の液面224より上方の垂直配管49の周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存して周方向及び軸方向にそれぞれ設け、また垂直配管49の外周面に水平状態にして径の異なる複数の円板状のフイン61を各孔位置と重ならないように軸方向に適宜の間隔を存してそれぞれ取付けるようにしたものである。
この場合、各フイン61はその外周縁部を垂直に立上げて断面L型とし、その立上部に適宜の間隔を存して複数個の切欠部60が設けられている。また、フィン61の径は最上部から最下部に向って段階的に小さくなるようにしてある。
このような構成の本実施の形態によれば、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスが凝縮水と一緒に垂直配管49の複数の流出孔4から液滴3として噴出すると、この液滴3は各フィン61に溜まり、やがて切欠部60より溢れでるとき再度液滴3となって流下することにより飛散させることができる。特に、50%、75%の部分負荷運転の場合では流出孔4からの流速が遅いため、噴出しずらく隣接する流出孔からの液滴が合体して表面積が小さくなるが、フィン61の切欠部60から液滴として流下させることができる。
従って、従来のように凝縮水を一様に流下させる場合に比べて表面積が大きく、液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなるため、ドレンタンク216に非凝縮性ガスを大量に吸引することができる。特に低流量運転の時、フイン61を伝わって切欠部60から液滴3として飛散するため,その効果はより一層顕著になる。
よって、非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記実施の形態では垂直配管49の外周面にL形の立上部に切欠部60を有するフィン61を取付けたが、切欠部のないフィンを取付けるようにしても同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施の形態において、垂直配管49と円板状のフィン61との間に複数枚の案内羽根を放射状に配設すると共に、フィン61に周縁部にL形の立上部に複数の放射孔を適宜の間隔を存して設ける構成としてもよい。
このような構成とすれば、垂直配管49の各流出孔4から凝縮水が液滴となってフィン61に流出すると、この液滴は各案内羽根によって囲まれた空間部に溜まり、やがてL形の立上部に有する放射孔より再度液滴となって低圧ドレンタンク内に流下するので、前述同様の作用効果を得ることができる。
図17は本発明の第16の実施の形態における低圧ドレンタンク内に挿入された垂直配管の一部を示す構成説明図である。
第16の実施の形態では、図17に示すように低圧ドレンタンク213内の液面224より上方の垂直配管49の周面に複数の流出孔4を適宜の間隔を存して周方向及び軸方向にそれぞれ設け、また垂直配管49の外周面に各孔位置と重ならないように螺旋状フイン68を取付ける構成としたものである。
このような構成の本実施の形態によれば、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスが凝縮水と一緒に垂直配管49の複数の流出孔4から液滴3として噴出すると、この液滴3は螺旋状フィン68に沿って流下するが、その過程で再度液滴3となって落下することで低圧ドレンタンク216内に遠心力で飛散させることができる。
従って、従来のように凝縮水を一様に流下させる場合に比べて表面積が大きく、液滴表面からの非凝縮性ガスの溶出が多くなるため、ドレンタンク216に非凝縮性ガスを大量に吸引することができる。特に低流量運転の時、螺旋状フイン68を伝わって液滴3となって飛散するため,その効果はより一層顕著になる。
よって、本実施形態によれば、非凝縮性ガスを液滴3になった凝縮水の表面から大量にガス空間に抽出されるので、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記実施の形態では、垂直配管49の外周面に各孔位置と重ならないように螺旋状フイン68を取付けるようにしたが、この垂直配管を内管としその外側にアニュラス部を存して外管を設けた垂直二重管構造とし、これら内管及び外管の周囲に複数の流出孔を周方向及び軸方向に適宜の間隔を存してそれぞれ設けるようにしても前述と同様の作用効果を得ることができる。
図18は本発明の第17の実施の形態における復水器及びその近傍の概略構成を示す断面図で、図23と同一部分には同一符号を付して説明する。
図18に示すように復水器206は、内部に冷却水給水システム231から送られる海水が導かれる伝熱管232及びその下方に配設された板233を備え、図示しないタービンの出口蒸気が蒸気流入管を経て復水器206に導かれ、冷却水給水システム231から送られる海水を伝熱管232内を通して管群内外で熱交換をし、凝縮水として板233に流下した後、低圧復水ポンプ207に至るようになっている。
第17の実施の形態では、このような構成の復水器206において、複水溜まりの液面上部近傍に多孔板101を水平に設けるようにしたものである。この多孔板101は、複数の流出孔102が板面に適宜の間隔を存してそれぞれ設けたものである。
このような構成の第17の実施の形態によれば、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを含む複水が熱交換された凝縮水として板233より液面224へ突入するときのエネルギーを多孔板101へ衝突させて分散させた後、流出孔102より液滴103として落下させることにより、液面224からのガスの随伴量を低減できる。従って、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第17の実施の形態では、板233より多孔板101へ凝縮水を直接衝突させるようにしたが、板233と多孔板101との間にじゃま板を水平にして設け、非凝縮性ガスを含む復水が液面224へ突入するときのエネルギーをじゃま板104と水平多孔板101へ2段階衝突させて分散させるようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記第17の実施の形態において、多孔板を設けずに板233の下方に複数のしゃま板を水平にして階段状に配設し、凝縮水が上段から下段に順次流下させ、最下段のしゃま板より液滴として復水溜まりに落下させるようにしても前述同様の作用効果を得ることができる。
ここで、各じゃま板に複数の流下孔をそれぞれ設け、この流下孔からも液滴を落下させるようにしてもよい。
さらに、上記第17の実施の形態において、多孔板を設けずに板233の下方に板233から流下する凝縮水を溜める堰を水平に設け、この堰から徐々に凝縮水が溢れでるようにしてもよい。
また、上記第17の実施の形態において、多孔板を設けずに板233の下方に複数の山形状の板を水平状態に並設し、板233から流下する凝縮水を山形板114へ衝突させることにより酸素等の非凝縮性ガスを含む復水が液面224へ突入するときのエネルギーを分散させるようにしても、前述と同様の作用効果を得ることができる。
上記第17の実施の形態において、多孔板を設けずに板233の下方に底面に複数の流出孔を有し、且つ内部に金タワシを挿入した受皿を設け、この受皿に板233から流下する凝縮水を受皿へ衝突させた後、流出孔より凝縮水を液滴として落下させるようにしても前述と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、上記第17の実施の形態において、多孔板を設けずに板233の下方に突部流出孔付き多孔板を水平に設け、酸素等の非凝縮性ガスを含む復水が液面224へ突入するときのエネルギーを突部流出孔付き多孔板へ衝突させて分散させた後、突部流出孔より復水溜め部に落下させるようにしても前述同様の作用効果を得ることができる。
図19は本発明の第18の実施の形態における復水器及びその近傍の概略構成を示す断面図である。
第18の実施の形態では、図19に示すように復水器206内の複水溜まりの液面直下に多孔板128を水平に設けるようにしたものである。この多孔板128は、複数の流出孔102が板面に適宜の間隔を存してそれぞれ設けたものである。
このような構成の第18の実施の形態によれば、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを含む複水が熱交換された凝縮水として板233より液面224へ突入するときのエネルギーを多孔板128へ衝突させることにより、液面224からのガスの随伴量を低減できる。従って、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
上記第18の実施の形態において、さらに複水溜まりの液面上部近傍にも多孔板101を水平に設けることにより、酸素等の非凝縮性ガスを含む復水が液面224へ突入するときのエネルギーを液面上部近傍の多孔板と液面直下に設けた水平多孔板128へ衝突させて分散させることができ、前記実施の形態に比べてより顕著な作用効果を得ることができる。
上記第18の実施の形態では、復水器206内の複水溜まりの液面直下に多孔板128を水平に設けたが、これに代えて複水溜まりの液面近傍に複数のボール状のうき188を浮かせるようにしてもよい。
このような構成としても、酸素等の非凝縮性ガスを含む復水が液面へ突入するときのエネルギーを液面に浮かせた複数のボール状のうき188へ衝突させることにより分散させ、液面からのガスの随伴量を低減できる。
ここで、液面に浮くボール状のうき188と液面下に沈む大密度ボール状のうき189を滝流れの緩衝材として設けるようにしてもよい。さらに、これらのボール状のうきをそれぞれ鎖状のもので接続するようにしてもよい。
図20は本発明の第19の実施の形態における復水器及びその近傍の概略構成を示す断面図である。
第19の実施の形態では、図20に示すように復水器206内の復水の落下部に受け容器139を設け、その下部に有する下降管141からの滝流れを受ける多孔受け皿140を水平に設けるようにしたものである。
このような構成の第19の実施の形態によれば、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを含む復水が液面224へ突入するときのエネルギーを液面近傍に設けた受容器139で受け、その下部に有する下降管141からの滝流れを多孔受け皿140に衝突させて分散させることにより、液面からのガスの随伴量を低減できる。従って、給水中の溶存酸素等の非凝縮性ガスの含有濃度を低減できる。
ここで、上記実施の形態において、下降管の下方に設けられた多孔受け皿に半球状のブロックを設け、その球面に滝流れを衝突するようにしても前述同様の作用効果を得ることができる。
図21は本発明の第20の実施の形態における復水器内の受け容器の下部に有する下降管に接続されたドーナツ状の多孔管を示す斜視図である。
第20の実施の形態では、図21に示すように復水器内に設けられた図示しない受け容器に連通する下降管141の下部に対応させてこの下降管を中心に周面に多数の流出孔を有するドーナツ状の管151を水平状態に配設すると共に、このドーナツ状の管151と下降管141との間を複数本の連通管150により接続するようにしたものである。
このような構成としても、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを含む復水が液面へ突入するときのエネルギーを液面近傍に設けた下降管141から周方向に連通管150を通してドーナツ状の管151に流入した後、流出孔から液滴として噴出して分散させることができるので、前述同様に液面からのガスの随伴量を低減できる。
上記実施の形態において、受け容器の下部に有する下降管141にスリット流出孔を有する多孔板を水平に取付け、このスリット流出孔から多孔板に流れた後、液面に液滴として分散させるようにしても前述同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施の形態において、受け容器の下部に有する下降管141の下部にサポートを介して流線形状の案内羽根を備えた円板状の底板を取付けるようにしてもよい。
このような構成としても、原子炉圧力容器で発生した酸素等の非凝縮性ガスを含む復水が液面へ突入するときのエネルギーを液面近傍に設けた下降管から案内羽根を備えた底板に流入させて液面への流れを案内羽根による遠心力により液滴流れにして分散させることができるので、前述同様に液面からのガスの随伴量を低減できる。
本発明の第1の実施の形態における給水加熱系の循環ループの一部に設けられる低圧ドレンタンク及びその周辺部の概略構成を示す断面図。 同実施の形態における低圧ドレンタンク内に導入される配管の他の構成例の説明図。 本発明の第2の実施の形態における低圧ドレンタンク内に導入される配管の一部を示す断面図。 本発明の第3の実施の形態における低圧ドレンタンク内に導入される配管を示す正面図。 本発明の第4の実施の形態における低圧ドレンタンクに導入される配管の一部を示す構成図。 本発明の第5の実施の形態における低圧ドレンタンクに導入される配管の一部を示す構成図。 本発明の第6の実施の形態における低圧ドレンタンクに導入される配管の一部を示す断面図。 本発明の第7の実施の形態における低圧ドレンタンクに導入される配管の一部を示す構成説明図。 本発明の第8の実施の形態における低圧ドレンタンクに導入される配管の一部を示す構成説明図。 本発明の第9の実施の形態における低圧ドレンタンクに導入される配管の一部を示す構成説明図。 本発明の第10の実施の形態における低圧ドレンタンクと配管の端部との接続部を示す構成説明図。 本発明の第11の実施の形態における低圧ドレンタンクと配管の端部との接続部を示す構成説明図。 本発明の第12の実施の形態における低圧ドレンタンク及びその周辺機器の構成説明図。 本発明の第13の実施の形態における低圧ドレンタンク及びその周辺機器の構成説明図。 本発明の第14の実施の形態における低圧ドレンタンク内に挿入された垂直配管の一部を示す構成説明図。 本発明の第15の実施の形態における低圧ドレンタンク内に挿入された垂直配管の一部を示す構成説明図。 本発明の第16の実施の形態における低圧ドレンタンク内に挿入された垂直配管の一部を示す構成説明図。 本発明の第17の実施の形態における復水器及びその近傍の概略構成を示す断面図。 本発明の第18の実施の形態における復水器及びその近傍の概略構成を示す断面図。 本発明の第19の実施の形態における復水器及びその近傍の概略構成を示す断面図。 本発明の第20の実施の形態における復水器内の受け容器の下部に有する下降管に接続されたドーナツ状の多孔管を示す斜視図。 沸騰水型原子炉の給水加熱系の循環ループの概略構成を示す系統図。 同じく給水加熱系において、従来の低圧ドレンタンク及びその周辺機器の構成の概要並びに加熱蒸気水の凝縮水の流れを示す図。 同じく給水加熱系において、従来の復水器の概略を示す構成説明図。
符号の説明
1……配管、2……端栓、3……液滴、4……流出孔、12……先端絞り付き流出孔、13……中間絞り付き流出孔、14……上流絞り付き流出孔、17……旋回噴射ノズル、19……球状の管、22……枝状の管、26……じゃま板、28……L型フイン、29……切り欠きフイン、30……切欠部、34……回転散水多孔羽根、35……外管、36……流出孔、38……箱形多孔板、44……内側箱型多孔板、45……外側箱型多孔板、48……多孔板、49……垂直管、55……オリフイス、60……切欠部、61……切り欠き付きフイン、68……螺旋状フイン、101……多孔板、102……流出孔、103……液滴、128……多孔板、139……受け容器、140……多孔受け皿、141……下降管、150……連通管、151……ドーナツ状の管、201……原子炉圧力容器、202……炉心、203……ポンプ、204……主蒸気配管、205……タービン、206……復水器、207……低圧復水器ポンプ、208……空気抽出器、209……オフガス処理系、210……排気筒、211……高圧復水ポンプ、212……低圧ドレンポンプ、213……低圧ドレンタンク、214、215……低圧給水加熱器、216……オフガス抽出器、217……高圧給水加熱器、218……給水管、219……気水分離器、220……蒸気乾燥器、221……給水ポンプ、222……衝突板、223……ドーナツ板、224……液面、225……ガス、230……蒸気流入管、231……冷却水供給システム、233……板

Claims (3)

  1. 原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、この蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮水を復水ポンプにより加熱器および脱水器を介して給水系統に送り、原子炉圧力容器に原子炉給水として還流させる沸騰水型原子炉において、
    前記復水器は内部に冷却水システムから送られる冷水が導かれる伝熱管及びその下方に配設された板を備え、
    且つ復水溜まりの液面上部近傍又は復水溜まりの液面真下に前記伝熱管により熱交換されて前記板から流下する凝縮水を受ける板面に複数の孔を有する多孔板を水平に設けたことを特徴とする沸騰水型原子炉。
  2. 原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、この蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮水を復水ポンプにより加熱器および脱水器を介して給水系統に送り、原子炉圧力容器に原子炉給水として還流させる沸騰水型原子炉において、
    前記復水器は内部に冷却水システムから送られる冷水が導かれる伝熱管及びその下方に配設された板を備え、
    且つ前記板より流下する復水の落下部に受け容器を設け、その下部に有する下降管からの滝流れを受ける多孔受け皿を設けるようにしたことを特徴とする沸騰水型原子炉。
  3. 原子炉圧力容器で発生した蒸気を主蒸気系配管を介して蒸気タービンに送給し、この蒸気タービンを駆動させた蒸気を復水器で凝縮させた後、この凝縮水を復水ポンプにより加熱器および脱水器を介して給水系統に送り、原子炉圧力容器に原子炉給水として還流させる沸騰水型原子炉において、
    前記復水器は内部に冷却水システムから送られる冷水が導かれる伝熱管及びその下方に配設された板を備え、
    且つ前記板より流下する復水の落下部に受け容器を設け、その下部に有する下降管の下部に対応させてこの下降管を中心に周面に多数の流出孔を有するドーナツ状の管を水平に配設すると共に、このドーナツ状の管と下降管との間を複数本の連通管により接続するようにしたことを特徴とする沸騰水型原子炉。
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