JP2008137793A - シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】斜行補正ローラの回転ムラの位相差がある場合でも、正確に斜行を補正することができるシート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置を提供する。
【解決手段】シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の斜行補正ローラ222a,222bを、それぞれ斜行量検知手段201a,201bにより検知された斜行量に基づいて独立して駆動し、シートを搬送しながら旋回させることにより、シートの斜行を補正する。そして、複数の斜行補正ローラ222a,222bにより斜行補正されたシートを搬送するシート搬送ローラ224を、斜行量検知手段201a,201bのシート搬送方向下流側の斜行補正ローラ222a,222bの外周長の整数倍だけ離れた位置に配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置に関し、特に画像形成部又は画像読取部に搬送される記録紙や原稿等のシートの斜行を補正するための構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置や画像読取装置においては、画像形成部や画像読取部に記録紙や原稿等のシートを搬送するシート搬送装置を備えている。そして、このシート搬送装置には、画像形成部や画像読取部に搬送するまでにシートの姿勢及び位置を合わせるために、シートの斜行を補正するための斜行補正手段を備えたものがある。
ここで、このような斜行補正手段の補正方式としては、レジストローラ対を用いたループレジストレーション方式がある。この方式では、例えば画像形成装置の場合、停止しているレジストローラ対のニップにシート先端を突き当ててシートに撓みを作り、この後、シートの弾性によってシート先端をローラニップに沿わせて斜行補正を行うようにしている。なお、画像形成装置の場合、このように斜行補正を行った後、所定のタイミングでレジストローラ対を回転させ、シートの先端と画像の先端とを合わせるようにしている。
ところで、近年、画像形成装置及び画像読取装置においては、デジタル化が進んでいる。そして、このようなデジタルに伴い、例えば画像形成装置においては、シートとシートの間隔(以下、紙間という)を詰めることにより、短時間の中で多くのシートを処理することを可能としている。これにより、画像形成のプロセス速度を上げることなく、実質的な画像形成速度の向上を図ることができる。
例えば、従来のアナログ式の複写機においては、連続して複写を行う場合、原稿を露光するための光学装置が複写枚数分往復移動しなければならないため、原稿の情報を複写する紙間は必然的に決まっていた。
一方、デジタル式の複写機では、原稿の読み取り及びその画像形成がデジタル化されることによって、原稿を1度読み取った後、その画像情報は電気的に符号化されてメモリに蓄えられるようになっている。そして、画像形成時にはメモリ内の画像情報を読み出してレーザ光、LEDアレイ等の露光装置によって画像形成部の感光体上に画像情報に対応する画像を形成するようにしている。この結果、複数枚の複写においても光学装置等のメカニカルな動きが不要となる。このため、既述したシートのレジストレーションのための時間が紙間を決定する1つの大きな要因となる。
しかし、既述したループレジストレーション方式では、シートに撓みを作り、シートの弾性によってシートの斜行を補正する構成であるため、即ちシートを一旦停止させて斜行補正するため、レジストレーションに要する時間が長くなる。
そこで、レジストレーションに要する時間を縮めるために提案された補正方式として、シートを停止させないでシートの斜行補正をする所謂アクティブレジスト方式がある。このアクティブレジスト方式は、シート搬送路にシート搬送方向に直交する同軸線上に2個のセンサと、2個の独立して駆動される斜行補正ローラとをそれぞれ配置している。
この方式では、まずシートの先端が2個のセンサを横切るタイミングに基づきシート先端の傾きを検出する。そして、この後、シート先端の傾きに応じて、それぞれ独立して駆動される斜行補正ローラのシート搬送速度を制御することにより、シートを旋回させて斜行を補正するようにしている。
そして、この方式によれば、シートを一旦停止させることなく搬送しながら斜行補正を行うことができるため、紙間を他の方式に比べて小さくすることができる(例えば、特許文献1参照)。
図8は、このようなアクティブレジスト方式によりシートの斜行を補正する斜行補正部の構成を示すものである。この斜行補正部では、シート搬送路のシート搬送方向と直交する幅方向に2個の光学式センサ301a,301bを、所定間隔を有して配置している。また、幅方向にかつ同軸上に所定間隔を有して配置され、それぞれ独立した駆動部321a,321bにより駆動される斜行補正ローラ322a,322bを備えている。
そして、シートSの先端がそれぞれの光学式センサ301a,301bを横切ったことを示す信号に基づいて検知したシート先端の傾きに応じて斜行補正ローラ322a,322bのシート搬送速度を制御する。これにより、シートSを旋回させて斜行を補正することができる。なお、このように斜行補正ローラ322a,322bにより斜行が補正された後、シートSは、斜行補正ローラ322a,322bの下流に設けられた搬送ローラ324により画像形成部、又は画像読取部に搬送される。
この方式によれば、シートを一旦停止させることなく搬送しながら斜行補正を行うことができるため、シート間隔(紙間)を他の方式に比べて狭くすることができ、シートの搬送効率を高めることができる。これにより、画像形成装置における画像形成のプロセス速度を上げることなく実質的な画像形成速度の向上を図ることができる。あるいは、画像読取装置における実質的な画像読取速度の向上を図ることができる。
特開平4−277151号公報
ところで、このような構成の斜行補正部を備えた従来のシート搬送装置において、斜行補正ローラ322a,322bが、それぞれの偏心や外周形状により、回転ムラ(シートの搬送速度変動)が生じる場合がある。
このように斜行補正ローラ322a,322bに回転ムラが生じた場合、ローラの間での位相差によってシートは変動しながら搬送される。この斜行補正ローラ322a,322bの位相差分による変動は制御することが出来ないため、シートSが斜行を補正されながら搬送ローラ324に到達した時、その位相差分の斜行量が残ってしまう。
図9は、2つの斜行補正ローラ322a,322bの回転ムラの状態を示す図である。なお、図9においては、横軸は時間T、縦軸は搬送速度Vを示しており、2つの斜行補正ローラ322a,322bの回転ムラが逆位相となっている状態を示している。
図9のように、回転ムラが逆位相となったとき、斜行補正ローラ322a,322bの半周期のところでシートが搬送ローラ324に受け渡された場合、シートはシート先端の手前及び奥で(イ)に示す範囲の搬送量差が生じた状態で搬送される。そして、このようにシート先端の手前及び奥でシートの搬送量の差が生じた場合、シートは斜行が十分に補正されない状態で画像形成部又は画像読取部に搬送されることになる。
つまり、斜行補正ローラ322a,322bは回転ムラがないことを前提に斜行補正時の回転速度が設定されるが、各ローラの回転ムラの位相差が生じていると、位相差によりシートの搬送量に差が生じてしまい斜行が十分に補正されない。この結果、画像形成装置ではシートの所望位置に画像が形成されなくなり、画像品位が低下する。また、画像読み取り装置では、正確な画像の読み取りが行われなくなる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、斜行補正ローラの回転ムラの位相差がある場合でも、正確に斜行を補正することができるシート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置において、シートの斜行量を検知する斜行量検知手段と、シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられ、それぞれ前記斜行量検知手段により検知された斜行量に基づいて独立して駆動され、シートを搬送しながら旋回させることによりシートの斜行を補正する複数の斜行補正ローラと、前記複数の斜行補正ローラのシート搬送方向下流に設けられ、斜行補正されたシートを搬送する搬送ローラと、を備え、前記搬送ローラを、前記斜行量検知手段のシート搬送方向下流の前記斜行補正ローラの外周長の整数倍だけ離れた位置に配置することを特徴とするものである。
本発明のように、斜行補正されたシートを搬送する搬送ローラを、斜行量検知手段から斜行補正ローラの外周長の整数倍だけ離れた位置に配置することにより、斜行補正ローラの回転ムラの位相差がある場合でも、正確に斜行を補正することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー複写機の概略構成を示す図である。
図1において、100はカラー複写機、100Aはカラー複写機本体(以下、装置本体という)である。この装置本体100Aの上部には自動原稿給送装置130により原稿載置台としてのプラテンガラス110に載置された原稿Dを読み取る画像読取部Rが設けられている。そして、この画像読取部Rには、光源111、ミラー系112、レンズ系113及びCCDユニット114が設けられている。
また、画像読取部Rの下方には画像形成部100I、画像形成部100IにシートSを給送する給紙部100Vが設けられている。画像形成部100Iには、感光ドラム101、1次帯電器102、トナーカートリッジと一体となった複数の現像器11(11Y,11M,11C,11K)を内蔵したロータリ現像器104、現像後の画質を調整するポスト帯電器117が配設されている。
さらに、画像形成部100Iには、4色のトナー像を重ねて転写作像した後、シートSへ多色画像を転写する無端状の転写ベルト105、転写ベルト105からシートSへトナー像を転写する二次転写ローラ107が設けられている。転写ベルト105を介して感光ドラム101と対向する位置には、感光ドラム101上から転写ベルト105へとトナー像を転写するための一次転写手段たる一次転写ローラ106が配置され、一次転写部N1を形成している。
ロータリ現像器104は、回転可能な現像器支持体であるロータリ104aに、ブラック用現像器11K、イエロー用現像器11Y、マゼンタ用現像器11M、シアン用現像器11Cの、4色の現像色用の現像器を有している。ロータリ現像器104は、円筒状の回動軸(円筒軸)104bの周りを図中矢印aの反時計方向に回転し、必要時に所望の色用の現像器11(11Y,11M,11C,11K)を感光ドラム101と対向する現像位置へと移動させる。
給紙部100Vは、記録用紙、OHPシートなどのシートSを収容して装置本体100Aに着脱自在なカセット115及び手差しカセット116が設けられており、カセット115及び手差しカセット116から画像形成部100Iに向けてシートSが供給される。
なお、画像形成部100Iの上流側には、給紙部100Vから給送されたシートSを画像形成部100Iに搬送するシート搬送装置100Hが設けられている。そして、このシート搬送装置100Hには、シートSの姿勢位置精度を高め、転写ベルト上のトナー像に合わせてシートSをタイミングよく送り出す斜行補正部122が設けられている。
また、画像形成部100Iの下流側には、トナー像が転写されたシートSを搬送する転写搬送装置123、シート上の未定着画像を定着する定着部109、画像が定着されたシートSを装置本体外に排出する排出ローラ対124等が配設されている。
なお、図1において、140は、装置本体100Aの画像形成動作全般を制御する制御装置である。また、108は、感光ドラム上の残トナーをクリーニングするドラムクリーナ、118は転写ベルト上の残トナーをクリーニングするベルトクリーナである。
次に、このような構成のカラー複写機100の動作について説明する。
装置本体100Aに設けられている制御装置140から給紙信号が出力されると、例えば自動原稿給送装置130によりプラテンガラス110に載置された原稿Dに、光源111から光が当てられ、反射する。そして、原稿Dから反射した光は、ミラー系112、レンズ系113を介して一旦CCDユニット114により読み取られて電気信号に変換される。この後、レーザスキャナユニット103から、この電気信号に対応したレーザ光、或は不図示の画像メモリからのデータに対応したレーザ光が、図中矢印に示す反時計方向に回転する感光ドラム101上に照射される。
なお、このとき感光ドラム101は、予め一次帯電器102により帯電されており、光が照射されることによって静電潜像が形成され、次いでロータリ現像器104内に配された複数の現像器11により、選択された色のトナー像が形成される。この後、感光ドラム上に形成されたトナー像はポスト帯電器117によって電位が調整され、やがて一次転写部N1にて、一次転写ローラ106に印加される一次転写バイアス電圧の作用で転写ベルト105上に転写される。
ここで、カラーモードの場合には、トナー像が転写された転写ベルト105は次のトナー像が形成転写されるよう更に回転する。なお、この間、ロータリ現像器104は次の指定カラーの現像器を感光ドラム101に対向するよう矢印aに示す反時計回りの方向に回転し、次の静電潜像を現像する準備をする。こうして、フルカラーモードでは所定画像数のトナー像が転写され終わるまで、静電潜像形成・現像・転写を繰り返す。
一方、制御装置140から給紙信号が出力されると、カセット115若しくは手差しカセット116からピックアップローラ119、搬送ローラ120、シート搬送通路121を介してシートSが供給される。この後、給紙部100Vから給送されたシートSは斜行補正部122で斜行が補正され、さらにタイミングが合わされてトナー像を担持した像担持体である転写ベルト105と二次転写ローラ107とにより構成される二次転写部N2に送られる。
次に、このように二次転写部N2に送られたシートSは、二次転写ローラ107によりトナー像が転写された後、転写搬送装置123により定着部109に搬送される。この後、定着部109により加熱及び加圧されることにより、シートSに未定着転写画像が永久定着される。
そして、このように画像が定着されたシートSは排出ローラ124により装置本体100Aから排出される。このようにして、給紙部100Vから給送されたシートSは画像が形成されて排出される。又、トナー像を転写した後に感光ドラム101に残留する転写残トナーなどは、ドラムクリーナ108で除去・清掃され、転写ベルト105に残留する転写残トナーなどは、ベルトクリーナ118により除去・清掃される。これにより、感光ドラム101及び転写ベルト105は繰り返し画像形成に供される。
なお、本カラー複写機100は両面画像形成機能を有しており、両面画像形成モードが選択されると、既述した定着部109を通過したシートSは、反転搬送パス141を通過した後、斜行補正部122を経て画像形成部100Iに向けて再送される。そして、このように画像形成部100Iに再搬送されたシートSは、既述した作像プロセスによりトナー像がシートSの第2面へと作像される。
図2は、斜行補正部122の斜視図である。斜行補正部122は、シート搬送通路121に、幅方向に所定の間隔を設けて配置され、シート先端の斜行(量)を検知するようシートの先端を検知する光学式の第1及び第2先端検知センサ201a,201bを備えている。また、シート搬送通路121の幅方向に同軸上に配置され、駆動源としてのパルスモータ221a,221bによりそれぞれ独立して駆動される斜行補正ローラ222a,222bを備えている。
なお、223a、223bは斜行補正ローラ222a,222bに圧接して回転する従動コロであり、シートSは斜行補正ローラ222a,222bと従動コロ223a,223bとにより挟持されながら搬送されるようになっている。
図3はこのような構成の斜行補正部122の制御ブロック図であり、図3に示すように制御装置140は、第1及び第2先端検知センサ201a,201bから出力される検知信号に基づいてシートSの斜行量を検知する斜行量検知手段200を備えている。なお、図3に示す斜行補正手段220は、斜行補正ローラ222a,222bと従動ローラ223a,223bにより構成されるものである。
また、制御装置140は、斜行量検知手段200からの信号に基づいてシートの斜行量を算出すると共に、算出された斜行量に基づいてパルスモータ221a,221b及び2つの斜行補正手段220に対する制御量を決定する演算部210を備えている。なお、図3において、211は演算部210に設けられ、斜行量検知手段200からの信号に基づいてシートの斜行量を算出する斜行量算出部である。212は演算部210に設けられ、斜行量算出部211により算出されたシートの斜行量に基づいてパルスモータ221a,221b等に対する回転速度の制御量を決定する制御量決定部である。
次に、このように構成された斜行補正部122の斜行補正動作について説明する。
シート先端がそれぞれの第1及び第2先端検知センサ201a,201bを横切ると、第1及び第2先端検知センサ201a,201bはシートSが横切ったことを示す信号を制御装置140の斜行量検知手段200に出力する。
ここで、シートが斜行している場合、シート先端が後述する図4に示す第1及び第2先端検知センサ201a,201bの検知位置P1を異なるタイミングで横切るようになる。そして、このようにシート先端が検知位置P1を異なるタイミングで横切ると、斜行量検知手段200には第1及び第2先端検知センサ201a,201bから異なったタイミングで、シートの先端位置を検知したことを示す検知信号が入力される。
そして、このように異なったタイミングで検知信号が入力されると、斜行量検知手段200は、この瞬間の斜行量検知信号を制御装置140の演算部210に入力し、演算部210(の斜行量算出部211)は、この斜行検知信号に基づいて斜行量を算出する。さらに、演算部210(の制御量決定部212)は、算出された斜行量に基づき、斜行補正手段220に対する回転速度の制御量を決定する。
また、演算部210は、決定された制御量に基づいてパルスモータ221a,221bの回転速度を制御し、斜行補正手段220を構成する手前の斜行補正ローラ222aと奥の斜行補正ローラ222bに周速差(回転速度さ)を付ける。そして、このような斜行補正ローラ222a,222bの各々の回転速度差により、シートSの搬送量が手前側と奥側で変化し、この結果、シートSは旋回しながら搬送されて斜行が補正される。
なお、この周速差は、常に一定の値になるように制御しても良いし、斜行量に応じた周速差を持たせるように制御しても良い。また進んでいる側を遅らせる制御、遅れている側を進める制御、もしくは、両方の制御を行っても斜行補正は可能である。
また、本実施の形態において、斜行量検知手段200にシートSが横切ったことを示す信号を出力するセンサとして光学式のセンサを例にあげているが、例えば、CCDやCIS(コンタクト・イメージ・センサ)等のセンサを用いても良い。
ところで、このような斜行補正が行われた後、シートSは、図4に示すように、斜行補正ローラ222a,222bの下流に位置し、斜行補正されたシートSを画像形成部100Iに搬送する搬送ローラ224に送られる。
ここで、本実施の形態において、搬送ローラ224は、図4に示すように、第1及び第2先端検知センサ201a,201bの検知位置P1から斜行補正ローラ222a,222bの外周長の整数倍だけ、シート搬送方向下流側の離れた位置に配置されている。
つまり、検知位置P1と搬送ローラ224との距離Xは、斜行補正ローラ222a,222bの半径をrとすると、
X=k×2πr(k:正の整数)
で表される。
一方、斜行補正ローラ222a,222bは各々独立しているため、それぞれの偏心、外周形状により、それぞれ異なる回転ムラが生じる場合がある。
図5は、2つの斜行補正ローラ222a,222bの回転ムラの状態を示す図である。この図5において、実線が一方の斜行補正ローラ222b、点線が他方の斜行補正ローラ222aの波形であり、2つの斜行補正ローラ222a,222bの回転ムラが完全に逆位相となったときの状態を示している。
また、図5において、横軸は時間T、縦軸は搬送速度Vを示している。つまり、図5は、搬送速度と搬送時間の積分値、つまり波形より下の面積は搬送距離を示している。
図5において、(ロ)で示す範囲は一方の斜行補正ローラ222bが他方の斜行補正ローラ222aよりも多く進んだ距離、(ハ)で示す範囲は他方の斜行補正ローラ222aが一方の斜行補正ローラ222bよりも多く進んだ距離を示している。
従って、斜行補正ローラ222a,222bが半周期回転したところでは検知位置P1の信号により算出された制御量とは無関係に、(ロ)に示す範囲の距離だけシート先端の、一方の斜行補正ローラ222b側が先行し、シートSが斜行した状態となっている。
また、斜行補正ローラ222a,222bが更に半周期回転して一回転すると、シート先端の、他方の斜行補正ローラ222a側が(ハ)に示す範囲の距離だけ先行する。よって斜行補正ローラ222a,222bが一回転した時点での回転ムラによるシートSの手前及び奥の搬送量差は、(ロ)に示す範囲と(ハ)に示す範囲との差分のみとなる。
ここで、本実施の形態においては、既述したように搬送ローラ224を第1及び第2先端検知センサ201a,201bの検知位置P1から斜行補正ローラ222a,222bの外周長の整数倍だけ離れた位置に配置している。
これにより、シートSを斜行補正ローラ222a,222bに関連する回転ムラの影響が最も少ない状態で搬送ローラ224へ搬送することが出来る。
このように、斜行補正ローラ222a,222bの回転ムラの影響が最も少なくしたため、斜行補正ローラ222a,222bの回転ムラの位相差がある場合でも、斜行補正を精度高く行うことができ、正確に斜行を補正することができる。この結果、シートSの所望位置に画像を形成することができ、画像品位の低下を防ぐことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は、本実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた斜行補正部の構成を示す斜視図である。なお、図6において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図6において、227a、227bは駆動手段であるパルスモータ221a,221bにより回転する回転体である駆動歯車、226a、226bは斜行補正ローラ222a,222bと一体に回転する回転体であるローラ歯車である。225a、225bは駆動歯車227a、227bとローラ歯車226a,226bとを連結する内周面に不図示の歯が形成されている回転体である駆動ベルトである。
これら駆動歯車227a,227b、駆動ベルト225a,225b及びローラ歯車226a,226bによりパルスモータ221a,221bからの駆動を斜行補正ローラ222a,222bに伝達する駆動伝達手段228a,228bが構成される。そして、この駆動伝達手段228a,228bにより、パルスモータ221a,221bの駆動は、ダイレクトではなく、駆動伝達手段228a,228bを介して斜行補正ローラ222a,222bに伝達される。
ここで、本実施の形態のように、斜行補正ローラ222a,222bがダイレクト駆動ではない場合、少なくとも駆動ベルト225a,225b、ローラ歯車226a,226bの歯数を最小公倍数とするようにしている。例えば、ローラ歯車226a,226bの歯数24であれば、駆動ベルト225a,225bの歯数を48にする。
そして、このように歯数を設定した場合、駆動ベルト225a,225bが1回転すると、ローラ歯車226a,226bが2回転する。さらに、このようにローラ歯車226a,226bが2回転すると、斜行補正ローラ222a,222bが2回転、即ち整数回転する。
そこで、本実施の形態においては、斜行補正ローラ222a,222bが整数回転したときシートの先端が搬送ローラ224に達するよう検知位置P1と搬送ローラ224との距離4を設定している。つまり、検知位置P1と搬送ローラ224との距離Xは、
X=2×2πr
となる。
そして、このように設定することにより、斜行補正ローラ222a,222bが2回転すると、駆動伝達手段228a,228bを構成する駆動ベルト225a,225b、ローラ歯車226a,226b等の回転体が同じ位置関係に戻る。
このように、本実施の形態において、斜行補正されたシートが搬送ローラ224に達したとき、駆動伝達手段228a,228bを構成する各回転体がシートの斜行補正を開始した位置に戻るように設定している。
そして、このように設定することにより、ダイレクト駆動と同様に、斜行補正ローラ222a,222bの回転ムラの影響が最も少ない状態でシートSを搬送ローラ224へ搬送することが出来る。更に、図4に示す下流の搬送ローラ224を転写ポイント、即ち二次転写ローラ107とすることで、転写ベルト105に担持されたトナー像とシート先端の高精度な位置合わせが可能となる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図7は、本実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像読取装置の概略構成を示す図である。
図7において、Aはシート搬送装置である自動原稿送り装置であり、この自動原稿送り装置Aは画像読取手段となる画像読み取り光学系Bの上部に装着されている。そして、この自動原稿送り装置Aにより、原稿トレイ41上に積載された原稿Dはピックアップローラ42により繰り出され、分離ローラ対43により1枚ずつ分離給送された後、搬送ローラ対44により画像読取部45に搬送される。
なお、画像読取部45の原稿搬送方向前後には、既述した斜行補正ローラ222a,222bと略同様に構成された斜行補正ローラ対46,47が夫々配置されている。そして、この斜行補正ローラ対46,47により、画像読取部45の上流又は下流から搬送される原稿Dの斜行を搬送しつつ補正し、この際、画像読み取り光学系Bにより、原稿D上に記録された画像が流し読みにて読み取られる。
原稿Dの片面の原稿画像を読み取る場合には、まず原稿Dを、画像面を上向きにして原稿トレイ41上にセットし、原稿Dをピックアップローラ42により繰り出した後、分離ローラ対43により1枚ずつ分離給送する。次に、原稿Dを搬送ローラ対44により搬送して反転させた後、フラッパ57により導いて斜行補正ローラ対46に到達させ、斜行補正ローラ対46により斜行を補正しつつ搬送ローラ対46aにより画像読取部45に搬送する。
そして、この画像読取部45において画像読み取り光学系Bにより原稿画像を読み取った後、原稿Dを搬送ローラ対47a、斜行補正ローラ対47、搬送ローラ対48により搬送する。この後、原稿Dをフラッパ49により矢線b方向に導き、排出ローラ対50により排出トレイ51上に原稿面が下向きの状態で排出する。
また、原稿Dの両面の原稿画像を読み取る場合には、前述と同様に原稿Dを搬送して画像読取部45において第1面の原稿画像を読み取る。この後、搬送ローラ対47a、斜行補正ローラ対47、搬送ローラ対48により搬送された原稿Dをフラッパ49により矢線c方向に導き、Uターンパス内で反転させた後、搬送ローラ対52により斜行補正ローラ対47に搬送する。
次に、原稿Dを斜行補正ローラ対47により斜行を補正しつつ搬送ローラ47aにより画像読取部45に搬送し、画像読み取り光学系Bにより第2面の原稿画像を読み取る。この後、原稿Dを搬送ローラ対46a、斜行補正ローラ対46により搬送し、フラッパ57により矢線d方向に導いて搬送ローラ対53に搬送し、更に矢線b方向に導いて排出ローラ対50により排出トレイ51上に第2面が上向きの状態で排出する。
また、原稿Dが自動原稿送り装置Aにより搬送するのが困難な厚い原稿や極端に薄い原稿等の場合、原稿画像を読み取る場合には、手差しトレイ54上に原稿面を下向きにして原稿Dをセットする。次に、原稿Dを給送ローラ対55及び搬送ローラ対56により矢線e方向に搬送して搬送ローラ対52により斜行補正ローラ対47に搬送し、この斜行補正ローラ対47より斜行を補正しつつ搬送する。
この後、原稿Dを搬送ローラ対47aにより画像読取部45に搬送し、画像読み取り光学系Bにより原稿画像を読み取った後、搬送ローラ対46a、斜行補正ローラ対46によりフラッパ57に導いた後、矢線f方向に搬送する。この後、排出ローラ対58により排出トレイ59上に原稿面が下向きの状態で排出される。
ここで、本実施の形態においても、搬送ローラ対46a,47aを、斜行補正ローラ対46,47と搬送ローラ対46a,47aの間に配置された不図示のセンサの検知位置との距離が、斜行補正ローラ対46、47の外周長の整数倍だけ離れた位置に配置する。これにより、斜行補正ローラ46,47の回転ムラの影響が最も少ない状態でシートSを搬送ローラ対46a,47aへ搬送することが出来る。
また、斜行補正ローラ46,47の駆動源がダイレクト駆動ではない場合は、シートが搬送ローラ対46a,47aに達したとき、駆動伝達手段を構成する各回転体がシートの斜行補正を開始した位置に戻るように設定する。これにより、ダイレクト駆動と同様に、斜行補正ローラ46,47の回転ムラの影響が最も少ない状態でシートSを搬送ローラ46a,47aへ搬送することが出来る。
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラー複写機の構成を示す図。 上記シート搬送装置に設けられたシート斜行補正部の構成を説明する図。 上記シート斜行補正部の制御ブロック図。 上記シート斜行補正部に設けられた先端検知センサと、斜行補正ローラと、搬送ローラの位置を説明する図。 上記斜行補正ローラの回転ムラの状態を示す概念図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置に設けられたシート斜行補正部の構成を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像読取装置の概略構成を示す図。 従来の斜行補正部の構成を説明する図。 従来の斜行補正ローラの回転ムラの状態を示す概念図。
符号の説明
46,47 斜行補正ローラ対
46a,47a 搬送ローラ対
100 カラー複写機
100I 画像形成部
100H シート搬送装置
107 二次転写ローラ
121 シート搬送通路
122 斜行補正部
200 斜行量検知手段
201a,201b 第1及び第2先端検知センサ
221a,221b パルスモータ
222a,222b 斜行補正ローラ
224 搬送ローラ
225a,225b 駆動ベルト
226a,226b ローラ歯車
227a,227b 駆動歯車
228a,228b 駆動伝達手段
A 自動原稿送り装置
P1 第1及び第2先端検知センサの検知位置
S シート

Claims (7)

  1. シートを搬送するシート搬送装置において、
    シートの斜行量を検知する斜行量検知手段と、
    シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられ、それぞれ前記斜行量検知手段により検知された斜行量に基づいて独立して駆動され、シートを搬送しながら旋回させることによりシートの斜行を補正する複数の斜行補正ローラと、
    前記複数の斜行補正ローラのシート搬送方向下流に設けられ、斜行補正されたシートを搬送する搬送ローラと、を備え、
    前記搬送ローラを、前記斜行量検知手段のシート搬送方向下流の前記斜行補正ローラの外周長の整数倍だけ離れた位置に配置することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記斜行補正ローラを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段の駆動を前記斜行補正ローラに伝達する複数の回転体からなる駆動伝達手段と、を備え、
    前記駆動伝達手段の複数の回転体を、前記斜行補正されたシートが前記搬送ローラに達したとき、シートの斜行補正を開始した位置に戻るように設定したことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記複数の斜行補正ローラは、各々の回転速度差によりシートを搬送しながら旋回させてシートの斜行を補正することを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられ、それぞれシートの先端位置を検知し、検知信号を前記斜行量検知手段に出力する複数の先端検知センサを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. トナー像を担持する像担持体を備えた画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記シート搬送装置の前記複数の斜行補正ローラのシート搬送方向下流に設けられた搬送ローラは、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写するための転写ローラであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. シートの画像を読取る画像読取部と、前記画像読取部にシートを搬送する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
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JP2003146484A (ja) * 2001-11-08 2003-05-21 Canon Electronics Inc 用紙搬送装置

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