JP2008136929A - ノズル洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄水を供給する際に大きな動力を必要としないノズル洗浄装置の提供
【解決手段】油燃料によって燃焼を行うガスタービンの油燃料供給ノズル4の先端部から洗浄水を噴出するノズル洗浄装置1は、内部に高圧空気と洗浄水とを保持するアキュムレータ6と、アキュムレータ6から油燃料供給ノズル4に流出する洗浄水の流れを制御する洗浄水供給バルブ13aと、を備える。そして、洗浄水供給バルブ13aを開けることでアキュムレータ6に保持されている高圧空気によって洗浄水が押し出され、油燃料供給ノズル4が洗浄される。このように、洗浄水供給バルブ13aを開けるという動作のみでノズル洗浄装置1を動作させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】油燃料によって燃焼を行うガスタービンの油燃料供給ノズル4の先端部から洗浄水を噴出するノズル洗浄装置1は、内部に高圧空気と洗浄水とを保持するアキュムレータ6と、アキュムレータ6から油燃料供給ノズル4に流出する洗浄水の流れを制御する洗浄水供給バルブ13aと、を備える。そして、洗浄水供給バルブ13aを開けることでアキュムレータ6に保持されている高圧空気によって洗浄水が押し出され、油燃料供給ノズル4が洗浄される。このように、洗浄水供給バルブ13aを開けるという動作のみでノズル洗浄装置1を動作させることができる。
【選択図】図1
Description
油燃料を用いて燃焼を行うガスタービンの燃焼器に備えられた油燃料供給ノズルを洗浄するノズル洗浄装置に関する。
燃料を燃焼させることによって発生する燃焼ガスによってタービンを回転させるガスタービンは、燃料に天然ガスなどの気体燃料を用いるガス焚き方式と、重油などの油燃料を用いる油焚き方式とがあり、これらの両方の方式を備え状況に応じてガス焚きと油焚きとを切り替えるデュアル方式のものもある。これらの方式のうち油焚き方式やデュアル方式では、油燃料を用いて燃焼を行っている際にガスタービンを停止させる場合や、油焚きからガス焚きへと切り替える場合において、油燃料の供給を停止する必要がある。
油燃料の供給を停止すると、油燃料を燃焼器内に供給する油燃料供給ノズルの先端部には油が残留することになる。すると、油燃料供給ノズルの先端部は燃焼器の燃焼に伴い高温となるために、油燃料供給ノズルの先端部に残留した油が加熱されて炭化及び固形化する。そして、この固形物によって油燃料供給ノズルの先端部が詰まってしまうコーキングという現象が発生する。
このコーキングを防止するために、油燃料供給停止時に油燃料供給ノズルを高圧空気によってパージする方法が従来知られている。しかし、この方法は油焚きの停止をもって燃焼を停止する場合には適用できるが、デュアル方式において油燃料からガス燃料に切り替える場合に用いてしまうと、残留した油と空気とが燃焼器内に同時に噴射されるため燃焼器内で異常な燃焼が発生し、ガスタービンの動作が不安定となる要因になる。
そのため、油焚きからガス焚きに変更する場合において、油燃料供給ノズルから洗浄水を噴射させることで洗浄するものがあり、この従来のノズル洗浄装置のブロック図を図2に示す。
図2に示すように、油焚き方式を備えるガスタービンは、燃料を内部で燃焼させる燃焼器101と、燃焼器101のケーシングである車室102と、車室102から燃焼器101の内部に突出してその先端部から油燃料を供給する油燃料供給ノズル103と、油燃料供給ノズル103の先端部に油燃料供給ノズル103の内部から接続するとともに油燃料を供給する油燃料供給ライン104と、油燃料供給ライン104に備えられ供給される油燃料の流量を制御する油燃料供給バルブ104aと、を備える。なお、図2では車室102を模式的な断面図で示すことで、その内部に備えられた油燃料供給ノズル103を示している。
また、ガスタービンは、油燃料供給ノズル103の先端部から洗浄水を噴射させることで油燃料供給ノズル103の洗浄を行うノズル洗浄装置100を備え、ノズル洗浄装置100は、洗浄用の水を貯蔵する洗浄水タンク105と、洗浄水タンク105に洗浄水を補給する洗浄水補給ライン106と、洗浄水補給ライン106に設けられ洗浄水タンク105への洗浄水の補給を制御する止め弁106aと、油燃料供給ライン104の油燃料供給バルブ104aと油燃料供給ノズル103との間に接続するとともに油燃料供給ライン104に洗浄水を供給する洗浄水供給ライン107と、洗浄水供給ライン107に設けられるとともに洗浄水を輸送する洗浄水輸送用ポンプ107aと、洗浄水輸送用ポンプ107aによって輸送されてきた洗浄水を油燃料供給ノズル103から噴射するために洗浄水の圧力を上げる高圧水噴射ポンプ107bと、高圧となった洗浄水の流量を制御する洗浄水供給バルブ107cと、洗浄水供給ライン107の油燃料供給ライン104に接続する点と洗浄水供給バルブ107cとの間に設けられ洗浄水供給ライン107の洗浄水タンク105側に油燃料や洗浄水が流れ込むことを防ぐ逆止弁107dと、を備える。
さらに、油燃料の供給元に油燃料や洗浄水が流れ込むことを防ぐため、油燃料供給ライン104上の洗浄水供給ライン107が接続する点と油燃料供給バルブ104aとの間に逆止弁104bが設けられている。
このように構成することで、洗浄水タンク105に貯蔵された洗浄水が、洗浄水輸送用ポンプ107a及び高圧水噴射ポンプ107bによって油燃料供給ノズル103まで送られ、油燃料供給ノズル103の先端から残留した油とともに噴射される。このとき、残留した油は洗浄水と混合されて排出されるため燃焼しにくくなり、燃焼器101内で異常な燃焼が発生することを防ぐことができる。
しかし、このような洗浄水を油燃料供給ノズル103に供給する場合に、洗浄水を輸送及び高圧にするためのポンプ107b、107cを備えなければならず、ノズル洗浄装置100が大型化するとともに設置が困難となる問題が生じていた。
そこで、この問題を解決するために本願の出願人は、洗浄水を輸送及び高圧にするポンプを備える代わりに洗浄水タンクに高圧空気を加える構成として、高圧空気の圧力を利用して洗浄水を供給する洗浄装置を提案した(特許文献1参照)。
特開平11−324722号公報
しかしながら、図2で示した従来のノズル洗浄装置や特許文献1に記載のノズル洗浄装置では、油焚きを行っていた時に地震などの災害が発生した場合、油燃料の供給は即座に非常停止するが、油燃料供給ノズルに洗浄水を供給するためのポンプや洗浄水タンクに高圧空気を供給するためのコンプレッサなども動力源の停止に伴い停止してしまい、ポンプを動作させることや洗浄水タンクを十分加圧することができないためにノズル洗浄装置を動作させることができなくなり、その結果、油燃料供給ノズルの先端にコーキングが発生してしまうという問題があった。特に、発電プラントなどにガスタービンを利用していた場合では非常停止後の迅速な復旧が望まれるため、非常停止時においてコーキングの発生を防止することは重要な課題となる。
そこで、本発明はこの課題を解決するため、非常停止時においても洗浄水を供給することができるノズル洗浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ガスタービンの燃焼器に油燃料を供給する油燃料供給ラインに接続するとともに燃焼器内に突出した油燃料供給ノズルに対し、油燃料供給ノズルから洗浄水を噴射させることにより洗浄するノズル洗浄装置において、洗浄水と高圧空気とを保持するアキュムレータと、当該アキュムレータと油燃料供給ラインとを接続するとともに、内部を洗浄水が流れる洗浄水供給ラインと、当該洗浄水供給ラインに備えられ、アキュムレータから洗浄水供給ラインに流出する洗浄水の流れを制御する洗浄水制御バルブと、を備えることを特徴とする。
また、上記構成のノズル洗浄装置において、油燃料の供給が停止すると同時に洗浄水制御バルブに信号が発せられ、当該信号によって、洗浄水制御バルブが開くとともにアキュムレータから洗浄水供給ラインに洗浄水を流出させることとしても構わない。
また、上記構成のノズル洗浄装置において、洗浄水にマイクロバブルを混入させることとしても構わないし、油を除去する成分を含んだ薬剤を混入させることとしても構わない。このように構成することで、洗浄水の洗浄能力を向上させることができる。
また、上記構成のノズル洗浄装置において、高圧空気の圧力が、20barから24barの間としても構わない。なお、この高圧空気の圧力の値は、油燃料供給ノズルを高圧空気によってパージする場合に用いる圧力と略等しいものである。このような構成にすることによって、この高圧空気を生成するコンプレッサを本発明のノズル洗浄装置に用いることができる。したがって、既存の装置を利用することができるため、本発明のノズル洗浄装置を容易に設置することができる。
本発明の構成によれば、アキュムレータ内に高圧空気と洗浄水とを保持することができるため、予め高圧空気と洗浄水とをアキュムレータ内に補給しておくことができる。そのため、地震などの災害によって非常停止した場合においても、アキュムレータと油燃料供給ノズルとの間に設けられた洗浄水制御バルブを開けるだけで、アキュムレータ内に保持された高圧空気によって洗浄水が供給され、油燃料供給ノズルから洗浄水が噴射される。したがって、油燃料供給ノズルにコーキングが発生することを防ぐことが可能となりガスタービンを迅速に復旧させることができる。
以下、本発明の実施形態について図1を用いて説明する。
図1を用いて、本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置の構成について説明する。図1は本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置の構成について示したブロック図であり、従来例について示した図2に相当するものである。
図1に示すように、ガスタービンは、燃料を内部で燃焼させる燃焼器2と、燃焼器2のケーシングである車室3と、車室3から燃焼器2の内部に突出するとともに先端部から油燃料を供給する油燃料供給ノズル4と、油燃料供給ノズル4の先端部に油燃料供給ノズル4の内部から接続するとともに油燃料を供給する油燃料供給ライン5と、油燃料供給ライン5に備えられ油燃料の流量を制御する油燃料供給バルブ5aと、を備える。なお、図1では車室3を模式的な断面図で示すことで、その内部に備えられた油燃料供給ノズル4を示している。
また、本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置1は、内部に高圧空気及び洗浄水を保持することができるアキュムレータ6と、アキュムレータ6に高圧空気を補給する高圧空気補給ライン7と、高圧空気補給ライン7上に設けられアキュムレータ6から高圧空気の補給元へ高圧空気や洗浄水が流れ込むことを防ぐ逆止弁7aと、同じく高圧空気補給ライン7上のアキュムレータ6と逆止弁7aとの間に設けられ高圧空気の補給を制御する止め弁7bと、アキュムレータ6に洗浄水を補給する洗浄水補給ライン8と、洗浄水補給ライン8上に設けられアキュムレータ6から洗浄水の補給元へ洗浄水や高圧空気が流れ込むことを防ぐ逆止弁8aと、同じく洗浄水補給ライン8上のアキュムレータ6と逆止弁8aとの間に設けられ洗浄水の補給を制御する止め弁8bと、アキュムレータ6に接続しアキュムレータ6内の圧力を示す圧力計9と、アキュムレータ6内の圧力が所定の値より高くなった場合に内部の高圧空気を放出する安全弁10と、アキュムレータ6内の洗浄水の水面6aの位置を示す水面計11と、アキュムレータ6内の洗浄水を排水するドレン12と、ドレン12に設けられ洗浄水の排水を制御する止め弁12aと、を備える。なお、図1ではアキュムレータ6を模式的な断面図で示すことで、内部の水面6aを示している。
さらに、油燃料供給ライン5の油燃料供給バルブ5aと油燃料供給ノズル4との間に接続するとともに油燃料供給ライン5に洗浄水を供給する洗浄水供給ライン13と、洗浄水供給ライン13に設けられるとともに供給される洗浄水の流量を制御する洗浄水供給バルブ13aと、洗浄水供給ライン13の油燃料供給ライン5に接続する点と洗浄水供給バルブ13aとの間に設けられアキュムレータ6側に油燃料や洗浄水が流れ込むことを防ぐ逆止弁13bと、を備える。
また、本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置1を油燃料供給ライン5に接続する場合は、油燃料の供給元に油燃料や洗浄水が流れ込むことを防ぐため、油燃料供給ライン5上の洗浄水供給ライン13と接続する点と油燃料供給バルブ5aとの間に逆止弁5bを備える。
次に本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置の動作について、引き続き図1を用いて説明する。
まず、動作前の準備段階として、ノズル洗浄装置1のアキュムレータ6に高圧空気と洗浄水が補給される。最初に洗浄水の補給が行われ、このとき、洗浄水供給バルブ13aと、ドレンの止め弁12aと、高圧空気補給ライン7の止め弁7bと、が完全に閉められている。そして、洗浄水補給ライン8の止め弁8bが開けられるとともに洗浄水がアキュムレータ6内に補給される。補給される洗浄水の一部は水面計11にも流れ込み、水面6aの位置は水面計11の水面11aの位置によって計測される。そして、水面11が所定の位置となったことが確認されると同時に洗浄水補給ライン8の止め弁8bが閉められ洗浄水の補給が終了する。また、ドレン12の止め弁12aは、アキュムレータ6の保守点検を行う場合や洗浄水が補給され過ぎた場合などにおいてアキュムレータ6の排水を行う場合に開けられる。
次に、高圧空気補給ライン7の止め弁7bが開けられ高圧空気が補給される。高圧空気が補給されると、補給された空気の圧力が圧力計9に加えられ、アキュムレータ6内の圧力が計測される。そして、所定の圧力となったことが確認されると同時に高圧空気補給ライン7の止め弁7bが閉められ高圧空気の補給が終了する。
この洗浄水と高圧空気との補給動作は事前に行われるものであり、油燃料供給ノズル4に洗浄水を供給する指示があればいつでも供給することができるように準備されている。洗浄水と高圧空気とが補給されてから供給の指示が出されるまでの期間においては、洗浄水と高圧空気はアキュムレータ6内に保持され、内部の洗浄水や高圧空気の状態は圧力計9及び水面計11によって確認される。
そして、洗浄水を油燃料供給ノズル4に供給する指示が出た場合は、洗浄水供給バルブ13aが開くとともに、アキュムレータ6内に保持された高圧空気が洗浄水を押し出して、洗浄水供給ライン13、油燃料供給ライン5、油燃料供給ノズル4を洗浄水が順に流れる。そして、油燃料供給ノズル4から残留した油燃料とともに噴射される。
この時、時間にして数分程度洗浄水が噴射される。具体的には3、4分程度の時間であるが、その程度の時間で十分に洗浄効果を得ることができる。また、アキュムレータ6から洗浄水が供給されている間は、アキュムレータ6内に洗浄水及び高圧空気の補給がされないため、アキュムレータ6は少なくとも数分程度洗浄水を供給できる容量を備えている。
ノズル洗浄装置1をこのように構成することで、地震などによってほとんどの動力源が停止した場合においても、予備電源を用いる方法や直接的な方法により洗浄水供給バルブ13aを開くことさえできれば、洗浄水を油燃料供給ノズル4から噴射させることができる。そのため、動力源が停止してしまうような非常停止時においても、油燃料供給ノズル4に洗浄水を供給することができるためコーキングを防止することが可能となる。したがって、ガスタービンを迅速に復旧させることができる。
また、アキュムレータ6の容量は、数分程度洗浄水を供給できる容量で足りるため、ノズル洗浄装置1を小型化することができる。
なお、アキュムレータ6に補給及び保持される高圧空気は、油燃料供給ノズル4をパージするために備えられたコンプレッサが生成するものを利用することとしても構わない。この高圧空気の圧力は20〜24bar程度であるが、油燃料供給ノズル4の先端は狭くなっているため、この程度の圧力を洗浄水にかけるだけで十分洗浄を行うことができる。また、同様にアキュムレータ6に補給及び保持される洗浄水も、例えば、燃焼器2に圧縮した空気を供給する圧縮機を洗浄するために用いられるものなどを利用することとしても構わない。
このように構成することで、既存の装置を利用することができるため、別途コンプレッサや洗浄水の供給元を設ける必要がない。また、上述したようにアキュムレータ6の容量も小さいものでよいため、既存のガスタービンに容易に設置することができる。
また、洗浄水にマイクロバブルを混入させることとしても構わない。特に、アキュムレータ6内では高圧空気と洗浄水とが保持されているため洗浄水に過剰な空気が溶け込んでおり、洗浄水供給ライン13の内部にフィルタやスクリューなどのキャビティーを発生させるものを配置することによって、洗浄水にマイクロバブルを混入させることができる。また、洗浄水供給ライン13の外部からマイクロバブルを混入させる装置を接続しても構わない。
このように構成することで、マイクロバブルの油の吸着性を利用することができ、洗浄水の洗浄能力を高めることができる。また、マイクロバブルを混入させることにより脈動が生じやすくなり、この脈動によって油燃料供給ノズル4から噴射される洗浄水が広がりやすくなるため、油燃料供給ノズル4の噴射孔周辺の油燃料を除去することができる。
また、油を洗浄する成分を含んだ薬剤を予めアキュムレータ6に投入しておき、洗浄水の洗浄能力を高めることとしても構わないし、洗浄水供給ライン13の外部から薬剤を供給するラインを接続して洗浄水に薬剤を混入させる構成としても構わない。
また、これまで本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置1を非常停止時に用いるものとして説明したが、本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置1を非常停止時のみ使用することとしても構わないし、通常運転時と非常停止時の両方に使用することとしても構わない。
また、本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置1のみ設けることとしても構わないし、本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置1と他のノズル洗浄装置とを併設することとしても構わない。併設する他のノズル洗浄装置としては、図1に示したようなポンプを用いて洗浄水を供給するものや、特許文献1に示したような洗浄水タンクに高圧空気を供給することによって洗浄水を供給するもの、また、高圧空気を用いて油燃料供給ノズル4をパージするものなど、どのようなノズル洗浄装置でも構わない。
また、洗浄水制御バルブ13aは、油燃料の供給が停止したときに発せられる信号を検知して自動的に開くこととしても構わないし、直接的に操作することによって開くこととしても構わない。
以上、本発明の実施形態におけるノズル洗浄装置について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。
本発明は、油燃料を用いて燃焼を行うガスタービンの燃焼器が備える油燃料供給ノズルを洗浄するノズル洗浄装置において利用可能である。
1 ノズル洗浄装置
2 燃焼器
3 車室
4 油燃料供給ノズル
5 油燃料供給ライン
5a 油燃料制御バルブ
5b 逆止弁
6 アキュムレータ
6a 水面
7 高圧空気補給ライン
7a 逆止弁
7b 止め弁
8 洗浄水補給ライン
8a 逆止弁
8b 止め弁
9 圧力計
10 安全弁
11 水面計
12 ドレン
12a 止め弁
13 洗浄水供給ライン
13a 洗浄水制御バルブ
13b 止め弁
2 燃焼器
3 車室
4 油燃料供給ノズル
5 油燃料供給ライン
5a 油燃料制御バルブ
5b 逆止弁
6 アキュムレータ
6a 水面
7 高圧空気補給ライン
7a 逆止弁
7b 止め弁
8 洗浄水補給ライン
8a 逆止弁
8b 止め弁
9 圧力計
10 安全弁
11 水面計
12 ドレン
12a 止め弁
13 洗浄水供給ライン
13a 洗浄水制御バルブ
13b 止め弁
Claims (5)
- ガスタービンの燃焼器に油燃料を供給する油燃料供給ラインに接続するとともに燃焼器内に突出した油燃料供給ノズルに対し、当該油燃料供給ノズルから洗浄水を噴射させることにより洗浄するノズル洗浄装置において、
前記洗浄水と高圧空気とを保持するアキュムレータと、
当該アキュムレータと前記油燃料供給ラインとを接続するとともに、内部を前記洗浄水が流れる洗浄水供給ラインと、
当該洗浄水供給ラインに備えられ、前記アキュムレータから前記洗浄水供給ラインに流出する前記洗浄水の流れを制御する洗浄水制御バルブと、を備えることを特徴としたノズル洗浄装置。 - 前記油燃料の供給が停止すると同時に前記洗浄水制御バルブに信号が発せられ、当該信号によって、前記洗浄水制御バルブが開くとともに前記アキュムレータから前記洗浄水供給ラインに前記洗浄水が流出することを特徴とする請求項1に記載のノズル洗浄装置。
- 前記洗浄水にマイクロバブルを混入させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のノズル洗浄装置。
- 前記洗浄水に油を除去する成分を含んだ薬剤を混入させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のノズル洗浄装置。
- 前記高圧空気の圧力が、20barから24barの間であることを特徴とする請求項1に記載のノズル洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006325302A JP2008136929A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | ノズル洗浄装置 |
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-
2006
- 2006-12-01 JP JP2006325302A patent/JP2008136929A/ja not_active Withdrawn
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