JP2008136184A - 再構成可能な集積回路、回路再構成方法及び回路再構成装置 - Google Patents

再構成可能な集積回路、回路再構成方法及び回路再構成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
動的再構成演算回路にて構成情報を再利用するためには、変更する動的再構成演算セルのみ構成情報を書き換えるハードウェア資源として、データ線、アドレス線、マスクレジスタ等が必要であり、面積増大の原因となっている。
【解決手段】
本発明は、動的再構成演算ブロック内の構成情報切替えのハードウェア資源はシフトレジスタのみとする。シフトレジスタは、各演算セルに対応する記憶手段を直列につないで構成される。シフトレジスタの終端からの出力と構成情報記憶手段の出力を構成情報選択器に入力し、構成情報選択器の出力をシフトレジスタ先頭とつなぐ。セル番地カウンタは、0から1ずつカウントアップし、カウント値が構成変更するセル番地と一致する場合のみ、構成情報選択器は、構成情報記憶手段を選択し、それ以外はシフトレジスタの終端から出力された構成情報を再利用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動的に論理構成を変更できる動的再構成演算回路に関する。特に、動的再構成演算回路の構成の変更に要するハードウェア資源に関する。
近年、ソフトウェア処理の柔軟性とハードウェア処理の高速性の両立を目指して、プログラムによって論理構成を変更できる、動的再構成演算回路(一般に、ダイナミック・リコンフィギュアラブル・ロジックと呼ぶ)が提案されている。
プログラムによって論理構成を変更できるデバイスとし、これまでFPGA(フィールド プログラマブル ゲート アレイ)やPLD(プログラマブル ロジック デバイス)が有名である。これらのFPGAやPLDは、プログラムによって、ある程度動的に内部のトランジスタ間の接続などを変更し、全体として異なる機能を備えた回路を再構築できる構成となっている。
特表2004−505488号公報
しかし、単純なFPGAやPLDは、その構成の切替えに必要なハードウェア資源が多く、面積増大の原因となっている。切替えに必要なハードウェア資源とは、具体的には、FPGAなどの構成を定義する構成情報を記憶する記憶手段、構成情報を、各再構成素子へ適切に分配するための配線群などである。
本発明は、動的再構成演算回路の構成変更に要するハードウェア資源の占める面積を抑制することのできる回路再構成装置、回路再構成方法、集積回路を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明は、自身の内部構成を変更可能な集積回路であって、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上記憶している記憶手段と、前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて前記記憶手段に記憶されている前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、自身の内部構成を変更可能な集積回路において用いられる回路再構成方法であって、前記集積回路は、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上記憶している記憶手段とを備え、前記回路再構成方法は、前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて前記記憶手段に記憶されている前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御ステップを含むことを特徴とする。
また、本発明は、回路再構成装置であって、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上記憶している記憶手段と、前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて前記記憶手段に記憶されている前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段とを備えることを特徴とする。
ここで、上記の「再構成演算ブロック」は、実施の形態1の図1に示す動的再構成演算ブロック2010が該当する。また、「記憶手段」は、実施の形態1の構成情報記憶手段3000がその機能を担う。「制御手段」は、構成情報選択器3400、セル番地比較器4000、セル番地カウンタ5000、切替セル番地記憶手段6000及び記憶手段アドレスカウンタ8000が、その機能を担う。
この構成によると、前記制御手段は、受け取った出力セットのうち、構成を変更すべき演算セルについては、前記代替構成情報を選択し、構成を変更する必要のない演算セルについては、前記出力セットのうちの対応する原構成情報を選択し、選択した代替構成情報及び選択した原構成情報からなる出力セットを出力し、前記再構成演算ブロックは、前記出力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する。
そのため、前記再構成演算ブロックの構成を変更する場合、前記記憶手段は、構成を変更すべき演算セルに対応する代替構成情報のみを記憶していれば良いので、前記記憶手段の容量を削減することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記再構成演算ブロックへ、タイミング信号を繰返し出力し、出力の度に前記出力セットを構成する原構成情報を1個取得し、取得した原構成情報が、前記構成を変更すべき演算セルに対応するか否かよって、取得した原構成情報及び前記代替構成情報のうち一方を選択して前記再構成演算ブロックへ出力することを繰り返すことを特徴とする集積回路であってもよい。
また、本発明の集積回路において、前記複数の演算セルは、対応するセル記憶部と接続されており、前記複数のセル記憶部は、直列に接続されてシフトレジスタを構成し、前記制御手段からタイミング信号を受け取る度に、前記シフトレジスタの終端に位置するセル記憶部は自身の保持する原構成情報を出力し、その他のセル記憶部は、前記シフトレジスタの終端方向へ隣接するセル記憶部へ、自身の記憶する原構成情報又は代替構成情報をシフトし、前記シフトレジスタの先端のセル記憶部は、前記出力セットに含まれる1個の原構成情報又は代替構成情報を記憶することを繰り返すとしてもよい。
上記の特許文献1では、再構成演算ブロックの構成変更のための記憶手段の容量を削減する技術が開示されている。この技術によると、再構成演算ブロック内には、構成データを伝達するためのシフトレジスタ、シフトレジスタと垂直な方向へ構成データを伝達するデータ線、構成を変更しない演算セルへの新たな構成情報(本発明の代替構成情報に相当)伝達を防止するためのマスクレジスタが含まれる。データ線は各行に1本ずつ、マスクレジスタは、各列ごとに一つずつ存在する。そのため、再構成演算ブロックの規模が拡大すると、データ線、マスクレジスタなどの占める面積も増大する。
これと比較して本発明の集積回路では、前記タイミング信号を契機として、前記シフトレジスタの終端のセル記憶部から1個の原構成情報が、制御手段へ出力され、他のセル記憶部は、自身の保持する原構成情報又は代替構成情報をシフトし、シフトレジスタの先端のセル記憶部は、制御手段から出力された原構成情報又は代替構成情報を記憶する。
つまり、再構成演算ブロック内において、構成変更に関連する構成は前記シフトレジスタのみである。また、前記制御手段の回路規模は再構成演算ブロックの規模にはほとんど影響を受けない。従って、再構成演算ブロックの規模が増大した場合、つまり、演算セルの総数が増加した場合に面積が増加する構成は、シフトレジスタのみである。従って、上述の特許文献の技術に比べて、再構成演算ブロックの規模拡大に伴う回路全体の面積の増加を抑制できる。
また、前記複数の演算セルは、それぞれ異なる識別番号により識別され、前記複数の識別番号は、対応する演算セルが前記シフトレジスタに接続されている順に、連続しており、前記制御手段は、前記構成を変更すべき演算セルを示す変更対象識別番号を1個以上記憶しており、カウンタ値を保持し、前記タイミング信号を繰返し出力し、出力の度に、保持しているカウンタ値へ一定値を加算し、加算後のカウンタ値と記憶している前記変更対象識別番号とを比較し、一致する場合には、前記代替情報を選択し、一致しない場合には出力された前記原構成情報を選択することを繰り返す集積回路であってもよい。
この構成によると、前記複数の演算セルは、それぞれ異なる識別番号により識別され、前記制御手段は、加算後のカウンタ値と記憶している前記変更対象識別番号とを比較し、一致する場合には、前記代替情報を選択し、一致しない場合には出力された前記原構成情報を選択する。
従って、本発明において、前記制御手段は、比較という簡易な処理により、前記選択を行うことができる。
また、前記集積回路において、前記制御手段は、前記構成を変更すべき演算セルを示す1個以上の前記変更対象識別番号を、変更対象識別番号の順に記憶している切替セル番地記憶部と、前記カウンタ値を保持し、前記タイミング信号を繰返し出力し、出力の度に前記カウンタ値に一定値を加算するセル番地カウンタと、前記記憶手段及び前記切替セル番地記憶部の読出アドレスを決定するアドレスカウンタと、前記タイミング信号が出力される度に、加算後の前記カウンタ値と、前記セル番地記憶部内において前記アドレスカウンタの決定した読出アドレスに記憶されている識別番号とを比較するセル番地比較部と、前記比較の結果、両者が一致すれば、前記記憶手段内において、前記アドレスカウンタの決定した読出アドレスの示す位置に記憶されている前記代替構成情報を選択し、前記判断結果、両者が一致しなければ、前記シフトレジスタから出力された原構成情報を選択し、選択した一方を前記シフトレジスタの先端のセル記憶部へ出力することを、前記比較のたびに繰り返す情報選択部とを含み、前記記憶手段は、1個以上の前記変更対象識別番号と対応付けて1以上の前記代替構成情報を記憶しているとしてもよい。
この構成によると、前記制御手段は、カウンタ、比較器、加算器といった単純な回路を組み合わせることで実現することができる。
前記アドレスカウンタは、前記セル番地比較部による前記比較の結果、両者が一致すると判断された場合、前記読出アドレスに1を加算した値を新たな読出アドレスに決定するとしてもよい。
この構成によると、前記アドレスカウンタは、加算という簡易な演算により、前記読出アドレスを更新することができる。
また、前記集積回路において、前記アドレスカウンタは、前記切替セル番地記憶部の先頭アドレスを記憶しており、外部から前記再構成演算ブロックの構成変更を要求する変更指示を取得し、前記変更指示を取得すると、前記先頭アドレスを前記読出アドレスとして決定するとしてもよい。
前記アドレスカウンタは、前記切替セル番地記憶部の先頭アドレスを記憶しているので、前記変更指示を取得すると、迅速に、最初の読出アドレスを決定することができる。
また、前記アドレスカウンタは、前記切替セル番地記憶部の終端アドレスを記憶しており、前記読出アドレスと前記終端アドレスとが一致すると、前記読出アドレスへの加算を停止するとしてもよい。
この構成によると、前記アドレスカウンタは、前記読出アドレスと前記終端アドレスとが一致すると、前記読出アドレスの更新を停止する。セル番地記憶部は、容量の大きいメモリ内の1領域により実現される場合が考えられる。
上記の構成であれば、前記アドレスカウンタは、読出アドレスが前記終端アドレスに一致すると読出アドレスの更新を停止するので、前述のメモリ内に記憶されている前記再構成演算ブロックの構成変更に関連のないデータを参照することがない。従って、本発明の集積回路は、前記再構成演算ブロックの構成変更を確実に行うことができる。
また、本発明において、前記制御手段は、前記カウンタ値と前記シフトレジスタの先端のセル記憶部と対応する演算セルを示す識別番号とが一致すると、前記繰返しを停止するとしてもよい。
この構成によると、前記制御手段は、前記カウンタ値と前記シフトレジスタの先端のセル記憶部と対応する演算セルを示す識別番号とが一致すると、前記繰返しを停止する。従って、構成を変更しない演算セルと対応するセル記憶部には、構成変更を開始する前に記憶していた原構成情報が戻り、構成を変更すべき演算セルと対応するセル記憶部には代替構成情報が記憶され、確実に、前記再構成演算ブロックの構成変更を終了することができる。
また、前記複数のセル記憶部は、前記原構成情報として、前記演算セルの構成の一部分を示す原演算パラメータを記憶しており、前記記憶手段は、前記代替構成情報として、前記演算セルの構成の一部分を示す代替演算パラメータを記憶しており、前記再構成演算ブロックは、前記入力セットに含まれる前記原演算パラメータ又は前記代替演算パラメータに従って、各演算セルを構成する演算パラメータを書き換えるとしてもよい。
この構成によると、前記演算セルの構成を示す情報のうち、演算パラメータのみを変更する。このようにすることで、前記記憶手段の記憶容量をさらに削減することができる。
また、前記集積回路において、前記再構成演算ブロックと前記制御手段とは第1配線及び第2配線により接続され、前記記憶手段と前記制御手段とは、第3配線により接続され、前記再構成演算ブロックは、前記第1配線を介して前記制御手段へ前記出力群を出力し、前記制御手段は、前記1配線を介して前記出力群を取得し、前記第3配線を介して前記1個以上の代替構成情報を取得し、前記第2配線を介して、前記再構成演算ブロックへ前記入力群を出力する。
また、本発明は、前記集積回路を搭載した画像処理装置であって、垂直ブランキング期間又は水平ブランキング期間において、前記回路再構成装置に前記再構成演算ブロックの再構成を実行させることを特徴とする。
また、本発明は、前記集積回路を搭載した情報処理装置であって、前記再構成演算ブロック上に構成された回路による処理を行う必要のない期間に、前記回路再構成装置に前記再構成演算ブロックの再構成を実行させることを特徴とする情報処理装置でもよい。
このような構成によると、前記集積回路を搭載している機器は、有効に時間を利用して、前記再構成演算ブロックの構成変更を行うことができる。
また、本発明は、自身の内部構成を変更可能な集積回路であって、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上取得する取得手段と、前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて取得手段の取得した前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、自身の内部構成を変更可能な集積回路において用いられる回路再構成方法であって、前記集積回路は、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックを備え、前記回路再構成方法は、前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上取得する取得ステップと、前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて取得手段の取得した前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御ステップとを含むとしてもよい。
また、本発明は、回路再構成装置であって、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上取得する取得手段と、前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて取得手段の取得した前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段とを備える。
この構成によると、前記出力セットのうち、構成変更を必要としない演算セルと対応する原構成情報を再利用することができる。
1. 実施の形態1
以下本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
1.1 構成
図1は、本発明の実施の形態1における動的再構成演算回路110の構成を示す機能ブロック図である。
本回路は、動的再構成演算ブロック2010、構成情報記憶手段3000、構成情報選択器3400、セル番地比較器4000、セル番地カウンタ5000、切替セル番地記憶手段6000、記憶手段アドレスカウンタ8000、構成情報入力バス3100、構成情報出力バス3200、構成情報送出バス3300、セル番地比較器出力線4100、セル番地カウンタ出力線5100、切替セル番地出力線6100、記憶手段アドレスカウンタ出力線8100から構成される。
動的再構成演算ブロック2010は、16個の動的再構成演算セル2100−10、2100−02、2100−03・・・2100−16を含んで構成されており、各演算セルで行われる演算の種類及び演算データ用の接続構成は変更可能である。各演算セル2100は、シフトレジスタ2300の入力端子に近い方から降順にセル番号16〜01が割り当てられている。なお、本明細書において、説明を簡略にするため動的再構成演算セルを単に「演算セル」と呼称する場合がある。
以下、演算セル2100−01、2100−02、2100−03・・・2100−16を特に区別する必要がない場合、単に演算セル2100と記載する。
次に、シフトレジスタ2300の詳細を、図2を用いて説明する。
シフトレジスタ2300は、16個の記憶手段2301、2302、2303、2304、2305、2306、2307、2308、2309、2310、2311、2312、2313、2314、2315、2316から構成されている。各記憶手段は、それぞれ、対応する演算セル2100−01、2100−02、2100−03・・・210016と接続されている。
各記憶手段は、対応する演算セルの構成情報を記憶している。構成情報には、対応する演算セルの実行する演算の種類、演算用パラメータ、演算セル2100間の接続を示す情報が含まれる。例えばセル番号03と対応する記憶手段2303には、「セル番号01」の演算セルによる演算結果を取得することを示す配線情報、取得した演算結果に演算用パラメータ「+3」を「加算」するといった内容が記述されている。
16個の記憶手段は、対応する演算セル2100のセル番地の降順にカスケード接続され、シフトレジスタ2300を構成している。また、シフトレジスタ2300の入力端子は構成情報入力バス3100と接続されている。また、シフトレジスタ2300の出力端子は構成情報出力バス3200と接続されている。
また、シフトレジスタ2300を構成する記憶手段2301〜2316は、セル番地カウンタ5000と接続されており、セル番地カウンタ5000からのパルス信号を受け取る。パルス信号を受け取ると、記憶手段2301は、記憶している構成情報を構成情報出力バス3200へ出力する。これと同時に、記憶手段2302は、記憶している構成情報を、記憶手段2301へ出力し、記憶手段2303は、記憶している構成情報を記憶手段2302へ出力する。同様にして、各記憶手段は、隣接する記憶手段へ自身の保持している構成情報を出力することで、シフトレジスタ2300内において、構成情報が順番にシフトされる。また、このとき、構成情報入力バス3100からは、1演算セルに相当する構成情報が入力され、記憶手段2316に記憶される。
次に、動的再構成演算ブロック2010の構成変更にあたり、変更予定の構成情報をシフトレジスタ2300へ入力する機構を説明する。変更予定の演算セル2100の新たな構成を示す構成情報は、構成情報記憶手段3000に格納されている。演算セル2100の構成の変更は、構成情報記憶手段3000内の構成情報を、シフトレジスタ2300に書き込むことにより実現する。
シフトレジスタ2300への構成情報の伝達は、構成情報選択器3400、構成情報送出バス3300、構成情報出力バス3200、構成情報入力バス3100を介して行われる。
構成情報記憶手段3000の出力する構成情報は、構成情報送出バス3300を介して構成情報選択器3400に伝達される。また、シフトレジスタ2300から出力される構成情報は、構成情報出力バス3200を通り、構成情報選択器3400に伝達される。
シフトレジスタ2300の入力端子は、構成情報入力バス3100に接続しており、構成情報入力バス3100は構成情報選択器3400の出力と接続されている。構成情報選択器3400は、セル番地比較器4000によりセル番地比較器出力線4100を介して制御される。
セル番地比較器4000は、その出力値により、構成情報選択器3400、記憶手段アドレスカウンタ8000の制御をする機能部である。
セル番地比較器4000は、セル番地カウンタ出力線5100を介してセル番地カウンタ5000からの出力値(後述するカウンタ値)を受け取り、切替セル番地出力線6100を介して切替セル番地記憶手段6000の出力値を受け取り、受け取った2つの値を比較する。両者が等しい場合、セル番地比較器出力線4100への出力値を1とし、両者が等しくなければ、出力値を0とする。
なお、1を出力する場合、セル番地比較器4000は、時間△sの間だけ1を出力し、時間△s経過後は、出力値を0に戻す。ここで、△sは、セル番地カウンタ5000によるカウントアップ(詳細については、後に図9を用いて説明する)の時間間隔△tより短い。
セル番地カウンタ5000は、記憶手段アドレスカウンタ8000により、0に初期化される。初期化されると、一定の時間(△t)おきにカウンタ値を1ずつカウントアップする。セル番地カウンタ5000は、カウンタ値をセル番地カウンタ出力線5100を介してセル番地比較器4000へ出力する。
また、セル番地カウンタ5000は、カウントアップの度に、パルス信号を、動的再構成演算ブロック2010を構成するシフトレジスタ2300へ出力する。
構成情報選択器3400は、セル番地比較器出力線4100の出力値が1の場合、構成情報送出バス3300上のデータを選択し、セル番地比較器出力線4100の出力値が0の場合、構成情報出力バス3200上のデータを選択する。次に、構成情報選択器3400は、選択したデータを構成情報入力バス3100へ出力する。
構成情報記憶手段3000は、変更予定の演算セル2100の、構成情報をセル番地の昇順に記憶している。また、切替セル番地記憶手段6000は、変更予定の演算セル2100の、セル番地を昇順に記憶している。なお、切替セル番地記憶手段6000に格納されたセル番地と、構成情報記憶手段3000に格納された構成情報は、同じメモリ番地に対応するデータが配置される。
図6及び図7はそれぞれ、切替セル番地記憶手段6000及び構成情報記憶手段3000の構成の一例を示す。
例えば、各記憶手段のメモリ番地0x00〜0x01の領域3001及び領域6001には、動的再構成演算ブロック2010の構成を、構成Aから構成Bへ切り替えるためのデータが記憶されている。
切替セル番地記憶手段6000の領域6001には、構成Aから構成Bへ変更するために構成情報を変更する必要のある演算セルのセル番地「10」及び「11」が昇順に記憶されている。より具体的には、メモリ番地0x00の領域にセル番地「10」、メモリ番地0x01の領域にセル番地「11」が記憶されている。
これに対応し、構成情報記憶手段3000の領域3001には、構成Aから構成Bへ変更するために必要な構成情報が、各構成情報と対応するセル番地の昇順に記憶されている。
より具体的には、メモリ番地0x00の領域には、セル番地「10」により識別される演算セル2100−10の構成情報「2315」が記憶されており、メモリ番地0x01の領域には、セル番地「11」の構成情報「5778」が記憶されている。
なお、ここでは一例として、各構成情報は4桁の10進数で記載しているが、これは一例であって、例えば、2進数の64ビット長、128ビット長の構成情報を記憶していても良い。また、さらに複雑な構成情報、又は、簡易な構成情報であっても良い。
切替セル番地記憶手段6000及び構成情報記憶手段3000は、記憶手段アドレスカウンタ出力線8100を介して、記憶手段アドレスカウンタ8000からアドレスの出力を受ける。アドレスを受け取ると、それぞれ、受け取ったアドレスに記憶しているデータを読み出し、切替セル番地出力線6100及び構成情報送出バス3300へ出力する。
記憶手段アドレスカウンタ8000は、構成情報記憶手段3000と、切替セル番地記憶手段6000の読み出しアドレスを制御する機能部である。
記憶手段アドレスカウンタ8000は、切替セル番地記憶手段6000及び構成情報記憶手段3000において、動的再構成演算ブロック2010の構成を切り替えるためのデータが記憶されている領域の先頭アドレスと終端アドレスの組を複数記憶している。
具体的には、動的再構成演算ブロック2010の構成を構成Aから構成Bへ切り替えるためのデータが記憶されている領域3001及び6001の先頭アドレス「0x00」、終端アドレス「0x01」を記憶している。同様に、構成Bから構成Cへ切り替えるためのデータが記憶されている領域3002及び領域6002の先頭アドレス「0x02」、終端アドレス「0x04」を記憶している。また、構成Cから構成Aへ切り替えるためのデータが記憶されている領域3003及び6003の先頭アドレス「0x05」、終端アドレス「0x06」を記憶している。
記憶手段アドレスカウンタ8000は、当該動的再構成演算回路110を搭載している機器の制御機構から動的再構成演算ブロック2010の切替開始の指示を受け取る。ここで受け取る指示には、現在の動的再構成演算ブロック2010の構成及びこれから必要としている構成を示す情報が含まれている。例えば「構成Aから構成Bへ変更」といった内容が含まれている。
また、記憶手段アドレスカウンタ8000が、現在の動的再構成演算ブロック2010の構成を示す情報を記憶しており、前記制御機構からの指示には、これから必要としている構成を示す情報のみが含まれていても良い。
構成変更の指示を受け取ると、記憶手段アドレスカウンタ8000は、現在の動的再構成演算セルの状態及びこれから必要な構成を示す情報を基に、1組の先頭アドレスと終端アドレスを選択する。
なお、記憶手段アドレスカウンタ8000が、先端アドレスと終端アドレスの組を選択する代わりに、前記制御機構からの指示に、前述の先頭アドレス及び終端アドレスが含まれていても良い。
続いて、記憶手段アドレスカウンタ8000は、選択した先頭アドレスを、記憶手段アドレスカウンタ出力線8100を介して、切替セル番地記憶手段6000及び構成情報記憶手段3000へ出力する。また、セル番地カウンタ5000のカウンタ値を0に初期化する。
また、記憶手段アドレスカウンタ8000は、構成変更の途中において、セル番地比較器出力線4100から0及び1を受け取る。セル番地比較器出力線4100からの出力値が1の場合、記憶手段アドレスカウンタ8000は、記憶手段アドレスカウンタ出力線8100への出力値に+1を加算する。これにより、構成情報記憶手段3000と、切替セル番地記憶手段6000の読み出しアドレスが変更される。
ただし、セル番地比較器出力線4100からの出力値が1であっても、現在、記憶手段アドレスカウンタ出力線8100へ出力中の値が終端アドレスと一致する場合、記憶手段アドレスカウンタ8000は、出力値をインクリメントしない。
次に、動的再構成演算ブロック2010の構成の切替えを具体的に説明する。
1.2 経時的構成の切替
図3は、本実施の形態における動的再構成演算ブロック2010の構成切替えの動作スケジューリング図である。動的再構成演算ブロック2010は、構成A、B、Cの順番に構成を切替えられる。以下、図面中において、必要に応じて、動的再構成演算セルを略して演算セルと記載する。
この切替えにおいて、構成変更の必要な演算セル2100セル番地の一覧を図4に示す。また、各構成での動的再構成演算ブロック2010を構成する動的再構成演算セル2100−01〜2100−16の構成情報のデータ値一覧を図5に示す。また、この構成切替えにおける、切替セル番地記憶手段6000内の各構成切替えのセル番地設定値を図6に、構成情報記憶手段3000内の各構成切替用の構成情報データ設定値を図7に示す。
時間を追って、説明すると、期間9000において、動的再構成演算ブロック2010は、構成Aに設定されている。構成Aの状態における、それぞれの動的再構成演算セル2100の構成情報は図5の「構成A」の列に示す通りである。
続いて、期間9011において、動的再構成演算ブロック2010の構成は、構成Aから構成Bへ切り替えられ、この切替により、動的再構成演算セル2100−10及び2100−11の構成情報が変更される。
期間9001の間、動的再構成演算ブロック2010の構成は、構成Bの状態である。構成Bにおける各動的再構成演算セルの構成情報は、図5の「構成B」の列に示す通りである。
期間9012において、動的再構成演算ブロック2010の構成は、構成Bから構成Cへ切り替えられ、この切替により、動的再構成演算セル2100−10、2100−11及び2100−12の構成情報が変更される。
期間9002の間、動的再構成演算ブロック2010の構成は、構成Cの状態であり、この時の各動的再構成演算セルの構成情報は、図5の「構成C」の列に示す通りである。
続いて、期間9013の間に動的再構成演算ブロック2010の構成は、構成Cから構成Aに切り替えられ、この切替により動的再構成演算セル2100−11及び2100−12の構成情報が変更される。
続く期間9003の間、動的再構成演算ブロック2010の状態は、構成Aである。
このように、動的再構成演算ブロック2010の構成が、構成A、構成B、構成Cを巡回的に切り替えられる場合、動的再構成演算セル2100−01、2100−02、2100−03、2100−04、2100−05、2100−06、2100−07、2100−08、2100−09、2100−13、2100−14、2100−15、2100−16の構成は変更されない。演算セル2100−10、2100−11、2100−12の構成のみ変更される。
そのため、図6、7に示すように、切替セル番地記憶手段6000及び構成情報記憶手段3000には、演算セル2100−10、2100−11、2100−12に関するデータのみ格納されている。
1.3 動作
図8は、構成切替えの動作を示すフローチャートである。以下に、図8を用いて構成切替の動作について説明する。
期間9011の構成Aから構成Bへの切替動作では、まず、記憶手段アドレスカウンタ8000は、先頭アドレス「0x00」を出力する(ステップS9501)。
また、記憶手段アドレスカウンタ8000は、セル番地カウンタ5000のカウンタ値を0に初期化する(ステップS9502)。
次に、セル番地カウンタ5000は、カウンタ値に+1を加算する(ステップS9503)。
セル番地比較器4000は、セル番地カウンタ5000からの出力値と、切替セル番地記憶手段6000の出力値とを比較する(ステップS9504)。
比較の結果、両者が一致すれば(ステップS9504のY)、セル番地比較器4000は所定時間△sの間、1を出力する(ステップS9506)。
構成情報選択器3400は、セル番地比較器出力線4100を介して1を受け取る。1を受け取ると、構成情報選択器3400は、構成情報送出バス3300を構成情報入力バス3100に接続する(ステップS9507)。
また、セル番地比較器出力線4100を介して1を受け取った記憶手段アドレスカウンタ8000は、現在、記憶手段アドレスカウンタ出力線8100へ出力中のデータと、ステップS9501において出力した先頭アドレスと対応する終端アドレスとを比較し(ステップS9509)、両者が一致しなければ(ステップS9509のN)、出力中のデータに+1を加算する(ステップS9510)。
比較の結果両者が一致すれば(ステップS9509のY)、記憶手段アドレスカウンタ8000は、ステップS9510の加算を行わずステップS9513へ処理を移す。
ステップS9504において、両者が一致しなければ(ステップS9504のN)、セル番地比較器4000は、セル番地比較器出力線4100へ0を出力する(ステップS9511)。
構成情報選択器3400は、0を受け取ると、構成情報出力バス3200を構成情報入力バス3100に接続する(ステップS9512)。
続いて、構成情報入力バス3100上の構成データは、シフトレジスタ2300へ入力される(ステップS9513)。
次に、セル番地カウンタ5000は、カウンタ値と動的再構成演算セル2100の個数(ここでは16)とを比較し、カウンタ値が16以上であれば(ステップS9514のY)、構成切替の動作を終了する。
カウンタ値が16未満であれば(ステップS9514のN)、ステップS9503に戻り、カウンタ値が16以上になるまで、ステップS9503〜ステップS9514の処理を繰り返す。
構成Aから構成Bへの構成切替の場合、図8に示す処理により、構成が変更されない動的再構成演算セル2100−01、2100−02、2100−03、2100−04、2100−05、2100−06、2100−07、2100−08、2100−09、2100−12,2100−13、2100−14、2100−15、2100−16では、構成情報は再利用される。
動的再構成演算セル2100−10、2100−11の構成情報のみ、構成情報記憶手段3000の記憶している構成情報に変更される。
構成Bから構成C、構成Cから構成Aへの構成切替も、図8のフローチャートにより、同様に構成が変更されない演算セルの構成情報は再利用される。
1.4 詳細なパイブライン
構成Aから構成Bへの切替時の各構成要素のパイプラインを図9に示す。以下に、図9を用いて、構成切替時の詳細なデータ変遷について説明する。
時刻t0に記憶手段アドレスカウンタ8000は、セル番地カウンタ5000のカウンタ値を0に初期化する。これに伴い、セル番地カウンタ出力線5100の出力値も0になる。初期化後、時間△tおき(時刻t1、t2、t3・・・)に、セル番地カウンタ5000は、カウンタ値を1ずつカウントアップする。
また、記憶手段アドレスカウンタ8000は、記憶手段アドレスカウンタ出力線8100へ先頭アドレス「0x00」の出力を開始する。
「0x00」の出力を受けて、切替セル番地出力線6100は、セル番地「10」の出力を開始し、構成情報送出バス3300は、構成情報「2315」の出力を開始する。
時刻t0においては、動的再構成演算ブロック2010の構成は、構成Aであるので、演算セル2100−16、2100−12、2100−11、2100−10及び2100−01の構成情報はそれぞれ「2222」、「4500」、「5678」、「3333」及び「5000」である(図5構成A参照)。
時刻t1に、セル番地カウンタ5000は、カウンタ値を「1」にカウントアップする。また、シフトレジスタ2300へパルス信号を出力する。
パルス信号を受けると、シフトレジスタ2300を構成する記憶手段2301(演算セル2100−01と対応)は、記憶している構成情報「5000」を構成情報出力バス3200へ出力し、他の記憶手段2302〜2316は、隣接する記憶手段へ自身の保持している構成情報をシフトする。各演算セル2100は、対応する記憶手段2301〜2315に書き込まれた構成情報をロードする。
セル番地比較器4000は、セル番地カウンタ出力線5100の出力値「1」と切替セル番地出力線6100の出力値「10」が一致しないので、セル番地比較器出力線4100へ0を出力する。
信号0を受け取った構成情報選択器3400は、構成情報出力バス3200を構成情報入力バス3100に接続するため、構成情報「5000」がシフトレジスタ2300に入力され、記憶手段2316に記憶される。記憶手段2316に記憶された構成情報「5000」は、演算セル2100−16にロードされる。
従ってこのとき、演算セル2100−16、2100−12、2100−11、2100−10及び2100−01の構成情報はそれぞれ、「5000」、「7843」、「4500」、「5678」及び「0010」である。
時刻t2において、セル番地カウンタ5000は、カウンタ値を「2」にカウントアップし、セル番地カウンタ出力線5100の出力値も「2」になる。ここでも、セル番地カウンタ出力線5100の出力値と切替セル番地出力線6100の出力値は一致しないので、時刻t1の場合と同様に、シフトレジスタ2300を構成する記憶手段2301の記憶している構成情報は、記憶手段2316へシフトし、記憶手段2302〜2316の記憶している構成情報は、隣接する記憶手段へシフトする。各演算セル2100は、対応する記憶手段の保持する記憶している構成情報をロードする。
同様の処理が時刻t9まで繰り返される。
時刻t10において、セル番地カウンタ5000は、カウンタ値を「10」にカウントアップし、シフトレジスタ2300へパルス信号を出力する。
シフトレジスタ2300は、記憶手段2301(演算セル2100−01に対応)の記憶している構成情報を構成情報出力バス3200へ出力し、内部の記憶手段間において、構成情報をシフトする。
このとき、セル番地カウンタ出力線5100の出力値と切替セル番地出力線6100の出力値は、共に「10」であるので、セル番地比較器4000は、セル番地比較器出力線4100へ、時間△sの間、1を出力する。
信号1を受け取った構成情報選択器3400は、構成情報送出バス3300を構成情報入力バス3100に接続する。従って、シフトレジスタ2300には、構成情報記憶手段3000から出力された構成情報「2315」が入力され、記憶手段2316に書き込まれる。演算セル2100−16は、記憶手段2316に書き込まれた構成情報「2315」をロードする。
また、セル番地比較器出力線4100から、1を受け取った記憶手段アドレスカウンタ8000は、出力値に+1加算し「0x01」の出力を開始する。
記憶手段アドレスカウンタ出力線8100を介して、「0x01」を受け取った切替セル番地記憶手段6000は、アドレス「0x01」番地に記憶しているセル番地「11」を切替セル番地出力線6100へ出力する。
同様に、「0x01」を受け取った構成情報記憶手段3000は、アドレス「0x01」番地に記憶している構成情報「5778」の出力を開始する。
時刻t11において、セル番地カウンタ出力線5100の出力値は「11」であり、切替セル番地出力線6100の出力値と一致する。従って、セル番地比較器4000は、セル番地比較器出力線4100を介して、1を出力する。
信号1を受け取った構成情報選択器3400は、構成情報送出バス3300を構成情報入力バス3100に接続する。従って、シフトレジスタ2300には、構成情報「5778」が入力され、記憶手段2316に書き込まれる。演算セル2100−16は、記憶手段2316に書き込まれた構成情報「5778」をロードする。
このとき、記憶手段アドレスカウンタ8000は、セル番地比較器出力線4100を介して、1を受け取るが、現在出力中の値「0x01」と終端アドレスとが一致するので、出力値のインクリメントは行わない。
そのため、時刻t12以降、切替セル番地出力線6100の出力値は「11」のままであるので、セル番地カウンタ出力線5100の出力値と切替セル番地出力線6100の出力値とは一致することがない。従って、時刻t12〜時刻t16まで、セル番地カウンタ5000は、カウンタ値のカウントアップを続け、シフトレジスタ2300は、カウントアップの度に、記憶手段2301〜2316の記憶している構成情報を巡回的にシフトさせる。
時刻t17において、セル番地カウンタ5000のカウンタ値は、既に演算セルの個数16であるので、セル番地カウンタ5000は、カウントアップを中止し、構成切替の動作を終了する。
この時点で、セル番地「10」及び「11」の演算セル2100の構成情報は、変更されているが、その他の演算セル2100の構成情報は、構成切替開始前と同一である。
1.5 まとめ
以上説明してきたように、本発明では、動的再構成演算ブロックは、直列に結合された記憶手段から構成されるシフトレジスタを備え、制御部による制御により、各動的再構成演算セルの構成情報を循環し、変更が必要な構成情報のみ新たな構成情報に入れ替え、その他の構成情報は再利用する。
従って構成情報記憶手段は、構成変更の必要な動的再構成演算セルの新たな構成情報のみを記憶していれば良く、回路内におけるメモリ容量を削減することができた。
また、上記の特許文献1にも、記憶しておく構成情報の削減を実現する技術が開示されている。
図19は、特許文献1に開示されている動的再構成演算回路の概略図である。動的再構成演算ブロック200は、処理する演算に適するように、演算セル210の演算内容及び接続構成を変更することができる。この動的再構成演算ブロック200の演算内容、接続の変更は、シフトレジスタ230から入力された構成情報が各演算セル210に伝達されることで、達成される。シフトレジスタ230に入力された構成情報は、各データ線250により分配される。アドレス線220により指定されかつマスクレジスタ240によりマスクされていない領域の演算セル210の構成が、分配された構成情報により変更される。
このように、変更する範囲を指定することにより、構成を変更しない演算セル210の構成情報を再利用することができる。
このため、変更が必要な部分の構成情報のみ用意するだけでよく、構成情報のデータサイズを小さくし、構成情報記憶手段300の容量を抑制することができる。
しかし、特許文献1の構成では、演算セル210の個数に応じて構成切替えのためのハードウェア資源が増加するため、大規模な再構成論理回路では、面積が大きくなるという課題がある。具体的に、演算セル210の総個数をN個、データ線250の演算セル210の1個の占める面積をa、垂直に配置された演算セルの個数をβ、マスクレジスタ240の演算セル210の1個の占める面積をb、アドレス線220の演算セル210の1個の占める面積をcとすると、構成切替えのためのハードウェア資源として、(a+c)×N+b×β分の面積を占める。そのため、演算セル210の個数が多い大規模な再構成論理回路では、構成切替えのための面積が問題となる。
この技術に比べて本発明では、制御部は、動的再構成演算ブロック内の動的再構成演算セルの数が増加しても、ほとんど回路規模は変わらない。また、動的再構成演算ブロック内において、構成変更に係るハードウェア資源は、シフトレジスタのみであるので、動的再構成演算セルの数が増加しても、特許文献1の技術に比べて、動的再構成演算ブロック全体の面積の増加を抑制できる。従って動的再構成演算ブロックの構成変更に係る面積の増加を抑制できる。
1.6 補足
以上実施の形態1について説明してきたが、これは一例であって、以下のような場合も、本発明に含まれる。
(1)記憶手段アドレスカウンタ8000は、切替セル番地記憶手段6000及び構成情報記憶手段3000内における、構成変更に関するデータが記憶されている領域の先頭アドレスと終端アドレスの組を予め記憶していると記載したが、当該動的再構成演算回路110を搭載している機器の制御機構から、構成変更の度に先頭アドレス及び終端アドレスを指示されるとしても良い。
(2)また、記憶手段アドレスカウンタ8000は、セル番地カウンタ5000の初期化を行うと記載したが、これについても、動的再構成演算回路110を搭載している機器の制御機構により初期化されるとしても良い。
(3)上記の実施の形態1では、対応する記憶手段の記憶している構成情報が変更されるたびに、各演算セルは、新たな構成情報に従って書替えられるとしてきた。つまり、16個の演算セルを含む動的再構成演算ブロックの構成変更においては、シフトレジスタ内において、構成情報がシフトするたびに、演算セルは再構成されるので、計16回再構成が実行されることになるが、これに限るものではない。
例えば、全ての記憶手段に、適切に構成情報が書き込まれた後、つまり、セル番地カウンタ5000のカウンタ値が16になった時点で、一斉に、16個の演算セルの再構成が実行されるとしてもよい。
2. 実施の形態2
以下に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて説明する。
2.1 構成及び動作
図10は、本発明の実施の形態2における動画像の高画質化装置18001である。
高画質化装置18001は、動画像データ生成部18000、動画像高画質化回路19000、画像特徴量データ線19100及びディスプレイ11000を含んで構成される。
高画質化装置18001は、動画像データ生成部18000の生成した動画像データを、動画像高画質化回路19000に入力し、画質を向上した画像データをディスプレイ11000に表示する機能を備える。
動画像高画質化回路19000は、ビデオフレームバッファ17000a、17000b及び動的再構成演算回路110により構成される。
動的再構成演算回路110の構成は、実施の形態1と同じく、図1である。実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
動画像データ生成部18000より入力された画像データは、ビデオフレームバッファ17000aに格納された後、動的再構成演算回路110により高画質化処理され、ビデオフレームバッファ17000bに格納される。その後、画像データは、ビデオフレームバッファ17000bよりディスプレイ11000に送付される。
図11及び図12は、動的再構成演算回路110で行われる高画質化のためのフィルタ処理の計算式の一例を示す。
また、動的再構成演算回路110で処理される画像の順序を図13に示す。図13に示すように、画像データ20000、20100、20200の順に高画質化の処理が施される。
この高画質化装置18001では、画像データの特徴に応じて、画像データに図11又は図12に示す演算によるフィルタ処理を施す。
具体的には、ノイズ量が所定の閾値に満たない画像データに対しては、図11に示す演算式:
X2’=(1*X1+1*X3)/2
X1:X2の位置の左隣の画素データ
X2:補正対象の画素データ
X3:X2の位置の右隣の画素データ
X2’:補正後の画素データ
を用いてフィルタ処理を施す。
また、所定の閾値を超えるノイズを含む画像データに対しては、図12に示す演算式:
X2’=(1*X1+2*X2+1*X3)/4
X1:X2の位置の左隣の画素データ
X2:補正対象の画素データ
X3:X2の位置の右隣の画素データ
X2’:補正後の画素データ
を用いてフィルタ処理を施す。
動画像データ生成部18000は、各画像データのノイズ量を検出する機能を備える。例えば、画像データ20000、20100及び20200のうち画像データ20100のノイズが所定の閾値を超えることを検出すると、動画像データ生成部18000は、画像特徴量データ線19100を通して、画像データ20100がノイズの多い画像データであることを示す情報を動的再構成演算回路110に伝達する。
この情報を受けて、動的再構成演算回路110は、画像データ20000及び20200に対して図11に示す演算を用いたフィルタ処理施し、画像データ20100に対して図12に示す演算を用いたフィルタ処理を施す。
これを実現するために、動的再構成演算回路110は、構成変更を、画像データ20000の処理と画像データ20100の処理の間、画像データ20100の処理と画像データ20200の処理の間で行う。
構成変更については、実施の形態1において説明したように、変更が必要な動的再構成演算セルのみ構成情報を変更し、その他の動的再構成演算セルについては、構成変更前の構成情報を用いる。
動的再構成演算回路110への各画像データの入力は、上の水平ラインデータより順番に入力されるが、図14のように、何れの画像データの上にも、垂直ブランキング領域20010と呼ぶ、無効なデータが伝送される時間がある。
動的再構成演算回路110は、このブランキング領域を検出し、構成変更を開始する。垂直ブランキング領域20010の時間に構成の変更を完了させる。
3. 実施の形態3
図15は、本発明の実施の形態3における、移動通信装置10000の外観を示す図である。
移動通信装置10000とは、例えば、携帯電話機、PDA、携帯型動画再生装置、携帯型音楽再生装置、デジタルカメラなど、様々な機器が考えられる。
図15に示すように、移動通信装置10000は、ディスプレイ11000、撮像手段12000、音出力手段13000、音入力手段14000、コマンド入力手段15000、アンテナ16000を備える。また、内部には、実施の形態1において説明した動的再構成演算回路110を搭載している。
動的再構成演算回路110の構成は、実施の形態1と同じく、図1である。実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
3.1 移動通信装置10000の機能
以下に、移動通信装置10000の機能について、具体例を説明する。
なお、これらは、一例であって、他の機能も備えていてもよい。
(1)映像再生機能
動的再構成演算回路110は、ディスプレイ11000と、ビデオフレームバッファを介して接続されている。動的再構成演算回路110は、JPEGなどの静止画デコード処理、MPEGなどの動画デコード処理、ゲームなどの3次元グラフィックス処理、テキスト描画処理を行い、またそれぞれの映像の重ね合わせ処理を行う。続いて、処理済の画像データをフレームバッファに書き込む。
ディスプレイ11000は、フレームバッファから、処理済の画像データを取得し、取得した画像データを基に映像を表示する。
(2)撮像機能
また、動的再構成演算回路110は、撮像手段12000と、ビデオフレームバッファを介して接続されている。
撮像手段12000は、撮像した画像データを、ビデオフレームバッファに書き込む。
動的再構成演算回路110は、ビデオフレームバッファから画像データを取得し、取得した画像データに対して、エンコード処理を施す。エンコード処理の具体例としては、JPEGなどの静止画エンコード処理、MPEGなどの動画エンコード処理などが挙げられる。
(3)音声再生機能
さらに、動的再構成演算回路110は、音出力手段13000と、オーディオフレームバッファを介して接続されている。動的再構成演算回路110は、MPEGなどの音声デコード処理を行い、デコード済みの音声データをオーディオフレームバッファへ書き込む。音出力手段13000は、オーディオフレームバッファから音声データを読み出し、読み出した音声データを基に音声を生成し、出力する。
(4)録音機能
また、動的再構成演算回路110は、音入力手段14000と、オーディオフレームバッファを介して接続される。
音入力手段14000は、マイクなどを含んで構成され、音声を収集して音声データを生成し、生成した音声データをオーディオフレームバッファに書き込む。
動的再構成演算回路110は、オーディオフレームバッファから音声データを読み出し、読み出した音声データに、例えばMPEGなどの音声エンコード処理を施す。
なお、上記の(1)〜(4)において、動的再構成演算回路110は、JPEG,MPEGなど規格に準拠したデコード処理及びエンコード処理を行っているが、ビデオ処理規格、音声処理規格は、様々な種類があり、それぞれ処理の内容が異なる。この処理が異なり、プロセッサでは負荷の重い部分を、動的再構成演算ブロック2010にて処理させることで、複数の規格の処理に柔軟に対応可能となる。
(5)通信機能
動的再構成演算回路110は、アンテナ16000と図示しない無線周波数回路ブロックと接続され、動的再構成演算回路110により通信処理が行われることにより、無線ネットワークを構成する。また、動的再構成演算回路110は、送受信データの暗復号処理も行う。
通信規格、暗号規格は、様々な種類があり、それぞれ処理の内容が異なる。この処理が異なり、プロセッサでは負荷の重い部分を、動的再構成演算ブロック2010にて処理させることで、複数の規格の処理に柔軟に対応可能となる。
(6)利用者操作の受付
コマンド入力手段15000は、図15に示すように多数のボタンを備える。例えば、再生ボタン、停止ボタン、方向キー、決定ボタンなどである。コマンド入力手段15000は、利用者によるこれらのボタン操作を受け付け、受け付けた操作に従って、上記の(1)〜(5)において説明した各種の機能を実現するように、動的再構成演算回路110を初めとする各構成へ、指示を出力する。
3.2 まとめ
通信システム、映像処理システム、セキュリティー処理システムの多くは、複数の規格に対応するため、本発明の移動通信装置10000のように動的再構成演算回路110を搭載し、必要に応じて回路構成を変更することで、多数のハードウェア回路を搭載することなく各規格に準拠した処理を行うことができる。
さらに、動的再構成演算回路110は、本実施の形態で説明を行った移動通信装置だけでなく、TV・DVDプレイヤー・カーナビなどの映像表示装置、DVDレコーダ・ビデオカメラ・DSC・セキュリティーカメラ・などの映像記録装置、オーディオプレイヤーなどの装置、通信装置内の、通信システム、セキュリティー処理システムにも利用できる。
4. その他の変形例
以上、本発明に関わる動的再構成演算回路110の実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態そのものに限定されることは無い。即ち、各実施の形態で示した動的再構成演算回路110は、以下に示すように部分的に変形してもよい。
(1)実施の形態1では、動的再構成演算ブロック2010の演算セルは4×4の行列形式に配置していたが、10×4での矩形行列形式でも良い。また、ライン単位で配置されていてもよく、配置の構成を問わない。
また、動的再構成演算セル2100の実行する処理には、乗算、シフト、加算、論理演算、除算や減算、ローテート演算などが考えられる。動的再構成演算ブロック2010を構成する演算セル2100の実行できる処理の種類は特に限定されておらず、各演算セル2100が多数の処理を実行できる構成であっても良いし、実行できる処理の種類がが少なくても良い。また、動的再構成演算ブロック2010を構成する演算セル2100全てが同一の構成であっても良いし、例えば、特定の演算セルのみ除算ができるなど、構成が異なる演算セルが混在していても良い。
また、全ての動的再構成演算セル2100は、構成の切り替え可能としたが、一部構成が切り替わらない演算セル2100があってもよい。
動的再構成演算セル2100は1入力1出力、3入力2出力など、入出力の個数は変わっても良い。その場合は、演算セル2100の入力個数、出力個数を増やすことにより、対応できる。
なお、動的再構成演算セル2100は、同じクロックで動作させても良いし、複数のクロックラインを配し、演算セル毎に演算動作クロックを変えても良い。
(2)実施の形態1では、全ての演算セル2100は一つのシフトレジスタ2300に接続されていたが、シフトレジスタ2300が複数有っても良い。その場合、シフトレジスタ毎に接続される演算セル個数や、構成情報のbit数など、異なっていても良い。また、複数のシフトレジスタは、一つの構成情報選択器3400に接続されていてもよく、また、異なった構成情報選択器3400及び構成情報記憶手段3000に接続されていても良い。
(3)実施の形態1では、構成情報の再利用を実現する。既に述べたように、構成情報には、各演算セルにより実行される演算の種類、演算用パラメータ、配線情報を含んでいる。従って、構成情報全体ではなく演算用パラメータのみ再利用する構成であっても良い。その場合、各構成要素は構成情報の代わりに演算用のパラメータを扱う構成とすればよい。なお、演算の種類及び配線情報の切替えは別の手段を用いても良いし、演算の種類及び配線情報の切替えのハードウェア資源を別途一組保持し、実施の形態1と同様の動作により切替を行っても良い。
また、演算パラメータを変更する場合、実施の形態1と同様に、シフトレジスタ2300を構成する各記憶手段の記憶している構成情報を巡回させても良い。この場合、構成情報記憶手段3000は、パラメータを変更すべき動的再構成演算セルの新たな演算パラメータを記憶している。
制御部2000は、実施の形態1と同様の手順で、シフトレジスタ2300を構成する各記憶手段の保持する構成情報を巡回させる。
パラメータを変更すべき動的再構成演算セルと対応する構成情報が出力された時(具体的にはセル番地比較器4000が1を出力した時)構成情報選択器3400は、シフトレジスタ2300から出力された構成情報のうち、演算パラメータの部分を構成情報記憶手段3000に記憶されている構成情報に書替えて、シフトレジスタ2300へ入力する。
(4)実施の形態1では、動的再構成演算回路110は、構成情報記憶手段3000と切替セル番地記憶手段6000とを個別に保持していたが、一つの記憶手段に統合しても良い。その場合、一つの記憶手段の中に、構成情報とセル番地を同じ番地に格納し、出力データのうち、セル番地をセル番地比較器4000に、構成情報を構成情報選択器3400に入力すればよい。
(5)実施の形態2では、垂直ブランキングの領域で構成を変更していたが、水平ブランキング領域で構成を変更しても良い。
動画像高画質化回路19000は、2つのビデオフレームバッファを内包していたが、含まない構成でも良い。
動画像データ生成部18000にて、画像の特徴を検出していたが、動的再構成演算回路110により検出しても良い。
(6)上記の実施の形態1で説明した動的再構成演算回路110は、1の動的再構成演算ブロック2010を含む構成であったが、2以上の動的再構成演算ブロックを含む構成であってもよい。
この場合、動的再構成演算ブロックごとに、制御部及び構成情報記憶手段(以下これらをまとめて切替機構と呼ぶを備える構成であっても良いし、1切の替機構により、複数の動的再構成演算ブロックの構成変更を行うとしてもよい。
以下に、1の切替機構により2つの動的再構成演算ブロックの構成変更を行う例について説明する。
図16は、本変形例の動的再構成演算回路の一部を抜粋して記載したブロック図である。
実施の形態1と同様の構成には同一の参照符号を付している。
動的再構成演算回路は、新たな動的再構成演算ブロック2020及びスイッチ1001及び1002を含む。
動的再構成演算ブロック2020は、4×5のマトリクス状に20個の動的再構成演算セル2400−17〜2400−36を含んで構成される。各動的再構成演算セルは、シフトレジスタ2500に接続されており、シフトレジスタの出力端子に近い順にセル番地「17」、「18」、「19」・・・「36」が割り当てられている。
シフトレジスタ2500は、シフトレジスタ2300と同様に、各演算セルと対応する20個の記憶手段を直列に結合して構成される。各記憶手段は、対応する演算セルの構成情報を記憶している。
セル番地カウンタ5000は、実施の形態1と同様に、カウンタ値を時間△tおきにカウントアップする。このとき、カウンタ値と、パルス信号とをスイッチ1002へ出力する。
スイッチ1002は、セル番地カウンタ5000からパルス信号とカウンタ値とを受け取る。受け取ったカウンタ値が、動的再構成演算ブロック2010を構成する演算セル2100の総数「16」以下であれば、信号線5200を信号線5400と結合し、動的再構成演算ブロック2010へパルス信号が入力されるようにする。
受け取ったカウンタ値が「17」以上であれば、スイッチ1002は信号線5200と信号線5300とを結合し、パルス信号が、動的再構成演算ブロック2020に入力されるようにする。
この構成により、2つの動的再構成演算ブロックのうち何れか一方にのみ、パルス信号が入力される。パルス信号の入力された一方の動的再構成演算ブロック内のシフトレジスタは、出力端子に最も近い記憶手段の記憶している構成情報を、構成情報出力バス3200へ出力し、その他の記憶手段は、隣接する記憶手段へ構成情報をシフトする。
また、セル番地カウンタ5000は、セル番地カウンタ出力線5100を介してカウンタ値をスイッチ1001へ出力する。
スイッチ1001は、構成情報中継バス3500を介して構成情報選択器3400から構成情報を受け取る。このとき、セル番地カウンタ5000から受け取ったカウンタ値が「16」以下であれば、構成情報中継バス3500と構成情報入力バス3100とを接続する。
受け取ったカウンタ値が、「17」以上であれば、構成情報中継バス3500と構成情報入力バス3600とを接続する。
また、図示していないが記憶手段アドレスカウンタは、構成変更の開始時に、セル番地カウンタ5000を0に初期化し、セル番地カウンタ5000のカウンタ値が36になると、セル番地カウンタ5000を停止させる。
以上の構成により、2つの動的再構成演算ブロックに、それぞれ異なる機能の回路を構築することができる。
また、記憶手段アドレスカウンタ8000は、セル番地カウンタ5000の初期値を「0」、終端値を「16」とするように制御すれることにより、動的再構成演算ブロック2020には、何ら影響を与えることなく、動的再構成演算ブロック2010のみ構成変更することができる。
また、セル番地カウンタ5000の初期値を「17」、終端値を「36」とすれば、動的再構成演算ブロック2010には、何ら影響を与えることなく、動的再構成演算ブロック2020のみ構成変更をすることができる。
(7)また、上記の変形例において、動的再構成演算セルの個数が等しい動的再構成演算ブロックを複数搭載している例を想定する。
このとき、記憶手段アドレスカウンタは、セル番地カウンタのカウンタ値に関わらず、構成情報中継バス3500と、全ての構成情報入力バスとを接続するように、スイッチ1001を制御し、セル番地比較器4000が常に0を出力するように制御する。
また、セル番地カウンタの初期値を「0」、終端値を「16」とする。このようにすることで、全ての動的再構成演算ブロックの構成を同一にすることができる。
(8)上記の実施の形態では、動的再構成演算ブロックは、16個の動的再構成演算セルとシフトレジスタから構成され、各演算ブロックの構成情報には、その演算ブロックが実行する演算の種類、演算用パラメータ、演算を施すデータの取得先の演算ブロックが記載されている。
しかし、動的再構成演算ブロックの構成は、これに限るものではなく、例えば、演算を実行する演算セルと演算セル間の配線を接続及び切断する結線リソースから構成されるものもある。
このような場合であっても、実施の形態1と同様に、各演算セル及び結線リソースと対応する記憶手段を直列に結合して構成されるシフトレジスタにより、構成情報を巡回させ、変更の必要な演算セル及び結線リソースの構成情報のみを変更する構成であってもよい。
(9)本発明にかかる動的再構成演算回路110は、変更必要な動的再構成演算セル2100の構成情報のみ保持すれば良いため、構成情報記憶手段3000の容量を抑制できる。
また、構成切替えのハードウェア資源としては、演算セル2100の個数に依存して面積が増加するアドレス線、マスクレジスタを必要としない。
この構成により、更新される演算セル2100の個数が少なく、演算セル2100の個数が多い大規模な再構成演算回路を用いたメディア処理装置において有用である。また通信やセキュリティー等の用途にも応用できる。
(10)また、本発明は、少なくとも2種類の構成に変更可能な動的再構成演算ブロックと、前記動的再構成演算ブロックの出力端に接続された第1の配線と、前記動的再構成演算ブロックの入力端に接続された第2の配線と、第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段の出力端に接続された第3の配線と、前記第1の配線と前記第3の配線のデータとの何れかを選択し、前記第2の配線に伝達する選択器とを備えた動的再構成演算回路装置である。
(11)前記変形例(10)において、前記動的再構成演算ブロックは、少なくとも2種類の構成に変更可能な複数の動的再構成演算セルと、前記動的再構成演算セルに接続された複数の第2の記憶手段を含み、前記複数の第2の記憶手段は、チェーン状に数珠つなぎされ、チェーンの出力端が前記第1の配線に接続され、チェーンの入力端が前記第2の配線に接続されていることを特徴とする動的再構成演算回路装置であってもよい。
(12)また、本発明は、上記の変形例(11)において、前記複数の第2の記憶手段は一意に番地付けされ、前記番地を順番に遷移するセル番地カウンタと、前記第2の記憶手段の内、保持データを変更する前記番地を格納する第3の記憶手段と、前記セル番地カウンタと前記第3の記憶手段の出力とを比較する、セル番地比較器とを更に備え、前記選択器は、前記セル番地比較器の出力に基づいて前記第1の配線と前記第3の配線のデータの何れを選択するかを決定することを特徴とする動的再構成演算回路装置であってもよい。
(13)また、変形例(12)の動的再構成演算回路装置において、前記第1の記憶手段及び前記第3の記憶手段の読み出し番地を算出する記憶手段アドレスカウンタと、前記記憶手段アドレスカウンタの出力端に接続された第3の配線と、前記記憶手段アドレスカウンタの出力端に接続された第4の配線を保持し、前記第3の配線は、前記第1の記憶手段の読み出し番地入力の入力端に接続され、前記第4の配線は、前記第3の記憶手段の読み出し番地入力の入力端に接続されているとしてもよい。
(14)上記の変形例(10)〜(13)の動的再構成演算装置において、前記第1の記憶手段は、前記動的再構成演算ブロックの構成情報を格納し、前記第1と第2の配線は、前記構成情報を伝達し、前記選択器は、前記構成情報を選択するとしてもよい。
(15)上記の変形例(10)〜(13)の動的再構成演算装置において、前記第1の記憶手段は、前記動的再構成演算ブロックの演算用データを格納し、前記第1と第2の配線は、前記演算用データを伝達し、前記選択器は、前記演算用データを選択するとしてもよい。
(16)上記の変形例(10)〜(15)の動的再構成演算装置において、請求項1〜6の何れかに記載の動的再構成演算回路を搭載し、処理不要な演算データが転送されている期間に前記動的再構成演算ブロックの構成の切替えを行う構成であっても良い。
(17)また、本発明は、上記の変形例(10)〜(15)に記載の動的再構成演算装置を搭載した情報処理装置である。
(18)また、図1に記載されている構成情報記憶手段3000及びセル番地記憶手段6000は、動的再構成演算回路110内に配置されている必要はなく、当該動的再構成演算回路110を搭載している機器内に、同様の機能を備える記憶機構が存在すればよい。
図17は、このような構成の情報処理装置1200の構成の一例を示すブロック図である。ここで、情報処理装置1200としては、画像処理装置、携帯電話機、ゲーム機など様々な機器が該当し、それぞれの機器に必要なその他の機能部を備えると考えられる。例えば、携帯電話機であれば、マイク、スピーカ、アンテナ、入力キーなどを備えていると考えられるが、本発明の特徴部分と直接関連のない部分は、図面上では、省略している。
情報処理装置1200は、動的再構成演算回路120、主制御部1000構成情報記憶手段3000及び切替セル番地記憶手段6000から構成され、構成情報記憶手段3000は、構成情報記憶手段出力線3550を介して主制御部1000と接続されており、切替セル番地記憶手段6000は、切替セル番地記憶手段出力線6300を介して、主制御部1000と接続されている。また、動的再構成演算回路120は、制御線1100を介して主制御部1000と接続されている。
構成情報記憶手段3000及び切替セル番地記憶手段6000は、実施の形態1と同様に、動的再構成演算ブロック2010の構成変更に必要な情報をそれぞれ記憶している。
主制御部1000は、動的再構成演算ブロック2010の構成変更の必要が生じると、該当する情報を構成情報記憶手段3000及び切替セル番地記憶手段6000から読み出す。例えば、構成Aから構成Bへ構成変更をする場合、主制御部1000は、切替セル番地記憶手段6000の領域6001に記憶されているセル番地「10」及び「11」を読み出し、構成情報記憶手段3000の領域3001に記憶されている構成情報「2315」及び「5778」を読み出す。
次に、主制御部1000読み出したセル番地及び構成情報を含む切替指示を動的再構成演算回路120へ出力する。
動的再構成演算回路120は、実施の形態1において説明した動的再構成演算回路110から構成情報記憶手段3000及び切替セル番地記憶手段6000を、除いた構成になっている。
また、記憶手段アドレスカウンタ8200は、実施の形態1の記憶手段アドレスカウンタ8000とは、異なり、主制御部1000から切替指示を受け取り、受け取った切替指示に含まれるセル番地と構成情報を一時的に記憶し、記憶しているセル番地をセル番地出力線6200を介してセル番地比較器4000へ出力する。同様に、記憶している構成情報を、構成情報送出バス3450を介して構成情報選択器3400へ出力する。また、セル番地比較器4000から、0を受け取っている間は、同じセル番地及び構成情報を出力し続けるが、1を受け取ると、出力するセル番地、及び構成情報を変更する。
以下に、具体的に、動的再構成演算ブロック2010の構成を構成Aから構成Bに変更する場合について説明する。
記憶手段アドレスカウンタ8200は、主制御部1000から、セル番地「10」及び「11」、構成情報「2315」及び「5778」を含む切替指示を受け取る。切替指示を受け取ると、セル番地カウンタ5000の保持するカウンタ値を0に初期化する。続いて、セル番地出力線6200を介して受け取ったセル番地「10」を、セル番地比較器4000へ出力し、構成情報送出バス3450を介して構成情報「2315」を、構成情報選択器3400へ出力する。
記憶手段アドレスカウンタ8200は、セル番地比較器4000からの出力値が0の間、上記の出力を継続する。
セル番地比較器4000から1を受け取ると、セル番地比較器4000へ出力するセル番地を「11」に変更し、構成情報選択器3400へ出力する構成情報を「5778」に変更する。
動的再構成演算回路120内のほかの構成要素の機能は、実施の形態1と同様である。
(19)上記の各装置及び回路は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムであってもよい。前記RAM、ROM、前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
図18は、動的再構成演算ブロック2010の構成変更を、プログラムにより実行する情報処理装置1700の一例を示したブロック図である。
情報処理装置1700は、図面に記載された構成以外にも、各種の構成要素を備えると考えられるが、ここでは、動的再構成演算ブロック2010の構成変更に関連のある部分のみを記載している。
図18に示すように、情報処理装置1700は、構成情報記憶手段3000、切替セル番地記憶手段6000、主制御部1300及び動的再構成演算ブロック2010から構成され、構成情報記憶手段3000は、構成情報記憶手段出力線3550を介して主制御部1300と接続されており、切替セル番地記憶手段6000は、切替セル番地記憶手段出力線6300を介して、主制御部1300と接続されている。また、動的再構成演算ブロック2010は、構成情報出力バス3200及び構成情報入力バス3100を介して主制御部1300接続されている。さらに、動的再構成演算ブロック2010内のシフトレジスタは、パルス出力線5150を介して主制御部1300からパルス信号を受け取る。
構成情報記憶手段3000及び切替セル番地記憶手段6000の構成は、実施の形態1において説明した構成情報記憶手段3000及び切替セル番地記憶手段6000と同様である。
主制御部1300は、プロセッサ1500とメモリ1400から構成されるコンピュータシステムであり、メモリ1400には、回路再構成プログラム1600を初めとして、各種のコンピュータプログラムが記憶されている。プロセッサ1500が、メモリ1400に記憶されているコンピュータプログラムに従って動作することにより、情報処理装置1700は、その機能の一部を実現する。
メモリ1400に記憶されている回路再構成プログラム1600は、具体的には、図8に示すような、動的再構成演算ブロック2010の構成変更の手順を、プロセッサ1500が解読可能な機械語により記述したものである。
プロセッサ1500が回路再構成プログラム1600に従って動作することにより、主制御部1300は、定期的にパルス信号を出力し、構成情報出力バス3200を介して、動的再構成演算ブロック2010内の各記憶手段の保持する構成情報を読み出し、構成情報入力バス3100を介して、構成変更を必要としない演算セルに対応する構成情報を、そのまま動的再構成演算ブロック2010へ入力し、構成変更を必要とする演算セルに対応する構成情報を構成情報記憶手段3000の保持する構成情報に差し替えて動的再構成演算ブロック2010へ入力する。これにより、実施の形態1と同様に、動的再構成演算ブロック2010の構成変更を実現することができる。
(20)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(21)上記の装置又は回路を構成する構成要素の一部又は全部は、着脱可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(22)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を、前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(23)また、機能ブロックの全てに限らず一部がLSIとして実現される場合も本発明に含まれる。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。
(24)また、上記の実施の形態及び変形例において、動的再構成演算ブロックの具体例として、FPGAやPLDを紹介したが、これに限るものではない。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応などが可能性として有り得る。
(25)また、上記の実施の形態及び変形例を組み合わせても良い。
本発明は、動的再構成演算回路を製造及び販売する産業、動的再構成演算回路を搭載した各種の電気機器を製造及び販売する産業、前記電気機器を用いたサービスを提供する産業において、営業的、反復継続的に利用可能である。
本発明の実施の形態1における動的再構成演算回路110の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における、シフトレジスタ2300の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における、動的再構成演算回路110での構成切替えの動作スケジューリング図 本発明の実施の形態1における、構成切替えの必要な演算セル2100番号の一覧図 本発明の実施の形態1における、各構成での動的再構成演算ブロック2010の構成情報データ値一覧図 本発明の実施の形態1における、切替セル番地記憶手段6000内の各構成用領域の切替セル番地設定図 本発明の実施の形態1における、構成情報記憶手段3000内の各構成用領域の構成情報データ設定図 本発明の実施の形態1における、構成切替えの制御フロー図 本発明の実施の形態1における、構成Aから構成Bへの切り替え時の、サイクル単位の、各構成要素の関係図 本発明の実施の形態2における動的再構成演算回路110を用いた高画質化装置18001を示すブロック図 本発明の実施の形態2における動画像高画質化回路19000でのフィルタ処理の計算式1を示す図 本発明の実施の形態2における動画像高画質化回路19000でのフィルタ処理の計算式2を示す図 本発明の実施の形態2における画像の処理順序を示す図 本発明の実施の形態2における、画像の伝送における垂直ブランキング領域と有効領域の関係図 本発明の実施の形態3における動的再構成演算回路110を用いた移動通信装置10000の外観図 本発明の動的再構成演算回路の変形例を示す図 変形例(18)の一具体例を示すブロック図である。 変形例(19)の一具体例を示すブロック図である。 特許文献1の動的再構成演算回路装置の概略図
符号の説明
2100 動的再構成演算セル
2300 シフトレジスタ
2301 記憶手段
2301〜2316 記憶手段
2400 動的再構成演算セル
2500 シフトレジスタ
3000 構成情報記憶手段
3100 構成情報入力バス
3200 構成情報出力バス
3300 構成情報送出バス
3400 構成情報選択器
3450 構成情報送出バス
4000 セル番地比較器
4100 セル番地比較器出力線
5000 セル番地カウンタ
5100 セル番地カウンタ出力線
5150 パルス出力線
6000 切替セル番地記憶手段
6100 切替セル番地出力線
8000 記憶手段アドレスカウンタ
8100 記憶手段アドレスカウンタ出力線
10000 移動通信装置
11000 ディスプレイ
12000 撮像手段
13000 音出力手段
14000 音入力手段
15000 コマンド入力手段
16000 アンテナ
17000a ビデオフレームバッファ
17000b ビデオフレームバッファ
18000 動画像データ生成部
18001 高画質化装置
19000 動画像高画質化回路
19100 画像特徴量データ線

Claims (18)

  1. 自身の内部構成を変更可能な集積回路であって、
    複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、
    前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上記憶している記憶手段と、
    前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて前記記憶手段に記憶されている前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
  2. 前記制御手段は、前記再構成演算ブロックへ、タイミング信号を繰返し出力し、出力の度に前記出力セットを構成する原構成情報を1個取得し、取得した原構成情報が、前記構成を変更すべき演算セルに対応するか否かよって、取得した原構成情報及び前記代替構成情報のうち一方を選択して前記再構成演算ブロックへ出力することを繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記複数の演算セルは、対応するセル記憶部と接続されており、
    前記複数のセル記憶部は、直列に接続されてシフトレジスタを構成し、前記制御手段からタイミング信号を受け取る度に、前記シフトレジスタの終端に位置するセル記憶部は自身の保持する原構成情報を出力し、その他のセル記憶部は、前記シフトレジスタの終端方向へ隣接するセル記憶部へ、自身の記憶する原構成情報又は代替構成情報をシフトし、前記シフトレジスタの先端のセル記憶部は、前記出力セットに含まれる1個の原構成情報又は代替構成情報を記憶することを繰り返す
    ことを特徴とする請求項2に記載の集積回路。
  4. 前記複数の演算セルは、それぞれ異なる識別番号により識別され、
    前記複数の識別番号は、対応する演算セルが前記シフトレジスタに接続されている順に、連続しており、
    前記制御手段は、
    前記構成を変更すべき演算セルを示す変更対象識別番号を1個以上記憶しており、
    カウンタ値を保持し、前記タイミング信号を繰返し出力し、出力の度に、保持しているカウンタ値へ一定値を加算し、加算後のカウンタ値と記憶している前記変更対象識別番号とを比較し、一致する場合には、前記代替情報を選択し、一致しない場合には出力された前記原構成情報を選択することを繰り返す
    ことを特徴とする請求項3に記載の集積回路。
  5. 前記制御手段は、
    前記構成を変更すべき演算セルを示す1個以上の前記変更対象識別番号を、変更対象識別番号の順に記憶している切替セル番地記憶部と、
    前記カウンタ値を保持し、前記タイミング信号を繰返し出力し、出力の度に前記カウンタ値に一定値を加算するセル番地カウンタと、
    前記記憶手段及び前記切替セル番地記憶部の読出アドレスを決定するアドレスカウンタと、
    前記タイミング信号が出力される度に、加算後の前記カウンタ値と、前記セル番地記憶部内において前記アドレスカウンタの決定した読出アドレスに記憶されている識別番号とを比較するセル番地比較部と、
    前記比較の結果、両者が一致すれば、前記記憶手段内において、前記アドレスカウンタの決定した読出アドレスの示す位置に記憶されている前記代替構成情報を選択し、前記判断結果、両者が一致しなければ、前記シフトレジスタから出力された原構成情報を選択し、選択した一方を前記シフトレジスタの先端のセル記憶部へ出力することを、前記比較のたびに繰り返す情報選択部とを含み、
    前記記憶手段は、1個以上の前記変更対象識別番号と対応付けて1以上の前記代替構成情報を記憶している
    ことを特徴とする請求項4に記載の集積回路。
  6. 前記アドレスカウンタは、前記セル番地比較部による前記比較の結果、両者が一致すると判断された場合、前記読出アドレスに1を加算した値を新たな読出アドレスに決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の集積回路。
  7. 前記アドレスカウンタは、前記切替セル番地記憶部の先頭アドレスを記憶しており、外部から前記再構成演算ブロックの構成変更を要求する変更指示を取得し、前記変更指示を取得すると、前記先頭アドレスを前記読出アドレスとして決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の集積回路。
  8. 前記アドレスカウンタは、前記切替セル番地記憶部の終端アドレスを記憶しており、前記読出アドレスと前記終端アドレスとが一致すると、前記読出アドレスへの加算を停止する
    ことを特徴とする請求項6に記載の集積回路。
  9. 前記制御手段は、前記カウンタ値と前記シフトレジスタの先端のセル記憶部と対応する演算セルを示す識別番号とが一致すると、前記繰返しを停止する
    ことを特徴とする請求項4に記載の集積回路。
  10. 前記複数のセル記憶部は、前記原構成情報として、前記演算セルの構成の一部分を示す原演算パラメータを記憶しており、
    前記記憶手段は、前記代替構成情報として、前記演算セルの構成の一部分を示す代替演算パラメータを記憶しており、
    前記再構成演算ブロックは、前記入力セットに含まれる前記原演算パラメータ又は前記代替演算パラメータに従って、各演算セルを構成する演算パラメータを書き換える
    ことを特徴とする請求項3に記載の集積回路。
  11. 前記再構成演算ブロックと前記制御手段とは第1配線及び第2配線により接続され、前記記憶手段と前記制御手段とは、第3配線により接続され、
    前記再構成演算ブロックは、前記第1配線を介して前記制御手段へ前記出力群を出力し、
    前記制御手段は、前記1配線を介して前記出力群を取得し、前記第3配線を介して前記1個以上の代替構成情報を取得し、前記第2配線を介して、前記再構成演算ブロックへ前記入力群を出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の集積回路。
  12. 請求項3に記載の集積回路を搭載した画像処理装置であって、
    垂直ブランキング期間又は水平ブランキング期間において、前記回路再構成装置に前記再構成演算ブロックの再構成を実行させる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項3に記載の集積回路を搭載した情報処理装置であって、
    前記再構成演算ブロック上に構成された回路による処理を行う必要のない期間に、前記回路再構成装置に前記再構成演算ブロックの再構成を実行させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 自身の内部構成を変更可能な集積回路であって、
    複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、
    前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上取得する取得手段と、
    前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて取得手段の取得した前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段
    とを備えることを特徴とする集積回路。
  15. 自身の内部構成を変更可能な集積回路において用いられる回路再構成方法であって、
    前記集積回路は、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上記憶している記憶手段とを備え、
    前記回路再構成方法は
    前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて前記記憶手段に記憶されている前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御ステップ
    を含むことを特徴とする回路再構成方法。
  16. 回路再構成装置であって、
    複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、
    前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上記憶している記憶手段と、
    前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて前記記憶手段に記憶されている前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段と
    を備えることを特徴とする回路再構成装置。
  17. 自身の内部構成を変更可能な集積回路において用いられる回路再構成方法であって、
    前記集積回路は、複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックを備え、
    前記回路再構成方法は、
    前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上取得する取得ステップと、
    前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて前記取得手段の取得した前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御ステップと
    を含むことを特徴とする回路再構成方法。
  18. 回路再構成装置であって、
    複数の再構成可能な演算セルと、前記複数の演算セルそれぞれと対応しており、対応している演算セルの構成の全部又は一部分を示す原構成情報を記憶している複数のセル記憶部とを含み、前記複数のセル記憶部の記憶している複数の原構成情報からなる出力セットを出力し、前記出力セットのうちの一部の原構成情報及び前記原構成情報に代わる1個以上の代替構成情報からなる入力セットを受け取り、受け取った入力セットに含まれる原構成情報及び代替構成情報に従って各演算セルを再構成する再構成演算ブロックと、
    前記複数の演算セルのうち、構成を変更すべき演算セルの新たな構成の全部又は一部を示す前記代替構成情報を1個以上取得する取得手段と、
    前記再構成演算ブロックを制御して、前記再構成演算ブロックから前記出力セットを取得し、構成を変更すべき演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する原構成情報に代えて取得手段の取得した前記代替構成情報を選択し、構成を変更しない演算セルについて、前記出力セットのうちの対応する前記原構成情報を選択し、選択した原構成情報及び選択した代替構成情報からなる前記入力セットを前記再構成演算ブロックへ出力する制御手段と
    を備えることを特徴とする回路再構成装置。
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