JP2008136169A - 圧電デバイスの製造方法、圧電デバイスおよび電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧電デバイス10の製造方法は、まずシート基板における複数のデバイス形成領域に電子部品32および圧電振動子40をそれぞれ配置して、デバイス形成領域に配置した圧電振動子40と電子部品32とを導通する。この後、圧電振動子40のベースとシート基板とを切断し、デバイス形成領域毎に個片化して圧電デバイス10を得ている。なおシート基板と圧電振動子40との間を樹脂モールド材38で充たすこともできる。この場合には、圧電振動子40、基板12および樹脂モールド材38の各側面が同一面を形成して、圧電デバイス10の側面を形成している。
【選択図】図1
Description
これにより個片化した後の基板および圧電振動子の各側面が圧電デバイスの表面に露出
して、同一面を形成することができるので、圧電デバイスの平面サイズを小型化できる。また圧電デバイスは、圧電振動子のベースの一部を切断して形成するため、圧電振動子の平面サイズよりも小型にできる。さらに圧電デバイスを製造するには、圧電振動子のベースの一部を切断しているので、シート基板上に配置する圧電デバイス同士の間隔を狭くすることができる。これにより1枚のシート基板に配置する圧電振動子の数を多くでき、1枚のシート基板から得られる圧電デバイスの数を多くできる。
圧電デバイスは、圧電振動子と電子部品を2階建て構造にしているので、その平面サイズを小型にできる。また圧電デバイスは、その上部に樹脂モールド材を設けてなく、圧電振動子が上面に露出しているので低背化できる。
このような圧電デバイスは、圧電振動子とシート基板との間は樹脂モールド材によって充たされているが、圧電振動子の上部がこのデバイスの外部に露出する構成になる。よって圧電デバイスは、高さを低くすることができるとともに、電子部品を樹脂モールド材で保護することができる。
このキャスタレーションを覆う工程は、前述した少なくとも電子部品の周囲を樹脂モールド材で覆う工程と同時に行うことができる。これによりキャスタレーションを保護することができる。また圧電振動子の上部に樹脂モールド材を設けるとともに、基板と圧電振動子の間(中間部)に樹脂モールド材を設けている場合には、キャスタレーションを覆った樹脂モールド材で上部と中間部の樹脂モールド材を接続することができる。よって樹脂モールド材を一体化することができ、圧電デバイスの信頼性がより向上する。
スの側壁、または圧電振動子を構成するベース板を切断することを特徴とする適用例1ないし5のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
圧電デバイスは、圧電振動子の側壁またはベース板の一部を切断して形成するため、平面サイズをより小型にできる。
個片化してある圧電振動子を用いると、様々な種類の圧電振動子を圧電デバイスに搭載できる。また圧電振動子は、個片化した状態で周波数調整する場合があり、また個片化した状態で製品検査を行っているので、正常に動作する製品のみを圧電デバイスに搭載できる。よって圧電デバイスの不良品の発生を低減できる。
これにより圧電デバイスの平面サイズを小型にすることができる。
電子機器には、より小型化されていく傾向の高いものがある。このような電子機器では、圧電デバイスを始めとする様々な電子デバイスを搭載する空間が限られているが、前述した特徴を有する圧電デバイスは少なくとも平面方向が小型化されているので、この圧電デバイスを前記空間に搭載することができる。
32が導通する。そして基板12と圧電振動子40との間に樹脂モールド材38を設けるとともに、リッド58を除いた圧電振動子40の上部に樹脂モールド材38を設けている。この圧電振動子40(パッケージベース46)、樹脂モールド材38および基板12のそれぞれの側面が同一面を形成している。
また絶縁膜16は、電子部品32の下側のみに設けてあってもよい。
そして個片化した圧電デバイス10は、図4(B)に示すようになる。以上により、圧電デバイス10の製造は終了する。
な回路を備えた圧電デバイス10は、電圧制御機能や温度補償機能を備えた圧電発振器、リアルタイムクロック装置またはジャイロセンサ等になる。
ないが、リッド58の側部に樹脂モールド材38が設けられている。このため図5(B)に示すように、圧電デバイス62は、圧電振動子40のリッド58の上面とともに側部にも樹脂モールド材38を設けていない形態とすることができる。
また図7に示す圧電デバイス70は、振動子端子52が側面に露出した構成である。しかし圧電デバイス70は、振動子端子52が側面に露出していない構成であってもよい。
Claims (9)
- シート基板における複数のデバイス形成領域に電子部品および圧電振動子をそれぞれ配置して、前記デバイス形成領域毎に配置した前記圧電振動子と前記電子部品とを導通する工程と、
前記圧電振動子のベースと前記シート基板とを切断して、前記デバイス形成領域毎に個片化する工程と、
を順に行うことを特徴とする圧電デバイスの製造方法。 - 前記圧電振動子と前記電子部品とを導通する工程は、前記圧電振動子を前記電子部品の上方に配置し、前記デバイス形成領域毎に配置した前記圧電振動子と前記電子部品とを導通する工程であり、
前記個片化する工程の前に、前記電子部品を樹脂モールド材で覆う工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の圧電デバイスの製造方法。 - シート基板に電子部品を配置する工程と、
前記シート基板に接続部材を配置し、前記接続部材を介して圧電振動子を配置して、前記電子部品と前記圧電振動子とを高さ方向に並べて配置する工程と、
前記圧電振動子と前記シート基板との間を樹脂モールド材で充たすとともに、少なくとも前記圧電振動子の側面を前記樹脂モールド材で覆う工程と、
前記圧電振動子のベースと前記シート基板と前記樹脂モールド材とを一括して切断する工程と、
を順に行うことを特徴とする圧電デバイスの製造方法。 - 前記樹脂モールド材で覆う工程は、前記圧電振動子と前記シート基板との間を前記樹脂モールド材で充たすとともに、前記圧電振動子の前記側面および前記圧電振動子の上部を覆う工程であり、
前記樹脂モールド材で覆う工程の後に、前記圧電振動子の前記上部を覆った前記樹脂モールド材を取り除く工程を行うことを特徴とする請求項3に記載の圧電デバイスの製造方法。 - 前記樹脂モールド材で覆う工程は、前記圧電振動子の前記側面に形成したキャスタレーションを前記樹脂モールド材で覆うことを特徴とする請求項3または4に記載の圧電デバイスの製造方法。
- 前記圧電振動子のベースの切断は、圧電振動子を構成するパッケージベースの側壁、または圧電振動子を構成するベース板を切断することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
- 前記圧電振動子は、予め個片化してあることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
- 基板の一方の面に電子部品を配設して、前記基板の他方の面に設けた外部端子と導通し、
前記基板の一方の面に接続部材を介して圧電振動子を設けて、前記電子部品と前記圧電振動子とを2階建て構造にするとともに、前記電子部品と前記圧電振動子とを導通し、
前記基板と前記圧電振動子との間に樹脂モールド材を設け、
前記圧電振動子、前記樹脂モールド材および前記基板のそれぞれの側面が同一面内にある、
ことを特徴とする圧電デバイス。 - 請求項8に記載の圧電デバイスを搭載したことを特徴とする電子機器。
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