JP2008134326A - 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチビーム露光方式の画像形成装置において各光源からのレーザによるドットの再現が同じになるような調整を行ない、良好な画像を形成することのできる画像形成装置を提案する。
【解決手段】光源LD1の光量に対する光源LD2の光量の比率を異ならせ、各比率のパターンに、各色ごとに、光源LD1の孤立ドットからなるエリアと、光源LD2の孤立ドットからなるエリアとを含む、調整用画像パターンを印刷する。複写機では、各エリアの濃度を検出して、光源LD1の孤立ドットのエリアの濃度と光源LD2の孤立ドットのエリアの濃度との差が最小となるときの比率を調整比率と決定し、その比率で光源LD1,LD2を発光させるように制御する。
【選択図】図5

Description

この発明は画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムに関し、特に、複数の露光光源により作像を行なう画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムに関する。
近年、MFP(Multi Function Peripheral)などの、電子写真方式の画像形成装置においては、解像度を向上させるために、複数の露光光源を用いて、1つの像担持体に作像するマルチビーム露光方式が採用されることが多い。マルチビーム露光方式の代表的なものとしては、2つの露光光源から各々レーザビームを発する、2ビーム露光方式が挙げられる。
マルチビーム露光方式を採用すると、各レーザビームで作像されるドットサイズが異なることに起因した、出力画像に濃度ムラが発生することがある。
マルチビーム露光方式の画像形成装置において印字を行なう場合は、各光源からのレーザ強度が異なることで、出力画像に濃度ムラが発生する場合がある。この濃度ムラを防止するため、生産時に各光源からのレーザ強度を調整することがなされている。また、特開2004−276582号公報(以下、特許文献1)には、各光源からの光で構成された画像パターンを比較することで、濃度が均一になるような調整方法が開示されている。詳しくは、特許文献1に開示されている調整方法は、劣化による複数の光源からの各々の露光量の変化を、各光源からのレーザビームによる実画像を用いて補正する方法である。調整時には、各光源を全露光させて画像(ベタ画像)を作像し、各画像を出力する。ベタ画像を作像させるため、ポリゴンモータの回転数を変化させることで、1つの光源からのレーザビームの感光体への露光走査と、次の光源からのレーザビームの感光体への露光走査との間隔を狭くする。
特開2004−276582号公報
本願出願人らは、2ビーム露光方式の画像形成装置において誤差拡散方式を用いてハイライトに近い階調のパッチを再現した場合に、ある面積に、1つのレーザのみの、1ドット内に1つの発光波形が含まれるドット(孤立ドットと称する)の偏りが発生し、出力画像において、孤立ドットの偏りが木目調の濃度のムラとして目立つことを発見した。
ここで、一方の光源LD1からのビームの1つの発光波形が図12(A)、他方の光源LD2からのビームの1つの発光波形が図12(B)で示されるものであるとすると、ピーク時の光出力は同じであっても、光源の応答性の違いにより、ピークに達するまでの波形の立ち上がりに違いが発生する。
発光出力Pと時間Tとで得られる1つの発光波形の面積は、濃度を表わしている。図12(A),(B)に示されるような、異なる発光波形が各々1つのドットに含まれる場合、光源LD1による孤立ドットと、光源LD2による孤立ドットとでは、濃度差が発生する。このため、いずれかの孤立ドットが偏ると、出力画像において濃度のムラが生じる場合がある。
この濃度のムラは、ドットの偏りが発生しやすい誤差拡散方式を用いた場合に目立つことが確認されたが、スクリーン階調再現方式を用いた場合であっても、ある面積で一方のレーザのみで作像されるドットが偏るようなパラメータを選択した場合には、同様の濃度のムラが発生することは明らかである。そのため、このような本願出願人らが発見した濃度のムラを防止するためには、各光源からのレーザによるドットの再現が同じになるように調整する必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されているような各光源からのレーザ強度の調整方法は、各光源から全露光した際のレーザ強度を調整する方法であり、各光源からのレーザによるドットの再現が同じになるような調整を行なう方法ではない。つまり、特許文献1に開示されているように露光走査の間隔を狭くしても、各光源からのレーザによるドットの再現が同じになるような調整を行なうことができず、このことに起因する濃度のムラが発生してしまうという問題がある。
本発明はこの問題に鑑みてなされたものであって、マルチビーム露光方式の画像形成装置において各光源からのレーザによるドットの再現が同じになるような調整を行ない、良好な画像を形成することのできる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は、像担持体に潜像を形成するための第1露光光源および第2露光光源と、調整用画像を印刷するための画像データを記憶する記憶手段と、調整用画像を用いて、第1露光光源の光量と第2露光光源の光量とを調整する調整手段と、調整手段で調整された光量となるように、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度とを制御する制御手段とを備え、調整用画像は、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度との比率ごとに、第1露光光源により形成された第1孤立ドットで構成された第1エリアと、第2露光光源により形成された第2孤立ドットで構成された第2エリアとを含み、調整手段は、上記比率ごとの、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度との差分に基づいて、調整比率を決定する決定手段を含み、制御手段は、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度とが調整比率となるように制御する。
好ましくは、調整手段は、上記比率ごとに、調整用画像の、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度とを読取る読取手段と、上記比率ごとに、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度との差分を算出する差分算出手段とをさらに含み、決定手段は、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度との差分が最小となるときの比率を調整比率として決定する。
より好ましくは、決定手段は、最小である差分がしきい値以下である場合に、その比率を調整比率として決定する。
また好ましくは、第1エリアは第1露光光源により形成された第1孤立ドットのみで形成され、第2エリアは第2露光光源により形成された第2孤立ドットのみで形成される。
好ましくは、画像形成装置は、調整比率の変更を受付ける手段をさらに備える。
好ましくは、画像形成装置は、第1露光光源および第2露光光源付近の温度を取得する手段と、第1露光光源および第2露光光源の各々の総発光時間を取得する手段との少なくとも一方をさらに備え、制御手段は、さらに、第1露光光源および第2露光光源付近の温度および/または第1露光光源および第2露光光源の各々の総発光時間に基づいて、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度とを制御する。
好ましくは、制御手段は、出力対象の画像において、所定数以上のドットが連続していることを検出したときに、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度とが調整比率となるように制御する。
本発明の他の局面に従うと、画像形成方法は、像担持体に潜像を形成するための第1露光光源および第2露光光源を備える画像形成装置における画像形成方法であって、画像形成装置で印刷された調整用画像をスキャンするステップとを備え、調整用画像は、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度との比率ごとに、第1露光光源により形成された第1孤立ドットで構成された第1エリアと、第2露光光源により形成された第2孤立ドットで構成された第2エリアとを含み、上記比率ごとに、調整用画像のうちの、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度とを読取るステップと、比率ごとに、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度との差分を算出するステップと、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度との差分に基づいて、調整比率を決定するステップと、画像形成時に、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度とが調整比率となるように制御するステップとをさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成プログラムは、像担持体に潜像を形成するための第1露光光源および第2露光光源を備える画像形成装置における画像形成処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、画像形成装置で印刷された調整用画像をスキャンするステップとを実行させ、調整用画像は、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度との比率ごとに、第1露光光源により形成された第1孤立ドットで構成された第1エリアと、第2露光光源により形成された第2孤立ドットで構成された第2エリアとを含み、上記比率ごとに、調整用画像のうちの、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度とを読取るステップと、上記比率ごとに、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度との差分を算出するステップと、第1エリアの濃度と第2エリアの濃度との差分に基づいて、調整比率を決定するステップと、画像形成時に、第1露光光源の発光強度と第2露光光源の発光強度とが調整比率となるように制御するステップとをさらに実行させる。
本発明によると、画像形成装置において、複数の光源の各々について、各レーザによるドットの再現が同じになるように調整される。その結果、各光源の応答性の違いに起因した濃度のムラを抑えることができ、良好な画像を形成することができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
本実施の形態においては、本発明にかかる画像形成装置をタンデム方式のデジタルカラー複写機(以下、複写機という)で適用する場合について説明する。しかしながら、本発明にかかる画像形成装置は複写機に限定されず、プリンタやファクシミリ装置やそれらの複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)などであってもよい。また、印刷方式もタンデム方式やデジタル方式に限定されず、カラー複写機でなくモノクロ複写機であってもよい。
カラータンデム方式の画像形成装置は、各々現像器を含んだ4色の作像部が中間転写体である中間転写ベルトに沿って列設されて構成され、それぞれに形成された各色のトナー画像を上記中間転写ベルトに転写し(一次転写)、各色トナーの重ね合わせにより多色画像を形成する。さらに、中間転写ベルト上で重ね合わされた画像を印刷媒体である用紙上に転写し(二次転写)、定着工程を経て出力する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置が適用される、本実施の形態にかかる複写機1のハードウェア構成の概略を示す模式的断面図である。図2は、複写機1の一部分を説明するための模式的断面図である。複写機1は、タンデム方式のデジタルカラー複写機であって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色のトナーを順次重ね合わせることによってカラー画像を形成する。
図1を参照して、本実施の形態にかかる複写機1は、自動原稿搬送部100と、画像読撮部200と、画像形成部300とを含む。
自動原稿搬送部100は、セットされた原稿を画像読撮部200に自動的に1枚ずつ搬送する。
画像読撮部200は、原稿台ガラス201と、スキャンモータMによって原稿台ガラス201と平行移動するスキャナ202とを含む。スキャナ202には、原稿を照射する露光ランプ2021、原稿からの反射光の向きを変える反射ミラー2022、反射ミラーからの光路を変える2つのミラー2023A,2023B、反射光を集光するレンズ2024、反射光の波長により色を判別し、反射光を反射または透過して2つの光電変換素子に反射光を導くハーフミラー2025、および受光した反射光に応じて電気信号を発生するCCD(Charge Coupled Device)などの光電変換素子2026が含まれる。
自動原稿搬送部100から搬送された原稿は原稿台ガラス201上にセットされ、スキャナ202が矢印で示す右向きに移動するとき露光走査される。原稿からの反射光は光電変換素子2026によって電気信号に変換され、画像形成部300に入力される。
画像形成部300は、複数のローラにより弛まないように懸架され、これらのローラが図1中で反時計回りに回転することで、所定速度で同方向に回転する無端ベルトである中間転写ベルト304と、中間転写ベルト304に沿って所定間隔で配置されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)各色トナーに対応する感光体305Y,305M,305C,305K(これらを代表させて感光体305とする)と、各感光体305の表面を均一に帯電させる帯電チャージャ、および各感光体305の表面に形成された静電潜像を各色のトナーで現像して感光体305の表面にトナー像を形成する現像ローラを含む現像器302Y,302M,302C,302K(これらを代表させて現像器302とする)と、各感光体305の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト304上に転写する、各感光体305と中間転写ベルト304を介して対をなす転写チャージャ303Y,303M,303C,303K(これらを代表させて転写チャージャ303とする)と、画像データを構成する各色データに基づいて各感光体305にレーザビームを出力して、画像データに応じた露光を行なって、均一に帯電された各感光体305の表面に静電潜像を形成するプリントヘッドを含んだ露光器301と、印刷媒体である用紙を収納する給紙カセット310A,310B,310C(これらを代表させて給紙カセット310とする)と、中間転写ベルト304に転写されたトナー像を用紙に転写して定着させる定着器307と、中間転写ベルト304上のトナーの付着量を検出する、反射型フォトセンサ(以下、センサ)314と、印刷された用紙を排出する排紙トレイ311と、CPU(Central Processing Unit)などを含むコントローラ30と、コントローラ30で実行されるプログラムなどを記憶するメモリ40と、ユーザの指示操作を入力する操作パネル50とを含んで構成される。
操作パネル50は、電源の投入やプリントの開始などの、ユーザからの指示操作に応じた指示信号をコントローラ30に入力する。コントローラ30は、指示信号に基づいてメモリ40からプログラムを読出して実行し、上記各部を制御する。また、コントローラ30は内部にタイマなどの計時手段を備えて、所定時間が計時されたときにプログラムを実行してもよい。なお、コントローラ30、メモリ40、および操作パネル50は、画像形成部300以外の自動原稿搬送部100や画像読撮部200に備えられてもよい。
コントローラ30は上記プログラムを実行することで、画像読撮部200や外部装置などから入力された画像信号に対して所定の画像処理を施し、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色に色変換したデジタル信号を作成する。
また、コントローラ30は、上記プログラムを実行することで、画像読撮部200の光電変換素子2026から入力された電気信号に基づいて後述する光源からのレーザ光量の比率を調整する処理を行ない、デジタル信号である補正データを作成する。
コントローラ30で作成された、上記画像を形成するための、シアン用の画像色データ、マゼンタ用の画像色データ、イエロー用の画像色データ、およびブラック用の画像色データ、または後述する画像安定化処理等に使用するパターン画像用のデータなどの画像データ、および光源からの光量を補正するための補正データなどであるデジタル信号は、コントローラ30から露光器301に出力される。
露光器301は、コントローラ30から入力された画像各色データやパターン画像用のデータなどに基づいて、各感光体305にレーザビームを出力する。
図2を参照して、露光器301は、半導体レーザ素子などの、複数の光源である光源LD1,LD2、各光源を駆動させる駆動回路3011A,3011B(これらを代表させて、駆動回路3011とする)、D/A変換器3010、ポリゴンミラー3012、f−θレンズ3013、フォトダイオード(SOS:Start of Scanセンサ)3014、およびSOSセンサ制御部3015を含む。
コントローラ30からの、各光源用の補正データは、各々、D/A変換器3010においてアナログ信号に変換された後、各駆動回路3011に入力される。また、画像データも、各駆動回路3011に入力される。駆動回路3011はこれらのデータに基づいて、光源LD1,LD2を駆動させるための駆動信号を生成し、光源LD1,LD2に入力する。光源LD1,LD2は駆動信号に応じてレーザビームを出射する。
駆動信号に応じて光源LD1,LD2から出射されたレーザビームは、各々、ポリゴンミラー3012の1つの面に入射する。この面で反射されたビームは、f−θレンズ3013を通って感光体305に入射し、感光体305を露光する。ポリゴンミラー3012の回転につれ、ポリゴンミラーの1つの面から反射されるビームの出射方向が図に示すように変わって感光体305を軸方向に露光走査する。感光体305の露光走査が開始される時に、レーザビームはミラー(不図示)で反射され、SOSセンサ3014に入射される。SOSセンサ3014は、レーザビームに応じたSOS信号をSOSセンサ制御部3015に入力する。SOSセンサ制御部3015は、感光体305の軸方向の露光走査の同期をとるように光源LD1,LD2からのレーザビームの出射を制御するための制御信号を、各駆動回路3011に入力する。
電子写真式の作像プロセスでは、温度や湿度等の環境によって画像の品質が影響を受けやすい。そのため、画像の品質を担保するために、通常、電源投入時や、印刷の指示があったときや所定枚数印字したときなどの所定のタイミングで感光体上や中間転写ベルト上のトナーの付着を濃度センサで検出して、画像の品質を安定化させるための処理である画像安定化処理が実行される。本実施の形態では、印刷の指示があったときに画像安定化処理が実行されるものとする。
画像安定化処理とは、電子写真方式の画像形成装置の出力画像が、環境や機械のばらつきによらず安定した濃度と階調再現とで得られるよう、機械内部の状態をセンサで自己診断し、画像形成装置の感光体の帯電電圧やレーザ光量などを切替える処理をいう。
本実施の形態にかかる複写機1では、画像安定化処理として、各光源LD1,LD2から出射するレーザビームの光量の比率を調整する処理が行なわれる。他の画像安定化処理の代表的なものとして、たとえば、感光体や中間転写ベルト上に所定の濃度のパターン画像を形成し、そのパターン画像の濃度をセンサで読取って、読取った濃度値から、感光体の帯電電圧、現像バイアス電圧等の設定値を決める制御などがある。
なお、以下の具体例では、画像安定化処理時に調整処理が行なわれるものとするが、調整処理が実行されるタイミングは画像安定化処理時に限定されない。露光器においてドットを作像する際に影響を与える要因としては、
・感光体や中間転写ベルトが交換されたこと、
・感光体および露光器が耐久劣化したこと
・温度や湿度等の環境が許容範囲以上に変化したこと、
などが挙げられる。そこで、画像安定化処理時の他、上述のような事態が検出された時に調整処理が行なわれてもよい。
図3は、本実施の形態にかかる複写機1において、画像安定化制御にて各光源LD1,LD2から出射するレーザビームの光量の比率を調整する処理を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。図3に示される各機能は、コントローラ30がメモリ40に記憶されている画像安定化制御プログラムを読出して実行することで主にコントローラ30に形成される。また、図3に示される機能のうちのいくつかは、図1,2に示された複写機1のハードウェア構成によって実現されてもよい。
図3を参照して、複写機1の上記機能は、光量比調整用のパターンである画像パターンを生成するための画像データを記憶するパターン記憶部101と、上記画像データに基づいて生成された画像パターンの濃度を読取るパターン読取部103と、検出値から濃度差を算出する差分算出部105と、濃度差より各光源LD1,LD2の光量の比率を決定する決定部107と、濃度差としきい値との大小関係を判断する判断部109と、決定された各光源LD1,LD2の光量の比率を記憶する光量比記憶部111とを含んで構成される。
パターン記憶部101は、主に、コントローラ30に含まれるメモリ、またはメモリ40の所定領域などが該当する。パターン記憶部101には、光量比調整用の画像パターンを生成するための画像データが記憶されている。
上記画像データに基づいて画像パターンを生成する際には、ユーザは、操作パネル50に表示されるメニュー画面(不図示)より、図4に示されるような、光量比を調整する処理を行なうための画面を表示させて、画像パターンの出力を指示するための操作を行なう。コントローラ30は、この操作に応じた指示信号を受取ると、画像形成部300において上記画像データに基づいて画像パターンを生成する処理を実行する。
調整用の画像パターンの一例としては、光源LD1,LD2のうちの一方の光源を基準としてその光量を固定し、他方の光源の光量の基準の光源の光量に対する比率を段階的に変化させた、比率ごとの光源LD1,LD2で生成される画像からなるパターンが挙げられる。図5の具体例では、光源LD1の光量を固定し、光源LD2の光量を、光源LD1の光量に対して3%増加させたパターン1,2%増加させたパターン2,1%増加させたパターン3,等しくさせたパターン4,1%減少させたパターン5,2%減少させたパターン6,および3%減少させたパターン7からなる画像パターンが示されている。各パターン1〜7には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各色のエリアが含まれる。
光源LD1の光量に対して光源LD2の光量を変化させる方法としては、光源LD1に流す電流を固定し、光源LD2へ流す電流を変化させる方法が挙げられる。たとえば、光源LD1の光量に対して光源LD2の光量を+1%変化させる場合、光源LD1に流す電流をI0とすると、光源LD2には、1.01*I0の電流を流せばよい。このようにして作成したチャートを用いて2つのレーザの調整比率を決定した場合には、調整比率に基づいて両光源LD1,2の光量を制御する際にも、この電流値の比率を用いることができる。また、チャート作成の他の方法としては、両光源LD1,2の出力光量を測定し、光源LD1の光量に対して光源LD2の光量が+1%となるように、両光源LD1,2に流す電流を制御する方法が挙げられる。
なお、図5に示された画像パターンは1つの具体例であり、本発明にかかる画像処理装置で用いられる調整用の画像パターンは図5に示された画像パターンには限定されない。
たとえば、他方の光源の光量の基準の光源の光量に対する比率の、段階的な変化は、1%ずつの変化に限定されず、より細かい変化であってもよい。またより粗い変化であってもよい。この変化量は、予め複写機1に設定されていてもよいし、管理者等が設定または変更できてもよい。また、後述するように、変化量が小さいほど精度よく調整は可能であるが処理量が増加するため、複写機1の処理能力に応じて自動的に変化量が設定されるようにしてもよい。または、レーザ光量の比率の調整の精度と処理量(処理速度)との設定を受付けて、その設定に応じて変化量が決定されてもよい。
また、他方の光源の光量の、基準の光源の光量に対する比率の幅は、±3%に限定されず、それ以上の幅であってもよい。または、より狭い幅であってもよい。この比率の幅は、光源LD1,LD2の製造ばらつきに影響されるため、光源LD1,LD2の製造ばらつきを考慮して、予め複写機1に設定されていることが好ましい。または、光源LD1,LD2の製造ばらつきを考慮して、管理者等が設定または変更できてもよい。また、上述の変化量と同様に、比率の幅は、調整の精度や処理量(処理速度)に関わるため、複写機1の処理能力に応じて自動的に比率の幅が設定されるようにしてもよい。または、レーザ光量比の調整の精度と処理量(処理速度)との設定を受付けて、その設定に応じて比率の幅が決定されてもよい。しかしながら、光源LD1,LD2のレーザ光量の差が大きすぎる場合には適切な画像形成が行なわれない場合があり、後述の調整処理で判断部109においても判断されるように、その差は後述する所定範囲内であることが好ましい。したがって、比率の幅も、上記所定範囲より上限・下限が規定され得、上述のように設定を受付けたり、自動的に算出して設定したりする場合であっても、規定される範囲内となるように設定されるような構成であることが好ましい。具体的には、設定された比率の幅または算出された比率の幅が規定される範囲外となる場合には、自動的に範囲内になるような構成であることが好ましい。
上述の各エリアは、図6に示されるような、各光源LD1,LD2の露光により生成される、格子状に配置された小エリアが含まれる。各小エリアは、図7に示されるような、光源LD1または光源LD2のいずれか一方が、1ドットずつオンオフを繰返すことで生成される網点パターンで構成される。このようにして光源LD1による孤立ドットおよび光源LD2による孤立ドットが形成される。なお、本具体例では、隣接する孤立ドットの間隔を1ドット分としているが、2ドット分以上としてもよい。
パターン読取部103は、コントローラ30の他、画像読撮部200において原稿台ガラス201上にセットされた原稿から画像を読込んで電気信号を発生させるための光電変換素子2026などのハードウェア構成を含む。パターン読取部103は、上記画像パターンからの反射光より、光源LD1による1ドット分の画像の濃度と光源LD2による1ドット分の画像の濃度とを読取り、画像の濃度に応じた検出信号を差分算出部105に入力する。濃度Dは、一例として、反射率Tの逆数の、10を基底とする対数で、以下のように定義される:
D=log(1/T)。
差分算出部105は、主にコントローラ30に形成される機能である。差分算出部105は、上述の比率ごとに、光源LD1による1ドット分の画像の濃度と光源LD2による1ドット分の画像の濃度との差分を算出し、算出結果を決定部107および判断部109に入力する。
決定部107および判断部109も主にコントローラ30に形成される機能である。決定部107は、上述の比率ごとに算出された濃度の差分の最も小さくなる比率を、調整比率と決定する。また、判断部109は、調整比率のときの濃度の差分としきい値とを比較する。そして、その濃度の差分がしきい値以下である場合には正常と判断し、しきい値より大きい場合には露光器301にトラブルが発生したと判断する。判断結果は決定部107に入力される。しきい値は、具体的には0.02〜0.07程度が挙げられ、好ましくは0.05が挙げられる。
光量比記憶部111は、主に、コントローラ30に含まれるメモリ、またはメモリ40の所定領域などが該当する。決定部107は、判断部109での判断結果に応じて、決定した調整比率を光量比記憶部111に記憶する。
図8は、複写機1で、画像安定化制御にて光源LD1,LD2からのレーザ光量の比率を調整する処理の具体例を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示される処理は、パターン記憶部101に記憶されている画像データに基づいて画像パターンが印刷された自動原稿搬送部100または原稿台ガラス201上にセットし、図4に示される画面においてパターン記憶部101に記憶されている画像データに基づいて画像パターンの印刷を指示すると、引続いて表示される指示画面(不図示において)で調整処理の開始を指示するキー操作がなされたときに実行される。この調整処理は、コントローラ30がメモリ40に記憶されているプログラムを読出して実行し、図3に示される各部を制御することで実現される。
図8を参照して、初めに、パターン読取部103において、セットされた原稿に印刷されている調整用の画像パターンが読取られ、各色について、各比率における濃度が検出される(ステップS101)。画像パターンが図5に示されたパターンである場合、ステップS101では、各色ごとに、各比率について、光源LD1の露光により生成される小エリア、および光源LD2の露光により生成される小エリアの濃度が検出される。
差分算出部105では、各色について、各比率での、小エリア間の濃度の差分が算出され(ステップS103)、決定部107において、各色ごとに、その差分が最小となる比率が調整比率として決定される(ステップS105)。
判断部109において、上記ステップS105で決定された比率のときの上記最小となる差分が、しきい値以下であること、たとえば0.05以下であることが判断されると(ステップS105でYES)、ステップS105で決定された、各色ごとの、上記差分が最小となる比率が、光量比記憶部111に記憶され(ステップS109)、処理が終了する。また、上記差分がしきい値よりも大きいと判断された場合、たとえば0.05よりも大きいと判断された場合には(ステップS105でNO)、判断部109において露光器301にトラブルが発生したと判断され、操作パネル50にその旨を報知する表示がなされて(ステップS111)、処理が終了する。
たとえば、各色について、各比率での、光源LD1の露光により生成される小エリア、および光源LD2の露光により生成される小エリアの濃度差が図9に示されるものである場合、上記ステップS105では、イエローについては、光源LD2の光量を、光源LD1の光量に対して1%増加させた、光源LD1,LD2の光量比が調整比率に決定される。同様に、マゼンタについては、光源LD2の光量を、光源LD1の光量に対して1%減少させた、光源LD1,LD2の光量比が調整比率に決定される。同様に、シアンについては、光源LD2の光量を、光源LD1の光量に対して3%増加させた、光源LD1,LD2の光量比が調整比率に決定される。同様に、ブラックについては、光源LD2の光量を、光源LD1の光量に対して3%減少させた、光源LD1,LD2の光量比が調整比率に決定される。
なお、上記ステップS105では、調整比率が差分算出部105において自動的に決定されるものとしているが、上記ステップS105において、操作パネル50に図10に示されるような調整用の画面を表示させて、各色について、調整比率の設定を受付けてもよい。その場合、調整用の画面には、予め、差分算出部105で決定された調整比率がデフォルトとして入力されていることが好ましい。また、上述のように、光源LD1,LD2の光量比は所定の範囲内であることが好ましいため、図10に示されるように、調整用の画面において、設定可能な範囲として示されていることが好ましい。または、上記範囲外の設定を受付けないようにしてもよい。また、比率の入力を受付けた後に、その比率での効果を確認するためのボタンが押されることで、その比率で光源LD1,LD2を露光させた場合の画像パターンを印刷するようにしてもよい。
本実施の形態にかかる複写機1では、このような調整処理が実行されて、各色について最適な光源LD1,LD2のレーザ光量比が決定され、そのレーザ光量比を示す補正データが生成される。補正データはメモリ40の所定領域に記憶される。画像を形成する際、コントローラ30はメモリ40から補正データを読出して露光器301に出力する。露光器301の駆動回路3011は、入力された補正データに基づき、そのレーザ光量比で露光するように光源LD1,LD2の発光強度を制御するための制御信号を含んだ駆動信号を光源LD1,LD2に入力する。これにより、画像形成時に決定された最適なレーザ光量比で露光される。
なお、複写機1は、各光源LD1,LD2の周囲の温度を測定する測定部(不図示)、および各光源LD1,LD2の総発光時間を計測する計測部(不図示)の少なくとも一方を備えていてもよい。その場合、コントローラ30は、上記測定部から各光源LD1,LD2の周囲の温度を取得し、計測部から各光源LD1,LD2の総発光時間を取得して、これらに基づいて、補正データに対してさらに補正を行なって、発光強度に制御に用いることが好ましい。具体的な補正方法については、本発明において特定の方法には限定されない。
周囲の温度変化やレーザの総発光時間は、レーザの発光強度に影響を与えるため、これらを考慮することで、より良好な画像を形成することができる。
この調整処理で調整比率として決定された光源LD1,LD2のレーザ光量比で露光させることで、光源LD1の発光波形の面積と光源LD2の発光波形の面積との差を小さくすることができる。つまり、光源LD1による孤立ドットと光源LD2による孤立ドットとの濃度差を小さくすることができる。このため、出力画像においていずれかの孤立ドットが偏った場合であっても、濃度のムラを抑えることができる。また、発光波形の立上がりの影響を大きく受ける、1ドットなどの微細なドットの再現性の差異を小さくすることができる。これにより良好な画像を形成することができる。
[変形例1]
なお、上述の具体例では、2つの光源LD1,LD2について、一方の光源LD1を基準として、基準の光源LD1の光量に対する、他方の光源LD2の光量の比率を調整する方法が示されている。しかしながら、第1の変形例にかかる処理では、図12に示されるように、上記ステップS105で、最小である光源LD1による濃度と光源LD2による濃度との差分がしきい値よりも大きいと判断された場合、つまり、上述の処理によって、光源LD2の光量を光源LD1の光量に合わせることができないと判断された場合(ステップS105でNO)、上記ステップS111での表示に替えて、ステップS113で光源LD1の光量を所定量変化させて、ステップS115で調整用の画像パターンを印刷させた後、再度上記処理を繰返してもよい。
このようにすることで、光源LD1による孤立ドットと光源LD2による孤立ドットとの濃度差をより小さくすることができる。
[変形例2]
光源LD1,LD2の発光波形の立上がりが異なることは、特に微細なドットを再現する際に大きく影響する。言い換えると、レーザの露光走査方向に、微細でない程度の所定数N以上のドットが連続している場合には、光源LD1,LD2の発光波形の立上がりが異なる影響を大きくは受けない。
そこで、第2の変形例にかかる複写機1では、コントローラ30において、予め出力する画像データを走査してドットの連続を検出し、その連続数が上記所定数N以上であるか否かを判定する。その結果、N以上ドットが連続していると判定されると、コントローラ30は、上述の調整処理によって決定された調整比率を用いて各光源の発光強度を制御を行なわず、駆動回路3011からは発光強度を制御するための駆動信号は出力されない。
また、複写機1が複数の階調再現方式を採用し得る構成であり、その複数の階調再現方式の中に誤差拡散方式といった、複数の光源のうちの1つの光源が露光することで作像されるドットがある面積に集中することなく、各光源が各々露光することで作像される各ドットが規則的に混在する方式がある場合にも同様である。つまり、そのような場合にも、光源LD1,LD2の発光波形の立上がりが異なること起因する濃度のムラの発生は目立たないと考えられため、同様に、コントローラ30は、上述の調整処理によって決定された調整比率を用いて各光源の発光強度を制御を行なわないようにしてもよい。
なお、上述の具体例では、2つの光源LD1,LD2について、一方を基準として、基準の光源の光量に対する、他方の光源の光量の比率を調整する方法が示されている。しかしながら、複写機に備えられる光源の数は2に限定されず、3以上であってもよい。その場合にも、上記具体例と同様に、複数の光源のうちの1つの光源を基準として、他の光源について、各々、基準の光源の光量に対する光量の比率を調整すればよい。
さらに、本実施の形態にかかる複写機1で実行された調整処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
複写機1のハードウェア構成の概略を示す模式的断面図である。 露光器301を説明するための模式的断面図である。 画像安定化制御にて各光源LD1,LD2から出射するレーザビームの光量の比率を調整する処理を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。 光量比の調整用の画面の具体例を示す図である。 画像パターンの具体例を示す図である。 画像パターンを説明する図である。 画像パターンを説明する図である。 画像安定化制御にて光源LD1,LD2からのレーザ光量の比率を調整する処理の具体例を示すフローチャートである。 各色について光源LD1,LD2の濃度差の具体例を示す図である。 光量比の調整用の画面の具体例を示す図である。 変形例れの光源LD1,LD2からのレーザ光量の比率を調整する処理の具体例を示すフローチャートである。 光源LD1,LD2での1ドット分の発光波形の具体例を示す図である。
符号の説明
1 複写機、30 コントローラ、40 メモリ、50 操作パネル、100 自動原稿搬送部、101 パターン記憶部、103 パターン読取部、105 差分算出部、107 決定部、109 判断部、111 光量比記憶部、200 画像読撮部、201 原稿台ガラス、202 スキャナ、300 画像形成部、301 露光器、302,302Y,302M,302C,302K 現像器、303,303Y,303M,303C,303K 転写チャージャ、304 中間転写ベルト、305,305Y,305M,305C,305K 感光体、307 定着器、310,310A,310B,310C 給紙カセット、311 排紙トレイ、314 センサ、2021 露光ランプ、2022 反射ミラー、2023A,2023B ミラー、2024 レンズ、2025 ハーフミラー、2026 光電変換素子、3011,3011A,3011B 駆動回路、3010 D/A変換器、3012 ポリゴンミラー、3013 f−θレンズ、3014 フォトダイオード、3015 SOSセンサ制御部、LD1,LD2 光源。

Claims (9)

  1. 像担持体に潜像を形成するための第1露光光源および第2露光光源と、
    調整用画像を印刷するための画像データを記憶する記憶手段と、
    前記調整用画像を用いて、前記第1露光光源の光量と前記第2露光光源の光量とを調整する調整手段と、
    前記調整手段で調整された光量となるように、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度とを制御する制御手段とを備え、
    前記調整用画像は、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度との比率ごとに、前記第1露光光源により形成された第1孤立ドットで構成された第1エリアと、前記第2露光光源により形成された第2孤立ドットで構成された第2エリアとを含み、
    前記調整手段は、前記比率ごとの、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度との差分に基づいて、調整比率を決定する決定手段を含み、
    前記制御手段は、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度とが前記調整比率となるように制御する、画像形成装置。
  2. 前記調整手段は、
    前記比率ごとに、前記調整用画像の、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度とを読取る読取手段と、
    前記比率ごとに、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度との前記差分を算出する差分算出手段とをさらに含み、
    前記決定手段は、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度との前記差分が最小となるときの、前記比率を前記調整比率として決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、最小である前記差分がしきい値以下である場合に、前記比率を前記調整比率として決定する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1エリアは、前記第1露光光源により形成された前記第1孤立ドットのみで形成され、
    前記第2エリアは、前記第2露光光源により形成された前記第2孤立ドットのみで形成される、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記調整比率の変更を受付ける手段をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1露光光源および前記第2露光光源付近の温度を取得する手段と、前記第1露光光源および前記第2露光光源の各々の総発光時間を取得する手段との少なくとも一方をさらに備え、
    前記制御手段は、さらに、前記第1露光光源および前記第2露光光源付近の温度および/または前記第1露光光源および前記第2露光光源の各々の総発光時間に基づいて、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度とを制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、出力対象の画像において、所定数以上のドットが連続していることを検出したときに、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度とが前記調整比率となるように制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 像担持体に潜像を形成するための第1露光光源および第2露光光源を備える画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記画像形成装置で印刷された調整用画像をスキャンするステップとを備え、
    前記調整用画像は、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度との比率ごとに、前記第1露光光源により形成された第1孤立ドットで構成された第1エリアと、前記第2露光光源により形成された第2孤立ドットで構成された第2エリアとを含み、
    前記比率ごとに、前記調整用画像のうちの、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度とを読取るステップと、
    前記比率ごとに、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度との差分を算出するステップと、
    前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度との差分に基づいて、調整比率を決定するステップと、
    画像形成時に、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度とが前記調整比率となるように制御するステップとをさらに備える、画像形成方法。
  9. 像担持体に潜像を形成するための第1露光光源および第2露光光源を備える画像形成装置における画像形成処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像形成装置で印刷された調整用画像をスキャンするステップとを実行させ、
    前記調整用画像は、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度との比率ごとに、前記第1露光光源により形成された第1孤立ドットで構成された第1エリアと、前記第2露光光源により形成された第2孤立ドットで構成された第2エリアとを含み、
    前記比率ごとに、前記調整用画像のうちの、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度とを読取るステップと、
    前記比率ごとに、前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度との差分を算出するステップと、
    前記第1エリアの濃度と前記第2エリアの濃度との差分に基づいて、調整比率を決定するステップと、
    画像形成時に、前記第1露光光源の発光強度と前記第2露光光源の発光強度とが前記調整比率となるように制御するステップとをさらに実行させる、画像形成プログラム。
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