JP2008134158A - ナビゲーション装置およびルート案内方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導経路に沿って走行しているときでも、ある一定の範囲内ではルート案内に煩わされずに自由に走行可能な「ナビゲーション装置およびルート案内方法」を提供する。
【解決手段】現在地から目的地までの誘導経路走行中の車両にルート案内を行うナビゲーション装置で、ユーザによるリモコン15の操作に従い、誘導経路の少なくとも一部を含む経由範囲を設定し、設定された経由範囲内に車両が存在するか否かを経由範囲判断部42が判断して、経由範囲内に車両が存在すると判断された場合に、案内制御部43がルート案内を停止するようにし、指定した経由範囲内ではルート案内に煩わされずに車両が自由に走行できるようにする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ナビゲーション装置およびルート案内方法に関するものである。
一般に、車載用のナビゲーション装置では、自立航法センサやGPS(Global Positioning System)受信機などを用いて車両の現在位置を検出し、その近傍の地図データを記録媒体から読み出して画面上に表示する。そして、画面上の所定箇所に自車位置を示す自車位置マークを重ね合わせて表示することにより、車両が現在どこを走行しているのかを一目で分かるようにしている。
このようなナビゲーション装置の殆どは、現在地から目的地までの誘導経路を設定して案内する機能を備えている。この経路誘導機能では、地図データを用いて現在地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな経路を自動探索し、その探索した経路を誘導経路として設定する。また、このような経路誘導機能を搭載したナビゲーション装置の多くでは、目的地だけでなく、目的地へ向かう途中で立ち寄りたい経由地を設定して経路探索を行うことができるようになっている。
誘導経路の設定後は、ルート案内が行われる。ルート案内に従って走行していけば、運転者が道を知らなくても、経由地を通って目的地に確実に到達することができる。ルート案内は、例えば、車両の走行中に地図画像上で誘導経路を他の道路と識別可能なように色を変えて太く描画することによって行う。また、車両が誘導経路上の案内交差点から所定距離内に近づいたときに、交差点案内図(交差点拡大図とこの交差点での進行方向を示す矢印)を表示したり、進行方向を音声で案内したりするなどの交差点案内を行う。
また、ルート案内の機能として、走行中、あらかじめ設定した誘導経路から車両が外れた場合に、誘導経路から外れたことを音声により案内したり、オフルート後の現在位置から目的地までの経路を自動的に再探索したりする技術も提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−132904号公報
ところで、ユーザにとって目的地は必ず特定の一箇所が明確に定まっている。これに対して、経由地は特定の場所が定まっていることもあるし、そうでない場合もある。例えば、目的地に至る途中のある範囲内で自由に移動して観光したい等の要望がある。前者の場合はあらかじめ経由地を設定できるが、後者の場合は経由地を設定できない。
従って、後者の場合は、経由地を設定せず、目的地までの誘導経路に沿って走行していき、途中で誘導経路から外れて所望の観光地に立ち寄ることになる。しかしながら、途中の観光地に立ち寄るために車両が誘導経路を外れると、その度に誘導経路から外れたことを音声によって案内したり、目的地までの経路を再探索したりするルート案内が行われるため、ユーザにとって煩わしいという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、誘導経路に沿って走行しているときでも、ある一定の範囲内ではルート案内に煩わされずに自由に走行できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明のナビゲーション装置では、ユーザによる操作部の操作に従い、誘導経路の少なくとも一部を含む経由範囲を設定する。そして、設定された経由範囲内に車両が存在するか否か判断し、経由範囲内に車両が存在すると判断した場合に、ルート案内を停止するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、指定した経路範囲内ではルート案内がされないので、ユーザはルート案内に煩わされることなく自由に移動することができるようになる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態によるナビゲーション装置10の構成例を示すブロック図である。図1において、11はDVD−ROM等の地図記録媒体であり、地図表示や経路探索に必要な各種の地図データを記憶している。なお、ここでは地図データを記憶する記録媒体としてDVD−ROM11を用いているが、CD−ROM、ハードディスク、半導体メモリなどの他の記録媒体を用いても良い。12はDVD−ROM制御部であり、DVD−ROM11からの地図データの読み取りを制御する。
DVD−ROM11に記録された地図データには、地図表示に必要な各種のデータから成る描画ユニットと、マップマッチングや経路探索、経路案内等の各種の処理に必要なデータから成る道路ユニットと、交差点の詳細データから成る交差点ユニットとが含まれている。また、上述した描画ユニットには、建物あるいは河川等を表示するために必要な背景レイヤのデータや、市町村名や道路名等を表示するために必要な文字レイヤのデータ、各種観光地や施設の名称、位置等を表す施設データなどが含まれている。
上述の道路ユニットは、交差点や分岐など、複数の道路が交わる点に対応するノードに関する情報と、道路上のあるノードとこれに隣接する他のノードとの間を接続する、道路や車線等に対応するリンクに関する情報とを含んでいる。
13は車両の現在位置を測定する位置測定部であり、自立航法センサ、GPS受信機、位置計算用CPU等で構成されている。自立航法センサは、所定走行距離毎に1個のパルスを出力して車両の移動距離を検出する車速センサ(距離センサ)と、車両の回転角度(移動方位)を検出する振動ジャイロ等の角速度センサ(相対方位センサ)とを含んでいる。自立航法センサは、これらの車速センサおよび角速度センサによって車両の相対位置および方位を検出する。
位置計算用CPUは、自立航法センサから出力される自車の相対的な位置および方位のデータに基づいて、絶対的な自車位置(推定車両位置)および車両方位を計算する。また、GPS受信機は、複数のGPS衛星から送られてくる電波をGPSアンテナで受信して、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算する(車両方位は、現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)。
14は地図情報メモリであり、DVD−ROM制御部12の制御によってDVD−ROM11から読み出された地図データを一時的に格納する。すなわち、DVD−ROM制御部12は、位置測定部13から車両現在位置の情報を入力し、その車両現在位置を含む所定範囲の地図データの読み出し指示を出力することにより、地図表示や誘導経路の探索に必要な地図データをDVD−ROM11から読み出して地図情報メモリ14に格納する。
15はリモートコントローラ(リモコン)等の操作部であり、ユーザがナビゲーション装置10に対して各種の情報(例えば、経路誘導の目的地や経由範囲)を設定したり、各種の操作(例えば、メニュー選択操作、拡大/縮小操作、手動地図スクロール、数値入力など)を行ったりするための各種操作子(ボタンやジョイスティック等)を備えている。16はリモコンインタフェースであり、リモコン15からその操作状態に応じた赤外線信号を受信する。なお、ここではリモコン15を用いる例について説明しているが、タッチパネルを用いても良い。
図2は、経由範囲の設定例を示す図である。図2に示すように、リモコン15により経由範囲100を設定するときは、カーソルを移動して所望の地点101を誘導経路102上に指定した後に、その地点101を中心とした円の所望の半径を指定する。これにより、誘導経路102上の所望の地点101を中心とした所望の半径の円のエリアを経由範囲100として設定することが可能である。また、タッチパネルを用いる場合には、ユーザが誘導経路102を含むようにタッチパネル上で丸を描く等して指定した範囲を経由範囲100として設定する。
17はプロセッサ(CPU)であり、ナビゲーション装置10の全体を制御する。18はROMであり、各種プログラム(誘導経路探索処理プログラム、ルート案内処理プログラム等)を記憶する。19はRAMであり、各種処理の過程で得られるデータや、各種処理の結果得られるデータを一時的に格納する。
CPU17は、ROM18に記憶されている誘導経路探索プログラムに従って、地図情報メモリ14に格納された地図データを用いて、現在地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな誘導経路を探索する処理を行う。例えば、時間最短、距離最短、料金最小等の何れかの条件下でコストが最小となる誘導経路を探索する。誘導経路を探索するときの条件は、ユーザが任意に指定することも可能である。
また、CPU17は、ROM18に記憶されているルート案内処理プログラムに従って、地図情報メモリ14に格納された地図データ、後述する誘導経路メモリ20に格納された誘導経路データ、後述する経由範囲メモリ21に格納された経由範囲データおよび位置測定部13で測定される車両の位置情報を用いて、車両を目的地まで案内するルート案内の処理を行う。例えば、後述する誘導経路発生部26を制御して、車両の走行中に地図画面上で誘導経路を他の道路とは色を変えて太く描画する。また、車両が誘導経路上の案内交差点に一定距離内に近づいたときに、進行方向を音声で案内したり、交差点の案内画像を拡大表示して進行方向を示したりするなどの交差点案内を行う。また、車両が誘導経路から外れたときにはその旨を音声等により報知したり、目的地までの新たなルートを再探索したりする。なお、このルート案内の動作の詳細については後述する。
20は誘導経路メモリであり、CPU17が探索した誘導経路データを記憶する。誘導経路データは、現在地から目的地までの各ノードに対応させて、各ノードの位置と、各ノードが交差点か否かを表す交差点フラグとを記憶したものである。21は経由範囲メモリであり、リモコン15等で指定した経由範囲100のデータを記憶する。
図3は、経由範囲データを説明するための図である。例えば、経由範囲データは、経由範囲100として指定した円と各道路(リンク)とが交差するノードの情報により構成する。これに該当する複数のノードのうち、誘導経路102に沿って走行した場合に経由範囲100内に進入するノードを進入ノード103、それ以外のノードを退出ノード104とする。経由範囲メモリ21には、進入ノード103と退出ノード104とを識別可能なようにしてノード情報を記憶しておく。
なお、経由範囲データは、経由範囲100を形成する円周の線データが地図上のどの位置に該当するかを表したデータであってもよい。また、経由範囲データは、経由範囲100の円を位置情報付きのポリゴンデータとして形成してもよい。
22は交差点拡大図メモリであり、誘導経路中にある全誘導対象交差点の拡大図のデータ(目的地に向けて車両を案内するための交差点拡大図、行先、進行方向矢印の画像)を一時的に格納する。この交差点拡大図のデータも、DVD−ROM制御部12の制御によってDVD−ROM11から適宜読み出される。
23はディスプレイコントローラであり、地図情報メモリ14に格納された地図データに基づいて、表示装置29への表示に必要な地図画像データを生成する。24はビデオRAMであり、ディスプレイコントローラ23によって生成された地図画像データを一時的に格納する。すなわち、ディスプレイコントローラ23によって生成された地図画像データはビデオRAM24に一時的に格納され、1画面分の地図画像データが読み出されて画像合成部28に出力される。
25はメニュー発生部であり、リモコン15を用いて各種の操作を行う際に必要なメニュー画像を発生して出力する。26は誘導経路発生部であり、誘導経路メモリ21に記憶された経路探索処理の結果を使用して、誘導経路の描画データを発生する。すなわち、誘導経路メモリ20に記憶された誘導経路データの中から、その時点でビデオRAM24に描画された地図エリアに含まれるものを選択的に読み出し、地図画像に重ねて他の道路と異なる所定色で太く強調した誘導経路を描画する。また、自車が誘導経路前方にある案内交差点から所定距離内に接近したときに、交差点拡大図メモリ22に格納された交差点拡大図データに基づいて、接近中の案内交差点の案内図画像を生成して出力する。
27はマーク発生部であり、マップマッチング処理された後の自車位置に表示する車両位置マークや、施設に対応する各地点等を表示する各種ランドマーク等を発生して出力する。なお、マップマッチング処理とは、地図情報メモリ14に読み出されている地図データと、位置測定部13によって測定されたGPS受信機による自車位置および車両方位のデータと、自立航法センサによる推定車両位置および車両方位のデータとを用いて、自車の走行位置を地図データの道路上に位置修正する処理のことを言う。
上述の画像合成部28は、各種画像を合成して出力する。すなわち、ディスプレイコントローラ23によって読み出された地図画像データに、メニュー発生部25、誘導経路発生部26、マーク発生部27のそれぞれから出力される各画像データを重ねて画像合成を行い、表示装置29に出力する。これにより、表示装置29の画面上には、自車位置周辺の地図情報が車両位置マークや各種ランドマーク等と共に表示される。また、誘導経路が設定されているときは、この地図上に誘導経路が表示されるとともに、車両の位置が案内交差点近傍に近づいたときに交差点拡大図が表示される。
30は音声発生部であり、交差点案内の音声や、各種操作案内の音声、オフルートしたときの案内音声などを発声する。31はスピーカであり、音声発生部30により発生された音声を外部に出力する。32はバスであり、上述した各種の機能構成どうしで互いにデータの授受を行うために使用される。
図4は、第1の実施形態の要部構成例を示す機能ブロック図である。図4に示すように、CPU17は、その機能構成として、誘導経路設定部40、経由範囲設定部41、経由範囲判断部42、案内制御部43および案内再開受付部44を備えている。誘導経路設定部40は、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて、車両の現在位置から目的地まで誘導経路を設定する。経由範囲設定部41は、ユーザによるリモコン15の操作に従い、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて、誘導経路の少なくとも一部を含む経由範囲を設定する。ここで設定された経由範囲データは、経由範囲メモリ21に記憶される。
経由範囲判断部42は、経由範囲設定部41により設定された経由範囲内に車両が存在するか否か判断する。すなわち経由範囲判断部42は、経由範囲メモリ21に記憶されている経由範囲データを基に、位置測定部13により測定される自車両の位置が経由範囲内に存在するか否か判断する。具体的には、位置測定部13により測定される車両の位置情報を用い、経由範囲メモリ21に記憶されている進入ノード103を車両が通過したと判断したときに、車両が経由範囲内に進入したと判断してフラグをセットする。また、車両が退出ノード104を通過したと判断したときに、車両が経由範囲から退出したと判断して、上述のフラグをリセットする。経由範囲判断部42は、このフラグがセットされているか否かに応じて、車両が経由範囲内に存在するか否かを判断する。
なお、経由範囲データを線データとした場合には、位置測定部13により検出された車両の現在位置が線データを超えたか否かで、車両の経由範囲への進入および退出を判断することができる。また、経由範囲データをポリゴンデータとした場合には、位置測定部13により検出される車両の現在位置がポリゴン内に存在するか否かを判断することで、車両の経由範囲への進入および退出を判断することができる。
案内制御部43は、経由範囲判断部42により経由範囲内に車両が存在すると判断された場合に、ルート案内を停止する。すなわち、案内制御部43は、図3に示すように、経由範囲100内に車両が存在する場合には誘導経路102を消すよう表示装置29を制御する。このとき誘導経路メモリ20のデータは残しておいてもよいし、消してもよい。また、案内制御部43は、交差点拡大図も表示しないし、走行案内やオフルート時のルート再探索もすべて停止する。
ルート案内を停止するタイミングは、車両が経由範囲100に一定距離内に近づいたときであってもよいし、車両が経由範囲100内に入ったときであってもよい。また、車両が経由範囲100内に進入した後、誘導経路102から外れたときにルート案内を停止するようにしてもよい。
また、案内制御部43は、経由範囲判断部42により経由範囲内に車両が存在すると判断された場合以外は、通常どおりルート案内を行う。例えば、車両が経由範囲内にいてルート案内を停止していた場合であっても、経由範囲から車両が外れた場合は、案内制御部43はルート案内を再開する。
図5は、経由範囲100から車両が外れた場合の例を示す図である。誘導経路設定部40は、経由範囲100から車両が外れた地点105から目的地に至る誘導経路106を探索し、その誘導経路データを誘導経路メモリ20に格納する。案内制御部43は、誘導経路メモリ20に格納された誘導経路データに基づいて、ルート案内を行う。このとき、案内制御部43は表示装置29を制御して、新たに探索した誘導経路106を表示したり、音声発生部30を制御して音声による案内を再開したりする。
案内再開受付部44は、経由範囲内に車両が存在して案内制御部43によりルート案内が停止されているときに、ユーザによるリモコン15の操作に従い、目的地までのルート案内の再開指示を受け付ける。図6は、ルート案内の再開指示を受け付けた場合の例を示す図である。図6に示すように、案内再開受付部44によってルート案内の再開指示が受け付けられたとき、誘導経路設定部40は、案内再開指示を受け付けたときの現在地107から目的地までの誘導経路108を探索し、その結果を誘導経路メモリ20に格納する。案内制御部43は、車両が経由範囲100内に存在するか否かに関わらず、誘導経路メモリ20に格納された誘導経路108のデータに基づいてルート案内を再開する。すなわち案内制御部43は、表示装置29を制御して誘導経路108を表示したり、音声発生部30を制御して音声等による案内を行ったりする。
なお、ルート案内停止時に、誘導経路メモリ20に当初の誘導経路102のデータを残している場合、誘導経路設定部40は、案内再開指示を受け付けたときの現在地107から当初の誘導経路102に戻って目的地に至るルートを設定してもよい。この場合は、例えば、当初の誘導経路102上にある経由範囲100の退出ノードを仮の経由地109に設定して、当該経由地109から当初の誘導経路102に戻るルートを設定する。
次に、第1の実施形態によるナビゲーション装置10の動作について説明する。図7は、第1の実施形態によるナビゲーション装置10の動作例を示すフローチャートである。図7において、誘導経路設定部40は、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて、車両の現在位置から目的地までの誘導経路102を設定する(ステップS1)。ユーザは目的地設定時や目的地までの走行中にリモコン15を操作して、誘導経路102の一部を含む経由範囲100を指定する(ステップS2)。これにより経由範囲設定部41は、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて経由範囲データを設定し、経由範囲メモリ21に格納する。
続いて、車両は誘導経路102上を走行していくが、このとき経由範囲判断部42は、経由範囲メモリ21に格納されている経由範囲データを基に、位置測定部13により測定される自車両の位置が経由範囲100内に進入したか否か判断する(ステップS3)。経由範囲判断部42が経由範囲100内に車両が進入していないと判断した場合には、目的地までのルート案内を続ける(ステップS4)。ここで、案内制御部43は車両が目的地に到着したか否か判断する(ステップS5)。車両が目的地に到着したと判断した場合には、案内制御部43はルート案内を終了する。一方、車両が目的地に到着していないと判断した場合には、ステップS2に戻って車両が経由範囲100内に進入したか否かの判断を行う。
一方、ステップS3において、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100内に進入したと判断された場合には、案内制御部43はルート案内を停止する(ステップS6)。このようにして、案内制御部43がルート案内を停止しているときに、経由範囲判断部42は車両が経由範囲100から退出したか否か判断する(ステップS7)。ここで、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から外れたと判断された場合には、誘導経路設定部40はそのときの現在地から目的地までの誘導経路106を設定する(ステップS8)。そして、案内制御部43は設定された誘導経路106のデータに基づいて、目的地までのルート案内を行う(ステップS4)。
一方、ステップS7にて車両が経由範囲100から退出していないと判断された場合には、案内制御部43は、案内再開受付部44がユーザからルート案内の再開指示を受け付けたか否か判断する(ステップS9)。ここで、案内再開受付部44がユーザからルート案内の再開指示を受け付けたと判断した場合には、誘導経路設定部40はそのときの現在地から目的地までの誘導経路108を設定し(ステップS8)、案内制御部43は目的地までのルート案内を行う(ステップS4)。一方、ステップS9で案内再開受付部44がユーザからルート案内の再開指示を受け付けていないと判断した場合には、ステップS6に戻り、案内制御部43はルート案内の停止を続ける。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、誘導経路102の少なくとも一部を含む経由範囲100を設定し、その経由範囲100内に車両が存在するときには案内制御部43がルート案内を停止するようにしたので、経由範囲100内では自由に走行してもルート案内がされることがなくなり、煩わしいルート案内を受けることなく、ユーザは自由に車両を移動して観光やドライブ等を楽しむことができる。
また、ルート案内が停止されても、車両が経由範囲100から外れた場合には誘導経路106の再設定およびルート案内が自動的に再開されるため、ユーザは再度目的地を設定することなくスムーズに走行を続けることができる。
さらに、ユーザからルート案内の再開指示を受け付けると、誘導経路設定部40が目的地までの誘導経路108を再設定し、案内制御部43がルート案内を再開するようにしたので、車両が経由範囲100内にいても誘導経路108が表示されて目的地までの案内が開始されるため、経由範囲100内にいても目的地に向かいたいと思うときにはルート案内に従ってスムーズに目的地に向かうことができるようになる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図8は、第2の実施形態によるナビゲーション装置50の構成例を示すブロック図である。図9は、第2の実施形態の要部構成例を示す機能ブロック図である。なお、図8、図9において、図1、図2に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
図8において、33は観光スポットの情報を記憶するスポット情報メモリである。スポット情報メモリ33には、経由範囲100の設定時に後述の抽出部45により抽出された観光スポットの情報が観光スポット情報として格納されている。
図9において、抽出部45は、地図情報メモリ14の地図データを用いて、経由範囲100内に存在する観光スポットの情報をスポット情報として抽出する。スポット情報は経由範囲100の設定時に抽出する。経由範囲データは離散的なノードの情報として経由範囲メモリ21に格納されるため、経由範囲100設定時に抽出しないと、各スポット情報が経由範囲100内であるか否かを判断できなくなるからである。なお、経由範囲データを線データやポリゴンデータとして格納するのであれば、経由範囲100の設定時より後にスポット情報を抽出するようにしてもよい。
抽出部45はスポット情報を抽出する際、例えば、デフォルトで設定されているジャンル(例えば、遊園地や公園等)に基づいて、該当するジャンルの施設等をスポット情報として抽出する。また、抽出部45は、ユーザにより指定されたジャンルに基づいてスポット情報を抽出するようにしてもよい。抽出したスポット情報は、スポット情報メモリ33に格納する。
リスト作成部46は、スポット情報メモリ33に格納されているスポット情報を用いて観光スポットのリストを作成する。案内制御部43(本発明の表示制御部を含む)は、例えば、経由範囲判断部42により経由範囲100内に車両が進入したと判断されたとき、観光スポットのリストを表示装置29に表示するよう制御する。また、案内制御部43は、リストに含まれる観光スポットの位置を地図上でわかりやすく表示するよう制御する。
図10は、抽出部45により抽出された観光スポットの位置およびリスト作成部46により作成された観光スポットリストの表示例を示す図である。図10において、110は観光スポットの名称を表示しており、111はそれに対して順に付与した番号である。112は自車位置から観光スポットまでの距離を表示している。また、地図上で経由範囲100内には、リストの番号111と同じ番号が観光スポットの位置と対応して表示されている。このため、ルート案内が停止されていも、所望の観光スポットまでの経路がわかりやすくなり所望の観光スポットに行きやすくなる。
選択受付部47は、ユーザによるリモコン15の操作に従い、案内制御部43により表示装置29に表示されたスポット情報の中から何れかを選択する指示を受け付ける。すなわち、ユーザがリモコン15の操作によりリストから所望の観光スポットを選択すると、選択受付部47がそれを受け付ける。誘導経路設定部40は、選択された観光スポットのスポット情報を用い、選択された観光スポットを経由して走行する誘導経路を設定して誘導経路メモリ20に格納する。
図11は、選択された観光スポットを経由して走行する誘導経路113の一例を示す図である。図11では、ユーザにより観光スポット「3」、観光スポット「4」、観光スポット「5」が選択されている。このように、複数の観光スポットを選択する場合には、例えば、観光スポットを選択する際に、それを仮の目的地(最終地点)に指定するか、何番目の経由地にするかをユーザが指定する。具体的に図11で説明すると、最終地点として「5」が指定され、経由地が「3」、「4」の順番で指定され、これらの指定を基に誘導経路設定部40が誘導経路113のデータを設定している。誘導経路設定部40は、設定した誘導経路113のデータを誘導経路メモリ20に格納する。案内制御部43は、誘導経路メモリ20に格納された誘導経路113のデータに基づいて、経由範囲100内でのルート案内を行う。
また、案内制御部43は、誘導経路113のデータおよび位置測定部13にて測定される車両の現在位置から、経由範囲100内で設定された誘導経路113の最終地点「5」に車両が到達したと判断したときに、ルート案内を停止する。このとき、案内再開受付部44がユーザから目的地へのルート案内の再開指示を受け付けると、誘導経路設定部40は、最終地点「5」から目的地までの誘導経路を再探索して設定し、その結果を誘導経路メモリ20に格納する。案内制御部43は、誘導経路メモリ20に格納された新しい誘導経路データに基づいてルート案内を行う。
図12は、最終地点「5」から目的地までの誘導経路を説明するための図である。例えば、図12に示すように、誘導経路設定部40は、当初の誘導経路102に戻るルート114を設定してもよいし、当初の誘導経路102とは無関係にルート115を設定してもよい。また、これらの両方を探索して表示装置29に表示し、ユーザに所望の経路を選択させるようにしてもよい。案内制御部43は、設定された新しい誘導経路114または115のデータに基づいてルート案内を行う。
次に、第2の実施形態によるナビゲーション装置50の動作について説明する。図13は、第2の実施形態によるナビゲーション装置50の動作例を示すフローチャートである。図13において、誘導経路設定部40は、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて、車両の現在位置から目的地までの誘導経路102を設定する(ステップS21)。
ユーザは目的地設定時や目的地までの走行中にリモコン15を操作して、誘導経路102の一部を含む経由範囲100を指定する(ステップS22)。これにより経由範囲設定部41は、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて経由範囲データを設定し、経由範囲メモリ21に格納する。また、このとき抽出部45は、地図情報メモリ14の地図データを用いて、経由範囲100内に存在する観光スポットの情報を抽出する(ステップS23)。
続いて、車両は誘導経路102上を走行していくが、このとき経由範囲判断部42は、経由範囲メモリ21に格納されている経由範囲データを基に、位置測定部13により測定される自車両の位置が経由範囲100内に進入したか否か判断する(ステップS24)。経由範囲判断部42が経由範囲100内に車両が進入していないと判断した場合には、目的地までのルート案内を続ける(ステップS25)。ここで、案内制御部43は車両が目的地に到着したか否か判断する(ステップS26)。車両が目的地に到着したと判断した場合には、案内制御部43はルート案内を終了する。一方、車両が目的地に到着していないと判断した場合には、ステップS24に戻って車両が経由範囲100内に進入したか否かの判断を行う。
一方、ステップS24において、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100内に進入したと判断された場合には、案内制御部43はルート案内を停止する(ステップS27)。このとき、案内制御部43はスポット情報メモリ33に格納されているスポット情報を用いて、観光スポットの地図上の位置とリストとを表示装置29に表示する(ステップS28)。ここで、選択受付部47は、ユーザによりリストから観光スポットが選択されたか否か判断する(ステップS29)。そして、観光スポットが選択されていないと判断した場合には、経由範囲判断部42は車両が経由範囲100から退出したか否か判断する(ステップS30)。
ここで、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出したと判断された場合には、誘導経路設定部40はそのときの現在地から目的地までの誘導経路106を設定する(ステップS31)。そして、案内制御部43は設定された誘導経路106のデータに基づいて、目的地までのルート案内を行う(ステップS25)。一方、ステップS30で、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出していないと判断された場合には、ステップS27に戻り、ルート案内の停止を続ける。
また、ステップS29にて、選択受付部47により観光スポットが選択されたと判断した場合には、誘導経路設定部40は選択された観光スポットを経由して走行する誘導経路113を設定する(ステップS32)。そして、案内制御部43は誘導経路メモリ20に格納された経由範囲100内の誘導経路データに基づいて、ルート案内を行う(ステップS33)。その後、案内制御部43は、経由範囲100内で設定された誘導経路113の最終地点に車両が到達したか否か判断する(ステップS34)。ここで、車両が最終地点に到達していないと判断された場合には、ステップS33に戻り、案内制御部43は経由範囲100内で設定された誘導経路113のルート案内を続ける。
一方、ステップS34にて車両が最終地点に到着したと判断した場合には、案内制御部43はルート案内を停止する(ステップS35)。そして、案内再開受付部43にてユーザから目的地へのルート案内の再開指示を受け付けたか否か判断する(ステップS36)。ここで、ユーザから目的地へのルート案内の再開指示を受け付けたと判断した場合には、誘導経路設定部40は最終地点から目的地までの誘導経路の設定を行う(ステップS31)。
また、ステップS36にて案内再開受付部44がルート案内の再開指示を受け付けていないと判断した場合には、経由範囲判断部42は車両が経由範囲100から退出したか否か判断する(ステップS37)。ここで、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出したと判断された場合には、誘導経路設定部40はそのときの現在地から目的地までの誘導経路106を設定する(ステップS31)。一方、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出していないと判断された場合には、ステップS35に戻り、ルート案内の停止を続ける。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態では、経由範囲100内の観光スポットのリストが表示されるため、経由範囲100内にどのような観光スポットが存在するのかを容易に把握することができるようになる。また、このリストから所望の観光スポットを選択すると、その観光スポットを経由する誘導経路113が設定され、目的地までのルート案内とは別に案内制御部43により経由範囲100内でのルート案内が行われる。このため、ユーザは経由範囲100内で所望の経由地がある場合にルート案内により効率よく走行をすることができる。
また、経由範囲100内で設定された誘導経路113の最終地点まで車両が到達し、ユーザから目的地までのルート案内の再開指示を受け付けたときに、誘導経路設定部40が最終地点から目的地までの誘導経路を再探索し、案内制御部43がルート案内を再開するようにした。このため、ユーザは最終地点から目的地までを結ぶコストの小さな経路に沿って走行することができるようになる。また、当初の誘導経路に戻るルートと、当初の誘導経路を無視して最終地点から目的地まで再探索したルートのうち、所望のルートを選択可能にもできるため、ユーザにとって好みの経路で目的地まで走行できるようになる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。第3の実施形態によるナビゲーション装置50の構成は、図8に示したブロック図と同様である。図14は、第3の実施形態の要部構成例を示す機能ブロック図である。なお、図14において、図9に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
図14において、案内解除受付部48は、経由範囲100内で設定された誘導経路113のルート案内が案内制御部43により行われているときに、ユーザによるリモコン15の操作に従い、当該誘導経路113のルート案内の解除指示を受け付ける。案内制御部43は、案内解除受付部48によって誘導経路113のルート案内の解除指示が受け付けられたときに、当該誘導経路113のルート案内を停止する。このとき案内制御部43は、誘導経路113の表示を消し、また、音声による案内等も停止する。
また、案内制御部43は、経由範囲100内で設定された誘導経路113のルート案内が案内制御部43により行われているときに、案内再開受付部44にて目的地までのルート案内の再開指示が受け付けられたら、当該誘導経路113を解除し、そのときの現在地から目的地までの誘導経路を再探索する。
次に、第3の実施形態によるナビゲーション装置50の動作について説明する。図15は、第3の実施形態によるナビゲーション装置50の動作例を示すフローチャートである。図15において、誘導経路設定部40は、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて、車両の現在位置から目的地までの誘導経路102を設定する(ステップS41)。
ユーザは目的地設定時や目的地までの走行中にリモコン15を操作して、誘導経路102の一部を含む経由範囲100を指定する(ステップS42)。これにより経由範囲設定部41は、地図情報メモリ14に格納されている地図データを用いて経由範囲データを設定し、経由範囲メモリ21に格納する。また、このとき抽出部45は、地図情報メモリ14の地図データを用いて、経由範囲100内に存在する観光スポットの情報を抽出する(ステップS43)。
続いて、車両は誘導経路102上を走行していくが、このとき経由範囲判断部42は、経由範囲メモリ21に格納されている経由範囲データを基に、位置測定部13により測定される自車両の位置が経由範囲100内に進入したか否か判断する(ステップS44)。経由範囲判断部42が経由範囲100内に車両が進入していないと判断した場合には、目的地までのルート案内を続ける(ステップS45)。ここで、案内制御部43は車両が目的地に到着したか否か判断する(ステップS46)。車両が目的地に到着したと判断した場合には、案内制御部43はルート案内を終了する。一方、車両が目的地に到着していないと判断した場合には、ステップS44に戻って車両が経由範囲100内に進入したか否かの判断を行う。
一方、ステップS44において、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100内に進入したと判断された場合には、案内制御部43はルート案内を停止する(ステップS47)。このとき、案内制御部43はスポット情報メモリ33に格納されているスポット情報を用いて、観光スポットの地図上の位置とリストとを表示装置29に表示する(ステップS48)。ここで、選択受付部47は、ユーザによりリストから観光スポットが選択されたか否か判断する(ステップS49)。そして、観光スポットが選択されていないと判断した場合には、経由範囲判断部42は車両が経由範囲100から退出したか否か判断する(ステップS50)。
ここで、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出したと判断された場合には、誘導経路設定部40はそのときの現在地から目的地までの誘導経路106を設定する(ステップS51)。そして、案内制御部43は設定された誘導経路106のデータに基づいて、目的地までのルート案内を行う(ステップS45)。一方、ステップS50で、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出していないと判断された場合には、ステップS47に戻り、ルート案内の停止を続ける。
また、ステップS49にて、選択受付部47により観光スポットが選択されたと判断した場合には、誘導経路設定部40は選択された観光スポットを経由して走行する誘導経路113を設定する(ステップS52)。そして、案内制御部43は誘導経路メモリ20に格納された経由範囲100内の誘導経路データに基づいて、ルート案内を行う(ステップS53)。その後、案内制御部43は、経由範囲100内で設定された誘導経路113の最終地点に車両が到達したか否か判断する(ステップS54)。
ここで、車両が最終地点に到着したと判断した場合には、案内制御部43はルート案内を停止する(ステップS55)。そして、案内再開受付部43にてユーザから目的地へのルート案内の再開指示を受け付けたか否か判断する(ステップS56)。ここで、ユーザから目的地へのルート案内の再開指示を受け付けたと判断した場合には、誘導経路設定部40は最終地点から目的地までの誘導経路の設定を行う(ステップS51)。
また、ステップS56にて案内再開受付部44がルート案内の再開指示を受け付けていないと判断した場合には、経由範囲判断部42は車両が経由範囲100から退出したか否か判断する(ステップS57)。ここで、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出したと判断された場合には、誘導経路設定部40はそのときの現在地から目的地までの誘導経路106を設定する(ステップS51)。一方、経由範囲判断部42により車両が経由範囲100から退出していないと判断された場合には、ステップS55に戻り、ルート案内の停止を続ける。
また、ステップS54で車両が最終地点に到達していないと判断された場合には、案内制御部43は、案内解除受付部48にてユーザからルート案内の解除指示を受け付けたか否か判断する(ステップS58)。ここで、ルート案内の解除指示を受け付けたと判断した場合には、案内制御部43はルート案内を停止する(ステップS55)。一方、案内解除受付部48にてルート案内の解除指示を受け付けていないと判断した場合には、案内制御部43は、案内再開受付部44にて目的地までのルート案内の再開指示が受け付けられたか否か判断する(ステップS59)。
ここで、目的地までのルート案内の再開指示が受け付けられていないと判断した場合には、案内制御部43は経由範囲100内で設定された誘導経路のルート案内を続ける(ステップS53)。一方、ステップS59にて案内再開受付部44で目的地までのルート案内の再開指示が受け付けられたと判断した場合には、誘導経路設定部40は、経由範囲100内での誘導経路を解除し、目的地までの誘導経路を再探索して設定する(ステップS51)。
以上詳しく説明したように、第3の実施形態では、経由範囲100内で設定された誘導経路113のルート案内が行われているときでもルート案内の解除を受け付けるようにした。このため、経由地に行くのを中止して自由に走行したい場合には、ルート案内の解除を行うことにより、経由範囲100内で自由に走行することができるようになる。
また、経由範囲100内で設定された誘導経路113のルート案内が行われているときに目的地までのルート案内を再開したい場合にも、経由範囲100内での誘導経路113を解除して、目的地までの誘導経路を再探索し、ルート案内をするため、ユーザは経由範囲100内から目的地までスムーズに走行することが可能となる。
なお、上記第1の実施形態から第3の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態によるナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。 経由範囲の設定例を示す図である。 経由範囲データを説明するための図である。 第1の実施形態の要部構成例を示す機能ブロック図である。 経由範囲から車両が外れた場合の例を示す図である。 ルート案内の再開指示を受け付けた場合の例を示す図である。 第1の実施形態によるナビゲーション装置の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の要部構成例を示す機能ブロック図である。 観光スポットの表示例を示す図である。 観光スポットを経由して走行する誘導経路の一例を示す図である。 最終地点から目的地までの誘導経路を説明するための図である。 第2の実施形態によるナビゲーション装置の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の要部構成例を示す機能ブロック図である。 第3の実施形態によるナビゲーション装置の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ナビゲーション装置
13 位置測定部
14 地図情報メモリ
15 リモコン(操作部)
20 誘導経路メモリ
21 経由範囲メモリ
33 スポット情報メモリ
40 誘導経路設定部
41 経由範囲設定部
42 経由範囲判断部
43 案内制御部
44 案内再開受付部
45 抽出部
46 リスト作成部
47 選択受付部
48 案内解除受付部

Claims (8)

  1. 現在地から目的地までの誘導経路走行中の車両にルート案内を行うナビゲーション装置であって、
    ユーザによる操作部の操作に従い、上記誘導経路の少なくとも一部を含む経由範囲を設定する経由範囲設定部と、
    上記経由範囲設定部により設定された経由範囲内に車両が存在するか否か判断する経由範囲判断部と、
    上記経由範囲判断部により上記経由範囲内に上記車両が存在すると判断された場合に、上記誘導経路に沿ったルート案内を停止する案内制御部とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 上記経由範囲内に上記車両が存在して上記案内制御部により上記ルート案内が停止されているときに、上記ユーザによる操作部の操作に従い、上記ルート案内の再開指示を受け付ける案内再開受付部と、
    上記案内再開受付部からの再開指示を受けると、上記車両の現在位置から目的地までの誘導経路を設定する誘導経路設定部とを備え、
    上記案内制御部は、上記案内再開受付部によって上記ルート案内の再開指示が受け付けられたときに、上記誘導経路設定部により設定された誘導経路に従って、上記ルート案内を再開することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 上記経由範囲内に存在する観光スポットの情報を地図データの中からスポット情報として抽出する抽出部と、
    上記抽出部により抽出されたスポット情報を表示する表示制御部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  4. 上記ユーザによる操作部の操作に従い、上記表示制御部により表示されたスポット情報の中から何れかを選択する指示を受け付ける選択受付部と、
    上記選択受付部により受け付けられたスポット情報の選択指示に基づいて、選択された観光スポットを経由して走行する誘導経路を設定する誘導経路設定部とを備え、
    上記案内制御部は、上記誘導経路設定部により設定された誘導経路に従ってルート案内を行うことを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. 上記経由範囲内に上記車両が存在して上記案内制御部により上記ルート案内が停止されているときに、上記ユーザによる操作部の操作に従い、上記ルート案内の再開指示を受け付ける案内再開受付部を備え、
    上記誘導経路設定部により上記経由範囲内で設定された誘導経路の最終地点に上記車両が到達したときに、上記案内再開受付部が上記ルート案内の再開指示を受け付けると、上記誘導経路設定部は、上記最終地点から上記目的地までの誘導経路を再探索することを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. 上記経由範囲内に上記車両が存在して上記案内制御部により上記経由範囲内で設定された誘導経路のルート案内が行われているときに、上記ユーザによる操作部の操作に従い、上記経由範囲内で設定された誘導経路のルート案内の解除指示を受け付ける案内解除受付部を備え、
    上記案内制御部は、上記案内解除受付部によって上記経由範囲内で設定された誘導経路のルート案内の解除指示が受け付けられたときに、上記経由範囲内で設定された誘導経路のルート案内を停止することを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  7. 上記経由範囲内に上記車両が存在して上記案内制御部により上記経由範囲内で設定された誘導経路のルート案内が行われているときに、上記ユーザによる操作部の操作に従い、上記目的地までのルート案内の再開指示を受け付ける案内再開受付部を備え、
    上記誘導経路設定部は、上記案内再開受付部にて上記目的地までのルート案内の再開指示が受け付けられたときに、上記経由範囲内で設定された誘導経路を解除し、上記目的地までの誘導経路を再探索することを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  8. 現在地から目的地までの誘導経路走行中の車両にルート案内を行うようになされたルート案内方法であって、
    ユーザによる操作部の操作に従い、上記誘導経路の少なくとも一部を含む経由範囲を設定する第1のステップと、
    上記第1のステップで設定された経由範囲内に車両が存在するか否か判断する第2のステップと、
    上記第2のステップにより上記経由範囲内に上記車両が存在すると判断された場合に、上記誘導経路に沿ったルート案内を停止する第3のステップとを備えたことを特徴とするルート案内方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011022013A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Pioneer Electronic Corp 経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよび記録媒体
JP2011058899A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Pioneer Electronic Corp ナビゲーション装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2013113674A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Navitime Japan Co Ltd 経路探索装置、経路探索システム、経路探索方法および経路探索プログラム

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