JP2008134030A - ライン型吹出口装置 - Google Patents

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正道 岩崎
Tsukasa Kawamoto
川本  司
Tameo Okamoto
為生 岡本
Yoichi Nakajima
洋一 中島
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Abstract

【課題】 簡略な構造ながら吹出開口部からの吹出状態をいずれの開口位置についても一致させ、気流の均等吹出状態を得て気流を拡散しにくくし、カーテン状の気流を遠方まで到達させられるライン型吹出口装置を提供する。
【解決手段】 吹出口本体20として内部が仕切板31、32で仕切られたチャンバ部21を配設し、ネック部23から流入する気流が仕切板31、32を乗越えて進む間に吹出口長手方向へ均一に広がって特定箇所への気流の偏りを防止すると共に、チャンバ部21内の吹出筒部22に配設した整流金網41、42で吹出口長手方向以外の各方向についても気流の整流を図ることから、気流の速度分布を吹出開口部42各部で一様として、気流を均等に吹出せることとなり、空気調和対象空間に対し均等に吹出される気流がほとんど拡散せずに直進してカーテン状の気流となり、エアカーテンとして適切に使用できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、空気調和の対象となる空間における天井部等に配置され、吹出用開口部分から前記空気調和対象空間に対し空気調和用気体を均等に吹出してカーテン状気流を生じさせるライン型吹出口装置に関する。
一つの空間で、物理的な隔壁を用いずに一部領域における空気調和状況を他の領域と異ならせた状態に維持したい場合、例えば、室内空間のうち熱が出入りしやすい出入口や窓近傍の領域に対し、人の動作及び視界や採光の障害となる仕切りを設けることなく、より内側の空間部分の空気調和を分離して熱負荷の軽減を図る場合などに、カーテン状の空気流で二つの領域同士を仕切って熱的に分断するエアカーテンが用いられる。このエアカーテンを生じさせる装置としては、線状の吹出開口部を備え、吹出気流を開口部形状に対応させて比較的狭い領域に集中させられるライン型の吹出口装置が採用される他、カーテン状の気流の吹出に特化した専用の装置を用いることもある。このカーテン状の気流(エアカーテン)を発生させる従来の送風装置の一例として、特開平10−259922号公報に記載されるものがある。
前記従来の送風装置は、プロペラ式の羽根車を備える送風機と、底側の中間部に送風機吐出口が連絡する一方、この吐出口に対向するスリット状の吹出口を有する容器構造の吹出チャンバーとを備え、この吹出チャンバー内に前記吐出口に対向させて複数の整流孔を有する整流部材又は隔壁を設け、吹出チャンバー内に整流部材による遠心ディフューザー風路又は隔壁によるバッファーを構成したものである。
この従来の送風装置では、羽根車が回転すると、居室床側の空気が吸込まれて吐出口から吹出チャンバー内に吹出される。整流部材を設けた場合、吹出チャンバー内に吹出された気流は急激な通過面積の拡大により整流され、さらに遠心ディフューザー風路により左右に振り分けられる気流と、直進して整流孔を通過する気流とに分けられることにより整流されて吹出チャンバーに充満することとなる。また、隔壁を設けた場合、隔壁の整流孔による開口率が吐出口近くは少なく、吐出口から離反する程多く設定されることで、気流は整流孔により整流されてカーテン流吹出口の全長に及ぶこととなる。いずれの場合も、気流は吹出チャンバーの上面に形成されたスリット状のカーテン流吹出口において通過面積が急縮小するため加圧され、整流されてカーテン状の均一な吹出気流として天井に向って吹出される。
特開平10−259922号公報
従来の送風装置は前記特許文献に示される構成となっており、スリット状のカーテン流吹出口各部から上方へ均一に進行するカーテン状の気流を生成することができるものの、吹出部分の配設単位が一つの窓毎となっており、また吹出部分毎に空気流を発生させるファンが必要であるため、設置や保守にかかるコストが割高になるという課題を有していた。
そもそもカーテン状の気流の吹出形成には、吹出口から出た気流が室内空気を誘引して拡散し、有効に領域の分離を図ることができない状態を防ぐため、吹出口各部から一つの吹出方向に均一に進行してなるべく拡散しない吹出気流を生成することが求められる。一方、従来のライン型吹出口装置は、細いスリット状の吹出開口部を有するものの、装置は一般に空気の流入方向と吹出方向が異なる構造であり、内部で大きな風向変化を伴うことが多く、また薄い箱状となる装置形状によりネック部から流入した空気が装置長手方向内側面に沿って流れ、吹出開口部の長手方向両端側から気流が多く吹出す一方で中央部分からの吹出量は少なくなる傾向があるなど、気流の乱れや気流分布の著しい偏りを生じやすいものであり、通常状態では均等な気流を生じさせることが到底できないものであった。
こうした従来のライン型吹出口装置をカーテン状の気流生成に用いようとする場合、吹出開口部の上流側となる装置内部に整流格子や金網、多孔板等の整流手段を設け、これに不均一な気流を通して整流する必要があった。そして、この気流の均等化、すなわち整流を確実に行うには、従来のライン型吹出口装置においては、整流手段を多重にせざるを得ないことから、圧力損失が大きくなる上、設置コストが増大するという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、簡略な構造ながら吹出開口部からの吹出状態をいずれの開口位置についても一致させ、気流の均等吹出状態を得て気流を拡散しにくくし、カーテン状の気流を遠方まで到達可能として吹出気流のエアカーテンとしての利用に適するライン型吹出口装置を提供することを目的とする。
本発明に係るライン型吹出口装置は、空気調和用の気体が供給される略筒状のネック部を有し、且つ前記気体を空気調和の対象空間へ吹出す細長い矩形状の吹出開口部を有してなる略箱状の吹出口本体を備えるライン型吹出口装置において、前記吹出口本体が、前記ネック部を一側面に配設されて空気調和用気体を供給される中空略箱状体で且つ断面開口形状を矩形状とされるチャンバ部、及び当該チャンバ部における前記一側面と直交する他の面における前記ネック部に対し離れた側の端部に外部突出状態で一体に取付けられ、先端部が前記吹出開口部となる略角筒状の吹出筒部からなり、前記吹出筒部が、前記吹出口本体のチャンバ部内にも内側開口領域を連続させつつ一部突出状態とされ、チャンバ部内突出部分内側に整流手段を前記吹出開口部の開口面と平行として一又は複数配設されてなり、前記チャンバ部が、前記ネック部のある一側面とチャンバ部内への吹出筒部突出部分との間の領域に、前記一側面と略平行をなして前記領域を一部開放状態で仕切る仕切板を複数配設され、前記チャンバ部の仕切板配設位置における前記一部開放部分が、チャンバ部内の吹出口長手方向のほぼ全体にわたるスリット状開口とされ、且つ各仕切板配設位置ごとに開放位置を異ならせて設定されるものである。
このように本発明によれば、吹出口本体として内部が仕切板で仕切られたチャンバ部を配設し、ネック部から吹出口本体に流入する気流が仕切板を乗越えて進む間に吹出口長手方向へ均一に広がって特定箇所への気流の偏りを防止すると共に、チャンバ部内の吹出筒部に配設した整流手段で吹出口長手方向以外の各方向についても気流の整流を図ることにより、気流の速度分布を吹出開口部各部で一様として、吹出開口部各位置から気流を均等に吹出せることとなり、空気調和の対象空間に対し均等に吹出される気流がほとんど拡散せずに直進してカーテン状の気流となり、エアカーテンとして適切に使用できると共に、吹出気流の均等化を図るのに整流格子や金網等を過度に多重にする必要が無く、また特殊なファン等も不要であり、簡略な装置構造としてコストを抑えられる。
また、本発明に係るライン型吹出口装置は必要に応じて、前記整流手段が、所定の枠体に周囲を固定されて枠体内側に張られた状態で配設される整流金網とされ、前記吹出筒部における整流金網の下流側開口領域のうち、前記枠体の下流側にあたる領域を埋めて整流金網開口部分の吹出筒部筒軸方向にのみ開口領域を生じさせるスペーサを備えるものである。
このように本発明によれば、整流金網を支持する枠の下流側にスペーサを設け、整流金網の開口領域下流側にのみ気体通路を生じさせることにより、吹出筒部内で整流金網を通過して整流された気体が吹出開口部に向けて拡大することなく整流された状態を維持して進行することとなり、気流速度分布を均一化した状態を確実に維持して吹出開口部から吹出すことができ、吹出気流が均等流の状態を保持してカーテン状気流として遠距離まで到達させられ、このカーテン状気流で分けられる二つの空間領域の空気調和状態の違いを保持する能力に優れる。
また、本発明に係るライン型吹出口装置は必要に応じて、前記吹出筒部に最も近い側の仕切板が、前記一部開放部分を吹出筒部の配設される側のチャンバ部内面寄りに配置されてなるものである。
このように本発明によれば、仕切板のうち最も吹出筒部に近い側のものにおける一部開放部分の位置をチャンバ部の所定内面寄りとし、この内面からチャンバ部内側に突出状態となっている吹出筒部の先端部開口と前記仕切板の一部開放部分を離隔させることにより、仕切板側から吹出筒部の開口に向う気流が吹出筒部と仕切板の間を通る長い行程を経て吹出筒部開口に達することとなり、気流が吹出筒部開口に達するまでに吹出口長手方向へ拡散するのに十分な猶予を与えて吹出筒部開口への到達時点で吹出口長手方向に気流速度分布が均一化された状態とすることができ、吹出開口部での気流速度分布をより一層均等状態として気流を吹出せ、吹出気流のエアカーテンとしての質をさらに向上させられる。
以下、本発明の一実施形態に係るライン型吹出口装置を図1ないし図6に基づいて説明する。本実施形態においては、室内空間に対し開放状態となっている冷蔵ケースの前面側に天井からカーテン状の気流を吹出して室内空間と冷蔵ケース内空間を熱的に隔離する例について説明する。図1は本実施形態に係るライン型吹出口装置の正面図、図2は本実施形態に係るライン型吹出口装置の背面図、図3は本実施形態に係るライン型吹出口装置の底面図、図4は図1のA−A断面拡大図、図5は図1のB−B断面一部切欠拡大図、図6は本実施形態に係るライン型吹出口装置の天井配置状態説明図である。
前記各図において本実施の形態に係るライン型吹出口装置10は、チャンバ部21及び吹出筒部22からなる略箱状の吹出口本体20と、この吹出口本体20内部に配設される仕切板31、32及び前記整流手段としての整流金網41、42とを備える構成である。
前記吹出口本体20は、円筒状のネック部23を一側面に配設される中空箱状体のチャンバ部21と、このチャンバ部21における前記一側面と直交する他の面における前記ネック部23に対し離れた側の端部に外部突出状態で一体に取付けられ、細長い矩形状の先端開口が吹出開口部24となる略角筒状の吹出筒部22とを備える構成である。この吹出口本体20は、チャンバ部21を天井50内空間に位置させると共に、吹出筒部22先端の吹出開口部24を天井50で空気調和対象となる室内空間60に面する状態として配設され、ネック部23を天井50内でダクト51に接続して供給される前記空気調和用気体としての調和空気を取込み、室内空間60へ向けて吹出開口部24から室内空間60とこの室内空間60に対し開放状態となっている冷蔵ケース内空間71を仕切るように調和空気をカーテン状の気流として吹出す仕組みである。
前記チャンバ部21は、断面開口形状を矩形状とされる中空箱状体で形成され、前記ネック部23のある一側面寄りの内部に二つの仕切板31、32をそれぞれ配設される構成である。また、前記吹出筒部22は、チャンバ部21外側に突出状態で一体に取付けられると共に、チャンバ部21内部にも内側開口領域を連通させつつ一部突出状態とされる角筒状体であり、チャンバ部21内突出部分内側に整流金網41、42を吹出開口部24の開口面と平行として二つ配設されると共に、外部突出部分の内側で且つ先端の吹出開口部24寄りに略板状の案内羽根25を羽根角度調整可能として一又は複数配設される構成である。
前記仕切板31、32は、チャンバ部21内におけるネック部23のある一側面と吹出筒部22突出部分との間の領域に前記一側面と平行をなす向きで並べて配設される板状体であり、端部所定箇所に開口孔31a、32aを穿設される構成である。この仕切板31、32の開口孔31a、32aは、チャンバ部21内の吹出口長手方向ほぼ全体にわたると共に、各仕切板31、32ごとにその開口位置を異ならせて穿設されており、二つの仕切板31、32がチャンバ部21内部を一部開放状態で仕切ることで、ネック部23と吹出筒部22との間に気流の直行を遮る所定の気流通路を形成する構成である。ネック部23側から仕切板31、32間を経由して気流が吹出筒部22側に進行する過程で、気流が仕切板31、32に沿って吹出口長手方向へ広がることによって、チャンバ部21内において気流の吹出口長手方向における不均一状態がほぼ解消され、均等にバランスよく吹出筒部22側へ向わせられる。
前記整流金網41、42は、矩形状の枠体43、44に張られた状態とされて、吹出筒部22のチャンバ部21内突出部分内側の二箇所にそれぞれ配設される構成である。この整流金網41、42を支持する枠体43、44の直下にあたるスペースには、これを埋めるスペーサ26が配設される。
次に、前記構成に基づくライン型吹出口装置における吹出状態について説明する。前提として、あらかじめ案内羽根25がそれぞれ角度調整され、室内空間60における冷蔵ケース内空間71の前面側でちょうど室内空間60と冷蔵ケース内空間71を仕切るようにカーテン状の気流が向う状態に合わせられているものとする。本実施形態においては、各案内羽根25は垂直向きとされて互いに平行をなし、吹出方向を下向きとしている。
ダクト51を通じて調和空気を供給すると、吹出口本体20におけるチャンバ部21のネック部23から調和空気がチャンバ部21内に進入し、チャンバ部21一側面と仕切板30との間から第一の仕切板31の開口孔31aを通って仕切板31、32間の隙間に達し、さらに第二の仕切板32の開口孔32aを通過して、吹出筒部22の入口側開口へ進む。チャンバ部21と各仕切板31、32間の気流通路を通って吹出筒部22入口側開口に達する間に、気流は吹出口長手方向に拡散し、長手方向にほぼ均一な速度分布を有する状態となる。
吹出筒部22の入口側開口への進入の際に気流は下向きに進行方向を変え、吹出筒部22の第一の整流金網41を通過して吹出筒部22内を進み、さらに第二の整流金網42を通過して整流されつつ、吹出開口部24内側の案内羽根25に沿ってそのまま直進する向きに吹出開口部24を通過し、室内空間60に流出することとなる。
二つの整流金網41、42を通過させることに加え、整流金網41、42を支持する枠体43、44の下流側にスペーサ26を設け、整流金網41、42において枠体43、44にマスクされずに気流が通過可能な開口部分の下流側にのみ気体通路を生じさせていることで、整流金網41、42を通過して整流された気体が、吹出筒部22内を途中で拡大することなく直進することとなり、気流分布を均一化した状態を確実に維持して、吹出開口部24に達した状態で吹出開口部24の長手方向に加え、幅方向についても両端側と中央側との間でそれぞれ風速を均等化でき、調和空気の気流は吹出開口部24各位置から均一な風速で吹出すこととなる。
気流の吹出に際して、吹出開口部24各位置から一つの吹出方向に均一に進行する吹出気流を生成することで、吹出開口部24から出た気流が室内空気を誘引して拡散することなく遠方まで均等流の状態を保持してカーテン状気流として進行し、このカーテン状気流で分けられる室内空間60と冷蔵ケース内空間71を有効に隔離して、冷蔵ケース70側からの冷気が室内空間60側に流れて冷蔵ケース70前面側の床面80に滞留するのを防ぐと共に、室内空間60の熱の冷蔵ケース内空間71への流入を防止するなど、カーテン状気流で分けられる二つの空間領域の空気調和状態の違いを保持することができる。
なお、このライン型吹出口装置10と併用する形で、図6に示すように、冷蔵ケース70下部やケース前面側近傍の床面80に吸込口75を設ければ、天井50側の吹出開口部24から吹出されたカーテン状気流が吸込口75に至ることでケース前面側を切れ目無く覆うこととなり、冷気溜りの発生を確実に防止できるなどエアカーテンとしての各空間領域の隔離性能がさらに向上する。
このように、本実施の形態に係るライン型吹出口装置では、吹出口本体20として内部が仕切板31、32で仕切られたチャンバ部21を配設し、ネック部23からチャンバ部21に流入する気流が仕切板31、32を越えて進む間に吹出口長手方向へ均一に広がって特定箇所への気流の偏りを防止すると共に、チャンバ部21内の吹出筒部22に配設した整流金網41、42で吹出口長手方向以外の各方向についても気流の整流を図ることから、気流の速度分布を吹出開口部24各部で一様として、吹出開口部24各位置から気流を均等に吹出せることとなり、室内空間60に対し吹出気流がほとんど拡散せずに直進してカーテン状の気流となり、エアカーテンとして適切に使用できる。
なお、前記実施形態に係るライン型吹出口装置においては、室内空間60へ向けてこの室内空間60と冷蔵ケース内空間71を仕切るカーテン状の気流を吹出せるよう天井50に配置される構成としているが、これに限らず、例えば、室内空間のうち熱が出入りしやすい出入口や窓近傍の領域など、いわゆるペリメータゾーンに対し、より内側の室内空間居住域部分の空気調和を分離して熱負荷の軽減を図りたい場合などに、二つの空間領域間にカーテン状の空気流を吹出せるよう、装置を天井又は床側に配設する構成とすることもできる。
また、前記実施形態に係るライン型吹出口装置において、チャンバ部21内の仕切板配設位置における一部開放部分は、それぞれ仕切板31、32の開口孔31a、32aとされ、仕切板31、32は各々開口孔31a、32aを穿設された一枚の板状体で形成される構成としているが、これに限らず、仕切板配設位置における一部開放部分を、チャンバ部内の吹出口長手方向の全体にわたる開口とし、この開口部分を挟む上下別体の仕切板をチャンバ部内に配設する構成とすることもできる。
また、前記実施形態に係るライン型吹出口装置においては、吹出筒部22内に配設される整流手段として枠体43、44に張りわたした整流金網41、42を用いる構成としているが、これに限らず、整流格子や多孔板(パンチング板)等を整流手段として用いる構成とすることもできる。
本発明の一実施形態に係るライン型吹出口装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係るライン型吹出口装置の背面図である。 本発明の一実施形態に係るライン型吹出口装置の底面図である。 図1のA−A断面拡大図である。 図1のB−B断面一部切欠拡大図である。 本発明の一実施形態に係るライン型吹出口装置の天井配置状態説明図である。
符号の説明
10 ライン型吹出口装置
20 吹出口本体
21 チャンバ部
22 吹出筒部
23 ネック部
24 吹出開口部
25 案内羽根
26 スペーサ
31、32 仕切板
31a、32a 開口孔
41、42 整流金網
43、44 枠体
50 天井
51 ダクト
60 室内空間
70 冷蔵ケース
71 冷蔵ケース内空間
75 吸込口
80 床面

Claims (3)

  1. 空気調和用の気体が供給される略筒状のネック部を有し、且つ前記気体を空気調和の対象空間へ吹出す細長い矩形状の吹出開口部を有してなる略箱状の吹出口本体を備えるライン型吹出口装置において、
    前記吹出口本体が、前記ネック部を一側面に配設されて空気調和用気体を供給される中空略箱状体で且つ断面開口形状を矩形状とされるチャンバ部、及び当該チャンバ部における前記一側面と直交する他の面における前記ネック部に対し離れた側の端部に外部突出状態で一体に取付けられ、先端部が前記吹出開口部となる略角筒状の吹出筒部からなり、
    前記吹出筒部が、前記吹出口本体のチャンバ部内にも内側開口領域を連続させつつ一部突出状態とされ、チャンバ部内突出部分内側に整流手段を前記吹出開口部の開口面と平行として一又は複数配設されてなり、
    前記チャンバ部が、前記ネック部のある一側面とチャンバ部内への吹出筒部突出部分との間の領域に、前記一側面と略平行をなして前記領域を一部開放状態で仕切る仕切板を複数配設され、
    前記チャンバ部の仕切板配設位置における前記一部開放部分が、チャンバ部内の吹出口長手方向のほぼ全体にわたるスリット状開口とされ、且つ各仕切板配設位置ごとに開放位置を異ならせて設定されることを
    特徴とするライン型吹出口装置。
  2. 前記請求項1に記載のライン型吹出口において、
    前記整流手段が、所定の枠体に周囲を固定されて枠体内側に張られた状態で配設される整流金網とされ、
    前記吹出筒部における整流金網の下流側開口領域のうち、前記枠体の下流側にあたる領域を埋めて整流金網開口部分の吹出筒部筒軸方向にのみ開口領域を生じさせるスペーサを備えることを
    特徴とするライン型吹出口装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載のライン型吹出口装置において、
    前記吹出筒部に最も近い側の仕切板が、前記一部開放部分を吹出筒部の配設される側のチャンバ部内面寄りに配置されてなることを
    特徴とするライン型吹出口装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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