JP2008133933A - 連結用アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】アダプタ本体同士を連結する作業を行い易くすることができ、アダプタ本体同士の連結不良を防止することができる連結用アダプタを提供する。
【解決手段】連結用アダプタ20はアダプタ本体21を備え、該アダプタ本体21には流体通路22の貫通方向に沿って延びるとともに螺子部材35が螺合可能に形成された2つの螺子孔32が形成されている。また、アダプタ本体21には、流体通路22の貫通方向に沿ってアダプタ本体21を貫通するとともに螺子部材35を挿通可能に形成された2つの挿通孔33が形成されている。各孔32,33は2つの当接面30で開口するように形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、流体供給源から供給される流体を分岐して複数の流体制御機器に供給するため複数連結して用いられる連結用アダプタに関する。
一般的に、圧縮空気源(流体供給源)と空圧作動機器(流体作動機器)とを結ぶ配管系にはフィルタ、レギュレータ、ルブリケータ等の空圧制御機器(流体制御機器)が適宜組み合わされて空圧回路(流体回路)が構成されている。そして、前記空圧制御機器を制御することにより空圧作動機器が円滑に作動するようになっている。前記空圧回路では、1つの流体供給源から出力された圧縮空気を複数に分岐させ、一方を減圧したり、他方をフィルタリングしたりするために、空圧制御機器等を並列及び直列に組み合わせて連結する場合がある。
特許文献1には、圧縮空気を分岐可能とした連結ユニットが開示されている。図7に示すように、特許文献1に記載の連結ユニットUは、複数の制御要素(流体制御機器)90と、該制御要素90と連結可能な継手要素91とを相互に連結させることにより構成されている。そして、前記継手要素91を複数連結して用いることで、圧縮空気源から供給される圧縮空気を複数の制御要素90に供給可能としている。
前記継手要素91は立方体ブロックより形成され、四つの外壁面よりなる接合面91aの中央部に貫通孔92が形成されている。そして、継手要素91同士が連結された状態では各貫通孔92はそれぞれ連通されている。また、継手要素91において、前記接合面91a以外の対向する二面には凹設部位93が凹設され、該凹設部位93を取り囲む四つの側片94のうち3つの側片94には半月窓95が形成され、残り1つの側片94には螺子孔96が形成されている。
そして、継手要素91同士を連結するには、まず、継手要素91の接合面91a同士を接合させ、さらに、一方(図7では左方)の継手要素91における半月窓95から他方(図7では右方)の継手要素91における螺子孔96にボルト螺子97を螺合する。さらに、ボルト螺子97の頭部を一方の継手要素91における側片94に係合させることにより、継手要素91同士が直列に連結される。すると、継手要素91の貫通孔92同士が直列に連結され、圧縮空気の主流通回路が形成される。さらに、各継手要素91の別の接合面91aに制御要素90をそれぞれ連結する。すると、各継手要素91の貫通孔92に各制御要素90が連通され、各制御要素90に圧縮空気が分岐されるようになっている。
特公平5−12561
しかしながら、特許文献1に記載の連結ユニットUにおいて、継手要素91同士を連結するには、一方の継手要素91における半月窓95が形成された接合面91aと、他方の継手要素91における螺子孔96が形成された接合面91aとを互いに接合させなければならない。このため、ボルト螺子97を螺子孔96に螺合する際、該ボルト螺子97を凹設部位93の内側で螺進させる作業を行わなければならず、継手要素91同士の連結が非常に行いにくいものであった。そして、ボルト螺子97を螺子孔96に螺合しにくいことから、継手要素91同士が連結不良になることもあった。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、アダプタ本体同士を連結する作業を行い易くすることができ、アダプタ本体同士の連結不良を防止することができる連結用アダプタを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、流体供給源から供給される流体を分岐して複数の流体制御機器に供給するため複数連結して用いられ、前記流体が流通する流体通路が貫通形成されたアダプタ本体を備え、該アダプタ本体は前記流体通路の両端が開口する2つの端面に別のアダプタ本体が当接される当接面を有するとともに、前記当接面とは別の端面に前記流体通路から分岐された分岐路が開口し、かつ前記流体制御機器が接続される接続部を有しており、前記アダプタ本体には前記流体通路の貫通方向に沿って延び、螺子部材が螺合可能な螺子孔、及びアダプタ本体を貫通するとともに前記螺子部材を挿通可能な挿通孔が形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の連結用アダプタにおいて、前記2つの当接面にはボス部が立設され、該ボス部は別のアダプタ本体の挿通孔に嵌挿可能に形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の連結用アダプタにおいて、前記螺子孔は、前記当接面からのボス部の立設方向に沿って該ボス部に形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の連結用アダプタにおいて、前記螺子孔及び挿通孔はそれぞれ2つずつアダプタ本体に形成され、2つの螺子孔同士及び2つの挿通孔同士は、前記当接面の中心点に対し点対称となる位置に設けられていることを要旨とする。
本発明によれば、アダプタ本体同士を連結する作業を行い易くすることができ、アダプタ本体同士の連結不良を防止することができる。
以下、本発明を具体化した連結用アダプタの一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
まず、連結用アダプタが用いられた空圧制御機器ユニット(流体制御機器ユニット)について説明する。図1に示すように、空圧制御機器ユニット10は、空圧回路(流体回路)の一部を構成するものである。空圧制御機器ユニット10は、流体供給源としてのエア供給源Pに接続されるレギュレータ11と、該レギュレータ11を介してエア供給源Pに接続された分岐部12と、該分岐部12に接続された3つの流量調整弁13と、各流量調整弁13に空圧バルブ18を介して接続されたフィルタ19とからなる。本実施形態では前記流量調整弁13が流体制御機器である。
そして、エア供給源Pから供給された流体としての圧縮空気は前記レギュレータ11によって所定の圧力に調整され、分岐部12によって複数(本実施形態では3つ)の流路に分岐された後、流量調整弁13及び空圧バルブ18を介して各フィルタ19を通過するようになっている。各フィルタ19を通過した圧縮空気は、図示しない空圧作動機器(例えば、エアシリンダ)に供給され、該空圧作動機器が作動するようになっている。そして、エア供給源Pと空圧作動機器とを結ぶ配管系に空圧制御機器ユニット10が設けられて空圧回路が構成されている。
次に、前記分岐部12について説明する。分岐部12は3つの連結用アダプタ20を連結して形成されている。前記連結用アダプタ20について詳細に説明する。図2に(a)に示すように、連結用アダプタ20は、アルミニウム製の直方体状をなすアダプタ本体21を備える。なお、以下の説明において、図2(a)の矢印Y1に示すように、アダプタ本体21の長辺方向をアダプタ本体21の軸方向とし、矢印Y2に示すように、アダプタ本体21における前記長辺方向に直交する短辺方向をアダプタ本体21の厚み方向とする。アダプタ本体21の内部には、該アダプタ本体21の軸方向に沿って直線状に延びる流体通路22がアダプタ本体21を貫通して形成されている(図6参照)。また、アダプタ本体21の内部には、前記流体通路22の延びる方向、すなわち、流体通路22のアダプタ本体21の貫通方向に対して直交する方向(前記厚み方向)へ延びる分岐路23が形成されている。
アダプタ本体21において、前記分岐路23が開口する一つの端面には、流体制御機器としての前記流量調整弁13を接続するための接続部25が設けられている。この接続部25は、連結用アダプタ20をアルミダイカストによって製造する際にアダプタ本体21と一体形成される。前記接続部25において、外部に向けて露出している接合面25aには、アダプタ本体21の軸方向へ延びる一対の溝26が形成され、両溝26は分岐路23を挟む位置に形成されている。また、接続部25には、アダプタ本体21の軸方向に突出する一対の係止突片27が設けられている。各係止突片27は、それぞれ基端から先端に向かうに従い、厚みが薄くなるように形成されている。
ここで、図3に示すように、前記流量調整弁13には、上記接続部25と協働して、該流量調整弁13とアダプタ本体21とを接続するための機器側接続部14が設けられている。この機器側接続部14の中央部には流量調整弁13の流路13aが開口している。機器側接続部14において、外部に向けて露出している面を機器側接続部14の接合面14aとする。機器側接続部14の接合面14aには、対向する一対の側辺(図3では左右に対向する側辺)同士を結ぶように延びる溝15が一対形成され、両溝15は流路13aを挟む位置に形成されている。また、前記対向する一対の側辺には、それぞれ係止突片16が互いに相反する方向へ延びるように突設されている。各係止突片16は、それぞれ基端から先端に向かうに従い、機器側接続部14の厚み方向への厚みが薄くなるように形成されている。
また、連結用アダプタ20の接続部25と流量調整弁13の機器側接続部14とを用いて、連結用アダプタ20と流量調整弁13とを接続するためには、第1接続部材40と第2接続部材41が用いられる。前記第1接続部材40は、金属材より矩形板状に形成され、第1接続部材40の長さ方向における両側に挿入孔40aが形成されている。また、第1接続部材40の一面において、挿入孔40aに挟まれた位置にはテーパ穴40bが凹設されている。このテーパ穴40bは、第1接続部材40の短辺方向における開口幅が、テーパ穴40bの開口側から奥側へ向かうに従い幅狭となるテーパ状に形成されている。
第2接続部材41は、金属材より矩形板状に形成され、第2接続部材41の長さ方向における両側に取付孔41aが形成されている。この取付孔41aの周面には、ねじ山が螺刻されている。また、第2接続部材41の一面において、取付孔41aに挟まれた位置にはテーパ穴41bが凹設されている。このテーパ穴41bは、第2接続部材41の短辺方向における開口幅が、テーパ穴41bの開口側から奥側へ向かうに従い幅狭となるテーパ状に形成されている。
そして、連結用アダプタ20と流量調整弁13とを接続する場合は、接続部25の接合面25aと、機器側接続部14の接合面14aとをそれぞれ合致させ、係止突片16,27を合致させる。なお、接合面14a,25aの間にはOリング42が介在されている。次いで、第1接続部材40を、そのテーパ穴40b内に一方の係止突片16,27が挿入されるように配設し、続いて、第2接続部材41を、そのテーパ穴41b内に他方の係止突片16,27が挿入されるように配設する。続けて、第1接続部材40の挿入孔40aに取付ねじ43を挿入し、さらに、取付ねじ43を溝15,26内に挿入する。そして、取付ねじ43を第2接続部材41の取付孔41aに螺合する。すると、連結用アダプタ20に流量調整弁13が接続されるようになっている。
図2(a)〜(c)に示すように、アダプタ本体21において、流体通路22の貫通方向(アダプタ本体21の軸方向)における両端面であり、前記接続部25が形成された端面と別の端面には、アダプタ本体21同士を連結する際に他のアダプタ本体21が当接する当接面30が設けられている。すなわち、アダプタ本体21は互いに平行をなす2つの当接面30を有している。なお、以下の説明において、2つの当接面30のうちの一方を第1の当接面301とし、他方を第2の当接面302とする。
そして、各当接面301,302では、前記流体通路22がアダプタ本体21の外部に向かって開口している。図2(b)及び図2(c)に示すように、両当接面301,302の正面視において、該当接面301,302を形成する長方形の一対の対角線のうち一方の対角線上に位置する両角部側には、それぞれ円筒状をなすボス部31が立設され、両当接面301,302において、ボス部31は、アダプタ本体21を挟んで相対向する位置に立設されている。
図6に示すように、アダプタ本体21において、両当接面301,302には、各ボス部31から流体通路22の貫通方向(アダプタ本体21の軸方向)に沿って延びる螺子孔32が2つずつ形成されている。各螺子孔32は、当接面301,302からのボス部31の立設方向に沿ってボス部31を貫通して形成されている。そして、図2(b)及び図2(c)に示すように、2つの螺子孔32は、該螺子孔32の中心点P1が、当接面301,302の中心点P2に対し点対称となる位置に形成されている。各螺子孔32には螺子部材35が螺合可能になっている。なお、前記螺子部材35は頭部35aと該頭部35aから延設された軸部35bとからなり、軸部35bが螺子孔32に螺合可能になっている(図6参照)。
また、当接面301,302において、一対の対角線のうち他方の対角線上に位置する両角部側にはそれぞれ円孔状をなす挿通孔33がアダプタ本体21を貫通して形成されている。すなわち、挿通孔33は、流体通路22の貫通方向(アダプタ本体21の軸方向)に沿って延びるように形成されている。そして、2つの挿通孔33は、該挿通孔33の中心点P3が、当接面301,302の中心点P2に対し点対称となる位置に形成されている。
図6に示すように、各挿通孔33は、その両開口側に大径部33aを備え、両大径部33aに連続して大径部33aより小径をなす小径部33bを備える。大径部33aと小径部33bの境界となる位置には段差部33cが形成されている。そして、小径部33b内には螺子部材35の軸部35bが挿通可能である。また、前記大径部33aには、前記螺子部材35の頭部35aが挿入可能であり、頭部35aが段差部33cに当接した状態では頭部35aが各当接面301,302から突出しないように大径部33a内に完全に収容されるようになっている。また、頭部35aが大径部33aに挿入された状態では、頭部35aが段差部33cに当接し、螺子部材35のそれ以上の螺進が規制されるようになっている。
さらに、大径部33aには、ボス部31が嵌挿可能になっており、ボス部31の立設方向への長さは、当接面301,302同士が当接した状態では、ボス部31が段差部33cに当接しない長さに設定されている。すなわち、大径部33aの深さ方向への長さは、ボス部31の立設長さより長くなっている。
図2(b)及び図2(c)に示すように、各当接面301,302において、螺子孔32と挿通孔33はそれぞれアダプタ本体21の厚み方向に沿って2列に並設されるとともに、各列において螺子孔32と挿通孔33の位置関係が入れ替わっている。このため、図4に示すように、複数の連結用アダプタ20の接続部25を並列させ、1つの連結用アダプタ20の第1の当接面301(又は第2の当接面302)に対し、別の連結用アダプタ20の第1の当接面301(又は第2の当接面302)を対向させた場合、螺子孔32と挿通孔33とが互いに対向するようになっている。一方、1つの連結用アダプタ20の第1の当接面301(又は第2の当接面302)対し、別の連結用アダプタ20の第2の当接面302(又は第1の当接面301)を対向させた場合、螺子孔32同士及び挿通孔33同士が対向するようになっている。
図5に示すように、各当接面301,302に別の連結用アダプタ20が連結されない場合は、該各当接面301,302には閉塞部材36が取り付けられるようになっている。図4に示すように、閉塞部材36は矩形板状をなし、一対の対角線のうち一方の対角線上に位置する両角部側には、それぞれ透孔36aが形成されている。なお、図6に示すように、透孔36aは、閉塞部材36の厚み方向に沿った両開口側が大径をなし、両開口に挟まれた中央部は小径をなしている。そして、各透孔36aには、前記ボス部31が挿入可能であるとともに、取付螺子37の頭部37aが挿入可能になっている。なお、前記取付螺子37は、前記螺子孔32に螺合可能になっている。そして、透孔36aには、前記取付螺子37の頭部37a及びボス部31を同軸上に位置させた状態で閉塞部材36の厚み内に収容可能になっている。
次に、上記連結用アダプタ20を3つ用いて分岐部12を形成する方法について説明する。なお、図4〜図6に示すように、3つの連結用アダプタ20を第1の連結用アダプタ201、第2の連結用アダプタ202、及び第3の連結用アダプタ203とする。
まず、第1の連結用アダプタ201の第1の当接面301に対し、第2の連結用アダプタ202の第1の当接面301を対向配置する。そして、図6に示すように、第1の当接面301同士を当接させるとともに、第1の連結用アダプタ201のボス部31を第2の連結用アダプタ202の挿通孔33の大径部33a内に嵌挿する。すると、2つのボス部31によって連結用アダプタ201,202同士が上下前後方向への移動が規制され、互いに位置決めされる。
続いて、図4に示すように、第2の連結用アダプタ202の第2の当接面302側から挿通孔33に螺子部材35を挿入し、アダプタ本体21を貫通させ、軸部35bを第1の連結用アダプタ201の螺子孔32に螺着する。そして、螺子部材35の頭部35aが段差部33cに当接するまで螺子部材35を螺進させる。すると、第1の連結用アダプタ201と第2の連結用アダプタ202とが螺子部材35によって連結される。このとき、螺子部材35の頭部35aの端面は、第2の当接面302より奥に位置しており、挿通孔33にはボス部31を嵌挿可能になっている。なお、連結用アダプタ201,202同士の間にはOリング(図示せず)が介装され、連結用アダプタ201,202の第1の当接面301間からの圧縮空気の洩れが防止されている。
次に、第2の連結用アダプタ202の第2の当接面302に対し、第3の連結用アダプタ203の第2の当接面302を対向配置する。そして、図6に示すように、第2の当接面302同士を当接させるとともに、第2の連結用アダプタ202のボス部31を第3の連結用アダプタ203の挿通孔33内に嵌挿し、第3の連結用アダプタ203のボス部31を第2の連結用アダプタ202の挿通孔33の大径部33a内に嵌挿する。すなわち、第2の連結用アダプタ202の挿通孔33には頭部35aとボス部31が収容されている。そして、2つのボス部31によって連結用アダプタ202,203同士が上下前後方向への移動が規制され、互いに位置決めされる。
続いて、図4に示すように、第3の連結用アダプタ203の第1の当接面301側から挿通孔33に螺子部材35を挿入し、アダプタ本体21を貫通させ、軸部35bを第2の連結用アダプタ202の螺子孔32に螺着する。そして、螺子部材35の頭部35aが段差部33cに当接するまで螺子部材35を螺進させる。すると、第2の連結用アダプタ202に第3の連結用アダプタ203が螺子部材35によって連結される。なお、連結用アダプタ202,203同士の間にはOリング(図示せず)が介装され、連結用アダプタ202,203の第2の当接面302間からの圧縮空気の洩れが防止されている。
すると、図5に示すように、第1〜第3の連結用アダプタ201〜203が連結されるとともに各流体通路22が連通されて分岐部12が形成される。なお、第1の連結用アダプタ201の第2の当接面302と、第3の連結用アダプタ203の第1の当接面301に対し閉塞部材36を取り付け、流体通路22を閉塞する。このとき、閉塞部材36の透孔36aには取付螺子37の頭部37a及びボス部31が収容される。このため、閉塞部材36がボス部31によって位置決めされるとともに、閉塞部材36から頭部37aが突出することがない。
そして、図1に示すように、分岐部12の中央に位置する第2の連結用アダプタ202にレギュレータ11を接続し、さらに、第1〜第3の連結用アダプタ201〜203の接続部25に流量調整弁13を接続する。なお、第2の連結用アダプタ202には、接続部25と対向する端面にレギュレータ11に連通する連通路39が穿設される(図6参照)。その後、各流量調整弁13に空圧バルブ18を介してフィルタ19が接続されて空圧制御機器ユニット10が形成される。そして、エア供給源Pから供給され、レギュレータ11によって圧力調整された圧縮空気は分岐部12に供給される。分岐部12では各流体通路22から分岐路23へ圧力空気が分岐して供給され、各分岐路23から流量調整弁13へ圧力空気が供給される。その後、圧縮空気は、空圧バルブ18を介してフィルタ19を通過していく。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)連結用アダプタ20のアダプタ本体21には、流体通路22の貫通方向に沿って延びる螺子孔32と挿通孔33が形成されている。そして、連結用アダプタ20の一方の当接面30同士を当接させた状態で、他方の当接面30に開口する挿通孔33に螺子部材35を挿通し、該挿通孔33に対向配置された螺子孔32に螺子部材35を螺着することで連結用アダプタ20同士を連結することができる。このため、螺子部材35の螺合作業を連結用アダプタ20の外側から行うことができ、背景技術のように螺子部材35を連結用アダプタ20の内側で螺進させる場合に比して、連結用アダプタ20同士の連結を容易に行うことができる。その結果として、連結用アダプタ20同士を確実に連結することができ、連結用アダプタ20同士の連結不良を原因とした圧縮空気の漏れを防止することができる。
(2)また、連結用アダプタ20においては、螺子孔32と挿通孔33が2つずつ形成されている。このため、一方の当接面30同士を当接させた状態で連結用アダプタ20同士を連結した後、他方の当接面30に別の連結用アダプタ20の当接面30を当接させて別の連結用アダプタ20と連結することができる。したがって、連結用アダプタ20は、2つの螺子孔32及び挿通孔33を備えることで分岐部12における連結用アダプタ20の増設を容易に行うことができる。
(3)連結用アダプタ20は、隣り合う連結用アダプタ20同士が螺子部材35によって連結される。このため、複数の連結用アダプタ20が1本の通しボルトで連結される場合に比して、隣り合う連結用アダプタ20の当接面30同士を強く圧接させ、該当接面30間のシール性を向上させることができる。
(4)当接面30にはボス部31が形成され、ボス部31は挿通孔33に嵌挿可能に形成されている。このため、連結用アダプタ20同士の連結作業時にボス部31の挿通孔33への嵌挿によって連結用アダプタ20同士を仮連結して位置決めすることができる。このため、連結用アダプタ20同士を手で保持して挿通孔33と螺子孔32とを合致させる必要がなく、連結用アダプタ20同士の連結作業性を向上させることができる。
(5)ボス部31は各当接面30に2箇所ずつ立設され、さらに、各当接面30の対角線上の対向する角部側に立設されている。このため、2つのボス部31が挿通孔33に嵌挿されることで、連結用アダプタ20の上下前後方向への移動を規制することができる。したがって、連結用アダプタ20同士の連結作業性をより一層向上させることができる。
(6)螺子孔32はボス部31の内側に形成され、ボス部31は挿通孔33に嵌挿可能に形成されている。このため、挿通孔33に挿通された螺子部材35を螺子孔32に案内することができ、連結用アダプタ20同士の連結作業の作業性を向上させることができる。
(7)当接面30には2つの螺子孔32と挿通孔33が当接面30の中心点P2に対し点対称となる位置に配置されている。このため、連結する連結用アダプタ20同士において、一方の連結用アダプタ20に対し、他方の連結用アダプタ20を回転させることで螺子孔32と挿通孔33とを対向位置に配置することができる。すなわち、1種類の連結用アダプタ20であっても螺子孔32と挿通孔33とを対向位置に配置し、連結用アダプタ20同士を連結することができる。したがって、連結用アダプタ20同士の連結のために2種類の連結用アダプタ20を用意する必要がなく、連結用アダプタ20の準備、施工等の作業者の負担を軽減することができる。
(8)空圧制御機器ユニット10において、分岐部12は複数の連結用アダプタ20を連結して形成されている。そして、連結用アダプタ20同士の連結は、螺子部材35を用いて簡単に行うことができ、さらに、連結用アダプタ20同士の連結不良が防止されている。このため、空圧制御機器ユニット10を、例えば、配管(チューブ)を用いてエア供給源Pからの圧縮空気を分岐させる構成とした場合に比して、分岐部12の組み立てを誤配管を招くことなく誰でも簡単に行うことができ、また、形成された分岐部12における圧縮空気漏れを防止することができる。よって、連結用アダプタ20を用いた分岐部12を備える空圧制御機器ユニット10は、ユーザーにとって非常に使いやすく構成されている。
(9)連結用アダプタ20同士は、当接面30同士を当接させ、さらに、ボス部31が挿通孔33内に嵌挿された状態で連結される。このため、連結用アダプタ20同士の連結部は外部に露出しておらず、連結用アダプタ20同士の連結に必要な螺子部材35、螺子孔32、及び挿通孔33も外部に露出していない。このため、連結用アダプタ20同士の連結部には凹凸部が存在せず、該凹凸部に埃等が堆積することが防止される。よって、空圧制御機器ユニット10の駆動時に分岐部12が振動しても埃等が飛散することがなく、連結用アダプタ20はクリーンルームや防塵ルームに設置される機器に連結して用いることも可能である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 分岐部12は、連結用アダプタ20を2つ又は4つ以上連結して形成されていてもよい。
○ ボス部31は削除してもよい。又はボス部31は各当接面30に1箇所ずつ立設されていてもよい。
○ 各当接面30において、2つの螺子孔32のうちいずれか一方の螺子孔32の周囲にボス部31を立設してもよい。
○ 連結用アダプタ20は、螺子孔32及び挿通孔33が1つ又は3つ以上形成されていてもよい。
○ 連結用アダプタ20において、螺子孔32は、流体通路22の貫通方向に沿ってアダプタ本体21を貫通していてもよい。
○ 流体として油や不活性ガスを用いる流体回路における分岐部12を本実施形態の連結用アダプタ20を用いて形成してもよい。
○ 連結用アダプタ20の接続部25に接続される流体制御機器は流量調整弁13でなく、空圧バルブ18、フィルタ19等のその他の流体制御機器であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)流体供給源に接続された分岐部に複数の流体制御機器が接続され、前記流体供給源から供給される流体が前記分岐部によって複数の流体制御機器に分岐して供給されるように構成された流体制御機器ユニットであり、前記分岐部が請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の連結用アダプタを複数連結して形成されていることを特徴とする流体制御機器ユニット。
実施形態の空圧制御機器ユニットを示す斜視図。 (a)は連結用アダプタを示す斜視図、(b)は連結用アダプタの第1の当接面を示す側面図、(c)は連結用アダプタの第2の当接面を示す側面図。 連結用アダプタ、流量調整弁、第1接続部材、及び第2接続部材を示す斜視図。 連結用アダプタ及び閉塞部材を示す分解斜視図。 連結用アダプタによって分岐部を構成した状態を示す斜視図。 分岐部を示す断面図。 背景技術の連結ユニットを示す斜視図。
符号の説明
P…流体供給源としてのエア供給源、P1…当接面の中心点、13…流体制御機器としての流量調整弁、20(201,202,203)…連結用アダプタ、21…アダプタ本体、22…流体通路、23…分岐路、25…接続部、30(301,302)…当接面、31…ボス部、32…螺子孔、33…挿通孔、35…螺子部材。

Claims (4)

  1. 流体供給源から供給される流体を分岐して複数の流体制御機器に供給するため複数連結して用いられ、前記流体が流通する流体通路が貫通形成されたアダプタ本体を備え、該アダプタ本体は前記流体通路の両端が開口する2つの端面に別のアダプタ本体が当接される当接面を有するとともに、前記当接面とは別の端面に前記流体通路から分岐された分岐路が開口し、かつ前記流体制御機器が接続される接続部を有しており、
    前記アダプタ本体には前記流体通路の貫通方向に沿って延び、螺子部材が螺合可能な螺子孔、及びアダプタ本体を貫通するとともに前記螺子部材を挿通可能な挿通孔が形成されている連結用アダプタ。
  2. 前記2つの当接面にはボス部が立設され、該ボス部は別のアダプタ本体の挿通孔に嵌挿可能に形成されている請求項1に記載の連結用アダプタ。
  3. 前記螺子孔は、前記当接面からのボス部の立設方向に沿って該ボス部に形成されている請求項2に記載の連結用アダプタ。
  4. 前記螺子孔及び挿通孔はそれぞれ2つずつアダプタ本体に形成され、2つの螺子孔同士及び2つの挿通孔同士は、前記当接面の中心点に対し点対称となる位置に設けられている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の連結用アダプタ。
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