JP2008133804A - エンジンの製造方法 - Google Patents

エンジンの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008133804A
JP2008133804A JP2006322263A JP2006322263A JP2008133804A JP 2008133804 A JP2008133804 A JP 2008133804A JP 2006322263 A JP2006322263 A JP 2006322263A JP 2006322263 A JP2006322263 A JP 2006322263A JP 2008133804 A JP2008133804 A JP 2008133804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latent heat
heat storage
storage material
engine
anhydride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006322263A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Yamada
賢一 山田
Hideo Kobayashi
日出夫 小林
Katsuhiko Arisawa
克彦 蟻沢
Yoshio Yamashita
芳雄 山下
Kunihiko Hayashi
邦彦 林
Akira Michikawauchi
亮 道川内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006322263A priority Critical patent/JP2008133804A/ja
Publication of JP2008133804A publication Critical patent/JP2008133804A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 潜熱蓄熱材を収容したエンジンを、簡易で低コストに製造できる方法を提供する。
【解決手段】 エンジンブロック110の内部に形成されたロワージャケット112eに、粒子状の無水和物が注入される(無水和物注入工程)。その後、ロワージャケット112e内にて、無水和物が水和することで、潜熱蓄熱材LMが生成する(水和工程)。これにより、過冷却状態にて潜熱を蓄熱する性質を有する潜熱蓄熱材LMがエンジンブロック110内に収容された構成の、エンジン100が形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、過冷却状態にて潜熱を蓄熱する性質を有する潜熱蓄熱材を収容したエンジンの製造方法に関する。
冷間始動の際にシリンダ付近を局部的に加熱することで、フリクションロスや排気エミッションを改善するように構成されたエンジンとして、この種のエンジンが知られている。
例えば、特開平11−182393号公報に記載の構成においては、シリンダブロックに、蓄熱材収容室が形成されている。この蓄熱材収容室は、前記シリンダを囲むように設けられている。
前記蓄熱材収容室には、酢酸ナトリウム・3水和物(CH3COONa・3H2O)からなる前記潜熱蓄熱材が充填されている。この酢酸ナトリウム・3水和物は、融点(58℃)を超える温度から融点以下の温度(マイナス20℃ないしマイナス30℃程度まで)に冷却されても、ゲル相から固相への相変化を起こさずに、潜熱を蓄えたまま過冷却状態となる特性を有している。
また、前記蓄熱材収容室には、一対の電極が配設されている。これら一対の電極は、前記潜熱蓄熱材に電気的衝撃を与えるように構成されている。
かかる構成によれば、前記潜熱蓄熱材は、前記シリンダから熱を受けて、ゲル相となる。これにより、前記潜熱蓄熱材に潜熱が蓄えられる。
一方、冷間始動時には、前記一対の電極に電圧が印加される。これにより、過冷却状態となっている前記潜熱蓄熱材に、電気的衝撃が与えられる。すると、その衝撃によって、当該潜熱蓄熱材の固相への相変化が促され、速やかに潜熱が放出される。この潜熱により、前記潜熱蓄熱材に囲まれた前記シリンダの壁温が急速に上昇する。
特開平11−182393号公報
この種のエンジンにおいては、前記潜熱蓄熱材を充填する作業に難点があった。
例えば、固相の前記潜熱蓄熱材は、水分を吸収することで湿っている。このため、特開平11−182393号公報に記載の構成において、前記蓄熱材収容室内に前記潜熱蓄熱材を充填する際、振動や空気圧を用いたとしても、固相の前記潜熱蓄熱材を前記蓄熱材収容室内に充填することは、きわめて困難である。
また、前記潜熱蓄熱材を融点以上に加熱してゲル状として、前記蓄熱材収容室に充填しようとすると、前記シリンダブロックをも、前記潜熱蓄熱材の融点以上に加熱する必要がある。この場合、製造コストが上昇する等の問題が生じる。
この点、前記シリンダブロックが低温(室温程度)であると、ゲル状の前記潜熱蓄熱材は、前記蓄熱材収容室内に充填される際に、当該シリンダブロックによって冷却される。これと同時に、当該潜熱蓄熱材は、前記蓄熱材収容室の内壁面等と衝突することで機械的衝撃を受ける。すると、前記蓄熱材収容室内への充填の途中で、前記潜熱蓄熱材が固化してしまう。
よって、前記蓄熱材収容室内にゲル状の前記潜熱蓄熱材を充填する際に、前記シリンダブロックの加熱が行われないと、当該潜熱蓄熱材が前記蓄熱材収容室内に良好に充填されない。
本発明は、潜熱蓄熱材を収容したエンジンを、簡易で低コストに製造できる方法を提供するものである。
本発明の製造方法の対象であるエンジンは、エンジンブロックを備えている。このエンジンブロックの内部には、収容室が形成されている。この収容室は、前記エンジンブロック内に形成された空間によって構成され得る。あるいは、この収容室は、前記空間内に収容された容器から構成され得る。
前記収容室には、潜熱蓄熱材が収容されている。この潜熱蓄熱材は、過冷却状態にて潜熱を蓄熱する性質を有する物質である。すなわち、前記潜熱蓄熱材は、過冷却状態にて潜熱を保持するとともに、この過冷却状態が解除されることで潜熱を放出する性質を有する物質である。例えば、前記潜熱蓄熱材としては、酢酸ナトリウム・3水和物が用いられ得る。
本発明の製造方法の特徴は、無水和物注入工程と、それに引き続く水和工程と、を含むことにある。
前記無水和物注入工程においては、前記収容室に、粒子状の無水和物が注入される。続いて、前記水和工程において、前記収容室内にて、前記無水和物が水和する。これにより、前記収容室内にて、前記潜熱蓄熱材が生成する。
前記水和工程においては、前記収容室内に、前記無水物を所定の水和状態とするために必要かつ十分な量の水が存在することが好ましい。例えば、前記無水和物として酢酸ナトリウム無水和物が用いられる場合、すべての酢酸ナトリウム無水和物粒子が酢酸ナトリウム・3水和物となり、余剰の水が生じないように、酢酸ナトリウム無水和物と水との比率が設定される。
前記無水和物注入工程において、前記収容室に、前記無水和物と水との混合物が注入されてもよい。具体的には、例えば、前記無水和物注入工程において、前記収容室に、水と酢酸ナトリウム無水和物との混合物が注入され得る。
この場合、前記無水和物の粒子のすべてが所定の水和物となり、余剰の水が生じないように、当該無水和物と水との比率が設定される。そして、当該無水和物の水和反応が充分進行する前に、すなわち、前記混合物が良好な流動性を示している間に、当該混合物が、前記収容室に注入される。
本発明によれば、前記収容室内への前記潜熱蓄熱材の充填が、簡易かつ低コストな工程を用いて行われ得る。
以下、本発明の実施形態(本願の出願時点において取り敢えず出願人が最良と考えている実施形態)について、図面を参照しつつ説明する。
<エンジンの構成>
図1は、本発明の適用対象であるエンジン100の内部構成を説明するための側断面図である。
図1を参照すると、エンジン100は、エンジンブロック110を備えている。エンジンブロック110は、当該エンジン100の本体部を構成する部材である。
エンジンブロック110は、シリンダヘッド111を備えている。シリンダヘッド111には、アッパージャケット111aが形成されている。アッパージャケット111aは、エンジン100を冷却するためのクーラントCの流路である。アッパージャケット111aには、クーラントCが液密的に充填されている。
アッパージャケット111aは、吸気ポート111bの近傍位置に形成されている。吸気ポート111bは、吸気通路の末端部である。この吸気通路は、燃焼前の燃料混合気の通路である。
アッパージャケット111aは、排気ポート111cの近傍位置にも形成されている。排気ポート111cは、排気通路の始端部である。この排気通路は、燃焼後のガスを排出する通路である。
吸気弁111dは、吸気ポート111bを、その末端側から開閉可能に構成及び配置されている。排気弁111eは、排気ポート111cを、その始端側から開閉可能に構成及び配置されている。アッパージャケット111aは、吸気弁111dと排気弁111eとの間の位置にも形成されている。
また、エンジンブロック110は、シリンダブロック112を備えている。このシリンダブロック112には、ブロックボア112aが形成されている。ブロックボア112aは、当該エンジン100の高さ方向(図中上下方向)に沿って形成された、円筒形状の貫通孔である。
ブロックボア112a内には、薄肉円筒形状のシリンダライナ112bが挿入されている。このシリンダライナ112bの内側の空間によって、シリンダ112cが形成されている。このシリンダ112c内には、ピストン112dが、当該エンジン100の高さ方向に沿って往復運動可能に収容されている。
シリンダブロック112の上部には、ロワージャケット112eが設けられている。すなわち、ロワージャケット112eは、シリンダ112cの上部、及びシリンダライナ112bの上部を囲むように設けられている。このロワージャケット112eは、流体が通過可能な空間であって、平面視にて略円環状に形成されている。
ロワージャケット112eの下端部に対応する位置には、注入孔112fが設けられている。注入孔112fは、ロワージャケット112eの下端部とシリンダブロック112の外部とを連通させる貫通孔として形成されている。この注入孔112fは、ロワージャケット112eの下端部から側方に向かって設けられている。
注入孔112fには、封止栓113が装着されている。封止栓113は、注入孔112fを液密的に塞ぎ得るように構成されている。
シリンダヘッド111とシリンダブロック112とは、ガスケット114を介して接合されている。このガスケット114には、クーラントCが通過可能な貫通孔114aが設けられている。この貫通孔114aは、ロワージャケット112eとアッパージャケット111aとの間でクーラントCを交流させ得るように形成されている。
ロワージャケット112e内には、セパレータ115が挿入されている。セパレータ115は、ロワージャケット112e内を液密的に上下に分割し得るように構成されている。すなわち、セパレータ115によって、ロワージャケット112eが、上部と下部とに分割されている。このセパレータ115は、本実施形態においては、シリンダライナ112bの外側面における上部に固定された円環状の部材である。
ロワージャケット112eにおける前記上部は、クーラントCの流路を構成する空間である。かかる上部は、ガスケット114に設けられた貫通孔114aを介して、アッパージャケット111aと接続されている。かかる上部には、クーラントCが液密的に充填されている。
ロワージャケット112eにおける前記下部は、潜熱蓄熱材LMを収容する空間(収容室)である。かかる空間には、潜熱蓄熱材LMが液密的に充填されている。
潜熱蓄熱材LMは、過冷却性を有する物質である。ここで、過冷却性とは、ある物質が、融点を超える温度に加熱されることで液相となった後、融点以下の温度に冷却されても、固相に相変化を起こさずに潜熱を保持したまま、ゲル相の状態を保つ特性をいう。そして、融点以下の温度にてゲル相が維持されている状態を、過冷却状態という。
また、この潜熱蓄熱材LMは、融点より低温の状態で外部からの刺激により過冷却状態が解除されることで、潜熱を放出し得る物質である。すなわち、潜熱蓄熱材LMは、過冷却状態にて潜熱を保持し得るとともに、当該過冷却状態が解除されて固相に相変化することで潜熱を放出し得る物質である。
本実施形態に用いられる潜熱蓄熱材LMは、暖機後のクーラントCの温度(例えば82℃程度)よりも低い融点を有する物質である。具体的には、本実施形態における潜熱蓄熱材LMは、融点が58℃である酢酸ナトリウム・3水和物(CH3COONa・3H2O)からなる。この潜熱蓄熱材LMは、マイナス20℃ないしマイナス30℃程度まで冷却されても過冷却状態が保持され得るように構成されている。
<<発核装置>>
ロワージャケット112eにおける前記下部には、発核装置120が収容されている。すなわち、発核装置120は、潜熱蓄熱材LM中に埋没した状態で、ロワージャケット112eの底部に配置されている。
発核装置120は、導線121を介して通電されることで、潜熱蓄熱材LMの過冷却状態を解除させ得るように構成されている。導線121は、封止栓113の略中央を貫通するように設けられている。導線121が封止栓113を貫通している部分は、液密的にシールされている。この導線121は、図示しないエンジンコントロールコンピュータと、インタフェース等を介して接続されている。
図2Aは、図1に示されている発核装置120を拡大した側断面図である。図2Aを参照すると、発核装置120の内部には、コイル122が収容されている。このコイル122は、第一ケーシング123に固定されている。
第一ケーシング123は、略平板状の部材であって、芯部123aと、コイル支持部123bと、フランジ部123cと、を備えている。この第一ケーシング123は、磁性体であるSUS304によって一体に形成されている。
芯部123aは、コイル122の中心に挿通されるように、突出して形成されている。すなわち、芯部123aは、コイル122の鉄芯を構成する部材である。
芯部123aの周囲には、コイル支持部123bが形成されている。コイル支持部123bは、コイル122を収容し得るように形成された凹部である。このコイル支持部123b内にコイル122が収容されることで、コイル122が第一ケーシング123によって支持されている。
コイル支持部123bの外側には、フランジ部123cが設けられている。このフランジ部123cは、第一ケーシング123の図中上端部且つ端縁部にて、外側に向けて突出するように形成されている。
フランジ部123cの外周面は、上下方向について、テーパーのない真っ直ぐな筒の外側表面として形成されている。フランジ部123cよりも図中下側の第一ケーシング123の外周面も、上下方向について、テーパーのない真っ直ぐな筒の外側表面として形成されている。
第一ケーシング123における、芯部123a及びコイル支持部123bと対向するように、第二ケーシング124が配置されている。第二ケーシング124は、磁性体であるSUS304によって一体に形成された、略平板状の部材である。この第二ケーシング124は、第一ケーシング123における、芯部123a、コイル支持部123b、及びフランジ部123cを、覆うように形成されている。
具体的には、第二ケーシング124は、コイル対向部124aを備えている。コイル対向部124aは、第二ケーシング124の主要な部分を構成する平板状の部材である。このコイル対向部124aは、第一ケーシング123における、芯部123a及びコイル支持部123bと対向するように配置されている。このコイル対向部124aには、貫通孔としての連通孔124a1が、複数形成されている。
コイル対向部124aの端縁部には、筒状部124bが一体に形成されている。筒状部124bは、コイル対向部124aの端縁部から図中下方に向けて突出するように設けられている。この筒状部124bは、第一ケーシング123におけるフランジ部123cを、外側から囲むように設けられている。
筒状部124bにおける内周面は、フランジ部123cの外周面と、接触しながら軸方向(図中上下方向)に沿って相対移動し得るように設けられている。すなわち、筒状部124bにおける内周と、フランジ部123cの外周とは、所定の嵌め合い寸法で、互いに摺動し得るようになっている。
筒状部124bの内周における図中上端部は、第一ケーシング123におけるフランジ部123cの、図2Aにおける上昇位置を規制し得るように、テーパー状に形成されている。そして、テーパー下端部124b1によって、第一ケーシング123の図2Aにおける上昇位置が規制されるようになっている。ここで、テーパー下端部124b1は、上述のテーパー状に形成された部分の、図2Aにおける下端部(第一ケーシング123に近接する側の端部)である。具体的には、テーパー下端部124b1がフランジ部123cの図2Aにおける上端部と当接することで、第一ケーシング123の図2Aにおける上昇位置が規制されるようになっている。
筒状部124bの図中下端部から内側に向けて突出するように、ストッパ部124cが形成されている。ストッパ部124cは、第一ケーシング123におけるフランジ部123cの、図2Aにおける下降位置を規制し得るように構成されている。すなわち、ストッパ部124cは、フランジ部123cと当接することで、第一ケーシング123が第二ケーシング124から離脱することを抑止し得るように構成されている。
第一ケーシング123(芯部123aの先端及びフランジ部123c)と、第二ケーシング124(コイル対向部124a)と、の間には、ギャップ125が形成されている。
このように、第一ケーシング123におけるフランジ部123cと、第二ケーシング124における筒状部124b及びストッパ部124cと、によって、離間状態と近接状態との間で、第一ケーシング123と第二ケーシング124との相対移動がガイドされ得るようになっている。
ここで、前記離間状態は、コイル122に通電がなされず、ギャップ125が最大となる状態である。また、前記近接状態は、コイル122に通電がなされて第一ケーシング123と第二ケーシング124との間で磁気的な引力が生じることで、ギャップ125が最小となる状態である。
ギャップ125は、連通孔124a1を介して、発核装置120の外部の空間(図1のロワージャケット112eにおける前記下部)と連通するように形成されている。このギャップ125内には、トリガー部材126が配置されている。
トリガー部材126は、板バネ状の部材であって、非磁性体であるSUS304の薄板によって構成されている。すなわち、トリガー部材126は、第一ケーシング123と第二ケーシング124とを、図2Aにおける上方に向けて付勢することで、第一ケーシング123と第二ケーシング124とを前記離間状態に設定し得るように構成されている。
また、トリガー部材126は、前記離間状態から前記近接状態に変化する際に、第一ケーシング123と第二ケーシング124との間で押圧されて弾性変形することで、潜熱蓄熱材LM(図1参照)における過冷却状態を解除させ得るように構成されている。
図2Bは、図2Aに示されているトリガー部材126の側断面図である。図2Cは、図2Bに示されているトリガー部材126の平面図(トリガー部材126を水平面状に載置した場合の平面図)である。
図2Aないし図2Cを参照すると、トリガー部材126は、皿状部126aと、脚部126bと、から構成されている。
皿状部126aは、第一ケーシング123に向けて突出するように、湾曲状態で形成されている。脚部126bは、皿状部126aの端縁から外側に延びるように設けられている。
図2Cに示されているように、複数(本実施形態においては4つ)の脚部126bが、外側に向けて突出する幅狭の舌片状に形成されている。そして、隣り合う脚部126bの間の空間によって、潜熱蓄熱材通路126cが形成されている。この潜熱蓄熱材通路126cは、潜熱蓄熱材LM(図1参照)が通過可能な通路である。
また、皿状部126aには、多数のノッチ126dが形成されている。このノッチ126dは、皿状部126aの弾性変形の際に、その近傍の潜熱蓄熱材LM(図1参照)における過冷却状態を解除させ得るように構成されている。
<エンジンの製造方法>
次に、前記構成のエンジン100の製造方法について説明する。図3ないし図5は、本実施形態の製造方法を説明するための、エンジンブロック110の側断面図である。
まず、図3に示されているように、アッパージャケット111a及びロワージャケット112eに何も充填されていない状態で、エンジンブロック110が組み上げられる(エンジンブロック組立工程)。
次に、混合液ML(図4参照)が、注入孔112fから、エンジンブロック110に注入される(無水和物注入工程)。これにより、図4に示されているように、ロワージャケット112eにおける前記下部に、混合液MLが充填される。
ここで、混合液MLは、数mmの粒径の酢酸ナトリウム無水和物の粒子と水との混合物である。この混合液MLにおける、酢酸ナトリウム無水和物と水との混合比は、所定の比率に設定されている。この所定の比率とは、すべての酢酸ナトリウム無水和物が酢酸ナトリウム・3水和物となり、余剰の水が生じないような比率である。
この無水和物注入工程においては、混合液MLとしては、酢酸ナトリウム無水和物と水とを混合した直後のものが、好適に用いられる。すなわち、酢酸ナトリウム無水和物と水との混合物である混合液MLが、混合後すみやかに(水和反応が充分進行する前に:具体的には、混合後数時間以内に)、ロワージャケット112eにおける前記下部に注入される。かかる混合液MLは、良好な流動性を示すため、ロワージャケット112eにおける前記下部内に均等に行き渡る。
その後、図5に示されているように、ロワージャケット112eにおける前記下部に発核装置120が挿入されるとともに、注入孔112fが封止栓113によって塞がれる(封止工程)。これにより、混合液MLが、ロワージャケット112eにおける前記下部に、液密的に収容される。
かかる封止工程の後、数時間ないし十数時間経過することで、酢酸ナトリウム無水和物の水和反応が進行する。これにより、図1に示されているように、ロワージャケット112eにおける前記下部にて、酢酸ナトリウム・3水和物からなる潜熱蓄熱材LMが生成する(水和工程)。
<エンジンの動作>
次に、上述の構成を有するエンジン100の動作について説明する。ここで、図6A及び図6Bは、図1に示されている発核装置120の周辺を拡大した側断面図である。なお、図6Aには、前記離間状態が示されている。図6Bには、前記近接状態が示されている。
まず図1を参照すると、暖機後であって、クーラントCの温度が所定の暖機終了温度(例えば82℃程度)よりも高温の状態においては、ロワージャケット112eにおける前記下部に収容されている潜熱蓄熱材LM(酢酸ナトリウム・3水和物:融点58℃)の全量が、融点を超える温度に加熱されて液相となる。
エンジン100の停止後、しばらく経過すると、シリンダブロック112の温度が、外気温程度にまで低下する。また、ロワージャケット112eにおける前記上部内のクーラントCの温度、及び、ロワージャケット112eにおける前記下部内の潜熱蓄熱材LMの温度もまた、外気温程度にまで低下する。もっとも、この場合、潜熱蓄熱材LMは、固相に相変化せず、ゲル相の状態を保持する。すなわち、当該潜熱蓄熱材LMは、過冷却状態となることで、潜熱を蓄熱する。
エンジン100の停止中は、発核装置120(図2Aにおけるコイル122)には、通電がなされていない。よって、この場合、図6Aに示されているように、発核装置120の状態は、トリガー部材126の弾性力によって、第一ケーシング123と第二ケーシング124との間のギャップ125が最大となる前記離間状態にて保持される。
エンジン100の再始動の際に、発核装置120(コイル122)に通電がなされる。すると、図6Bにて二点鎖線で示されているように、閉じた磁気回路MCが形成される。この磁気回路MCの形成により、芯部123aとコイル対向部124aとの間で、強い磁力が発生する。この磁力により、トリガー部材126の弾性力に抗して、第一ケーシング123と第二ケーシング124とが、互いに近接するように相対移動する。そして、フランジ部123cがテーパー下端部124b1と当接することで、発核装置120の状態が、前記近接状態に設定される。
上述のように、発核装置120の状態が、前記離間状態から前記近接状態に変化する際に、トリガー部材126が、第一ケーシング123と第二ケーシング124との間で押圧されることで弾性変形する。
このトリガー部材126(図2Bにおける皿状部126a)の弾性変形により、ノッチ126d(図2C参照)の近傍の潜熱蓄熱材LMの過冷却状態が解除され、微小な固相の核が生成する。この核が、その周囲の過冷却状態の潜熱蓄熱材LMと接触することで、この核の周囲の潜熱蓄熱材LMの過冷却状態が次々と解除される。このようにして、ギャップ125内の潜熱蓄熱材LMにおける過冷却状態が解除される。
そして、ギャップ125内の潜熱蓄熱材LMの過冷却状態の解除の影響が、連通孔124a1を介して、発核装置120の周囲の潜熱蓄熱材LMの全体に及ぼされる。このようにして、潜熱蓄熱材LMの過冷却状態が連鎖反応的に解除されることで、潜熱蓄熱材LMに蓄熱された潜熱が放出される。
再び図1を参照すると、ロワージャケット112eにおける前記下部内の潜熱蓄熱材LMから放熱された潜熱は、直接的にシリンダブロック112に伝達される。これにより、冷間始動時における暖機が促進される。
<実施形態による効果>
本実施形態におけるエンジン100の製造方法においては、無水和物注入工程によって、良好な流動性を有する混合液ML(酢酸ナトリウム無水和物粒子と水との混合物)が、シリンダブロック112(ロワージャケット112eにおける前記下部)に速やかに注入され得る。
また、この無水和物注入工程によれば、混合液MLが、シリンダブロック112(ロワージャケット112eにおける前記下部)内に、均等に注入され得る。
さらに、この無水和物注入工程は、単に混合液MLを注入孔112fから注入するという、きわめて簡略かつ低コストな工程を用いて行われ得る。具体的には、この無水和物注入工程は、例えば、シリンダブロック112を潜熱蓄熱材LM(酢酸ナトリウム・3水和物)の融点以上に加熱することなく行われ得る。
<変形例の例示列挙>
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の代表的な実施形態を単に例示したものにすぎない。よって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではない。したがって、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、上述の実施形態に対して種々の変形が施され得ることは、当然である。
以下、代表的な変形例について、幾つか例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施形態にて説明されているものと同様の構成及び機能を有する部材に対しては、上述の実施形態と同様の符号が付されているものとする。また、以下の変形例の説明においては、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施形態における説明が適宜援用され得るものとする。
もっとも、言うまでもなく、変形例とて、以下に列挙されたもの限定されるものではない。また、複数の変形例が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、複合的に適用され得る。
本発明(特に、本発明の課題を解決するための手段を構成する各構成要素における、作用的・機能的に表現されているもの)は、上述の実施形態や、下記変形例の記載に基づいて限定解釈されてはならない。このような限定解釈は、(先願主義の下で出願を急ぐ)出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、許されない。
(A)本発明は、無水和物注入工程において、エンジンブロックの加熱を全く排除するものではない。
(B)潜熱蓄熱材LMの基となる無水物の状態(粒子形状や粒度等)は、様々なものに設定され得る。特に、水和反応の進行速度が所望の速度となるように、無水物の状態が適宜設定され得る。
(C)潜熱蓄熱材LMの材質としては、上述の実施形態で用いられていた酢酸ナトリウム・3水和物(CH3COONa・3H2O)の他に、様々なものが採用され得る。
例えば、潜熱蓄熱材LMの材質としては、シュウ酸、酢酸マグネシウム、酢酸マンガン、硫酸ニッケル、硫酸マグネシウム、硫酸銅、硫酸亜鉛、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、及びこれらの水和物が用いられ得る。あるいは、潜熱蓄熱材LMの材質としては、例えば、ナフタレン、パルミチン酸、安息香酸、高純度パラフィン等、及びこれらの混合物等が用いられ得る。
(D)セパレータ115は、シリンダライナ112bと一体に形成されていてもよい。あるいは、セパレータ115は、シリンダブロック112の内側の表面から突出するように形成された凸部であってもよい。
(E)本発明の収容室は、シリンダブロック112に形成された空間(ロワージャケット112e)に限定されない。例えば、本発明の収容室は、ロワージャケット112e内に収容された容器であってもよい。この場合、図1におけるセパレータ115は省略される。
図7は、本発明の適用対象であるエンジン100の変形例の構成を示す側断面図である。図7を参照すると、かかる変形例のエンジン100においては、ロワージャケット112e内には、潜熱蓄熱材容器130が収容されている。潜熱蓄熱材容器130は、ロワージャケット112eの内壁面との間に、クーラントCが通過可能な間隙が形成されるように配置されている。
潜熱蓄熱材容器130は、本発明の収容室としての潜熱蓄熱材収容室130aを内部に備えた密閉容器として構成されている。この潜熱蓄熱材収容室130aは、潜熱蓄熱材LMを液密的に収容し得る空間である。また、この潜熱蓄熱材収容室130aには、発核装置120が収容されている。
図8は、図7に示されている潜熱蓄熱材容器130の外観を示す斜視図である。図8を参照すると、潜熱蓄熱材容器130は、非磁性体であるSUS304の薄板から構成されている。この潜熱蓄熱材容器130は、アウター側板131と、インナー側板132と、水平板133と、導線シール部134と、から構成されている。
アウター側板131及びインナー側板132は、複数の円筒を互いに重なるように一列に並べて滑らかに繋ぎ合わせたような形状に形成されている。アウター側板131及びインナー側板132の、上端及び下端には、水平板133が一体的に接続されている。これらのアウター側板131、インナー側板132、及び一対の水平板133によって囲まれた空間によって、上述の潜熱蓄熱材収容室130aが形成されている。
潜熱蓄熱材収容室130a内には、発核装置120が少なくとも1個収容されている。この発核装置120と図示しないエンジンコントロールコンピュータとを接続する導線121がアウター側板131を貫通している箇所には、導線シール部134が設けられている。この導線シール部134は、当該箇所を液密的にシールし得るように構成されている。
再び図7を参照すると、ロワージャケット112eの下端部に対応する位置には、冷却水流入口112gが設けられている。冷却水流入口112gは、ロワージャケット112eの下端部とシリンダブロック112の外部とを連通させる貫通孔として形成されている。この冷却水流入口112gは、ロワージャケット112eの下端部から側方に向かって設けられている。
本変形例に係るエンジン100は、図示しないメカニカルポンプから送出されたクーラントCが、冷却水流入口112gを通ってロワージャケット112eにまず導入されるように構成されている。また、かかるエンジン100は、ロワージャケット112eの内壁面と潜熱蓄熱材容器130との上述の間隙を通ったクーラントCが、さらにガスケット114における貫通孔114aを通って、アッパージャケット111aに導入されるように構成されている。
かかる構成のエンジン100の製造方法について、図7及び図8を参照しつつ説明する。
まず、潜熱蓄熱材収容室130a内に潜熱蓄熱材LMが充填されていない状態で、上述の構成の潜熱蓄熱材容器130が組み上げられる(容器組立工程)。
続いて、潜熱蓄熱材収容室130a内に、酢酸ナトリウム無水和物粒子と水との混合物が注入され、液密的にシールされる(無水和物注入工程)。この無水和物注入工程により、上述の実施形態の場合と同様に、潜熱蓄熱材収容室130a内に、酢酸ナトリウム無水和物粒子と水との混合物が、均等に充填される。また、かかる無水和物注入工程も、上述の実施形態と同様に、きわめて簡略かつ低コストな工程を用いて行われ得る。
その後、数時間ないし十数時間経過することで、酢酸ナトリウム無水和物の水和反応が進行する。これにより、潜熱蓄熱材収容室130a内にて、酢酸ナトリウム・3水和物からなる潜熱蓄熱材LMが生成する(水和工程)。
酢酸ナトリウム無水和物粒子と水との混合物が充填された潜熱蓄熱材容器130は、ロワージャケット112e内に収容される(容器収容工程)。
潜熱蓄熱材容器130がロワージャケット112e内に収容された状態のシリンダブロック112は、ガスケット114を介して、シリンダヘッド111と接合される(エンジンブロック組立工程)。
なお、本変形例においては、水和工程は、容器収容工程やエンジンブロック組立工程に先立って進行・完了し得る。あるいは、水和工程は、容器収容工程やエンジンブロック組立工程と並行して進行し得る。あるいは、水和工程は、容器収容工程やエンジンブロック組立工程の後に進行・完了し得る。
(F)図8に示されているように、発核装置120は、複数設けられていることが好ましい。これにより、潜熱の放出がより確実に行われ得る。
(G)発核装置120の構成は、図2に示されているものに限定されない。また、潜熱蓄熱材容器130の構成も、図8に示されているものに限定されない。
(H)無水和物注入工程は、上述の実施形態等のような、無水和物と水とが同時に注入されるものに限定されない。例えば、無水和物が先に注入され、その後に水が注入されてもよい。あるいは、その逆に、水が先に注入され、その後に無水和物が注入されてもよい。
(I)上述の実施形態等においては、水和工程は、単なる所定時間の放置であって、実質的には特別の工程をなすものではない。もっとも、水和工程として、無水和物の水和反応が促進されるような環境下にエンジンブロック110や潜熱蓄熱材容器130を所定時間保持する特別の工程を設けても差し支えない。
(J)その他、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能な、いかなる構造をも含む。
本発明の適用対象であるエンジンの内部構成を説明するための側断面図である。 図1に示されている発核装置を拡大した側断面図である。 図2Aに示されているトリガー部材の側断面図である。 図2Bに示されているトリガー部材6の平面図(トリガー部材を水平面状に載置した場合の平面図)である。 本実施形態の製造方法を説明するための、エンジンブロックの側断面図である。 本実施形態の製造方法を説明するための、エンジンブロックの側断面図である。 本実施形態の製造方法を説明するための、エンジンブロックの側断面図である。 図1に示されている発核装置の周辺を拡大した側断面図である。 図1に示されている発核装置の周辺を拡大した側断面図である。 本発明の適用対象であるエンジンの変形例の構成を示す側断面図である。 図7に示されている潜熱蓄熱材容器の外観を示す斜視図である。
符号の説明
100…エンジン 110…エンジンブロック
111…シリンダヘッド 111a…アッパージャケット
112…シリンダブロック 112e…ロワージャケット(収容室)
112f…注入孔 113…封止栓
114…ガスケット 114a…貫通孔
115…セパレータ 120…発核装置
130…潜熱蓄熱材容器 130a…潜熱蓄熱材収容室(収容室)
C…クーラント LM…潜熱蓄熱材
MC…磁気回路 ML…混合液

Claims (3)

  1. 過冷却状態にて潜熱を蓄熱する性質を有する潜熱蓄熱材を収容したエンジンの製造方法であって、
    エンジンブロックの内部に形成された収容室に、粒子状の無水和物を注入する、無水和物注入工程と、
    前記収容室内にて、前記無水和物を水和させることで、前記潜熱蓄熱材を生成させる、水和工程と、
    を含むことを特徴とする、エンジンの製造方法。
  2. 請求項1に記載の、エンジンの製造方法であって、
    前記無水和物注入工程は、前記収容室に、前記無水和物と水との混合物を注入する工程であることを特徴とする、エンジンの製造方法。
  3. 請求項2に記載の、エンジンの製造方法であって、
    前記無水和物注入工程は、前記収容室に、水と前記無水和物としての酢酸ナトリウム無水和物との混合物を注入する工程であることを特徴とする、エンジンの製造方法。
JP2006322263A 2006-11-29 2006-11-29 エンジンの製造方法 Withdrawn JP2008133804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006322263A JP2008133804A (ja) 2006-11-29 2006-11-29 エンジンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006322263A JP2008133804A (ja) 2006-11-29 2006-11-29 エンジンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008133804A true JP2008133804A (ja) 2008-06-12

Family

ID=39558819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006322263A Withdrawn JP2008133804A (ja) 2006-11-29 2006-11-29 エンジンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008133804A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016092274A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 北川工業株式会社 保持具及び雑音電流吸収具
JP2018077035A (ja) * 2016-11-11 2018-05-17 東邦瓦斯株式会社 蓄熱材の容器内封入方法
JP2018162957A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 東邦瓦斯株式会社 潜熱蓄熱材の蓄熱槽内配置方法、及び潜熱蓄熱槽

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016092274A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 北川工業株式会社 保持具及び雑音電流吸収具
JP2018077035A (ja) * 2016-11-11 2018-05-17 東邦瓦斯株式会社 蓄熱材の容器内封入方法
JP2018162957A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 東邦瓦斯株式会社 潜熱蓄熱材の蓄熱槽内配置方法、及び潜熱蓄熱槽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4921154B2 (ja) リアクトル及びこれを内蔵した電力変換装置
JP2008133804A (ja) エンジンの製造方法
CN105144318B (zh) 点火线圈
JP2005282404A (ja) 燃料噴射弁の取り付け構造およびそれに用いる固定部材
JP4095897B2 (ja) 燃料噴射弁
WO2020241324A1 (ja) リアクトル
CN109716460A (zh) 点火线圈
JP5321473B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2010185323A (ja) 燃料噴射弁の取付け構造およびそれに用いる燃料噴射弁の座金
US20170306911A1 (en) Fuel pump module for improving radiant heat and method for manufacturing the same
JP2007303460A (ja) 潜熱蓄熱装置
JP7180390B2 (ja) リアクトル
CN105513778A (zh) 内燃机用点火线圈
JP2012021486A (ja) 燃料ポンプ
JP2001102124A (ja) コネクタ
WO2007114309A1 (en) Latent-heat storage device, engine start facilitation device, and engine
JP3687125B2 (ja) 内燃機関用燃料噴射ノズル
CN104859614A (zh) 用于制动流体压力控制的致动器
JP5691798B2 (ja) 燃料噴射弁
US11230999B2 (en) Fuel injection device
JP2006329070A (ja) 潜熱蓄熱装置及びエンジン
JP4085868B2 (ja) 放熱材の充填構造、並びに放熱材の充填方法
JP2005248940A (ja) 内燃機関の燃焼効率増大装置
JP2007285582A (ja) 潜熱蓄熱装置、及びエンジン
JP2018129478A (ja) 電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091116

A977 Report on retrieval

Effective date: 20101125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20110322

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761