JP2008132850A - 運転姿勢設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】姿勢調整の操作を行う時に姿勢変化の理解を容易とした運転姿勢設定装置を提供する。
【解決手段】可動機構を備え、車両運転者の運転姿勢に影響を与える車両部品15,16,17と、車両運転者の近傍に設置される情報提示手段13と、車両運転者による運転姿勢の調整設定を入力する姿勢調整入力手段11と、姿勢調整入力手段11の調整設定に応じて、車両部品15,16,17の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を情報提示手段13に提示させる提示内容制御手段12と、を備える運転姿勢設定装置において、提示内容制御手段12により、姿勢調整入力手段11の調整設定に応じて、車両部品15,16,17の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を情報提示手段13に提示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は運転姿勢設定装置に係り、特に、姿勢調整の操作を行う前に姿勢変化を理解し得ると共に、操作に応じた操作者の姿勢変化の理解を容易とした運転姿勢設定装置に関する。
従来から車両運転時の運転者の快適性を実現するために、人の着座姿勢を自動的に調整制御し、その調整制御を支援するための装置が種々提案されている。例えば、実開平6−81818号公報に開示の「車両用座席制御装置」では、車両用座席の着座姿勢を電動調整する装置として、姿勢制御度合いを目視により確認および判断できるように、表示部に座席の動き量をレベル表示する技術が提案されている。
実開平6−81818号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術においては、姿勢調整スイッチの操作に応じて座席の可動範囲中の位置を表示する構成となっているため、座席の動きは分かるものの、操作者の姿勢変化(即ち、その座席位置によって姿勢がどのように変化するか)を理解することが困難であるという事情があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、姿勢調整の操作を行う時に姿勢変化の理解を容易とした運転姿勢設定装置を提供することにある。
上記目的を解決するため、本発明は、可動機構を備え、車両運転者の運転姿勢に影響を与える車両部品と、前記運転者の近傍に設置される情報提示手段と、前記運転者による運転姿勢の調整設定を入力する姿勢調整入力手段と、前記姿勢調整入力手段の調整設定に応じて、前記車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を前記情報提示手段に提示させる提示内容制御手段と、を備える運転姿勢設定装置において、前記提示内容制御手段により、前記姿勢調整入力手段の調整設定に応じて、前記車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を情報提示手段に提示させることを特徴とする。
本発明に係る運転姿勢設定装置では、提示内容制御手段により、操作者が行う姿勢調整入力手段の調整設定に応じて、該当する車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を情報提示手段に提示させるので、操作者は調整設定に応じた姿勢変化を理解することが可能となり、姿勢調整が容易となる。
以下、本発明の運転姿勢設定装置の実施例について、〔実施例1〕、〔実施例2〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
〔実施例1〕
図1は本発明の実施例1に係る運転姿勢設定装置の構成図である。
同図において、本実施例の運転姿勢設定装置は、姿勢調整入力手段11、提示内容制御手段12、情報提示手段13、姿勢制御手段14、並びに、可動機構を備えて運転姿勢に影響を与える各種車両部品としてシート15、ステアリング16およびペダル17を備えて構成されている。
姿勢調整入力手段11は、操作者が正しい運転姿勢を設定するために、例えばシート15、ステアリング16およびペダル17等の車両部品が具備する可動機構を調整する統合スイッチであり、例えばタッチパネル等で実現される。各種車両部品の可動機構を選択する機能選択スイッチSW11〜SW14と、機能選択スイッチSW11〜SW14で選択された機能の可動方向および変位の調整を行うシーソー型の調整スイッチSW15と、を備えている。
なお、図1に示す具体例では、機能選択スイッチとして、シートの前後位置調整時のスイッチSW11と、シートの上下位置調整時のスイッチSW12と、シートバックの傾き調整時のスイッチSW13と、アクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置調整時のスイッチSW14と、を備えている。また、図1では、ステアリングの位置を上下若しくは前後位置に調整する時に使用する機能選択スイッチを省略したが、設置可能であることはいうまでもない。
姿勢調整入力手段11の操作によって発生した信号は、提示内容制御手段12および姿勢制御手段14に送信されるが、機能選択スイッチSW11〜SW14を操作する前の調整スイッチSW15によるスイッチ操作は無効化され、機能選択スイッチSW11〜SW14を操作した後に調整スイッチSW15を操作した場合のみ操作信号が提示内容制御手段12および姿勢制御手段14に送信される。
また、提示内容制御手段12は、姿勢調整入力手段11の操作者によるスイッチ操作に応じて、予め設定されている姿勢調整部位の変化を示す表示内容の表示指示を情報提示手段13に対して行う。また、情報提示手段13は、運転者の近傍に設置されて画像表示を行うもので、例えば液晶表示パネル等で実現されて、提示内容制御手段12によって決定された表示内容を表示する。
この情報提示手段13による情報提示は、姿勢調整入力手段11において操作者により機能選択スイッチSW11〜SW14の選択的なスイッチ操作がなされた際に行われ、操作者が調整スイッチSW15のスイッチ操作によって該選択された車両部品の可動機構の調整を行う前に、操作者に対して該調整によりどのような姿勢変化が生じるかを予め提示する。
また、姿勢制御手段14は、姿勢調整入力手段11から送信される操作信号に基づき、シート15、ステアリング16およびペダル17等の各種車両部品の可動機構に対して動作を指示する。
また、シート15は、単一若しくは複数の可動機構を有し、該シートの前後位置および上下位置、並びにシートバックの傾きを調整することが可能な構成となっている。つまり、各可動機構は姿勢制御手段14からの指示に基づいて動作し、シートの前後位置および上下位置、並びにシートバックの傾きを決定する。
ステアリング16は、チルト機構やテレスコ機構の何れか若しくは両方を備え、ステアリングの位置を上下若しくは前後位置に調整することが可能な構成となっている。つまり、各可動機構は姿勢制御手段14からの指示に基づいて動作し、ステアリングの上下若しくは前後位置を決定する。
ペダル17は、アクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置を調整する可動機構を備え、姿勢制御手段14からの指示に基づいて、アクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置を決定する。
次に、以上のように構成される本実施例の運転姿勢設定装置における提示内容制御手段12による提示内容制御について、図2および図3を参照しながら簡単に説明する。ここで、図2は提示内容制御手段12による提示内容制御を説明するフローチャートであり、図3は情報提示手段13の画面上に表示される表示画面を例示する説明図である。
まず、提示内容制御手段12においては、姿勢調整入力手段11から送信されてくる操作信号に基づき、操作者により機能選択スイッチSW11〜SW14の選択的なスイッチ操作がなされたか否かを判断する(ステップS101)。
機能選択スイッチSW11〜SW14の操作でなければステップS110に進んで、提示内容制御手段12は情報提示手段13に対して表示内容の終了を指示して、表示を終了する。
機能選択スイッチSW11〜SW14の選択的なスイッチ操作であれば、ステップS102に進み、何れの機能選択スイッチSW11〜SW14のスイッチ操作であるかに応じて分岐する。すなわち、シートの前後位置調整のための機能選択スイッチSW11が操作された場合にはステップS103に進み、シートの上下位置調整のための機能選択スイッチSW12が操作された場合にはステップS104に進み、シートバックの傾き調整のための機能選択スイッチSW13が操作された場合にはステップS105に進み、アクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置のための機能選択スイッチSW14が操作された場合にはステップS106に進む。
まず、シートの前後位置調整のための機能選択スイッチSW11が操作された場合には、提示内容制御手段12は、情報提示手段13に対してシートの前後位置調整によって発生する姿勢変化を示す表示の開始指示を行う(表示11:ステップS103)。
この時の表示は、例えば図3(a)に示すようなアニメーション表示であって、シートを前後にスライドさせることによって、ステアリングの握り位置と運転者の肩との距離が変わることにより、運転者の肘の曲げ角度が変化することを表現している。つまり、ステアリングの操作性を調整していることを示すと共に、アニメーション上で運転者の肘の部位を強調表示することによって、ステアリング操作性を調整するときには特に意識すべき部位が肘であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
また、シートの上下位置調整のための機能選択スイッチSW12が操作された場合には、提示内容制御手段12は、情報提示手段13に対してシートの上下位置調整によって発生する姿勢変化を示す表示の開始指示を行う(表示12:ステップS104)。
この時の表示は、例えば図3(b)に示すようなアニメーション表示であって、シートを上下にスライドさせることによって、運転者の視界が変化することを擬似的に表現している。つまり、シートの上下位置調整は視界の調整であるということをアニメーション表示すると共に、アニメーション上で運転者の視界領域を強調表示することによって、調整時に特に意識すべきポイントが視界であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
また、シートバックの傾き調整のための機能選択スイッチSW13が操作された場合には、提示内容制御手段12は、情報提示手段13に対してシートバック傾き調整によって発生する姿勢変化を示す表示の開始指示を行う(表示13:ステップS105)。
この時の表示は、例えば図3(c)に示すようなアニメーション表示であって、シートバックの傾き角度の調整によって、運転者の上肢角度が変化することを表現している。また、アニメーション上で運転者の背中位置を強調表示することによって、シートバック傾き調整が座った際の快適性の調整であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
さらに、アクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置のための機能選択スイッチSW14が操作された場合には、提示内容制御手段12は、情報提示手段13に対してペダルの前後位置調整によって発生する姿勢変化を示す表示の開始指示を行う(表示14:ステップS106)。
この時の表示は、例えば図3(d)に示すようなアニメーション表示であって、ペダルの前後位置が変化することによって、運転者の足の膝角度が変化し、ペダル操作性の調整であることを表現している。また、アニメーション上で運転者の膝から足首にかけての部位を強調表示することによって、ペダル操作性を調整するときには特に意識すべきポイントが足首角度と膝角度であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
なお、図3(a)〜(d)のアニメーション表示における強調表示は、該当部位を例えば操作者の注意を喚起するような色または階調に変える構成、或いは該当部位の輝度を変えて操作者に識別させる構成等、種々の構成が考えられる。
次に、以上のような機能選択スイッチSW11〜SW14に応じた分岐表示の後は、姿勢調整入力手段11から送信されてくる操作信号に基づき、操作者により調整スイッチSW15のスイッチ操作がなされたか否かを判断する(ステップS107)。
調整スイッチSW15のスイッチ操作であればステップS110に進んで表示を終了する。また、調整スイッチSW15のスイッチ操作でなければステップS108に進んで、予め定められた所定時間が経過するまで(ステップS109)、姿勢変化を示す表示を継続し(ステップS108)、さらに、所定時間経過後にはステップS110に進んで表示を終了する。このように、所定時間だけ姿勢変化のアニメーション表示を行い、所定時間経過後は該表示を消すことで、操作者に対して表示内容を伝えると共に、アニメーションが繰り返し動作することに対する違和感を無くすことができる。
なお、ここでいう所定時間は、操作者に対して表示が疎ましいという印象を与えない時間であって、運転姿勢設定装置の出荷設定時に経験的な数値を設定する構成、或いは、操作者によって任意に設定可能とする構成等、種々の形態が考えられる。
以上のように、機能選択スイッチSW11〜SW14の選択的なスイッチ操作時には姿勢変化を示すアニメーション表示が提示されるが、その後、操作者が調整スイッチSW15を操作した場合には、上述のように表示を終了すると共に、姿勢調整入力手段11から操作信号が姿勢制御手段14に送信されて、操作量に応じて該当する車両部品の可動機構の調整が行われることとなる。
また、本実施例では、何れの機能選択スイッチSW11〜SW14のスイッチ操作であるかに応じて分岐し、機能選択スイッチSW11〜SW14毎に該当する車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位及びその変化をアニメーション表示したが、複数の機能選択スイッチSW11〜SW14の同時または連続的なスイッチ操作に対応させることも可能である。
この場合、複数の車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を同時または連続的に示すアニメーション表示を予め用意しておくことが必要であり、また、ステップS102における分岐先がその個数分増えることとなる。なお、ここでいう連続的なスイッチ操作は、所定時間内(例えば1秒未満)に、複数の機能選択スイッチSW11〜SW14のスイッチ操作がなされた場合を想定している。
以上説明したように、本実施例の運転姿勢設定装置では、可動機構を備え、車両利用者の運転姿勢に影響を与える各種車両部品15,16,17と、運転者の近傍に設置される情報提示手段13と、情報提示手段13への提示内容を制御する提示内容制御手段12と、運転者による運転姿勢の調整設定を入力する姿勢調整入力手段11と、を備える運転姿勢設定装置において、提示内容制御手段12により、姿勢調整入力手段11の調整設定に応じて、該当する車両部品15,16または17の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を情報提示手段13に提示させる。
このように、提示内容制御手段13により、操作者が行う姿勢調整入力手段11の調整設定に応じて、該当する車両部品15,16または17の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を情報提示手段13に提示させるので、操作者は調整設定に応じた姿勢変化を理解することが可能となり、姿勢調整が容易となる。
また、本実施例の運転姿勢設定装置では、提示内容制御手段12により、姿勢調整入力手段11を介して複数の車両部品15,16,17の可動機構について調整設定が同時または連続的になされたとき、該当する車両部品15,16,17の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を同時または連続的に情報提示手段13に提示させる。これにより、複数の同時または連続的な操作に対しても、複雑になる姿勢調整部位の変化を提示して操作者に伝えることができ、複数の車両部品15,16,17の可動機構を同時に操作して姿勢調整を素早く行うことが可能となる。
また、本実施例の運転姿勢設定装置では、姿勢調整入力手段11に、各種車両部品15,16,17の可動機構に応じた調整機能を選択するための機能選択スイッチSW11〜SW14と、機能選択スイッチSW11〜SW14で選択された調整機能の調整量を設定する調整スイッチSW15と、を備え、提示内容制御手段12により、機能選択スイッチSW11〜SW14の操作に応じて、該当する車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を情報提示手段13に提示させる。
つまり、情報提示手段13による情報提示は、姿勢調整入力手段11において操作者により機能選択スイッチSW11〜SW14の選択的なスイッチ操作がなされた際に行われ、操作者が調整スイッチSW15のスイッチ操作によって該選択された車両部品の可動機構の調整を行う前に、操作者に対して該調整によりどのような姿勢変化が生じるかを予め提示することができる。
また、本実施例の運転姿勢設定装置では、提示内容制御手段12により、人の姿勢調整部位の変化を情報提示手段13にアニメーションで提示させるので、より直感的に運転姿勢の変化を理解することができる。
また、本実施例の運転姿勢設定装置では、提示内容制御手段12により、人の姿勢調整部位の変化の提示(アニメーション表示)を所定時間経過後に停止する。このように、所定時間だけ姿勢変化のアニメーション表示を行い、所定時間経過後は該表示を消すことで、操作者に対して運転姿勢の変化を伝えつつ、アニメーションが繰り返し動作して同じ内容を何度も見させられることによる違和感を無くすことができる。
さらに、本実施例の運転姿勢設定装置では、提示内容制御手段12により、人の姿勢調整部位の変化の提示において、姿勢調整時に着目すべき調整部位を強調提示させるので、調整操作時に意識すべき部位を容易に理解することが可能になる。
〔実施例2〕
次に、図4は本発明の実施例2に係る運転姿勢設定装置の構成図である。
同図において、本実施例の運転姿勢設定装置は、姿勢調整入力手段21、提示内容制御手段22、情報提示手段23、姿勢制御手段24、並びに、可動機構を備えて運転姿勢に影響を与える各種車両部品としてシート25、ステアリング26およびペダル27を備えて構成されている。
姿勢調整入力手段21は、操作者が正しい運転姿勢を設定するために、例えばシート25、ステアリング26およびペダル27等の車両部品が具備する可動機構を調整する調整スイッチ群であり、例えばタッチパネル等で実現される。調整部位毎に個別の調整スイッチが配置されており、可動機構の位置決めを行う。
本実施例では、シート前後調整+座面角度調整+座面高調整スイッチSW21と、シート背もたれ角度調整スイッチSW23と、ペダル調整スイッチSW24と、ステアリング調整スイッチSW25と、を例示している。また、姿勢調整入力手段21の操作によって発生した信号は、提示内容制御手段22および姿勢制御手段24に送信される。
また、提示内容制御手段22は、姿勢調整入力手段21の操作者によるスイッチ操作に応じて、予め設定されている姿勢調整部位の変化を示す表示内容の表示指示を情報提示手段23に対して行う。また、情報提示手段23は、運転者の近傍に設置されて画像表示を行うもので、例えば液晶表示パネル等で実現されて、提示内容制御手段22によって決定された表示内容を表示する。
この情報提示手段23による情報提示は、姿勢調整入力手段21において操作者により調整スイッチSW21〜SW25のスイッチ操作がなされた際に行われ、操作者が調整スイッチSW15のスイッチ操作によって該選択された車両部品の可動機構の調整を行う前に、操作者に対して該調整によりどのような姿勢変化が生じるかを予め提示する。
また、姿勢制御手段24は、姿勢調整入力手段21から送信される操作信号に基づき、シート25、ステアリング26およびペダル27等の各種車両部品の可動機構に対して動作を指示する。
また、シート25は、単一若しくは複数の可動機構を有し、該シートの前後位置および上下位置、並びにシートバックの傾きを調整することが可能な構成となっている。つまり、各可動機構は姿勢制御手段24からの指示に基づいて動作し、シートの前後位置および上下位置、並びにシートバックの傾きを決定する。
ステアリング26は、チルト機構やテレスコ機構の何れか若しくは両方を備え、ステアリングの位置を上下若しくは前後位置に調整することが可能な構成となっている。つまり、各可動機構は姿勢制御手段24からの指示に基づいて動作し、ステアリングの上下若しくは前後位置を決定する。
ペダル27は、アクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置を調整する可動機構を備え、姿勢制御手段24からの指示に基づいて、アクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置を決定する。
次に、以上のように構成される本実施例の運転姿勢設定装置における提示内容制御手段22による提示内容制御について、図5および図6を参照しながら簡単に説明する。ここで、図5は提示内容制御手段22による提示内容制御を説明するフローチャートであり、図6は情報提示手段23の画面上に表示される表示画面を例示する説明図である。
まず、提示内容制御手段22においては、姿勢調整入力手段21から送信されてくる操作信号に基づき、操作者により調整スイッチSW21〜SW25の選択的なスイッチ操作がなされたか否かを判断する(ステップS201)。
調整スイッチSW21〜SW25の操作でなければステップS202に進んで、提示内容制御手段22は情報提示手段23に対して表示内容の終了を指示して、表示を終了する。
調整スイッチSW21〜SW25の選択的なスイッチ操作であれば、ステップS203に進み、調整スイッチSW21のスイッチ操作であるか否かを判断する。
調整スイッチSW21のスイッチ操作でなければステップS205に進むが、調整スイッチSW21のスイッチ操作であれば、ステップS204に進んで、提示内容制御手段22は、情報提示手段23に対して調整によって発生する姿勢変化を示す表示の指示を行う。
調整スイッチSW21はシート前後、座面角度または座面高を調整するスイッチであるので、シート前後方向に調整操作がなされた場合には、例えば図6(a)に示すように、ステアリングの握り位置と運転者の肩との距離が変って、運転者の肘の曲げ角度が変化することを表現する表示を行う。つまり、ステアリングの操作性を調整していることを示すと共に、運転者の肘の曲げ角度を示すことによって、ステアリング操作性を調整するときには特に意識すべき部位が肘であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
また、シート上下方向に調整操作がなされた場合には、例えば図6(b)に示すように、座面高の変化により、運転者の眼の高さ、即ち運転者の視界が変化することを表現する表示を行う。つまり、座面高の調整時に特に意識すべきポイントが眼の高さ(視界)であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
また、シートの前部または後部を上下方向に調整して座面角度を調整する操作がなされた場合には、例えば図6(c)に示すように、座面角度の変化により運転者の足の膝角度が変化することを表現する表示を行う。つまり、ペダル操作性の調整であることを表現して、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
次に、ステップS203において調整スイッチSW21のスイッチ操作でなければ、調整スイッチSW23のスイッチ操作であるか否かを判断する(ステップS205)。調整スイッチSW23のスイッチ操作でなければステップS207に進むが、調整スイッチSW23のスイッチ操作であれば、ステップS206に進んで、調整によって発生する姿勢変化を示す表示の指示を行う。
すなわち、調整スイッチSW23はシート背もたれ角度を調整するスイッチであるので、シート背もたれを前後方向に調整する操作がなされた場合には、例えば図6(d)に示すように、シート背もたれ角度の調整によって、運転者の上肢角度が変化することを表現する表示を行う。つまり、シート背もたれ角度調整が座った際の快適性の調整であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
次に、ステップS205において調整スイッチSW23のスイッチ操作でなければ、調整スイッチSW24のスイッチ操作であるか否かを判断する(ステップS207)。調整スイッチSW24のスイッチ操作でなければステップS209に進むが、調整スイッチSW24のスイッチ操作であれば、ステップS208に進んで、調整によって発生する姿勢変化を示す表示の指示を行う。
すなわち、調整スイッチSW24はアクセルペダルおよびブレーキペダルの前後位置を調整するスイッチであるので、ペダル位置を調整する操作がなされた場合には、例えば図6(c)に示すように、ペダルの前後位置の変化により運転者の足の膝角度が変化することを表現する表示を行う。つまり、ペダル操作性の調整であることを表現して、運転姿勢の調整し易さを向上させている。なお、この場合、足首角度が変化する旨も併せて表示して、ペダル操作性を調整するときには特に意識すべきポイントが足首角度と膝角度であることを伝えるようにしても良い。
次に、ステップS207において調整スイッチSW24のスイッチ操作でなければ、調整スイッチSW25のスイッチ操作であるか否かを判断する(ステップS209)。調整スイッチSW25のスイッチ操作でなければ終了するが、調整スイッチSW25のスイッチ操作であれば、ステップS210に進んで、調整によって発生する姿勢変化を示す表示の指示を行う。
すなわち、調整スイッチSW25はステアリングの位置を調整するスイッチであるので、ステアリング位置を調整する操作がなされた場合には、例えば図6(a)に示すように、ステアリングの握り位置と運転者の肩との距離が変って、運転者の肘の曲げ角度が変化することを表現する表示を行う。つまり、ステアリングの操作性を調整していることを示すと共に、運転者の肘の曲げ角度を示すことによって、ステアリング操作性を調整するときには特に意識すべき部位が肘であることを伝えて、運転姿勢の調整し易さを向上させている。
以上のように、調整スイッチSW21〜SW25のスイッチ操作時には姿勢変化を示す表示が提示されるが、同時に、姿勢調整入力手段21から操作信号が姿勢制御手段24に送信されて、操作量に応じて該当する車両部品の可動機構の調整が行われることとなる。
また、本実施例では、何れの調整スイッチSW21〜SW25のスイッチ操作であるかに応じて分岐し、調整スイッチSW21〜SW25毎に該当する車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を表示したが、複数の調整スイッチSW21〜SW25の同時または連続的なスイッチ操作に対応させることも可能である。
この場合、複数の車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を同時または連続的に示す表示を予め用意しておくことが必要であり、また、表示の分岐先がその個数分増えることとなる。なお、ここでいう連続的なスイッチ操作は、所定時間内(例えば1秒未満)に、複数の調整スイッチSW21〜SW25のスイッチ操作がなされた場合を想定している。
以上説明したように、本実施例の運転姿勢設定装置では、可動機構を備え、車両利用者の運転姿勢に影響を与える各種車両部品25,26,27と、運転者の近傍に設置される情報提示手段23と、情報提示手段23への提示内容を制御する提示内容制御手段22と、運転者による運転姿勢の調整設定を入力する姿勢調整入力手段21と、を備える運転姿勢設定装置において、提示内容制御手段22により、姿勢調整入力手段21の調整設定に応じて、該当する車両部品25,26または27の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を情報提示手段23に提示させる。
このように、提示内容制御手段23により、操作者が行う姿勢調整入力手段21の調整設定に応じて、該当する車両部品25,26または27の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位の変化を情報提示手段23に提示させるので、操作者は調整設定に応じた姿勢変化を理解することが可能となり、姿勢調整が容易となる。
また、本実施例の運転姿勢設定装置では、提示内容制御手段22により、人の姿勢調整部位の変化の提示において、姿勢調整部位の変化度合いや姿勢調整を行うことによって運転操作に関わる性能(視界など)の変化度合いを擬似的に提示させるので、操作者に対して、運転操作性や運転操作に関わる性能を調整していることを容易に理解させることができる。
本発明の実施例1に係る運転姿勢設定装置の構成図である。 実施例1の提示内容制御手段12による提示内容制御を説明するフローチャートである。 実施例1の情報提示手段13の画面上に表示される表示画面を例示する説明図である。 本発明の実施例2に係る運転姿勢設定装置の構成図である。 実施例2の提示内容制御手段22による提示内容制御を説明するフローチャートである。 実施例2の情報提示手段23の画面上に表示される表示画面を例示する説明図である。
符号の説明
11,21 姿勢調整入力手段
12,22 提示内容制御手段
13,23 情報提示手段
14,24 姿勢制御手段
15,25 シート
16,26 ステアリング
17,27 ペダル
SW11 シート前後位置調整スイッチ
SW12 シート上下位置調整スイッチ
SW13 背もたれ角度調整スイッチ
SW14 ペダル前後位置調整スイッチ
SW21 シート前後調整+座面角度調整+座面高調整スイッチ
SW23 シート背もたれ角度調整スイッチ
SW24 ペダル調整スイッチ
SW25 ステアリング調整スイッチ

Claims (7)

  1. 可動機構を備え、車両運転者の運転姿勢に影響を与える車両部品と、
    前記運転者の近傍に設置される情報提示手段と、
    前記運転者による運転姿勢の調整設定を入力する姿勢調整入力手段と、
    前記姿勢調整入力手段の調整設定に応じて、前記車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を前記情報提示手段に提示させる提示内容制御手段と、
    を有することを特徴とする運転姿勢設定装置。
  2. 前記提示内容制御手段は、前記姿勢調整入力手段を介して複数の車両部品の可動機構について調整設定が同時または連続的になされたとき、該当する車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を同時または連続的に前記情報提示手段に提示させることを特徴とする請求項1に記載の運転姿勢設定装置。
  3. 前記姿勢調整入力手段は、各種車両部品の可動機構に応じた調整機能を選択するための機能選択スイッチと、前記機能選択スイッチで選択された調整機能の調整量を設定する調整スイッチと、を備え、
    前記提示内容制御手段は、前記機能選択スイッチの操作に応じて、該当する車両部品の可動機構の動作方向に応じた人の姿勢調整部位を前記情報提示手段に提示させることを特徴とする請求項1または請求項2の何れか1項に記載の運転姿勢設定装置。
  4. 前記提示内容制御手段は、人の姿勢調整部位とその変化を前記情報提示手段に提示させることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の運転姿勢設定装置。
  5. 前記提示内容制御手段は、人の姿勢調整部位の提示を所定時間経過後に停止することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の運転姿勢設定装置。
  6. 前記提示内容制御手段は、人の姿勢調整部位の提示において、姿勢調整時に着目すべき調整部位を強調提示させることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の運転姿勢設定装置。
  7. 前記提示内容制御手段は、人の姿勢調整部位の変化の提示において、変化度合いを擬似的に提示させることを特徴とする請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の運転姿勢設定装置。
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