JP2008132807A - 自動車の間接照明装置付き内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員室内の広い領域を照明でき、かつ、乗員室内の好ましい意匠性を確保できる間接照明装置付き内装材を提供する。
【解決手段】天井内装材10は、互いに平行な第1の意匠面16と第2の意匠面17の間に、第1の意匠面16から乗員室の外側に向かう方向の側辺15a、および第1および第2の意匠面に平行な底辺15bを有する断面形状の取付溝15を有している、この取付溝15内に、第2の意匠面を照明する間接照明装置50が配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は自動車の間接照明装置付き内装材に関する。
従来、自動車の室内においては、直接照明と間接照明が使い分けられている。例えば特許文献1には、直接照明と間接照明の両方を可能とするイルミネーションモジュールが開示されている。
直接照明は、所要のターゲットをねらった照明である。直接照明には、例えば、乗員の手元の比較的狭い範囲を、比較的高い照度で照射して、マップ等を見ることができるようにするマップランプがある。このようなマップランプは、乗員が夜間にマップ等を見る際などにスイッチを押して点灯し、必要のない時には消灯できるように構成される。また、他の直接照明としては、ドアの開閉に連動して点灯・消灯して、乗員の乗降時に足元を照射するドームランプなどがある。
これに対して間接照明は、光を直接的に乗員の手元や足元などの狭い領域に照射して照明するものではなく、自動車の室内の比較的広い範囲を淡く照射するものである。この間接照明は、主に、意匠性を演出する目的で設けられるものであり、乗員から光源が直接的に見えない構造を有している。
直接照明は、自動車の走行時は、基本的に消灯される。一方、間接照明は自動車の走行時にも連続的に点灯したり、あるいは、走行を感知して自動的に照度を落としたりするようになっている。
特開2005−186884号公報
上記のとおり、自動車の室内の間接照明は、直接照明とは異なる目的で設けられるものである。そのために、直接照明が、比較的狭い範囲を、比較的高い照度で集中的に照射することを求められるのに対して、間接照明は比較的広い範囲を淡く、均一に照射することを求められる。
従来も、自動車の室内に間接照明を設ける例はあったが、最近では、間接照明を、自動車の前後方向に沿って、前端近くから後端近くまで、長い距離にわたって設けたいという需要がある。この場合、自動車の前後方向は距離が長いため、これを淡く、均一にムラなく照射することができ、かつ、乗員室内の好ましい意匠性を損なわないように間接照明装置を設けるには、特別の構成技術が必要である。
本発明は、この課題に鑑み、乗員室内の広い領域を照明でき、かつ、乗員室内の好ましい意匠性を確保できる間接照明装置付き内装材を提供しようとするものである。
上述の目的を達成するため、本発明の自動車の間接照明装置付き内装材は、乗員室内に面し、互いに近接する部分が互いに平行な第1の意匠面および第2の意匠面と、第1の意匠面と第2の意匠面の間に位置し、第1の意匠面から乗員室の外側に向かう方向の側辺、および第1および第2の意匠面の、近接する部分に平行な底辺を有する三角形の断面形状の取付溝と、取付溝内に配置された間接照明装置と、を有することを特徴とする。
この間接照明装置付き内装材によれば、第1の意匠面と第2の意匠面が互いに平行であるため、間接照明装置を挟んだ両側での意匠的な連続性を確保し、優れた意匠性を確保することができる。また、したがって、間接照明装置を取付溝に沿って長尺な構成としても、優れた意匠性を確保できる。この際、取付溝が、第1の意匠面から乗員室の外側に向かう方向の側辺、および第1および第2の意匠面に平行な底辺を有する三角形の断面形状であるため、この取付溝に取り付けた間接照明装置は、第2の意匠面を、取付溝に沿った領域にわたって照明するものとすることができる。すなわち、取付溝内に配置した間接照明装置は、取付溝の第2の意匠面側には、側壁がないか、ごく微小なものであるので、取付溝内に配置した間接照明装置は、側壁に遮られることなく第2の意匠面を照明できる。そして、この取付溝を長尺にすれば、乗員室内の広い領域を照明するものとすることができる。また、取付溝は、内装材の成形時に内装材に作り込むことによって容易に形成することができ、本発明の間接照明装置付き内装材は低コストで提供することができる。
本発明の間接照明装置付き内装材には、第1の意匠面に続く意匠面を形成し、第2の意匠面との間の間隙を残して間接照明装置の、乗員室内側を覆うカバーモールを設けてもよい。このようなカバーモールを設けることによって、間接照明装置の構成部品が、乗員室内から見えないようにして、意匠性を高めることができる。
間接照明装置は、取付溝内にそれに沿って配置された長尺な導光体と、導光体の、長手方向の端面に対面して配置された光源と、導光体の端面および第2の意匠面側の面を露出させながら導光体の周囲を囲んで導光体を保持するハウジングと、を有する構成とすることができる。このような間接照明装置を用いることによって、光源から、導光体の端面を介して導光体内に入射した光によって、導光体の、ハウジングから露出された、第2の意匠面側の面を、導光体の長手方向にわたって発光させて長手方向にわたる広範囲の照明を行うことができる。
この際、導光体は、透明な母材と、母材内に分散された、光を散乱させる粒子とを有する構成とするのが好ましい。このような導光体を用いることによって、端面から入射した光を、導光体内で種々の経路で伝播させることにより、導光体の長手方向にわたる照度を均等化し、ムラを低減した照明を行うことができる。
導光体を、取付溝に沿って複数並べて配置すれば、各導光体の長さを短くすることでき、さらに、各導光体の両端面のそれぞれに対面して光源を配置すれば、各導光体の長手方向の位置による、光源からの距離の差を小さく抑えることができる。それによって、導光体の照度の、長手方向に沿ったムラを軽減することができる。
複数の導光体を用いる場合、透明な母材樹脂と、母材内に分散された、光を散乱させる粒子とを有する光拡散板を、隣り合う導光体の間に配置された光源の、第2の意匠面側を覆って、隣り合う導光体間を橋渡しするように設けるのが好ましい。それによって、光源からの光が、導光体を通らずに直接的に第2の意匠面に到達して照度ムラを生じるのを抑制し、間接照明装置による照明照度の均等性を向上させることができる。
光拡散板は、光源からの直接的な照度の高い光を十分に分散できるように、透明度の低いものとし、特に、可視光透過率を3%以上70%未満とするのが好ましい。
また、導光体としても、光を散乱させる粒子を用いる場合、光拡散板には、導光体よりも高い密度で、光を散乱させる粒子を分散させるのが好ましい。それによって、導光体の部分と、光拡散板の部分とで、照度を整合させて、照明照度の均等性を向上させることができる。
導光体は撓み性を有するものとするのが好ましい。それによって、乗員室内面の湾曲に合わせるなどのために、取付溝を湾曲したものとしても、導光体を、それを撓ませることによって容易に取り付けることが可能となる。
本発明において用いる光源は、発光ダイオードとするのが好ましい。発光ダイオードは軽量でコンパクトなものとできるので、これを光源とすることによって、装置の軽量小型化を図ることができ、また、複数の導光体を用いる場合、導光体間の間隔を小さく抑えて、照度ムラを抑制することができる。
本発明によれば、乗員室内の広い領域を照明でき、かつ、乗員室内の好ましい意匠性を確保できる間接照明装置付き内装材を提供することができる。
以下、図面をもとに本発明の好適の実施形態を説明する。
本発明の間接照明装置付き内装材の好ましい例として、以下では、天井内装材(ルーフライナー、ヘッドライナー)に間接照明装置を組み込む(モジュールする)場合について説明する。本発明を適用できる内装材としては、その他に、ドアトリム内装材や、ラッゲージトリム内装材、ガーニッシュ内装材などがある。特に、本発明における間接照明装置は、長尺な領域に設けられ、乗員室内の比較的広い範囲を照明するのに適するものであるので、本発明は、乗員室内の長尺な領域にわたって配置される内装材に適用するのに適している。
図1,2に、本発明の一実施形態の間接照明装置50付の天井内装材10を示す。図1は、天井内装材10を裏面側(車体のルーフパネル側)から見た斜視図であり、矢印Fが自動車の前方、矢印Rが自動車の後方を示している。図1では、天井内装材10の概形と共に、本発明において重要な構成要素である間接照明装置50の配置を透視して示している(間接照明装置50は室内側に配置されており、本来は裏面側からは見えない)。なお、図1には、間接照明装置50として、右側縁に沿って設けられたものを示しているが、同様の装置が左側縁側にも設けられていてよい。また、天井内装材10には、各種のアクセサリーが組み込まれるのが一般的であり、天井内装材10は、そのための種々の構造部を有することができるが、図1では、そのような詳細の図示を省略している。図2は、図1のA−A線に沿って、天井内装材10の一側縁、およびその周囲の車体や装備品を示す断面図である。
天井内装材10は、一般的に、自動車の乗員室内の天井部に設けられるものである。天井内装材10の機能としては、まず、天井部の鋼板パネル(ルーフパネル20)を覆って乗員室内を装飾することがある。また、乗員が天井に頭部をぶつけた時の、乗員への衝撃を緩衝する安全性向上作用がある。さらに、走行中の風切り音や雨音などの、天井方向からの騒音が乗員室内に到達するのを抑制する防音材としての作用がある。
詳細には図示していないが、天井内装材10は、形状保持性のある基材と、基材の乗員室内側に貼着される表皮材とを基本的な構成要素としている。基材としては、発泡樹脂基材、繊維質基材、ダンボール基材などの各種のものを用いることができる。基材は、プレス成形等により、自動車のルーフパネル20に沿って配置するのに適した形状に成形される。表皮材としては、ニット表皮材、不織布表皮材などの各種のものを用いることができる。表皮材は、乗員室内の意匠性に寄与するものであり、すなわち室内を装飾する働きをする。表皮材は、基材の成形と同時に、または基材の成形後に基材に貼着される。
図2に示すように、天井内装材10とルーフパネル20の間には、ある程度の間隙が設けられている。この間隙には、天井周りのアクセサリーへのバッテリーからの給電用配線であるワイヤーハーネス30や、エアコン送風用のエアダクト22、HIP用の衝撃吸収材(不図示)などが配置される。また、図2に示す例では、カーテンエアバッグ31とそのインフレーター32も、この間隙内に備えられている。カーテンエアバッグ31は、衝突などの緊急事態が検知された時に、インフレーター32からの供給ガスによって膨張し、サイドウインド沿いに垂下するものであり、通常は、折り畳まれた状態で配置されている。
天井内装材10の乗員室内側には、本発明において重要な構成要素である間接照明装置50の他、サンバイザーやマップランプ(不図示)などの各種のアクセサリーが組み込まれる。図2には、このようなアクセサリーの1つとして、アシストグリップ40を示している。アシストグリップ40は、乗員の乗降時や走行中に乗員が身体を支えるために握れるように、天井部に取り付けられるアクセサリーである。図に示す例では、アシストグリップ40は、実線で示すように天井内装材10に沿った不使用時位置と、破線で示すように天井内装材10から垂下した使用時位置との間で揺動可能に取り付けられている。図示していないが、アシストグリップ40には、それを、通常は不使用時位置に保持するように付勢するスプリングが付属している。
天井内装材10は、これらのアクセサリーとともにルーフパネル20に取り付けられる。天井内装材10の固定は、天井内装材10の所要箇所に形成された貫通孔を介してアクセサリーをルーフパネル20に留めることによって行われている。すなわち、天井内装材10は、留められたアクセサリーとルーフパネル20の間に挟持されることによって固定される。このような手法は、それによれば、アクセサリーの取り付けを行うと同時に天井内装材10の固定も行われ、合理的であるので、多くの場合に採用されている。
図2に示す部分では、アシストグリップ40の取付用のリテーナパネル21が室内側に突出するようにルーフパネル20に溶接によって取り付けられている。アシストグリップ40は、天井内装材10の貫通孔11を通るクリップ41によってリテーナパネル21に取り付けられている。その結果、天井内装材10は、この箇所で、アシストグリップ40とリテーナパネル21に挟持されて固定されており、クリップ41は、アシストグリップ40の取り付けだけでなく、天井内装材10の取り付けにも兼用されている。
また、図示していないが、種々のアクセサリーの幾つかは、予め、天井内装材10に取り付けられ(サブモジュールされ)る。その結果、天井内装材10をルーフパネル20に取り付けた際に、これにサブモジュールされているアクセサリーも同時に乗員室内の所定の位置に配置される。このような手法も、天井内装材10の取り付け後にアクセサリーを取り付けるよりも、作業性が良いなどの理由で、多くの場合に採用されている。
天井内装材10の端縁(周縁)は、表皮材の貼着されていないコバ面が見えないように、他のガーニッシュ内装材に覆われ、支持された構成とされるのが一般的である。図2に示す部分では、カーテンレールガーニッシュ内装材45に形成された溝16内に天井内装材10の端縁が入り、支持されている。また、このような支持構造によって、カーテンエアバッグ31が展開した時に、天井内装材10がカーテンエアバッグ31によって変形させられて端縁の支持が外れるようになっている。カーテンエアバッグ31は、このようにして天井内装材10とカーテンレールガーニッシュ内装材45の間に形成された間隙を通って乗員室内に垂下することが可能となる。
本発明において重要な構成要素である間接照明装置50は、図1に示すように、天井内装材10に形成され、その側縁に実質的に平行に前端付近と後端付近との間にわたって延びる長尺な取付溝15内に配置されている。図2に示すように、天井内装材10は、この取付溝15を挟んで、側縁側の内面である第1の意匠面16と、中央側の内面である第2の意匠面17とが、それらの互いに近接する部分同士で実質的に平行となる構造を有している。その結果、乗員には、間接照明装置50を挟んだ第1の意匠面16と第2の意匠面17とが、自然に続いているように見え、意匠上の連続性が確保されている。
取付溝15の、長手方向に垂直な面に沿った断面形状は、図2に示すように、第1の意匠面16から自動車の外側に向かって(天井側に向かって)延びる側辺15aと、第1の意匠面16および第2の意匠面17の、取付溝15に近接する部分と実質的に平行に延びる底辺15bとを有するほぼ三角形状になっている。この際、取付溝15の断面形状は、第2の意匠面17から底辺15bに向かって自動車の外側に向かう側辺を有していてもよいが、この側辺は、側辺15aに比べて小さくなっている。取付溝15のこの断面形状は、長手方向にわたって実質的に均一になっている。ただし、取付溝15は長手方向に沿って湾曲していてもよい。例えば、天井内装材10は、乗員室内面の湾曲形状に合わせて、前方から後方の間で側方方向に膨らむように湾曲した形状とされるのが一般的であり、取付溝15も、これに合わせて湾曲していてよい。
取付溝15は、天井内装材10の側縁より中央寄りに配置されている。カーテンエアバッグ31が設けられる場合、天井内装材10の側縁は、前述のようにカーテンエアバッグ31の展開時に変形して外れる。したがって、カーテンエアバッグ31の展開時の衝撃で間接照明装置50が飛ばされないように、取付溝15は、側縁からある程度離して配置するのが好ましい。
このような取付溝15は、天井内装材10の成形時に作り込むことができる。取付溝15の大きさは、間接照明装置50の大きさに合わせて設定すればよいが、長手方向に垂直な方向の幅を20〜50mm、高さ(深さ)を10〜30mm程度とするのが適している。
次に、図3,4も参照して、間接照明装置50の構成について説明する。図3は、間接照明装置50の、後述する導光体51の端面51a周辺を示す斜視図であり、図4は断面図である。なお、図3は、端面51aの周りの構成を示すために、後述するハウジング60を端面51a付近で切断した状態を示しており、また、図3(b)は、後述する光散乱板75を取り外した状態を示している。
間接照明装置50は、四角柱形の長尺な導光体51と、導光体51の端面51aに対面して配置された光源とを主要な構成要素としており、光源から導光体51を介した光によって乗員室内を照明するものである。光源としては、本実施形態では、表面実装型のLED(Surface Mount Device Light Emitting Diode)55を用いている。導光体51は、長すぎると、光源が配置された端面51a付近と、光源から離れた位置とでの明るさの差が大きくなるので、必要に応じて適切な長さのものを複数、取付溝15の長さ方向に並べて用いてよい。本実施形態では、図1に示すように、3つの導光体51が用いられている。LED55は、各導光体51の両端面51aのそれぞれに、したがって、合計で6ヶ所に配置されている。
さらに、間接照明装置50は、導光体51を、その一側面を露出させ、残りの側面を囲んで保持するハウジング60を有している。図2に示すように、このハウジング60を天井内装材10に取り付けるためにクリップ65が用いられている。また、隣り合う導光体51間の部分には、任意構成として、光拡散板75が取り付けられる。これら、間接照明装置50の種々の部品は、乗員室内から見えないようにカバーモール70によって覆われている。以下、これらの、間接照明装置50の各部品について、さらに詳細に説明する。
(ハウジング)
ハウジング60は、取付溝15の全長と実質的に等しい長さの長尺な部材である。本実施形態において、ハウジング60の、長手方向に垂直な面に沿った断面形状は、図2,3(a)に示すようにコ字状であり、この断面形状は、全長にわたって均一になっている。このようなコ字状断面の構造によって形成される溝内に、四角柱形の導光体51が保持されている。この溝の内面は、光を反射するように構成するのが好ましい。
ハウジング60は樹脂の射出成形や押出成形により形成するのが好ましい。使用する樹脂としては、寸法安定性、光反射性の観点からポリカーボネートを使用するのが好ましく、特に、光反射性のある酸化チタン入りポリカーボネートとして、汎用の三菱エンジニアリングプラスチック社製のグレードEHR3100を使用することができる。あるいは、ハウジング60を、アルミの押出成形によって形成することも可能である。ハウジング60を樹脂で成形する場合、導光体51を入れる溝の内面に光反射材を貼着してもよい。
(クリップ)
ハウジング60を天井内装材10に取り付ける方法としては、接着剤による接着や、溶着などの方法を用いてもよいが、クリップ65を用いて取り付ける方法が最も適している。図示していないが、クリップ65は、ハウジング60の長手方向に適切な間隔をおいて複数取り付けられ、そのために、天井内装材10には、対応する間隔で複数の取付用開口が形成されている。
クリップ65としては、先端に弾性係合部をもった、公知の樹脂クリップを用いることができる。クリップ65は、その弾性係合部を撓めて天井内装材10の取着用開口に通し、天井内装材10の裏面で撓みを開放することでこの裏面に係止される。天井内装材10の裏面の、クリップ65が係止される所には、補強のために、板金等の座金を挟んでもよい。クリップ65の基部はハウジング60に係合する。この係合構造は、公知のどのような係合構造であってもよい。このようにして、ハウジング60はクリップ65によって天井内装材10に取り付けられている。
(導光体)
導光体51は、透明な母材樹脂から作ることができる。特に、透明な母材樹脂中に、光を散乱させるミクロの粒子を分散させた構成とするのが好ましい。ミクロの粒子を所定の比率で分散させた導光体51を用いることによって、導光体51内に入射した光は、粒子の干渉によって光路を変える。入射した光は、ハウジング60の内面でも反射され、このようにして、導光体51内で複雑な経路を辿り、導光体51の、露出された側面(光出射面51b)に到達したものから徐々に導光体51の外に出射される。その結果、端面51aから光が入射された導光体51は、その全長にわたって淡い光を放ち、乗員室内の長さ方向の広い範囲の照明が行われる。
このような導光体51における光散乱の程度は、導光体51のサイズと、分散させる粒子の径と、配合比率により制御することができる。光源の種類や出力などに応じて、導光体51における光散乱の程度を調整することによって、導光体51の明るさ、導光距離、伝播性などを、意匠上、好ましいものに調整することができる。
他の構成として、導光体51の長手方向での照度の均等化、特に、光源からの距離による照度変化低減のために、図4に示すように、導光体51の背面51c(光出射面51bの反対側の面)に、光散乱の度合いを調整するための微小な凹形状部(ドット52)を付与してもよい。ドット52は、光源から導光体51に入射した光のうち、ドット52に入射した光成分の光路を曲げて、光出射面51b方向に向く光成分を増加させる働きをする。
したがって、光源に近い側から遠い側になるにしたがって、ドット52の密度を高め、またはドット52の大きさを大きくすることによって、導光体51の、光源から距離が遠い所でも光の出射率を高めることができる。その結果、導光体51の明るさを、長手方向に沿って均等化することができる。
ドット52の好ましい形状は、半径と深さが等しく頂角が90°の円錐形状である。この場合、ドット52は、10mm以下のピッチで配置するのが好ましく、光源からの距離、すなわち導光体51の端面からの距離に応じて、半径と深さを、0.5〜1.5mmの範囲で変化させるのが好ましい。ドット52は、四角錐形などの他の形状としてもよい。また、表面上の数ミクロン程度の微細なパターン、あるいは表面のざらつきによっても、このようなドット52と同様の効果が得られる。ドット52は、導光体51の型成形時に作り込んでもよいし、後加工によって形成してもよい。微細パターン、あるいは表面のざらつきは、エッチングで表面を加工することによって形成することができる。
導光体51に、光を散乱させる粒子を分散させる構成と、ドット52などの凹形状部を形成する構成とは、併用してもよい。いずれにしても、これらの構成によって、高い光伝播性を有する導光体51が得られ、すなわち、導光体51を長尺なものとしても、その全長にわたって実質的に均一な照明を行うことができる。
しかしながら、前述のように、あまり長すぎると、導光体51の、光源から遠い中央部において、明るさの低下を無視できなくなる。したがって、特に、本実施形態におけるように、乗員室の天井部の前後方向の全長にわたるような長い距離にわたる照明を行う場合、必要に応じて、長手方向に分割された複数の導光体51を用いるのが好ましい。この分割数は、多すぎると、コストが増加し、また導光体51間の継目部分は照度ムラとなりやすいので、導光体51の長手方向に沿った照明の明るさの偏差が許容範囲内となる範囲で、最低限の数とするのが好ましいが、1以上10以下とすることができ、2〜5とするのが特に好ましい。
乗員室の天井部の前後方向の全長は、一般的な乗用車で1〜2m程度であり、この場合、導光体51の分割数を2〜3程度とすれば、実質的に均一な照射が可能である。本実施形態では、取付溝15の全長は1.9mであり、この中に、長さが600mmの導光体51を3つ配置している。他の好ましい例では、全長1.8mの取付溝内に2つの導光体を配置して、実質的に均一な照明が得られた。
本実施形態の導光体51は、光を散乱させる粒子として粒径4.5μmのシリコン樹脂粒子が0.05重量%配合され、断面が5×5mmの正方形である。導光体51の母材樹脂としては、このようなサイズに成形して、適度の撓み性を持つ材料が適し、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等を適用でき、本実施形態では、アクリル樹脂を採用している。導光体51が撓み性を有することによって、取付溝15が湾曲している場合でも、それに合わせて導光体51を撓ませることによって、導光体51を取付溝15に沿って容易に配置することができる。
(カバーモール)
カバーモール70は、ハウジング60の下方を、乗員室内側から見えないように覆うものであり、それによって、間接照明装置50のハウジング60などの部品が乗員室内側から見えることによる意匠性の低下を防ぐ働きをする。
図2に示すように、本実施形態におけるカバーモール70は、ハウジング60に係合して取り付けられている。すなわち、図2に示す例では、ハウジング60は、導光体51が入れられた溝を形成している下壁が、導光体51の光出射面51bより突出し、また、この溝の反対側にも延びている。そして、カバーモール70は、この下壁部の、溝を挟んだ両側の各先端部分の上面に引っ掛かる鉤状の構造部を有している。係合構造は、これに限られることはなく、種々の構造を採用することができる。また、カバーモール70を接着や溶着等でハウジング60に接合してもよく、ハウジング60とカバーモール70を一体成形してもよい。
カバーモール70の下面は、乗員室内の意匠性に寄与する意匠面として機能する。このため、カバーモール70は、その意匠面としての下面が、天井内装材10の第1の意匠面16との間に段差や隙間を生じることなく連続した面を形成するように配置するのが好ましい。
一方、カバーモール70は、天井内装材10の第2の意匠面17に対しては、間隙をおいて位置している。導光体51の光出射面51bは、カバーモール70と、天井内装材10の第2の意匠面17との間にこのように間隙が設けられた側に向けられており、それによって、この間隙を介して乗員室内を照明できるようになっている。カバーモール70の、意匠面としての下面は、天井内装材10の第2の意匠面17に対しては、上記の間隙のために距離をおいて位置しているが、実質的に平行に位置しているのが好ましい。それによって、乗員から見て、第2の意匠面17とカバーモール70の下面とが、自然につながっているように見せ、意匠的な連続性を確保することができる。
カバーモール70は、軟質の樹脂(エラストマー等)を押出成形して形成するのが適している。あるいは、硬質と軟質の樹脂の2色押出成形によって形成し、係合部側を硬質樹脂製とし、意匠面側を軟質樹脂製としてもよい。また、カバーモール70の意匠面には表皮材を貼着してもよい。
(光源)
光源としては、公知の発光ダイオード(LED55)を用いることができる。色調としては、アンバー色や白色が好ましいが、その他の色を用いることもできる。発光ダイオードは、比較的軽量でコンパクトなものとすることができるので、間接照明装置50を小型軽量化でき、好ましい。また、発光ダイオードを用いることによって、導光体51間に広い間隔を確保しなくてもよいので、導光体51同士を近接させて配置し、継目部分での照度ムラの影響を低減することができる。
好ましいLED55は、基板56上にLEDチップとして接合された表面実装型LEDである。砲弾型LEDを用いてもよいが、表面実装型のほうが、狭い空間に配置できるため本発明に適する。
LED55の性能は、光束15.1〜18.0lm、定格電流値150mAが適する。本実施形態では、熱の発生を抑えるため、150mAのLEDの定格電流値に対して、60mAの電流を流すようにしている。LED55としては、特に、日亜化学工業株式会社製NFS※036(商品名:※は色番であり、W:白、L:電球色、B:青、G:グリーン)を使用することができる。
図3,4に示すように、LED55は、給電用のハーネス58のコネクタ57などと共に基板56に搭載され、この基板56はハウジング60に取り付けられている。それによって、LED55は、発光トップ平面が導光体51の端面51aと対面するように位置決めされている。LED55の発光トップ平面と導光体51の端面51aとの距離は、0.5〜1.5mmとするのが好ましい。この距離を0.5mm以上とすることによって、LED55の放出光を適度に導光体51の端面51aよりLED55側に漏れさせて、基板56の配置部位でも、適度な照度を確保することができる。また、この距離を1.5mm以下とすることによって、導光体51に効率的に光を入射させて、導光体51の照度を確保することができる。
図4に示すように、2つの導光体51の隙間(継目)では、各導光体51の端面51aに対してそれぞれLED55およびそれを支持する基板56が配置されるので、この際には、基板56の背面同士が当接しないように考慮する。基板56の位置は、上記のような導光体51とLED55の好ましい距離が保たれ、また、基板56の背面同士が当接しないように、導光体51およびハウジング60の線膨張係数を考慮して設定する。
(光拡散板)
上記のように、導光体51の隙間(継目)では、導光体51とLED55との位置関係を適切に設定することによって、照度をある程度均等化できるが、厳密には、照度の不均一を避けられない。すなわち、LED55の近傍では、照度が比較的高くなり、一方、2つのLED55の基板56の背面同士が向き合っている部位では、照度が比較的低くなる傾向がある。
このように、照度の高い部位と低い部位が隣接して位置していると、照度のムラが目立ちやすくなり、そのような照度のムラが許容できない場合には、図3(a)おおび図4に示すように、光拡散板75を設けることができる。
光拡散板75は、透明の母材樹脂に、光を散乱させる微小粒子を分散させて構成することができ、隣り合う導光体51の光出射面51b間を橋渡し、隣り合う導光体51の端面51aに挟まれた間隙内に配置されたLED55の、第2の意匠面17側を覆うように配置される。光拡散板75の取り付けは、図3(a)に示すように、ハウジング60に延長するように形成された係合脚61を、光拡散板75の所要箇所に形成した取着用開口に入れて係合することによって行うのが好ましい。あるいは、光拡散板75をハウジング60に接着して固定してもよい。
このように光拡散板75を設けることによって、LED55から乗員室(第2の意匠面17)へ漏れ出す光を分散させて、照度を均等化し、照度ムラを低減することができる。この際、光拡散板75とLED55との距離は、十分に長くなるようにするのが好ましく、それによって、照度の均等化作用を高めることができる。
光拡散板75の厚さは1.0〜2.0mm、幅は5.0〜10.0mm(導光体51の高さとほぼ等しい)、長さは15〜20mm(隣り合う導光体51間の隙間の3〜4倍の長さ)程度とすることができる。光拡散板75の長さを、隣り合う導光体51間の隙間よりも大きめにすることによって、導光体51の位置ズレや、配置位置の公差による、照明照度分布への影響を軽減する作用も得られる。
光拡散板75の母材樹脂としては、アクリル樹脂等を用いることができ、粒子としては、シリコン樹脂粒子を用いることができる。光拡散板75は、LED55からの比較的照度の高い光を十分に分散できるように、透明度の低いものとするのが好ましく、特に、可視光透過率を3%以上70%未満とするのが好ましい。また、導光体51として、光を散乱させる粒子を分散させたものを用いる場合、光拡散板75には、導光体51よりも高い濃度で粒子を分散させるのが好ましく、それによって、光拡散板75の部分と導光体51の部分とで、照度をほぼ整合させることができる。
光拡散板75としては、特に、三菱レーヨン社の製品、アクリペットVH(乳白色半透明グレードNW460)を使用することができる。
以上説明したように、本実施形態の間接照明装置50付き天井内装材10では、天井内装材10に取付溝15を形成し、この取付溝15内に間接照明装置50を配置している。この際、天井内装材10では、取付溝15を挟んで両側に位置する第1の意匠面16と第2の意匠面17を平行に配置している。それによって、第1の意匠面16と第2の意匠面17の間での、すなわち間接照明装置50を設けた部位の周囲での意匠的な連続性を確保することができ、取付溝15を長尺なものとしても、好ましい意匠性を確保することができる。また、取付溝15を、第1の意匠面16から、乗員室の外側に向かう側辺15aと、第1、第2の意匠面16,17に平行な底面とを備える三角形の断面形状を有する形状としている。このような取付溝15を用いることによって、その中に、第2の意匠面17を照明する間接照明装置50を容易かつ適切に配置することができる。すなわち、取付溝15の、第2の意匠面側には側壁がないか、あったとしてもごく小さなものであるので、取付溝15内の間接照明装置50によって、取付溝の壁に遮られることなく、第2の意匠面17を照明することができる。したがって、本実施形態によれば、好ましい意匠性を確保しながら、長尺な間接照明装置50を設けることが可能であり、それによって、乗員室内の広い範囲を照明することが可能となる。また、取付溝15は、天井内装材10の成形時に作り込むことができるので、形成が容易であり、本実施形態の間接照明装置50は、低コストで提供することが可能である。
なお、以上説明した実施形態は、本発明を例示するものであり、その細部については、本発明の範囲内で種々の変形が可能である。
図5に、このような2つの変形例の間接照明装置付き天井内装材10の、間接照明装置が設けられた部分の断面図を示す。なお、図5において、上記の実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。
これらの変形例では、ハウジング60は、導光体51の上面と下面に面する上壁と下壁を、導光体51側とは反対側(図の右側)に延長したエ字状の断面形状を有している。この場合、ハウジング60の、導光体51を保持する溝とは反対側にも溝が形成され、この溝を、給電用のハーネス58などの収容に利用することができる。
また、図5(a)に示す例では、ハウジング60の上壁の延長部を、ハウジング60を天井内装材10に取り付けるクリップ65との係合に利用している。クリップ60の取り付け部位には、天井内装材10の裏面に、補強用の板金66を用いている。
図5(b)に示す例では、ハウジング60の下壁の延長部に、カバーモール70との係合用の係合脚62が下方に突出するように形成されている。この例では、間接照明装置は、ハウジング60またはカバーモール70を天井内装材10に接着や融着などにより結合させることによって固定することができる。
両変形例とも、カバーモール70には、硬質樹脂71と軟質樹脂72を組み合わせたものを用い、ハウジング60との係合部分に硬質樹脂71を適宜用いて強度を高めている。
図6は、他の変形例を示す模式図であり、(a)は、間接照明装置付きの天井内装材の、間接照明装置の長手方向に垂直な面に沿った断面図、(b)は、リテーナ80、カバーモール70、およびハウジング60の斜視図である。
この変形例では、カバーモール70とハウジング60は、融着や接着によって結合されており、また、図1や図5(b)に示すように係合によって結合されていてもよい。ハウジング60の上面には、複数の係合脚部67が形成されている。この係合脚部67に対応する係合穴81が形成された樹脂製のリテーナ80が、天井内装材10の背面側(上側)に配置されている。この構成では、リテーナ80とハウジング60の上面とによって天井内装材10を挟み込む形で、間接照明装置を安定して取り付けることができる。
リテーナ80は、例えばホットメルト接着剤によって天井内装材10に予め接着しておくのが好ましく、それによって、ハウジング60の取り付けの作業性が向上する。あるいは、リテーナ80を、天井内装材10の成形時に天井内装材10に積層しておき、同時成形して貼着してもよい。さらに、リテーナ80を天井内装材10に接着または貼着した後、ウォータジェット加工などの手法で天井内装材10とリテーナ80との両方に同時に開口を形成し、係合穴81を得ることもできる。これらの手法によって、製造工数を低減し、またリテーナ80の取り付け位置精度、あるいは係合穴81の形成位置精度を向上させることができる。
また、さらに他の変形として、図示していないが、断面形状が三角形、五角形、楕円形、または円形などの導光体を用いてもよく、また、長さ方向に、断面形状の変化した部分を設けてもよい。このように導光体の断面形状を変化させることによって、照明方向や光の伝播性などを調整することができる。
本発明の一実施形態の間接照明装置付きの天井内装材を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿った、天井内装材とその周囲の構成を示す断面図である。 図1の間接照明装置の導光体の端面付近の部分を示す斜視図である。 図1の間接照明装置の、長手方向に沿った断面図である。 本発明の変形例の間接照明装置付きの天井内装材の、長手方向に垂直な面に沿った断面図である。 本発明の他の変形例を示す模式図であり、(a)は断面図、(b)は、リテーナ、ハウジング、およびカバーモールの斜視図である。
符号の説明
10 天井内装材
15 取付溝
16 第1の意匠面
17 第2の意匠面
20 ルーフパネル
50 間接照明装置
51 導光体
55 LED
60 ハウジング
70 カバーモール
75 光散乱板

Claims (10)

  1. 乗員室内に面し、互いに近接する部分が互いに平行な第1の意匠面および第2の意匠面と、
    前記第1の意匠面と前記第2の意匠面の間に位置し、前記第1の意匠面から前記乗員室の外側に向かう方向の側辺、および前記第1および第2の意匠面の、近接する部分に平行な底辺を有する三角形の断面形状の取付溝と、
    前記取付溝内に配置された間接照明装置と、
    を有する、自動車の間接照明装置付き内装材。
  2. 前記第1の意匠面に続く意匠面を形成し、前記第2の意匠面との間に間隙を残して前記間接照明装置の、前記乗員室内側を覆うカバーモールをさらに有する、請求項1に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  3. 前記間接照明装置は、
    前記取付溝内にそれに沿って配置された長尺な導光体と、
    前記導光体の、長手方向の端面に対面して配置された光源と、
    前記導光体の前記端面および前記第2の意匠面側の面を露出させながら前記導光体の周囲を囲んで前記導光体を保持するハウジングと、
    を有する、
    請求項1または2に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  4. 前記導光体は、透明な母材と、該母材内に分散された、光を散乱させる粒子と、を有する、請求項3に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  5. 複数の前記導光体が、前記取付溝に沿って、間隔をおいて並んで配置されており、前記各導光体の、長手方向の両側の端面にそれぞれ対面して前記光源が配置されている、請求項3または4に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  6. 透明な母材樹脂と、該母材内に分散された、光を散乱させる粒子とを有する光拡散板であって、隣り合う前記導光体の間に配置された前記光源の、前記第2の意匠面側を覆って、当該隣り合う導光体間を橋渡しするように配置された光拡散板をさらに有する、請求項5に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  7. 前記光拡散板の可視光透過率が3%以上70%未満である、請求項6に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  8. 前記導光体は、透明な母材と、該母材内に分散された、光を散乱させる粒子と、を有し、前記光拡散板には、前記導光体より高い濃度で前記光を散乱させる粒子が分散されている、請求項6または7に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  9. 前記導光体は撓み性を有する、請求項3から8のいずれか1項に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
  10. 前記光源は発光ダイオードである、請求項1から9のいずれか1項に記載の、自動車の間接照明装置付き内装材。
    +
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