JP2008131701A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転性能を損なわず、薄型化を図れるモータの提供。
【解決手段】環状のヨーク部25aからその中心部に向けて複数の磁極ティース部25bが周方向に所定の間隔をあけて突設されて成るステータコア25と、磁極ティース部25bに導体線Lを捲回して成る複数のステータコイル26と、ステータコア25の裏側にあって該ステータコア25の裏面部を支持する受座面21cを有して成るベースプレート21と、ステータコア25の内周側に配置されるロータ1と、ステータコイル26を形成する導体線Lの端部Ls,Leに導電接続する導通部材3とを備える。導通部材3は、ベースプレート21に沿って該ベースプレート21とステータコイル26より突出する磁極ティース部25bの先端部との間に通される内側配線部31と、ヨーク部25aの表面上を通して外方に引き出される引出配線部32とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハードディスクをはじめとするディスク状記録媒体(ディスク)やポリゴンミラー(多面鏡)などを回転させるためのモータに係わり、特に回転性能を損なわずに薄型化を図れるようにしたモータに関する。
一般に、精密機器類の駆動源として用いられるモータは、回転アンバランスのない高精度な回転性能のほか、これを搭載する機器の小型化に伴って小型、薄型化が求められる。
ここで、直径1.8インチ以下の小径ディスクを駆動するモータでは、ロータの外周側にステータを配置した構造のインナロータ型が主流となっている。
その種のモータとして、例えば特許文献1に開示されるものが知られる。その構成を図7および図8に示して概説すれば、図7においてS1はベースプレートであり、その中心部には主軸S2が固着され、その主軸S2に転がり軸受S3を介してロータハブR1が回転自在に支持されている。又、ロータハブR1の下部外周には、多極に着磁された環状の界磁マグネットR2が装着されている。
一方、ベースプレートS1には、界磁マグネットR2を取り囲むステータコアS4が取り付けられる。図8のように、ステータコアS4は、環状のヨーク部S41からその中心部に向けて複数の磁極ティース部S42(歯状突起)を突設した形態で、各磁極ティース部S42の先端面(突極)は図7のように界磁マグネットR2に近接され、その各磁極ティース部S42の外周には絶縁被膜を施した銅線などの導体線を捲回してステータコイルS5(電機子コイル)が形成されている。
特に、ステータコアS4には、ベースプレートS1とは反対側の表面上に円弧状のフレキシブル配線板S6(FPC)が貼付され、これに設けたランド部S61にステータコイルS5を形成する導体線の端部(捲回始端および捲回終端)が半田付けされている。しかして、ステータコイルS5はフレキシブル配線板S6を介して外部の駆動回路に導通され、その駆動回路から各ステータコイルS5に流される駆動電流を制御することにより回転磁界が発生し、これに界磁マグネットR2の磁束が作用してロータハブR1が回転するようになっている。
尚、フレキシブル配線板S6は浮き上がり防止のため、その一部を磁極ティース部S42まで延長し、その延長部分がステータコイルS5と磁極ティース部S42に挟まれて固定されるよう、ステータコアS4にフレキシブル配線S6を貼付した後、その上にステータコイルS5が捲回される。
他方、図9および図10のように、フレキシブル配線板S6をベースプレートS1とステータコイルS5との間に敷設し、これをベースプレートS1の内周面に形成される引出溝S11を通して外部に引き出すようにしたものが知られる(例えば、特許文献2)。
尚、図9および図10において、図7および図8に示されるモータと同一の部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
特開平7−95740号公報
特開平7−99746号公報
上記のような従来のインナロータ型モータにおいて、特許文献1のようにフレキシブル配線板の部位をステータコアとコイルとの間に挟み込む構造のものでは、製造工程が煩雑となるばかりでなく、フレキシブル配線の厚さ分だけコイルの厚さも大きくなり、全体の薄型化に支障を来すという問題がある。
又、特許文献1では、ステータコアの外周ヨーク部上において、ステータコイルを形成する導体線の端部をフレキシブル配線板のランド部に半田付けしているので、半田付け部分の高さが大きくなり、モータの薄型化を困難にしている。
一方、特許文献2によれば、ベースプレートとステータコイルとの間にフレキシブル配線板を挟み込むようにしているので、それらの圧接力によりフレキシブル配線板を傷付けて電気回路を短絡させてしまう可能性がある。又、フレキシブル配線板の厚さだけステータコイルの高さが大きくなるので、モータ全体の薄型化にも悪影響を及ぼすという問題がある。
更に、特許文献2では、ベースプレートにフレキシブル配線板を通す引出溝を形成しているので、ベースプレートの強度が低下し、しかも係る引出溝の形成は加工が複雑となるために高い精度を得難くなる。そして、ベースプレートの精度が悪化すると、ステータコアが傾いて取り付けられるなどの問題を惹起し、これに起因してモータ駆動時に大きな振動や騒音を発生したり、ディスクの傾斜による回転アンバランスで該ディスクに対するデータの読み書きエラーを起こしたりするなどの問題を発生する。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的はディスクなどを回転させるインナロータ型のモータにして回転性能を損なわず、その薄型化を図れるようにすることにある。
本発明は上記の目的を達成するため、
環状のヨーク部25aからその中心部に向けて複数の磁極ティース部25bが周方向に所定の間隔をあけて突設されて成るステータコア25と、
前記磁極ティース部25bに導体線Lを捲回して成る複数のステータコイル26と、
前記ステータコア25の裏側にあって該ステータコア25の裏面部を支持する受座面21cを有して成るベースプレート21と、
前記ステータコア25の内周側に配置されるロータ1と、
前記ステータコイル26を形成する導体線Lの端部Ls,Leに導電接続する導通部材3と、を備え、
その導通部材3は、
前記ベースプレート21に沿って該ベースプレート21と前記ステータコイル26より突出する前記磁極ティース部25bの先端部との間に通される内側配線部31と、前記ヨーク部25aの表面上を通して外方に引き出される引出配線部32と、を有することを特徴とする。
加えて、導体線Lは、少なくとも2つのステータコイル26を導通する中継線部Lrを有し、隣り合う特定のステータコイル26,26の間には前記中継線部Lrが通されない不連続欠線部28が設けられ、その不連続欠線部28の位置に前記引出配線部32が通されていることを特徴とする。
又、前記ベースプレート21には、前記ステータコイル26の位置に対応して切欠凹部もしくは孔部21bが形成され、前記導通部材3には、隣り合う磁極ティース部25b,25bの間で前記導体線の端部Ls,Leを導電接続するためのランド部33が設けられることを特徴とする。
更に、前記導通部材3は、絶縁基材34に複数条の導体パターン35を形成したフレキシブル配線板で成ることを特徴とする。
本発明に係るモータによれば、ステータコイルに通電する導通部材が、ステータコアを構成する磁極ティース部の先端部とベースプレートとの間に通されることから、ステータコイルの高さ(厚さ)を可及的小さくしてモータの薄型化を図ることができる。又、磁極ティース部とベースプレートにより導通部材がモータの回転軸線方向に移動するのを抑制されるので、当該導通部材がロータに干渉することがなく、しかも特許文献2のように導通部材がベースプレートやステータコイルで押さえ付けられないので、導通部材の損傷やこれによる短絡の危険性を払拭できる。
加えて、隣り合う特定のステータコイルの間には導体線の中継線部が通されない不連続欠線部が設けられ、その不連続欠線部の位置に導通部材の引出配線部が通されていることから、特許文献2のようにベースプレートに引出溝を形成せずして導通部材の引出配線部が浮き上がってしまうことも抑制することができ、ひいてはモータの回転性能を高精度に保ってディスクに対するデータの読み書きエラーを低減することが可能になる。
又、ベースプレートには、ステータコイルの位置に対応して切欠凹部もしくは孔部が形成されるので、ステータコイルの高さを抑制してモータ全高を小さくでき、しかも導通部材に、隣り合う磁極ティース部の間で導体線の端部を導電接続するためのランド部が設けられることにより、これに対する半田の高さがステータコイルの高さまで許容されるので、モータの薄型化を容易に達成することができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。尚、以下ではハードディスクを回転駆動するHDDモータを代表例として説明するが、本発明はその他のディスクを回転駆動するディスク駆動モータやポリゴンミラーを回転駆動する走査用モータなどとしても適用することができる。
ここに、図1は本発明に係るモータの構成例を示した縦断面図である。同モータはハードディスク駆動装置を構成するものであり、その形態はロータ1(回転子)の外周にステータ2(固定子)、特にステータ2の主要部を成す後述のステータコア25やステータコイル26を配置したインナロータ型とされる。
本例において、ロータ1は後述する軸受23により回転自在に支持されるロータハブ11を具備して構成される。係るロータハブ11は、軸受23内に挿入される軸部11aと該軸部を中心として形成される断面逆凹字形のハブ本体11bとの一体構造であり、ハブ本体11bの外周には図示せぬハードディスクを載置するためのフランジ部11cが形成される。
又、ハブ本体11bの内周側には円筒状のロータヨーク12が嵌着固定され、該ロータヨーク12の一端外周に回転力を発生するに必要な磁束を発生する多極に着磁された界磁マグネット13が固着される。
一方、ステータ2は、パソコンなどの装置内に固定される板状のベースプレート21、このベースプレート21に貫通状態で固定される筒状の軸受ケーシング22、及び軸受ケーシング22内に嵌め込まれる上記の軸受23などから構成される。
軸受23は、例えば含油メタルから成る円筒状の流体軸受(ラジアル軸受)であり、その内部には上記の如くロータハブ11の軸部11aが挿入される。そして、軸受23の内周面と軸部11aの外周面との間には動圧を発生する潤滑油が充填され、その動圧により軸部11aに作用するラジアル荷重が支持されるようにしてある。又、軸受ケーシング22の一端はシール板24により密閉され、該シール板24と軸部11aの一端面との間に満たされる潤滑油により、軸部11aに作用するスラスト荷重が支持されるようになっている。尚、軸受23はその他のすべり軸受や転がり軸受などに代えることもできる。
又、ベースプレート21は軸受23を中心とする環状凹部21aを形成し、その環状凹部21a内に珪素鋼板の積層物などから成るステータコア25が嵌着固定されている。
ステータコア25は、環状のヨーク部25aと、該ヨーク部25aからその中心部(内径方向)に向かって突設される複数の磁極ティース部25b(歯状突起)との一体構造であり、その各磁極ティース部25bには絶縁被膜を施した銅線などの導体線Lを捲回して上記ステータコイル26が形成されている。そして、そのステータコイル26に駆動電流(電機子電流)を流して回転磁界を発生させ、これに界磁マグネット13の磁束を作用せしめてロータハブ11の回転が行われるようにしてある。
特に、本例において、ベースプレート21には、ステータコイル26の位置に対応して板厚方向に貫通する孔部21bが形成されると共に、その孔部21bの外周側でステータコアの環状ヨーク部25aの裏面部を支持する環状の受座面21cが形成される。
そして、その受座面21cによりステータコア25が支持された状態でステータコイル26が孔部21bに入り込み、該ステータコイル26がベースプレート21上に大きく突出せぬようにしてある。但し、孔部21bが開口したままであると外部から異物が混入するため、ベースプレート21にはステータコイル26を挟んで孔部21bと環状凹部21aの開口縁とを塞ぐ防塵板27が取り付けられる。又、ステータコイル26で被覆されることなく該ステータコイル26より内方に突出される磁極ティース部25bの先端部は、ベースプレート21とは反対側に傾斜状に曲げ起こされ、その先端面(突極)が上述の界磁マグネット13に近接正対するようにしてある。
尚、上記のような孔部21bに代えて、ステータコイル26に対応するベースプレート21の部位を一段掘り下げた切欠凹部としてもよい。
次に、図2はステータコア25の平面図を示す。この図で明らかなように、本例では9つの磁極ティース部25bが周方向に所定の間隔(40度間隔)で配列される。そして、その各磁極ティース部25bの外周部にステータコイル26が形成されるのであり、それ故ステータコイル26も磁極ティース部25bと同数存在している。
ここに、便宜上、各ステータコイル26を周方向に沿って順次A〜Iの符号であらわすと、本例に係るモータは、ステータコイル26(A),(D),(G)、ステータコイル26(B),(E),(H)、及びステータコイル26(C),(F),(I)がそれぞれ一つの巻線部を構成する3相巻線構造とされる。つまり、図3から明らかなように、ステータコイル26(A)〜(I)は3相スター結線とするために、9つの磁極ティース部25bに対して3本の導体線Lを2つおきに捲回して、ステータコイル26(A),(D),(G)が第1相の巻線部、ステータコイル26(B),(E),(H)が第2相の巻線部、及びステータコイル26(C),(F),(I)が第3相の巻線部、をそれぞれ構成するようにしてある。
そして、それら巻線部を構成する導体線の各一端(捲回始端Ls)は隣り合う磁極ティース部25b,25bの間(図2においてステータコイルI−A、A−B、B−C間)で後述する導通部材3に個別に導電接続され、その各他端(捲回終端Le)はコモン端子として隣り合う磁極ティース部25b,25bの間(図2においてステータコイルH−I間)で導通部材3に導電接続される。
尚、導体線Lはステータコイル26を形成せずして同相のステータコイル26を導通する中継線部Lr(渡り線)を有するが、その中継線部Lrは他相のステータコイル26に干渉せぬようヨーク部25aの内周に沿って這わされ、該ヨーク部25aの内周に形成される突片25cに係止されている。
特に、第1相の巻線部を構成する導体線の捲回始端Lsが位置するステータコイルI−A間では、その間を中継線部Lrが横切った状態に通されない不連続欠線部28が設けられる。このような不連続欠線部28を作り出すには、周方向で連続する磁極ティース部25bを各相のステータコイル(図2に示す例においてステータコイルA,B,C)を巻き始めとし、全相において同方向に(相数−1)個ずつ飛ばしながらステータコイル26を順次形成し、それぞれの捲回終端Leを束ねてコモン端子とすればよく、これにより捲回始端Lsと捲回終端Leに隣接するステータコイル(図2に示す例においてステータコイルA,I)の間で中継線部Lrを無くすることができる。尚、特定の相のみ若しくは全相において、巻き始めと巻き終わりを反対にしてもよい。
ここで、導通部材3は扁平なフレキシブル配線板であり、これはステータコア25内に敷設される内側配線部31と、上記のベースプレート21とは反対側のヨーク部25aの表面上を通して外部に引き出される引出配線部32とを一体に連ねた形態とされる。
特に、内側配線部31は、引出配線部32に連続してベースプレート21の環状凹部21aの内底面に沿って伸び、ステータコイル26で被覆されない磁極ティース部25bの先端部とベースプレート21との間に通されるほか、その一部はアーム部31aとして磁極ティース部25b,25bの間(図2に示す例においてステータコイルI−A、A−B、B−C、H−I間)に連続して伸ばされている。そして、係る導通部材3の各アーム部31aにランド部33が形成され、ステータコイルH−I間のランド部33に各導体線の捲回終端Le(コモン端子)が半田付けにより導電接続されると共に、他のランド部33にはそれぞれ導体線の捲回始端Lsが半田付けにより導電接続される。
一方、アーム部31aの一つは引出配線部32に連続して外部に引き出されるが、その引出配線部32はステータコイルI−Aの間、つまり中継線部Lrが存在しない上記の不連続欠線部28の位置を通して外部に引き出され、図示せぬ駆動回路に導電接続される。
尚、図4には導通部材3の引出配線部32の位置における断面を拡大して示している。又、図5のように導通部材3(フレキシブル配線板)は、樹脂シートなどから絶縁基材34を支持体とし、これに複数条の導体パターン35を形成したもので、その各導体パターン35の先端はランド部33に繋がっている。
次に、本発明の変更例を図6に示して説明すれば、本例では導通部材3の形状とその配置形態が上記例と相違し、その他の構成は上記例と同一とされる。ここに、上記例との相違点を説明すると、本例でも導通部材3(フレキシブル配線板)は、ベースプレート21と磁極ティース部25bの先端部との間に通される内側配線部31と、ヨーク部25aの表面上を通して外部に引き出される引出配線部32とを連ねた構成とされるが、本例において、内側配線部31はステータコイルI−A、A−B、B−C、H−Iの間に位置するアーム部31aを形成すると共に、それらアーム部31aが2つのステータコイルB,Iの位置で磁極ティース部25bの先端部とベースプレート21との間に通される。又、引出配線部32はその一端部が二股状に分岐され、その一方がステータコイルI−Aの間における不連続欠線部28を通してアーム部31aに連なり、他方の分岐側がステータコイルA−B間における中継線部Lr上を通してアーム部31aに連なる構成とされる。
そして、図6に示されるような態様によれば、引出配線部32の一部が中継線部Lr上において浮き上がり易いという欠点を有するものの、内側配線部31は上記例と同じく磁極ティース部25bの先端部とベースプレート21との間に挟まされるので、当該部分が浮き上がってロータに干渉してしまうことはなく、しかも導通部材3をステータコイル26に巻き込んだり、その下に敷いたりせず、隣り合う磁極ティース部25b,25bの間で導通部材3に導体線の端部(捲回始端Lsおよび捲回終端Le)が導電接続されるので、電気回路の短絡を防止しながらモータの薄型化を図ることができる。
以上、本発明について説明したが、係るモータは上記のような構成に限らず、磁極ティース部やステータコイルの数、ならびに巻線部の相数は必要に応じて変更することができる。又、導通部材は絶縁被膜したリード線に代えることもできる。
本発明に係るモータの構成例を示す縦断面図 同モータのステータ部を示す平面図 同モータにおける巻線構造を示す説明図 同モータの要部拡大断面図 導通部材の形態を示す平面図 本発明の変更例を示す説明図 従来モータを示す縦断面図 図7に示したモータのステータ部を示す平面図 他の従来モータを示す縦断面図 図9に示したモータのステータ部を示す平面図
符号の説明
1 ロータ
2 ステータ
21 ベースプレート
21a 環状凹部
21b 孔部
21c 受座面
25 ステータコア
25a ヨーク部
25b 磁極ティース部
26 ステータコイル
28 不連続欠線部
3 導通部材
31 内側配線部
32 引出配線部
33 ランド部
34 絶縁基材
35 導体パターン

Claims (5)

  1. 環状のヨーク部からその中心部に向けて複数の磁極ティース部が周方向に所定の間隔をあけて突設されて成るステータコアと、
    前記磁極ティース部に導体線を捲回して成る複数のステータコイルと、
    前記ステータコアの裏側にあって該ステータコアの裏面部を支持する受座面を有して成るベースプレートと、
    前記ステータコアの内周側に配置されるロータと、
    前記ステータコイルを形成する導体線の端部に導電接続する導通部材と、を備え、
    その導通部材は、
    前記ベースプレートに沿って該ベースプレートと前記ステータコイルより突出する前記磁極ティース部の先端部との間に通される内側配線部と、前記ヨーク部の表面上を通して外方に引き出される引出配線部と、を有することを特徴とするモータ。
  2. 前記導体線は、少なくとも2つのステータコイルを導通する中継線部を有し、隣り合う特定のステータコイルの間には前記中継線部が通されない不連続欠線部が設けられ、その不連続欠線部の位置に前記引出配線部が通されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記ベースプレートには、前記ステータコイルの位置に対応して切欠凹部もしくは孔部が形成されることを特徴とする請求項1、又は2記載のモータ。
  4. 前記導通部材には、隣り合う磁極ティース部の間で前記導体線の端部を導電接続するためのランド部が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記導通部材は、絶縁基材に複数条の導体パターンを形成したフレキシブル配線板で成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のモータ。
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