JP2008131390A - 設備ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】コントローラとインターフェースユニットとの対応付けを簡単な操作で行うことができる設備ネットワークシステムを提供する。
【解決手段】設備ネットワーク9で接続されて相互に通信可能なコントローラ6およびインターフェースユニット7を有する設備ネットワークシステム1において、コントローラ6が、このコントローラ6を識別するためのコントローラ番号、および、このコントローラ6と通信を行うインターフェースユニット7のユニット番号が記憶された対応表65と、インターフェースユニット7にコントローラ番号を設定する設定部67とを有し、この設定部67が、対応表65からユニット番号を読み出して、このユニット番号によりインターフェースユニット7を特定してコントローラ番号を送信することによりそのインターフェースユニット7にコントローラ番号を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、住宅内の設備を監視・制御するための設備ネットワークシステムに関する。
設備ネットワークシステムとは、例えば住宅内に設置された家電機器やセンサー、カメラ等の設備を設備ネットワークで接続し、これらの設備から外部の装置(例えば携帯電話)に情報を発信することや、反対に外部の装置からこれらの設備を監視・制御することが可能なシステムである。このような設備ネットワークシステムは、制御信号を中継するコントローラと、設備の状態の監視(検出)および制御を行うインターフェースユニットとから構成される。このとき、コントローラとインターフェースユニットとは、通信において親子関係にあり、互いに相手の識別情報を登録しておき、この識別情報を用いて情報のやり取りが行われるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。従来、このような親子関係を登録する方法としては、例えば、親機側(コントローラ側)を特殊な操作により待機状態(待ち受け状態)に設定し、一定時間内に子機側(インターフェースユニット側)を操作することで、互いに通信を行って登録するように構成されている。
特開2003−8576号公報
しかしながら、上記のような登録方法を採用すると、インターフェースユニットの数が多い場合、インターフェースユニット毎に、コントローラ(親機)およびインターフェースユニット(子機)の操作をしなければならず、登録作業が煩雑になるという課題がある。また、何らかの事情、例えば、故障によりコントローラを交換した場合等において、再度インターフェースユニットの登録が生じたときに、このインターフェースユニットがコントローラから離れた位置に設置されている場合には、コントローラ(親機)の待ち受け時間である一定時間内に登録作業を終了できない可能性もある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、コントローラとインターフェースユニットとの対応付けを簡単な操作で行うことができる設備ネットワークシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る設備ネットワークシステムは、設備ネットワークで接続されて相互に通信可能なコントローラおよびインターフェースユニットを有するものであり、コントローラが、このコントローラを識別するためのコントローラ番号、および、このコントローラと通信を行うインターフェースユニットのユニット番号が記憶された対応表と、インターフェースユニットにコントローラ番号を設定する設定手段(例えば、実施形態における設定部67)とを有し、この設定手段が、対応表からユニット番号を読み出して、このユニット番号によりインターフェースユニットを特定してコントローラ番号を送信することによりそのインターフェースユニットにコントローラ番号を設定するように構成される。
このような本発明に係る設備ネットワークシステムにおいて、設定手段が、コントローラ番号を構成する文字列を一文字ずつインターフェースユニットに送信するように構成され、このコントローラ番号を送信するときに、ユニット番号を用いて数列で構成される乱数を発生させ、コントローラ番号を構成する文字列を送信するときの一文字毎の送信間隔を、乱数から一文字ずつ取り出して、取り出した数字に応じて変化させるように構成することが好ましい。
あるいは、設定手段が、コントローラ番号を構成する文字列を一文字ずつインターフェースユニットに送信するように構成され、ユニット番号を用いて疑似ランダムパターンで構成される乱数を発生させ、コントローラ番号を構成する文字列を送信するときの送信チャネルを、乱数から一文字ずつ取り出して、取り出した数字に応じて変更するように構成することが好ましい。
本発明に係る設備ネットワークシステムを以上のように構成すると、インターフェースユニット毎にコントローラ番号を設定する処理を行う必要がなく、コントローラからインターフェースユニットに対してコントローラ番号を登録することができるので、コントローラの取り付け時の作業効率を向上させることができる。
このとき、コントローラからインターフェースユニットにコントローラ番号を送信する処理において、インターフェースユニットのユニット番号から乱数を発生させて、この乱数により送信間隔や送信チャネルを変更することにより、設定時のコントローラのなりすましを防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
(システム構成)
まず、図1を用いて、本発明に係る設備ネットワークシステムの構成について説明する。この設備ネットワークシステム1は、サービスを利用する利用者の住宅内に設置される住宅内システム2、利用者にサービスを提供するセンターサーバ3、および、外部から住宅内の設備を監視・制御する移動端末4から構成され、これらは上位ネットワーク(例えばインターネット)5により接続されている。
住宅内システム2は、コントローラ6および設備8に取り付けられるインターフェースユニット7から構成され、これらは設備ネットワーク9を介して接続されている。図1においては、設備8として、エアコン、照明、ドアセンサ、および、カメラが設置され、それぞれにインターフェースユニット7が取り付けられている場合を示している。なお、設備ネットワーク9は、1種類に限定されず、インターフェースユニット7毎に、コントローラ6との間の通信において、無線LAN、有線LAN、電力線搬送通信、ブルートゥース(登録商標)、特定小電力無線、あるいは、赤外線通信等を選択し、全体として混在させることができる。また、コントローラ6は、ゲートウェイ装置10を介して上位ネットワーク5と接続されている。
コントローラ6は、インターフェースユニット7と情報の送受信を行って住宅内システム2を制御するとともに、センターサーバ3との情報(検出結果や制御コマンド)の中継を行うものであり、制御部61、設備ネットワークインタフェース62、および、上位ネットワークインタフェース63を有して構成される。ここで、設備ネットワークインタフェース62は、設備ネットワーク9を介してインターフェースユニット7と通信を行う機能である。このコントローラ6と通信を行うインターフェースユニット7の識別情報(ユニット番号)は、フラッシュメモリ等の記憶装置に記憶された対応表65として登録されており、コントローラ6は、この対応表65を用いて、インターフェースユニット7のユニット番号とそのインターフェースユニット7が接続された設備8を特定して通信を行う。
対応表65は、図2に示すように、工事日時情報65a、利用者番号65b、コントローラ番号65c、および、設備設置情報65dから構成され、設備設置情報65dは、このコントローラ6と通信を行うインターフェースユニット7毎にその情報が登録されている。なお、設備設置情報65dは、さらに、取付機器識別情報65e、設置場所情報65f、ユニット番号65g、および、コントローラ番号登録フラグ65hから構成されている。そのため、コントローラ6は、例えば、取付機器識別情報(図2において、「1−1」等で表現されている情報)をキーにして対応表65の取付機器識別情報65eを検索して対応するユニット番号(図2において、「1−776592」等で表現されている情報)をユニット番号65gから取り出し、このユニット番号を用いてインターフェースユニット7と通信を行うように構成されている。
また、このコントローラ6において、上位ネットワークインタフェース63は上位ネットワーク5を介してセンターサーバ3と通信を行う機能である。さらに、制御部61は、ROM、RAM、若しくはフラッシュメモリ等に記憶されたコントロールアプリ64により、各種制御を行うように構成されている。このコントロールアプリ64は、予めこのコントローラ6に記憶しておいても良いし、利用者により選択されたサービスに応じてセンターサーバ3からダウンロードするように構成しても良い。
インターフェースユニット7は、設備ネットワーク9を介して、設備8の状態を取得し、また、設備8に制御信号を送信して制御するものであり、処理部71、設備ネットワークインタフェース72、および、設備インターフェース73を有して構成される。処理部71は、接続される設備8に応じてその処理が設定されており、設備インターフェース73を介して設備8と通信し、設備ネットワークインタフェース72を介して、コントローラ6と通信を行う。なお、設備インターフェース73は、設備8に設けられたインターフェース仕様で構成されている。このインターフェース仕様としては、たとえば、設備8がエアコンの場合はJEMA規格が用いられる。また、このインターフェースユニット7が通信するコントローラ6については、そのコントローラ6のコントローラ番号が親局情報74としてフラッシュメモリ等に記憶される。
ここで、設備ネットワーク9を用いてコントローラ6とインターフェースユニット7が通信を行う場合は、上述のコントローラ番号およびユニット番号を用いて行われる。具体的には、この通信において送受信される電文に、送信元と受信先のコントローラ番号およびユニット番号が設定される。なお、このコントローラ番号とユニット番号の利用方法は、通信に用いられるプロトコル等により規定されており、例えば、TCP/IPの場合は、IPアドレスやMACアドレスが対応するが、本実施例ではプロトコル毎の詳細な説明は省略する。
センターサーバ3は、宅内システム2を管理し、利用者にサービスを提供するための装置であり、サービス提供部31、および、上位ネットワークインタフェース32を有して構成される。このセンターサーバ3は、各利用者のコントローラ6に登録されている対応表65の情報(コントローラ番号登録フラグ65hを除く)を利用者情報データベース33として管理しており、サービス提供部31は、この利用者情報データベース33を用いて利用者の住宅内に設置された設備8の監視・制御を行うサービスを利用者に提供する。
この利用者情報データベース33は、図3に示すように、利用者番号33a、サービス開始フラグ33b、工事日時情報33c、コントローラ番号33d、取付機器情報33e、インターフェースユニット情報33f、住所情報33g、氏名情報33h、通知メールアドレス33j、および、決済方法33k等を有して構成され、利用者番号をキーに利用者毎にこれらの情報が1レコードとして管理されている。なお、取付機器情報33eは、上述の取付機器識別情報および設置場所情報がそれぞれ管理され、インターフェースユニット情報33fは、それぞれの取付機器情報33eに対応して、そのインターフェースユニット7のユニット番号が管理される。そのため、サービス提供部31は、この利用者情報データベース33により、利用者の住宅内の設備8を取付機器情報33eの取付機器識別情報(例えば、「1−1:ドア」)で特定でき、これをキーにそのインターフェースユニット7のユニット番号(例えば、「1−776592」)を取得して、コントローラ6に制御コマンドを送信したり、そのインターフェースユニット7から送信された情報であるかを特定したりすることにより、対応する設備8の監視・制御を行うことができる。
(サービスの内容)
図4および図5に、この設備ネットワークシステム1で提供されるサービスの一例を示す。図4は、外部の移動端末(携帯電話)4から利用者の住宅内の設備であるエアコン8aや照明8bを制御するサービスである。例えばこの移動端末4にアプリケーション41をダウンロードし、このアプリケーション41により利用者の住宅内の設備8を指定して、例えば、電源のオンを指令すると、センターサーバ3のサービス提供部31からコントローラ6に制御コマンドが送信される。コントローラ6の制御部61がその制御コマンドを受信すると、その設備(エアコン8aや照明8b)のユニット番号を対応表65から取り出し、コントローラ番号とユニット番号を電文に埋め込んで、インターフェースユニット7に制御コマンドを送信する。そして、この制御コマンドを受信したインターフェースユニット7の処理部71は、この設備8(8aまたは8b)の電源をオンする。このようなサービスにより、外出先から帰宅する前にエアコン8aを作動させておいたり、旅行中に、夜間の間だけ照明8bを点灯させておいたりすることができる。
また、図5は、防犯サービスである。ドアに設けられたドアセンサ8cがドアの開放を検知すると、このドアセンサ8cに取り付けられたインターフェースユニット7から検知情報がコントローラ6に送信され、コントローラ6の制御部61は、照明8bに取り付けられたインターフェースユニット7に制御コマンドを送信してこの照明8bを点灯させる。さらに、コントローラ6の制御部61は、カメラ8dに設けられたインターフェースユニット7に制御コマンドを送信して、このカメラ8dからキャプチャ画像を取得し、センターサーバ3に送信する。そして、センターサーバ3のサービス提供部31は、このキャプチャ画像を利用者の移動端末(携帯電話)4に送信する(例えば、利用者情報データベース33の通知メール33jに記憶されたアドレス宛にキャプチャ画像を添付したメールを送信する)ことにより、利用者に自宅の異常を通報することができる。
(サービスの申し込みから開始までの流れ)
このような設備ネットワークシステム1は、利用者Uからセンターサーバ3を管理する事業者Pにサービスの申し込みがされ、保守・工事会社Cにより利用者Uの住宅にコントローラ6を設置する工事が行われる。それでは、図6を用いてサービスの申し込みからサービス開始までの流れについて説明する。まず、利用者Uが所定の書類等を送付して事業者Pにサービス開始の申し込みを行う(ステップS100)。事業者はこの申し込みを受け付けると、申込書に記入されている利用者の情報を利用者情報データベース33に登録する。具体的には、その利用者を識別するための利用者番号を新たに発行し、この利用者番号をキーとして利用者情報データベース33にレコードを作成し、住所、氏名、通知のためのメールアドレス、決済方法、および、サービスで使用するその利用者の住宅に設置されている設備8の取付機器情報を対応するカラムに登録する。また、事業者Pは申し込みを行った利用者Uと連絡を取り、コントローラ6を取り付ける工事を行うための日程を調整する(ステップS102)。
そして、利用者番号を指定してこの利用者情報データベース33から工事指示書11を作成し、これを保守・工事会社Cに送付する(ステップS103)。ここで、工事指示書11とは、ステップS100で利用者から提出された申し込み内容と、ステップS102で決定された工事日時とが記載され、事業者Pから保守・工事会社Cに送付される工事の指示が記載された書類であり、図7に示すように、工事日時情報11a、利用者番号11b、および、取付機器情報11cの内容とその内容がコード化され、後述する作業用端末12で読み込まれる2次元バーコードから構成される。また、この工事指示書11には、保守・工事会社Cの作業者がコントローラ6の設置後に開通試験を行うための試験用IDおよびパスワード11dも表示されている。
保守・工事会社Cは、事業者Pから工事指示書11が送付されると、コントローラ6の在庫を調査し、在庫が無い場合は製造者Mに発注する(ステップS104)。一方、事業者Pは、保守・工事会社Cに工事指示書11を送付後、利用者Uが移動端末4を用いて外部から設備8の監視・制御等を行うために用いる利用者IDおよびパスワードを発行し、郵送等により利用者Uに通知する(ステップS105)。なお、この利用者IDおよびパスワードは、センターサーバ3の所定の記憶領域に記憶される。
次に、保守・工事会社Cは、利用者Uの住宅にコントローラ6を取り付ける工事を行う。なお、ここでは、インターフェースユニット7は既に設置されていることを前提に説明するが、このコントローラ6の設置工事と同時にインターフェースユニット7を設置する工事を行っても良いことは言うまでもない。この取付工事において、保守・工事会社Cは、利用者Uの住宅に設置されているインターフェースユニット7とコントローラ6の対応付け作業、すなわち、上述の対応表65を作成し、コントローラ6に登録し(ステップS106)、そして、この対応表65の情報を事業者Pのセンターサーバ3に送信し(ステップS107)、センターサーバ3は、利用者データベース33の利用者番号に対応するレコードの所定のカラムに記憶する(ステップS108)。なお、このステップS106〜S108に示す対応付け作業および対応表65のコントローラ6およびセンターサーバ3への送信・登録作業の具体的な処理内容については後述する。
最後に、コントローラ6の取付工事が終了すると、保守・工事会社Cは開通試験を行い、その後、工事結果を事業者Pに通知し(ステップS109)、さらにその結果が利用者データベース33の利用者番号33aで特定されるレコードのサービス開始フラグ33bに記憶される(ステップS110)。そして、サービス開始の連絡がメール等で利用者Uに通知される(ステップS111)。このとき、サービス開始フラグ33bは、例えば、サービス開始前が”0”で表され、サービス開始後が”1”で表される。なお、開通試験の詳細については後述する。
(対応表の作成と登録方法)
それでは、対応表の作成と、センターサーバ3およびコントローラ6への対応表の登録方法について図8〜図10を用いて説明する。この対応表の作成作業には、バーコードリーダ13が接続された作業用端末12を用いて行う。なお、作業用端末12は、例えばノートパソコンやハーディータミナル等で構成されている。
図8に示すように、作業用端末12において、対応表の作成処理を起動すると、この作業用端末12のディスプレイに、まず、工事指示書11の工事日時情報の読み込みが指示され、保守・工事会社Cの作業者は工事指示書11の工事日時情報11aに表示されているバーコードをバーコードリーダ13で読み込む(ステップS200)。次に、作業用端末12のディスプレイには、工事指示書11の利用者番号の読込みが指示され、作業者は工事指示書11の利用者番号11bに表示されているバーコードをバーコードリーダ13で読み込む(ステップS201)。さらに、作業用端末12のディスプレイには、コントローラ6のコントローラ番号の読込みが指示され、作業者は、コントローラ6の筐体に貼り付けられたバーコード66をバーコードリーダ13で読み込む(ステップS202)。このバーコード66には、それぞれのコントローラ6のコントローラ番号がコード化されて表示されており、例えば、製造者Mから出荷されるときや保守・工事会社Cに納品されたときに貼り付けられている。
そして、作業用端末12のディスプレイには、工事指示書11の取付機器情報の読込みが指示され、作業者は、工事指示書11の取付機器情報11cに表示されているバーコードのいずれかをバーコードリーダ13で読み込む(ステップS203)。すると、作業用端末12のディスプレイには、読み込んだバーコードに対応する設備8に取り付けられているインターフェースユニット7のユニット番号の読込みが指示されるため、対応するインターフェースユニット7の筐体に貼り付けられたバーコード75をバーコードリーダ13で読み込む(ステップS204)。このバーコード75には、そのインターフェースユニット7のユニット番号がコード化されて表示されている。作業者は、工事指示書11の取付機器情報11cに表示されている全てのインターフェースユニット7に対して、上記ステップS203およびS204の作業を繰り返し(ステップS205)、全ての読込み作業が終了すると、作業用端末12は、上記の処理で読み込んだデータを用いて対応表12aを生成する(ステップS206)。この対応表12aのデータ構造は、図2に示した構造と同じである(但し、コントローラ番号登録フラグ65hを除く)。
なお、以上の実施例において、コントローラ6およびインターフェースユニット7の筐体にはバーコード66,75が取り付けられており、バーコードリーダ13で、コントローラ番号またはユニット番号を読み取るように構成した場合について説明したが、本発明がこの実施例に限定されることはなく、例えば、筐体にICタグを取り付け、このICタグにコントローラ番号またはユニット番号を記憶させてICタグリーダーを用いて、非接触で読み取るように構成しても良い。
このようにして作業用端末12で作成された対応表12aは、コントローラ6の対応表65およびセンターサーバ3の利用者情報データベース33に登録される。具体的には、作業用端末12をコントローラ6に接続し(例えば、シリアルケーブルやUSBケーブルを用いて接続する、若しくは、LANケーブルにより接続する)、この作業用端末12で作成された対応表12aをコントローラ6の対応表65にコピーする。このとき、各設備設置情報65dを構成するコントローラ番号設定フラグ65hには、未だインターフェースユニット7の親局情報74にこのコントローラ6のコントローラ番号が登録されていないことを示す”1”が設定される。
コントローラ6は、その後、電源がオンされると、図9に示すように、まず、センターサーバ3に自分のコントローラ番号とともに接続要求を送信する(ステップS300)。このとき、センターサーバ3のアドレス(URL等)は予めコントローラ6に登録されているものとする。センターサーバ3は、この接続要求を受け付けると、接続許可をコントローラ6に送信し(ステップS301)、続けて、そのコントローラ番号が利用者情報データベース33に登録されているかを調べる(ステップS302)。このコントローラ番号が利用者情報データベース33に登録されている場合はそのまま通常の処理に移行するが(ステップS307)、登録されていない場合は、未だ、対応表65の情報が利用者情報データベース33に登録されていないと判断し、コントローラ6に対して対応表65の情報をデータベースに登録するための要求を送信する(ステップS303)。コントローラ6はセンターサーバ3から接続許可を受けると通常の処理に移行しているが(ステップS306)、センターサーバ3からDB登録要求を受信すると、対応表65の内容を読み出し(但し、コントローラ番号登録フラグ65hを除く)、センターサーバ3に送信する(ステップS304)。そして、センターサーバ3は、その内容を利用者情報データベース33に登録し(ステップS305)、通常の処理に移行する(ステップS307)。
このように、最初にコントローラ6の対応表65に情報を登録することにより、センターサーバ3との回線が未開通の状態でも、コントローラ6には対応表65が設定されているため、この情報を用いて住宅内システム2に閉じた試験、すなわち、コントローラ6とインターフェースユニット7および設備8との間の試験を行うことができる。
なお、作業端末12からコントローラ6に直接対応表を登録する代わりに、作業用端末12を上位ネットワーク5に接続し(例えば、利用者の住宅内のゲートウェイ装置10を用いて接続する)、この対応表端末12の対応表12aの内容を直接センターサーバ3の利用者情報データベース33に登録するように構成することも可能である。この場合、コントローラ6の対応表65には情報が登録されていないため、図10に示すように、コントローラ6の電源オンの後、センターサーバ3に対して接続要求が送信され(ステップS310)、接続許可が受信された後(ステップS311)、コントローラ6は対応表65に情報が登録されているかを調べる(ステップS312)。そして、情報が登録されていると判断したときは通常の処理に移行し(ステップS316)、反対に、情報が登録されていないと判断したときは、センターサーバ3に対して利用者情報データベース33の読み出し要求を送信する(ステップS313)。この読み出し要求を受信したセンターサーバ3は、利用者情報データベース33から対応表の情報(取付機器情報)を抽出してコントローラ6に送信し、この情報をコントローラ6が受信する(S314)。そして、これを受信したコントローラ6は、その内容を対応表65に登録して(ステップS315)、通常の処理に移行する(ステップS316)。センターサーバ3から送信された情報を対応表65に登録するときも、各設備設置情報65dを構成するコントローラ番号設定フラグ65hには、未だインターフェースユニット7の親局情報74にこのコントローラ6のコントローラ番号が登録されていないことを示す”1”が設定される。
このように、利用者の住宅への設置作業の際に、コントローラ6およびインターフェースユニット7の識別情報(コントローラ番号およびユニット番号)を住宅に設置した後に取得して、対応表65を作成するため、このコントローラ6やインターフェースユニット7の設置作業時には、コントローラ番号やユニット番号を意識する必要がなく、作業効率を向上させることができ、また、取り付けられた後に対応表65を生成する際に、工事指示書11と予めコントローラ6やインターフェースユニット7の筐体に貼り付けられたバーコード66,75とを用いるため、入力ミス等を防止して、正確な対応表65を生成することができる。また、センターサーバ3の利用者情報データベース33とコントローラ6の対応表65とは、システムで自動的に連係して登録するため、データの不整合が発生することがなく、登録までの時間を短縮することができる。
(インターフェースユニットへのコントローラ番号の登録)
以上のように、作業用端末12を用いることにより、コントローラ6とインターフェースユニット7との対応関係は対応表65としてコントローラ6に登録され、コントローラ6は、通信対象であるインターフェースユニット7のユニット番号を得ることができるが、このままの状態では、インターフェースユニット7は、通信対象であるコントローラ6のコントローラ番号を得ることができない。そのため、コントローラ6には、設定部67が設けられており、この設定部67は、対応表65が登録されたり修正されたりして変更があったときには、この対応表65に登録されているインターフェースユニット7に対して自己のコントローラ番号を送信して登録する処理を行う。
それでは、コントローラ6の設定部67による、インターフェースユニット7に対するコントローラ番号の設定処理について図11を用いて説明する。なお、この図11は、コントローラ6とインターフェースユニット7との間のデータ(電文)の流れを示しており、電文は、「コントローラ番号:ユニット番号:データ」で表現している。なお、本実施例においては、コントローラ番号の設定処理であることをインターフェースユニット7に認識させるために、コントローラ番号を全て”0”として設定する。また、コントローラ6のコントローラ番号を「0−ABK276」とし、インターフェースユニット7のユニット番号を「2−836299」として説明する(コントローラ番号は全て「0−」で始まるとし、本実施例においては、インターフェースユニット7に対しては「ABK276」の部分だけを送信するものとして説明する)。
コントローラ6の設定部67は、上述のように、対応表65が登録されると、インターフェースユニット7へのコントローラ番号の設定処理を開始し、対応表65を読み込む(ステップS400)。そして、この対応表65に登録されている全てのインターフェースユニット7に対してコントローラ番号の設定が終了しているかを判定し(ステップS402)、未だ設定されていないインターフェースユニット7がある場合は、インターフェースユニット7のいずれか1台を選択し、そのインターフェースユニット7に対して登録モード移行指令信号を送信する(ステップS403)。
一方、インターフェースユニット7は、コントローラ番号が親局情報74に登録されていないときは、コントローラ6から設定処理を待つ受信待ち受け状態(この状態を「受信モード」と呼ぶ)で待機する(ステップS401)。そして、ステップS403においてコントローラ6から送信された登録モード移行指示信号を受信すると、その信号が自局向けの信号であるかを判断し(ステップS404)、自局向けでないときは何の対応もせず、ステップS401の受信待ち受け状態に戻る(ステップS405)。反対に、ステップS404において、自局向けの信号であると判断すると、その信号が登録モード移行指示信号であるか、その信号の種類を判断し(ステップS406)、登録モード移行指示信号以外であるときは通常のデータ受信処理を行い(ステップS407)、登録モード移行指示信号であるときは、登録モードに移行し(ステップS408)、さらに、登録モードに移行したことを登録モード移行処理完了信号としてコントローラ6に送信する(ステップS409)。
コントローラ6の設定部67は、ステップS403で登録モード移行指示信号をインターフェースユニット7に送信すると、再送カウントオーバーであるかを判断し(ステップS410)、カウントオーバーであるときは、対応表65に登録されている次のインターフェースユニット7を選択し(ステップS429)、ステップS402に戻り、以上の処理を繰り返す。ステップS410で再送カウントオーバーでないと判断すると、インターフェースユニット7からの登録モード移行処理完了信号が送信されるのを一定時間待ち(ステップS411)、この間に登録モード移行処理完了信号を受信する。そして、インターフェースユニット7から信号を受信すると、その信号が対応表65に登録されているインターフェースユニット7から送信された信号であるかを判断し(ステップS412)、登録されていないインターフェースユニット7からの信号である場合はステップS411に戻って一定時間信号を待つ。一方、登録されたインターフェースユニット7からの信号である場合は、受信した信号が、登録モード移行処理完了信号であるかを判断し(ステップS413)、登録モード移行処理完了信号でないときは再送カウントを1増加させ(ステップS414)、ステップS404に戻り以上の処理を繰り返す。
次に、設定部67は、ステップS413で、所定の時間内にインターフェースユニット7から登録モード移行処理完了信号を受信したと判定すると、このコントローラ6のコントローラ番号をインターフェースユニット7に送信する(ステップS417)。なお、インターフェースユニット7に対するコントローラ番号の送信方法については、後述する。
インターフェースユニット7は、ステップS410でコントローラ6に登録モード移行処理完了信号を送信すると、タイマを起動し(ステップS415)、コントローラ6からコントローラ番号が送信されるのを所定の時間待つ(ステップS416)。そして、この所定の時間内にコントローラ番号が受信できたかを判定し(ステップS418)、受信できていない場合は、ステップS415で起動したタイマがタイムアウトしたかを判定する(ステップS419)。タイムアウトしていない場合は、ステップS416に戻ってコントローラ6からのコントローラ番号の送信を待ち、タイムアウトしている場合は、ステップS401に戻ってコントローラ6から登録モード移行指示信号が送信されるのを待つ。
そして、インターフェースユニット7は、ステップS418でコントローラ番号を受信したと判断すると、そのコントローラ番号を親局情報74に登録し(ステップS420)、登録が成功したかを判定し(ステップS421)、登録が成功した場合は、コントローラ番号の登録が完了したことをコントローラ番号登録処理完了信号としてコントローラ6に送信し(ステップS422)、処理を終了する(ステップS423)。反対に、登録が失敗した場合は、ステップS401に戻ってコントローラ6から登録モード移行指示信号が送信されるのを待つ。
一方、設定部67は、ステップS417においてインターフェースユニット7に対してコントローラ番号を送信すると、再送カウントオーバーであるかを判断し(ステップS424)、カウントオーバーであるときは、対応表65に登録されている次のインターフェースユニット7を選択し(ステップS429)、ステップS402に戻り、以上の処理を繰り返す。ステップS424で再送カウントオーバーでないと判断すると、インターフェースユニット7からのコントローラ番号登録処理完了信号が送信されるのを所定の時間だけ待ち(ステップS425)、この間にコントローラ番号登録処理完了信号を受信する。そして、コントローラ番号登録処理完了信号が受信できたかを判定し(ステップS426)、受信できていないときは再送カウントを1増加させ(ステップS427)、ステップS417に戻り以上の処理を繰り返す。
そして、設定部67は、ステップS426でコントローラ番号登録処理完了信号を受信したと判定すると、そのインターフェースユニット7に対するコントローラ番号登録フラグ65hに”0”を設定し(ステップS428)、対応表65に登録されている次のインターフェースユニット7を選択し(ステップS429)、ステップS402に戻り、以上の処理を繰り返す。なお、ステップS402において、全てのインターフェースユニット7に対して上記の処理を終了したと判断したときは、この設定処理を終了する(ステップS430)。
このように、コントローラ6に設定された対応表65からインターフェースユニット7のユニット番号を取り出して、そのユニット番号でインターフェースユニット7を特定してコントローラ6のコントローラ番号を送信して設定するように構成することにより、インターフェースユニット7毎にコントローラ番号を設定する操作を行う必要がなく、コントローラ6に対する簡単な操作でインターフェースユニット7にコントローラ番号を登録することができるので、コントローラ6の住宅への取り付け時の作業効率を向上させることができる。
(コントローラ番号登録時の秘話化)
それでは、上述のコントローラ番号の設定処理において、設定されるコントローラ番号をコントローラ6からインターフェースユニット7に送信するときの秘話化について、図12および図13を用いて説明する。なお、この図12および図13においては、上述の処理のうち主要な処理だけを抽出し、同じ処理には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。まず、図12を用いて、コントローラ番号を送信するときに送信時間の間隔を変更して秘話化するように構成した場合について説明する。
コントローラ6の設定部67は、まず、登録モード移行指示信号をインターフェースユニット7に送信する(ステップS403)。この登録モード移行指示信号を受信したインターフェースユニット7は、電文に設定されているユニット番号が自己の番号であることを確認した後、登録モード移行処理完了信号をコントローラ6に送信する(ステップS409)。次に、設定部67は、設定しようとしているインターフェースユニット7のユニット番号を用いて乱数を生成する(ステップS417a)。なお、ここで生成される乱数は、少なくとも設定しようとするコントローラ番号の桁数以上の文字数を有する数列であるとする。そして、この乱数を先頭の数字から順に取り出し、その時間だけ待つ処理を行う。例えば、図12において、「627847・・・」という乱数が発生された場合、最初の1文字目「6」を取り出し、6単位時間だけ待ち(ステップS417b)、その後、コントローラ番号の1文字目(図11の場合「A」)を送信する(ステップS417c)。同様に、乱数の2文字目「2」を取り出し、2単位時間だけ待ち(ステップS417d)、その後、コントローラ番号の2文字目(図11の場合「B」)を送信する(ステップS417e)。このようにして、コントローラ番号を順次送信し、最後に7単位時間待った後(ステップS417f)、コントローラ番号の6文字目「6」を送信すると(ステップS417g)、設定部67はインターフェースユニット7に終了通知を送信し(ステップS417h)、インターフェースユニット7からの登録処理完了信号を待って設定処理を終了する(ステップS422)。
このように、設定対象のインターフェースユニット7のユニット番号を元に乱数を発生させて、送信間隔を変化させることにより、インターフェースユニット7においてその送信間隔を記録しておき、自己のユニット番号から同様の方法で乱数を発生させてつき合わせることで、正しいコントローラ6から送信された設定要求であることを確認することができる。この場合、インターフェースユニット7は、ステップS410で登録モード移行処理完了信号をコントローラ6に送信したときから単位時間をカウントすることで、コントローラ6からの送信間隔を求めることができる。このように、例えば、ユニット番号と乱数の発生方法を知らない限り、住宅外からコントローラ6になりすまして正規でないコントローラ番号をインターフェースユニット7に登録することができないため、悪意を持って外部から設備8を監視・制御することを防止することができる。
あるいは、所定の時間間隔でコントローラ6からインターフェースユニット7に対して電文を送信するが、乱数によりコントローラ番号を構成する文字を入れる電文を変えるように構成することも可能である。具体的には、上述のように乱数として「627847・・・」が得られたとすると、最初の5回の電文には、ランダムに文字を入れて送信し、6回目の電文にコントローラ番号の最初の文字「A」を入れて送信する。次に、1回はランダムな文字を入れて送信し、2回目の電文にコントローラ番号の2番目の文字「B」を入れて送信する。この処理を全てのコントローラ番号の文字に対して行う。このようにすると、ユニット番号と乱数の発生方法を知らない限り、どの電文にコントローラ番号を構成する文字が埋め込まれているかが分からないため、コントローラ6のなりすましを防止することができる。
次に、図13を用いて、コントローラ番号を送信するときに送信チャネルを変更して秘話化するように構成した場合について説明する。コントローラ6の設定部67は、まず、登録モード移行指示信号をインターフェースユニット7に送信する(ステップS403)。この登録モード移行指示信号を受信したインターフェースユニット7は、電文に設定されているユニット番号が自己の番号であることを確認した後、登録モード移行処理完了信号をコントローラ6に送信する(ステップS409)。次に、設定部67は、設定しようとしているインターフェースユニット7のユニット番号を用いて乱数を生成する(ステップS417j)。ここで、生成される乱数は、シフトレジスタと排他的論理和から構成される疑似ランダムパターンであって、”1”または”0”が繰り返される文字列である。この場合も、乱数の桁数は、少なくとも設定しようとするコントローラ番号の桁数以上であるとする。そして、この乱数を先頭の数字から順に取り出し、送信チャネルを変更するか否かを決定する。
例えば、図13において、「101101・・・」という乱数が発生された場合、最初の1文字目を取り出し、その文字が「1」であるので、送信チャネルを1つ上げ(ステップS417k)、その送信周波数を用いてコントローラ番号の1文字目(図13の場合「A」)を送信する(ステップS417m)。同様に、乱数の2文字目を取り出し、その文字が「0」であるので、送信チャネルは現状を維持し(ステップS417n)、コントローラ番号の2文字目(図13の場合「B」)を送信する(ステップS417p)。このようにして、コントローラ番号を順次送信し、最後に送信チャネルを1チャネル上げて(ステップS417q)、コントローラ番号の6文字目「6」を送信する(ステップS417r)と、設定部67はインターフェースユニット7に終了通知を送信し(ステップS417s)、インターフェースユニット7からの登録処理完了信号を待って設定処理を終了する(ステップS422)。なお、送信チャネルは、あらかじめ決められたチャネル数しかないため、上限に達したら、チャネルを下げていく、若しくは、下限のチャンネルに移動するという構成とする。
このような方法によっても、ユニット番号と乱数の発生方法を知らない限り、どのチャネルを使ってコントローラ番号を構成する文字が送信されるかが分からないため、コントローラ6のなりすましを防止することができる。
なお、インターフェースユニット7によっては、通常の運用ではコントローラ6に対して信号を送信するだけ、コントローラ6から信号を受信しない構成のものがあり(例えば、ドアセンサ8cに取り付けられるインターフェースユニット7)、このようなインターフェースユニット7は、信号を送信しないときは通信部の動作を停止するように構成されており、この場合外部からの信号を受信することができない(この状態を「省電力モード」と呼ぶ)。上述のように、コントローラ番号が親局情報74に登録されていないときは、コントローラ6から設定処理を待つ受信待受け状態で待機しているが(上述の「受信モード」)、省電力モードのときは、コントローラ6からの上述の設定処理を受信できないため、図14に示すように、インターフェースユニット7は、所定の時間間隔でコントローラ6に対して確認信号を送信し、このインターフェースユニット7に登録されたコントローラ番号を有するコントローラ6と通信できるかを確認するように構成されている。
このとき、確認信号を送信したインターフェースユニット7は、所定の時間だけ受信モードに移行し、この間に、コントローラ6から応答信号が送信されたときは省電力モードに戻るように構成されている。一方、コントローラ6の故障により交換されコントローラ番号が変更されているような場合には、受信モードになっている間に、新しいコントローラ6から上述の登録モード移行指示信号を受信することにより、上述の設定処理を行い、この新しいコントローラ6のコントローラ番号が親機情報74に設定される。
以上のように、コントローラ6の対応表65が設定されると、その対応表65に登録されているインターフェースユニット7に対してこのコントローラ6のコントローラ番号を設定する処理が実行されるが、例えば、インターフェースユニット7に電源が投入されていないような場合は、コントローラ番号は登録されない。この場合、コントローラ6に作業用端末12を接続し、対応表65のコントローラ番号設定フラグ65hの状態を見ることで、コントローラ番号が設定されていないインターフェースユニット7を確認することができる。そのため、保守・工事会社Cの作業員は、そのインターフェースユニット7の状態を確認したのち、作業用端末12から個別にインターフェースユニット7を選択して、上述の設定処理を設定部67に実行させることにより、そのインターフェースユニット7に対してコントローラ番号を設定することができる。
(ユーザ切替方法)
最後に、保守工事会社Cは、作業用端末12を用いて、センターサーバ3にアクセスし、正常に住宅の設備8に対して監視・制御が行うことができるかの確認試験(開通試験)を行うが、その処理について図15を用いて説明する。保守・工事会社Cは、作業用端末12から、センターサーバ3にログインを行う(ステップS500)。事業者Pは、工事指示書11を作成する際に開通試験を行うための試験用IDとパスワードを発行してセンターサーバ3の所定の記憶領域に記憶させるとともに、工事指示書11に印刷しており、保守・工事会社Cはこの試験用IDとパスワードを用いてログインを行う。
センターサーバ3は、この試験用IDとパスワードが正式なものであるかを確認し(ステップS501)、不正なものであると判断したときは処理を終了する(ステップS502)。一方、正式なIDおよびパスワードであると判断したときは、ログインを許可し、保守・工事会社Cの作業員は作業用端末12を用いて開通試験を行う(ステップS503)。そして、試験が正常に終了したか否かを判断し(ステップS504)、正常でないときは現地(住宅内)でコントローラ6等の確認作業を行う(ステップS505)。一方、開通試験が正常に終了したときは、作業用端末12からセンターサーバ3に対して、この利用者の本サービス移行要求を行う(ステップS506、または、図6に示すステップS109)。本サービス移行要求を受け取ると、センターサーバ3は、利用者情報データベース33のその利用者のサービス開始フラグ33bを”1”にするとともに、この利用者のログインIDおよびパスワードを、ステップS105で発行した利用者IDおよびパスワードに切り替え(ステップS507、または、ステップS110)、切り替え作業が正常終了したことを作業用端末12に通知する(ステップS508)とともに、利用者の移動端末4に、サービス開始を通知する(ステップS509、または、ステップS111)。
なお、本サービス移行要求前に、利用者が利用者IDおよびパスワードでセンターサーバ3にアクセスしてもログインできないように構成されている。また試験用IDおよびパスワードはセンターサーバ3において有効期限が設定されており、この有効期限を越えると試験用端末14からセンターサーバ3にログインできないよう構成されるとともに、本サービス移行要求が正常に処理された後も、試験用IDとパスワードは利用できないように構成されている。
本発明に係る設備ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 対応表を示すデータ構造図である。 利用者情報データベースを示すデータ構造図である。 上記設備ネットワークシステムを用いた家電制御サービスを示す説明図である。 上記設備ネットワークシステムを用いた防犯サービスを示す説明図である。 上記設備ネットワークシステムにおけるサービスの申し込みから開始までの流れを示すフロー図である。 工事指示書の構成を示す説明図である。 コントローラとインターフェースユニットの対応付け処理を示すフローチャートである。 コントローラの対応表の情報をセンターサーバに登録する処理を示すフロー図である。 センターサーバの情報をコントローラの対応表に登録する処理を示すフロー図である。 コントローラ番号をインターフェースユニットに登録する処理を示すフロー図である。 コントローラ番号をインターフェースユニットに登録する処理であって、送信間隔を変更するように構成された処理を示すフロー図である。 コントローラ番号をインターフェースユニットに登録する処理であって、送信チャネルを変更するように構成された処理を示すフロー図である。 インターフェースユニットにおける省電力モードと受信モードとの間の移行を示す説明図である。 開通検査の流れを示すフロー図である。
符号の説明
1 設備ネットワークシステム
6 コントローラ
7 インターフェースユニット
9 設備ネットワーク
65 対応表
67 設定部(設定手段)

Claims (3)

  1. 設備ネットワークで接続されて相互に通信可能なコントローラおよびインターフェースユニットを有する設備ネットワークシステムであって、
    前記コントローラが、
    該コントローラを識別するためのコントローラ番号、および、該コントローラと通信を行う前記インターフェースユニットのユニット番号が記憶された対応表と、
    前記インターフェースユニットに前記コントローラ番号を設定する設定手段とを有し、
    前記設定手段が、前記対応表から前記ユニット番号を読み出して、該ユニット番号により前記インターフェースユニットを特定して前記コントローラ番号を送信することにより前記インターフェースユニットに前記コントローラ番号を設定するように構成された設備ネットワークシステム。
  2. 前記設定手段が、
    前記コントローラ番号を構成する文字列を一文字ずつ前記インターフェースユニットに送信するように構成され、
    前記コントローラ番号を送信するときに、
    前記ユニット番号を用いて数列で構成される乱数を発生させ、
    前記コントローラ番号を構成する文字列を送信するときの一文字毎の送信間隔を、前記乱数から一文字ずつ取り出して、取り出した数字に応じて変化させるように構成された請求項1に記載の設備ネットワークシステム。
  3. 前記設定手段が、
    前記コントローラ番号を構成する文字列を一文字ずつ前記インターフェースユニットに送信するように構成され、
    前記ユニット番号を用いて疑似ランダムパターンで構成される乱数を発生させ、
    前記コントローラ番号を構成する文字列を送信するときの送信チャネルを、前記乱数から一文字ずつ取り出して、取り出した数字に応じて変更するように構成された請求項1に記載の設備ネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015076822A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気機器制御システム
JP2015088765A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 通信機器設置支援装置、通信機器設置支援システム及びプログラム
JP2015520583A (ja) * 2012-05-23 2015-07-16 アルカテル−ルーセント 制御デバイス

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