JP2008131256A - フリップフロップ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のフリップフロップ回路は高いクロック周波数での使用と、製造ばらつきや電源電圧などの環境変化に対して安定的に動作することの両立が困難だった。
【解決手段】ラッチ回路とパルス発生回路から構成する。ラッチ回路は内部クロック信号ICKがローの期間に内部ノードX1,X2をプリチャージし、クロック信号CKが立ち上がるときにデータ信号Dの状態に応じてX1またはX2のどちらか一方をディスチャージすることによりデータを取り込む。パルス発生回路は、クロック信号CKが立ち上がるときに内部クロック信号ICKに立ち上がり信号を出力し、内部ノードX1,X2の出力のどちらか一方が立ち下がった後に内部クロックICKを立ち下げる。従来回路に比べ内部ノードX1,X2をプリチャージする期間を長くすることができ、トランジスタサイズを小さくできる。また、内部ノードの動作に応じて内部クロック信号のパルス幅が変化するため製造ばらつきや電源電圧などの環境変化に強い。
【選択図】図1
【解決手段】ラッチ回路とパルス発生回路から構成する。ラッチ回路は内部クロック信号ICKがローの期間に内部ノードX1,X2をプリチャージし、クロック信号CKが立ち上がるときにデータ信号Dの状態に応じてX1またはX2のどちらか一方をディスチャージすることによりデータを取り込む。パルス発生回路は、クロック信号CKが立ち上がるときに内部クロック信号ICKに立ち上がり信号を出力し、内部ノードX1,X2の出力のどちらか一方が立ち下がった後に内部クロックICKを立ち下げる。従来回路に比べ内部ノードX1,X2をプリチャージする期間を長くすることができ、トランジスタサイズを小さくできる。また、内部ノードの動作に応じて内部クロック信号のパルス幅が変化するため製造ばらつきや電源電圧などの環境変化に強い。
【選択図】図1
Description
本発明は、パルスラッチ回路と呼ばれるフリップフロップ回路に関する。
半導体集積回路のロジック回路における面積、消費電力、クリティカルパス遅延の中でフリップフロップ回路の占める割合は大きく、フリップフロップ回路の小面積化、低消費電力化、高速化への要望が増している。
従来、高速用途向けにクロック周期と比較して短いパルス幅の期間にデータ取り込みを行うラッチ回路を用いたフリップフロップ回路が提案されている。以下、このような構成のフリップフロップ回路の従来例について説明する。
図16は、パルスラッチ回路と呼ばれるフリップフロップの一般的な構成例を示す。1000はパルスラッチ回路、1100はパルス発生回路、1200はラッチ回路である。CKはクロック信号、Dはデータ信号、Qは出力信号、ICKは内部クロック信号、P1,P2はp型MOS(Metal Oxide semiconductor)トランジスタ、N1〜N4はn型MOSトランジスタ、INV1〜INV7はインバータ回路、ND1はNAND回路である。
ラッチ回路1200は、内部クロック信号ICKがローレベルのときに出力信号Qを保持し、内部クロック信号ICKがハイレベルのときにデータ信号Dに従って出力信号Qを変化させる。
パルス発生回路1100は、クロック信号CKが立ち上がるときに内部クロック信号ICKに短い幅のパルス信号を発生させる。クロック信号CKがローレベルのとき内部クロック信号ICKはローレベルであり、クロック信号CKがローレベルからハイレベルに遷移したとき、NAND回路ND1には、クロック信号CKと、クロック信号CKをインバータ回路INV4,INV5,INV6の遅延時間分遅らせて反転させた信号が入力される。これによりインバータ回路INV4,INV5,INV6の遅延時間に依存した幅のパルス信号を生成する。
この様に、パルスラッチ回路1000においては、パルス信号の幅がラッチ回路1200の動作によらず、インバータ回路INV4,INV5,INV6の遅延時間によって決まる。そのため、パルス信号の幅がラッチ回路1200の動作時間に比べて短すぎるとデータ取り込みに失敗する。そのため製造ばらつき、電源電圧や周囲温度によりパルス信号幅が変化したとき、パルス信号幅が短すぎてラッチ回路1200にデータを取り込めず誤動作したり、逆にパルス信号幅が大き過ぎてホールドエラーを起こす可能性がある。特許文献2に示すパルスジェネレーション回路は、パルスジェネレーション回路が駆動する負荷の重さによってパルスの幅を変えるものであるが、ラッチのデータ取り込みが確実に行われることを保証するものではない。
図17は、非特許文献1および特許文献1に開示されているフリップフロップ回路である。図17において、2000はフリップフロップ回路、Dはデータ信号、CKはクロック信号、Qは出力信号、IQは内部出力端子、NQは出力信号、X1,X2はノードである。フリップフロップ回路2000は、n型MOSトランジスタN1〜N5、p型MOSトランジスタP1〜P4、インバータ回路INV1〜INV6を含んで構成される。
この回路においては、クロック信号CKがローレベルの期間にノードX1,X2をハイレベルにプリチャージを行う。クロック信号CKがローレベルからハイレベルに遷移するとき、データ信号Dがローレベルのとき、ノードX2がハイレベルからローレベルに遷移し、出力信号NQがハイレベルになる。クロック信号CKがローレベルからハイレベルに遷移するとき、データ信号Dがハイレベルのとき、ノードX1がハイレベルからローレベルに遷移し、出力信号NQがローレベルになる。
しかしクロック周波数が高くなると、クロック信号CKがローレベルの期間が短くなるため、ノードX1,X2のプリチャージを短期間で終わらせるためにp型MOSトランジスタP1およびP3のゲートサイズを大きくする必要があった。そのためクロック信号CKが入力される端子の容量(キャパシタンス)が大きくなり、消費電力の増加に繋がっていた。また、クロック信号CKを出力する前段のクロックバッファのサイズを大きくする必要があり、さらに消費電力の増加に繋がっていた。一般にクロック信号はPLLで生成され、クロックツリーを経て、フリップフロップ回路に入力される。フリップフロップ回路に入力されるクロック信号CKがローレベルの期間は、PLLやクロックツリーの構造、製造ばらつき、経年劣化、電源電圧や周囲温度の変動に対して変化する。よって、これらの変動を考慮しワースト条件でも動作する様にするためには、プリチャージを行うp型MOSトランジスタP1およびP3のゲートサイズをさらに大きく設定する必要があった。
また、特許文献3や特許文献4に開示されている回路では、データ信号と出力信号の信号レベルを比較し、両者が異なるときのみパルスを生成する。パルスの幅はラッチへのデータ取り込みが完了したことを検知して行うので、データの取り込みに失敗することがない。しかしデータ信号と出力信号の比較には遅延時間が発生するので、クロック信号の遷移よりもデータ信号が早く到着しておかなければならずセットアップ制約時間が大きくなり、高速動作させることが難しいという問題があった。
以上説明したとおり、従来のフリップフロップ回路では、製造ばらつき、経年劣化、電源電圧、周囲温度の変化に対して誤動作することなく安定的に動作することと、高速で低消費電力に動作することの両立が困難だった。
特開2004−159315号公報
米国特許第6661121号明細書
特開平10−290142号公報
特開2000−232339号公報
AKIO HIRATA et al."The Cross Charge-control Flip-Flop: a Low-Power and High-Speed Flip-Flop Suitable for Mobile Application SoCs", 2005 SYMPOSIUM ON VLSI CIRCUITS, pp.306-307.
以上説明したとおり、従来のフリップフロップ回路は高いクロック周波数での使用が困難であるか、製造ばらつき、経年劣化、電源電圧、周囲温度の変化に対しても誤動作することなく安定的に動作することが難しかった。
本発明では、製造ばらつき、経年劣化、電源電圧、周囲温度の変化に対しても誤動作することなく安定的に動作し、かつ高いクロック周波数で動作し、低消費電力なフリップフロップ回路を提供することを目的とする。
本発明によるフリップフロップ回路は、ラッチ回路とパルス生成回路とを備える。前記ラッチ回路は、入力部と制御部と出力部とから構成される。
前記入力部は1つもしくは複数のデータ信号、内部クロック信号を受け、前記内部クロック信号が第1の論理レベルのとき第1のノードに第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移した後に前記第1のノードにデータ信号に依存した論理の信号を出力する。
前記制御部は前記内部クロック信号が第1の論理レベルのとき第2のノードに第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が第2の論理レベルのとき前記第1のノードに依存した信号を前記第2のノードに出力する。
前記出力部は前記第1のノードの信号および/または前記第2のノードの信号に依存した信号群を出力する。
前記パルス生成回路は、クロック信号が第3の論理レベルから第4の論理レベルに遷移するときに前記内部クロック信号に第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移する信号を出力し、前記第1のノードの信号もしくは前記第3のノードの信号が第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移するときに前記内部クロック信号に第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する信号を出力する。
本構成により、内部クロック信号はクロック信号の周期に対して幅が短いパルス信号となり、第1のノードおよび第2のノードをプリチャージする期間を長くすることができ、高いクロック周波数での動作が可能になる。もしくは第1のノードおよび第2のノードをプリチャージするMOSトランジスタのサイズを小さくでき、低消費電力化することができる。また、パルスの幅は、第1のノードおよび第2のノードの動作に応じて整合的に変化するので、製造ばらつきや経年劣化、電源電圧、周囲温度の変化に対して誤動作することなく安定的に動作する。
さらに、パルス生成回路において、クロック信号が第3の論理レベルから第4の論理レベルに遷移するときに前記内部クロック信号に第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移する信号を出力し、前記第1のノードの信号もしくは前記第3のノードの信号が第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移するときに前記内部クロック信号に第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する信号を出力した後に、前記クロック信号が第4の論理レベルの期間に再び前記第1のノードの信号もしくは前記第3のノードの信号が第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移しても前記内部クロック信号を第1の論理レベルに保つレーシング防止機構を備える。これにより、さらに誤動作を防ぐことができる。
さらに、前記第1および第2のノードのプリチャージを行う第1導電型MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値を他のMOSトランジスタの閾値電圧の絶対値に比べて相対的に小さくする。
これにより、さらに高いクロック周波数での動作を可能にする。もしくはMOSトランジスタのゲートサイズを小さくすることで低消費電力化できる。本発明の構成においては前記第1および第2のノードのプリチャージを行う第1導電型MOSトランジスタがオフになるのは内部クロック信号のパルス幅の期間であるため短い。そのため閾値電圧の絶対値を小さくしてもフリップフロップ回路のリーク電流の増加がわずかであるため問題にならない。
本発明によるもう1つのフリップフロップ回路は、複数のラッチ回路とそれぞれのラッチ回路に入力される複数のデータ信号と複数の出力信号と、パルス生成回路とを備える。
前記ラッチ回路は、1つもしくは複数のデータ信号、内部クロック信号を受け、前記内部クロック信号が第1の論理レベルのとき第1のノードに第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移した後に前記第1のノードにデータ信号に依存した論理の信号を出力する入力部と、
前記内部クロック信号が第1の論理レベルのとき第2のノードに第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が第2の論理レベルのとき前記第1のノードに依存した信号を前記第2のノードに出力する制御部と、
前記第1のノードの信号および/または前記第2のノードの信号に依存した信号群を出力する出力部を含んで構成される。
前記内部クロック信号が第1の論理レベルのとき第2のノードに第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が第2の論理レベルのとき前記第1のノードに依存した信号を前記第2のノードに出力する制御部と、
前記第1のノードの信号および/または前記第2のノードの信号に依存した信号群を出力する出力部を含んで構成される。
前記パルス生成回路は、
クロック信号が第3の論理レベルから第4の論理レベルに遷移するときに前記内部クロック信号に第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移する信号を出力し、前記第1のノードの信号もしくは前記第2のノードの信号が第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移することが前記複数のラッチ回路すべてについて完了した後に前記内部クロック信号に第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する信号を出力する。
クロック信号が第3の論理レベルから第4の論理レベルに遷移するときに前記内部クロック信号に第1の論理レベルから第2の論理レベルに遷移する信号を出力し、前記第1のノードの信号もしくは前記第2のノードの信号が第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移することが前記複数のラッチ回路すべてについて完了した後に前記内部クロック信号に第2の論理レベルから第1の論理レベルに遷移する信号を出力する。
本発明によれば、より高いクロック周波数での動作、もしくは低消費電力化を行うことができると同時に、パルス発生回路を共用することでトランジスタ数を削減でき、半導体集積回路のチップ面積を削減できる。
さらに、前記1つもしくは複数のラッチ回路とパルス発生回路を隣接して配置する。本発明によれば、ラッチ回路とパルス発生回路間の遅延時間を短くすることができ、パルス幅を適正化できるためより安定的に動作させることができる。
本発明のフリップフロップ回路によれば、製造ばらつき、電源電圧、周囲温度の変化に対しても誤動作することなく安定的に動作し、かつ高いクロック周波数での動作が可能で低い消費電力で動作する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態によるフリップフロップ回路を示す回路図であり、図2はその動作を示すタイミングチャートである。
図1は第1の実施形態によるフリップフロップ回路を示す回路図であり、図2はその動作を示すタイミングチャートである。
100はパルス発生回路、200はラッチ回路、300は入力部、400は制御部、500は出力部、110はレーシング防止機構、INV1〜INV4はインバータ回路、ND1,ND2はNAND回路、P1〜P4はp型MOSトランジスタ、N1〜N4はn型MOSトランジスタである。X1〜X5,X11はノードである。CKはクロック端子に入力されるクロック信号、ICKは内部クロック信号、Dはデータ入力端子に入力されるデータ信号、NQは出力端子に出力される出力信号である。
入力部300は、内部クロック信号ICKがローレベルのときデータ信号Dの値に関わらずノードX1にハイレベルの信号を出力する。内部クロック信号ICKがハイレベルのときデータ信号DがハイレベルであればノードX1にローレベルを出力し、データ信号DがローレベルであればノードX1の信号レベルを保持する。
制御部400は、ノードX1の信号を反転した信号をノードX11に出力する。内部クロック信号ICKがローレベルのときノードX2にハイレベルを出力し、内部クロック信号ICKがハイレベルのときノードX2にノードX11と同じレベルの信号を出力する。
出力部500は、ノードX11がローレベルであり、ノードX2がハイレベルのとき出力信号NQの値を保持する。ノードX11がハイレベルであり、ノードX2がハイレベルのとき出力信号NQにローレベルを出力し、ノードX11がローレベルであり、ノードX2がローレベルのとき出力信号NQにハイレベルを出力する。
パルス発生回路100は、クロック信号CKがローレベルのとき、ノードX4,X5にハイレベルを出力し、内部クロック信号ICKにローレベルを出力する。このとき、内部ノードX1,X2は両方ともハイレベルとなるため、ノードX3はローレベルとなる。クロック信号CKがローレベルからハイレベルに遷移するとき、ノードX5はローレベルとなり、内部クロック信号ICKはローレベルからハイレベルに遷移する。このとき、データ信号DがハイレベルであればノードX1の信号がハイレベルからローレベルに遷移し、データ信号DがローレベルであればノードX2の信号がハイレベルからローレベルに遷移する。これによりNAND回路ND1は、入力であるノードX1,X2のいずれかにローレベルが加わるため、ノードX3にハイレベルを出力する。このときNAND回路ND2は、入力であるノードX3およびクロック信号CKの両方がハイレベルとなるため、ノードX4にローレベルを出力する。ノードX3がハイレベルに遷移した後、NOR回路NR1の出力である内部クロック信号ICKはハイレベルからローレベルに遷移する。これにより、ノードX1,X2は再びハイレベルに遷移する。このときノードX4がローレベルであるため、ノードX3はハイレベルのままである。この様に、NAND回路ND1とND2を組み合わせて用いることで、内部クロック信号ICKのレーシングを防止する機構を構成する。
次に、図2を用いて図1のフリップフロップ回路の動作を説明する。
まずクロック信号CKがローレベルのときを考える(図2のt1の期間)。このとき内部クロック信号ICKはローレベルであり、p型MOSトランジスタP1,P3がオンとなるため、ノードX1,X2はハイレベルとなる。ノードX4はハイレベルとなり、ノードX3はローレベルとなる。
クロック信号CKがローレベルからハイレベルに遷移するとき、入力信号Dがハイレベルのときを考える(図2のt2の期間)。内部クロック信号ICKはローレベルからハイレベルに遷移し、p型MOSトランジスタP1がオフ、n型MOSトランジスタN1,N2が両方ともオンになるため、ノードX1はハイレベルからローレベルに遷移する。これによりノードNQはハイレベルからローレベルに遷移し、ノードX3はローレベルからハイレベルに遷移し、内部クロック信号ICKはハイレベルから再びローレベルに遷移する。これによりp型MOSトランジスタP1がオン、n型MOSトランジスタN1がオフとなるので、ノードX1は再びハイレベルに遷移する。
次にクロック信号CKがハイレベルからローレベルに遷移するとき(図2のt3の期間)ノードX4がローレベルからハイレベルに遷移し、ノードX4とノードX1の両方がハイレベルに遷移した後、ノードX3がハイレベルからローレベルに遷移する。
クロック信号CKがローレベルからハイレベルに遷移するとき、入力信号Dがローレベルのときを考える(図2のt4の期間)。内部クロック信号ICKはローレベルからハイレベルに遷移する。ノードX1はハイレベルのままであり、その反転出力が繋がるノードX11はローレベルである。p型MOSトランジスタP3がオフ、n型MOSトランジスタN4がオン、ノードX11がローレベルのため、ノードX2はハイレベルからローレベルに遷移する。これによりノードNQはローレベルからハイレベルに遷移し、ノードX3はローレベルからハイレベルに遷移し、内部クロック信号ICKはハイレベルから再びローレベルに遷移する。これによりp型MOSトランジスタP2がオン、n型MOSトランジスタN4がオフとなるので、ノードX2は再びハイレベルに遷移する。
次にクロック信号CKがハイレベルからローレベルに遷移するとき(図2のt5の期間)ノードX4がローレベルからハイレベルに遷移し、ノードX4とノードX2の両方がハイレベルに遷移した後、ノードX3がハイレベルからローレベルに遷移する。
なお、図2では便宜上信号の遷移時間を無視(ゼロとして)して表したが、実際にはなだらかに変化する。ノードX1,X2は内部クロック信号ICKが立ち下がってから再び立ち上がるまでに十分な電源電圧レベル(例えば電源電圧の95%以上)まで充電されていなければ誤動作の原因となる。このノードX1,X2を充電する期間は本実施の形態では内部クロック信号ICKがローレベルの期間であり、図16に示す従来回路ではクロック信号CKがローレベルの期間(t1,t2,t3)である。図2より明らかな通り、内部クロック信号ICKがローレベルの期間はクロック信号CKがローレベルの期間より長いため、本実施の形態によると、図16に示す従来回路に比べ内部ノードX1,X2を充電する時間を長くとることができる。よってノードX1,X2を充電するp型MOSトランジスタ(図1および図16のP1,P3)のサイズが本実施の形態と従来回路でそれぞれ同じ場合、本実施の形態の方がより高いクロック周波数(=クロックサイクルタイムの逆数)での動作が可能になる。また、同じクロック周波数の動作においては、本実施の形態の回路の方がノードX1,X2を充電するp型MOSトランジスタP1,P3のサイズを小さくすることができ、より低電力化することができる。
また、ノードX1,X2の動作に応じて内部クロック信号ICKのパルス幅が変化するため、製造ばらつきや経年劣化、電源電圧、周囲温度が変化しても誤動作することなく安定的に動作する。
以上説明したとおり、本発明の第1の実施形態によれば、製造ばらつき、経年劣化、電源電圧、周囲温度の変化に対しても誤動作することなく安定的に動作し、かつ高いクロック周波数で動作し、低消費電力なフリップフロップ回路が実現できる。
なお、ここではMOSトランジスタでの構成例について説明したが、酸化膜以外の絶縁膜を用いたトランジスタであっても良い。以下の実施の形態においても同様である。
(パルス発生回路100の別の構成例)
図3から図6にパルス発生回路100の別の構成例を示す。ND1〜ND3はNAND回路、NR1〜NR2はNOR回路、INV11〜INV14はインバータ回路である。X1〜X9はノードである。CKはクロック端子に入力されるクロック信号、ICKは内部クロック信号である。内部の回路構成は異なるが、入力信号であるクロック信号CK、ノードX1,X2の動作に対し、出力する内部クロック信号ICKの動作は図1に示すパルス発生回路100のそれと同じである。
図3から図6にパルス発生回路100の別の構成例を示す。ND1〜ND3はNAND回路、NR1〜NR2はNOR回路、INV11〜INV14はインバータ回路である。X1〜X9はノードである。CKはクロック端子に入力されるクロック信号、ICKは内部クロック信号である。内部の回路構成は異なるが、入力信号であるクロック信号CK、ノードX1,X2の動作に対し、出力する内部クロック信号ICKの動作は図1に示すパルス発生回路100のそれと同じである。
図7から図9にパルス発生回路100のさらに別の構成例を示す。ND1〜ND2はNAND回路、NR1〜NR3はNOR回路、INV11〜INV13はインバータ回路である。X1〜X4,X6,X7,X9,X10はノードである。CKBはクロック端子に入力されるクロック信号、ICKは内部クロック信号である。図7から図9に示すパルス発生回路100では、図1、図3から図6に示すパルス発生回路100に対し、クロック信号の極性が反転している。すなわち、図7から図9に示すパルス発生回路100を用いた場合、クロック信号CKBが立ち下がるときに、フリップフロップ回路10はデータ信号Dを取り込む。その動作を図10のタイミングチャートに示す。図2のクロック信号CKと図10のクロック信号CKBが反転している以外の動作は全く同じである。図3から図6に記載のパルス発生回路では内部クロック信号ICKの生成に、クロック信号CKとの間に2つの論理回路が必要であるが、図7から図9記載のパルス発生回路では1つの論理回路で良いため、クロック信号CKBが変化してから出力信号NQが変化するまでの遅延時間を小さくすることができる。
(ラッチ回路200の別の構成例)
図11と図12にラッチ回路200の別の構成例を示す。200はラッチ回路、300は入力部、400は制御部、500は出力部、INV1〜INV3はインバータ回路、ND21,ND22はNAND回路、P1〜P3はp型MOSトランジスタ、N1〜N5はn型MOSトランジスタである。X1〜X2はノードである。ICKは内部クロック信号、Dはデータ入力端子に入力されるデータ信号、Q,NQは出力端子に出力される出力信号である。
図11と図12にラッチ回路200の別の構成例を示す。200はラッチ回路、300は入力部、400は制御部、500は出力部、INV1〜INV3はインバータ回路、ND21,ND22はNAND回路、P1〜P3はp型MOSトランジスタ、N1〜N5はn型MOSトランジスタである。X1〜X2はノードである。ICKは内部クロック信号、Dはデータ入力端子に入力されるデータ信号、Q,NQは出力端子に出力される出力信号である。
図11に示すラッチ回路200は、図1に示すラッチ回路200と内部の回路構成は異なるが、入力信号である内部クロック信号ICK、データ入力信号Dの動作に対し、出力する出力信号NQ、ノードX1,X2の動作は図1に示すラッチ回路200のそれと同じである。
また図12に示すラッチ回路200は、図1に示すラッチ回路200と内部の回路構成は異なるが、入力信号である内部クロック信号ICK、データ入力信号Dの動作に対し、出力する出力信号NQ、ノードX1,X2の動作は図1に示すラッチ回路200のそれと同じである。出力信号Qは出力信号NQの反転である。
なお、図3から図9に示したパルス発生回路100のいずれか1つを図1のフリップフロップ回路10に適用した場合、図11および図12に示したラッチ回路200のいずれか1つを図1のフリップフロップ回路10に適用した場合、図3から図9に示したパルス発生回路100のいずれか1つおよび図11から図12に示したラッチ回路200のいずれか1つを図1のフリップフロップ回路10に適用した場合、のいずれの場合も上述と同様に、従来技術に比べてより高いクロック周波数での動作、もしくは低消費電力化を行うことができる。
(第2の実施形態)
図13は第2の実施形態によるフリップフロップ回路を示す回路図である。
図13は第2の実施形態によるフリップフロップ回路を示す回路図である。
100はパルス発生回路、200はラッチ回路、300は入力部、400は制御部、500は出力部、INV1〜INV4はインバータ回路、ND1,ND2はNAND回路、P1〜P4はp型MOSトランジスタ、N1〜N4,N22〜N24はn型MOSトランジスタである。X1〜X5,X11はノードである。CKはクロック端子に入力されるクロック信号、ICKは内部クロック信号、Dはデータ入力端子に入力されるデータ信号、SDはスキャンデータ入力端子に入力されるスキャンデータ信号、SCANはスキャン選択端子に入力されるスキャン選択信号、NQは出力端子に出力される出力信号である。
フリップフロップ回路10は、スキャン選択信号SCANがローレベルのときはクロック信号CKが立ち上がるときにデータ信号Dに依存した信号を出力信号NQに出力し、スキャン選択信号SCANがハイレベルのときはクロック信号CKが立ち上がるときにスキャンデータ信号SDに依存した信号を出力信号NQに出力する。また、図1に示す第1の実施形態のフリップフロップ回路10に比べてスキャン構成にするためにn型MOSトランジスタN22,N23,N24とインバータ回路INV5が追加され、さらにp型MOSトランジスタP3,P6、n型MOSトランジスタN6が追加されている。
次に、図13に示したフリップフロップ回路の動作を説明する。
入力部300は、内部クロック信号ICKがローレベルのときデータ信号D、スキャンデータ信号SDの値に関わらずノードX1にハイレベルの信号を出力する。内部クロック信号ICKがハイレベルかつスキャン選択信号SCANがローレベルのとき、データ信号DがハイレベルであればノードX1にローレベルを出力し、データ信号DがローレベルであればノードX1の信号レベルを保持する。内部クロック信号ICKがハイレベルかつスキャン選択信号SCANがハイレベルのとき、スキャンデータ信号SDがハイレベルであればノードX1にローレベルを出力し、スキャンデータ信号SDがローレベルであればノードX1の信号レベルを保持する。p型MOSトランジスタP3は、内部クロック信号ICKがローレベルからハイレベルに変化する際に、n型MOSトランジスタN1がオンになる際にソース端子の容量とのチャージシェアリング効果によりノードX1の電位が下がることを防ぎ、誤動作の発生を抑制する。
制御部400は、ノードX1の信号を反転した信号をノードX11に出力する。内部クロック信号ICKがローレベルのときノードX2にハイレベルを出力し、内部クロック信号ICKがハイレベルのときノードX2にノードX11と同じレベルの信号を出力する。
出力部500は、ノードX11がローレベルであり、ノードX2がハイレベルのとき出力信号NQの値を保持する。ノードX2がハイレベルであり、ノードX11がハイレベルのとき出力信号NQにローレベルを出力する。ノードX2がハイレベルであり、ノードX11がローレベルからハイレベルに変化するとき、p型MOSトランジスタP6はオフとなるため、出力信号NQがハイレベルからローレベルに変化する際に余計な貫通電流が流れることを防ぐ。ノードX11がローレベルであり、ノードX2がローレベルのとき出力信号NQにハイレベルを出力する。ノードX11がローレベルであり、ノードX2がハイレベルからローレベルに変化するとき、n型MOSトランジスタN6はオフとなるため、出力信号NQがローレベルからハイレベルに変化する際に余計な貫通電流が流れることを防ぐ。
以上説明したとおり、第2の実施形態によるフリップフロップ回路は、スキャン構成においても従来技術に比べてより高いクロック周波数での動作、もしくは低消費電力化を行うことができる。さらに、p型MOSトランジスタP3を加えることで誤動作の発生を抑制することができる。またp型MOSトランジスタP6,n型MOSトランジスタN6を加えることで余計な貫通電流が流れることを防ぎ、低消費電力化できる。
なお、第1および第2の実施形態によるフリップフロップ回路において、ノードX1,X2をローレベルからハイレベルに遷移させるp型MOSトランジスタ(図1のP1,P3、図11および図12のP1,P2、図13のP1,P4)は、他のMOSトランジスタよりも閾値電圧の低いMOSトランジスタで構成することにより、より高いクロック周波数で動作させることが可能となる。一般に、閾値電圧の低いMOSトランジスタを使用するとMOSトランジスタがオフ時に流れるリーク電流の増加により消費電力が増加するが、上記p型MOSトランジスタがオフしている期間である内部クロック信号ICKがハイレベルの期間はクロックCKのサイクルタイム(図2中のt2+t3の期間)に比べ十分短いため消費電力の増加は小さい。
なお、本発明のラッチ回路は、上記第1および第2の実施形態に示した構成に限らず、2つのプリチャージノードを備え、クロック信号の遷移時にどちらか一方のプリチャージノードがディスチャージされる構成であれば良い。例えばセンスアンプの構成をしたものでも良い。
(第3の実施形態)
図14は本発明の第5の実施形態によるフリップフロップ回路を示す回路図である。
(第3の実施形態)
図14は本発明の第5の実施形態によるフリップフロップ回路を示す回路図である。
102はパルス発生回路、201,202はラッチ回路、INV11はインバータ回路、AN1,AN2はAND回路、ND1はNAND回路、NR1,NR2はNOR回路、CKはクロック端子に入力されるクロック信号、ICKは内部クロック信号、D1,D2はデータ入力端子に入力されるデータ信号、NQ1,NQ2は出力端子に出力される出力信号、X1a,X1b,X2a,X2bはノードである。
ラッチ回路201およびラッチ回路202の内部構成は第1および第2の実施形態に示したもののいずれかと同じでよい。内部クロック信号ICKが立ち上がった後、ノードX1aかX2aのいずれかがハイレベルからローレベルに遷移し、かつ、ノードX1bかX2bのいずれかがハイレベルからローレベルに遷移する。
パルス発生回路102は、内部クロック信号ICKが立ち上がった後、ノードX1aかX2aのいずれかがハイレベルからローレベルに遷移し、かつ、ノードX1bかX2bのいずれかがハイレベルからローレベルに遷移した後に、内部クロック信号ICKを立ち下げる。
図15(a)(b)に本実施形態のフリップフロップ回路のレイアウト図を示す。102はパルス発生回路、201〜204はラッチ回路、VDDは電源線、VSSはグランド線である。図15(a)では2つのラッチ回路201、202に対し、1つのパルス発生回路102を共用した例を示す。ラッチ回路201、202への内部クロック信号ICKの到達時間が均等になる様にパルス発生回路102をラッチ回路201、202の中間に配置する。同様に図15(b)では4つのラッチ回路201〜204に対し、1つのパルス発生回路102を共用した例を示す。なお、この例ではパルス発生回路102をダブルハイト(通常のスタンダードセルロジックのセル高の倍)で構成しているが、通常のセル高で構成しても良い。その場合、ラッチ回路201〜204を横一列に並べて構成しても良い。また、ここでは複数のラッチ回路に対し1つのパルス発生回路を共用する例を示したが、ラッチ回路とパルス発生回路が1つずつの場合でも、内部クロック信号の遅延時間を小さくするために隣接配置することが望ましい。
本実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様に従来技術に比べてより高いクロック周波数での動作、もしくは低消費電力化を行うことができると同時に、パルス発生回路102を共用することでトランジスタ数を削減でき、半導体集積回路のチップ面積を削減できる。
本発明にかかるフリップフロップ回路は、製造ばらつき、経年劣化、電源電圧、周囲温度の変化に対しても誤動作することなく安定的に動作し、高速で低消費電力に動作し、高機能を有し低消費電力化が必要で大規模な半導体集積回路への適用が有用である。
10 フリップフロップ回路
100〜102 パルス発生回路
200〜204 ラッチ回路
300 入力部
400 制御部
500 出力部
1000 従来のフリップフロップ回路
1100 パルス発生回路
1200 ラッチ回路
1300 入力部
1400 出力部
2000 従来のフリップフロップ回路
P p型MOSトランジスタ
N n型MOSトランジスタ
X ノード
D データ信号
CK クロック信号
ICK 内部クロック信号
NQ 出力信号
Q 出力信号
SD テスト入力信号
SCAN テスト選択信号
INV インバータ回路
NR NOR回路
ND NAND回路
100〜102 パルス発生回路
200〜204 ラッチ回路
300 入力部
400 制御部
500 出力部
1000 従来のフリップフロップ回路
1100 パルス発生回路
1200 ラッチ回路
1300 入力部
1400 出力部
2000 従来のフリップフロップ回路
P p型MOSトランジスタ
N n型MOSトランジスタ
X ノード
D データ信号
CK クロック信号
ICK 内部クロック信号
NQ 出力信号
Q 出力信号
SD テスト入力信号
SCAN テスト選択信号
INV インバータ回路
NR NOR回路
ND NAND回路
Claims (24)
- クロック信号を受け、内部クロック信号を出力するパルス生成回路と、
ラッチ回路とを備え、
前記ラッチ回路は、
データ信号および前記内部クロック信号を受け、前記内部クロック信号が第1の論理レベルのとき第1のノードに第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベルに遷移した後に前記第1のノードに前記データ信号の論理レベルに依存した論理の信号を出力する入力部と、
前記内部クロック信号が前記第1の論理レベルのとき前記第2のノードに前記第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が前記第2の論理レベルのとき前記第1のノードの論理レベルに依存した論理の信号を前記第2のノードに出力する制御部と、
前記第1のノードの論理レベルおよび/または前記第2のノードの論理レベルに依存した論理の信号を出力する出力部とを備え、
前記パルス生成回路は、
前記クロック信号が第3の論理レベルから第4の論理レベルに遷移するのに応答して前記内部クロック信号を前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベルに遷移させ、前記第1のノードもしくは前記第2のノードが前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベルに遷移するのに応答して前記内部クロック信号を前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベルに遷移させる、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1において、
前記パルス生成回路は、
前記内部クロック信号を前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベルに遷移させた後、前記クロック信号が前記第4の論理レベルの期間に前記第1のノードもしくは前記第2のノードが前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベルに遷移しても前記内部クロック信号を前記第1の論理レベルに保つレーシング防止機構を備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1または2において、
前記第1の論理レベルと前記第3の論理レベルが等しく、前記第2の論理レベルと前記第4の論理レベルが等しい、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項3において、
前記パルス発生回路は、
前記第1のノードの論理レベルと前記第2のノードの論理レベルと第4のノードの論理レベルとの反転論理積を第3のノードに出力する第1の反転論理積回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記クロック信号との反転論理積を前記第4のノードに出力する第2の反転論理積回路と、
前記クロック信号の論理を反転して第5のノードに出力するインバータ回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記第5のノードの論理レベルとの反転論理和を前記内部クロック信号として出力する反転論理和回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項3において、
前記パルス発生回路は、
前記第1のノードの論理レベルと前記第2のノードの論理レベルと第4のノードの論理レベルとの反転論理積を第3のノードに出力する第1の反転論理積回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記クロック信号との反転論理積を前記第4のノードに出力する第2の反転論理積回路と、
前記第3のノードの論理を反転して第5のノードに出力するインバータ回路と、
前記クロック信号と前記第5のノードの論理レベルとの論理和を前記内部クロック信号として出力する論理積回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項3において、
前記パルス発生回路は、
前記第1のノードの論理を反転して第5のノードに出力する第1のインバータ回路と、
前記第2のノードの論理を反転して第6のノードに出力する第2のインバータ回路と、
前記第5のノードの論理レベルと前記第6のノードの論理レベルと第4のノードの論理レベルとの反転論理和を第3のノードに出力する第1の反転論理和回路と、
前記クロック信号の論理を反転して第7のノードに出力する第3のインバータ回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記第7のノードの論理レベルとの反転論理和を前記第4のノードに出力する第2の反転論理和回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記クロック信号との論理積を前記内部クロック信号として出力する論理積回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項3において、
前記パルス発生回路は、
前記第1のノードの論理を反転して第5のノードに出力する第1のインバータ回路と、
前記第2のノードの論理を反転して第6のノードに出力する第2のインバータ回路と、
前記第5のノードの論理レベルと前記第6のノードの論理レベルと第4のノードの論理レベルとの反転論理和を第3のノードに出力する第1の反転論理和回路と、
前記クロック信号の論理を反転して第7のノードに出力する第3のインバータ回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記第7のノードの論理レベルとの反転論理和を前記第4のノードに出力する第2の反転論理和回路と、
前記第3のノードの論理を反転して第8のノードに出力する第4のインバータ回路と、
前記第7のノードの論理レベルと前記第8のノードの論理レベルとの反転論理積を前記内部クロック信号として出力する反転論理積回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項3において、
前記パルス発生回路は、
前記クロック信号と前記第1のノードの論理レベルと前記第2のノードの論理レベルと第3のノードの論理レベルとの反転論理積を第4のノードに出力する第1の反転論理積回路と、
前記クロック信号と前記第4のノードの論理レベルとの反転論理積を前記第3のノードに出力する第2の反転論理積回路と、
前記第4のノードの論理を反転して前記内部クロック信号として出力するインバータ回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1または2において、
前記第1の論理レベルと前記第4の論理レベルが等しく、前記第2の論理レベルと前記第3の論理レベルが等しい、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項9において、
前記パルス発生回路は、
前記第1のノードの論理レベルと前記第2のノードの論理レベルと第4のノードの論理レベルとの反転論理積を第3のノードに出力する第1の反転論理積回路と、
前記クロック信号の論理を反転して第5のノードに出力するインバータ回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記第5のノードの論理レベルとの反転論理積を前記第4のノードに出力する第2の反転論理積回路と、
前記クロック信号と前記第3のノードの論理レベルとの反転論理和を前記内部クロック信号として出力する反転論理和回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項9において、
前記パルス発生回路は、
前記第1のノードの論理を反転して第5のノードに出力する第1のインバータ回路と、
前記第2のノードの論理を反転して第6のノードに出力する第2のインバータ回路と、
前記第5のノードの論理レベルと前記第6のノードの論理レベルと第4のノードの論理レベルとの反転論理和を第3のノードに出力する第1の反転論理和回路と、
前記第3のノードの論理レベルと前記クロック信号との反転論理和を前記第4のノードに出力する第2の反転論理和回路と、
前記第3のノードの論理を反転して第7のノードに出力するインバータ回路と、
前記第7のノードの論理レベルと前記クロック信号との反転論理和を前記内部クロック信号として出力する第3の反転論理和回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項9において、
前記パルス発生回路は、
前記第1のノードの論理を反転して第4のノードに出力する第1のインバータ回路と、
前記第2のノードの論理を反転して第5のノードに出力する第2のインバータ回路と、
前記クロック信号と前記第4のノードの論理レベルと前記第5のノードの論理レベルと第3のノードの論理レベルとの反転論理和を前記内部クロック信号として出力する第1の反転論理和回路と、
前記内部クロック信号と前記クロック信号との反転論理和を前記第3のノードに出力する第2の反転論理和回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1において、
前記入力部は、
第1の電位を供給する第1の電源線と前記第1のノードとの間に接続され、前記内部クロック信号をゲート端子に受ける第1の第1導電型トランジスタと、
前記第1のノードと第2の電位を供給する第2の電源線との間に接続され、前記内部クロック信号をゲート端子に受ける第1の第2導電型トランジスタと、
前記第1のノードと前記第2の電源線との間に前記第1の第2導電型トランジスタと直列に接続され、前記データ信号をゲートに受ける第2の第2導電型トランジスタとを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1において、
前記制御部は、
前記第1のノードの論理を反転して第1の制御ノードに出力するインバータ回路と、
前記第2のノードと前記第1の制御ノードとの間に接続され、前記内部クロック信号をゲート端子に受ける第1の第2導電型トランジスタと、
第1の電位を供給する第1の電源線と前記第2のノードとの間に接続され、前記内部クロック信号をゲート端子に受ける第1の第1導電型トランジスタとを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1において、
前記制御部は、
第1の電位を供給する第1の電源線と前記第2のノードとの間に接続され、前記内部クロック信号をゲート端子に受ける第1の第1導電型トランジスタと、
前記第2のノードと第2の電位を供給する第2の電源線との間に接続され、前記内部クロック信号をゲート端子に受ける第1の第2導電型トランジスタと、
前記第2のノードと前記第2の電源線との間に前記第1の第2導電型トランジスタと直列に接続され、前記第1のノードにゲート端子が接続された第2の第2導電型トランジスタとを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項15において、
前記制御部は、
前記第1のノードの論理を反転して第1の制御ノードに出力するインバータ回路をさらに備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項14、15、16のいずれか1つにおいて、
前記制御部は、
前記第1の電源線と前記第2のノードとの間に接続され、前記第1のノードにゲート端子が接続された第2の第1導電型トランジスタをさらに備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1において、
前記出力部は、
第1の電位を供給する第1の電源線と出力信号を出力する出力ノードとの間に接続され、前記第2のノードにゲート端子が接続された第1の第1導電型トランジスタと、
前記出力ノードと第2の電位を供給する第2の電源線との間に接続され、前記第1のノードの論理レベルに依存した信号をゲート端子に受ける第1の第2導電型トランジスタとを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項18において、
前記第1の第2導電型トランジスタのゲート端子に入力する信号は、前記第1のノードの論理レベルの反転信号である、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1において、
前記出力部は、
前記第1のノードの論理レベルに依存した信号と第1の出力信号との反転論理積を第2の出力信号として出力する第1の反転論理積回路と、
前記第2のノードの論理レベルに依存した信号と前記第2の出力信号との反転論理積を前記第1の出力信号として出力する第2の反転論理積回路とを備える、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項13において、
前記第1の第1導電型トランジスタの閾値電圧の絶対値は、前記フリップフロップ回路を構成する他の少なくとも1個以上の第1導電型トランジスタの閾値電圧の絶対値に比べて小さい、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項14〜17のいずれか1つにおいて、
前記第1の第1導電型トランジスタの閾値電圧の絶対値は、前記フリップフロップ回路を構成する他の少なくとも1個以上の第1導電型トランジスタの閾値電圧の絶対値に比べて小さい、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - クロック信号を受け、内部クロック信号を出力するパルス生成回路と、
複数のラッチ回路とを備え、
前記複数のラッチ回路の各々は、
データ信号および前記内部クロック信号を受け、前記内部クロック信号が第1の論理レベルのとき第1のノードに第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベルに遷移した後に前記第1のノードに前記データ信号の論理レベルに依存した論理の信号を出力する入力部と、
前記内部クロック信号が前記第1の論理レベルのとき前記第2のノードに前記第2の論理レベルの信号を出力し、前記内部クロック信号が前記第2の論理レベルのとき前記第1のノードの論理レベルに依存した論理の信号を前記第2のノードに出力する制御部と、
前記第1のノードの論理レベルおよび/または前記第2のノードの論理レベルに依存した論理の信号を出力する出力部とを備え、
前記パルス生成回路は、
前記クロック信号が第3の論理レベルから第4の論理レベルに遷移するのに応答して前記内部クロック信号を前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベルに遷移させ、前記複数のラッチ回路すべてにおいて前記第1のノードもしくは前記第2のノードが前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベルに遷移した後に前記内部クロック信号を前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベルに遷移させる、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 請求項1〜23のいずれか1つにおいて、
前記1つもしくは複数のラッチ回路と前記パルス発生回路を隣接して配置する、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091112 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110912 |