JP2008130727A - 半導体装置の製造方法及びそれに用いられるチップボンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の組み立てにおいて信頼性を向上させる。
【解決手段】配線基板1を支持可能なステージ3と、半導体チップ2を保持可能なボンディングツール4と、ボンディングツール4にかかる荷重の変化を検知するロードセル5と、ロードセル5によって検知された荷重の変化点におけるステージ3及びボンディングツール4の高さを検出して記憶する制御部7とを有している。さらに、フリップチップ接続の際に、半導体チップ上の金バンプ11が配線基板1上の端子1cに接触した時点でのボンディングツール4とステージ3の高さを検出し、その結果、制御部7により、ボンディングツール4の荷重の変化点におけるステージ3及びボンディングツール4の高さと、前回記憶したステージ3及びボンディングツール4の高さとを比較してその差が許容範囲内であればフリップチップ接続を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、フリップチップ接続が行われる半導体装置の組み立てに適用して有効な技術に関する。
フリップチップボンダにおいて、電子部品を電子回路基板に第1の位置合わせを行なう工程と、低融点材料からなる複数の第1の突起部を加熱によって溶融させる工程と、第1の突起部を、電子回路基板上の第1の突起部に対して同じ材料で形成された第2の突起部に接触させる工程と、第1及び第2の突起部を溶融して自己整合的に第2の位置合わせを行なう工程とを有するようにした技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−253598号公報(図2)
近年、集積回路が搭載された複数の半導体チップを高密度に実装し、高速・高機能なシステムを実現するSIP(System In Package)技術が注目されている。SIPの代表的な構造の一例として、メモリチップと、このメモリチップを制御する制御用チップとが搭載され、かつ制御用チップ上に1つまたは複数のメモリチップが積層されているものがある。さらに、このような構造のSIPの一例として、1段目の制御用チップが配線基板にフリップチップ接続されているものがある。SIPの組み立てにおいて、フリップチップ接続ではフリップチップボンダが用いられている。
本発明者が検討した図8及び図9の比較例に示すステージ40とボンディングツール50を有するフリップチップボンダ30では、チップ搭載時は荷重制御を行っており、高さ変化に対しては、0.2mm以内の変化は検出できない。すなわち、製品や組み立てのバラツキを考慮してバラツキによる許容範囲の上限を0.2mmとした場合、図8の比較例に示すように、フリップチップボンダ30のステージ40上に高さ0.2mm以下の異物20が存在していても検出できずにそのまま配線基板1を配置してしまう。あるいは、図9の比較例に示すように、金バンプ11を含む半導体チップ2の厚さ(T)が0.1〜0.15mm程度の場合には、チップ上に誤ってもう1つの半導体チップ2を搭載するという二重搭載が発生する。つまり、許容範囲内での不具合は検知できない。
したがって、異物20やチップ二重搭載の発生によってSIP(半導体装置)の品質や信頼性が低下するという問題が引き起こされる。
なお、前記特許文献1(特開2004−253598号公報)に記載されているフリップチップボンダにおいても、チップ搭載を荷重制御で行うと異物やチップ二重搭載の問題が発生するものと思われる。
本発明の目的は、半導体装置の組み立てにおいて信頼性を向上させることができる技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、半導体装置の組み立てにおいて不良率を低減させることができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
すなわち、本発明は、(a)フリップチップ接続を行うとともに、ツールにかかる荷重の変化を検知して第1半導体チップのバンプ電極と第1配線基板の端子とが接触した時点のステージとツールの高さを検出する工程を有している。さらに、(b)第2半導体チップのバンプ電極と第2配線基板の端子とを接触させ、接触した時点のツールにかかる荷重の変化を検知してステージとツールの高さを検出し、この検出結果と前記(a)工程での高さの検出結果とを比較してその差が予め設定された許容範囲内であればフリップチップ接続を行う工程を有しており、前記(b)工程を順次繰り返してフリップチップ接続を行うものである。
また、本発明は、ステージと、半導体チップを保持可能なツールと、ツールにかかる荷重の変化を検知する荷重検知手段と、荷重の変化点におけるステージ及びツールの高さを検出して記憶する制御部とを有している。さらに、フリップチップ接続の際に、制御部によってツールの荷重の変化点におけるステージ及びツールの高さと、前回記憶したステージ及びツールの高さとを比較してその差が予め設定された許容範囲内であればフリップチップ接続を行うものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
フリップチップによるチップ搭載時に、ステージ及びツールの高さを1つ前のチップ搭載時の高さと比較して搭載することにより、バラツキによる許容範囲内レベルの高さの異常であっても検知することができる。これによって、チップ搭載時に、異物の存在やチップ二重搭載等を検知することが可能になり、半導体装置の組み立てにおける信頼性を向上させることができる。
また、チップ搭載時に、異物の存在やチップ二重搭載等を検知することが可能になるため、半導体装置の組み立てにおいて不良率を低減させることができる。
以下の実施の形態では特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
さらに、以下の実施の形態では便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態の半導体装置の製造方法で用いられるチップボンダの主要構成の一例を示す構成概念図、図2は本発明の実施の形態のフリップチップボンディング時の荷重制御方法の一例を示す概念図、図3は本発明の実施の形態のフリップチップボンディング時のボンディング状態の一例を示す断面図である。また、図4は本発明の実施の形態の半導体装置の組み立てにおけるダイボンディングまでの組み立ての一例を示すプロセスフロー図、図5は本発明の実施の形態の半導体装置の組み立てにおけるワイヤボンディング以降の組み立ての一例を示すプロセスフロー図、図6は本発明の実施の形態の変形例のフリップチップボンディング方法を示す概念図、図7は他の変形例のフリップチップボンディング方法を示す概念図である。さらに、図8は比較例のフリップチップボンディング方法を示す断面図、図9は比較例のフリップチップボンディング方法を示す断面図である。
本実施の形態の半導体装置の製造方法によって組み立てられる半導体装置は、配線基板1上に複数の半導体チップ2が積層された半導体パッケージであるとともに、フリップチップボンディングが行われて組み立てられた半導体パッケージである。本実施の形態では、前記半導体装置の一例として、配線基板1上に複数の半導体チップ2を高密度に実装し、高速・高機能なシステムを実現する図5に示すSIP10を取り上げて説明する。すなわち、SIP10には、配線基板1上にメモリチップである1つの半導体チップ2と、このメモリチップを制御する制御用チップである半導体チップ2が積層されている。
図5に示すSIP10では、配線基板1上に制御用チップである半導体チップ2がフリップチップ接続によって搭載され、さらにこの制御用チップ上にメモリチップである半導体チップ2が積層されており、このメモリチップは、ワイヤ8によって配線基板1に電気的に接続されている。
SIP10の詳細構造について説明すると、主面1b上に複数の端子1cが設けられた配線基板1と、配線基板1上にフリップチップ接続で搭載された下段の半導体チップ(制御用チップ)2と、前記制御用チップ上に積層された上段の半導体チップ(メモリチップ)2とを有している。さらに、配線基板1のボンディング電極1fと上段の半導体チップ2の主面2bの表面電極2cを電気的に接続する複数のワイヤ8と、2つの半導体チップ2及び複数のワイヤ8を樹脂封止する樹脂体9と、配線基板1の裏面1eに設けられた複数の外部端子である半田ボール6とを有している。
また、下段の半導体チップ2は、金バンプ(バンプ電極)11と半田12を介して配線基板1の端子1cにフリップチップ接続されている。すなわち、下段の半導体チップ2は、金−半田接続によって配線基板1に接続されている。
なお、樹脂体9を形成する封止用樹脂は、例えば、エポキシ系の熱硬化性樹脂等である。さらに、ワイヤ8は、例えば、金線である。
次に、本実施の形態の半導体装置の製造方法のフリップチップ接続工程で用いられるフリップチップボンダの構成について説明する。
図1は、本実施の形態のフリップチップボンダ14の主要構成を示すものである。フリップチップボンダ14は、配線基板1を支持可能なステージ3と、ステージ3に対向して配置され、かつ半導体チップ2を保持可能なボンディングツール(ツール)4と、ボンディングツール4にかかる荷重の変化を検知するロードセル(荷重検知手段)5と、ロードセル5によって検知された荷重の変化点におけるステージ3及びボンディングツール4の高さを検出して記憶する制御部7とを有している。つまり、ボンディングツール4には、これに掛かる荷重を検出するロードセル5が連結されており、ロードセル5によってボンディングツール4にかかる荷重の変化を検知する。
したがって、本実施の形態のフリップチップボンダ14では、フリップチップ接続の際に、半導体チップ2に設けられた金バンプ11が配線基板1上の端子1cに接触した時点でのボンディングツール4とステージ3の高さを検出することができる。その結果、制御部7により、ボンディングツール4の荷重の変化点におけるステージ3及びボンディングツール4の高さと、前回(1回前のフリップチップ接続時に)記憶したステージ3及びボンディングツール4の高さとを比較してその差が予め設定された許容範囲内であればフリップチップ接続を行う。
すなわち、フリップチップボンダ14の制御部7による荷重制御では、ロードセル5による荷重変化点の検知に基づいて、その時点でのステージ3とボンディングツール4の高さ(例えば、図1に示す距離L)を検出するとともに、この検出結果を記憶することが可能なものである。例えば、ロードセル5による荷重変化点の検知に基づいて、その時点でのステージ3の支持面3aの高さと、ボンディングツール4の先端面4aの高さをそれぞれ検出して距離Lを検出する。
その結果、フリップチップ接続時に、前回(1つ前のフリップチップ接続時)に記憶した荷重変化点でのステージ3及びボンディングツール4の高さと、今回の高さとを比較し、両者の差が許容範囲内の場合に異常無しとしてフリップチップ接続を行う。
その結果、例えば、製品(SIP10)や組み立てのバラツキを考慮してバラツキによる許容範囲の上限を0.2mmと設定した際に、0.2mm以下の干渉物も検出することが可能になる。すなわち、バラツキによる許容範囲内レベルの不具合でも検出することができる。
なお、前回(1回前)のフリップチップ接続時のステージ3及びボンディングツール4の高さと今回の高さを比較してその差が許容範囲を超えた場合には、装置エラーとしてフリップチップボンディングの動作を一旦停止し、オペレータによって異常を確認するとともに、不具合を修正し、装置のメンテナンスを行う。その後、再びフリップチップボンディングの動作を開始する。
また、本実施の形態のフリップチップボンダ14の制御部7による荷重制御では、図2に示すように、ボンディングツール4にかかる荷重の変化の検知を行うための設定範囲として、荷重制御範囲を有している。図2は、フリップチップ接続時のボンディングツール4のZ軸方向の高さ変位の一例を示す図であり、時間(t)に対するボンディングツール4の高さ方向の変位を表している。図2に示す荷重制御範囲のように、P点が荷重サーチ開始点、Q点が設定荷重到達点、R点が上昇開始点である。ボンディングツール4は、最初下降し始めて荷重サーチ開始点であるP点までは高速下降する。その後、荷重サーチ開始点(P点)〜設定荷重到達点(Q点)までの荷重サーチ範囲(M)では、ボンディングツール4を速度を落として下降させる。その後、Q点からR点までがフリップチップ接続でボンディングツール4から半導体チップ2に荷重を印加している範囲である。その後、R点から再びボンディングツール4を上昇させる。
このように荷重サーチ開始点(P点)までボンディングツール4を高速下降させることにより、フリップチップ接続の処理時間を短縮することができる。さらに、荷重サーチ範囲(M)において、ボンディングツール4を速度を落として下降させることにより、半導体チップ2の高速状態での基板への衝突を阻止することができる。
なお、荷重サーチ範囲(M)は、製品や組み立てのバラツキを考慮して、例えば、0.2mm程度に設定することが好ましい。
次に、図4及び図5を用いて、本実施の形態のフリップチップボンダ14を用いた半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図3に示すように、ステージ3上に第1配線基板1aを配置し、その後、第1半導体チップ2aを保持したボンディングツール4をステージ3の上方で降下させて、第1半導体チップ2aに設けられた金バンプ11と第1配線基板1aの端子1cとを接触させてフリップチップ接続する。その際、金バンプ11と端子1cとが接触した時点のボンディングツール4にかかる荷重の変化をロードセル5によって検知してステージ3とボンディングツール4の高さを検出し、この検出結果を記憶する。
その後、図4のステップS1に示す半田付き基板を準備する。前記半田付き基板は、第2配線基板1dの端子1cに予め半田12が塗布されたものである。続いて、図3に示すステージ3上に第2配線基板1dを配置し、その後、ステップS2に示すNCP(Non-Conductive Paste) 塗布を行う。ここでは第2配線基板1dの端子1c上にNCP13を塗布する。
その後、ステップS3に示すフリップチップ(FC)接続を行う。まず、第2半導体チップ2dを保持したボンディングツール4をステージ3の上方で降下させて第2半導体チップ2dに設けられた金バンプ11と第2配線基板1dの端子1cとを接触させてフリップチップ接続を行う。すなわち、半田12を介して金バンプ11と端子1cとを電気的に接続させる。
フリップチップ接続時には、金バンプ11と端子1cが接触した時点のボンディングツール4にかかる荷重の変化を検知してステージ3とボンディングツール4の高さを検出する。さらに、この検出結果と、前回(1回前のフリップチップ接続時)のステージ3とボンディングツール4の高さの検出結果とを比較し、その差が予め設定された許容範囲(例えば0.2mm)内であれば、問題無しとしてフリップチップ接続を行う。
なお、前回(1回前)のフリップチップ接続時のステージ3及びボンディングツール4の高さと今回の高さを比較してその差が許容範囲を超えた場合には、装置エラーとしてフリップチップ接続の動作を一旦停止し、オペレータによって異常を確認するとともに、不具合を修正し、装置のメンテナンスを行う。その後、再びフリップチップ接続の動作を開始する。
このような作業を各パッケージ領域に対して繰り返して順次フリップチップ接続を行う。
なお、本実施の形態のフリップチップボンダ14では、ボンディングツール4の下降動作として図2に示すような制御を行っている。
すなわち、ボンディングツール4は、最初下降し始めて荷重サーチ開始点であるP点までは高速下降し、その後、荷重サーチ開始点(P点)〜設定荷重到達点(Q点)までの荷重サーチ範囲(M)では、速度を落として下降する。さらに、Q点からR点までがフリップチップ接続でボンディングツール4から半導体チップ2に荷重を印加している範囲である。その後、R点から再び上昇する。
このように荷重サーチ開始点(P点)までボンディングツール4を高速下降させることで、フリップチップ接続の処理時間を短縮することができる。さらに、荷重サーチ範囲(M)において、ボンディングツール4を速度を落として下降させることで、半導体チップ2の高速状態での基板への衝突を阻止できる。
なお、図4に示すフリップチップ接続は、金バンプ11と半田12による金−半田接続である。
フリップチップ接続完了後、ステップS4に示すダイボンディングを行う。ここでは、第2半導体チップ2d上にフェイスアップ実装で主面2bを上方に向けて半導体チップ2を積層する。
その後、図5のステップS5に示すワイヤボンディングを行う。ここでは、半導体チップ2の主面2bの表面電極2cとこれに対応する第2配線基板1dのボンディング電極1fとを金線等のワイヤ8で電気的に接続する。
その後、ステップS6に示す樹脂封止を行う。例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂等を用いて複数のワイヤ8や半導体チップ2及び第2半導体チップ2dを封止する。
その後、ステップS7に示すように、基板裏面に外部端子として複数の半田ボール6を搭載し、さらに個片化してSIP10の組み立て完了となる。
次に、本実施の形態の変形例のフリップチップ接続について説明する。
図6に示す変形例は、ステージ3の上方に設置された高さ検出手段によって、フリップチップ接続前に予め基板上に干渉物が無いかを検出してからフリップチップ接続を行うものである。すなわち、ステージ3上に配線基板1を配置し、その後、光センサ(高さ検出手段)15によって配線基板1の高さや凹凸を検出する。この検出結果が予め設定された許容範囲内であればフリップチップ接続を行い、一方、許容範囲外であれば、一度、装置を停止させ、不具合を取り除いてから再度フリップチップ接続を開始する。このように荷重制御ではなく、光センサ15等を用いても配線基板1の高さや凹凸を検出して不具合を回避してからフリップチップ接続を行うことができる。
また、図7に示す他の変形例は、積層される半導体チップ2上の金バンプ11を下段の半導体チップ2の貫通孔2eに装着して、熱カシメによってフリップチップ接続するパッケージ構造のものである。最下段の半導体チップ2は配線基板1に半田12を介して電気的に接続されており、さらに、半導体チップ2の金バンプ11の周囲には樹脂16が充填されている。
この場合においても、本実施の形態の荷重制御によるフリップチップ接続や、光センサ等の高さ検出手段を用いてフリップチップ接続を行うことで図1に示すフリップチップボンダ14と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態の半導体装置の製造方法及びチップボンダによれば、フリップチップによるチップ搭載時に、ステージ3及びボンディングツール4の高さを1つ前のチップ搭載時の高さと比較して搭載することで、バラツキによる許容範囲内レベルの高さの異常であっても検知することができる。
これによって、チップ搭載時に、異物の存在やチップ二重搭載等を検知することが可能になり、その結果、SIP(半導体装置)10の組み立てにおける信頼性を向上させることができる。
また、チップ搭載時に、異物の存在やチップ二重搭載等を検知することが可能になるため、その結果、SIP(半導体装置)10の組み立てにおいて不良率を低減させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態では、半導体装置(SIP10)において2つの半導体チップが積層されている場合を説明したが、本実施の形態の半導体装置は、フリップチップ接続される少なくとも1つの半導体チップ2を有していれば、その積層数は何段であってもよい。
本発明は、フリップチップ接続が行われて組み立てられる電子装置に好適である。
本発明の実施の形態の半導体装置の製造方法で用いられるチップボンダの主要構成の一例を示す構成概念図である。 本発明の実施の形態のフリップチップボンディング時の荷重制御方法の一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態のフリップチップボンディング時のボンディング状態の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態の半導体装置の組み立てにおけるダイボンディングまでの組み立ての一例を示すプロセスフロー図である。 本発明の実施の形態の半導体装置の組み立てにおけるワイヤボンディング以降の組み立ての一例を示すプロセスフロー図である。 本発明の実施の形態の変形例のフリップチップボンディング方法を示す概念図である。 本発明の実施の形態の他の変形例のフリップチップボンディング方法を示す概念図である。 比較例のフリップチップボンディング方法を示す断面図である。 比較例のフリップチップボンディング方法を示す断面図である。
符号の説明
1 配線基板
1a 第1配線基板
1b 主面
1c 端子
1d 第2配線基板
1e 裏面
1f ボンディング電極
2 半導体チップ
2a 第1半導体チップ
2b 主面
2c 表面電極
2d 第2半導体チップ
2e 貫通孔
3 ステージ
3a 支持面
4 ボンディングツール(ツール)
4a 先端面
5 ロードセル(荷重検知手段)
6 半田ボール
7 制御部
8 ワイヤ
9 樹脂体
10 SIP(半導体装置)
11 金バンプ(バンプ電極)
12 半田
13 NCP
14 フリップチップボンダ
15 光センサ(高さ検出手段)
16 樹脂
20 異物
30 フリップチップボンダ
40 ステージ
50 ボンディングツール

Claims (5)

  1. (a)ステージ上に第1配線基板を配置し、その後、第1半導体チップを保持したツールを前記ステージの上方で降下させて、前記第1半導体チップに設けられたバンプ電極と前記第1配線基板の端子とを接触させてフリップチップ接続するとともに、前記接触した時点の前記ツールにかかる荷重の変化を検知して前記ステージと前記ツールの高さを検出する工程と、
    (b)前記ステージ上に第2配線基板を配置し、その後、第2半導体チップを保持したツールを前記ステージの上方で降下させて前記第2半導体チップに設けられたバンプ電極と前記第2配線基板の端子とを接触させ、前記接触した時点の前記ツールにかかる荷重の変化を検知して前記ステージと前記ツールの高さを検出し、この検出結果と前記(a)工程での高さの検出結果とを比較してその差が予め設定された許容範囲内であればフリップチップ接続を行う工程とを有し、
    前記(b)工程を順次繰り返してフリップチップ接続を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記ツールにかかる荷重の変化の検知を行う荷重制御範囲を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記バンプ電極は金バンプであり、前記フリップチップ接続を行う際に前記第1及び第2配線基板の端子に半田が塗布されており、金−半田接続によって前記フリップチップ接続を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. (a)ステージ上に配線基板を配置する工程と、
    (b)高さ検出手段によって前記配線基板の高さを検出し、この検出結果が予め設定された許容範囲内であれば前記配線基板の端子と、半導体チップの電極に設けられたバンプ電極とをフリップチップ接続する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 配線基板を支持可能なステージと、
    前記ステージに対向して配置され、半導体チップを保持可能なツールと、
    前記ツールにかかる荷重の変化を検知する荷重検知手段と、
    前記荷重検知手段によって検知された荷重の変化点における前記ステージ及び前記ツールの高さを検出して記憶する制御部とを有し、
    フリップチップ接続の際に、前記制御部によって前記ツールの荷重の変化点における前記ステージ及び前記ツールの高さと、前回記憶した前記ステージ及び前記ツールの高さとを比較してその差が予め設定された許容範囲内であればフリップチップ接続を行うことを特徴とするチップボンダ。
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