JP2008130107A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】階層型ビット線構造を持つマスクROMにおいて、読み出し動作の安定化と大容量化を両立し、微細化が進みメモリセル電流が低減しても高速にデータを読み出すことができる半導体記憶装置を容易に提供する。
【解決手段】複数のメモリセル14と、メインビット線16と、サブビット線15と、差動増幅回路18と、プリチャージ回路20と、制御信号19a、19bを生成する第1の制御回路と、制御信号21a、21bを生成する第2の制御回路を有する半導体記憶装置であり、プリチャージ回路20は、制御信号21a、21bが活性化するとサブビット線15とメインビット線16を第1の電圧に充電し、制御信号21a、21bが非活性化するとサブビット線15のみを第2の電圧に充電し、それによってメインビット線の電圧をサブビット線の電圧より低く設定することで、読み出し動作の安定化と大容量化を両立する。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体記憶装置に関し、特に、微細加工により増加するMOS型トランジスタのカットオフリークによらず、大容量構成で高速動作を可能にする、メモリセルアレイ構成に関するものである。
従来の半導体記憶装置には、例えば、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1の第2頁段落0002〜0006と図2には、コンタクト接続の有無によってデータを記憶する、マスクROMの構成が開示されている。
図19は、従来のマスクROMをブロック図で示したものである。図19において、48はメモリセルアレイ、2はワード線群WLk<i>(k=0〜y、i=0〜n)、3はメインビット線群MBL<j>(j=0〜m)、50はロウブロック選択信号群RBk(k=0〜y)である。49は複数のサブアレイ群MSA<i、j>(i=0〜n、j=0〜m)である。メモリセルアレイ48は、複数のサブアレイ49MSA<i、j>にて構成される。メモリセルアレイ48において、ロウ方向(すなわち、iの値が同じ方向)に並んだサブアレイ群49MSA<i、j>には、kの値が共通なワード線群2WLk<i>および、ロウブロック選択信号群50RBkが接続され、コラム方向(すなわち、jの値が同じ方向)に並んだサブアレイ群49MSA<i、j>には、jの値が共通なメインビット線群3MBL<j>が接続されている。
5は入力バッファであり、マスクROM外部から入力されたアドレスや制御信号の波形整形を行い、マスクROM内部に伝える。6は第1のデコード回路であり、入力バッファ5から出力されたロウアドレス選択信号に応じて、kの値が同じであるロウブロック選択信号群50RBkのうちの1本と、ワード線群2WLk<i>のうちの1本をそれぞれ選択する。7は第2のデコード回路であり、入力バッファ5から出力されたコラムアドレス選択信号に応じて、ビット線群3MBL<j>のうちの1本を選択する。51はセンスアンプであり、第2のデコード回路7を介して、メインビット線群3MBL<j>と接続されている。9はデータ出力バッファであり、センスアンプ51にて増幅された読み出しデータを、マスクROM外部に伝達する。52はプリチャージ回路であり、メインビット線群3MBL<j>のうち、第2のデコード回路7にて選択された1本のメインビット線のみプリチャージを行う。53はリーク電流補充回路であり、メインビット線群3MBL<j>において、カットオフリーク電流により損失した電荷を補充する。
次に図20、図21を参照しながら、図19の動作を説明する。図20は、従来のマスクROMにおいて、サブアレイ群49MSA<i、j>のうちの1つの概略図であり、ここではサブアレイMSA<0、0>を表している。図21はその動作波形の概略図である。図20において、54はNチャンネルMOS型トランジスタからなるメモリセル群MC<i>(i=0〜n)、55はサブビット線SBL、56はメインビット線MBL0であり、メインビット線群3MBL<j>のうちの1本である。57はワード線群WL0<i>であり、ワード線群2WLk<i>のうちk値を同じくするものである。58はロウブロック選択信号であり、ロウブロック選択信号群50RBk(k=0〜n)のうちの1本である。TGはNチャンネルMOS型トランジスタからなる転送ゲートであり、サブビット線55SBLとメインビット線56MBL0の間に挿入され、ゲート電極にロウブロック選択信号58RB0が接続されている。
メモリセル群54MC<i>のゲート電極には、ワード線群57WL0<i>(i=0〜n)が接続され、ソース電極には接地電圧Vssが接続されている。ここでメモリセル群54MC<i>のドレイン電極とサブビット線55SBLが、コンタクト素子にて接続されている場合(図20中、MC<0>)にデータ“0”を記憶し、接続されていない場合(図20中、MC<n>)にはデータ”1“を記憶する。記憶するデータは、半導体製造工程にてプログラムされる。
以上のように構成された半導体記憶装置において、図21に示すタイミング動作(T00〜T07)を用いて説明する。ここでT00〜T03は、“0”データ読み出しを、T04〜T07は“1”データ読み出しを表している。
T00以前および、T03〜T04;初期状態
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てが非活性化状態にある。従って、ロウブロック選択信号58RB0=“L”レベル、ワード線57WL0<0>=“L”レベル、ワード線57WL0<n>=“L”レベル、メインビット線56MBL0=“L”レベルとなる。ここでサブビット線55SBLの電圧は、いかなる電源にも接続されていない“浮いた”状態( HiZ)となっているのであるが、サブビット線55SBLはまた、いかなるMOS型トランジスタのゲート電極に直接接続されていないため、トランジスタの動作が不安定になるなどの問題を引き起こすことはない。
T00およびT04;メインビット線選択
コラムアドレス信号が活性化し、メインビット線56MBL0が選択され、プリチャージ回路52からメインビット線56MBL0に対する電流の供給が始まる。ここでNチャンネルMOS型トランジスタにて構成されている転送ゲートTGは非導通状態にあるので、メインビット線56MBL0の電圧は“H”レベルに充電される。
T01および、T05;ロウブロック選択信号選択
ロウアドレス信号が活性化し、ロウブロック選択信号58RB0の電圧が“L”レベルから“H”レベルに遷移する。その結果、NチャンネルMOS型トランジスタにて構成されている転送ゲートTGは導通状態になり、メインビット線56MBL0とサブビット線55SBLは電気的に接続される。
従ってサブビット線55SBLの電圧は、メインビット線56MBL0および、NチャンネルMOS型トランジスタからなる転送ゲートTGを介して“H”レベル(〜Vdd−NチャンネルMOS型トランジスタからなる転送ゲートTGの閾値電圧)に充電される。
T02; ワード線選択(“0”データ読み出し時)
ロウブロック選択信号58RB0が活性化した後、任意の時間差(〜サブビット線55SBLの電圧が十分”H“レベルに充電される時間)を持ってワード線57WL<0>が選択され、(=“L”レベルから“H”レベルに遷移)メモリセル54MC<0>は導通状態になる。“0”データ読み出しにおいて、メモリセル54MC<0>のドレイン電極とサブビット線55SBLはコンタクト素子にて接続されているので、サブビット線55SBLは、メモリセル54MC<0>を介して接地電圧Vssに電気的に接続される。その結果、T01にて52プリチャージ回路から供給された電流は、メインビット線56MBL0、サブビット線55SBLおよび、メモリセル54MC<0>を介して接地電圧Vssに流入するので、サブビット線55および、メインビット線56MBL0の電圧は“H”レベルから“L”レベルに遷移する。このメインビット線56MBL0の“H”レベルから”L“レベルへの電圧変化は、第2のデコード回路7を介して接続されているセンスアンプ51に転送、増幅され、“0”データとしてデータ出力バッファ9からマスクROMの外部へ読み出される。
T06;ワード線選択(“1”データ読み出し時)
ロウブロック選択信号58RB0が活性化した後、任意の時間差(〜サブビット線55SBLの電圧が十分”H“レベルに充電される時間)を持ってワード線57WL<n>が選択され、(=“L”レベルから“H”レベルに遷移する)メモリセル54MC<n>は導通状態になる。但し “1”データ読み出しでは、メモリセル54MC<n>のドレイン電極とサブビット線55SBLはコンタクト素子にて接続されておらず、サブビット線55SBLは接地電圧Vssに接続されない。その結果、T05にてプリチャージ回路52から供給された電流は、メインビット線56MBL0、サブビット線55SBLの持つ容量に蓄積されたままになるので、メインビット線56MBL0および、サブビット線55SBLの電圧は“H”レベルを維持する。このメインビット線56MBL0の電圧“H”レベルは、第2のデコード回路7を介して接続されているセンスアンプ51に転送、増幅され、“1”データとしてデータ出力バッファ9からマスクROMの外部へ読み出される。
T03、T07;読み出し動作完了。ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てを非選択状態に戻し、次サイクルにおける読み出し動作に備える。従って選択されていたロウブロック選択信号58RB0の電圧は“H”レベルから“L”レベルへ、ワード線57WL0<0>および、WL0<n>の電圧は“H”レベルから“L”レベルへ、メインビット線56MBL0の電圧は“L”レベルとなる。
上記従来例によれば、全てのメモリセルを1本のビット線に直接接続することなく、サブアレイ単位でメモリセルを分割して接続することができる。従って、ゲート電極に接続されたワード線が非選択状態であり、ドレイン電極がビット線とコンタクト素子を介して接続されているメモリセル群にて生じる「カットオフリーク電流」によるサブビット線レベルの低下を防ぐことができるので、プロセスの微細化が進み、「カットオフリーク電流」が増大しても、大規模なメモリアレイを実現することができる。同時に、サブアレイ単位でビット線を分割することにより、メモリアクセスを高速化する効果も期待できる。
特開平6−176592号公報(第2頁、第2図) 特開2001−167591号公報
従来例では、メインビット線56MBL0とサブビット線55SBL間に、NチャンネルMOS型トランジスタにて構成された転送ゲートTGが挿入されているため、一般的なNOR型構造を持つマスクROMと比べて“0”データ読み出しが遅くなるという欠点を持つ。これはメインビット線56〜接地電圧Vss間の電流経路に、メモリセルMC<0>に加え、NチャンネルMOS型トランジスタにて構成された転送ゲートTGを直列接続するように挿入されるからである。
また、プロセスの微細化が進むにつれて、メモリセルトランジスタのゲート幅も狭くなる(従って電流駆動能力が低下する)傾向にあり、ビット線を分割して得られる高速化を妨げ、ますます“0”データ読み出しが遅くなってしまう。
上記した問題は半導体記憶装置において、デジタル家電機器などで要望される「大容量化」「高速動作」なる要件を満たす上で、重大な課題になってきている。
微小な電流量を増幅する手段として「差動増幅回路」を用いるのが一般的(DRAMなど)であるが、マスクROMの場合メモリアレイの構造上、隣接ビット線同士で「ペアビット線構造(選択されたビット線と隣接しているビット線の電圧を、差動増幅回路の参照電圧として用いる構造)」をとるのが困難である。またDRAMと違い、メモリセルに記憶されたデータが“1”である場合に「+方向の読み出し電圧差」が発生しない。つまりマスクROMのメモリセルは、“1”を記憶するときはマスクプログラムにてドレイン端子がビット線から切り離されており、ビット線の電圧は、アクセスサイクル開始時に充電された電圧(=電源電圧Vdd)を維持することになる。すなわち参照電圧と同電圧になる可能性があり、このままでは正常動作しない。従って参照電圧を“1”読み出し電圧より「低く」なるように設定する必要がある。(DRAMでは、“1”を記憶したメモリセルをアクセスすると、ビット線の電圧は「高く(=数百ミリボルト)」なる)
差動増幅回路の参照電圧として、専用のダミービット線を設ける手段もあるが、メモリセル電流が低減するという課題を解決するためには、ビット線ごとに差動増幅回路を挿入する必要があるため、各ビット線に対して専用ダミービット線を単純に追加すると、エリアペナルティが増大してしまう。また仮に、専用ダミービット線を設けることができたとしても、ビット線にドレイン端子が接続されるメモリセル数はユーザーによって様々に変わるので“1”読み出し電圧も様々になり、前述のように参照電圧(ダミービット線の電圧)が「低く」なるよう設定することは非常に困難である。
別に、独立した参照電圧発生回路を設ける手段もあるが、設定が困難であることには変わりがない(同時にエリアペナルティも発生する)
階層構造を持つマスクROMで、差動増幅回路を使った例には(特開2001−167591)があるが、これはダミービット線の電圧を参照電圧として、選択されたメインビット線との電位差を増幅する方式であり、上記課題である「NチャンネルMOS型トランジスタにて構成された転送ゲートTGの挿入」や「微細化によるメモリセルトランジスタの電流能力低下」を解決するものではない。
したがって、本発明の目的は、読み出し動作の安定化と大容量化を両立し、メモリセル電流が低減しても高速にデータを読み出すことができる半導体記憶装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第5、第6、第7、第8の入力端子を有する第1のプリチャージ回路をと備える第1のサブアレイを、マトリクス状に配置した第1のメモリセルアレイと、
外部アドレス信号を取り込み、第1のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
外部アドレス信号を取り込み、第1のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
アンプ回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
複数のメインビット線を、コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
第1のメモリセルは、ゲート電極を複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルにサブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
差動増幅回路は、第1および第2の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第3および第4の入力端子を、それぞれ第1および第2の制御信号に接続されており、第1および第2の制御信号が活性化すると、サブビット線の電圧とメインビット線の電圧の差を増幅し、
第1のプリチャージ回路は、第5および第6の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第7および第8の入力端子を、それぞれ第3および第4の制御信号に接続されており、第3および第4の制御信号が活性化すると、サブビット線とメインビット線を第1の電圧に充電し、第3および第4の制御信号線が非活性化すると、サブビット線のみを第2の電圧に充電することを特徴とする。
このように構成された半導体記憶装置において、階層型ビット線構造を有し、メインビット線とサブビット線の間に差動増幅回路を備え、メインビットの電圧をサブビットの電圧より低く設定することで読み出し動作の安定化と大容量化を両立し、メモリセル電流が低減しても高速にデータを読み出すことができる大容量マスクROMの実現を可能にする。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の半導体記憶装置において、
第1のプリチャージ回路は、第5の入力端子と第6の入力端子の間に、互いに並列接続になるよう挿入された第1、第2のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第5の入力端子の間に挿入された、第3のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第6の入力端子の間に挿入された、第4のスイッチ手段からなり、
第1のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第7の入力端子に接続されており、第2のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第8の入力端子に接続されており、第3のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第7の入力端子に接続されており、第4のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第7の入力端子に接続されており、
第7の入力端子に接続されている第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、第8の入力端子に接続されている第4の制御信号も活性化状態(“L”レベル)にある場合は、第1、第2、第4のスイッチ手段は導通状態になり、第3のスイッチ手段は非導通状態になるので、第5の入力端子に接続されているサブビット線を、第6の入力端子に接続されているメインビット線とともに第4のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続することで、サブビット線を第1の電圧に充電し、
第7の入力端子に接続されている第3の制御信号が非活性化状態(“L”レベル)にあり、かつ、第8の入力端子に接続されている第4の制御信号も非活性化状態(“H”レベル)にある場合には、第1、第2、第4のスイッチ手段は非導通状態になり、第3のスイッチ手段は導通状態になるので、サブビット線は第3のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続され、第2の電圧に充電されることを特徴とする。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の半導体記憶装置において、
第1の電圧は、第4のスイッチ手段の電流駆動能力と、サブビット線に接続されている複数の第1のメモリセルがもつカットオフ電流によって任意に決まるが、“電源電圧Vdd−第4のスイッチ手段の閾値電圧”より低くなることを特徴とする。
また請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3記載の半導体記憶装置において、
第2の電圧は、第3のスイッチ手段の電流駆動能力と、サブビット線に接続されている複数の第1のメモリセルがもつカットオフ電流によって任意に決まるが、第1の電圧と比較して少なくとも第4のスイッチ手段の閾値電圧分は高くなり、
差動増幅回路において、第1の電圧を参照電圧として、第2の電圧が“H”レベルであると判定されるのに十分であることを特徴とする。
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の半導体記憶装置において、
第1および第2の制御信号は、ワード線の活性化した後に活性化する信号であり、
第3および第4の制御信号は、外部クロックに同期して活性化し、ワード線が活性化する前に非活性化するパルス信号であり、
そのパルス幅は、サブビット線とメインビット線が、第1の電圧に充電されるのに十分な時間を確保しており、
第3および第4の制御信号が非活性化してから、ワード線が活性化するまでの時間差は、サブビット線が第2の電圧に充電されるのに十分な時間を確保していることを特徴とする。
また請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の半導体記憶装置において、
第2のプリチャージ回路は、非活性化状態にあるメインビット線を“L”レベルに充電しておくことを特徴とする。
また請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体記憶装置において、
第3のスイッチ手段の電流能力は、第1の電圧と第2の電圧の差が差動増幅回路の検知レベルに応じて調整されることを特徴とする。
また請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体記憶装置において、
第4のスイッチ手段の電流駆動能力は、第1のメモリセルの電流駆動能力より小さく、第1のメモリセルのカットオフ電流より十分大きくなるように調整されることを特徴とする。
また請求項9に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体記憶装置において、
サブビット線に接続される第1のメモリセルの総数は、第1のメモリセルのカットオフ電流の総量が、第4のスイッチ手段の電流駆動能力より十分小さくなるように調整されていることを特徴とする。
また請求項10に記載の発明は、
複数の第2のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第5、第6、第7、第8の入力端子を有する第1のプリチャージ回路とを備える第2のサブアレイを、マトリクス状に配置した第2のメモリセルアレイと、
外部アドレス信号を取り込み、第2のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
外部アドレス信号を取り込み、第2のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
ロウアドレス選択信号群を取り込み、第5の制御信号群を生成する第3の制御回路と、
メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
アンプ回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
複数のメインビット線を、コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
第2のメモリセルは、ゲート電極を複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を第5の制御信号群に接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルにサブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
差動増幅回路は、第1および第2の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第3および第4の入力端子を、それぞれ第1および第2の制御信号に接続されており、第1および第2の制御信号が活性化すると、サブビット線の電圧とメインビット線の電圧の差を増幅し、
第1のプリチャージ回路は、第5および第6の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第7および第8の入力端子を、それぞれ第3および第4の制御信号に接続されており、第3および第4の制御信号が活性化すると、サブビット線とメインビット線を第3の電圧に充電し、第3および第4の制御信号線が非活性化すると、サブビット線のみを第4の電圧に充電することを特徴とする。
このように構成された半導体記憶装置において、本発明の請求項1に記載の発明と比べて回路規模が大きくなり、制御も複雑になっていることは否めないが、メモリセルにて生じるカットオフ電流を制限できるので低消費電力であり、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
また請求項11に記載の発明は、請求項10記載の半導体記憶装置において、
第5の制御信号は、ロウアドレス選択信号が選択する、複数のワード線のうちの1本と同じ列に配置されている第2のメモリセル群のソース電極を、第2のメモリセル群のうちのひとつがアクセスされる場合には活性化状態(=第5の電圧)になり、前期第2のメモリセル群の全てがアクセスされない場合には非活性化状態(=接地電圧Vss)になり、第5の電圧は、第2のメモリセルにおける閾値電圧を上げ、カットオフ電流の発生を抑えることを特徴とする。
また請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の半導体記憶装置において、
第1のプリチャージ回路は、第5の入力端子と第6の入力端子の間に、互いに並列接続になるよう挿入された第1、第2のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第5の入力端子の間に挿入された、第3のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第6の入力端子の間に挿入された、第4のスイッチ手段からなり、
第1のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第7の入力端子に接続されており、第2のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第8の入力端子に接続されており、第3のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第7の入力端子に接続されており、第4のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第7の入力端子に接続されており、
第7の入力端子に接続されている第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、第8の入力端子に接続されている第4の制御信号も活性化状態(“L”レベル)にある場合は、第1、第2、第4のスイッチ手段は導通状態になり、第3のスイッチ手段は非導通状態になるので、第5の入力端子に接続されているサブビット線を、第6の入力端子に接続されているメインビット線とともに第4のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続することで、サブビット線を第3の電圧に充電し、
第7の入力端子に接続されている第3の制御信号が非活性化状態(“L”レベル)にあり、かつ、第8の入力端子に接続されている第4の制御信号も非活性化状態(“H”レベル)にある場合には、第1、第2、第4のスイッチ手段は非導通状態になり、第3のスイッチ手段は導通状態になるので、サブビット線は第3のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続され、第4の電圧に充電されることを特徴とする。
また請求項13に記載の発明は、請求項12記載の半導体記憶装置において、
第3の電圧は、第3のスイッチ手段の電流駆動能力と、サブビット線に接続されている複数の第1のメモリセルのうち、ワード線で選択された1つがもつカットオフ電流によって任意に決まり、
第4の電圧は、第4のスイッチ手段の電流駆動能力と、サブビット線に接続されている複数の第1のメモリセルのうち、ワード線で選択された1つがもつカットオフ電流によって任意にきまり、
第3の電圧は、第4の電圧より、第3のスイッチトランジスタの閾値電圧分、低いことを特徴とする。
また請求項14に記載の発明は、
複数の第3のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第9、第10、第11、第12の入力端子を有する第3のプリチャージ回路とを備える第3のサブアレイを、マトリクス状に配置した第3のメモリセルアレイと、
外部アドレス信号を取り込み、第3のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
外部アドレス信号を取り込み、第3のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
アンプ回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
複数のメインビット線を、コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
第3のメモリセルは、記憶するデータに対応して、ゲート電極を複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極をサブビット線に接続された、または、ゲート電極をサブビット線に接続され、ソース電極とドレイン電極を短絡し、複数のワード線のうちの1本に接続された、Nチャンネル型MOSトランジスタからなり、
差動増幅回路は、第1および第2の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第3および第4の入力端子を、それぞれ第1および第2の制御信号に接続されており、第1および第2の制御信号が活性化すると、サブビット線の電圧とメインビット線の電圧の差を増幅し、
第3のプリチャージ回路は、第9および第10の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第11および第12の入力端子を、それぞれ第3および第4の制御信号に接続されており、第3および第4の制御信号が活性化すると、サブビット線とメインビット線を第6の電圧に充電することを特徴とする。
このように構成された半導体記憶装置において、本発明の請求項1に記載の発明と比べてメモリセルが大きくなるが、サブビット線への追加充電が不要になるので消費電流を削減でき、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
また請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の半導体記憶装置において、
第3のプリチャージ回路は、第9の入力端子と第10の入力端子の間に、互いに並列接続になるよう挿入された第1、第2のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第10の入力端子の間に挿入された、第5のスイッチ手段からなり、
第1のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第11の入力端子に接続されており、第2のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第12の入力端子に接続されており、第5のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第11の入力端子に接続されており、
第11の入力端子に接続されている第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、第12の入力端子に接続されている第4の制御信号も活性化状態(“L”レベル)にある場合は、第1、第2、第5のスイッチ手段は導通状態になり、
第5のスイッチ手段を介して電源電圧Vddから転送された電荷を、第10の入力端子に接続されているメインビット線の持つ容量と、第9の入力端子に接続されているサブビット線の持つ容量の間で再分配することで、サブビット線およびメインビット線を第6の電圧に充電し、
第11の入力端子に接続されている第3の制御信号が非活性化状態(“L”レベル)にあり、かつ、第12の入力端子に接続されている第4の制御信号も非活性化状態(“H”レベル)にある場合には、第1、第2のスイッチ手段は非導通状態になり、サブビット線とメインビット線は電気的に切断されることを特徴とする。
また請求項16に記載の発明は、請求項14または15記載の半導体記憶装置において、
第3のメモリセルは、記憶されたデータに応じてゲート電極がサブビット線に接続され、ソース電極とドレイン電極を短絡してワード線が接続されている場合、ワード線の活性化を受けて、ゲート容量とサブビット線の持つ容量の間で起こる電荷の再分配にて、サブビット線の電圧を第7の電圧まで押し上げ、差動増幅回路おいて、第6の電圧を参照電圧として、第7の電圧が“H”レベルであると判定されるのに十分であることを特徴とする。
また請求項17に記載の発明は、
複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第13、第14、第15の入力端子を有する第4のプリチャージ回路とを備える第4のサブアレイを、マトリクス状に配置した第4のメモリセルアレイと、
外部アドレス信号を取り込み、第4のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
外部アドレス信号を取り込み、第4のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第6の制御信号群を生成する第4の制御回路と、
メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
アンプ回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
複数のメインビット線を、コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
第1のメモリセルは、ゲート電極を複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルにサブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
差動増幅回路は、第1および第2の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第3および第4の入力端子を、それぞれ第1および第2の制御信号に接続されており、第1および第2の制御信号が活性化すると、サブビット線の電圧とメインビット線の電圧の差を増幅し、
第4のプリチャージ回路は、第13および第14の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第15の入力端子を、第6の制御信号に接続されており、第6の制御信号が活性化すると、メインビット線を第8の電圧に充電することを特徴とする。
このように構成された半導体記憶装置において、本発明の請求項1に記載の発明と比べて素子を2つ、制御信号を1本削減することで省面積化した、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
また請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の半導体記憶装置において、
第4のプリチャージ回路は、第13の入力端子と第14の入力端子の間に挿入された第6のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第13の入力端子の間に挿入された、第7のスイッチ手段からなり、
第6のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第15の入力端子に接続されており、第7のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を接地電圧Vssに接続されており、
第15の入力端子に接続されている第6の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にある場合は、第6のスイッチ手段は導通状態になり、第7のスイッチ手段は常に導通状態にあるので、メインビット線の電圧を第8の電圧に充電し、第8の電圧は、サブビット線の電圧より第6のスイッチ手段の閾値電圧分低くなることで、差動増幅回路において、第8の電圧を参照電圧としてサブビット線の電圧が“H”レベルであると判定されることを特徴とする。
また請求項19に記載の発明は、
複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第16、第17の入力端子を有する第5のプリチャージ回路とを備える第5のサブアレイを、マトリクス状に配置した第5のメモリセルアレイと、
外部アドレス信号を取り込み、第5のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
外部アドレス信号を取り込み、第5のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
アンプ回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
複数のメインビット線を、コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第6のプリチャージ回路を備え、
第1のメモリセルは、ゲート電極を複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルにサブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
差動増幅回路は、第1および第2の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第3および第4の入力端子を、それぞれ第1および第2の制御信号に接続されており、第1および第2の制御信号が活性化すると、サブビット線の電圧とメインビット線の電圧の差を増幅し、
第5のプリチャージ回路は、第16の入力端子をサブビット線に接続されて第10の電圧に充電し、第17の入力端子をメインビット線に接続されて第11の電圧に充電することを特徴とする。
このように構成された半導体記憶装置において、本発明の請求項1に記載の発明に対して電流増加は否めないが、素子を2つ、制御信号を2本削減することで省面積化した、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
また請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の半導体記憶装置において、
第5のプリチャージ回路は、電源電圧Vddと第16の入力端子の間に挿入された第8のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第17の入力端子の間に挿入された、第9のスイッチ手段からなり、
第8のスイッチ手段は、PチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を接地電圧Vssに接続されており、サブビット線の電圧を常に第9の電圧に充電し、第9のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を電源電圧Vddに接続されていることを特徴とする。
また請求項21に記載の発明は、
複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第18、第19、第20、第21の入力端子を有する第7のプリチャージ回路とを備える第6のサブアレイを、マトリクス状に配置した第6のメモリセルアレイと、
外部アドレス信号を取り込み、第6のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
外部アドレス信号を取り込み、第6のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
ロウアドレス選択信号群とコラムアドレス選択信号群を取り込み、第7、第8の制御信号を生成する第5の制御回路と、
メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
アンプ回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
第22、第23、第24の入力端子を有する第8のプリチャージ回路を備え、
第1のメモリセルは、ゲート電極を複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルにサブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
差動増幅回路は、第1および第2の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第3および第4の入力端子を、それぞれ第1および第2の制御信号に接続されており、第1および第2の制御信号が活性化すると、サブビット線の電圧とメインビット線の電圧の差を増幅し、
第7のプリチャージ回路は、第18および第19の入力端子を、それぞれサブビット線および複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第20および第21の入力端子を、それぞれ第3および第4の制御信号に接続されており、
第8のプリチャージ回路は、第22の入力端子を複数のメインビット線のうちの1本に接続され、第23、第24の入力端子を、それぞれ第7および第8の制御信号に接続されており、
第3および第4の制御信号が活性化すると、サブビット線とメインビット線を第11の電圧に充電し、第3および第4の制御信号が非活性化した後、第7および第8の制御信号線が活性化すると、メインビット線の電圧のみ第12の電圧に充電することを特徴とする。
このように構成された半導体記憶装置において、本発明の請求項1に記載の発明に対して素子増加、制御複雑化は否めないが、サブビット線を非活性化時に“H”レベルにする必要がないので低消費電流で、大容量かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMを実現することができる。
また請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の半導体記憶装置において、
第7のプリチャージ回路は、第18の入力端子と第19の入力端子の間に、互いに並列接続になるように挿入された第10のスイッチ手段と、第11のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第18の入力端子の間に挿入された、第12のスイッチ手段と、電源電圧Vddと第19の入力端子の間に挿入された第13のスイッチ手段からなり、
第10のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、そのゲート電極は第20の入力端子に接続され、第11、第12、第13のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、それぞれのゲート電極を第21の入力端子に接続されており、
第8のプリチャージ回路は、第22の入力端子と電源電圧Vddの間に挿入された第14のスイッチ手段と、第22の入力端子と接地電圧Vssの間に挿入された第15のスイッチ手段からなり、
第14のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第7の制御信号に接続され、第15のスイッチ手段は、NチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を第8の制御信号に接続され、
第20の入力端子に接続されている第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、第21の入力端子に接続されている第4の制御信号が活性化状態(“L”レベル)にある場合は、第10、第11のスイッチ手段は導通状態になり、かつ、第12、第13のスイッチ手段も導通状態になるので、サブビット線および、メインビット線を第11の電圧に充電し、
第22の入力端子に接続されている第7の制御信号が活性化状態(“L”レベル)になり、かつ、第23の入力端子に接続されている第8の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にある場合には、第14のスイッチ手段と第15のスイッチ手段がともに導通状態にあるので、メインビット線を第12の電圧に充電し、
第15の電圧は、第14のスイッチ手段と第15のスイッチ手段の電流駆動能力で一意に決まる電圧であり、差動増幅回路において、第12の電圧を参照電圧としてサブビット線の電圧(第11の電圧)が“H”レベルであると判定されることを特徴とする。
以上のように本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、階層型ビット線構造を有し、メインビット線とサブビット線の間に差動増幅回路を挿入し、メインビットの電圧をサブビットの電圧より低く設定することで読み出し動作の安定化と大容量化を両立し、メモリセル電流が低減しても高速にデータを読み出すことができる半導体記憶装置を容易に提供する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における回路の概略図である。
図1において、1はメモリセルアレイ、2はワード線群WLk<i>(k=0〜y、i=0〜n)、3はメインビット線群MBL<j>(j=0〜m)、4は複数のサブアレイ群MSA<i,j>(i=0〜n、j=0〜m)である。メモリセルアレイ1は、複数のサブアレイ群4MSA<i,j>にて構成される。メモリセルアレイ1において、コラム方向(すなわち、jの値が同じ方向)に並んだサブアレイ群4MSA<i,j>には、jの値が共通なメインビット線群3MBL<j>が接続されている。
5は入力バッファであり、マスクROM外部から入力されたアドレスや制御信号の波形整形を行い、マスクROM内部に伝える。6は第1のデコード回路であり、入力バッファ5から出力されたロウアドレス選択信号に応じて、ワード線群2WLk<i>のうちの1本を選択する。7は第2のデコード回路であり、入力バッファ5から出力されたコラムアドレス選択信号に応じて、メインビット線群3MBL<j>のうちの1本を選択する。8はメインアンプであり、第2のデコード回路7を介して、メインビット線群3MBL<j>と接続されている。9はデータ出力バッファであり、メインアンプ8にて増幅された読み出しデータを、マスクROM外部に伝達する。10は第1の制御回路、11aはサブアンプ制御信号SEPk<j>、11bはサブアンプ制御信号SENk<j>であり、第1の制御回路10は、ロウアドレス選択信号および、コラムアドレス選択信号に応じて、サブアンプ制御信号11aSEPk<j>およびサブアンプ制御信号11bSENk<j>を生成する。12は第2の制御回路、12aはサブプリチャージ制御信号PRPk<j>、12bはサブプリチャージ制御信号PRNk<j>であり、第2の制御回路12は、ロウアドレス選択信号および、コラムアドレス選択信号に応じて、サブプリチャージ制御信号12aPRPk<j>およびサブプリチャージ制御信号12bPRNk<j>を生成する。13はメインビット線プリチャージ回路であり、非選択状態にあるメインビット線群3MBL<j>を“L”レベルに充電する。
次に図2、図3を参照しながら図1の動作を説明する。ここで図2は本発明の第1の実施の形態におけるサブアレイの概略図であり、図1におけるサブアレイ群4MSA<i,j>のうちの1つであるMSA<0,0>を表している。図2において、14はNチャンネルMOS型トランジスタからなるメモリセル群MC0<i>であり、メモリセル群MCk<i>(k=0〜y、i=0〜n)のうちk=0なる一組を表す。15はサブビット線SBL0<0>であり、複数のサブビット線SBLk<j>(k=0〜y、j=0〜m)のうちの1本を表している。16はメインビット線MBL<0>であり、ビット線群3MBL<j>のうちの1本を表す。17はワード線群WL0<i>であり、ワード線群2WLk<i>(k=0〜y,i=0〜n)のうち、k=0なる一組を表す。18はサブアンプ回路であり、PチャンネルMOS型トランジスタPC1、PD1、PD2および、NチャンネルMOS型トランジスタNC1、ND1、ND2からなる差動増幅回路からなる。19aはサブアンプ制御信号SEP0<0>であり、サブアンプ制御信号群11aSEPk<j>(k=0〜y、j=0〜m)のうちの1本を表し、19bはサブアンプ制御信号SEN0<0>であり、サブアンプ制御信号群11bSENk<j>(k=0〜y、j=0〜m)のうちの1本を表す。20はサブプリチャージ回路、21aはサブプリチャージ制御信号PRP0<0>であり、サブプリチャージ制御信号群12aPRPk<j>(k=0〜y、j=0〜m)のうちの1本を表し、21bはサブプリチャージ制御信号PRN0<0>であり、サブプリチャージ制御信号群12bPRNk<j>(k=0〜y、j=0〜m)のうちの1本を表す。サブプリチャージ回路20は、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>に接続された、PチャンネルMOS型トランジスタPT1と、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21bPRN0<0>に接続された、NチャンネルMOS型トランジスタNT1と、サブビット線15SBL0<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21bPRN0<0>に接続された、PチャンネルMOS型トランジスタPC2および、メインビット線16MBL<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21bPRN0<0>に接続された、NチャンネルMOS型トランジスタNC2からなる。
メモリセル群14MC0<i>(i=0〜n)のゲート電極には、ワード線群17WL0<i>(i=0〜n)が接続され、ソース電極には接地電圧Vssが接続されている。ここでメモリセル群14MC<i>のドレイン電極とサブビット線15SBL0<0>がコンタクト素子にて接続されている場合(図2中、MC0<0>)にデータ“0”を記憶し、接続されていない場合(図2中、MC0<n>)にはデータ”1“を記憶する。記憶するデータは、半導体製造工程にてプログラムされる。
以上のように構成された半導体記憶装置において、図3に示すタイミング動作(T10〜T19)を用いて説明する。ここでT10〜T14は、“0”データ読み出しを、T15〜T19は“1”データ読み出しを表している。
T10以前および、T14〜T15;初期状態。ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てが非活性化状態にある。従って、ワード線17WL0<1>およびWL0<n>の電圧は“L”レベル、メインビット線MBL<0>の電圧は“L”レベルとなる。(メインビット線プリチャージ回路13にて、非選択状態のメインビット線群3MBL<j>は“L”レベルプリチャージされる)このとき、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”レベル、21bPRN0<0>は“L”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPC2が導通状態となり、サブビット線15SBL0<0>は、サブビット線15SBL0<0>に接続されるメモリセル群14MC0<i>にて生じるカットオフ電流と、PチャンネルMOS型トランジスタPC2の電流にて任意に決まる電圧になる。(図3中、中間電圧VB0と記す)また、サブアンプ制御信号19aSEP0<0>は“H”レベル、19bSEN0<0>は“L”レベルにあるので、サブアンプ回路18は停止状態にある。
T10〜T11および、T15〜T16;メインビット線プリチャージ、サブビット線とのイコライズ期間
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号のうち、それぞれ1本が活性化し、メインビット線16MBL<0>が選択される。(メインビット線プリチャージ回路13による、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が停止される)ここで、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”→“L”→“H”レベル、21bPRN0<0>は“L”→“H”→“L”レベルに遷移するワンショットパルス信号であり、この期間は、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“L”、21bPRN0<0>は“H”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPT1、NチャンネルMOS型トランジスタNT1および、NチャンネルMOS型トランジスタNC2がそれぞれ導通状態になり、PチャンネルMOS型トランジスタPC2が非導通状態になる。従って、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の電圧は、サブビット線15SBL0<0>に接続されるメモリセル群14MC0<i>にて生じるカットオフ電流と、NチャンネルMOS型トランジスタNC2の電流にて任意に決まる値(=電源電圧Vdd−NチャンネルMOS型トランジスタNC2の閾値電圧以下)になる。(図3中、中間電圧VB1と記す)
T11〜12、T16〜T17;サブビット線への追加充電期間
T11およびT16にて、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>および、21bPRN0<0>は、それぞれ非活性化するので、PチャンネルMOS型トランジスタPT1、NチャンネルMOS型トランジスタNT1はおよび、NチャンネルMOS型トランジスタNC2はそれぞれ非導通状態になり、PチャンネルMOS型トランジスタPC2は導通状態になるので、メインビット線16MBL<0>の電圧は中間電圧VB1を保持したまま、サブビット線15SBL0<0>の電圧が中間電圧VB0になる。
T12;ワード線選択( “0”データ読み出し開始)
T12にてワード線17WL0<0>が活性化すると、メモリセル14MC0<0>を介して、サブビット線15SBL0<0>の電圧が接地電圧Vssに向かって、少しずつ引き下げられていく。
T13;サブアンプ起動(“0”データ読み出し完了)
T13にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルに遷移し、サブアンプ回路18を起動する。サブビット線15SBL0<0>の電圧が、メインビット線16MBL<0>の電圧VB1より十分低くなるよう、T13のタイミングを調整すれば、サブアンプ回路18はサブビット線15SBL0<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げ、メインビット線16MBL<0>の電圧“H”レベルと認識して電源電圧Vddまで引き上げる。
メインビット線16MBL<0>=“H”レベルは、“0”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T17;ワード線選択( “1”データ読み出し開始)
T17にてワード線17WL0<n>が活性化しても、サブビット線15SBL0<0>の電圧は中間電圧VB0を維持する。
T18;サブアンプ起動(“1”データ読み出し完了)
T18にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルにそれぞれ活性化し、サブアンプ回路18を起動する。メインビット線16MBL<0>の電圧VB1は、サブビット線15SBL0<0>の電圧VB0よりNチャンネルMOS型トランジスタの閾値電圧分低いので、サブアンプ回路18はメインビット線16MBL<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げる。
メインビット線16MBL<0>=“L”レベルは、“1”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T14、T19;読み出し動作終了
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号が、それぞれ非活性化するので、メインビット線プリチャージ回路13により、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が再開される。また、サブアンプ制御信号19aSEP0<0>および、SEN0<0>19bが、それぞれ非活性化するので、サブビット線15SBL0<0>は中間電圧VB0に充電される。
以上のように本発明の第1の実施の形態における半導体記憶装置は、階層構造にてメインビット線とサブビット線の間に差動増幅回路を挿入し、メインビット線の電圧をサブビット線の電圧より低く設定することで、大容量化と動作の安定化を両立することができる。従ってメモリセル電流が低減しても高速にデータを読み出すことができる大容量マスクROMの実現を可能にする。
また、サブアンプ回路18およびサブプリチャージ回路20は、それぞれロウアドレス信号およびコラムアドレス信号にて選択されたサブアレイ群4MSA<i,j>ごとに活性化するので、省電力化を図る効果もある。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態における回路の概略図である。
図4と本発明の第1の実施の形態における図1の違いは、第1のメモリアレイがメモリアレイ22に、サブアレイ4がサブアレイ23に置き換わり、第3の制御回路24および、ソース制御信号群25SLk<i>(k=0〜y、i=0〜n)が追加されていること以外にないので、詳細説明は省略する。
次に図5、図6を参照しながら図4の動作を説明する。ここで図5は本発明の第2の実施の形態におけるサブアレイの概略図であり、図2との違いは、メモリセル群14がメモリセル群26に置き換わり、ソース制御信号27SL0<i>(i=0〜n)が追加されている以外にないので、詳細説明は省略する。ここでソース制御信号27SL0<i>は、ソース制御信号群25SLk<i>(k=0〜y,i=0〜n)のうち、k=0なる一組を表す。
メモリセル群26MC0<i>(i=1〜n)のゲート電極には、ワード線群17WL0<i>(i=1〜n)が接続され、ソース電極にはソース制御信号27SL0<i>(i=0〜n)が接続されている。ソース制御信号27SL0<i>の電圧は、メモリセル群26MC0<i>が選択されるときに接地電圧Vssに遷移し、選択されないときにはメモリセル群26MC0<i>の閾値電圧を上げてカットオフ電流の発生を抑えるために設定された電圧(図6中、中間電圧VB2と記す)に遷移する。
ここでメモリセル群26MC<i>のドレイン電極とサブビット線15SBL0<0>がコンタクト素子にて接続されている場合(図5中、MC0<0>)にデータ“0”を記憶し、接続されていない場合(図5中、MC0<n>)にはデータ”1“を記憶する。記憶するデータは、半導体製造工程にてプログラムされる。
以上のように構成された半導体記憶装置において、図6に示すタイミング動作(T20〜T29)を用いて説明する。ここでT20〜T24は、“0”データ読み出しを、T25〜T29は“1”データ読み出しを表している。図6と図3の違いは、ソース制御信号26SL0<0>とSL0<n>が追加されている以外にない。
T20以前および、T24〜T25;初期状態。ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てが非活性化状態にある。従って、ワード線17WL0<1>およびWL0<n>の電圧は“L”レベル、メインビット線MBL<0>の電圧は“L”レベルとなる(メインビット線プリチャージ回路13にて、非選択状態のメインビット線群3MBL<0>は“L”レベルプリチャージされる)ここで、ソース制御信号27SL0<0>およびSL0<n>は、メモリセル群26MC0<0>およびMC0<n>のカットオフ電流を抑えるために設定された電圧(中間電圧VB2)になる。またサブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”レベル、PRN0<0>21bは“L”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPC2が導通状態となり、サブビット線15SBL0<0>の電圧は電源電圧Vddになる。またサブアンプ制御信号19aSEP0<0>は“H”レベル、19bSEN0<0>は“L”レベルにあるので、サブアンプ回路18は停止状態にある。
T20〜T21および、T25〜T26;メインビット線プリチャージ、サブビット線とのイコライズ期間
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号のうち、それぞれ1本が活性化し、メインビット線16MBL<0>が選択される。(メインビット線プリチャージ回路13による、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が停止される)ここで、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”→“L”→“H”レベル、PRN0<0>21bは“L”→“H”→“L”レベルに遷移するワンショットパルス信号であり、この期間は、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“L”、21bPRN0<0>は“H”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPT1、NチャンネルMOS型トランジスタNT1および、NチャンネルMOS型トランジスタNC2がそれぞれ導通状態になり、PチャンネルMOS型トランジスタPC2が非導通状態になる。同時に、ソース制御信号27(T20〜T21ではSL0<0>、T25〜T26ではSL0<n>)は接地電圧Vssに遷移しているので、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の電圧は、T20〜T21ではサブビット線15SBL0<0>に接続されるメモリセル群26MC0<0>にて生じるカットオフ電流と、NチャンネルMOS型トランジスタNC2の電流にて任意に決まる値(=電源電圧Vdd−NチャンネルMOS型トランジスタNC2の閾値電圧以下)になり、(図6中、中間電圧VB3と記す)T25〜T26では電源電圧Vdd−NチャンネルMOS型トランジスタNC2の閾値電圧となる。ここで、T25〜T26では、ソース制御信号SL0<n>が接地電圧に遷移するが、メモリセルMC0<n>のトランジスタのドレインは開放されているので、サブビット線の電圧に影響しない。
T21〜22、T26〜T27;サブビット線への追加充電期間
T21およびT26にて、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>および、21bPRN0<0>は、それぞれ非活性化するので、PチャンネルMOS型トランジスタPT1、NチャンネルMOS型トランジスタNT1はおよび、NチャンネルMOS型トランジスタNC2はそれぞれ非導通状態になり、PチャンネルMOS型トランジスタPC2は導通状態になる。従ってメインビット線16MBL<0>の電圧は中間電圧VB3を保持したまま、サブビット線15SBL0<0>の電圧は、T21〜T22ではPチャンネルMOS型トランジスタPC2の電流能力とメモリセル群26MC0<0>にて生じるカットオフ電流で任意に決まる電圧(図6中、中間電圧VB4と記す)になり、T26〜T27では電源電圧Vddになる。
T22;ワード線選択( “0”データ読み出し開始)
T22にてワード線17WL0<0>が活性化すると、メモリセルMC0<0>を介して、サブビット線15SBL0<0>の電圧が接地電圧Vssに向かって、少しずつ引き下げられていく。
T23;サブアンプ起動(“0”データ読み出し完了)
T23にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルに遷移し、サブアンプ回路18を起動する。サブビット線15SBL0<0>の電圧が、メインビット線16MBL<0>の電圧VB3より十分低くなるよう、T23のタイミングを調整すれば、サブアンプ回路18はサブビット線15SBL0<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げ、メインビット線16MBL<0>の電圧“H”レベルと認識して電源電圧Vddまで引き上げる。
メインビット線16MBL<0>=“H”レベルは、“0”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T27;ワード線選択( “1”データ読み出し開始)
T27にてワード線17WL0<n>が活性化しても、サブビット線15SBL0<0>の電圧は電源電圧Vddを維持する。
T28;サブアンプ起動(“1”データ読み出し完了)
T28にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルにそれぞれ活性化し、サブアンプ回路18を起動する。メインビット線16MBL<0>の電圧(=電源電圧Vdd−NチャンネルMOS型トランジスタの閾値電圧)は、サブビット線15SBL0<0>の電圧(=電源電圧Vdd)より低いので、メインビット線16MBL<0>の電圧を接地電圧Vssまで引き下げる。
メインビット線16MBL<0>=“L”レベルは、“1”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T24、T29;読み出し動作終了
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号が、それぞれ非活性化するので、メインビット線プリチャージ回路13により、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が再開される。またソース制御信号27SL0<i>も中間電圧VB2に遷移するので、サブビット線15SBL0<0>の電圧は、電源電圧Vddになる。
以上のように本発明の第2の実施の形態における半導体記憶装置は、本発明の第1の実施の形態と比べて回路規模が大きくなり、制御も複雑になっていることは否めないが、メモリセルにて生じるカットオフ電流を制限できるので低消費電力であり、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の第3の実施の形態における回路の概略図である。
図7と本発明の第1の実施の形態における図1の違いは、メモリアレイ1がメモリアレイ28に、サブアレイ4がサブアレイ29に置換されている以外にないので、詳細説明は省略する。
次に図8、図9を参照しながら図7の動作を説明する。ここで図8は本発明の第3の実施の形態におけるサブアレイの概略図であり、図2との違いは、メモリセル群14がメモリセル群30に、サブプリチャージ回路20がサブプリチャージ回路31に置換されている以外にない。
サブプリチャージ回路31は、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>に接続された、PチャンネルMOS型トランジスタPT1と、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21bPRN0<0>に接続された、NチャンネルMOS型トランジスタNT1と、メインビット線16MBL<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21bPRN0<0>に接続された、NチャンネルMOS型トランジスタNC2からなる。
メモリセル群30MC0<i>(i=1〜n)は、記憶するデータに応じて、
ゲート電極にワード線群17WL0<i>(i=1〜n)が接続され、ソース電極が接地電圧Vssに接続され、ドレイン電極がサブビット線15SBL0<0>に接続される(=“0”データを記憶)か、または、ゲート電極がサブビット線15SBL0<0>に接続され、ソース電極とドレイン電極がそれぞれ短絡した上で、ワード線群17WL0<i>に接続されている。(=“1”データを記憶)記憶するデータは、半導体製造工程にてプログラムされる。
以上のように構成された半導体記憶装置において、図9に示すタイミング動作(T30〜T39)を用いて説明する。ここでT30〜T34は、“0”データ読み出しを、T35〜T39は“1”データ読み出しを表している。
T30以前および、T34〜T35;初期状態。ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てが非活性化状態にある。従って、ワード線17WL0<1>およびWL0<n>の電圧は“L”レベル、メインビット線MBL0の電圧は“L”レベルとなる(メインビット線プリチャージ回路13にて、非選択状態のメインビット線群3MBL<j>は“L”レベルにプリチャージされる)このとき、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”レベル、21bPRN0<0>は“L”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPT1、NチャンネルMOS型トランジスタNT1および、NチャンネルMOS型トランジスタNC2は非導通状態であり、サブビット線15SBL0<0>はHiz状態となるが、サブアンプ制御信号19aSEP0<0>は“H”レベル、19bSEN0<0>は“L”レベルにあるので、サブアンプ回路18は停止状態であり、動作不具合を引き起こすことはない。
T30〜T31および、T35〜T36;メインビット線プリチャージ、サブビット線とのイコライズ期間
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号のうち、それぞれ1本が活性化し、メインビット線16MBL<0>が選択される。(メインビット線プリチャージ回路13による、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が停止される)ここで、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”→“L”→“H”レベル、PRN0<0>21bは“L”→“H”→“L”レベルに遷移するワンショットパルス信号であり、この期間は、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“L”、21bPRN0<0>は“H”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPT1、NチャンネルMOS型トランジスタNT1および、NチャンネルMOS型トランジスタNC2がそれぞれ導通状態になる。従って、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の電圧は、サブビット線15SBL0<0>に接続されるメモリセル群30MC0<i>にて生じるカットオフ電流と、NチャンネルMOS型トランジスタNC2の電流にて任意に決まる値(=電源電圧Vdd−NチャンネルMOS型トランジスタNC2の閾値電圧以下)になる(図3中、中間電圧VB5と記す)
T32;ワード線選択( “0”データ読み出し開始)
T32にてワード線17WL0<0>が活性化すると、メモリセル30MC0<0>を介して、サブビット線15SBL0<0>の電圧が接地電圧Vssに向かって、少しずつ引き下げられていく。
T33;サブアンプ起動(“0”データ読み出し完了)
T33にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルに遷移し、サブアンプ回路18を起動する。サブビット線15SBL0<0>の電圧が、メインビット線16MBL<0>の電圧VB1より十分低くなるよう、T33のタイミングを調整すれば、サブアンプ回路18はサブビット線15SBL0<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げ、メインビット線16MBL<0>の電圧“H”レベルと認識して電源電圧Vddまで引き上げる。
メインビット線16MBL<0>=“H”レベルは、“0”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T37;ワード線選択( “1”データ読み出し開始)
T37にてワード線17WL0<n>が活性化すると同時に、メモリセル30MC0<n>のゲート容量とサブビット線の容量との間で電荷の再分配が起こり、サブビット線15SBL0<0>の電圧を任意のレベルまで引き上げる。(図9中、VB6と記す)
T38;サブアンプ起動(“1”データ読み出し完了)
T38にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルにそれぞれ活性化し、サブアンプ回路18を起動する。メインビット線16MBL<0>の電圧VB5は、サブビット線15SBL0<0>の電圧VB6より十分低いので、サブアンプ回路18はメインビット線16MBL<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げる。
メインビット線16MBL<0>=“L”レベルは、“1”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T34、T39;読み出し動作終了
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号が、それぞれ非活性化するので、メインビット線プリチャージ回路13により、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が再開される。
以上のように本発明の第3の実施の形態における半導体記憶装置は、本発明の第1の実施の形態と比べてメモリセルが大きくなるが、サブビット線への追加充電が不要になるので消費電流を削減でき、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
(第4の実施の形態)
図10は、本発明の第4の実施の形態における回路の概略図である。
図10と本発明の第1の実施の形態における図1の違いは、メモリアレイ1がメモリアレイ32に、サブアレイ4がサブアレイ33に、第2の制御回路11が第4の制御回路34に、サブプリチャージ制御信号12a、12bがサブプリチャージ制御信号35に置換されている以外にないので、詳細説明は省略する。
次に図11、図12を参照しながら図10の動作を説明する。ここで図11は本発明の第4の実施の形態におけるサブアレイの概略図であり、図2との違いは、サブプリチャージ回路20がサブプリチャージ回路36に、サブプリチャージ制御信号21a、21bがサブプリチャージ制御信号37に置換されている以外にない。
サブプリチャージ回路36は、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号37PRN0<0>に接続されたNチャンネルMOS型トランジスタNT2と、サブビット線15SBL0<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極を接地された、PチャンネルMOS型トランジスタPC3からなる。
以上のように構成された半導体記憶装置において、図12に示すタイミング動作(T40〜T49)を用いて説明する。ここでT40〜T44は、“0”データ読み出しを、T45〜T49は“1”データ読み出しを表している。
T40以前および、T44〜T45;初期状態。ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てが非活性化状態にある。従って、ワード線17WL0<1>およびWL0<n>の電圧は“L”レベル、メインビット線MBL<0>の電圧は“L”レベルとなる。(メインビット線プリチャージ回路13にて、非選択状態のメインビット線群3MBL<j>は“L”レベルプリチャージされる)このとき、サブプリチャージ制御信号37PRN0<0>は“L”レベルにあるので、NチャンネルMOS型トランジスタNT2は非導通状態にあり、PチャンネルMOS型トランジスタPC3は常に導通状態であるので、サブビット線15SBL0<0>の電圧は、PチャンネルMOS型トランジスタPC3の電流能力と、サブビット線15SBL0<0>に接続されるメモリセル群14MC0<i>で発生するカットオフ電流にて任意に決まる。(図12中、中間電圧VB7と記す)
T40〜T41および、T45〜T46;メインビット線プリチャージ、サブビット線とのイコライズ期間
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号のうち、それぞれ1本が活性化し、メインビット線16MBL<0>が選択される。(メインビット線プリチャージ回路13による、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が停止される)ここで、サブプリチャージ制御信号34PRN0<0>は“L”→“H”→“L”レベルに遷移するワンショットパルス信号であり、この期間は“H”レベルにあるので、NチャンネルMOS型トランジスタNT2が導通状態になる。従って、サブビット線15SBL0<0>の電圧は中間電圧VB7を維持し、メインビット線16MBL<0>の電圧は、NチャンネルMOS型トランジスタNT2を介してサブビット線15SBL0<0>に短絡されるので、中間電圧VB7−NチャンネルMOS型トランジスタNT2の閾値電圧(図12中、中間電圧VB8と記す)になる。
T42;ワード線選択( “0”データ読み出し開始)
T42にてワード線17WL0<0>が活性化すると、メモリセル14MC0<0>を介して、サブビット線15SBL0<0>の電圧が接地電圧Vssに向かって、少しずつ引き下げられていく。
T43;サブアンプ起動(“0”データ読み出し完了)
T43にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルに遷移し、サブアンプ回路18を起動する。サブビット線15SBL0<0>の電圧が、メインビット線16MBL<0>の電圧VB7より十分低くなるよう、T43のタイミングを調整すれば、サブアンプ回路18はサブビット線15SBL0<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げ、メインビット線16MBL<0>の電圧“H”レベルと認識して電源電圧Vddまで引き上げる。
メインビット線16MBL<0>=“H”レベルは、“0”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T47;ワード線選択( “1”データ読み出し開始)
T47にてワード線17WL0<n>が活性化しても、サブビット線15SBL0<0>の電圧は中間電圧VB7を維持する。
T48;サブアンプ起動(“1”データ読み出し完了)
T48にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルにそれぞれ活性化し、サブアンプ回路18を起動する。メインビット線16MBL<0>の電圧VB8は、サブビット線15SBL0<0>の電圧VB7よりNチャンネルMOS型トランジスタNT2の閾値電圧分低いので、サブアンプ回路18はメインビット線16MBL<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げる。
メインビット線16MBL<0>=“L”レベルは、“1”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T44、T49;読み出し動作終了
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号が、それぞれ非活性化するので、メインビット線プリチャージ回路13により、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が再開される。また、サブアンプ制御信号19aSEP0<0>および、SEN0<0>19bが、それぞれ非活性化するので、サブビット線15SBL0<0>は中間電圧VB7に充電される。
以上のように本発明の第4の実施の形態における半導体記憶装置は、本発明の第1の実施の形態と比べて素子を2つ、制御信号を1本削減することで省面積化した、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
(第5の実施の形態)
図13は、本発明の第5の実施の形態における回路の概略図である。
図13と本発明の第1の実施の形態における図1の違いは、メモリアレイ1がメモリアレイ38に、サブアレイ4がサブアレイ39に置換されて、第2の制御回路11および、サブプリチャージ制御信号12aPRPk<i>、および12bPRNk<i>が削除されている以外にないので、詳細説明は省略する。
次に図14、図15を参照しながら図13の動作を説明する。ここで図14は本発明の第5の実施の形態におけるサブアレイの概略図であり、図2との違いは、サブプリチャージ回路20がサブプリチャージ回路40に置換され、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>および、21bPRN0<0>が削除されている以外にない。
サブプリチャージ回路40は、サブビット線15SBL0<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極を接地電圧Vssに接続されたPチャンネルMOS型トランジスタPC3と、メインビット線16MBL<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極を電源電圧Vddに接続されたNチャンネルMOS型トランジスタNC3からなる。
以上のように構成された半導体記憶装置において、図15に示すタイミング動作(T50〜T59)を用いて説明する。ここでT50〜T54は、“0”データ読み出しを、T55〜T59は“1”データ読み出しを表している。
T50以前および、T54〜T55;初期状態。ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てが非活性化状態にある。従って、ワード線17WL0<1>およびWL0<n>の電圧は“L”レベルにある。サブビット線15SBL0<0>の電圧は、PチャンネルMOS型トランジスタPC3の電流能力とメモリセル群14MC0<i>にて発生するカットオフ電流にて任意に決まる電圧にあり(図15中、中間電圧VB9と記す)、メインビット線MBL<0>の電圧は“L”レベルとなる(メインビット線プリチャージ回路13にて、非選択状態のメインビット線群3MBL<j>は“L”レベルプリチャージされる)
T50〜T51および、T55〜T56;メインビット線プリチャージ期間
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号のうち、それぞれ1本が活性化し、メインビット線16MBL<0>が選択され(メインビット線プリチャージ回路13による、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が停止される)、NチャンネルMOS型トランジスタNC3にて“H”レベルに充電される(図15中、中間電圧VB10と記す)
T52;ワード線選択( “0”データ読み出し開始)
T52にてワード線17WL0<0>が活性化すると、メモリセル14MC0<0>を介して、サブビット線15SBL0<0>の電圧が接地電圧Vssに向かって、少しずつ引き下げられていく。
T53;サブアンプ起動(“0”データ読み出し完了)
T53にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルに遷移し、サブアンプ回路18を起動する。サブビット線15SBL0<0>の電圧が、メインビット線16MBL<0>の電圧VB10より十分低くなるよう、T53のタイミングを調整すれば、サブアンプ回路18はサブビット線15SBL0<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げ、メインビット線16MBL<0>の電圧“H”レベルと認識して電源電圧Vddまで引き上げる。
メインビット線16MBL<0>=“H”レベルは、“0”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T57;ワード線選択( “1”データ読み出し開始)
T57にてワード線17WL0<n>が活性化しても、サブビット線15SBL0<0>の電圧は中間電圧VB9を維持する。
T58;サブアンプ起動(“1”データ読み出し完了)
T58にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルにそれぞれ活性化し、サブアンプ回路18を起動する。メインビット線16MBL<0>の電圧VB10は、サブビット線15SBL0<0>の電圧VB9よりNチャンネルMOS型トランジスタNC3の閾値電圧分低いので、サブアンプ回路18はメインビット線16MBL<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げる。
メインビット線16MBL<0>=“L”レベルは、“1”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T54、T59;読み出し動作終了
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号が、それぞれ非活性化するので、メインビット線プリチャージ回路13により、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が再開される。また、サブアンプ制御信号19aSEP0<0>および、SEN0<0>19bが、それぞれ非活性化するので、サブビット線15SBL0<0>は中間電圧VB9に充電される。
以上のように本発明の第5の実施の形態における半導体記憶装置は、本発明の第1の実施の形態と比べて電流増加は否めないが、素子を2つ、制御信号を2本削減することで省面積化した、記憶容量がより大きく、かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMの実現が可能になる。
(第6の実施の形態)
図16は、本発明の第6の実施の形態における回路の概略図である。
図16と本発明の第1の実施の形態における図1の違いは、メモリアレイ1がメモリアレイ41に、サブアレイ4がサブアレイ42に置換されており、43は第5の制御回路、44aはメインビット線制御信号MBPk<j>(k=0〜y,j=0〜m)、44bはメインビット線制御信号MBNk<j>(k=0〜y,j=0〜m)を追加していることである。第5の制御回路43は、ロウアドレス選択信号および、コラムアドレス選択信号に応じて、メインビット線制御信号44aMBPk<j>および、44bMBNk<j>を生成する。
次に図17、図18を参照しながら図16の動作を説明する。ここで図17は本発明の第6の実施の形態におけるサブアレイの概略図であり、図2との違いは、サブプリチャージ回路20がサブプリチャージ回路45に置換され、46はメインビット線制御回路、47aはメインビット線制御信号MBP0<0>、47bはメインビット線制御信号MBN0<0>が追加されていることである。
サブプリチャージ回路45は、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>に接続された、PチャンネルMOS型トランジスタPT1と、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21bPRN0<0>に接続された、NチャンネルMOS型トランジスタNT1と、サブビット線15SBL0<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21bPRN0<0>に接続された、PチャンネルMOS型トランジスタPC2および、メインビット線16MBL<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極をサブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>に接続された、PチャンネルMOS型トランジスタPC4からなる。メインビット線制御回路46は、メインビット線16MBL<0>と電源電圧Vddの間に挿入され、ゲート電極をメインビット線制御信号47aMBP0<0>に接続されたPチャンネルMOS型トランジスタPC5と、メインビット線16MBL<0>と接地電圧Vssの間に挿入され、ゲート電極をメインビット線47bMBN0<0>に接続されたNチャンネルMOS型トランジスタNC4からなる。
以上のように構成された半導体記憶装置において、図16に示すタイミング動作(T60〜T69)を用いて説明する。ここでT60〜T64は、“0”データ読み出しを、T65〜T69は“1”データ読み出しを表している。
T60以前および、T64〜T65;初期状態。ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号の全てが非活性化状態にある。従って、ワード線17WL0<1>およびWL0<n>の電圧は“L”レベル、メインビット線MBL<0>の電圧は“L”レベルとなる(メインビット線プリチャージ回路13にて、非選択状態のメインビット線群3MBL<j>は“L”レベルプリチャージされる)このとき、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”レベル、21bPRN0<0>は“L”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPC2は非導通状態であり、サブビット線15SBL0<0>はHiz状態にあるが、サブアンプ回路18は停止しており問題ない。
T60〜T61および、T65〜T66;メインビット線プリチャージ、サブビット線とのイコライズ期間
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号のうち、それぞれ1本が活性化し、メインビット線16MBL<0>が選択される。(メインビット線プリチャージ回路13による、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が停止される)ここで、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“H”→“L”→“H”レベル、21bPRN0<0>は“L”→“H”→“L”レベルに遷移するワンショットパルス信号であり、この期間は、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>は“L”、21bPRN0<0>は“H”レベルにあるので、PチャンネルMOS型トランジスタPT1、NチャンネルMOS型トランジスタNT1および、PチャンネルMOS型トランジスタPC2および、PチャンネルMOS型トランジスタPC4が、それぞれ導通状態になる。従って、サブビット線15SBL0<0>とメインビット線16MBL<0>の電圧は、サブビット線15SBL0<0>に接続されるメモリセル群14MC0<i>にて生じるカットオフ電流と、PチャンネルMOS型トランジスタNC2およびPチャンネルMOS型トランジスタPC4の電流にて任意に決まる値になる(図16中、中間電圧VB11と記す)。
T61〜62、T66〜T67;メインビット線への追加充電期間
T61およびT66にて、サブプリチャージ制御信号21aPRP0<0>および、21bPRN0<0>はそれぞれ非活性化し、メインビット線制御信号47aMBP0<0>および、47bMBN0<0>はそれぞれ活性化する(メインビット線制御信号47aMBP0<0>は“H”→“L”→“H”、47bMBN0<0>は“L”→“H”→“L”なるワンショットパルス信号)ので、メインビット線制御回路におけるPチャンネルMOS型トランジスタPC5および、NチャンネルMOS型トランジスタNC4は、それぞれ導通状態になる。従ってメインビット線16MBL<0>の電圧は、PチャンネルMOS型トランジスタPC5の電流能力とNチャンネルMOS型トランジスタNC4の電流能力で一義に決まる。(図16中、中間電圧VB12と記す)ここで中間電圧VB12が中間電圧VB11より「低く」なるように、PチャンネルMOS型トランジスタPC5および、NチャンネルMOS型トランジスタNC4の電流能力は調整されている。
T62;ワード線選択( “0”データ読み出し開始)
T62にてワード線17WL0<0>が活性化すると、メモリセル14MC0<0>を介して、サブビット線15SBL0<0>の電圧が接地電圧Vssに向かって、少しずつ引き下げられていく。
T63;サブアンプ起動(“0”データ読み出し完了)
T63にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルに遷移し、サブアンプ回路18を起動する。サブビット線15SBL0<0>の電圧が、メインビット線16MBL<0>の電圧VB12より十分低くなるよう、T63のタイミングを調整すれば、サブアンプ回路18はサブビット線15SBL0<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げ、メインビット線16MBL<0>の電圧“H”レベルと認識して電源電圧Vddまで引き上げる。
メインビット線16MBL<0>=“H”レベルは、“0”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T67;ワード線選択( “1”データ読み出し開始)
T67にてワード線17WL0<n>が活性化しても、サブビット線15SBL0<0>の電圧は中間電圧VB11を維持する。
T68;サブアンプ起動(“1”データ読み出し完了)
T68にてサブアンプ制御信号19aSEP0<0>が“L”レベル、19bSEN0<0>が“H”レベルにそれぞれ活性化し、サブアンプ回路18を起動する。メインビット線16MBL<0>の電圧VB12は、サブビット線15SBL0<0>の電圧VB11より低くなるよう調整されているので、サブアンプ回路18はメインビット線16MBL<0>の電圧を“L”レベルと認識して接地電圧Vssまで引き下げる。
メインビット線16MBL<0>=“L”レベルは、“1”データとしてメインアンプ8およびデータ出力バッファ9を介してマスクROM外に出力される。
T64、T69;読み出し動作終了
ロウアドレス信号および、コラムアドレス信号が、それぞれ非活性化するので、メインビット線プリチャージ回路13により、メインビット線16MBL<0>への“L”レベル充電が再開される。
以上のように本発明の第6の実施の形態における半導体記憶装置は、本発明の第1の実施の形態と比べてエリアペナルティが大きいことは否めないが、サブビット線を非活性化時に“H”レベルにする必要がないので消費電力を削減でき、大容量かつ、高速にデータを読み出すことができるマスクROMを実現することができる。
本発明に係る半導体記憶装置は、階層型ビット線構造を有し、メインビット線とサブビット線の間に差動増幅回路を備え、メインビット線の電圧をサブビット線の電圧より低く設定する手法を有し、読み出し動作の安定化と大容量化を両立すると共に、メモリセル電流が低減しても高速にデータを読み出すことが出来る回路技術等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における半導体装置の概略図である。 第1の実施の形態におけるサブアレイの概略図である。 第1の実施の形態における動作波形の概略図である。 本発明の第2の実施の形態における半導体装置の概略図である。 第2の実施の形態におけるサブアレイの概略図である。 第2の実施の形態における動作波形の概略図である。 本発明の第3の実施の形態における半導体装置の概略図である。 第3の実施の形態におけるサブアレイの概略図である。 第3の実施の形態における動作波形の概略図である。 本発明の第4の実施の形態における半導体装置の概略図である。 第4の実施の形態におけるサブアレイの概略図である。 第4の実施の形態における動作波形の概略図である。 本発明の第5の実施の形態における半導体装置の概略図である。 第5の実施の形態におけるサブアレイの概略図である。 第5の実施の形態における動作波形の概略図である。 本発明の第6の実施の形態における半導体装置の概略図である。 第6の実施の形態におけるサブアレイの概略図である。 第6の実施の形態における動作波形の概略図である。 従来例における半導体記憶装置の概略図である。 従来例におけるサブアレイの概略図である。 従来例における動作波形の概略図である。
符号の説明
1 メモリセルアレイ
2 ワード線群
3 メインビット線群
4 サブアレイ群
5 入力バッファ
6 第1のデコード回路
7 第2のデコード回路
8 メインアンプ
9 データ出力バッファ
10 第1の制御回路
11a、11b サブアンプ制御信号群
12 第2の制御回路
13 メインビット線プリチャージ回路
14 メモリセル群
15 サブビット線
16 メインビット線
17 ワード線群
18 サブアンプ回路(差動増幅器)
19a、19b サブアンプ制御信号
20 サブプリチャージ回路
21a、21b サブプリチャージ制御信号
22 メモリセルアレイ
23 サブアレイ
24 第3の制御回路
25 ソース制御信号群
26 メモリセル群
27 ソース制御信号
28 メモリセルアレイ
29 サブアレイ
30 メモリセル群
31 サブプリチャージ回路
32 メモリアレイ
33 サブアレイ
34 第4の制御回路
35 サブプリチャージ制御信号群
36 サブプリチャージ回路
37 サブプリチャージ制御信号
38 メモリアレイ
39 サブアレイ
40 サブプリチャージ回路
41 メモリアレイ
42 サブアレイ
43 第5の制御回路
44a、44b メインビット線制御信号群
45 サブプリチャージ回路
46 メインビット線制御回路
47a、47b メインビット線制御信号
48 メモリアレイ
49 サブアレイ群
50 ロウブロック選択信号群
51 センスアンプ
52 プリチャージ回路
53 リーク電流補充回路
54 メモリセル群
55 サブビット線
56 メインビット線
57 ワード線群
58 ロウブロック選択信号

Claims (22)

  1. 複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第5、第6、第7、第8の入力端子を有する第1のプリチャージ回路とを備える第1のサブアレイを、マトリクス状に配置した第1のメモリセルアレイと、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第1のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第1のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
    前記メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
    前記アンプ回路に接続され、前記メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
    前記複数のメインビット線を、前記コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
    前記第1のメモリセルは、ゲート電極を前記複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルに前記サブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
    前記差動増幅回路は、前記第1および第2の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第3および第4の入力端子を、それぞれ前記第1および第2の制御信号に接続されており、前記第1および第2の制御信号が活性化すると、前記サブビット線の電圧と前記メインビット線の電圧の差を増幅し、
    前記第1のプリチャージ回路は、前記第5および第6の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第7および第8の入力端子を、それぞれ前記第3および第4の制御信号に接続されており、前記第3および第4の制御信号が活性化すると、前記サブビット線と前記メインビット線を第1の電圧に充電し、前記第3および第4の制御信号線が非活性化すると、前記サブビット線のみを第2の電圧に充電することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1のプリチャージ回路は、前記第5の入力端子と前記第6の入力端子の間に、互いに並列接続になるよう挿入された第1、第2のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第5の入力端子の間に挿入された、第3のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第6の入力端子の間に挿入された、第4のスイッチ手段からなり、
    前記第1のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第7の入力端子に接続されており、前記第2のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第8の入力端子に接続されており、前記第3のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第7の入力端子に接続されており、前記第4のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第7の入力端子に接続されており、
    前記第7の入力端子に接続されている前記第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、前記第8の入力端子に接続されている前記第4の制御信号も活性化状態(“L”レベル)にある場合は、前記第1、第2、第4のスイッチ手段は導通状態になり、前記第3のスイッチ手段は非導通状態になるので、前記第5の入力端子に接続されている前記サブビット線を、前記第6の入力端子に接続されている前記メインビット線とともに前記第4のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続することで、前記サブビット線を前記第1の電圧に充電し、
    前記第7の入力端子に接続されている前記第3の制御信号が非活性化状態(“L”レベル)にあり、かつ、前記第8の入力端子に接続されている前記第4の制御信号も非活性化状態(“H”レベル)にある場合には、前記第1、第2、第4のスイッチ手段は非導通状態になり、前記第3のスイッチ手段は導通状態になるので、前記サブビット線は前記第3のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続され、前記第2の電圧に充電されることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1の電圧は、前記第4のスイッチ手段の電流駆動能力と、前記サブビット線に接続されている前記複数の第1のメモリセルがもつカットオフ電流によって任意に決まるが、“電源電圧Vdd−前記第4のスイッチ手段の閾値電圧”より低くなることを特徴とする、請求項1または2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第2の電圧は、前記第のスイッチ手段の電流駆動能力と、前記サブビット線に接続されている前記複数の第1のメモリセルがもつカットオフ電流によって任意に決まるが、前記第1の電圧と比較して少なくとも前記第4のスイッチ手段の閾値電圧分は高くなり、
    前記差動増幅回路において、前記第1の電圧を参照電圧として、前記第2の電圧が“H”レベルであると判定されるのに十分であることを特徴とする、請求項1、2または3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1および第2の制御信号は、前記ワード線の活性化した後に活性化する信号であり、
    前記第3および第4の制御信号は、外部クロックに同期して活性化し、前記ワード線が活性化する前に非活性化するパルス信号であり、
    そのパルス幅は、前記サブビット線と前記メインビット線が、前記第1の電圧に充電されるのに十分な時間を確保しており、
    前記第3および第4の制御信号が非活性化してから、前記ワード線が活性化するまでの時間差は、前記サブビット線が前記第2の電圧に充電されるのに十分な時間を確保していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第2のプリチャージ回路は、非活性化状態にある前記メインビット線を“L”レベルに充電しておくことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第3のスイッチ手段の電流能力は、前記第1の電圧と前記第2の電圧の差が前記差動増幅回路の検知レベルに応じて調整されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第4のスイッチ手段の電流駆動能力は、前記第1のメモリセルの電流駆動能力より小さく、前記第1のメモリセルのカットオフ電流より十分大きくなるように調整されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  9. 前記サブビット線に接続される前記第1のメモリセルの総数は、前記第1のメモリセルのカットオフ電流の総量が、前記第4のスイッチ手段の電流駆動能力より十分小さくなるように調整されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  10. 複数の第2のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第5、第6、第7、第8の入力端子を有する第1のプリチャージ回路とを備える第2のサブアレイを、マトリクス状に配置した第2のメモリセルアレイと、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第2のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第2のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群を取り込み、第5の制御信号群を生成する第3の制御回路と、
    前記メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
    前記アンプ回路に接続され、前記メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
    前記複数のメインビット線を、前記コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
    前記第2のメモリセルは、ゲート電極を前記複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を前記第5の制御信号群に接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルに前記サブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
    前記差動増幅回路は、前記第1および第2の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第3および第4の入力端子を、それぞれ前記第1および第2の制御信号に接続されており、前記第1および第2の制御信号が活性化すると、前記サブビット線の電圧と前記メインビット線の電圧の差を増幅し、
    前記第1のプリチャージ回路は、前記第5および第6の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第7および第8の入力端子を、それぞれ前記第3および第4の制御信号に接続されており、前記第3および第4の制御信号が活性化すると、前記サブビット線と前記メインビット線を第3の電圧に充電し、前記第3および第4の制御信号線が非活性化すると、前記サブビット線のみを第4の電圧に充電することを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 前記第5の制御信号は、前記ロウアドレス選択信号が選択する、前記複数のワード線のうちの1本と同じ列に配置されている前記第2のメモリセル群のソース電極を、前記第2のメモリセル群のうちのひとつがアクセスされる場合には活性化状態(=第5の電圧)になり、前記第2のメモリセル群の全てがアクセスされない場合には非活性化状態(=接地電圧Vss)になり、前記第5の電圧は、前記第2のメモリセルにおける閾値電圧を上げ、カットオフ電流の発生を抑えることを特徴とする、請求項10記載の半導体記憶装置。
  12. 前記第1のプリチャージ回路は、前記第5の入力端子と前記第6の入力端子の間に、互いに並列接続になるよう挿入された第1、第2のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第5の入力端子の間に挿入された、第3のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第6の入力端子の間に挿入された、第4のスイッチ手段からなり、
    前記第1のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第7の入力端子に接続されており、前記第2のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第8の入力端子に接続されており、前記第3のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第7の入力端子に接続されており、前記第4のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第7の入力端子に接続されており、
    前記第7の入力端子に接続されている前記第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、前記第8の入力端子に接続されている前記第4の制御信号も活性化状態(“L”レベル)にある場合は、前記第1、第2、第4のスイッチ手段は導通状態になり、前記第3のスイッチ手段は非導通状態になるので、前記第5の入力端子に接続されている前記サブビット線を、前記第6の入力端子に接続されている前記メインビット線とともに前記第4のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続することで、前記サブビット線を前記第3の電圧に充電し、
    前記第7の入力端子に接続されている前記第3の制御信号が非活性化状態(“L”レベル)にあり、かつ、前記第8の入力端子に接続されている前記第4の制御信号も非活性化状態(“H”レベル)にある場合には、前記第1、第2、第4のスイッチ手段は非導通状態になり、前記第3のスイッチ手段は導通状態になるので、前記サブビット線は前記第3のスイッチ手段を介して電源電圧Vddに接続され、前記第4の電圧に充電されることを特徴とする、請求項10または11に記載の半導体記憶装置。
  13. 前記第3の電圧は、前記第3のスイッチ手段の電流駆動能力と、前記サブビット線に接続されている前記複数の第1のメモリセルのうち、前記ワード線で選択された1つがもつカットオフ電流によって任意に決まり、
    前記第4の電圧は、前記第4のスイッチ手段の電流駆動能力と、前記サブビット線に接続されている前記複数の第1のメモリセルのうち、前記ワード線で選択された1つがもつカットオフ電流によって任意に決まり、
    前記第3の電圧は、前記第4の電圧より、前記第3のスイッチ手段の閾値電圧分、低いことを特徴とする、請求項12記載の半導体記憶装置。
  14. 複数の第3のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第9、第10、第11、第12の入力端子を有する第3のプリチャージ回路とを備える第3のサブアレイを、マトリクス状に配置した第3のメモリセルアレイと、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第3のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第3のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
    前記メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
    前記アンプ回路に接続され、前記メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
    前記複数のメインビット線を、前記コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
    前記第3のメモリセルは、記憶するデータに対応して、ゲート電極を前記複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を前記サブビット線に接続された、または、ゲート電極を前記サブビット線に接続され、ソース電極とドレイン電極を短絡し、前記複数のワード線のうちの1本に接続された、Nチャンネル型MOSトランジスタからなり、
    前記差動増幅回路は、前記第1および第2の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第3および第4の入力端子を、それぞれ前記第1および第2の制御信号に接続されており、前記第1および第2の制御信号が活性化すると、前記サブビット線の電圧と前記メインビット線の電圧の差を増幅し、
    前記第3のプリチャージ回路は、前記第9および第10の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第11および第12の入力端子を、それぞれ前記第3および第4の制御信号に接続されており、前記第3および第4の制御信号が活性化すると、前記サブビット線と前記メインビット線を第6の電圧に充電することを特徴とする半導体記憶装置。
  15. 前記第3のプリチャージ回路は、前記第9の入力端子と前記第10の入力端子の間に、互いに並列接続になるよう挿入された第1、第2のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第10の入力端子の間に挿入された、第5のスイッチ手段からなり、
    前記第1のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第11の入力端子に接続されており、前記第2のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第12の入力端子に接続されており、前記第5のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第11の入力端子に接続されており、
    前記第11の入力端子に接続されている前記第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、前記第12の入力端子に接続されている前記第4の制御信号も活性化状態(“L”レベル)にある場合は、前記第1、第2、第5のスイッチ手段は導通状態になり、
    前記第5のスイッチ手段を介して電源電圧Vddから転送された電荷を、前記第10の入力端子に接続されている前記メインビット線の持つ容量と、前記第9の入力端子に接続されている前記サブビット線の持つ容量の間で再分配することで、前記サブビット線および前記メインビット線を前記第6の電圧に充電し、
    前記第11の入力端子に接続されている前記第3の制御信号が非活性化状態(“L”レベル)にあり、かつ、前記第12の入力端子に接続されている前記第4の制御信号も非活性化状態(“H”レベル)にある場合には、前記第1、第2のスイッチ手段は非導通状態になり、前記サブビット線と前記メインビット線は電気的に切断されることを特徴とする、請求項14に記載の半導体記憶装置。
  16. 前記第3のメモリセルは、記憶されたデータに応じてゲート電極が前記サブビット線に接続され、ソース電極とドレイン電極を短絡して前記ワード線が接続されている場合、前記ワード線の活性化を受けて、ゲート容量と前記サブビット線の持つ容量の間で起こる電荷の再分配にて、前記サブビット線の電圧を第7の電圧まで押し上げ、
    前記差動増幅回路おいて、前記第6の電圧を参照電圧として、前記第7の電圧が“H”レベルであると判定されるのに十分であることを特徴とする、請求項14または15記載の半導体記憶装置。
  17. 複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第13、第14、第15の入力端子を有する第4のプリチャージ回路とを備える第4のサブアレイを、マトリクス状に配置した第4のメモリセルアレイと、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第4のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第4のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第6の制御信号群を生成する第4の制御回路と、
    前記メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
    前記アンプ回路に接続され、前記メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
    前記複数のメインビット線を、前記コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第2のプリチャージ回路を備え、
    前記第1のメモリセルは、ゲート電極を前記複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルに前記サブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
    前記差動増幅回路は、前記第1および第2の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第3および第4の入力端子を、それぞれ前記第1および第2の制御信号に接続されており、前記第1および第2の制御信号が活性化すると、前記サブビット線の電圧と前記メインビット線の電圧の差を増幅し、
    前記第4のプリチャージ回路は、前記第13および第14の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第15の入力端子を、前記第6の制御信号に接続されており、前記第6の制御信号が活性化すると、前記メインビット線を第8の電圧に充電することを特徴とする半導体記憶装置。
  18. 前記第4のプリチャージ回路は、前記第13の入力端子と前記第14の入力端子の間に挿入された第6のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第13の入力端子の間に挿入された、第7のスイッチ手段からなり、
    前記第6のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第15の入力端子に接続されており、前記第7のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を接地電圧Vssに接続されており、
    前記第15の入力端子に接続されている前記第6の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にある場合は、前記第6のスイッチ手段は導通状態になり、前記第7のスイッチ手段は常に導通状態にあるので、前記メインビット線の電圧を第8の電圧に充電し、
    前記第8の電圧は、前記サブビット線の電圧より前記第6のスイッチ手段の閾値電圧分低くなることで、前記差動増幅回路において、前記第8の電圧を参照電圧として前記サブビット線の電圧が“H”レベルであると判定されることを特徴とする、請求項17に記載の半導体記憶装置。
  19. 複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第16、第17の入力端子を有する第5のプリチャージ回路とを備える第5のサブアレイを、マトリクス状に配置した第5のメモリセルアレイと、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第5のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第5のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
    前記メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
    前記アンプ回路に接続され、前記メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
    前記複数のメインビット線を、前記コラムアドレス選択信号群に応じて充電するための第6のプリチャージ回路を備え、
    前記第1のメモリセルは、ゲート電極を前記複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルに前記サブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
    前記差動増幅回路は、前記第1および第2の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第3および第4の入力端子を、それぞれ前記第1および第2の制御信号に接続されており、前記第1および第2の制御信号が活性化すると、前記サブビット線の電圧と前記メインビット線の電圧の差を増幅し、
    前記第5のプリチャージ回路は、前記第16の入力端子を前記サブビット線に接続されて第10の電圧に充電し、前記第17の入力端子を前記メインビット線に接続されて第11の電圧に充電することを特徴とする半導体記憶装置。
  20. 前記第5のプリチャージ回路は、電源電圧Vddと前記第16の入力端子の間に挿入された第8のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第17の入力端子の間に挿入された、第9のスイッチ手段からなり、
    前記第8のスイッチ手段は、PチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を接地電圧Vssに接続されており、前記サブビット線の電圧を常に第9の電圧に充電し、前記第9のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を電源電圧Vddに接続されていることを特徴とする、請求項19に記載の半導体記憶装置。
  21. 複数の第1のメモリセルと、サブビット線と、第1、第2、第3、第4の入力端子を有する差動増幅回路と、第18、第19、第20、第21の入力端子を有する第7のプリチャージ回路とを備える第6のサブアレイを、マトリクス状に配置した第6のメモリセルアレイと、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第6のサブアレイに接続する複数のワード線を選択するためのロウアドレス選択信号群を生成する第1のデコード回路と、
    外部アドレス信号を取り込み、前記第6のサブアレイに接続する複数のメインビット線を選択するためのコラムアドレス選択信号群を生成する第2のデコード回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第1、第2の制御信号群を生成する第1の制御回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第3、第4の制御信号群を生成する第2の制御回路と、
    前記ロウアドレス選択信号群と前記コラムアドレス選択信号群を取り込み、第7、第8の制御信号を生成する第5の制御回路と、
    前記メインビット線の電圧の変化を増幅するアンプ回路と、
    前記アンプ回路に接続され、前記メモリセルに記憶されたデータを外部に読み出すデータ出力バッファと、
    第22、第23、第24の入力端子を有する第8のプリチャージ回路を備え、
    前記第1のメモリセルは、ゲート電極を前記複数のワード線のうちの1本に接続され、ソース電極を接地電源電圧VSSに接続され、ドレイン電極を記憶するデータに対応してマスクプログラマブルに前記サブビット線に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、
    前記差動増幅回路は、前記第1および第2の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第3および第4の入力端子を、それぞれ前記第1および第2の制御信号に接続されており、前記第1および第2の制御信号が活性化すると、前記サブビット線の電圧と前記メインビット線の電圧の差を増幅し、
    前記第7のプリチャージ回路は、前記第18および第19の入力端子を、それぞれ前記サブビット線および前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第20および第21の入力端子を、それぞれ前記第3および第4の制御信号に接続されており、
    前記第8のプリチャージ回路は、前記第22の入力端子を前記複数のメインビット線のうちの1本に接続され、前記第23、第24の入力端子を、それぞれ前記第7および第8の制御信号に接続されており、
    前記第3および第4の制御信号が活性化すると、前記サブビット線と前記メインビット線を第12の電圧に充電し、前記第3および第4の制御信号が非活性化した後、前記第7および第8の制御信号線が活性化すると、前記メインビット線の電圧のみ第13の電圧に充電することを特徴とする半導体記憶装置。
  22. 前記第7のプリチャージ回路は、前記第18の入力端子と前記第19の入力端子の間に、互いに並列接続になるように挿入された第10のスイッチ手段と、第11のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第18の入力端子の間に挿入された、第12のスイッチ手段と、電源電圧Vddと前記第19の入力端子の間に挿入された第13のスイッチ手段からなり、
    前記第10のスイッチ手段はNチャンネルMOS型トランジスタで構成され、そのゲート電極は前記第20の入力端子に接続され、前記第11、第12、第13のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、それぞれのゲート電極を前記第21の入力端子に接続されており、
    記第8のプリチャージ回路は、前記第22の入力端子と電源電圧Vddの間に挿入された第14のスイッチ手段と、前記第22の入力端子と接地電圧Vssの間に挿入された第15のスイッチ手段からなり、
    前記第14のスイッチ手段はPチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第7の制御信号に接続され、前記第15のスイッチ手段は、NチャンネルMOS型トランジスタで構成され、ゲート電極を前記第8の制御信号に接続され、
    前記第20の入力端子に接続されている前記第3の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にあり、かつ、前記第21の入力端子に接続されている前記第4の制御信号が活性化状態(“L”レベル)にある場合は、前記第10、第11のスイッチ手段は導通状態になり、かつ、前記第12、第13のスイッチ手段も導通状態になるので、前記サブビット線および、前記メインビット線を第11の電圧に充電し、
    前記第22の入力端子に接続されている前記第7の制御信号が活性化状態(“L”レベル)になり、かつ、前記第23の入力端子に接続されている前記第8の制御信号が活性化状態(“H”レベル)にある場合には、前記第14のスイッチ手段と前記第15のスイッチ手段がともに導通状態にあるので、前記メインビット線を第12の電圧に充電し、
    前記第12の電圧は、前記第14のスイッチ手段と前記第15のスイッチ手段の電流駆動能力で一意に決まる電圧であり、前記差動増幅回路において、前記第12の電圧を参照電圧として前記サブビット線の電圧(第11の電圧)が“H”レベルであると判定されることを特徴とする、請求項21に記載の半導体記憶装置。
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