JP2008128578A - 導風パネル、導風パネルの製造方法及び空気調和機 - Google Patents

導風パネル、導風パネルの製造方法及び空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008128578A
JP2008128578A JP2006315027A JP2006315027A JP2008128578A JP 2008128578 A JP2008128578 A JP 2008128578A JP 2006315027 A JP2006315027 A JP 2006315027A JP 2006315027 A JP2006315027 A JP 2006315027A JP 2008128578 A JP2008128578 A JP 2008128578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
panel
wind guide
guide panel
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006315027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4580376B2 (ja
Inventor
Osamu Hamaguchi
理 浜口
Yuji Uehara
雄二 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006315027A priority Critical patent/JP4580376B2/ja
Priority to CN2007800429852A priority patent/CN101542211B/zh
Priority to PCT/JP2007/071342 priority patent/WO2008062649A1/ja
Priority to EP07831076.0A priority patent/EP2096370A4/en
Publication of JP2008128578A publication Critical patent/JP2008128578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4580376B2 publication Critical patent/JP4580376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0057Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in or on a wall

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】デザイン面及び機能面を両立させることのできる導風パネル、導風パネルの製造方法及び導風パネルを備えた空気調和機を提供する。
【解決手段】パネルの一面側を形成する枠材901、906に発泡体層902、907を積層することにより、一面側と他面側とを異なる形状に形成することができる。したがって、パネルの一面側を形成する枠材901、906をデザイン性重視で成形した場合であっても、内面側に積層される発泡体層902、907を目的の導風形状に形成できるため、導風方向を自由に設定することができる。また、発泡体層902、907により、断熱効果を発揮し、導風パネル表面の結露発生を防止することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、導風パネル、導風パネルの製造方法及び導風パネルを備えた空気調和機に関する。
空気調和機の室内ユニットの吹出口から指向性よく所望の方向に調和空気を吹き出すために、特許文献1に示すように、吹出口を開閉する前面パネルを吹出口近傍に設け、これを回動させる構成のものが知られている。
特開2002−295888号公報
前面パネルの外面側は、空気調和機の外面に露出しているためにデザイン性が重視される。しかしながら、特許文献1記載の空気調和機では、前面パネルが板状に形成されているため、前面パネルの外面側のデザイン性を追求すると、必然的に導風面となる内面側の形状までが決定されてしまい、吹出口からの空気を適切な方向に導風することができない。また、反対に、導風面を重視して前面パネルの内面側の形状を決定すれば、外面側のデザイン性が悪くなってしまう。このように、デザイン性と機能性を両者を両立させるのは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑み、デザイン面及び機能面を両立させることのできる導風パネル、導風パネルの製造方法及び導風パネルを備えた空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、空気調和機から吹出される空気の向きを調整する導風パネルであって、パネルの一面側を形成する枠材の他面側に発泡体層が積層され、発泡体層表面が、所定の方向に空気を導くことのできる導風形状に形成されたことを特徴とする導風パネルである。パネルの一面側を形成する枠材に発泡体層を積層することにより、一面側と他面側とを異なる形状に形成することができる。したがって、パネルの一面側を形成する枠材をデザイン性重視で成形した場合であっても、内面側に積層される発泡体層を目的の導風形状に形成できるため、導風方向を自由に設定することができる。このように、発泡体表面を常に導風面として機能させることができる。
また、導風パネルに発泡体層を設けることにより、断熱性を発揮することができる。例えば、導風パネルの一面側が空気調和機のケーシング外の外気にふれ、導風パネルの他面側にのみ空気調和機から吹出された冷気が接する場合には、導風パネルの一面側に結露が生じるおそれがあるが、本発明の導風パネルは発泡体層の断熱効果により結露を効果的に防止することができる。
上記のような空気調和機としては、例えば、空気を吹き出す吹出口を有するケーシングと、吹出口を覆う導風パネルとを備え、導風パネルは、吹出口の上端縁又は下端縁の近傍でケーシング左右方向と平行に設定された回動軸線周りに回動自在に設けられた空気調和機がある。導風パネルが吹出口を開放する姿勢をとったときに、導風パネルの一面側に外気がふれ、他面側に空気調和機から吹出される冷気が接することになる。このような空気調和機において、導風パネルを、枠材の一面側に発泡体層が積層した構成とし、発泡体層表面が常に導風面として機能するようにすれば、発泡体層の断熱効果により結露を効果的に防止することができる。
また、本発明の導風パネルは、空気を吹き出す吹出口を有するケーシングと、吹出口を覆う導風パネルとを備え、導風パネルは、吹出口の上端縁又は下端縁の近傍でケーシング左右方向と平行に設定された回動軸線周りに回動自在に設けられ、導風パネルには回動軸線よりさらに外側に導風パネルに連接するシール部が設けられ、導風パネル及びシール部が回動軸線周りに回動し、導風パネルが吹出口を開放する姿勢をとったときに、シール部に当接してシール部とケーシングの間の隙間を塞ぐ当接部がケーシングに設けられた空気調和機に用いることができる。導風パネルが吹出口を開放する姿勢をとったときに、導風パネルの上端又は下端と、ケーシングとの間の隙間が塞がれるので、隙間から空気が漏れることなくより正確に導風を行うことができると共に、導風パネルの一面側と他面側との間の温度差がより大きくなるが、本発明の導風パネルによれば結露を効果的に防止できる。
また、本発明の導風パネルは、導風パネルが上下に2分割された空気調和機にも用いることができる。すなわち、空気を吹き出す吹出口を有するケーシングと、ケーシングの吹出口及びその周辺部分を被覆する導風パネルとを備え、導風パネルは、吹出口から吹き出す空気を通過させる通気部とその上方に位置する導風部とを有し、吹出口周辺部分を被覆する延長パネル体と、通気部を塞ぐカバーパネル体とから構成され、導風パネルは、その下端部において、吹出口の下端縁の近傍でケーシングに対して回動可能に取り付けられ、カバーパネル体は、その上端において、ケーシング左右方向と平行に設定された回動軸線周りに延長パネル体に対して回動自在に設けられ、カバーパネル体には回動軸線よりさらに上側にカバーパネル体に連接するシール部が設けられ、カバーパネル体及びシール部が回動軸線周りに回動し、カバーパネル体が吹出口を開放する姿勢をとったときに、シール部に当接してシール部とケーシングの間の隙間を塞ぐ当接部がケーシングに設けられた空気調和機にも好適に用いることができる。さらに、導風パネル及びケーシングの少なくとも一方に、導風パネルが回動して吹出口を開放する姿勢をとったときに、導風パネルとケーシングの間の隙間をシールするシール材が配設することができる。
なお、発泡体層は、連続気泡体であってもよいが、独立気泡体のほうが断熱性が高いため好ましい。また、発泡体層の素材としては、限定されるものではないが、合成樹脂、天然又は合成ゴム等が例示される。合成樹脂成分としては、ポリウレタン、塩化ビニール樹脂(PVC)、ポリプロピレン、ポリエチレン等が例示できるが、ポリウレタンが特に好ましい。発泡体層をポリウレタンフォームとすれば、軽量で機械的強度に優れた導風パネルとすることができる。
このような導風パネルは、パネルの一面側を形成する凹状の枠材を成形し、枠材の外表面の外形に対応する凹部を有する第1金型に枠材を載置した後、導風形状に対応する凹部を有する第2金型で枠材を挟みこみ、枠材と第2金型の凹部とで囲まれる空間に、発泡原料を注入して発泡形成することにより、枠材に発泡体層が積層された導風パネルを製造することができる。発泡体層は、発泡剤を用いて化学的に発泡させてもよいし、成形時に空気を機械的に巻き込んで発泡させてもよい。
本発明によると、パネルの一面側を形成する枠材に発泡体層を積層することにより、一面側と他面側とを異なる形状に形成することができる。したがって、パネルの一面側を形成する枠材をデザイン性重視で成形した場合であっても、内面側に積層される発泡体層を目的の導風形状に形成できるため、導風方向を自由に設定することができる。また、発泡体層により断熱効果を発揮し、導風パネル表面の結露発生を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のセパレート型空気調和機の室内ユニットを示す断面図であり、図2はその斜視図である。
本実施形態における室内ユニット1は、図1及び図2に示すように、ケーシング2の上面に空気の吸込み口3が形成され、ケーシング2の前面下部に空気の吹出口4が形成されている。そして、吸込み口3から吹出口4に至るケーシング2の内部空気流通路には、熱交換器5が配置され、熱交換器5に囲まれて、その吹出口4側にクロスフローファンからなる室内ファン6が内蔵されている。
室内熱交換器5は、逆V字状に形成され、その前方上方側に略三角形状の空間ができる。この空間からケーシング2の吸込口4の内面に沿う位置にかけて、フィルター(不図示)の移動のためのU字状の移動経路Bが設けられる。移動経路Bは、内レールと外レールとから構成されるガイド手段200により形成され、ガイド手段200にフィルターの両端側が保持される。U字状の移動経路Bの内側には駆動手段(不図示)が設けられ、フィルターを前後方向に往復移動させる。また、移動経路Bの途中に清掃手段400が設けられ、フィルターの清掃を行う。
ケーシング2の前面下部から前面にかけて、吹出口4及びその周辺部分を被覆する導風パネル7が設置されている。すなわち、導風パネル7は、吹出口4よりも大きく形成されており、ケーシング2の前面のほぼ全域を覆う大きさとされている。従って、後述するように、導風パネル7が回動して調和空気を前方に吹き出す姿勢をとったときには、ルーバーとして充分な長さを確保することができ、調和空気を遠方まで効率よく送ることができる。
導風パネル7は、吹出口4から吹き出す空気を通過させるための通気部9aを有し、吹出口4周辺部分を被覆する延長パネル体9と、延長パネル体9の前方から通気部9aを塞ぐカバーパネル体8とから構成されている。
延長パネル体9は、導風面を形成する導風部9cと、その導風部9cの左右側部の下端から下方に延びるパネル両端部9bとから構成され、左右のパネル両端部9bの空間に通気部9aが形成される。このように、通気部9aは、延長パネル体9の下部に形成されている。通気部9aは吹出口4とほぼ同じ大きさに形成されている。
図7は導風部の断面図である。図7に示すように、導風部9cは、パネルの一面側を形成する凹状の枠材901に発泡体層902としてポリウレタンフォームが積層され、発泡体層902の表面が導風形状に湾曲して形成されている。発泡体層902の表面は、化粧シート904で保護されている。
導風部9cの発泡体層902の導風形状は、外側へ反り返るように円弧状に形成される。この構成により、後述のように、図5に示すように、導風パネル7をパネル両端部9bの下端部に形成された回動軸10の軸線10a周りに回動させて吹出口4を開放した場合に、吹出口4から吹出された空気を室内方向へ導風することができ、ケーシング2の上方へ向かうショートサーキットを防止することができる。
このような導風部9の製造方法について一例を示す。図8は導風部の製造工程を示す図である。まず、パネルの一面側を形成する凹状の枠材901を成形し、枠材901の外表面の外形に対応する凹部903aを有する第1金型903に枠材901を載置した後、枠材901の開口面を覆うように化粧シート904を敷く。その上から、導風形状に対応する凹部905aを有する第2金型905で枠材901を挟みこむ。その後、枠材901と第2金型905の凹部905aとで囲まれる空間に、発泡原料を注入して発泡形成することにより、枠材901に発泡体層902が積層された導風パネル7を製造することができる。なお、製法はこれに限定されるものではなく、発泡体層902は、成形時に空気を機械的に巻き込んだ発泡フォームであってもよい。
ポリウレタンフォームを形成するための発泡原料は、公知の材料でよく、例えば、ポリオール成分、ポリイソシアネート成分、発泡剤及びその他の助剤を含むものである。これらを反応させて発泡させることができる。
カバーパネル体8は、延長パネル体9とほぼ同じ幅で、通気部9aとほぼ同じ長さに形成されている。したがって、カバーパネル体8は、通気部9aのみならず、通気部9aの両側に位置するパネル両端部9bをも被覆するようになっている。すなわち、カバーパネル体8の裏面の左右両端部に凹部8aが形成されており、この凹部8aにパネル両端部9bが重ねられ、その状態で他の部分と面一になるように形成されている。
図9はカバーパネル体の断面図である。カバーパネル体8は、図9に示すように、パネルの一面側を形成する凹状の枠材906に発泡体層907としてポリウレタンフォームが積層され、発泡体層907の表面が導風形状に湾曲して形成されている。発泡体層907の表面は、化粧シート908で保護されている。
カバーパネル体8の発泡体層907の導風形状は、外側へ反った導風部9cとは反対方向に反るように、すなわち、内側に凹面が形成されるように円弧状に形成される。つまり、導風部9cとカバーパネル体8の断面形状が略S字状とされる。この構成により、後述のように、図5に示すように、導風パネル7をパネル両端部9bの下端部に形成された回動軸10の軸線10a周りに回動させて吹出口4を開放した場合に、カバーパネル体8の導風面で、吹出口4から吹出される冷気が下方へ向かわないように上方へ導風すると共に、延長パネル体9の導風部9cの導風面でショートサーキットを防止しながら、室内方向へ導風することができる。また、後述のように、図3に示すように、カバーパネル体8をその上端に設けられた回動軸11の軸線11a回りに回動させて、通気部9aを開放した場合には、カバーパネル体8の導風面で、吹出口4から吹出される温風が上方へ向かわないように、下方へ導風することができる。
このようなカバーパネル体8の製造方法について一例を示す。図10はカバーパネル体の製造工程を示す図である。上記導風部9cと同様にして製造される。具体的には、まず、パネルの一面側を形成する凹状の枠材906を成形し、枠材906の外表面の外形に対応する凹部909aを有する第1金型909に枠材906を載置した後、枠材906の開口面を覆うように化粧シート910を敷く。その上から、導風形状に対応する凸部911aを有する第2金型911で枠材906を挟みこむ。その後、枠材906と第2金型911の凸部911aとで囲まれる空間に、発泡原料を注入して発泡形成することにより、枠材906に発泡体層907が積層されたカバーパネル体8を製造することができる。
以下に、導風パネル7を構成する延長パネル体9及びカバーパネル体8による、ケーシング2の吹出口4の開閉動作について詳細に説明する。
カバーパネル体8は、延長パネル体9に対して、カバーパネル体8の上端に設けられた回動軸11の軸線11a回りに回動可能に取り付けられている。すなわち、カバーパネル体8の左右両端部に形成された凹部8aにそれぞれケーシング2の左右方向と平行に回動軸11が形成され、パネル両端部9bに図示しない軸受部が形成されている。軸受部は、吹出口4上端よりも上方位置で回動軸11を軸支している。
カバーパネル体8には、回動軸線11aよりさらに上側にシール部12が形成されている。カバーパネル体8とシール部12とは外見上は一体的に形成されている。なお、回動軸11をパネル両端部9b側に設け、軸受部をカバーパネル体の左右凹部8a側に形成してもよい。
図3は、カバーパネル体8が回動して通気部9aを開放した状態を示す断面図であり、図4はその斜視図である。ケーシング2において、吹出口4の上方にケーシング左右幅方向Aに溝部19が形成されている。これにより、カバーパネル体8が回動して通気部9aを開放するときに、シール部12がケーシング2に接近する方向に回動するのを妨げない構造とされている。
そして、溝部19の下壁部がシール部12の回動軌道に介入してシール部12に当接するように設定され、当接部13として利用されている。本実施形態においては、ケーシング2に溝部19を形成し、その下壁部を当接部13としているが、溝部を設けずに吹出口4に突状の当接部を形成することも可能である。
カバーパネル体8及びシール部12の回動軸線11aは、ケーシング2の吹出口4上端よりも上方位置に設定されており、これにより、当接部13においてシール部12が当接する面を吹出口4とは反対側の面に形成することが可能となる。当接部13において、シール部12が当接する部分には、シール材14が配設されている。これによりシール部12が当接部13に当接したときに両者の間の隙間を完全にシールして塞ぐようになっている。
カバーパネル体8には、回動軸11を中心とする扇状ギア15が設けられており、延長パネル体9がケーシングに接する状態のときに、扇状ギア14がケーシング内に設置された駆動ギア(図示せず)に噛合してカバーパネル体8が回動するようになっている。
上述したように、カバーパネル体8が通気部9aを開放するように回動するときに、シール部12はケーシング2に接近するように回動する。したがって、パネル両端部9bの上部はシール部12の回動軌道から外れるように湾曲した形状とされている。
延長パネル体9は、パネル両端部9bの下端部に形成された回動軸10の軸線10a周りにケーシング2に対して回動可能とされている。回動軸線10a及び回動軸線11aは、いずれも軸線方向がケーシング左右方向Aと平行になるように設定されている。
図5は、導風パネル7として、カバーパネル体8と延長パネル体9とが一体的に回動軸線10a周りに回動して吹出口4を開放した状態を示す断面図であり、図6はその斜視図である。図5に示すように、導風パネル7を構成する延長パネル体9の左右両端部には、アーム16が取り付けられており、アーム16には回動軸10を中心として円弧状に湾曲するラック部16aが形成されている。
ラック部16aは、ケーシング2内に設置されている図示しないピニオンと噛合しており、ピニオンが駆動することによって導風パネル7が回動軸線10a周りに回動する。導風パネル7が吹出口4を開放する際には、カバーパネル体8は通気部9aを塞ぐ姿勢のままで延長パネル体9とともに一体的に回動軸線10a周りに回動するようになっている。
延長パネル体8には、シール部12と延長パネル体8との間の隙間をシールするシール材17が配設されており、さらに、ケーシング2には導風パネル7とケーシング2との間の隙間をシールするシール材18が配設されている。
これにより、導風パネル7を一体的に回動させて前方に向けて吹出口4から調和空気を吹き出させるときに、導風パネル7とケーシング2との間の隙間及びシール部12と延長パネル体8との間の隙間から調和空気が漏れることがなく、導風パネル7に沿ってより遠方まで調和空気を送り出すことができる。なお、上記シール材14、17及び18の材質としては、弾性を有するものが好ましく、例えば、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂又はこれらの発泡体を適宜用いることができる。
以上の構成によると、パネルの一面側を形成する枠材901、906をデザイン性重視で成形した場合であっても、内面側に積層される発泡体層902、907を目的の導風形状に形成できるため、導風方向を自由に設定することができる。また、発泡体層902、907は断熱性を発揮するため、冷房運転時における結露の発生を防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、導風パネル7を延長パネル体9とカバーパネル体8とから構成したが、カバーパネル体8のみから構成してもよい。すなわち、図11に示すように、室内ユニット1は、ケーシング2の前面下部に形成された吹出口4を覆うカバーパネル体8を備えている。カバーパネル体8は、カバーパネル体上端に回動軸11が形成されており、ケーシング2の吹出口4上端よりも上方位置で回動軸11を受ける図示しない軸受部が形成されている。そして、カバーパネル体8には、回動軸線11aよりさらに上側に、シール部12が形成されている。カバーパネル体8とシール部12とは外見上は一体的に形成されている。なお、回動軸11をケーシング2側に設け、カバーパネル体8側に軸受部を形成してもよい。
ケーシング2において、当接部13の上方には、ケーシング左右幅方向に溝部19が形成されており、これによりシール部12の回動を妨げない構造とされている。当接部13において、シール部12が当接する部分には、シール材14が配設されている。これにより、図12に示すように、シール部12が回動軸線11a回りに回動して当接部13に当接したときに両者の間の隙間を完全にシールして塞ぐようになっている。
本実施形態を示す空気調和機の室内ユニットの断面図 図1の室内ユニットの外観を示す斜視図 図1における室内ユニットのカバーパネル体が回動した状態を示す断面図 図3の室内ユニットの外観を示す斜視図 図1における室内ユニットの導風パネルが回動した状態を示す断面図 図5の室内ユニットの外観を示す斜視図 導風部の断面図 導風部の製造工程を示す図 カバーパネル体の断面図 カバーパネル体の製造工程を示す図 他の実施形態を示す空気調和機の室内ユニットの断面図 図11における室内ユニットのカバーパネル体が回動した状態を示す断面図
符号の説明
1 室内ユニット
2 ケーシング
3 吸込み口
4 吹出口
5 熱交換器
6 室内ファン
7 導風パネル
8 カバーパネル体
9 延長パネル体
901 枠材
902 発泡体層
903 化粧シート
906 枠材
907 発泡体層
908 化粧シート

Claims (8)

  1. 空気調和機から吹出される空気の向きを調整する導風パネルであって、パネルの一面側を形成する枠材に発泡体層が積層され、発泡体層表面が導風形状に形成されたことを特徴とする導風パネル。
  2. 前記発泡体表面が常に導風面として機能することを特徴とする請求項1に記載の導風パネル。
  3. 前記発泡体層は、ポリウレタンフォームであることを特徴とする請求項1または2に記載の導風パネル。
  4. パネルの一面側を形成する凹状の枠材を成形し、該枠材の外形に対応する凹部を有する第1金型に枠材を載置した後、導風形状に対応する凹部を有する第2金型で枠材を挟みこみ、枠材と第2金型の凹部とで囲まれる空間に、発泡原料を注入して発泡形成することにより、枠材に発泡体層が積層された導風パネルを製造する方法。
  5. 空気を吹き出す吹出口を有するケーシングと、前記吹出口を覆う導風パネルとを備え、前記導風パネルは、吹出口の上端縁又は下端縁の近傍でケーシング左右方向と平行に設定された回動軸線周りに回動自在に設けられ、前記導風パネルが吹出口を開放する姿勢をとったときに、前記導風パネルは、枠材の一面側に発泡体層が積層されてなり、該発泡体層表面が常に導風面として機能することを特徴とする空気調和機。
  6. 空気を吹き出す吹出口を有するケーシングと、前記吹出口を覆う導風パネルとを備え、前記導風パネルは、吹出口の上端縁又は下端縁の近傍でケーシング左右方向と平行に設定された回動軸線周りに回動自在に設けられ、前記導風パネルには回動軸線よりさらに外側に導風パネルに連接するシール部が設けられ、導風パネル及びシール部が前記回動軸線周りに回動し、導風パネルが吹出口を開放する姿勢をとったときに、前記シール部に当接してシール部とケーシングの間の隙間を塞ぐ当接部がケーシングに設けられた空気調和機であって、前記導風パネルは、枠材に発泡体層が積層され、該発泡体層表面が導風形状に湾曲して形成されていることを特徴とする空気調和機。
  7. 空気を吹き出す吹出口を有するケーシングと、該ケーシングの吹出口及びその周辺部分を被覆する導風パネルとを備え、前記導風パネルは、吹出口から吹き出す空気を通過させる通気部とその上方に位置する導風部とを有し、吹出口周辺部分を被覆する延長パネル体と、通気部を塞ぐカバーパネル体とから構成され、前記導風パネルは、その下端部において、吹出口の下端縁の近傍でケーシングに対して回動可能に取り付けられ、カバーパネル体は、その上端において、ケーシング左右方向と平行に設定された回動軸線周りに延長パネル体に対して回動自在に設けられ、前記カバーパネル体には回動軸線よりさらに上側にカバーパネル体に連接するシール部が設けられ、カバーパネル体及びシール部が前記回動軸線周りに回動し、カバーパネル体が吹出口を開放する姿勢をとったときに、前記シール部に当接してシール部とケーシングの間の隙間を塞ぐ当接部がケーシングに設けられた空気調和機であって、前記延長パネル体の導風部及びカバーパネル体は、枠材に発泡体層が積層され、該発泡体層表面が導風形状に湾曲して形成されていることを特徴とする空気調和機。
  8. 前記導風パネル及びケーシングの少なくとも一方に、導風パネルが回動して吹出口を開放する姿勢をとったときに、導風パネルとケーシングの間の隙間をシールするシール材が配設されたことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
JP2006315027A 2006-11-22 2006-11-22 導風パネル、導風パネルの製造方法及び空気調和機 Active JP4580376B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006315027A JP4580376B2 (ja) 2006-11-22 2006-11-22 導風パネル、導風パネルの製造方法及び空気調和機
CN2007800429852A CN101542211B (zh) 2006-11-22 2007-11-01 空调机
PCT/JP2007/071342 WO2008062649A1 (en) 2006-11-22 2007-11-01 Air conditioning apparatus
EP07831076.0A EP2096370A4 (en) 2006-11-22 2007-11-01 Air conditioning apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006315027A JP4580376B2 (ja) 2006-11-22 2006-11-22 導風パネル、導風パネルの製造方法及び空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008128578A true JP2008128578A (ja) 2008-06-05
JP4580376B2 JP4580376B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=39554584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006315027A Active JP4580376B2 (ja) 2006-11-22 2006-11-22 導風パネル、導風パネルの製造方法及び空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4580376B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047814A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社イノアックコーポレーション 感温シート
CN105135518A (zh) * 2015-08-07 2015-12-09 广东美的制冷设备有限公司 空调室内机及空调室内出风控制方法
CN108088059A (zh) * 2017-12-19 2018-05-29 珠海格力电器股份有限公司 一种导风板组件、空调室内机和空调器
CN108518744A (zh) * 2018-06-01 2018-09-11 广东美的制冷设备有限公司 空调壁挂机以及空调器
CN110186175A (zh) * 2019-07-12 2019-08-30 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种面板结构及空调器
CN111382505A (zh) * 2020-03-02 2020-07-07 青岛海尔空调器有限总公司 空调盖板机构设计方法及装置、空调内机
JP2020536219A (ja) * 2017-12-11 2020-12-10 ▲蕪▼湖美智空▲調▼▲設▼▲備▼有限公司 エアコン室内機及びその制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138946U (ja) * 1985-02-20 1986-08-28
JPS63132236U (ja) * 1987-02-20 1988-08-30
JP2006138629A (ja) * 2006-02-13 2006-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138946U (ja) * 1985-02-20 1986-08-28
JPS63132236U (ja) * 1987-02-20 1988-08-30
JP2006138629A (ja) * 2006-02-13 2006-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047814A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社イノアックコーポレーション 感温シート
CN105135518A (zh) * 2015-08-07 2015-12-09 广东美的制冷设备有限公司 空调室内机及空调室内出风控制方法
CN105135518B (zh) * 2015-08-07 2017-10-27 广东美的制冷设备有限公司 空调室内机及空调室内出风控制方法
JP2020536219A (ja) * 2017-12-11 2020-12-10 ▲蕪▼湖美智空▲調▼▲設▼▲備▼有限公司 エアコン室内機及びその制御方法
JP6993028B2 (ja) 2017-12-11 2022-01-13 ▲蕪▼湖美智空▲調▼▲設▼▲備▼有限公司 エアコン室内機及びその制御方法
CN108088059A (zh) * 2017-12-19 2018-05-29 珠海格力电器股份有限公司 一种导风板组件、空调室内机和空调器
CN108088059B (zh) * 2017-12-19 2023-10-10 珠海格力电器股份有限公司 一种导风板组件、空调室内机和空调器
CN108518744A (zh) * 2018-06-01 2018-09-11 广东美的制冷设备有限公司 空调壁挂机以及空调器
CN110186175A (zh) * 2019-07-12 2019-08-30 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种面板结构及空调器
CN111382505A (zh) * 2020-03-02 2020-07-07 青岛海尔空调器有限总公司 空调盖板机构设计方法及装置、空调内机
CN111382505B (zh) * 2020-03-02 2023-12-19 青岛海尔空调器有限总公司 空调盖板机构设计方法及装置、空调内机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4580376B2 (ja) 2010-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4580376B2 (ja) 導風パネル、導風パネルの製造方法及び空気調和機
WO2008062649A1 (en) Air conditioning apparatus
CN101542211B (zh) 空调机
CN102486336B (zh) 立式空调器
US7716944B2 (en) Indoor unit of air conditioner
US20150004897A1 (en) Air flow direction adjusting device and vehicle air conditioning device
JP2007292328A (ja) 空気調和装置
CN105393059A (zh) 通风装置
JP5994932B2 (ja) 暖房、換気および空調システム
WO2013031306A1 (ja) 空調室内機
CN104697146A (zh) 空调器及空调器的导风组件
JP4580379B2 (ja) 空気調和機
JP5155137B2 (ja) 風向変更装置およびそれを備えた空気調和機
JP4856045B2 (ja) 空気調和機
JP2009085448A (ja) 空気調和機
JP2009299991A (ja) 風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置
JP2016052825A (ja) 車両用空調装置
JP4580378B2 (ja) 空気調和機
JP6114045B2 (ja) 風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置
JP5479547B2 (ja) 空調室内機
JP5486985B2 (ja) 空気調和機
JP6070805B1 (ja) 空気調和機
JP3154927U (ja) レジスタ
JP2008128572A (ja) 空気調和機
JPWO2019043974A1 (ja) 空気調和機の室内機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4580376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150