JP2008128574A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温高圧条件下において、コンパクト性を実現し、高性能で構造健全性に優れた熱交換器を提供することができる熱交換器を得ることを目的とする。
【解決手段】単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有するプレート積層型熱交換器で、一次系流体と二次系流体の差圧が4MPa以上7MPa以下、最高使用温度が500℃以上900℃以下の高温高圧条件下で使用するものであって、金属プレートの板厚を流路等価直径の0.3倍以上、かつ前記金属プレートの板幅方向に沿う流路間ピッチを流路等価直径の0.5倍以上とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はプレート積層型の熱交換器に係り、特に高温高圧で交換熱量が大きい流体を処理対象とし、構成のコンパクト性を有するとともに圧力損失低減に優れた熱交換器に関するものである。
近年、コンパクトな熱交換器として、溝加工が施された金属プレートを積層して接合することにより流路部材を構成し、この流路部材の金属プレート間部位に熱交換用の一次系流路および二次系流路を形成したプレート積層型の熱交換器が各種分野で利用されている。
これまで提案されたプレート積層型熱交換器としては、例えば2枚の一次系流体を流すための孔を設けた板の間に1枚の二次系流体を流す孔を設けた板を挟み込み、これらを互いに密着させる構造の熱交換器がある(例えば特許文献1参照)。
また、流路を構成するための多数のフィンを取り付けたプレートを積層させて接合することにより、熱交換効率の向上を図った構成とする提案もされている(例えば特許文献2参照)。
ただし、これまでの提案においては、構成のコンパクト性を図っているが、処理対象となる流体については必ずしも高温高圧で交換熱量が大きい流体を想定するものではなく、例えば高温ガス炉を熱源とする発電設備または水素製造設備等に適用できる熱交換器ではなかった。
なお、高温ガス炉を熱源とする発電設備または水素製造設備等について、一般的な高温・高圧の熱交換器を設置する技術は開示されている(非特許文献1参照)
特許第2862213号公報 特開2000−506966号公報 INL/EXT-05-00453, 2005, Thermal-Hydraulic Analyses of Heat Transfer Fluid Requirements and Characteristics for Coupling a Hydrogen Product Plant to a High-Temperature Nuclear Reactor, Idaho National Laboratory.(例えば第5頁、Figure1,2等)
上述したプレート積層型熱交換器では、一次系流体と二次系流体との間、および熱交換器外側雰囲気との圧力差によって熱交換器材料に生じる応力と、一次系流体と二次系流体との温度差に起因して熱交換器材料に生じる熱応力の検討がされていなかった。
このため、従来のプレート積層型熱交換器については、高温高圧条件で使用することが困難または不可となっていた。
特に、一次系流体と二次系流体の差圧が4MPa以上7MPa以下、最高使用温度が800℃以上900℃以下の高温高圧条件下で使用されるプラント、例えば高温ガス炉を熱源とする発電設備または水素製造設備に適用できる熱交換器はこれまで知られていない。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有するプレート積層型熱交換器において、一次系流体と二次系流体の差圧が4MPa以上7MPa以下、最高使用温度が500℃以上900℃以下の高温高圧条件下で使用することができ、その場合にコンパクト性を実現し、高性能で構造健全性に優れた熱交換器を提供することができる熱交換器を得ることを目的とする。
発明者においては、高温高圧で交換熱量が大きい流体を処理対象について、コンパクト性を有するとともに圧力損失低減に優れたプレート積層型熱交換器に関して下記の検討を行なった。すなわち、上述した参考文献(非特許文献1)を参照して、(1)強度評価式の検討、(2)許容応力の検討、(3)流路寸法設定と制限値、(4)等価直径、(5)請求項の設定根拠、(6)パラメータサーベイ等についての検討を行なった。
(1)強度評価式
流路寸法については、下記実施形態における図6および図15を参照する。流路形状の代表例として、図6は半円形流路、図15は四角形流路を示している。このような流路を有する熱交換器のサイジングをする場合の強度評価式は、上記参考文献(非特許文献1)により以下のように表され、それらから流路寸法d、tf、Pf、tpが決定される。
なお、図6および図15において、Pfは流路の水平方向ピッチ、dは流路の水平方向幅、tpは流路間ピッチ、tfは流路間の水平方向間隔である。
許容応力をS0、圧力差をΔP(=Pi-Po)、流路幅をdとすると、必要となる流路の水平方向のピッチPfは、
Figure 2008128574
と制限され、必要となる流路の水平方向の間隔tfは、
Figure 2008128574
で制限される。また、高さ方向の流路のピッチとなるプレート厚さtpは以下の関係式で制限される。
Figure 2008128574
(2)許容応力
公知の103 hクリープ破断応力強さの比較図により、クロムおよびアルミニウムを含む鉄基の酸化物分散強化型合金、例えばINCOLOY alloi956(商品名)の103 hクリープ破断応力強さは900℃において80MPaである。しかし、許容応力算出には105 hクリープ破断応力強さが必要なことを考慮し、安全係数として0.5を掛けた値を使用することとする。
クリープ域において1次応力を評価する場合、許容応力として最大許容応力強さS0を使用するが、通常500℃以上になると105 hクリープ破断強さが支配的となるため、この105 hクリープ破断強さをS0算出に用いる。なお、S0はJSME設計・建設規格あるいはASME Codeを参照して105 hクリープ破断強さの平均値を0.67倍して求める。従って、許容応力は以下のように計算され、安全側に25MPaに設定する。
[数4]
S0=80×0.5×0.67=26.8MPa → 25MPa
(3)流路寸法設定と制限値
従来の熱交換器を参照し流路幅をd=1.5mm、本特許が対象としている高温ガス炉のスペックから圧力差をΔP=7MPaとすると、1.項よりピッチPfの制限寸法は、
[数5]
Pf ≧ d(1+ΔP/S0) = 1.5×(1+7/25) = 1.92 mm
であることから、Pf=2.0mmとする。
この場合の必要な水平方向の間隔tfの制限寸法は、
[数6]
tf ≧ Pf/(S0/ΔP+1) = 2.0/(25/7+1) = 0.44 mm
tfmin ≧ Pfmin/(S0/ΔP+1) = 1.92/(25/7+1) = 0.42 mm
より、tf=0.5mmとする。
また、プレート厚さtpの制限寸法は、
[数7]
tp ≧ d/2√(S0+Pi)/(S0+2Po-Pi) = 1.5/2×√(25+7)/(25+2×0-7) = 1.0 mm
より、tp=1.2mmとする。ここで、プレート厚さは、素材寸法から決定する。
(4)等価直径
流路の等価直径deは、流路断面積Aと流路の濡れぶち長さをSとすると、以下で表される。
Figure 2008128574
(4−1)半円形流路(図6)
半円形流路の等価直径de1は(3)項の寸法より、以下のように計算される。
[数9]
A1 = (π×1.52/4)/2 = 0.884mm2
S1 = π×1.5/2+1.5 = 3.86 mm
de1 = 4×0.884/3.86 = 0.92 mm
(4−2)四角形流路(図15)
四角形流路の等価直径de2は(3)項の寸法より、以下のように計算される。
[数10]
A2 = 1.5×1.5/2 = 1.13 mm2
S2 = 1.5×2+1.5/2×2 = 4.50 mm
de2 = 4×1.13/4.50 = 1.00 mm
(5)本発明の設定根拠
等価直径deを使い、熱交換器の強度評価上重要となる寸法について考察する。
熱交換器の強度評価上重要となる寸法は、金属薄板状プレートの板厚方向の最小厚さtmin(=tpmin-d/2)と、流路の板幅方向のピッチ間隔、すなわち流路の水平方向の間隔tfである。(3)項の寸法によると、これらは以下となる。
[数11]
tmin = tpmin-d/2 = 1.0-1.5/2 = 0.25 mm
tfmin = 0.42 mm
(5−1)半円形流路(図6)
de1=0.92mmより、
[数12]
板厚方向の最小厚さ = 0.30×de1 = 0.30×0.92 = 0.28 ≧ tmin
水平方向の間隔 = 0.5×de1 = 0.5×0.92 = 0.46 ≧ tfmin
となり、本発明で示した寸法は制限値を満足している。
(5−2)四角形流路(図15)
[数13]
de2=1.00mmより、板厚方向の最小厚さ = 0.30×de2 = 0.30×1.00 = 0.30 ≧ tmin
水平方向の間隔 = 0.5×de2 = 0.5×1.00 = 0.50 ≧ tfmin
となる。
この結果は、本発明で示した寸法が制限値を満足している。
(6)パラメータサーベイ
金属薄板状プレートの板厚方向の最小厚さが流路等価直径の0.3倍以上かつ、流路の板幅方向のピッチ間隔が流路等価直径の0.5倍以上であることの確認計算を以下の2つの条件で実施する。
(6−1−1)板厚方向の最小厚さが流路等価直径の0.25倍
(i)半円形流路(図6)
[数14]
tmin1 = 0.25×de1 = 0.25×0.92 = 0.23 mm
tp1 = tmin1+d/2 = 0.23+1.5/2 = 0.98 mm < tpmin
この結果は、(3)項の必要寸法のについて不満足となる。
(ii)四角形流路(図15)
[数15]
tmin2 = 0.25×de2 = 0.25×1.00 = 0.25 mm
tp2 = tmin2+d/2 = 0.25+1.5/2 = 1.00 mm = tpmin
この結果は、(3)項の必要寸法を満足する。
よって、0.25倍の場合は寸法制限を満足しない場合がある。
(6−1−2)板厚方向の最小厚さが流路等価直径の0.50倍
(i)半円形流路(図6)
[数16]
tmin1 = 0.50×de1 = 0.50×0.92 = 0.46 mm
tp1 = tmin1+d/2 = 0.46+1.5/2 = 1.21 mm > tpmin
この結果は、(3)項の必要寸法を満足する。
(ii)四角形流路(図15)
[数17]
tmin2 = 0.50×de2 = 0.50×1.00 = 0.50 mm
tp2 = tmin2+d/2 = 0.50+1.5/2 = 1.25 mm > tpmin
この結果は、(3)項の必要寸法を満足する。
(6−2−1)板幅方向のピッチ間隔が流路等価直径の0.45倍
(i)半円形流路(図6)
[数18]
tf1 = 0.45×de1 = 0.45×0.92 = 0.41 mm < tfmin
この結果は、(3)項の必要寸法について不満足となる。
(ii) 四角形流路(図15)
[数19]
tf2 = 0.45×de2 = 0.45×1.00 = 0.45 mm > tfmin
この結果は、(3)項の必要寸法を満足する。
よって、0.45倍の場合は寸法制限を満足しない場合がある。
(6−2−2)板幅方向のピッチ間隔が流路等価直径の0.80倍
(i)半円形流路(図6)
[数20]
tf1 = 0.80×de1 = 0.80×0.92 = 0.74 mm > tfmin
この結果は、(3)項の必要寸法を満足する
(2) 四角形流路(図15)
[数21]
tf2 = 0.80×de2 = 0.80×1.00 = 0.80 mm > tfmin
この結果は、(3)項の必要寸法を満足する
(8)以上の通り寸法制限値に関する評価を行い、金属プレートの板厚を流路等価直径の0.3倍以上と0.5倍以上の定数の妥当性の評価を行い、問題ないことが示された。
そこで、本発明では、以上の知見に基いて、溝加工が施された金属プレートを積層して接合することにより流路部材を構成し、この流路部材の前記プレート間部位に前記溝からなる熱交換用の一次系流路および二次系流路を形成した熱交換器であって、前記一次系流路に供給される一次流体の温度範囲を800℃以上900℃以下、前記一次流体と二次流体との差圧を4MPa以上7MPa以下、かつ前記両流体間の単位体積当りの交換熱量を10MWt/m以上に設定し、前記金属プレートの板厚を流路等価直径の0.3倍以上、かつ前記金属プレートの板幅方向に沿う流路間ピッチを流路等価直径の0.5倍以上としたことを特徴とする熱交換器を提供するものである。
特に、本発明では、前記金属プレートを、クロムおよびアルミニウムを含む鉄基の酸化物分散強化型合金により構成する場合に好適である。
本発明によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を実現し、高性能で構造健全性に優れた熱交換器を提供することができる。
以下、本発明に係る熱交換器の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態(図1〜図6)]
図1は本発明の第1実施形態による熱交換器を示す斜視図であり、図2は同実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(図1のA−A線断面図)である。図3は本発明の第1実施形態による熱交換器を構成するプレート構造を示す説明図(構成部品の断面図)である。
また、図3は本発明の第1実施形態による熱交換器を構成するプレート構造を示す説明図(構成部品の断面図)であり、図4は同実施形態による熱交換器の流路を示す説明図(図3のB−B線断面図)である。図5は本発明の第1実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)であり、図6は同実施形態による熱交換器の設定に関する説明図である。
図2および図3に示すように、本実施形態の熱交換器3は、1対の対向する薄板状の金属プレート1,2を一組とし、これらの金属プレート(以下、「プレート」という。)1,2を積層して構成される。一方の金属プレート1は、一次系流体aを流通する流路8となる多数の半円形状の溝8aを一側面に設けた一次系流体流通用のプレートであり、他方のプレート2は、二次系流体bを流通する流路9となる多数の半円形状の溝8bを一側面に設けた二次系流体流通用のプレートである。
一次系流体流通用のプレート1は例えば長方形状をなしており、複数の溝8は図2に示すように、例えば長手方向一端側の一側縁部に開口して一次流体入口14を形成するとともに、短手側である幅方向に向って並列に延びた後、長手方向一端側の他側縁部に開口して一次流体出口18を形成している。すなわち、一次系流体は図2の下側から一次系流体aを上向きに流す主熱交換部を形成している。
また、二次次系流体流通用のプレート2は一次系流体流通用のプレート1と同一の長方形状をなしており、複数の溝9は、例えば長手方向一端側縁部に開口して一次流体入口14を形成するとともに、直線状に長手方向他端側の他側縁部に延びで開口し、二次流体出口19を形成している。この二次系流体流通用のプレート2は図2の上側から二次系流体bを下向きに流す主熱交換部を形成している。
そして、図3に示すように、これら一次系流体流通用のプレート1および二次次系流体流通用のプレート2は、各流路8,9を形成する溝8a,9aが無い面を相互に接合して例えば形成された面と溝が形成されない面とを合わせて積層され、例えば拡散接合により一体化される。
図4および図5は、このようなプレート1,2の接合により流路5(一次系流路8、二次系流路9)が壁部1a,1bにより区画形成され、かつ一体化されて、一次系流路8および二次系流路9が断面半円形である構成が示されている。なお、一次系流路8および二次系流路9は波形状の流路となっており、一次系流路3および二次系流路9の流路断面積は互いに同一に設定されている。
また、図6には上述したように、各流路8,9の寸法等表示、すなわち流路の水平方向ピッチPf、流路の水平方向幅d、流路間ピッチtp、および流路間の水平方向間隔tfが示されている。
そして、これらの寸法関係および材料構成については、一次系流路8に供給される一次流体aの温度範囲を800℃以上900℃以下、一次流体aと二次流体bとの差圧を4MPa以上7MPa以下、かつ両流体間の単位体積当りの交換熱量を10MWt/m以上に設定した場合に耐え得る強度を保持する設定となっている。
すなわち、プレート1,2の板厚が流路等価直径の0.3倍以上、かつプレート1,2の板幅方向に沿う流路間ピッチtpが流路等価直径の0.5倍以上となっている。
また、各プレート1,2は、クロムおよびアルミニウムを含む鉄基の酸化物分散強化型合金、例えばINCOLOY alloi 956(Fe:75%、Cr:20%、Al:4.5%、Ti:0.5%、C:0.05%、Y2O3:0.5%)により構成されている。
このように、本実施の形態においては、多数の一次系流体の流路を設けたプレート1と同じく多数の二次系流体の流路が設けられたプレート2は積層され、例えば拡散接合により一体となり、熱交換器3を形成している。
なお、図2では、一次系流体入口14から入った一次系流体の流れ15と二次系流体入口16から入った二次系流体の流れ17が向かい合う方向で流れる場合を示しているが、この場合が最も熱交換が良好である。ただし、用途に応じて、平行して流してもよい。
このように本実施形態では、構造材料10として900℃における許容応力が25MPa程度の高温強度を有する鉄基の酸化物分散強化型(ODS)合金、例えばINCOLOY alloy MA956を用い、流路の垂直方向の間隔P11が半円型流路の直径d12の0.7倍以上かつ流路の水平方向の間隔13が半円型流路の直径d12の1.3倍以上の寸法とする。なお構造材料10は、高ニッケル基合金、例えばAlloy 617でもよい。
以上説明したように、第1実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を実現し、高性能で構造健全性に優れた熱交換器を提供することができる。
[第2実施形態(図7〜図9)]
本実施形態では、一次系流路および二次系流路の流体入口および流体出口が流路部材の主熱交換部分における流体の流れ方向に沿う面にそれぞれ設けられている構成について説明する。
図7は本発明の第2実施形態による熱交換器を示す斜視図であり、図8は同実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図7のC−C線断面図)である。図9は本発明の第2実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図である(図7のC−C線断面図)。
これらの図に示すように、本実施形態2においても、第1実施形態と同様に、一次系流体の流路を設けたプレート1、二次系の流路を設けたプレート2から構成されているが、一次系流体の入口14と二次系流体の出口19は同じ面に位置するとともに、一次系流体の出口18と二次系流体の入口16についても同じ面に位置し、一次系および二次系の流路の入口14,16および出口18,19を流体の流れ方向に配置している。
すなわち、図8に示すように、一次流路8および二次系流路9は、共にプレート1の長手方向に沿って形成されている。なお、他の構成については第1実施形態と同様である。
前記第1実施形態では、一次系流体出入口14を二次系流体出入口16とは直角方向位置、つまり熱交換器側面に設けていたのに対し、本実施形態では一次系流体出入口14と二次系流体出入口16とを同一面上に設けるため、側面にヘッダや配管を設ける必要がなく、熱交換器3の外形寸法が小さくなる。
さらに、第1実施形態のように、流れ方向が直角に曲がることがなく、圧力損失も小さく抑えられる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、圧力損失低減に優れた熱交換器を提供することができる。
[第3実施形態(図10、図11)]
図10は同実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(横断面図)であり、図11は本発明の第3実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(縦断面図)である。
本実施形態2においても、第1実施形態と同様に、一次系流体の流路を設けたプレート1、二次系の流路を設けたプレート2から構成されているが、一次系流路が設けられたプレート1、二次系流路が設けられたプレート2から構成されている。
一次系流路8は分岐、合流し、熱交換器側面にて流路の入口および出口となるプレナム20に接続されており、第1実施形態で示したように、側面に向かい折り曲げた流路21を用いて側面に入口、出口を設ける場合に比べて、流体が向流とならない領域22を削減することが可能となる。
以上説明したように、第3実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、圧力損失低減に優れた熱交換器を提供することができる[第4実施形態(図12)]
本実施形態では、各流路の湾曲部内に、各流体を前記湾曲部に沿って案内する案内羽根または補強材が設けられている熱交換器について説明する。図12は本発明の第4実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)である。
本実施形態においても、熱交換器3が流路を形成するプレートの壁1aおよび案内羽24から構成されている。
流路5を流れる流体の流れ25は、流路拡大図である図12に示すように、流路5の曲がり部に設けられた案内羽24により、曲がり部における渦、剥離の発生が抑えられ、圧力損失が低減される構成となっている。他の構成については、前記実施形態と略同様である。
以上説明したように、第4実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、圧力損失低減に優れた熱交換器を提供することができる。
[第5実施形態(図13)]
本実施形態では、一次系流路および二次系流路の流路断面積が前者よりも後者が大きく設定されている熱交換器について説明する。
図13は本発明の第5実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)である。
本実施形態では、図13に示すように、一次系流路8よりも流路断面積が大きい二次系流路9が形成されている。他の構成については、前記実施形態と略同様である。
二次系流体の流量が一次系流体の流量より比較的多い場合、流路断面積が大きい二次系流路26により、二次系流体の流速の上昇が抑えられるため、二次系流体の圧力損失を低減することが可能となる。
以上説明したように、第5実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、圧力損失低減に優れた熱交換器を提供することができる。
[第6実施形態(図14〜図16)]
本実施形態では、一次系流路および前記二次系流路の流路断面形状が、四角形、六角形その他の多角形とされている熱交換器について説明する。
図14は本発明の第6実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)であり、図15は同実施形態による熱交換器の設定に関する説明図である。図16は本実施形態による変形例として他の流路構成を示す説明図(縦断面図)である。
本実施形態では、図14に示すように、流路部材4に略矩形断面流路27が形成されている。なお、図15には、各流路8,9の寸法等表示、すなわち流路の水平方向ピッチPf、流路の水平方向幅d、流路間ピッチtp、および流路間の水平方向間隔tfが示されている。
このように構成された本実施形態によれば、前記実施形態で示した同一断面積の半円形の流路とした場合と比較して、流路8,9の断面形状が略矩形状となっており、これらの流路8,9は流路部材4の構造材料との伝熱面積が大きくなるため、伝熱性能を向上させることが可能となる。
なお、矩形流路の角部に差圧または温度差による応力が集中するが、半円形の場合と比較して同等の応力値であることが構造解析等により確認されている。
また、図16に示すように、四角形だけでなく、6角形など多角形でもよい。このような構成によっても、流路8,9が流路部材4の構造材料との伝熱面積が大きくなるため、伝熱性能を向上させることが可能となる。
このように、第6実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、高性能で構造健全性に優れた熱交換器を提供することができる。
[第7実施形態(図17〜図19)]
本実施形態では、流路部材に一次系流路および二次系流路をそれぞれ分岐および合流させるプレナム部が形成され、これらプレナ部に連通する一次系流路および二次系流路の流体入口および流体出口が、流路部材の主熱交換部分における流体流れ方向に沿う面または流体流れ方向と直交する方向に沿う面に設けられている熱交換器について説明する。
図17は本発明の第7実施形態による熱交換器を示す斜視図である。図18は同実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図17のD−D線断面図)であり、図19は同7実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(図17のD−D線断面図)である。
本実施形態では、一次系流路が設けられたプレート1、二次系流路が設けられたプレート2から構成されている。一次系流路8は分岐、合流し、熱交換器前面および後面にて一次系流路入口14および一次系流路出口19となる一次系プレナム28に接続されている。
二次系流路9も同様に二次系プレナム29により、二次系流路入口16および二次系流路出口18が熱交換器前面および後面に設けられているため、一次系および二次系の流路の出入口は流体の流れ方向に配置される。
このように、本実施形態では流路出入口を両端面のみに設けるため、側面に流路出入口を設ける必要がなく、また、第1実施形態のように、直行流の領域を減らすことにもなり、熱交換器の長手方向寸法が小さくなる。
以上説明したように、第7実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性に優れた熱交換器を提供することができる。
[第8実施形態(図20〜図22)]
本実施形態では、一次系流路および二次系流路の少なくともいずれか一方がU字状に折り返す往復流路として形成された熱交換器について説明する。
図20は本発明の第8実施形態による熱交換器を示す斜視図である。図21は同実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図20のE−E線断面図)であり、図22は同実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(図20のE−E線断面図)である。
本実施形態では、一次系流路が設けられたプレート1、二次系流路が設けられたプレート2から構成されている。
一次系流路8および二次系流路9はU字型の形状をしているため、二次系流路入口16と二次系流路出口18は熱交換器の前面と後面にそれぞれ設けられる。
このように構成することにより、側面に流路出入口を設ける必要がなく、熱交換器の長手方向寸法が小さくなる。
このような第8実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性に優れた熱交換器を提供することができる。
[第9実施形態(図23、図24)]
本実施形態では、一次系流路および二次系流路となる溝が、同一の金属プレートに、互いに隣接する配置で形成され、一次系流路および二次系流路の先端部が、流路部材の同一面に設けられた流体出口およびプレナムに連通している熱交換器について説明する。
図23は本発明の第9実施形態による熱交換器を示す斜視図であり、図24は同実施形態による熱交換器を示す説明図(図23のF−F線断面図)である。
本実施形態では、一次系流路8と二次系流路9とが互いに隣接する配置で設けられたプレート30から構成されている。また、一次系流路8および二次系流路9の先端部が、流路部材の上面である同一面に設けられた流体出口18,19および上方に延びる高さ方向プレナム31,32に連通している
このような構成によれば、一次系流路8および二次系流路9は同一のプレート上に位置していることから、流体間の伝熱を促進することが可能となるとともに、高さ方向プレナム31により一次系の流体18および二次系の出口19を一次系と二次系流路が設けられたプレート30と平行な面に配置することが可能となる。また、熱交換は対向流のみによって行われ、直行流をなくすことができ、熱交換器の外形寸法を小さくできる。
以上説明したように、第9実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、熱交換性能に優れた熱交換器を提供することができる。
[第10実施形態(図25、図26)]
本実施形態では、一次系流路および二次系流路の少なくともいずれか一方がU字状に折り返す往復流路として形成され、この往復流路の両先端部が、流体入口およびプレナム上向きの流体出口または連通している熱交換器について説明する。
図25は本発明の第10実施形態による熱交換器を示す斜視図であり、図26は同実施形態による熱交換器を示す説明図(図25のG−G線断面図)である。
本実施形態10では、一次系と二次系流路が設けられたプレート30から構成されている。この実施形態9の変形形態を表しており、U字形の形状の一次系流路8および二次系流路9を同一のプレート上に配設している。このように、熱交換部が対向流のみにしている。これにより、本実施形態では、熱交換器の外形寸法を小さくすることができ、さらにU字形の折り返し部の存在により、熱交換密度が上昇する。
以上説明したように、第10実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、熱交換性能に優れた熱交換器を提供することができる。
[第11実施形態(図27)]
本実施形態では、各流路の湾曲部内に、各流体を湾曲部に沿って案内する補強材が設けられている熱交換器について説明する。
図27は本発明の第11実施形態による熱交換器を説明する拡大断面図(横断面図)である。
本実施形態11では、一次系流路が設けられたプレート1、二次系流路が設けられたプレート2および流路拡大図4中に示した流路補強材32から構成されている。
このような構成によれば、流路補強材32によって、流路上下面のプレートの剛性、つまり、断面二次モーメントが増大するため、耐圧性能を大幅に向上させることが可能となる。さらに、流路補強材32は、伝熱フィンあるいは乱流発生因子の役割も果たすことから、伝熱性能の向上に大きく寄与する。
以上説明したように、第11実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、高性能で構造健全性に優れた熱交換器を提供することができる。
[第12実施形態(図28〜図30)]
本実施形態では、流路構成部材4が平面視で略六角形状であり、両端部が略三角形状に形成されている熱交換器3について説明する。
図28は本発明の第12実施形態による熱交換器を説明する斜視図である。図29は同実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図28のH−H線断面図)であり、図30は同実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(図28のH−H線断面図)である。
図28〜図30に示すように、実施形態では、一次系流路が設けられたプレート1、二次系流路が設けられたプレート2から構成されており、それぞれのプレートの両端部が略三角形状に形成されている。一次系流体aおよび二次流体bは隣接する一次流体入口14およびこれと反対側に位置する二次流体入口16とから流入され、略平行となった一次流体出口18および二次流体出口19から排出される。
このような構成によれば、プレート2が矩形状の場合に比べて、流体出入口部の材料を削減でき、コストダウンが図れる。さらに、流路を鈍角にすることにより圧力損失を低減できる。
以上説明したように、第12実施形態によれば、単位体積当りの交換熱量が10MWt/m以上のコンパクト性を有し、安価で、圧力損失低減に優れた熱交換器を提供することができる。
本発明の第1実施形態による熱交換器を示す斜視図。 本発明の第1実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(図1のA−A線断面図)。 本発明の第1実施形態による熱交換器を構成するプレート構造を示す説明図(構成部品の断面図)。 本発明の第1実施形態による熱交換器の流路を示す説明図(図3のB−B線断面図)。 本発明の第1実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)。 本発明の第1実施形態による熱交換器の設定に関する説明図。 本発明の第2実施形態による熱交換器を示す斜視図。 本発明の第2実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図7のC−C線断面図)。 本発明の第2実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(図7のC−C線断面図)。 本発明の第2実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(横断面図)。 本発明の第3実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(縦断面図)。 本発明の第4実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)。 本発明の第5実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)。 本発明の第6実施形態による熱交換器の流路構成を示す説明図(縦断面図)。 本発明の第6実施形態による熱交換器の設定に関する説明図。 本発明の第6実施形態による熱交換器の他の流路構成を示す説明図(縦断面図)。 本発明の第7実施形態による熱交換器を示す斜視図。 本発明の第7実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図17のD−D線断面図)。 本発明の第7実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(図17のD−D線断面図)。 本発明の第8実施形態による熱交換器を示す斜視図。 本発明の第8実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図20のE−E線断面図)。 本発明の第8実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(図20のE−E線断面図)。 本発明の第9実施形態による熱交換器を示す斜視図。 本発明の第9実施形態による熱交換器を示す説明図(図23のF−F線断面図)。 本発明の第10実施形態による熱交換器を示す斜視図。 本発明の第10実施形態による熱交換器を示す説明図(図25のG−G線断面図)。 本発明の第11実施形態による熱交換器を説明する拡大断面図(横断面図)。 本発明の第12実施形態による熱交換器を説明する斜視図。 本発明の第12実施形態による熱交換器の一次系流路を示す説明図(図28のH−H線断面図)。 本発明の第12実施形態による熱交換器の二次系流路を示す説明図(図28のH−H線断面図)。
符号の説明
1 一次系流路を設けたプレート
2 二次系流路を設けたプレート
3 熱交換器
4 流路部材
5 流路
6 流路に垂直な断面
7 流路断面拡大図
8 一次系流路
9 二次系流路
10 構造材料
11 流路の垂直方向の間隔P
12 半円型流路の直径d
13 流路の水平方向の間隔t
14 一次系流体入口
15 一次系流体の流れ
16 二次系流体入口
17 二次系流体の流れ
18 一次系流体出口
19 二次系流体出口
20 プレナム
21 側面に向かい折り曲げた流路
22 流体が向流とならない領域
23 流路を設けたプレート
24 案内羽
25 流体の流れ
26 流路面積の大きい二次系流路
27 矩形断面流路
28 一次系プレナム
29 二次系プレナム
30 一次系と二次系の流路を設けたプレート
31 高さ方向プレナム
32 流路補強材

Claims (10)

  1. 溝加工が施された金属プレートを積層して接合することにより流路部材を構成し、この流路部材の前記プレート間部位に前記溝からなる熱交換用の一次系流路および二次系流路を形成した熱交換器であって、前記一次系流路に供給される一次流体の温度範囲を800℃以上900℃以下、前記一次流体と二次流体との差圧を4MPa以上7MPa以下、かつ前記両流体間の単位体積当りの交換熱量を10MWt/m以上に設定し、前記金属プレートの板厚を流路等価直径の0.3倍以上、かつ前記金属プレートの板幅方向に沿う流路間ピッチを流路等価直径の0.5倍以上としたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記金属プレートは、クロムおよびアルミニウムを含む鉄基の酸化物分散強化型合金により構成されている請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記一次系流路および前記二次系流路の流体入口および流体出口は、前記流路部材の主熱交換部分における流体の流れ方向に沿う面にそれぞれ設けられている請求項1または2記載の熱交換器。
  4. 前記流路部材に前記一次系流路および前記二次系流路をそれぞれ分岐および合流させるプレナム部が形成され、これらプレナ部に連通する前記一次系流路および前記二次系流路の流体入口および流体出口が、前記流路部材の主熱交換部分における流体流れ方向に沿う面または流体流れ方向と直交する方向に沿う面に設けられている請求項1または2記載の熱交換器。
  5. 前記一次系流路および前記二次系流路は波形状の流路である請求項1または2記載の熱交換器。
  6. 前記各流路の湾曲部内に、前記各流体を前記湾曲部に沿って案内する案内羽根または補強材が設けられている請求項1または2記載の熱交換器。
  7. 前記一次系流路および前記二次系流路の流路断面形状は、半円形または四角形、六角形その他の多角形とされている請求項1または2記載の熱交換器。
  8. 前記一次系流路および前記二次系流路の流路断面積は互いに同一に設定され、または前者よりも後者が大きく設定されている請求項1または2記載の熱交換器。
  9. 前記一次系流路および前記二次系流路の少なくともいずれか一方がU字状に折り返す往復流路として形成され、この往復流路の両先端部が、前記流路部材の同一面に設けられた流体入口および流体出口またはプレナムに連通している請求項1または2記載の熱交換器。
  10. 前記一次系流路および前記二次系流路となる溝が、同一の前記金属プレートに、互いに隣接する配置で形成されている請求項1または2記載の熱交換器。
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