JP2008128099A - ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】組立が容易で、冷媒の環流・漏れを防止する十分な抵抗を持つポンプ構造のポンプを提供する。
【解決手段】羽根車20を内蔵したポンプ部11と、ポンプ部11が収納され液体の吸入口9と吐出口10が配置されたポンプケース12と、ポンプ部11を駆動するモータ部13と、を有したポンプにおいて、前記羽根車20に前記ポンプケース12側へ突出する円筒状の吸入口マウス部24を設けると共に、この吸入口マウス部24を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部25を前記ポンプケース12のケーシング吸入口部40付近に設け、前記ケーシング吸入口部40の先端部40Aを、前記羽根車20への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させ、そのケーシング吸入口部40の先端部40Aに内側から外側に斜面又は曲面を設けたことで、羽根車20の前面シュラウド部20Aとポンプケース12のケーシング壁面12A間の帰還流路42における流路抵抗を増加させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータにより駆動され、液体を吸入して吐出するポンプに関する。
常時満水状態を維持して循環して使用されることが多いポンプでは、軸シール部分から液漏れが発生する場合があるため、羽根車が存在する通水部分とモーターが存在する駆動機構部分とを分離して、軸シール構造が設けられていない、例えばキャンドモーターポンプが使用されている。
キャンドモーターポンプにおいては、隔壁内に羽根車と一体となったロータを収納し、これを軸シールせずに隔壁で密閉し、外部に設けたステータで発生する回転磁力を隔壁を介してロータのマグネットに作用させて駆動する構造となっている。
この他にも、モーターで円盤状や筒状のマグネットを回転させ、隔壁を介して内部のロータのマグネットと磁気結合させて回転駆動するマグネットカップリング式の電磁駆動ポンプが利用されている。
これらのキャンドモーターポンプやマグネットカップリング式の電磁駆動ポンプは、ポンプケース内の羽根車に対して電磁力で動力伝達して軸シール構造を有しないことからシールレスポンプと呼ばれている。
このようなシールレスポンプのなかで、近年、市場からは、高揚程、高信頼性の小型ポンプが要望されており、ポンプ効率がよいポンプの必要性が生じている。
ポンプ効率を考慮した様々な構造が採用されており、ある自吸式ポンプの場合は仕切板マウス部内径と羽根車の外径との隙間を小さくし、揚水性能及びポンプ効率を向上させている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−48675号公報
しかしながら前記従来技術の特許文献1に記載の自吸式ポンプでは、仕切板を微調整しながらビス締めによる固定で隙間管理をしており、工数アップとなっていた。また、この自吸式ポンプでは、1ヶ所の隙間で漏れる水量を少なくする構造であり、十分な抵抗となっていなかった。
そこで本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、組立が容易で、冷媒の環流・漏れを防止する十分な抵抗(流路抵抗もしくは通水抵抗)を持つ構造としたポンプを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、液体を吸排する羽根車を内蔵したポンプ部と、ポンプ部が収納され液体の吸入口と吐出口が配置されたポンプケースと、ポンプ部を駆動するモータ部と、を有したポンプにおいて、前記羽根車に前記ポンプケース側へ突出する円筒状の吸入口マウス部を設けると共に、この吸入口マウス部を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部を前記ポンプケースのケーシング吸入口部付近に設け、前記ケーシング吸入口部の先端部を、前記羽根車への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させ、そのケーシング吸入口部の先端部に内側から外側に斜面又は曲面を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポンプであって、前記羽根車の前面シュラウド部に凸形状部を設け、この凸形状部を遊嵌状態で嵌入させる凹形状部を前記ポンプケースのケーシング壁面に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のポンプであって、前記羽根車の吸入口マウス部の外周壁面にリブ形状部を設け、このリブ形状部を遊嵌状態で嵌入させるくぼみ形状部を前記環状凹部の内周壁面に設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のポンプであって、前記羽根車の吸入口マウス部の外周壁面にV字形溝を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のポンプであって、前記羽根車の吸入口マウス部をマグネットとし、前記マグネットに磁性流体を磁力により付着させ、該吸入口マウス部とこの吸入口マウス部を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部との空間を前記磁性流体で封入したことを特徴とする。
本発明は、組立が容易で、且つ液体の環流・漏れを防止する十分な抵抗を持つポンプ構造としたことで、ポンプ効率を向上させることのできるポンプを提供することができる。
本発明の実施の形態は、液体を吸排する羽根車を内蔵したポンプ部と、ポンプ部が収納され液体の吸入口と吐出口が配置されたポンプケースと、ポンプ部を駆動するモータ部と、を有したポンプにおいて、前記羽根車に前記ポンプケース側へ突出する円筒状の吸入口マウス部を設けると共に、この吸入口マウス部を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部を前記ポンプケースのケーシング吸入口部付近に設け、前記ケーシング吸入口部の先端部を、前記羽根車への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させ、そのケーシング吸入口部の先端部に内側から外側に斜面又は曲面を設けたものである。
前記ケーシング吸入口部の先端部を、羽根車への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させるとは、ケーシング吸入口部の先端部は吸入口から吸込まれた冷媒の通水ガイドのためできるだけ長くし、羽根への冷媒の流れを阻害しない羽根上面位置より上まで突出させることである。
また、本実施の形態のポンプにおいては、前記羽根車の前面シュラウド部に凸形状部を設け、この凸形状部を遊嵌状態で嵌入させる凹形状部を前記ポンプケースのケーシング壁面に設けてもよい。
また、本実施の形態のポンプにおいては、前記羽根車の吸入口マウス部の外周壁面にリブ形状部を設け、このリブ形状部を遊嵌状態で嵌入させるくぼみ形状部を前記環状凹部の内周壁面に設けてもよい。
また、本実施の形態のポンプにおいては、前記羽根車の吸入口マウス部の外周壁面にV字形溝を設けてもよい。
また、本実施の形態のポンプにおいては、前記羽根車の吸入口マウス部をマグネットとし、前記マグネットに磁性流体を磁力により付着させ、該吸入口マウス部とこの吸入口マウス部を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部との空間を前記磁性流体で封入してもよい。
これにより、本実施の形態のポンプによれば、組立が容易で、且つ液体の環流・漏れを防止する十分な抵抗を持つポンプ構造としたポンプを提供することができる。そして、上記ポンプを給水装置等の液体供給装置に組み込むようにすれば、液体供給装置の使い勝手を大いに高めることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施例1)
図1に示すように、発熱部品1が基板2に実装されており、発熱部品1と冷媒(例えば水など)とで熱交換を行ない発熱部品1を冷却するヒートスプレッター等の冷却器3が配置されている。
また、冷媒から熱を取り除くラジエター等の放熱器4と、冷媒を貯めておくリザーブタンク5と、さらに冷媒を循環させるポンプ6が配置されていて、前記冷却器3と放熱器4とリザーブタンク5、およびポンプ6を接続する配管7が取りつけられている。
リザーブタンク5内の冷媒は、ポンプ6から吐出され、配管7を通って冷却器3に送られ、発熱部品1の熱を奪うことでその温度が上昇して放熱器4に送られ、放熱器4で冷されてその温度が降下してリザーブタンク5へ戻る。このような冷却循環装置は、ポンプ6で冷媒を循環させて発熱部品1を冷却するものである。
図2に示すように、ポンプ6の本体8の上側には冷媒の吸入口9と吐出口10が設けられ冷媒を吸排するポンプ部11を内蔵したポリフェニレンサルファイド(PPS)等のプラスチックやステンレス等の金属からなるポンプケース12が配置されている。
このポンプケース12の下側には、ポンプ6の駆動源となるモータ部13を収納し、モータ部13とポンプ部11を隔離してポンプ部11からモータ部13への冷媒の浸入を防止するためのアルミ等の金属や耐熱性プラスチック等からなる防水隔壁14が設置されている。
モータ部13は、磁界を発生させる円筒形状のステータ15と、そのステータ15を制御する制御部16と、ステータ15および制御部16の露出を防ぐ蓋17と、から構成されている。ステータ15は、防水隔壁14の凹状になった外側に取りつけられている。ステータ15の下側には、例えばトランスやトランジスタ等の電子部品を備えた制御部16が取りつけられている。
一方、ポンプ部11は、ステータ15が発生させた磁界により回転駆動され永久磁石を外周部に固定させた円筒形状のロータ18と、そのロータ18と一体に表面に取りつけられた複数の羽根19とを有している。そして、このロータ18には、前記複数の羽根19により冷媒を吸排するPPS等のプラスチック等からなる同じく円筒形状の羽根車20が取りつけられている。
羽根車20の回転の中心には、焼成カーボン或いはモールドカーボンからなる軸受21が取り付けられていて、ロータ18と羽根車20を回転自在に支持するステンレス等の金属からなる円柱形状の軸22が配置されている。
そして、軸22の両側には、軸受21と摺接するセラミック等からなる中空円板形状の軸受板23が取りつけられている。さらに、ロータ18は、防水隔壁14を介してステータ15と対向するように設置されている。
ここで、図4(A)に示すように、羽根車20に前記ポンプケース12側へ突出する円筒形状の吸入口マウス部24を設けると共に、この吸入口マウス部24を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部25を前記ポンプケース12のケーシング吸入口部40付近に設け、前記ケーシング吸入口部40の先端部40Aを、前記羽根車20への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させ、そのケーシング吸入口部40の先端部40Aに内側から外側に斜面又は曲面を設けている。
または、図5に示すように、羽根車20の前面シュラウド部20Aに凸形状部26を設け、その凸形状部26を遊嵌状態で嵌入させる凹形状部27を前記ポンプケース12のケーシング壁面12Aに設けている。この実施例では、吸入口マウス部24の外側の前面シュラウド部20Aに環状をなす2つの凸形状部26を設けている。
または、図6に示すように、羽根車20の吸入口マウス部24の外周壁面24Aにリブ形状部28を設け、そのリブ形状部28を遊嵌状態で嵌入させるくぼみ形状部29を前記環状凹部25の内周壁面25Aに設けている。この実施例では、吸入口マウス部24の外周壁面24Aに、その高さ方向に断面形状を半円形状とした環状突起をくぼみ形状部29として2つ設けている。
または、図7に示すように、羽根車20の吸入口マウス部24の外周壁面24Aに平面視V字形状をなすV字形溝30を複数設けている。このV字形溝30は、羽根車20の回転方向に沿ってそのV字形状を横向きとして複数並べられて形成されている。
または、図8に示すように、羽根車20の吸入口マウス部24をマグネット31とし、前記マグネット31に磁性流体32を磁力により付着させ、前記吸入口マウス部24とこの吸入口マウス部24を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部25との空間を前記磁性流体32で封入している。
よって、このように構成された実施例のポンプによれば、組立が容易で、冷媒の環流・漏れを防止する十分な抵抗を持つポンプ構造とすることができる。
以上の構成において、本実施例1におけるポンプおよびそのポンプを備えた冷却循環装置の動作を図1から図8を用いて説明する。
ポンプ6において、制御部16により制御されたステータ15が磁界を発生させると、その磁界によりロータ18が回転駆動される。
ロータ18が回転駆動されると、ロータ18と一体に形成された羽根車20が同じく回転駆動されることでポンプ6が駆動される。ポンプ6が駆動されると、冷媒は、ポンプ6の上部側面に設置された吸入口9より羽根車20へと吸入される。
吸入された冷媒は、回転する羽根車20に設けられた複数の羽根19により周囲方向へ圧送され、吐出された冷媒は、吐出口10に接続された配管7を通って、冷却器3に送られ、発熱部品1の熱を奪うことで冷媒の温度が上昇して放熱器4に送られ、放熱器4で冷されて冷媒の温度が降下してリザーブタンク5に戻る。
この冷却循環装置は、冷媒をポンプ6を用いることにより循環させ、その循環する冷媒により前記発熱部品1を冷却するものである。冷却器3内の流路は、受熱性能を高めるために特に配管抵抗が高くなっている。
以上のように本実施例1によれば、冷媒は、回転する羽根車20に設けられた複数の羽根19により周囲方向へ圧送され、側面に配置された吐出口10よりポンプ6外へ吐出されるが、冷媒の一部は、羽根車20の吸入口付近が負圧なため羽根車20の吸入口マウス部20へ戻る(液体が環流する・漏れる)。環流する冷媒は、図4(A)に示すように、羽根車20の前面シュラウド部20Aとポンプケース12のケーシング壁面12A間に形成される帰還流路42を矢印Xで示すように流れる。そのため、ポンプ効率が低下する原因となっていた。
図3は従来の構造であるが、羽根車20の吸入口マウス部41とこれと対向するポンプケース12の対向部43の長さが短いため、できるだけこの間の隙間Sを小さくして羽根車20の吸入口マウス部41へと液体が戻る(矢印Xで示すように液体が環流する・漏れる)ことを防止していた。そのため、この従来構造では、組立には隙間管理が必要であった。
本実施例1の図4(A)は、羽根車20に前記ポンプケース12側へ突出する円筒形状の吸入口マウス部24を設けると共に、この吸入口マウス部24を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部25を前記ポンプケース12のケーシング吸入口部40付近に設け、前記ケーシング吸入口部40の先端部40Aを、前記羽根車20への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させ、そのケーシング吸入口部40の先端部40Aに内側から外側に斜面又は曲面を設けることで流路抵抗を増加させている。
このように、ケーシング吸入口部40の先端部40Aを羽根車20への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させれば、流路が長くなり流体が戻る(矢印Xで示すように液体が環流する・漏れる)流路抵抗を増加させることができる。また、ケーシング吸入口部40の先端部40Aに内側から外側に斜面又は曲面を設ければ、吸入口から羽根への冷媒の流れをスムーズにすることができる。
このように、羽根車20の前面シュラウド部20Aとポンプケース12のケーシング壁面12A間の帰還流路42を通って吸入口マウス部24へと戻る冷媒の流路抵抗は、前記円筒状の吸入口マウス部24が設けられることで増加するため、冷媒の環流及び漏れを防止することが可能となる。
なお、図4(B)に示すように、ケーシング吸入口部40の先端部40Aがモータ部13側へ延長された場合は、冷媒の流れを阻害し効率が悪化する。そのため、この冷媒の流れを阻害しない程度の高さ位置に、前記ケーシング吸入口部40の先端部40Aを設定する。
図5も、羽根車20の前面シュラウド部20Aに凸形状部26を設け、その凸形状部26を遊嵌状態で嵌入させる凹形状部27を前記ポンプケース12のケーシング壁面12Aに設けることで、前記帰還流路42の流路抵抗を増加させている。
図6も同様に、羽根車20の吸入口マウス部24の外周壁面24Aにリブ形状部28を設け、そのリブ形状部28を遊嵌状態で嵌入させるくぼみ形状部29を前記環状凹部25の内周壁面25Aに設けることで、前記帰還流路42の流路抵抗を増加させている。
図7は、羽根車20の吸入口マウス部24の外周壁面24AにV字形溝30を設けることで、吸入口マウス部24の外周壁面24Aとポンプケース12の吸入口凹形状部25における内壁面25Aとの隙間に動圧を発生させることにより、前記帰還流路42の流路抵抗を増加させている。
図8は、羽根車20の吸入口マウス部24をマグネット31とし、前記マグネット31に磁性流体32を磁力により付着させ、前記吸入口マウス部24とこの吸入口マウス部24を挿入させる吸入口凹形状部25との空間に磁性流体32を封入することで、冷媒が戻る(液体が環流する・漏れる)ことを防止している。
よって、本実施例によれば、組立時に隙間管理をする必要がなく、組立が容易で、液体の環流・漏れを防止する十分な抵抗を持つ構造としたポンプ効率が高いポンプを提供できる。
なお、本実施例においては、液体供給装置の一実施例として冷却循環装置を示しているが、例えば井戸ポンプ装置や給湯装置または排水供給装置等、どのような液体供給装置であっても良い。
実施例1に示す冷却循環装置の全体概要図である。 実施例1に示すポンプの断面図である。 従来構造の羽根車とポンプケース部の要部断面図である。 実施例1に示すポンプにおける羽根車とポンプケース部の一構成例を示す要部断面図である。 実施例1に示すポンプにおける羽根車とポンプケース部の別の構成例を示す要部断面図である。 実施例1に示すポンプにおける羽根車とポンプケース部のさらに別の構成例を示す要部断面図である。 実施例1に示すポンプにおける羽根車とポンプケース部のさらに別の構成例を示す要部断面図である。 実施例1に示すポンプにおける羽根車とポンプケース部のさらに別の構成例を示す要部断面図である。
符号の説明
1 発熱部品
2 基板
3 冷却器
4 放熱器
5 リザーブタンク
6 ポンプ
7 配管
8 本体
9 ポンプケース
11 ポンプ部
13 モータ部
14 防水隔壁
15 ステータ
16 制御部
18 ロータ
20 羽根車
21 軸受
22 軸
23 軸受板
24 羽根車の吸入口マウス部
25 ケーシングの環状凹部
26 前面シュラウド部の凸形状部
27 ケーシングの凹形状部
28 リブ形状部
29 くぼみ形状部
30 V字形溝
31 マグネット
32 磁性流体

Claims (5)

  1. 液体を吸排する羽根車を内蔵したポンプ部と、ポンプ部が収納され液体の吸入口と吐出口が配置されたポンプケースと、ポンプ部を駆動するモータ部と、を有したポンプにおいて、
    前記羽根車に前記ポンプケース側へ突出する円筒状の吸入口マウス部を設けると共に、この吸入口マウス部を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部を前記ポンプケースのケーシング吸入口部付近に設け、前記ケーシング吸入口部の先端部を、前記羽根車への冷媒の吸込を阻害させない高さまで突出させ、そのケーシング吸入口部の先端部に内側から外側に斜面又は曲面を設けた
    ことを特徴とするポンプ。
  2. 請求項1に記載のポンプであって、
    前記羽根車の前面シュラウド部に凸形状部を設け、この凸形状部を遊嵌状態で嵌入させる凹形状部を前記ポンプケースのケーシング壁面に設けた
    ことを特徴とするポンプ。
  3. 請求項1に記載のポンプであって、
    前記羽根車の吸入口マウス部の外周壁面にリブ形状部を設け、このリブ形状部を遊嵌状態で嵌入させるくぼみ形状部を前記環状凹部の内周壁面に設けた
    ことを特徴とするポンプ。
  4. 請求項1に記載のポンプであって、
    前記羽根車の吸入口マウス部の外周壁面にV字形溝を設けた
    ことを特徴とするポンプ。
  5. 請求項1に記載のポンプであって、
    前記羽根車の吸入口マウス部をマグネットとし、前記マグネットに磁性流体を磁力により付着させ、該吸入口マウス部とこの吸入口マウス部を遊嵌状態で嵌入させる環状凹部との空間を前記磁性流体で封入した
    ことを特徴とするポンプ。
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