JP2008128030A - 自動車におけるラジエータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラジエータの上・下部に備えられたアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えることにより、荷物の配送時や、ドライブ中における食事等により、自動車を小時間停車させた時に、前記アッパタンクおよびロワタンクに滞留していた冷却水が冷えすぎるのを防止する。
【解決手段】ラジエータ4のアッパタンク10およびロワタンク11の外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方にそれぞれ断熱層16を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えて、冷却水が冷えすぎるのを防止する自動車におけるラジエータ装置に関するものである。
従来、自動車のエンジンの冷却装置が水冷式である場合、シリンダーの外側周囲にあるウォータジャケット内に冷却水を循環させ冷却させている。前記エンジンを冷却した結果熱くなった冷却水は、ラジエータに導いて走行による風や冷却ファンの風で冷やしてから、再びウォータジャケットに戻してエンジンを冷却するよう構成されている。
そして、冷却水でエンジンを積極的に冷やしてしまうと、エンジンの調子が悪くなるので、ウォータジャケット内の水温をエンジンの調子が良いといわれている80℃前後に保つよう、ウォータジャケットからラジエータへ行く水路に、下記特許文献1に示すように、サーモスタットが設けられている。
実開昭55−140715号公報
しかしながら、前記従来の冷却装置および特許文献1に記載の冷却装置は、自動車の走行中においては理想的で問題はないが、例えば荷物の配達時のように、一旦エンジンを止めて荷物を配送した後、あるいは、ドライブ中において車を停めて食事をした後等のように、小時間の停車後、再びエンジンを始動すると、その間にウォータジャケット内に滞留していた冷却水およびラジエータのアッパタンク内並びにロワタンク内の冷却水が冷えていて、ウォータジャケット内の水温が80℃以下となりエンジンが冷やされる結果、エンジンの再始動時に調子が悪くなるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決すべくなされたもので、ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えることにより、前記アッパタンクおよびロワタンク内に滞留していた冷却水が冷えすぎるのを防止する自動車におけるラジエータ装置を提供しようとするものである。
本発明は、ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えるという手段、
ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えると共に、前記ロワタンクの容量を、汎用のロワタンクより大きくするという手段、
ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えると共に、前記ロワタンクにエンジン始動時に開放する弁を備えた補助タンクを連結固定し、且つ該補助タンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えるという手段、
のいずれかを採用することにより、上記課題を解決した。
本発明の請求項1の発明においては、荷物の配送時やドライブ中における食事等のように、自動車のエンジンを一旦停めると、ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクには、冷却水がそのまま滞留するが、該アッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方にそれぞれ断熱層を備え、前記アッパタンクおよびロワタンクに滞留した冷却水の冷えすぎが阻止されるので、前記荷物の配送後やドライブ中における食事後等において、再びエンジンを始動しても、該アッパタンクとロワタンク内の冷却水はその温度がほとんど下がらず、エンジン停止前とほぼ同温度を維持しているために、ウォータジャケット内へは80℃という最適温度の冷却水が直ちに提供されるので、エンジンの再始動時の調子の悪さがなくなる。
また、本発明の請求項2の発明においては、ロワタンクの容量が汎用のロワタンクより大きいため、多量の冷却水が冷えすぎることなく滞留し、エンジンの再始動時に直ちに多量の冷えすぎない冷却水を、ウォータジャケット内へ提供することができるので、エンジンの再始動時の調子の悪さを更に改善することができる。
更に、本発明の請求項3の発明においては、ロワタンクに補助タンクを取付けているので、該補助タンク内に多量の冷却水が冷えすぎることなく滞留し、エンジンの再始動時に直ちに多量の冷えすぎない冷却水を、ウォータジャケット内へ提供することができるので、エンジンの再始動時の調子の悪さを更に改善することができる。
本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明自動車におけるラジエータ装置の実施例1を示す概略説明図である。図に従って、本発明につき詳細に説明する。ウォーターポンプ1からの冷却水は、オイルクーラ2、エンジン本体3のウォータジャケット(図示せず)、ラジエータ4の順に流れて前記ウォーターポンプ1の吸い込み口に戻り、オイルクーラ2およびエンジン本体3を通過するときに奪った熱をラジエータ4で大気中に放熱するよう構成されている。
この場合、エンジン本体3のウォータジャケット出口には、複数のサーモスタット5が介装されており、該サーモスタット5は、冷却水温で80℃以下のときに、エンジン本体3からの冷却水をラジエータ4を通さずに、バイパス通路6を介してウォーターポンプ1へ戻すようにして、80℃以下の冷却水がラジエータ4へ流れるのを阻止している。
また、図中、7はウォータタンクで、該ウォータタンク7は補給通路8を介して前記ウォーターポンプ1の吸い込み口側に連通され、且つ該ウォーターポンプ1の内部は通気機能を有するキャップ9を介して大気圧下に開放されている。
更に、前記ラジエータ4は、上・下部にアッパタンク10とロワタンク11とを備えており、且つ前記アッパタンク10は脱気通路12を介して前記ウォータタンク7の内部(大気圧)と連通されている。図中、13は、前記ウォータジャケット(図示せず)をシリンダヘッド14の外部で連通する通路15と、前記ウォータタンク7の内部と連通された脱気通路である。
そして、本発明装置は、前記構成より成る自動車のエンジン部分を構成するラジエータ4の上・下部にそれぞれ備えられたアッパタンク10およびロワタンク11の外側壁面と内側壁面の両方に、それぞれ断熱層16を備えており、自動車の停止時に該アッパタンク10およびロワタンク11内に滞留していた冷却水が冷えすぎないように構成されている。前記断熱層16は、特に限定する必要はないが、好ましくは岩綿(ロックウール)やガラス綿(グラスウール)等を使用して形成することが推奨される。
そして、図1においては、アッパタンク10およびロワタンク11の外側壁面と内側壁面の両方に、それぞれ断熱層16を備えているのに対し、図示していないが、前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層16を備えても、その目的を充分達成することができる。
前記断熱層16は、アッパタンク10の注水口(図示せず)およびロワタンク11の排水口(図示せず)部分を除き、密接して固定すると共に、断熱効果を有するよう層状に比較的厚めに形成することが推奨される。
前記構成より成る本発明の実施例1の自動車におけるラジエータ装置によれば、例えば荷物配送時やドライブ中における食事時のように、一旦エンジンを停めると、ラジエータ4のアッパタンク10およびロワタンク11内には、冷却水がそのまま滞留するが、該アッパタンク10およびロワタンク11の外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層16を備えているので、前記アッパタンク10およびロワタンク11内に滞留した冷却水の冷え過ぎが阻止され、前記荷物の配送後や、ドライブ中の食事後等、小時間の停車後、再びエンジンを始動しても、該アッパタンク10およびロワタンク11内の冷却水はその温度がほとんど下がらず、エンジン停止前とほぼ同温度を維持しているために、ウォータジャケット内へは80℃という最適温度の冷却水が直ちに提供されるので、エンジンの再始動時の調子の悪さがなくなるのである。
図2は、本発明自動車におけるラジエータ装置の実施例2を示す概略断面図であり、図1の実施例1と異なり、ロワタンク11aの容量が汎用のロワタンク11より、2〜3倍程度大きく形成されている。なお、図2においては、実施例1と共通する符号は同一符号を用いた。
また、前記ロワタンク11aの外側壁面と内側壁面の両方には、実施例1と同様に断熱層16が備えられている。更に、実施例1と同様、図示していないが、前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層16を備えても、その目的を達成することができる。
前記のように、ロワタンク11aの容量を汎用のロワタンクより大きく形成してあるので、該ロワタンク11a内には、従来より多量の冷却水が冷え過ぎることなく滞留することとなり、エンジンの再始動時に直ちに多量の冷えすぎていない冷却水を、ウォータジャケット内へ提供でき、これによりエンジンの再始動時の調子の悪さを更に改善することができる。その他の作用および効果は、実施例1のものと同一であるので、説明を省略する。
図3は、本発明自動車におけるラジエータ装置の実施例3を示す概略断面図であり、図1の実施例1のロワタンク11に、エンジンの停止時に閉止すると共に、エンジンの作動時に開放する開閉弁22を備えた補助タンク21が連結固定されて形成されている。
また、前記補助タンク21の外側壁面と内側壁面の両方には、実施例1と同様に断熱層16が備えられている。更に、実施例1と同様、図示していないが、前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層16を備えても、その目的を達成することができる。なお、図3においては、実施例1と共通する符号は同一符号を用いた。
前記のように、ロワタンク11の外に更に補助タンク21が設けられているため、該補助タンク21内には、エンジンの停止時に開閉弁22が閉止して、従来より多量の冷却水が冷え過ぎることなく滞留することとなる。そして、エンジンの再始動時にエンジンの作動時に前記開閉弁22を開放して、直ちに多量の冷えすぎていない冷却水を、ロワタンク11を介してウォータジャケット内へ提供でき、これによりエンジンの再始動時の調子の悪さを更に改善することができる。その他の作用および効果は、実施例1のものと同一であるので、説明を省略する。
本発明自動車におけるラジエータ装置の実施例1を示す概略断面図である。 本発明自動車におけるラジエータ装置の実施例2を示す概略断面図である。 本発明自動車におけるラジエータ装置の実施例3を示す概略断面図である。
符号の説明
4 ラジエータ
10 アッパタンク
11 ロワタンク
11a ロワタンク
16 断熱層
21 補助タンク
22 開閉弁

Claims (3)

  1. ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えたことを特徴とする自動車におけるラジエータ装置。
  2. ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えると共に、前記ロワタンクの容量を、汎用のロワタンクより大きくしたことを特徴とする自動車におけるラジエータの断熱装置。
  3. ラジエータのアッパタンクおよびロワタンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えると共に、前記ロワタンクにエンジン始動時に開放する弁を備えた補助タンクを連結固定し、且つ該補助タンクの外側壁面と内側壁面の両方、または前記外側壁面と内側壁面のいずれか一方に断熱層を備えたことを特徴とする自動車におけるラジエータ装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010260444A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Yanmar Co Ltd 農業機械
KR101646129B1 (ko) * 2015-02-16 2016-08-05 현대자동차 주식회사 차량용 라디에이터

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