JP2008127201A - 階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造 - Google Patents

階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008127201A
JP2008127201A JP2006318062A JP2006318062A JP2008127201A JP 2008127201 A JP2008127201 A JP 2008127201A JP 2006318062 A JP2006318062 A JP 2006318062A JP 2006318062 A JP2006318062 A JP 2006318062A JP 2008127201 A JP2008127201 A JP 2008127201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide roller
thrust washer
guide
stair lift
guide rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006318062A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Muranaka
勝 村中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUMA LIFT GIJUTSU KENKYUSHO KK
Kumalift Engineering Laboratory Co Ltd
Original Assignee
KUMA LIFT GIJUTSU KENKYUSHO KK
Kumalift Engineering Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUMA LIFT GIJUTSU KENKYUSHO KK, Kumalift Engineering Laboratory Co Ltd filed Critical KUMA LIFT GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority to JP2006318062A priority Critical patent/JP2008127201A/ja
Publication of JP2008127201A publication Critical patent/JP2008127201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

【課題】階段昇降機の異状音や異状振動の発生を低減させる。
【解決手段】ガイドローラ3によって狹持されるガイドレール2とガイドローラ側面12に、スラストワッシャ20を組み込み、ガイドローラ3の受けるスラスト荷重をスラストワッシャ20で受けることで、ガイドローラ自身の円滑な転がりを実現し、異状音や異状振動の発生を低減させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、レールに係合するガイドローラの転がりを円滑に行なうことで騒音を低減させた階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造に関するものである。
高齢化社会の到来とともに、上層階への行き帰りを容易にするための昇降機の必要性が増している。このような階段昇降機として、例えば、図2及び図3の(特許文献1)に示すようなイス式階段昇降機がある。この昇降機は、階段1に沿って設けたガイドレール2と、そのガイドレール2をガイドローラ3に案内されて昇降するイス式の昇降体とで構成される。
このイス式昇降機では、ガイドレール2は、図4のように、両側にガイドローラ3を係合するC形の溝部5を有し、上部にチェーンを挿通するガイド溝6を設けた構成となっている。
また、イス式の昇降体4は、図3に示すように、背面側にモータ7を内蔵した駆動シャーシ8を設けた構造となっており、駆動シャーシ8の内部には、ガイドローラ3を保持するフレーム9が設けられている。前記ガイドローラ3は、背面側とイス側の一対のローラ3からなり、この一対のローラ3を図2のように、前後に配置した構造となっている。また、一対のローラ3は、図4のように、ベアリング10の内輪に嵌入した軸11でもってフレーム9に回動自在に取り付けることにより、ガイドレール2の溝部5に側面が対向するようにして嵌入され、その対向する側面でガイドレール2を狹持しつつ、ローラ面13がC形の溝部5の上下の面14を転動するようになっている。なお、図4の符号18は、サイドローラでガイドレール2の側面に当接して揺れなどを防止するためのものである。
一方、駆動シャーシ8に内蔵するモータ7には、図3に示すように、スプロケット15が取り付けられており、このスプロケット15が、ガイドレール2の上部のガイド溝6に挿通したチェーンと噛み合って噛み合い伝動を行なう。こうすることで、モータ7を駆動してスプロケット15を回転させれば、イス式の昇降体4をガイドレール2に沿って昇降できるようにしてある。
このような昇降装置では、上述したように、ガイドローラ3がガイドレール2の溝部5を走行することで、ガイドレール2に対して昇降体4を支持する構造である。そのため、ガイドローラ3には、ガイドレール2内(溝部5内)を転動してガイドする役割と、昇降体4の自重と昇降体4の搭乗者の体重を受ける役割の二つがある。その際、昇降体4は、図3のように、片持ち構造となるので、ガイドローラ3には偏荷重が加わる。このガイドローラ3が受ける偏荷重は、ガイドローラ3の回転方向のラジアル荷重と軸方向のスラスト荷重に分けて考えられる。このように、異なる方向成分の荷重をガイドローラ3は受けるのである。
特開2004−83209号公報
しかしながら、上記のガイドローラは異なる方向成分の荷重をガイドレールとの間の2つの接触面で受けている。
一つはガイドローラの外周部のころがり接触面(ローラ面)で、C形の溝部(ガイドローラ)の上下の面との間で回転方向のラジアル荷重を受ける。このような荷重は、ガイドローラが転がりながら受けるので、異状音や異状振動を発生することは少ない。
もう一つは、ガイドローラの側部のすべり接触面(端面)で、溝部のC形の垂直な面との間で軸方向のスラスト荷重を受ける。このようなスラスト荷重を受けるガイドローラのすべり接触面は、荷重を受ける際は回転しており、ガイドレールと擦れ合って(摩擦により)、異状音や異状振動を発生させる恐れがある。特に、部材間の材質が異なると、例えば、ガイドレールがアルミ製で、ガイドローラがナイロン製などの係合では顕著になる。
そこで、この発明の課題は、ガイドローラのすべり接触面(側面)に発生するスラスト荷重に基づく摩擦力を軽減させて異状音や異状振動の発生を低減させることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、ガイドレールを狹持するガイドローラの対向する側面(端面)にスラストワッシャを備えた構成を採用したのである。
このような構成を採用し、ガイドローラによって狹持されるガイドレールとの接触部にスラストワッシャを組み込むことで、組み込んだスラストワッシャの一方の面でガイドレールとの間のスラスト荷重を受け、他方の面で回転するガイドローラとの摩擦をすべらせることで、ガイドローラ自身の円滑な転がりを実現する。このとき、スラストワッシャは回転しないので、ガイドレールとの擦れ合いによる異状音や異状振動を少なくできる。
このとき、上記ガイドローラとスラストワッシャとが同一素材で形成されている構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、荷重を受けるガイドローラとスラストワッシャのすべり接触面を同一部材としたので、異なる部材による異状音や異状振動の発生を低減できる。
このとき、ガイドローラとスラストワッシャを形成する同一素材が、低摩擦で摺動性の高いナイロンである構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、スラストワッシャとガイドローラをナイロン製としたことにより、両部材は低摩擦で摺動性が高く、相互の摩擦による弊害を少なくできるので、異状音や異状振動の発生を抑え、さらに、ガイドローラの円滑な転がりを実現することができる。
また、昇降体がイス式である構成を採用することもできる。
この発明は、以上のように構成し、ガイドローラとレールの接触部にスラストワッシャを組み込むことで、すべり接触面の摩擦の軽減により異状音や異状振動を防止することができる。また、円滑な転がりを実現できるので、耐久性の向上も図れる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
この形態のイス式昇降機は、図2の従来例のものと同様の外形形状をしたもので、図2のように、階段1に沿って設けたガイドレール2と、そのガイドレール2を昇降するイス式昇降体4とで構成されるものである。そのため、従来例と同じ部分は、図2及び図3を用いて説明する。
すなわち、ガイドレール2は、両側にガイドローラ3を係合し、長さ方向に延びるC形の溝部(通路)5を有し、上部にチェーンを挿通するガイド溝6を設けたアルミ製のものである。また、イス式の昇降体4は、背面側にモータ7を内蔵した駆動シャーシ8を設けた構造となっている
また、駆動シャーシ8内には、フレーム9が設けられており、フレーム9には背面側とイス側からなる一対のガイドローラ3が2組設けられている(図2参照)。
このガイドローラ3は、ベアリング10の外輪にナイロン製のローラ本体16を取り付けたものである。このナイロン製のローラ本体16は、低摩擦で摺動性の高いもので、ベアリング10の側面(端面)12を被うようになっており、このナイロン製の本体16のベアリング10を被う側面12には図1のように凹部17が形成されている。
前記凹部17は、図1のように、ベアリング10の外径とほぼ同じ円形に形成して、この凹部17にスラストワッシャ20を嵌入するようになっている。スラストワッシャ20は、低摩擦で摺動性の高いガイドローラ3と同じナイロン製で、凹部17の深さよりも少し厚めに形成した凹部17と同径の円形あるいはドーナツ状のもので、凹部17に嵌入すると、図1のように、スラストワッシャ20が突出してガイドレール2との接触を受け持つようにしてある。
このガイドローラ3は、ベアリング10の内輪に嵌入した軸11でもってフレーム9に取り付け、ガイドレール2の溝部5にスラストワッシャ20を取り付けた側面が対向するようにして嵌入する。こうすることで、対向するスラストワッシャ20を介してガイドレール2を狹持し、かつ、ガイドローラ3のころがり接触面(ローラ面)13がC形の溝部5の上下の面14を転動するようになっている。
また、駆動シャーシ8に内蔵したモータ7には、図3のように、スプロケット15が取り付けられており、図1のガイドレール2の上部のガイド溝6に挿通するチェーンとの噛み合い伝動で、モータ7の駆動により、イス式昇降体4をガイドレール2に沿って昇降できるようにしてある。その際、サイドローラ18が、ガイドレール2の側面に当接して揺れなどを防止する。
この形態は、上記のように構成されており、ガイドレール2を昇降中のイス式昇降機では、昇降体4の自重と、昇降体4の搭乗者の体重をガイドローラ3がラジアル荷重とスラスト荷重として受けている。
このとき、ラジアル荷重はガイドローラ3の外周部のころがり接触面13で受けており、ラジアル荷重による異状音や異状振動を発生することは少ない。
一方、スラスト荷重は、スラストワッシャ20を介して受けることで、ガイドローラ3自身の円滑な転がりを実現する。すなわち、ガイドローラ3に取り付けられたスラストワッシャ20は、一方の面(ガイドレール2に対向する面)でスラスト荷重を受け、他方の面(ガイドローラ3の凹部17に嵌入した面)で回転するガイドローラ3の摩擦をすべらせることで、ガイドローラ3の円滑な転がりを実現する。
このとき、スラストワッシャ20は回転しないので、ガイドレール2との擦れ合いによる異状音や異状振動の発生は少ない。
また、このとき、スラストワッシャ20とガイドローラ3はナイロン製の同一素材なので、素材の違いから生じる相互の摩擦による異状音や異状振動の発生も少なく、さらに、ナイロンを低摩擦で摺動性の高いものとしたことで、ガイドローラ3のより円滑な転がりを実現することができる。
このように、ガイドレール2とガイドローラ3との接触部に、スラストワッシャ20を組み込むことで、摩擦力を軽減させて異状音や異状振動の発生を低減する。さらに、摩擦の軽減により耐久性を向上させることもできる。
この発明は、ガイドレールとガイドローラの接触部に、スラストワッシャを組み込むという比較的簡単な構成で、異状音や異状振動を低減させて乗り心地の向上や騒音を低減できるので、高齢者や身体障害者の階段昇降、あるいは重い荷物を搬送するための階段昇降機に採用できる。
実施形態の断面図 従来例の作用説明図 従来例の一部断面側面図 従来例の断面図
符号の説明
1 階段
2 ガイドレール
3 カイドローラ
4 昇降体
5 溝部
12 側面
13 ころがり接触面
14 上下の面
15 スプロケット
17 凹部
16 ナイロン製のローラ本体
20 スラストワッシャ

Claims (4)

  1. 階段に沿って設けたガイドレールと、そのガイドレールをガイドローラに案内されて昇降する昇降体とからなり、前記ガイドレールは、両側にガイドローラを係合するためのC形の溝部を有し、一方、ガイドローラは、前記両側の溝部に側面が対向するようにして嵌入され、対向する側面でガイドレールを狹持するとともに、ガイドローラのローラ面がC形の溝部の内側の上下の面を転動するようにした階段昇降機の、前記ガイドローラの対向する側面にスラストワッシャを備えた階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造。
  2. 上記ガイドローラとスラストワッシャとが同一素材で形成されている請求項1に記載の階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造。
  3. 上記ガイドローラとスラストワッシャを形成する同一素材が、低摩擦で摺動性の高いナイロンである請求項2に記載の階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造。
  4. 上記昇降体がイス式である請求項1乃至3のいずれかに記載の階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造。
JP2006318062A 2006-11-27 2006-11-27 階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造 Pending JP2008127201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006318062A JP2008127201A (ja) 2006-11-27 2006-11-27 階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006318062A JP2008127201A (ja) 2006-11-27 2006-11-27 階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008127201A true JP2008127201A (ja) 2008-06-05

Family

ID=39553416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006318062A Pending JP2008127201A (ja) 2006-11-27 2006-11-27 階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008127201A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023295A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Daido Kogyo Co Ltd 階段昇降機
CN106185207A (zh) * 2016-07-21 2016-12-07 江苏大学 一种可调速的楼梯运输装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023295A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Daido Kogyo Co Ltd 階段昇降機
CN106185207A (zh) * 2016-07-21 2016-12-07 江苏大学 一种可调速的楼梯运输装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20080021540A (ko) 컨베이어 장치
EP3209590B1 (en) A stairlift, for transporting a load along a staircase
JP2008127201A (ja) 階段昇降機のスラストワッシャ付加型ガイドローラ構造
JP2007084208A (ja) 乗客コンベアの踏段ローラ、乗客コンベアの踏段チェーン及び乗客コンベア
JP4754499B2 (ja) ニューエルの上で移動するハンドレールを支持するニューエルガイド
JP4629353B2 (ja) エスカレータまたは動く歩道のための移動手摺り駆動装置
JP2004352499A (ja) エスカレータまたは動く歩道の手すり駆動装置
JP2009523107A (ja) 略円形の断面を備えた把持面を有する乗客コンベア用手すり
JP4938966B2 (ja) エスカレータまたは動く歩道のための手摺り駆動装置
JP2015209190A (ja) 昇降装置及びこの昇降装置を備える乗り物
JPWO2006112017A1 (ja) エレベータ装置
JP2005187202A (ja) コンベア装置
JP2015129035A (ja) 乗客コンベア
JP2006193237A (ja) マンコンベア
JP2011190011A (ja) マンコンベア用手摺ベルト案内装置
JP2005126163A (ja) エレベータローラガイドの振動抑制装置
KR101238084B1 (ko) 엘리베이터장치
CN203143901U (zh) 一种静音自动扶梯
JP2010070329A (ja) 椅子式階段昇降機の駆動・ガイド機構
JP4990117B2 (ja) エレベータ
JP2006131342A (ja) 乗客コンベアの手摺機構
JP2015093769A (ja) 乗客コンベア
JP2007045537A (ja) マンコンベア
KR102433955B1 (ko) 엘리베이터의 롤러 가이드 장치용 가이드 롤러
JP5078821B2 (ja) エレベータの案内装置