JP2008126236A - 塑性加工方法 - Google Patents

塑性加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008126236A
JP2008126236A JP2006310363A JP2006310363A JP2008126236A JP 2008126236 A JP2008126236 A JP 2008126236A JP 2006310363 A JP2006310363 A JP 2006310363A JP 2006310363 A JP2006310363 A JP 2006310363A JP 2008126236 A JP2008126236 A JP 2008126236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
stepped
plastic working
working method
drawn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006310363A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Iio
良夫 飯尾
Junji Kishino
純治 岸野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd filed Critical Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006310363A priority Critical patent/JP2008126236A/ja
Publication of JP2008126236A publication Critical patent/JP2008126236A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】中空円筒状のワークの端部を半球状等に絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにする塑性加工を、高精度に、かつ、作業効率よく行うことができる塑性加工方法を提供すること。
【解決手段】主軸2に中空円筒状のワークWを取り付け、ワークWの端部を絞り成形する所定形状の段部を備えた段付ローラRを主軸2の軸心のまわりに配設し、ワークWを回転させながら段付ローラRの段部をワークWの端部に押し当て、ワークWの端部を絞り成形する塑性加工方法において、ワークWの先端面W1と、段付ローラRの段部の角部同士を結んだ面Loとの間に所定の隙間Cを設けた状態で、段付ローラRの段部をワークWの端部に押し当て、ワークWの端部を絞り成形するとともに、成形したワークWの絞り成形部の頂部に孔部Aが形成されるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、中空円筒状のワークの塑性加工方法に関し、特に、中空円筒状のワークの端部を半球状等に絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにする塑性加工方法に関するものである。
従来、中空円筒状のワークの端部を半球状に絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにする塑性加工方法として、回転する主軸に取り付けた凹入球面のダイに、中空円筒状のワークを押し込んで、ワークの端部を半球状に成形するとともに、このとき、ダイの凹入球面の奥部から中子を突出させることにより、ワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにする回転ダイス方式のもの(特許文献1参照)や、凹入球面が形成された成形型に、事前に肉厚調整したワークを端部から押し込んで、成形したワークの成形部の頂部に孔部が形成されるようにするプレス方式のもの(特許文献2及び3参照)が知られている。
さらに、中空円筒状のワークに塑性加工を施し、その端部を半球状に成形する塑性加工方法として、ワークを回転する主軸に固定し、主軸の軸心を挟んで対向して配設した絞りローラによってワークの端部を半球状に塑性加工する方法も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
ところで、特許文献1に記載のものは、固定されているワーク(素管)の表面が回転ダイスで擦られることから、成形後のワークの表面が肌荒れし(表面性状が損なわれ)、肌荒れしたワークでは商品とならないのでワークの表面を再研磨する必要があり、生産性が悪いという問題があった。また、ワークを凹入球面のダイに押し付けることから、ワークの肉厚が薄い場合には、座屈変形を生じる不都合もある。
また、特許文献2及び3に記載のものは、ワークの端部の所定長に亘って事前に肉厚調整加工を施しておく必要があることから、生産性が悪いという問題があった。
また、特許文献4に記載のものは、ワークの端部を半球状に成形することはできるものの、成形したワークの成形部の頂部に所定径の孔部を形成するものではない。
特開昭58−176029号公報 特公昭55−9255号公報 特公昭51−23392号公報 実用新案登録第3078055号公報
本発明は、上記従来の塑性加工方法の有する問題点に鑑み、中空円筒状のワークの端部を半球状等に絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにする塑性加工を、高精度に、かつ、作業効率よく行うことができる塑性加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の塑性加工方法は、主軸に中空円筒状のワークを取り付け、ワークの端部を絞り成形する所定形状の段部を備えた段付ローラを主軸の軸心のまわりに配設し、ワークを回転させながら段付ローラの段部をワークの端部に押し当て、ワークの端部を絞り成形する塑性加工方法において、ワークの先端面と、段付ローラの段部の角部同士を結んだ面との間に所定の隙間を設けた状態で、段付ローラの段部をワークの端部に押し当て、ワークの端部を絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにしたことを特徴とする。
この場合において、ワークの先端面と、段付ローラの段部の角部同士を結んだ面との間に設ける隙間の寸法を、ワークの絞り成形部の頂部に形成する孔部の内径に基づいて設定することができる。
また、ワークの内側に、ワークの絞り成形部の頂部に形成する孔部の内径を規定するマンドレルを配設して、ワークの端部を絞り成形することができる。
本発明の塑性加工方法によれば、ワークの先端面と、段付ローラの段部の角部同士を結んだ面との間に所定の隙間を設けた状態で、段付ローラの段部をワークの端部に押し当て、ワークの端部を絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにすることにより、中空円筒状のワークの端部を絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにする塑性加工を、高精度に、かつ、作業効率よく行うことができる。
また、ワークの先端面と、段付ローラの段部の角部同士を結んだ面との間に設ける隙間の寸法を、ワークの絞り成形部の頂部に形成する孔部の内径に基づいて設定するようにしたり、ワークの内側に、ワークの絞り成形部の頂部に形成する孔部の内径を規定するマンドレルを配設して、ワークの端部を絞り成形することにより、ワークの絞り成形部の頂部に形成する孔部を、高い寸法精度で形成することができる。
以下、本発明の塑性加工方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図4に、本発明の塑性加工方法の第1実施例を示す。
この塑性加工方法に使用する塑性加工装置1は、回転する主軸2に配設したチャック3と、ワークWの半径rと同一寸法の円弧状の段部を備えた2個の段付ローラRとを備え、この段付ローラRを主軸2の軸心を挟んで対向して配設するようにしている。
この塑性加工装置1は、主軸2に中空円筒状のワークWを取り付け、ワークWの半径rと同一寸法の円弧状の段部を備えた段付ローラRを主軸2の軸心を挟んで対向して配設し、ワークWを回転させながら、段付ローラRの円弧状の段部をワークWの端部に押し当て、ワークWの端部を半球状等の所定の形状(本実施例においては、半球状)に絞り成形するもので、より具体的には、ワークWの先端面W1と、対向する段付ローラRの円弧状の段部の角部R1同士を結んだ面Loとの間に所定の隙間Cを設けた状態で、段付ローラRの円弧状の段部をワークWの端部に押し当て、ワークWの端部を半球状に成形するとともに、成形したワークWの半球状の絞り成形部の頂部に孔部Aが形成されるようにしている。
この場合において、ワークWの先端面W1と、対向する段付ローラRの円弧状の段部の角部R1同士を結んだ面Loとの間に設ける隙間Cの寸法を、ワークWの半球状の絞り成形部の頂部に形成する孔部Aの内径dに基づいて設定することにより、ワークWの半球状の絞り成形部の頂部に形成する孔部Aを、高い寸法精度で形成することができる。
すなわち、ワークWの半径rの半球状部の表面積S1は、
S1=2×π×r
で表される。
また、ワークWの先端面W1と、対向する段付ローラRの円弧状の段部の角部R1同士を結んだ面Loとの間に設ける隙間Cと、塑性加工されるワークWの側面の表面積S2とは、
S2=2×π×r×L=2×π×r×(r−C)
ここで、L:塑性加工されるワークWの側面の長さ
の関係にある。
孔部Aの面積Soは、
So=S1−S2=2×π×r×C
となる。
ここで、孔部Aの面積Soと、孔部Aの内径dとは、
So=π×d/4
の関係にある。
したがって、隙間Cを孔部Aの内径dで表すと、
C=d/(8×r)
となる。
なお、実際には、ワークWの内面側の肉が孔部Aを小径にする方向に流れるから、
C=d/(8×r)+K
ここで、K:ワークWの厚みによって定まる定数
となる。
以下、上記塑性加工装置1を用いて、ワークWの端部を半球状に成形するとともに、成形したワークWの半球状の絞り成形部の頂部に孔部Aが形成されるようにする塑性加工方法について説明する。
まず、ワークWをチャック3で把持、固定する(図1及び図2参照)。
この際、ワークWの先端面W1と、対向する段付ローラRの円弧状の段部の角部R1同士を結んだ面Loとの間に所定の隙間Cを設けるようにする。
ここで、隙間Cが、上記計算式:C=d/(8×r)+Kによって導出される値となるように、段付ローラRの主軸2の軸心方向(Z軸方向)の位置を決定する。
なお、隙間Cの設定は、段付ローラR側で行うほか、これに代えて、チャック3でワークWを把持、固定する際にワークWの先端位置を調節することにより行うようにしてもよい。
そして、段付ローラRを主軸2の軸心に対して直角方向(X軸方向)に移動させることにより、ワークWを回転させながら、段付ローラRの円弧状の段部をワークWの端部に押し当て、ワークWの端部を半球状になるように成形する(図3参照)。
その後、さらに、段付ローラRを主軸2の軸心に対して直角方向(X軸方向)に移動させることにより、ワークWの端部を半球状に成形するとともに、成形したワークWの半球状の絞り成形部の頂部に孔部Aが形成されるようにする(図4参照)。
この場合、対向して配設した段付ローラR同士が接触することのないように、段付ローラRの主軸2の軸心に対して直角方向(X軸方向)への移動距離を制限する規制手段(図示省略)を設けることが好ましい。
図5に、本発明の塑性加工方法の第2実施例を示す。
この塑性加工方法に使用する塑性加工装置は、上記第1実施例の塑性加工方法に使用する塑性加工装置において、ワークWの内側に、さらに、ワークWの絞り成形部の頂部に形成する孔部Aの内径を規定する円柱状の突起Maを備えたマンドレルMを配設して、ワークWの端部を絞り成形するようにしたものである。
このようなマンドレルMを用いて絞り成形を行うことにより、上記第1実施例の塑性加工方法における定数Kを設定することなく、ワークWの絞り成形部の頂部に形成する孔部Aを、高い寸法精度で形成することができる。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様である。
以上、本発明の塑性加工方法について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば、2個の段付ローラRを主軸2の軸心を挟んで対向して配設することに代えて、図6に示すように、3個の段付ローラRを主軸2を中心にして120°の角度間隔で配設するようにする等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができ、また、ワークの端部を絞り成形する形状も、実施例で例示した半球状のほか、砲弾頭(流線)形状、裁頭円錐形状等に成形することもでき、これを排除するものでない。
本発明の塑性加工方法は、中空円筒状のワークの端部を半球状等に絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにする塑性加工を、高精度に、かつ、作業効率よく行うことができることから、新規の塑性加工装置のほか、既設の塑性加工装置においても、好適に用いることができる。
本発明の塑性加工方法を実施するための塑性加工装置の概略平面図である。 本発明の塑性加工方法の第1実施例を示す塑性加工前の状態の説明図である。 同塑性加工開始後の状態の説明図である。 同塑性加工終了時の状態の説明図である。 本発明の塑性加工方法の第2実施例を示す説明図である。 段付ローラの配設位置を示し、(a)は2個の段付ローラの場合、(b)は3個の段付ローラの場合を示す。
符号の説明
1 塑性加工装置
2 主軸
3 チャック
A 孔部
C 隙間
Lo 段付ローラの円弧状の段部の角部同士を結んだ面
M マンドレル
Ma 突起
R 段付ローラ
R1 段付ローラの円弧状の段部の角部
W ワーク
W1 ワークの先端面

Claims (3)

  1. 主軸に中空円筒状のワークを取り付け、ワークの端部を絞り成形する所定形状の段部を備えた段付ローラを主軸の軸心のまわりに配設し、ワークを回転させながら段付ローラの段部をワークの端部に押し当て、ワークの端部を絞り成形する塑性加工方法において、ワークの先端面と、段付ローラの段部の角部同士を結んだ面との間に所定の隙間を設けた状態で、段付ローラの段部をワークの端部に押し当て、ワークの端部を絞り成形するとともに、成形したワークの絞り成形部の頂部に孔部が形成されるようにしたことを特徴とする塑性加工方法。
  2. ワークの先端面と、段付ローラの段部の角部同士を結んだ面との間に設ける隙間の寸法を、ワークの絞り成形部の頂部に形成する孔部の内径に基づいて設定することを特徴とする請求項1記載の塑性加工方法。
  3. ワークの内側に、ワークの絞り成形部の頂部に形成する孔部の内径を規定するマンドレルを配設して、ワークの端部を絞り成形することを特徴とする請求項1記載の塑性加工方法。
JP2006310363A 2006-11-16 2006-11-16 塑性加工方法 Withdrawn JP2008126236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006310363A JP2008126236A (ja) 2006-11-16 2006-11-16 塑性加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006310363A JP2008126236A (ja) 2006-11-16 2006-11-16 塑性加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008126236A true JP2008126236A (ja) 2008-06-05

Family

ID=39552603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006310363A Withdrawn JP2008126236A (ja) 2006-11-16 2006-11-16 塑性加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008126236A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015213950A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 湯川王冠株式会社 異径管
CN113195126A (zh) * 2018-12-26 2021-07-30 日本斯频德制造株式会社 旋压加工装置、旋压加工方法及加工辊

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015213950A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 湯川王冠株式会社 異径管
CN113195126A (zh) * 2018-12-26 2021-07-30 日本斯频德制造株式会社 旋压加工装置、旋压加工方法及加工辊
CN113195126B (zh) * 2018-12-26 2024-02-13 日本斯频德制造株式会社 旋压加工装置、旋压加工方法及加工辊

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5838214B2 (ja) スピン成形によって物品を製造するスピン成形プロセス及び装置
JP2009050905A (ja) 内歯車の成形方法及び成形装置
JP2009172663A (ja) 中空シャフトの内径スプライン成形方法および成形装置
JP2008126236A (ja) 塑性加工方法
JP2008168300A (ja) スパイラル管の製造方法及びスパイラル管の製造装置
WO2015087752A1 (ja) 楕円形筒体の成形方法及び装置
JP2007044761A (ja) 角パイプの製造方法
JP2005261085A (ja) モータヨークの製造方法、モータヨーク、及びモータ
JPS58135732A (ja) 端板を備えた筒体の製造方法
JP2007283343A (ja) 絞り加工方法及びその装置
JP3686347B2 (ja) 金属製パイプの曲げ加工方法
JP2007090387A (ja) ブレーキピストンの製造方法
JP4635256B2 (ja) 異形管の製造方法
JP2007090372A (ja) スピニングマシン
JP5958967B2 (ja) 筒状素材の成形方法
JP5437748B2 (ja) スピニング加工方法
CN203621539U (zh) 内撑式芯轴组合夹具
JPH0890129A (ja) 転がり軸受用内輪・外輪の製造方法
JP3886683B2 (ja) 中空ボールねじ軸およびその製造方法
CN217831371U (zh) 一种手动式球面圈零件滚压成形装置
TWI551370B (zh) Method of manufacturing hollow tube
TW464740B (en) A method for making valve plug employing rolling and forming processes and device thereof
JP7050453B2 (ja) 軸受の製造方法
JPH05228571A (ja) リングロ−リング方法
JP4455934B2 (ja) 転造ダイス及び転造方法、加工方法並びにねじ軸

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100202