JP2008125986A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 心臓の動きの比較的小さい時相のみ選択的にデータ収集を行うことを可能とし、これにより安定した画質を確保する。
【解決手段】 傾斜磁場電源3、送信部7、選択回路8、受信部9およびデータ収集部11bなどからなる取得手段は、被検者Pにおける磁気共鳴に関する磁気共鳴データをデータライン毎に取得する。制御部11gは、被検者Pの心周期における基準時相から複数の遅延時間がそれぞれ経過した複数の開始タイミングをそれぞれ決定し、これら複数の開始タイミングのそれぞれから始まる複数の収集期間に磁気共鳴データをそれぞれ収集するように収集手段を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検者における磁気共鳴に関する磁気共鳴データに基づいて前記被検者を撮像する磁気共鳴イメージング(MRI)装置に関する。
虚血性心疾患の診断において、心筋血流動態をMRIで評価する方法として、造影剤を静脈より注入し、初回循環のうちに心電同期を併用した左室短軸のマルチスライスダイナミックT1強調撮像を行い、心筋の造影される過程を観察する方法(心筋パーフュージョン)がある。
得られた結果は、各スライスの時間方向の連続表示(シネ表示)や、ブルズアイ(Bull's eye)画像に変換して表示することで、評価のために提示される(非特許文献1〜3を参照)。なお、ブルズアイ画像は、左室短軸の各スライスを放射状の複数の領域に分割し、分割された各領域における信号値の時間変化のグラフ(ダイナミックカーブ)から求められる各種計測値をカラーマップあるいはグレースケールに対応させて心起部から心尖部に向かって同心円状に配置した展開図である。
MRIによる心筋パーフュージョン撮像では、より具体的には、造影剤を静脈からボーラス投与した後、初回循環の様子を左室短軸の複数スライスを高速グラディエントエコー法やエコープラナーイメージング(EPI)法、定常状態自由歳差運動(SSFP)法などのT1強調画像の得られるパルスシーケンスを使用して、心電同期を併用したダイナミック(連続)撮像によりデータ収集を行う。
図6は上記の具体例におけるデータ収集の様子を示すタイミング図である。図6の例では、1心拍内に4スライスのデータ収集を行い、これを初回循環の間、連続して繰り返す場合を表している。
図6に示すように、心電波形にR波が現れてから予め定められた遅延時間Tdが経過した時点からデータ収集を開始することで、R波およびその近辺の波の時相では磁気共鳴データを収集しないが、その他のすべての時相にわたりデータを収集している。このため、スライスによっては、心臓の動きの大きい時相の磁気共鳴データを用いて画像化が行われるために、動きの影響を受けたアーティファクトの大きな画像となり、診断に支障を与える恐れがあった。心筋パーフュージョン撮像は、造影剤および負荷薬剤を投与して呼吸停止下で行われるのが通例であり、低品質の画像による撮像のやりなおしは患者の負担の増加となる。
佐久間ほか、「造影MRIによる虚血性心疾患の診断」、INNERVISION(15.13)、2000年、PP.59-66 南條ほか、「心筋パーフュージョン、心筋バイアビリティの評価」、INNERVISION(17.9)、2002年、pp.10-14 藤本ほか、「循環器領域のMRIに必要な解剖・生理機能のポイント」、INNERVISION(17.9)、2002年、pp.1-4
上述のように従来の心電同期撮像では、心周期の基準タイミングから一定の遅延時間が経過した時点から始まる1期間内においてデータ収集を連続的に行うため、心臓の動きの大きな時相においてもデータ収集が行われ、心臓の動きに起因するアーティファクトが大きな画像が得られるという不具合があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、心臓の動きの比較的小さい時相のみ選択的にデータ収集を行うことを可能とし、これにより安定した画質を確保することにある。
以上の目的を達成するために本発明は、被検者にて生じる磁気共鳴に関する磁気共鳴データを収集する収集手段と、前記被検者の心周期における基準時相から複数の遅延時間がそれぞれ経過した複数の開始タイミングをそれぞれ決定する決定手段と、前記複数の開始タイミングのそれぞれから始まる複数の収集期間に前記磁気共鳴データをそれぞれ収集するように前記収集手段を制御する制御手段とを備えた。
本発明によれば、心臓の動きの比較的小さい時相のみ選択的にデータ収集を行うことを可能とし、これにより安定した画質を確保することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るMRI装置の構成を示す図である。この図1に示すMRI装置は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、RFコイルユニット6a,6b,6c、送信部7、選択回路8、受信部9、ECGユニット10および計算機システム11を具備する。
静磁場磁石1は、中空の円筒形をなし、内部の円筒状の空間(診断用空間)に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形をなし、静磁場磁石1の内側に配置される。傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3種のコイルが組み合わされている。傾斜磁場コイル2は、上記の3種のコイルが傾斜磁場電源3から個別に電流供給を受けて、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って傾斜する傾斜磁場を発生する。なお、Z軸方向は、例えば静磁場と同方向とする。X,Y,Z各軸の傾斜磁場の組み合わせにより、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grが形成される。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮影断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
寝台4は、寝台制御部5により駆動され、天板4aをその長手方向(図1中における左右方向)および上下方向に移動する。通常、この長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように寝台4が設置される。被検者Pは、天板4aに載置された状態で、天板4aの移動によって診断用空間内に挿入される。
RFコイルユニット6aは、1つまたは複数のコイルを円筒状のケースに収容して構成される。RFコイルユニット6aは、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。RFコイルユニット6aは、送信部7から高周波パルス(RFパルス)の供給を受けて、高周波磁場を発生する。
RFコイルユニット6b,6cは、天板4a上に載置されたり、天板4aに内蔵されたり、あるいは被検者Pに装着される。そして撮影時には、被検者Pとともに傾斜磁場コイル2の空洞内に挿入される。RFコイルユニット6b,6cとしては、アレイコイルが利用される。すなわちRFコイルユニット6b,6cは、それぞれ複数の要素コイルを備える。RFコイルユニット6b,6cに備えられた要素コイルはそれぞれ、被検者Pから放射される磁気共鳴信号を受信する。要素コイルのそれぞれの出力信号は、個別に選択回路8に入力される。受信用のRFコイルユニットは、RFコイルユニット6b,6cに限らず、様々なタイプのものが任意に装着可能である。また受信用のRFコイルユニットは、1つまたは3つ以上が装着されても良い。
送信部7は、発振部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部および高周波電力増幅部を有している。発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数の高周波信号を発生する。位相選択部は、上記高周波信号の位相を選択する。周波数変換部は、位相選択部から出力された高周波信号の周波数を変換する。振幅変調部は、周波数変調部から出力された高周波信号の振幅を例えばシンク関数に従って変調する。高周波電力増幅部は、振幅変調部から出力された高周波信号を増幅する。そしてこれらの各部の動作の結果として送信部7は、ラーモア周波数に対応するRFパルスをRFコイルユニット6aに供給する。
選択回路8は、RFコイルユニット6b,6cから出力される多数の磁気共鳴信号のうちのいくつかを選択する。そして選択回路8は、選択した磁気共鳴信号を受信部9へ与える。どのチャネルを選択するかは、計算機システム11から指示される。
受信部9は、前段増幅器、位相検波器およびアナログディジタル変換器を有する処理系を複数チャネル備えている。これら複数チャネルの処理系へは、選択回路8が選択する磁気共鳴信号がそれぞれ入力される。前段増幅器は、磁気共鳴信号を増幅する。位相検波器は、前置増幅器から出力される磁気共鳴信号の位相を検波する。アナログディジタル変換器は、位相検波器から出力される信号をディジタル信号に変換する。受信部9は、各処理系により得られるディジタル信号をそれぞれ出力する。
ECGユニット10は、被検者の体表に付着させてECG信号を電気信号として検出するECGセンサを含み、このECGセンサから出力される信号にデジタル化処理を含む各種の処理を施した上で、計算機システム11へと出力する。
計算機システム11は、インタフェース部11a、データ収集部11b、再構成部11c、記憶部11d、表示部11e、入力部11fおよび制御部11gを有している。
インタフェース部11aには、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7、受信部9および選択回路8等が接続される。インタフェース部11aは、これらの接続された各部と計算機システム11との間で授受される信号の入出力を行う。
データ収集部11bは、受信部9から出力されるディジタル信号を収集する。データ収集部11bは、収集したディジタル信号、すなわち磁気共鳴データを記憶部11dに格納する。
再構成部11cは、記憶部11dに記憶された磁気共鳴データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成を実行し、被検者P内の所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを求める。再構成部11cは、心電同期撮像時には、制御部11gにより有効データとして判定された磁気共鳴データのみを再構成に用いる。
記憶部11dは、磁気共鳴信号データと、スペクトラムデータあるいは画像データとを、被検者毎に記憶する。
表示部11eは、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を制御部11gの制御の下に表示する。表示部11eとしては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
入力部11fは、オペレータからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力部11fとしては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
制御部11gは、CPUやメモリ等を有しており、本実施形態のMRI装置を総括的に制御する。制御部11gは、MRI装置の動作を実現するための周知の機能に加えて、次のようないくつかの機能を備える。当該機能の1つは、被検者Pの心周期における基準時相(R波が生じる時相)から2つの遅延時間がそれぞれ経過した2つの開始タイミングをそれぞれ決定する。当該機能の1つは、2つの開始タイミングのそれぞれから始まる予め定められた2つの収集期間に磁気共鳴データを収集するように、傾斜磁場電源3、送信部7、選択回路8、受信部9およびデータ収集部11bなどを制御する。当該機能の1つは、上記の2つの遅延時間を操作者に操作に応じて設定する。
次に以上のように構成されたMRI装置の動作について説明する。
図2は被検者Pの心電波形とデータ収集の実行タイミングとの関係を示したタイミング図である。
制御部11gは、心電波形にR波が生じると、それから始まる心周期でのデータ収集の開始タイミングを判定するための計時を開始する。そして制御部11gは、R波が生じてからの経過時間が遅延時間Td1となった時点から1スライスのデータ収集を行うように傾斜磁場電源3、送信部7、選択回路8、受信部9およびデータ収集部11bなどを制御する。次に制御部11gは、R波が生じてからの経過時間が遅延時間Td2となった時点から1スライスのデータ収集を行うように傾斜磁場電源3、送信部7、選択回路8、受信部9およびデータ収集部11bなどを制御する。1スライスの磁気共鳴データの収集が完了したならば、データ収集は終了される。なお、データ収集は例えば、左室短軸の各スライスを対象として、高速グラディエントエコー法やエコープラナーイメージング(EPI)法、定常状態自由歳差運動(SSFP)法などのT1強調画像の得られるパルスシーケンスを使用して行われる。
さて心臓は、1心周期の中で収縮末期と拡張中期とに比較的動きの少ないタイミングがあることが知られている。そこで、遅延時間Td1,Td2を適切に設定しておくことにより、1回目のデータ収集が拡張中期に、また2回目のデータ収集が収縮末期にそれぞれ行うことができる。そしてこれにより、2スライスを、比較的心臓の拍動による動きの影響の少ない期間に撮像することができる。ただし、従来に比べて1心周期内でのデータ収集期間が短くなるため、1心周期内でデータ収集できるスライスの枚数が少なくなる。そこで、1心周期内でデータ収集可能なスライスの枚数が診断に必要なスライス枚数に対して不足する場合には、複数の心周期を利用して必要な枚数のスライスに関するデータ収集を行う。図2の例では、先の心周期において第1および第2のスライスに関するデータ収集を行い、その次の心周期において第3および第4のスライスに関するデータ収集を行っている。心筋パーフュージョン撮像の場合には、これを造影剤の初回循環の間必要な回数分繰り返す。この場合、ダイナミック撮像としての時間分解能は図6に示した従来例の1心周期から2心周期へと延長するが、すべてのスライスにおいてより安定した画質を得ることが可能である。
なお、上記においては、1回の収集期間を1スライスに関する磁気共鳴データを収集するのに要する期間としている。しかしながら、1回の収集期間は、複数スライスに関する磁気共鳴データを収集するのに要する期間とすることもできる。
図3では、1回の収集期間を2スライスに関する磁気共鳴データを収集するのに要する期間として、1心周期内の2回の収集期間に2スライスずつのデータ収集を行う例を示している。なお、2スライスに関する磁気共鳴データを収集するのに要する期間が心臓の拍動による動きの影響の少ない期間(例えば100〜200msec程度)よりも長くなってしまう場合には、例えば繰り返し時間TRの短縮、パラレルイメージング法、あるいはハーフフーリエ法などを単独で適用するか、あるいは併用することにより、磁気共鳴データを収集するのに要する期間の短縮を図るようにする。
このようにすることによって、アーティファクトの少ない画像を安定して得ることが可能でありながら、1心周期内に収集できるスライス枚数を増やすことが可能になる。
ところで、心臓の動きが比較的緩やかな期間は、収縮末期よりも拡張中期の方が長い場合が多い。そこでこのことを考慮して、例えば図4に示すように、1心周期内の2つの収集期間のそれぞれで、収集するスライス枚数を独立に設定しても良い。図4の例では、収縮末期に相当する先の収集期間において収集するスライス枚数が2枚であるのに対して、拡張中期に相当する後の収集期間において収集するスライス枚数は3枚としている。そしてこの結果、2つの収集期間は、それぞれ異なる長さTw1,Tw2を持つように設定されている。ただし、被検者Pの心拍数が大きい場合、すなわちR−R間隔が短い場合には、拡張中期の期間が短縮する傾向があるため、収縮末期に相当する収集期間に対して、拡張中期に相当する収集期間において収集するスライス枚数を前述の例とは逆に減らすことが必要になる場合もある。
このようにすることによって、心臓の動きが比較的緩やかな期間を有効に利用して、アーティファクトの少ない画像を安定して、かつ効率的に得ることが可能になる。
なお、各収集期間において収集するスライス枚数は、被検者Pの心拍の状態に応じて適切な値が変化するので、操作者による指定に応じて制御部11gが任意に設定するようにしておくと良い。この場合における撮像条件の入力パラメータは、各収集期間におけるスライス枚数としても良いし、各収集期間において許容されるデータ収集可能時間(データ収集ウィンドウ)としても良い。なお、データ収集可能時間を入力パラメータとする場合には、マトリクス数や繰り返し時間などの撮像条件を考慮して各収集期間において収集可能なスライス枚数を制御部11gが自動的に設定する。そして、あらかじめ計画された総スライス枚数がデータ収集可能時間内に取りきれない場合には、制御部11gは、スライス枚数を減らすか、次の心拍に収集することを計画する。
一方、遅延時間Td1,Td2は、操作者による操作に応じて制御部11gが設定する。この遅延時間Td1,Td2の設定には、次のような手法のいずれかを採用することができる。もちろん、これらの手法の複数を、操作者の希望に応じて選択的に採用することも可能である。
(1) 操作者が入力する2つの値をそのまま遅延時間Td1,Td2としてそれぞれ設定する。
(2) シネ表示またはプレップスキャン表示を行いながら第1および第2の設定指示を待ち受け、第1および第2の設定指示がなされた時点での表示時相のR波からの経過時間を遅延時間Td1および遅延時間Td2としてそれぞれ設定する。
(3) 操作者が入力する2つの割合[%]に応じた2つの係数を標準的なR−R間隔に乗じて求まる2つの時間を遅延時間Td1,Td2としてそれぞれ設定する。
(4) 操作者が入力する2つの割合[%]に応じた2つの係数を、撮像開始前に測定したR−R間隔に乗じて求まる2つの時間を遅延時間Td1,Td2としてそれぞれ設定する。
(5) 操作者が入力する2つの割合[%]に応じた2つの係数を、最新の1心周期におけるR−R間隔または最近のいくつかの心周期におけるR−R間隔の平均値に乗じて求まる2つの時間を遅延時間Td1,Td2としてそれぞれ設定する。
なお、上記の(5)の手法を採用した場合には、図5に示すように遅延時間が動的に変化することになる。図5は図2に示したTd1,Td2を1つ前の心周期におけるR−R間隔に応じて決定するようにした場合の被検者Pの心電波形とデータ収集の実行タイミングとの関係の一例を示したタイミング図である。この図5の例では、R−R間隔がTrr1からTrr2へと延長していることによって、第1のスライスの収集期間までの遅延時間Td11よりも第3のスライスの収集期間までの遅延時間Td12は長くなっており、また第2のスライスの収集期間までの遅延時間Td21よりも第4のスライスの収集期間までの遅延時間Td22は長くなっている。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
各遅延時間は、固定値であっても良い。
基準時層は、R波以外のピーク波が生じるタイミングとしても良い。
3つ以上の遅延時間を設定して、これらの遅延時間に基づき1心周期内に定まる3つ以上の収集期間に磁気共鳴データの収集を行うようにしても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係るMRI装置の構成を示す図。 被検者の心電波形とデータ収集の実行タイミングとの関係の第1例を示したタイミング図。 被検者の心電波形とデータ収集の実行タイミングとの関係の第2例を示したタイミング図。 被検者の心電波形とデータ収集の実行タイミングとの関係の第3例を示したタイミング図。 図2に示したTd1,Td2を1つ前の心周期におけるR−R間隔に応じて決定するようにした場合の被検者Pの心電波形とデータ収集の実行タイミングとの関係の一例を示したタイミング図。 心筋パーフュージョン撮像における従来のデータ収集の様子を示すタイミング図。
符号の説明
1…静磁場磁石、2…傾斜磁場コイル、3…傾斜磁場電源、4…寝台、4a…天板、5…寝台制御部、6a,6b,6c…RFコイルユニット、7…送信部、8…選択回路、9…受信部、10…ECGユニット、11…計算機システム、11a…インタフェース部、11b…データ収集部、11c…再構成部、11d…記憶部、11e…表示部、11f…入力部、11g…制御部。

Claims (8)

  1. 被検者にて生じる磁気共鳴に関する磁気共鳴データを収集する収集手段と、
    前記被検者の心周期における基準時相から複数の遅延時間がそれぞれ経過した複数の開始タイミングをそれぞれ決定する決定手段と、
    前記複数の開始タイミングのそれぞれから始まる複数の収集期間に前記磁気共鳴データをそれぞれ収集するように前記収集手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記決定手段は、前記被検者に関する心電波形にR波が生じる時相を前記基準時相とすることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 操作者による操作に応じて前記複数の遅延時間を設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記設定手段は、前記操作者による操作により入力された複数の時間を前記複数の遅延時間としてそれぞれ設定することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記設定手段は、前記操作者による操作により入力された割合に応じた係数を前記心周期における1心拍期間の時間に乗じて求まる時間を前記遅延時間として設定することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記設定手段は、最新のいくつかの心拍期間の平均時間に前記係数を乗じて求まる時間を前記遅延時間とすることを特徴とする請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記制御手段は、前記収集手段が予め定められた数のスライスに関する前記磁気共鳴データを収集するのに要する期間を前記収集期間とすることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記制御手段は、複数の収集期間のうちの少なくとも2つの収集期間では、互いに異なる数のスライスに関する前記磁気共鳴データを収集するように前記収集手段を制御することを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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