JP2008125743A - シート状物の構成部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】図3(A)で示す2個の構成部材は同じ部分の参照符号が相違するが、両構成部材は実質的に同じ形状からなる。両構成部材を接続するには、図面右側の構成部材の開口部のない副形状部31bを図(B)のように指でつまんでやや扁平状にし、次にその先端部を図面左側の構成部材の副形状部に形成された開口部14aに挿入し、開口部14aを通過した副形状部31bを平らになるように指で押さえれば、図(C)のように両構成部材は接続され、副形状部31bは開口部14aから抜けることはない。このように前後左右に、同じ構成部材の開口部の形成されていない副形状部を挿入して互いに接続すると、所望の大きさのシート状物が得られる。そして、シート状物には、構成部材間に空隙が形成され、通気性がある。
【選択図】 図3
Description
また、絨毯の全体形状は、1枚のシート状とされるのが通常であり、その表面は通常、平坦であり、一般に通気性はない。パーティションにしても、通気性はそれほど、求められていない。
主形状部と副形状部とから構成され、両者は開口部を介して互いに接続されることを特徴とするものであり、その構成によって、通気性があり、装飾性を兼ね備えたものが得られる。
〔発明の態様〕
前記主形状部と前記副形状部の双方及び/又はいずれか一方に、1あるいは複数の開口部が形成されているシート状物の構成部材。
また、主形状部と副形状部の材料は、柔軟性を有する布あるいは弾力性を有するプラスチックが適し、布では、特にシート状物として、形状保持が略、可能なフェルトが好適である。プラスチックでは、引張り強さ、弾性率、曲げ強さ、応力特性、難燃性、耐候性、寸法安定性、耐薬品性、吸水性、通常の温度範囲での使用等を考慮すると、ポリプロピレン、ポリアミド、スチレン系樹脂、高密度ポリエチレン等からなる板状部材が好ましい。また、ゴム製の板状部材から、主形状部と副形状部を構成してもよい。
さらに、真鍮、銅板等の薄い金属板も、接続の際の折り曲げから平坦状に伸ばす加工に耐えられる範囲で使用可能である。
さらに、接続される構成部材の一方を木材あるいは木質性の板状部材とし、他方の構成部材を変形可能な材料からなるもの、例えば、フェルト、プラスチック、金属等から構成してもよい。また、上記一方の構成部材のみを、紙製(ダンボール、厚紙、色彩のある紙等)とし、他方を他の材料の構成部材として接続してもよく、あるいは双方の構成部材を紙製としてもよい。
そして、本発明のシート状物には、上記に述べた材料のうち、1種、あるいは2種類以上の構成部材からなり、カーテン、壁掛け、パーティション、電気スタンドの笠、照明器具のシェード等に利用されるものが含まれる。
さらに、主形状部と副形状部との互いの大きさの大小関係は、実施形態では、主形状部が大であり、副形状部が小の関係になっているが、必要に応じて両者が略、等しいものまで考慮されてよい。その場合には、シート状物の構成部材間の隙間が少なくなり、通気性は小となる。
前記主形状部には、その周縁部に2個の開口部が間隙をおいて形成され、前記副形状部は、前記開口部に対向する位置に2個形成されている、前記(1)項記載のシート状物の構成部材。
構成部材の互いの接続は、開口部に対して隣接する副形状部の先端を挿入するだけなので、非常に簡単であり、また、接続する構成部材の個数を変えることにより、シート状物の大きさの調節も簡単である。さらに、シート状物の表面には、構成部材同士の接続部により凹凸が形成され、表面が平坦でないので、見た目の変化を楽しむことができる。
また、構成部材として、形状、材料、大きさ、厚み等が異なるものを組み合わせれば、複雑な形状で、変化のあるものも得られる。
図1(A)、(B)は、それぞれ本発明の構成部材の一例を示すものの、平面図と斜視図である。構成部材1は、フェルト製の略十字形状からなる主形状部10と、主形状部10の十字形の各端部に形成された円弧からなる副形状部11a、11b、12a,12bとから構成されている。この実施形態では、主形状部10の中央部に円形の開口部13が形成され、また、副形状部12a、12bには、円形の開口部14a、14bが形成されている。
本発明の構成部材として、互いに大きさや厚みが等しい同一形状のものに限らず、形状が互いに異なり、また、大きさや厚みも互いに相違してもよい。例えば、数種類の形状や大きさや厚みが異なるものを組み合わせて接続し、より複雑なシート状物を得ることが可能である。
11a、11b、12a、12b 副形状部
13、14a、14b 開口部
Claims (6)
- 主形状部とその周縁部に一体に連なる複数の副形状部とからなり、
前記主形状部と前記副形状部の双方及び/又はいずれか一方に、1あるいは複数の開口部が形成されているシート状物の構成部材。 - 前記主形状部は円形であり、前記副形状部は円弧であって、
前記主形状部には、その周縁部に2個の開口部が間隔をおいて形成され、前記副形状部は、前記開口部に対向する位置に2個形成されている、請求項1記載のシート状物の構成部材。 - 前記主形状部は、略十字形であり、その各端部に前記副形状部が形成されている請求項1記載のシート状物の構成部材。
- 前記主形状部の交差部及び前記副形状部の内、2個〜4個には、それぞれ開口部が形成されている請求項3記載のシート状物の構成部材。
- 前記主形状部及び副形状部が、フェルトから構成されている請求項1〜4のいずれか1項記載のシート状物の構成部材。
- 前記主形状部及び副形状部が、プラスチックから構成されている請求項1〜4のいずれか1項記載のシート状物の構成部材。
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