JP2008125262A - 電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置 - Google Patents

電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008125262A
JP2008125262A JP2006307060A JP2006307060A JP2008125262A JP 2008125262 A JP2008125262 A JP 2008125262A JP 2006307060 A JP2006307060 A JP 2006307060A JP 2006307060 A JP2006307060 A JP 2006307060A JP 2008125262 A JP2008125262 A JP 2008125262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
voltage
load
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006307060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4825642B2 (ja
Inventor
Takashi Noma
隆嗣 野間
Koji Nakahira
浩二 中平
Eiichi Matsuda
栄一 松田
Tokuzo Takahashi
▲徳▼蔵 高橋
Akihiro Otaka
明浩 大▲高▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd, NEC Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006307060A priority Critical patent/JP4825642B2/ja
Publication of JP2008125262A publication Critical patent/JP2008125262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4825642B2 publication Critical patent/JP4825642B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】複数の電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から負荷に対して均等に電力供給を行うようにして、安定で平等な電力供給を可能とした電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置を構成する。
【解決手段】負荷である電力受電回路10′および信号変換装置11を時分割切替回路22へ接続する。また、電力供給源である端末30A〜30Hの電源1A〜1Hおよび電話線2A〜2Hを時分割切替回路22へ接続する。時分割切替回路22は、これら複数の電力供給源から供給される電力を時分割で順次切り替えて負荷へ供給する。
【選択図】図2

Description

この発明は、所定の電力を消費する負荷に複数の電力供給源から電力を供給する電力供給方法・装置、それを備えた電源装置および通信装置に関するものである。
従来、電話交換局の局舎と家庭の端末との間の電話線を利用するADSLやVDSLによる通信方法が普及している。電話交換局は、たとえば図1に示すように局舎140内に、他の局舎との間で信号ラインを介して電気信号と光信号の変換等を行う信号変換装置111、この信号変換装置111の信号と供給電力との分離を行う信号分離回路103、および電源101が設けられている。信号分離回路103と複数の端末130A〜130Hとの間はそれぞれ電話線を介して接続されている。このような構成によって、局舎140内の電源101からの電力が信号分離回路103を通過し、電話線を介して複数の端末130A〜130Hに供給される。
ところで、ADSLやVDSLによる通信方法では、局舎から家庭までの距離が離れるほど伝送速度が劣化するという問題があり、これを解消する方法として、局舎から比較的少ない一群の家庭の近傍(電柱に設置される変換用子局)まで光ケーブルを設置し、変換用子局と家庭との間のみ従来通りの電話線を用いるという方法が考案されている。
このような変換用子局には、丁度図1に示した局舎140と同様に、端末130A〜130Hとの間での通信信号である電気信号と、局舎間での通信信号である光信号との信号変換を行う信号変換装置を備えることになるため、その信号変換装置に電源供給を行う必要がある。
ところが、変換用子局の設置場所によっては、局舎とは異なりその設置場所に電力線が設けられていないなどの理由で電力供給を受けられないことがある。そこで、電話線で繋がっている上記各端末から電話線を介して変換用子局側へ逆方向に電力供給を行うという方式が考えられる。変換用子局に対して電話線を介して接続されている複数の端末から電力供給を行うためには、その複数の端末から安定的且つ平等に電力供給を行うことが重要である。仮に個々の端末がその動作時に変換用子局に対して電力供給を行うようにしただけでは、動作状態にある端末の数の増減によって安定した電力供給が行えないという問題が生じる。また、複数の端末はいずれも家庭に設置されるものであり、常に電源スイッチが投入されているとは限らないので、たとえば複数の端末のうち或る特定の端末だけで電力供給を行えるように回路を定めておくこともできない。
そこで、この発明の目的は、複数の電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から負荷に対して均等に電力供給を行うようにして、前記課題を解消した電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置を提供することにある。
この発明の電力供給方法は次のように構成する。
(1)複数の電力供給源(例えば端末の定電圧源+電力供給線)のうち電力供給可能な電力供給源を時分割で切り替えて負荷(例えば子局側のDC−DCコンバータ+信号変換装置)へ電力を供給する。
(2)前記負荷はたとえば定消費電力負荷とする。
(3)前記複数の電力供給源の出力電圧が所定の第1の電圧以上となっている電力供給源を前記電力供給可能な電力供給源とする。
(4)いずれかの電力供給源からの前記負荷への電力供給中に、切り替え先として予定している電力供給源(電力非供給中の電力供給源)の出力電圧を検出し、該出力電圧が前記第1の電圧以上となっているときに電力供給源の切り替えを行い、前記出力電圧が前記第1の電圧を下回っているときには別の電力供給源を切り替え先として予定する。
(5)前記電力供給源の切り替え時の過渡期には、切り替え前後の両方の電力供給源から同時に前記負荷へ電力を供給する。
(6)いずれかの電力供給源からの前記負荷への電力供給中に、その電力供給源の出力電圧が所定の第2の電圧を下回ったときに、(その電力供給源からの電力供給が不可能になったと判断して)別の電力供給源からの電力供給に切り替える。
(7)前記第2の電圧は前記第1の電圧より低い電圧とする。
(8)全ての電力供給源の出力のダイオードORをとって補助電力供給源を構成し、前記電力供給源の切り替え時の過渡期に前記補助電力供給源からも前記負荷へ電力供給する。
(9)前記電力供給可能な電力供給源からの前記負荷への電力供給量がほぼ均等になるように前記時分割の時間を定める。
(10)前記電力供給源は定電圧源の出力を、等価インピーダンスを有する電力供給線を介して負荷へ供給するとともに、電力供給可能な複数の電力供給源の前記定電圧源の出力電力量が一定になるように前記負荷へ電力供給する時分割の時間を異ならせる。
(11)前記電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から前記負荷へ電力供給する時分割の時間を、前記電力供給可能な複数の電力供給源の出力電圧に比例させる。
(12)前記定電圧源の出力電力の効率最大点を、前記負荷の平均消費電力以上、且つその2倍以下の範囲に設定する。
(13)前記電力供給線に通信信号を重畳させる。
(14)前記電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から前記負荷へ電力供給する時分割の時間を一定にする。
(15)全ての電力供給源の出力のダイオードORをとって第2の補助電力供給源を構成し、前記電力供給源の切り替えを制御する制御回路の少なくとも起動時に前記第2の補助電力供給源から前記制御回路へ電力供給する。
(16)前記電力供給源から負荷への電力供給時には、当該電力供給源から前記制御回路に電力供給する。
また、この発明の電力供給装置は次のように構成する。
(17)負荷と複数の電力供給源が接続され、該複数の電力供給源から供給される電力を時分割で順次切り替えて前記負荷へ供給する時分割電力供給手段を備える。
(18)前記時分割電力供給手段は、前記複数の電力供給源がそれぞれ接続される複数の入力端子と、前記負荷が接続される1つの出力端子と、一端がそれぞれ前記複数の入力端子に接続されるとともに他端が前記出力端子に接続される複数の第1のスイッチと、前記複数の第1のスイッチを所定時間ごとにいずれか1つが主としてオンするように順次切り替える制御回路とから構成する。
(19)前記複数の入力端子と前記複数の第1のスイッチとの間にそれぞれ第1のダイオードを備える。
(20)一端および他端を有するとともに他端が前記出力端子に接続され、前記制御回路によって制御される第2のスイッチと、前記複数の入力端子にそれぞれ一端が接続されるとともに他端が前記第2のスイッチの一端に接続された複数の第2のダイオードとを備える。
(21)前記複数の入力端子の電圧をそれぞれ検知する電圧検知回路を備え、前記制御回路は前記電圧検知回路の検知結果に基づいて前記第1のスイッチの切り替え制御を行うものとする。
また、この発明の電源装置は、
(22)前記いずれかの構成の電力供給装置とその電力供給装置の出力端子に接続されるDC−DCコンバータ回路とを備える。
さらに、この発明の通信装置は、
(23)前記電源装置と、その電源装置における複数の入力端子と前記複数の第1のスイッチとの間にそれぞれ設けられ、信号と供給電力との分離を行う複数の信号分離重畳回路と、該複数の信号分離重畳回路に接続され、前記電源装置から電力供給を受け、電気信号の送受信を行う信号処理回路とを備える。
この発明によれば、次のような効果を奏する。
(a)複数の電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から時分割で負荷へ電力供給がなされるので、電力供給可能な複数の電力供給源は均等に(平等に)負荷へ電力供給できるようになる。
(b)複数の電力供給源と負荷との間の電力供給線には抵抗(等価抵抗)が存在し、電力供給源から一定電圧で電流を通電すると、負荷(受電端)での電圧が電力供給源によって異なることになるが、電力供給源の出力電力量が一定になるように電力供給線の等価抵抗に応じて電力供給源ごとの時分割の時間(電力供給時間)を制御することにより、複数の電力供給源の出力電力量が均等にできる。
(c)複数の電力供給源の全てが電力供給可能な状態にあるとは限らない場合、電力供給可能な電力供給源を選んで切り替えることになるが、電力供給可能な電力供給源(オンしている電力供給源)を検出して電力供給可能な複数の電力供給源の切り替えを行うことによって負荷への電力供給を中断することなく安定した電力供給が可能となる。
(d)複数の電力供給源の出力をダイオードORした補助電力供給源を構成し、電力供給源の切り替え時の過渡期にその補助電力供給源から電力供給することによって、切り替えに時間がかかった場合でも電力供給源の切り替え時の電力供給の停止を防止できる。
この発明の実施形態である電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置について各図を参照して説明する。
図2は複数の端末と子局を備えた通信装置の構成を示すブロック図である。電話交換局などの局舎40と複数の子局20A〜20Dとの間が信号ライン24でそれぞれ結ばれている。各子局には複数の端末30(30A〜30H)がそれぞれ電話線2(2A〜2H)を介して接続されている。
図2においては、子局20Aについては、その内部の構成をブロック図として示している。他の子局20B〜20Dについても同様であるので、子局20Aを代表して、その構成について説明する。子局には、電力受電回路10′からの電力を受けて動作する信号変換装置11、信号分離回路3および時分割切替回路22を介して複数の端末30A〜30Hから電力を受電する電力受電回路10′、複数の端末30A〜30Hとの間で電話線2A〜2Hを介して信号と電力の重畳を行うための信号分離回路3、および電力受電回路10′に対して時分割で電力供給を行う時分割切替回路22を備えている。
前記端末30A〜30Hはそれぞれ家庭内に設置され、子局20Aは電柱の柱上、柱上付近または地下などに設置される。端末30A〜30HはたとえばADSLモデムであり、端末内の回路動作のための電源および電話線2→信号分離回路3→時分割切替回路22→電力受電回路10′→信号変換装置11の経路で電力供給を行う電源1A〜1Hをそれぞれ備えている。
なお、信号変換装置11は光信号と電気信号との変換を行うが、これは電気信号の送受信を行う信号処理回路の一例として示しているものである。必ずしも一方が光信号である必然性はなく、両方が電気信号の場合も考えられる。
このように、電力供給線(電話線2)を介して接続された複数の端末30の電源1から負荷(電力受電回路10′および信号変換装置11)へ電力を供給する場合に、すべての電力供給源から均等に電力供給するために、複数の電力供給源(端末30の電源1+電話線2)から時分割で順番に電力を供給することがこの発明の第1の要点である。
図3は図2に示した子局のさらに具体的な構成を示すブロック図である。ここでは端末から子局への特に電力供給について着目して図示している。時分割切替回路22は、複数の信号分離回路3A〜3Hからの電力を時分割で切り替えてDC−DCコンバータ10へ電力供給する。このDC−DCコンバータ10は信号変換装置11へ電源電圧を出力(電力供給)する。時分割切替回路22は、複数の信号分離回路3A〜3Hから供給電力を受ける入力端子4(4A〜4H)と、負荷(DC−DCコンバータ10および信号変換装置11)が接続される1つの出力端子9を備えている。上記複数の入力端子4A〜4Hにはそれぞれ第1のダイオード5A〜5Hを介して第1のスイッチ6A〜6Hの一端を接続している。これらの第1のスイッチ6A〜6Hの他端は出力端子9にそれぞれ接続している。この複数の第1のスイッチ6A〜6Hの切り替えによって前記負荷へ電力供給を行う。
また、第2のスイッチ7の一端を出力端子9に接続し、複数の入力端子4A〜4Hと第2のスイッチ7の他端との間に第2のダイオード8A〜8Hをそれぞれ接続している。これらのダイオードによりダイオードORをとって補助電力供給源(以下「ダイオードORチャンネル」という。)を構成している。このダイオードORチャンネルによる電力はマイコン制御用電源12へも一時的に与える。前記負荷への電力供給時には出力端子9からマイコン制御用電源12に電力供給する。このマイコン制御用電源12は制御部マイコン13およびADコンバータ14に対して電源電圧を供給する。ADコンバータ14は8チャンネル入力のADコンバータであり、入力端子4A〜4Hの電圧を入力して、それらのディジタルデータを制御部マイコン13へ与える。制御部マイコン13は第1のスイッチ6A〜6Hおよび第2のスイッチ7を切り替え制御する。
なお、出力端子9には、その電圧を安定化させるために平滑用のコンデンサ15を設けている。同様に前記ダイオードORチャンネルの出力側に平滑用のコンデンサ16を設けている。
図3に示した回路の動作は次のとおりである。
電話線2A〜2Hは、この発明に係る「電力供給線」相当し、(端末の電源1A〜1H+電話線2A〜2H)は、この発明に係る電力供給源に相当する。電力供給源から子局20へ与えられる電圧は必ずしも内部の信号変換装置11にとって最適値になるとは限らないので、DC−DCコンバータ10を設けている。このDC−DCコンバータの入力として各端末の電源1A〜1Hから供給される電力を利用する。よって、入力電圧の変動は、このDC−DCコンバータで吸収できる。DC−DCコンバータ10は信号変換装置11を動作させるための一定の電源電圧を信号変換装置11へ出力する。信号変換装置11はほぼ一定電力(たとえば30[W])を消費する負荷である。
端末側の電源1A〜1Hは所定電圧(たとえば60[V])を電話線2A〜2Hに対して出力する。電話線2A〜2Hには抵抗成分(等価抵抗)があり、子局との距離は端末によって異なるため、電話線の長さも異なり、その等価抵抗も異なる。たとえば0〜20[Ω]の値となる。そのため、端末側の電源1A〜1Hから一定の電圧で一定の電流を通電すると、子局20に至った点(受電端)での電圧(すなわち電力供給源の出力電圧)は端末によって異なることになる。
負荷の入力部はDC−DCコンバータ10であるので、その入力電圧が規格内であれば、入力電圧が変化しても動作可能である。ただし、一定電力を消費するため、入力電圧が低い場合には必然的に入力電流が増えることになる。これは、端末の電源1A〜1Hから出力される電流が増えることを意味する。すなわち、電話線2A〜2Hの等価抵抗が大きいほど、端末の電源1A〜1Hから出力される電流が増えることになる。
DC−DCコンバータ10での変換損失を無視すると、電話線の等価抵抗が0[Ω]の場合は、端末側から60[V]で0.5[A]出力すれば受電端でも同じ電圧、電流となり、電力は30[W]になる。ところが等価抵抗が20[Ω]の場合には、端末側から60[V]で0.634[A]出力してはじめて受電端では47.32[V](60−20×0.634=47.32)となって電力が30[W](0.634×47.32=30)になる。受電端での電圧の算出については後述する。
この場合、端末ごとの時分割給電の時間を一定にすると、等価抵抗の大きい電話線につながっている端末ほど1回あたりの時分割時間において大きな電力量を供給することになり、端末側から見て不均等になる。
そこで、端末側の1回あたりの時分割時間において出力電力量が一定になるように、電話線の等価抵抗に応じて端末ごとの時分割給電の時間を異ならせる。
たとえば等価抵抗が0[Ω]の時(受電端での電圧は60[V])の電力供給時間を2秒とした場合には、等価抵抗が20[Ω]の時(受電端での電圧は47.32[V])は2×47.32/60≒1.5773秒にする。このように、必ずしも等価抵抗の値を測らなくても、所定の電力を負荷に供給している際の受電端の電圧で、時分割給電の時間を決めることができる。これで各端末からの給電電力量が一定になる。このように、電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から電力供給する時分割の時間を、電力供給源の出力電圧に比例させて、各電力供給源からの給電電力量を一定にすることが本発明の第2の要点である。
〈受電端での電圧について〉
ここでは端末側の電源が定電圧電源(60[V])であり、負荷が定消費電力負荷(30[W])であるものとする。まず、等価抵抗がrの電力供給源から負荷に電力を供給している状態を仮定し、受電端での電圧をv、電流をiで表すと、
消費電力が一定なので、
v・i=30 …(1)
となる。また、電話線による電圧降下を考えると、
60−v=i・r …(2)
となる。この2つの式からvに関する2次方程式
2−60v+30r=0 …(3)
が得られ、これを解くと
v=30+√(900−30r) …(4)
となる。もう1つの解は非現実解であるため無視する。
これにr=0を代入するとv=60となる。また、r=20を代入するとv=47.32となる。
〈受電端での電圧と電力供給時間との関係について〉
上記の前提条件においては、等価抵抗が0の時の電流が0.5[A]になる。端末側での出力電流も0.5[A]になるので、一定時間tでの出力電力量は60×0.5×tになる。
一方、等価抵抗がrの時の電流をiとすると、i>0.5となる。そして、端末側での出力電力は60×iになる。ある時間t’での出力電力量は60×i×t’になる。
この2つが等しいとすると、
t’=0.5t/i
と表され、vi=30より
t’=0.5t/i=0.5t・v/30=(v/60)×t
と表される。この60は端末側の出力電圧と同じである。
これより、電力供給中の受電端での電圧を見れば電力供給時間を設定できることがわかる。
さて、各端末は、家庭の電話のモジュラージャックへ接続し、且つ端末の電源スイッチをオンして初めて変換装置への電力供給ができる。但し、端末の電源スイッチをオンするかどうか、モジュラージャックへ接続するかどうかは利用者の自由である。通信をしない間は電源スイッチをオフしておくというユーザーもいるかも知れない。また停電によって電力供給できなくなる場合もあり得る。したがって、必ずしもすべての端末が常に電力供給できる状態にあるわけではない。
そのため、実際には電力供給可能な端末を選んで切り替えを行う必要がある。そこで、オンしている端末を検出する機能を備え、複数の端末がオンしている場合には、そのオンしている複数の端末の間で時分割的に電力給電を切り替える。切り替え先として予定している端末がオンしているかどうかは非電力供給時の受電端での電圧が所定値(Vn)を超えているかどうかで判断し、オン状態と判断した場合は供給可能と見なす。逆に、電力供給していた端末が供給途中にオフしたかどうかは電力供給時の受電端での電圧が所定値(Vt)以下になったかどうかで判断する。この二つのしきい値電圧Vn,Vtは、Vn=Vtとはせずに、Vn>Vtの関係とする。電力供給の途中で端末の電源スイッチがオフされる場合には即座に別のオンしている端末に切り替える。
このように、オンしている電力供給源(端末)を検出し、そのオンしている複数の端末の間で時分割的に電力給電を切り替えることが本発明の第3の要点である。
切り替え時の問題として、瞬間的な電圧低下の可能性が挙げられる。そこで、1つの方法として、切り替え時の短時間だけ切り替え元と切り替え先の両方の端末から電力供給を受けられるようにする。具体的には短時間だけ2つの電力供給経路をともにオンする。この場合、実際には2つの端末のうち通常電力供給状態での受電端での電圧が高い方から多く電力供給を受けることになるが、時間的にはわずかであるので、その不均等は無視できる。
もう1つの方法として、切り替え時の短時間だけ、前記ダイオードORチャンネルからも電力供給を受けられるようにする。この場合も一時的に電力供給が不平等になるが、時間的にはわずかなので、その不均等は無視できる。そして、この場合は2つの端末への経路がともにオンになる時間は必須ではなく、極端な場合として2つの端末への経路がともにオフになる瞬間があっても構わない。
また、電力供給中の端末が急にオフした場合には2経路を同時にオンする方法が使えない。そして、切り替え先を探すのに時間がかかる場合には電力供給がストップする可能性がある。そこで、このような場合には前記ダイオードORチャンネルから一時的に電力を供給する。
なお、電力供給経路の切り替えを行う制御回路(制御部マイコン13およびADコンバータ14)への電力(マイコン制御用電源12への電力)を常にダイオードORチャンネルから供給することにすると、結果的に電話線の等価抵抗の小さい特定の端末から多く電力供給することになり、これも電力の不均等給電の要因になる。そのため、上記電力供給経路の切り替えを行う制御回路は最初の起動時のみダイオードORチャンネルから電力供給を受け、時分割切替回路22の制御が開始された後は実際に電力供給をしているところ(すなわち出力端子9)から電力供給を受ける。
なお、図3において、8つの第1のスイッチ6A〜6Hの前に第1のダイオード5A〜5Hを挿入している意義と作用は次のとおりである。
まず、8つの第1のスイッチ6A〜6Hは実際にはそれぞれMOSFETで構成し、MOSFETのドレインが電力供給源側になるように用いる。この場合、MOSFETにはソースからドレインに向かって順方向となるボディダイオードが内蔵されているので、MOSFETそのものがオフ状態でもソース側の電圧がドレイン側より高いときにはソースからドレインに向かって電流が流れる。そのため、たとえば受電端の電圧の高い電力供給源に接続されるMOSFETがオンしていると、その高い電圧がDC−DCコンバータに入力されるとともに他のオフしているMOSFETのソースにも印加される。その場合、受電端の電圧の低い電力供給源に接続されているMOSFETのボディダイオードに電流が流れ、電力供給能力のない電力供給源に接続されているMOSFETについてもドレイン電圧(受電端電圧)がソース電圧に近い電圧まで上昇してしまい、その電力供給源が利用可能と判断されてしまい、誤動作の原因になる。
そこで、第1のスイッチ6A〜6Hの前にダイオード5A〜5Hを挿入してMOSFETスイッチのボディダイオードに電流が流れるのを防止している。
次に上述の処理を実現するための図3に示した制御部マイコン13の処理手順を図4〜図6に示すフローチャートを基に説明する。
まず制御部マイコン13に電源が印加されることによって動作を開始し、100[ms]だけ時間待ちする(S1)。この100[ms]の時間にダイオードORチャンネルに接続されたコンデンサ16を充電させ、入力端子4A〜4Hの電圧を安定化させる。
その後、入力端子4A〜4Hの各ライン(以下、これをチャンネルchという。)の電圧、すなわちADコンバータ14によってディジタルデータに変換された値を読み取る(S2)。
なお、入力端子4A〜4Hの電圧は、厳密には受電端での電圧と一致しないが、信号分離回路3A〜3Hでの電圧降下は小さくて無視できるので実質的に等しいとみなしている。
続いて、各チャンネルの電圧のうち第1の電圧Vnを43[V]とし、この第1の電圧以上の電圧であるチャンネル(以下、「オンチャンネル」という。)のうちチャンネル番号の最も若いチャンネルを100[ms]の間導通させる(S3)。たとえばchA,chBが0[V]であり、chCが50[V]であれば、このチャンネルchCの第1のスイッチ6Cを100[ms]の間オンする。
なお、このステップS3の100[ms]の導通期間は、たとえそのオンチャンネルの電圧が低下したとしても、導通状態を維持する。このオンチャンネルの電圧が低下しても、ダイオードORチャンネルに設けたコンデンサ16の容量(たとえば33〜47μF)に充電されている電荷を用いてマイコン制御用電源12は制御部マイコン13に対して電源電圧(5[V])の供給を維持できる。
そして、該当チャンネル(上述の例ではchC)を第1導通ポートに割り当てる(第1導通ポートとして記憶する)(S4)。
図5は図4に続く処理手順を示すフローチャートである。まず第1導通ポートの電圧Vp1を読み取り、この電圧Vp1が第2の電圧Vt(例えば40[V])未満へ低下していないか否かを判定する(S10→S11)。Vp1≧Vtであれば、その第1導通ポートの電圧Vp1に基づいて導通時間を算出する(S12→S13)。
ここで、導通時間比率をVp1/60とする。たとえば、基準となる導通時間を2秒とすると、第1導通ポートの導通時間は2×(Vp1/60)秒とする。
この導通時間が経過するまでは、(S14→S10→S11→S12→S14→・・・)の導通時間待ちループを繰り返す。(ステップS12は、この導通時間待ちループの1回目であるか否か、すなわちVp1を基にまだ導通時間を算出していない状態であるか否かを判定する。)但し、上記導通時間が経過するまでにVp1<Vtとなれば、後に述べる図6の処理へ移る(S11→S31)。
上記導通時間が経過した後は、第1導通ポートに割り当てたチャンネルの次のチャンネルの電圧を読み取る(S14→S15)。その電圧がオン状態すなわち第1の電圧Vn以上であれば、該当チャンネルを第2導通ポートに割り当て(第2導通ポートとして記憶し)、その第2導通ポートを導通させる(S16→S17)。
もし該当チャンネルがオフ状態であれば、その次のチャンネルについて電圧の読み取りおよびオン状態の判定を行う(S16→S18→S15→S16→・・・)。もしオン状態のチャンネルが第1導通ポートしかなければ、そのチャンネルを第2導通ポートにも割り当てる(S18→S19)。すなわちそのオンチャンネルを第1導通ポートであり且つ第2導通ポートとして扱う。
その後、10[ms]の時間を待って第1導通ポートを遮断する(S20→S21)。このことにより第1導通ポートを所定時間導通させた後、10[ms]の間は第1・第2の導通ポートを共に導通状態とし、その後第2導通ポートのみが導通状態となる。すなわち導通状態のポートが第1導通ポートから第2導通ポートへ遷移する。
その後、第2導通ポートのチャンネルを第1導通ポートに割り当てる(S22)。
その後はステップS11へ戻って同じ処理を繰り返す(S22→S11→・・・)。この図5に示した処理の繰り返しによって、オンチャンネルが順次その電圧に応じた導通時間だけ導通するとともに順次時分割的に切り替えられて、図3に示した出力端子9からDC−DCコンバータ10へ電力供給されることになる。
ここで、図5に示した通常安定状態の時分割制御の例を、図8を基に説明する。
図8の(A)に示す例では、オン状態のチャンネルがch2,ch4,ch7であり、それぞれの電圧は60[V],50[V],45[V]である。まずch2を第1導通ポートに割当てる。この第1導通ポートの電圧Vp1は60[V]であるので、第1導通ポートの導通時間を2秒とし、この2秒の導通後、ch4を第2導通ポートに割当て、10[ms]だけ第1導通ポートと第2導通ポート共に導通させる。その後、ch4を第1導通ポートに割当てる。この第1導通ポートの電圧Vp1は50[V]であるので、その導通時間を1.67秒(2秒×50[V]/60[V])とし、その時間だけ導通させる。
その後、ch7を第2導通ポートに割当て、10[ms]だけ第1導通ポートと第2導通ポートを導通させる。その後、ch7を第1導通ポートに割当てる。この第1導通ポートの電圧Vp1は45[V]であるので、導通時間を1.5秒(2秒×45[V]/60[V])とし、その時間だけ導通させる。
その後、ch2を第2導通ポートに割当て、10[ms]だけ第1導通ポートと第2導通ポートを共に導通させる。
以降は上記の処理を繰り返す。
また、図8の(B)に示す例では、オン状態のチャンネルがch1のみであり、その電圧は55[V]である。まずch1を第1導通ポートに割当て、この第1導通ポートの電圧Vp1=55[V]に応じた時間1.83秒(2秒×55[V]/60[V])だけ導通させる。
その後、同じくch1を第2導通ポートに割当て、10[ms]だけ第1導通ポートと第2導通ポートを共に導通させる。実際には同じチャンネルch1であるのでch1のみが導通状態となる。
以降はこの処理を繰り返すことになる。
さて、図6は、図5に示したステップS11で、Vp1<Vtとなったときの処理手順を示すフローチャートである。図5に示したステップS11で、Vp1<Vtとなれば、ダイオードORチャンネルに第2導通ポートに割当て、その第2導通ポートを導通させる(S31)。すなわち図3に示した第2のスイッチ7を導通させる。
その後、第1導通ポートに割り当てていたチャンネルの次のチャンネルの電圧を読み取り、そのチャンネルがオン状態であるか否かを判定する(S32→S33)。そのチャンネルがオフ状態であれば、さらにその次のチャンネルについて電圧を読み取り、オン状態か否かを判定する。オン状態のチャンネルが見つかれば、該当チャンネルを第1導通ポートに割当て、その第1導通ポートを導通させる(S34)。
その後、10[ms]の時間を待って第2導通ポートを遮断する(S35→S36)。
これによりダイオードORチャンネルによる電力供給状態から第1導通ポートによる電力供給状態へ遷移する。その後は図5のステップS11へ戻って、前述した場合と同様の通常のルーチンへ戻る(S36→S11→・・・)。
図7は第1導通ポートの電圧Vp1が低下した以降の出力端子の電圧変化の例を示している。この図7に示すように、ある時点で第1導通ポートに割り当てたチャンネルの電源(端末の電源)が切断されると、その第1導通ポートに割り当てたチャンネルの電圧Vp1は次第に低下し、しきい値電圧Vtを下回ったことを検出してからダイオードORチャンネルに切り替えるまでの遅延時間Td(たとえば0.3[ms])の後、ダイオードORチャンネルから電力供給されて出力端子の電圧は再び上昇する。図7のΔVはTdの遅延によって生じる、しきい値Vtを下回る電圧低下分を示している。この電圧ΔVはTdを短くすることによって問題のない程度にまで小さくできる。なお、出力端子9に設けたコンデンサ15の容量および電源1A〜1Hの内部に備えている平滑用コンデンサの容量等によってこの傾きが定まる。電源の切替遅延時間Tdの間はダイオードORチャンネルのコンデンサ16によって制御部マイコン13への電源電圧供給が維持され、また、出力端子9に設けたコンデンサ15によってDC−DCコンバータ10の入力電源電圧が維持されるので、電源供給が中断されることはない。
なお、複数の電話線の等価抵抗がほぼ同一と見なせる場合は、前記電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から電力供給する時分割の時間を予め一定にしておいてもよい。
次に、端末側の電源の効率を高める方法について示す。
まず、受電端の電圧を求める式は既に示したとおり(4)式で表される。この式が成り立つのは√の中がゼロ以上の時のみである。したがって、その条件は、
r≦30
となる。r=30のとき、v=30となり、端末側の出力電圧の半分になる。負荷側の消費電力が同じだとすると、そのときの電流はr=0の時の2倍になり、端末側の出力電力も2倍になる。ここでは具体的な数値で示したが、一般化しても同じである。そして、r>30となる条件、すなわち端末側の出力電力をr=0の時の2倍より大きくしなければならないような状態はそもそもあり得ないことになる。よって、端末側の電源は負荷の平均電力以上、その2倍以下の範囲で動作することになり、その範囲に電源の効率最大点を設定するのが望ましいわけである。
因みに、r>30となる場合というのは、前記(1)式,(2)式を受電端の電圧vと電流iのグラフにしたときに、その交点が無い条件である。(1)式は反比例の式であり、(2)式は傾きが負の直線になる。そのため、r<30では2つの交点が存在し、r=30の時に1つの接点となり、r>30で交点が無くなる。この場合、実際には負荷側のDC−DCコンバータが動作と停止を繰り返す不安定な状態になる。
複数の端末と子局とを備えた従来の通信装置の構成を示す図である。 この発明の実施形態に係る通信装置の全体の構成を示すブロック図である。 子局の電力供給系統の構成を示すブロック図である。 時分割切替回路の制御部マイコンの処理手順を示すフローチャートである。 時分割切替回路の制御部マイコンの処理手順を示すフローチャートである。 時分割切替回路の制御部マイコンの処理手順を示すフローチャートである。 第1導通ポートに割り当てたチャンネルの電圧低下時の出力端子電圧の変化の例を示す図である。 第1・第2の導通ポートへのチャンネルの割当ての推移の例を示す図である。
符号の説明
2−電話線
3−信号分離回路
4−入力端子
6−第1のスイッチ
7−第2のスイッチ
9−出力端子
10′−電力受電回路
10−DC−DCコンバータ
20−子局
22−時分割切替回路
24−信号ライン
30−端末
140−局舎

Claims (23)

  1. 複数の電力供給源のうち電力供給可能な電力供給源を時分割で切り替えて負荷へ電力を供給することを特徴とする電力供給方法。
  2. 前記負荷が定消費電力負荷である、請求項1に記載の電力供給方法。
  3. 前記複数の電力供給源の出力電圧を検出し、該出力電圧が所定の第1の電圧以上となっている電力供給源を前記電力供給可能な電力供給源とする、請求項1または2に記載の電力供給方法。
  4. いずれかの電力供給源からの前記負荷への電力供給中に、切り替え先として予定している電力供給源の出力電圧を検出し、該出力電圧が前記第1の電圧以上となっているときに電力供給源の切り替えを行い、前記出力電圧が前記第1の電圧を下回っているときには別の電力供給源を切り替え先として予定する、請求項3に記載の電力供給方法。
  5. 前記電力供給源の切り替え時の過渡期に切り替え前後の両方の電力供給源から同時に前記負荷へ電力を供給する、請求項1ないし4のいずれかに記載の電力供給方法。
  6. いずれかの電力供給源からの前記負荷への電力供給中に、その電力供給源の出力電圧が所定の第2の電圧を下回ったときに、別の電力供給源からの電力供給に切り替える、請求項3ないし5のいずれかに記載の電力供給方法。
  7. 前記第2の電圧は前記第1の電圧より低い電圧である請求項6に記載の電力供給方法。
  8. 全ての電力供給源の出力のダイオードORをとって補助電力供給源を構成し、前記電力供給源の切り替え時の過渡期に前記補助電力供給源からも前記負荷へ電力供給する、請求項3ないし7のいずれかに記載の電力供給方法。
  9. 前記電力供給可能な電力供給源からの前記負荷への電力供給量が略均等になるように前記時分割の時間を定める、請求項1ないし8のいずれかに記載の電力供給方法。
  10. 前記電力供給源は定電圧源の出力を、等価インピーダンスを有する電力供給線を介して負荷へ供給するとともに、電力供給可能な複数の電力供給源の前記定電圧源の出力電力量が一定になるように前記負荷へ電力供給する時分割の時間を異ならせる、請求項9に記載の電力供給方法。
  11. 前記電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から前記負荷へ電力供給する時分割の時間を、前記電力供給可能な複数の電力供給源の出力電圧に比例させる、請求項10に記載の電力供給方法。
  12. 前記定電圧源の出力電力の効率最大点を、前記負荷の平均消費電力以上、且つその2倍以下の範囲に設定する、請求項10または11に記載の電力供給方法。
  13. 前記電力供給線に通信信号を重畳させる、請求項10ないし12のいずれかに記載の電力供給方法。
  14. 前記電力供給源のうち電力供給可能な複数の電力供給源から前記負荷へ電力供給する時分割の時間を一定にする、請求項9に記載の電力供給方法。
  15. 全ての電力供給源の出力のダイオードORをとって第2の補助電力供給源を構成し、前記電力供給源の切り替えを制御する制御回路の少なくとも起動時に前記第2の補助電力供給源から前記制御回路へ電力供給する、請求項1ないし14のいずれかに記載の電力供給方法。
  16. 前記電力供給源から負荷への電力供給時には、当該電力供給源から前記制御回路に電力供給する、請求項15に記載の電力供給方法。
  17. 負荷と複数の電力供給源が接続され、該複数の電力供給源から供給される電力を時分割で順次切り替えて前記負荷へ供給する時分割電力供給手段を備えたことを特徴とする電力供給装置。
  18. 前記時分割電力供給手段は、前記複数の電力供給源がそれぞれ接続される複数の入力端子と、前記負荷が接続される1つの出力端子と、一端がそれぞれ前記複数の入力端子に接続されるとともに他端が前記出力端子に接続される複数の第1のスイッチと、前記複数の第1のスイッチを所定時間ごとにいずれか1つが主としてオンするように順次切り替える制御回路とから構成した請求項17に記載の電力供給装置。
  19. 前記複数の入力端子と前記複数の第1のスイッチとの間にそれぞれ第1のダイオードを備えた、請求項18に記載の電力供給装置。
  20. 一端および他端を有するとともに他端が前記出力端子に接続され、前記制御回路によって制御される第2のスイッチと、前記複数の入力端子にそれぞれ一端が接続されるとともに他端が前記第2のスイッチの一端に接続された複数の第2のダイオードとを備えた請求項18または19に記載の電力供給装置。
  21. 前記複数の入力端子の電圧をそれぞれ検知する電圧検知回路を備え、
    前記制御回路は前記電圧検知回路の検知結果に基づいて前記第1のスイッチの切り替え制御を行う、請求項18ないし20のいずれかに記載の電力供給装置。
  22. 請求項17ないし21のいずれかに記載の電力供給装置と、該電力供給装置の前記出力端子に接続されるDC−DCコンバータ回路とを備えた電源装置。
  23. 請求項22に記載の電源装置と、該電源装置における複数の入力端子と前記複数の第1のスイッチとの間にそれぞれ設けられ、信号と供給電力との分離を行う複数の信号分離重畳回路と、該複数の信号分離重畳回路に接続され、前記電源装置から電力供給を受け、電気信号の送受信を行う信号処理回路とを備えた通信装置。
JP2006307060A 2006-11-13 2006-11-13 電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置 Expired - Fee Related JP4825642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006307060A JP4825642B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006307060A JP4825642B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008125262A true JP2008125262A (ja) 2008-05-29
JP4825642B2 JP4825642B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=39509453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006307060A Expired - Fee Related JP4825642B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4825642B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102761110A (zh) * 2011-04-26 2012-10-31 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 供电延迟电路
JP2015170956A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 アルプス電気株式会社 電圧選択回路及びこれを有する半導体集積回路装置
JP2016534692A (ja) * 2013-08-07 2016-11-04 アルカテル−ルーセント リバース電力供給式リモートノードで使用するシステム及びリモートノードにリバース電力供給する方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101243362B1 (ko) 2012-08-21 2013-03-13 박우만 전기총량 절감장치
CN104756033A (zh) * 2012-10-18 2015-07-01 求峰电之友技术株式会社 总电功量率节省装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528177A (en) * 1978-08-19 1980-02-28 Fujitsu Ltd Power supply feeding system in input and output control unit
JPS60201418A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Mitsubishi Electric Corp 電池電源回路
JPH0583884A (ja) * 1991-09-20 1993-04-02 Nec Corp 直流電源切替装置
JPH0698480A (ja) * 1992-09-09 1994-04-08 Sony Corp 電源装置
JPH09322399A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Nec Corp 電源切り替え回路
JP2001145396A (ja) * 1999-11-16 2001-05-25 Meidensha Corp 複合発電システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528177A (en) * 1978-08-19 1980-02-28 Fujitsu Ltd Power supply feeding system in input and output control unit
JPS60201418A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Mitsubishi Electric Corp 電池電源回路
JPH0583884A (ja) * 1991-09-20 1993-04-02 Nec Corp 直流電源切替装置
JPH0698480A (ja) * 1992-09-09 1994-04-08 Sony Corp 電源装置
JPH09322399A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Nec Corp 電源切り替え回路
JP2001145396A (ja) * 1999-11-16 2001-05-25 Meidensha Corp 複合発電システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102761110A (zh) * 2011-04-26 2012-10-31 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 供电延迟电路
JP2016534692A (ja) * 2013-08-07 2016-11-04 アルカテル−ルーセント リバース電力供給式リモートノードで使用するシステム及びリモートノードにリバース電力供給する方法
US9787410B2 (en) 2013-08-07 2017-10-10 Alcatel Lucent System for use in a reverse powered remote node and method for reverse powering a remote node
EP2835934B1 (en) * 2013-08-07 2021-04-07 Alcatel Lucent Reverse powered remote node and method for reverse powering a remote node
JP2015170956A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 アルプス電気株式会社 電圧選択回路及びこれを有する半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4825642B2 (ja) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6603223B2 (en) Electronic apparatus having dual-mode load circuit
US9991804B2 (en) Bus controller including feedback control unit reducing power consumption
JP5738361B2 (ja) 電源制御方法
EP1813011B1 (en) A power converter
TWI483546B (zh) 電源管理系統及驅動金屬氧化物半導體開關之方法
EP2911282B1 (en) Power source and power source voltage regulating method
KR100702278B1 (ko) 전력 변환기, 시스템, 및 전송 장치를 제어하는 제어기
EP1555595A2 (en) Apparatus for controlling power of processor having a plurality of cores and control method of the same
US20100308778A1 (en) Electronic system, electronic device and power supply device
JP4825642B2 (ja) 電力供給方法、電力供給装置、電源装置および通信装置
KR20180118786A (ko) 고속 충전 방법 및 시스템, 단말기 그리고 충전기
CN110198123B (zh) 稳压系统、稳压芯片以及稳压控制方法
EP3318004A1 (en) Power providing device and method, power receiving device
US20220037881A1 (en) Energy storage power supply, parallel control device for energy storage power supplies, and parallel control method for energy storage power supplies
EP2431831B1 (en) Electric device and control method of the same
JP2006524456A (ja) 送信機内での電力の節約
CN115395762A (zh) 单电感变压的多电压独立输出电路及相关产品
JPH09107678A (ja) 電 源
KR100444273B1 (ko) 이동통신단말기의출력전원제어장치및방법
CN220933410U (zh) 恒压恒流补偿电路及电子设备
KR100888829B1 (ko) 병렬 연결된 파워 서플라이의 제어장치
KR200421640Y1 (ko) 병렬 연결된 파워 서플라이의 제어장치
KR100323592B1 (ko) 무선 가입자 정합시스템에서의 전원 공급장치
CN112242704A (zh) 电压维持电路
JP2004294024A (ja) 給湯システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110509

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4825642

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees