JP2008124976A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】注目画素の画素値に対応させて、ノイズの軽減効果を発揮させることができる画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置10Aにおいて、注目画素の真値に応じ、注目画素の画素値として、真値に対して許容される画素幅を選定する選定部12と、選定部12によって選定された画素幅に応じ、注目画素の画素値を補正する補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する補正部13A〜13Yと、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
例えば、ディジタルカメラは、撮像素子によって撮影した画像を、ディジタル画像に変換する。近年のディジタルカメラにおいては、撮像素子の光検出能力が向上していることから、被写体からの光に加え、ランダムノイズ等をも検出し易くなり、S/N比が低下している。そこで、近年のディジタルカメラにおいては、撮影した画像の画質を低下させないようにしながら、ランダムノイズ等を低減し、S/N比を改善させることが求められている。
一般に、ランダムノイズ等を低減し、S/N比を改善させる画像処理装置として、重みテーブルを備えた空間フィルタ、メディアンフィルタを用いたものがそれぞれ知られている。例えば、非特許文献1に開示されているように、上記の空間フィルタは、ディジタル画像内の3×3領域の画素値と3×3領域の重みテーブルとの積和演算を、ディジタル画像の全域に亘って順次行い、それぞれの積和演算の結果の平均値を順次算出している。そして、上記の空間フィルタにおいては、算出した各平均値を、3×3領域の注目画素の画素値とし、ディジタル画像の全域に亘って算出された各平均値により、ディジタル画像が補正される。そこで、上記の空間フィルタにおいては、各平均値によって、ディジタル画像が補正されるため、補正前のディジタル画像に混入したランダムノイズが平滑化される。このため、上記の空間フィルタにおいては、補正前のディジタル画像に混入したランダムノイズが低減され、S/N比を改善することができる。
また、例えば、非特許文献2に開示されているように、上記のメディアンフィルタにおいては、ディジタル画像内の3×3領域のすべての画像値を、値が大きいものから順番に並べ変え、3×3領域の注目画素の画素値として、並べ変えた値の内のメディアン値(中間値)を求めている。そして、このメディアンフィルタにおいては、ディジタル画像の全域に亘ってメディアン値を求め、各メディアン値によって、ディジタル画像が補正される。そこで、このメディアンフィルタにおいては、各メディアン値によって、ディジタル画像が補正されるため、並べ変えた値の内の最大値によって、ディジタル画像が形成される場合に比べて、ディジタル画像に混入したノイズが抑えられる。このため、このメディアンフィルタにおいては、メディアン値によって、ディジタル画像を補正することにより、S/N比を改善することができる。
さらに、S/N比を改善させる画像処理装置として、εフィルタを用いたものが知られている(非特許文献3参照。)。εフィルタは、信号における突発的大振幅変化成分を維持しながら、信号に加えられた小振幅ランダムノイズを取り除く特性を有している。そこで、εフィルタにおいては、例えば、被写体からの光の信号に加えられたランダムノイズを取り除くことができ、S/N比を改善することができる。
田中弘著、「画像処理応用技術」、第3版、株式会社工業調査会、1991年6月、p.57−58 貴家仁志著、「よくわかるディジタル画像技術」、初版、CQ出版株式会社、1996年2月、p.102 原島 博、外3名「ε−分離非線形ディジタルフィルタとその応用」、1982年、信学論、vol.J65−A、no.4、p297−304
しかしながら、上述した空間フィルタを用いた画像処理装置においては、注目画素の画素値を算出する際に、過度にノイズが混入した画素値が用いられて、積和演算の平均値が算出されるおそれがある。また、上述したメディアンフィルタを用いた画像処理装置においても、注目画素の画素値を求める際に、過度にノイズが混入した画素値が用いられて、メディアン値が求められるおそれがある。このような場合には、過度にノイズが混入した画素値の影響を受けて、注目画素の画素値が、注目画素の真値に近づくことが妨げられる。そこで、上述した画像処理装置においては、ノイズの低減効果が十分ではなく、ディジタル画像が不鮮明になるおそれがある。
さらに、図10に図示するように、ディジタル画像に混入するノイズの分布は、注目画素の真値に対する存在確率が最大となる正規分布を示す。また、図11に図示するように、注目画素の画素値が大きくなるにつれて、ノイズの標準偏差σは増加する。
しかしながら、上述したεフィルタを用いる画像処理装置においては、注目画素の画素値によってノイズの標準偏差σが変化してしまうことが考慮されておらず、ノイズ判定値を一定の値に設定し、ランダムノイズを取り除いていた。そこで、注目画素の画素値が小さい領域では、画素値が大きい領域に比べると、ノイズ判定値によって定められる閾値が、最適な値よりも高い値に設定されてしまう。このため、ノイズに加えて、ディジタル画像の補正が過剰となり、ディジタル画像の濃度が低下してしまうおそれがある。
加えて、注目画素の画素値が大きい領域では、画素値が小さい領域に比べると、ノイズ判定値によって定められる閾値が、最適な値よりも低い値に設定されてしまう。このため、十分にノイズを取り除くことができず、ディジタル画像が不鮮明になるおそれがあった。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、注目画素の画素値に対応させて、ノイズの軽減効果を発揮させることができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る画像処理装置は、注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置において、前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定部と、前記選定部によって選定された前記画素幅に応じ、前記注目画素の画素値を補正する補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する補正部と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明に係る画像処理装置によれば、選定部が、注目画素の真値に応じ、注目画素の画素値として、真値に対して許容される画素幅を選定すると、選定される画素幅を、注目画素の真値に応じて変化させることができる。
また、請求項1の発明によれば、選定部によって選定された画素幅に応じ、補正部が、注目画素の画素値を補正する補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する。そこで、補正部は、画素幅に応じて、抽出される補正値を変化させることができる。したがって、請求項1の発明に係る画像処理装置によれば、補正部によって抽出された補正値により、注目画素の画素値を補正して、該注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
請求項8の発明に係る画像処理方法は、注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置に用いられる画像処理方法において、前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定ステップと、前記選定ステップによって選定された前記画素幅に応じ、前記注目画素の画素値を補正する補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する補正ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項8の発明に係る画像処理方法によれば、選定ステップが、注目画素の真値に応じ、注目画素の画素値として、真値に対して許容される画素幅を選定すると、選定される画素幅を、注目画素の真値に応じて変化させることができる。
また、請求項8の発明によれば、選定ステップによって選定された画素幅に応じ、補正ステップが、注目画素の画素値を補正する補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する。そこで、補正ステップは、画素幅に応じて、抽出される補正値を変化させることができる。したがって、請求項8の発明に係る画像処理方法によれば、補正ステップによって抽出された補正値により、注目画素の画素値を補正して、該注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
本発明の画像処理装置及び画像処理方法によれば、注目画素の真値に応じ、注目画素の画素値として、真値に対して許容される画素幅を選定すると、選定される画素幅を、注目画素の真値に応じて変化させることができる。
また、本発明によれば、選定された画素幅に応じ、注目画素の画素値を補正する補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する。そこで、画素幅に応じて、抽出される補正値を変化させることができる。したがって、本発明によれば、抽出された補正値により、注目画素の画素値を補正して、該注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図4を参照しつつ説明する。ここでは、本発明の画像処理装置を、ディジタルカメラに搭載された画像処理装置10Aを例に挙げて説明する。図1は、実施形態1の画像処理装置10Aの構成を示すブロック図である。画像処理装置10Aは、図示するように、画像メモリ11と、ノイズ判定値算出回路12と、第1判定・係数乗算回路13A〜13Yと、加算回路14とを備えている。
画像メモリ11は、SRAMとFFとによって構成されている。なお、図示しないが、画像メモリ11の入力端子IN1には、イメージセンサの信号を処理する信号変換部の出力が接続されている。
ノイズ判定値算出回路12の入力端子は、画像メモリ11の注目画素値出力端子A1に接続されている。実施形態1では、ノイズ判定値算出回路12は、ルックアップテーブルメモリによって構成されている。
第1判定・係数乗算回路13Aの第1入力端子は、画像メモリ11の注目画素値出力端子A1に接続されている。第1判定・係数乗算回路13Aの第2入力端子は、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。
第1判定・係数乗算回路13Bの第1入力端子は、画像メモリ11の注目画素値出力端子A1に接続されている。第1判定・係数乗算回路13Bの第2入力端子は、画像メモリ11の周辺画素値出力端子A2に接続されている。さらに、第1判定・係数乗算回路13Bの第3入力端子は、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。
また、第1判定・係数乗算回路13C〜13Yの各第1入力端子は、第1判定・係数乗算回路13Bの第1入力端子と同様に、画像メモリ11の注目画素値出力端子A1に接続されている。第1判定・係数乗算回路13C〜13Yの各第2入力端子は、画像メモリ11の各周辺画素値出力端子A3〜A25にそれぞれ接続されている。さらに、第1判定・係数乗算回路13C〜13Yの各第3入力端子は、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。
加算回路14の入力端子B1は、第1判定・係数乗算回路13Aの出力端子に接続されている。加算回路14の各入力端子B2〜B25は、第1判定・係数乗算回路13B〜13Yの各出力端子にそれぞれ接続されている。なお、図中の符号C1は、加算回路14の出力端子である。
次に、実施形態1の画像処理装置10Aの画像処理方法について説明する。上述したように、画像メモリ11の入力端子IN1には、イメージセンサの信号を処理する信号変換部の出力が接続されている。そして、ディジタル信号は、前記入力端子IN1を介し、画像メモリ11に入力される。
画像メモリ11は、イメージセンサの信号を処理する信号変換部によって生成された輝度成分のラインデータを記憶する。ラインデータは、複数の画素値によって構成されている。画像メモリ11は、ラインデータ毎に、被写体のディジタル画像のデータを記憶する。
本実施形態の画像処理装置10Aにおいては、図2に図示するように、画像メモリ11が、画像メモリ11に記憶されたディジタル画像のデータから、X方向及びY方向にそれぞれ5画素ずつの5×5領域を抽出する。図中のP22は注目画素値データを示し、P22以外の全符号P00〜P44は周辺画素値データを示す。本実施形態では、注目画素値データP22からノイズデータを削除したものが、本発明の注目画素の真値に相当する。
さらに、画像処理装置10Aにおいては、画像メモリ11が、注目画素値出力端子A1から、注目画素値データP22を、ノイズ判定値算出回路12及び各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yに出力する。加えて、画像メモリ11は、CPUによって制御され、各周辺画素値出力端子A2〜A25から、周辺画素値データP00等を、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yにそれぞれ出力する。
ノイズ判定値算出回路12には、画像メモリ11によって出力された注目画素値データP22に対応するノイズ判定値εが、ルックアップテーブルとして記憶されている。ノイズ判定値算出回路12は、前記注目画素値データP22に応じ、ルックアップテーブルからノイズ判定値εを読み出し、該ノイズ判定値εを、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yに出力する。なお、ここでは、ノイズ判定値εが、±3σに設定されている。図3に図示するように、注目画素の画素値(P22)が大きくなるにつれて、ノイズ判定値εは増加する。なお、σは、ノイズの標準偏差である。
上述したように、第1判定・係数乗算回路13Aには、注目画素値データP22及びノイズ判定値εのデータが入力されている。また、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yには、注目画素値データP22、周辺画素値データP00等及びノイズ判定値εのデータがそれぞれ入力されている。
第1判定・係数乗算回路13Aは、最初に、注目画素の画素値(P22)から注目画素の画素値(P22)を減算する。次に、第1判定・係数乗算回路13Aは、減算結果の絶対値を、ノイズ判定値εと比較する。第1判定・係数乗算回路13Aは、前記絶対値が、ノイズ判定値ε以下であると判断し、注目画素の画素値を選択する。
続いて、第1判定・係数乗算回路13Aは、注目画素の画素値に対するフィルタ係数K22(図4参照。)を、注目画素の画素値に乗算する。その後、第1判定・係数乗算回路13Aは、乗算結果の値を加算回路14の入力端子B1に出力する。なお、第1判定・係数乗算回路13Aは、図4に図示するように、注目画素の画素値(P22)に対応するフィルタ係数K22及び周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)に対応するフィルタ係数(K22を除くK00〜K44)を、フィルタテーブルとして記憶している。本実施形態では、各フィルタ係数が、1/25に設定され、各フィルタ係数の重み付けは同じである。
第1判定・係数乗算回路13Bは、最初に、周辺画素の画素値(P00)から注目画素の画素値(P22)を減算する。次に、第1判定・係数乗算回路13Bは、減算結果の絶対値を、前記ノイズ判定値εと比較する。第1判定・係数乗算回路13Bは、前記絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断すると、周辺画素の画素値(P00)を選択する。第1判定・係数乗算回路13Bは、前記絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断することにより、周辺画素の画素値(P00)が、注目画素の画素値(P22)に対して許容される値であることを判定している。したがって、ノイズ判定値εは、注目画素の画素値に対して許容される画素幅を意味する。
続いて、第1判定・係数乗算回路13Bは、周辺画素の画素値(P00)に対するフィルタ係数K00(図4参照。)を、周辺画素の画素値(P00)に乗算する。その後、第1判定・係数乗算回路13Bは、乗算結果の値を加算回路14の入力端子B2に出力する。
一方、第1判定・係数乗算回路13Bは、前記絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、注目画素の画素値(P22)を選択する。続いて、第1判定・係数乗算回路13Bは、注目画素の画素値(P22)に対応するフィルタ係数K22を、注目画素の画素値(P22)に乗算する。その後、第1判定・係数乗算回路13Bは、乗算結果の値を加算回路14の入力端子B2に出力する。
各第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、上述した第1判定・係数乗算回路13Bと同様に、周辺画素の画素値(P00及びP22を除くP10〜P44)から注目画素の画素値(P22)をそれぞれ減算する。次に、第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、減算した結果の絶対値を、前記ノイズ判定値εとそれぞれ比較する。各第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、各絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断すると、周辺画素の画素値(前記P10〜P44)をそれぞれ選択する。
続いて、各第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、周辺画素の画素値(前記P10〜P44)に対応するフィルタ係数K10〜K44(図4参照。)を、周辺画素の画素値(前記P10〜P44)にそれぞれ乗算する。その後、各第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、乗算結果の値を加算回路14の各入力端子B3〜B25にそれぞれ出力する。
一方、各第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、前記絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、注目画素の画素値(P22)をそれぞれ選択する。続いて、各第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、注目画素の画素値(P22)に対応するフィルタ係数K22を、注目画素の画素値(P22)にそれぞれ乗算する。その後、各第1判定・係数乗算回路13C〜13Yは、乗算結果の値を加算回路14の入力端子B3〜B25にそれぞれ出力する。
加算回路14は、各入力端子B1〜B25を介して入力されたすべての乗算結果の値を、加算する。加算された値は、前記ディジタル画像に混入したノイズを低減した注目画素の画素値(P22´、図2参照。)となる。加算回路14は、出力端子C1から、注目画素値データP22´を出力する。
加算回路14は、前記ディジタル画像の全域に亘って5×5領域をそれぞれ抽出し、上述した注目画素の画素値(P22´)を算出する。加算回路14は、算出した注目画素の画素値(P22´)のデータを、出力端子C1から順次出力する。本実施形態の画像処理装置10Aでは、前記注目画素の画素値(P22´)を用いて、前記ディジタル画像を復元し、S/N比を改善している。なお、本実施形態では、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Y及び加算回路14は、空間フィルタを構成する。各第1判定・係数乗算回路13A〜13Y及び加算回路14は、同じ重み付けがされた各フィルタ係数と前記ディジタル画像の全5×5領域の各画素値との積和演算により、注目画素の画素値(P22´)を順次算出している。そこで、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yは、各フィルタ係数の重み付けを同じにすることにより、積和演算結果を、すべての画素値を重み付け平均したものにすることができるから、本発明の平滑化フィルタに相当する。
本実施形態においては、ノイズ判定値算出回路12は、ルックアップテーブルによって、注目画素の画素値(P22)に対して許容される画素幅(ノイズ判定値ε)を読み出して選定している。したがって、ノイズ判定値εを選定するノイズ判定値算出回路12は、本発明の選定部に相当する。また、本実施形態では、ルックアップテーブルを用い、注目画素の画素値(P22)に対して許容される画素幅(ノイズ判定値ε)を読み出して選定することが、本発明の選定ステップに相当する。
また、本実施形態においては、第1判定・係数乗算回路13A〜13Yは、ノイズ判定値算出回路12によって入力されたノイズ判定値εを、前記絶対値と比較している。その後、上述したように、ノイズ判定値εと前記絶対値との比較結果に基づいて、第1判定・係数乗算回路13A〜13Yは、被写体のディジタル画像に混入したノイズを低減し、該ディジタル画像を復元する注目画素の画素値(P22´)の算出に用いられ、かつ、フィルタ係数と乗算される注目画素の画素値(P22)、周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)をそれぞれ選択している。このように、第1判定・係数乗算回路13A〜13Yは、ノイズを低減して、ディジタル画像の復元に用いられる周辺画素の画素値や注目画素の画素値を選択しているから、本発明の補正部に相当する。なお、本実施形態では、周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)及び注目画素の画素値(P22)は、本発明の補正値に相当する。
本実施形態では、ルックアップテーブルを用いて選定されたノイズ判定値εと前記絶対値との比較結果に基づいて、注目画素の画素値(P22)、周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)をそれぞれ選択することが、本発明の補正ステップに相当する。
<実施形態1の効果>
上述した実施形態1の画像処理装置10Aにおいては、ノイズ判定値算出回路12が、注目画素の画素値(P22)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態1の画像処理装置10Aでは、注目画素の画素値(P22)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Aによれば、ノイズ判定値算出回路12によって選定されたノイズ判定値εに応じ、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yが、各5×5領域の画素値に混入したノイズを低減させる補正値として、周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)と注目画素の画素値(P22)との内のいずれか一方又は双方を選択している。そこで、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yは、ノイズ判定値εに応じて、選定する補正値を変化させることができる。したがって、本実施形態の画像処理装置10Aによれば、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yによって選定された補正値により、各5×5領域の注目画素の画素値を補正して、補正後の注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
さらに、実施形態1の画像処理装置10Aに用いられる画像処理方法によれば、注目画素値の画素値(P22)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態1の画像処理方法によれば、注目画素の画素値(P22)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Aに用いられる画像処理方法によれば、選定されたノイズ判定値εに応じ、各5×5領域の画素値に混入したノイズを低減させる補正値として、周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)と注目画素の画素値(P22)との内のいずれか一方又は双方を選択している。そこで、本実施形態の画像処理方法においては、ノイズ判定値εに応じて、選定する補正値を変化させることができる。したがって、本実施形態の画像処理方法によれば、選定された補正値により、各5×5領域の注目画素の画素値を補正して、補正後の注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
本実施形態の画像処理装置10Aにおいては、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yが、注目画素の画素値の分布における標準偏差σに基づいて、ノイズ判定値εの値を、±3σに設定している。そこで、本実施形態の画像処理装置10Aによれば、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yが、ノイズ判定値εを3σに設定することにより、ノイズ判定値εの値を、注目画素の真値を中心とした注目画素の画素値のほぼ全体を含む値に設定することができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Aに用いられる画像処理方法によれば、注目画素の画素値の分布における標準偏差σに基づいて、ノイズ判定値εの値を、±3σに設定している。そこで、本実施形態の画像処理方法によれば、ノイズ判定値εを3σに設定することにより、ノイズ判定値εの値を、注目画素の真値を中心とした注目画素の画素値のほぼ全体を含む値に設定することができる。
本実施形態の画像処理装置10Aにおいては、ノイズ判定値算出回路12には、注目画素の画素値(P22)に対応するノイズ判定値εが、ルックアップテーブルとして記憶されている。そこで、ノイズ判定値算出回路12は、注目画素の画素値(P22)とノイズ判定値εとの対応関係を参照することにより、注目画素の画素値(P22)に対するノイズ判定値εを容易に選定することができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Aに用いられる画像処理方法によれば、注目画素の画素値(P22)とノイズ判定値εとの対応関係が格納されたルックアップテーブルによって、ノイズ判定値εを選定している。そこで、本実施形態の画像処理方法によれば、注目画素の画素値(P22)とノイズ判定値εとの対応関係を参照することにより、注目画素の画素値(P22)に対するノイズ判定値εを容易に選定することができる。
本実施形態の画像処理装置10Aにおいては、ノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)から注目画素の画素値(P22)を減算した結果の絶対値と比較した結果に基づいて、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yが、前記補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方をそれぞれ選択する。そこで、ノイズ判定値εを、前記絶対値と比較した結果に基づいて、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yは、選択する補正値を変化させることができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Aに用いられる画像処理方法によれば、ノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)から注目画素の画素値(P22)を減算した結果の絶対値と比較した結果に基づき、前記補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を選択する。そこで、本実施形態の画像処理方法によれば、ノイズ判定値εを、前記絶対値と比較した結果に基づいて、選択する補正値を変化させることができる。
本実施形態の画像処理装置10Aにおいては、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yによって、周辺画素の画素値(P22を除くP01〜P44)から注目画素の画素値(P22)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値ε以下であると判断したことを条件に、前記補正値として、周辺画素の画素値(P22を除くP01〜P44)をそれぞれ選択する。そこで、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yによって選択された各周辺画素の画素値は、注目画素の画素値に過度にノイズが混入されたものではなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Aによれば、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yによって、周辺画素の画素値(P22を除くP01〜P44)から注目画素の画素値(P22)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値εよりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として、注目画素の画素値(P22)をそれぞれ選択する。そこで、各第1判定・係数乗算回路13B〜13Yは、補正値として、過度にノイズが混入した周辺画素の画素値を選択することがなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Aに用いられる画像処理方法によれば、周辺画素の画素値(P22を除くP01〜P44)から注目画素の画素値(P22)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値ε以下であると判断したことを条件に、前記補正値として、周辺画素の画素値(P22を除くP01〜P44)をそれぞれ選択する。そこで、選択された各周辺画素の画素値は、注目画素の画素値に過度にノイズが混入されたものではなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
また、本実施形態の画像処理方法によれば、周辺画素の画素値(P22を除くP01〜P44)から注目画素の画素値(P22)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値εよりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として、注目画素の画素値(P22)をそれぞれ選択する。そこで、補正値として、過度にノイズが混入された周辺画素の画素値を選択することがなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
本実施形態では、各第1判定・係数乗算回路13A〜13Yが、該第1判定・係数乗算回路13A〜13Yによって選択された周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)と注目画素の画素値(P22)との内のいずれか一方又は双方からなるすべての画素値に、同一の重み付けがされたフィルタ係数を乗算している。その後、加算回路14は、すべての乗算結果の値を加算することにより、各5×5領域の画素値の平均値を順次算出し、前記平均値を、各5×5領域の注目画素の画素値(P22´)としている。そこで、本実施形態の画像処理装置10Aによれば、各5×5領域の画素値の平均値を順次算出することにより、ノイズが混入した周辺画素の画素値が突出することを防ぎ、補正された注目画素の画素値(P22´)を算出することができる。したがって、補正された注目画素の画素値(P22´)が、ノイズを低減させたものになる。
本実施形態の画像処理装置10Aに用いられる画像処理方法においては、選択された周辺画素の画素値(P22を除くP00〜P44)と注目画素の画素値(P22)との内のいずれか一方又は双方からなるすべての画素値に、同一の重み付けがされたフィルタ係数を乗算している。その後、本実施形態の画像処理方法においては、すべての乗算結果の値を加算することにより、各5×5領域の画素値の平均値を順次算出し、前記平均値を、各5×5領域の注目画素の画素値(P22´)としている。そこで、本実施形態の画像処理方法によれば、各5×5領域の画素値の平均値を順次算出することにより、ノイズが混入した周辺画素の画素値が突出することを防ぎ、補正された注目画素の画素値(P22´)を算出することができる。したがって、補正された注目画素の画素値(P22´)が、ノイズを低減させたものになる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は、実施形態2の画像処理装置10Bの構成を示すブロック図である。ここでは、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。画像処理装置10Bは、図示するように、画像メモリ11Aと、ノイズ判定値算出回路12と、補正回路16A〜16Hと、メディアン値算出回路17とを備えている。
画像メモリ11Aは、実施形態1の画像メモリ11と同様に、SRAMとFFとによって構成されている。画像メモリ11Aの入力端子IN2には、イメージセンサの信号を処理する信号変換部の出力が接続されている。また、ノイズ判定値算出回路12の入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。
補正回路16Aの第1入力端子は、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。補正回路16Aの第2入力端子は、画像メモリ11Aの周辺画素値出力端子D2に接続されている。補正回路16Aの第3入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。
また、補正回路16B〜16Hの各第1入力端子は、補正回路16Aの第1入力端子と同様に、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。補正回路16B〜16Hの各第2入力端子は、画像メモリ11Aの周辺画素値出力端子D2〜D9にそれぞれ接続されている。さらに、補正回路16B〜16Hの各第3入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。
メディアン値算出回路17の入力端子E1は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。メディアン値算出回路17の各入力端子E2〜E9は、補正回路16A〜16Hの各出力端子にそれぞれ接続されている。実施形態2では、メディアン値算出回路17は、メディアンフィルタによって構成されている。なお、図中の符号F1は、メディアン値算出回路17の出力端子である。
次に、実施形態2の画像処理装置10Bの画像処理方法について説明する。画像メモリ11Aは、実施形態1の画像メモリ11と同様に、ラインデータ毎に、被写体のディジタル画像のデータを記憶する。
本実施形態の画像処理装置10Bにおいては、図6に図示するように、画像メモリ11Aが、画像メモリ11Aに記憶されたディジタル画像のデータから、X方向及びY方向にそれぞれ3画素ずつの3×3領域を抽出する。図中のQ11は注目画素値データを示し、Q11以外の全符号Q00〜Q22は周辺画素値データを示す。本実施形態では、注目画素値データQ11からノイズデータを削除したものが、本発明の注目画素の真値に相当する。
さらに、画像処理装置10Bにおいては、画像メモリ11Aが、注目画素値出力端子D1から、注目画素値データQ11を、ノイズ判定値算出回路12、各補正回路16A〜16H及びメディアン値算出回路17の入力端子E1に出力する。加えて、画像メモリ11Aは、各周辺画素値出力端子D2〜D9から周辺画素値データQ00等を、各補正回路16A〜16Hにそれぞれ出力する。
ノイズ判定値算定回路12には、前記注目画素値データQ11に対応するノイズ判定値εが、ルックアップテーブルとして記憶されている。ノイズ判定値算出回路12は、前記注目画素値データQ11に応じ、ルックアップテーブルからノイズ判定値εを読み出し、 該ノイズ判定値εのデータを、各補正回路16A〜16Hに出力する。
上述したように、補正回路16A〜16Hには、ノイズ判定値εのデータ、周辺画素値データQ00等及び注目画素値データQ11がそれぞれ入力されている。
補正回路16Aは、最初に、周辺画素の画素値(Q00)から注目画素の画素値(Q11)を減算する。次に、補正回路16Aは、減算した結果の絶対値を、前記ノイズ判定値εと比較する。補正回路16Aは、前記絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断すると、周辺画素の画素値(Q00)を選択する。その後、補正回路16Aは、周辺画素値データQ00を、メディアン値算出回路17の入力端子E2に出力する。
一方、補正回路16Aは、前記絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、注目画素の画素値(Q11)を選択する。その後、補正回路16Aは、注目画素値データQ11を、メディアン値算出回路17の入力端子E2に出力する。
各補正回路16B〜16Hは、上述した補正回路16Aと同様に、周辺画素の画素値(Q00を除くQ01〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)をそれぞれ減算する。次に、各補正回路16B〜16Hは、減算した結果の絶対値を、前記ノイズ判定値εとそれぞれ比較する。各補正回路16B〜16Hは、各絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断すると、周辺画素の画素値(Q00を除くQ01〜Q22)をそれぞれ選択する。その後、各補正回路16B〜16Hは、周辺画素値データQ10〜Q22を、メディアン値算出回路17の各入力端子E3〜E9にそれぞれ出力する。
一方、各補正回路16B〜16Hは、前記絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、注目画素の画素値(Q11)をそれぞれ選択する。その後、各補正回路16B〜16Hは、注目画素値データQ11を、メディアン値算出回路17の各入力端子E2〜E9にそれぞれ出力する。
メディアン値算出回路17には、上述したように、入力端子E1を介して注目画素値データが入力されている。加えて、メディアン値算出回路17には、上述したように、周辺画素の画素値から注目画素の画素値を減算した結果の絶対値とノイズ判定値εとの比較結果に応じ、各補正回路16A〜16Hによって、入力端子E2〜E9を介して、周辺画素値データあるいは注目画素値データが入力されている。メディアン値算出回路17は、入力されたすべての画素値を、値が大きいものから順番に並べ変える。そして、メディアン値算出回路17は、3×3領域の注目画素の画素値(Q11´)として、並べ変えた値の内のメディアン値(中間値)を求めている。メディアン値(中間値)は、前記ディジタル画像に混入したノイズを低減するために、注目画素の画素値(Q11´)として求められる。続いて、メディアン値算出回路17は、出力端子F1から、メディアン値データQ11´を出力する。
メディアン値算出回路17は、前記ディジタル画像の全域に亘って3×3領域をそれぞれ抽出し、上述したように、注目画素の画素値(Q11´)として、メディアン値を順次求めている。メディアン値算出回路17は、算出した注目画素値データQ11´を、出力端子F1から順次出力する。本実施形態の画像処理装置10Bでは、前記メディアン値を用いて、前記ディジタル画像を復元し、S/N比を改善している。
本実施形態では、補正回路16A〜16Hは、周辺画素の画素値から注目画素の画素値を減算した結果の絶対値とノイズ判定値εとの比較結果に応じ、ディジタル画像の復元に用いられるメディアン値として、周辺画素の画素値又は注目画素の画素値を選択するから、本発明の補正部に相当する。また、本実施形態では、周辺画素の画素値(Q11を除くQ01〜Q22)及び注目画素の画素値(Q11)は、本発明の補正値に相当する。また、本実施形態では、ノイズ判定値算出回路12は、ルックアップテーブルによって、注目画素の画素値(Q11)に対して許容される画素幅(ノイズ判定値ε)を読み出して選定している。したがって、ノイズ判定値εを選定するノイズ判定値算出回路12は、本発明の選定部に相当する。
本実施形態では、周辺画素の画素値から注目画素の画素値を減算した結果の絶対値とノイズ判定値εとの比較結果に応じ、ディジタル画像の復元に用いられるメディアン値として、周辺画素の画素値又は注目画素の画素値を選択することが、本発明の補正ステップに相当する。また、本実施形態では、ルックアップテーブルを用い、注目画素の画素値(Q11)に対して許容される画素幅(ノイズ判定値ε)を読み出して選定することは、本発明の選定ステップに相当する。
<実施形態2の効果>
上述した実施形態2の画像処理装置10Bにおいては、ノイズ判定値算出回路12が、注目画素の画素値(Q11)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態2の画像処理装置10Bでは、注目画素の画素値(Q11)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Bによれば、ノイズ判定値算出回路12によって選定されたノイズ判定値εに応じ、各補正回路16A〜16Hが、各3×3領域の画素値に混入したノイズを低減させる補正値として、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)と注目画素の画素値(Q11)との内のいずれか一方又は双方を選択している。そこで、各補正回路16A〜16Hは、ノイズ判定値εに応じて、選定する補正値を変化させることができる。したがって、本実施形態の画像処理装置10Bによれば、各補正回路16A〜16Hによって選定された補正値により、各3×3領域の注目画素の画素値を補正して、補正後の注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
さらに、実施形態2の画像処理装置10Bに用いられる画像処理方法によれば、注目画素の画素値(Q11)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態2の画像処理方法によれば、注目画素の画素値(Q11)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Bに用いられる画像処理方法によれば、選定されたノイズ判定値εに応じ、各3×3領域の画素値に混入したノイズを低減させる補正値として、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)と注目画素の画素値(Q11)との内のいずれか一方又は双方を選択している。そこで、本実施形態の画像処理方法においては、ノイズ判定値εに応じて、選定する補正値を変化させることができる。したがって、本実施形態の画像処理方法によれば、選定された補正値により、各3×3領域の注目画素の画素値を補正して、補正後の注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
本実施形態の画像処理装置10Bにおいては、ノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値と比較した結果に基づいて、各補正回路16A〜16Hが、前記補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方をそれぞれ選択する。そこで、ノイズ判定値εを、前記絶対値と比較した結果に基づいて、各補正回路16A〜16Hは、選択する補正値を変化させることができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Bに用いられる画像処理方法によれば、ノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値と比較した結果に基づき、前記補正値として、周辺画素の画素値と注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を選択する。そこで、本実施形態の画像処理方法によれば、ノイズ判定値εを、前記絶対値と比較した結果に基づいて、選択する補正値を変化させることができる。
本実施形態の画像処理装置10Bにおいては、各補正回路16A〜16Hによって、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値ε以下であると判断したことを条件に、前記補正値として、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)をそれぞれ選択する。そこで、各補正回路16A〜16Hによって選択された各周辺画素の画素値は、注目画素の画素値に過度にノイズが混入されたものではなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Bによれば、各補正回路16A〜16Hによって、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値εよりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として、注目画素の画素値(Q11)をそれぞれ選択する。そこで、各補正回路16A〜16Hは、補正値として、過度にノイズが混入した周辺画素の画素値を選択することがなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Bに用いられる画像処理方法によれば、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値ε以下であると判断したことを条件に、前記補正値として、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)をそれぞれ選択する。そこで、選択された各周辺画素の画素値は、注目画素の画素値に過度にノイズが混入されたものではなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
また、本実施形態の画像処理方法によれば、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値εよりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として、注目画素の画素値(Q11)をそれぞれ選択する。そこで、補正値として、過度にノイズが混入した周辺画素の画素値を選択することがなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
本実施形態の画像処理装置10Bにおいては、メディアン値算出回路17が、各補正回路16A〜16Hによって選択された周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)と注目画素の画素値(Q11)との内のいずれか一方又は双方からなるすべての画素値からメディアン値を求めている。そして、本実施形態の画像処理装置10Bは、各3×3領域のメディアン値を順次求め、前記メディアン値を、各3×3領域の注目画素の画素値(Q11´)としている。そこで、メディアン値算出回路17によって求められるメディアン値は、ノイズが混入した周辺画素の画素値に比べて、ノイズを低減させたものになる。したがって、本実施形態の画像処理装置10Bによれば、メディアン値によって定まる注目画素の画素値(Q11´)が、ノイズを低減させたものになる。
本実施形態の画像処理装置10Bに用いられる画像処理方法においては、選択された周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)と注目画素の画素値(Q11)との内のいずれか一方又は双方からなるすべての画素値からメディアン値を求めている。そして、本実施形態の画像処理方法においては、各3×3領域のメディアン値を順次求め、前記メディアン値を、各3×3領域の注目画素の画素値(Q11´)としている。そこで、求められるメディアン値は、ノイズが混入した周辺画素の画素値に比べて、ノイズを低減させたものになる。したがって、本実施形態の画像処理方法によれば、メディアン値によって定まる注目画素の画素値(Q11´)が、ノイズを低減させたものになる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図7を参照しつつ説明する。図7は、実施形態3の画像処理装置10Cの構成を示すブロック図である。ここでは、実施形態1及び実施形態2と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。画像処理装置10Cは、図示するように、画像メモリ11Aと、ノイズ判定値算出回路12と、メディアン値算出回路17と、画素値決定回路18とを備えている。
実施形態2と同様に、画像メモリ11Aには、イメージセンサの信号を処理する信号変換部の出力が接続されている。ノイズ判定値算出回路12の入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。また、メディアン値算出回路17の入力端子E1は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。さらに、メディアン値算出回路17の各入力端子E2〜E9は、画像メモリ11Aの各周辺画素値出力端子D2〜D9にそれぞれ接続されている。
画素値決定回路18の第1入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。画素値決定回路18の第2入力端子は、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。画素値決定回路18の第3入力端子は、メディアン値算出回路17の出力端子F1に接続されている。なお、図中の符号G1は、画素値決定回路18の出力端子である。
次に、実施形態3の画像処理装置10Cの画像処理方法について説明する。本実施形態の画像処理装置10Cにおいては、実施形態2と同様に、画像メモリ11Aに記憶されたディジタル画像のデータから、X方向及びY方向にそれぞれ3画素ずつの3×3領域を抽出する。
さらに、画像処理装置10Cにおいては、画像メモリ11Aが、注目画素値出力端子D1から、注目画素値データQ11を、ノイズ判定値算出回路12、メディアン値算出回路17の入力端子E1及び画素値決定回路18の第1入力端子に出力する。加えて、画像メモリ11Aは、各周辺画素値出力端子D2〜D9から、周辺画素値データQ00等を、メディアン値算出回路17の各入力端子E2〜E9にそれぞれ出力する。
ノイズ判定値算出回路12は、ノイズ判定値εのデータを、画素値決定回路18の第2入力端子に出力する。メディアン値算出回路17には、入力端子E1を介して注目画素値データQ11が入力されている。加えて、上述したように、メディアン値算出回路17には、各入力端子E2〜E9を介して周辺画素値データQ00等が入力されている。メディアン値算出回路17は、実施形態2と同様に、メディアン値を求めている。その後、メディアン値算出回路12は、出力端子F1から、メディアン値のデータを、画素値決定回路18の第3入力端子に出力する。
上述したように、画素値決定回路18には、注目画素値データQ11、ノイズ判定値εのデータ、メディアン値のデータがそれぞれ入力されている。画素値決定回路18は、最初に、メディアン値から注目画素の画像値(Q11)を減算する。次に、画素値決定回路18は、減算結果の絶対値を、ノイズ判定値εと比較する。画素値決定回路18は、前記絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断すると、メディアン値を選択する。その後、画素値決定回路18は、出力端子G1から、メディアン値のデータを出力する。
一方、画素値決定回路18は、前記絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、注目画素の画素値(Q11)を選択する。その後、画素値決定回路18は、出力端子G1から、注目画素値データQ11を出力する。
本実施形態の画像処理装置10Cでは、メディアン値算出回路17が、被写体のディジタル画像の全域に亘って3×3領域をそれぞれ抽出し、各3×3領域毎に、メディアン値を求めている。そして、画素値決定回路18は、前記減算結果の絶対値とノイズ判定値εとを順次比較し、比較結果に応じ、注目画素の画素値(Q11´)として、メディアン値又は注目画素の画素値(Q11)を順次選択している。その後、画素値決定回路18は、出力端子F1から、メディアン値のデータ又は注目画素値データQ11を順次出力する。メディアン値又は注目画素の画素値(Q11)は、前記ディジタル画像に混入したノイズを低減するために、注目画素の画素値(Q11´)として選択される。画像処理装置10Cは、前記メディアン値又は前記注目画素の画素値(Q11)を用いて、前記ディジタル画像を復元し、S/N比を改善している。
本実施形態では、画素値決定回路18は、メディアン値から注目画素の画像値(Q11)を減算した結果の絶対値とノイズ判定値εとの比較結果に応じ、ディジタル画像の復元に用いられるメディアン値又は注目画素の画素値(Q11)を選択するから、本発明の補正部に相当する。また、本実施形態では、メディアン値及び注目画素の画素値(Q11)は、本発明の補正値に相当する。また、実施形態2と同様に、ノイズ判定値算出回路12は、本発明の選定部に相当する。
本実施形態では、メディアン値から注目画素の画像値(Q11)を減算した結果の絶対値とノイズ判定値εとの比較結果に応じ、ディジタル画像の復元に用いられるメディアン値又は注目画素の画素値(Q11)を選択することが、本発明の補正ステップに相当する。なお、本実施形態では、本発明の選定ステップが、実施形態2と同様の処理によって構成されている。
<実施形態3の効果>
上述した実施形態3の画像処理装置10Cにおいては、ノイズ判定値算出回路12が、注目画素の画素値(Q11)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態3の画像処理装置10Cでは、注目画素の画素値(Q11)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Cによれば、ノイズ判定値算出回路12によって選定されたノイズ判定値εに応じ、画素値決定回路18が、各3×3領域の画素値に混入したノイズを低減させる補正値として、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)の内のいずれかであるメディアン値又は注目画素の画素値(Q11)のいずれか一方を選択している。そこで、画素値決定回路18は、ノイズ判定値εに応じて、選定する補正値を変化させることができる。したがって、本実施形態の画像処理装置10Cによれば、画像値決定回路18によって選定された補正値により、各3×3領域の注目画素の画素値を補正して、補正後の注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
さらに、実施形態3の画像処理装置10Cに用いられる画像処理方法によれば、注目画素の画素値(Q11)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態3の画像処理方法によれば、注目画素の画素値(Q11)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Cに用いられる画像処理方法によれば、選定されたノイズ判定値εに応じ、各3×3領域の画素値に混入したノイズを低減させる補正値として、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)の内のいずれかであるメディアン値又は注目画素の画素値(Q11)のいずれか一方を選択している。そこで、本実施形態の画像処理方法においては、ノイズ判定値εに応じて、選定する補正値を変化させることができる。したがって、本実施形態の画像処理方法によれば、選定された補正値により、各3×3領域の注目画素の画素値を補正して、補正後の注目画素の画素値を、ノイズを低減させたものにすることができる。
本実施形態の画像処理装置10Cにおいては、ノイズ判定値εを、メディアン値から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値と比較した結果に基づいて、画素値決定回路18が、前記補正値として、メディアン値又は注目画素の画素値(Q11)を選択する。そこで、ノイズ判定値εを、前記絶対値と比較した結果に基づいて、画素値決定回路18は、選択する補正値を変化させることができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Cに用いられる画像処理方法によれば、ノイズ判定値εを、メディアン値から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値と比較した結果に基づき、前記補正値として、メディアン値又は注目画素の画素値(Q11)を選択する。そこで、ノイズ判定値εを、前記絶対値と比較した結果に基づいて、選択する補正値を変化させることができる。
本実施形態の画像処理装置10Cにおいては、メディアン値から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値ε以下であると判断したことを条件に、画素値決定回路18によって、前記補正値としてメディアン値を選択する。そこで、画素値決定回路18によって選択されたメディアン値は、注目画素の画素値に過度にノイズが混入されたものではなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Cによれば、メディアン値から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値εよりも大きいと判断したことを条件に、画素値決定回路18によって、前記補正値として、注目画素の画素値(Q11)を選択する。そこで、画素値決定回路18は、補正値として、過度にノイズが混入したメディアン値を選択することがなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
さらに、本実施形態の画像処理装置10Cに用いられる画像処理方法によれば、メディアン値から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値ε以下であると判断したことを条件に、前記補正値としてメディアン値を選択する。そこで、選択されたメディアン値は、注目画素の画素値に過度にノイズが混入されたものではなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
また、本実施形態の画像処理方法によれば、メディアン値から注目画素の画素値(Q11)を減算した結果の絶対値が、ノイズ判定値εよりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として、注目画素の画素値(Q11)を選択する。そこで、補正値として、過度にノイズが混入したメディアン値を選択することがなく、補正値にノイズが混入することを抑えることができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を、図8を参照しつつ説明する。図8は、実施形態4の画像処理装置10Dの構成を示すブロック図である。ここでは、実施形態1ないし実施形態3と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。画像処理装置10Dは、図示するように、画像メモリ11Aと、ノイズ判定値算出回路12と、第2判定・係数乗算回路19A〜19Hと、加減算回路20とを備えている。
実施形態2及び実施形態3と同様に、画像メモリ11Aには、イメージセンサの信号を処理する信号変換部の出力が接続されている。ノイズ判定値算出回路12の入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。
第2判定・係数乗算回路19Aの第1入力端子は、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。第2判定・係数乗算回路19Aの第2入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。
第2判定・係数乗算回路19Bの第1入力端子は、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。第2判定・係数乗算回路19Bの第2入力端子は、画像メモリ11Aの周辺画素値出力端子D2に接続されている。第2判定・係数乗算回路19Bの第3入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。
第2判定・係数乗算回路19C〜19Hの各第1入力端子は、第2判定・係数乗算回路19Bの第1入力端子と同様に、ノイズ判定値算出回路12の出力端子に接続されている。第2判定・係数乗算回路19C〜19Hの各第2入力端子は、画像メモリ11Aの周辺画素値出力端子D3〜D9にそれぞれ接続されている。第2判定・係数乗算回路19C〜19Hの各第3入力端子は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。
加減算回路20の入力端子H1は、画像メモリ11Aの注目画素値出力端子D1に接続されている。加減算回路20の入力端子H2〜H9は、第2判定・係数乗算回路19A〜19Hの出力端子にそれぞれ接続されている。なお、図中の符号I1は、加減算回路20の出力端子である。
次に、実施形態4の画像処理装置10Dの画像処理方法について説明する。本実施形態の画像処理装置10Dにおいては、実施形態2及び実施形態3と同様に、画像メモリ11Aに記憶されたディジタル画像のデータから、前記3×3領域を抽出する。
さらに、画像処理装置10Dにおいては、画像メモリ11Aが、注目画素値出力端子D1から、注目画素値データQ11を、ノイズ判定値算出回路12、各第2判定・係数乗算回路19A〜19H及び加減算回路20の入力端子H1に出力する。加えて、画像メモリ11Aは、各周辺画素値出力端子D2〜D9から、周辺画素値データQ00等を、各第2判定・係数乗算回路19B〜19Hの第2入力端子にそれぞれ出力する。
ノイズ判定値算出回路12は、ノイズ判定値εのデータを、各第2判定・係数乗算回路19A〜19Hの第1入力端子に出力する。第2判定・係数乗算回路19Aには、注目画素値データQ11、ノイズ判定値εのデータが入力されている。また、各第2判定・係数乗算回路19B〜19Hには、注目画素値データQ11、周辺画素値データQ00等及びノイズ判定値εのデータがそれぞれ入力されている。
第2判定・係数乗算回路19Aは、最初に、注目画素の画素値(Q11)から注目画素の画素値(Q11)を減算する。次に、第2判定・係数乗算回路19Aは、減算結果の絶対値を、ノイズ判定値εと比較する。第2判定・係数乗算回路19Aは、前記絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断し、前記減算結果の値を選択する。
続いて、第2判定・係数乗算回路19Aは、前記減算結果の値に平滑化係数を乗算する。その後、第2判定・係数乗算回路19Aは、乗算結果の値を、加減算回路20の入力端子H2に出力する。
第2判定・係数乗算回路19Bは、最初に、周辺画素の画素値(Q00)から注目画素の画素値(Q11)を減算する。次に、第2判定・係数乗算回路19Bは、減算結果の絶対値を、ノイズ判定値εと比較する。第2判定・係数乗算回路19Bは、前記絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断すると、前記減算結果の値を選定する。
続いて、第2判定・係数乗算回路19Bは、前記減算結果の値に平滑化係数を乗算する。その後、第2判定・係数乗算回路19Bは、乗算結果の値を加減算回路20の入力端子H3に出力する。
一方、第2判定・係数乗算回路19Bは、前記絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、予め設定した値を選択する。本実施形態では、第2判定・係数乗算回路19Bが、前記絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、注目画素の画素値(Q11)を選択する。続いて、第2判定・係数乗算回路19Bは、注目画素の画素値(Q11)に平滑化係数を乗算する。その後、第2判定・係数乗算回路19Bは、乗算結果の値を加減算回路20の入力端子H3に出力する。
各第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、上述した第2判定・係数乗算回路19Bと同様に、周辺画素の画素値(Q00及びQ11を除くQ01〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)をそれぞれ減算する。次に、第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、減算結果の絶対値を、前記ノイズ判定値εとそれぞれ比較する。各第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、各絶対値がノイズ判定値ε以下であると判断すると、前記減算結果の値をそれぞれ選択する。
続いて、各第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、前記減算結果の値に平滑化係数を乗算する。その後、各第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、乗算結果の値を加減算回路20の各入力端子H4〜H9にそれぞれ出力する。
一方、各第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、減算結果の絶対値がノイズ判定値εよりも大きいと判断すると、前記第2判定・係数乗算回路19Bと同様に、注目画素の画素値(Q11)を選択する。続いて、各第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、注目画素の画素値(Q11)に平滑化係数を乗算する。その後、各第2判定・係数乗算回路19C〜19Hは、乗算結果の値を加減算回路20の入力端子H4〜H9にそれぞれ出力する。
加減算回路20は、最初に、各入力端子H2〜H9に入力されたすべての乗算結果の値を、加算する。その後、加減算回路20は、入力端子H1に入力された注目画素の画素値(Q11)に、前記乗算結果の値を加算又は減算する。ここでは、前記減算結果が正の値を有するため、前記乗算結果が正の値を有する場合には、加減算回路20は、注目画素の画素値(Q11)に、乗算結果の値を加算する。これに対し、前記減算結果が負の値を有するため、前記乗算結果が負の値を有する場合には、加減算回路20は、注目画素の画素値(Q11)から、前記乗算結果の値を減算する。
注目画素の画素値(Q11)に前記乗算結果を加算又は減算した値は、前記ディジタル画像に混入したノイズを低減するための注目画素の画素値(Q11´)となる。加減算回路20は、出力端子I1から、注目画素値データQ11´を出力する。
加減算回路20は、前記ディジタル画像の全域に亘って3×3領域をそれぞれ抽出し、上述した注目画素の画素値(Q11´)を算出する。加減算回路20は、算出した注目画素値データQ11´を、出力端子I1から順次出力する。本実施形態の画像処理装置10Dでは、前記注目画素の画素値(Q11´)を用いて、前記ディジタル画像を復元し、S/N比を改善している。なお、本実施形態では、各第2判定・係数乗算回路19A〜19H及び加減算回路20が、εフィルタ30を構成する。
本実施形態では、各第2判定・係数乗算回路19B〜19Hが、ノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(Q11を除くQ01〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した値の絶対値と比較している。したがって、前記絶対値と比較するノイズ判定値εは、本発明の基準値に相当する。また、実施形態1ないし実施形態3と同様に、ノイズ判定値算出回路12は、本発明の選定部に相当する。
本実施形態では、ノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(Q11を除くQ01〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)を減算した値の絶対値と比較することが、本発明の比較ステップに相当する。また、実施形態1ないし実施形態3と同様に、ルックアップテーブルを用い、注目画素の画素値(Q11)に対して許容される画素幅(ノイズ判定値ε)を読み出して選定することは、本発明の選定ステップに相当する。
<実施形態4の効果>
上述した実施形態4の画像処理装置10Dにおいては、ノイズ判定値算出回路12が、注目画素の画素値(Q11)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態4の画像処理装置10Dでは、注目画素の画素値(Q11)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Dでは、εフィルタ30が、ノイズ判定値算出回路12によって選定されたノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)をそれぞれ減算した値の絶対値と比較する基準値としている。そこで、本実施形態の画像処理装置10Dによれば、前記基準値は、注目画素の画素値(Q11)に応じて選定されたノイズ判定値εと共に変化することになり、εフィルタ30で用いられる基準値を、注目画素の画素値(Q11)に応じて変化させることができる。
さらに、実施形態4の画像処理装置10Dに用いられる画像処理方法によれば、注目画素の画素値(Q11)に応じて、ノイズ判定値εを読み出して選定している。そこで、実施形態4の画像処理方法によれば、注目画素の画素値(Q11)に応じて、選定するノイズ判定値εを変化させることができる。
また、本実施形態の画像処理装置10Dに用いられる画像処理方法によれば、選定されたノイズ判定値εを、周辺画素の画素値(Q11を除くQ00〜Q22)から注目画素の画素値(Q11)をそれぞれ減算した値の絶対値と比較している。そこで、本実施形態の画像処理方法によれば、前記絶対値と比較するノイズ判定値εを、注目画素の画素値(Q11)に応じて変化させることができ、注目画素の画素値(Q11)の変化に対応させて最適なノイズ判定値εを選定することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。例えば、上述した実施形態とは異なり、ルックアップテーブルに代えて、図9中の実線で図示するような、注目画素値の画素値とノイズ判定値εとの対応関係を表す近似式を、ノイズ判定値算出回路12に記憶させてもよい。これによって、図9中の破線で図示するような、注目画素の画素値とノイズ判定値εとの対応関係を忠実に表す式を用いて、ノイズ判定値算出回路12が、注目画素の画素値に応じたノイズ判定値εを算出する場合に比べ、ノイズ判定値算出回路12がノイズ判定値εを算出するために要する負担を軽減させることができる。そこで、ノイズ判定値εを算出するために要する負担が軽減されることに合わせて、ノイズ判定値算出回路12の回路構成を簡略化することができる。
また、上述した実施形態の画像処理方法とは異なり、ルックアップテーブルに代えて、図9中の実線で図示するような、注目画素の画素値とノイズ判定値εとの対応関係を表す近似式を用い、ノイズ判定値εを算出してもよい。これによって、図9中の破線で図示するような、注目画素の画素値とノイズ判定値εとの対応関係を忠実に表す式を用いて、注目画素の画素値に応じたノイズ判定値εを算出する場合に比べ、ノイズ判定値εを算出するために要する負担を軽減させることができる。
上述した実施形態1とは異なり、フィルタテーブルの各フィルタ係数の重み付けを異ならせてもよい。また、上述した実施形態の画像処理装置10A〜10Dでは、ディジタル画像のデータから、5×5領域や3×3領域を抽出しているが、抽出領域は適宜に変更してもよい。さらに、上述した実施形態1とは異なり、ノイズの標準偏差σに代えて、平均偏差等の他の偏差を用いて、ノイズ判定値εを設定してもよい。
本発明の技術思想により背景技術における課題を解決するための手段を、以下に列記する。
(付記1) 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置において、
前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定部と、
前記選定部によって選定された前記画素幅に応じ、前記注目画素の画素値を補正する補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する補正部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
(付記2) 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置において、
前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定部と、
前記選定部によって選定された前記画素幅を、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との差分値と比較する基準値としたεフィルタと、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
(付記3) 前記選定部は、前記画素幅を、前記注目画素の画素値の分布における標準偏差に基づいて定めることを特徴とする付記1又は付記2に記載の画像処理装置。
(付記4) 前記選定部は、前記注目画素の画素値と前記画素幅との対応関係が格納されたルックアップテーブルを備えることを特徴とする付記3に記載の画像処理装置。
(付記5) 前記選定部は、前記注目画素の画素値と前記画素幅との対応関係を表す近似式により、前記画素幅を算出することを特徴とする付記3に記載の画像処理装置。
(付記6) 前記補正部は、前記画素幅を、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との差分値と比較した比較結果に基づいて、前記補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
(付記7) 前記補正部は、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅以下であると判断したことを条件に、前記補正値として前記周辺画素の画素値を抽出し、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅よりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする付記6に記載の画像処理装置。
(付記8) 前記補正部は、前記画素幅を、前記周辺画素の画素値及び前記注目画素の画素値のすべての画素値の内のメディアン値と前記注目画素の画素値との差分値と比較した比較結果に基づいて、前記補正値として、前記メディアン値あるいは前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
(付記9) 前記補正部は、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅以下であると判断したことを条件に、前記補正値として前記メディアン値を抽出し、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅よりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする付記8に記載の画像処理装置。
(付記10) 前記補正部によって抽出された前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方からなるすべての画素値を重み付き平均して前記注目画素の画素値を算出する平滑化フィルタを備えることを特徴とする付記7に記載の画像処理装置。
(付記11) 前記補正部によって抽出された前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方からなるすべての画素値からメディアン値を選定し、該メディアン値を前記注目画素の画素値とするメディアンフィルタを備えることを特徴とする付記7に記載の画像処理装置。
(付記12) 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置に用いられる画像処理方法において、
前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定ステップと、
前記選定ステップによって選定された前記画素幅に応じ、前記注目画素の画素値を補正する補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する補正ステップと、
を備えることを特徴とする画像処理方法。
(付記13) 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置に用いられる画像処理方法において、
前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定ステップと、
前記選定ステップによって選定された前記画素幅を、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との差分値と比較する比較ステップと、
を備えることを特徴とする画像処理方法。
(付記14) 前記選定ステップは、前記画素幅を、前記注目画素の画素値の分布における標準偏差に基づいて定めることを特徴とする付記12又は付記13に記載の画像処理方法。
(付記15) 前記選定ステップは、前記注目画素の画素値と前記画素幅との対応関係が格納されたルックアップテーブルによって、前記画素幅を選定することを特徴とする付記14に記載の画像処理方法。
(付記16) 前記選定ステップは、前記注目画素の画素値と前記画素幅との対応関係を表す近似式により、前記画素幅を算出することを特徴とする付記14に記載の画像処理方法。
(付記17) 前記補正ステップは、前記画素幅を、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との差分値と比較した比較結果に基づいて、前記補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出することを特徴とする付記12に記載の画像処理方法。
(付記18) 前記補正ステップは、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅以下であると判断したことを条件に、前記補正値として前記周辺画素の画素値を抽出し、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅よりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする付記17に記載の画像処理方法。
(付記19) 前記補正ステップは、前記画素幅を、前記周辺画素の画素値及び前記注目画素の画素値のすべての画素値の内のメディアン値と前記注目画素の画素値との差分値と比較した比較結果に基づいて、前記補正値として、前記メディアン値あるいは前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする付記12に記載の画像処理方法。
(付記20) 前記補正ステップは、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅以下であると判断したことを条件に、前記補正値として前記メディアン値を抽出し、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅よりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする付記19に記載の画像処理方法。
実施形態1に係る画像処理装置の概略構成図である。 実施形態1に用いられるディジタル画像中の抽出領域の概略説明図である。 注目画素の画素値に対するノイズ判定値の変化を示すグラフである。 実施形態1に用いられるフィルタテーブルの概略説明図である。 実施形態2に係る画像処理装置の概略構成図である。 実施形態2に用いられるディジタル画像中の抽出領域の概略説明図である。 実施形態3に係る画像処理装置の概略構成図である。 実施形態4に係る画像処理装置の概略構成図である。 注目画素の画素値に対するノイズ判定値の近似変化を示すグラフである。 注目画素の画素値に対するノイズの存在確率の分布曲線である。 注目画素の画素値に対するノイズの標準偏差の変化を示すグラフである。
符号の説明
10A〜10D 画像処理装置
30 εフィルタ
P00〜P21、P23〜P44 周辺画素の画素値
P22 注目画素の画素値
Q00〜Q10、Q12〜Q22 周辺画素の画素値
Q11 注目画素の画素値

Claims (10)

  1. 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置において、
    前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定部と、
    前記選定部によって選定された前記画素幅に応じ、前記注目画素の画素値を補正する補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する補正部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置において、
    前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定部と、
    前記選定部によって選定された前記画素幅を、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との差分値と比較する基準値としたεフィルタと、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記選定部は、前記画素幅を、前記注目画素の画素値の分布における標準偏差に基づいて定めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正部は、前記画素幅を、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との差分値と比較した比較結果に基づいて、前記補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正部は、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅以下であると判断したことを条件に、前記補正値として前記周辺画素の画素値を抽出し、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅よりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正部は、前記画素幅を、前記周辺画素の画素値及び前記注目画素の画素値のすべての画素値の内のメディアン値と前記注目画素の画素値との差分値と比較した比較結果に基づいて、前記補正値として、前記メディアン値あるいは前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正部は、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅以下であると判断したことを条件に、前記補正値として前記メディアン値を抽出し、前記比較結果に基づいて、前記差分値が前記画素幅よりも大きいと判断したことを条件に、前記補正値として前記注目画素の画素値を抽出することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置に用いられる画像処理方法において、
    前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定ステップと、
    前記選定ステップによって選定された前記画素幅に応じ、前記注目画素の画素値を補正する補正値として、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との内のいずれか一方又は双方を抽出する補正ステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 注目画素の周囲に位置する周辺画素を反映させながら、前記注目画素に含まれるノイズを低減する画像処理装置に用いられる画像処理方法において、
    前記注目画素の真値に応じ、前記注目画素の画素値として、前記真値に対して許容される画素幅を選定する選定ステップと、
    前記選定ステップによって選定された前記画素幅を、前記周辺画素の画素値と前記注目画素の画素値との差分値と比較する比較ステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記選定ステップは、前記画素幅を、前記注目画素の画素値の分布における標準偏差に基づいて定めることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像処理方法。
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