JP2010193199A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない演算量で、エッジぼけのないコントラストを向上させた補正画像を得る。
【解決手段】入力画像に対し、輝度信号を抽出する輝度信号抽出部と、輝度信号画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、注目画素周辺の複数個の画素および注目画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値の平均値を、注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行なうことで第1の補正画像を生成するフィルタリング処理部と、フィルタリング画像と入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するLR処理部と、を備えた画像処理装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像のコントラストを改善する画像処理装置および画像処理方法に関する。
画像のコントラストを改善する画像処理方法に、人の視覚は照明光を除去して外界を見る明暗恒常性や色恒常性を備えているという、Retinex理論を用いた画像処理方法が提案されている。Retinex理論によると視覚は各物体の反射率の比によって色を知覚する。反射率は、照明に依存しない被写体の画像成分であり、したがって、原画像から照明光を分離して反射光を得ることによって、画像のコントラストの補正が可能になると考えられる。
Retinex理論を用いた代表的な画像処理アルゴリズムにおいて、照明光は、推定照明光として原画像のぼけ画像が用いられる。ぼけ画像は、例えば、原画像にガウスフィルタ、平均化フィルタ等を施すことで得ることができる。また、ぼけ画像は、RGB各成分のぼけ画像ではなく、輝度(Y)成分のぼけ画像とすることも提案されている。
ガウスフィルタでは、スケールを表わす定数cが用いられるが、フィルタ定数cの大きさによって周辺情報量が変化するため処理効果が異なった画像が得られる。例えば、フィルタスケールcが小さい値の場合、参照される周辺情報量は少ないため、エッジ再現が良好であるが、局所的な情報を参照するため、補正にムラが生じ、全体としての色再現性に乏しくなる。また、フィルタスケールcが大きい値の場合、広い範囲での周辺情報を参照するため、画像全体のコントラスト補正および色再現性は良好ではあるが、細部の明暗の再現性に乏しくなる。また、フィルタスケールcと原画像によっては、ぼけ部分と原画像のエッジ部分との境界に帯状妨害(halo)と呼ばれる、エッジぼけが生じる。
このエッジぼけを防ぐために、複数の大きさのフィルタスケールを用いるMulti−Scale−Retinexという方式が提案されている。また、バイラテラルフィルタを用いることも提案されている。バイラテラルフィルタは、画像をスムーズにしつつ、エッジ部分はぼかすことのない効果を持つエッジ保持平滑化フィルタであり、フィルタリングを行う際に、画素間の距離で重みを決めるのではなく、輝度の差も見て、変化が大きいところは重みを小さくすることによってエッジを残すようにしている。
特開2007−88913号公報
Multi−Scale−Retinex方式を用いたり、バイラテラルフィルタを用いることにより、エッジを保持したぼけ画像を生成することができ、Retinexアルゴリズムによる良好なコントラスト補正効果を得ることができる。
しかし、これらの手法は、2重にガウスフィルタリングを行うことに相当し、演算量が膨大となる。このため、現状の演算処理スピード、コスト等を考慮すれば実際の画像処理装置への実装は難しい。そこで、本発明は、少ない演算量で、エッジぼけのないコントラストを向上させた補正画像を得ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である画像処理装置は、入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出手段と、前記画像抽出手段によって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素周辺の複数個の画素および前記注目画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値の平均値を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行なうことで第1の補正画像を生成するフィルタリング手段と、前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である画像処理装置は、入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出手段と、前記画像抽出手段によって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素を除いた注目画素周辺の複数個の画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値に複数段階の重み付け係数を乗算したものの総和と、前記注目画素の画素値に重み付け係数を乗算したものとの和を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行うことで第1の補正画像を生成し、前記フィルタリングでの前記複数段階の重み付け係数および前記注目画素についての重み付け係数の総和が1であるフィルタリング手段と、前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理手段とを備えたことを特徴とする。
いずれの画像処理装置においても、前記フィルタリング手段で抽出する前記注目画素周辺の画素は、前記注目画素を中心とする正方エリア内の画素とすることができる。
上記課題を解決するため、本発明の第3の態様である画像処理方法は、入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出ステップと、前記画像抽出ステップによって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素周辺の複数個の画素および前記注目画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値の平均値を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行なうことで第1の補正画像を生成するフィルタリングステップと、前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理ステップとを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の第4の態様である画像処理方法は、入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出ステップと、前記画像抽出ステップによって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素を除いた注目画素周辺の複数個の画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値に複数段階の重み付け係数を乗算したものの総和と、前記注目画素の画素値に重み付け係数を乗算したものとの和を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行うことで第1の補正画像を生成し、前記フィルタリングでの前記複数段階の重み付け係数および前記注目画素についての重み付け係数の総和が1であるフィルタリングステップと、前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理ステップとを有することを特徴とする。
いずれの画像処理方法においても、前記フィルタリングステップで抽出する前記注目画素周辺の画素は、前記注目画素を中心とする正方エリア内の画素とすることができる。
本発明によれば、少ない演算量で、エッジぼけのないコントラストを向上させた補正画像を得ることができる。
本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第1実施例におけるフィルタリング方法の概念図である。 第1実施例におけるフィルタリング処理のフローチャートである。 メディアンフィルタの概念図である。 サンプルとしての原画像を示す図である。 フィルタサイズを5×5ピクセルとした場合に、従来の平均化フィルタリングを行った画像と第1実施例のフィルタリングを行なった画像とを示す図である。 フィルタサイズを9×9ピクセルとした場合に、従来の平均化フィルタリングを行った画像と第1実施例のフィルタリングを行なった画像とを示す図である。 フィルタリング毎の推定照明光画像のヒストグラムを示す図である。 プリ処理を行なった場合のフィルタリング毎のヒストグラムを示す図である。 フィルタリング毎の補正後の推定照明光成分を示す図である。 補正推定照明光成分を用いたLR処理後の各成分のヒストグラムを示す図である。 第2実施例におけるフィルタリング方法の概念図である。 第2実施例におけるフィルタリング処理のフローチャートである。 フィルタサイズを5×5ピクセルとした場合に、従来のガウスフィルタリングを行った画像と第2実施例のフィルタリングを行なった画像とを示す図である。 フィルタサイズを9×9ピクセルとした場合に、従来のガウスフィルタリングを行った画像と第2実施例のフィルタリングを行なった画像とを示す図である。 フィルタリング毎の推定照明光画像のヒストグラムを示す図である。 プリ処理を行なった場合のフィルタリング毎のヒストグラムを示す図である。 フィルタリング毎の補正後の推定照明光成分を示す図である。 補正推定照明光成分を用いたLR処理後の各成分のヒストグラムを示す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、Retinex理論を用いた画像処理の概要について説明する。Retinex理論を用いた代表的な画像処理アルゴリズムの1つにCenter/Surround Retinex(以下、「C/S Retinex」と称する)がある。このアルゴリズムを[数1]、[数2]を用いて説明する。
[数1]はRetinex理論を表した式である。Rは物体そのものの反射率、すなわち求める補正画像でありRetinex出力と呼ぶ。Iは入力画像であり、例えば、カメラなどの撮影画像などが考えられる。Lは照明光、すなわち、撮影時の環境光を表す。


ここで、(x、y)は二次元画像の座標を表し、Ii(x、y)は座標(x、y)の画素値を示す。また、[数2]における添え字iは入力画像の各色成分を表し、入力画像がRGB画像である場合、i=R,G,Bである。
C/S Retinexでは、Lは入力画像のぼけ画像とし、Retinex出力画像は、[数2]によって算出される。ここで、F(x、y)は周辺関数とし、入力画像Iとの畳み込み積分により、照明光Lとして算出される。周辺関数F(x、y)にはガウス関数などが用いられる。周辺関数をガウス関数とした場合の、F(x、y)を[数3]、[数4]に示す。


ここで、cはガウスフィルタFのスケールを表す定数である。
一般的なC/S Retinex[数2]では、[数1]の逆算から割り算を行う代わりに、log演算を用い、引き算で演算を行う。この[数2]で表されるアルゴリズムは、Non−Linear Retinex(以下、「NLR」と称する)と呼ばれる。
NLRでは、log関数を用いることにより、暗部ノイズ、オフセットレベルの点で不安定であり、また、R、G、Bそれぞれの成分でアンバランスが起こるとの指摘がされており、[数5]に示すようなlog関数を使用しないLinear Retinex(以下、「LR」と称する)というアルゴリズムが提案されている。

このアルゴリズムでは、log演算を使用せず、また、推定照明光は、各色成分のぼけ画像でなく、Y成分、すなわち輝度成分のぼけ画像とすることで、補正後のR、G、Bのアンバランスを防いでいる。[数5]において、Aはゲイン定数である。
従来のRetinexアルゴリズムでは、Retinex出力を最終的な出力の階調幅に合わせるためのゲイン・オフセットが必要となっていた。これは、各色成分または輝度成分のフィルタリングにより得られる照明光成分の階調範囲が、元の成分の階調範囲に比べて狭くなっており、処理前のR、G、Bそれぞれの画素が、自身の画素値よりも小さい値によって割り算されることにより、本来の階調以上の値となる場合があることによるものである。
そこで、LRのポスト処理として、原画像とRetinex処理画像との、平均輝度の比によって、Retinex処理後のゲイン・オフセットを行う、原画像とRetinex処理画像との、全画素の平均値の比によって、Retinex処理後のゲイン・オフセットを行うなどのポスト処理が提案されている。
さらに、推定照明光成分Lを、原画像と推定照明光成分Lとの、ダイナミックレンジの比によって、ゲイン・オフセットを行い、補正後の推定照明光成分L2によってLRを行う、推定照明光成分Lに、ガンマ補正を行い、ガンマ補正後の推定照明光成分L3によってLRを行う、などのプリ処理も提案されている。
また、[数2]、[数5]で示される、C/S Retinexでは、照明光Lを算出するための周辺関数F(x、y)は単一の関数である。これらは、“Single−Scale−Retinex(以下、「SSR」と称する)”と呼ばれており、[数3]、[数4]に示した周辺関数F(x、y)をガウス関数とした場合のフィルタスケールcのように、定数の大きさによってフィルタ面積が変わり、周辺情報量が変化するため、処理効果が異なった画像が得られる。
例えば、フィルタスケールが小さい値の場合、参照される周辺情報量は少ないため、エッジ再現が良好であるが、局所的な情報を参照するため、補正にムラが生じ、全体としての色再現性に乏しくなる。また、フィルタスケールが大きい値の場合、広い範囲での周辺情報を参照するため、画像全体のコントラスト補正および色再現性は良好ではあるが、細部の明暗の再現性に乏しくなる。また、上述のように、フィルタスケールと原画像によっては、照明光L、すなわちY成分のぼけ画像と、原画像との割り算の際に、ぼけ部分と原画像のエッジ部分との境界に帯状妨害(halo)と呼ばれる、エッジぼけが生じる。
そこで、複数の大きさの周辺関数(ガウス関数の場合、フィルタスケール)によるSSR画像を合成することにより、良好な補正を行う“Multi−Scale−Retinex(以下、MSR)”という方式が提案されている。[数5]で示したLRによるMSRは、[数6]で表される。

従来のRetinexアルゴリズムでは、輝度成分のぼけ画像を算出するために、主にガウスフィルタリング、平均化フィルタリングなどの平滑化フィルタを用いている。そのため、上述したように、フィルタスケールによって補正画像にエッジぼけが生じる。
このエッジぼけを回避するために、MSR以外の手法として、バイラテラルフィルタを用いることが考えられている。バイラテラルフィルタは、画像をスムーズにしつつもエッジ部分はぼかすことのない効果を持つエッジ保持平滑化フィルタであり、フィルタリングを行う際に、画素間の距離で重みを決めるのではなく、輝度の差も見て、変化が大きいところは重みを小さくすることによってエッジを残す方法である。式にすると、[数7]に示すように、一般の場合には、ある画素のフィルタの後の値は、位置に移動する重みWxと、輝度に依存する重みWdの合成となる。

ここで(px、py)は画像中の座標(x、y)の位置、(dx、dy)は、座標(x、y)の輝度とする。ぼかしフィルタリングをガウスフィルタで行う場合、Wxは、[数3]、[数4]を変形して[数8]のように表わす。

σxは[数3]におけるフィルタスケールcに相当する。次に、輝度による重み付けWdを[数9]に示す。

バイラテラルフィルタを用いることにより、エッジをぼかすことなく、Retinexアルゴリズムのよる補正効果を得ることが出来る。しかし、バイラテラルフィルタリングは、2重にガウスフィルタリングを行うことに相当し、演算量が膨大であり、実際の画像処理装置への実装は困難であった。そこで、本実施形態では、少ない演算量で、エッジぼけのないコントラストを向上させた補正画像を得るためのフィルタリング処理を行なう画像処理装置について説明する。
図1は本実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。本実施形態において画像処理装置は、入力画像に対してLR処理、プリ処理、ポスト処理を行なって出力する。これらの処理を行なうため、画像処理装置10は画像入力部11と、輝度信号抽出部12と、Retinex処理部13と、ポスト処理部14と、画像出力部15とを備えている。
画像入力部11は、画像データを入力し、RGB信号に分離してRetinex処理部13および輝度信号抽出部12に出力する。画像入力部11は、例えば、撮像素子など、直接被写体を撮像し、画像信号を出力するデバイスを用いて構成することができる。また、MPEG、JPEGなどの画像圧縮信号を、伝送路を介して受信する受信装置であってもよく、さらに画像圧縮信号のデコードを行うデコーダ等であってもよい。
なお、本例では原画像をRGB色空間で分離したが、色空間はRGBに限らず、HSV、YIQ、YCbCrなどでもよい。また、画像入力部11からの出力信号を、撮像素子から直接出力されるRAW信号、MPEG・JPEGなど圧縮信号をし、別途、色成分抽出部、デコーダなどを設けるようにしてもよい。
輝度信号抽出部12は、画像信号のRGB成分から輝度成分Yを算出し、Retinex処理部13に出力する。ただし、画像入力部11において画像信号をYIQ、YCbCr等の色空間に分離した場合は、すでに輝度成分が得られているため輝度信号抽出部12における輝度成分の算出は不要である。
Retinex処理部13は、RGB信号および輝度信号Yを入力してLR処理を施す。この処理を行なうため、Retinex処理部13は、フィルタリング処理部131、プリ処理部132、RL処理部133を備えている。
Retienx処理部13からのRL処理画像(R2,G2,B2)は、ポスト処理部14において、上述したクリッピングなどの処理が施され、補正画像(R3,G3,B3)として画像出力部15に出力され、画像出力部15が外部装置等に出力する。
Retinex処理部13において、フィルタリング処理部131は、輝度成分Yのフィルタリングを行うことによって推定照明光成分Lを得る。本実施形態では、推定照明光成分Lは、プリ処理部132によってゲイン補正等が施され、補正推定照明光成分L2とするが、プリ処理は行なわないようにしてもよい。また、画像入力部11から出力された画像信号の各成分は、LR処理部133において、推定照明光成分L2によってLR処理を施される。
従来のRetinex処理では、フィルタリング処理部131で、ガウスフィルタを用い、Y成分のぼかし画像を推定照明光成分とする手法が主流である。しかし、ガウスフィルタでは、上述のように、スケール定数([数3]におけるc)の大きさによってフィルタの面積すなわち周辺情報量が変化するため、処理効果が異なった画像が得られる。この結果、フィルタスケールによっては、帯状妨害(エッジぼけ)などが生じていた。
本実施形態のフィルタリング処理部131で用いるフィルタは、以下の実施例で説明するように、簡易な演算でエッジを保持しつつ平滑化を行うフィルタリングを実現し、フィルタスケールによる帯状妨害を防ぐことが可能である。
フィルタリング処理部131で行なうフィルタリング方法の第1実施例について図2、図3を用いて説明する。第1実施例では、LRのフィルタリング処理として、注目画素含む、注目画素近傍の複数(n個:nは任意の正の整数)の画素を抽出し、抽出された近傍の画素(周辺画素)および注目画素の画素値の中で、値の大きさが中心となる複数個(m個:mは任意の正の整数、m<n)の平均値を、注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行う。
図2は、第1実施例におけるフィルタリング方法の概念図である。ここではフィルタサイズを5×5ピクセルとした場合について説明する。また、図3は、第1実施例におけるフィルタリング処理のフローチャートである。
第1実施例では、図2に示すように、注目画素Pijを中心とする近傍5×5=25画素を周辺画素としてフィルタリングを行う。以下の処理は画像に含まれる全画素のY成分に対して順次行なうものとする(S101)。なお、“ROWS”は画像の横方向の画素数、“COLS”は縦方向の画素数である。
まず、注目画素Pijを含む周辺画素25画素(ピクセル)の画素値(輝度値)を抽出する(S102)。次に、抽出した画素値を値の大きさでソートする(S103)。ソートされたピクセル値のうち、最大値から降順に8ピクセル(大きい方から順に8ピクセル)、最小値から昇順に8ピクセル(小さい方から順に8ピクセル)を除外する(S104、S105)。すなわち、周辺画素25画素を画素値順に並べた場合の中心値となる9ピクセルを抽出する。
抽出された9ピクセルのうち、更に、最大値から降順に4ピクセル(大きい方から順に4ピクセル)、最小値から昇順に4ピクセル(小さい方から順に4ピクセル)を抽出する(S106)、すなわち中心値1ピクセルを除く8ピクセルを抽出する。
最終的に抽出された8ピクセルに、1/8を乗算し(S107)、その総和、すなわち8ピクセルの平均値を注目画素値と入れ替える(S108)。以上の処理を、画像全体の画素に対して行う。
上記の処理は、平均化フィルタとメディアンフィルタを合成したフィルタとなり、フィルタリングされた画像は、エッジを保持しつつ、全体が平滑化された画像となっている。第1実施例のフィルタは、メディアンフィルタと平均化フィルタを応用したものである。メディアンフィルタとは、スパイクノイズを取り除くのに適しているフィルタであり、アルゴリズムは、奇数個のデータの中間に位置するデータをその位置のデータとして採用するというものである。
図4は、メディアンフィルタの概念図である。例えば、図4(a)に示すように、1,2,100,5,6とデータが並んでいた場合、大きく変化した100のデータをノイズと判断して取り除くことができ、3個のデータ単位でメディアンフィルタをかけると、
1,2,100→2
2,100,5→5
100,5,6→6

のように、100だけ取り除くことができる。
図4(b)に示すように、0,0,1,1,100,101,1000,100,102・・・といったデータの場合は、1000がノイズで、1から100に変化している箇所がエッジ部分と見なすことができる。これのデータを3個のデータ単位でメディアンフィルタにかけると、
0,0,1→0
0,1,1→1
1,1,100→1
1,100,101→100
100,101,1000→101
101,1000,100→101
1000,100,102→102

と、ノイズ成分の1000だけが取り除かれ、エッジに相当する部分のデータは保持される。
平均化フィルタで平滑化を行うと、エッジ部分が前後のデータで平均化されエッジが無くなる可能性があるが、メディアンフィルタではエッジはなくならない。第1実施例では、この2種類のフィルタの特徴を活かし、平滑化を行いつつ、エッジを保持するフィルタによってLRを行う。
サンプルとして図5に示した原画像のY成分に対して、フィルタサイズを5×5ピクセルとした場合に、従来の平均化フィルタリングを行った画像を図6(a)に示し、第1実施例のフィルタリングを行なった画像を図6(b)に示す。図6(a)では全体的にぼけた画像となっているのに対し、図6(b)は一部分が平滑化されているが、エッジが保持され、原画像の形状をほぼ残した画像となっている。
さらに、図5に示した原画像のY成分に対して、フィルタサイズを9×9ピクセルとした場合に、従来の平均化フィルタリングを行った画像を図7(a)に示し、第1実施例のフィルタリングを行った画像を図7(b)に示す。本図では、より一層第1実施例のフィルタの効果が表れている。
また、フィルタサイズを9×9ピクセルとした場合の、ガウスフィルタによるフィルタリングを行った推定照明光画像のヒストグラムを図8(a)に示し、平均化フィルタを行った推定照明光画像のヒストグラムを図8(b)に示し、第1実施例のフィルタによるフィルタリングを行った推定照明光画像のヒストグラムを図8(c)に示す。
Retinex処理の概要で述べたように、推定照明光成分の階調範囲が、フィルタリングにより元のY成分に比べて狭くなり、処理前のR、G、Bそれぞれの画素が、自身の画素値よりも小さい値によって割り算されることがある。この場合、補正画像が、本来の階調幅以上の値となる。第1実施例のフィルタでは、ガウスフィルタおよび平均化フィルタに比べ、推定照明光成分の低階調成分が若干多くなっており、補正後の画像は、本来の階調幅以上の値となることが予想される。
このため、LR処理部133の前段にプリ処理部132を設け、プリ処理を行うようにしている。プリ処理部132が行なうプリ処理の一例として、ガンマ補正によるプリ処理(ガンマ値は固定、γ=0.3)を行った場合の各フィルタのヒストグラムを図9に示す。なお、図9(a)がガウスフィルタを用いたときのヒストグラムを示し、図9(b)が平均化フィルタを用いたときのヒストグラムを示し、図9(c)が第1実施例のフィルタを用いたときのヒストグラムを示している。
さらに、平均化フィルタを用いた場合の補正後の推定照明光成分L2を図10(a)に示し、第1実施例のフィルタを用いた場合の補正後の推定照明光成分L2を図10(b)に示す。
図9のヒストグラムから分かるように、プリ処理によって低輝度部分の分布がなくなる。すなわち、LR処理の際の分母が分子に対して大幅に小さくなることがなく、LR処理によって、本来の階調幅以上の値となる画素が少なくなる。また、図10(a)、図10(b)を比較すると、図10(a)の平均化フィルタを用いた場合は全体がぼけた画像となっているのに対し、第1実施例のフィルタを用いた場合は、広いエリア、細かいエッジはぼけているものの、全体としての輪郭となるエッジは保持されている。
第1実施例のフィルタによって生成された推定照明光成分Lは、プリ処理部132によって補正され補正推定照明光成分L2となる。補正推定照明光成分L2を用いたLR処理後の各成分(R,G,B)のヒストグラムを図11に示す。本図に示すように、殆どのヒストグラムが1以下に集中しており、1以上の画素を“1”としてクリッピング処理を行っても、画質に大きな影響は及ぼさない。ポスト処理部14によって、例えば、1以上の画素のクリッピングを行い、画像出力部15へ補正画像の出力を行うが、従来の方法のようなゲイン・オフセットや、クリッピング係数の算出などの演算を行う必要はない。また、画像出力部15が、設定された階調以上の画素値を最大階調値にして出力することを許容するものであれば、ポスト処理部14は設けなくてもよい。
以上説明したように、第1実施例のフィルタリング方法を用いたRetinex処理により、少ない演算量で、エッジぼけを改善したコントラスト補正画像を得ることが可能となる。また、本実施例では、注目画素を中心とした正方エリアの周辺画素を抽出し、最終的に平均を取るためのピクセル数を2のべき乗とするため、中心値を除いた8ピクセルとしたが、平均化を行うための中心値の数は奇数でもよく、中心値を含めた値でもよい。
一般に、Retinex処理では、フィルタリングによるY成分のぼかし画像によって推定された照明光成分が補正・画質に大きく影響する。そのためぼかし画像を生成するためのフィルタは、注目画素を中心に等距離範囲の周辺画素値を参照することが望ましい。参照するエリアは円形に近いもの、ひし形などが考えられるが、本実施例では、注目画素を中心とした正方エリアの周辺画素を抽出することにより、抽出及び演算を簡略化している。すなわち、画素の抽出をハードウェアで実現する際等は、抽出領域をガウスフィルタのような円形に近いエリアとするよりも、正方エリアとすることが処理を大幅に簡易化することが可能であることによる。
フィルタリング処理部131で行なうフィルタリング方法の第2実施例について図12、図13を用いて説明する。第2実施例では、LRのフィルタリング処理として、注目画素近傍の複数(n個:nは任意の正の整数)の画素を抽出し、抽出された近傍の画素(周辺画素)の中で、注目画素以外の、値の大きさが中心となる複数個(m個:mは任意の正の整数、m<n)に複数段階の重み付け係数(Wm)を乗算したものの総和と、注目画素に重み付け係数(Wp)を乗算したものの和を、注目画素の補正画素値とし、重み付け係数の総和(ΣWm+Wp)が1となるフィルタリングを行う。第2実施例の画像処理装置10は、第1実施例と同様に図2に示したブロック図の構成とすることができる。
図12は、第2実施例におけるフィルタリング方法の概念図である。ここではフィルタサイズを5×5ピクセルとした場合について説明する。また、図13は、第2実施例におけるフィルタリング処理のフローチャートである。
第2実施例では、図12に示すように、注目画素Pijを中心とする近傍5×5=25画素のうち、注目画素を除く24画素を周辺画素としてフィルタリングを行う。以下の処理は画像に含まれる全画素のY成分に対して順次行なうものとする(S201)。なお、“ROWS”は画像の横方向の画素数、“COLS”は縦方向の画素数である。
まず、注目画素Pijを除く周辺画素24画素(ピクセル)の画素値(輝度値)を抽出する(S202)。次に、抽出した画素値を値の大きさでソートする(S203)。ソートされたピクセル値のうち、最大値から降順に8ピクセル(大きい方から順に8ピクセル)、最小値から昇順に8ピクセル(小さい方から順に8ピクセル)を除外する(S204、S205)。すなわち、周辺画素24画素を画素値順に並べた場合の中心値となる8ピクセルを抽出する。
抽出された8ピクセルのうち、更に、最大値から降順に2ピクセル(大きい方から順に2ピクセル)、最小値から昇順に2ピクセル(小さい方から順に2ピクセル)を抽出し(S206)、重み付け係数W1(=1/16)を乗算する(S207)。次に、残った4ピクセルに、重み付け係数W2(=1/8)を乗算する(S208)。
更に、注目画素Pijに、重み付け係数W0(=1/4)を乗算し(S209)、処理(S207)、処理(S208)、処理(S209)において、重み付け係数が乗算された9ピクセルの画素値の総和を注目画素値と入れ替える(S210)。以上の処理を、画像全体の画素に対して行う。
第2実施例の処理は、メディアンフィルタとガウスフィルタを応用したものである。ガウスフィルタによる平滑化と、メディアンフィルタによるエッジ保持の特徴とが活かされ、フィルタリングされた画像は、エッジを保持しつつ、全体が平滑化された画像となっている。
サンプルとして図5に示した原画像のY成分に対して、フィルタサイズを5×5ピクセルとした場合に、従来のガウスフィルタリングを行った画像を図14(a)に示し、第2実施例のフィルタリングを行なった画像を図14(b)に示す。図14(a)では全体的にぼけた画像となっているのに対し、図14(b)は一部分が平滑化されているが、エッジが保持され、原画像の形状をほぼ残した画像となっている。
さらに、図5に示した原画像のY成分に対して、フィルタサイズを9×9ピクセルとした場合に、従来のガウスフィルタリングを行った画像を図15(a)に示し、第2実施例のフィルタリングを行った画像を図15(b)に示す。本図では、より一層第2実施例のフィルタの効果が表れている。
また、フィルタサイズを9×9ピクセルとした場合の、ガウスフィルタによるフィルタリングを行った推定照明光画像のヒストグラムを図16(a)に示し、平均化フィルタを行った推定照明光画像のヒストグラムを図16(b)に示し、第2実施例のフィルタによるフィルタリングを行った推定照明光画像のヒストグラムを図16(c)に示す。
第1実施例と同様に、ガンマ補正によるプリ処理(ガンマ値は固定、γ=0.3)を行った場合の各フィルタのヒストグラムを図17に示す。なお、図17(a)がガウスフィルタを用いたときのヒストグラムを示し、図17(b)が平均化フィルタを用いたときのヒストグラムを示し、図17(b)が第2実施例のフィルタを用いたときのヒストグラムを示している。
さらに、ガウスフィルタを用いた場合の補正後の推定照明光成分L2を図18(a)に示し、第2実施例のフィルタを用いた場合の補正後の推定照明光成分L2を図18(b)に示す。
図17のヒストグラムから分かるように、プリ処理によって低輝度部分の分布がなくなる。すなわち、LR処理の際の分母が分子に対して大幅に小さくなることがなく、LR処理によって、本来の階調幅以上の値となる画素が少なくなる。また、図18(a)、図18(b)を比較すると、図18(a)のガウスフィルタを用いた場合は全体がぼけた画像となっているのに対し、第2実施例のフィルタを用いた場合は、広いエリア、細かいエッジはぼけているものの、全体としての輪郭となるエッジは保持されている。
第2実施例のフィルタによって生成された推定照明光成分Lは、プリ処理部132によって補正され補正推定照明光成分L2となる。補正推定照明光成分L2を用いたLR処理後の各成分(R,G,B)のヒストグラムを図19に示す。本図に示すように、殆どのヒストグラムが1以下に集中しており、1以上の画素を“1”としてクリッピング処理を行っても、画質に大きな影響は及ぼさない。ポスト処理部14によって、例えば、1以上の画素のクリッピングを行い、画像出力部15へ補正画像の出力を行うが、従来の方法のようなゲイン・オフセットや、クリッピング係数の算出などの演算を行う必要はない。また、画像出力部15が、設定された階調以上の画素値を最大階調値にして出力することを許容するものであれば、ポスト処理部14は設けなくてもよい。
以上説明したように、第2実施例のフィルタリング方法を用いたRetinex処理により、少ない演算量で、エッジぼけを改善したコントラスト補正画像を得ることが可能となる。また、第1実施例および第2実施例は、周辺画素は注目画素を中心とした正方エリアのものとしたが、周辺画素として抽出するエリアは、注目画素を中心としたものであればよく、正方形に限定されず、例えば、円形等であってもよい。
10…画像処理装置
11…画像入力部
12…輝度信号抽出部
13…Retinex処理部
14…ポスト処理部
15…画像出力部
131…フィルタリング処理部
132…プリ処理部
133…LR処理部

Claims (6)

  1. 入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段によって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素周辺の複数個の画素および前記注目画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値の平均値を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行なうことで第1の補正画像を生成するフィルタリング手段と、
    前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段によって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素を除いた注目画素周辺の複数個の画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値に複数段階の重み付け係数を乗算したものの総和と、前記注目画素の画素値に重み付け係数を乗算したものとの和を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行うことで第1の補正画像を生成し、前記フィルタリングでの前記複数段階の重み付け係数および前記注目画素についての重み付け係数の総和が1であるフィルタリング手段と、
    前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記フィルタリング手段で抽出する前記注目画素周辺の画素は、前記注目画素を中心とする正方エリア内の画素であることを特徴とする画像処理装置。
  4. 入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出ステップと、
    前記画像抽出ステップによって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素周辺の複数個の画素および前記注目画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値の平均値を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行なうことで第1の補正画像を生成するフィルタリングステップと、
    前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  5. 入力画像に対し、特定の色成分画像を抽出する画像抽出ステップと、
    前記画像抽出ステップによって得られた特定色成分の画像を構成する画素について、注目画素を順次定め、前記注目画素を除いた注目画素周辺の複数個の画素の画素値の中で、その値が中心域となる複数個の画素値に複数段階の重み付け係数を乗算したものの総和と、前記注目画素の画素値に重み付け係数を乗算したものとの和を、前記注目画素の補正画素値とするフィルタリングを行うことで第1の補正画像を生成し、前記フィルタリングでの前記複数段階の重み付け係数および前記注目画素についての重み付け係数の総和が1であるフィルタリングステップと、
    前記第1の補正画像と前記入力画像とを用い、Retinex処理によってコントラストを補正した第2の補正画像を生成するRetinex処理ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項4または5に記載の画像処理方法であって、
    前記フィルタリングステップで抽出する前記注目画素周辺の画素は、前記注目画素を中心とする正方エリア内の画素であることを特徴とする画像処理方法。
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