JP2008124654A - リモコン雲台システム - Google Patents

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Abstract

【課題】プリセット機能におけるショットの再生時において、ズーム及びフォーカスに関してはマニュアル操作による制御を可能にし、操作者の意図を反映することができるようにしたリモコン雲台システムを提供する。
【解決手段】雲台本体16のCPU42は、雲台コントローラ12からプリセット機能のショット再生の指示が与えられた際に、雲台コントローラ12のモード選択スイッチ34によって全ショットモードか半ショットモードのいずれが選択されているかを判断する。全ショットモードが選択されている場合には、パン/チルト、ズーム、フォーカスの全ての位置がショットとして登録されている位置となるようにそれらを駆動する。一方、半ショットモードが選択されている場合には、パン/チルトのみをショットとして登録されている位置となるように駆動し、ズーム及びフォーカスはマニュアル操作に従って駆動する。
【選択図】 図3

Description

本発明はリモコン雲台システムに係り、特に雲台に搭載されたテレビカメラのパン/チルト、ズーム、フォーカスの各設定位置によって決まる所望の撮影位置をショットとして予め登録しておき、所定のショット再生操作によってショット再生の指示が与えられると、そのショットの撮影位置にカメラを自動的に設定するプリセット機能を備えたリモコン雲台システムに関する。
従来、テレビカメラ等のカメラを搭載し、搭載したカメラのパンニング及びチルティング(パン/チルト)、ズーム、フォーカスを制御する雲台と、雲台にケーブルや通信回線を介して接続され、雲台での制御内容を指示する操作部材などを備えた雲台コントローラからなるリモコン雲台システムが知られている(特許文献1〜3等参照)。これによれば、雲台コントローラの操作によってテレビカメラの撮影方向や撮影画角などの撮影構図を遠隔操作することができる。
また、このようなリモコン雲台システムにおいてプリセット機能と称されるものが知られている。プリセット機能は、テレビカメラのパン/チルト、ズーム、フォーカスの各設定位置によって決まる所望の撮影位置を予めショットとして記憶させておくことができ、所定のショット再生操作を行うことによってその登録しておいたショットを自動的に再現できるようにした機能である(例えば、特許文献1等参照)。
特許第2535567号 特許第2868087号 特許第3283615号
ところで、従来の上記プリセット機能において、ショット再生操作によってショット再生を指示すると、テレビカメラのパン/チルト、ズーム、フォーカスの各々の駆動が、そのとき設定されている撮影位置からショットの位置まで、同時に開始され、且つ、同時に終了するように制御されている。
一方、創造的な撮影を望む操作者において、プリセット機能を使用してショットの再生を行う場合でも、ズームとフォーカスはマニュアル操作(マニュアル操作部材の操作)で行いたいという要望があった。特に、複雑な地形や建造物の多い箇所を撮影する場合に、プリセット機能を使用すると、ショット再生時においてピントずれが生じる等の問題も生じていた。
従来のプリセット機能のショット再生時においてもズームやフォーカス等をマニュアル操作によって個別に操作すると、その操作が反映されてショットの位置までの動作軌跡が変化するものがあるが、最終的にはショットの位置となるように動作するため、ショット再生時にズームやフォーカスを完全にマニュアル操作で個別に所望の位置に設定することはできなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、プリセット機能のショット再生時であっても、ズーム及びフォーカスに関しては操作者の意図を反映することができるリモコン雲台システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のリモコン雲台システムは、雲台に搭載されたカメラのパン/チルト、ズーム、及び、フォーカスをコントローラでの操作に従って制御するリモコン雲台システムにおいて、前記カメラのパン/チルト、ズーム、及び、フォーカスの各々の所望の設定位置をショットとして記憶するショット記憶手段と、所定のショット再生操作によりショット再生の指示が与えられたショット再生時において、前記ショット記憶手段に記憶されているショットの位置となるようにパン/チルトの制御を行うショット再生時パン/チルト制御手段と、前記ショット再生時において前記ショット記憶手段に記憶されているショットの位置となるようにズーム及びフォーカスの各制御を行うショット再生時第1レンズ制御手段と、前記ショット再生時において前記コントローラにおけるマニュアル操作部材の操作に基づいてズーム及びフォーカスの各制御を行うショット再生時第2レンズ制御手段と、前記ショット再生時においてズーム及びフォーカスの各制御を実行する手段を、前記ショット再生時第1レンズ制御手段と、前記ショット再生時第2レンズ制御手段とで切り替えるレンズ制御切替手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、ショット再生時においてズーム及びフォーカスの制御に関して、ショットの位置に自動で設定する制御(ショット再生時第1レンズ制御手段による制御)と、コントローラでのマニュアル操作部材の操作に従う制御(ショット再生時第2レンズ制御手段による制御)とで切り替えることができるため、プリセット機能のショット再生時であってもズーム及びフォーカスに関しては操作者の意図を反映した操作を行うことが可能となる。一方、パン/チルトと共にズームやフォーカスもショットの位置に自動で設定する従来のショット再生の制御を行わせることも可能である。
請求項2に記載のリモコン雲台システムは、請求項1に記載の発明において、前記レンズ制御切替手段は、前記ショット再生の指示が与えられる前に、ズーム及びフォーカスの各制御を実行する手段を、前記ショット再生時第1レンズ制御手段と、前記ショット再生時第2レンズ制御手段のいずれかに設定する手段であることを特徴としている。
本発明は、ズーム及びフォーカスのショット再生時の制御を事前に選択しておくようにした態様である。
請求項3に記載のリモコン雲台システムは、請求項1に記載の発明において、前記レンズ制御切替手段は、ショット再生時において、ズーム又はフォーカスの操作を対象として前記コントローラにおけるマニュアル操作部材の操作が行われないときには、前記ズーム及びフォーカスの各制御を実行する手段を、前記ショット再生時第1レンズ制御手段とし、前記ショット再生時において、ズーム又はフォーカスの操作を対象として前記コントローラにおけるマニュアル操作部材の操作が行われたときに、ズーム及びフォーカスのうち少なくとも該操作の対象に関して前記ショット再生時第1レンズ制御手段から前記ショット再生時第2レンズ制御手段に切り替えることを特徴としている。
本発明は、ショット再生の開始時には、パン/チルトと共にズーム及びフォーカスも自動でショットの位置に設定する制御が行われ、ショット再生の実行中にズームやフォーカスのマニュアル操作を行うと、その時点からマニュアル操作に従っ制御に自動的に切り替わるようにした態様である。
本発明に係るリモコン雲台システムによれば、プリセット機能のショット再生時であっても、ズーム及びフォーカスに関しては操作者の意図を反映することできるようになる。
以下、添付図面に従って本発明に係るリモコン雲台システムを実施するための最良の形態について詳説する。
図1は、本発明が適用されるリモコン雲台システムの雲台の外観を示した斜視図である。同図に示す雲台10は、図示しないテレビカメラ(以下、単にカメラという)を収納するハウジング14と、ハウジング14と共にカメラを水平方向と垂直方向に旋回(パン/チルト動作)させる雲台本体16等から構成されている。ハウジング14の前面には透明の前面ガラス18が設けられており、ハウジング14に収納されたカメラは、この前面ガラス18を介してハウジング14の外部の映像を撮影できるようになっている。
ハウジング14は、雲台本体16から延設されたチルト軸(図示せず)に片持ち支持されており、雲台本体16には、このチルト軸を回動駆動するチルトモータが内蔵されている。このチルトモータの駆動力によって、ハウジング14と共にハウジング14内のカメラがチルト動作するようになっている。
また、雲台本体16は図示しない据付台上に固定されたパン軸19によって回動可能に支持されており、雲台本体16には、そのパン軸19の図示しないギアに連結されたパンモータが内蔵されている。このパンモータの駆動力によってパン軸19を軸に雲台本体16が回動し、これに連動してハウジング14と共にハウジング14内のカメラがパン動作するようになっている。
このような雲台10の雲台本体16には、雲台コントローラ12が通信可能に接続される。雲台本体16と雲台コントローラ12との間は、例えば、ケーブルや無線によって直接的、又は、電源供給装置等の他の機器を介して接続される場合や、専用回線や公衆回線等の通信回線を介して接続される場合があるが、どのような接続態様であってもよい。
雲台コントローラ12には、雲台10での制御に関する指示等を行うための各種操作部材が設けられており、それらの操作部材の操作に従って雲台コントローラ12から雲台10に対してカメラのパン/チルト、ズーム、フォーカスの各動作等を指示する指示信号が与えられるようになっている。
図2は、雲台コントローラ12の操作部の構成を例示した外観図である。同図において、雲台コントローラ12の操作部には、ジョイスティック20、ズームつまみ22、フォーカスつまみ24が設けられている。ジョイスティック20は、マニュアル操作によりカメラのパン/チルト操作を行うための操作部材であり、ジョイスティック20を前後左右に傾斜させることによってその傾斜方向に対応した方向に、且つ、傾斜角度に応じた速度で、カメラをパン/チルト動作させることができるようになっている。
ズームつまみ22、フォーカスつまみ24は、それぞれマニュアル操作によりカメラ(カメラの撮影光学系)のズーム操作とフォーカス操作とを行うための操作部材であり、ズームつまみ22を回動操作することによって、その回動位置に対応した位置にカメラのズームを設定することができ、フォーカスつまみ24を回動操作することによって、その回動位置に対応した位置にカメラのフォーカスを設定することができるようになっている。
また、上記リモコン雲台システムにはプリセット機能が搭載されており、雲台コントローラ12には、そのプリセット機能に関連して、メモスイッチ26、ページスイッチ28、ショットスイッチ30が設けられている。
プリセット機能は、カメラのパン/チルト、ズーム、フォーカスの各設定位置によって決まる所望の撮影位置を予めショットとして登録しておくことができ、所定のショット再生操作(ショットスイッチ30の操作)を行うことによって、予めショットとして登録しておいた撮影位置を自動的に再現できる機能である。
同図の雲台コントローラ12では再生モードと登録モードとがメモスイッチ26によって切り替えられるようになっており、ショットを登録する場合には、登録モードに設定する。続いて、上記ジョイスティック20、ズームつまみ22、フォーカスつまみ24を操作して、ショットとして登録しておく所望の撮影位置にカメラを設定する。そして、ショットナンバー1〜10までに対応して設けられた複数のショットスイッチ30のうち、いずれかのショットナンバーのショットスイッチを押す。これにより、そのショットナンバーのショットとして、そのときのカメラの撮影位置が登録される。
一方、登録したショットを再生する場合には、雲台コントローラ12を再生モードにした状態で操作を行う。登録モードに移行している状態のときには、メモスイッチ26を押して再生モードに切り替える。そして、複数のショットスイッチ30のうち、再生したいショットが登録されているショットナンバーのショットスイッチを押す。これにより、カメラのパン/チルト、ズーム、フォーカスの各位置が自動的に制御され、そのショットナンバーのショットとして登録されている撮影位置が再現されるようになっている。
また、雲台コントローラ12の操作部には、ショット再生時において、ショットの再生を開始してから終了するまでの時間を調整するスピード調整つまみ32や、後述のモード選択スイッチ34が設けられている。
尚、雲台コントローラ12の操作部には3つのページスイッチ26A、26B、26Cが設けられており、これらのページスイッチ26A、26B、26Cのいずれかを選択することによって3つのベージA、B、Cのうちから所望のベージを選択することができるようになっている。各ページでは、同一のショットスイッチが異なるショットナンバーのショットスイッチとして扱われるため、ベージを切り替えることによって10×3の合計30のショットを登録し、再生することができるようになっている。ただし、以下においてページスイッチ26A、26B、26Cは設けられていないものとして扱う。
次に、上記プリセット機能におけるショット再生に関する処理について詳説する。図3は、上記リモコン雲台システムの処理部の構成を示したブロック図である。同図に示すように雲台10(雲台本体16)及び雲台コントローラ12の各々にはCPU40、42が搭載されており、それらのCPU40,42は図示しない通信回路等を介して通信可能に接続される。雲台コントローラ12の操作部に設けられた上記ジョイスティック20、ズームつまみ22、フォーカスつまみ24、メモスイッチ26、ショットスイッチ30、スピード調整つまみ32の各々の操作はCPU40によって検出されるようになっており、CPU40は、検出したそれらの操作に従って、パン/チルト、ズーム、フォーカスの個別の制御に関する指示信号や、ショットの登録や再生に関する指示信号等を雲台本体16のCPU42に送信する。
例えば、ジョイスティック20、ズームつまみ22、又は、フォーカスつまみ24が操作されると、CPU40は、それらの操作に基づいてパン/チルト、ズーム、フォーカスの各々の動作速度又は設定位置を指示する指示信号を雲台本体16のCPU42に送信する。一方、雲台本体16においてカメラのパン/チルト、ズーム、フォーカスの駆動は詳細を省略した駆動部46によって行われるようになっており、雲台本体16のCPU42は、上記指示信号を受信すると、受信した指示信号の指示内容に従って駆動部46に対してパン/チルト、ズーム、フォーカスの個別の駆動を実行させる。
また、雲台コントローラ12のCPU40は、再生モード時においてメモスイッチ26が押されたことを検出すると、ショットの登録が可能な登録モードの状態に移行する。この登録モードの状態において、上記ジョイスティック20、ズームつまみ22、フォーカスつまみ24が操作された場合には、上記のようにそれらの操作に基づいてパン/チルト、ズーム、フォーカスの個別の制御に関する指示信号を雲台本体16のCPU42に送信し、それらの操作に応じたパン/チルト、ズーム、フォーカスの制御を実行させる。一方、登録モードにおいて、複数のショットスイッチ30のうち所定のショットナンバーのショットスイッチが押されたことを検出すると、そのショットスイッチに対応するショットナンバーと、そのショットナンバーに対するショットの登録とを指示する指示信号を雲台本体16のCPU42に送信する。
雲台本体16のCPU42は、その指示信号を受信すると、そのときのパン/チルト、ズーム、フォーカスの各位置を、雲台コントローラ12からの指示信号により指定されたショットナンバーに対応するショットデータとして内蔵のメモリ44に記憶させる。尚、パン/チルトの位置は、雲台本体16内においてパン軸やチルト軸に検出軸を連結させた位置センサからの読み取ることができ、ズームやフォーカスの位置は、カメラ(レンズ装置)が有する位置センサから取得することができる。
また、雲台コントローラ12のCPU40は、標準の状態では再生モードの状態であるが、登録モードの状態に移行している場合には、メモスイッチ26が押されたときに再生モードの状態に復帰する。この再生モードの状態において、複数のショットスイッチ30のうち所定のショットスイッチが押されたことを検出すると、そのショットスイッチに対応するショットナンバーと、そのショットナンバーに対するショットの再生とを指示する指示信号を雲台本体16のCPU42に送信する。
また、このとき、ショットの再生速度(ショット再生時間)を指示する速度指令値も雲台本体16のCPU42に送信されるようになっており、雲台コントローラ12のCPU40は、ショットスイッチが押されたことを検出した際に、スピード調整つまみ32の設定位置を読み取り、その設定位置に対応した値をその速度指令値として雲台本体16のCPU42に送信する。
更に、上記指示信号と共に、モード選択スイッチ34により選択されたモードでの制御を指示するモード信号が雲台コントローラ12のCPU40から雲台本体16のCPU42に送信される。
雲台本体16のCPU42は、ショット再生の指示信号を受信すると、指示信号より指定されたショットナンバーのショットデータをメモリ44から読み出し、そのショットデータとして登録されていたショットを再生するための制御を実行する。このとき、上記モード信号により指示されたモードに応じた内容の制御を実行すると共に、上記速度指令値により指示された速度(再生時間)によりショットの再生を行う。
ここで、モード選択スイッチ34により選択可能になっているモードは、ショット再生時の制御に関するもので、そのモードの種類として、従来通りズームとフォーカスを、指定されたショットの位置となるようにパン/チルトと共に自動で駆動するモード(全ショットモードと称する)と、パン/チルトを、指定されたショットの位置となるように駆動する一方、ズームとフォーカスを雲台コントローラ12のズームつまみ22とフォーカスつまみ24のマニュアル操作に従って駆動するモード(半ショットモードと称する)と備えている。
雲台本体16のCPU42は、雲台コントローラ12からのモード信号により全ショットモードでの制御が指示された場合、上記ショット再生の指示信号により指定されたショットナンバーのショットデータをメモリ44から読み出し、パン/チルト、ズーム、フォーカスの全てに関してそのショットデータとして登録されていたショットの位置となるように駆動する。また、このときの各々の駆動速度を、パン/チルト(パンとチルト)、ズーム、フォーカスの各駆動が同時に開始して同時に終了するように、且つ、その駆動時間(ショット再生時間)が上記速度指令値に応じた時間となるように決定する。尚、このショット再生時においても、雲台コントローラ12のズームつまみ22とフォーカスつまみ24の操作(操作位置)に応じて雲台コントローラ12からズームとフォーカスの個別の制御に関する指示信号が与えられるが、それらの指示信号を無効なものとして扱う。即ち、カメラのレンズのマニュアル駆動をマスクする。
一方、雲台コントローラ12からのモード信号により半ショットモードでの制御が指示された場合、上記ショット再生の指示信号により指定されたショットナンバーのショットデータをメモリ44から読み出す。このとき、ショットデータとして登録されていたパン/チルトに関するショットの位置のみを有効なデータとして取得する。
そして、パン/チルトに関して、そのショットの位置となるように駆動する。また、このときのパンとチルトの駆動速度を、同時に開始して同時に終了するように、且つ、その駆動時間(ショット再生時間)が上記速度指令値に応じた時間となるように決定する。
これに対して、ズームとフォーカスに関しては、ショット再生時以外のときと同様に雲台コントローラ12のズームつまみ22とフォーカスつまみ24の操作(操作位置)に応じて雲台コントローラ12から与えられるズームとフォーカスの個別の制御に関する指示信号を有効に取得し、それらの指示信号に従ってズームとフォーカスを制御する。例えば、ズームつまみ22の操作位置に対応した位置となるようにズームを駆動し、フォーカスつまみ24の操作位置に対応した位置となるようにフォーカスを駆動する。これによれば、プリセット機能のショット再生時においてズームとフォーカスを操作者がマニュアル操作で所望の位置に設定することができる。
図4は、ショット再生時における雲台本体16のCPU42での処理手順を示したフローチャートである。雲台本体16のCPU42は、上記のように雲台コントローラ12からのショット再生の指示信号を受信すると、その指示信号により指定されたショットナンバーのショットデータをメモリ44から読み出す。そして、そのショットデータとして登録されていたパン/チルト、ズーム、フォーカスの各位置を、再生するショットの位置として設定する(ステップS10)。
次に、上記指示信号と共に雲台コントローラ12から与えられたモード信号により指示されたモードが全ショットモードか否かを判定する(ステップS12)。YESと判定した場合には、レンズのマニュアル駆動をマスクする(ステップS14)。即ち、雲台コントローラ12のズームつまみ22及びフォーカスつまみ24の操作に従って雲台コントローラ12から与えられるズーム及びフォーカスの個別の制御に関する指示信号を無効にし、それらの指示信号によるズーム及びフォーカスの制御を実行しないようにする。
続いて、パン/チルト、ズーム、フォーカスの全ての位置がショットの位置となるようにパン/チルト、ズーム、フォーカスを駆動してショット再生の制御を実行する(ステップS16)。そして、ショット再生が終了したか否かを判定し(ステップS18)、YESと判定すると、レンズのマニュアル駆動のマスクを解除し(ステップS20)、ショット再生の処理を終了する。
ステップS12において、NOと判定した場合、即ち、雲台コントローラ12からのモード信号により半ショットモードが指示された場合、パン/チルトの位置がショットの位置となるようにパン/チルトを駆動してパン/チルトに関してのみショット再生の制御を実行(開始)する(ステップS22)。
続いてCPU42は、ズーム及びフォーカスのマニュアル操作に基づく制御を実行する(ステップS24)。即ち、雲台コントローラ12のズームつまみ22とフォーカスつまみ24の操作に従って雲台コントローラ12から与えられたズーム及びフォーカスの個別の制御に関する指示信号を有効に取得し、それらの指示信号に従ってズーム及びフォーカスを制御する。
そして、ショット再生が終了したか否かを判定し(ステップS26)、NOと判定した場合にはステップS24からの処理を繰り返す。YESと判定した場合にはショット再生の処理を終了する。
尚、全ショットモードと半ショットモードの切替えは、ショット再生中に行えるようにしてもよい。また、ズームとフォーカスの各々の制御に関して個別にショット再生の制御(ショットの位置に自動で設定する制御)とマニュアル操作による制御とで切り替えられるようにしてもよい。
以上、上記実施の形態では、半ショットモードが選択された場合に、ズーム及びフォーカスはマニュアル操作が行われたか否かにかかわらず、マニュアル操作のみで駆動される状態となるが、次のような態様も可能である。即ち、ショット再生の指示が与えられた後、マニュアル操作が行われていない間は、全ショットモードのときの同様にズーム及びフォーカスもパン/チルトと共にショットの位置となるように駆動する。もし、そのショット再生の動作が終了する前にマニュアル操作が行われた場合には、その時点からマニュアル操作でのみズーム及びフォーカスの駆動が行われるようにする。但し、例えばズームとフォーカスの一方のみマニュアル操作(ズームつまみ22又はフォーカスつまみ24の操作)が行われた場合には操作された方のみマニュアル操作での駆動に切り替えてもよいし、両方をマニュアル操作での駆動に切り替えてもよい。また、このような半ショットモードにおいて、マニュアル操作を行うことが全ショットモードから半ショットモードへの切り替え操作に相当するため、モード選択スイッチ34のような全ショットモードか半ショットモードかを予め選択する手段を設けない態様も可能である。
図1は、本発明が適用されるリモコン雲台システムの雲台の外観を示した斜視図である。 図2は、雲台コントローラの操作部の構成を例示した外観図である。 図3は、リモコン雲台システムの処理部の構成を示したブロック図である。 図4は、ショット再生時における雲台本体のCPUでの処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
10…雲台、12…雲台コントローラ、14…ハウジング、16…雲台本体、20…ジョイスティック、22…ズームつまみ、24…フォーカスつまみ、26…メモスイッチ、30…ショットスイッチ、32…スピード調整つまみ、34…モード選択スイッチ、40、42…CPU、44…メモリ、46…駆動部

Claims (3)

  1. 雲台に搭載されたカメラのパン/チルト、ズーム、及び、フォーカスをコントローラでの操作に従って制御するリモコン雲台システムにおいて、
    前記カメラのパン/チルト、ズーム、及び、フォーカスの各々の所望の設定位置をショットとして記憶するショット記憶手段と、
    所定のショット再生操作によりショット再生の指示が与えられたショット再生時において、前記ショット記憶手段に記憶されているショットの位置となるようにパン/チルトの制御を行うショット再生時パン/チルト制御手段と、
    前記ショット再生時において前記ショット記憶手段に記憶されているショットの位置となるようにズーム及びフォーカスの各制御を行うショット再生時第1レンズ制御手段と、
    前記ショット再生時において前記コントローラにおけるマニュアル操作部材の操作に基づいてズーム及びフォーカスの各制御を行うショット再生時第2レンズ制御手段と、
    前記ショット再生時においてズーム及びフォーカスの各制御を実行する手段を、前記ショット再生時第1レンズ制御手段と、前記ショット再生時第2レンズ制御手段とで切り替えるレンズ制御切替手段と、
    を備えたことを特徴とするリモコン雲台システム。
  2. 前記レンズ制御切替手段は、前記ショット再生の指示が与えられる前に、ズーム及びフォーカスの各制御を実行する手段を、前記ショット再生時第1レンズ制御手段と、前記ショット再生時第2レンズ制御手段のいずれかに設定する手段であることを特徴とする請求項1のリモコン雲台システム。
  3. 前記レンズ制御切替手段は、ショット再生時において、ズーム又はフォーカスの操作を対象として前記コントローラにおけるマニュアル操作部材の操作が行われないときには、前記ズーム及びフォーカスの各制御を実行する手段を、前記ショット再生時第1レンズ制御手段とし、
    前記ショット再生時において、ズーム又はフォーカスの操作を対象として前記コントローラにおけるマニュアル操作部材の操作が行われたときに、ズーム及びフォーカスのうち少なくとも該操作の対象に関して前記ショット再生時第1レンズ制御手段から前記ショット再生時第2レンズ制御手段に切り替えることを特徴とする請求項1のリモコン雲台システム。
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