JP2008122122A - 検出装置、ジャイロセンサ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帰還抵抗を用いない新規の増幅回路を備えた検出装置、ジャイロセンサ及び電子機器を提供すること。
【解決手段】 振動子10からの正相及び逆相の出力信号が入力される第1,第2の電荷−電圧変換回路100A,100Bの各々は、演算増幅器OPA、第1,第2のアナログスイッチ110,120、演算増幅器OPAの帰還経路に設けられた第1のキャパシタC1と、第1,第2のアナログスイッチを制御するスイッチ制御回路160を有する。スイッチ制御回路160は、第1,第2の電荷−電圧変換回路の各々を、サンプリングモード、ホールドモード、キャリブレーションモードに順次切り換える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、検出装置、ジャイロセンサ及び電子機器に関する。
デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機、カーナビゲーションシステム等の電子機器には、外的な要因で変化する物理量を検出するためのジャイロセンサ(物理量トランスデューサ)が組み込まれている。このようなジャイロセンサは、角速度等の物理量を検出し、いわゆる手振れ補正、姿勢制御、GPS自律航法などに用いられる。
近年、ジャイロセンサの軽量小型化と共に高い検出精度も要求され、ジャイロセンサの1つとして圧電型の振動ジャイロセンサが注目されている。そのなかでも、圧電材料として水晶が用いられる水晶圧電振動ジャイロセンサは、多くの装置への組み込み向けに最適なセンサとして期待が寄せられている。この振動ジャイロセンサでは、回転によって発生するコリオリ力に対応した物理量を検出している(特許文献1)。
このような振動ジャイロセンサでは、振動子の軽量小型化に伴い、振動子からの出力信号(出力電流)は非常に微弱な信号になっている。従って、このような微弱な出力信号に基づき所望信号(コリオリ力等の物理量に応じた信号)を検出する検出装置には、無歪み・低ノイズで、且つできるだけ大きなゲインで所望信号を検出できる性能が要求される。
ここで、振動子からの微弱な出力信号を増幅するために、演算増幅器と、前記演算増幅器の帰還経路に並列接続された帰還キャパシタ及び帰還抵抗器とを含み、ローパスフィルタの周波数特性を有する電荷−電圧変換回路(Q/V変換回路またはチャージアンプともいう)が用いられる。
電荷−電圧変換回路のカットオフ周波数fc=1/2πCRが振動子からの出力信号の周波数fdよりも十分に小さくなるように、帰還キャパシタの容量値C、帰還抵抗器の抵抗値Rを設定する。これにより位相が−90度だけ変化し、かつ反転されるようになる。このため、帰還抵抗器の抵抗値Rは十分に大きく設定され、従来、単位面積当たりの抵抗値が100Ω−1KΩ程度のポリシリコンで形成される帰還抵抗器のサイズを、幅1μmで長さを10−1000mmに設定していた。
特開平3−226620号公報
このような帰還抵抗器の抵抗値を例えば数十MΩ確保するとなると、面積が大きくなる。抵抗器の面積が大きくなると浮遊容量の値も大きくなるばかりか、固体ばらつきが±40%にもなり、増幅率が変動してしまう。また、帰還抵抗器で発生する熱雑音は、その熱雑音の電圧等価値Vnの二乗が、ある周波数帯域では、4kTR(k:ボルツマン係数、T:絶対温度、R:帰還抵抗値)と比例関係となる。よって、帰還抵抗値の存在によって熱雑音が発生し、S/N精度に制約を受ける弊害があった。さらには、電荷−電圧変換回路は、位相を90度だけずらすことが検出原理上は理想であるが、RCで設定される時定数によって正確に90度だけ位相をずらすことは困難であり、実際には数度の誤差が発生する。なお、増幅率の変動を低減し、位相精度を高めることは、補正回路によって実現できるが、その補正回路の存在によって回路規模が大型化してしまう。
なお、特許文献1にはオペアンプの帰還抵抗が示されていないが、オペアンプの帰還キャパシタのみでは直流電位が定まらないため、実際の回路では帰還抵抗が必ず挿入されている。
そこで、本発明の目的は、帰還抵抗を用いない新規の増幅回路を備えた検出装置、ジャイロセンサ及び電子機器を提供することにある。
本発明の一態様は、駆動振動モードの固有共振周波数にて振動子の駆動素子を励振させる駆動回路と、前記振動子の検出素子からの出力信号を受け、所望信号を検出する検出回路とを有する検出装置において、前記検出回路は前記検出素子からの出力信号を増幅する増幅回路を含み、前記増幅回路は、前記振動子からの正相の前記出力信号が入力される第1の電荷−電圧変換回路と、前記振動子からの逆相の前記出力信号が入力される第2の電荷−電圧変換回路とを含み、前記第1,第2の電荷−電圧変換回路の各々は、反転入力端子、非反転入力端子及び出力端子を備え、前記非反転端子が基準電圧ノードに接続された演算増幅器と、前記出力信号が入力される入力ノードと前記反転入力端子との間に設けられた第1のアナログスイッチと、前記出力端子と前記反転入力端子との間の第1の帰還経路途中に設けられた第1のキャパシタと、前記第1の帰還経路に並列な第2の帰還経路途中に設けられた第2のアナログスイッチと、前記第1,第2のアナログスイッチを制御するスイッチ制御回路とを有する。そして、前記スイッチ制御回路は、前記第1,第2の電荷−電圧変換回路の各々を、前記第1のアナログスイッチにより前記入力ノードと前記反転入力端子とをショートさせ、かつ、前記第2のアナログスイッチにより前記第2の帰還経路をオープンとする第1のモードと、前記第1のアナログスイッチにより前記入力ノードと前記反転入力端子との間をオープンとし、かつ、前記第2のアナログスイッチにより前記第2の帰還経路をオープンとする第2のモードと、前記第1のアナログスイッチにより前記反転入力端子を前記基準電圧ノードに接続し、かつ、前記第2のアナログスイッチにより第2の帰還経路をショートさせる第3のモードとに、順番に設定する。
本発明の一態様によれば、第1のモード(サンプリングモード)では、第1のキャパシタの容量値C1、振動子の検出素子からの出力信号の電流値Iinとすると、演算増幅器の出力電圧Vout(A)は、Vout(A)=(1/C1)×∫(Iin×dt)となり、入力電流Iinが積分されて電圧変換される。これにより、出力信号の電流値Iinが電圧値としてサンプリングされる。第2のモード(ホールドモード)では、第1のモードから第2のモードに切り替わる直前での電圧値Vout(A)を保持するモードである。第2のモードでの出力電圧Vout(B)は、Vout(B)=C1×Vout(A)となる。第3のモード(キャリブレーションモード)では、第2のモードで保持されていた第1のキャパシタの電荷をゼロにリセットするモードである。第2のモードでのサンプルホールド結果である出力電圧Vout(B)は、従来技術である帰還抵抗付の増幅器で増幅され、同期検波回路及びフィルタ部を経由した後の不要信号及び所望信号のDCレベルと同じ結果を得ることができる。
よって、本発明の一態様では、帰還抵抗の存在に起因した増幅率の変動やS/N精度の低下を伴わずに、しかも同期検波回路及びフィルタ部を要せずに、所望信号を検出することができる。
本発明の一態様では、前記スイッチ制御回路は、前記第2のモード時に、前記第1のアナログスイッチにより前記反転入力端子を前記基準電圧ノードに接続することができる。これにより、反転入力端子をフローティングとせずに第2のモードを実施できる。
本発明の一態様では、前記スイッチ制御回路は、前記駆動振動モードの固有共振周波数の一周期に相当する期間内に、前記第1〜第3のモードを設定することができる。これにより、スイッチ制御回路から供給される第1,第2のアナログスイッチへの制御信号を、駆動振動モードの固有共振周波数の周期に同期させることができる。
この場合、前記スイッチ制御回路は、前記駆動振動モードの固有共振周波数の半周期に相当する期間にて前記第1のモードに設定し、前記半周期に続く(1/4)周期に相当する期間にて前記第2のモードに設定し、残りの(1/4)周期に相当する期間にて前記第3のモードを設定することができる。こうすると、スイッチ制御回路から供給される第1,第2のアナログスイッチへの制御信号を、駆動振動モードの固有共振周波数に基づいて生成することができる。
本発明の一態様では、前記振動子からの前記出力信号には、前記駆動振動モードの固有共振周波数の不要信号が含まれ、前記第1のモードから前記第2のモードへの切換え時期を、前記第1のモード時に前記第1のキャパシタに蓄積されてサンプリングされる前記不要信号の電圧レベルが最小となり、かつ、前記所望信号の電圧レベルが最大となる時期に設定することができる。
本発明の一態様では、前記第1のアナログスイッチと前記反転入力端子とを結ぶ入力線に前記第1のキャパシタの一端が接続される第1接続ノードが、前記第2のアナログスイッチが前記入力線に接続される第2接続ノードよりも、前記第1のアナログスイッチ側に位置しており、前記第1,第2接続ノード間に第2のキャパシタを接続することができる。演算増幅器で発生するDCオフセットや1/fノイズの不要信号は、第3のモード時の第2のキャパシタに保持され、第1及び第2のモードでは出力電圧に不要波が反映することをキャンセルすることができる。
本発明の一態様では、前記駆動回路は、前記振動子の前記駆動素子からの信号である電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路と、前記電流−電圧変換回路からの信号を2値化する第1の2値化回路と、前記振動子の前記駆動素子からの信号である電荷を電圧に変換する電荷−電圧変換回路と、前記電荷−電圧変換回路からの信号を2値化する第2の2値化回路とを含み、前記電流−電圧変換回路及び前記電荷−電圧変換回路は、互いに異なるカットオフ周波数を有するローパスフィルタの周波数特性を有し、前記電流−電圧変換回路では前記カットオフ周波数が前記駆動振動モードでの固有共振周波数よりも大きく設定され、前記電荷−電圧変換回路では前記カットオフ周波数が前記駆動振動モードでの固有共振周波数よりも小さく設定されて、前記電流−電圧変換回路及び前記電荷−電圧変換回路からの各出力信号間に実質的にπ/2の位相差が形成され、前記スイッチ制御回路を、前記第1,第2の2値化回路からの出力に基づいて前記第1,第2のアナログスイッチを制御するクロック信号を生成するクロック生成回路とすることができる。
これにより、動子の前記駆動素子からの信号に基づいて、第1,第2のアナログスイッチを制御するクロック信号を容易に生成することができる。
本発明の一態様では、前記検出回路には、前記第1,第2の電荷−電圧変換回路からの出力信号が入力されるアナログ−デジタル変換回路が設けられ、前記アナログデジタル変換回路は、前記第1,第2の電荷−電圧変換回路からの各出力信号のうち、前記第2のモードでの電圧をサンプリングしてデジタル信号に変換することができる。これにより、検出装置の出力をデジタル出力とすることができ、以降の信号処理が容易となる。
本発明の他の態様は、上述した検出装置と前記振動子とを含むジャイロセンサを定義している。このように、本発明はジャイロセンサなどの微小信号の検出に最適である。
本発明のさらに他の態様は、上述のジャイロセンサと、前記ジャイロセンサにより検出された角速度情報に基づいて処理を行う処理部とを含む電子機器を定義している。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電子機器、ジャイロセンサ
図1に本実施形態の検出装置30を含むジャイロセンサ510と、ジャイロセンサ510を含む電子機器500の構成例を示す。なお電子機器500、ジャイロセンサ510は図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。また本実施形態の電子機器500としては、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機、カーナビゲーションシステム、ロボット、ゲーム機、携帯型情報端末等の種々のものが考えられる。
電子機器500はジャイロセンサ510と処理部520を含む。またメモリ530、操作部540、表示部550を含むことができる。処理部(CPU、MPU等)520はジャイロセンサ510等の制御や電子機器500の全体制御を行う。また処理部520は、ジャイロセンサ(物理量トランスデューサ)510により検出された角速度情報(物理量)に基づいて処理を行う。例えば角速度情報に基づいて、手ぶれ補正、姿勢制御、GPS自律航法などのための処理を行う。メモリ(ROM、RAM等)530は、制御プログラムや各種データを記憶したり、ワーク領域やデータ格納領域として機能する。操作部540はユーザが電子機器500を操作するためのものであり、表示部550は種々の情報をユーザに表示する。
ジャイロセンサ510は振動子10、検出装置30を含む。図1の振動子10は、水晶などの圧電材料の薄板から形成される音叉型の圧電振動子であり、駆動用振動子11、12と、検出用振動子16、17を含む。駆動用振動子11、12には駆動端子2、4が設けられ、検出用振動子16、17には検出端子6、8が設けられている。
検出装置30が含む駆動回路40は、駆動信号(駆動電圧)を出力して振動子10(広義には物理量トランスデューサ)を駆動し、振動子10からフィードバック信号を受ける。これにより振動子10を励振させる。検出回路60は、駆動信号により駆動される振動子10から検出信号(検出電流、電荷)を受け、検出信号から所望信号(コリオリ力信号)を検出(抽出)する。
具体的には、駆動回路40からの交流の駆動信号(駆動電圧)が駆動用振動子11の駆動端子2に印加される。すると逆電圧効果によって駆動用振動子11が振動を開始し、音叉振動により駆動用振動子12も振動を開始する。この時、駆動用振動子12の圧電効果によって発生する電流(電荷)が、駆動端子4からフィードバック信号として駆動回路40にフィードバックされる。これにより振動子10を含む発振ループが形成される。
駆動用振動子11、12が振動すると、検出用振動子16、17が図1に示す方向で振動速度vで振動する。すると、検出用振動子16、17の圧電効果によって発生する電流(電荷)が、検出信号として検出端子6、8から出力される。すると、検出回路60は、この振動子10からの検出信号を受け、コリオリ力に応じた信号である所望信号(所望波)を検出する。即ち、検出軸19を中心に振動子10(ジャイロセンサ)が回転すると、振動速度vの振動方向と直交する方向にコリオリ力Fcが発生する。例えば検出軸19を中心に回転したときの角速度をωとし、振動子の質量をmとし、振動子の振動速度をvとすると、コリオリ力はFc=2m・v・ωと表される。従って検出回路60が、コリオリ力に応じた信号である所望信号(センサ信号)を検出(抽出)することで、ジャイロセンサ(振動子)の回転角速度ωを求めることができる。そして求められた角速度ωを用いることで、処理部520は、手振れ補正、姿勢制御、或いはGPS自律航法等のための種々の処理を行うことができる。
なお振動子10には、駆動側共振周波数fdと検出側共振周波数fsがある。具体的には、駆動用振動子11、12の固有共振周波数(駆動振動モードの固有共振周波数)がfdであり、検出用振動子16、17の固有共振周波数(検出振動モードの固有共振周波数)がfsである。この場合に、駆動用振動子11、12と検出用振動子16、17とが不要な共振結合を起こさないように、fdとfsの間に一定の周波数差を持たせている。この周波数差である離調周波数Δf=|fd−fs|は、fd、fsに比べて十分に小さな周波数に設定されている。
なお図1では、振動子10が音叉型である場合の例を示しているが、本実施形態の振動子10はこのような構造に限定されない。例えばT字型やダブルT字型等であってもよい。また振動子10の圧電材料は水晶以外であってもよい。
2.比較例の検出装置
2.1.比較例の検出装置の構成
本発明に係る検出装置を説明する前に、本発明の理解をより明確にするために、比較例の検出装置について図2〜図6を参照して説明する。
比較例の検出装置30Aは、図2に示すように、振動子10を駆動して振動子を励振させる駆動回路40Aと、振動子10からの出力信号(電荷、電流)を受け、所望信号(所望波)を検出する検出回路60Aを含む。
駆動回路(発振回路)40Aは、振動子10の駆動用振動子(駆動素子)11、12からの信号ID(図3参照)である電流を電圧に変換するI/V変換回路42と、自動ゲイン制御を行うAGC(Automatic Gain Control)回路44と、2値化回路(コンパレータ)46を含む。駆動回路40Aでは、ジャイロセンサの感度を一定に保つために、振動子10(駆動用振動子)に供給する駆動電圧の振幅を一定に保つ必要がある。このため、駆動振動系の発振ループ内に、ゲインを自動調整するためのAGC回路44が設けられる。具体的にはAGC回路44は、入力信号IDの振幅(振動子の振動速度v)が一定になるように、ゲインを可変に自動調整する。なお、発振ループでの位相シフトが0度になるように位相が調整される。また発振起動時には、高速な発振起動を可能にするために、発振ループのゲインは1よりも大きなゲインに設定される。
I/V変換回路42は、振動子10からの信号IDである電流を電圧に変換して、駆動信号VD1(図3参照)として出力する。このI/V変換回路42は、キャパシタ、抵抗、オペアンプにより実現できる。
AGC回路44は、駆動信号VD1を監視して、発振ループのゲインを制御する。このAGC回路44は、発振ループ内の発振振幅を制御するためのゲインコントロールアンプ(GCA)や、発振振幅に応じてゲインコントロールアンプのゲインを調整するための制御電圧を出力するゲイン制御回路を含むことができる。また、このゲイン制御回路は、I/V変換回路42からの交流の駆動信号VD1を直流信号に変換する整流回路(全波整流回路)や、整流回路からの直流信号の電圧と基準電圧との差分に応じた制御電圧を出力する回路などを含むことができる。
2値化回路46は、正弦波である駆動信号VD1の2値化処理を行い、2値化処理により得られた参照信号(同期信号)RS(図3参照)を、検出回路50Aの同期検波回路80に出力する。この2値化回路46は、I/V変換回路42からの正弦波(交流)の信号VD1が入力されて、矩形波の参照信号RSを出力するコンパレータにより実現できる。なおI/V変換回路42と2値化回路46の間や2値化回路46と同期検波回路80の間に他の回路を設けてもよい。例えばハイパスフィルタや移相回路(位相シフタ)などを設けてもよい。
検出回路60Aは、増幅回路70、同期検波回路80及びローパスフィルタ(LPF)90を含む。
増幅回路70は、振動子10からの正相及び逆相の各出力信号ISP、ISM(図3参照)を増幅する。この増幅回路70は、第1,第2のQ/V(電荷−電圧)変換回路72、74、差動増幅回路76を含む。第1,第2のQ/V変換回路72、74は、振動子10からの信号ISP、ISMを受け、振動子10で発生した電荷(電流)を電圧信号VS1P、VS1M(図3参照)に変換する。差動増幅回路76は、Q/V変換回路72、74からの信号VS1P、VS1Mの差動増幅を行う。これにより、センサ信号(所望信号)と同相の不要信号(妨害信号)である静電結合漏れ信号を除去できる。
図2に示すI/V変換回路42及び第1,第2のQ/V変換回路72、74は、オペアンプ(演算増幅器)OPAと、オペアンプOPAの出力端子と反転入力端子(−)との間に設けられる帰還キャパシタC及び帰還抵抗器Rとを含んで構成される。オペアンプOPAの非反転入力端子(+)には、基準電源電圧AGND(アナロググランド)のノード78が接続される。
オペアンプOPAをQ/V変換回路72,74として機能させる場合には、カットオフ周波数fc=1/2πCRが共振周波数fdよりも十分に小さくなるように、帰還キャパシCの容量値と帰還抵抗器Rの抵抗値を設定する。これにより位相がほぼ−90度だけ変化するようになる。
一方、オペアンプOPAを、図2のI/V変換回路42として機能させる場合には、カットオフ周波数fc=1/2πCRが共振周波数fdよりも十分に大きくなるように、帰還キャパシタCの容量値と帰還抵抗器Rの抵抗値を設定する。この場合には位相がほとんど変化しないため、図2の参照信号RSの位相を+90度又は−90度だけ変化させるための移相回路が必要になる。
を除去できる。
同期検波回路(検波回路、検波器)80は、差動増幅後の信号が入力される正転回路82及び反転回路84を有する。正転回路82の出力信号VS1は信号VISMと相似し、反転回路84の出力信号VS2は信号VISPと相似する。同期検波回路80ではさらに、信号VS1,VS2に対して、参照信号(参照クロック)RSに基づいて同期検波を行う。このために、2つのアナログスイッチ86,88が設けられている。正転回路86に接続されたアナログスイッチ86は参照信号RSに基づいてスイッチングされ、反転回路84に接続されたアナログスイッチ88は、参照信号RSをインバータINにて反転された信号に基づいてスイッチングされる。この同期検波により、センサ信号に対して90度の位相差がある不要信号である機械振動漏れ信号を除去できる。同期検波後の信号を、図3に信号VS3として示す。
フィルタ部110は、同期検波後の信号VS3のフィルタ処理を行う。具体的には、高周波成分を除去するローパスフィルタ処理を行うことで、信号VS3から高周波信号が除去された出力信号Voutを得ることができる。
図4に検出装置30の動作概略を説明するための信号波形例を示す。駆動信号VD1は、その周波数が駆動側固有周波数fdとなる正弦波である。この駆動信号VD1を2値化回路46により2値化することで、矩形波の参照信号RSが得られる。同期検波回路80に入力される信号は、コリオリ力の大きさ(角速度)に応じて振幅変調(AM変調)されている。この信号を、参照信号RSにより同期検波し、得られた信号VS3をローパスフィルタ90により平滑化することで、所望信号のDC成分が出力信号として得られる。即ち出力信号の電圧レベルが、コリオリ力の大きさに応じた電圧レベルになり、この電圧レベルを求めることでジャイロセンサの回転角速度を得ることができる。
2.2.比較例の検出装置での不要信号
センサ信号には、所望信号(所望波)と不要信号(不要波)が混在している。また不要信号の振幅は一般的に所望信号の振幅の100〜500倍程度となるため、検出装置30Aに対する要求性能は高くなる。この不要信号には、機械振動漏れや、静電結合漏れや、離調周波数Δfや、2fd(2ωd)や、DCオフセットなどに起因するものがある。
機械振動漏れの不要信号は、駆動用振動子11、12の振動成分が、基部15を介して検出用振動子16、17に機械的に漏れることで生じる。信号ISPに重畳される機械振動漏れの不要信号と信号ISMに重畳される機械振動漏れの不要信号は互いに逆相になるため、差動増幅回路76によっては除去できない。しかしながら、同期検波回路80に入力される信号に重畳される機械振動漏れの不要信号は、所望信号と90度の位相差を持つため、同期検波回路80により除去できる。一方、静電結合漏れの不要信号は、駆動用振動子11、12の振動成分が、振動子10と検出装置30AのICとの間の寄生容量を介した容量結合により漏れることで生じる。信号ISPに重畳される静電結合漏れの不要信号と信号ISMに重畳される静電結合漏れの不要信号は互いに同相になるため、差動増幅回路76により除去できる。2fdの不要信号は、何らかの原因で振動子が、2fdの高調波の周波数で振動することにより発生する。DCオフセットの不要信号は、入力リーク、静電結合漏れのアンバランス、センサ信号と参照信号との間に存在する位相ずれ、参照信号のデューティのずれ、回路ブロックが有するDCオフセットなどに起因して発生する。
次に、図5(A)〜図5(C)の周波数スペクトラムを用いて不要信号の除去について詳細に説明する。図5(A)は同期検波前の周波数スペクトラムである。図5(A)に示すように、同期検波前のセンサ信号では、DCの周波数帯域にはDCオフセットの不要信号が存在する。またfdの周波数帯域には、機械振動漏れの不要信号と所望信号が存在する。
図5(B)は同期検波後の周波数スペクトラムである。図5(A)のfdの周波数帯域の所望信号は、図5(B)に示すように同期検波後はDCの周波数帯域に現れる。また図5(A)のDCの周波数帯域の不要信号(DCオフセット)は、図5(B)に示すように同期検波後はfdの周波数帯域に現れる。また図5(A)のfdの周波数帯域の不要信号(機械振動漏れ)は、図5(B)に示すように同期検波後は2fdの周波数帯域に現れる。なお図5(A)において2fdの周波数帯域に不要信号が存在した場合には、同期検波後は3fd及びfdの周波数帯域に現れるようになる。また検波後の混入ノイズは、同期検波回路80の後段の回路が発生するノイズなどである。
図5(C)はフィルタ処理後の周波数スペクトラムである。同期検波後の信号をフィルタ部90で平滑化(LPF)することで、fd、2fd等の周波数帯域の不要信号の周波数成分が除去されている。
所望信号は、図4で説明したように振幅変調されているため、A(t)sin(ωd×t)と表すことができる。また機械漏れ振動の不要信号(妨害波)は、所望信号と位相が90度ずれているため、Bsin(ωd×t+π/2)と表すことができる。また、センサ信号は所望信号と不要信号の和であるため、A(t)sin(ωd×t)+Bsin(ωd×t+π/2)と表すことができる。また駆動信号は、Csin(ωd×t)と表すことができる。なおA(t)、B、Cは振幅であり、ωd=2πfdである。
同期検波は、センサ信号と駆動信号(参照信号)の乗算とみなすことができる。従って、センサ信号のうち所望信号については、
A(t)sin(ωd×t)×Csin(ωd×t)
={(A(t)×C)/2}×{1−cos(2ωd×t)}
となる。従って図5(B)に示すように、同期検波後に所望信号はDC並びに2fdの周波数帯域に現れるようになる。
一方、センサ信号のうち機械振動漏れの不要信号については、
Bsin(ωd×t+π/2)×Csin(ωd×t)
={−(B×C)/2}×cos(2ωd×t+π/2)
となる。従って図5(B)に示すように、同期検波後に機械振動漏れの不要信号は2fd(2ωd)の周波数帯域に現れ、DCには現れない。
2.3.比較例の検出装置の課題
図1の振動子を用いた物理量測定装置で用いられている第1,第2のQ/V変換回路72,74では、電流−電圧変換式は、妨害及び検出信号の周波数をf、Q/V変換回路の帰還抵抗をR、帰還容量をC、オペアンプのゲインを無限大とすると、Vout/Iin=−R/(1+2πj×f×R×C)で表すことができるので、RとCの絶対値に特性が依存する。
Q/V変換回路72,74の特性上、RCで構成されるLPFのカットオフ周波数fcは、fc=1/(2πRC)で表される。カットオフ周波数fcは、不要信号及び検出信号の周波数fdにたいして充分低い周波数に設定する必要があるため、帰還抵抗Rは可能な限り高い値で設計され、通常数十MΩと非常に高い値になる。
半導体で高抵抗を省スペースで実現するために、通常の100Ω〜1kΩ/□の単位抵抗ではなく、単位抵抗の高い10kΩ〜1MΩ/□のものを使う。
しかし、単位抵抗の高い抵抗は絶対値変動も大きくなる傾向(±40%程度)があり、上記の電流−電圧特性が大きく変動する。これが第1の課題点である。
また、通常半導体で単位抵抗の高い抵抗を製造すると、抵抗値の温度変化量も極端に大きくなる(−10%/℃程度)ため、特性の温度依存も大きくなってしまう。これが第2の課題点である。
抵抗値を大きくすると、抵抗値自体の熱雑音は、その熱雑音の電圧等価値Vnの二乗が、ある周波数帯域では、4kTR(k:ボルツマン係数、T:絶対温度、R:帰還抵抗値)と比例関係となる。よって、帰還抵抗値の存在によって熱雑音が発生し、S/N精度に制約を受ける弊害があった。これが第3の課題点である。
RCで構成されるQ/V変換回路72,74ではπ/2位相をずらした出力となることが理想であるが、実際には数度の誤差が発生する。これが第4の課題点である。
第1、第2、第4の課題点を回避するために、補正回路が別途必要になり回路規模が大型化してしまう。これが第5の課題点である。
3.本実施形態の検出装置
3.1.Q/V変換回路
本実施形態の検出回路60では、図2のQ/V変換回路72,74として、図6(A)に示すQ/V変換回路100を用いる。図6において、Q/V変換回路100は、反転入力端子(−)、非反転入力端子(+)及び出力端子を備えたオペアンプ(演算増幅器)OPAを有する。Q/V変換回路100の入力ノードNinと反転入力端子(−)との間には第1のアナログスイッチ110が設けられる。この第1のアナログスイッチ110は、第1クロック信号φ1がアクティブ(例えばHIGH)のときに入力ノードNinと反転入力端子(−)とをショートさせ、第2クロック信号φ2がアクティブ(例えばHIGH)のときに、反転入力端子(−)を基準電源電圧AGNDのノード78に接続する。オペアンプOPAの出力端子と反転入力端子(−)との間の第1の帰還経路122Aには帰還キャパシタ(第1のキャパシタ)C1が接続され、第1の帰還経路122Aと並列な第2の帰還経路122Bには第2のアナログスイッチ120が接続される。第2のアナログスイッチ120は、第3クロック信号φ3がアクティブ(例えばHIGH)のときに並列帰還経路をショートさせ、第3クロック信号φ3がノンアクティブ(例えばLOW)のときに並列帰還経路をオープンさせる。
なお、図6(B)に示すQ/V変換回路102では、さらにキャパシタ(第2のキャパシタ)C2が追加されている。図6(B)では、帰還キャパシタC1の一端がオペアンプOPAの入力線に接続される第1接続ノードN1を、第2のアナログスイッチ120がオペアンプOPAの入力線124接続される第2接続ノードN2よりも第1のアナログスイッチ110の出力端側に接続し、第1,第2接続ノードN1,N2間にキャパシタC2を設けることもできる。なお、このキャパシタC2はオフセットキャンセル用であるので、後述の通り必須の構成ではない。
3.2.Q/V変換回路の動作
図7は、図6に示すQ/V変換回路100の動作タイミングチャートである。このQ/V変換回路100の一サイクルの動作には、振動子10からの信号ISP、ISMの一周期中に、サンプリング状態A(第1のモード)、ホールド状態B(第2のモード)及びキャリブレーション状態C(第3のモード)の3つの状態A−Cが設けられる。本実施形態では、駆動振動モードの固有共振周波数fdの半周期に相当する期間をサンプリング状態A、その半周期に続く(1/4)周期に相当する期間をホールド状態B、残りの(1/4)周期に相当する期間をキャリブレーション状態Cに設定している。
図7に示すように、サンプリング状態Aでは、第1クロック信号φ1はHIGH、第2クロック信号φ2はLOW、第3クロック信号φ3はLOWとなる。このサンプリング状態Aでは、入力ノードNinへの入力電流Iinに対する出力電圧Vout(A)は、Vout(A)=(1/C1)×∫(Iin×dt)となり、入力電流Iinが積分されて電圧変換される。また、上記の式から、出力電圧Vout(A)は、帰還キャパシタC1の値によって自由に制御できることが分かる。
図7に示すように、実線で示された不要信号は、入力電流Iinがコサインカーブであると、出力電圧Vout(A)はサインカーブとなる。つまり、Vout(不要信号)=(1/C1)×∫(Iin×dt)=(1/C1)×∫(Cosωt×dt)=(1/C1)×Sinωtとなる。一方、破線で示された所望信号は、入力信号Iinが−サインカーブであると、出力電圧Vout(A)は+コサインカーブとなる。つまり、Vout(所望信号)=(1/C1)×∫(Iin×dt)=(1/C1)×∫(−Sinωt×dt)=(1/C1)×Cosωtとなる。
次に、ホールド状態Bでは、第1クロック信号φ1はLOW、第2クロック信号φ2はHIGH、第3クロック信号φ3はLOWとなる。このホールド状態Bは、状態Aから状態Bに切り替わる直前でのQ/V変換値を保持するモードである。出力状態Bでの出力電圧Vout(B)を、出力状態Aの最終出力電圧Vout(A)で表わすと、Vout(B)=C1×Vout(A)となる。
ここで、ホールド状態Bに移行するホールドタイミングは、サンプリング期間の出力電圧Voutに示すように、不要信号(実線)の電圧レベルが最小となり、かつ、所望信号(破線)の電圧レベルが最大となるタイミングに設定することが好ましい。
なお、図7では、ホールド状態Bのときに第2クロック信号φ2をHIGHとして、第1アナログスイッチ110の入力端をアナロググランドに接続しているが、第1,第2クロック信号φ2を共にLOWとして、第1アナログスイッチ110の入力端をフローティング状態としても良い。
一サイクルの最後のキャリブレーション状態Cでは、第1クロック信号φ1はLOW、第2クロック信号φ2はHIGH、第3クロック信号φ3もHIGHとなる。このキャリブレーション状態Cとは、状態Bで保持されていた帰還キャパシタC1の電荷をゼロにリセットするモードである。
結局、図7のホールド状態Bでのサンプルホールド結果である出力電圧Vout(B)は、比較例である図3の最終出力(図2のLPF90の出力)と同じDCレベルとなる。よって、本実施形態によれば、図2の同期検波回路80及びLPF90を要せずに、不要信号及び所望信号をDCレベルで出力することができることが分かる。
しかも、図6(A)のQ/V変換回路100には帰還抵抗Rが用いられていない。従って、比較例の検出装置の課題の欄にて説明したような、高抵抗を確保するための面積の増大、帰還抵抗値の存在によって発生する熱雑音とそれに伴うS/N精度の低下、RCによって設定される時定数に起因した位相ずれ等の問題を解消できる。
3.3.DCオフセット及び1/fノイズの除去
図6(B)に示すQ/V変換回路102を用いると、キャパシタC2の作用により、DCオフセット及び1/fノイズをさらに除去することができる。
帰還キャパシタC1の電荷はキャリブへレーション状態Cにてゼロにリセットされるのに対して、キャパシタC2は、キャリブレーション状態Cにて、オペアンプOPAにて発生するDCオフセットや1/fノイズを保持することができる。そして、キャパシタC2は、サンプリング状態A及びホールド状態Bにあっては、保持されたDCオフセット及び1/fノイズが出力電圧Voutに反映されることをキャンセルすることができる。
こうして、同期検波回路80及びLPF90を用いずに、出力電圧VoutからDCオフセット及び1/fノイズを除去することが可能となる。
なお、オペアンプOPAのDCオフセットや1/fノイズが、目的仕様に対して十分に小さい場合には、キャパシタC2は不要であり、図6(A)の構成とすることができる。
3.4.実施形態の検出装置
図8は、図6(B)に示すQ/V変換回路100を用いた検出装置30の全体構成を示している。なお、図8において、図2と同一機能を有する部材については、図2と同一符号を用いて詳細な説明は省略する。また、図9及び図10は、図8に示す駆動回路40の動作タイミングチャートである。
図8において、検出回路60は、振動子10からの正相及び逆相の各出力信号ISP、ISM(図3参照)を増幅してQ/V変換する第1,第2のQ/V変換回路100A,100Bを有する。各Q/V変換回路100A,100Bは、図2に示すQ/V変換回路72,74とは異なり、図6(B)に示すQ/V変換回路102と同一構成を有する。
2つのQ/V変換回路100A,100Bの後段には、ADC(Analog-Digital-Converter)130が設けられている。上述した通り、図6(B)に示すQ/V変換回路100にて構成されたQ/V変換回路100A,100Bは、一サイクル中の状態Bでは図7に示すようにDC電圧を出力する。従って、ADC130は、ホールド状態Bに同期させたサンプリングタイミングで、Vout(B)中の所望信号をアナログ−デジタル変換することで、コリオリ力を検出できる。
一方、図8に示す駆動回路40が、駆動用振動子(駆動素子)11、12からの信号ID(図3参照)である電流を電圧に変換するI/V変換回路42と、自動ゲイン制御を行うAGC回路44と、第1の2値化回路(コンパレータ)46を含む点は、図2に示す比較例と同じである。
図8に示す駆動回路40では、さらに、Q/V変換回路140、第2の2値化回路150、第1のクロック発生回路160及び第2の発生回路170を設けている。図8に示すQ/V変換回路140は、図2に示すQ/V変換回路72,74と同じであり、上述の通り、I/V変換回路42とはRCの積が異なる。従って、I/V変換回路42の出力信号VD1と、Q/V変換回路140の出力VD2とは、図9に示すように位相が90度(π/2)だけずれている。
このため、I/V変換回路42の出力電圧VD1を2値化する第1の2値化回路46の出力信号S1と、Q/V変換回路140の出力電圧VD2を2値化する第2の2値化回路150の出力信号S2とは、図9に示すように位相が90度(π/2)だけずれている。なお、駆動回路40に設けたQ/V変換回路140は、検出回路60に設けたQ/V変換回路100A,100Bとは異なり、帰還抵抗Rを有する。ただし、駆動回路40に設けたQ/V変換回路140の出力電圧VD2は、第2の2値化回路150により2値化されるので、帰還抵抗Rに起因した増幅率の変化や位相ずれの問題は深刻ではない。
第2のクロック発生回路170は、図8に示す2つのQ/V変換回路100A,100Bでの図7に示すホールド状態Bのタイミングに同期させて、各Q/V回路100A,100Bの出力信号をサンプリングするクロックを生成するものであり、その詳細な説明については省略する。
第1のクロック発生回路160は、第1,第2の2値化回路46,150の出力信号S1,S2に基づいて、図7に示す信号φ1,φ2,φ3を生成するものである。第2のクロック発生回路170は、第1,第2の2値化回路46,150の出力信号S1,S2に基づいて、ADC130にて上述したタイミンクでサンプリングしてD/A変換するためのクロックφ4〜φnを生成するものである。以下、Q/V変換のためのクロックφ1−φ3を生成する第1のクロック発生回路160について説明する。
第1のクロック発生回路160の一例を図11(A)に示し、図11(A)中の2つ第1,第2のロジック回路200A,200Bに共用される構成の一例を図11(B)に示す。第1のロジック回路200Aには第2の2値化回路150の出力信号S2が入力される。第2のロジック回路200Bには、第1,第2の2値化回路46,150から信号S1,S2が第1のノア回路210を介して入力される。
ここで、信号φ1,φ2の生成について説明する。第2の2値化回路150の出力信号S2がHIGHに立ち上がって、図11(B)に示す第1のロジック回路200Bの入力端に供給されると、第2のノア回路220の出力がLOWとなり、インバータIN1を介して出力される信号φ1はHIGHとなる。一方、第3のノア回路230の一方の入力端には、第2のノア回路210の出力LOWが、インバータIN3,IN4で2度反転されてLOWが入力され、他方の入力端にも信号S2がインバータIN2で反転されてLOWが入力されるので、第3のノア回路230の出力はHIGHとなる。よって、この第3のノア回路230の出力がインバータIN7で反転されて、信号φ2はLOWとなる。よって、第1のロジック回路の端子Hからの信号φ1は出力信号S2と同期した正相信号となり、端子Sからの信号φ2は出力信号S2と同期した逆相信号となる。
一方、図11(A)の第1のノア回路200は、信号S1,S2が共にLOWのときにだけHIGHとなり、それ以外の組み合わせではLOWとなる。図11(A)の第1のノア回路210への2つの入力が共にLOWとなると、第1のノア回路210の出力はHIGHとなる。従って、この場合にのみ、図11(A)の第2のロジック回路200Bは、信号S2がHIGHとして入力される第1のロジック回路200Aと同じ論理状態となり、端子/Sからは信号φ3としてHIGHが出力され、それ以外の時には信号φ3はLOWを維持する。こうして、図10に示すように信号S1,S2からクロック信号φ1−φ3を生成することができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また振動子の構造、検出装置やジャイロセンサや電子機器の構成も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
本実施形態にて説明したQ/V変換回路は、必ずしも本実施形態のジャイロセンサに用いられるものに限らず、他の用途に用いても良いことは言うまでもない。
電子機器、ジャイロセンサの構成例を示す図である。 比較例の検出装置の構成例を示す図である。 図2に示す各ノードの信号波形を示す図である。 検出装置の動作を説明するための信号波形例を示す図である。 図5(A)〜図5(C)は周波数スペクトラムの例を示す図である。 図6(A)及び図6(B)は、本実施形態のQ/V変換回路の構成を示す図である。 本実施形態のQ/V変換回路の動作タイミングチャートである。 本実施形態のQ/V変換回路を含む検出装置全体の回路図である。 図9(A)及び図9(B)は、図8に示す装置での2値化信号の生成を示す図である。 図9に示す2値化信号からクロック信号を生成する動作を示すタイミングチャートである。 図11(A)は、図8に示す第1のクロック発生回路の回路図であり、図11(B)は図11(A)の2つのロジック回路に共用される回路を示す図である。
符号の説明
10 振動子、11,12 駆動用振動子(駆動素子)、
16,17 検出用振動子(検出素子)30,30A 検出装置、
40,40A 駆動回路、42 I/V変換回路、44 AGC回路、
46 2値化回路(第1の2値化回路)、60,60A 検出回路、70 増幅回路、
72、74 Q/V変換回路、76 差動増幅回路、78 基準電源電圧ノード、
80 同期検波回路、90 ローパスフィルタ、100,102 Q/V変換回路、
110 第1のアナログスイッチ、120 第2のアナログスイッチ、
122A 第1の帰還経路、122B 第2の帰還経路、124 入力線、
130 ディジタル−アナログ変換回路(ADC)、140 Q/V変換回路、
150 第2の2値化回路、160 第1のクロック発生回路、
170 第2のクロック発生回路、200A,200B 第1,第2のロジック回路、
500 電子機器、510 ジャイロセンサ、520 処理部、530 メモリ、
540 操作部、550 表示部、C1 第1のキャパシタ、C2 第2のキャパシタ、
N1 第1接続ノード、N2 第2接続ノード、Nin 入力ノード、
OPA オペアンプ

Claims (10)

  1. 駆動振動モードの固有共振周波数にて振動子の駆動素子を励振させる駆動回路と、
    前記振動子の検出素子からの出力信号を受け、所望信号を検出する検出回路と、
    を有する検出装置において、
    前記検出回路は前記検出素子からの出力信号を増幅する増幅回路を含み、
    前記増幅回路は、
    前記振動子からの正相の前記出力信号が入力される第1の電荷−電圧変換回路と、
    前記振動子からの逆相の前記出力信号が入力される第2の電荷−電圧変換回路と、
    を含み、
    前記第1,第2の電荷−電圧変換回路の各々は、
    反転入力端子、非反転入力端子及び出力端子を備え、前記非反転端子が基準電圧ノードに接続された演算増幅器と、
    前記出力信号が入力される入力ノードと前記反転入力端子との間に設けられた第1のアナログスイッチと、
    前記出力端子と前記反転入力端子との間の第1の帰還経路途中に設けられた第1のキャパシタと、
    前記第1の帰還経路に並列な第2の帰還経路途中に設けられた第2のアナログスイッチと、
    前記第1,第2のアナログスイッチを制御するスイッチ制御回路と、
    を有し、
    前記スイッチ制御回路は、前記第1,第2の電荷−電圧変換回路の各々を、前記第1のアナログスイッチにより前記入力ノードと前記反転入力端子とをショートさせ、かつ、前記第2のアナログスイッチにより前記第2の帰還経路をオープンとする第1のモードと、前記第1のアナログスイッチにより前記入力ノードと前記反転入力端子との間をオープンとし、かつ、前記第2のアナログスイッチにより前記第2の帰還経路をオープンとする第2のモードと、前記第1のアナログスイッチにより前記反転入力端子を前記基準電圧ノードに接続し、かつ、前記第2のアナログスイッチにより第2の帰還経路をショートさせる第3のモードとに、順番に設定することを特徴とする検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記スイッチ制御回路は、前記第2のモード時に、前記第1のアナログスイッチにより前記反転入力端子を前記基準電圧ノードに接続することを特徴とする検出装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記スイッチ制御回路は、前記駆動振動モードの固有共振周波数の一周期に相当する期間内に、前記第1〜第3のモードを設定することを特徴とする検出装置。
  4. 請求項3において、
    前記スイッチ制御回路は、前記駆動振動モードの固有共振周波数の半周期に相当する期間にて前記第1のモードに設定し、前記半周期に続く(1/4)周期に相当する期間にて前記第2のモードに設定し、残りの(1/4)周期に相当する期間にて前記第3のモードを設定することを特徴とする検出装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記振動子からの前記出力信号には、前記駆動振動モードの固有共振周波数の不要信号が含まれ、
    前記第1のモードから前記第2のモードへの切換え時期は、前記第1のモード時に前記第1のキャパシタに蓄積されてサンプリングされる前記不要信号の電圧レベルが最小となり、かつ、前記所望信号の電圧レベルが最大となる時期に設定されていることを特徴とする検出装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記第1のアナログスイッチと前記反転入力端子とを結ぶ入力線に前記第1のキャパシタの一端が接続される第1接続ノードが、前記第2のアナログスイッチが前記入力線に接続される第2接続ノードよりも、前記第1のアナログスイッチ側に位置しており、
    前記第1,第2接続ノード間に第2のキャパシタが接続されていることを特徴とする検出装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれにおいて、
    前記駆動回路は、
    前記振動子の前記駆動素子からの信号である電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路と、
    前記電流−電圧変換回路からの信号を2値化する第1の2値化回路と、
    前記振動子の前記駆動素子からの信号である電荷を電圧に変換する電荷−電圧変換回路と、
    前記電荷−電圧変換回路からの信号を2値化する第2の2値化回路と、
    を含み、
    前記電流−電圧変換回路及び前記電荷−電圧変換回路は、互いに異なるカットオフ周波数を有するローパスフィルタの周波数特性を有し、前記電流−電圧変換回路では前記カットオフ周波数が前記駆動振動モードでの固有共振周波数よりも大きく設定され、前記電荷−電圧変換回路では前記カットオフ周波数が前記駆動振動モードでの固有共振周波数よりも小さく設定されて、前記電流−電圧変換回路及び前記電荷−電圧変換回路からの各出力信号間に実質的にπ/2の位相差が形成され、
    前記スイッチ制御回路は、前記第1,第2の2値化回路からの出力に基づいて前記第1,第2のアナログスイッチを制御するクロック信号を生成するクロック生成回路であることを特徴とする検出装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記検出回路には、前記第1,第2の電荷−電圧変換回路からの出力信号が入力されるアナログ−デジタル変換回路が設けられ、前記アナログデジタル変換回路は、前記第1,第2の電荷−電圧変換回路からの各出力信号のうち、前記第2のモードでの電圧をサンプリングしてデジタル信号に変換することを特徴とする検出装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の検出装置と、
    前記振動子と、
    を含むことを特徴とするジャイロセンサ。
  10. 請求項9に記載のジャイロセンサと、
    前記ジャイロセンサにより検出された角速度情報に基づいて処理を行う処理部と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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