JP2008121403A - バリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点 - Google Patents

バリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点 Download PDF

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大 新谷
Hiroshi Shintani
博 新谷
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冨三 黒石
Masahiko Nagano
正彦 永野
Shigeru Shintani
茂 新谷
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Abstract

【課題】 横断歩道に対して車道が立体交差しているが故に横断歩行者等が車両に出会うことなく安全に道路を横断することが可能で、車椅子に乗った人々や乳母車を押した人々でも段差や階段に出会うことなく道路を横断することが可能な、バリアーフリー横断歩道を備えた交差点を提供する。
【解決手段】 2つの道路(12、14)の交差点(10)は盛土によりグランドレベルよりも約2.5〜3mの限られた高さだけ嵩上げしてある。この嵩上げされた交差点(10)の下方を、高さ約2.2mの横断歩道トンネル(28、30)が横切っており、横断歩行者が車両に出会うことなく道路(12、14)を横断できるようになっている。横断歩道トンネル(28、30)は周囲の歩道(16)と同じくグランドレベルに段差なく設けてあり、バリアーフリーである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、横断歩道に対して車道が立体交差しており、従って歩行者が自動車に出会うことなく道路を横断することが可能な、横断歩道トンネルを備えた交差点構造に関する。本発明は、特に、車椅子でさえも容易に道路を横断することが可能なバリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点構造に関する。
通常の交差点では、道路を横断するための横断歩道は車道を横切って車道と同一平面に設けてあるので、横断歩行者が道路横断中に交通事故に遭う危険があると共に、横断歩行者は横断中を通じて自動車からの危険・脅威に曝されなければならない。
これらの問題は車道に対して横断歩道を立体交差させることにより解決することができる。このための従来の典型的なやり方は、交差点の上方に歩道橋を設け、横断歩行者をしてこの歩道橋を渡らせるようにすることである。歩行者が歩道から歩道橋に上り降りするのを可能にするため、歩道橋には一般に階段が接続される。大型車両の通行を可能にするため歩道橋の桁下には法令上所定の高さ(4.5m)が必要とされるので、階段による上り降りも同等の高さにわたってしなければならない。
このような階段は、車椅子に乗った人々や乳母車を押した人々にとっては越え難いバリアーとなる。従って、これらの人々は歩道橋の利益を全く享受することができないのが現状であり、道路の反対側に渡ることができないという点で行動の自由が制約される。高齢者や歩行障害のある人々にとっても歩道橋の階段の上り降りはかなり困難である。
健常者にとっても長い階段の上り降りは迂遠であり、自転車に乗った人々も自転車を降りて押さねばならず階段の上り降りはかなり面倒である。そこで無理に車道を横断しようとする傾向にあり、これが交通事故の一因となっている。
本発明の目的は、車椅子に乗った人々や乳母車を押した人々でさえも容易に道路を横断することが可能で、しかも横断歩行者等が車両に出会うことなく安全に道路を横断することが可能な、改良された交差点を提供することにある。
本発明の他の目的は、車椅子に乗った人々や乳母車を押した人々が段差や階段に出会うことなく道路を横断することの可能な、バリアーフリー横断歩道を備えた交差点を提供することにある。
本発明は、第1の道路と第2の道路とが交わる四叉路交差点において:
交差点(本明細書で交差点とは2つの道路の交差部だけでなく交差点の機能に必要な付帯領域も含む)内の路面のレベルがグランドレベルよりも約2m以上かつ約3m以下の限られた高さだけ高くなるように交差点を嵩上げ(本明細書で嵩上げとは盛土などにより地面のレベルを上げることを意味する)すると共に、斯く嵩上げした交差点路面に斜路により第1および第2道路を接続し、
第1道路及び/又は第2道路を横断するための横断歩道トンネルを前記嵩上げした路面の下方に設けることにより交差点に対して立体交差させ、もって、横断歩行者等が第1道路及び/又は第2道路を通る車両に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にすると共に、
前記横断歩道トンネルの床面をグランドレベルとほぼ同一レベルに配置することにより、横断歩行者等が段差に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にしたことを特徴とするものである。
このように、横断歩行者等を優先し、トンネルの形の横断歩道をグランドレベルに設けたので、本発明によれば、車椅子に乗った人々や乳母車を押した人々や自転車に乗った人々でも、階段や段差に遭遇することなく、容易に道路を横断することができる。従って、本発明の交差点は、特に車椅子利用者の社会福祉に大いに貢献することができると共に、付近の住民にとっても非常にユーザーフレンドリーである。
更に、交差点を嵩上げして横断歩道トンネルに対して車道を立体交差させることにより、横断歩行者が車両に出会うことなく道路を横断できるようにしたので、横断歩行者や自転車に乗った人々の交通事故を完全に防止することができる。これは、また、地域の住民にとって大いなる福音であろう。
交差点内の路面の嵩上げは約2m以上かつ約3m以下の限られた高さしか行われないので、斜路の長さを最小限に抑えることができる。
好ましい実施態様においては、嵩上げした交差点路面のグランドレベルからの高さは約2.7m以下、好ましくは約2.5mであり、横断歩道トンネルの床面から天井までの高さは約2.3m以下、好ましくは約2.2mである。高さ約2.2mの横断歩道トンネルは横断歩行者や自転車に乗った人々の通行を許容することができる。交差点路面のグランドレベルからの高さを約2.7m以下、好ましくは約2.5mにすれば、斜路の長さを約55mに抑えることができる。
好ましい実施態様においては、嵩上げした交差点路面には円環状のロータリーが形成してあり、車両の直進、右折および左折のみならず、Uターンをも可能にするようになっている。交差点を嵩上げすれば、斜路に面する角地への車両の出入りが不自由になるが、交差点にロータリーを設けて車両のUターンを可能にすれば、角地への車両の出入りが容易になる。
他の好ましい実施態様においては、第1道路の直進車線は嵩上げした交差点に対して高架道又は地下道の形で立体交差させてある。このように、車道を互いに立体交差させれば、車両の走行を円滑にすると共に車両同士の交通事故をも低減させることができる。
本発明は、また、バリアーフリー横断歩道トンネルを備えたT字形交差点構造を提供するもので、第1の道路に第2の道路がT字形に交わるT字形交差点において:
交差点内の路面のレベルがグランドレベルよりも約2m以上かつ約3m以下の限られた高さだけ高くなるように交差点を嵩上げすると共に、斯く嵩上げした交差点路面に斜路により第1および第2道路を接続し、
第1道路及び/又は第2道路を横断するための横断歩道トンネルを前記嵩上げした路面の下方に設けることにより交差点に対して立体交差させ、もって、横断歩行者等が第1道路及び/又は第2道路を通る車両に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にすると共に、
前記横断歩道トンネルの床面をグランドレベルとほぼ同一レベルに配置することにより、横断歩行者等が段差に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にしたことを特徴とする。
本発明の上記特徴や効果並びに他の特徴や効果は以下の実施例の記載につれて更に明らかにする。
図1を参照するに、交差点10は第1の道路12と第2の道路14との交差部に設けてある。夫々の道路12、14の路側には歩道16が設けてあり、これら周囲の歩道16のレベルをグランドレベルとする。交差点10内の路面は盛土などによりグランドレベルよりも約2.5m嵩上げしてある。
図示した実施例では、第1道路12は例えば片側2車線の直進車線18を有し、これらの直進車線18は交差点10の前後にわたる高架道20の形で交差点10に対して立体交差させてある。しかしながら、高架道20は省略することができる。
高架道20の側方には、高架道20の手前で直進車線18から分岐し、かつ、高架道20の先で直進車線18に合流する右左折用車線22が設けてある。これらの右左折用車線22は緩勾配の斜路24として形成してあり、交差点10内の嵩上げされた路面に右左折用車線22を滑らかに接続している。斜路24の勾配を5%にした場合には、交差点10を2.5m嵩上げするためには、斜路24の長さは55mで足りる。
図示した実施例では、第2道路14は片側2車線を有する。第2道路14のすべての車線は交差点10の前後所定長さにわたる緩勾配の斜路26として形成してあり、第1道路の斜路24と同様に交差点10内の嵩上げした路面に滑らかに接続されている。
交差点10内の嵩上げした路面の下方には、第1道路12を横断するための2つの横断歩道トンネル28と、第2道路14を横断するための2つの横断歩道トンネル30(図1ではその一方しか見えない)が交差点10の縁に沿って形成してある。
これらの横断歩道トンネル28、30の床面はグランドレベルに配置してあり、周囲の歩道16に段差なく接続してある。横断歩道トンネル28、30の床面から天井までの有効高さは約2.2mあれば充分であろう。
図示した実施例では、横断歩道トンネル28、30は夫々第1道路12および第2道路14に対して横断方向に配置してあるが、X字形のスクランブル交差点配置にしてもよい。
本発明の交差点はこのような構成であるから、歩行者は横断歩道トンネル28を通ることにより第1道路12の片側の歩道16から反対側の歩道16へと渡ることができるし、或いは横断歩道トンネル30を通ることにより第2道路14の片側の歩道16から反対側の歩道16へと渡ることができる。その際、歩行者が段差や階段のような障碍に出会うことはないので、車椅子に乗った人々や乳母車を押した人々や自転車に乗った人々でも、支障無く道路を横切ることができる。
しかも、交差点10を嵩上げすることにより横断歩道トンネル28、30に対して車道を立体交差させてあるので、横断歩道トンネル28、30の通行中に車椅子に乗った人々や乳母車を押した人々や自転車に乗った人々や歩行者が車両に出会う危険は全くない。
従って、本発明の交差点は、交通事故の防止に大いに貢献すると共に、車椅子利用者等や付近の住民にとって非常にユーザーフレンドリーである。
交差点10は2.5mしか嵩上げしてないので、車両は斜路24、26を経由して問題なく交差点を通過することができる。車両同士の交通整理をするため、交差点には周知の態様で信号機を設けることができる。
交差点10にはグランドレベルより高い斜路24、26があるので、斜路24、26に面する角地へ車両が直に出入りすることはできなくなるが、これらの角地を囲繞する迂回路を設けることで角地への出入りを可能にすることができる。
図2は本発明の第2実施例を示す。図2においては、図1に示した構成要素と共通する構成要素は同じ参照番号で示し、重複する説明は省略する。
相違点のみ説明するに、第2実施例では、交差点10には一方通行式のロータリー32が設けてある。このロータリー32も、図1に示した第1実施例と同様に、盛土などにより地面レベルよりも約2.5m高いレベルに設けてある。
図1に示した実施例と同様、図2に示した第2実施例でも、トンネルの形の横断歩道28、30がロータリー32の外周のところでグランドレベルに設けてある。
図2に示した実施例においても、横断歩行者は段差や階段のような障碍に出会うことなく、かつ、車両に全く出会うことなく、道路12および14を横断することができる。
この実施例では、交差点にロータリー32が設けてあるので、車両は右折や左折だけでなく、ロータリー32を利用してUターンをすることもできる。従って、角地を囲繞する迂回路(図示せず)を介して車両が角地へ出入りするのが容易になるという利点がある。
図示しない変化形として、第1道路に第2道路がT字形に交わるT字形交差点がある。これらの変化形は、夫々、図1および図2に示した第2道路14のうち交差点10の先の部分を廃止することにより形成される。従って、これらの変化形も図1および図2に示したような横断歩道トンネルと嵩上げされた交差点を備えている。
図示しないが、図1および図2に示した交差点の更に他の変化形として、第1道路12の直進車線18は、高架道20に代えて地下道の形で交差点10に対して立体交差させることもできる。
次に、図3および図4を参照しながら、既存の交差点を改造して、図1に示したバリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点を建設するやり方を説明する。工事は各工程毎に一部車線の通行制限をしながら交通量の少ない夜間等に行うことができる。
図1のIII−III矢視断面を示す図3を参照するに、第2道路14の任意の車線(1車線又は2車線)を横切って、横断歩道トンネルを設けるべき位置に、側壁の崩壊を防止するための鋼矢板を予め打ち込んだ上で、図4に示した横断歩道トンネル形成用ボックスカルバート34の幅(例えば、5m)に等しい幅を有する所定深さの溝36を掘削する(図3(A))。
次に、溝36の基礎地盤を均し、砂利38を入れて転圧した後、基礎コンクリート40を現場打ちする(図3(B))。現場打ちコンクリート40に代えて、プレハブ製作したコンクリート板を据えつけてもよい。通行制限解除までに時間があれば以下の工程に進むが、時間がなければ、その日は一旦溝を鋼鉄製の仮設覆工板で覆い、次回の通行制限時間帯まで工事中の車線の通行を可能にする。
時間があれば続いて、時間がなければ次回、溝36の側面に接して工事中の車線の旧路盤42の上に例えば1m立方のコンクリート・ブロック44を設置した後(図3(C))、鋼鉄製の仮設覆工板46を載置し、擁壁を構築しながら溝36の両側において旧路盤42上に一次盛土48をし、この車線の通行を可能にする(図3(D))。一次盛土48の高さは交差点の最終高さの約半分(1〜1.5m )とし、勾配は例えば5%にすることができる。
以上の工程を第1道路12および第2道路14の全ての車線について、全ての横断歩道トンネルの位置について行う。
次に、全ての溝36の内側の交差点内の地面を一様に最終高さの約半分まで嵩上げし(図3(E))、一次工事を終える。
必要に応じて現場打ちコンクリート40の養生期間が経過したならば、覆工板46を撤去し、溝36内において基礎コンクリート40上にボックスカルバート34を設置する(図4(A))。ボックスカルバート34は工事中の車線の幅に等しい長さを有し、例えば5mの幅を有し、例えば0.3mの肉厚を有する。ボックスカルバート34の内側には高さ2.2mの横断歩道トンネル30用の空間が形成されている。溝36の深さ及び/又は砂利層38及び/又は基礎コンクリート40の厚さは、設置後のボックスカルバート34内の横断歩道トンネル30の床面のレベルがグランドレベルGLになるように設定する。従って、グランドレベルからのボックスカルバート34の頂面の高さは2.5mである。
ボックスカルバート34を設置したならば、その上に鋼鉄製覆工板46を載置し、ボックスカルバート34の両側において一次盛土48の上に覆工板46の高さまで二次盛土50をし、この車線の通行を可能にする(図4(B))。二次盛土50の勾配も5%にすることができる。
ボックスカルバートの設置と覆工板の設置と二次盛土は第1道路12および第2道路の全ての車線について、全ての横断歩道トンネルについて行う。
次に、全てのボックスカルバート34の内側の交差点内の地面を一様に覆工板46の高さまで嵩上げする(図4(C))。
必要に応じ、コンクリート・ブロック44とボックスカルバート34との間にセメントミルクを注入し、二次工事を終える。
セメントミルクが固化したならば、覆工板46を撤去し、表土を整地転圧し、全ての斜路24、26および交差点10内の路面を舗装する(図4(D))。
このように、溝36の領域を除き旧路盤の掘り起こしをすることなく、旧路盤の上に盛土をすることにより路面を嵩上げして行くので、工期を短縮することができると共に、建設コストを低減することができる。
また、改造工事は交通量の少ない夜間等に一部車線毎に、かつ、各工程毎に行うので、通行制限による交通渋滞を最小限にすることができる。
図示した実施例では横断歩道トンネル28、30は、夫々、同心的に並べた一列のボックスカルバート34で形成されているが、図示しない他の実施例として、夫々の横断歩道トンネル28、30は、ボックスカルバート34の横断方向幅の例えば約半分の横断方向幅を有するボックスカルバートを二連式銃のように隣り合わせに横に二列に並べて形成し、各列のボックスカルバートの内側に形成される横断歩道トンネルを一方通行式に使用することができる。
以上には本発明の特定の実施例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更や修正を施すことができる。例えば、道路の車線数は適宜増減することができる。また、全ての道路について横断歩道を設けることが不可欠ではない。
本発明の第1実施例の斜視図である。 本発明の第2実施例の斜視図である。 図1のIII−III矢視断面で、既存の交差点を改造するやり方のシーケンスを示す。 図1のIII−III矢視断面で、図3に示したシーケンスの続きを示す。
符号の説明
10: 交差点
12: 第1道路
14: 第2道路
18: 第1道路の直進車線
20: 高架道
22: 第1道路の右左折車線
24、26: 斜路
28、30: 横断歩道トンネル
32: ロータリー
34: 横断歩道トンネル形成用ボックスカルバート
36: ボックスカルバート敷設用の溝
40: 基礎コンクリート
42: 旧路盤
48: 一次盛土
50: 二次盛土

発明者 新谷 大
新谷 博
黒石 冨三
永野 正彦
新谷 茂
特許出願人 月灘建設株式会社
新成商事有限会社
代理人 弁理士 伊藤 宏

Claims (7)

  1. 第1の道路と第2の道路とが交わる四叉路交差点において:
    交差点内の路面のレベルがグランドレベルよりも約2m以上かつ約3m以下の限られた高さだけ高くなるように交差点を嵩上げすると共に、斯く嵩上げした交差点路面に斜路により第1および第2道路を接続し、
    第1道路及び/又は第2道路を横断するための横断歩道トンネルを前記嵩上げした路面の下方に設けることにより交差点に対して立体交差させ、もって、横断歩行者等が第1道路及び/又は第2道路を通る車両に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にすると共に、
    前記横断歩道トンネルの床面をグランドレベルとほぼ同一レベルに配置することにより、横断歩行者等が段差に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にしたことを特徴とする、バリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点構造。
  2. グランドレベルからの前記嵩上げした交差点路面の高さは約2.7m以下であり、前記横断歩道トンネルの床面から天井までの高さは約2.3m以下であることを特徴とする請求項1に基づくバリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点構造。
  3. 嵩上げした交差点路面には円環状のロータリーが形成してあり、車両の直進、右折および左折のみならず、Uターンをも可能にするようになっていることを特徴とする請求項1又は2に基づくバリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点構造。
  4. 前記第1道路の直進車線は嵩上げした交差点に対して高架道の形で立体交差させてあることを特徴とする請求項1から3のいづれかに基づくバリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点構造。
  5. 前記第1道路の直進車線は交差点に対して地下道の形で立体交差させてあることを特徴とする請求項1から3のいづれかに基づくバリアーフリー横断歩道トンネルを備えた交差点構造。
  6. 第1の道路と第2の道路とが交わる四叉路交差点において:
    交差点内の路面のレベルがグランドレベルよりも約2m以上かつ約3m以下の限られた高さだけ高くなるように交差点を嵩上げすると共に、斯く嵩上げした交差点路面に斜路により第1および第2道路を接続し、
    第1道路及び/又は第2道路を横断するための横断歩道トンネルを前記嵩上げした路面の下方に設けることにより交差点に対して立体交差させ、もって、横断歩行者等が第1道路及び/又は第2道路を通る車両に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にしたことを特徴とする、横断歩道トンネルを備えた交差点構造。
  7. 第1の道路に第2の道路がT字形に交わるT字形交差点において:
    交差点内の路面のレベルがグランドレベルよりも約2m以上かつ約3m以下の限られた高さだけ高くなるように交差点を嵩上げすると共に、斯く嵩上げした交差点路面に斜路により第1および第2道路を接続し、
    第1道路及び/又は第2道路を横断するための横断歩道トンネルを前記嵩上げした路面の下方に設けることにより交差点に対して立体交差させ、もって、横断歩行者等が第1道路及び/又は第2道路を通る車両に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にすると共に、
    前記横断歩道トンネルの床面をグランドレベルとほぼ同一レベルに配置することにより、横断歩行者等が段差に出会うことなく第1道路及び/又は第2道路を横断するのを可能にしたことを特徴とする、バリアーフリー横断歩道トンネルを備えたT字形交差点構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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