JP2008120550A - エスカレータ - Google Patents

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和昭 戸塚
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    • B66B23/02Driving gear
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Abstract

【課題】運転停止時の踏段の移動をより確実に防止することができるとともに、機械室での保守点検作業を容易に行うことができるエスカレータを得る。
【解決手段】主枠には、循環移動される複数の踏段14が支持されている。各踏段14は、踏段チェーン13により無端状に連結されている。主枠には、エスカレータの運転停止時に踏段14の移動を阻止する踏段移動防止装置15が設けられている。踏段移動防止装置15は、ストッパ24と、ストッパ24が設けられた変位装置25とを有している。ストッパ24は、一対の突出部27を有している。また、ストッパ24は、突出部27が踏段チェーン13と係合する係合位置と突出部27による踏段チェーン13との係合が外れる解除位置との間で変位可能になっている。変位装置25は、係合位置と解除位置との間でストッパ24を変位させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、エスカレータに関するものである。
従来のエスカレータでは、運転停止時に多数の乗客が踏段上に乗ると、ブレーキ装置による保持力よりも乗客の荷重が大きくなって、踏段が下方へ移動してしまうことがある。従来、運転停止時の踏段の移動を防止するために、駆動装置の減速機に拘束手段を設けたエスカレータが提案されている。減速機には、踏段の移動と連動して回転する減速機軸が設けられている。拘束手段は、運転が停止されているときに減速機軸の回転を拘束する。減速機及び拘束手段は、エスカレータの上部に設けられた機械室に配置されている(特許文献1参照)。
特開2000−95468号公報
しかし、拘束手段が減速機とともに機械室内に設置されているので、エスカレータの保守点検作業をする際の作業スペースが狭くなってしまい、保守点検作業に手間がかかってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、運転停止時の踏段の移動をより確実に防止することができるとともに、機械室での保守点検作業を容易に行うことができるエスカレータを得ることを目的とする。
この発明に係るエスカレータは、主枠、主枠に支持され、循環移動される複数の踏段、各踏段を無端状に連結する踏段チェーン、及び係合部を含み、係合部が踏段チェーンに係合される係合位置と係合部による踏段チェーンとの係合が外れる解除位置との間で変位可能な係合体と、係合位置と解除位置との間で係合体を変位させる変位装置とを有し、主枠に設けられた踏段移動防止装置を備えている。
この発明に係るエスカレータでは、踏段チェーンに係合される係合位置と踏段チェーンとの係合が外れる解除位置との間で変位可能な係合体と、係合位置と解除位置との間で係合体を変位させる変位装置とを有する踏段移動防止装置が主枠に設けられているので、エスカレータの運転が停止されているときに、係合体を係合位置に変位させて係合体と踏段チェーンとを係合させることができる。これにより、エスカレータの運転停止時の踏段チェーン及び踏段の移動をより確実に防止することができる。また、踏段移動防止装置の設置位置の自由度を向上させることができるので、機械室での保守点検作業を容易に行うことができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータを示す側面図である。図において、主枠1の長さ方向一端部(上端部)には上部機械室2が設けられ、主枠1の長さ方向他端部(下端部)には下部機械室3が設けられている。上部機械室2上には上部乗降口4が設けられ、下部機械室3上には下部乗降口5が設けられている。主枠1は、上部乗降口4と下部乗降口5との間を傾斜して配置されている。なお、主枠1上には、主枠1の幅方向について互いに対向する一対の欄干6が立設されている。各欄干6は、主枠1の長さ方向に沿って配置されている。
上部機械室2には、駆動機7と、駆動機7の駆動力により回転されるスプロケット装置8とが設けられている。スプロケット装置8は、互いに一体に回転される駆動スプロケット9及び上部踏段スプロケット10を有している。下部機械室3には、下部踏段スプロケット11が設けられている。
駆動スプロケット9には、駆動チェーン12が巻き掛けられている。駆動機7の駆動力は、駆動チェーン12を介して駆動スプロケット9に伝達される。駆動スプロケット9及び上部踏段スプロケット10は、駆動スプロケット9が駆動機7からの駆動力を受けることにより、一体に回転される。
主枠1には、踏段チェーン13により無端状に連結された複数の踏段14が支持されている。踏段チェーン13は、上部踏段スプロケット10及び下部踏段スプロケット11間に巻き掛けられている。各踏段14は、上部踏段スプロケット10の回転により、上部機械室2と下部機械室3との間を循環移動される。即ち、各踏段14は、上部機械室2と下部機械室3との間に設けられた無端状の循環経路を移動される。
無端状の循環経路は、上部機械室2及び下部機械室3の一方から他方へ踏段14が移動される往路側(乗客の搬送側)と、往路側の下方に位置し、上部機械室2及び下部機械室3の他方から一方へ踏段14が移動される帰路側(乗客の非搬送側)とが互いに連続することにより構成されている。
主枠1の下部(下部機械室3側の部分)には、エスカレータの運転停止時に踏段14の移動を阻止する複数(この例では、2つ)の踏段移動防止装置15が設けられている。各踏段移動防止装置15は、踏段チェーン13の長さ方向に沿って互いに間隔を置いて配置されている。また、各踏段移動防止装置15は、循環経路の往路側における水平部分に配置されている。
上部機械室2内には、エスカレータの運転を制御する制御盤16も設けられている。駆動機7及び各踏段移動防止装置15のそれぞれの動作は、制御盤16により制御される。
図2は図1の踏段14の移動を阻止しているときの踏段移動防止装置15を示す正面図、図3は図2の踏段移動防止装置15を示す側面図である。また、図4は図2の踏段14の移動の阻止を解除しているときの踏段移動防止装置15を示す正面図、図5は図4の踏段移動防止装置15を示す側面図である。図において、踏段14は、踏段本体17と、踏段本体17の幅方向に沿って配置され、踏段本体17に設けられた踏段軸18と、踏段軸18の両端部に設けられた一対の駆動ローラ19(図3及び図5)と、踏段本体17に設けられた一対の追従ローラとを有している。
主枠1には、各駆動ローラ19を案内する一対の駆動ローラ用案内レール20(図3及び図5)と、各追従ローラを案内する一対の追従ローラ用案内レールとが設けられている。踏段14が循環移動されるときには、駆動ローラ19が駆動ローラ用案内レール20上を転動され、追従ローラが追従ローラ用案内レール上を転動される。
踏段チェーン13は、踏段軸18に接続されている。また、踏段チェーン13は、互いに回動自在に繋ぎ合わされた複数のリンク部材(チェーン駒)21により構成されている。各リンク部材21は、互いに対向する一対の対向板22(図3及び図5)を有している。
主枠1には、踏段チェーン13の下方に配置されたブラケット23が固定されている。踏段移動防止装置15は、ブラケット23に取り付けられ、踏段チェーン13とブラケット23との間に配置されている。また、踏段移動防止装置15は、ストッパ(係合体)24と、ストッパ24が設けられた変位装置25とを有している。ブラケット23には、変位装置25が取り付けられている。
ストッパ24は、板状のストッパ本体26と、ストッパ本体26から踏段チェーン13に向けてそれぞれ突出し、踏段チェーン13の長さ方向について互いに離れて配置された一対の突出部27とを有している。また、ストッパ24は、各突出部27が踏段チェーン13に係合される係合位置(図3及び図4)と、係合位置の下方に位置し、各突出部27による踏段チェーン13との係合が外れる解除位置(図5及び図6)との間で変位可能になっている。即ち、各突出部27は、踏段チェーン13と係合可能な係合部とされている。
各突出部27と踏段チェーン13との係合は、リンク部材21の各対向板22間の空間に各突出部27が挿入されることにより行われる。従って、各突出部27間の寸法は、各リンク部材21間のピッチ寸法に基づいて設定されている。
ここで、図6は、図4のストッパ24と踏段軸18とが干渉しているときの状態を示す正面図である。図に示すように、踏段チェーン13の位置によっては、ストッパ24と踏段軸18とが干渉する可能性がある。従って、各突出部27には、樹脂製の保護キャップ28が設けられている。各突出部27と踏段チェーン13とが互いに干渉しているときには、保護キャップ28が各突出部27と踏段チェーン13との間に介在する。これにより、各突出部27と踏段チェーン13との接触が防止され、各突出部27及び踏段チェーン13のそれぞれの損傷の発生や異音の発生が防止される。なお、ストッパ24と踏段軸18との干渉は踏段チェーン13がずれることにより解消され、各突出部27と踏段チェーン13との係合が正常に行われることとなる(図2)。
変位装置25は、係合位置と解除位置との間でストッパ24を変位させる。変位装置25は、ストッパ本体26が取り付けられたプランジャ(変位棒)29と、ストッパ24が係合位置(図2及び図3)に変位される方向へストッパ24及びプランジャ29を付勢するばね(付勢体)30と、ストッパ24が解除位置(図4及び図5)に変位される方向へばね30の付勢力に逆らってストッパ24及びプランジャ29を変位させる電磁マグネット31とを有している。
プランジャ29は、ストッパ24からブラケット23へ延びる磁性部材である。この例では、プランジャ29の材質が鉄とされている。プランジャ29は、ブラケット23に対して変位可能になっている。
ばね30は、ブラケット23とストッパ24との間に縮められた状態で配置されている。ばね30内には、プランジャ29が通されている。ストッパ24は、ばね30の弾性反発力を受けることにより、係合位置に変位される方向へ付勢されている。
電磁マグネット31は、ブラケット23に固定されている。また、電磁マグネット31は、電磁コイル32を有している。電磁マグネット31は、電磁コイル32への通電により、プランジャ29を吸引する電磁吸引力を発生する。ストッパ24は、電磁コイル32への通電が停止されているときに、ばね30の付勢力により係合位置に変位され、電磁コイル32への通電が行われているときに、電磁マグネット31の電磁吸引力によりばね30の付勢力に逆らって解除位置に変位される。
ブラケット23には、解除確認スイッチ33が設けられている。解除確認スイッチ33は、ブラケット23とストッパ24との間に配置されている。解除確認スイッチ33の状態は、ストッパ24が解除位置から外れているときにOFF状態になっており(図2及び図3)、ストッパ24が解除位置に達したときにON状態になる(図4及び図5)。解除確認スイッチ33のOFF状態とON状態との切り替えは、係合位置と解除位置との間を変位されるストッパ24が解除確認スイッチ33を操作することにより行われる。
制御盤16は、停止指令を受信することにより、駆動機7の駆動を停止する制御を行うとともに、ストッパ24を係合位置に変位させる制御(即ち、電磁コイル32への通電を停止する制御)を行う。また、制御盤16は、起動指令を受信することにより、ストッパ24を解除位置に変位させる制御(即ち、電磁コイル32への通電を行う制御)を行うとともに、解除確認スイッチ33からの情報に基づいて、駆動機7の起動の可否の判定を行う。即ち、制御盤16は、解除確認スイッチ33の状態がON状態であるときに駆動機7の起動が可能であるとの判定(運転可能判定)を行い、解除確認スイッチ33の状態がOFF状態であるときに駆動機7の起動が不可能であるとの判定(運転不可判定)を行う。制御盤16は、起動指令を受信し、かつ運転可能判定を行っているときにのみ、駆動機7の起動を行う。
停止指令は、上部乗降口4及び下部乗降口5の少なくともいずれかに設けられたキースイッチが操作されたときや、エスカレータの異常(例えば駆動機7の過負荷等)の有無を検出する異常検出装置により異常が検出されたときに、キースイッチ及び異常検出装置のいずれかから制御盤16へ伝送される。また、起動指令は、上記のキースイッチが操作されたときにキースイッチから制御盤16へ伝送される。
図7は、図1の制御盤16における踏段移動防止装置15の制御を行う回路部分を示す回路図である。図において、接点41は、制御盤16が起動指令を受信したときに閉じ、制御盤16が停止指令を受信したときに開く。また、接点41は、起動指令を受信した後停止指令を受信するまで閉極状態を保持し、停止指令を受信した後起動指令を受信するまで開極状態を保持する。さらに、接点41は、コイルAに直列に接続されている。
2つのコイル接点A1及びA2は、コイルAへの通電が行われたときにそれぞれ閉じ、コイルAへの通電が停止されたときにそれぞれ開く。一方のコイル接点A1は、タイマコイルTに直列に接続されている。他方のコイル接点A2は、作動用接点(図示せず)を動作させる作動用コイルBに直列に接続されている。電磁コイル32への通電は、作動用接点が閉じることにより行われ、作動用接点が開くことにより停止される。
タイマ接点T1は、タイマコイルTへの通電が行われたときに閉じ、タイマコイルTへの通電が停止されたときから所定の時間(例えば5秒等)が経過したときに開く。タイマ接点T1は、他方のコイル接点A2に並列に接続されている。
制御盤16が起動指令を受信したときには、接点41が閉じ、コイルAへの通電が行われる。これにより、2つのコイル接点A1及びA2が閉じる。これにより、タイマコイルT及び作動用コイルBのそれぞれへの通電が行われる。なお、タイマコイルTへの通電により、タイマ接点T1も閉じる。
作動用コイルBへの通電が行われると、作動用接点が閉じ、電磁コイル32への通電が行われる。作動用コイルBへの通電は、停止指令が制御盤16に受信されるまで継続される。
制御盤16が停止指令を受信したときには、接点41が開き、コイルAへの通電が停止される。これにより、2つのコイル接点A1及びA2が開き、タイマコイルTへの通電が停止される。このとき、タイマ接点T1の閉極状態は保持されている。
この後、所定の時間が経過したときに、タイマ接点T1が開く。これにより、作動用コイルBへの通電が停止され、電磁コイル32への通電が停止される。即ち、電磁コイル32への通電は、制御盤16が停止指令を受信したときから所定の時間が経過した後に停止される。
次に、エスカレータの運転が停止されるときの動作について説明する。図8は、図1のエスカレータの運転が停止されるときの動作を説明するフローチャートである。エスカレータの運転が行われているときには、電磁コイル32への通電が行われ、ストッパ24が解除位置に変位されている。これにより、解除確認スイッチ33の状態がON状態になっている。
キースイッチの操作や異常検出装置による異常の検出により停止指令が制御盤16に受信されると(S1)、エスカレータの運転(駆動機7の駆動)が制御盤16の制御により停止される(S2)。
この後、停止指令の受信後に所定の時間(例えば5秒等)が経過したか否かが制御盤16により判定される(S3)。所定の時間経過前であるときには、所定の時間の経過の有無の判定が繰り返し行われる。所定の時間が経過したときには、電磁コイル32への通電が制御盤16の制御により停止される(S4)。
電磁コイル32への通電が停止されると、電磁マグネット31によるプランジャ29の電磁吸引力が弱くなり、ばね30の付勢力によりストッパ24が解除位置から係合位置に向けて変位される(S5)。このとき、解除確認スイッチ33のON状態がOFF状態に切り替わる(S6)。
この後、ストッパ24が係合位置に達すると、各突出部27が踏段チェーン13に係合する(S7)。これにより、踏段チェーン13及び各踏段14の移動が阻止される。
次に、エスカレータの運転が開始されるときの動作について説明する。図9は、図1のエスカレータの運転が開始されるときの動作を説明するフローチャートである。キースイッチの操作により起動指令が制御盤16に受信されると(S11)、電磁コイル32への通電が制御盤16の制御により行われる(S12)。これにより、電磁マグネット31によるプランジャ29の電磁吸引力が発生し、ストッパ24がばね30の付勢力に逆らって係合位置から解除位置に向けて変位される。これにより、ストッパ24と踏段チェーン13との係合が外れる(S13)。この後、ストッパ24が解除位置に達すると、解除確認スイッチ33の状態がOFF状態からON状態に切り替わる。
制御盤16では、解除確認スイッチ33の状態がOFF状態からON状態に切り替わったか否かが判定される(S14)。解除確認スイッチ33の状態がOFF状態のままである場合には、エスカレータの運転は停止されたままにされる(S15)。また、解除確認スイッチ33の状態がON状態に切り替わった場合には、エスカレータの運転(駆動機7の駆動)が制御盤16の制御により開始される(S16)。
このようなエスカレータでは、踏段チェーン13に係合される係合位置と踏段チェーン13との係合が外れる解除位置との間で変位可能なストッパ24と、係合位置と解除位置との間でストッパ24を変位させる変位装置25とを有する踏段移動防止装置15が主枠1に設けられているので、エスカレータの運転が停止されているときに、ストッパ24を係合位置に変位させてストッパ24と踏段チェーン13とを係合させることができる。これにより、エスカレータの運転停止時の踏段チェーン13及び踏段14の移動をより確実に防止することができる。また、踏段移動防止装置15の設置位置の自由度を向上させることができるので、上部機械室2及び下部機械室3のそれぞれへの踏段移動防止装置15の設置を避けることができ、上部機械室2及び下部機械室3での保守点検作業を容易に行うことができる。
また、踏段チェーン13と係合可能な係合部が、踏段チェーン13に向けてそれぞれ突出するとともに踏段チェーン13の長さ方向について互いに離れて配置された一対の突出部27であるので、踏段チェーン13にストッパ24をより確実に係合させることができる。
また、各突出部27には樹脂製の保護キャップ28が設けられているので、踏段チェーン13や踏段軸18と各突出部27との干渉による損傷の発生や異音の発生を防止することができる。
また、複数の踏段移動防止装置15が踏段チェーン13の長さ方向に沿って互いに間隔を置いて配置されているので、エスカレータの運転停止時の踏段チェーン13の移動をさらに確実に防止することができる。
実施の形態2.
上記の例では、各踏段移動防止装置15が主枠1の下部にのみ設けられているが、主枠1の上部(上部機械室2側の部分)、中間部及び下部のそれぞれに踏段移動防止装置15を設けてもよい。また、上記の例では、各踏段移動防止装置15が循環経路の往路側にのみ配置されているが、循環経路の帰路側に踏段移動防止装置15を設けてもよい。
即ち、図10は、この発明の実施の形態2によるエスカレータを示す側面図である。図において、主枠1には、踏段チェーン13の長さ方向に沿って互いに間隔を置いて配置された複数の踏段移動防止装置15が設けられている。踏段移動防止装置15は、主枠1の上部、中間部及び下部のそれぞれにおける循環経路の往路側に1つずつ配置され、主枠1の上部、中間部及び下部のそれぞれにおける循環経路の帰路側に1つずつ配置されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようにしても、エスカレータの運転停止時の踏段チェーン13及び踏段14の移動をより確実に防止することができ、上部機械室2及び下部機械室3での保守点検作業を容易に行うことができる。
なお、各踏段移動防止装置15の位置は、ストッパ24が変位することによりストッパ24と踏段チェーン13とが係合するのであれば、限定されない。また、踏段移動防止装置15の数も限定されない。従って、例えば上部乗降口4と下部乗降口5との高低差や踏段14の幅寸法、制動装置の能力等に基づいて、踏段移動防止装置15の数を設定することができる。
この発明の実施の形態1によるエスカレータを示す側面図である。 図1の踏段の移動を阻止しているときの踏段移動防止装置を示す正面図である。 図2の踏段移動防止装置を示す側面図である。 図2の踏段の移動の阻止を解除しているときの踏段移動防止装置を示す正面図である。 図4の踏段移動防止装置を示す側面図である。 図4のストッパと踏段軸とが干渉しているときの状態を示す正面図である。 図1の制御盤における踏段移動防止装置の制御を行う回路部分を示す回路図である。 図1のエスカレータの運転が停止されるときの動作を説明するフローチャートである。 図1のエスカレータの運転が開始されるときの動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエスカレータを示す側面図である。
符号の説明
1 主枠、13 踏段チェーン、14 踏段、15 踏段移動防止装置、24 ストッパ、25 変位装置、27 突出部(係合部)、28 保護キャップ。

Claims (4)

  1. 主枠、
    上記主枠に支持され、循環移動される複数の踏段、
    各上記踏段を無端状に連結する踏段チェーン、及び
    係合部を含み、上記係合部が上記踏段チェーンに係合される係合位置と上記係合部による上記踏段チェーンとの係合が外れる解除位置との間で変位可能な係合体と、上記係合位置と上記解除位置との間で上記係合体を変位させる変位装置とを有し、上記主枠に設けられた踏段移動防止装置
    を備えていることを特徴とするエスカレータ。
  2. 上記係合部は、上記踏段チェーンに向けてそれぞれ突出するとともに上記踏段チェーンの長さ方向について互いに離れて配置された一対の突出部であることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ。
  3. 上記係合部には、保護キャップが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエスカレータ。
  4. 上記主枠には、複数の上記踏段移動防止装置が上記踏段チェーンの長さ方向に沿って互いに間隔を置いて設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエスカレータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2809605A4 (en) * 2012-01-30 2015-09-09 Otis Elevator Co HELP BRAKES FOR PASSENGER TRANSPORT SYSTEMS
KR101933495B1 (ko) * 2018-04-06 2018-12-28 주식회사 엘텍 에스컬레이터 역주행 방지장치

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