JP2008119725A - 内部酸化防止のための鋳片切断装置 - Google Patents

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Hiroyuki Fukuhara
博之 福原
Takashi Uchihara
孝 内原
Jun Eguchi
潤 江口
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Abstract

【課題】既存の鋳片切断装置にも低コストで簡単に設けられ、切断位置の微調整ができるようにすることにより、鋳片の内部酸化が確実に防止されるようにする。
【解決手段】連続鋳造された鋳片1をプレスして該鋳片の内部欠陥を圧潰した後、該鋳片をコンベヤ2によって移送し、該コンベヤ上に該鋳片を停止させると共に、該コンベヤの上部に設けられた横断レール5,5に沿って切断トーチ11を移動させることにより該鋳片のプレス個所を通るように該鋳片を切断する鋳片切断装置であって、前記横断レールに摺動自在に設けられた往復動体8に位置微調整機構10を介して切断トーチ11を支持し、該位置微調整機構のハンドル21を操作し該切断トーチを鋳片長手方向に微動させることで鋳片の切断位置が微調節されるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、内部酸化を防止するために鋳片を所要切断位置にて正確に切断するための鋳片切断装置に関するものである。
連続鋳造法により鋳造された鋳片は、周知のように冷却時に内部欠陥(収縮孔)が形成されることがあることから、下記特許文献1に示されたように、切断前に該鋳片をプレスしてその内部欠陥を圧潰した後、該鋳片を該プレス個所を通るように切断し、空気がその内部欠陥に侵入しないようにして内部酸化を防止する処理がなされる。
特開平2004−276106号公報
ところで、鋳片をプレスしてその内部欠陥を圧潰した後に該鋳片はローラーコンベヤ等の移送手段により切断装置が設けられた部所に移動して停止され、切断トーチを該プレス個所を通るように移動させて該鋳片を切断するようにしているが、コンベヤ上にて鋳片を停止させる精度が悪いので、切断トーチを正確に該プレス個所の中心を通るように設定することが困難となる場合があった。このため品質不良・圧延工程での歩留ロス発生などの弊害があった。
しかし、コンベヤ上にて鋳片を高精度で停止させるためには、例えば、サイドピンチロール(重厚な鋳片を両側から挟んでその位置を微調整する装置)等の設備を設けると共にその駆動制御系統を大幅に改善しなければならないので、設備が重厚化し、新たに高価な設備投資が必要となるなどの問題がある。
そこで本発明は、簡単な改良によってコンベヤ上の鋳片を正確に切断でき、内部酸化を防止し得る鋳片切断装置を提供しようとするものである。
そのために請求項1に記載した発明は、連続鋳造された鋳片をプレスして該鋳片の内部欠陥を圧潰した後、該鋳片をコンベヤによって移送し、該コンベヤ上に該鋳片を停止させると共に、該コンベヤの上部に設けられた横断レールに沿って切断トーチを移動させることにより該鋳片のプレス個所を通るように該鋳片を切断する鋳片切断装置であって、前記横断レールに摺動自在に設けられた往復動体に位置微調整機構を介して切断トーチを支持し、該位置微調整機構のハンドルを操作し該切断トーチを鋳片長手方向に微動させることで鋳片の切断位置が微調節されるようにしたことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、既存の鋳片切断装置にも低コストで簡単に設けられ、切断位置の微調整ができることから、鋳片の内部酸化が確実に防止されるようになる。
図1は本発明の実施形態を示す鋳片切断装置が設けられたコンベヤラインの平面図であり、図中、1は鋳片、2は該鋳片を長手方向(矢印の方向)に搬送するローラーコンベヤである。鋳片1はプレス機(図示せず)によってプレスされることにより内部欠陥を圧潰した後に該コンベヤの駆動によって鋳片切断装置3が設けられた部所に移動し停止される。なお、1aはこの圧潰により鋳片1の上面にできた窪みを示す。
図2はこのコンベヤラインの横断面図、図3は図2のA−A線断面図である。鋳片切断装置3は、該コンベヤの両側に支柱4,4を固設し、該支柱間に横断レール5,5を該コンベヤの上部を該コンベヤの搬送方向と直交状に跨ぐように水平に架設する。6は該横断レールと平行なるように支柱4,4間に架設支持された螺子軸、7は該螺子軸6を回転させるために一方の支柱4に設けられたモータである。横断レール5,5に往復動体8がスラスト軸受5a,5aを介することにより摺動自在に設けられ、該往復動体8中には図3に示されるように螺子軸6と螺合する雌螺子部材9が設けられている。このため、モータ7の駆動により螺子軸6を回転させることで該往復動体8が横断レール5,5に沿って鋳片1の上部を鋳片幅方向に横断状に移動し得るように構成される。
10は往復動体8に設けられた位置微調整機構であり、11は該位置微調整機構に設けられた切断トーチである。位置微調整機構10は往復動体8の側面に機枠12をビス12a,12aにより固設し、該機枠内に前記横断レール5,5と直交する縦レール13,13を水平に架設すると共に、該縦レールと平行なるように該機枠内に螺子軸14を架設支持している。そして、外端面に切断トーチ11が固着された移動ブラケット15を該縦レール13,13にスラスト軸受13a,13aを介することにより摺動自在に設け、該移動ブラケット中に螺子軸14と螺合する雌螺子部材16を設けている。また、機枠12の側面に軸受17,17によってハンドル軸18を垂直に支持し、該ハンドル軸に設けられた傘歯車19を前記螺子軸14の一端に設けた傘歯車20に噛合させると共に、該ハンドル軸の上端部にハンドル21を設けてなる。
このように構成した鋳片切断装置では、ハンドル21を回転操作し、傘歯車19,20を介して螺子軸14を回転させると、該螺子軸14に噛合する移動ブラケット15が縦レール13,13に沿って移動し、切断トーチ11を鋳片長手方向に微動させることができる。このため、鋳片1をコンベヤ2上にて停止させた後、該ハンドル21を所要方向に回転操作し切断トーチ11を鋳片長手方向に微動させることにより、コンベヤ2上で鋳片1を移動させることなく該鋳片1の切断位置を微調節することができ、その調節をした後にモータ7を作動させ該切断トーチ11を横断レール5,5に沿って鋳片幅方向に移動させることで該鋳片1を前記窪み1aを通る切断ラインにて正確に切断することができる。この位置微調整機構11ではハンドル21を回転操作することにより螺子軸14のピッチに従い切断トーチ11をミリメートル単位で細かく移動調整することができるので、その微調節作業も一層容易になる。
なお、この実施形態では切断トーチ11を鋳片幅方向に移動させる手段として螺子軸6を設けた例を示したが、チェーンや流体シリンダ等、その他の駆動手段により構成することもできる。また、位置微調整機構10についても切断トーチ11を鋳片長手方向に微動させる手段としてこの実施形態に示した螺子軸14に限らず、ハンドル操作によって切断トーチ11を微動させ得る他の手段によって構成することもできる。
また、係る位置微調整機構10は大きな設備コストを掛けることなく既存の切断装置にも簡単に追加的に取り付けることができる利点がある。
本発明の実施形態を示す鋳片切断装置が設けられたコンベヤラインの平面図。 図1のコンベヤラインの横断面図。 図2のA−A線断面図。
符号の説明
1 鋳片
1a 窪み
2 コンベヤ
3 鋳片切断装置
5,5 横断レール
7 モータ
8 往復動体
10 位置微調整機構
11 切断トーチ
13,13 縦レール
15 移動ブラケット
18 ハンドル軸
21 ハンドル

Claims (1)

  1. 連続鋳造された鋳片をプレスして該鋳片の内部欠陥を圧潰した後、該鋳片をコンベヤによって移送し、該コンベヤ上に該鋳片を停止させると共に、該コンベヤの上部に設けられた横断レールに沿って切断トーチを移動させることにより該鋳片のプレス個所を通るように該鋳片を切断する鋳片切断装置であって、前記横断レールに摺動自在に設けられた往復動体に位置微調整機構を介して切断トーチを支持し、該位置微調整機構のハンドルを操作し該切断トーチを鋳片長手方向に微動させることで鋳片の切断位置が微調節されるようにしたことを特徴とする内部酸化防止のための鋳片切断装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105328270A (zh) * 2015-11-27 2016-02-17 信质电机股份有限公司 铝转子自动切边裁剪机
CN112045158A (zh) * 2020-09-09 2020-12-08 鞍钢股份有限公司 一种防止连铸板坯切割后弯曲变形的方法

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