JP2008119643A - 重力濃縮タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】掻寄レーキを回転駆動する駆動部の負荷を抑えつつ、槽底部に沈殿した汚泥に付着した気泡を効率よく汚泥から分離することが可能な重力濃縮タンクを提供する。
【解決手段】重力濃縮タンク1は、円形槽3と、この円形槽3の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフト4と、このシャフト4を回転方向αに回転駆動する駆動部5と、円形槽3の底部においてシャフト4に固定される掻寄レーキ6と、掻寄レーキ6の回転方向α後方に設けられる回転体8とを備えている。そして、回転体8は、シャフト4の径方向に延在すると共に、掻寄レーキ6の回転方向α後方側において上下方向に揺動自在に支持される一対のアーム部により回転自在に支持されることにより、回転体8が円形槽3の底部を回転移動することで、円形槽3の底部の広い範囲で汚泥が掻き回される。
【選択図】図1

Description

本発明は、槽底部で回転して汚泥を掻き寄せる掻寄レーキを備えた重力濃縮タンクに関する。
下水道等の終末処理場では、最初沈殿池等で発生した汚泥の処理設備として、重力によって汚泥を沈降・濃縮する重力濃縮タンクが用いられている。このような重力濃縮タンクにおいては、一般に、重力濃縮タンクの円形槽内に流入した汚泥は、タンク下方に沈降していき(沈降域)、円形槽の底部において自重による圧密によって沈降圧縮する(圧密域)。そして、円形槽の底部には、固形物濃度の高い汚泥が沈殿し、分離された上澄液は、円形槽の上部に設けられている越流堰から越流水として外部に排出される(清澄域)。
ところで、水温が上昇する夏場などにおいては、円形槽内での汚泥滞留時間が長くなると、汚泥の腐敗が進んでメタンガス、窒素ガスといったガスが汚泥から発生する。これらのガスは、気泡となって汚泥に付着し、汚泥が浮上する逆転浮上現象が発生する。その結果、汚泥の浮上により越流水のSS(Suspended Solid)濃度が高くなり、冬季にはSS濃度が250〜500mg/Lであるところ、夏季にはSS濃度が7,500mg/Lもの値になることがある。
そこで、従来から、円形槽の底部で回転しながら円形槽の底部に沈殿した汚泥を掻き寄せる掻寄レーキに複数のピケットフェンスを設けることで、汚泥から気泡を分離させて汚泥の浮上を抑制することが知られている(例えば、非特許文献1)。
下水道汚泥処理プロセスの管理指針(案)建設省都市局下水道部
しかしながら、ピケットフェンスは掻寄レーキから上方に延びるように設けられるため、沈降域にある汚泥はピケットフェンスにより気泡が分離されるが、圧密域にある槽底部に沈殿した汚泥はピケットフェンスでも十分に気泡が分離されない。このため、従来の重力濃縮タンクでは、円形槽の底部に沈殿した汚泥から気泡を十分に分離させるために、掻寄レーキを高速で回転させる必要があり、掻寄レーキを回転駆動する駆動部の負荷が大きくなるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、掻寄レーキを回転駆動する駆動部の負荷を抑えつつ、槽底部に沈殿した汚泥に付着した気泡を効率よく汚泥から分離することが可能な重力濃縮タンクを提供することを目的とする。
本発明に係る重力濃縮タンクは、槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、シャフトを回転駆動する駆動部と、シャフトに一端が固定されてシャフトの径方向に延在する掻寄レーキと、掻寄レーキに対して支持されるアーム部と、シャフトの径方向に延在し、アーム部に対して軸周り方向に回転自在に支持される回転体と、を有することを特徴とする。
本発明に係る重力濃縮タンクでは、掻寄レーキの回転により、回転体は掻寄レーキに引っ張られて回転しながら槽底部を回転移動する。そして、回転体はシャフトの径方向に延在すると共に槽底部に沈んでいるため、回転体が槽底部を回転移動することで、槽底部の広い範囲で汚泥が掻き回され、掻寄レーキを高速で回転させなくても槽底部に沈殿した汚泥を効果的に掻き回すことができ、駆動部に過大な負荷をかけることなく、槽底部に沈殿した汚泥に付着した気泡を効果的に汚泥から分離することができる。このため、汚泥の浮上を抑制することができ、更に越流水のSS濃度の上昇を抑制することができる。
ここで、上記回転体は、シャフトの径方向内側の径に対してシャフトの径方向外側の径が大とされた円錐台形状に形成されていることが好ましく、更に、上記回転体は、シャフトの回転中心が頂点となる円錐台形状に形成されていることが好ましい。この重力濃縮タンクによれば、径が小さい回転体の側面は転動軌跡が短く、径が大きい回転体の側面は転動軌跡が長くなるため、回転体が槽底部を回転すると、回転体の転動軌跡は槽底部の中央又は槽底部の中央付近を中心としたドーナツ状となり、回転体の転動軌跡と槽底部の形状がほぼ同じになる。このため、回転体が掻寄レーキに引っ張られる際に回転体が槽底部に対して引きずられるのを抑えることができ、駆動部の負荷を更に低減することができる。
また、上記回転体は、網状に形成されていることが好ましい。この重力濃縮タンクによれば、汚泥が回転体の内部に入り込んで回転体が汚泥中に埋まりやすくなると共に、汚泥の中で回転体が汚泥を切るように掻き回すことができるため、汚泥を効果的に掻き回すことができ、掻寄レーキを低速で回転させても、汚泥から気泡をより効果的に分離させることができる。
また、上記回転体は、アーム部に回転自在に支持される回転軸と、回転軸から放射状に延びるブラシ部と、により形成されていることが好ましい。この重力濃縮タンクによれば、回転体のブラシが汚泥に差し込まれて回転体が汚泥中に埋まりやすくなると共に、汚泥を切るように掻き回すことができるため、効果的に汚泥を掻き回すことができ、掻寄レーキを低速で回転させても、汚泥から気泡をより効果的に分離させることができる。
また、上記回転体は、シャフトの径方向に沿って2以上に分割されていることが好ましい。この重力濃縮タンクによれば、回転体を2以上に分割することで、回転体を小型化及び軽量化を図ることができ、例えば、回転体を槽底部に引きずられないようにする場合でも、シャフトの径方向外側の径をそれ程大きくしなくてもよくなるため、回転体の更なる小型化及び軽量化を図ることができ、駆動部の負荷を更に軽減することができる。
このように本発明にかかる重力濃縮タンクよれば、掻寄レーキを回転駆動する駆動部の負荷を抑えつつ、槽底部に沈殿した汚泥に付着した気泡を効率よく汚泥から分離することが可能となり、越流水におけるSS濃度の上昇を抑えることができる。
以下、本発明による重力濃縮タンクの好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る重力濃縮タンク1を示す縦断面図、図2は、重力濃縮タンク1を示す上面図、図3は、掻寄レーキと回転体との関係を示す図、図4は、回転体を示す上面図である。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態にかかる重力濃縮タンク1は、投入される被処理水2から汚泥を沈殿させることで、汚泥と上澄液とに分離するものである。そのため、重力濃縮タンク1は、被処理水2が投入される円形槽3と、この円形槽3の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフト4と、このシャフト4を回転方向αに回転駆動する駆動部5と、円形槽3の底部においてシャフト4に固定される掻寄レーキ6と、掻寄レーキ6の回転方向α前方側に立設されて上方に延びる複数のピケットフェンス7と、掻寄レーキ6の回転方向α後方に設けられる回転体8とを備えている。
円形槽3は被処理水2が投入される槽であり、例えば、直径が15,700mmの円形横断面状に形成されている。円形槽3の内壁面上部には、内周面に沿って内側に越流堰10が設けられ、この越流堰10より外側に、越流堰10を越えて流入した上澄液である越流水を円形槽3の外部に排出するための流出樋11が設けられている。また円形槽3の底部中心部には、沈殿した汚泥を溜めて円形槽3の外部に排出するための汚泥ピット12が設けられている。なお、円形槽3の底部は、沈殿した汚泥が汚泥ピット12に集まるように、中心に向けて下方に窄まる逆円錐状に形成されている。
駆動部5は、円形槽3の上方において図示しない固定手段によって固定されており、シャフト4を回転方向αに回転駆動して、掻寄レーキ6を回転方向αに回転させる。なお、駆動部5は、例えば、回転数0.06rpmで回転し、掻寄レーキ6を周速度2.9m/minで回転させる。
掻寄レーキ6は、円形槽3の底部を回転して汚泥を掻き寄せるものであり、シャフト4に一端が固定されて円形槽3の径方向に延在されている。なお、掻寄レーキ6は、シャフト4に一端が固定されて円形槽3の径方向に延在される支持部6aと、この支持部6aから下方に延びる支柱6bにより構成されており、掻寄レーキ6の下端は、例えば円形槽3の底部から上方に250mmの位置に設けられている。図3に示すように、掻寄レーキ6の下部には、円形槽3の底部に沈殿した汚泥を掻き寄せて汚泥ピット12に集めるための汚泥掻寄板13が設けられている。
ピケットフェンス7は、沈降域にある汚泥から気泡を分離すると共に、気泡を上方に導いて浮上させるものであり、互いに離間した位置で掻寄レーキ6の回転方向α前方側に複数立設されている。このピケットフェンス7は、鋼材等によって棒状に形成されており、例えば、円形槽3の水面下2m程度の高さになるように設けられている。
回転体8は、圧密域から沈降域において、円形槽3の底部に堆積した汚泥から気泡を分離するためのものであり、回転軸14と、この回転軸14を軸として回転する本体部15とにより構成される。回転体8の回転軸14は、掻寄レーキ6の回転方向α後方側において上下方向に揺動自在に支持される一対のアーム部9により回転自在に支持されている。このアーム部9は、鋼材などにより形成されるが、例えば紐などによって形成されても良い。
回転体8の本体部15は、図4に示すように、シャフト4の径方向内側(円形槽3中心側)の径βに対してシャフト4の径方向外側(円形槽3周辺側)の径γが大であって、頂点がシャフト4の回転中心に位置する円錐台形状に形成されている。そして、本体部15は、汚泥が本体部15の内外を通り抜けできるように、線状部材16が格子状に編み込まれた網状に形成されており、本体部15内外を行き来できる隙間が形成されている。なお、回転体8の径は、例えば、300〜1000mmの範囲で、シャフトの径方向内側の径と、シャフトの径方向外側の径とが適宜設定される。
続いて、重力濃縮タンク1の動作について説明する。
重力濃縮タンク1では、円形槽3内に被処理水2が投入されると、この被処理水2は沈降する汚泥と上澄液に分離される。この上澄液は越流堰10を越えて流出樋11に流れ込み、越流水となって円形槽3外に排出される。一方、沈降する汚泥は、円形槽3の底部(圧密域)において自重による圧密によって圧縮され、固形物濃度の高い汚泥が沈殿される。そのため、円形槽3の下方ほどSS濃度のより高い汚泥が貯留される。水温が上昇すると、SS濃度のより高い汚泥はより腐敗が進んでガスが発生し、このガスによって汚泥に気泡が付着して、汚泥に気泡の浮力が生ずる。
ところで、円形槽3の底部に汚泥が沈殿されていないときに回転体8を設置すると、回転体8はそのまま重力によって円形槽3の底部まで沈降し、円形槽3の底部に汚泥が沈殿されているときに回転体を設置すると、回転体8は、本体部15の線状部材16により形成される隙間から汚泥が回転体8の内部に進入しながら汚泥に本体部15が埋まっていき、円形槽3の底部まで沈降する。
この状態において、駆動部5を回転方向αに駆動すると、シャフト4が回転方向αに回転すると共に、シャフト4に固定された掻寄レーキ6が回転方向αに回転する。掻寄レーキ6は、複数のピケットフェンス7を回転させると共に回転体8を引っ張りながら、シャフト4を中心として円形槽3内を回転する。
掻寄レーキ6が回転すると、回転体8は、掻寄レーキ6によって回転方向αに引っ張られ、回転軸14を軸として回転しながら、円形槽3の底部を移動する。このとき、本体部15は、本体部15の線状部材16で汚泥を掻きながら本体部15内に取り込むと共に本体部15外に排出し、汚泥に埋まった状態のまま汚泥を掻き回して汚泥に付着した気泡を分離して上方に浮上させる。
そして、複数のピケットフェンス7は、シャフト4を中心とする同心円筒形状の回転軌跡を描くように、シャフト4を軸として円形槽3内を回転し、沈降域にある汚泥を掻き回しながら、汚泥付着した気泡を分離すると共に、回転体8により分離されて浮上してきた気泡を更に上方に浮上させる。
このようにして気泡が分離された汚泥は、円形槽3の底部で十分に圧密され、汚泥掻寄板13によって掻き寄せられて汚泥ピット12に集められ、円形槽3の外部に排出される。
ここで、本実施形態に係る重力濃縮タンク1の比較例として、回転体8が設けられていない重力濃縮タンクを用いて汚泥の浮上状況と越流水のSS濃度を観察した。具体的には、直径15,700mmの円形槽3において、水面下2mの高さのピケットフェンス7を1000mm間隔に設置し、掻寄レーキ6の回転数を0.06rpm、周速度2.9m/minとして、重力濃縮タンクを運転させた。その結果、比較例の重力濃縮タンクでは汚泥の浮上が生じ、越流水のSS濃度が高くなったのに対し、本実施形態に係る重力濃縮タンク1では、汚泥の浮上は殆ど見られず、越流水のSS濃度は500mg/L以下に抑えることができた。
このように、本実施形態に係る重力濃縮タンク1では、掻寄レーキ6の回転により、回転体8は掻寄レーキ6に引っ張られて回転しながら円形槽3の底部を回転移動する。そして、回転体8はシャフト4の径方向に延在すると共に円形槽3の底部に沈んでいるため、回転体8が円形槽3の底部を回転移動することで、円形槽3の底部の広い範囲で汚泥が掻き回され、掻寄レーキ6を高速で回転させなくても円形槽3の底部に沈殿した汚泥を効果的に掻き回すことができ、駆動部5に過大な負荷をかけることなく、円形槽3の底部に沈殿した汚泥に付着した気泡を効果的に汚泥から分離することができる。このため、汚泥の浮上を抑制することができ、更に越流水のSS濃度の上昇を抑制することができる。
また、本実施形態に係る重力濃縮タンク1によれば、回転体8の回転により汚泥から分離された気泡は、回転するピケットフェンス7により、上方に導いて更に浮上させることができるため、汚泥の浮上を抑制することができ、更に越流水のSS濃度の上昇を抑制することができる。
また、本実施形態に係る重力濃縮タンク1によれば、回転体8におけるシャフト4の径方向内側の側面は転動軌跡が短く、シャフト4の径方向外側の側面は転動軌跡が長くなるため、回転体8が円形槽3の底部を回転すると、回転体8の転動軌跡は円形槽3底部の中央又は円形槽3底部の中央付近を中心としたドーナツ上となり、回転体8の転動軌跡と円形槽3の底部の形状がほぼ同じになる。このため、回転体8が掻寄レーキ6に引っ張られる際に回転体8が円形槽3の底部に対して引きずられるのを抑えることができ、駆動部5の負荷を更に低減することができる。
また、本実施形態に係る重力濃縮タンク1によれば、回転体8の本体部15を網状とすることで、汚泥が回転体8の内部に入り込んで回転体8が汚泥中に埋まりやすくなると共に、汚泥の中で回転体8が汚泥を切るように掻き回すことができるため、汚泥を効果的に掻き回すことができ、掻寄レーキ6を低速で回転させても、汚泥から気泡をより効果的に分離させることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、回転体8の本体部15を網状のものとして説明したが、必ずしも網状に限られず、汚泥を掻き回すことができれば如何なる形状のものであってもよく、例えば、図5に示す回転体17ように、回転軸14から放射状(回転体8の径方向)に延びるブラシ状のブラシ部18が設けられたものでもよい。この回転体17を用いた重力濃縮タンクによれば、回転体17のブラシ部18が汚泥に差し込まれて回転体17が汚泥中に埋まりやすくなると共に、汚泥を切るように掻き回すことができるため、効果的に汚泥を掻き回すことができる。
また、上記実施形態においては、回転体8は1個のものとして説明したが、図6に示す重力濃縮タンク20ように、円形槽3の径方向に対して2つに分割した回転体8a,8bを用いたものや、更に多く分割して3以上の回転体を用いても良い。円形槽3の底部に引きずられない円錐台形状に形成するためには、回転体8を1個で形成すると、シャフト4の径方向外側の径γが相当大きくなってしまうが、重力濃縮タンク20の回転体8a,8bのように回転体を2以上に分割することで、それぞれの回転体におけるシャフト4の径方向外側の径γを小さくすることができるため、回転体の更なる小型化及び軽量化を図ることができ、駆動部5の負荷を更に軽減することができる。
また、上記実施形態においては、回転体8を円錐台形状のものとして説明したが、回転体8の形状は特に限定されるものではなく、例えば回転体を球状に形成し、1個又は複数個の回転体を掻寄レーキ6で支持してもよい。
また、上記実施形態においては、回転体8が掻寄レーキ6に対して上下方向に揺動自在に支持されるように説明したが、回転体8は如何なる手段で支持されてもよく、例えば、掻寄レーキ6に固定された弾性体のアームで回転体8を支持し、このアームの弾性により回転体を揺動させてもよい。
実施形態に係る重力濃縮タンクを示す縦断面図である。 重力濃縮タンクを示す上面図である。 掻寄レーキと回転体との関係を示す図である。 回転体を示す上面図である。 本発明に係る他の回転体を用いた重力濃縮タンクを示す上面図である。 本発明に係る他の回転体を示す縦断面図である。
符号の説明
1,20…重力濃縮タンク、3…円形槽、4…シャフト、5…駆動部、6…掻寄レーキ、8,17…回転体、9…アーム部、14…回転軸、18…ブラシ部。

Claims (6)

  1. 槽の中心部において上下方向に延在して設けられるシャフトと、
    前記シャフトを回転駆動する駆動部と、
    前記シャフトに一端が固定されて前記シャフトの径方向に延在する掻寄レーキと、
    前記掻寄レーキに対して支持されるアーム部と、
    前記シャフトの径方向に延在し、前記アーム部に対して軸周り方向に回転自在に支持される回転体と、を有することを特徴とする重力濃縮タンク。
  2. 前記回転体は、前記シャフトの径方向内側の径に対して前記シャフトの径方向外側の径が大とされた円錐台形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の重力濃縮タンク。
  3. 前記回転体は、前記シャフトの回転中心が頂点となる円錐台形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の重力濃縮タンク。
  4. 前記回転体は、網状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の重力濃縮タンク。
  5. 前記回転体は、前記アーム部に回転自在に支持される回転軸と、前記回転軸から放射状に延びるブラシ部と、により形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の重力濃縮タンク。
  6. 前記回転体は、前記シャフトの径方向に沿って2以上に分割されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の重力濃縮タンク。
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