JP2008119444A - 薬剤収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薬剤管理ラベルの取り外し及び再貼着作業が容易で、かつ、汚損されにくい状態で薬剤管理ラベルが貼着されている薬剤収容容器を提供する。
【解決手段】 内部に薬剤を収容しているバイアル容器等の薬剤収容容器本体(1)の開口部に固定蓋(2)と保護蓋(3)とで構成したキャップ(4)を装着する。このキャップ(4)を構成している保護蓋(3)の天面(5)に薬剤情報(7)を表記した薬剤管理ラベル(6)を再貼付可能な状態で貼着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バイアル容器等の薬剤収容容器に記載されている薬剤名や容量、用法などの薬剤情報を表示した薬剤管理ラベルを貼着した薬剤収容容器に関し、特に、再貼付可能な薬剤管理ラベルを使用する薬剤収容容器に関する。
通常、バイアル容器等の薬剤収容容器に収容されている医薬品等では商品名や薬剤名を容器や包装体に直接表記したり、商品名や薬剤名を表示した薬剤管理ラベルを容器や包装体に貼着している。これらの表示は、その表示が施されている容器あるいは包装体の中に薬剤が入っている状態での識別を目的としていた。
しかしながら、医療現場で使用されるアンプルやバイアル容器入りの注射剤等では、薬剤名の表記のない注射器に移し替えて患者に投与されたり、別の点滴等の輸液容器に混入して使用される場合がある。このような場合、注射器に移し替えてすぐに注射したり、輸液容器に注入したりする場合はよいが、注射器に移し替えた後に、その場を一旦離れたり、薬剤を注射器に移し替えた状態で持ち運んだりした場合に、その注射器内の薬剤の確認ができず、誤投与につながる可能性があった。
そこで従来、同一内容の表示を施した複数枚の薬剤管理ラベルを剥離可能に積層した状態でバイアル容器等の薬剤収容容器の胴部に貼着し、注射器に薬剤収容容器内の薬剤を移し替えた際に、前記薬剤管理ラベルを剥がして薬剤を移送した後の注射器に貼り付けるようにしたものが提案されている。(特許文献1)
特開2003−108002号公報
ところが、バイアル容器等の薬剤収容容器の胴部に再貼付可能な薬剤管理ラベルを巻き付け貼着したものでは、薬剤収容容器の周側面の大部分をラベルが覆うことになり、内容物の状況確認がしずらいという問題があった。また、薬剤収容容器は紫外線吸収剤を配合した遮光性シュリンクフィルムで被覆することがあるが、この場合、再貼付可能な薬剤管理ラベルを遮光性シュリンクフィルムの外側に配設しなければならない。この再貼付可能な薬剤管理ラベルは収縮性を有していないので、シュリンク包装のあとに、薬剤管理ラベルの貼着作業を行わなければならず、作業性に欠けるという問題がある。
また、容器の胴部に再貼付可能な薬剤管理ラベルを巻き付け貼着したものでは、曲面に沿って薬剤管理ラベルを貼り付けていることから、摘み代となる部分も曲面に沿ってカールすることになり、薬剤管理ラベルを薬剤収容容器から外す場合に摘み代が摘みにくいという問題や、経時変化により薬剤管理ラベルが薬剤収容容器本体から剥離するという問題がある。さらに、薬剤収容容器への薬液充填作業工程での薬剤収容容器の搬送時に、胴部はガイドされることが多く、このガイド時に薬剤管理ラベルを汚損するという問題がある。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、再貼付可能な薬剤管理ラベルの取り外し及び再貼着作業が容易で、かつ、経時変化により剥離しにくく、汚損されにくい状態で薬剤管理ラベルが貼着されている薬剤収容容器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために本発明は、
(1) 内部に薬剤を収容している薬剤収容容器の開口部に固定蓋と保護蓋とからなるキャップを装着し、保護蓋の天面に、薬剤情報を表記した薬剤管理ラベルを再貼付可能に貼着したことを特徴としている。
(2) (1)に記載した再貼付可能な薬剤管理ラベルの少なくとも一部に摘み片を形成したことを特徴としている。
(3) (2)に記載した再貼付可能な薬剤管理ラベルに形成した摘み片がキャップの外周面から突出していることを特徴としている。
(4) (2)または(3)に記載した再貼付可能な薬剤管理ラベルが涙形をしており、その小径部分を摘み片に形成したことを特徴としている。
(5) (2)または(3)に記載した再貼付可能な薬剤管理ラベルが小判形をしており、その一端部を摘み片に形成としたことを特徴としている。
(6) (2)または(3)に記載した再貼付可能な薬剤管理ラベルが方形と半円形とを連結した形状をしており、方形側端部を摘み片(6a)に形成してあることを特徴としている。
さらに本発明は、
(7) (1)から(6)のいずれかに記載した薬剤管理ラベルが分離可能な構成であり、一部に再貼付可能なラベル体を具備したものであることを特徴とする。
(8) (1)から(7)のいずれかに記載した再貼付可能な薬剤管理ラベルのラベル体を個々に分離可能なラベル体を複数枚積層したもので構成したことを特徴とする。
(9) (1)から(8)のいずれかに記載した保護蓋の天面にも薬剤情報が表記してあることを特徴とする。
(10) (1)から(9)のいずれかに記載した保護蓋の上面に再貼付可能に貼着している薬剤情報を表記したラベルに剥離使用したことが分かるタンパプルーフ機能を持たせたことを特徴とする。
(11) (1)から(10)のいずれかに記載した保護蓋の天面に貼着している再貼付可能な薬剤管理ラベルに破断個所を形成し、再貼付可能な薬剤管理ラベルの取り外し時に再貼付可能な薬剤管理ラベルの一部が保護蓋あるいは薬剤収容容器本体に残置されるように構成したことを特徴としている。
(12) (1)から(10)のいずれかに記載した薬剤管理ラベル(6)の裏面に部分糊加工を施してあることを特徴としている。
本発明では、薬剤情報を表記した薬剤管理ラベルを薬剤収容容器の保護蓋天面部に再貼付可能に貼着してあるので、外箱等に収容されている場合でも内容物を確認することができるうえ、薬剤収容容器から内容物を注射器等に移し替える場合でも、薬剤収容容器の胴部は広く開いているので、容器内の状態を確認しやすい。さらに、薬剤情報を表記した薬剤管理ラベルが貼着されている薬剤収容容器の保護蓋天面部分は、平面であるうえ、薬剤収容容器を遮光性シュリンクフィルムで被覆することがあっても、シュリンクフィルムで覆われることのない個所であることから、薬剤情報を表記した薬剤管理ラベルの貼着作業が容易になる。さらに、薬剤管理ラベルが保護蓋の天面に貼付されることで、経時変化による剥離の発生を抑制できる。
また、薬剤収容容器のキャップ部は、薬剤収容容器への薬液充填後の処理工程時にガイドされることはないから、薬剤管理ラベルを汚損したり、薬剤管理ラベルを不測に剥離させたりすることがない。
請求項2に示した本第2発明のように、保護蓋の天面に貼着した再貼付可能な薬剤管理ラベルの一部を摘み片とすることで、再貼付作業の作業性が向上する。
請求項3に示した本第3発明のように、保護蓋の天面に貼着した再貼付可能な薬剤管理ラベルに摘み片を形成し、この摘み片を保護蓋の外周面から突出させると、摘み片を指先で確りと確保することができ、保護蓋天面から薬剤管理ラベルの剥離を容易に行え、再貼付作業の作業性が向上する。
請求項4に示した本第4発明のように、涙形に形成した再貼付可能な薬剤管理ラベルの小径部分を摘み片に形成し、その摘み片を保護蓋の外周面から突出させるようにすると、ラベルの表面積を大きく形成して、大量の情報を記載することができうえ、ラベルの端縁部分が連続的につながった一連の曲線となることから、摘み片を持っての剥離操作時に、その操作力が不連続部分に集中してそこを起点に破断するという不都合を防止することができる。
また、再貼付可能な薬剤管理ラベルを請求項5に示したように、小判形に形成し、その一端部を摘み片として保護蓋の外周面から突出させるようにすると、薬剤管理ラベルの幅が全体にわたって同じであることから、摘みの幅が広く、破断しにくいうえ、そのはがし操作時に同じ力ではがすことができる。
再貼付可能な薬剤管理ラベルを請求項6に示したように、方形と半円形とを連結したいわゆるドーム形状に形成し、その方形側端部を摘み片に形成した場合には、保護蓋上面に充分に貼着面積を確保することができるうえに、充分な摘み代を確保することができることになり、摘み片となる部分を保護蓋の外周面から突出させたとしても製造上の影響を最小限に抑えることができる。
請求項7に示した本第7発明のように、保護蓋の天面に貼着する再貼付可能な薬剤管理ラベルが個々に分離可能なラベル体である場合、剥離後の薬剤収容容器にもラベル片を残し、薬剤情報を表記することが可能になる。
請求項8に示した本第8発明のように、保護蓋の天面に貼着する再貼付可能な薬剤管理ラベルが個々に分離可能なラベル体を複数枚積層したものである場合には、薬剤収容容器から注射器への薬剤の一次移送時だけでなく、注射器から輸液バッグ等へ薬剤の二次移送時にも、薬液情報を表示した薬剤管理ラベルを貼付することができる。
請求項10に示した本第10発明のように、保護蓋の上面に再貼付可能な構成で貼着している薬剤情報を表記した薬剤管理ラベルに、剥離使用したことが分かるタンパプルーフ機能を持たせた場合には、いたずらや改竄の惧れがあることを容易に知ることができるから、誤投与につながるリスクを確実に除去することができる。
請求項12に示した本第12発明のように、薬剤管理ラベルの裏面に部分糊加工(いわゆる糊ころし)部分を形成したものでは、剥離操作時の摘み代を大きく取ることが可能となり、使用性を向上させることができる。
図は、本発明の一実施形態を示し、図1は全体斜視図、図2はその平面図である。
図中符号(1)は薬剤収容容器としてのバイアル容器の容器本体であり、この容器本体(1)の口部に嵌着固定した固定蓋(2)及びこの固定蓋(2)に嵌着した保護蓋(3)とで構成したキャップ(4)と、この保護蓋(3)の天面(5)に剥離可能に貼着されている再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)とで構成してある。
図に示す薬剤管理ラベル(6)は、摘み片(6a)を有しており、上面には、薬剤名や容量、用法などの薬剤情報(7)が表記してあり、摘み片(6a)の構成部分を除く個所の下面には、剥離可能な粘着剤等が塗布されるとともに、摘み片(6a)の構成部分の下面は非粘着状態として、図3に示すように剥離時に摘んで捲ることで、保護蓋(3)の天面(5)から剥離できる状態に貼着してある。
図4は、再貼付可能な薬剤管理ラベルの変形例を示すもので、外観形状を略涙形とし、その小径部分(6a)をキャップ(4)の外周縁部分から外側に突出させて、摘み片とすることで摘み易くし、剥離時の作業性を向上している。摘み片(6a)の構成部分を除く個所の下面には、剥離可能な粘着剤が塗布されるとともに、摘み片(6a)の構成部分の下面は非粘着状態として、図5に示すように、摘み片(6a)を摘んで捲ることで、保護蓋(3)の天面(5)から比較的容易に剥離できる状態に貼着してある。
図6は、再貼付可能な薬剤管理ラベルの変形例を示すもので、薬剤管理ラベル(6)を全体として、長円乃至小判形に形成し、その一端部をキャップ(4)の外周縁部分から外側に突出させて摘み片(6a)としたものである。この薬剤管理ラベル(6)の摘み片(6a)の構成部分を除く個所の下面に剥離可能な粘着剤を塗布するとともに、摘み片(6a)の構成部分の下面は非粘着状態としてある。
このように、薬剤管理ラベル(6)に形成した摘み片(6a)をキャップ(4)の外周縁部分から外側に突出させる場合、その摘み片(6a)の突出先端部分を薬剤収容容器本体(1)の胴部外周で想定される仮想円筒の外側まで突出させておくと、薬剤収容容器が転倒した場合に薬剤収容容器が転動することを防止することができることになる。
図7は、再貼付可能な薬剤管理ラベルの別の実施形態を示すもので、保護蓋(3)の天面に略円形の薬剤管理ラベル(6)が剥離可能な状態で貼着してある。この場合、薬剤管理ラベル(6)の上面に薬剤名や容量、用法などの薬剤情報(7)を表記するとともに、保護蓋(3)の天面に前記薬剤情報や、その情報の一部あるいは、使用済みであることを示す記号や文字を表記しておいてもよい。
図8は、再貼付可能な薬剤管理ラベルのさらに別の実施形態を示すもので、保護蓋(4)の天面に貼着するラベル(6)を上下2層の積層タイプのもので構成し、各層ラベルの上面に薬剤名や容量、用法などの薬剤情報(7)をそれぞれ表記し、下層ラベル(6B)を保護蓋(3)の天面に剥離不能に貼着するとともに、該下層ラベル(6B)の上面に上層ラベル(6U)を剥離可能な状態で貼着して、再貼付可能ラベルとしたものである。
この積層タイプの薬剤管理ラベルの場合、図9に示すように3層構造とし、各層ラベルの上面に薬剤名や容量、用法などの薬剤情報(7)をそれぞれ表記し、最下層のラベルを保護蓋(3)の天面に剥離不能に貼着するともに、中間層ラベル及び上層ラベルをそれぞれ剥離可能な状態でその下側のラベルに貼着して再貼付可能ラベルとし、バイアル容器等の薬剤収容容器内の薬剤を注射器に移送した後、輸液バッグにさらに移送するような場合に、移送後の注射器や輸液バッグにそれぞれ貼着するようにしてもよい。
保護蓋(3)の天面にラベル(6)を剥離不能に貼着する場合、その貼着は強粘着剤を使用して、確実に貼着固定するようにしている。また、保護蓋(3)の天面に貼着したラベル(6)の表面に剥離ニスを塗布して、ラベル間の剥離を容易にできるようにしてもよい。
また、2層以上で構成した積層タイプの薬剤管理ラベルを使用する際、保護蓋(3)の天面に貼着する下層ラベルも剥離可能とし、保護蓋(3)の天面に前記薬剤情報(7)や、その情報の一部あるいは、使用済みであることを示す記号や文字を表記しておいてもよい。
図10は、再貼付可能な薬剤管理ラベルのさらに別の実施形態を示すもので、これは薬剤管理ラベル(6)の一部に分離可能なように破断線を施し、その破断線で区画される小片部分(6L)を剥離不能な状態で保護蓋の天面に貼着するとともに、薬剤管理ラベル(6)の破断線で区画される残りの大部分の裏面を剥離可能な状態で保護蓋(3)の天面に貼着したもので、この剥離可能に構成した破断線で区画された部分が再貼付可能な薬剤管理ラベルとなり、薬剤収容容器内の薬剤を注射器に移送する際での、薬剤管理ラベル(6)の剥離操作時に小片部分(6L)を保護蓋(3)の天面に残置させられるようにしたものである。
この分離可能な薬剤管理ラベル(6)の場合、図11のように2層構造とし、なおかつ上層に剥離可能な粘着剤等を塗布するとともに、破断線を施し、下層は剥離不能に貼着することで、上層の剥離作業時にラベル間の剥離を容易にすることができる。
さらに、この分離可能な薬剤管理ラベル(6)に多層構造を組み合わせることで、複数箇所への再貼付機能を具備することが可能となる。
図7から図10までに記載した実施態様において、薬剤管理ラベル(6)の一部周縁部分を非粘着状態に形成して、剥離操作時の指掛りとなる摘み片を形成しておいてもよい。
図12は、再貼付可能な薬剤管理ラベルの別の実施形態を示し、これは保護蓋(3)の天面を覆う部分から耳片(6C)を延出し、この耳片(6C)を薬剤収容容器の容器本体(1)での固定蓋(2)の周面部分に貼着したものである。そして、再貼付可能ラベルの注射器等への貼り直し操作時に、容器本体から外した耳片部分を摘み片として剥離操作時の手掛りにして全体を剥離するようにしてある。
図13は、再貼付可能な薬剤管理ラベルの変形例を示し、これは保護蓋(3)の天面を覆う部分から耳片(6C)を延出し、この耳片(6C)を薬剤収容容器の容器本体(1)での口部に剥離不能に貼着したものである。この実施形態のものでは、保護蓋(3)の開封操作時に再貼付可能ラベルの耳片(6C)を破断の先端部分をバイアル容器側に残置させるようにしてある。
なお、図10や図11あるいは図13に示した実施形態のように、再貼付可能な薬剤管理ラベルの一部をバイアル容器や蓋側に残置するようにした場合、既操作されたことが確認できるから、いわゆるタンパプルーフとして作用することになる。
図14及び図15は、再貼付可能な薬剤管理ラベルの変形例を示すもので、外観形状を方形と半円形とを連結したいわゆるドーム形状に形成し、その方形側での隅角部分(6a)をキャップ(4)の外周縁部分から外側に突出させて、摘み片とすることで摘み易くし、剥離時の作業性を向上している。そして、この実施形態においては、再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)の裏面側に、図15に示すように、部分糊加工(いわゆる糊ころし)部分(8)が設けてあり、この部分糊加工(いわゆる糊ころし)部分(8)を除く個所(9)に剥離可能な粘着剤が塗布されている。
図16A及び図16Bは部分糊加工部分の形成状態を示しており、図16Aに示すものは、摘み片(6a)となる方形側隅角部を含む一定幅の略コ字形に部分糊加工部分(8)を形成したものであり、図16Bに示すものは、摘み片(6a)となる方形側隅角部部分にのみ部分糊加工部分(8)を形成したものである。
上述の各実施例において、再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)を剥離時にその一部が転写、あるいは変形する素材で形成することで、剥離後、薬剤管理ラベル及びキャップに何らかの作業を行ったことの痕跡が残るようになり、タンパプルーフとして機能させることができる。
また、再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)を圧力に反応して変色する素材で形成し、ラベル剥離時の薬剤管理ラベルの反りかえり変形などのラベル本体に作用する圧力変化で薬剤管理ラベルを変色可能に構成すると、薬剤管理ラベルに何らかの作業を行ったことが分かるからタンパプルーフとして機能させることができる。
このように、薬剤情報を表記した薬剤管理ラベルを再貼付可能に貼着した薬剤収容容器では、薬剤を収容している容器内に注射器等を使用して溶解液を注入して溶解後、あるいは液体の状態で薬剤が収容されている場合は直接、注射器に移し替えることになるが、この注射器への移し替え時に、薬剤情報を表記したラベルを薬剤収容容器から剥がして注射器に貼り直すことになるが、注射器に薬剤収容容器内の薬剤を移送後に薬剤情報を表記したラベルを注射器側に張り替えるようにすると、再貼付可能なラベルを薬剤収容容器の胴部周面に貼り付いたものでは、ラベルを剥がす際に注射器の先端から滴下する薬液でラベルを汚損することがあるが、薬剤情報を表記したラベルが保護蓋の天面に貼着されている上記各実施形態にあっては、薬剤収容容器の開封時に保護蓋を外すことで、ラベルが容器本体から離れるので、注射器への薬液移送前にラベルを注射器に再貼付する場合は勿論、注射器への薬液移送後にラベルを注射器に再貼付する場合でも、ラベルを薬液で汚損することがなくなる。
本発明の一実施形態を示す全体斜視図である。 図1に示す実施形態の平面図である。 図1に示す実施形態の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの変形例を示す図2に対応する図である。 図4に示す実施形態の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの変形例を示す図2に対応する図である。 薬剤管理ラベルの別の実施形態の一例の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの別の実施形態の一例の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの別の実施形態の一例の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの別の実施形態の一例の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの別の実施形態の一例の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの別の実施形態の一例の使用状態を示す斜視図である。 薬剤管理ラベルの別の実施形態の一例の使用状態を示す斜視図である。 別の実施形態での要部斜視図である。 図14に示す薬剤管理ラベルの図2に対応する図である。 部分糊加工部分と粘着材塗布部分とを示す図である。
符号の説明
1…容器本体、2…固定蓋、3…保護蓋、4…キャップ、5…キャップの天面、6…薬剤管理ラベル(6U…上層ラベル、6B…下層ラベル、6L…小片部分、6C…耳片)、6a…摘み片、7…薬剤情報、8…部分糊加工部分、9…粘着剤塗布部分。

Claims (12)

  1. 内部に薬剤を収容しているバイアル容器等の薬剤収容容器(1)の開口部に固定蓋(2)と保護蓋(3)とからなるキャップ(4)を装着し、保護蓋(3)の天面(5)に、薬剤情報(7)を表記した薬剤管理ラベル(6)を再貼付可能に貼着してある薬剤収容容器。
  2. 再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)の少なくとも一部に摘み片(6a)を形成する請求項1に記載の薬剤収容容器。
  3. 再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)に形成した摘み片(6a)がキャップ(4)の外周面から突出している請求項2に記載の薬剤収容容器。
  4. 再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)が涙形をしており、その小径部分を摘み片(6a)に形成してある請求項2または3のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  5. 再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)が小判形をしており、その一端部を摘み片(6a)に形成してある請求項2または3のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  6. 再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)が方形と半円形とを連結した形状をしており、方形側端部を摘み片(6a)に形成してある請求項2または3のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  7. 薬剤管理ラベルが分離可能な構成であり、一部に再貼付可能なラベル体を具備したものである請求項1〜6のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  8. 再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)が個々に分離可能なラベル体を複数枚積層したものである請求項1〜7のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  9. 保護蓋(3)の天面(5)にも、薬剤情報(7)が表記してある請求項1〜8のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  10. 保護蓋(3)の天面(5)に再貼付可能な状態で貼着されている薬剤管理ラベル(6)に剥離使用したことが分かるタンパプルーフ機能を持たせてある請求項1〜9のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  11. 薬剤管理ラベル(6)に破断個所を形成し、薬剤管理ラベル(6)の取り外し時に再貼付可能な薬剤管理ラベル(6)の一部がキャップ(4)あるいは薬剤収容容器本体(1)に残置されるように構成してある請求項1〜10のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。
  12. 薬剤管理ラベル(6)の裏面に部分糊加工を施してある請求項1〜11のいずれか1項に記載の薬剤収容容器。

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