JP2008119050A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実質的に縦長の吸収性本体2と、吸収性本体2における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ3,3とを有する吸収性物品であって、後方フラップ3は、フラップ表面シート31、フラップ裏面シート32及びこれらの間に介在するフラップ吸収体33を備えており、フラップ吸収体33は、繊維材料からなるシートで構成され、散点状に分散配置された液保持部と該液保持部を囲繞し且つ該フラップ吸収体33の全域に亘って連続して延びる液拡散部とを有している。
【選択図】図2
Description
また、後方フラップを有する生理用ナプキンにおいて、後方フラップに吸収体(以下「フラップ吸収体」という)を配し、吸収性本体から溢れた体液を後方フラップにおいて吸収できるようにして、生理用ナプキン全体としての防漏性を向上させる技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
本実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキン1であり、図1〜図3に示すように、実質的に縦長の吸収性本体2と、吸収性本体2における少なくとも後方部Bの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ3,3と、吸収性本体2における前方部Aの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部4,4とを有している。
このように、吸収性本体2は、本体表面シート21、本体吸収体23及び本体裏面シート22の順で積層した積層体からなる。
また、フラップ吸収体33が繊維シートで構成されているため、フラップ吸収体33を薄くすることができ、延いては後方フラップ3の厚みを薄くすることができるため、身体へのフィット性や動きへの追従性に優れる。また、フラップ吸収体33が、多数の開孔部33aを有していることから、後方フラップ3の可撓性をさらに高めることができる。
一つの開孔部33aの面積は、好ましくは0.5〜50mm2、更に好ましくは、フラップ吸収体33の坪量が50g/m2未満では1〜10mm2、フラップ吸収体33の坪量が50g/m2以上では5〜30mm2である。フラップ吸収体33の坪量が50g/m2未満の場合には、開孔部33aを囲繞する非開孔部33bの繊維密度は比較的低くなるため、非開孔部33bにおいても実質的な液の一時保持機能を発揮し、開孔面積が小さくても充分な液の保持機能を有する。また、フラップ吸収体33の坪量が50g/m2未満の場合、開孔部33aは、該開孔部33aを分断する数本の繊維を有しやすくなるが、このような開孔部33aを分断する繊維の存在によっても、液が開孔部33aに導かれ易くなる。開孔部33aの形状は特に制限されず、円形、楕円形、多角形又はこれらの組み合わせの形状や各孔ごとに不定形な形状でもよい。開孔率は、好ましくは5〜40%、更に好ましくは10〜30%である。開孔率は、不織布をデジタルカメラ等で撮影して画像を取り込み、画像処理ソフトなどで面積を計算することで求められる。また、前述した開孔部33aを分断する繊維が存在する場合には、開孔部33aの配置パターン等を考慮し、該分断する繊維を除いて求めた面積を開孔部33aの面積として開孔率の測定をおこなう。
また、これらの繊維の太さに特に制限はないが、繊維シートの柔軟性や毛管力の点から、好ましくは0.05〜10dtex、更に好ましくは0.1〜7dtexである。
本実施形態においては、図2及び図3に示すように、本体表面シート21、一対のフラップ表面シート31,31及び一対のウイング表面シート41,41は、一つの一体表面シート11から形成されている。また、本体裏面シート22、一対のフラップ裏面シート32,32及び一対のウイング裏面シート42,42は、一つの一体裏面シート12から形成されている。
フラップ吸収体33が吸収性本体2に亘って延在し、本体吸収体23の一部と一体化していると好ましい理由は、次の通りである。フラップ吸収体33においては、体液は、本体吸収体23を介して間接的に又は直接的に、フラップ吸収体33における吸収性本体2近傍の領域に吸収される場合が多い。そのような場合においても、フラップ吸収体33と一体化している本体吸収体23の存在により、フラップ吸収体33における吸収性本体2近傍の領域に吸収された体液は、吸収ポイントから同心円状に徐々に拡散することができるため、後方フラップ3の周縁部から漏れ出しにくい。
また、一体裏面シート12は、一体吸収体13の下面全域を被覆している。一体裏面シート12の周縁部は、一体吸収体13の周縁部から延出している。
そして、集合体(23,13)の周縁部から延出している、一体表面シート11の周縁部と一体裏面シート12の周縁部とは、ヒートシール、ホットメルト接着剤等により接合されている。別の見方をすると、フラップ表面シート31とフラップ裏面シート32とは、フラップ吸収体33の周縁部の外方において接合されている。同様に、ウイング表面シート41とウイング裏面シート42とは、ウイング吸収体43の周縁部の外方において接合されている。
一体表面シート11(本体表面シート21、フラップ表面シート31、ウイング表面シート41)及び一体裏面シート12(本体裏面シート22、フラップ裏面シート32、ウイング裏面シート42)としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては、各種製法による不織布、樹脂フィルムに開孔を形成したもの、これらの積層体等を用いることができる。裏面シートとしては、透湿性を有するか又は有さない熱可塑性樹脂のフィルム、撥水性の不織布、これらの積層体等を用いることができる。
上層本体吸収体23aは、吸収性物品における吸収体として従来から用いられているものを特に制限なく用いることができる。上層本体吸収体23aは、嵩高で、液保持能が高いものが好ましい。
同様に、吸収性本体2の前方部Aから滲出した液や、吸収されずに流れる液を、ウイング部4で効果的に吸収できるため、前方部Aからの液漏れ防止性に優れる。
フラップ吸収体33を構成する繊維シートは、エンボス加工されたエアスルー不織布からなり、エンボス部により液拡散部7が形成されていると共に、非エンボス部により液保持部6が形成されている。
第2実施形態の生理用ナプキン1においても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
ウイング部4は設けなくてもよい。またウイング部4を設けた場合においても、ウイング部4にはウイング吸収体は設けなくてもよい。
本体吸収体23は、本実施形態においては上層本体吸収体23aと下層本体吸収体23bとの積層体から構成されていたが、単層構造であってもよい。
2 吸収性本体
21 本体表面シート
22 本体裏面シート
23 本体吸収体
23a 上層本体吸収体
23b 下層本体吸収体
3 後方フラップ
31 フラップ表面シート
32 フラップ裏面シート
33 フラップ吸収体
33a 開孔部
33b 非開孔部
33c 凹部
33d 凸部
4 ウイング部
41 ウイング表面シート
42 ウイング裏面シート
43 ウイング吸収体
5 圧縮シール線
6 液保持部
7 液拡散部
A 前方部
B 後方部
Claims (6)
- 実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有する吸収性物品であって、
前記後方フラップは、フラップ表面シート、フラップ裏面シート及びこれらの間に介在するフラップ吸収体を備えており、
前記フラップ吸収体は、繊維材料からなるシートで構成され、散点状に分散配置された液保持部と該液保持部を囲繞し且つ該フラップ吸収体の全域に亘って連続して延びる液拡散部とを有している吸収性物品。 - 前記液保持部は、前記シートの構成繊維を機械的により分けて形成された開孔部からなり、前記液拡散部は、より分けられた該繊維が密集して高密度化されて形成されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記フラップ吸収体は、多数の開孔部を有するスパンレース不織布からなり、該開孔部により前記液保持部が形成されていると共に、非開孔部により前記液拡散部が形成されている請求項2記載の吸収性物品。
- 前記液保持部は、前記液拡散部よりも低密度に形成されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記液拡散部は、前記シートの一部を圧搾することにより高密度化され形成されている請求項4記載の吸収性物品。
- 前記フラップ吸収体は、エンボス加工されたエアスルー不織布からなり、エンボス部により前記液拡散部が形成されていると共に、非エンボス部により前記液保持部が形成されている請求項5記載の吸収性物品。
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