JP2008119050A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラップ吸収体の厚みを薄くし、フラップ吸収体の液保持性を高くし、且つフラップ吸収体における液戻りを少なくすることができる、フラップ吸収体を備えた後方フラップを有する吸収性物品を提供すること。
【解決手段】実質的に縦長の吸収性本体2と、吸収性本体2における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ3,3とを有する吸収性物品であって、後方フラップ3は、フラップ表面シート31、フラップ裏面シート32及びこれらの間に介在するフラップ吸収体33を備えており、フラップ吸収体33は、繊維材料からなるシートで構成され、散点状に分散配置された液保持部と該液保持部を囲繞し且つ該フラップ吸収体33の全域に亘って連続して延びる液拡散部とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品には、吸収性本体と、該吸収性本体の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有するものがある。後方フラップとは、吸収性本体から延出した状態で折り返されることなくショーツ等の下着に装着されて用いられるもので、下着のクロッチ部の外面側に折り返されて用いられるウイング部とは異なるものである。
また、後方フラップを有する生理用ナプキンにおいて、後方フラップに吸収体(以下「フラップ吸収体」という)を配し、吸収性本体から溢れた体液を後方フラップにおいて吸収できるようにして、生理用ナプキン全体としての防漏性を向上させる技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2000−189459号公報
フラップ吸収体を備えた後方フラップを有する生理用ナプキンにおいては、フラップ吸収体の厚みが薄く、フラップ吸収体の液保持性が高く、フラップ吸収体における液戻り(一旦吸収した液が漏れ出すこと)が少ないことが望まれている。しかし、特許文献1記載の生理用ナプキンにおいては、これらの点を改善することについて十分に考慮されておらず、これらの点について更なる改善が望まれている。
従って、本発明の目的は、フラップ吸収体の厚みを薄くし、フラップ吸収体の液保持性を高くし、且つフラップ吸収体における液戻りを少なくすることができる、フラップ吸収体を備えた後方フラップを有する吸収性物品を提供することにある。
本発明は、実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有する吸収性物品であって、前記後方フラップは、フラップ表面シート、フラップ裏面シート及びこれらの間に介在するフラップ吸収体を備えており、前記フラップ吸収体は、繊維材料からなるシートで構成され、散点状に分散配置された液保持部と該液保持部を囲繞し且つ該フラップ吸収体の全域に亘って連続して延びる液拡散部とを有している吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、フラップ吸収体の厚みを薄くし、フラップ吸収体の液保持性を高くし、且つフラップ吸収体における液戻りを少なくすることができる。
以下、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキン1であり、図1〜図3に示すように、実質的に縦長の吸収性本体2と、吸収性本体2における少なくとも後方部Bの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ3,3と、吸収性本体2における前方部Aの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部4,4とを有している。
一般に、後方フラップ3を有する生理用ナプキン1は、夜間用の生理用ナプキンとして用いられる。夜間用の生理用ナプキンは、その着用時間が長時間に亘るため着用中に排泄される液の量も多くなり、多量の液を吸収し保持する高い吸収力及び保持力が必要とされる。そのため、後方フラップ3を有する生理用ナプキン1は、ある程度の大きさを有していることが好ましく、その長さは、好ましくは26cm以上であり、更に好ましくは30cm以上である。
本実施形態において、「前方部A」とは、使用時において着用者の前方側に位置する部分を意味し、具体的には、吸収性本体2の長手方向中央部よりも前側に位置する部分である。また、「後方部B」とは、使用時において着用者の後方側に位置する部分を意味し、具体的には、吸収性本体2の長手方向中央部よりも後側に位置する部分である。「少なくとも後方部B」とは、後方フラップ3の一部が前方部Aから延出している形態を含む意味である。
また、特に明記のない限り、「長手方向」とは、吸収性物品(吸収性本体2)の長手方向に沿う方向であり、「幅方向」とは、吸収性物品(吸収性本体2)の幅方向に沿う方向である。また、「上面」及び「下面」とは、それぞれ吸収性物品の展開状態における上面及び下面のことである。
吸収性本体2は、図2及び図3に示すように、液透過性の本体表面シート21、液保持性の本体吸収体23及び液不透過性又は撥水性の本体裏面シート22を備えている。本体表面シート21は、本体吸収体23の上面全域を被覆している。本体裏面シート22は、本体吸収体23の下面全域を被覆している。
このように、吸収性本体2は、本体表面シート21、本体吸収体23及び本体裏面シート22の順で積層した積層体からなる。
本体吸収体23は、上層本体吸収体23aと下層本体吸収体23bとの積層体からなる。上層本体吸収体23aは、平面視で下層本体吸収体23bよりも長さ及び幅が短くなっている。また、上層本体吸収体23aは、下層本体吸収体23bとは接合されていない。上層本体吸収体23aは、下層本体吸収体23bにおける長手方向及び幅方向の中央寄りに位置しており、延いては吸収性本体2における長手方向及び幅方向の中央寄りに位置している。即ち、上層本体吸収体23aは、吸収性本体2における排泄部と当接する部位において下層本体吸収体23bよりも幅狭な中高領域を形成している。このように排泄部近傍において中高領域が形成されその周囲に溝が設けられているため、本実施形態においては、生理用ナプキン1の装着時に装着者の股下部の前後方向の曲線形状にフィットし易くなり、後方フラップ3による防漏効果が向上する。
上層本体吸収体23aの周囲には、図1に示すように、本体表面シート21と下層本体吸収体23bとが一体的に圧密化されて形成された中央溝D1が設けられている。中央溝D1は、高い圧搾により深く凹んだ部分と低い圧搾により浅く凹んだ部分とからなる段構造を有している。中央溝D1が上層本体吸収体23aを包囲するように設けられていることによって、上層本体吸収体23aの型崩れ防止、ヨレ防止及び液拡散防止の各効果が奏される。尚、中央溝D1は、上層本体吸収体23aの全周に亘って設けられていることが好ましいが、上層本体吸収体23aの周囲を部分的に包囲するように、例えば、幅方向両側部のみに沿うように設けられていてもよい。
吸収性本体2の前方部A及び後方部Bにおいては、本体表面シート21と下層本体吸収体23bとが一体的に圧密化されて形成された前方溝D2及び後方溝D3が設けられている。前方溝D2は、吸収性本体2の前端に向かって凸に湾曲した略半円弧状であり、後方溝D3は、吸収性本体2の後端に向かって凸に湾曲した略半円弧状である。前方溝D2及び後方溝D3は、中央溝D1の外側に設けられており、前方溝D2の後端及び後方溝D3の前端が連結されて閉じた環を形成している。また、前方溝D2と後方溝D3との連結部分は、中央溝D1の長手方向に延びる部分とも連結している。
次に本実施形態の生理用ナプキン1における後方フラップ3について説明する。後方フラップ3は、図1に示すように、吸収性本体2から延出した状態で折り返されることなくショーツ等の下着の内面に装着されて用いられるものである。ただし、後方フラップ3は、生理用ナプキンの個装形態等においてコンパクトにするために吸収性本体2の上面側又は下面側に折り返してもよい。本実施形態における後方フラップ3は、後方部Bに配されており、前方部Aから後方部Bに向けて幅が拡がる形状を有している。
後方フラップ3は、図4に示すように、生理用ナプキン1の肌当接面側に位置するフラップ表面シート31、非肌当接面側に位置するフラップ裏面シート32及びこれらの間に介在するフラップ吸収体33を備えている。フラップ表面シート31は、フラップ吸収体33の上面全域を被覆しており、フラップ裏面シート32は、フラップ吸収体33の下面全域を被覆している。フラップ吸収体33は、平面視で、後方フラップ3を一回り小さくした形状を有している。
フラップ吸収体33は、繊維材料からなるシート(以下繊維シートともいう)で構成され、図5に示すように、散点状に分散配置された液保持部6と該液保持部を囲繞し且つ該フラップ吸収体33の全域に亘って連続して延びる液拡散部7とを有している。
本実施形態においては、液保持部6は、繊維シートの構成繊維を機械的により分けて形成された開孔部33aからなり、液拡散部7は、より分けられた該繊維が密集して高密度化されて形成された非開孔部33bからなる。
例えば、繊維シートは多数の開孔部33aを有するスパンレース不織布からなり、該開孔部33aにより液保持部6が形成されていると共に、非開孔部33bにより液拡散部7が形成されている。即ち、図4に示すように、スパンレース不織布に設けられた開孔部33aにおいては、フラップ表面シート31とフラップ裏面シート32との間に空間が形成され、該空間が一時的に液を保持する液保持部6として機能している。
本実施形態の生理用ナプキン1によれば、吸収性本体2の表面を伝って後方フラップ3に流れ出した液は、フラップ表面シート31とフラップ吸収体33とが接している非開孔部33bにおいてフラップ表面シート31からフラップ吸収体33へと導かれるが、開孔部33aを取り囲む非開孔部33bは、その構成繊維が密集して高密度化されているので、非開孔部33bにおける液の拡散速度が、非開孔部33bに液が導かれる速度よりも遅い場合や、一度に許容可能な量以上の液が導かれた場合には、過剰に導かれた液は、フラップ吸収体33に設けられた一時的な液保持部6である開孔部33aに一旦保持される。開孔部33aに一旦保持された液は、非開孔部33bにおいて拡散が充分おこなわれた時点で、徐々に非開孔部33bの構成繊維間に働く毛管力によって、開孔部33aから非開孔部33bに引き込まれ、連続して延びる非開孔部33bを伝ってフラップ吸収体33の全域に効果的に拡散する。従って、該開孔部33aにおいては、再び液保持が可能となり、一定時間経過後、再度同じ部分に液が流れ出た場合でも再び液を保持することができ、フラップ吸収体33の液保持性が向上する。
また、液拡散部7として機能する非開孔部33bが、フラップ吸収体33の全域に亘って連続して延びているため、液が局部的に入ってきた場合にも液を広く拡散させることができ、フラップ吸収体33における液戻りを少なくすることができる。
また、フラップ吸収体33が繊維シートで構成されているため、フラップ吸収体33を薄くすることができ、延いては後方フラップ3の厚みを薄くすることができるため、身体へのフィット性や動きへの追従性に優れる。また、フラップ吸収体33が、多数の開孔部33aを有していることから、後方フラップ3の可撓性をさらに高めることができる。
後方フラップ3の(片側の)幅(生理用ナプキンの幅方向に沿う幅)は、1cm以上、好ましくは3cm以上である。後方フラップ3の幅は、個装形態から生理用ナプキンを取り出す際の取り扱い易さや生理用ナプキンの装着し易さの観点から、吸収性本体2の幅よりも短い方が好ましい。
フラップ吸収体33の坪量は、好ましくは20〜150g/m2、更に好ましくは30〜80g/m2である。また、その厚みは、好ましくは0.05〜5mm、更に好ましくは1〜3mmである。
一つの開孔部33aの面積は、好ましくは0.5〜50mm2、更に好ましくは、フラップ吸収体33の坪量が50g/m2未満では1〜10mm2、フラップ吸収体33の坪量が50g/m2以上では5〜30mm2である。フラップ吸収体33の坪量が50g/m2未満の場合には、開孔部33aを囲繞する非開孔部33bの繊維密度は比較的低くなるため、非開孔部33bにおいても実質的な液の一時保持機能を発揮し、開孔面積が小さくても充分な液の保持機能を有する。また、フラップ吸収体33の坪量が50g/m2未満の場合、開孔部33aは、該開孔部33aを分断する数本の繊維を有しやすくなるが、このような開孔部33aを分断する繊維の存在によっても、液が開孔部33aに導かれ易くなる。開孔部33aの形状は特に制限されず、円形、楕円形、多角形又はこれらの組み合わせの形状や各孔ごとに不定形な形状でもよい。開孔率は、好ましくは5〜40%、更に好ましくは10〜30%である。開孔率は、不織布をデジタルカメラ等で撮影して画像を取り込み、画像処理ソフトなどで面積を計算することで求められる。また、前述した開孔部33aを分断する繊維が存在する場合には、開孔部33aの配置パターン等を考慮し、該分断する繊維を除いて求めた面積を開孔部33aの面積として開孔率の測定をおこなう。
多数の開孔部33aを有するスパンレース不織布は、例えば、ウエブを水流交絡させる際に、該ウエブを搬送するための透水性コンベアとして、多数の凹凸を有するものを用いることで製造できる。
繊維シートであるスパンレース不織布の構成繊維としては、ポリエチレンテレフタラート(PET)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維等の疎水性の単繊維からなるステープル、PP/ポリエチレングリコール(PEG)、PET/PEG等の分割繊維、レーヨンやキュプラ等の再生セルロース繊維、シルクやコットン等の天然繊維等を挙げることができる。本実施形態においては、液の拡散性を高める観点から、レーヨン繊維とPET繊維の混合やPEGを用いた分割繊維が好ましい。
また、これらの繊維の太さに特に制限はないが、繊維シートの柔軟性や毛管力の点から、好ましくは0.05〜10dtex、更に好ましくは0.1〜7dtexである。
ウイング部4は、下着のクロッチ部の外面側に折り返されて用いられるもので、その位置、平面視形状等が異なる以外は、後方フラップ3と同様の構成を有している。本実施形態におけるウイング部4は、図1に示すように、下底(上底よりも長い辺)が吸収性本体2の側部側に位置する略台形形状を有している。
吸収性本体2、後方フラップ3及びウイング部4を構成する前記各部材は、複数の部材を一体的に構成することもできるが、それぞれ別体で構成してもよい。
本実施形態においては、図2及び図3に示すように、本体表面シート21、一対のフラップ表面シート31,31及び一対のウイング表面シート41,41は、一つの一体表面シート11から形成されている。また、本体裏面シート22、一対のフラップ裏面シート32,32及び一対のウイング裏面シート42,42は、一つの一体裏面シート12から形成されている。
また、下層本体吸収体23b、一対のフラップ吸収体33,33及び一対のウイング吸収体43,43は、一つの一体吸収体13から形成され、一体化している(直接的な一体化)。尚、上層本体吸収体23aと一体吸収体13とは、別体となっている。一体吸収体13は、それぞれ別体の下層本体吸収体23b、フラップ吸収体33及びウイング吸収体43を、一部重ね合わせることにより形成することもできる(間接的な一体化)。
別の見方をすると、フラップ吸収体33及びウイング吸収体43は、吸収性本体2に亘って延在し、本体吸収体23の一部(下層本体吸収体23b)と直接的あるいは間接的に一体化している。
フラップ吸収体33が吸収性本体2に亘って延在し、本体吸収体23の一部と一体化していると好ましい理由は、次の通りである。フラップ吸収体33においては、体液は、本体吸収体23を介して間接的に又は直接的に、フラップ吸収体33における吸収性本体2近傍の領域に吸収される場合が多い。そのような場合においても、フラップ吸収体33と一体化している本体吸収体23の存在により、フラップ吸収体33における吸収性本体2近傍の領域に吸収された体液は、吸収ポイントから同心円状に徐々に拡散することができるため、後方フラップ3の周縁部から漏れ出しにくい。
尚、フラップ吸収体33と本体吸収体23とが一体化されておらず、それぞれ独立(分離)している場合には、フラップ吸収体33が吸収性本体2による液の拡散の影響を受けにくい。
一体表面シート11は、本体吸収体23及び一体吸収体13の集合体(23,13)の上面全域を被覆している。一体表面シート11の周縁部は、集合体(23,13)の周縁部から延出している。
また、一体裏面シート12は、一体吸収体13の下面全域を被覆している。一体裏面シート12の周縁部は、一体吸収体13の周縁部から延出している。
そして、集合体(23,13)の周縁部から延出している、一体表面シート11の周縁部と一体裏面シート12の周縁部とは、ヒートシール、ホットメルト接着剤等により接合されている。別の見方をすると、フラップ表面シート31とフラップ裏面シート32とは、フラップ吸収体33の周縁部の外方において接合されている。同様に、ウイング表面シート41とウイング裏面シート42とは、ウイング吸収体43の周縁部の外方において接合されている。
吸収性本体2と後方フラップ3との境界においては、図1及び図2に示すように、一体表面シート11と一体吸収体13とを圧縮接合する一対の圧縮シール線5,5が長手方向に延びるように設けられている。このように圧縮シール線5を設けることによって、圧縮シール線5がその幅方向内方において一体吸収体13の一部(下層本体吸収体23b)へ液を導く導液効果を有するため、圧縮シール線5の幅方向外方、即ち後方フラップ3において液拡散防止効果を有する。また、圧縮シール線5の設けられている後方部Bにおいて可撓性が向上し、後方部Bにおける液漏れ防止効果が得られる。尚、圧縮シール線5の幅方向外方において、一体表面シート11の一部(フラップ表面シート31)と一体吸収体13の一部(フラップ吸収体33)とが接着剤等により接合されていない場合には、後方フラップ3のフィット性が増すと共に、液拡散防止効果が向上する。
後方フラップ3において、フラップ裏面シート32はフラップ吸収体33に接合されている。この接合には、例えばホットメルト接着剤が用いられる。接着剤の塗工形状は、特に制限されず、例えば、面状(いわゆるべた塗り)、スパイラル状、長手方向又は幅方向に延びるストライプ状、Ω状、ドット状である。
吸収性本体2において、本体裏面シート22は本体吸収体23に接合されている。この接合には、例えばホットメルト接着剤が用いられる。接着剤の塗工形状は、特に制限されず、例えば、面状(いわゆるべた塗り)、スパイラル状、長手方向又は幅方向に延びるストライプ状、Ω状、ドット状である。本実施形態においては、本体裏面シート22と本体吸収体23とは、本体裏面シート22に塗工された接着剤により非連続的に接合されている。
吸収性本体2、後方フラップ3及びウイング部4の下面には、即ち、一体裏面シート12の下面の所定位置には、ズレ止め材として、それぞれ本体粘着部、フラップ粘着部及びウイング粘着部(何れも図示せず)が設けられている。
生理用ナプキン1の各部の形成材料について説明する。
一体表面シート11(本体表面シート21、フラップ表面シート31、ウイング表面シート41)及び一体裏面シート12(本体裏面シート22、フラップ裏面シート32、ウイング裏面シート42)としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては、各種製法による不織布、樹脂フィルムに開孔を形成したもの、これらの積層体等を用いることができる。裏面シートとしては、透湿性を有するか又は有さない熱可塑性樹脂のフィルム、撥水性の不織布、これらの積層体等を用いることができる。
上層本体吸収体23aは、吸収性物品における吸収体として従来から用いられているものを特に制限なく用いることができる。上層本体吸収体23aは、嵩高で、液保持能が高いものが好ましい。
本実施形態の生理用ナプキン1は、吸収性本体2をショーツのクロッチ部の内面に配設すると共に、後方フラップ3を折り返すことなくショーツの内面に配設し、ウイング部4をクロッチ部の外面側に折り返して、吸収性本体2、後方フラップ3及びウイング部4をそれぞれ本体粘着部、フラップ粘着部及びウイング粘着部によりショーツの内面又は外面に止着することにより、位置ズレを防止しながら装着することができる。
そして、本実施形態の生理用ナプキン1においては、吸収性本体2の後方部Bから滲出した液や、吸収されずに流れる液を、後方フラップ3で効果的に吸収できるため、後方部Bからの液漏れ防止性に優れる。
同様に、吸収性本体2の前方部Aから滲出した液や、吸収されずに流れる液を、ウイング部4で効果的に吸収できるため、前方部Aからの液漏れ防止性に優れる。
次に、本発明の吸収性物品の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、上述した第1実施形態と異なる点を主として説明し、同様の点は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
第2実施形態の生理用ナプキン1は、第1実施形態に比してフラップ吸収体3の液保持部6が液拡散部7よりも低密度に形成されており、該液拡散部7は、フラップ吸収体33を構成する繊維シートの一部を圧搾することにより高密度化されている点が主として異なる。
フラップ吸収体33を構成する繊維シートは、エンボス加工されたエアスルー不織布からなり、エンボス部により液拡散部7が形成されていると共に、非エンボス部により液保持部6が形成されている。
更に詳述すると、第2実施形態においては、エアスルー不織布からなる繊維シートは、図6に示すように、上面(フラップ表面シート31側)から下面(フラップ裏面シート32側)に向けてエンボスされ、該エンボス部が凹陥して凹部33cを形成している。凹部33cは、図7に示すように、後方フラップ3の長手方向及び幅方向に連続して連なっており、凹部33cに囲まれた非エンボス部は凸部33dとなっている。凹部33cはエンボスにより圧搾され、非エンボス部である凸部33dよりも繊維が高密度化されている。第2実施形態においては、凸部33dは、ドット状に千鳥配置に設けられている。凸部33dの平面視における形状は、特に制限されず、円形、楕円形、多角形等又はこれらの組み合わせの形状でもよい。
このような構成を有するフラップ吸収体33においては、吸収性本体2の表面を伝って後方フラップ3に流れ出した液は、低密度部である凸部33dにおいて一旦保持される。その後、凸部33dを囲繞する高密度部である凹部33cにおいて構成繊維間の毛管力が働き、凸部33dに一旦保持された液を凹部33cに引き込み、フラップ吸収体33の全域に拡散させる。即ち、第2実施形態のフラップ吸収体33においては、低密度部である凸部33dが液保持部6として機能し、高密度部である凹部33cが液拡散部7として機能している。
第2実施形態におけるフラップ吸収体33の坪量は、好ましくは20〜100g/m2、更に好ましくは30〜80g/m2である。一つの凸部33dの平面視面積は、好ましくは1〜80mm2、更に好ましくは15〜50mm2である。フラップ吸収体33の平面視面積に占める凸部33dの平面視面積の比率は、好ましくは10〜60%、更に好ましくは20〜40%である。フラップ吸収体33の凸部33dにおける厚みは、排泄された液を十分に保持する観点から、好ましくは0.2〜2mm、更に好ましくは0.5〜1mmである。また、凹部33cにおける厚みは、好ましくは0.01〜0.3mm、更に好ましくは0.02〜0.1mmである。
フラップ吸収体33を構成する繊維シートとしては、嵩高く、エンボス加工により高密度部と低密度部とを制御しやすい点から、カード法により積繊されたエアスルー不織布を用いることが好ましいが、エアスルー不織布の他に、エアレイド法により積繊された不織布等を用いてもよい。
繊維シートを構成する繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)のようなポリエステル、ナイロンのようなポリアミド等の合成繊維、レーヨン及びキュプラ等の再生セルロース繊維、コットン等の天然繊維が挙げられる。第2実施形態においては、エンボス加工による高密度部と低密度部との制御を容易にする観点から、PE成分や変性PP成分のような熱融着性の良好な樹脂よりなる単繊維、それらの成分を有する複合繊維やバインダーを用いることが好ましい。
第2実施形態の生理用ナプキン1においても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
本発明の吸収性物品は、前述した形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、前記各実施形態の各構成は、適宜組み合わせることができる。
ウイング部4は設けなくてもよい。またウイング部4を設けた場合においても、ウイング部4にはウイング吸収体は設けなくてもよい。
上層本体吸収体23aは、本実施形態においては吸収性本体2の長手方向及び幅方向の中央寄りに設けられていたが、吸収性本体2の長手方向の後方まで延びていてもよい。更に、フラップ吸収体33と下層本体吸収体23bとを別体で形成し、フラップ吸収体33の幅方向内方部を、吸収性本体2の長手方向の後方まで延びた上層本体吸収体23aと下層本体吸収体23bとの間に介在配置することができる。フラップ吸収体33がこのように配置された場合には、上層本体吸収体23aにより形成された中高領域が安定的に維持され、着用者の股下部の後方に位置する臀部の隙間にフィットしやすくなる。
本体吸収体23は、本実施形態においては上層本体吸収体23aと下層本体吸収体23bとの積層体から構成されていたが、単層構造であってもよい。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンに制限されず、例えば、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッドにも適用することができる。本発明の吸収性物品が装着される下着は、ショーツに制限されない。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。 図2は、図1に示すII−II断面図である。 図3は、図1に示すIII−III断面図である。 図4は、図2における部分拡大図である。 図5は、フラップ吸収体を示す斜視図である。 図6は、本発明の吸収性物品の第2実施形態としての生理用ナプキンを示す断面図(図2対応図)である。 図7は、第2実施形態におけるフラップ吸収体を示す平面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 吸収性本体
21 本体表面シート
22 本体裏面シート
23 本体吸収体
23a 上層本体吸収体
23b 下層本体吸収体
3 後方フラップ
31 フラップ表面シート
32 フラップ裏面シート
33 フラップ吸収体
33a 開孔部
33b 非開孔部
33c 凹部
33d 凸部
4 ウイング部
41 ウイング表面シート
42 ウイング裏面シート
43 ウイング吸収体
5 圧縮シール線
6 液保持部
7 液拡散部
A 前方部
B 後方部

Claims (6)

  1. 実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有する吸収性物品であって、
    前記後方フラップは、フラップ表面シート、フラップ裏面シート及びこれらの間に介在するフラップ吸収体を備えており、
    前記フラップ吸収体は、繊維材料からなるシートで構成され、散点状に分散配置された液保持部と該液保持部を囲繞し且つ該フラップ吸収体の全域に亘って連続して延びる液拡散部とを有している吸収性物品。
  2. 前記液保持部は、前記シートの構成繊維を機械的により分けて形成された開孔部からなり、前記液拡散部は、より分けられた該繊維が密集して高密度化されて形成されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記フラップ吸収体は、多数の開孔部を有するスパンレース不織布からなり、該開孔部により前記液保持部が形成されていると共に、非開孔部により前記液拡散部が形成されている請求項2記載の吸収性物品。
  4. 前記液保持部は、前記液拡散部よりも低密度に形成されている請求項1記載の吸収性物品。
  5. 前記液拡散部は、前記シートの一部を圧搾することにより高密度化され形成されている請求項4記載の吸収性物品。
  6. 前記フラップ吸収体は、エンボス加工されたエアスルー不織布からなり、エンボス部により前記液拡散部が形成されていると共に、非エンボス部により前記液保持部が形成されている請求項5記載の吸収性物品。
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