JP2008119049A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体吸収層(21、23)及び本体防漏層22を備えた実質的に縦長の吸収性本体2と、吸収性本体2における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ3とを有する吸収性物品1であって、後方フラップ3は、フラップ表面シート31、フラップ裏面シート32及びこれらの間に介在するフラップ吸収体33を備えており、フラップ吸収体33は、複数の液保持性の吸収材単位から構成されており、複数の該吸収材単位は、フラップ表面シート31とフラップ裏面シート32との間において、液不透過性材料又は液難透過性材料から構成される隔離シートにより前記後方フラップ33の面方向に分離されている。
【選択図】図2
Description
また、後方フラップを有する生理用ナプキンにおいて、後方フラップに吸収体(以下「フラップ吸収体」という)を設け、吸収性本体から溢れた体液を後方フラップにおいて吸収できるようにして、生理用ナプキン全体としての防漏性を向上させる技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
本実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキン1であり、図1〜図3に示すように、本体吸収層(21,23)及び本体防漏層22を備えた実質的に縦長の吸収性本体2と、吸収性本体2における少なくとも後方部Bの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ3,3と、吸収性本体2における前方部Aの両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部4,4とを有している。
前記後方フラップ3は、図4に示すように、フラップ表面シート31、フラップ裏面シート32及びこれらの間に介在するフラップ吸収体33を備えており、前記フラップ吸収体33は、複数の液保持性の吸収材単位34から構成されている。複数の該吸収材単位34は、前記フラップ表面シート31と前記フラップ裏面シート32との間において、液不透過性材料又は液難透過性材料から構成される隔離シート(フラップ表面シート31)により前記後方フラップ3の面方向に分離されている。
このように、吸収性本体2は、本体表面シート21、本体吸収体23及び本体裏面シート22の順で積層した積層体からなる。
後方フラップ3を有する生理用ナプキン1の長さは、26cm以上、好ましくは30cm以上である。後方フラップ3の(片側の)幅(生理用ナプキンの幅方向に沿う幅)は、1cm以上、好ましくは3cm以上である。後方フラップ3の幅は、個装形態から生理用ナプキンを取り出す際の取り扱い易さや生理用ナプキンの装着しやすさの観点から、吸収性本体2の幅よりも短い方が好ましい。本実施形態における後方フラップ3は、後方部Bに配されており、前方部Aから後方部Bに向けて幅が拡がる形状を有している。
フラップ防漏層32は、液不透過性又は撥水性のフラップ裏面シート32からなる。フラップ裏面シート32は、フラップ吸収体33の下面全域を被覆している。
本実施形態においては、図2及び図3に示すように、本体表面シート21、一対のフラップ表面シート31,31及び一対のウイング表面シート41,41は、一つの一体表面シート11から形成されている。また、本体裏面シート22、一対のフラップ裏面シート32,32及び一対のウイング裏面シート42,42は、一つの一体裏面シート12から形成されている。
また、一体裏面シート12は、下層本体吸収体23b、一対のフラップ吸収体33,33及び一対のウイング吸収体43,43の集合体(23b,33,43)の下面全域を被覆している。一体裏面シート12の周縁部は、集合体(23b,33,43)の周縁部から延出している。
フラップ表面シート31は、図6に示すように、複数の頂部31bを有するように外面に向けて凸状に湾曲している。該頂部31bは、略直線的に連なって多列の畝部31eを形成している。隣接する畝部31eの畝間は凹状に湾曲した谷部31fとなっている。畝部31eと谷部31fとは平面部を有しないように交互に配列されている。各谷部31fには、所定の間隔を空けて多数の開孔(以下、突出開孔ともいう)31aがフラップ裏面シート32側に向けて突出するように設けられている。また、各畝部31eにおける頂部31b近傍には、図5に示すように、突出開孔31aよりも開孔面積が小さい微小開孔31gが多数設けられている。尚、図4及び図6においては微小開孔31gの図示は省略している。このように形成されている畝構造は、吸収性本体2の長手方向に対して0〜30°傾斜して延びている。このようなフラップ表面シート31によれば、図5に示すように、畝部31eにおいてフラップ表面シート31とフラップ裏面シート32とが離間し、フラップ表面シート31の下面において空間が形成される。
隣接する突出開孔31aの間の平面方向距離は、好ましくは0.5〜5mmである。隣接する3個の突出開孔31aによって囲まれる領域の面積は、吸収材単位34に液を保持しやすい点から、0.1〜10mm2であることが好ましい。
突出開孔31aの開孔面積は、突出開孔31aの安定維持性及び液の透過性の向上の点から、0.1〜10mm2であることが好ましく、0.2〜5mm2であることが更に好ましい。また、液の透過性を向上させる点から、フラップ表面シート31の開孔率は、、3〜30%であることが好ましく、5〜15%であることが更に好ましい。開孔率は、フラップ表面シート31をその上面(外面)側から下面(内面)側に投影した場合における突出開孔31aの開孔面積を、フラップ表面シート31の面積で除すことによって求められる。
本実施形態においては、フラップ裏面シート32とフラップ表面シート31とは、ドット状のヒートシール加工を施すことにより部分的に接合されている。
上層本体吸収体23a及び下層本体吸収体23bは、吸収性物品における吸収体として従来から用いられているものを特に制限なく用いることができる。上層本体吸収体23aは、嵩高で、液保持能が高いものが好ましい。
また、隔離シートは、フラップ表面シート31により構成されているため、後方フラップ3の厚みを薄くすることができる。
この凹状構造は、第2実施形態においては、図8及び図9に示すように、フラップ裏面シート32に、その内面から外面に向けて凹んだドット状のフラップ凹部6を千鳥配置で設けることにより形成されている。ドット状のフラップ凹部6の平面視形状に特に制限はなく、例えば、楕円形、矩形等でもよい。またフラップ凹部6は、図10に示すように、ハニカム状に設けてもよい。尚、フラップ裏面シート32の内面におけるフラップ凹部6以外の面を基面32aという。
フラップ裏面シート(フラップ防漏層)32のフラップ凹部6の深さは、好ましくは0.1〜5mm、更に好ましくは0.5〜2mmである。
また、溶融状態から製膜した樹脂フィルムを、フラップ凹部6の形状に対応した形状を有する突起が、所定の配置パターンで形成された雄ロールと雌ロールとの間に挿入し、型押しすることでも得られる。
第1実施形態においては、隔離シートを構成しているフラップ表面シート31は、畝構造を有していたが、フラップ表面シート31の形状は畝構造に限らない。例えば、フラップ表面シート31は、各頂部31bが連なっておらず突起状の凸部を多数有する構造であってもよい。この場合、突出開孔31aは、隣接する突起状の凸部の間に設けることが好ましく、吸収材単位34は、該突起状の凸部内に配されることが好ましい。
上層本体吸収体23aは、第1実施形態及び第2実施形態においては吸収性本体2の長手方向及び幅方向の中央寄りに設けられていたが、吸収性本体2の長手方向後方まで延びていてもよい。
本体吸収体23は、第1実施形態及び第2実施形態においては上層本体吸収体23aと下層本体吸収体23bとの積層体から構成されていたが、単層構造であってもよい。
本体吸収層は、本体表面シート21と本体吸収体23との積層体に制限されず、両者の機能を併有する一体的な部材から構成することができる。
2 吸収性本体
21 本体表面シート
22 本体裏面シート(本体防漏層)
23 本体吸収体
23a 上層本体吸収体
23b 下層本体吸収体
3 後方フラップ
31 フラップ表面シート
31a 開孔(突出開孔)
31b 頂部
31c フラップ裏面シートに当接する部位
31d 吸収材単位に向けて開いた部位
31e 畝部
31f 谷部
31g 微小開孔
32 フラップ裏面シート(フラップ防漏層)
33 フラップ吸収体
34 吸収材単位
4 ウイング部
41 ウイング表面シート
42 ウイング裏面シート
43 ウイング吸収体
5 圧縮シール線
6 フラップ凹部
A 前方部
B 後方部
Claims (5)
- 本体吸収層及び本体防漏層を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体における少なくとも後方部の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップとを有する吸収性物品であって、
前記後方フラップは、フラップ表面シート、フラップ裏面シート及びこれらの間に介在するフラップ吸収体を備えており、
前記フラップ吸収体は、複数の液保持性の吸収材単位から構成されており、複数の該吸収材単位は、前記フラップ表面シートと前記フラップ裏面シートとの間において、液不透過性材料又は液難透過性材料から構成される隔離シートにより前記後方フラップの面方向に分離されている吸収性物品。 - 前記隔離シートは、前記フラップ表面シートにより構成され、一方向に延びる複数の畝構造を形成しており、複数の該畝構造の各畝部内に前記吸収材単位がそれぞれ配されており、該畝構造の各谷部にそれぞれ多数の開孔が設けられている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記隔離シートは、前記畝構造における前記吸収材単位が配されている部分に、それぞれ多数の微小開孔を有している請求項2記載の吸収性物品。
- 前記隔離シートは、前記フラップ裏面シートを兼ねている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記フラップ裏面シートは、その内面から外面に向けて凹んだ複数のドット状のフラップ凹部を有しており、複数の該フラップ凹部内に前記吸収材単位がそれぞれ配されている請求項4記載の吸収性物品。
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