JP2008118581A - 電力増幅器及びその動作制御方法並びに送信機 - Google Patents

電力増幅器及びその動作制御方法並びに送信機 Download PDF

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Abstract

【課題】 並列合成している増幅器が故障した場合、電力増幅器としての出力電力の低下を最小限に抑圧する。
【解決手段】 並列接続されている増幅器5,6のうちの一つの増幅器5が故障した場合、RFスイッチ8及び10を用いて、増幅器6の出力をバイパス線路14を通して出力端子30に導く様に切換えて、合成器4のバイパスを行う。これにより、合成器4による損失をなくして、出力電力の低下をできるだけ少なくすることが可能になる。
【選択図】 図3

Description

本発明は電力増幅器及びその動作制御方法並びに送信機に関し、特に並列接続された増幅器を有する電力増幅器及びその動作制御方法並びに送信機に関するものである。
一般に、テレビジョン放送や通信などの送信機においては、高出力の電力増幅器が用いられるが、このような高出力の電力増幅器としては、図5に示すような電力増幅器50が知られている。図5において、入力端子29からの送信信号は、前段の増幅部100により増幅され、更に終段の増幅部200により増幅されて出力端子30から導出される。なお、20は終段の増幅部200の入力端子である。
この終段の増幅部200は、図6に示す如く、増幅器5,6を並列合成したものが知られている。すなわち、入力端子20からの入力信号は、電力分配器3により分配されて、並列接続された2つの増幅器5,6へそれぞれ供給される。これら増幅器5,6の増幅出力は、電力合成器4へ入力されて合成され、出力端子30へ導出されるようになっている。なお、抵抗7及び16は吸収抵抗を示している。
図7は図5に示した電力増幅器50を複数並列接続して構成した送信機90の構成例を示しており、エキサイタ40からのRF信号は分配器60により複数に分配されて、複数の電力増幅器50−1〜50−nの各々において増幅された後、合成器70により合成されて、送信機出力端子80へ出力されるようになっている。
この様な構成の電力増幅器50の場合、終段増幅部200の並列合成のための増幅器5,6のいずれかが故障により破損してしまうと、出力端子30で得られる出力電力は、定格出力の1/4となり、著しく出力が低下してしまう。その結果、送信機90の出力電力も大きく低下するという問題がある。
ここで、特許文献1を参照すると、並列合成用の増幅器の状態を監視していずれかが故障により切離されたとき、この切離された増幅器に対応する経路の電力分配/合成器に内蔵されている吸収抵抗を切離し、当該電力分配/合成器の電力損失の合計が最小となるように、この電力分配/合成器の入出力側に予め設けている複数のインピーダンス切換回路の内部インピーダンスを、それぞれ制御することによって、出力電力の低下を少なくする技術が開示されている。
特開2003−008452号公報
前述した特許文献1の技術では、電力分配/合成器の入出力側に、インピーダンス切換回路を設けることが必要であり、従って、回路構成が複雑化して、コスト的にも得策ではないという欠点がある。
本発明の目的は、極めて簡単な構成で、並列合成している増幅器が破損した場合の電力増幅部の出力低下を最小限に抑えるようにした電力増幅装置を提供することである。
本発明による電力増幅器は、並列接続された増幅器を有する電力増幅器であって、前記増幅器の一つの故障に応答して、前記増幅器の出力を合成する合成器をバイパスするバイパス手段を含むことを特徴とする。
そして、バイパス手段は、前記合成器をバイパスするためのバイパス線路と、前記増幅器の故障を検出する手段と、前記故障の検出に応答して、正常動作中の増幅器の出力を前記バイパス線路へ切換える手段とを有することを特徴とする。
本発明による電力増幅器の動作制御方法は、並列接続された増幅器を有する電力増幅器における動作制御方法であって、前記増幅器の一つの故障に応答して、前記増幅器の出力を合成する合成器をバイパスするバイパスステップを含むことを特徴とする。
そして、バイパスステップは、前記増幅器の故障を検出するステップと、前記故障の検出に応答して、正常動作中の増幅器の出力を前記合成器をバイパスするためのバイパス線路へ切換えるステップとを有することを特徴とする。
本発明による送信機は、前記電力増幅器を含むことを特徴とし、また前記電力増幅器が複数並列接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、電力増幅器の終段増幅部において並列合成している増幅器が故障により破損した場合に、この電力増幅器の出力電力を最小限の出力低下に抑えることができ、ひいては、この電力増幅器を複数並列合成する送信機の出力低下を抑えることができるという効果がある。
以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態を示す回路図であり、図5に示した電力増幅器50の終段増幅部200の構成を示している。なお、図1において、図6と同等部分には同一符号を付して示している。
図1を参照すると、分配器3は入力端子20、増幅器5、増幅器6及び吸収抵抗7に接続されている。増幅器5の出力はRFスイッチ9により線路12または線路15に接続を切換えることができるようになっている。また、増幅器6の出力も、同様に、RFスイッチ8により線路11または線路14に接続を切換えることができるようになっている。
線路14及び15は、それぞれ、RFスイッチ8及び9を切換える前の状態、すなわち線路11及び12に接続されている状態と、信号位相を同じに合わせるためのものである。従って、線路14の線路長は、線路11,13を足し合わせたものに等しく、また線路15の線路長は、線路12,13及びλ/4(λは信号波長)を足し合わせたものに等しくなっている。
線路11,12は合成器4の入力に接続されており、合成器4の出力は吸収抵抗16及び線路13に接続されている。RFスイッチ10は、線路13,14,15のいずれかを出力端子30へ接続するものである。そして、スイッチ8,9,10を制御するために、制御部400が設けられており、この制御部400は電流検出部300の出力により動作が制御されるようになっている。電流検出部300は増幅器5,6の電流値をモニタしており、この電流値に基づいて制御部400が増幅器5,6の故障を判断して、RFスイッチ8,9,10の切換え制御を行う。
図1に示した本発明の実施の形態の動作を、以下に説明する。増幅器5及び6が共に正常に動作している場合について、図2を参照して説明する。増幅器5及び6が正常の場合には、RFスイッチ9,8の各々は増幅器5,6の各出力を線路12,11へそれぞれ接続する状態になっており、RFスイッチ10は線路13を出力端子30へ接続する状態になっている。この状態において、電力増幅器50(図5参照)の終段増幅部200で、分配器3の入力端子20に、大きさがPin[dBm]で、位相が0[度]の電力が入力されると、出力端子30に至るまでのルートは、点線で示すルート253,263の2つのルートとなる。
ここで、増幅器5,6の各ゲインをG[dB]、分配及び合成による通常利得をそれぞれ−3[dB]及び+3[dB]とし、分配器3及び合成器4を結ぶ伝送線路で発生する位相差をK[度]とすると、ルート253を通過する電力は、大きさが(Pin+G)[dBm]、位相が−(K+90)[度]となる。同様に、ルート263を通過する電力は、大きさが(Pin+G)[dBm]、位相が−(90+K)[度]となる。従って、出力端子30に出力される電力は、ルート253とルート263とを通過する電力の和となり、(Pin+G)[dBm]、位相は−(90+K)[度]となる。
次に、増幅器5が破損した場合について、図3を参照して説明する。電力増幅器50の終段増幅部200において、増幅器5が破損すると、図1に示した電流検出部300がその破損を検出し、制御部400はRFスイッチ8及びRFスイッチ10を線路14側に切換えて、合成器4をバイパスするルート363が得られるようにする。この状態で、分配器3の入力端子20に、大きさがPin[dBm]で、位相が0[度]の電力が入力されるものとする。この電力は合成器4をバイパスするルート363を通って出力端子30に出力される。
このとき、増幅器5が故障しているので、分配器3及び合成器4のそれぞれにおいて電力損3[dB]が生じるが、合成器4はバイパスされているために、分配器3による分配損3[dB]のみが生じ、(Pin+G−3)[dBm]、位相が−(K+90)[度]の電力が出力端子30に得られることになる。
同様に、増幅器6が破損した場合には、図4に示すように、RFスイッチ9及びRFスイッチ10が線路15側に切換えられて、合成器4をバイパスするルート353が得られることになる。この状態で、大きさがPin[dBm]で、位相が0[度]の電力が入力端子20に入力されるとする。この場合にも、合成器4はバイパスされているので、分配器3による分配損3[dB]のみが生じ、(Pin+G−3)[dBm]、位相が−(K+90)[度]の電力が出力端子30に得られることになる。
この様に、電力増幅器の終段増幅部で並列合成している増幅器が破損した場合、破損していない増幅器の出力を、RFスイッチを用いて合成器4をバイパスするためのバイパス線路に切換えるようにすることにより、増幅器を並列合成している合成器4を通さないようにして、合成器4での電力損失をなくし、最小限の電力低下に抑えるものである。
なお、増幅器の故障時に、線路14や15を用いて合成器4をバイパスしない場合には、上述と同じ条件では、分配器3及び合成器4の両方で電力損3[dB]が発生するために、出力電力は(Pin+G−6)[dBm]となって、大幅な電力低下となる。
いま、ここで、定格出力P1 [W]の電力増幅器と、P2 [W]の電力増幅器とを2台並列合成するような送信機を考えたとき、その合成出力P0 [W]、及びダミー出力P4 [W]は、次式で算出される。
P0 =(P1 /2)1/2 +(P2 /2)1/2 ……(1)
P4 =(P1 /2)1/2 −(P2 /2)1/2 (但し、P1 >P2 )…(2)
そして、例えば、電力増幅器50の終段増幅部200が2並列の増幅器5,6で構成された500[W]の出力の電力増幅器50を2台(50−1,50−2)合成する送信機90を考えた場合、その合成出力は1,000[W]である。従来の構成では、1台の終段増幅部の増幅器の一つが破損した場合、その電力増幅器の出力電力は、破損前の1/4、つまり125[W]となってしまい、そのときの送信機の合成出力P0 [W]は、(1)式より563[W]となって、破損前と比べると2.5[dB]低下する。
しかし、本発明による電力増幅器の場合、同様に、増幅器が一つ破損した場合、その電力増幅器の出力電力は、破損前の1/2、つまり250[W]となり、そのときの送信機の合成出力P0 [W]は、同様に(1)式より、729[W]となって、破損前に比べて1.38[dB]の出力低下に抑えられることになる。
本発明の実施の形態を示す回路図である。 図1において、正常時の動作を説明する図である。 図1において、増幅器5が故障した場合の動作を説明する図である。 図1において、増幅器6が故障した場合の動作を説明する図である。 電力増幅器50の構成例を示す図である。 電力増幅器50の終段増幅部200の従来例を示す図である。 図5の電力増幅器50を複数並列して用いた場合の送信機90の例を示す図である。
符号の説明
3,60 電力分配器
4,70 電力合成器
5,6 増幅器
7,16 吸収抵抗
8,9,10 RFスイッチ
11〜15 線路
20,29 入力端子
30 出力端子
40 エキサイタ
50 電力増幅器
80 送信機出力
90 送信機
100 前段増幅部
200 終段増幅部
300 電流検出部
400 制御部

Claims (6)

  1. 並列接続された増幅器を有する電力増幅器であって、前記増幅器の一つの故障に応答して、前記増幅器の出力を合成する合成器をバイパスするバイパス手段を含むことを特徴とする電力増幅器。
  2. バイパス手段は、前記合成器をバイパスするためのバイパス線路と、前記増幅器の故障を検出する手段と、前記故障の検出に応答して、正常動作中の増幅器の出力を前記バイパス線路へ切換える手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電力増幅器。
  3. 並列接続された増幅器を有する電力増幅器における動作制御方法であって、前記増幅器の一つの故障に応答して、前記増幅器の出力を合成する合成器をバイパスするステップを含むことを特徴とする動作制御方法。
  4. ステップは、前記増幅器の故障を検出する故障検出ステップと、前記故障の検出に応答して、正常動作中の増幅器の出力を前記合成器をバイパスするためのバイパス線路へ切換えるバイパスステップとを有することを特徴とする請求項3記載の動作制御方法。
  5. 前記電力増幅器を含むことを特徴とする送信機。
  6. 前記電力増幅器が複数並列接続されていることを特徴とする請求項5記載の送信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110620593A (zh) * 2019-09-27 2019-12-27 北京北广科技股份有限公司 一种基于双通道资源配置的发信设备

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