JP2008118544A - 発信者特定システムおよび発信者特定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICカード等の格別な装備を持ち歩く必要がなく、また、従来からのシステムに大きく手を加えることなく、公衆電話端末を利用して電話をかけてくる利用者を特定できるようにする。
【解決手段】 携帯電話端末6aに記憶されている発信者特定情報を送信側の公衆電話端末4aが読み出し、この発信者特定情報を電話交換機3a,3cを介して受信側の固定電話5aに送信して受信側の固定電話5aの表示手段29に可視表示させる。電話交換機3a,3cを通過させて受信側の固定電話5aに発信者特定情報を送信することができるので、電話交換機3a,3cや受信側の固定電話5aに格別の改良を施さなくても、公衆電話端末4aを利用して電話をかけてくる利用者を容易に特定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、公衆電話端末等を送信側の電話端末として利用して電話をかけてくる利用者を特定するための発信者特定システムおよび発信者特定方法に関する。
現在、携帯電話端末や固定電話端末等を始めとする電話端末の多くにはナンバーディスプレイ等の発信者番号通知機能が実装されている。また、電話帳等と称する記憶手段に着信を許容する利用者の電話番号とニックネームを対応させて記憶させておき、通知された電話番号に対応するニックネームを電話端末の表示手段に表示させたり、更には、予め当該記憶手段に登録されていない発信者番号が検出された場合に着信を自動的に拒否する設定が可能なものもある。この種の電話端末に公衆電話端末から電話をかけると、電話端末の表示手段には、発信者番号が表示されないか、若しくは、単に公衆電話と表示されるのが普通である。
また、携帯電話端末を利用して電話端末に電話をかけた場合、その携帯電話端末の設定が発信者番号の通知を許容する設定になっていれば、受信側の電話端末、例えば、自宅の固定電話端末に発信者番号を表示させることが可能であるが、携帯電話端末から発信するのが不可能な、あるいは、躊躇われる状況も考えられる。例えば、携帯電話端末の電池残量が少ない場合や電波が届かない場所にいる場合、また、死蔵されているテレホンカードを優先的に活用したい場合等である。このような場合、公衆電話端末を利用することになるが、受信側では、勧誘やセールス,悪戯,間違い電話等の迷惑や煩わしさを避けるため、番号を通知してこない発信や電話帳等の記憶手段に予め電話番号を登録されていない着信を拒否したり留守番録音に切り替える等の設定が行なわれていると、例えば、家人からの電話であっても、実質的な通話が拒否されてしまうといった弊害が生じる。
そこで、この種の不都合を改善するための技術として、特許文献1に開示されるように、個人情報を登録したICカードを公衆電話端末に接続し、ICカードから読み込まれた個人情報を受信側の電話端末に送信して表示させるようにした電話装置や、特許文献2に開示されるように、公衆電話端末から利用者が入力したID番号の真贋を電話網に接続されたサービス制御装置により判定してから受信側の電話端末に送信して表示させるようにした発信者番号通知システム等が既に提案されている。
しかしながら、特許文献1記載の技術ではICカードの携帯を忘れた場合に個人情報の送信が不能となってしまう。また、特許文献2記載の技術では専用のサービス制御装置を電話網に接続して設置するためにシステムの導入に要するコストが増大し、また、サービス制御装置に予めID番号を登録するといった作業が煩雑となる弊害を生じる。
特開2003−110689号公報 特開2002−261937号公報
本発明の課題は、前記従来技術の不都合を改善し、ICカード等の格別な装備を持ち歩く必要がなく、また、従来からのシステムに大きく手を加えることなく、公衆電話端末等を送信側の電話端末として利用して電話をかけてくる利用者を特定することのできる発信者特定システムおよび発信者特定方法を提供することにある。
本発明の発信者特定システムは、送信側の電話端末と電話交換機と受信側の電話端末と携帯電話端末とからなる発信者特定システムであって、
前記携帯電話端末には、送信側の電話端末の利用者を特定するための発信者特定情報を記憶する発信者特定情報記憶手段と、前記送信側の電話端末に接続するためのインターフェイスを設け、
前記送信側の電話端末には、前記携帯電話端末に接続するためのインターフェイスと、該インターフェイスを介して前記携帯電話端末の発信者特定情報記憶手段から発信者特定情報を読み込むための発信者特定情報読込手段と、前記発信者特定情報読込手段で読み込まれた発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として前記電話交換機に送信する通信要求送信手段を設け、
前記受信側の電話端末には、当該受信側の電話端末が着信を許容する利用者の発信者特定情報を記憶する着信許容利用者記憶手段と、前記電話交換機を介して受信した通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されていると前記判定手段が判定した場合に限り、該発信者特定情報を送信元として表示する送信元表示手段を設けたことを特徴とする構成を有する。
以上の構成において、公衆電話端末等を送信側の電話端末として利用して電話をかける場合には、まず、利用者は、携帯電話端末および送信側の電話端末の双方のインターフェイスを介して携帯電話端末および送信側の電話端末を情報伝達可能に接続し、送信側の電話端末側の発信者特定情報読込手段によって携帯電話端末の発信者特定情報記憶手段から発信者特定情報を読み込ませる。
インターフェイスとしては、ケーブルやプラグ等からなる有線接続式のものや、ケーブルを介さずに双方の接続端子同士を直接的に接続するプラグイン式のもの、更には、IrDA(Infrared Data Association)あるいはRFID(Radio Frequency Identification)等の技術を適宜に利用することが可能である。
次いで、利用者が送信側の電話端末のダイヤル操作部を操作して通信先電話番号を入力すると、送信側の電話端末の通信要求送信手段が、発信者特定情報読込手段によって読み込まれた発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機に送信する。発信者特定情報は、ナンバーディスプレイ等の発信者番号通知機能を実現するために従来から利用されているUUI(User User Information)のフレームに埋め込んで送信することが可能である。
通信要求を受信した送信側の電話交換機は、従来と同様に通信先電話番号に基いて受信側の電話交換機を特定し、受信側の電話交換機に通信先電話番号と発信者特定情報を送信し、これを受けた受信側の電話交換機が、通信先電話番号に対応した受信側の電話端末を起動状態として、この受信側の電話端末に発信者特定情報を送信する。受信側の電話交換機と受信側の電話交換機との通信はモデム信号によって行われるから、発信者特定情報としては、漢字,ひらがな,カタカナ,英数字の利用が可能である。
次いで、この発信者特定情報を受信した受信側の電話端末の判定手段が、当該発信者特定情報と一致する発信者特定情報が当該受信側の電話端末の着信許容利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する。
そして、一致する発信者特定情報が着信許容利用者記憶手段に記憶されていると判定された場合に限り、送信元表示手段が、この発信者特定情報を送信元として可視表示あるいは音声表示する。また、一致する発信者特定情報が着信許容利用者記憶手段に記憶されていない場合には、従来と同様、送信元を非表示とするか、若しくは、単に公衆電話と表示するようにする。
携帯電話端末に記憶されている発信者特定情報を送信側の電話端末が読み出し、この発信者特定情報を電話交換機を介して受信側の電話端末に送信する構成であるから、利用者は使い慣れた携帯電話端末を携帯するだけでよく、ICカード等を始めとする格別な装備を持ち歩く必要はない。しかも、従来からあるUUIフレーム等を利用し、電話交換機を通過させて受信側の電話端末に発信者特定情報を送信することができるので、電話交換機や受信側の電話端末に格別の改良を施したり、更には、専用のサービス制御装置を電話網に接続して設置するといった必要もなく、公衆電話端末等を送信側の電話端末として利用して電話をかけてくる利用者を特定するための発信者特定システムを安価に導入することができる。
また、前記携帯電話端末には、当該携帯電話端末の利用者を認証するための認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みに際して当該携帯電話端末のダイヤル操作部のコンビネーション操作によって入力される認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報とが一致しているか否かを判定する判定手段と、一致する認証情報が前記認証情報記憶手段に記憶されていると前記判定手段が判定した場合に限り、前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みを許容する発信者特定情報保護手段を設けることが望ましい。
携帯電話端末の利用者を認証するための認証情報を利用して携帯電話端末の利用者の真贋を確認してから送信側の電話端末による発信者特定情報の読み込みを許容する構成であるので、利用者が携帯電話端末を紛失したり携帯電話端末の盗難にあったような場合であっても、第三者が正当な利用者に成りすまして送信側の電話端末から電話をかけるといった不都合を未然に防止することができる。
あるいは、携帯電話端末を除いた送信側の電話端末と電話交換機と受信側の電話端末とからなる発信者特定システムとし、
前記送信側の電話端末に、ダイヤル操作部のコンビネーション操作によって情報入力コマンドを生成する情報入力コマンド生成手段と、前記情報入力コマンドに引き続いて前記ダイヤル操作部から入力される数値列を発信者特定情報として認識する発信者特定情報認識手段と、該発信者特定情報認識手段で認識された発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として前記電話交換機に送信する通信要求送信手段を設け、
前記受信側の電話端末には、当該受信側の電話端末が着信を許容する利用者の発信者特定情報を記憶する着信許容利用者記憶手段と、前記電話交換機を介して受信した通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されていると前記判定手段が判定した場合に限り、該発信者特定情報を送信元として表示する送信元表示手段を設けた構成としてもよい。
このような構成を適用した場合、公衆電話端末等を送信側の電話端末として利用して電話をかける際には、まず、利用者は、予め決められた手順で送信側の電話端末のダイヤル操作部のプッシュボタンあるいはダイヤルをコンビネーション操作する。ダイヤル操作部に対して予め決められた手順でコンビネーション操作が行われると、送信側の電話端末の情報入力コマンド生成手段が当該操作を検知し、この操作を情報入力コマンド、つまり、発信者特定情報を入力するための宣言として解釈する。
そして、利用者が送信側の電話端末のダイヤル操作部のプッシュボタンあるいはダイヤルを操作して数値列を入力すると、送信側の電話端末の発信者特定情報認識手段が、この数値列を発信者特定情報と見做す。
次いで、利用者が送信側の電話端末のダイヤル操作部を操作して通信先電話番号を入力すると、送信側の電話端末の通信要求送信手段が、前述のようにして送信側の電話端末のダイヤル操作部から手動入力された発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機に送信する。
通信要求を受信した送信側の電話交換機は、従来と同様に通信先電話番号に基いて受信側の電話交換機を特定し、受信側の電話交換機に通信先電話番号と発信者特定情報を送信し、これを受けた受信側の電話交換機が、通信先電話番号に対応した受信側の電話端末を起動状態として、この受信側の電話端末に発信者特定情報を送信する。受信側の電話交換機と受信側の電話交換機との通信はモデム信号によって行われるから、理論上、発信者特定情報として漢字,ひらがな,カタカナ,英数字の利用が可能であるが、この場合は、発信者特定情報の入力手段が送信側の電話端末のダイヤル操作部つまりプッシュボタンやダイヤルに制限されているので、実際に利用が可能なのは専ら数値列である。
次いで、この発信者特定情報を受信した受信側の電話端末の判定手段が、当該発信者特定情報と一致する発信者特定情報が当該受信側の電話端末の着信許容利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する。
そして、一致する発信者特定情報が着信許容利用者記憶手段に記憶されていると判定された場合に限り、送信元表示手段が、この発信者特定情報を送信元として可視表示あるいは音声表示する。また、一致する発信者特定情報が着信許容利用者記憶手段に記憶されていない場合には、従来と同様、送信元を非表示とするか、若しくは、単に公衆電話と表示するようにする。
送信側の電話端末に手動入力された数値列を発信者特定情報として利用する構成であるから、携帯電話端末を家に置き忘れたような場合、あるいは、携帯電話端末の電池が完全に放電しているような場合であっても、受信側の電話端末に確実に発信者特定情報を表示させて送信元を特定させることができる。
また、前記着信許容利用者記憶手段に、発信者特定情報と該発信者特定情報に対応するニックネームとを記憶させ、
前記送信元表示手段によって、発信者特定情報もしくはニックネームのうち、予め表示対象として設定されているものを送信元として表示するように構成してもよい。
発信者特定情報が数値列等によって構成されている場合であっても、これに対応するニックネーム、例えば、個人の氏名等を表示させることで、送信元を容易に特定することができる。
発信者特定情報としては、携帯電話端末の電話番号を利用することが望ましい。
携帯電話端末の電話番号は其の持ち主を特定する情報として広く通用するものであり、また、当該携帯電話の利用者は其の電話番号を十分に熟知しているので、例えば、プッシュボタンやダイヤル等によって構成される送信側の電話端末のダイヤル操作部から発信者特定情報を手動入力するような場合においても、躊躇うことなく確実に発信者特定情報を入力することができる。
更に、電話交換機には、受信した通信要求に含まれる発信者特定情報に対応して通話料金を課金する課金手段を設けることも可能である。
携帯電話端末の電話番号を発信者特定情報として利用する場合には、この発信者特定情報が全国レベルでもユニークな値を取ることになるから、発信者特定情報に基いて通話料金を課金することで、回線使用料の電子的な決済が可能となる。これにより小銭やテレホンカードを携帯する煩わしさが解消される。
本発明の発信者特定方法は、送信側の電話端末の利用者を特定するための発信者特定方法であって、
送信側の電話端末の利用者を特定するための発信者特定情報を予め携帯電話端末の記憶手段に記憶させておき、
送信側の電話端末の使用に際し、前記携帯電話端末と送信側の電話端末とを情報伝達可能に接続して前記携帯電話端末の記憶手段に記憶されている発信者特定情報を送信側の電話端末の制御部に読み込ませ、
前記送信側の電話端末の制御部が、読み込んだ発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機に送信し、
前記電話交換機を介して通信要求を受信した受信側の電話端末の制御部が、着信を許容する利用者の発信者特定情報を予め記憶した記憶手段を検索して前記通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が記憶されているか否かを判定し、
一致する発信者特定情報が記憶されている場合に限り、該受信側の電話端末の制御部が、前記一致した発信者特定情報を送信元として該受信側の電話端末の表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする構成を有する。
携帯電話端末に記憶されている発信者特定情報を送信側の電話端末が読み出し、この発信者特定情報を電話交換機を介して受信側の電話端末に送信する構成であるから、利用者は使い慣れた携帯電話端末を携帯するだけでよく、ICカード等を始めとする格別な装備を持ち歩く必要はない。しかも、電話交換機を通過させて受信側の電話端末に発信者特定情報を送信することができるので、電話交換機や受信側の電話端末に格別の改良を施したり、更には、専用のサービス制御装置を電話網に接続して設置するといった必要もなく、公衆電話端末等を送信側の電話端末として利用して電話をかけてくる利用者を特定するための発信者特定システムを安価に導入することができる。
また、前記携帯電話端末の記憶手段に当該携帯電話端末の利用者を認証するための認証情報を予め記憶させておき、
前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みに際し、当該携帯電話端末の制御部が、当該携帯電話端末のダイヤル操作部のコンビネーション操作によって入力される認証情報と当該携帯電話端末の記憶手段に記憶されている認証情報とが一致しているか否かを判定し、
一致する認証情報が記憶されている場合に限り、前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みを許容するように構成することが望ましい。
携帯電話端末の利用者を認証するための認証情報を利用して携帯電話端末の利用者の真贋を確認してから送信側の電話端末による発信者特定情報の読み込みを許容する構成であるので、利用者が携帯電話端末を紛失したり携帯電話端末の盗難にあったような場合であっても、第三者が正当な利用者に成りすまして公衆電話端末等を送信側の電話端末として電話をかけるといった不都合を未然に防止することができる。
更には、送信側の電話端末の使用に際し、当該送信側の電話端末のダイヤル操作部から発信者特定情報を入力し、
前記送信側の電話端末の制御部が、前記入力された発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機に送信し、
前記電話交換機を介して通信要求を受信した受信側の電話端末の制御部が、着信を許容する利用者の発信者特定情報を予め記憶した記憶手段を検索して前記通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が記憶されているか否かを判定し、
一致する発信者特定情報が記憶されている場合に限り、該受信側の電話端末の制御部が、前記一致した発信者特定情報を送信元として該受信側の電話端末の表示手段に表示させる構成とすることも可能である。
送信側の電話端末に手動入力された数値列を発信者特定情報として利用する構成であるから、携帯電話端末を家に置き忘れたような場合、あるいは、携帯電話端末の電池が完全に放電しているような場合であっても、受信側の電話端末に確実に発信者特定情報を表示させて送信元を特定させることができる。
但し、発信者特定情報が送信側の電話端末のダイヤル操作部つまりプッシュボタンやダイヤルを利用して入力されることから、発信者特定情報として利用可能な値は専ら数値列に制限される。
また、前記受信側の電話端末の記憶手段に発信者特定情報と該発信者特定情報に対応するニックネームとを予め記憶させておき、
前記受信側の電話端末の制御部が、前記発信者特定情報もしくはニックネームのうち、予め表示対象として決められたものを送信元として該受信側の電話端末の表示手段に表示させる構成としてもよい。
発信者特定情報が数値列等によって構成されている場合であっても、これに対応するニックネーム、例えば、個人の氏名等を表示させることで、送信元を容易に特定することができる。
発信者特定情報としては、携帯電話端末の電話番号を利用することが望ましい。
携帯電話端末の電話番号は其の持ち主を特定する情報として広く通用するものであり、また、当該携帯電話の利用者は其の電話番号を十分に熟知しているので、プッシュボタンやダイヤル等によって構成される送信側の電話端末のダイヤル操作部から発信者特定情報を手動入力するような場合においても、躊躇うことなく確実に発信者特定情報を入力することができる。
更には、電話交換機の制御部が、受信した通信要求に含まれる発信者特定情報に対応して通話料金を課金する構成とすることも可能である。
携帯電話端末の電話番号からなる発信者特定情報は全国レベルで見てもユニークな値であるから、この発信者特定情報に基いて通話料金を課金することで、回線使用料の電子的な決済が可能となる。
本発明の発信者特定システムおよび発信者特定方法は、携帯電話端末に記憶されている発信者特定情報を送信側の電話端末が読み出し、この発信者特定情報を電話交換機を介して受信側の電話端末に送信して受信側の電話端末に可視表示あるいは音声表示させるようにしているので、利用者は使い慣れた携帯電話端末を携帯するだけでよく、ICカード等を始めとする格別な装備を持ち歩かなくても、この公衆電話からの通話が当該利用者本人であることを受信側の電話端末の利用者に容易に認識させることができる。
しかも、電話交換機を通過させて受信側の電話端末に発信者特定情報を送信することができるので、電話交換機や受信側の電話端末に格別の改良を施したり、更には、専用のサービス制御装置を電話網に接続して設置するといった必要もなく、公衆電話端末等を送信側の電話端末として利用して電話をかけてくる利用者を特定するための発信者特定システムを安価に導入することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を適用した一実施形態の発信者特定システムの構成について示したブロック図である。
この実施形態の発信者特定システム1は、概略において、公衆電話網2に接続された電話交換機3と、電話交換機3に接続されて送信側の電話端末として機能する公衆電話端末4および受信側の電話端末として機能する固定電話5と、最寄の基地局7を介して公衆電話網2と接続可能とされた携帯電話端末6によって構成される。
こでは、説明の都合上、携帯電話端末6のうち公衆電話端末4を利用して電話をかける際に利用者が携帯している携帯電話端末6を特に携帯電話端末6aと称し、他の携帯電話端末6を携帯電話端末6bと称する。また、その際に利用される公衆電話端末4を特に公衆電話端末4aと称し、この公衆電話端末4aが接続した電話交換機3つまり送信側の電話交換機3を特に電話交換機3aと称する一方、公衆電話端末4aからの通信先となる固定電話5つまり受信側の電話端末として利用される固定電話5を特に固定電話5aと称すると共に、固定電話5aが接続した電話交換機3つまり受信側の電話交換機3を特に電話交換機3cと称し、他の公衆電話端末4を公衆電話端末4b、他の固定電話を固定電話5b、他の電話交換機3を電話交換機3bと称するものとする。
公衆電話端末4aからの送信は、電話端末として機能する固定電話5a,5bの他、電話端末として機能する携帯電話端末6bによっても受けることが可能であるが、ここでは専ら、固定電話5aが受信側の電話端末として利用される場合について説明するものとする。
発信者特定システム1を構成するために必要とされる最小限度の構成要素である携帯電話端末6a,公衆電話端末4a,送信側の電話交換機3a,公衆電話網2,受信側の電話交換機3c,電話端末として機能する固定電話5aのみを取り出して、その接続関係を図2に示す。
公衆電話端末4aは、図3に示されるように、CPU8と該CPU8の制御プログラムを格納したROM9および各種のデータの記憶に利用されるデータメモリ10を備え、CPU8の入出力回路11には、プッシュボタンあるいはダイヤル等からなるダイヤル操作部12やLCD等からなる表示手段13が接続され、更には、投入される通話料金を処理するための貨幣処理部14と各種のテレホンカードを取り扱うためのカード処理部15およびノーパソコンやPDA等を接続するためのPC用インターフェイス17等の公知要素が接続されている。
携帯電話端末6aとデータ伝達可能に接続するためのインターフェイス16は、本実施形態の公衆電話端末4aに固有のもので、例えば、ケーブルやプラグ等を介して携帯電話端末6aに接続する有線接続式のものや、ケーブルを介さずに携帯電話端末6aの接続端子と直接的に接続するプラグ、もしくは、IrDA等によって構成される。
マイク18とスピーカ19を備えた受話器20は通話回路21と入出力回路22を介して回線制御回路23に接続され、CPU8が回線制御回路23を制御することで、マイク18とスピーカ19を利用した通常の通話、あるいは、PC用インターフェイス17に接続されたノーパソコンやPDA等を利用したデータ通信が行われるようになっている。
公衆電話端末4aのCPU8は、インターフェイス16を介して携帯電話端末6aから発信者特定情報を読み込むための発信者特定情報読込手段として機能し、更には、読み込んだ発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機3aに送信する通信要求送信手段としても機能する。
公衆電話端末4bに関しても、其の構造は上述の公衆電話端末4aと同様である。
電話端末として機能する固定電話5aの構成は、図4に示す通り、概ね図3で示した公衆電話端末4aと同等であるが、貨幣処理部やカード処理部は備えていない。
固定電話5aのデータメモリ26は着信許容利用者記憶手段として機能し、データメモリ26の内部には、この固定電話5aが着信を許容する何人かの利用者の発信者特定情報と各発信者特定情報に対応したニックネームが予め当該固定電話5aのユーザの手によって何組か登録されている。この実施形態では、発信者特定情報として発信者が携帯する携帯電話端末6aの電話番号が利用され、また、ニックネームとしては発信者の氏名が利用されている。
固定電話5aのCPU24は、電話交換機3cを介して受信した通信要求に含まれる発信者特定情報が、着信許容利用者記憶手段であるデータメモリ26に記憶されている何れかの発信者特定情報と一致するか否かを判定する判定手段として機能する。また、固定電話5aの表示手段29はLCD等からなり、判定手段による判定結果が一致となった場合に、その発信者特定情報、もしくは、此れに対応するニックネームを送信元として表示する送信元表示手段として機能する。送信元として発信者特定情報を表示するのかニックネームを表示するのかは、予め、当該固定電話5aのユーザの手によってデータメモリ26に設定され、不揮発的に記憶されている。
固定電話5bに関しても、其の構造は上述の固定電話5aと同様である。
携帯電話端末6aは、図5に示されるように、通話用のマイク37およびスピーカ38と送受信部39ならびに表示手段40を有する。
表示手段40はLCD等によって構成され、電話番号の選択表示や着信履歴等の表示、更には、作成過程にあるメールや受信メールの表示等に利用される。
データメモリ部41には、メールのテキストデータや電子メールアドレスおよび利用者が登録した通信先の情報等のほか、当該携帯電話端末6aに固有の電話番号や当該携帯電話端末6aの利用者を認証するための認証情報等が記憶されている。携帯電話端末6aに固有の電話番号は、既に述べた通り、公衆電話端末4aの利用者を特定するための発信者特定情報を兼ねている。つまり、この実施形態においては、データメモリ部41が、発信者特定情報を記憶するための発信者特定情報記憶手段として機能し、また、当該携帯電話端末6aの利用者を認証するための認証情報を記憶するための認証情報記憶手段としても機能することになる。
更に、データメモリ部41には、この携帯電話端末6aが着信を許容する何人かの利用者の発信者特定情報と各発信者特定情報に対応したニックネームが予め当該携帯電話端末6aのユーザの手によって何組か登録されている。
従来と同様、マイク37から入力された音声は音声処理部42でA/D変換されてCPU43に転送され、更に、CPU43で通信形式データに変換された後、送受信部39で変調されて内蔵式もしくは伸縮式のアンテナ44を介して外部に送信される。
また、アンテナ44で受信された通信電波は送受信部39で復調されてCPU43に転送され、音声データに変換されてから、音声処理部42でD/A変換等の処理操作を受けてスピーカ38から音声として出力される。
ダイヤル操作部45は、電話番号の入力操作等の場合にはテンキーとして使用され、また、電子メールの作成等に際してはテキストデータ入力用のカナキー等として利用される。
ROM46には、通話や電子メールの送受信等に必要とされる処理を実行するための制御プログラムが格納されている。
公衆電話端末4aとデータ伝達可能に接続するためのインターフェイス47は、本実施形態の携帯電話端末6aに固有のもので、例えば、ケーブルやプラグ等を介して公衆電話端末4aに接続する有線接続式のものや、ケーブルを介さずに公衆電話端末4aの接続端子と直接的に接続するプラグ、もしくは、IrDA等によって構成される。
携帯電話端末6aのCPU43は、ダイヤル操作部45のキーのコンビネーション操作によって入力される認証情報とデータメモリ部41に記憶されている認証情報とが一致しているか否かを判定する判定手段として機能し、更には、判定手段の判定結果が一致となった場合に限ってデータメモリ部41からの発信者特定情報の読み出しを許容する発信者特定情報保護手段としても機能する。
また、この携帯電話端末6aが受信側の電話端末として利用される場合においては、CPU43は、最寄の基地局7を介して受信した通信要求に含まれる発信者特定情報が、着信許容利用者記憶手段であるデータメモリ41に記憶されている何れかの発信者特定情報と一致するか否かを判定する判定手段として機能する。そして、表示手段40は、判定手段による判定結果が一致となった場合に、その発信者特定情報、もしくは、此れに対応するニックネームを送信元として表示する送信元表示手段として機能する。送信元として発信者特定情報を表示するのかニックネームを表示するのかは、予め、当該携帯電話端末6aのユーザの手によってデータメモリ41に設定され、不揮発的に記憶されている。
携帯電話端末6bに関しても、其の構造は上述の携帯電話端末6aと同様である。
図6は公衆電話端末4aのCPU8が所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャート、図7は携帯電話端末6aのCPU43が所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャート、図8は送信側の電話交換機3aが実行する処理の概略について示したフローチャート、図9は受信側の電話交換機3cが実行する処理の概略について示したフローチャート、図10は電話端末として機能する固定電話5aのCPU24が所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャートである。
次に、図6〜図10を参照して発信者特定情報読込手段および通信要求送信手段として機能する公衆電話端末4aのCPU8の処理動作、判定手段および発信者特定情報保護手段として機能する携帯電話端末6aのCPU43の処理動作、判定手段として機能する固定電話5aのCPU24の処理動作、電話交換機3a,3cの処理動作について具体的に説明する。
携帯電話端末6aを携帯した利用者が公衆電話端末4aを使用して電話をかける場合には、まず、利用者は、携帯電話端末6aのインターフェイス47と公衆電話端末4aのインターフェイス16を介して携帯電話端末6aおよび公衆電話端末4aを情報伝達可能に接続する。
次いで、利用者が公衆電話端末4aの受話器20を取り上げると、公衆電話端末4aのCPU8は図6におけるステップa1の処理でインターフェイス16からの信号に基いて当該操作を検知し、公衆電話端末4aに携帯電話端末6aが接続されているか否かを判定する(ステップa2)。
携帯電話端末6aが接続されていれば、発信者特定情報読込手段として機能するCPU8が、インターフェイス16,47を介して携帯電話端末6aのCPU43に発信者特定情報の送信を要求する(ステップa3)。
携帯電話端末6aのCPU43は、図7におけるステップb1の処理で発信者特定情報の送信要求を検知し、表示手段40にガイダンスメッセージを表示して利用者に認証情報の入力を求め(ステップb2)、利用者が此の要求に応えてダイヤル操作部45のキーのコンビネーション操作によって認証情報を入力すると此れを一時記憶し(ステップb3)、判定手段として機能するCPU43が、認証情報記憶手段として機能するデータメモリ部41に予め登録されている認証情報と今回入力された認証情報との一致不一致を判定する(ステップb4。)
そして、両者が一致した場合に限り、発信者特定情報保護手段として機能するCPU43が、発信者特定情報記憶手段として機能するデータメモリ部41から発信者特定情報つまり当該携帯電話端末6aの電話番号を読み込み(ステップb5)、この値をインターフェイス47,16を介して公衆電話端末4aのCPU8に送信する(ステップb6)。
なお、この実施形態では、通話料を現金払いとするか電子決算とするかを携帯電話端末6aの利用者の意図によって決められるようになっており、現金払い或いは電子決算の課金設定の情報が、この時点で携帯電話端末6aから公衆電話端末4aに送信されるようになっている(ステップb5,ステップb6参照)。
データメモリ部41に予め登録されている認証情報と今回入力された認証情報とが一致しない場合はステップb5,ステップb6の処理は非実行とされ、発信者特定情報は公衆電話端末4aに送信されない。従って、利用者が携帯電話端末6aを紛失したり携帯電話端末6aの盗難にあったような場合であっても、第三者が正当な利用者に成りすまして公衆電話端末4aから当該利用者の発信者特定情報を使用して電話をかけるといった不都合を未然に防止することができる。
公衆電話端末4aのCPU8は図6におけるステップa4の処理で発信者特定情報の入力の有無を判定し、発信者特定情報が入力されていない場合には、通信先の電話番号指定による従来と同様の通信操作のみを許容する(ステップa9〜ステップa10)。この場合、発信者特定情報は受信側の固定電話5aに送信されないので、この通信要求を受けた固定電話5aの表示手段29には、従来と同様に、非表示もしくは公衆電話が送信元として表示されることになる。
一方、発信者特定情報の入力が検知されてステップa4の判定結果が真となった場合、発信者特定情報読込手段として機能するCPU8は、携帯電話端末6aから受信した発信者特定情報と課金設定を読み込んで一時記憶する(ステップa5)。
次いで、CPU8は、利用者がダイヤル操作部28を操作して入力する通信先電話番号を読み込み(ステップa6)、通信要求送信手段として機能するCPU8が、ステップa5の処理で得られた発信者特定情報と課金情報の設定を、ステップa6の処理で得られた通信先電話番号と共に、通信要求として送信側の電話交換機3aに送信する(ステップa7)。
なお、発信者特定情報や課金情報の設定は、ナンバーディスプレイ等の発信者番号通知機能を実現するために従来から利用されているUUI(User User Information)のフレームに埋め込んで送信することが可能である。
電話交換機3aは図8におけるステップc1の処理で通信要求を検知し、従来と同様に、通信要求に含まれ通信先電話番号に基いて受信側の電話交換機3cを特定し、受信側の電話交換機3cに通信先電話番号と発信者特定情報を通信要求として送信した後(ステップc2)、公衆電話端末4aと固定電話5aとの通信が確立するか、あるいは、公衆電話端末4aの利用者が受話器20を置くのを待つ(ステップc3,ステップc4)。
電話交換機3aから送信された通信要求は図9におけるステップd1の処理で電話交換機3cに検知される。この通信要求を検知した電話交換機3cは、従来と同様に、通信要求に含まれ通信先電話番号に基いて受信側の固定電話5aを特定し、受信側の固定電話5aに起動指令を送信した後(ステップd2)、この通信要求に発信者特定情報が含まれているか否かを判定し(ステップd3)、発信者特定情報が含まれていれば、この発信者特定情報をモデム信号によって受信側の固定電話5aに送信してから(ステップd4)、通常の接続処理、つまり、固定電話5aの受話器の取り上げを待って通信を確立する処理を開始する一方(ステップd5)、発信者特定情報が含まれていなければ、従来と同様、直ちに通常の接続処理を開始する(ステップd5)。
電話交換機3cから送信された起動指令は図10におけるステップe1の処理で固定電話5aのCPU24によって検知され、CPU24が固定電話5aを起動させる(ステップe2)。
次いで、固定電話5aのCPU24は、電話交換機3cから発信者特定情報が送られてきているか否かを判定し(ステップe3)、発信者特定情報が送られてきていなければ、表示手段29に通常の表示処理、つまり、表示手段29の非表示を維持するか若しくは表示手段29に単に公衆電話と表示して送信元を示す表示を行なってから(ステップe9)、通常の接続処理、つまり、固定電話5aの受話器の取り上げを待って通信を確立する処理を開始する(ステップe8)。
一方、電話交換機3cから発信者特定情報が送られていることが確認されてステップe3の判定結果が真となった場合においては、判定手段として機能するCPU24が、着信許容利用者記憶手段として機能するデータメモリ26を検索し(ステップe4)、電話交換機3cから送信された発信者特定情報と一致する発信者特定情報がデータメモリ26に既に登録されているか否かを判定する(ステップe5)。
ここで、電話交換機3cから送信された発信者特定情報と一致する発信者特定情報がデータメモリ26に既に登録されていれば、CPU24は、この発信者特定情報もしくは当該発信者特定情報に対応するニックネームを着信許容利用者記憶手段として機能するデータメモリ26から読み出し、送信元表示手段として機能する表示手段29に表示する(ステップe6)。そして、更に、この通信が公衆電話端末からのものであることを表示手段29に表示してから(ステップe7)、通常の接続処理、つまり、固定電話5aの受話器の取り上げを待って通信を確立する処理を開始する(ステップe8)。
電話交換機3cから発信者特定情報が送られてきているにも関わらず、この発信者特定情報がデータメモリ26に登録されていない場合、つまり、ステップe5の判定結果が偽となった場合には、発信者特定情報が送られてきていない場合と同様、表示手段29に通常の表示処理、つまり、表示手段29の非表示を維持するか若しくは表示手段29に単に公衆電話と表示して送信元を示す表示を行なってから(ステップe9)、通常の接続処理、つまり、固定電話5aの受話器の取り上げを待って通信を確立する処理を開始する(ステップe8)。
このように、固定電話5aの利用者は、実際に受話器を取り上げて通信を確立させる前の段階で、公衆電話端末4aを利用して通信を行なっているのが誰であるのかを、其の発信者特定情報もしくはニックネームの表示から容易に識別することができる。
この実施形態では、従来からあるUUIフレーム等を利用し、電話交換機3a,3cを通過させて受信側の固定電話5aに発信者特定情報を送信することができるので、電話交換機3a,3cや受信側の固定電話5aに格別の改良を施さなくても、公衆電話端末4aを利用して電話をかけてくる利用者を容易に特定することができる。
そして、固定電話5aの受話器が取り上げられて公衆電話端末4aと固定電話5aとの間の回線が繋がると、図8におけるステップc3の処理で電話交換機3aが通信の確立を検知し、この通信の開始に際してステップc1の処理で公衆電話端末4aから受け取った通信要求に発信者特定情報が含まれていたか否かを判定し(ステップc5)、発信者特定情報が含まれていれば、更に、この通信要求に含まれる課金情報の設定が現金払いになっているのか電子決済になっているのかを判定し(ステップc6)、電子決済となっている場合に限り、この発信者特定情報に対応して通話料金を課金する処理を実行する(ステップc7)。つまり、この実施形態では、電話交換機3aを制御する図示しないCPUが課金手段として機能することになる。
また、通信要求に発信者特定情報が含まれていない場合、あるいは、通信要求に発信者特定情報が含まれていても課金情報の設定が現金払いになっている場合においては、従来と同様、硬貨やテレホンカードを利用した通常の現金決済が行われる。
最終的に、公衆電話端末4aもしくは固定電話5aの受話器が置かれた時点で電話交換機3aが通信の切断を検知し(ステップc8)、課金および通話に関連した一切の処理が終了する。
次に、携帯電話端末6aを除いた公衆電話端末4aと電話交換機3a,3cおよび電話端末として機能する固定電話5aによって上記と同等の発信者特定システムを構成した場合の具体例について図1,図2を援用して説明する。
図11は公衆電話端末4aのCPU8が所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャートである。
この実施例では、ダイヤル操作部12は、プッシュボタンまたはダイヤルのコンビネーション操作によって情報入力コマンドを生成する情報入力コマンド生成手段として機能し、また、CPU8は、情報入力コマンドに引き続いてダイヤル操作部12から入力される数値列を発信者特定情報として認識する発信者特定情報認識手段、および、発信者特定情報認識手段で認識された発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機3aに送信する通信要求送信手段として機能することになる。
ここで、公衆電話端末4aを使用して電話をかけるために利用者が公衆電話端末4aの受話器20を取り上げると、公衆電話端末4aのCPU8は、図11におけるステップf1の処理で当該操作を検知し、まず、発信者特定情報を利用した通話を行なうのか発信者特定情報を利用しない通常の通話を行なうのかを問うガイダンスメッセージを表示手段13に表示する(ステップf2)。
発信者特定情報を利用する場合には、利用者は、表示手段13のガイダンスメッセージに沿ってダイヤル操作部12のプッシュボタンまたはダイヤルをコンビネーション操作する。
この操作はステップf3の判定処理でCPU8によって検知され、情報入力コマンド生成手段として機能するCPU8が、この操作を情報入力コマンドとして認識する。
ステップf3の判定処理で情報入力コマンドが認識されない場合には、通信先の電話番号指定による従来と同様の通信操作のみが許容される(ステップf9〜ステップf10)。この場合、発信者特定情報は受信側の固定電話5aに送信されないので、この通信要求を受けた固定電話5aの表示手段29には、従来と同様に、非表示もしくは公衆電話が送信元として表示されることになる。
一方、ステップf3の判定処理で情報入力コマンドが認識された場合には、利用者による発信者特定情報の入力が許容される。
次いで、利用者が既に暗記している発信者特定情報、例えば、この利用者が所有している携帯電話端末の電話番号等を、公衆電話端末4aのダイヤル操作部12の操作によって入力すると、発信者特定情報認識手段として機能するCPU8が、この数値列を発信者特定情報認として一時記憶していく(ステップf4,ステップf5)。
次いで、CPU8は、利用者がダイヤル操作部28を操作して入力する通信先電話番号を読み込み(ステップf6)、通信要求送信手段として機能するCPU8が、ステップf4の処理で読み込まれた発信者特定情報を、ステップf6の処理で得られた通信先電話番号と共に、通信要求として送信側の電話交換機3aに送信する(ステップf7)。
この後に行われる電話交換機3a,電話交換機3c,固定電話5a側の処理に関しては、図7,図8,図9,図10を参照して説明した最初の実施例のものを其のまま援用することができる。
携帯電話端末の電話番号は其の持ち主を特定する情報として広く通用するものであり、また、当該携帯電話端末の利用者は其の電話番号を十分に熟知しているので、プッシュボタンやダイヤル等によって構成される公衆電話端末4aのダイヤル操作部12から手動で発信者特定情報を手動入力するような場合においても、躊躇うことなく確実に発信者特定情報を入力することができる。
なお、発信者特定情報としては、本人が所有する携帯電話端末の電話番号に代えて自宅の固定電話番号等を用いることも考えられる。携帯電話端末を所有していない利用者であっても、周知の自宅の固定電話番号があればその番号により発信者を特定させることができるといった点で便利である。
また、公衆電話端末4aに手動入力された数値列を発信者特定情報として利用する構成であるから、携帯電話端末を家に置き忘れたような場合、あるいは、携帯電話端末の電池が完全に放電しているような場合であっても、受信側の固定電話5aの表示手段29に確実に発信者特定情報を表示させて送信元を特定させることができる。
更に、電波や音を禁忌するために携帯電話端末の電源を切らなくてはいけない病院や文化施設等で利用できるといった点でも便利である。
なお、この実施例では利用者が携帯電話端末を携帯しない状態で発信者特定情報を利用した通話を行なうことを前提としているので、発信者特定情報を使用する利用者の真贋の判定について携帯電話端末それ自体の認証機能を使用することはできない。従って、予め、公衆電話網2に接続したデータベースサーバを設置しておき、公衆電話端末4aとデータベースサーバとの間の情報の送受信によって、公衆電話端末4aに利用者が入力した認証情報とデータベースサーバに予め登録されている正規の認証情報との比較を行なうといった処理が必要となる。
以上の実施例では公衆電話端末4aと固定電話5aとの間の通話を例にとって説明したが、公衆電話端末4aからの通話を基地局7経由で電話端末としての携帯電話端末6bで受ける際にも同様の処理操作が可能である。既に述べた通り、携帯電話端末6bのCPU43は、最寄の基地局7を介して受信した通信要求に含まれる発信者特定情報が、着信許容利用者記憶手段であるデータメモリ41に記憶されている何れかの発信者特定情報と一致するか否かを判定する判定手段として機能し、その表示手段40は、判定手段による判定結果が一致となった場合に、その発信者特定情報、もしくは、此れに対応するニックネームを送信元として表示する送信元表示手段として機能するからである。
前述したシステムを利用してコンピュータ間でデータの転送を行なうようにした実施例について簡単に説明する。
まず、図12(a)に示されるように、公衆電話端末4aのPC用インターフェイス17にコンピュータを接続し、固定電話5a側に接続されたコンピュータとの間で、公衆電話網2を利用したデータ転送を行なうことが可能である。公衆電話端末4aから送信される発信者特定情報が受信側の固定電話5aのデータメモリ26に予め登録されていない場合に着信拒否の扱いとする設定を行なうことで、データ転送の安全性が向上する。この例では、利用者が携帯する携帯電話端末6aに記憶された発信者特定情報を携帯電話端末6a側のインターフェイス47と公衆電話端末4aのインターフェイス16を介して公衆電話端末4aに読み込ませるようにしている。
また、携帯電話端末6aもしくは其れに代わる携帯端末6aをスロットに内蔵するような構造のコンピュータにあっては、図12(b)に示されるように、コンピュータに内蔵された端末6aおよび該端末6aのインターフェイス47と公衆電話端末4a側のインターフェイス16を介して、このコンピュータを公衆電話端末4aに接続するといったことも可能である。
更に、図12(c)に示されるように、公衆電話端末4aのPC用インターフェイス17を介してコンピュータのみを公衆電話端末4aに接続してもよい。この場合、公衆電話端末4aのダイヤル操作部12を利用して手動入力された数値列を発信者特定情報として利用することになる。
本発明を適用した一実施形態の発信者特定システムの構成の概略について示したブロック図である。 発信者特定システムを構成するために必要とされる最小限度の構成要素のみを取り出して接続関係を示した概念図である。 公衆電話端末の構成の概略を示したブロック図である。 電話端末として機能する固定電話の構成の概略を示したブロック図である。 携帯電話端末の構成の概略を示したブロック図である。 公衆電話端末のCPUが所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャートである。 携帯電話端末のCPUが所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャートである。 送信側の電話交換機が実行する処理の概略について示したフローチャートである。 受信側の電話交換機が実行する処理の概略について示したフローチャートである。 電話端末として機能する固定電話のCPUが所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャートである。 送信側の電話端末として機能する公衆電話端末のCPUが所定周期毎に繰り返し実行する処理の概略について示したフローチャートである。 コンピュータ間でデータの転送を行なうようにした場合の構成について簡略化して示した図で、図12(a)は公衆電話端末のPC用インターフェイスにコンピュータを接続して携帯電話端末側のインターフェイスと公衆電話端末のインターフェイスを介して携帯電話端末に記憶された発信者特定情報を公衆電話端末に読み込ませるようにした例、図12(b)はコンピュータに内蔵された端末および該端末のインターフェイスと公衆電話端末側のインターフェイスを介してコンピュータを公衆電話端末に接続した例、図12(c)は公衆電話端末のPC用インターフェイスを介してコンピュータのみを公衆電話端末に接続して公衆電話端末のダイヤル操作部を利用して手動入力された数値列を発信者特定情報として利用するようにした例である。
符号の説明
1 発信者特定システム
2 公衆電話網
3 電話交換機
3a 送信側の電話交換機
3b 電話交換機
3c 受信側の電話交換機
4 送信側の電話端末として機能する公衆電話端末
4a 携帯電話端末を携帯した利用者によって使用される公衆電話端末
4b 公衆電話端末
5 固定電話
5a 受信側の電話端末として機能する固定電話
5b 固定電話
6 携帯電話端末
6a 公衆電話端末を利用して電話をかける際に携帯されている携帯電話端末
6b 携帯電話端末
7 基地局
8 CPU(発信者特定情報読込手段,通信要求送信手段)
9 ROM
10 データメモリ
11 入出力回路
12 ダイヤル操作部
13 表示手段
14 貨幣処理部
15 カード処理部
16 インターフェイス
17 PC用インターフェイス
18 マイク
19 スピーカ
20 受話器
21 通話回路
22 入出力回路
23 回線制御回路
24 CPU(判定手段)
25 ROM
26 データメモリ(着信許容利用者記憶手段)
27 入出力回路
28 ダイヤル操作部
29 表示手段(送信元表示手段)
30 PC用インターフェイス
31 マイク
32 スピーカ
33 受話器
34 通話回路
35 入出力回路
36 回線制御回路
37 マイク
38 スピーカ
39 送受信部
40 表示手段
41 データメモリ部(発信者特定情報記憶手段,認証情報記憶手段)
42 音声処理部
43 CPU(判定手段,発信者特定情報保護手段)
44 アンテナ
45 ダイヤル操作部
46 ROM
47 インターフェイス

Claims (12)

  1. 送信側の電話端末と電話交換機と受信側の電話端末と携帯電話端末とからなる発信者特定システムであって、
    前記携帯電話端末には、送信側の電話端末の利用者を特定するための発信者特定情報を記憶する発信者特定情報記憶手段と、前記送信側の電話端末に接続するためのインターフェイスを設け、
    前記送信側の電話端末には、前記携帯電話端末に接続するためのインターフェイスと、該インターフェイスを介して前記携帯電話端末の発信者特定情報記憶手段から発信者特定情報を読み込むための発信者特定情報読込手段と、前記発信者特定情報読込手段で読み込まれた発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として前記電話交換機に送信する通信要求送信手段を設け、
    前記受信側の電話端末には、当該受信側の電話端末が着信を許容する利用者の発信者特定情報を記憶する着信許容利用者記憶手段と、前記電話交換機を介して受信した通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されていると前記判定手段が判定した場合に限り、該発信者特定情報を送信元として表示する送信元表示手段を設けたことを特徴とする発信者特定システム。
  2. 前記携帯電話端末には、当該携帯電話端末の利用者を認証するための認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みに際して当該携帯電話端末のダイヤル操作部のコンビネーション操作によって入力される認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報とが一致しているか否かを判定する判定手段と、一致する認証情報が前記認証情報記憶手段に記憶されていると前記判定手段が判定した場合に限り、前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みを許容する発信者特定情報保護手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の発信者特定システム。
  3. 送信側の電話端末と電話交換機と受信側の電話端末とからなる発信者特定システムであって、
    前記送信側の電話端末には、ダイヤル操作部のコンビネーション操作によって情報入力コマンドを生成する情報入力コマンド生成手段と、前記情報入力コマンドに引き続いて前記ダイヤル操作部から入力される数値列を発信者特定情報として認識する発信者特定情報認識手段と、該発信者特定情報認識手段で認識された発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として前記電話交換機に送信する通信要求送信手段を設け、
    前記受信側の電話端末には、当該受信側の電話端末が着信を許容する利用者の発信者特定情報を記憶する着信許容利用者記憶手段と、前記電話交換機を介して受信した通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、一致する発信者特定情報が前記着信許容利用者記憶手段に記憶されていると前記判定手段が判定した場合に限り、該発信者特定情報を送信元として表示する送信元表示手段を設けたことを特徴とする発信者特定システム。
  4. 前記着信許容利用者記憶手段には、発信者特定情報と該発信者特定情報に対応するニックネームとが記憶され、
    前記送信元表示手段は、前記発信者特定情報もしくはニックネームのうち、予め表示対象として設定されているものを送信元として表示するように構成されていることを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載の発信者特定システム。
  5. 前記発信者特定情報が前記携帯電話端末の電話番号によって構成されていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3または請求項4記載の発信者特定システム。
  6. 前記電話交換機には、受信した通信要求に含まれる発信者特定情報に対応して通話料金を課金する課金手段が設けられていることを特徴とする請求項5記載の発信者特定システム。
  7. 送信側の電話端末の利用者を特定するための発信者特定方法であって、
    送信側の電話端末の利用者を特定するための発信者特定情報を予め携帯電話端末の記憶手段に記憶させておき、
    送信側の電話端末の使用に際し、前記携帯電話端末と送信側の電話端末とを情報伝達可能に接続して前記携帯電話端末の記憶手段に記憶されている発信者特定情報を送信側の電話端末の制御部に読み込ませ、
    前記送信側の電話端末の制御部が、読み込んだ発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機に送信し、
    前記電話交換機を介して通信要求を受信した受信側の電話端末の制御部が、着信を許容する利用者の発信者特定情報を予め記憶した記憶手段を検索して前記通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が記憶されているか否かを判定し、
    一致する発信者特定情報が記憶されている場合に限り、該受信側の電話端末の制御部が、前記一致した発信者特定情報を送信元として該受信側の電話端末の表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする発信者特定方法。
  8. 前記携帯電話端末の記憶手段に当該携帯電話端末の利用者を認証するための認証情報を予め記憶させておき、
    前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みに際し、当該携帯電話端末の制御部が、当該携帯電話端末のダイヤル操作部のコンビネーション操作によって入力される認証情報と当該携帯電話端末の記憶手段に記憶されている認証情報とが一致しているか否かを判定し、
    一致する認証情報が記憶されている場合に限り、前記送信側の電話端末からの発信者特定情報の読み込みを許容するようにしたことを特徴とする請求項7記載の発信者特定方法。
  9. 送信側の電話端末の利用者を特定するための発信者特定方法であって、
    送信側の電話端末の使用に際し、当該送信側の電話端末のダイヤル操作部から発信者特定情報を入力し、
    前記送信側の電話端末の制御部が、前記入力された発信者特定情報を通信先電話番号と共に通信要求として電話交換機に送信し、
    前記電話交換機を介して通信要求を受信した受信側の電話端末の制御部が、着信を許容する利用者の発信者特定情報を予め記憶した記憶手段を検索して前記通信要求に含まれる発信者特定情報と一致する発信者特定情報が記憶されているか否かを判定し、
    一致する発信者特定情報が記憶されている場合に限り、該受信側の電話端末の制御部が、前記一致した発信者特定情報を送信元として該受信側の電話端末の表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする発信者特定方法。
  10. 前記受信側の電話端末の記憶手段に発信者特定情報と該発信者特定情報に対応するニックネームとを予め記憶させておき、
    前記受信側の電話端末の制御部が、前記発信者特定情報もしくはニックネームのうち、予め表示対象として決められたものを送信元として該受信側の電話端末の表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする請求項7,請求項8または請求項9記載の発信者特定方法。
  11. 前記発信者特定情報として前記携帯電話端末の電話番号を利用するようにしたことを特徴とする請求項7,請求項8,請求項9または請求項10記載の発信者特定方法。
  12. 前記電話交換機の制御部が、受信した通信要求に含まれる発信者特定情報に対応して通話料金を課金するようにしたことを特徴とする請求項11記載の発信者特定方法。
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