JP2008118459A - 無線通信システム、無線基地局及びこれらにおける上り信号受信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局及びこれらにおける上り信号受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局における上り信号の受信リソースを有効に活用する。
【解決手段】移動端末101に対するダイバーシティ制御が行われている無線基地局102−2にて、当該無線基地局102−2と移動端末101との間における伝搬遅延時間が伝搬遅延時間測定部202にて測定され、測定された伝搬遅延時間と予め設定された伝搬遅延時間閾値とに基づいて、移動端末101から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかがリソース確保判断部204にて判断され、リソース確保判断部204によって判断された結果に基づいて、制御部206にて受信リソースが確保または解放される。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システム、無線基地局及びこれらにおける上り信号受信方法に関し、特に、ダイバーシティ制御機能を有する無線通信システム、無線基地局及びこれらにおける上り信号受信方法に関する。
一般的に、移動端末と無線基地局と無線基地局制御装置とから構成される無線通信システムにおいては、通話中である移動端末が、互いに隣接する2つの無線基地局がカバーするエリアであるセルが互いに重なる範囲に存在する間、移動端末から送信された上り信号がそれぞれの無線基地局にて受信され、それぞれの無線基地局にて受信された上り信号が無線基地局の上位装置である無線基地局制御装置にて選択合成されるダイバーシティという技術が用いられている。
また、同様に、通話中である移動端末が、互いに隣接する2つの無線基地局がカバーするエリアであるセルが互いに重なる範囲を移動している場合、移動端末が接続される無線基地局を切り替えるハンドオーバーという技術が用いられている。この技術を用いて、例えば、ハンドオーバー先の無線基地局からハンドオーバー元の無線基地局を介して移動端末に対して、移動端末から送信される上り信号をハンドオーバー先の無線基地局にて十分に受信することができる送信電力を用いて送信するような送信電力制御を行い、制御された送信電力を用いて移動端末から上り信号を送信し、ハンドオーバー元の無線基地局と移動端末との接続を切断する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平07−274236号公報
しかしながら、上述したセルの半径は、当該セルをカバーする無線基地局の構造(技術方式や内部の構成要素、処理能力)に依存している。そのため、セルの半径は一定であるとは限らず、無線基地局によっては当該無線基地局がカバーするセルの半径が大きなものであったり、また小さなものであったりする。セル半径が大きなものである無線基地局は、高い送信電力を用いて下り信号を送信している。
図6は、従来の無線通信システムの一構成例を示す図である。
図6に示した無線通信システムにおいては、無線基地局制御装置904と、無線基地局制御装置904に接続され、互いに隣接する2つの無線基地局902−1〜902−2と、無線基地局902−1〜902−2がそれぞれカバーするセル半径が互いに異なるセル903−1〜903−2間を移動する移動端末901とから構成されている。無線基地局制御装置904は、無線基地局902−1〜902−2の上位装置であり、無線基地局902−1〜902−2を制御する。
図7は、図6に示した構成において、任意の地点における無線基地局902−1〜902−2からそれぞれ送信される下り信号の信号レベル及び移動端末901から送信される上り信号の信号レベルを示す図である。
図7には、無線基地局902−1から送信される下り信号の信号レベルを実線で示している。また、無線基地局902−2から送信される下り信号の信号レベルを破線で示している。また、移動端末901から送信される上り信号の信号レベルを一点鎖線で示している。
図7からわかるように、無線基地局902−2から送信された下り信号が移動端末901にて受信された際の信号レベルは、無線基地局902−1から送信された下り信号が移動端末901にて受信された際の信号レベルと同等のレベルである。そのため、図6に示したセル間に移動端末901が存在する場合、無線基地局902−1〜902−2からそれぞれ送信された下り信号が移動端末901にてダイバーシティを行うのに十分な品質で受信できている。
しかし、移動端末901から送信された上り信号については、無線基地局902−1にて受信された際の信号レベルに比べて、無線基地局902−2にて受信された信号レベルはかなり低い。これでは、無線基地局902−2にて受信された信号に誤りが多いと考えられ、無線基地局902−1〜902−2にてそれぞれ受信された信号を無線基地局制御装置904にて合成する際に、選択合成の利得がほとんど得られなくなってしまうという問題点がある。
また、これにより、選択合成の利得がほとんど得られない受信処理に対してリソースを使用してしまうこととなり、効率的なリソースの使用ができないという問題点がある。
また、特許文献1に記載された技術においては、ハンドオーバー元の無線基地局と移動端末との接続を切断することによりリソースの解放を行っているが、移動端末から上り信号を送信する際に用いられる送信電力をハンドオーバー先の無線基地局から制御しなければならないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、無線基地局における上り信号の受信リソースを有効に活用することができる無線通信システム、無線基地局及びこれらにおける上り信号受信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
移動端末と、該移動端末と接続され、前記移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている複数の無線基地局とを有してなる無線通信システムにおいて、
前記無線基地局は、
当該無線基地局と前記移動端末との間における伝搬遅延時間を測定する伝搬遅延時間測定手段と、
予め設定された伝搬遅延時間閾値と前記伝搬遅延時間測定手段によって測定された伝搬遅延時間とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断するリソース確保判断手段と、
前記リソース確保判断手段によって判断された結果に基づいて、前記受信リソースを確保または解放する制御手段とを有することを特徴とする。
また、前記リソース確保判断手段は、前記伝搬遅延時間が前記伝搬遅延時間閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを解放すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする。
また、前記無線基地局は、
ノイズと判断される信号の増加量であるノイズライズ量を測定するノイズライズ量測定手段を有し、
前記リソース確保判断手段は、予め設定されたノイズライズ量閾値と前記ノイズライズ量測定手段によって測定されたノイズライズ量とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断することを特徴とする。
また、前記リソース確保判断手段は、前記ノイズライズ量が前記ノイズライズ量閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを確保すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを解放すると判断することを特徴とする。
また、前記無線基地局は、
前記伝搬遅延時間測定手段に代えて、下り送信電力を測定する下り送信電力量測定手段を有し、
前記リソース確保判断手段は、前記下り送信電力量が予め設定された下り送信電力量閾値よりも高い場合、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする。
また、前記リソース確保判断手段は、前記無線基地局に接続された移動端末の数が予め設定された移動端末数閾値よりも少ない場合、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保すると判断することを特徴とする。
また、移動端末と接続され、該移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている無線基地局であって、
当該無線基地局と前記移動端末との間における伝搬遅延時間を測定する伝搬遅延時間測定手段と、
予め設定された伝搬遅延時間閾値と前記伝搬遅延時間測定手段によって測定された伝搬遅延時間とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断するリソース確保判断手段と、
前記リソース確保判断手段によって判断された結果に基づいて、前記受信リソースを確保または解放する制御手段とを有する。
また、前記リソース確保判断手段は、前記伝搬遅延時間が前記伝搬遅延時間閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを解放すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする。
また、ノイズと判断される信号の増加量であるノイズライズ量を測定するノイズライズ量測定手段を有し、
前記リソース確保判断手段は、予め設定されたノイズライズ量閾値と前記ノイズライズ量測定手段によって測定されたノイズライズ量とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断することを特徴とする。
また、前記リソース確保判断手段は、前記ノイズライズ量が前記ノイズライズ量閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを確保すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを解放すると判断することを特徴とする。
また、前記伝搬遅延時間測定手段に代えて、下り送信電力を測定する下り送信電力量測定手段を有し、
前記リソース確保判断手段は、前記下り送信電力量が予め設定された下り送信電力量閾値よりも高い場合、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする。
また、前記リソース確保判断手段は、前記無線基地局に接続された移動端末の数が予め設定された移動端末数閾値よりも少ない場合、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保すると判断することを特徴とする。
また、移動端末と接続され、該移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている無線基地局における上り信号受信方法であって、
前記無線基地局と前記移動端末との間における伝搬遅延時間を測定する処理と、
予め設定された伝搬遅延時間閾値と前記測定された伝搬遅延時間とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断する処理と、
前記判断された結果に基づいて、前記受信リソースを確保または解放する処理とを有する。
また、ノイズと判断される信号の増加量であるノイズライズ量を測定する処理と、
予め設定されたノイズライズ量閾値と前記測定されたノイズライズ量とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断する処理とを有することを特徴とする。
また、下り送信電力を測定する処理と、
前記測定された下り送信電力量が予め設定された下り送信電力量閾値よりも高い場合、前記受信リソースを確保すると判断する処理とを有することを特徴とする。
また、前記無線基地局に接続された移動端末の数が予め設定された移動端末数閾値よりも少ない場合、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保すると判断する処理を有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、移動端末と接続され、移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている無線基地局にて、当該無線基地局と移動端末との間における伝搬遅延時間が伝搬遅延時間測定手段にて測定され、測定された伝搬遅延時間と予め設定された伝搬遅延時間閾値とに基づいて、移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかがリソース確保判断手段にて判断され、リソース確保判断手段によって判断された結果に基づいて、制御手段にて受信リソースが確保または解放される。
これにより、ダイバーシティ制御における選択合成に十分な受信品質を有する上り信号を受信するための受信リソースのみが確保される。
以上説明したように本発明においては、移動端末と接続され、移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている無線基地局にて、当該無線基地局と移動端末との間における伝搬遅延時間を測定し、測定された伝搬遅延時間と予め設定された伝搬遅延時間閾値とに基づいて、移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断し、判断された結果に基づいて、受信リソースを確保または解放する構成としたため、無線基地局における上り信号の受信リソースを有効に活用することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の無線通信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、無線基地局制御装置104と、無線基地局制御装置104に接続され、隣接する3つの無線基地局102−1〜102−3と、移動端末101とから構成されている。無線基地局102−1〜102−3がそれぞれカバーするエリアをそれぞれセル103−1〜103−3とし、移動端末101は、セル103−1とセル103−2と間を移動している。また、セル103−1〜103−3は、セル半径が互いに異なる。また、無線基地局制御装置104は、無線基地局102−1〜102−3の上位装置であり、無線基地局102−1〜102−3を制御する。
図2は、図1に示した無線基地局102−2の内部の構成の一例を示す図である。
図1に示した無線基地局102−2には図2に示すように、受信部201と、伝搬遅延時間測定部202と、ノイズライズ量測定部203と、リソース確保判断部204と、記憶部205と、これらを制御する制御部206とが設けられている。
受信部201は、移動端末101から送信された上り信号や無線基地局制御装置104から送信された信号を受信する。
伝搬遅延時間測定部202は、移動端末101から送信されて受信部201にて受信された上り信号に基づいて伝搬遅延時間を測定する。この伝搬遅延時間の測定方法は、例えば無線基地局102−2から移動端末101へ下り信号が送信されてから、送信された下り信号が移動端末101にて折り返されて無線基地局102−2にて受信されるまでの時間を測定する等の従来の方法であり、詳細についてはここでは説明しない。
ノイズライズ量測定部203は、受信部201にて受信された信号のうちノイズと判断された信号の増加量であるノイズライズ量を測定する。ここで、無線基地局102−2にて受信リソースを確保されて受信に備えられた信号以外の信号は、無線基地局102−2における受信信号とみなされずにノイズと判断されることとなる。つまり、受信リソースが確保されて受信されていた信号は、当該受信リソースが解放された後にはすべてノイズと判断されることとなる。
記憶部205は、伝搬遅延時間閾値、ノイズライズ量閾値、隣接するセルの半径情報等を予め記憶しておく。伝搬遅延時間閾値は、セルの半径に対応付けられて記憶される。これらは、無線基地局制御装置104から入手されるものであり、制御部206によって記憶部205に記憶される。
図3は、図2に示した記憶部205に予め記憶されている当該無線基地局に隣接する無線基地局がカバーするセルのセル半径情報の一例を示す図である。
無線基地局102−2に隣接する無線基地局が無線基地局102−1,102−3である場合、図2に示した記憶部205には図3に示すように、無線基地局102−1,102−3ごとにセル半径が予め記憶されている。例えば、無線基地局102−1がカバーするセル103−1のセル半径は、1.3kmであることが記憶されている。また、無線基地局102−3がカバーするセル103−3のセル半径は、1.7kmであることが記憶されている。
図4は、図2に示した記憶部205に予め記憶されているセル半径と伝搬遅延時間閾値との対応付け情報の一例を示す図である。
図2に示した記憶部205には図4に示すように、セルの半径と、そのセル半径のセルをカバーする無線基地局との間にてダイバーシティが行われている場合に受信リソースを確保するかどうかの判断基準の1つである伝搬遅延時間閾値とが、それぞれ対応付けられて記憶されている。例えば、セル半径が0km以上1.5km未満であるセルをカバーする無線基地局との間にてダイバーシティが行われている場合に受信リソースを確保するかどうかの判断に用いる伝搬遅延時間閾値は、440msであることが記憶されている。また、セル半径が1.5km以上2.0km未満であるセルをカバーする無線基地局との間にてダイバーシティが行われている場合に受信リソースを確保するかどうかの判断に用いる伝搬遅延時間閾値は、420msであることが記憶されている。また、セル半径が2.0km以上2.5km未満であるセルをカバーする無線基地局との間にてダイバーシティが行われている場合に受信リソースを確保するかどうかの判断に用いる伝搬遅延時間閾値は、400msであることが記憶されている。また、セル半径が2.5km以上3.0km未満であるセルをカバーする無線基地局との間にてダイバーシティが行われている場合に受信リソースを確保するかどうかの判断に用いる伝搬遅延時間閾値は、380msであることが記憶されている。
リソース確保判断部204は、伝搬遅延時間測定部202にて測定された伝搬遅延時間と、ノイズライズ量測定部203にて測定されたノイズライズ量と、記憶部205に記憶されている伝搬遅延時間閾値やノイズライズ量閾値に基づいて、受信リソースを確保するか解放するかを判断する。
なお、図2においては、本発明に関する構成要素のみを示した。また、図1に示した無線基地局103−1,103−3についても、無線基地局103−2と同様の構成を有する。また、図1には、無線基地局制御装置104に接続された無線基地局の台数が3台である場合を例に挙げて示しているが、無線基地局の台数は2台であってもよいし、4台以上であってもかまわない。
以下に、図2に示した無線基地局103−2における上り信号受信方法について説明する。
図5は、図2に示した無線基地局103−2における上り信号受信方法を説明するためのフローチャートである。
まず、移動端末101に関してダイバーシティが行われている無線基地局を示す情報であるダイバーシティ情報が無線基地局制御装置104から入手されると(ステップS1)、入手されたダイバーシティ情報に基づいて伝搬遅延時間閾値が決定される(ステップS2)。具体的には、移動端末101に関してダイバーシティが行われている無線基地局がカバーするセルのセル半径が記憶部205から制御部206によって読み出される。例えば、移動端末101に関してダイバーシティが行われている無線基地局が無線基地局102−1である場合、図3に示した例においては、記憶部205から無線基地局102−1がカバーするセル103−1のセル半径が1.3kmであることが制御部206によって読み出される。そして、セル半径1.3kmに対応する伝搬遅延時間閾値が記憶部205から制御部206によって読み出される。図4に示した例においては、セル半径1.3kmに対応付けられた伝搬遅延時間閾値は440msであるため、伝搬遅延時間閾値が440msであることが決定されることとなる。
その後、移動端末101に対する伝搬遅延時間が伝搬遅延時間測定部202にて測定される(ステップS3)。測定方法については、上述したように従来の方法と同様であるため、ここでは説明しない。
また、受信部201にて受信されたノイズライズ量がノイズライズ量測定部203にて測定される(ステップS4)。
なお、ステップS3の処理とステップS4の処理とは、処理の順序が逆であってもかまわない。
そして、ステップS3にて測定された伝搬遅延時間が、ステップS2にて決定された伝搬遅延時間閾値よりも大きいかどうかが、リソース確保判断部204にて判断される(ステップS5)。
ステップS3にて測定された伝搬遅延時間が、ステップS2にて決定された伝搬遅延時間閾値よりも大きいと判断された場合、ステップS4にて測定されたノイズライズ量が、記憶部205に予め記憶されているノイズライズ量閾値よりも大きいかどうかが、リソース確保判断部204にて判断される(ステップS6)。
なお、ステップS5の処理とステップS6の処理とは、処理の順序が逆であってもかまわない。
ステップS4にて測定されたノイズライズ量が、記憶部205に予め記憶されているノイズライズ量閾値よりも大きくはないと判断された場合、リソース確保判断部204にて受信リソースを確保すべきではないと判断され、制御部206にて受信リソースは確保されない(ステップS7)。ここで、すでに受信リソースが確保されている場合は、確保されている受信リソースが制御部206にて解放される。
一方、ステップS3にて測定された伝搬遅延時間が、ステップS2にて決定された伝搬遅延時間閾値よりも大きくはないとステップS5にて判断された場合、または、ステップS4にて測定されたノイズライズ量が、記憶部205に予め記憶されているノイズライズ量閾値よりも大きいとステップS6にて判断された場合は、リソース確保判断部204にて受信リソースを確保すべきであると判断され、制御部206にて受信リソースが確保される(ステップS8)。
なお、受信リソースを確保するかどうかの判断材料として、伝搬遅延時間とノイズライズ量とを用いた場合を例に挙げて説明したが、伝搬遅延時間とノイズライズ量とのいずれか一方のみを判断材料として用いるものであっても良い。また、付随個別チャネルの下り送信電力量を測定する下り送信電力量測定部(不図示)を設け、下り送信電力量測定部にて測定された下り送信電力量を、受信リソースを確保するかどうかの判断材料として用いるものであっても良い。この場合は、下り送信電力量閾値を予め設定しておき、測定された下り送信電力量が下り送信電力量閾値よりも高い場合、受信リソースが確保されるものであっても良い。
また、無線基地局にて、セル内で動作している移動端末の数が少ない場合(リソースに余裕がある場合)は、上述した処理を行わず、従来のリソース確保の処理が行われるものであっても良い。この場合は、移動端末数閾値を予め設定しておき、セル内で動作している移動端末の数が移動端末数閾値よりも多い場合のみ、上述した処理を行うものであっても良い。
さらに、無線基地局に近い場所で、例えば、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)のように多くの受信リソースを使用するサービスを受けている移動端末が1台でも存在する場合、当該無線基地局と当該無線基地局に隣接する無線基地局にてダイバーシティハンドオーバを行っている移動端末を当該無線基地局におけるスケジューリングに加えない方法も考えられる。
また、セル半径の大きな無線基地局からセル半径の小さな無線基地局へ移動端末が移動していく場合は、積極的にスケジューリングセルをセル半径の小さな無線基地局に移させて、早期にセル半径の大きな無線基地局の上り高速信号受信リソースを解放する。
以上説明したような受信リソースの確保または解放を行うため、ダイバーシティ制御における選択合成に十分な受信品質を有する上り信号を受信するための受信リソースのみが確保される。
本発明の無線通信システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示した無線基地局の内部の構成の一例を示す図である。 図2に示した記憶部に予め記憶されている当該無線基地局に隣接する無線基地局がカバーするセルのセル半径情報の一例を示す図である。 図2に示した記憶部に予め記憶されているセル半径と伝搬遅延時間閾値との対応付け情報の一例を示す図である。 図2に示した無線基地局における上り信号受信方法を説明するためのフローチャートである。 従来の無線通信システムの一構成例を示す図である。 図6に示した構成において、任意の地点における無線基地局からそれぞれ送信される下り信号の信号レベル及び移動端末から送信される上り信号の信号レベルを示す図である。
符号の説明
101 移動端末
102−1〜102−3 無線基地局
103−1〜103−3 セル
104 無線基地局制御装置
201 受信部
202 伝搬遅延時間測定部
203 ノイズライズ量測定部
204 リソース確保判断部
205 記憶部
206 制御部

Claims (16)

  1. 移動端末と、該移動端末と接続され、前記移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている複数の無線基地局とを有してなる無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、
    当該無線基地局と前記移動端末との間における伝搬遅延時間を測定する伝搬遅延時間測定手段と、
    予め設定された伝搬遅延時間閾値と前記伝搬遅延時間測定手段によって測定された伝搬遅延時間とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断するリソース確保判断手段と、
    前記リソース確保判断手段によって判断された結果に基づいて、前記受信リソースを確保または解放する制御手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記リソース確保判断手段は、前記伝搬遅延時間が前記伝搬遅延時間閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを解放すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、
    ノイズと判断される信号の増加量であるノイズライズ量を測定するノイズライズ量測定手段を有し、
    前記リソース確保判断手段は、予め設定されたノイズライズ量閾値と前記ノイズライズ量測定手段によって測定されたノイズライズ量とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
    前記リソース確保判断手段は、前記ノイズライズ量が前記ノイズライズ量閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを確保すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを解放すると判断することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、
    前記伝搬遅延時間測定手段に代えて、下り送信電力を測定する下り送信電力量測定手段を有し、
    前記リソース確保判断手段は、前記下り送信電力量が予め設定された下り送信電力量閾値よりも高い場合、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記リソース確保判断手段は、前記無線基地局に接続された移動端末の数が予め設定された移動端末数閾値よりも少ない場合、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保すると判断することを特徴とする無線通信システム。
  7. 移動端末と接続され、該移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている無線基地局であって、
    当該無線基地局と前記移動端末との間における伝搬遅延時間を測定する伝搬遅延時間測定手段と、
    予め設定された伝搬遅延時間閾値と前記伝搬遅延時間測定手段によって測定された伝搬遅延時間とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断するリソース確保判断手段と、
    前記リソース確保判断手段によって判断された結果に基づいて、前記受信リソースを確保または解放する制御手段とを有する無線基地局。
  8. 請求項7に記載の無線基地局において、
    前記リソース確保判断手段は、前記伝搬遅延時間が前記伝搬遅延時間閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを解放すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする無線基地局。
  9. 請求項7または請求項8に記載の無線基地局において、
    ノイズと判断される信号の増加量であるノイズライズ量を測定するノイズライズ量測定手段を有し、
    前記リソース確保判断手段は、予め設定されたノイズライズ量閾値と前記ノイズライズ量測定手段によって測定されたノイズライズ量とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断することを特徴とする無線基地局。
  10. 請求項9に記載の無線基地局において、
    前記リソース確保判断手段は、前記ノイズライズ量が前記ノイズライズ量閾値よりも大きな場合、前記受信リソースを確保すると判断し、それ以外の場合は、前記受信リソースを解放すると判断することを特徴とする無線基地局。
  11. 請求項7に記載の無線基地局において、
    前記伝搬遅延時間測定手段に代えて、下り送信電力を測定する下り送信電力量測定手段を有し、
    前記リソース確保判断手段は、前記下り送信電力量が予め設定された下り送信電力量閾値よりも高い場合、前記受信リソースを確保すると判断することを特徴とする無線基地局。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の無線基地局において、
    前記リソース確保判断手段は、前記無線基地局に接続された移動端末の数が予め設定された移動端末数閾値よりも少ない場合、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保すると判断することを特徴とする無線基地局。
  13. 移動端末と接続され、該移動端末に対するダイバーシティ制御が行われている無線基地局における上り信号受信方法であって、
    前記無線基地局と前記移動端末との間における伝搬遅延時間を測定する処理と、
    予め設定された伝搬遅延時間閾値と前記測定された伝搬遅延時間とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断する処理と、
    前記判断された結果に基づいて、前記受信リソースを確保または解放する処理とを有する上り信号受信方法。
  14. 請求項13に記載の上り信号受信方法において、
    ノイズと判断される信号の増加量であるノイズライズ量を測定する処理と、
    予め設定されたノイズライズ量閾値と前記測定されたノイズライズ量とに基づいて、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保するか解放するかを判断する処理とを有することを特徴とする上り信号受信方法。
  15. 請求項13に記載の上り信号受信方法において、
    下り送信電力を測定する処理と、
    前記測定された下り送信電力量が予め設定された下り送信電力量閾値よりも高い場合、前記受信リソースを確保すると判断する処理とを有することを特徴とする上り信号受信方法。
  16. 請求項13乃至15のいずれか1項に記載の上り信号受信方法において、
    前記無線基地局に接続された移動端末の数が予め設定された移動端末数閾値よりも少ない場合、前記移動端末から送信される信号を受信するための受信リソースを確保すると判断する処理を有することを特徴とする上り信号受信方法。
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