JPH11122672A - セルラー無線通信システム及び基地局 - Google Patents
セルラー無線通信システム及び基地局Info
- Publication number
- JPH11122672A JPH11122672A JP9283263A JP28326397A JPH11122672A JP H11122672 A JPH11122672 A JP H11122672A JP 9283263 A JP9283263 A JP 9283263A JP 28326397 A JP28326397 A JP 28326397A JP H11122672 A JPH11122672 A JP H11122672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- mobile station
- station
- received
- communication channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 368
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 title claims abstract description 60
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 26
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 54
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 31
- 101710171220 30S ribosomal protein S12 Proteins 0.000 abstract description 12
- 101710171187 30S ribosomal protein S10 Proteins 0.000 abstract description 11
- 101710171225 30S ribosomal protein S18 Proteins 0.000 description 46
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 26
- 101000812304 Bacillus subtilis (strain 168) 30S ribosomal protein S16 Proteins 0.000 description 11
- 101000675258 Geobacillus stearothermophilus 30S ribosomal protein S19 Proteins 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 102220506916 Taste receptor type 2 member 9_S24A_mutation Human genes 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 102220585521 T cell receptor gamma constant 1_S21A_mutation Human genes 0.000 description 3
- 102220082839 rs149700042 Human genes 0.000 description 3
- 102220585520 T cell receptor gamma constant 1_S20A_mutation Human genes 0.000 description 2
- 102220476023 Tubulin beta-6 chain_S23A_mutation Human genes 0.000 description 2
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 101710171219 30S ribosomal protein S13 Proteins 0.000 description 1
- 108050001922 30S ribosomal protein S17 Proteins 0.000 description 1
- 102220531551 39S ribosomal protein L4, mitochondrial_S12A_mutation Human genes 0.000 description 1
- 102220531547 39S ribosomal protein L4, mitochondrial_S17A_mutation Human genes 0.000 description 1
- CIWBSHSKHKDKBQ-JLAZNSOCSA-N Ascorbic acid Chemical compound OC[C@H](O)[C@H]1OC(=O)C(O)=C1O CIWBSHSKHKDKBQ-JLAZNSOCSA-N 0.000 description 1
- 101000722833 Geobacillus stearothermophilus 30S ribosomal protein S16 Proteins 0.000 description 1
- 102220506862 Taste receptor type 2 member 9_S11A_mutation Human genes 0.000 description 1
- 102220506931 Taste receptor type 2 member 9_S13A_mutation Human genes 0.000 description 1
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 102200012170 rs10084168 Human genes 0.000 description 1
- 102200056507 rs104894175 Human genes 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/24—Reselection being triggered by specific parameters
- H04W36/30—Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data
- H04W36/304—Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data due to measured or perceived resources with higher communication quality
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/08—Reselecting an access point
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/16—Performing reselection for specific purposes
- H04W36/18—Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
段と通信品質を良好にすることができるようにする。 【解決手段】パスロスが自局を下回る基地局(BS1
2、BS13)に対して、移動局(MS10)が使用し
ている通信チヤネルを通告し、その基地局でもその通信
チヤネルを受信して受信信号(S2、S3)を接続交換
局(11)に送り、接続交換局では送られてくる受信信
号(S1〜S3)をそれぞれ合成し、その合成受信信号
に復号処理を施して移動局から送られてくるデータを復
元するようにしたことにより、受信状態が良好な他の基
地局で受信した受信信号をも合成してシステム全体での
ダイバーシチ受信を行うことができ、移動局から基地局
への通信品質を容易に向上することができる。
Description
ステム及び基地局に関し、例えば携帯電話システム等に
適用して好適なものである。
ては、通信サービスを提供するエリアを所望の大きさの
セルに分割して当該セル内にそれぞれ固定局としての基
地局を設置し、移動局としての通信端末装置は通信状態
が最も良好であると思われる基地局と無線通信するよう
になされている。その際、通信端末装置と基地局との間
の通信方式としては種々の方式が提案されているが、代
表的なものとしてTDMA(Time Division Multiple A
ccess )方式と呼ばれる時分割多元接続方式がある。
ルを時間的に分割してスロツトを形成し、自局に割り当
てられたスロツトのタイミングで送信信号を送信するよ
うになされた方式であり、同一周波数チヤネルで複数の
通信(いわゆる多重通信)を実現して周波数を効率的に
使用するようになされた方式である。
ステムについて、図8を参照しながら以下に具体的に説
明する。この図8に示すように、セルラー無線通信シス
テム1においては、サービスエリアを複数のセルC1〜
C7に分割して当該セルC1〜C7に対してそれぞれ基
地局BS1〜BS7を配置するようになされており、こ
れによりサービスエリア内の位置であればどこでも基地
局と無線通信し得るようになされている。この場合、各
セルC1〜C7に配置された基地局BS1〜BS7は、
これら基地局BS1〜BS7を管理すると共に各基地局
BS1〜BSから送られてくる信号及び各基地局BS1
〜BS7に送る信号の信号路を回線交換によつて制御す
る上位階層の接続交換局2に接続されている。
がこのセルラー無線通信システム1のサービスエリア内
で通信する場合には、当該通信端末装置MS1はこれら
の基地局BS1〜BS7のうち最も通信状態が良好であ
ると思われる基地局を選び、その基地局と無線回線を接
続して音声信号等のユーザ情報を通信するようになされ
ている。例えば通信端末装置MS1が基地局BS1の近
傍に居るときには、当該基地局BS1が最も通信状態が
良好なので、当該基地局BS1と無線回線を接続する。
このとき基地局BS1は通信端末装置MS1から受信し
た受信信号を上位階層の接続交換局2に送信し、また逆
に接続交換局2から受けた送信信号を通信端末装置MS
1に向けて送信する。
受信信号を復号処理いわゆるチヤネルデコーデイング
し、その結果得られる受信データを公衆回線網3を介し
て通信相手の端末装置4に送信する。また接続交換局2
は公衆回線網3を介して送られてくる通信相手の端末装
置4からのデータを受け、これに符号化処理いわゆるチ
ヤネルエンコーデイングを施して送信信号を生成し、こ
れを基地局BS1に送る。このような一連の処理によ
り、通信端末装置MS1は基地局BS1、接続交換局2
及び公衆回線網3を介して通信相手の端末装置4と通信
することができる。
とによつて当該通信端末装置MS1が無線接続されるべ
き基地局が変更になる場合がある。例えば通信端末装置
MS1が基地局BS1のサービスエリアであるセルC1
から基地局BS2のサービスエリアであるセルC2に移
動したときがこの例に当てはまる。このとき通信端末装
置MS1は、基地局BS1から基地局BS2に無線回線
の接続切換いわゆるハンドオフを行い、新たに接続され
た基地局BS2と無線通信を行う。このようなハンドオ
フを行うことにより、通信端末装置MS1が移動した場
合でも、順次基地局を切り換えて行くことによつて通信
を継続することができる。
ても、常に「移動局がどの基地局と接続するべきか」を
模索している必要がある。一般に、セルラー無線通信シ
ステム1においては、移動局である通信端末装置MS1
が、各基地局BS1〜BS7から送信される制御チヤネ
ル(以下、これをコントロールチヤネルCCHと呼ぶ)
の信号を受信してその受信電力をそれぞれ測定し、受信
電力が最も大きい基地局をハンドオフ先の基地局候補と
して決めるようになされており、移動局主体でハンドオ
フ先の基地局候補を決めるようになされている。
定権は基地局側に委ねられており、ハンドオフの流れと
しては、「移動局がハンドオフ先の候補を探し、この結
果に従つて基地局がハンドオフを実行する」といつた形
式になつている。すなわち基地局は、現在通信中の通信
端末装置からの受信電力が不足していないかどうかを常
時監視しており、受信電力の不足により満足な通信品質
を得られなくなつた場合には、その通信端末装置を他の
基地局にハンドオフすることを決定する。その際、基地
局は、その通信端末装置から通告されるハンドオフ先候
補の基地局に対してハンドオフを実行するようになされ
ている。因みに、通信端末装置において、基地局からの
受信電力が低下したため、当該通信端末装置からハンド
オフを要求する場合もある。但し、この場合も、ハンド
オフするか否かは最終的に基地局側で決めるようになつ
ている。
セルラー無線通信システム1においては、通信端末装置
の移動によつて基地局が順次切り換わつて行くことはあ
るが、基本的には1つの基地局と通信するようになされ
ている。その際、セルラー無線通信システム1では、受
信電力を基準にして通信状態が良好であると思われる基
地局を1つ選び、その基地局と通信端末装置とを通信さ
せるようになつている。しかしながら実際には、通信状
態が良好な基地局は1つだけとは限らず、複数存在する
ことが多々ある。そのようなときに無理に1つだけ基地
局を選んで通信するよりも、それら通信状態の良好な基
地局によつて受信した受信信号を利用すれば、容易に上
り方向(すなわち通信端末装置から基地局への信号方
向)の通信品質を向上し得ると思われる。
ム1においては、基地局から送信される下り方向のコン
トロールチヤネルCCHの受信電力を通信端末装置にお
いて測定し、その測定した受信電力に基づいてハンドオ
フ先の基地局候補を探してこれを基地局に通告するよう
になされている。そして基地局においては、通信端末装
置から送信される上り方向の信号の受信電力が十分でな
くなつたとき、そのタイミングをトリガとしてその通告
されたハンドオフ先の基地局候補に当該通信端末装置を
ハンドオフさせるようになされている。ところがこのよ
うな方法によつてハンドオフを行うと、通信端末装置か
ら見て最も良好と思われる基地局にハンドオフが行われ
るが、必ずしもシステム全体の中で最も良好な基地局に
ハンドオフされるとは限らないといつた不都合がある。
すなわち従来のセルラー無線通信システム1のハンドオ
フ方法では、一方からの判断によつてハンドオフ先を決
めており、このための上述のような不都合が生じてい
る。従つてあらゆる観点からハンドオフ先を決めれば、
一番最適な基地局を探すことができ、通信端末装置と基
地局との通信品質をより向上することができると思われ
る。
で、一段と通信品質を良好にすることができるセルラー
無線通信システム及び基地局を提案しようとするもので
ある。
め本発明においては、移動局、基地局及び当該基地局を
管理する接続交換局を有し、移動局と基地局との間で時
分割多元接続によつて通信するセルラー無線通信システ
ムにおいて、移動局は、所定の基地局と通信中に、各基
地局からの制御チヤネルを受信して各基地局とのパスロ
スを測定し、測定したパスロスを示すパスロス情報を通
信中の基地局に対して送信し、通信中の基地局は、移動
局から受けた受信信号を接続交換局に送信すると共に、
パスロス情報に基づいて、パスロスが自局を下回る基地
局が存在するか否か判断し、当該基地局が存在する場合
には、当該基地局に対して移動局が使用している通信チ
ヤネルを通告し、通信チヤネルが通告された基地局は、
通告された通信チヤネルを受信して当該通信チヤネルの
信号対干渉波電力比を測定し、測定した信号対干渉波電
力比が予め定められた第1の閾値を越えている場合に
は、通信チヤネルの受信によつて得た受信信号を接続交
換局に送信し、接続交換局は、基地局から送られてくる
受信信号をそれぞれ合成して得た合成受信信号に復号処
理を施して移動局から送られたデータを復元するように
する。
に対して、移動局が使用している通信チヤネルを通告
し、その基地局でもその通信チヤネルを受信して受信信
号を接続交換局に送り、接続交換局では送られてくる受
信信号をそれぞれ合成し、その合成受信信号に復号処理
を施して移動局から送られてくるデータを復元するよう
にしたことにより、受信状態が良好な他の基地局で受信
した受信信号をも合成してシステム全体でのダイバーシ
チ受信を行うことができ、移動局から基地局への通信品
質を容易に向上することができる。
び当該基地局を管理する接続交換局を有し、移動局と基
地局との間で時分割多元接続によつて通信するセルラー
無線通信システムにおいて、移動局は、所定の基地局と
通信中に、各基地局からの制御チヤネルを受信して各基
地局とのパスロスを測定し、測定したパスロスを示すパ
スロス情報を通信中の基地局に対して送信し、通信中の
基地局は、移動局から受けた受信信号を接続交換局に送
信すると共に、パスロス情報又は移動局に対する送信電
力の値に基づいて移動局を他の基地局にハンドオフした
方が良い可能性があると判断されたとき、移動局が使用
している通信チヤネルを所望の基地局に通告し、通信チ
ヤネルが通告された基地局は、通信チヤネルを受信して
当該通信チヤネルにおける移動局からの受信電力を測定
し、測定した受信電力が予め定められた第1の閾値を越
えている場合には、当該受信電力を含む返答情報を通信
中の基地局に通告し、通信中の基地局は、返答情報に含
まれる受信電力が最も大きい基地局をハンドオフ先とし
て決め、当該基地局に対して移動局をハンドオフするよ
うにする。
又は移動局に対する送信電力の値に基づいて当該移動局
をハンドオフした方が良い可能性があると判断されたと
き、当該移動局が使用している通信チヤネルを所望の基
地局に通告し、通告を受けた基地局ではその通信チヤネ
ルを受信して移動局からの受信電力を測定し、当該受信
電力が予め定められた第1の閾値を越えていれば、当該
受信電力を含む返答情報を通告元の基地局に通告し、こ
れを受けた通告元の基地局では返答情報に含まれる受信
電力が最も大きい基地局をハンドオフ先として決めるよ
うにしたことにより、パスロスが最も小さい受信状態が
最も良い基地局に移動局をハンドオフすることができ、
その結果、移動局と基地局との通信品質を一段と向上す
ることができる。
施の形態を詳述する。
て、10は全体として本発明を適用したセルラー無線通
信システムを示す。このセルラー無線通信システム10
においても、通信サービスを提供するエリアを所望の大
きさのセルC1〜C7に分割して当該セル内にそれぞれ
固定局としての基地局BS11〜BS17を設置し、移
動局としての通信端末装置MS10は通信状態が最も良
好であると思われる基地局と無線通信するようになされ
ている。
おいては、単にTDMA方式によつて基地局BS11、
BS12、BS13、BS14、BS15、BS16又
はBS17と通信端末装置MS10との間で通信するの
ではなく、送信及び受信に使用する通信チヤネル(以
下、これをトラフイツクチヤネルと呼ぶ)の周波数をス
ロツト毎に順次切り換えて行くことにより、いわゆる周
波数ホツピングを行うようになされている。これにより
常に同一チヤネル干渉を受けることを回避して、干渉波
によつて通信が妨害されることを未然に回避し得るよう
になされている。
は、所望の通信を行うとき、移動局の位置によつては大
きな送信電力で送信しなければならない場合や低い送信
電力でも十分通信し得る場合が存在する。これを鑑み
て、このセルラー無線通信システム10では、基地局B
S11〜BS17及び通信端末装置MS10において互
いに受信電力(又は受信信号の品質)を監視しており、
その監視結果を逆に通知し合うことによつてフイードバ
ツクループを形成し、これによつて必要最低限の送信電
力で通信する、いわゆる送信パワーコントロールを行う
ようになされている。これによりこのセルラー無線通信
システム10では、必要最低限の送信電力で効率的に通
信し得、一定電力で送信する場合に比して消費電力を低
減し得ることから特に通信端末装置MS10にとつては
電池の使用時間を延ばせるといつた格別な効果が得られ
る。
において、移動局である通信端末装置MS10がサービ
スエリア内を移動すると、逐次基地局との間のパスロス
(すなわち伝送路損失)が変化する。例えば通信端末装
置MS10が基地局BS11と通信中に移動すると、基
地局BS11とのパスロスが逐次変化して行くので、送
信電力の変更が生じると共に、良好な通信を維持し得な
い程にパスロスが大きくなつた場合には当然通信中の基
地局BS11から他の基地局に対してハンドオフする必
要が生じる。
BS11と通信中に所定のタイミングで各基地局BS1
1〜BS17から送信されるコントロールチヤネルCC
H(このコントロールチヤネルCCHは送信電力が一定
となつている)をそれぞれ受信することにより、各コン
トロールチヤネルCCHの受信電力を算出し、その受信
電力と送信電力との電力比によつて各基地局BS11〜
BS17とのパスロスを測定する。そして通信端末装置
MS10は、その測定した各基地局BS11〜BS17
のパスロス値を基地局名と対にしてパスロス情報として
通信中の基地局BS11に通告する。また通信端末装置
MS10と通信中の基地局BS11は、当該通信端末装
置MS10との通信にどれだけの送信電力を使用してい
るかを逐次監視している。
装置MS10から送信されるパスロス情報に基づいて、
自局(BS11)と通信端末装置MS10のパスロス値
Yと、周辺基地局BS12〜BS17と通信端末装置M
S10のパスロス値Xとのパスロス比X/Yをそれぞれ
求め、当該パスロス比X/Yが所定の閾値p以下となる
基地局が存在するか否か調べる。その結果、パスロス比
X/Yが閾値p以下となる基地局が存在する場合には、
基地局BS11は、その基地局に対して通信端末装置M
S10との通信に使用しているトラフイツクチヤネル
(具体的には、そのトラフイツクチヤネルの周波数ホツ
ピングパターン)を接続交換局11を介して通告する。
例えば基地局BS12及びBS13のパスロス比X/Y
が閾値p以下であれば、基地局BS11は、当該基地局
BS12及びBS13に対して通信端末装置MS10と
の通信に使用しているトラフイツクチヤネルを通告す
る。なお、ここで使用されるパスロス比X/Yの閾値p
としては、「1/8 」〜「1」が妥当であり、特に「1/4
」〜「1/2 」が望ましい。
は、そのトラフイツクチヤネルを受信し、当該トラフイ
ツクチヤネルで送られてくる信号の信号対干渉波電力比
C/Iを測定する。その結果、信号対干渉波電力比C/
Iが所定の閾値qを越えていれば、その基地局はトラフ
イツクチヤネルの受信によつて得た受信信号を上位の接
続交換局11に送信する。例えば先の例のように、基地
局BS12及びBS13がトラフイツクチヤネルを通告
されたとすると、当該基地局BS12及びBS13はそ
れぞれそのトラフイツクチヤネルを受信して信号対干渉
波電力比C/Iを測定し、その値が閾値qを越えていれ
ば、受信した受信信号S2及びS3を上位の接続交換局
11に送信する。なお、ここで使用される信号対干渉波
電力比C/Iの判定閾値qとしては、「1」〜「10」程
度が妥当であり、特に「4」〜「7」あたりが望まし
い。
MS10と通信中である基地局BS11によつて受信さ
れたトラフイツクチヤネルの受信信号S1も当然基地局
BS11から受けるようになされており、接続交換局1
1はこの受信信号S1と周辺基地局BS12及びBS1
3から受けた受信信号S2及びS3とを最大比合成法に
よつて合成し、その合成された受信信号にチヤネルデコ
ーデイングを施して通信端末装置MS10から送られた
データを復元し、これを公衆回線網3を介して通信端末
装置MS10の通信相手である端末装置4に送信する。
なお、最大比合成法とは、それぞれの信号を所定の比率
で合成するものである。因みに、合成時の比率としては
信号対干渉波電力比C/Iに応じた係数が用いられる。
から送信された信号を基地局BS11のみによつて受信
するのではなく、受信状態の良い他の基地局BS12及
びBS13によつても受信し、受信したそれらの受信信
号S1〜S3を接続交換局11によつて合成するように
したことにより、システム全体を使用したサイトダイバ
ーシチ受信を行うことができ、上り回線の通信品質を容
易に向上することができる。
た基地局は、所定の期間中、通信端末装置MS10から
の信号の信号対干渉波電力比C/Iを観測した結果、当
該信号対干渉波電力比C/Iが閾値qを越えない割合が
予め定められた閾値rよりも大きければ、トラフイツク
チヤネルの受信を終了することを接続交換局11に通告
すると共に、そのトラフイツクチヤネルの受信を終了す
る。これにより通信端末装置MS10から通告されたパ
スロス値Xが誤りであつたときや通信端末装置MS10
の移動により電波状況が変化したとき等、受信状態が悪
いにも係わらず無駄に受信処理を継続することを回避し
得、速やかに受信処理を終了することができる。なお、
ここで使用される閾値rとしては「2」〜「30」パーセ
ントが妥当であり、特に「5」〜「10」パーセントあた
りが望ましい。
るセルラー無線通信システム10の場合には、例えば通
信端末装置MS10が基地局BS11と通信していると
すると、当該通信端末装置MS10は各基地局BS11
〜BS17のコントロールチヤネルCCHを受信するこ
とにより各基地局BS11〜BS17とのパスロス値を
測定し、その測定したパスロス値を通信中の基地局BS
11に通告する。これを受けた基地局BS11は、自局
のパスロス値Yと周辺基地局BS12〜BS17のパス
ロス値Xとのパスロス比X/Yを算出し、当該パスロス
比X/Yが閾値p以下となるか否か調べる。その結果、
パスロス比X/Yが閾値p以下となる基地局が存在する
場合には、基地局BS11は、その基地局(図1の例で
は基地局BS12及びBS13)に対して通信端末装置
MS10との通信に使用しているトラフイツクチヤネル
を通告する。
(BS12及びBS13)は、そのトラフイツクチヤネ
ルを受信して信号対干渉波電力比C/Iを測定し、その
信号対干渉波電力比C/Iが閾値qを越えているため受
信状態が良好であることが判明した場合には、トラフイ
ツクチヤネルの受信によつて得た受信信号(S2及びS
3)を上位の接続交換局11に送信する。接続交換局1
1は、基地局BS11から送られてくる受信信号S1と
周辺基地局(BS12及びBS13)から送られてくる
受信信号(S2及びS3)とを最大比合成法によつて合
成し、その結果得られる受信信号にチヤネルデコーデイ
ングを施して通信端末装置MS10から送信されたデー
タを復元する。
送信された信号を通信対象の基地局BS11のみによつ
て受信するのではなく、受信状態の良い周辺基地局(B
S12及びBS13)によつても受信し、受信したそれ
らの受信信号S1〜S3を合成して通信端末装置MS1
0から送信されたデータを復元するようにしたことによ
り、複数の基地局を使用したダイバーシチ受信を行つて
上り回線の通信品質を容易に向上することができる。な
お、ダイバーシチ受信によつて通信品質が向上し得る理
由は、一方の受信信号が劣化しているときに他方の受信
信号によつてこれを補うことができるからである。
みならず、受信状態の良い周辺基地局によつても通信端
末装置からの信号を受信し、それらの受信信号を合成し
て当該通信端末装置から送信されたデータを復元するよ
うにしたことにより、通信端末装置から基地局方向への
通信品質を容易に向上することができる。
対してさらにハンドオフに係わる発明を加えたセルラー
無線通信システムについて説明する。図1との対応部分
に同一符号を付して示す図2において、20は全体とし
て第2の実施の形態によるセルラー無線通信システムを
示し、このセルラー無線通信システム20においても、
通信サービスを提供するエリアを所望の大きさのセルC
1〜C7に分割して当該セル内にそれぞれ固定局として
の基地局BS21〜BS27を設置し、移動局としての
通信端末装置MS10は通信状態が最も良好であると思
われる基地局と無線通信するようになされている。
おいても、単にTDMA方式によつて基地局BS21、
BS22、BS23、BS24、BS25、BS26又
はBS27と通信端末装置MS10との間で通信するの
ではなく、送信及び受信に使用するトラフイツクチヤネ
ルの周波数をスロツト毎に順次切り換えて行くことによ
り、いわゆる周波数ホツピングを行うようになされてい
る。これにより常に同一チヤネル干渉を受けることを回
避して、干渉波によつて通信が妨害されることを未然に
回避し得るようになされている。
においても、基地局BS21〜BS27及び通信端末装
置MS10において互いに受信電力を監視しており、そ
の監視結果を逆に通知し合うことによつてフイードバツ
クループを形成し、これによつて必要最低限の送信電力
で通信する、いわゆる送信パワーコントロールを行うよ
うになされている。これによりこのセルラー無線通信シ
ステム20でも、必要最低限の送信電力で効率的に通信
し得、一定電力で送信する場合に比して消費電力を低減
し得ることから特に通信端末装置MS10にとつては電
池の使用時間を延ばせるといつた格別な効果が得られ
る。
においても、通信端末装置MS10は、各基地局BS2
1〜BS27から送信されるコントロールチヤネルCC
Hをそれぞれ受信することにより、各基地局BS21〜
BS27とのパスロスを測定しており、その測定したパ
スロス値をパスロス情報として通信中の例えば基地局B
S21に通告するようになされている。また通信端末装
置MS10と通信中の基地局BS21は、当該通信端末
装置MS10との通信にどれだけの送信電力を使用して
いるかを逐次監視するようになされている。
通信システム20においては、通信端末装置MS10と
通信中の基地局BS21は、当該通信端末装置MS10
からのパスロス情報又は通信端末装置MS10との通信
に使用している送信電力の値に基づいて、当該通信端末
装置MS10を他の基地局に接続した方が良いか否か、
すなわちハンドオフした方が良いか否かを判断する。具
体的には、通信端末装置MS10と通信中の基地局BS
21は、パスロス情報を基に自局と同等又は自局を下回
るパスロスの基地局が存在することが判定された場合、
もしくは通信端末装置MS10に送る送信信号の送信電
力が所定の基準値を越えた場合に、他の基地局に対して
ハンドオフした方が良い可能性があると判断する。そし
てそのような判断を下すと、基地局BS21は、周辺基
地局に対して通信端末装置MS10をハンドオフする可
能性があることを示す制御情報を接続交換局11を介し
て送信する。
は、通信端末装置MS10と通信中の基地局BS21
は、この制御情報を全ての周辺基地局BS22〜BS2
7に送信し、パスロス情報によつて自局と同等又はそれ
以下のパスロスである周辺基地局が存在する場合には、
そのパスロスの小さい周辺基地局に対してのみこの制御
情報を送信するようになされている。なお、この制御情
報には、通信端末装置MS10との通信に使用している
トラフイツクチヤネルの周波数ホツピングパターン(以
下、これを単にホツピングパターンと呼ぶ)及び制御情
報の通告元である基地局BS21では使用していないト
ラフイツクチヤネルのホツピングパターン(複数チヤネ
ル分)が含まれている。
におけるトラフイツクチヤネルのアロケーシヨン例を図
3に示す。このセルラー無線通信システム20では、周
波数ホツピングを行つていることにより、各トラフイツ
クチヤネルは1スロツト毎に占有する周波数帯域を順次
変更するようになされている。そのため基地局において
使用される周波数リソースを周波数軸及び時間軸を用い
て表すと、図3に示すようになる。この図3は、例えば
基地局BS22におけるトラフイツクチヤネルのアロケ
ーシヨン例であり、スロツトST1のように右斜めの斜
線が付されているスロツトは基地局BS22において通
信に使用されているスロツトである。この例では、周波
数リソースのおよそ1/3 が通信に用いられており、残り
の2/3 が通信に使用されていないことになつている。ま
た図3において、左斜めの斜線によつて示されるスロツ
トST2〜ST9は、通信端末装置MS10と基地局B
S21との通信に使用されているスロツトを示してお
り、仮に基地局BS22が基地局BS21からの制御情
報を受けたとすれば、当該基地局BS22はその制御情
報によつてこのスロツトのホツピングパターン(ST2
〜ST9)を把握している。
とすると、当該基地局BS22は、その制御情報を基に
通信端末装置MS10が使用するトラフイツクチヤネル
のホツピングパターンを把握し、当該通信端末装置MS
10が占有する周波数及び時間を1スロツトずつ追従し
て通信端末装置MS10が使用しているトラフイツクチ
ヤネルを受信する。そして基地局BS22は、受信した
各スロツトの受信電力を測定し、複数スロツト(例えば
60〜300 スロツト)にわたつて電力測定を終えると、そ
れらの測定値を基に1スロツト当たりの平均受信電力A
を算出する。
は、その制御情報を基に通告元の基地局BS21では使
用していないトラフイツクチヤネルのホツピングパター
ンを把握し、そのトラフイツクチヤネルを受信して1ス
ロツトずつ受信電力を測定し、複数スロツトにわたつて
電力測定を終えると、それらの測定値を基に1スロツト
当たりの平均受信電力Bを算出する。
端末装置MS10からの受信電力とその他の電波発信元
からの干渉波電力とを加算した平均受信電力である。ま
た平均受信電力Bは、その他の電波発信元からの干渉波
電力となつている。従つて、平均受信電力Aから平均受
信電力Bを差し引いた値Cが純粋に通信端末装置MS1
0からの受信電力となる。
て平均受信電力Aから平均受信電力Bを差し引いて受信
電力Cを求め、その受信電力Cが予め定められた所定の
閾値sを越えていれば受信状態が良いと判断して通信端
末装置MS10を自局に接続した方が良いと判断し、当
該通信端末装置MS10を自局に接続するように指示す
る返答情報を制御情報の通告元である基地局BS21に
送信する。因みに、この返答情報には、算出した受信電
力Cの情報が含まれている。また判定閾値sとしては、
基地局BS22と通信している通信端末装置からの1ス
ロツト当たりの平均受信電力をDとすると、当該平均受
信電力Dに変数N(変数Nの値としては「1.5 」〜
「8」が妥当であり、特に「2」ぐらいが好ましい)を
掛け合わせた値が用いられる。
制御情報を送信した場合には、当該制御情報を受けた全
ての基地局がこれと同じ処理を行い、通信端末装置MS
10からの受信電力Cを測定してその値が閾値sを越え
ていれば、自局に通信端末装置MS10を接続するよう
に指示する返答情報を通告元である基地局BS21に送
信するようになされている。
受信した返答情報に基づいて、ハンドオフ先の基地局を
決定する。具体的には、返答情報を送つてきた基地局が
1つの場合には、基地局BS21はその基地局をハンド
オフ先として決め、返答情報を送つてきた基地局が複数
存在する場合には、返答情報に含まれる受信電力Cが最
も大きい基地局をハンドオフ先として決める。このよう
にして返答情報に受信電力Cを含ませるようにしたこと
により、返答してきた基地局が複数あつた場合にも、最
適な基地局を容易に決めることができる。
の基地局を決めると、そのハンドオフ先の基地局から通
信端末装置MS10との通信に使用するトラフイツクチ
ヤネルを示すチヤネル情報(少なくともこのチヤネル情
報はトラフイツクチヤネルのホツピングパターンと初期
送信電力を含む)を受け取り、そのチヤネル情報を通信
端末装置MS10に対して無線回線を介して送信する。
これにより通信端末装置MS10はそのチヤネル情報を
基にハンドオフ先の基地局とハンドオフ処理を行つて当
該ハンドオフ先の基地局と無線回線を接続する。
の基地局BS21においては、ハンドオフ先の基地局か
ら受けたチヤネル情報を保持し、そのチヤネル情報を基
に通信端末装置MS10が新たに使用しているトラフイ
ツクチヤネルを受信するようになされている。すなわち
第1の実施の形態と同様に、ハンドオフ元の基地局BS
21は通信端末装置MS10が新たに使用しているトラ
フイツクチヤネルを受信してその信号対雑音電力比C/
Iを測定し、その信号対雑音電力比C/Iが閾値qを越
えていれば受信状態が良好であると判断して、受信した
受信信号を上位の接続交換局11に送信する。
局BS21から送られてくる受信信号、ハンドオフ先の
基地局から送られてくる受信信号及びそれ以外の基地局
から送られてくる受信信号を最大比合成法によつて合成
し、その結果得られる受信信号にチヤネルデコーデイン
グを施して通信端末装置MS10からのデータを復元
し、これを公衆回線網3を介して通信端末装置MS10
の通信相手である端末装置4に送信する。これによりシ
ステム全体としてのダイバーシチ受信を行うことがで
き、上り回線の通信品質を向上することができる。
端末装置MS10のトラフイツクチヤネルを受信する基
地局においては(ハンドオフ元の基地局BS21も含
む)、所定の期間中、通信端末装置MS10からの信号
の信号対干渉波電力比C/Iを観測した結果、当該信号
対干渉波電力比C/Iが閾値qを越えない割合が予め定
められた閾値rよりも大きければ、トラフイツクチヤネ
ルの受信を終了することを接続交換局11に通告すると
共に、そのトラフイツクチヤネルの受信を終了する。こ
れにより受信状態が悪いのにも係わらず、無駄に受信処
理を継続することを回避し得る。
ては、ハンドオフ後にもハンドオフ前に通信端末装置M
S10が使用していたトラフイツクチヤネルを所定期間
空きチヤネルとして保持して定期的にそのトラフイツク
チヤネルを受信しており、通信端末装置MS10がハン
ドオフに失敗した場合には、保持しておいた元のトラフ
イツクチヤネルで当該通信端末装置MS10と通信し直
す。これにより通信端末装置MS10がハンドオフに失
敗した場合でも、当該通信端末装置MS10を速やかに
元の基地局BS21に接続し直すことができる。因み
に、ハンドオフに失敗した通信端末装置MS10は、元
のトラフイツクチヤネルで失敗したことを通告してくる
ので、ハンドオフ元の基地局BS21では、元のトラフ
イツクチヤネルを定期的に受信していれば、通信端末装
置MS10がハンドオフに成功したか失敗したかを容易
に把握することができる。
ハンドオフを行つた通信端末装置MS10及びハンドオ
フ先の基地局を記憶しており、短期間のうちに複数回に
わたつて同一の通信端末装置MS10が同一の基地局に
ハンドオフする場合には、上述した判定閾値sを変更す
るようになされている。具体的には、判定閾値sを決め
るときの変数Nの値を大きくして、当該判定閾値sの値
を変更する。これにより同一の基地局間で度重なるハン
ドオフが行われる場合に、ハンドオフの回数を低減する
ことができる。なお、このように判定閾値sを変更した
場合には、通信端末装置MS10はパスロスが最低とな
らない基地局と通信する可能性がある。しかしながらこ
のような場合には、基地局は送信電力を上げてパスロス
分を補償するのではなく、通信端末装置MS10との通
信に使用する伝送速度を下げてビツト当たりのエネルギ
ーを増やすことによりパスロス分を補償するようになさ
れており、これによりこのようにパスロスが最低となら
ない基地局と通信した場合にも、ビツト当たりの信号エ
ネルギー対ノイズエネルギー比Eb/Noを保持しつつ
チヤネル当たりの送信電力を低減した通信を行うことが
できる。因みに、この場合、送信電力自体を増やさない
ので、他の基地局に対する干渉波電力を低減し得るとい
つた効果もある。
を構成する基地局BS21〜BS27の具体的構成につ
いて説明する。このセルラー無線通信システム20にお
いては、実際上、トラフイツクチヤネルのスロツトを複
数のサブキヤリアによつて構成し、基地局BS21〜B
S27と通信端末装置MS10の間では、これら複数の
サブキヤリアに送信データを表す送信シンボルを割り当
てて送信するようになされており、いわゆるマルチキヤ
リア通信を行うようになされている。従つてこれら複数
のサブキヤリアに送信シンボルが割り当てられることか
ら周波数軸上に送信シンボルが並べられて送信されるこ
とになる。
割り当てて周波数軸上に並べる作業は逆高速フーリエ変
換処理(IFFT)によつて行われ、逆に周波数軸上に
並んでいる送信シンボルを時間軸上に取り出す作業は高
速フーリエ変換処理(FFT)によつて行われる。従つ
て周辺基地局において、通信端末装置MS10からの受
信電力を測定する場合には、受信信号に高速フーリエ変
換処理を施せば受信電力を測定することができる。
を測定するとき、トラフイツクチヤネルのスロツトに対
して1/2 倍(又は1/4 倍)の周期で高速フーリエ変換処
理を実行するようになされている。これは次に説明する
理由によるものである。通信端末装置MS10が上述の
例と同様に基地局BS21と通信しているとすると、通
信端末装置MS10のスロツトのタイミングは周辺基地
局BS22〜BS27のタイミングと必ずしも一致して
いない。先に示した図3においても、基地局BS22の
スロツトのタイミングに対して、通信端末装置MS10
のスロツトのタイミングは若干ではあるがずれている。
全ての周辺基地局BS22〜BS27で同じではなく、
基地局毎に異なつている。このように周辺基地局毎にス
ロツトのタイミングがずれている状態で、各周辺基地局
において自局のスロツトタイミングを使用して通信端末
装置MS10の受信電力を測定すると、基地局毎に受信
電力の測定誤差が異なつてしまい、正確に受信電力を測
定し得なくなる。例えば通信端末装置MS10のスロツ
トのタイミングと一致している周辺基地局ではほぼ正確
に受信電力を測定し得るが、通信端末装置MS10に対
してスロツトのタイミングが半スロツト分ずれている周
辺基地局では実際の受信電力に対して半分の受信電力し
か測定し得なくなる。このように測定される受信電力の
正確性が失われると、正確にハンドオフ先を決めること
ができなくなるおそれがある。
おいては、トラフイツクチヤネルを受信するとき、自局
のスロツトのタイミングの1/2 倍(又は1/4 倍)の周期
でスロツトを区切つて通信端末装置MS10からの受信
電力を測定するようになつている。このようにすれば、
必ずどこかの分割スロツトでは通信端末装置MS10か
らの受信信号が完全に納まつており、基地局毎に受信電
力の測定誤差がばらつくことを未然に回避することがで
きる。なお、1/2 倍の周期でスロツトを区切つた場合に
は、測定される受信電力としては全体の半分しか測定し
得なくなるが、干渉波及びノイズ成分も半分になること
から、測定誤差の冗長性にはつながらない。また1/4 倍
の周期でスロツトを区切つた場合には、分割スロツト4
つのうち3つが通信端末装置MS10からの受信信号が
納まつているので、分割スロツト3つ分の電力を受信電
力とすれば良いことになる。
に基地局において受信電力を測定する際の高速フーリエ
変換処理の実行タイミングを図4に示す。なお、この図
4においては、トラフイツクチヤネルの1スロツトに対
して1/2 倍の周期で高速フーリエ変換処理を行つた例を
示している。図4における 288〔μs〕の区間はそれぞ
れトラフイツクチヤネルの1スロツトを示しており、そ
の1スロツトのうち 240〔μs〕の区間が実際にユーザ
情報等の送信シンボルを送信するために用意された区間
である(因みに、一般にはこの 240〔μs〕の時間が1
変調時間と呼ばれている)。また1スロツトのうち残り
の48〔μs〕の区間は送信シンボルが繰り返されるガー
ドタイムのための区間となつている。
信号を受信して情報を復調する場合には、図4の上段に
示すように、この 240〔μs〕の信号成分に高速フーリ
エ変換処理を行つて、サブキヤリアの信号成分を取り出
し、これによつて送信された送信シンボルを抽出する。
なお、1変調時間が 240〔μs〕であることからサブキ
ヤリアの間隔fxとしては、fx=1/240 〔μs〕=4.
166 〔KHz 〕となつている。
0からの受信電力を測定する場合には、図4の下段に示
すように、情報復調時の1/2 倍の周期でスロツトを半分
に分割し、その分割スロツト毎に高速フーリエ変換処理
を行う。但し、実際にはガードタイムがあることから、
分割スロツトの 144〔μs〕毎に 120〔μs〕分の信号
成分を抽出し、これに高速フーリエ変換処理を行つてサ
ブキヤリアの信号成分を取り出し、周波数軸上に並べら
れた送信シンボルを抽出して電力測定を行う。従つて受
信電力測定時には、情報復調時の2倍の頻度で高速フー
リエ変換処理が実行されることになる。
理によつて取り出されるサブキヤリアの概念を示す。情
報復調時には、 240〔μs〕分の信号成分に高速フーリ
エ変換処理を施してサブキヤリアを取り出すことから、
図5の上段に示すように、4.166 〔KHz 〕間隔でサブキ
ヤリアが取り出される。これに対して電力測定時には、
その半分の 120〔μs〕分の信号成分に高速フーリエ変
換処理を施してサブキヤリアを取り出すことから、図5
の下段に示すように、8.333 〔KHz 〕間隔でサブキヤリ
アが取り出される。基地局においては、通信端末装置M
S10の受信電力を測定する際、このように1スロツト
毎に8.333 〔KHz 〕間隔でサブキヤリアを取り出し、そ
の取り出したサブキヤリアの電力合計によつて1スロツ
ト分の受信電力を測定するようになされている。
られた電力測定部を図6に示す。このセルラー無線通信
システム20の基地局BS21〜BS27には、それぞ
れこの図6に示すような電力測定部30が設けられてお
り、この電力測定部30を使用することにより、現在通
信中の基地局から通告された制御情報を基に通信端末装
置MS10が使用しているトラフイツクチヤネルを受信
して当該通信端末装置MS10からの受信電力を測定
し、その受信電力を基に通信端末装置MS10をハンド
オフするべきか否かを判断し、ハンドオフするべきか否
かを示す上述の返答情報を生成するようになされてい
る。
受信信号S10は入力端子31を介してそれぞれ電力測
定のための信号処理回路32A〜32Nに入力される。
信号処理回路32Aは、まず受信信号S10を受信回路
33Aに入力する。受信回路33Aは、受信信号S10
を増幅した後、当該受信信号S10に周波数変換を施し
てベースバンド信号を取り出し、このベースバンド信号
にフイルタリング処理を施して所望の信号成分を取り出
し、これにアナログデイジタル変換処理を施して出力す
る。高速フーリエ変換回路(FFT)34Aは、受信回
路33Aから出力されるデイジタルのベースバンド信号
S11Aに窓かけ処理を行つて上述したような 120〔μ
s〕分の信号成分を取り出した後、その信号成分に高速
フーリエ変換処理を施すことによつて 8.333〔KHz 〕間
隔でサブキヤリアの信号成分を取り出す。電力測定回路
35Aは、高速フーリエ変換回路34Aから出力される
サブキヤリアの信号成分S12Aから1スロツト分の受
信電力を測定し、その測定値S13Aを電力集計回路3
6に出力する。なお、信号処理回路32Aは、このよう
な電力測定処理を 120〔μs〕毎に繰り返し行つて、1
スロツトの1/2 の周期で順次受信電力を測定して行く。
理を行つて信号処理回路32Aで算出したスロツトに対
して周波数軸上で隣に位置するスロツトの受信電力を測
定し、その測定値S13Bを電力集計回路36に出力す
る。同様に、信号処理回路32B〜32Nにおいては、
それぞれ異なる周波数チヤネルのスロツト電力を測定
し、その測定値S13C〜S13Nをそれぞれ電力集計
回路36に出力する。このように複数の信号電力回路3
2A〜32Nを設けて並列的に受信電力を測定すること
により、図3に示したように周波数軸上に複数用意され
ている全ての周波数チヤネルの受信電力を一挙に測定す
ることができる。
てきた制御情報S14はホツピングパターン記憶回路3
7に供給される。ホツピングパターン記憶回路37は、
その制御情報S14から通信端末装置MS10が現在使
用しているトラフイツクチヤネルのホツピングパターン
及び通告元の基地局では使用していないトラフイツクチ
ヤネルのホツピングパターンのパターン情報を抽出し、
それを内部の記憶領域に記憶する。そしてホツピングパ
ターン記憶回路37はその記憶した通信端末装置MS1
0が現在使用しているトラフイツクチヤネルのホツピン
グパターン及び通告元の基地局では使用していないトラ
フイツクチヤネル(ここではそのチヤネル数をMとす
る)のホツピングパターンのパターン情報S15を電力
集計回路36に出力する。
記憶回路37から供給されるパターン情報S15に基づ
いて、通信端末装置MS10が使用していると思われる
スロツトの受信電力をピツクアツプし、それを数スロツ
ト(例えば16〜64スロツト)にわたつて集計し、その集
計した受信電力を集計数で割ることによつて平均受信電
力S16を算出し、これを判定回路38に出力する。同
様に、電力集計回路36は、ホツピングパターン記憶回
路37から供給されるパターン情報S15に基づいて、
通告元の基地局では使用していないトラフイツクチヤネ
ルに該当するスロツトの受信電力をそれぞれピツクアツ
プし、それを数スロツト分集計して平均受信電力S17
A〜S17Mを算出し、これを判定回路38に出力す
る。
複数回集めてその平均を求めることにより上述した平均
受信電力Aを算出すると共に、受信電力S17A〜S1
7Mを複数回集めてその平均を求めることにより上述し
た平均受信電力Bを算出する。そして判定回路38は、
その平均受信電力Aから平均受信電力Bを差し引いて受
信電力Cを求めた後、閾値記憶回路39から判定閾値s
を示す閾値情報S18を受け、その判定閾値sと受信電
力Cとを比較する。その結果、受信電力Cが判定閾値s
を越えていれば、通信端末装置MS10を自局に接続し
た方が良いと判断し、その旨を示す返答情報S19を送
信回路(図示せず)を介して通告元の基地局に送信す
る。なお、この返答情報S19には、上述したように受
信電力Cの情報が含まれている。
複数回にわたつて同一の通信端末装置MS10が同一の
基地局にハンドオフする場合には判定閾値sを変更する
と述べたが、その場合には、閾値記憶回路39に記憶さ
れている判定閾値sを変更するようになされている。
情報復調のための受信系回路及び接続交換局11におけ
るタイバーシチ受信のための合成回路を図7に示す。各
基地局BS21〜BS27は、この図7に示すように、
それぞれ同じ構成の受信系回路を有しており、この受信
系回路によつて通信端末装置MS10が使用しているト
ラフイツクチヤネルを受信し、その結果得られる受信信
号S20A〜S20Gをそれぞれ上位の接続交換局11
に出力するようになされている。具体的には、基地局B
S21は、アンテナ40A、受信回路41A、高速フー
リエ変換回路(FFT)42A、DQPSK復調回路4
3A及び重み付け回路44Aからなる受信系回路を有し
ており、この受信系回路によつて受信信号S20Aを生
成する。なお、基地局BS22〜BS27が有する受信
系回路もこれと同じ構成なので、ここでは説明を省略す
る。
によつて受信したトラフイツクチヤネルの受信信号S2
1Aをまず受信回路41Aに入力する。受信回路41A
は、受信信号S21Aを増幅した後、当該受信信号S2
1Aに周波数変換を施してベースバンド信号を取り出
し、このベースバンド信号にフイルタリング処理を施し
て所望の信号成分を取り出し、これにアナログデイジタ
ル変換処理を施して出力する。
41Aから出力されるデイジタルのベースバンド信号S
22Aに窓かけ処理を行つて上述したような 240〔μ
s〕分の信号成分を取り出した後、その信号成分に高速
フーリエ変換処理を施すことによつて 4.166〔KHz 〕間
隔でサブキヤリアの信号成分を取り出す。DQPSK復
調回路43Aは、高速フーリエ変換回路42Aから供給
される信号成分S23AにDQPSK復調(差動4相位
相復調)を行つてQPSK変調された状態の受信シンボ
ルS24Aを生成し、これを重み付け回路44Aに出力
する。
回路42Aから供給される信号成分S23AとDQPS
K復調回路43Aから供給される受信シンボルS24A
を基に受信信号S21Aの受信電力を算出すると共に、
当該受信信号S21Aに含まれる干渉波成分の電力を算
出し、これらの電力値を基に信号対干渉波電力比C/I
を算出する。そして重み付け回路44Aは、その信号対
干渉波電力比C/Iが上述した閾値qを越えていれば、
その信号対干渉波電力比C/Iに応じた重み係数を受信
シンボルS24Aに乗算することによつて当該受信シン
ボルS24Aに重み付けを行い、これを受信信号S20
Aとして上位の接続交換局11に出力する。
ても、同様の処理によつてトラフイツクチヤネルを受信
して信号対干渉波電力比C/Iを算出し、その信号対干
渉波電力比C/Iが閾値qを越えていれば、当該信号対
干渉波電力比C/Iに応じた重み係数を乗算して重み付
けを行つた受信信号S20B〜S20Gを出力するよう
になされいてる。
から出力される受信信号S20A〜S20Gは既に信号
対干渉波電力比C/Iに応じた重み付けが行われている
ので、上位の接続交換局11では、その受信信号S20
A〜S20Gを加算回路50によつて加算するだけで最
大比合成法による合成受信信号S30を容易に得ること
ができる。かくして接続交換局11においては、この合
成受信信号S30をチヤネルデコーデイング回路51に
入力してチヤネルデコーデイングを行えば、サイトダイ
バーシチ受信によつて通信品質が向上されたデータを復
元することができる。
信システム20では、通信端末装置MS10と通信中の
基地局BS21は、当該通信端末装置MS10から送ら
れてくるパスロス情報又は通信端末装置MS10との通
信に使用している送信電力の値に基づいて、当該通信端
末装置MS10を他の基地局にハンドオフした方が良い
か否か判断する。具体的には、通信中の基地局BS21
は、パスロス情報を基に自局と同等又は自局を下回るパ
スロスの基地局が存在することが判定された場合、又は
通信端末装置MS10への送信電力が所定の基準値を越
えた場合に、他の基地局にハンドオフした方が良い可能
性があると判断し、そのような判断を下した場合には、
通信端末装置MSが使用しているトラフイツクチヤネル
及び当該基地局BS21では使用していないトラフイツ
クチヤネルの情報を含んだ制御情報を周辺基地局に対し
て送信する。
S27は、その制御情報を基に通信端末装置MS10が
使用しているトラフイツクチヤネルを把握して当該トラ
フイツクチヤネルを受信することにより、通信端末装置
MS10が使用しているトラフイツクチヤネルの平均受
信電力Aを算出する。またこれと並行して周辺基地局B
S22〜BS27は、受けた取つた制御情報を基に基地
局BS21では使用していないトラフイツクチヤネルを
把握して当該トラフイツクチヤネルを受信することによ
り、基地局BS21では使用していないトラフイツクチ
ヤネルの平均受信電力Bを算出する。この場合、平均受
信電力Aは通信端末装置MS10からの受信電力と干渉
波電力とを合わせた電力になつており、平均受信電力B
は干渉波電力のみからなつている。従つて制御情報を受
けた基地局BS22〜BS27は、算出した平均受信電
力Aから平均受信電力Bを差し引くことによつて通信端
末装置MS10からの純粋な受信電力Cを算出する。
22〜BS27は、その受信電力Cを判定閾値sと比較
する。その結果、受信電力Cが判定閾値sを越えていれ
ば、周辺基地局BS22〜BS27は、通信端末装置M
Sを自局に接続した方が良いと判断し、自局への接続を
指示する返答情報(この返答情報は算出した受信電力C
を含む)を制御情報の通告元である基地局BS21に送
る。
まれる受信電力Cが最も大きい基地局をハンドオフ先の
基地局として決定する。そして通告元の基地局BS21
は、その基地局から通信端末装置MS10との通信に使
用するトラフイツクチヤネルに関するチヤネル情報を受
け、これを当該通信端末装置MS10に無線回線を介し
て送る。これにより通信端末装置MS10は、そのチヤ
ネル情報を基にハンドオフ先の基地局とハンドオフ処理
を行つて、当該基地局に無線回線を接続する。
テム20では、パスロス情報又は通信端末装置MS10
への送信電力の値に基づいて、通信端末装置MS10を
ハンドオフした方が良い可能性があると判断されたと
き、当該通信端末装置MS10と通信中の基地局BS2
1は周辺基地局に対して制御情報を出力して当該通信端
末装置MS10を監視するように指示する。そして周辺
基地局では、その制御情報を基に通信端末装置MS10
からの受信電力Cを測定し、その受信電力Cが判定閾値
sを越えていれば自局に通信端末装置MS10を接続す
ることを示す返答情報を通告元の基地局BS21に送
る。かくして通告元の基地局BS21では、返答情報に
含まれる受信電力Cが最も大きい基地局を受信状態が最
も良い基地局(すなわちパスロスが最も小さい基地局)
と判断し、その基地局をハンドオフ先として決定して当
該基地局に対して通信端末装置MS10をハンドオフさ
せる。
通信システム20では、通信端末装置MS10とのパス
ロスが最も小さい基地局をハンドオフ先として決めるこ
とができる。またこの結果、パスロスの最も小さい基地
局にハンドオフできることから、通信端末装置MS10
と基地局との通信品質を向上することができる。さらに
このセルラー無線通信システム20では、パスロスの最
も小さい基地局と通信し得るようになることから、無闇
に送信電力を増やすことを回避し得、その結果、干渉波
を低減してシステム全体の端末収容数すなわちシステム
容量を増やすことができる。
中の基地局は当該通信端末装置をハンドオフした方が良
い可能性があるとき、周辺基地局にその通信端末装置を
観測させて当該通信端末装置からの受信電力を測定さ
せ、その受信電力が最も大きい基地局に通信端末装置を
ハンドオフするようにしたことにより、パスロスが最も
小さい基地局に通信端末装置をハンドオフすることがで
きる。かくするにつきパスロスが最も小さい基地局に通
信端末装置をハンドオフし得ることから、基地局と通信
端末装置との通信品質を容易に向上することができる。
使用する周波数を変更する周波数ホツピングを行つた場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、周波数ホ
ツピングを行わずに使用する周波数を固定にするように
しても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
要は、通信中の基地局から通告された通信端末装置が使
用しているトラフイツクチヤネルを受信して、そのチヤ
ネルの信号対干渉波電力比C/Iが所定の閾値よりも大
きいため受信状態が良いと思われたとき、そのチヤネル
を受信して得た受信信号を上位の接続交換局に送出し、
当該接続交換局において各基地局から送られてくる受信
信号を合成するようにすれば、システム全体でのダイバ
ーシチ受信を行うことができるので、上り方向の通信品
質を容易に向上することができる。
自局のパスロス値Yと周辺基地局のパスロス値Xのパス
ロス比X/Yが所定の閾値p以下となる基地局が存在す
る場合、その基地局に通信端末装置MS10が使用して
いるトラフイツクチヤネルを通告した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、その他の方法によつて自
局を下回る基地局を見つけても良い。要は、通信端末装
置からのパスロス情報に基づいて、パスロスが自局を下
回る基地局を見つけ、当該基地局に対して通信端末装置
が使用するトラフイツクチヤネルを通告するようにすれ
ば、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
スロツト毎に使用する周波数を変更する周波数ホツピン
グを行つた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、周波数ホツピングを行わずに使用する周波数を固定
にするようにしても、上述の場合と同様の効果を得るこ
とができる。要は、通信中の基地局は通信端末装置をハ
ンドオフした方が良いと思われるとき、当該通信端末装
置が使用しているトラフイツクチヤネルを周辺基地局に
通告し、周辺基地局ではそのトラフイツクチヤネルを受
信して通信端末装置からの受信電力を測定してこれを通
告元の基地局に知らせ、通告元の基地局ではこの受信電
力が最も大きい基地局をハンドオフ先として決めるよう
にすれば、パスロスが最も小さい基地局に通信端末装置
をハンドオフすることができ、基地局と通信端末装置と
の通信品質を容易に向上することができる。
測定した受信電力Cが予め定められた閾値sを越えてい
れば、通信端末装置MS10を自局に接続した方が良い
と判断して、当該受信電力Cを含む返答情報を送信する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、測定した受信電力Cが閾値sを越えていない場合で
も、所定の期間内は受信電力Cの測定を続け、当該期間
内に測定した受信電力Cが閾値sを越えたら当該受信電
力Cを含む返答情報を通告元の基地局に通告し、当該期
間内に受信電力Cが閾値sを越えなかつた場合にはその
通信チヤネルの受信を終了するようにしても、上述の場
合と同様の効果を得ることができる。
返答情報に含まれる受信電力が最も大きい基地局をハン
ドオフ先として決めた場合について述べたが、本発明は
これに限らず、通信端末装置と通信中の基地局において
も当該通信端末装置からの受信電力を測定して当該基地
局もハンドオフ先の候補に入れ、これら全ての受信電力
の中から最も大きい受信電力を有する基地局をハンドオ
フ先として決めるようにしても上述の場合と同様の効果
を得ることができる。
通信端末装置MS10をハンドオフした方が良い可能性
があると判断したとき、周辺基地局BS22〜BS27
に対して通信端末装置MS10が使用しているトライフ
イツクチヤネルのホツピングパターン及び基地局BS2
1では使用していないトラフイツクチヤネルのホツピン
グパターンを通告し、これらの情報を基に受信電力A及
びBを算出してその差を求めることにより周辺基地局B
S22〜BS27において通信端末装置MS10からの
受信電力Cを求めた場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、その他の方法によつて通信端末装置からの
受信電力を求めるようにしても良い。要は、通告された
トラフイツクチヤネルにおける通信端末装置からの受信
電力を測定し、その受信電力が所定の閾値を越えていれ
ば、当該受信電力を含む返答情報を通信チヤネルの通告
元の基地局に送るようにすれば、上述の場合と同様の効
果を得ることができる。
が自局を下回る基地局に対して、移動局が使用している
通信チヤネルを通告し、その基地局でもその通信チヤネ
ルを受信して受信信号を接続交換局に送り、接続交換局
では送られてくる受信信号をそれぞれ合成し、その合成
受信信号に復号処理を施して移動局から送られてくるデ
ータを復元するようにしたことにより、受信状態が良好
な他の基地局で受信した受信信号をも合成してシステム
全体でのダイバーシチ受信を行うことができ、移動局か
ら基地局への通信品質を容易に向上することができる。
に対する送信電力の値に基づいて移動局をハンドオフし
た方が良い可能性があると判断されたとき、当該移動局
が使用している通信チヤネルを所望の基地局に通告し、
通告を受けた基地局ではその通信チヤネルを受信して移
動局からの受信電力を測定し、当該受信電力が予め定め
られた第1の閾値を越えていれば、当該受信電力を含む
返答情報を通告元の基地局に通告し、これを受けた通告
元の基地局では返答情報に含まれる受信電力が最も大き
い基地局をハンドオフ先として決めるようにしたことに
より、パスロスが最も小さい受信状態が最も良い基地局
に移動局をハンドオフすることができ、その結果、移動
局と基地局との通信品質を一段と向上することができ
る。
テムを示すブロツク図である。
テムを示すブロツク図である。
明に供する略線図である。
ミング説明に供する略線図である。
説明に供する略線図である。
ロツク図である。
られた回路構成の説明に供するブロツク図である。
すブロツク図である。
1……接続交換局、3……公衆回線網、4……端末装
置、30……電力測定部、32A〜32N……信号処理
回路、33A〜33N、41A〜41G……受信回路、
34A〜34N、42A〜42G……高速フーリエ変換
回路、35A〜35N……電力測定回路、36……電力
集計回路、37……ホツピングパターン記憶回路、38
……判定回路、39……閾値記憶回路、43A〜43G
……DQPSK復調回路、44A〜44G……重み付け
回路、50……加算回路、51……チヤネルデコーデイ
ング回路、BS1〜BS7、BS11〜BS17、BS
21〜BS27……基地局、MS1、MS10……通信
端末装置。
Claims (16)
- 【請求項1】移動局、基地局及び当該基地局を管理する
接続交換局を有し、上記移動局と上記基地局との間で時
分割多元接続によつて通信するセルラー無線通信システ
ムにおいて、 上記移動局は、 所定の基地局と通信中に、各基地局からの制御チヤネル
を受信して各基地局とのパスロスを測定し、測定したパ
スロスを示すパスロス情報を上記通信中の基地局に対し
て送信し、 上記通信中の基地局は、 上記移動局から受けた受信信号を上記接続交換局に送信
すると共に、上記パスロス情報に基づいて、パスロスが
自局を下回る基地局が存在するか否か判断し、当該基地
局が存在する場合には、当該基地局に対して上記移動局
が使用している通信チヤネルを通告し、 上記通信チヤネルが通告された基地局は、 通告された上記通信チヤネルを受信して当該通信チヤネ
ルの信号対干渉波電力比を測定し、測定した信号対干渉
波電力比が予め定められた第1の閾値を越えている場合
には、上記通信チヤネルの受信によつて得た受信信号を
上記接続交換局に送信し、 上記接続交換局は、 上記基地局から送られてくる上記受信信号をそれぞれ合
成して得た合成受信信号に復号処理を施して上記移動局
から送られたデータを復元することを特徴とするセルラ
ー無線通信システム。 - 【請求項2】上記基地局と上記移動局の間で通信する
際、使用する周波数を順次切り換える周波数ホツピング
を行うことを特徴とする請求項1に記載のセルラー無線
通信システム。 - 【請求項3】上記通信チヤネルを複数のサブキヤリアに
よつて構成し、上記基地局と上記移動局の間でマルチキ
ヤリア通信を行うことを特徴とする請求項1に記載のセ
ルラー無線通信システム。 - 【請求項4】上記通信チヤネルが通告された基地局は、 所定の期間中、測定した信号対干渉波電力比が上記第1
の閾値を越えない割合が予め定められた第2の閾値以上
であつた場合、上記通信チヤネルの受信を終了すること
を特徴とする請求項1に記載のセルラー無線通信システ
ム。 - 【請求項5】移動局、基地局及び当該基地局を管理する
接続交換局を有し、上記移動局と上記基地局との間で時
分割多元接続によつて通信するセルラー無線通信システ
ムにおいて、 上記移動局は、 所定の基地局と通信中に、各基地局からの制御チヤネル
を受信して各基地局とのパスロスを測定し、測定したパ
スロスを示すパスロス情報を上記通信中の基地局に対し
て送信し、 上記通信中の基地局は、 上記移動局から受けた受信信号を上記接続交換局に送信
すると共に、上記パスロス情報又は上記移動局に対する
送信電力の値に基づいて上記移動局を他の基地局にハン
ドオフした方が良い可能性があると判断されたとき、上
記移動局が使用している通信チヤネルを所望の基地局に
通告し、 上記通信チヤネルが通告された基地局は、 上記通信チヤネルを受信して当該通信チヤネルにおける
上記移動局からの受信電力を測定し、測定した受信電力
が予め定められた第1の閾値を越えている場合には、当
該受信電力を含む返答情報を上記通信中の基地局に通告
し、 上記通信中の基地局は、 上記返答情報に含まれる受信電力が最も大きい基地局を
ハンドオフ先として決め、当該基地局に対して上記移動
局をハンドオフすることを特徴とするセルラー無線通信
システム。 - 【請求項6】上記基地局と上記移動局の間で通信する
際、使用する周波数を順次切り換える周波数ホツピング
を行うことを特徴とする請求項5に記載のセルラー無線
通信システム。 - 【請求項7】上記通信チヤネルを複数のサブキヤリアに
よつて構成し、上記基地局と上記移動局の間でマルチキ
ヤリア通信を行うことを特徴とする請求項5に記載のセ
ルラー無線通信システム。 - 【請求項8】上記通信中の基地局は、 上記パスロス情報に基づいて、自局のパスロスと同等又
は自局のパスロスを下回る基地局が存在する場合、上記
移動局をハンドオフした方が良い可能性があると判断
し、当該基地局に上記通信チヤネルを通告することを特
徴とする請求項5に記載のセルラー無線通信システム。 - 【請求項9】上記通信中の基地局は、 上記移動局に対する送信電力の値が所定の基準値を越え
た場合、上記移動局をハンドオフした方が良い可能性が
あると判断し、他の全ての基地局に上記通信チヤネルを
通告することを特徴とする請求項5に記載のセルラー無
線通信システム。 - 【請求項10】上記通信チヤネルが通告された基地局
は、 測定した上記受信電力が上記第1の閾値を越えなかつた
場合には、所定の期間内上記受信電力を測定し続け、当
該期間内に上記受信電力が上記第1の閾値を越えた場合
には上記返答情報を上記通信中の基地局に通告し、当該
期間内に上記受信電力が上記第1の閾値を越えなかつた
場合には、上記通信チヤネルの受信を終了することを特
徴とする請求項5に記載のセルラー無線通信システム。 - 【請求項11】上記通信中の基地局は、 上記移動局をハンドオフ先の基地局にハンドオフした
後、当該移動局が新たに使用している通信チヤネルを受
信し、当該通信チヤネルの信号対干渉波電力比が予め定
められた第2の閾値を越えた場合、当該通信チヤネルの
受信によつて得た受信信号を上記接続交換局に送信し、 上記接続交換局は、 上記基地局から送られてくる上記受信信号をそれぞれ合
成して得た合成受信信号に復号処理を施して上記移動局
から送られたデータを復元することを特徴とする請求項
5に記載のセルラー無線通信システム。 - 【請求項12】上記ハンドオフ元の基地局は、 所定の期間中、測定した信号対干渉波電力比が上記第2
の閾値を越えない割合が予め定められた第3の閾値以上
であつた場合、上記通信チヤネルの受信を終了すること
を特徴とする請求項11に記載のセルラー無線通信シス
テム。 - 【請求項13】短期間のうちに特定の基地局間でハンド
オフが繰り返される場合には、上記第1の閾値を変更す
ることを特徴とする請求項5に記載のセルラー無線通信
システム。 - 【請求項14】上記第1の閾値を変更したとき、上記移
動局との通信に使用する伝送速度を下げることを特徴と
する請求項13に記載のセルラー無線通信システム。 - 【請求項15】移動局と共にセルラー無線通信システム
を構築する基地局において、 上記移動局と通信中に、当該移動局が測定した各基地局
とのパスロス情報を受け、当該パスロス情報に基づい
て、パスロスが自局を下回る他の基地局が存在するか否
か判断し、当該基地局が存在する場合には、当該基地局
に対して上記移動局が使用している通信チヤネルを通告
し、 他の基地局から通信チヤネルが通告された場合には、通
告された上記通信チヤネルを受信して当該通信チヤネル
の信号対干渉波電力比を測定し、測定した信号対干渉波
電力比が予め定められた所定の閾値を越えている場合に
は、上記通信チヤネルの受信によつて得た受信信号を上
位の接続交換局に送信することを特徴とする基地局。 - 【請求項16】移動局と共にセルラー無線通信システム
を構築する基地局において、 上記移動局と通信中に、当該移動局が測定した各基地局
とのパスロス情報を受け、当該パスロス情報又は上記移
動局に対する送信電力の値に基づいて上記移動局を他の
基地局にハンドオフした方が良い可能性があると判断さ
れたとき、上記移動局が使用している通信チヤネルを他
の基地局に通告し、 他の基地局から上記通信チヤネルが通告された場合に
は、当該通信チヤネルを受信して上記移動局からの受信
電力を測定し、測定した受信電力が予め定められた第1
の閾値を越えている場合には、当該受信電力を含む返答
情報を上記通信チヤネルの通告元である基地局に通告
し、 上記移動局と通信中に他の基地局から上記返答情報を受
けた場合には、当該返答情報に含まれる受信電力が最も
大きい基地局を上記移動局のハンドオフ先として決め、
当該基地局に対して上記移動局をハンドオフすることを
特徴とする基地局。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28326397A JP3856253B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | セルラー無線通信システム及び基地局 |
US09/168,701 US6021125A (en) | 1997-10-16 | 1998-10-08 | Cellular wireless communications system and base station |
EP98119623A EP0918443A3 (en) | 1997-10-16 | 1998-10-16 | Cellular wireless communications system and base station |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28326397A JP3856253B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | セルラー無線通信システム及び基地局 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122672A true JPH11122672A (ja) | 1999-04-30 |
JP3856253B2 JP3856253B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
ID=17663197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28326397A Expired - Fee Related JP3856253B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | セルラー無線通信システム及び基地局 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6021125A (ja) |
EP (1) | EP0918443A3 (ja) |
JP (1) | JP3856253B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001086037A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-03-30 | Lucent Technol Inc | 通信リンクを維持する方法 |
WO2002054817A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Appareil radio, procede de commande de puissance d'emission, et programme de commande de puissance d'emission |
JP2006166474A (ja) * | 2005-12-26 | 2006-06-22 | Hitachi Communication Technologies Ltd | ハンドオーバの制御方法、基地局制御装置および移動体端末 |
JP2007116392A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Ntt Docomo Inc | 基地局装置、移動局装置、無線通信用パラメータ更新方法 |
WO2008004279A1 (fr) * | 2006-07-04 | 2008-01-10 | Fujitsu Limited | Appareil de communication, et procédé et programme pour commander la commutation de destinations de connexion d'un appareil de communication sans fil en utilisant l'appareil de communication |
JP2008118459A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Nec Corp | 無線通信システム、無線基地局及びこれらにおける上り信号受信方法 |
WO2009066726A1 (ja) * | 2007-11-21 | 2009-05-28 | Ntt Docomo, Inc. | 移動局及び移動通信方法 |
US7684369B2 (en) | 2003-03-25 | 2010-03-23 | Fujitsu Limited | Radio based station apparatus and base station controller |
JP2011182424A (ja) * | 2000-04-07 | 2011-09-15 | Commil Usa Llc | モバイル・ユニットと基地局間の無線構内交換機(wpbx)及び通信 |
Families Citing this family (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3821331B2 (ja) * | 1997-10-31 | 2006-09-13 | ソニー株式会社 | 通信端末装置及びセルラー無線通信システム並びに情報通信方法 |
JP2885772B1 (ja) * | 1997-12-17 | 1999-04-26 | 日本電気移動通信株式会社 | Cdmaシステムにおける受信方法、受信品質推定方法、送信電力制御方法及び送受信装置 |
US6449462B1 (en) * | 1998-02-27 | 2002-09-10 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Method and system for quality-based power control in cellular communications systems |
US7734298B2 (en) * | 1998-09-22 | 2010-06-08 | Polaris Wireless, Inc. | Estimating the location of a wireless terminal based on signal path impairment |
US7899467B2 (en) * | 1998-09-22 | 2011-03-01 | Polaris Wireless, Inc. | Estimating the location of a wireless terminal based on the traits of the multipath components of a signal |
US6512925B1 (en) * | 1998-12-03 | 2003-01-28 | Qualcomm, Incorporated | Method and apparatus for controlling transmission power while in soft handoff |
GB2344721B (en) * | 1998-12-10 | 2003-05-14 | Motorola Ltd | Handover determination and power control adjustment in mobile communications systems with frequency hopping |
US6792276B1 (en) * | 1999-07-13 | 2004-09-14 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Hot spot with tailored range for extra frequency to minimize interference |
DE69943028D1 (de) * | 1999-09-14 | 2011-01-20 | Fujitsu Ltd | CDMA-Empfänger |
JP3652946B2 (ja) * | 1999-12-28 | 2005-05-25 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動通信システムにおける通信方法及び移動局 |
US7099413B2 (en) * | 2000-02-07 | 2006-08-29 | At&T Corp. | Method for near optimal joint channel estimation and data detection for COFDM systems |
US6564060B1 (en) * | 2000-02-07 | 2003-05-13 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for reducing radio link supervision time in a high data rate system |
JP3454775B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2003-10-06 | 三洋電機株式会社 | Cdma通信システムの移動局及びハンドオフ方法 |
GB0008689D0 (en) * | 2000-04-07 | 2000-05-31 | Nokia Networks Oy | A method and system for processing signals |
US7054297B1 (en) * | 2000-12-28 | 2006-05-30 | Cisco Technology, Inc. | Distribution of packets to high data rate communications devices using multicast protocols |
US6970449B1 (en) | 2000-12-28 | 2005-11-29 | Cisco Technology, Inc. | Distribution of packets in a wireless communication system using multicast protocols |
US6944017B2 (en) * | 2000-12-28 | 2005-09-13 | Intel Corporation | Dual function electronic display screen |
US7058018B1 (en) * | 2002-03-06 | 2006-06-06 | Meshnetworks, Inc. | System and method for using per-packet receive signal strength indication and transmit power levels to compute path loss for a link for use in layer II routing in a wireless communication network |
JP4819303B2 (ja) * | 2002-10-23 | 2011-11-24 | 日本電気株式会社 | 移動通信システムにおける基地局設置設計方法及び基地局設置設計装置並びにプログラム |
US7433695B2 (en) * | 2002-11-18 | 2008-10-07 | Polaris Wireless, Inc. | Computationally-efficient estimation of the location of a wireless terminal based on pattern matching |
US7280818B2 (en) * | 2004-05-28 | 2007-10-09 | At&T Mobility Ii Llc | Mobile device notification with opinions |
US20040152415A1 (en) * | 2003-02-01 | 2004-08-05 | Themi Anagnos | Active antenna method and system with variable directivity and gain |
US8422434B2 (en) * | 2003-02-18 | 2013-04-16 | Qualcomm Incorporated | Peak-to-average power ratio management for multi-carrier modulation in wireless communication systems |
JP4084683B2 (ja) * | 2003-03-04 | 2008-04-30 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動通信システム、無線制御装置、基地局及び送信電力制御方法 |
US7043226B2 (en) * | 2003-12-17 | 2006-05-09 | Motorola, Inc. | Variable expiration parameter of a wireless communication device based upon signal strength |
US7457384B2 (en) * | 2004-09-28 | 2008-11-25 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Diversity method and apparatus, and receiving method and apparatus |
KR100957314B1 (ko) * | 2005-02-16 | 2010-05-12 | 삼성전자주식회사 | 셀룰라 무선 이동 통신 시스템에서 역방향 트래픽 로드 제어 시스템 및 방법 |
EP1919231A4 (en) * | 2005-08-23 | 2012-01-25 | Nec Corp | RADIO COMMUNICATION METHOD THAT CAN REDUCE INTER-CELL INTERFERENCE, SYSTEM AND ITS MOBILE STATION AND ITS BASE STATION |
JP4761890B2 (ja) * | 2005-08-23 | 2011-08-31 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 伝送速度制御方法、無線基地局及び無線回線制御局 |
US8805294B2 (en) * | 2005-11-12 | 2014-08-12 | Via Telecom Co., Ltd. | System and method for feeding back information to a user-terminal from multiple hubs |
JP4899554B2 (ja) * | 2006-03-16 | 2012-03-21 | 日本電気株式会社 | 無線通信システム、無線通信方法、及びその信号処理プログラム |
US8855046B2 (en) * | 2006-03-30 | 2014-10-07 | Broadcom Corporation | Method and system for uplink coordinated reception in orthogonal frequency division multiple access systems |
JP2007316070A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-12-06 | Polaris Wireless Inc | 無線端末の居場所の予測方法 |
EP2104289A3 (en) * | 2007-06-20 | 2010-01-13 | Nokia Siemens Networks Oy | Controlling interference between up-link transmissions |
WO2009069185A1 (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-04 | Fujitsu Limited | 無線接続装置 |
KR20090055786A (ko) * | 2007-11-29 | 2009-06-03 | 삼성전자주식회사 | 채널 특성을 적용하여 핸드오버를 수행하는 단말기 및 그제어방법 |
US8228853B2 (en) * | 2008-02-01 | 2012-07-24 | Qualcomm Incorporated | Serving base station selection in a wireless communication network |
KR101503615B1 (ko) | 2010-08-26 | 2015-03-18 | 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 | 통신 시스템, 그 통신 시스템에 있어서의 정보 처리 디바이스와 펨토 기지국, 정보 처리 디바이스와 펨토 기지국을 제어하는 방법, 정보 처리 디바이스와 펨토 기지국을 제어하기 위한 프로그램, 및 정보를 펨토 기지국으로 송신하는 방법 |
CN105282783B (zh) * | 2014-07-22 | 2020-03-27 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种双连接中功率余量报告的上报方法、装置和系统 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4670906A (en) * | 1986-04-02 | 1987-06-02 | Motorola, Inc. | Data communications system transmitter selection method and apparatus |
JP2893951B2 (ja) * | 1991-12-11 | 1999-05-24 | モトローラ・インコーポレイテッド | 改善されたハンドオーバー決定アルゴリズム |
SE9200607D0 (sv) * | 1992-02-28 | 1992-02-28 | Ericsson Telefon Ab L M | Communication methods and mean in a tdma cellular mobile radio system |
US5375123A (en) * | 1993-02-05 | 1994-12-20 | Telefonakitebolaget L. M. Ericsson | Allocation of channels using interference estimation |
US5437055A (en) * | 1993-06-03 | 1995-07-25 | Qualcomm Incorporated | Antenna system for multipath diversity in an indoor microcellular communication system |
US5412658A (en) * | 1993-10-22 | 1995-05-02 | Bell Communications Research, Inc. | Beacon detection method and apparatus for sharing spectrum between wireless communications systems and fixed microwave systems |
DE69533663T2 (de) * | 1994-02-17 | 2006-03-09 | Motorola, Inc., Schaumburg | Gerät und verfahren zur kontrolle der kodiergeschwindigkeit in einer kommunikationsanordnung |
US5491837A (en) * | 1994-03-07 | 1996-02-13 | Ericsson Inc. | Method and system for channel allocation using power control and mobile-assisted handover measurements |
US5579306A (en) * | 1994-09-01 | 1996-11-26 | Ericsson Inc. | Time and frequency slot allocation system and method |
US5732328A (en) * | 1995-04-25 | 1998-03-24 | Lucent Technologies Inc. | Method for power control in wireless networks for communicating multiple information classes |
US5878328A (en) * | 1995-12-21 | 1999-03-02 | At&T Wireless Services, Inc. | Method and apparatus for wireless communication system organization |
DE69633663T2 (de) * | 1996-01-30 | 2005-03-24 | Motorola, Inc., Schaumburg | Verfahren und vorrichtung zum sicherstellen der anrufqualität in einem kommunikationssystem |
US5740166A (en) * | 1996-03-18 | 1998-04-14 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | United access channel for use in a mobile communications system |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28326397A patent/JP3856253B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-10-08 US US09/168,701 patent/US6021125A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-10-16 EP EP98119623A patent/EP0918443A3/en not_active Withdrawn
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001086037A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-03-30 | Lucent Technol Inc | 通信リンクを維持する方法 |
JP2011182424A (ja) * | 2000-04-07 | 2011-09-15 | Commil Usa Llc | モバイル・ユニットと基地局間の無線構内交換機(wpbx)及び通信 |
WO2002054817A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Appareil radio, procede de commande de puissance d'emission, et programme de commande de puissance d'emission |
US7684369B2 (en) | 2003-03-25 | 2010-03-23 | Fujitsu Limited | Radio based station apparatus and base station controller |
US8189513B2 (en) | 2003-03-25 | 2012-05-29 | Fujitsu Limited | Radio base station apparatus and base station controller |
US7924790B2 (en) | 2003-03-25 | 2011-04-12 | Fujitsu Limited | Radio base station apparatus and base station controller |
JP2007116392A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Ntt Docomo Inc | 基地局装置、移動局装置、無線通信用パラメータ更新方法 |
JP4555220B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2010-09-29 | 株式会社日立製作所 | ハンドオーバの制御方法および基地局制御装置 |
JP2006166474A (ja) * | 2005-12-26 | 2006-06-22 | Hitachi Communication Technologies Ltd | ハンドオーバの制御方法、基地局制御装置および移動体端末 |
WO2008004279A1 (fr) * | 2006-07-04 | 2008-01-10 | Fujitsu Limited | Appareil de communication, et procédé et programme pour commander la commutation de destinations de connexion d'un appareil de communication sans fil en utilisant l'appareil de communication |
JP5012799B2 (ja) * | 2006-07-04 | 2012-08-29 | 富士通株式会社 | 通信装置、通信装置による無線通信装置の接続先切替制御方法およびプログラム |
JP2008118459A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Nec Corp | 無線通信システム、無線基地局及びこれらにおける上り信号受信方法 |
JP2009147910A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-07-02 | Ntt Docomo Inc | 移動局及び移動通信方法 |
WO2009066726A1 (ja) * | 2007-11-21 | 2009-05-28 | Ntt Docomo, Inc. | 移動局及び移動通信方法 |
US8385920B2 (en) | 2007-11-21 | 2013-02-26 | Ntt Docomo, Inc. | Mobile station and mobile communication method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0918443A2 (en) | 1999-05-26 |
US6021125A (en) | 2000-02-01 |
EP0918443A3 (en) | 2000-10-11 |
JP3856253B2 (ja) | 2006-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11122672A (ja) | セルラー無線通信システム及び基地局 | |
US5697053A (en) | Method of power control and cell site selection | |
US7386306B2 (en) | Multi-carrier communications methods and apparatus | |
US7826807B2 (en) | Methods and apparatus for antenna control in a wireless terminal | |
KR100236811B1 (ko) | 이동 터미널의 진행 무선 전송 이양 방법 및 이동 터미널로 채널을 할당하는 방법 | |
FI115499B (fi) | Menetelmä ja laite tukiasemilta pehmeän kanavanvaihdon aikana lähtökanavalla lähetetyn keskimääräisen tehon vähentämiseksi | |
RU2258322C2 (ru) | Способ и устройство для формирования сообщений измерения силы контрольного канала | |
EP0863619B1 (en) | Method for power control in wireless networks for communicating multiple information classes | |
EP1735918B1 (en) | Methods and apparatus for selecting between multiple carriers based on signal energy measurements | |
US7471702B2 (en) | Methods and apparatus for implementing, using, transmitting, and/or receiving signals at least some of which include intentional null tones | |
Noerpel et al. | PACS: Personal access communications system-a tutorial | |
US5995836A (en) | Method and system for variable handoff hysteresis in a radiocommunication system | |
US6023622A (en) | Wireless communication system with dynamic channel allocation | |
KR100935042B1 (ko) | 통신 시스템의 단계적 구축을 위한 방법 및 장치 | |
US6314082B1 (en) | Broadcast network selection techniques for radiocommunication systems | |
US8325826B2 (en) | Methods and apparatus for transmitting signals facilitating antenna control | |
AU689055B2 (en) | Method and apparatus for maintaining call quality in a communication system | |
US6985737B2 (en) | Communication channel setting method, communication controller, and radio communication system | |
US20020085519A1 (en) | Method for selecting the way to perform a handover, and a cellular radio system | |
Kostic et al. | Performance and implementation of dynamic frequency hopping in limited-bandwidth cellular systems | |
US5774814A (en) | Multiply-detected macrodiversity method and system for wireless communications | |
GB2318252A (en) | Channel Allocation in a Cellular Radio Network | |
JP4163014B2 (ja) | 無線装置および通信制御方法 | |
Salkintzis | Radio resource management in cellular digital packet data networks |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051021 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060907 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |