JP2008117830A - 固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008117830A
JP2008117830A JP2006297427A JP2006297427A JP2008117830A JP 2008117830 A JP2008117830 A JP 2008117830A JP 2006297427 A JP2006297427 A JP 2006297427A JP 2006297427 A JP2006297427 A JP 2006297427A JP 2008117830 A JP2008117830 A JP 2008117830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
region
solid
imaging device
state imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006297427A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Yamamoto
雄一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006297427A priority Critical patent/JP2008117830A/ja
Publication of JP2008117830A publication Critical patent/JP2008117830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】基板強度を確保しつつ、1枚の基板で裏面照射型の固体撮像装置を成すことを可能にする。
【解決手段】入射光量を電気信号に変換する光電変換部22を有するもので半導体基板11に形成された複数の画素部21を備え、前記複数の画素部21が形成された領域(第1領域12)の前記半導体基板11は、少なくとも前記画素部21が形成された以外の領域(第2領域13)の前記半導体基板11より薄く形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置に関する。
現在の固体撮像装置は、図16に示すように、光電変換部(例えば、フォトダイオード)222よりも上層に信号処理部229および配線層223が形成され、さらにカラーフィルター227、集光レンズ228が形成されていて、集光レンズ228で集光した光を配線層223側から光電変換部222に入射させる表面照射型固体撮像装置201が一般的である。しかし、微細化が進むにつれ配線ピッチも狭くなり多層化が進むため、集光レンズ228と光電変換部222との距離も広がり、斜め入射した光が光電変換部222に届きにくくなっている。このため、シェーディングなどの受光特性を劣化させる現象も発生する。
受光特性の劣化を改善する構造として、図17に示すような、裏面照射型固体撮像装置101が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。裏面照射型固体撮像装置101では、光電変換部122上にカラーフィルター127、集光レンズ128が配線位置されているため、斜め光への実効開口率100%を達成でき、感度を大幅に高めることができるとともに、シェーディングの発生を抑えることができる。
裏面照射型固体撮像装置の作製には、シリコン基板もしくはSOI(Silicon on insulator)基板を用いる。シリコン基板を用いた場合の製造工程を図18〜図19の製造工程断面図によって説明する。
図18(1)に示すように、シリコン基板111に光電変換部122を形成するとともに信号処理部(図示せず)を形成した後、シリコン基板111上に配線層123を形成する。次に、図18(2)に示すように、上記配線層123上に酸化シリコン膜124を形成し、その表面を平坦化加工する。例えば、化学的機械研磨による鏡面加工を施す。そして、表面が平坦な酸化シリコン膜152が形成された支持基板151を用意する。この酸化シリコン膜152は、例えばTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を成膜原料に用いた化学的気相成長法により形成する。次に、図18(3)に示すように、酸化シリコン膜124、152の平坦化された面同士を張り合わせる。次に、図18(4)に示すように、シリコン基板111を研磨して薄くする。このとき、光電変換部122上にシリコン基板111が残るようにしている。その後、図19(5)に示すように、薄くしたシリコン基板111上に絶縁膜126を形成した後、カラーフィルター層127、集光レンズ128を形成する。
次に、SOI基板を用いた場合の製造工程を図20〜図21の製造工程断面図によって説明する。
図20(1)に示すように、シリコン基板132上に絶縁層133を介してシリコン層134が形成されたSOI基板131の上記シリコン層134に光電変換部122を形成するとともに信号処理部(図示せず)を形成する。次いでシリコン層134上に配線層123を形成する。次に、図20(2)に示すように、上記配線層123上に酸化シリコン膜124を形成し、その表面を平坦化加工する。例えば、化学的機械研磨による鏡面加工を施す。そして、表面が平坦な酸化シリコン膜152が形成された支持基板151を用意する。この酸化シリコン膜152は、例えばTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を成膜原料に用いた化学的気相成長法により形成する。次に、図20(3)に示すように、酸化シリコン膜124、152の平坦化された面同士を張り合わせる。次に、図20(4)に示すように、SOI基板131のシリコン基板132〔前記図20(1)参照〕を研磨して除去する。さらに、図21(5)に示すように、SOI基板131の絶縁層133〔前記図20(1)参照〕を除去する。その後、図21(6)に示すように、シリコン層134上に絶縁膜126を形成した後、カラーフィルター層127、集光レンズ128を形成する。
シリコン基板およびSOI基板とも配線層を形成した後、支持基板を貼り合せ、裏面より基板を薄膜化して固体撮像装置を作製している。しかし、この方法では基板が2枚必要となり、表面型固体撮像素子と比較してコスト面での不利益がある。
特開2003−31785号公報
解決しようとする問題点は、裏面照射型の固体撮像装置は、2枚の基板を用いる必要がある点である。また、1枚の基板を用いて、固体撮像装置の画素部における光入射側の基板の厚さを基板全面にわたって薄くすると、基板強度が不足することになる点である。
本発明は、基板強度を確保しつつ、1枚の基板で裏面照射型の固体撮像装置を成すことを可能にすることを課題とする。
請求項1に係る本発明は、入射光量を電気信号に変換する光電変換部を有するもので半導体基板に形成された複数の画素部を備え、前記複数の画素部が形成された領域の前記半導体基板は、少なくとも前記画素部が形成された以外の領域の前記半導体基板より薄く形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、複数の画素部が形成された領域の半導体基板が薄く形成されたことで、光電変換部に光が入射される領域の半導体基板の厚さを薄くすることができる。このため、従来は基板の張り合わせを利用して、光電変換部が形成された半導体基板全面を薄く加工していたが、本発明では基板の張り合わせを行わずに、1枚の半導体基板で固体撮像装置が構成される。しかも、複数の画素部が形成された以外の領域の半導体基板は、複数の画素部が形成された領域の半導体基板よりも厚く形成されているので、すなわち、薄く加工する前の半導体基板の厚さが確保されているので、少なくとも必要最小限の半導体基板の強度を確保することができる。したがって、通常の基板搬送技術を適用することができる。
請求項4に係る本発明は、絶縁層上に半導体層を有する基板の該半導体層に入射光量を電気信号に変換する光電変換部が形成された複数の画素部を備え、前記複数の画素部が形成された領域の前記基板は、少なくとも前記複数の画素が形成された以外の領域の前記基板より薄く形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、複数の画素部が形成された領域の基板が薄く形成されたことで、光電変換部に光が入射される領域の基板の厚さを薄くすることができる。このため、従来は基板の張り合わせを利用して、光電変換部が形成された基板全面を薄く加工していたが、本発明では基板の張り合わせを行わずに、1枚の基板で固体撮像装置が構成される。しかも、複数の画素部が形成された以外の領域の基板は、複数の画素部が形成された領域の基板よりも厚く形成されているので、すなわち、薄く加工する前の基板の厚さが確保されているので、少なくとも必要最小限の基板の強度を確保することができる。したがって、通常の基板搬送技術を適用することができる。
請求項9に係る本発明は、半導体基板に入射光量を電気信号に変換する光電変換部とともに該光電変換部から出力された電気信号を処理する信号処理部を形成した後、該半導体基板上に配線層を形成して、複数の画素部を形成する工程と、前記複数の画素部が形成された領域で、前記複数の画素部が形成された側とは反対側の前記半導体基板を、その他の領域の前記半導体基板より薄く形成する工程とを備えたことを特徴とする。
請求項9に係る本発明では、複数の画素部が形成された領域の半導体基板を薄く形成することで、光電変換部に光が入射される領域の半導体基板の厚さを薄くすることができる。このため、従来は基板の張り合わせを利用して、光電変換部が形成された半導体基板全面を薄く加工していたが、本発明では基板の張り合わせを行わずに、1枚の半導体基板で固体撮像装置を形成することが可能になる。しかも、複数の画素部が形成された以外の領域の半導体基板は、複数の画素部が形成された領域の半導体基板よりも厚く形成されるので、すなわち、薄く加工する前の半導体基板の厚さが確保されるので、少なくとも必要最小限の半導体基板の強度が確保される。したがって、通常の基板搬送技術を適用することができる。
請求項11に係る本発明は、支持基板上に絶縁層を介して半導体層を有する基板の該半導体層に入射光量を電気信号に変換する光電変換部とともに該光電変換部から出力された電気信号を処理する信号処理部を形成した後、該半導体層上に配線層を形成して、複数の画素部を形成する工程と、前記複数の画素部が形成された領域で、前記複数の画素部が形成された側とは反対側の前記基板を、その他の領域の前記基板より薄くする工程とを備えたことを特徴とする。
請求項11に係る本発明では、複数の画素部が形成された領域の基板を薄く形成することで、光電変換部に光が入射される領域の基板の厚さを薄くすることができる。このため、従来は基板の張り合わせを利用して、光電変換部が形成された基板全面を薄く加工していたが、本発明では基板の張り合わせを行わずに、1枚の基板で固体撮像装置を形成することが可能になる。しかも、複数の画素部が形成された以外の領域の基板は、複数の画素部が形成された領域の基板よりも厚く形成されるので、すなわち、薄く加工する前の基板の厚さが確保されるので、少なくとも必要最小限の基板の強度が確保される。したがって、通常の基板搬送技術を適用することができる。
請求項14に係る本発明は、入射光を集光する集光光学部と、前記集光光学部で集光した光を受光して光電変換する固体撮像装置と、光電変換された信号を処理する信号処理部とを備え、前記固体撮像装置は、入射光量を電気信号に変換する光電変換部を有するもので半導体基板に形成された複数の画素部を備え、前記複数の画素部が形成された領域の前記半導体基板は、少なくとも前記画素部が形成された以外の領域の前記半導体基板より薄く形成されていることを特徴とする。
請求項14に係る本発明では、本願発明の固体撮像装置を用いることから、上記説明したのと同様に、固体撮像装置が1枚の半導体基板で形成することができるので、チップコストが低減される。また基板の強度が確保される。
請求項15に係る本発明は、入射光を集光する集光光学部と、前記集光光学部で集光した光を受光して光電変換する固体撮像装置と、光電変換された信号を処理する信号処理部とを備え、前記固体撮像装置は、絶縁層上に半導体層を有する基板の該半導体層に入射光量を電気信号に変換する光電変換部が形成された複数の画素部を備え、前記複数の画素部が形成された領域の前記基板は、少なくとも前記複数の画素が形成された以外の領域の前記基板より薄く形成されていることを特徴とする。
請求項15に係る本発明では、本願発明の固体撮像装置を用いることから、上記説明したのと同様に、固体撮像装置が1枚の半導体基板で形成することができるので、チップコストが低減される。また基板の強度が確保される。
請求項1に係る本発明によれば、複数の画素部が形成された領域の半導体基板が薄く形成されているため、基板強度が確保できる。これによって、1枚の半導体基板で固体撮像装置が形成されるので、従来の基板を2枚用いる裏面照射型固体撮像装置よりも低コストの裏面照射型固体撮像装置を提供できるという利点がある。
請求項4に係る本発明によれば、複数の画素部が形成された領域の基板が薄く形成されているため、基板強度が確保できる。これによって、1枚の基板で固体撮像装置が形成されるので、従来の基板を2枚用いる裏面照射型固体撮像装置よりも低コストの裏面照射型固体撮像装置を提供できるという利点がある。
請求項9に係る本発明によれば、複数の画素部が形成された領域の半導体基板を薄く形成するため、基板強度が確保できる。これによって、1枚の半導体基板で固体撮像装置を形成することが可能になるので、従来の基板を2枚用いる裏面照射型固体撮像装置よりも低コストの裏面照射型固体撮像装置を提供できるという利点がある。
請求項11に係る本発明によれば、複数の画素部が形成された領域の基板を薄く形成するため、基板強度が確保できる。これによって、1枚の基板で固体撮像装置を形成することが可能になるので、従来の基板を2枚用いる裏面照射型固体撮像装置よりも低コストの裏面照射型固体撮像装置を提供できるという利点がある。
請求項14に係る本発明では、本願発明の固体撮像装置を用いることから、上記説明したのと同様に、固体撮像装置が1枚の半導体基板で形成されるので、チップコストが低減され安価な撮像装置を提供できる。また基板の強度が確保されるので、信頼性を確保することができる。
請求項15に係る本発明では、本願発明の固体撮像装置を用いることから、上記説明したのと同様に、固体撮像装置が1枚の基板で形成されるので、チップコストが低減され安価な撮像装置を提供できる。また基板の強度が確保されるので、信頼性を確保することができる。
請求項1の発明に係る固体撮像装置の一実施の形態(第1実施例)を、図1の概略構成断面図によって説明する。
図1に示すように、半導体基板11には、入射光を電気信号に変換する光電変換部(例えばフォトダイオード)22を有する複数の画素部21が形成されている。上記各光電変換部22に隣接して、各光電変換部22から読み出した信号電荷を処理する信号処理部(図示せず)が形成されている。この信号処理部は例えばトランジスタ群で構成されている。
上記光電変換部22が形成された半導体基板11の表面側(図面では半導体基板11の下側)には配線層23が形成されている。この配線層23は、配線24とこの配線24を被覆する絶縁膜25からなる。
一方、上記複数の画素部21の光電変換部22が形成された領域(以下、第1領域という)12の半導体基板11は、複数の画素部21の光電変換部22が形成された領域以外の領域(以下、第2領域という)13の半導体基板11よりも薄く形成されている。例えば、第1領域12の半導体基板11は、その裏面側(図面では半導体基板11の上側)が削られている。また、第2領域13には、例えば固体撮像装置間を区分する領域があり、例えばスクライブラインが形成されている。また、上記第2領域13には、光電変換部22から得た電気信号を処理する周辺回路部(図示せず)が形成された領域が含まれていてもよい。
さらに、上記固体撮像装置1には、第1領域12の半導体基板11裏面側に光透過性を有する平坦化膜26が形成されている。さらにこの平坦化膜26には、カラーフィルター層27が形成されている。このカラーフィルター層27は、上記光電変換部22に対応させて形成され、例えば赤色(R)カラーフィルター、緑色(G)カラーフィルター、青色(B)カラーフィルターの3色のカラーフィルターからなる。また、各カラーフィルター層27上には、各光電変換部22に入射光を集光させる集光レンズ28が形成されている。
上記固体撮像装置1では、複数の画素部21が形成された第1領域12の半導体基板11が薄く形成されたことで、光電変換部22に光が入射される領域の半導体基板11の厚さを薄くすることができる。このため、従来は基板の張り合わせを利用して、光電変換部が形成された半導体基板全面を薄く加工していたが、本発明では基板の張り合わせを行わずに、1枚の半導体基板11で固体撮像装置1が構成される。しかも、複数の画素部21が形成された以外の領域である第2領域13の半導体基板11は、複数の画素部21が形成された第1領域12の半導体基板11よりも厚く形成されているので、すなわち、薄く加工する前の半導体基板11の厚さが確保されているので、少なくとも必要最小限の半導体基板11の強度を確保することができる。
また、第2領域13の半導体基板11は、第1領域12の半導体基板11を薄くする前の厚さが確保されている。さらに、通常、半導体基板11面内においてスクライブラインは格子状に形成されるので、スクライブラインが形成される領域を第2領域13としたことで、複数の画素部21が形成された第1領域12の半導体基板11が薄くても、薄くなった半導体基板11に対して第2領域13が補強リブの機能を果たすので、半導体基板11の強度を確保することができる。
また、周辺回路部(図示せず)は複数の画素部が形成された第1領域12に隣接して形成されている。このため、第1領域12の半導体基板11を薄くしても、周辺回路部が形成された領域が第1領域12よりも厚く形成されることで、第1領域12の半導体基板11の強度を補強することができる。
このように、半導体基板11の基板強度が確保されるので、通常の基板搬送技術を適用することができる。例えば、基板裏面側全面を支持する形式の搬送もしくはエッジグリップ形式による搬送により、基板強度の低下が問題とならずに基板搬送が行える。
次に、請求項4の発明に係る固体撮像装置の一実施の形態(第2実施例)を、図2の概略構成断面図によって説明する。
図2に示すように、支持基板32上に絶縁層33を介して半導体層34を有する基板31の半導体層34には、入射光を電気信号に変換する光電変換部(例えばフォトダイオード)22を有する複数の画素部21が形成されている。この基板31には、例えばSOI基板を用いることができる。また上記各光電変換部22に隣接して、各光電変換部22から読み出した信号電荷を処理する信号処理部(図示せず)が形成されている。この信号処理部は例えばトランジスタ群で構成されている。
上記光電変換部22が形成された半導体層34の表面側(図面では半導体層34の下側)には配線層23が形成されている。この配線層23は、配線24とこの配線24を被覆する絶縁膜25からなる。
一方、上記複数の画素部21の光電変換部22が形成された領域(以下、第1領域という)35の基板31は、複数の画素部21の光電変換部22が形成された領域以外の領域(以下、第2領域という)36の基板31よりも薄く形成されている。例えば、第1領域35の基板31は、その裏面側(図面では基板31の上側)の支持基板32の部分と絶縁層33の部分が除去されている。また、第2領域36には、例えば固体撮像装置間を区分する領域があり、例えばスクライブラインが形成されている。また、上記第2領域36には、光電変換部22から得た電気信号を処理する周辺回路部(図示せず)が形成された領域が含まれていてもよい。
さらに、上記固体撮像装置2には、第1領域35の基板31裏面側に光透過性を有する平坦化膜26が形成されている。この平坦化膜26は、絶縁膜で形成されている。この絶縁膜としては、例えば酸化シリコン膜が用いられる。さらにこの平坦化膜26には、カラーフィルター層27が形成されている。このカラーフィルター層27は、上記光電変換部22に対応させて形成され、例えば赤色(R)カラーフィルター、緑色(G)カラーフィルター、青色(B)カラーフィルターの3色のカラーフィルターからなる。また、各カラーフィルター層27上には、各光電変換部22に入射光を集光させる集光レンズ28が形成されている。
上記固体撮像装置2では、複数の画素部21が形成された第1領域35の基板31が薄く形成されたことで、光電変換部22に光が入射される領域の基板31の厚さを薄くすることができる。このため、従来は基板の張り合わせを利用して、光電変換部が形成された半導体基板全面を薄く加工していたが、本発明では基板の張り合わせを行わずに、1枚の基板31で固体撮像装置2が構成される。図面では、一例として複数の固体撮像装置2が形成されている基板31を示している。しかも、複数の画素部21が形成された以外の領域である第2領域36の基板11は、複数の画素部21が形成された第1領域35の基板31よりも厚く形成されているので、すなわち、薄く加工する前の基板31の厚さが確保されているので、少なくとも必要最小限の半導体基板31の強度を確保することができる。
また、第2領域36の基板31は、第1領域35の基板31を薄くする前の厚さが確保されている。さらに、通常、半導体基板31面内においてスクライブラインは格子状に形成されるので、スクライブラインが形成される領域を第2領域36としたことで、複数の画素部21が形成された第1領域35の基板31が薄くても、薄くなった基板31に対して第2領域36が補強リブの機能を果たすので、基板31の強度を確保することができる。
また、周辺回路部(図示せず)は複数の画素部が形成された第1領域35に隣接して形成されている。このため、第1領域35の基板31を薄くしても、周辺回路部が形成された領域が第1領域35よりも厚く形成されることで、第1領域35の基板31の強度を補強することができる。
このように、基板31の基板強度が確保されるので、通常の基板搬送技術を適用することができる。例えば、基板裏面側全面を支持する形式の搬送もしくはエッジグリップ形式による搬送により、基板強度の低下が問題とならずに基板搬送が行える。
上記説明では、第1領域35の基板31は、支持基板32と絶縁層33とを除去した状態を示したが、例えば絶縁層33は残しておいてもよい。また、上記のようにSOI構造の基板31を用いたことから、支持基板32を除去する際に絶縁層33をエッチングストッパとして用いることが可能になり、基板31を薄化することが容易にできる。さらに、通常、SOI基板の絶縁層33(BOX層ともいう)と半導体層34(通常はシリコン層)とはエッチング選択比が50以上と大きくとれるので、絶縁層33を除去する際に半導体層34をエッチングストッパとして用いることが可能になり、基板31をさらに薄化することが容易にできる。
次に、請求項9の発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第1実施例)を、図3〜図7の製造工程断面図によって説明する。
図3(1)に示すように、半導体基板11に入射光量を電気信号に変換する複数の光電変換部22とともに各光電変換部22から出力された電気信号を処理する信号処理部(図示せず)を形成して、複数の画素部21を形成する。その後、半導体基板11上に配線層23を形成する。上記半導体基板11には、例えばシリコン半導体基板を用いることができる。画素部21が形成された第1領域12以外の第2領域13には、例えば周辺回路、スクライブライン等が形成される。図面では、半導体基板11に3チップが並んだ状態が示されている。
次に、図3(2)に示すように、上記半導体基板11を反転させ、半導体基板11が露出している面を上側に、配線層23側を下側にする。
次に、図4(3)に示すように、半導体基板11上にエッチングマスクを形成するためのレジスト膜41を形成する。
次に、図5(4)に示すように、リソグラフィー技術によって、第1領域12上の上記レジスト膜41に開口部42を形成する。したがって、第2領域13上にレジスト膜41が残り、この部分がエッチングマスクとなる。
次に、図6(5)に示すように、上記レジスト膜41をエッチングマスクにして、半導体基板11をエッチングする。このエッチングには、例えば反応性イオンエッチングを用いることができる。このとき、光電変換部22が半導体基板11表面より露出しないように、例えばエッチング量をエッチング時間で制御する。例えば、光電変換部22上に半導体基板11を3μm〜5μm程度残すようにする。ただし、ここの厚さはデバイス特性により変化する。例えば、半導体基板11の厚さが725μmの場合、720μm〜722μmまで掘り下げる。このようにして、複数の画素部21が形成された第1領域12の半導体基板11を、第1領域12以外の領域である第2領域13の半導体基板11よりも薄く形成することができる。その後、上記レジスト膜41を除去する。
次に、図7(6)に示すように、上記第1領域12の半導体基板11上に光透過性の平坦化膜26を形成する。この平坦化膜26は、例えば塗布法により、絶縁膜で形成される。この絶縁膜としては、例えば酸化シリコン膜が用いられる。さらにこの平坦化膜26上に、カラーフィルター層27を形成する。このカラーフィルター層27は、上記光電変換部22に対応させて形成され、例えば赤色(R)カラーフィルター、緑色(G)カラーフィルター、青色(B)カラーフィルターの3色のカラーフィルターからなる。
さらに、各カラーフィルター層27上には、各光電変換部22に入射される光の集光効率を高めるための集光レンズ28を形成する。このようにして、半導体基板11に複数の固体撮像装置1が形成される。
上記製造方法により形成された固体撮像装置1は、図8の平面図に示すように、半導体基板11に複数の固体撮像装置1が形成され、画素部21が形成される第1領域12の半導体基板11が薄化されている。それ以外の領域である第2領域13の部分の半導体基板11は薄化する前の厚さが確保されている。この第2領域13には、周辺回路部61やスクライブライン62が形成される。また、固体撮像装置1が形成されていない半導体基板11の最外周部63も第2領域13とすることができる。このため、第2領域13が格子状に形成され、薄化した半導体基板11をリブ補強した状態になり、基板搬送、基板処理等に支障をきたさないという、少なくとも必要最小限の半導体基板11の強度が確保される。したがって、従来のような支持基板を貼り合せるプロセスを省くことが可能となり、1枚の基板で固体撮像装置1を形成することが可能になる。
次に、請求項11の発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第2実施例)を、図9〜図13の製造工程断面図によって説明する。
図9(1)に示すように、支持基板32上に絶縁層33を介して半導体層34を有する基板31の半導体層33に入射光量を電気信号に変換する複数の光電変換部22とともに各光電変換部22から出力された電気信号を処理する信号処理部(図示せず)を形成して、複数の画素部21を形成する。その後、半導体層34上に配線層23を形成する。上記基板31には、例えばSOI基板を用いることができる。画素部21が形成された第1領域35以外の第2領域36には、例えば周辺回路、スクライブライン等が形成される。図面では、基板31に3チップが並んだ状態が示されている。
次に、図9(2)に示すように、上記基板31を反転させ、支持基板32が露出している面を上側に、配線層23側を下側にする。
次に、図10(3)に示すように、基板31の支持基板32上にエッチングマスクを形成するためのレジスト膜41を形成する。
次に、図11(4)に示すように、リソグラフィー技術によって、第1領域35上の上記レジスト膜41に開口部42を形成する。したがって、第2領域36上にレジスト膜41が残り、この部分がエッチングマスクとなる。
次に、図12(5)に示すように、上記レジスト膜41をエッチングマスクにして、支持基板32をエッチングする。このエッチングには、例えば反応性イオンエッチングを用いることができる。このとき、絶縁層33がエッチングストッパとなる。されに絶縁層33をエッチングする。このとき、半導体層34がエッチングストッパとなる。このようにして、複数の画素部21が形成された第1領域35の基板31を、第1領域35以外の領域である第2領域36の基板31よりも薄く形成することができる。その後、上記レジスト膜41を除去する。
次に、図13(6)に示すように、上記第1領域35の基板31(半導体層34)上に光透過性の平坦化膜26を形成する。この平坦化膜26は、例えば塗布法により、絶縁膜で形成される。この絶縁膜としては、例えば酸化シリコン膜が用いられる。さらにこの平坦化膜26上に、カラーフィルター層27を形成する。このカラーフィルター層27は、上記光電変換部22に対応させて形成され、例えば赤色(R)カラーフィルター、緑色(G)カラーフィルター、青色(B)カラーフィルターの3色のカラーフィルター層からなる。
さらに、各カラーフィルター層27上には、各光電変換部22に入射される光の集光効率を高めるための集光レンズ28を形成する。このようにして、基板31(半導体層34)に複数の固体撮像装置2が形成される。
上記製造方法により形成された固体撮像装置2では、複数の画素部21が形成された第1領域35の基板31を薄く形成したことで、光電変換部22に光が入射される側の基板31の厚さを薄くすることができる。このため、従来は基板の張り合わせを利用して、光電変換部が形成された半導体基板全面を薄く加工していたが、本発明では基板の張り合わせを行わずに、1枚の基板31で固体撮像装置2が形成される。しかも、複数の画素部21が形成された以外の領域である第2領域36の基板11は、複数の画素部21が形成された第1領域35の基板31よりも厚く形成されているので、すなわち、薄く加工する前の基板31の厚さが確保されているので、基板搬送、基板処理等に支障をきたさないという、少なくとも必要最小限の半導体基板31の強度を確保することができる。
また、第2領域36の基板31は、第1領域35の基板31を薄くする前の厚さが確保される。さらに、通常、半導体基板31面内においてスクライブラインを格子状に形成するので、スクライブラインを形成する領域を第2領域36としたことで、複数の画素部21が形成された第1領域35の基板31が薄くても、薄くなった基板31に対して第2領域36が補強リブの機能を果たす。よって、基板31の強度を確保することができる。
また、周辺回路部(図示せず)は複数の画素部21が形成された第1領域35に隣接して形成されている。例えば、各画素部21の周囲に形成されている。このため、第1領域35の基板31を薄くしても、例えば前記図6によって説明したのと同様に、周辺回路部が形成された領域が第2領域36となって、第1領域35よりも厚く形成されることで、第1領域35の基板31の強度を補強することができる。また、基板31の固体撮像装置2が形成されていない最外周も第2領域36とすることができる。これによっても、第1領域35の基板31の強度を補強することができる。
上記説明では、第1領域35の基板31は、支持基板32と絶縁層33とを除去する製造方法を示したが、例えば絶縁層33を残してもよい。また、上記のようにSOI構造の基板31を用いたことから、支持基板32を除去する際に絶縁層33をエッチングストッパとして用いることが可能になり、基板31を薄化することが容易にできる。さらに、通常、SOI基板の絶縁層33(BOX層ともいう)と半導体層34(通常はシリコン層)とはエッチング選択比が50以上と大きくとれるので、絶縁層33を除去する際に半導体層34をエッチングストッパとして用いることが可能になり、基板31をさらに薄化することが容易にできる。
半導体基板11もしくは基板31を薄くした複数の画素部が形成された第1領域12にカラーフィルター27や集光レンズ28を形成する際、塗布膜を用いる場合には、第1領域12上のみに塗布膜を形成することで、半導体基板11もしくは基板31を薄く形成したことによる段差の影響を排除することができる。例えばインクジェット方式の塗布法を用いることで、第1領域12上のみに塗布膜を形成することが可能になる。したがって、第1領域12毎に塗布膜51を形成することが可能になる。
ところで、図14(1)の断面図に示すように、本発明の構造では、画素部21が形成される第1領域12は、第2領域13よりも低い位置にあるため、図14(2)のA部拡大断面図に示すように、第1領域12と第2領域13との間に生じる段差部分で、第1領域12上に形成した塗布膜51がその表面張力の影響によって第2領域13の側壁部をせり上がる現象、いわゆる塗布班52が生じる。このような塗布班52が発生すると、その部分の膜厚が極端に厚く形成されるため、例えばカラーフィルターを形成する場合には、カラーフィルターの色が不均一になるという問題が生じる。また、集光レンズを形成する場合には、集光レンズを形成する塗布膜の膜厚が部分的に厚くなることによるレンズ形状にゆがみを生じるという問題が生じる。
そこで、図14(3)のB部拡大断面図に示すように、第2領域13の第1領域12との間に形成される角部14の第2領域13側に窪み15を形成する。この窪み15は、第1領域12周囲の第2領域13に形成される。窪み15の断面形状は、図示したような断面略鈍角三角形状、U字を横にしたような断面形状、V字を横にしたような断面形状、半円断面形状等が挙げられる。このように、窪み15が形成されていると、第1領域12上に塗布膜51を形成した場合、塗布班52の発生を抑制することができる。
これによって、段差部近傍のカラーフィルター27の膜厚が極端に厚く形成され、カラーフィルター27の色が不均一になるという問題が解消され、均一な色を有するカラーフィルター27を形成することが可能になる。また集光レンズ28を形成する際には、集光レンズを形成する塗布膜の膜厚が部分的に厚くなることが解消され、均一な厚さの集光レンズ用の塗布膜が形成されるので、その塗布膜を用いて形成される集光レンズ28は、段差部近傍であっても、第1領域12内において均一な形状に形成される。
次に、請求項14および請求項15の発明に係る撮像装置に係る一実施の形態(実施例)を、図15のブロック図によって説明する。
図15に示すように、撮像装置80は、撮像部81に固体撮像装置(図示せず)を備えている。この撮像部81の集光側には像を結像させる結像光学系82が備えられ、また、撮像部81には、それを駆動する駆動回路、固体撮像装置で光電変換された信号を画像に処理する信号処理回路等を有する信号処理部83が接続されている。また上記信号処理部によって処理された画像信号は画像記憶部(図示せず)によって記憶させることができる。このような撮像装置80において、上記固体撮像素子には、前記実施の形態で説明した固体撮像装置1または固体撮像装置2を用いることができる。
本発明の撮像装置80では、本願発明の固体撮像装置1または固体撮像装置2を用いることから、上記説明したのと同様に、各画素の光電変換部の面積が十分に確保される。よって、画素特性、例えば高感度化が可能になるという利点がある。
なお、本発明の撮像装置80は、上記構成に限定されることはなく、固体撮像装置を用いる撮像装置であれば如何なる構成のものにも適用することができる。
上記固体撮像装置1、2はワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。また、本発明は、固体撮像装置のみではなく、撮像装置にも適用可能である。この場合、撮像装置として、高画質化の効果が得られる。ここで、撮像装置は、例えば、カメラや撮像機能を有する携帯機器のことを示す。また「撮像」は、通常のカメラ撮影時における像の撮りこみだけではなく、広義の意味として、指紋検出なども含むものである。
本発明に係る固体撮像装置の一実施の形態(第1実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の一実施の形態(第2実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第1実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第1実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第1実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第1実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第1実施例)を示した製造工程断面図である。 複数の固体撮像装置が形成された半導体基板の平面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第2実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第2実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第2実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第2実施例)を示した製造工程断面図である。 本発明に係る固体撮像装置の製造方法の一実施の形態(第2実施例)を示した製造工程断面図である。 塗布膜の形成方法を説明する図面を示した断面図、A部拡大断面図およびB部拡大断面図である。 本発明の撮像装置を示したブロック図である。 従来の表面照射型固体撮像装置を示した概略構成斜視断面図である。 従来の裏面照射型固体撮像装置を示した概略構成斜視断面図である。 シリコン基板を用いた従来の裏面照射型固体撮像装置の製造方法を示した製造工程断面図である。 シリコン基板を用いた従来の裏面照射型固体撮像装置の製造方法を示した製造工程断面図である。 SOI基板を用いた従来の裏面照射型固体撮像装置の製造方法を示した製造工程断面図である。 SOI基板を用いた従来の裏面照射型固体撮像装置の製造方法を示した製造工程断面図である。
符号の説明
1…固体撮像装置、11…半導体基板、21…画素部、22…光電変換部、12…第1領域、13…第2領域

Claims (15)

  1. 入射光量を電気信号に変換する光電変換部を有するもので半導体基板に形成された複数の画素部を備え、
    前記複数の画素部が形成された領域の前記半導体基板は、少なくとも前記画素部が形成された以外の領域の前記半導体基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記半導体基板は前記固体撮像装置が複数形成されたもので、
    前記固体撮像装置の複数の画素部が形成された領域の前記半導体基板は、前記固体撮像装置間を区分する領域の前記半導体基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の画素部が形成された領域の前記基板は、前記光電変換部から得た電気信号を処理する周辺回路部が形成された領域の前記基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 絶縁層上に半導体層を有する基板の該半導体層に入射光量を電気信号に変換する光電変換部が形成された複数の画素部を備え、
    前記複数の画素部が形成された領域の前記基板は、少なくとも前記複数の画素が形成された以外の領域の前記基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 前記半導体層は前記固体撮像装置が複数形成されたもので、
    前記固体撮像装置の複数の画素部が形成された領域の前記基板は、前記固体撮像装置間を区分する領域の前記基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 前記複数の画素部が形成された領域の前記基板は、前記光電変換部から得た電気信号を処理する周辺回路部が形成された領域の前記基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  7. 前記基板は支持基板上に形成された前記絶縁層上にシリコン層からなる前記半導体層が形成されたSOI基板からなり、
    前記複数の画素部が形成された領域の前記SOI基板は、少なくとも前記支持基板が除去されている
    ことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  8. 前記複数の画素部が形成された領域の前記SOI基板は、前記支持基板および前記絶縁層が除去されている
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  9. 半導体基板に入射光量を電気信号に変換する光電変換部とともに該光電変換部から出力された電気信号を処理する信号処理部を形成した後、該半導体基板上に配線層を形成して、複数の画素部を形成する工程と、
    前記複数の画素部が形成された領域で、前記複数の画素部が形成された側とは反対側の前記半導体基板を、その他の領域の前記半導体基板より薄く形成する工程と
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記配線層が形成されている側とは反対側で、前記半導体基板を薄くした領域にカラーフィルター層を形成する工程と、
    前記カラーフィルター層上に前記各画素部に対応する集光レンズを形成する工程と
    を備えたことを特徴とする請求項9記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 支持基板上に絶縁層を介して半導体層を有する基板の該半導体層に入射光量を電気信号に変換する光電変換部とともに該光電変換部から出力された電気信号を処理する信号処理部を形成した後、該半導体層上に配線層を形成して、複数の画素部を形成する工程と、
    前記複数の画素部が形成された領域で、前記複数の画素部が形成された側とは反対側の前記基板を、その他の領域の前記基板より薄くする工程と
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 前記配線層が形成されている側とは反対側で、前記基板を薄くした領域にカラーフィルター層を形成する工程と、
    前記カラーフィルター層上に前記各画素部に対応する集光レンズを形成する工程と
    を備えたことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  13. 前記基板を薄く形成する工程で、前記絶縁層をエッチングストッパにして前記支持基板をエッチングする
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  14. 入射光を集光する集光光学部と、
    前記集光光学部で集光した光を受光して光電変換する固体撮像装置と、
    光電変換された信号を処理する信号処理部とを備え、
    前記固体撮像装置は、
    入射光量を電気信号に変換する光電変換部を有するもので半導体基板に形成された複数の画素部を備え、
    前記複数の画素部が形成された領域の前記半導体基板は、少なくとも前記画素部が形成された以外の領域の前記半導体基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする撮像装置。
  15. 入射光を集光する集光光学部と、
    前記集光光学部で集光した光を受光して光電変換する固体撮像装置と、
    光電変換された信号を処理する信号処理部とを備え、
    前記固体撮像装置は、
    絶縁層上に半導体層を有する基板の該半導体層に入射光量を電気信号に変換する光電変換部が形成された複数の画素部を備え、
    前記複数の画素部が形成された領域の前記基板は、少なくとも前記複数の画素が形成された以外の領域の前記基板より薄く形成されている
    ことを特徴とする撮像装置。
JP2006297427A 2006-11-01 2006-11-01 固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置 Pending JP2008117830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006297427A JP2008117830A (ja) 2006-11-01 2006-11-01 固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006297427A JP2008117830A (ja) 2006-11-01 2006-11-01 固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008117830A true JP2008117830A (ja) 2008-05-22

Family

ID=39503559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006297427A Pending JP2008117830A (ja) 2006-11-01 2006-11-01 固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008117830A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040621A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toshiba Corp 固体撮像デバイス及びその製造方法
KR101765913B1 (ko) * 2009-11-30 2017-08-07 소니 주식회사 고체 촬상 장치와 그 제조 방법, 및 전자 기기

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5251815A (en) * 1975-10-23 1977-04-26 Sony Corp Solid pickup equipment
JP2000156523A (ja) * 1997-08-29 2000-06-06 Ntt Electornics Corp 半導体装置
JP2006080457A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Sony Corp 固体撮像素子及びその製造方法
JP2006229206A (ja) * 2005-02-14 2006-08-31 Samsung Electronics Co Ltd 向上された感度を有するイメージセンサ及びその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5251815A (en) * 1975-10-23 1977-04-26 Sony Corp Solid pickup equipment
JP2000156523A (ja) * 1997-08-29 2000-06-06 Ntt Electornics Corp 半導体装置
JP2006080457A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Sony Corp 固体撮像素子及びその製造方法
JP2006229206A (ja) * 2005-02-14 2006-08-31 Samsung Electronics Co Ltd 向上された感度を有するイメージセンサ及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040621A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toshiba Corp 固体撮像デバイス及びその製造方法
KR101765913B1 (ko) * 2009-11-30 2017-08-07 소니 주식회사 고체 촬상 장치와 그 제조 방법, 및 전자 기기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4944399B2 (ja) 固体撮像装置
US20100006909A1 (en) Color filter array alignment mark formation in backside illuminated image sensors
WO2013179972A1 (ja) 撮像素子、撮像装置、製造装置および方法
JP2009290031A (ja) 電子素子ウェハモジュールおよびその製造方法、電子素子モジュール、電子情報機器
JP2008182142A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置
JP2009021415A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2000150846A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP5098310B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
TWI581412B (zh) 影像感測模組及其製造方法與相機裝置
JP2008091643A (ja) 固体撮像装置
JP5392458B2 (ja) 半導体イメージセンサ
JP4672301B2 (ja) 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法
JP2012049400A (ja) 光センサの製造方法、光センサ及びカメラ
JP2006191000A (ja) 光電変換装置
US9312292B2 (en) Back side illumination image sensor and manufacturing method thereof
TW201537739A (zh) 半導體元件及其製造方法
TW201507119A (zh) 固態影像感測裝置及固態影像感測裝置之製造方法
JP2008117830A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法、および撮像装置
US8053268B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2006203449A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
US20230131416A1 (en) Imaging element and imaging device
US20130277787A1 (en) Backside illumination cmos image sensor and method for fabricating the same
JP2006294991A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2011108759A (ja) 固体撮像装置
US20080054387A1 (en) Image Sensor and Method for Manufacturing the Same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090917

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091007

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130409