JP2008117597A - 透明導電性基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いキャリア濃度を保ちつつ、スズ添加酸化インジウムの結晶性を向上させ、高い導電性を有する透明導電膜を備えた透明導電性基板を提供すること。
【解決手段】本発明の透明導電性基板は、透明基材と、該透明基材の一面上にスズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を配してなる透明導電性基板であって、前記透明導電膜は、透明基材側から離れるにつれて、スズの添加濃度が高くなるように濃度勾配を有していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、透明導電性基板およびその製造方法に関する。
透明導電基板は、絶縁体であるガラスの表面にスズドープ酸化インジウム(ITO)や酸化スズ(TO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)などの透光性導電酸化膜(TCO:Transparent Conductive oxide)を形成することにより導電性を備えた基板であり、光学的に透明な性質を保ちつつ、電気を流す性質も有する。これらの中で特にITOが透明導電膜として広く知られており、パソコン、テレビ、携帯電話などの液晶ディスプレイや太陽電池の透明電極に応用されている(例えば、特許文献1を参照)。
ITOは、酸素欠損量が多いことで高いキャリア濃度が得られるとともに、スズのドープ量が多いことでも高いキャリア濃度が得られる。ただしスズのドープ量が多すぎるとキャリアは高くなるが結晶性が悪くなってしまう。結晶性が悪くなると導電性が低下してしまい、一般に透明導電基板としては好ましくない(例えば、特許文献2を参照)。
特許第2516688号公報 特開2005−244128号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、高いキャリア濃度を保ちつつ、スズ添加酸化インジウムの結晶性を向上させ、高い導電性を有する透明導電膜を備えた透明導電性基板を提供することを第一の目的とする。
また、本発明は、スズのドープ量を増加させても、高いキャリア濃度を保ちつつ、良好な結晶性を有するスズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を透明基材上に形成することのできる透明導電性基板の製造方法を提供することを第二の目的とする。
本発明の請求項1に記載の透明導電性基板は、透明基材と、該透明基材の一面上にスズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を配してなる透明導電性基板であって、前記透明導電膜は、透明基材側から離れるにつれて、スズの添加濃度が高くなるように濃度勾配を有していることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の透明導電性基板は、請求項1において、前記透明導電膜の前記透明基材と接する側には、スズが添加されない酸化インジウムからなる部位を有していることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の透明導電性基板は、請求項1において、前記透明導電膜中のスズの総添加量が、2%以上、10%以下の範囲であることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の透明導電性基板の製造方法は、透明基材の一面上にスズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を形成する透明導電性基板の製造方法であって、前記透明導電膜を形成する際に、原料溶液中に含有されるスズの濃度を制御することにより、透明基材側から離れるにつれてスズの添加濃度が高くなるように制御することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の透明導電性基板の製造方法は、請求項4において、前記透明導電膜の形成において、前記透明導電膜の前記透明基材と接する側に、スズが添加されない酸化インジウムからなる部位を形成することを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の透明導電性基板の製造方法は、請求項4において、前記透明導電膜は、スプレー熱分解法により形成されることを特徴とする。
本発明では、スズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜が、透明基材側から離れるにつれて、スズの添加濃度が高くなるように濃度勾配を有しているので、高いキャリア濃度を保ちつつも、結晶性の低下を抑制することができる。その結果、電子移動度が高くなり導電性が向上した透明導電膜を備えた透明導電性基板を提供することができる。
また、本発明では、スズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を形成するに際し、原料溶液中に含有されるスズの濃度を制御することにより、透明基材側から離れるにつれてスズの添加濃度が高くなるように制御できる。これにより、スズのドープ量を増加させても、高いキャリア濃度を保ちつつ、良好な結晶性を有するスズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を透明基材上に形成することのできる透明導電性基板の製造方法を提供することができる。
以下、本発明に係る透明導電性基板の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る透明導電性基板の一実施形態を示す概略断面図である。
この透明導電性基板10は、透明基材11、および、その一方の面11aに形成されたスズ添加酸化インジウム(ITO)からなる透明導電膜12から概略構成されている。
透明基材11としては、光透過性の素材からなる基板が用いられ、ガラス、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホンなど、通常、透明基材として用いられるものであればいかなるものでも用いることができる。透明基材11は、これらの中から適宜選択される。また、透明基材11としては、用途上、できる限り光透過性に優れる基板が好ましく、透過率が90%以上の基板がより好ましい。
透明導電膜12は、ITOからなり、透明基材11に導電性を付与するために、その一方の面11aに形成された薄膜である。
そして、本発明の透明導電性基板10は、前記透明導電膜12が、透明基材11側から離れるにつれて、スズの添加濃度が高くなるように濃度勾配を有していることを特徴とする。
これにより、高いキャリア濃度を保ちつつも、ITOの結晶性の低下を抑制することができる。これにより、透明導電膜12における電子移動度が高くなり、その結果、透明導電性基板10の導電性を向上することができる。
例えば、本発明の透明導電性基板を光電変換素子の作用極として用いる場合、透明導電膜上に形成される多孔質酸化物半導体層との界面近傍においてスズの添加量が多いことで、透明導電膜と多孔質酸化物半導体層との間において良好なオーミックコンタクトが得られるとともに、他の領域ではスズのドープ量が少ないことで、良好な結晶性の膜となり好ましい。
なお、透明導電膜12におけるスズの添加濃度は、段階的に変化するものであってもよいし、連続的に変化するものであってもよい。
また、本発明の透明導電性基板10は、図2に示すように、前記透明導電膜の前記透明基材と接する側に、スズが添加されない酸化インジウムからなる部位12aを有していてもよい。
スズ添加酸化インジウムよりも結晶性の高い酸化インジウムからなる部位12aを下層に形成することにより、結晶性の低下をより確実に抑制することができる。これにより、透明導電膜12における電子移動度をさらに高くすることができ、その結果、透明導電性基板10の導電性をさらに向上することができる。
また、前記透明導電膜12中におけるスズの総添加量は、2%以上、10%以下の範囲であることが好ましい。スズの添加濃度が2%未満であると、スズの添加によるキャリア濃度の増加効果が十分に得られない。一方、スズの添加濃度が10%を超えると、ITOの結晶性が低下してしまう。スズの添加濃度を2〜10%とすることにより2%以上、10%以下の範囲とすることにより、スズの添加量を、電子移動度の高い状態を維持した範囲で、結晶性の低下を抑制することができる。また、透明導電膜に投入された電流を膜全体に均一に拡散させることができる。
次に、この実施形態の透明導電性基板10の製造方法について説明する。
この実施形態では、まず、透明基材11の一方の面11aの全域を覆うように透明導電膜12を形成し、透明導電性基板10を作製する。
透明導電膜12を形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、スパッタリング法、CVD(化学気相成長)法、スプレー熱分解法(SPD法)、蒸着法などの薄膜形成法が挙げられる。
その中でも、前記透明導電膜12は、スプレー熱分解法により形成されたものであることが好ましい。透明導電膜12を、スプレー熱分解法により形成することで、容易にスズの添加濃度を連続的に傾斜させることができる。
また、スプレー熱分解法は、減圧システムが不要なため、製造工程の簡素化低コスト化を図ることができるので好適である。
ここで、図3は、本発明に係る透明導電性基板の製造に用いる成膜装置の一例を示す模式図である。
この成膜装置50は、スプレー熱分解法により被処理体(透明基材11)上に薄膜(透明導電膜12)を形成する成膜装置であって、前記被処理体を載置する支持手段51と、前記被処理体の温度を調整する温度制御手段と、前記被処理体の一面に向けて、前記薄膜の原料溶液からなるミスト53を噴霧する吐出手段54と、前記原料溶液に含有されるスズの濃度を調整する濃度制御手段55と、吐出手段54と対向する位置に配される被処理体との間の空間56を包み込むように配置されるフード57とを少なくとも備える。
支持手段51は、透明基材11の被成膜面11aを所定の温度に保ちながら薄膜を形成するため、被処理体2の加熱・保持・冷却機能を備えた温度制御手段52を内蔵している。温度制御手段52は、例えばヒータである。
濃度制御手段55としては、例えば、溶液混合法やミスト混合法等が挙げられる。
吐出手段は、空気(Airと表示)を取り込む第一導入路54αと、濃度制御手段55によってスズの添加量が調整された原料溶液を取り込む第二導入路54βとを備えている。例えば、矢印αの方向に空気を、矢印βの方向に原料溶液を導入し、これらを混ぜ合わせてミスト化を図った上で吐出口54aを通して被処理体である透明基材11に向けて噴霧する。
また、成膜装置50では、フード57が吐出手段52と対向する位置に配される被処理体との間の空間を包み込むように配置されているので、吐出手段54の吐出口54aからスプレー状に噴射された原料溶液は外気の影響を受けることなく、吐出口54aから被処理体に向かう放射状空間に噴霧された状態を安定に保つことができる。換言すると、フード57はその内部空間から装置への外部へ原料溶液が飛散し、無駄な使用量が増加するのも防ぐ働きもする、これにより、原料溶液は薄膜の形成に有効に使われる。
このような成膜装置を用いてスプレー熱分解法により透明導電膜12を透明基材11上に成膜するとき、成膜条件、具体的には原料溶液中に含有されるスズの濃度を制御することにより、スズの添加濃度が異なる、具体的には透明基材側から離れるにつれて、スズの添加濃度が高くなるように濃度勾配を有するように透明導電膜12を成膜する。
これにより、高いキャリア濃度を保ちつつも、ITOの結晶性の低下を抑制することができる。その結果、結晶性が高く、電子移動度が高い透明導電膜を容易に形成することができる。
また、前記透明導電膜12の形成において、前記透明導電膜12の前記透明基材11と接する側に、スズが添加されない酸化インジウムからなる部位12aを形成してもよい。
前記透明基材11と接する側に、スズ添加酸化インジウムよりも結晶性の高い酸化インジウムからなる部位12aを形成することにより、さらに結晶性の高い透明導電膜を形成することができる。
以上のようにして得られる透明導電性基板10は、ITOからなる透明導電膜12において、透明基材側から離れるにつれて、スズの添加濃度が高くなるように濃度勾配を有しているので、高いキャリア濃度を保ちつつも、ITOの結晶性の低下を抑制することができる。その結果、透明導電膜12における電子移動度が高くなり、導電性が向上したものとなる。
以上、本発明の透明導電性基板およびその製造方法について説明してきたが、本発明は上記の例に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更が可能である。
図3に示したような成膜装置を用いて、透明導電性基板を製造した。全ての工程は、大気雰囲気中にて行った。
<原料溶液の調製>
まず、ITO透明導電膜を形成するための出発原料を、次のようにして調製した。
塩化インジウム(III)四水和物(InCl・4HO,Fw:293.24)3と塩化スズ(II)二水和物(SnCl・2HO,Fw:225.65)とを、例えばインジウムとスズのモル比が95:5となるように調製し、0.2mol/Lの各濃度になるようにエタノールを加えて溶解させた。これにより、スズ添加濃度を5%とした原料溶液を調製し、これを第五溶液とした。
同様に、インジウムとスズのモル比が、99:1、98:2、97:3、96:4、94:6、93:7、92:8となるように調製し、0.2mol/Lの各濃度になるようにエタノールを加えて溶解させた。これにより、スズ添加濃度を1%、2%、3%、4%、6%、7%、8%とした原料溶液を調製し、これらを順に第一溶液〜第四溶液、第六溶液〜第八溶液とした。
<実施例1>
本例では、透明基材としてガラス基板(テンパックス#8330)上に、上記原料溶液を用いてスプレー熱分解法により、膜厚方向にスズ添加濃度が2%〜8%の範囲で増加するように、ITO透明導電膜を成膜した。
具体的には、スズ添加濃度を2%〜8%とした上記第二溶液〜第八溶液を順に13mlずつ用い、総厚800nmのITO透明導電膜を有する透明導電性基板を作製した。
なお、このときの成膜条件としては、ノズル口径が1mm、ノズル−基板間距離が500mm、噴霧圧力が約0.1MPa、基板表面温度が350℃であった。
<実施例2>
本例では、膜厚方向にスズ添加濃度が0%〜8%の範囲で増加するように、ITO透明導電膜を成膜した。このため、原料溶液の調製において、上述した第一溶液〜第八溶液の他に、スズ添加濃度を0%とした原料溶液を調製し、ゼロ溶液とした。他の点は、実施例1と同様にしてITO透明導電膜を成膜した。
具体的には、まず、上記ゼロ溶液を10ml用いてスズが添加されない酸化インジウムからなる部位を形成した。続いてスズ添加濃度を1%〜8%とした上記第一溶液〜第八溶液を順に10mlずつ用い、総厚800nmのITO透明導電膜を有する透明導電性基板を作製した。
<比較例1>
本例では、膜厚方向にスズ添加濃度が4%一定とした、ITO透明導電膜を成膜した。他の点は、実施例1と同様にした。
具体的には、スズ添加濃度を4%とした上記第四溶液を90ml用い、総厚800nmのITO透明導電膜を有する透明導電性基板を作製した。
<比較例2>
本例では、膜厚方向にスズ添加濃度が4%〜8%の範囲で増加するように、ITO透明導電膜を成膜した。他の点は、実施例1と同様にしてITO透明導電膜を成膜した。
具体的には、スズ添加濃度を4%〜8%とした上記第四溶液〜第八溶液を順に18mlずつ用い、総厚800nmのITO透明導電膜を有する透明導電性基板を作製した。
以上のようにして得られた透明導電性基板について、透明導電膜の光学特性として、抵抗値および透過率を測定した。抵抗値は四端子法により測定した。また、透過率は紫外線分光光度計を用いて測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2008117597
表1から、以下の点が明らかとなった。
(1)比較例2では、透明基材の表面上に、比較例1と同じ4%スズ添加濃度のITO膜を最初に形成してから、スズ添加濃度を順に8%まで増加させたITO透明導電膜を形成した。しかしながら、スズ添加濃度を4%固定とした比較例1に比べて、電子移動度は殆ど変化がなく、電気伝導性(比抵抗)も同じレベルであった。
(2)実施例1では、透明基材の表面上に、比較例1より低い2%スズ添加濃度のITO膜を最初に形成してから、スズ添加濃度を順に8%まで増加させたITO透明導電膜を形成した。この構成によれば、比較例1に比べて、電子移動度が増加し、比抵抗を低下させることができることが分かった。
(3)実施例2では、透明基材の表面上に、ズズを含まないITO透明導電膜を最初に形成してから、スズ添加濃度を順に8%まで増加させたITO透明導電膜を形成した。この構成によれば、実施例1に比べて、さらに電子移動度が増加し、一段と比抵抗の低いITO透明導電膜が得られることが分かった。
以上の結果から、実施例1、2のITO透明導電膜は、比較例1に比べてシート抵抗と比抵抗が低く、十分に高い透過率を備えるともに、高い電子移動度も併せて有することが確認された。
本発明は、ITOからなる透明導電膜を備えた透明導電性基板に適用可能である。
本発明に係る透明導電性基板の一例を示す概略断面図である。 本発明に係る透明導電性基板の一例を示す概略断面図である。 透明導電性基板の製造に用いた成膜装置の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
10 透明導電性基板、11 透明基材、12 透明導電膜。

Claims (6)

  1. 透明基材と、該透明基材の一面上にスズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を配してなる透明導電性基板であって、
    前記透明導電膜は、透明基材側から離れるにつれて、スズの添加濃度が高くなるように濃度勾配を有していることを特徴とする透明導電性基板。
  2. 前記透明導電膜の前記透明基材と接する側には、スズが添加されない酸化インジウムからなる部位を有していることを特徴とする請求項1に記載の透明導電性基板。
  3. 前記透明導電膜中のスズの総添加量が、2%以上、10%以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の透明導電性基板。
  4. 透明基材の一面上にスズ添加酸化インジウムからなる透明導電膜を形成する透明導電性基板の製造方法であって、
    前記透明導電膜を形成する際に、原料溶液中に含有されるスズの濃度を制御することにより、透明基材側から離れるにつれてスズの添加濃度が高くなるように制御することを特徴とする透明導電性基板の製造方法。
  5. 前記透明導電膜の形成において、前記透明導電膜の前記透明基材と接する側に、スズが添加されない酸化インジウムからなる部位を形成することを特徴とする請求項4に記載の透明導電性基板の製造方法。
  6. 前記透明導電膜は、スプレー熱分解法により形成されることを特徴とする請求項4に記載の透明導電性基板の製造方法。
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