JP2008117530A - コンテンツ再生装置 - Google Patents

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Kentaro Tanigawa
賢太郎 谷川
Toshihiko Munetsugi
敏彦 宗續
Yoshiaki Iwata
芳明 岩田
Kazuhiro Nishitani
和博 西谷
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Abstract

【課題】コンテンツの再生において、CM等、特定再生区間のデータの再生をスキップさせる指示をユーザから受け付けた場合に、当該データの再生のスキップをできるだけ許容しつつ、コンテンツ提供者が意図するデータの再生を確実に行うコンテンツ再生装置等を提供する。
【解決手段】コンテンツ再生装置は、コンテンツの再生中にユーザからスキップ指示を受け付けた場合に、付加情報を参照して、スキップ指示がなされた再生区間のデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを判定する。スキップを否定する判定がなされると、スキップ指示がなされた再生区間のデータの代わりに代替データを再生する。代替データの再生が終了した後に、スキップ指示がなされた再生区間に後続する再生区間のデータを再生する制御を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツの再生制御に関し、特にスキップ機能に関する。
昨今、インターネットを介してスポンサーのCM(コマーシャルメッセージ)
が含まれている動画や音楽等のストリームデータであるマルチメディアコンテンツ(以下、単にコンテンツという。)を、ユーザに無料で配信するサービスが行われている。ユーザは、配信されたコンテンツをパソコンや携帯端末等のコンテンツ再生装置を用いて視聴する。配信されたコンテンツは、本編の各シーンや、内容にまとまりがあるものを1区間とした複数の再生区間に区分けされている。
コンテンツ再生装置には、コンテンツの再生に係る機能の1つとしてスキップ機能が備わっており、前記コンテンツの再生中にユーザからスキップ指示を受け付けると、現在再生中の再生区間のデータの再生を止めて、後続する再生区間のデータの再生を開始する制御を行う。また、ユーザからスキップ先の再生区間の指定を受け付けると、現在再生中の再生区間のデータの再生を止めて、指定された再生区間のデータの再生を開始する制御を行う。このスキップ機能を利用することでユーザは、視聴したくない再生区間のデータを再生させることなく、コンテンツの再生時間を短縮して効率的に視聴することができる。
一方コンテンツ提供者にとって、スキップ機能はデメリットになる面がある。何故なら、ユーザはスキップ機能を利用してCMに該当する再生区間のデータ再生をスキップしてコンテンツを視聴することが考えられるからである。CMのデータ再生が頻繁にスキップされるようであれば、スポンサーは広告効果が期待できないと判断して、資金提供を断る可能性が出てくる。かかる問題を解決する方法の1つとして、下記の特許文献に示されている方法が挙げられる。下記の特許文献では、暗号化された本編再生部分のデータの復号鍵をCM再生部分のデータに埋め込んでおき、CMのデータが全て再生されなければ復号鍵が獲得できずに本編が再生されない仕組みが示されている。
特開平10−164550号公報
しかしながら、特許文献に示す方法を用いた場合、コンテンツに含まれているCMがユーザにとって全く興味のないCMであったとしても、当該CMを再生しない限りユーザはコンテンツの本編を視聴することができない。これではユーザに不快感を与えるだけであり、スポンサーとしてもユーザが不快感を抱きながらCMを視聴するような事態はできるだけ避けたいと思うのが普通である。
また、ユーザからのリクエストに応じて、動的にコンテンツを編成して配信するコンテンツ配信サービスに特許文献に示す方法を適用する場合、コンテンツを配信する配信サーバは、コンテンツの編成を行った後、当該コンテンツに暗号化処理を行うことになるが、リアルタイムに暗号化処理を行う必要があるので、配信サーバに対する負荷が大きくなる。
本発明は上記コンテンツ配信サービスにおいて、配信サーバに大きな負荷をかけることなく適用することができ、また、コンテンツの再生において、CM等、特定再生区間のデータの再生をスキップさせる指示をユーザから受け付けた場合に、当該データの再生のスキップをできるだけ許容しつつ、コンテンツ提供者が意図するデータの再生を確実に行うコンテンツ再生装置、コンテンツ送受信システム、及びこれらに関する諸技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ再生装置は、複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生する再生手段と、代替データと、前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、を取得する取得手段と、ユーザからのスキップ指示を受け付ける受付手段と、前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で、前記データと異なるデータである前記代替データを再生する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンテンツ再生装置は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生手段と、代替データを取得する取得手段と、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付手段と、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る付加情報は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツの各再生区間を示す識別情報と、各再生区間のスキップの許否を示す属性情報と、スキップが許容されない再生区間と対応付けられている代替データの識別情報とを記述した構造を有することを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ送受信システムは、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツをパケット単位に分割して逐次送信するコンテンツ送信装置と当該パケット単位のコンテンツを逐次受信しながら再生するコンテンツ受信再生装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、前記コンテンツ受信再生装置は、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付手段と、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間を特定する特定情報を前記コンテンツ送信装置に通知する通知手段とを備え、前記コンテンツ送信装置は、前記コンテンツ受信再生装置において再生可能な複数の代替データを記憶している代替データ記憶手段と、前記特定情報の通知を受けたときに、送信中のデータに代えて前記代替データを送信し、当該代替データの送信終了後に、前記コンテンツの再生時間軸上において前記第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを送信する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンテンツ送受信システムは、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを送信するコンテンツ送信装置と当該コンテンツを受信して再生するコンテンツ受信再生装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、前記コンテンツ送信装置は、代替データを前記コンテンツ受信再生装置に送信する送信手段を備え、前記コンテンツ受信再生装置は、代替データを受信する受信手段と、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付手段と、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンテンツ送受信システムは、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを送信するコンテンツ送信装置と当該コンテンツを受信して再生するコンテンツ受信再生装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、前記コンテンツ送信装置は、前記再生区間の属性を示す属性情報を前記コンテンツ受信再生装置に送信する送信手段を備え、前記コンテンツ受信再生装置は、前記属性情報を受信する受信手段と、複数の前記再生区間のうちいずれか1つの指定を受け付ける指定受付手段と、前記再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生中に、前記指定受付手段により第1再生区間より後に位置する第2再生区間の指定をユーザから受け付けた場合に、前記属性情報を参照して、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が存在するか否かを検出する検出手段と、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が少なくとも1つ存在する場合に限り、当該特定属性の再生区間のデータを少なくとも1つ再生し、その後、第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンテンツ送信装置は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを端末装置宛に送信するコンテンツ送信装置であって、前記端末装置において再生可能な代替データを記憶している代替データ記憶手段と、前記端末装置から通知される、再生区間を特定する特定情報を受け付ける受付手段と、前記特定情報を受け付けたときに、送信中のデータの送信に代えて前記代替データを送信し、当該代替データの送信終了後に、前記コンテンツの再生時間軸上において前記第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを送信する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ再生方法は、複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生する再生ステップと、代替データと、前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、を取得する取得ステップと、ユーザからのスキップ指示を受け付ける受付ステップと、前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で、前記データと異なるデータである前記代替データを再生する制御を行う制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンテンツ再生方法は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生ステップと、代替データを取得する取得ステップと、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付ステップと、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンテンツ再生方法は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生ステップと、前記再生区間データの属性を示す属性情報を取得する属性情報取得ステップと、複数の前記再生区間のうちいずれか1つの指定を受け付ける指定受付ステップと、前記再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生中に、前記指定受付ステップにより第1再生区間より後に位置する第2再生区間の指定をユーザから受け付けた場合に、前記属性情報を参照して、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が存在するか否かを検出する検出ステップと、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が少なくとも1つ存在する場合に限り、当該特定属性の再生区間のデータを少なくとも1つ再生し、その後、第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ送信方法は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを端末装置宛に送信するコンテンツ送信方法であって、前記端末装置から通知される、再生区間を特定する特定情報を受け付ける受付ステップと、前記特定情報を受け付けたときに、送信中のデータの送信に代えて前記端末装置において再生可能な代替データを送信し、当該代替データの送信終了後に、前記コンテンツの再生時間軸上において前記第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを送信する制御を行う制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生する再生ステップと、代替データと、前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、を取得する取得ステップと、ユーザからのスキップ指示を受け付ける受付ステップと、前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で、前記データと異なるデータである前記代替データを再生する制御を行う制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンピュータプログラムは、CPUを備えたコンテンツ再生装置に用いられるコンテンツ再生制御用のコンピュータプログラムであって、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生ステップと、代替データを取得する取得ステップと、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付ステップと、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンピュータプログラムは、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生ステップと、前記再生区間データの属性を示す属性情報を取得する属性情報取得ステップと、複数の前記再生区間のうちいずれか1つの指定を受け付ける指定受付ステップと、前記再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生中に、前記指定受付ステップにより第1再生区間より後に位置する第2再生区間の指定をユーザから受け付けた場合に、前記属性情報を参照して、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が存在するか否かを検出する検出ステップと、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が少なくとも1つ存在する場合に限り、当該特定属性の再生区間のデータを少なくとも1つ再生し、その後、第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る別のコンピュータプログラムは、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを端末装置宛に送信するCPUを備えたコンテンツ送信装置に用いられるコンテンツ送信制御用のコンピュータプログラムであって、前記コンテンツ送信装置は、前記端末装置において再生可能な代替データを記憶しており、前記コンピュータプログラムは、前記端末装置から通知される、再生区間を特定する特定情報を受け付ける受付ステップと、特定情報を受け付けたときに、送信中のデータの送信に代えて前記端末装置において再生可能な代替データを送信し、当該代替データの送信終了後に、前記コンテンツの再生時間軸上において前記第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを送信する制御を行う制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る記録媒体は、上記各コンピュータプログラムを記録している。
本発明に係るコンテンツ再生装置は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生手段と、代替データを取得する取得手段と、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付手段と、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、コンテンツの再生において、CM等、特定再生区間のデータの再生をスキップさせる指示をユーザから受け付けた場合に、当該データの再生のスキップをできるだけ許容しつつ、コンテンツ提供者が意図するデータの再生を確実に行うことができる。
図19は、本発明に係るコンテンツ再生装置が含まれているシステムの一例を示した概観図である。これは、ユーザリクエストに応じて、複数のマルチメディアデータを連ねて動的にコンテンツを編成し、ユーザリクエストを通知してきたコンテンツ再生装置宛に当該コンテンツを送信するコンテンツ配信システムである。ここでいうコンテンツとは、動画、音楽等のストリームデータであり、コンテンツには、ユーザリクエストに基づいて編成される本編以外に、スポンサーの広告であるCMが含まれている。
コンテンツ送信装置1901は、コンテンツ再生装置1903又はコンテンツ再生装置1904のいずれかから通知されたユーザリクエストに応じてコンテンツを編成し、当該コンテンツ、付加情報及び代替データをネットワーク1902を介してリクエストのあったコンテンツ再生装置宛に送信する。付加情報には、コンテンツの各再生区間のデータの再生をスキップすることが許容されるか否かが示されている。代替データは、スキップが許容されない再生区間のデータの代わりに再生するストリームデータである。
コンテンツ、付加情報及び代替データを受信したコンテンツ再生装置は、ユーザから再生指示を受け付けてコンテンツの再生を行う。そして、コンテンツの再生中にユーザからスキップ指示を受け付けた場合に、付加情報を参照して、スキップ指示がなされた再生区間のデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを判定する。スキップを否定する判定がなされると、スキップ指示がなされた再生区間のデータの代わりに代替データを再生する。代替データの再生が終了した後に、スキップ指示がなされた再生区間に後続する再生区間のデータを再生する制御を行う。
コンテンツ再生装置の具体的な例としては、携帯端末、STB(セットトップボックス)、PC(パーソナルコンピュータ)等が挙げられる。
以下、本発明に係るコンテンツ再生装置、コンテンツ送受信システムの各実施形態について説明する。
<実施形態1>
<構成1>
本実施形態のコンテンツ再生装置の構成について詳しく説明する。図1は、コンテンツ再生装置の機能構成図を表す。
コンテンツ再生装置100は、ハードウェア的には、CPU、入出力装置、メモリ及びハードディスク等で構成されており、機能的には、スキップ指示受付部101、再生位置設定部102、再生位置制御部103、データ再生部104、付加情報記憶部105、データ記憶部106、通信部107及び代替データ記憶部108を有する。コンテンツ再生装置100の各機能動作は、メモリに格納された制御プログラムをCPUが実行することにより実現される。なお、本発明を説明する上で特に重要でない機能については省略している。
通信部107は、双方向通信機能を有する。例えば、コンテンツの要求を示すコンテンツ要求情報をコンテンツ送信装置宛で送信し、コンテンツ送信装置から送信されてきたコンテンツ、付加情報、代替データ等を受信する。
データ記憶部106は、ハードディスク等の記憶媒体であって、受信したコンテンツを記憶している。
代替データ記憶部108は、ハードディスク等の記憶媒体であって、受信した代替データを記憶している。代替データ記憶部108には複数の代替データが記憶されており、各代替データは、代替データIDで識別することができる。
付加情報記憶部105は、ハードディスク等の記憶媒体であって、受信した付加情報を記憶している。
再生位置制御部103は、データ記憶部106に記憶されているコンテンツの再生において、データ再生部104が読み出すべきデータの位置、すなわち再生位置を制御する機能を有する。再生位置設定部102から指示があれば、その指示に従う。
データ再生部104は、再生位置制御部103の制御により示される再生位置のデータをデータ記憶部106から読み出して再生する機能を有し、再生されたデータは表示装置20により映像又は音声として出力される。
スキップ指示受付部101は、ユーザからスキップ指示を受け付ける機能を有する。スキップ指示は、コンテンツ再生装置100本体に備わるスキップボタン又はリモコンに備わるスキップボタンをユーザが押下することにより、電気信号として受け付けられる。受け付けられたスキップ指示は、再生位置設定部102に伝送される。
再生位置設定部102は、スキップ指示受付部101からスキップ指示が伝送されると、付加情報記憶部105に記憶されている付加情報を参照して、再生位置制御部103より示される現在の再生位置を含む再生区間について、スキップを許容するか否かの判定を行う機能を有する。そして、現在の再生位置の再生区間について、スキップを許容する判定を行った場合に、当該再生区間に後続する再生区間の先頭位置を再生位置とする設定を行い、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う。
また、再生位置設定部102は、スキップを否定する判定を行った際に、代わりに再生する代替データが付加情報に示されていれば、代替データ記憶部108に記憶されている当該代替データの再生を行う指示を再生位置制御部103に行う。そして、代替データの再生終了後、スキップ指示がなされた再生区間に後続する再生区間の先頭位置を再生位置とする設定を行い、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う。
更に、再生位置設定部102は、スキップを否定する判定を行った際に、代わりに再生する代替データが付加情報に示されていなければ、当該スキップ指示を無効にするか否かの判定を行う。判定は、ユーザから受け付けたスキップ指示の受付回数と、付加情報に記述されている閾値により行い、受付回数が閾値を超えた場合、スキップ指示を無効にする判定がなされる。スキップ指示を無効とした場合、再生位置設定部102は、再生位置制御部103に指示を与えないので、現在の再生位置を含む再生区間のデータの再生が続行される。閾値を超えない間は、スキップを許容する判定を行った場合と同様で、現在の再生位置の再生区間に後続する再生区間の先頭位置を再生位置とする設定を行い、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う。
<データ1>
次に、本実施形態のコンテンツ、代替データ及び付加情報について説明する。
図2は、CMデータが含まれるコンテンツと、当該コンテンツに含まれているCMデータをスキップする代わりに再生する代替データを模式的に表した図である。コンテンツ再生装置100は、スキップ、巻き戻し等のユーザ指示を受け付けない限り、シーンA、CM1、シーンB、シーンC、CM2、シーンD、、、、という順序でコンテンツ201を再生する。CM1とCM2には代替データであるCM4、CM5が付加情報により対応付けられており、CM1の再生中にユーザからスキップ指示を受け付けた場合、代替データであるCM4が再生され、CM4の再生終了後、シーンBの再生が行われる。同様に、CM2の再生中にユーザからスキップ指示を受け付けた場合、代替データであるCM5が再生され、CM5の再生終了後、シーンDの再生が行われる。
図3は、コンテンツ201の付加情報を表で示した図である。付加情報表301の上下方向は、再生時間軸を示し、横の欄は、各再生時間に再生される再生区間の諸情報を示す。
付加情報表301に示される諸情報には、ID、IDと対応する再生区間のデータの再生位置を示す再生位置情報、スキップ属性、代替データID、閾値情報等がある。
IDは、データ記憶部106に記憶されている各再生区間のデータを識別するための識別子である。
再生位置情報は、再生開始位置及び再生終了位置の二つの値で構成され、各再生区間のデータが、コンテンツ201の再生時間軸上、どの時間区間のデータに該当するかを特定する情報である。
スキップ属性は、各再生区間においてデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示す情報である。図3では「○」がスキップの許容を、「×」がスキップの否定を示している。
代替データIDは、代替データ記憶部108に記憶されている各代替データを識別するための識別子である。
閾値情報は、図示していないが、スキップ指示を無効にするか否かの判定に用いられる情報である。
<動作1>
次に、本実施形態のコンテンツ再生装置の動作について説明する。
図4及び図5は、本実施形態のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生制御フローを示す図である。
まず、データ再生部104は、再生位置制御部103によって制御されている再生位置のデータをデータ記憶部106から読み出して再生する(ステップS01)。
再生位置設定部102は、再生位置制御部103から得られる再生位置が、コンテンツの再生終了位置まで達したかどうかを、付加情報記憶部105に記憶されている付加情報を参照して判定する(ステップS02)。コンテンツが再生終了位置まで達していれば(ステップS02:YES)、再生を終了し、再生終了位置まで達していなければ(ステップS02:NO)、ステップS03へ移る。
ステップS03において、スキップ指示受付部101がユーザからスキップ指示を受け付けた場合(ステップS03:YES)、ステップS04へ移る。スキップ指示を受け付けなければ、ステップS01に戻る。
ステップS04において、再生位置設定部102は、付加情報を参照して、再生位置制御部103から得られる現在の再生位置を含む再生区間について、スキップ許容か否かを判定する。スキップを許容する判定の場合は(ステップS04:YES)、ステップS05へ移り、スキップを否定する判定の場合は(ステップS04:NO)、ステップS06へ移る。
ステップS05において、再生位置設定部102は、スキップ処理を行う。すなわち、現在の再生位置を含む再生区間に後続する再生区間の先頭位置を再生位置とする設定を行い、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う。その後、ステップS01に戻る。
ステップS06において、再生位置設定部102は、付加情報を参照して、現在の再生位置の再生区間に代替データが指定されているかどうかを確認する。具体的には、図3に示す付加情報表301の該当する再生区間に対して代替データIDの項目に代替データIDが記述されているかどうかを確認する。代替データが指定されていなければ(ステップS06:NO)、ステップS08に移り、代替データが指定されていれば、ステップS07へ移る。
ステップS07において、再生位置設定部102は、付加情報に記述されている代替データIDを、再生位置制御部103に通知し、再生位置制御部103は、データ再生部104に代替データ記憶部108から代替データIDと対応付けられている代替データを読み出させて、再生させる。代替データの再生が終了後、ステップS05へ移り、スキップ処理を行う。
ステップS08において、再生位置設定部102は、スキップ指示の受付回数をカウントし、続いて、ステップS09において、スキップ指示受付回数と付加情報に記述されている上限閾値とを比較して、スキップ指示受付回数が上限閾値以上であれば(ステップS09:YES)、スキップ指示を無効にする判定を行う(ステップS10)。また、スキップ指示受付回数が上限閾値以上でなければ(ステップS09:NO)、ステップS01に戻る。
具体的な動作について説明する。例えば、図2に示すコンテンツ201のシーンAを再生中にユーザからスキップ指示を受け付けた場合、コンテンツ再生装置100は、再生位置制御部103から得られる現在の再生位置と付加情報とに基づいて、現在の再生位置が含まれる再生区間においてデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを判定する。図3の付加情報表301によると、シーンAのスキップ属性は「○」なので、シーンAの再生区間において、データの再生をスキップすることは許容される。よって、シーンAのデータの再生をスキップして、シーンAに後続するCM1のデータの再生を開始する。
また、CM1を再生中にユーザからスキップ指示を受け付けた場合、コンテンツ再生装置100は、再生位置制御部103から得られる現在の再生位置と付加情報とに基づいて、現在の再生位置が含まれる再生区間においてデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを判定する。図3の付加情報表301によると、CM1のスキップ属性は「×」であるので、CM1の再生区間は、データの再生をスキップすることは許容されない。そして、付加情報の代替データIDの項目にCM4の識別子が記述されているので、CM1のデータの代わりにCM4のデータの再生を開始する。CM4のデータの再生が終了すると、CM1に後続するシーンBのデータの再生を開始する。
また、CM3を再生中にユーザからスキップ指示を受け付けた場合、コンテンツ再生装置100は、再生位置制御部103から得られる現在の再生位置と付加情報とに基づいて、現在の再生位置が含まれる再生区間においてデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを判定する。図3の付加情報表301によると、CM3のスキップ属性は「×」であるので、CM3の再生区間は、データの再生をスキップすることは許容されない。そして、CM3の再生区間の代替データIDの項目には、なにも記述されていないので、コンテンツ再生装置100はスキップ指示受付回数をカウントして、スキップ指示受付回数と閾値とを比較する。スキップ指示受付回数が閾値を上回っていれば、当該スキップ指示を無効とする。すなわち、CM3のデータの再生を続行する。
一方、スキップ指示受付回数が閾値を下回っていればCM3のデータの再生をスキップして、後続するシーンEのデータの再生を開始する。
なお、本実施形態のコンテンツ再生装置は、代替データの再生中は、ユーザから受け付けるスキップ指示を無効とし、当該代替データを全部再生した後、スキップ指示の無効を解除する。
<実施形態2>
以下、実施形態2のコンテンツ再生装置について説明する。
本実施形態のコンテンツ再生装置は、実施形態1で説明した機能構成に新たな機能が追加されたものである。その新たな機能とは、スキップが許容されない再生区間のデータの代わりに再生する代替データのカテゴリーの選択をユーザから受け付ける機能である。代替データは、付加情報によりカテゴライズされている。カテゴリーには、例えば、「自動車」、「携帯電話」、「金融」等がある。コンテンツ再生装置は、コンテンツの再生の前に、表示装置に選択可能なこれらのカテゴリーを列挙表示して、ユーザからカテゴリーの選択を受け付ける。
図6は、CMデータが含まれるコンテンツと、当該コンテンツに含まれているCMデータをスキップする代わりに再生する代替データを模式的に表した図である。代替データは、カテゴリー602、カテゴリー603、カテゴリー604の3つに分類されている。
図7は、コンテンツ601の付加情報を表で示した図である。CM1には、代替データとしてCM4、CM5及びCM6が、CM2には、CM7、CM8及びCM9が、対応付けられている。
ユーザは、コンテンツ再生前に、カテゴリー602、カテゴリー603、カテゴリー604のいずれか1つを選択しておくと、コンテンツ再生中に、スキップが許容されない再生区間のデータをスキップする指示を行った場合に、選択されたカテゴリーの代替データが、当該データの代わりに再生される。
<実施形態3>
以下、実施形態3のコンテンツ再生装置について説明する。
実施形態1では、代替データの再生時にユーザからスキップ指示を受け付けた場合、当該スキップ指示を無効としていたが、実施形態3のコンテンツ再生装置は、当該スキップ指示を無効とはせず、別の代替データを代わりに再生する制御を行う。そして、いずれか1つの代替データが全部再生された後、元のコンテンツの再生に戻る。
<構成3>
次に、本実施形態のコンテンツ再生装置の構成について説明する。
図8は、本実施形態のコンテンツ再生装置の機能構成図を表す。コンテンツ再生装置800は、実施形態1で説明した機能構成に新たな機能が追加されたものである。その新たな機能とは、スキップが許容されない再生区間のデータの代わりに再生する代替データを決定する代替データ決定処理機能である。代替データ決定処理機能は、再生位置設定部802に含まれる。
また、コンテンツ再生装置800は、再生中の代替データの代わりに再生する別の代替データを決定するための情報が記述されている代替データ付加情報を記憶する代替データ付加情報記憶部809を有する。再生位置設定部802は、代替データ付加情報を参照して代替データを決定する。
スキップ指示受付部801、再生位置制御部803、データ再生部804、付加情報記憶部805、代替データ記憶部808、データ記憶部806、通信部807は、実施形態1において説明した、図1のスキップ指示受付部101、再生位置制御部103、データ再生部104、付加情報記憶部105、代替データ記憶部108、データ記憶部106、通信部107と同じ機能を有する。
<データ3>
次に、本実施形態の代替データ付加情報について説明する。
図9は、代替データ付加情報を表で示した図である。代替データ付加情報表901には、スキップ元代替データIDと、スキップ先代替データIDとが対応付けて記述されている。
なお、付加情報記憶部805に記憶されている付加情報には、スキップが許容されない全ての再生区間に、代替データIDが対応付けて記述されている。
<動作3>
次に、本実施形態のコンテンツ再生装置の動作について説明する。
図10は、実施形態3のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生制御フローを示す図である。ステップS21からステップS25までは、実施形態1において説明した、図4に示す制御フローのステップS1からステップS5と同じである。よって、実施形態1と異なる部分であるステップS26からステップS29までについて説明する。
まず、ステップS24において、再生位置設定部802は、付加情報に基づいて現在の再生位置を含む再生区間についてスキップを否定する判定を行うと(ステップS24:NO)、続いて、代替データ決定処理を行う(ステップS26)。
ステップS26の代替データ決定処理において、再生位置設定部802は、付加情報に記述されている、現在の再生位置を含む再生区間と対応付けられている代替データを再生するように再生位置制御部803に指示する。一方、ステップS29において代替データの再生中にスキップ指示を受け付けた場合は、代替データ付加情報を参照して、スキップ元代替データと対応付けられているスキップ先代替データを再生するように再生位置制御部803に指示する。
ステップS27において、再生位置制御部803は、データ再生部804に代替データ記憶部808から代替データIDと対応付けられている代替データを読み出させて、再生させる。
ステップS28において、代替データの再生が終了した場合(ステップS28:YES)、ステップS25へ移り、スキップ処理を行う。
また、代替データの再生中に(ステップS28:NO)、ユーザからスキップ指示を受け付けた場合(ステップS29:YES)、ステップS26に戻る。代替データの再生中にユーザからスキップ指示を受け付けなければ(ステップS29:NO)、ステップS27に戻り、そのまま代替データの再生を続行する。
なお、コンテンツ再生装置800は、図9の代替データ付加情報表901とは異なる、図11に示す代替データ付加情報表1001を代替データ付加情報記憶部809に記憶していてもよい。代替データ付加情報表1001は、コンテンツ再生装置800がユーザからスキップ指示を受けた際に、代わりに再生する代替データの順番を示す表である。
コンテンツ再生装置800は、代替データの再生時にユーザからスキップ指示を受け付けた場合、代替データ付加情報記憶部809に記憶している代替データ付加情報表1001に示す順番に基づいて、再生する代替データを決定する。順番が6番目まで行くと、また1番目のCM4が選択される。
<実施形態4>
以下、実施形態4のコンテンツ再生装置について説明する。
実施形態4におけるコンテンツ再生装置は、コンテンツ再生中にユーザからスキップ先の再生区間の指定を受け付ける機能と、現在再生中の再生区間と、指定されたスキップ先の再生区間との間にCMの再生区間が存在するか否かを検出する機能と、CMの再生区間が少なくとも1つ存在することが検出された場合に、CMの再生区間のデータをいずれか1つ選択して再生し、当該データの再生終了後に指定されたスキップ先の再生区間のデータを再生する制御機能とを有する。
<構成4>
本実施形態のコンテンツ再生装置の機能構成を、図1に示すスキップ指示受付部101は、スキップ先指定受付部111と読み換えて、再生位置設定部102は、再生位置設定部112と読み換えて、代替データ記憶部108を除いたものとして説明する。スキップ先指定受付部111、再生位置設定部112以外の機能部については実施形態1において説明したとおりである。
スキップ先指定受付部111は、コンテンツの再生中にユーザからスキップ先の再生区間の指定を受け付ける機能を有する。スキップ先の再生区間はIDで示される。コンテンツ再生装置に付属するリモコンのテンキーボタンの各数字情報と再生区間のIDとが対応付けられており、ユーザはリモコンのテンキーボタンのうちいずれかのボタンを押下することで、スキップ先の再生区間を指定することができる。受け付けられた再生区間のIDは、再生位置設定部112に伝送される。
再生位置設定部112は、スキップ先指定受付部111からIDが伝送されると、付加情報記憶部105に記憶されている付加情報を参照して、再生位置制御部103より示される現在の再生位置が含まれる再生区間から、スキップ先の再生区間までの間にCMの再生区間があるかどうかを検出する機能を有する。検出の結果、CMの再生区間が存在しない場合は、スキップ先の再生区間の先頭位置を再生位置に設定して、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う。
また、検出の結果、CMの再生区間が1つ以上存在する場合は、いずれか1つのCMの再生区間を選択し、選択したCMの再生区間の先頭位置を再生位置に設定して、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う。CMの再生区間のデータ再生が終了後、スキップ先の再生区間の先頭位置を再生位置に設定して、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う。
<データ4>
次に、本実施形態のコンテンツ及び付加情報について説明する。
図12は、CMデータが含まれるコンテンツを模式的に表した図である。コンテンツ再生装置は、スキップ、巻き戻し等のユーザ指示を受け付けない限り、図12に示すように、シーンA、CM1、CM2、CM3、シーンB、CM4、CM5、CM6、シーンC、、、という順番で再生される。
図13は、コンテンツ1201の付加情報を表で示した図であり、付加情報表1301には、ID、再生位置情報及びCM属性が記載されている。CM属性とは、ある再生区間のデータがCMであるか否かを識別する情報である。
<動作4>
次に、本実施形態のコンテンツ再生装置の動作について説明する。
図14は、本実施形態のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生制御フローを示す図である。
まず、データ再生部104は、再生位置制御部103によって制御されている再生位置のデータをデータ記憶部106から読み出して再生する(ステップS31)。
再生位置設定部112は、再生位置制御部103から得られる再生位置が、コンテンツの再生終了位置まで達したかどうかを、付加情報記憶部105に記憶されている付加情報を参照して判定する(ステップS32)。コンテンツが再生終了位置まで達していれば(ステップS32:YES)、再生を終了し、再生終了位置まで達していなければ(ステップS32:NO)、ステップS33へ移る。
続いて、ステップS33においてスキップ先指定受付部111が、ユーザからスキップ先の再生区間の指定を受け付けた場合(ステップS33:YES)、再生位置設定部112は付加情報を参照して、再生位置制御部103より示される現在の再生位置が含まれる再生区間から、スキップ先の再生区間までの間にCMの再生区間があるかどうかを検出する。その結果、CMの再生区間が存在しない場合は(ステップS34:NO)、ステップS37に移る。CMの再生区間が存在する場合は(ステップS34:YES)、ステップS35に移る。
ステップS35において、再生位置設定部112はCM選択処理を行う。前記検出の結果、CMの再生区間が1つ存在する場合は、再生位置設定部112は当該CMの再生区間の先頭位置を再生位置に設定して、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う(ステップS36)。
CMの再生区間が複数存在する場合は、再生位置設定部112はいずれか1つのCMの再生区間を選択する。かかる選択方法として、以下に示す方法が挙げられる。
(1)複数のCMの再生区間のうち、再生順として一番先に再生されるCMの再生区間を選択する方法。
(2)複数のCMの再生区間のうち、再生順として一番後に再生されるCMの再生区間を選択する方法。
(3)複数のCMの再生区間のうち、ランダムに1つの再生区間を選択する方法。
上記3つの方法のうちいずれかを用いて、再生位置設定部112は、1つのCMの再生区間を選択し、選択されたCM再生区間データの開始位置を再生位置に設定して、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う(ステップS36)。続いて再生位置が選択したCMの再生区間の終了位置に達した後、ユーザから指定された再生区間の開始位置を再生位置に設定して、再生位置の変更指示を再生位置制御部103に行う(ステップS37)。
<実施形態5>
実施形態1から実施形態4まで、本発明に係るコンテンツ再生装置を説明してきたが、実施形態5では、コンテンツをパケット単位に分割して逐次送信するコンテンツ送信装置と、当該パケット単位のコンテンツを逐次受信して再生するコンテンツ受信再生装置を含むコンテンツ送受信システムについて説明する。
なお、本実施形態の説明において用いられるコンテンツ、付加情報及び代替データは、実施形態1において説明したものと同じである。
本実施形態のコンテンツ送受信システムでは、インターネットを介して、ストリーミング技術を用いてコンテンツを送受する。コンテンツ受信再生装置は、コンテンツ送信装置から逐次送信されるデータを逐次受信しながら、コンテンツの再生を行う。また、コンテンツ受信再生装置は、コンテンツの再生中にユーザからコンテンツの再生に係る指示を受け付ける機能を有し、受け付けた指示をコンテンツ送信装置宛に送信する。コンテンツの再生に係る指示には、再生、再生停止、スキップ等がある。
コンテンツ送信装置は、送信するコンテンツの付加情報を記憶しており、コンテンツを送信中に、コンテンツ受信再生装置からスキップ指示を受け付けた場合、付加情報を参照して、スキップ指示がなされた再生区間が、データの再生をスキップすることを許容する再生区間であるか否かを判定する。判定の結果、スキップを許容しない再生区間であり、且つ代替データが対応付けられている再生区間であれば、当該代替データを送信し、その後、スキップ指示がなされた再生区間に後続する再生区間のデータの送信を行う。
<構成5>
図15は、コンテンツ送受信システムを構成するコンテンツ受信再生装置1501及びコンテンツ送信装置1508それぞれの機能構成を表す図である。コンテンツ受信再生装置1501とコンテンツ送信装置1508は、ネットワーク10を介してデータの送受信を行う。ネットワーク10はインターネットである。
コンテンツ受信再生装置1501は、ハードウェア的には、CPU、入出力装置、メモリ、ハードディスク等で構成されており、機能的には、通信部1502、データ記憶部1503、データ再生部1504、再生位置制御部1505、ストリーム制御情報発行部1506及びユーザインターフェース部1507を有する。コンテンツ受信再生装置1501の各機能動作は、メモリに格納された制御プログラムをCPUが実行することにより実現される。なお、本発明を説明する上で特に重要でない機能については省略している。
ユーザインターフェース部1507は、ユーザからコンテンツの再生、再生停止、スキップ等のコンテンツの再生に係る指示を受け付ける機能を有する。具体的には、コンテンツ受信再生装置1501に備わる前記各指示を示す専用のボタンや、リモコン22に備わる前記各指示を示す専用のボタンを、ユーザが押下すことにより電気信号として受け付ける。受け付けられた指示は、再生位置制御部1505に伝送される。
通信部1502は、ネットワーク10を介してコンテンツ送信装置1508と双方向通信を行う機能を有する。例えば、コンテンツを要求する情報、ストリーム制御情報発行部1506において発行される再生、再生停止、スキップ等のストリーム制御情報をコンテンツ送信装置1508に割り当てられているIPアドレスを宛先として送信し、また、コンテンツ送信装置1508から送信されたコンテンツ等のデータを受信する。ストリーム制御情報及びコンテンツ等のデータは、RTSP/RTP(Real−Time Streaming Protocol/Real−Time Transport Protocol)に基づいて送受される。
データ記憶部1503は、メモリ、ハードディスク等の記憶媒体であって、通信部1502において逐次受信したコンテンツの部分データを一時的に記憶する。コンテンツの部分データはRTPパケットにパケット化されており、RTPパケットのペイロード部にコンテンツデータ、代替データが格納されている。また、RTPパケットのヘッダ部には、ペイロードのデータ内容を示す情報が記述されており、例えば、データID、代替データID、コンテンツ識別子、実時間性を保ったコンテンツの再生処理や映像と音声の同期を取るための時刻参照情報等が記述されている。
再生位置制御部1505は、メモリに格納された制御プログラムに従ってコンテンツの再生に係る各種制御を行う機能を有し、データ記憶部1503にRTPパケットが記憶されると、当該RTPパケットのヘッダ部を参照して、データ再生部1504にコンテンツの再生指示を行う。また、ユーザインターフェース部1507が、ユーザからスキップ指示を受け付けた場合、スキップ指示を受け付けた時に再生中の再生区間を識別するデータIDをRTPパケットのヘッダ部から検出して、当該データIDをスキップ指示を示す情報と共にストリーム制御情報発行部1506に伝送する。
データ再生部1504は、再生位置制御部1505から指示に従って、データ記憶部103に記憶されたコンテンツの部分データを読み出して再生する機能を有し、再生された部分データは表示装置20により映像又は音声として出力される。データ再生部1504により再生された部分データは、再生と同時にデータ記憶部1503から棄却される。
ストリーム制御情報発行部1506は、再生位置制御部1505より伝送される、コンテンツの再生、スキップ、停止等の指示を示す情報に基づいてストリーム制御情報を発行する機能を有する。ストリーム制御情報のうちスキップを示すスキップ指示情報には、再生位置制御部1505から伝送されたデータIDが含まれる。発行されたストリーム制御情報は、通信部1502に伝送される。
次に、コンテンツ送信装置1508について説明する。コンテンツ送信装置1508は、ハードウェア的には、CPU、入出力装置、メモリ、大容量記憶媒体等で構成されており、機能的には、通信部1509、送出制御部1510、付加情報記憶部1511、データ送出部1512、データ記憶部1513及び付加データ記憶部1514を有する。コンテンツ送信装置1508の各機能動作は、メモリに格納された制御プログラムをCPUが実行することにより実現される。なお、本発明を説明する上で特に重要でない機能については省略している。
通信部1509は、ネットワーク10を介してコンテンツ受信再生装置1501と双方向通信を行う機能を有する。例えば、コンテンツを要求する情報やストリーム制御情報を受信し、また、データ送出部1512より伝送されるRTPパケットを、コンテンツを要求したコンテンツ受信再生装置に割り当てられているIPアドレスを宛先として逐次送信する。
付加情報記憶部1511は、ハードディスク等の記憶媒体であって、コンテンツの付加情報を記憶している。
データ記憶部1513は、ハードディスク等の記憶媒体であって、コンテンツを記憶している。
代替データ記憶部1514は、ハードディスク等の記憶媒体であって、複数の代替データを記憶している。
各記憶部に記憶している付加情報、コンテンツ、代替データは、実施形態1において説明したものと同じである。
送出制御部1510は、データの送出に係る各種制御を行う機能を有し、データ送出部1512に指示して、データ記憶部1513又は代替データ記憶部1514に記憶されているデータを読み出させ、送出させる。また、通信部1509よりスキップ指示情報が伝送された場合、前記付加情報を参照し、当該スキップ指示情報に含まれるデータIDにより示される再生区間が、データの再生をスキップすることを許容する再生区間であるか否かを判定し、判定した結果に基づいて、データ送出部1512にデータの送出指示を行う。
データ送出部1512は、送出制御部1510の指示を受けて送出するデータをデータ記憶部1513又は代替データ記憶部1514から読み出し、読み出したデータは、RTPパケットにパケット化して逐次通信部109に伝送する機能を有する。この時、RTPパケットのヘッダにペイロードの内容を示す情報を記述する。
<動作5>
次に、本実施形態のコンテンツ送受信システムを構成するコンテンツ受信再生装置、コンテンツ送信装置それぞれの動作について説明する。
図16は、本実施形態のコンテンツ受信再生装置のコンテンツの受信再生制御フローを示す図である。
まず、通信部1502は、コンテンツ送信装置1508から逐次送信されるRTPパケットを逐次受信して、データ記憶部1503に記憶する(ステップS41)。再生位置制御部1505は、データ記憶部1503に記憶されたRTPパケットのヘッダ部を参照して、データ再生部1504に再生指示を行う。データ再生部1504は、再生位置制御部1505の指示に従って、データ記憶部1503からRTPパケットのペイロード部に格納されているデータを読み出し、再生する(ステップS42)。
コンテンツ送信装置1508からデータの送信が終わり、データ記憶部103に記憶されたRTPパケットのペイロード部のデータが全て読み出されると(ステップS43:YES)、コンテンツの再生を終了し、データの読み出しがあれば(ステップS43:NO)、ステップS44へ移る。
ステップS44において、ユーザインターフェース部1507がユーザからスキップ指示を受け付けた場合(ステップS44:YES)、ステップS45へ移り、ユーザからスキップ指示を受け付けなければ(ステップS44:NO)、ステップS41へ戻る。
ステップS45において、コンテンツ受信再生装置1501は、再生位置制御部1505が検出したデータIDを含むスキップ指示情報を、コンテンツ送信装置1508に送信する(ステップS45)。
図17及び図5は、本実施形態のコンテンツ送信装置のコンテンツ送信制御フローを示す図である。
まず、データ送出部1512は、送出制御部1510の指示に基づいて、データ記憶部113からデータを逐次読み出し、読み出したデータを、RTPパケットに逐次パケット化して通信部1509に伝送し、通信部1509は、コンテンツ受信再生装置1501に割り当てられているIPアドレスを宛先としてRTPパケットを逐次送信する(ステップS51)。
続いて、送出制御部1510は、付加情報記憶部1511に記憶されている付加情報を参照して、コンテンツを全て送信したことを確認すると(ステップS52:YES)、データ送出部1512に対する当該コンテンツの送出指示を終了し、そうでなければ(ステップS52:NO)、ステップS53へ移る。
ステップS53において、通信部1509がコンテンツ受信再生装置1501からスキップ指示情報を受信した場合(ステップS53:YES)、送出制御部1510は、前記付加情報を参照し、スキップ指示情報に含まれるデータIDが、どの再生区間を示すデータIDであるかを検知し、該当する再生区間がデータの再生をスキップすることを許容する再生区間であるか否かを判定する。スキップ指示情報を受信しなければ(ステップS53:NO)、ステップS51に戻る。
前記判定の結果、スキップ指示がなされた再生区間は、データの再生をスキップすることを許容する再生区間であると判定した場合(ステップS54:YES)、ステップS55に移り、データの再生をスキップすることを許容しない再生区間であると判定した場合(ステップS54:NO)、ステップS56に移る。
ステップS55において、送出制御部1510は、スキップ処理を行う。すなわち、スキップ指示がなされた再生区間に後続する再生区間の先頭位置をデータの送出開始位置とする設定を行い、読み出すデータの変更指示をデータ送出部1512に行う。その後、ステップS51に戻る。
ステップS56において、送出制御部1510は、付加情報を参照して、スキップ指示情報に含まれるデータIDが示す再生区間に代替データが指定されているかどうかを確認する。代替データが指定されていなければ(ステップS56:NO)、ステップS08に移り、代替データが指定されていれば、ステップS57へ移る。
ステップS57において、送出制御部1510は、データ送出部1512に代替データ記憶部1514から代替データを読み出させて、送出させる。代替データの送出が終了後、ステップS55へ移り、スキップ処理を行う。
ステップS08において、送出制御部1510は、スキップ指示の受付回数をカウントし、続いて、ステップS09において、スキップ指示受付回数と付加情報に記述されている上限閾値とを比較して、スキップ指示受付回数が上限閾値以上であれば(ステップS09:YES)、スキップ指示を無効にする判定を行う(ステップS10)。また、スキップ指示受付回数が上限閾値以上でなければ(ステップS09:NO)、ステップS51に戻る。
なお、本実施形態のコンテンツ送受信システムのコンテンツ受信再生装置は、代替データの再生中は、ユーザから受け付けるスキップ指示を無効とし、当該代替データを全部再生した後、スキップ指示の無効を解除する。
<実施形態6>
実施形態5コンテンツ送受信システムでは、コンテンツ受信再生装置が代替データを再生している間は、ユーザから受け付けるスキップ指示が無効としていたが、本実施形態のコンテンツ送受信システムでは、コンテンツ受信再生装置が代替データ1を再生中にユーザからスキップ指示が受け付けると、スキップ指示情報をコンテンツ送信装置に送信し、コンテンツ送信装置は、付加情報記憶部に記憶している代替データ付加情報を参照して代替データ1の代わりに代替データ2を送信する。
本実施形態のコンテンツ送受信システムの機能構成は、実施形態5において説明した図15に示す構成と同じである。但し、図15の付加情報記憶部1511には、代替データ付加情報が記憶されている。代替データ付加情報は、実施形態3で説明したものと同じである。
<動作6>
次に、本実施形態のコンテンツ送信装置の動作について説明する。なお、コンテンツ受信再生装置の動作は、実施形態5において説明した内容と同じであるため省略する。
図18は、本実施形態のコンテンツ送信装置のコンテンツ送信制御フローを示す図である。
まず、ステップS61からステップS63までは、図17のステップS51からステップS53までと同じ内容なので説明を省略する。
ステップS64において、図15に示す通信部1509がコンテンツ受信再生装置1501から受信したスキップ指示情報は送出制御部1510に伝送され、送出制御部1510は、付加情報記憶部1511に記憶されている付加情報を参照して、スキップ指示情報に含まれるデータIDが代替データIDであるか否かを判定する。代替データIDである場合は(ステップS64:YES)、ステップS67に移る。代替データIDでない場合は(ステップS64:NO)、ステップS66に移る。
ステップS67において、送出制御部1510は、付加情報記憶部1511に記憶されている代替データ付加情報を参照して、当該代替データの代わりに再生させる代替データを決定する(ステップS67)。その後、ステップS61に戻る。
<その他の変形例>
なお、本発明は、上記各実施形態に限られるものではなく、次のような変形例も考えられる。
(1)各実施形態においてコンテンツは、コンテンツ配信システムによりネットワークを介して配信されるものとして説明しているが、CD、DVDといった記録媒体に記録されているコンテンツについても本発明を適用することは可能である。
(2)実施形態1において、CM等の特定の再生区間に代替データが一義的に対応付けられて付加情報に記述されている場合について説明したが、一義的に対応付けられていなくてもよい。例えば、代替データ記憶部108に記憶されている複数の代替データの中から所定の優先順位に基づいて代替データが選択されるようなものであってもよい。具体的には、代替データがCMの場合、当該CMが宣伝する商品の売上データに基づいて優先順位を上げたり下げたりする。売上が先月のデータより落ちている場合は、優先順位を上げ、反対に売上が上がっていれば、優先順位を下げるという設定が考えられる。
(3)実施形態1のコンテンツ再生装置は、スキップが許容されない再生区間のデータの代わりに代替データの再生を行い、当該代替データの再生が終了した後に、次の再生区間のデータの再生を開始すると説明したが、この場合、コンテンツの総再生時間が長くなる場合が考えられる。例えば、ユーザは、スキップが許容されない再生区間のデータの再生中に、スキップ指示を行うので、代わりに再生する代替データの再生時間が当該再生区間の再生時間と同じであれば、当該再生区間のデータを途中まで再生した時間分、コンテンツ全体の再生時間が長くなる。そこで、本発明に係るコンテンツ再生装置は、代替データの再生時には再生速度を通常の再生速度より速くして、元の再生区間のデータの未再生時間内に当該代替データの再生が完了するものであってもよい。
(4)実施形態3のコンテンツ再生装置及び実施形態5のコンテンツ送受信システムは、代替データの再生をスキップする指示を受け付けた場合、別の代替データを再生する制御を行っていたが、この別の代替データを選択する方法として、代替データの新鮮度に基づいて選択するものであってもよい。新鮮度を表す情報としては、代替データが生成された日時情報、代替データがコンテンツ再生装置又はコンテンツ送受信システムのコンテンツ送信装置に格納された日時情報等が挙げられる。
また、コンテンツの本編と関連する代替データを優先的に選択するようにしてもよい。例えば、コンテンツの本編に俳優Aが出演している場合、俳優Aが宣伝をしているCMが代替データとして優先的に選択される。或いは、コンテンツの本編が料理番組であれば、食材に関するCMが代替データとして優先的に選択される。
(5)実施形態4のコンテンツ再生装置の説明において、スキップ先指定情報を受け付けた時に再生中の再生区間から、ユーザが指定したスキップ先の再生区間までの間に複数のCMの再生区間が存在する場合、再生するCMの再生区間を選択する方法として3つ例を挙げたが、これらの方法に限られず、例えば、CMの再生区間にランク付けをし、ランクの高いものを選択するようにしてもよい。また、選択する数は1つと限らず、2つでも3つでもよい。
(6)実施形態5のコンテンツ送受信システムは、RTSP/RTPに基づいてデータの送受を行っていたが、これに限られず、ストリーミング転送に適したプロトコルであれば、どのようなプロトコルを用いてもよい。
(7)実施形態5のコンテンツ送受信システムは、スキップする再生区間を特定する情報として、RTPパケットのヘッダ部に記載されたデータIDを用いていたが、これに限られず、例えば、RTPパケットのヘッダ部に記載されている再生に関する時刻情報を用いて再生区間を特定してもよい。
(8)本発明に係るコンテンツ送受信システムにおいて、コンテンツ送信装置は、スキップが許容されない再生区間のデータを送信する際、当該データを搬送するRTPパケットのヘッダ部に、ユーザからのスキップ指示を無効にすることを示すスキップ指示無効情報を付加するものであって、スキップ指示無効情報が付加されたRTPパケットを受信し再生するコンテンツ受信再生装置は、ユーザからスキップ指示を受け付けると、当該RTPパケットのヘッダ部にスキップ指示無効情報が付加されている場合は、コンテンツ送信装置宛にスキップ指示情報を発行しないものである、としてもよい。
(9)本発明に係るコンテンツ送受信システムは、スキップが許容されない再生区間のデータをコンテンツ送信装置が送信する際に、同時に当該再生区間と対応付けられた代替データの全部又は一部を送信するものであってもよい。実施形態5において説明したコンテンツ送受信システムでは、ユーザからスキップ指示を受け付けてから代替データをコンテンツ受信再生装置に送信していたので、ネットワークのタイムラグにより再生が一時中断される問題があった。
しかし、スキップが許容されない再生区間のデータと同時に代替データの全部又は一部を送信するようにしておけば、コンテンツ受信再生装置は、代替データの全部又は一部をバッファリングしておき、ユーザからスキップ指示を受け付けた際、バッファリングしておいた代替データをシームレスに再生することができる。
また、代替データの再生中に新たにスキップ指示を受け付ける場合を想定して、本発明に係るコンテンツ受信再生装置は、スキップが許容されない再生区間においてスキップ指示を受け付けた際、バッファリングしておいた代替データとは別の代替データをコンテンツ送信装置に要求する指示を出すものであってもよい。これにより、先にバッファリングしておいた代替データを再生中に、別の代替データを受信してバッファリングするので、現在再生中の代替データの再生をスキップする指示がなされた場合に、別の代替データをシームレスに再生することができる。
(10)上記各実施形態に示したコンテンツ再生装置、コンテンツ送受信システムの動作(図4、図5、図10、図14、図16、図17又は図18に示した手順等)をコンテンツ再生方法及びコンテンツ送信方法の発明であるとしてもよい。また、コンテンツ再生方法、コンテンツ送信方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
(11)本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリ等に記録したものとしてもよい。
(12)本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
以上の説明から明らかなように本発明に係るコンテンツ再生装置は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生手段と、代替データを取得する取得手段と、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付手段と、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、コンテンツの再生において、CM等、特定再生区間のデータの再生をスキップさせる指示をユーザから受け付けた場合に、当該データの再生のスキップをできるだけ許容しつつ、コンテンツ提供者が意図するデータの再生を確実に行うことができる。
また、前記取得手段は、前記コンテンツの各再生区間においてデータの再生をスキップすることが許容されるか否かが示されている付加情報を更に取得し、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、取得した付加情報を参照して、当該第1再生区間のデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを判定する判定手段を更に備え、前記制御手段は、前記判定手段により否定的な判定がなされた場合に限り、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、コンテンツの付加情報に基づいて、ユーザからスキップ指示がなされた再生区間がデータの再生をスキップすることを許容するか否かを判定することができる。
また、前記取得手段は、複数の代替データを取得し、前記制御手段は、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて少なくとも1つの前記代替データを全部再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、少なくとも1つの代替データは全部再生されるので、コンテンツ提供者が意図するデータ、例えばCMデータを代替データとして再生するようにすれば、確実に当該CMデータの再生は行われる。
また、前記制御手段は、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて、前記代替データを当該第1再生区間のデータの未再生時間分再生し、その後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、ユーザからのスキップ指示により代替データの再生を繰り返し行うことで、コンテンツの総再生時間が延びることを防ぐ。
また、前記制御手段は、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて前記代替データを再生し、当該代替データ再生中に新たに前記受付手段によりユーザから指示を受け付けた場合、当該指示を無効とし、当該代替データ再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、代替データは再生をスキップされることなく確実に再生される。
また、前記取得手段は、複数の代替データを取得し、前記制御手段は、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて複数の代替データのうちの1つである第1代替データを再生し、当該第1代替データの再生中に新たに前記受付手段によりユーザからスキップ指示を受け付けた場合に、当該第1代替データとは別の第2代替データを再生し、いずれか1つの代替データが全部再生された後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、代替データの再生がスキップされても、別の代替データが再生され、いずれか1つの代替データが全部再生されない限り本編に戻らないのでコンテンツ提供者が意図するデータの再生を確実に行うことができる。また、ユーザは、スキップ指示を繰り返し行うことで、自分の嗜好に合ったCMの再生を選択することができる。
また、前記取得手段は、複数の代替データと、これら代替データの代替順を示す代替順番情報とを取得し、前記制御手段は、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて、取得した代替順番情報に基づいて選ばれた代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、コンテンツ提供者が意図する順番で代替データの再生を行うことができる。
また、前記制御手段は、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて予め一義的に定められた代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、コンテンツ提供者が意図する代替データの再生を行うことができる。
また、前記取得手段は、複数の代替データを取得し、ユーザから代替データの指定を受け付ける指定受付手段を更に備え、前記制御手段は、前記受付手段によりユーザから受け付けた指示が前記第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間のデータに代えて、ユーザから指定された代替データを再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、ユーザは自分の嗜好にあった代替データを選択することができる。
また、前記付加情報には、更に、スキップを許容しない各再生区間と代替データとを対応付ける情報が記述されており、前記制御手段は、前記判定手段により否定的な判定がなされた場合に限り、前記付加情報に基づいて、当該第1再生区間と対応付けられている代替データを当該第1再生区間のデータに代えて再生し、当該代替データの再生終了後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、スキップ指示がなされたスキップを許容しない再生区間において、付加情報に記載された当該再生区間と対応付けられている代替データが一義的に再生されるので、コンテンツ提供者が意図する代替データの再生を行うことができる。
また、前記付加情報には、更に、スキップを許容しない各再生区間と複数の代替データとを対応付ける情報が記述されており、前記制御手段は、前記判定手段により否定的な判定がなされた場合に限り、前記付加情報に基づいて、当該第1再生区間と対応付けられている複数の代替データのうちいずれか1つを当該第1再生区間のデータに代えて再生し、当該代替データ再生中に新たに前記受付手段によりユーザから指示を受け付けると、当該第1再生区間と対応付けられている別の代替データを代わりに再生し、いずれか1つの代替データを全部再生した後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、スキップ指示がなされたスキップを許容しない再生区間において、付加情報に記載された当該再生区間と対応付けられている複数の代替データのうちいずれか1つが全部再生されるので、コンテンツ提供者が意図する代替データの再生を行うことができる。
また、前記付加情報には、更に、複数の代替データの代替順番を示す情報が記述されており、前記制御手段は、前記判定手段により否定的な判定がなされた場合に限り、当該第1再生区間のデータに代えて、前記付加情報に記述されている代替順番に基づいて選ばれた代替データを再生し、当該代替データが再生終了した後、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを再生する制御を行う、としてもよい。
これにより、スキップ指示がなされたスキップを許容しない再生区間において、付加情報に記載された当該再生区間と対応付けられている複数の代替データのうちいずれか1つが代替順番に基づいて選ばれて再生されるので、コンテンツ提供者が意図する代替データの再生を行うことができる。
また、前記付加情報のスキップを許容しない再生区間に代替データの識別情報が対応付けて記述されていない場合があり、前記判定手段により否定的な判定がなされ、且つ前記付加情報において前記第1再生区間に代替データの識別情報が対応付けられていない場合に限り、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より前に位置する、第3再生区間のデータの一部又は全部の再生がスキップされたか否かに応じて、当該スキップ指示を無効にするか否かを決定する決定手段を更に備える、としてもよい。
これにより、スキップが許容されない再生区間のスキップを制限することができる。
また、前記付加情報には、各再生区間の属性が記述されており、前記決定手段は、前記判定手段により否定的な判定がなされ、且つ前記付加情報において前記第1再生区間に代替データの識別情報が対応付けて記述されていない場合に限り、当該コンテンツの再生時間軸上において当該第1再生区間より前に位置する、当該第1再生区間と同じ属性の再生区間のデータの一部又は全部の再生がスキップされたか否かに応じて当該スキップ指示を無効にするか否かを決定する、としてもよい。
これにより、属性により分けられる代替データのグループ毎に、受け付けられたスキップ指示を有効にするか否かを決定することができるので、例えば、スポンサー毎にCMである代替データをグループ化しておくことで、特定のスポンサーのCMだけがスキップされるという事態を防ぐことができる。
また、前記コンテンツ再生装置は、前記受付手段によりユーザから受け付けたスキップ指示の受付回数を数えて記憶する受付回数記憶手段を更に備え、前記決定手段は、前記受付回数が予め定められた閾値以上となれば、受け付けたスキップ指示を無効にする決定を行う、としてもよい。
これにより、スキップ指示の受付回数が閾値以上になれば、スキップ指示を無効とするので、スキップが許容されない再生区間のスキップを制限することができる。
また、前記コンテンツ再生装置は、更に、ユーザに関する情報であるユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、取得されたユーザ情報に基づいて前記閾値を設定するユーザ閾値設定手段とを備え、前記決定手段は、前記受付回数が前記ユーザ閾値設定手段により設定された閾値以上となれば、前記受付手段によりユーザから受け付けたスキップ指示を無効にする決定を行う、としてもよい。
これにより、例えば、ユーザがコンテンツの視聴のために支払った金額情報等のユーザ情報に応じて閾値が設定され、多くの金額を支払ったユーザは閾値が高く設定される。ユーザ情報として、性別、年齢等も考えられる。
また、前記コンテンツ再生装置は、更に、前記コンテンツを全部再生するのに要する時間に応じて前記閾値を設定する時間対応閾値設定手段を備え、前記決定手段は、前記受付回数が前記時間対応閾値設定手段により設定された閾値以上となれば、前記受付手段によりユーザから受け付けたスキップ指示を無効にする決定を行う、としてもよい。
これにより、コンテンツの総再生時間に応じて閾値が設定される。
また、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツを取得して再生する再生手段と、前記各再生区間の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得手段と、複数の前記再生区間のうちいずれか1つの指定を受け付ける指定受付手段と、前記再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生中に、前記指定受付手段により第1再生区間より後に位置する第2再生区間の指定をユーザから受け付けた場合に、前記属性情報を参照して、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が存在するか否かを検出する検出手段と、第1再生区間から第2再生区間の間に特定属性の再生区間が少なくとも1つ存在する場合に限り、当該特定属性の再生区間のデータを少なくとも1つ選択して再生し、その後、第2再生区間のデータを再生する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1再生区間から前記第2再生区間までの間に特定属性の再生区間が複数存在する場合に、これらの特定属性の再生区間のうち、再生順として一番先に再生される特定属性の再生区間のデータを選択して再生し、その後、前記第2再生区間のデータを再生する制御を行うとしてもよいし、前記制御手段は、前記第1再生区間から前記第2再生区間までの間に特定属性の再生区間が複数存在する場合に、これらの特定属性の再生区間のうち、再生順として一番後に再生される特定属性の再生区間のデータを選択して再生し、その後、前記第2再生区間のデータを再生する制御を行うとしてもよいし、前記制御手段は、前記第1再生区間から前記第2再生区間までの間に特定属性の再生区間が複数存在する場合に、これらの特定属性の再生区間のデータのうち、いずれか1つをランダムに選択して再生し、その後、前記第2再生区間のデータを再生する制御を行うとしてもよい。
これにより、現在再生中の再生区間からスキップ先指定された再生区間までの間に、スキップが許容されない再生区間が1つ以上存在する場合、その中の少なくとも1つについては再生されるので、コンテンツ提供者が意図するデータの再生を確実に行うことができる。
また、本発明に係るコンテンツ送受信システムは、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツをパケット単位に分割して逐次送信するコンテンツ送信装置と当該パケット単位のコンテンツを逐次受信しながら再生するコンテンツ受信再生装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、前記コンテンツ受信再生装置は、前記コンテンツの再生中にユーザから指示を受け付ける受付手段と、前記指示が、前記コンテンツの再生区間の1つである第1再生区間のデータの再生をスキップさせるスキップ指示である場合に、当該第1再生区間を特定する特定情報を前記コンテンツ送信装置に通知する通知手段とを備え、前記コンテンツ送信装置は、前記コンテンツ受信再生装置において再生可能な複数の代替データを記憶している代替データ記憶手段と、前記特定情報の通知を受けたときに、送信中のデータに代えて前記代替データを送信し、当該代替データの送信終了後に、前記コンテンツの再生時間軸上において前記第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを送信する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、コンテンツの再生において、CM等、特定再生区間のデータの再生をスキップさせる指示をユーザから受け付けた場合に、当該データの再生のスキップをできるだけ許容しつつ、コンテンツ提供者が意図するデータの再生を確実に行うことができる。
また、前記コンテンツ送信装置は、更に、前記コンテンツの各再生区間においてデータの再生をスキップすることが許容されるか否かが示されている付加情報を記憶している付加情報記憶手段と、前記通知手段により特定情報が通知されたときに、前記付加情報を参照して、当該特定情報から特定される第1再生区間のデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを判定する判定手段とを備え、前記制御手段は、前記判定手段により否定的な判定がなされた場合に限り、送信中のデータに代えて前記代替データ記憶手段に記憶されている代替データを送信し、当該代替データの送信終了後に、前記コンテンツの再生時間軸上において前記第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを送信する制御を行う、としてもよい。
これにより、コンテンツの付加情報に基づいて、ユーザからスキップ指示がなされた再生区間がデータの再生をスキップすることを許容するか否かを判定することができる。
また、前記付加情報には、更に、スキップを許容しない各再生区間と代替データとを対応付ける情報が記述されており、前記制御手段は、前記判定手段により否定的な判定がなされた場合に限り、前記付加情報に基づいて、前記第1再生区間と対応付けられている代替データを送信中のデータに代えて送信し、当該代替データの送信終了後に、前記コンテンツの再生時間軸上において前記第1再生区間より後に位置する第2再生区間のデータを送信する制御を行うとしてもよい。
これにより、スキップ指示がなされたスキップを許容しない再生区間において、付加情報に記載された当該再生区間と対応付けられている代替データが一義的に再生されるので、コンテンツ提供者が意図する代替データの再生を行うことができる。
また、前記付加情報には、更に、第1代替データと第2代替データとを対応付ける情報が記述されており、前記制御手段は、前記通知手段により通知された特定情報が第1代替データを示す場合、前記付加情報を参照して、送信中のデータに代えて当該第1代替データと対応づけられている第2代替データを送信する制御を行うとしてもよい。
これにより、第1代替データのスキップ指示がなされた場合、これと対応付けられている第2代替データが送信されるので、コンテンツ受信再生装置において、コンテンツ提供者が意図するデータの再生が期待できる。
本発明は、複数の再生区間に区分けされたストリームデータであるコンテンツの再生制御を行うコンテンツ再生装置として利用可能である。
実施形態1のコンテンツ再生装置の機能構成図である。 本発明に係るコンテンツの一例を模式的に示した図である。 図2で示したコンテンツの付加情報を表で示した図である。 実施形態1のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生制御フローの一部を示す図である。 実施形態1及び実施形態5のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生制御フローの一部を示す図である。 本発明に係るコンテンツの一例を模式的に示した図である。 図6で示したコンテンツの付加情報を表で示した図である。 実施形態3のコンテンツ再生装置の機能構成図である。 代替データ付加情報の一例を表で示した図である。 実施形態3のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生制御フローを示す図である。 代替データ付加情報の一例を表で示した図である。 本発明に係るコンテンツの一例を模式的に示した図である。 図12で示したコンテンツの付加情報を表で示した図である。 実施形態4のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生制御フローを示す図である。 本発明に係るコンテンツ送受信システムの機能構成図である。 実施形態5のコンテンツ受信再生装置のコンテンツ受信再生制御フローを示す図である。 実施形態5のコンテンツ送信装置のコンテンツ送信制御フローの一部を示す図である。 実施形態6のコンテンツ送信装置のコンテンツ送信制御フローを示す図である。 本発明に係るコンテンツ再生装置が含まれているシステムの一例を示す図である。
符号の説明
10 ネットワーク
20 表示装置
22 リモコン
100、800 コンテンツ再生装置
101、801 スキップ指示受付部
102、802 再生位置設定部
103、803 再生位置制御部
104、804 データ再生部
105、805 付加情報記憶部
106、806 データ記憶部
107、807 通信部
108、808 代替データ記憶部
809 代替データ付加情報記憶部
1501 コンテンツ受信再生装置
1508 コンテンツ送信装置

Claims (6)

  1. 複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生する再生手段と、
    代替データと、前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、を取得する取得手段と、
    ユーザからのスキップ指示を受け付ける受付手段と、
    前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で、前記データと異なるデータである前記代替データを再生する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記取得手段は、さらに、前記代替データと異なる他の代替データを取得し、
    前記制御手段は、さらに、前記代替データを再生している間に前記スキップ指示を受付けた場合、前記代替データの代わりに前記他の代替データを再生する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  3. 複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に用いられるコンテンツ付加データ構造であって、
    前記コンテンツ付加データ構造は、
    前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、
    前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合に、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で再生される、前記データと異なるデータである代替データと、
    を備えることを特徴とするコンテンツ付加データ構造。
  4. 複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に用いられるコンテンツ付加データを記録した記録媒体であって、
    前記コンテンツ付加データは、
    前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、
    前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合に、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で再生される、前記データと異なるデータである代替データと、
    を備えることを特徴とする記録媒体。
  5. 複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生する再生ステップと、
    代替データと、前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、を取得する取得ステップと、
    ユーザからのスキップ指示を受け付ける受付ステップと、
    前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で、前記データと異なるデータである前記代替データを再生する制御を行う制御ステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  6. 複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    複数の再生区間に区分けされたコンテンツを再生する再生ステップと、
    代替データと、前記再生区間で再生されるデータの再生をスキップすることが許容されるか否かを示すスキップ属性情報と、を取得する取得ステップと、
    ユーザからのスキップ指示を受け付ける受付ステップと、
    前記スキップ属性情報が否であると判断されたスキップ禁止区間でデータが再生されている間に前記スキップ指示を受け付けた場合、前記スキップ指示を受付けた再生時間から所定の時間内で、前記データと異なるデータである前記代替データを再生する制御を行う制御ステップと、
    を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
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